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JP2002137374A - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録ヘッド

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Publication number
JP2002137374A
JP2002137374A JP2000333264A JP2000333264A JP2002137374A JP 2002137374 A JP2002137374 A JP 2002137374A JP 2000333264 A JP2000333264 A JP 2000333264A JP 2000333264 A JP2000333264 A JP 2000333264A JP 2002137374 A JP2002137374 A JP 2002137374A
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JP
Japan
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recording
head
recording head
nozzle
scanning direction
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Pending
Application number
JP2000333264A
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English (en)
Inventor
Yoshimune Nakagawa
善統 中川
Hidehiko Kanda
英彦 神田
Jiro Moriyama
次郎 森山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JP2002137374A publication Critical patent/JP2002137374A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1パス記録モードにおける境界部での紙送り
誤差による白すじ発生と、マルチパス記録モードにおけ
る境界部での白すじ及び黒すじの発生を防止し得るよう
にする。 【解決手段】 インクを吐出するノズルを所定のノズル
ピッチで配列した記録ヘッドと、記録ヘッドを所定の主
走査方向に沿って移動させるヘッド移動手段と、主走査
方向と交差する副走査方向に沿って所定の搬送量で記録
媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、を備え、前記記録
ヘッドは、主走査記録に用いる所定数のノズル群の副走
査方向における長さが前記搬送量より長くなるよう、前
記所定のノズルピッチが長く設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録材へインク
を吐出して記録を行うインクジェット記録装置、インク
ジェット記録方法、及びインクジェット記録ヘッドに関
し、詳しくは記録走査領域の境界に発生するいわゆる白
すじ、黒すじ等の濃度むらの低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等に
おいて画像等のプリント手段として用いられる記録装
置、あるいはコンピューターやワードプロセッサー等を
含む複合電子機器やワークステーション等のプリント出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報(文字情
報等すべての出力情報を含む)に基づいて用紙やプラス
チック薄板等の被記録材(以下、記録媒体とも言う)に
画像等を記録するように構成されている。
【0003】このような記録装置は、その記録方法によ
り、インクジェット方式、ワイヤドット方式、サーマル
方式、レーザービーム方式等に分けることができる。こ
のうち、インクジェット方式の記録装置(以下、インク
ジェット記録装置と言う)は、記録ヘッドを含む記録手
段から被記録材にインクを吐出して記録を行うものであ
り、他の記録方式に比べて高精細化が容易でしかも高速
で静粛性に優れ、かつ安価であるという、種々の利点を
有している。一方、近年では、カラー画像などのカラー
出力の重要性も高まり、銀塩写真に匹敵する高画質のカ
ラーインクジェット記録装置も数多く開発されている。
【0004】インクジェット記録装置においては、記録
速度向上のため、複数の記録素子を集積配列してなる記
録ヘッド(以下、マルチヘッドとも言う)として、イン
ク吐出口及び液路を複数集積したものを用い、さらにカ
ラー対応として、上記マルチヘッドを複数個備えたもの
が一般的である。
【0005】図12は上記マルチヘッドを用いて紙面上
に記録(以下、単に記録ともいう)を行うための装置主
要部の構成を示したものである。同図において、101
はインクジェットカートリッジである。これらは、4色
のカラーインク、すなわちブラック、シアン、マゼンタ
及びイエローのインクがそれぞれ貯留されたインクタン
クと、それぞれのインクに対応したマルチヘッド102
とにより構成されている。図13は各マルチヘッド10
2に配設される吐出口(以下、ノズルともいう)を図1
3中、z方向から視た状態を示す模式図である。同図に
おいて、201は各マルチヘッド102上において1イ
ンチ当たりN個の画素を形成する画素密度(Ndpi)
で配列されたn個のノズルである。
【0006】また、図12において、103は紙送りロ
ーラであり、補助ローラ104とともに記録紙Pを挟持
しながら図の矢印の方向に間欠的に回転し、その回転に
よって記録紙Pをy方向に搬送する。105は一対の給
紙ローラであり、図外の給紙源より記録紙の供給を行
う。この一対のローラ105は、ローラ103及び10
4と同様に記録紙Pを挟持して回転するが、紙送りロー
ラ103よりもその回転速度を小さくすることによって
記録紙に適度な張力を発生させることができ、記録紙を
波打ちなく平坦な状態に保つことができる。106は4
つのインクジェットカートリッジ101を支持しつつ記
録紙搬送方向である副走査方向(y方向)と直交する主
走査方向(x方向)に沿って往復移動を行うキャリッジ
である。このキャリッジ106は記録を行っていないと
き、あるいはマルチヘッド102の回復処理などを行う
ときに図12内の破線で示したホームポジションhに待
機する。
【0007】記録開始前にホームポジションhにあるキ
ャリッジ106は、記録開始命令があると、x方向(主
走査方向)に移動しながら、マルチヘッド102の1イ
ンチ当たりN個の画素を形成する画素密度で配列された
n個のノズル201により、紙面上に幅n/Nインチの
記録を行う。紙面端部までの記録が終了するとキャリッ
ジはホームポジションhに戻り、再びx方向への記録の
ための移動を行う。この最初の記録動作の終了から2回
目の記録動作の開始までの間に、紙送りローラ103が
矢印方向へ回転することによりy方向へ幅n/Nインチ
の紙送りを行う。このようにしてキャリッジ106の1
主走査毎にマルチヘッド102による幅n/Nインチの
記録と紙送りを繰り返し行うことにより、例えば一頁分
の記録画像を完成することができる。なお、このよう
に、記録ヘッドの一回の走査で1つの走査記録領域を順
次形成してゆく記録モードを以下では1パス記録モード
という。
【0008】この1パス記録モードは、モノクロプリン
タとして高速に文字やグラフィック画像を記録する場合
には最適である。しかしながら、一般に紙送り機構の送
り動作には、わずかながら誤差を生じる場合がある。
【0009】図14はこのような紙送り誤差が発生した
場合の記録ドットつなぎ目の例を示しており、同図
(a)は紙送りが理想的に行われた場合を示し、これに
対し、同図(b)はK走査目とK+1走査目の記録ドッ
トのつなぎ目が連続せずに幅sの隙間が生じている場合
を、同図(c)は幅sの重なりが生じている場合をそれ
ぞれ示している。
【0010】このように、紙送り誤差によって幅sの隙
間が発生する場合には、記録画像の主走査方向に幅Sの
白スジが現れてしまい、画像不良として扱われるが、幅
sの重なりが発生している場合には、つなぎ目自体は連
続しているため視覚的に不快と感じず画像不良として扱
われない場合がある。従って、従来では、紙送り量の誤
差が生じても、この誤差を視覚的に補正するために、紙
送り機構に対して設定される紙送り量を、基準よりも少
なめにして、つなぎ目が連続するようにすることもあ
る。この場合、紙送り量が基準よりも少ないため、完成
した画像がわずかではあるものの小さくなってしまう。
【0011】また、別の記録モードとしてはマルチパス
方式がある。この方式では、記録開始前にホームポジシ
ョンhにあるキャリッジ106は記録開始命令がある
と、x方向に移動しながら、マルチヘッド102の1イ
ンチ当たりN個の密度で配列されたn個のノズル201
からなるノズルブロックにより、紙面上に幅n/Nイン
チの記録を行う。この時の走査で記録するドットは、規
定の画像データを、所定のパターンで間引いたものであ
る。そして、紙面端部までの記録が終了するとキャリッ
ジは元のホームポジションに戻り、再びx方向への記録
のための移動を行う。
【0012】この最初の記録が終了してから2回目の記
録が始まる前に、紙送りローラ103が矢印方向へ回転
することにより幅n/2Nインチだけy方向への紙送り
を行う。そして、2回目の走査で、それぞれのパターン
に従い記録を行うことにより、それぞれのノズルに対応
する領域の記録を完成させる。以上のように1つの走査
記録領域内の画像を2回の主走査によって完成させる記
録モードを2パス記録モードと言う。以下、一般にk
(>2)パス記録を総称して、マルチパス記録モードと
言う。
【0013】このようなマルチパス記録モードは、異な
る複数のノズルブロックを用いて1つの記録走査領域を
形成するため、記録ヘッドのノズルに生じている誤差な
どを複数のブロック間で平均化することができ、高画質
が期待できるモードとなっている。従って、カラープリ
ンタとして高画質に写真画像を記録する場合は最適なモ
ードである。しかしながら、1パス記録モードと同様、
紙送り機構の送り動作に僅かな誤差が生じる場合があ
る。この場合、黒の1パス記録モードと相違する点は、
白すじだけでなく、紙送り誤差により幅sの重なりが生
じることによって生じる高濃度部分(黒すじ)が1パス
記録時よりも多数発生する可能性があることであり、こ
れが視覚的に不快と感じられてしまう点である。
【0014】以上説明したような黒すじ、白すじ対策と
して、例えば、特開平11-138787号公報には、インクジ
ェット記録装置においてモノクロの1パス記録モードで
は、1回の紙送り量を基準の紙送り量より少なめに紙送
りを行うことにより、紙送り誤差に備えて記録つなぎ目
におけるドットの重なりを意図的に発生させ、これによ
って白すじの発生を抑えるようにし、カラーのマルチパ
ス記録モードでは、1回の紙送り量を基準の紙送り量よ
り多めに設定することにより、紙送り誤差に備えて記録
つなぎ目におけるドットの重なりを抑えるようにし、黒
すじを抑える方法が提案されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】モノクロの文字やグラ
フィック画像等を高速で出力する場合には、上記のよう
に紙送り量を基準より少なめに設定した1パス記録モー
ドを実行することで、白すじを抑えることができ、ま
た、カラーのイメージ画像等を高画質で出力する場合に
は、紙送り量を基準より多めに設定したマルチパス記録
モードを実行することで、つなぎ目の黒すじを抑えるこ
とができる。
【0016】しかしながら、カラーのマルチパス記録モ
ードでは1回の紙送り量を基準の紙送り量より多めに設
定しているため、紙送り誤差及び出力画像によっては白
すじが目立つようになり、画質劣化を招くことがある。
図15に、黒の1パス記録モード及びカラーの2パス記録
モードそれぞれの、紙送り誤差によって生じる幅sの隙
間に対する画像評価結果を示す。
【0017】図15において、○はすじが目立たない、
△はやや目立つ、×は目立つを表す。この時の黒インク
は記録媒体への浸透性の低いインクを使用しており、カ
ラーインクはインクの打ち込み量が多いことから記録媒
体への浸透性の高いインクを使用している。図3−dの
結果から、基本の紙送り量に対して、黒の基準の紙送り
量は中心値を+10μm、カラーの基準の紙送り量は中心
値を±0μmにするのが良いことがわかる。
【0018】この結果は、黒インクは重なりが生じても
濃度が上昇しないため、黒すじとして認識されずに目立
ちにくいが、カラーインクは重なりが生じた場合に濃度
アップを招くため、黒すじと認識され易く、しかも隙間
は記録媒体の白地が表れるため目立ち易く、白すじとし
て認識され易いと考えられる。この結果によれば、良好
な記録画像を得るためには、1パス記録では、紙送り量
を基準値よりも+10μm増大させ、マルチパス記録で
は、0に設定するといった紙送り両の制御が必要とな
る。ところが、こうした±10μm程度の微小な紙送り制
御を正確に行うには高価な構成を必要とするという問題
があった。
【0019】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、1パス記録
モードにおける境界部での紙送り誤差による白すじの発
生と、マルチパス記録モードにおける境界部での白す
じ、黒すじ双方の発生を微妙な紙送り制御を行わずに容
易に防止することができ、良好な画像記録を行うことが
可能なインクジェット記録装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような構成を有するものとなってい
る。
【0021】すなわち、本願に係る第1の発明は、イン
クを吐出するノズルを所定のノズルピッチで配列した記
録ヘッドと、前記記録ヘッドを所定の主走査方向に沿っ
て移動させるヘッド移動手段と、前記主走査方向と交差
する副走査方向に沿って記録媒体を搬送する記録媒体搬
送手段と、を備え、前記記録ヘッド内のノズル群を用い
て主走査記録を行うと共に、主走査記録動作終了後に所
定の搬送量で前記記録媒体を副走査方向へと搬送するこ
とにより画像形成を行うインクジェット記録装置であっ
て、前記記録ヘッドは、主走査記録に用いる前記ノズル
群の副走査方向における長さが前記搬送量より長くなる
よう、前記所定のノズルピッチが長く設定されているこ
とを特徴とするものである。
【0022】また、本願の第2の発明は、インクを吐出
するノズルを所定のノズルピッチで配列した複数種の記
録ヘッドと、前記記録ヘッドを所定の主走査方向に沿っ
て移動させるヘッド移動手段と、前記主走査方向と交差
する副走査方向に沿って記録媒体を搬送する記録媒体搬
送手段と、を備え、前記記録ヘッド内のノズル群を用い
て主走査記録を行うと共に、各主走査記録動作終了後に
所定の搬送量で前記記録媒体を副走査方向へと搬送する
ことにより画像形成を行うインクジェット記録装置であ
って、前記複数種の記録ヘッドのうち特定の種類の記録
ヘッドは、各主走査記録に用いる各ノズル群の副走査方
向における長さが前記搬送量より長くなるよう、前記所
定のノズルピッチが長く設定されることを特徴とするも
のである。
【0023】また、本願の第3の発明は、記録ヘッドを
所定の主走査方向に沿って移動させるヘッド移動手段
と、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って記録
媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、を備えたインクジ
ェット記録装置に搭載されるインクジェット記録ヘッド
であって、インクを吐出するノズルを所定のノズルピッ
チで配列すると共に、主走査記録に用いる所定数のノズ
ル群の副走査方向における長さが前記搬送量より長くな
るよう、前記所定のノズルピッチが長く設定されている
ことを特徴とするものである。
【0024】本願の第4の発明は、インクを吐出するノ
ズルを所定のノズルピッチで配列した記録ヘッドを備え
ると共に、前記記録ヘッドを所定の主走査方向に沿って
移動させ、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿っ
て記録媒体を搬送し、前記記録ヘッド内の連続する所定
数のノズルからなるノズル群を用いて主走査記録を行う
と共に、各主走査記録動作終了毎に予め定めた一定の搬
送量で前記記録媒体を副走査方向へと搬送することによ
り画像形成を行うインクジェット記録方法であって、前
記記録ヘッドは、主走査記録に用いる所定数のノズル群
の副走査方向における長さが前記搬送量より長くなるよ
う、前記所定のノズルピッチが長く設定されていること
を特徴とするものである。
【0025】上記構成を有する各発明によれば、例え
ば、黒の記録ヘッドの複数の吐出口に対応する主走査記
録領域を1回の走査で記録する1パス記録モードでは、
上記領域の幅より少ない搬送量とすることによって、搬
送量の誤差に備えてドットの重なりを生じるようにで
き、これにより相互の走査記録領域のドット間に隙間が
生じ、白すじが発生するのを防止できる。
【0026】また、カラーの記録モード、例えばマルチ
パス記録モード等においては、上記複数回の走査の間に
行われる記録媒体の搬送量が、上記のように1つの走査
記録領域の搬送方向における幅と等しくなるため、白す
じ及び黒すじの発生を抑えることができる。
【0027】なお、ここで言うノズル群は、走査記録形
態によって種々のノズル数で構成可能であるが、例え
ば、1パス記録においては、1パス分の記録媒体の搬送
幅(搬送量)に対応するノズル数によって構成し、マル
チパス記録においては、各パスにて記録される幅に対応
するノズル数によって構成することが望ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施形態に係るインク
ジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態のインクジェット記録装置の記録媒体
搬送手段及び記録ヘッド移動手段などを始めとする機械
的構成部分は、記録ヘッドを除き図12に示したものと
同様である。
【0030】図1において、CPU400はメインバス
ライン405を介して装置各部の制御及びデータ処理を
実行する。すなわち、CPU400は、ROM401に格
納されるプログラムに従い、図5以降で説明されるデー
タ処理、ヘッド駆動及びキャリッジ駆動を以下の各部を
介して制御する。RAM402はこのCPU400による
データ処理等のワークエリアとして用いられ、また、こ
れらメモリとしてはその他にハードディスク等がある。
【0031】画像入力部403はホスト装置とのインタ
ーフェースを有し、ホスト装置から入力した画像を一時
的に保持する。画像信号処理部404は、色変換、二値
化等の外、図5以降で示すデータ処理を実行する。操作
部406はキー等を備え、これによりオペレータによる
制御入力等を可能にする。回復系制御回路407ではR
AM402に格納される回復処理プログラムに従って予
備吐出等の回復動作を制御する。すなわち、回復系モー
タ408は、記録ヘッド413とこれに対向離間するクリ
ーニングブレード409やキャップ410、吸引ポンプ4
11を駆動する。
【0032】また、ヘッド駆動制御回路415は、記録
ヘッド413のインク吐出用電気熱変換体の駆動を制御
し、通常、予備吐出や記録のためのインク吐出を記録ヘ
ッド413に実行させる。さらに、キャリッジ駆動制御
回路416及び紙送り制御回路417も同様にヘッド駆動
制御回路415に従ってキャリッジ106の移動、及び
紙送り等を制御する。
【0033】また、記録ヘッド413のインク吐出用の
電気熱変換体が設けられている基板には、保温ヒータが
設けられており、記録ヘッド413内のインク温度を所
望設定温度に加熱調整することができる。又、サーミス
タ412は、同様に上記基板に設けられており、実質的
に記録ヘッド内部のインク温度を測定する。サーミスタ
412は、基板ではなく外部に設けられていても良く、
また記録ヘッドの周囲近傍に配置しても良い。
【0034】以上の装置構成に基づき、本発明の第1〜
第6の実施形態の作用を説明する。
【0035】(第1の実施形態)本実施例に用いる記録
ヘッドの模式図を図5に示す。
【0036】カラーの記録ヘッド502は1インチあた
りN個(=600個)の画素を形成する画素密度(60
0dpi)を有し、ノズルピッチ(画素ピッチ)Pは、P=
(1/600)インチ≒42.3μmであり、吐出口数
(ノズル数)nは、n=128個の吐出口(128ノズ
ル)、記録ヘッド長さ(n/N)=(128/600)
インチ≒5.42mmとなっている。
【0037】一方、黒の記録ヘッド501は、ノズルピ
ッチPは、P≒42.4μm、ノズル数nは、n=32
0個であり、記録ヘッド長さは、13.56mmとなって
いる。すなわち、600dpi 、320ノズルの記録ヘッ
ドよりピッチを0.1mm大きくし、長さを約10μm
長くした記録ヘッドである。
【0038】また、黒の記録ヘッド501と、カラーの
記録ヘッド502の配置関係は、図2に示すようになっ
ている。すなわち、黒の記録ヘッド501の先頭ノズル
に対しカラーの記録ヘッド502の先頭ノズルは600
dpiの密度を有するノズルが176個分(約7.45m
m)Y方向にずれた位置にある。インクジェットカート
リッジを構成するカラーの記録ヘッド502としては、
シアンの記録ヘッドC、マゼンタの記録ヘッドM、及び
イエローの記録ヘッドYを有しており、これらは主走査
方向(x方向)に沿って横並びに配列され、各々の先頭
ノズルは副走査方向(y方向)において同一位置に位置
している。
【0039】一方、記録媒体を搬送するための紙送りロ
ーラを駆動するモータの分解能、すなわち、1パルス分
の動作量は、用紙の搬送量に換算して600dpiの画素
密度における1画素ピッチ(≒42.3μm)に相当す
る。仮に、600dpiの密度で320個のノズルを配列
した黒のマルチヘッド(約13.55mm)によって1
パス記録モードを行う場合には、記録ヘッドによる主走
査終了毎に記録幅13.55mmだけ副走査方向に記録媒
体を搬送すれば良い。
【0040】また、カラーの各ノズル列をm(=4)個
のノズルブロック(ノズル群)に分割し、m(=4)回
の走査で各々の主走査記録領域内の画像を完成させるマ
ルチパス記録モードでは、1走査あたりの記録幅を、上
記のように4分割した幅だけ副走査方向に順次記録媒体
を搬送すれば良い。すなわち、一回の用紙搬送量(記録
媒体の搬送量)Tは、 T=(n/m)×(ノズルピッチ) =(128/4)×(1/600) =(32/600)インチ ≒1.35mm となり、この距離ずつ副走査方向に沿って記録媒体を間
欠的に搬送すれば良い。
【0041】しかし、上記搬送前述のように、搬送量T
は、搬送ローラや搬送モータ等からなる搬送手段が、適
正に記録媒体を搬送する場合を想定した理想値であり、
実際には、前述のように搬送量に誤差が生じることがあ
る。このため、黒の1パス記録モードでは各副走査方向
のつなぎ目に隙間ができるのを防ぐため、各副走査毎に
隣接する前後の主走査記録領域の端部を重ねる必要があ
る。但し、カラーのマルチパス記録モードでは搬送誤差
によって白すじ、黒すじ双方が生じるため、搬送量、ま
たはノズルの長さを変える必要はない。
【0042】これに対し、本実施形態では、黒のマルチ
ヘッド長さを基準の長さ、すなわち、600dpiのノズ
ル密度で320個のノズルを配列したマルチヘッドの副
走査方向(y方向)における長さ(約13.55mm)
より約10μm長く形成したことによって(約13.5
6mmとしたことによって)、上記のような搬送量Tに
誤差が生じたとしても各走査記録領域の境界部でのドッ
トの隙間(白すじ)を目立たない程度に抑えることがで
きる。
【0043】図3を用いて、黒の1パス記録モードにお
ける本実施形態の記録方法を説明する。
【0044】まず、図3に示す1走査目で1主走査の記
録幅である約13.56mmの走査領域を記録する、
1走査目を記録後、副走査方向に記録媒体を記録幅より
10μm小さい約13.55mm搬送し、2走査目では走
査領域の記録を行う。3走査目以降も同様の記録、搬
送を行い記録画像を完成させる。以上のように、各走査
の結果、それぞれの境界部において、ドットが10μm
重なることとなる。この結果、搬送誤差によって黒の1
パス記録モードで問題となる各主走査記録領域の境界部
での白すじの発生を、ドットの重なりを大きくすること
によって低減することができる。
【0045】図4及び図5(a),(b)を用いてカラ
ーのマルチパス記録モードにおける本実施形態の記録方
法を説明する。図5(a),(b)は相互に補完関係に
ある2種類の間引きパターンを示す図である。
【0046】まず、図4に示す1走査目で主走査記録領
域の1/2の記録幅である約5.42mm(128ノズ
ル、600dpi)の走査領域を記録する。この時の走
査で記録するドットは、規定の画像データを、図5
(a)で示す所定の間引きパターンAで約半分に間引い
たものである。1走査目を記録後、副走査方向に記録幅
の1/2の約2.71mm(64ノズル、600dpi)
の搬送を行い、2走査目では走査領域に対しては図5
(b)で示す間引きパターンB、走査領域に対しては
間引きパターンAを用いて記録を行う。2走査目の記録
が終了すると走査領域は間引きパターンAと間引きパ
ターンBの補完関係により画像が完成する。3走査目は
走査領域に対して間引きパターンBを用いて記録を行
うことにより走査領域の画像が完成する。なお、カラ
ーモードで使用する黒ノズルは先頭から128ノズルで
ある。
【0047】上記のようにして各走査を行った結果、カ
ラーモードにおいては、それぞれの境界部において、搬
送誤差によるドットの重なりや隙間の偏りを減少するこ
とができると共に、白すじ、及び黒すじを低減すること
ができる。
【0048】すなわち、本実施形態においては、以上の
ように記録ヘッドを構成し、搬送動作を行うようにした
ことにより、黒の1パス記録モードにおける走査記録領
域の各境界部での白すじの発生と、カラーのマルチパス
記録モードにおける各記録走査領域の境界部での白す
じ、黒すじ発生の双方を防止して、良好な画像記録を行
うことが可能となる。また、用紙の搬送量を微妙に制御
する必要もないため、安価に構成することができる。ま
た、紙送り量は基準値であるため、完成される画像のサ
イズが小さくなることもない。
【0049】(第2の実施形態)前記の第1の実施形態
では、均一なノズルピッチで配列した黒の記録ヘッドを
用いた場合を例にとり説明したが、本実施形態では、全
てのノズルの中の少なくとも一部を異なるノズルピッチ
で配列したものとなっている。
【0050】図6に本実施形態に用いる記録ヘッドを示
す。なお、カラーの記録ヘッド502は前記第1の実施
形態と同様である。
【0051】黒の記録ヘッド501は320個の吐出口
数(n)を有し、その中の先頭から128番目までのノ
ズル群(第1のノズル群)は、カラーモードで使用する
ノズル群であって、そのノズルピッチはカラーヘッドの
ノズルと同一の約42.3μmとなっている。また、残
りの192個のノズル群(第2のノズル群)のピッチは
約42.4μmとなっており、この両ノズル群の長さを
合計した黒の記録ヘッド501の全体の長さは、約1
3.56mmとなっている。ここで、第1のノズル群
は、カラーの記録ヘッドと同様に、ノズル密度が60
0、ノズルピッチが約42.3μmとなっており、第2
のノズル群のノズルピッチは約42.4μmとなってお
り、前記第1のノズル群よりも約0.1μm長く設定さ
れている。従って、320個のノズル全てを600dpi
の均一なノズル密度で形成した記録ヘッドのノズル部に
おける全長よりも、この実施形態における記録ヘッドの
ノズル部の全長は約10μm長く形成されている。
【0052】また、黒の記録ヘッド501と、カラーの
記録ヘッド502の位置関係は、黒の記録ヘッド501
の先頭ノズルに対しカラーの記録ヘッド502の先頭ノ
ズルは600dpiで176ノズル分(約7.45mm)
y方向にずれた位置にある。カラーの記録ヘッド502
はシアンの記録ヘッドマゼンタの記録ヘッド、及びイエ
ローの記録ヘッドを有しており、x方向に沿って横並び
に配列された構成となっている。
【0053】以下、黒の1パス記録モードにおいては、
各走査記録領域においてドットが10μm重なることと
なるため、例え搬送手段による用紙の搬送量に誤差が発
生したとしても、白すじの発生を低減させることがで
き、上記第1の実施形態と同様に、用紙の微妙な搬送制
御を行うことなく良好な白黒画像を形成することができ
る。また、カラーモードにおいては、カラーの記録ヘッ
ドと同一のノズルピッチを有する第1のノズル群を用い
るため、より正確に黒のドットを形成することができ、
より優れた画質を得ることができる。また、紙送り量は
基準値であるため、完成される画像のサイズが小さくな
ることもない。
【0054】(第3の実施形態)上記の第1の実施形
態、及び第2の実施形態では、カラーの記録ヘッドは横
並び構成であり、黒の記録ヘッドの先頭とカラーの記録
ヘッドの先頭を基準とした記録ヘッド構成を用いた場合
を示したが、本発明は、黒の記録ヘッドとカラーの記録
ヘッドの位置関係を他の基準を用いて設定することも可
能である。
【0055】以下、本実施例に用いる記録ヘッドを図7
〜図11に示す。
【0056】なお、以下の実施形態に用いる記録ヘッド
のノズル数、ノズル長さ、ノズルピッチは、黒の記録ヘ
ッド501及びカラーの記録ヘッド502のいずれも、
第1の実施形態、または第2の実施形態と同様に設定す
ることができる。
【0057】図7における記録ヘッドの黒の記録ヘッド
501とカラーの記録ヘッド502の位置関係を、各々
の記録ヘッドの中央ノズルの位置を基準として設定して
いる。すなわち、黒の記録ヘッド501の中央ノズルに
対し、カラーの記録ヘッド502の中央ノズルは600
dpiのノズル密度を有するノズルの80個分の長さ(約
3.39mm)だけy方向にずれた位置に配置されてい
る。カラーの記録ヘッド502はシアンの記録ヘッド、
マゼンタの記録ヘッド、及びイエローの記録ヘッドを有
しており、これらはx方向に沿って横並びに配列され、
各々の中央ノズルの位置は、y方向において同一位置に
設定されている。
【0058】(第4の実施形態)また、図8に示す本発
明の第4の実施形態では、黒の記録ヘッド501とカラ
ーの記録ヘッド502の位置関係を次のように設定して
いる。すなわち、カラーのマルチパス記録で使用する黒
の記録ヘッド501の中央ノズルに対し、カラーの記録
ヘッド502の中央ノズルの位置を600dpiの密度で
配列されたノズルの80個分(約7.45mm)だけy
方向にずれた位置に設定している。なお、カラーの記録
ヘッド502としては、シアンの記録ヘッド、マゼンタ
の記録ヘッド、及びイエローの記録ヘッドを有してお
り、これらはx方向に沿って横並びに配列され、各々の
中央のズルの位置は、y方向において同一位置に設定さ
れている。
【0059】この第3,及び第4の実施形態において
も、前記第1の実施形態のように、全ての黒ヘッドの全
てのノズルピッチをカラーノズルのノズルピッチより大
なる値に設定しても良いし、前記第2の実施形態のよう
に黒の記録ヘッドの一部のノズルピッチのみをカラーの
ズルのノズルピッチより大なる値に設定しても良く、い
ずれにおいても第1または第2の実施形態と同様の効果
を期待できる。
【0060】(第5,第6,第7の実施形態)次に、本
発明の第5の実施形態を図9に基づき説明する。
【0061】この実施形態における記録ヘッドのカラー
の記録ヘッド502は、シアンの記録ヘッド、マゼンタ
の記録ヘッド、及びイエローの記録ヘッドを有してお
り、各ヘッドが、y方向に沿って縦並びに配列された構
成となっている。
【0062】図示のように、この実施形態では、先頭か
らシアンの記録ヘッド、マゼンタの記録ヘッド、イエロ
ーの記録ヘッドの順で配列されている。また各カラーの
記録ヘッド502の間には約0.68mm(600dpi、
16ノズル分のギャップが設けられている。黒の記録ヘ
ッド501とカラーの記録ヘッド502の位置関係は、
黒の記録ヘッド501の先頭ノズルと、シアンの記録ヘ
ッドの先頭ノズルとがy方向において一致した位置に設
定されている。また、マゼンタの記録ヘッド、若しくは
イエローの記録ヘッドの先頭ノズルと、黒の記録ヘッド
501の先頭ノズルとがy方向において一致するよう設
定しても良い。
【0063】このように、カラーの記録ヘッドが、縦並
びの構成を有する場合にも、各カラーの記録ヘッドと、
黒の記録ヘッドとの位置関係を予め設定しておけば、黒
の記録ヘッド及びカラーの記録ヘッドのノズルピッチを
上記第1の実施形態、または第2の実施形態と同様に設
定することで、第1または第2の実施形態と同様の効果
を期待できる。なお、この場合にも、黒の記録ヘッドの
ヘッド長(ノズル部の全長)が搬送量より大なる値とな
るように形成することは言うまでもない。
【0064】また、上記第5の実施形態では、各カラー
の記録ヘッドのうち、最先端に位置する記録ヘッド(シ
アンの記録ヘッド)の先端のノズルと黒の記録ヘッドの
先端のノズルとをy方向において一致させるよう設定
し、両ヘッドの先端ノズルを基準位置としたが、この基
準位置の設定は、図10に示す第6の実施形態、及び図
11に示す第7の実施形態等のように、他の位置に設定
することも可能である。
【0065】すなわち、第6の実施形態では、記録ヘッ
ドのカラーの記録ヘッド502自体は、図10に示した
ものと同様であるが、黒の記録ヘッド501とカラーの
記録ヘッド502の位置関係は、黒の記録ヘッド501
の中央ノズルの位置とシアンの記録ヘッドの中央ノズル
の位置とがy方向において一致するよう設定されてい
る。また、マゼンタの記録ヘッドの中央ノズル、もしく
はイエローの記録ヘッドの中央ノズルの位置と黒の記録
ヘッド501の中央ノズルの位置とをy方向において一
致させるように設定しても良い。
【0066】また、図11に示す本発明の第7の実施形
態においても、記録ヘッドのカラーの記録ヘッド502
自体は図11と同様であるが、ここでは、黒の記録ヘッ
ド501とカラーの記録ヘッド502の位置関係は、カ
ラーモードを実行する際に使用する黒の記録ヘッド50
1のノズル群(第1のノズル群)における中央ノズルの
位置と、シアンの記録ヘッドの中央ノズルの位置とが、
y方向において一致するよう設定されている。また、マ
ゼンタの記録ヘッド、若しくはイエローの記録ヘッドの
中央ノズルと黒の記録ヘッド501のカラーモードで使
用するノズル群の中の中央ノズルがy方向において一致
していても良い。
【0067】なお、黒の1パス記録モード、及びカラー
のマルチパス記録モードの制御は、上記実施形態と同様
である。また、黒の記録ヘッド501のノズルピッチと
用紙の搬送量との関係は第1の実施形態または第2の実
施形態と同様であり、この実施形態においても、上記第
1の実施形態及び第2の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0068】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0069】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0070】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0071】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0072】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0073】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0074】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
良い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0075】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いても良
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いても良い。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
良い。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0076】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であっても良い。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1パス記録モードにおける境界部での紙送り誤差による
白すじ発生と、マルチパス記録モードにおける境界部で
の白すじ及び黒すじの発生を防止して、良好な画像記録
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態に適用するインクジェット
記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に用いる記録ヘッドを
示す模式図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における黒の1パス記
録モード時の記録方法を表す模式図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるカラーのマル
チパス記録モード時の記録方法を表す模式図である。
【図5】(a),(b)は2パス記録モード時において
用いられる相互に補完関係にある2種類の間引きパター
ンの一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に用いる記録ヘッドを
示す模式図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に用いる記録ヘッドを
示す模式図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に用いる記録ヘッドを
示す模式図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に用いる記録ヘッドを
示す模式図である。
【図10】本発明の第6の実施形態に用いる記録ヘッド
を示す模式図である。
【図11】本発明の第7実施形態に用いる記録ヘッドを
示す模式図である。
【図12】インクジェット記録装置の機械的部分の概略
構成を示す斜視図である。
【図13】マルチヘッドに配列される吐出口を示す模式
図である。
【図14】(a)は紙送りが理想的に行われた場合の記
録ドットつなぎ目を表す模式図、(b)は紙送りに隙間
が生じた場合の記録ドットつなぎ目を表す模式図、
(c)は紙送りに重なりが生じた場合の記録ドットつな
ぎ目を表す模式図をそれぞれ示している。
【図15】隣接する走査記録領域のつなぎ目に形成され
る隙間の幅sに対する画像評価結果を示す図である。
【符号の説明】
101 インクジェットカートリッジ 102 マルチヘッド 103 紙送りローラ 104 補助ローラ 105 給紙ローラ 106 キャリッジ 201 ノズル 400 CPU 401 ROM 402 RAM 403 画像入力部 404 画像信号処理部 405 メインバスライン 406 操作部 407 回復系制御回路 408 回復系モータ 409 クリーニングブレード 410 キャップ 411 吸引ポンプ 412 サーミスタ 413 記録ヘッド 414 ヘッド温度制御回路 415 ヘッド駆動制御回路 416 キャリッジ駆動回路 417 紙送り制御回路 501 黒の記録ヘッド 502 カラーの記録ヘッド P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 次郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA08 EA11 EC71 EC74 EC80 EE08 FA03 FA10 HA07 HA22

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するノズルを所定のノズル
    ピッチで配列した記録ヘッドと、 前記記録ヘッドを所定の主走査方向に沿って移動させる
    ヘッド移動手段と、 前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って記録媒体
    を搬送する記録媒体搬送手段と、を備え、 前記記録ヘッド内のノズル群を用いて主走査記録を行う
    と共に、主走査記録動作終了後に所定の搬送量で前記記
    録媒体を副走査方向へと搬送することにより画像形成を
    行うインクジェット記録装置であって、 前記記録ヘッドは、主走査記録に用いる前記ノズル群の
    副走査方向における長さが前記搬送量より長くなるよ
    う、前記所定のノズルピッチが長く設定されていること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクを吐出するノズルを所定のノズル
    ピッチで配列した複数種の記録ヘッドと、 前記記録ヘッドを所定の主走査方向に沿って移動させる
    ヘッド移動手段と、 前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って記録媒体
    を搬送する記録媒体搬送手段と、を備え、 前記記録ヘッド内のノズル群を用いて主走査記録を行う
    と共に、各主走査記録動作終了後に所定の搬送量で前記
    記録媒体を副走査方向へと搬送することにより画像形成
    を行うインクジェット記録装置であって、 前記複数種の記録ヘッドのうち特定の種類の記録ヘッド
    は、各主走査記録に用いる各ノズル群の副走査方向にお
    ける長さが前記搬送量より長くなるよう、前記所定のノ
    ズルピッチが長く設定されることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記特定の記録ヘッドは、前記所定の搬
    送量を主走査記録に用いるノズル群のノズル数で除する
    ことにより得られる基準ノズルピッチに対し、これより
    長いノズルピッチを主走査記録に用いる各ノズル群に設
    定したことを特徴とする請求項2に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  4. 【請求項4】 前記特定の記録ヘッドは、黒のインクを
    吐出する黒の記録ヘッドであって、この黒の記録ヘッド
    の所定のノズル群におけるノズルピッチは前記基準ノズ
    ルピッチより長いことを特徴とする請求項3に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記特定の記録ヘッド以外の記録ヘッド
    は、カラーの記録ヘッドであって、カラーの記録ヘッド
    のノズルピッチは前記基準ノズルピッチに一致すること
    を特徴とする請求項3または4に記載のインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記黒の記録ヘッドの副走査方向におけ
    る長さは、カラーの記録ヘッドの副走査方向における長
    さより長いことを特徴とする請求項4または5に記載の
    インクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記黒の記録ヘッド及びカラーの記録ヘ
    ッドはそれぞれノズルピッチが全て等しく、黒の記録ヘ
    ッドのノズルピッチは、カラーの記録ヘッドのノズルピ
    ッチより長いことを特徴とする請求項6に記載のインク
    ジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記黒の記録ヘッドは、一部のノズルピ
    ッチがカラーの記録ヘッドのノズルピッチより長いこと
    を特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記黒の記録ヘッドの全てのノズルを用
    いて記録を行う黒モードと、黒の記録ヘッドの一部とカ
    ラーヘッドの全てのノズルを用いて記録を行うカラーモ
    ードとを有し、前記黒の記録ヘッドの一部のノズルピッ
    チはカラーモードに使用する黒の記録ヘッドのノズルピ
    ッチと一致し、黒の記録ヘッドの他の部分のノズルはカ
    ラーモードに使用しないことを特徴とする請求項6に記
    載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記カラーの記録ヘッドは、シアンの
    記録ヘッド、マゼンタの記録ヘッド及びイエローの記録
    ヘッドを有し、副走査方向において横並びに配置された
    構成であることを特徴とする請求項6に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記黒の記録ヘッドの副走査方向にお
    ける先頭のノズルと、カラーの記録ヘッドの副走査方向
    における先頭のノズルをそれぞれの記録ヘッドの基準位
    置とすることを特徴とする請求項10に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記黒の記録ヘッドのカラーモードで
    使用するノズル群の副走査方向における先頭のノズルの
    位置と、カラーの記録ヘッドの先頭のノズルの位置をそ
    れぞれの記録ヘッドの基準位置とすることを特徴とする
    請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記黒の記録ヘッドの副走査方向にお
    ける中央の位置と、カラーの記録ヘッドの中央のノズル
    をそれぞれの記録ヘッドの基準位置とすることを特徴と
    する請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記黒の記録ヘッドのカラーモードで
    使用するノズル群の副走査方向における中央の位置と、
    カラーの記録ヘッドの中央の位置をそれぞれの記録ヘッ
    ドの基準位置とすることを特徴とする請求項10に記載
    のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記カラーの記録ヘッドは、シアンの
    記録ヘッド、マゼンタの記録ヘッド及びイエローの記録
    ヘッドを有し、前記カラーの記録ヘッドは、副走査方向
    に沿って縦並びに配列されることを特徴とする請求項6
    に記載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 前記カラーモードで使用する黒の記録
    ヘッドの副走査方向における先頭の位置と、先頭、中
    央、または後端に位置するカラーの記録ヘッドの先頭、
    中央、または後端の位置とを基準位置とすることを特徴
    とする請求項15に記載のインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 前記黒の記録ヘッドの副走査方向にお
    ける中央の位置と、先頭、中央、または後端に位置する
    カラーの記録ヘッドの中央の位置とを基準位置とするこ
    とを特徴とする請求項15に記載のインクジェット記録
    装置。
  18. 【請求項18】 前記黒の記録ヘッドのカラーモードで
    使用するノズルの副走査方向における中央の位置と、先
    頭、中央、または後端のカラーの記録ヘッドの中央の位
    置とを基準位置とすることを特徴とする請求項15に記
    載のインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】 記録ヘッドを所定の主走査方向に沿っ
    て移動させるヘッド移動手段と、 前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って記録媒体
    を搬送する記録媒体搬送手段と、を備えたインクジェッ
    ト記録装置に搭載されるインクジェット記録ヘッドであ
    って、 インクを吐出するノズルを所定のノズルピッチで配列す
    ると共に、主走査記録に用いる所定数のノズル群の副走
    査方向における長さが前記搬送量より長くなるよう、前
    記所定のノズルピッチが長く設定されていることを特徴
    とするインクジェット記録ヘッド。
  20. 【請求項20】 インクを吐出するノズルを所定のノズ
    ルピッチで配列した記録ヘッドを備えると共に、 前記記録ヘッドを所定の主走査方向に沿って移動させ、 前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って記録媒体
    を搬送し、 前記記録ヘッド内の連続する所定数のノズルからなるノ
    ズル群を用いて主走査記録を行うと共に、各主走査記録
    動作終了毎に予め定めた一定の搬送量搬送量で前記記録
    媒体を副走査方向へと搬送することにより画像形成を行
    うインクジェット記録方法であって、 前記記録ヘッドは、主走査記録に用いる所定数のノズル
    群の副走査方向における長さが前記搬送量より長くなる
    よう、前記所定のノズルピッチが長く設定されているこ
    とを特徴とするインクジェット記録方法。
  21. 【請求項21】 記録ヘッドは、熱エネルギーによって
    インクに気泡を発生させ、その気泡の発生エネルギーに
    よってインクをノズルから吐出させることを特徴とする
    請求項1ないし18記載のインクジェット記録装置。
  22. 【請求項22】 前記ノズルは、熱エネルギー発生素子
    によって熱エネルギーを発生させ、その熱エネルギーに
    よってインクに気泡を発生させ、その気泡の発生エネル
    ギーによってインクをノズルから吐出させることを特徴
    とする請求項19記載のインクジェット記録ヘッド。
JP2000333264A 2000-10-31 2000-10-31 インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録ヘッド Pending JP2002137374A (ja)

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