JP2002130427A - カム装置 - Google Patents
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- JP2002130427A JP2002130427A JP2000328920A JP2000328920A JP2002130427A JP 2002130427 A JP2002130427 A JP 2002130427A JP 2000328920 A JP2000328920 A JP 2000328920A JP 2000328920 A JP2000328920 A JP 2000328920A JP 2002130427 A JP2002130427 A JP 2002130427A
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- cam
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- cam follower
- groove
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H53/00—Cams ; Non-rotary cams; or cam-followers, e.g. rollers for gearing mechanisms
- F16H53/06—Cam-followers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H25/00—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
- F16H25/08—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for interconverting rotary motion and reciprocating motion
- F16H25/12—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for interconverting rotary motion and reciprocating motion with reciprocation along the axis of rotation, e.g. gearings with helical grooves and automatic reversal or cams
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/18—Mechanical movements
- Y10T74/18056—Rotary to or from reciprocating or oscillating
- Y10T74/18296—Cam and slide
- Y10T74/18304—Axial cam
- Y10T74/18312—Grooved
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2101—Cams
- Y10T74/2107—Follower
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐久性に優れたカム装置を提供する。
【解決手段】 回転自在なカムフォロアが第1および第
2の側壁11,12により形成された溝10に沿って所
定の運動を行うカム装置に関する。各々個別に回転自在
な第1および第2のカムフォロア21,22を一対設
け、前記一対のカムフォロア21,22の軸線Lが互い
に同じ方向となるように設定され、前記第1の側壁11
の少なくとも一部によって、前記第1のカムフォロア2
1の運動が規制され、前記第2の側壁12の少なくとも
一部によって前記第2のカムフォロア22の運動が規制
される。
2の側壁11,12により形成された溝10に沿って所
定の運動を行うカム装置に関する。各々個別に回転自在
な第1および第2のカムフォロア21,22を一対設
け、前記一対のカムフォロア21,22の軸線Lが互い
に同じ方向となるように設定され、前記第1の側壁11
の少なくとも一部によって、前記第1のカムフォロア2
1の運動が規制され、前記第2の側壁12の少なくとも
一部によって前記第2のカムフォロア22の運動が規制
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転自在なカムフ
ォロア(転子)が溝に沿って運動するカム装置(確動カ
ム)に関するものである。
ォロア(転子)が溝に沿って運動するカム装置(確動カ
ム)に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその欠点】図6に示すように、この
種の確動カムは、カム溝100の第1および第2の側壁
101,102が、カムフォロア200を互いに反対方
向に回転させる傾向があり、周知のように、一般に、高
速運動には適さない。すなわち、カムフォロア200が
カム溝100に沿って矢印X方向に相対移動すると、第
1の位置P1では第1の側壁101に転がり接触しつつ
時計回りに回転しながら進み、一方、第2の位置P2で
は第2の側壁102に転がり接触しつつ反時計回りに回
転しながら進む。
種の確動カムは、カム溝100の第1および第2の側壁
101,102が、カムフォロア200を互いに反対方
向に回転させる傾向があり、周知のように、一般に、高
速運動には適さない。すなわち、カムフォロア200が
カム溝100に沿って矢印X方向に相対移動すると、第
1の位置P1では第1の側壁101に転がり接触しつつ
時計回りに回転しながら進み、一方、第2の位置P2で
は第2の側壁102に転がり接触しつつ反時計回りに回
転しながら進む。
【0003】したがって、カムフォロア200は、第1
の位置P1から第2の位置P2に移動する間に回転方向
が逆になるので、転がらず滑り接触を行うことになる。
滑り接触による摩耗は転がり接触による摩耗に比べ摩耗
度が著しく大きい。かかる摩耗は、カムフォロアの高速
運動により顕著となる。
の位置P1から第2の位置P2に移動する間に回転方向
が逆になるので、転がらず滑り接触を行うことになる。
滑り接触による摩耗は転がり接触による摩耗に比べ摩耗
度が著しく大きい。かかる摩耗は、カムフォロアの高速
運動により顕著となる。
【0004】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、摩耗を小さくして耐久性に優れ
たカム装置を提供することである。
たもので、その目的は、摩耗を小さくして耐久性に優れ
たカム装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本第1発明は、回転自在なカムフォロアが第1およ
び第2の側壁により形成された溝に沿って所定の運動を
行うカム装置において、各々個別に回転自在な第1およ
び第2のカムフォロアが設けられ、前記カムフォロアの
軸線が互いに同じ方向となるように設定され、前記第1
の側壁の少なくとも一部によって前記第1のカムフォロ
アの運動が規制され、前記第2の側壁の少なくとも一部
によって前記第2のカムフォロアの運動が規制されるこ
とを特徴とする。
に、本第1発明は、回転自在なカムフォロアが第1およ
び第2の側壁により形成された溝に沿って所定の運動を
行うカム装置において、各々個別に回転自在な第1およ
び第2のカムフォロアが設けられ、前記カムフォロアの
軸線が互いに同じ方向となるように設定され、前記第1
の側壁の少なくとも一部によって前記第1のカムフォロ
アの運動が規制され、前記第2の側壁の少なくとも一部
によって前記第2のカムフォロアの運動が規制されるこ
とを特徴とする。
【0006】一方、本第2発明は、回転自在なカムフォ
ロアが第1および第2の側壁により形成された溝に沿っ
て所定の運動を行うカム装置において、各々個別に回転
自在な第1および第2のカムフォロアが設けられ、前記
カムフォロアの軸線が互いに同じ方向となるように設定
され、前記第1の側壁は、前記溝の中心部に向って出っ
張っている部分を有し、前記第2の側壁は、前記溝の中
心部に向って出っ張っている部分を有している。
ロアが第1および第2の側壁により形成された溝に沿っ
て所定の運動を行うカム装置において、各々個別に回転
自在な第1および第2のカムフォロアが設けられ、前記
カムフォロアの軸線が互いに同じ方向となるように設定
され、前記第1の側壁は、前記溝の中心部に向って出っ
張っている部分を有し、前記第2の側壁は、前記溝の中
心部に向って出っ張っている部分を有している。
【0007】本発明において、理論上、第1のカムフォ
ロアは、第1の側壁だけに接触するため、カムの軌道が
変化しても、第1のカムフォロアの回転方向は変化する
ことがない。また、同様に、第2のカムフォロアは、第
2の側壁だけに接触するため、カムの軌道が変化して
も、第2のカムフォロアの回転方向は変化することがな
い。なお、外乱により(異物や汚れを介して)、第1の
カムフォロアが短い時間第2の側壁に接触することも考
えられる。また、その逆も考えられる。本発明では、従
来の溝カムのように、カムフォロアが逆回転することが
ないので、摩耗が小さくなって溝カムの寿命が延びる。
ロアは、第1の側壁だけに接触するため、カムの軌道が
変化しても、第1のカムフォロアの回転方向は変化する
ことがない。また、同様に、第2のカムフォロアは、第
2の側壁だけに接触するため、カムの軌道が変化して
も、第2のカムフォロアの回転方向は変化することがな
い。なお、外乱により(異物や汚れを介して)、第1の
カムフォロアが短い時間第2の側壁に接触することも考
えられる。また、その逆も考えられる。本発明では、従
来の溝カムのように、カムフォロアが逆回転することが
ないので、摩耗が小さくなって溝カムの寿命が延びる。
【0008】本発明においては、前記一対のカムフォロ
アは1つの溝内に設けられ、前記溝の側壁のうち少なく
とも一方の側壁は上側壁面と下側壁面とを備え、前記2
つの側壁面が溝の中心線に対して互いに変位して設けら
れているのが好ましい。
アは1つの溝内に設けられ、前記溝の側壁のうち少なく
とも一方の側壁は上側壁面と下側壁面とを備え、前記2
つの側壁面が溝の中心線に対して互いに変位して設けら
れているのが好ましい。
【0009】また、2つのカムフォロアは同一軸線上に
設ける、つまり、同軸上に設けるのが好ましい。2つの
カムフォロアが、それぞれ、独立して回転する構成とし
ては、第1のカムフォロアおよび/または第2のカムフ
ォロアが、ボールベアリングやローラベアリングを有し
ているのが好ましい。
設ける、つまり、同軸上に設けるのが好ましい。2つの
カムフォロアが、それぞれ、独立して回転する構成とし
ては、第1のカムフォロアおよび/または第2のカムフ
ォロアが、ボールベアリングやローラベアリングを有し
ているのが好ましい。
【0010】第1のカムフォロアと第2のカムフォロア
の厚さを同じにしてもよいが、第1のカムフォロアの厚
さと第2のカムフォロアとの厚さを異ならせてもよい。
特に、消耗し易い方のカムフォロアの厚さを、他方のも
のに比べて厚くすればよい。また、消耗し易い方のカム
フォロアの材質を他方のものに比べて硬い(耐摩耗の高
い)材質にしたり、あるいは、表面処理を施すことによ
り、摩耗を均等化させることができ、これにより、第1
のカムフォロアと第2のカムフォロアの外径の関係が一
定に保たれる。なお、第1のカムフォロアおよび/また
は第2のカムフォロアの側面が、樽型のものを使用して
もよい。
の厚さを同じにしてもよいが、第1のカムフォロアの厚
さと第2のカムフォロアとの厚さを異ならせてもよい。
特に、消耗し易い方のカムフォロアの厚さを、他方のも
のに比べて厚くすればよい。また、消耗し易い方のカム
フォロアの材質を他方のものに比べて硬い(耐摩耗の高
い)材質にしたり、あるいは、表面処理を施すことによ
り、摩耗を均等化させることができ、これにより、第1
のカムフォロアと第2のカムフォロアの外径の関係が一
定に保たれる。なお、第1のカムフォロアおよび/また
は第2のカムフォロアの側面が、樽型のものを使用して
もよい。
【0011】本発明を適用し得る確動カムの種類として
は、たとえば円筒カム、円柱カム、円錐カム、球形カ
ム、正面カムなどがある。
は、たとえば円筒カム、円柱カム、円錐カム、球形カ
ム、正面カムなどがある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、添付の図面を参考にし
た以下の好適な実施形態の説明からより明瞭に理解され
るであろう。しかしながら、実施形態および図面は単な
る図示および説明のためのものである。本発明の範囲は
請求の範囲に基づいて定められる。添付図面において、
複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当
部分を示す。
た以下の好適な実施形態の説明からより明瞭に理解され
るであろう。しかしながら、実施形態および図面は単な
る図示および説明のためのものである。本発明の範囲は
請求の範囲に基づいて定められる。添付図面において、
複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当
部分を示す。
【0013】以下、本発明の実施形態を図面にしたがっ
て説明する。本実施形態のカム装置では、図2の円筒カ
ム1のように曲面上に形成したエンドレス状の1本のカ
ム溝10に沿って、第1および第2のカムフォロア2
1,22の外周面が回転しながら所定の運動を行う。
て説明する。本実施形態のカム装置では、図2の円筒カ
ム1のように曲面上に形成したエンドレス状の1本のカ
ム溝10に沿って、第1および第2のカムフォロア2
1,22の外周面が回転しながら所定の運動を行う。
【0014】図1(a)に示す軸20の先端部外周に
は、第1および第2のカムフォロア21,22が各々個
別に回転自在に取り付けてあり、前記1本のカム溝10
内に設けられている。前記一対のカムフォロア21,2
2は、たとえばボールベアリングBのアウタレースで構
成されており、前記ボールベアリングBのインナレース
Biが前記軸20の先端部外周に固定されている。な
お、前記2つのカムフォロア21,22は、その回転中
心となる軸線Lが同一に設定されており、つまり、同軸
上に設けられている。
は、第1および第2のカムフォロア21,22が各々個
別に回転自在に取り付けてあり、前記1本のカム溝10
内に設けられている。前記一対のカムフォロア21,2
2は、たとえばボールベアリングBのアウタレースで構
成されており、前記ボールベアリングBのインナレース
Biが前記軸20の先端部外周に固定されている。な
お、前記2つのカムフォロア21,22は、その回転中
心となる軸線Lが同一に設定されており、つまり、同軸
上に設けられている。
【0015】前記カム溝10は、円筒カム1(図2)の
第1および第2側壁11,12および底壁13で構成さ
れている。前記第1側壁11は第1上側壁面11aおよ
び第1下側壁面11bを備えており、一方、第2側壁1
2は第2上側壁面12aおよび第2下側壁面12bを備
えている。なお、ここでいう、「上」または「下」と
は、カム溝10の底壁13を下にしたときに「上とな
る」または「下となる」という意味である。
第1および第2側壁11,12および底壁13で構成さ
れている。前記第1側壁11は第1上側壁面11aおよ
び第1下側壁面11bを備えており、一方、第2側壁1
2は第2上側壁面12aおよび第2下側壁面12bを備
えている。なお、ここでいう、「上」または「下」と
は、カム溝10の底壁13を下にしたときに「上とな
る」または「下となる」という意味である。
【0016】前記第1および第2上側壁面11a,12
aは、互いに対面しており、一方、、第1および第2下
側壁面11b,12bも互いに対面している。前記第1
側壁11における第1上側壁面11aと第1下側壁面1
1bとは、カム溝10の中心線14に対して互いに変位
した位置に設けられており、第1上側壁面11aが第1
下側壁面11bよりもΔだけ中心線14側に突出し(溝
10の中心部に向って出っ張っ)ている。一方、前記第
2側壁12における第2上側壁面12aと第2下側壁面
12bとは、カム溝10の中心線14に対して互いに変
位した位置に設けられており、第2下側壁面12bが第
2上側壁面12aよりもΔだけ中心線14側に突出し
(溝10の中心部に向って出っ張っ)ている。
aは、互いに対面しており、一方、、第1および第2下
側壁面11b,12bも互いに対面している。前記第1
側壁11における第1上側壁面11aと第1下側壁面1
1bとは、カム溝10の中心線14に対して互いに変位
した位置に設けられており、第1上側壁面11aが第1
下側壁面11bよりもΔだけ中心線14側に突出し(溝
10の中心部に向って出っ張っ)ている。一方、前記第
2側壁12における第2上側壁面12aと第2下側壁面
12bとは、カム溝10の中心線14に対して互いに変
位した位置に設けられており、第2下側壁面12bが第
2上側壁面12aよりもΔだけ中心線14側に突出し
(溝10の中心部に向って出っ張っ)ている。
【0017】前記第1のカムフォロア21は、前記第1
および第2上側壁面11a,12aの間に配置されてい
る。一方、前記第2のカムフォロア22は、前記第1お
よび第2下側壁面11b,12bの間に配置されてい
る。
および第2上側壁面11a,12aの間に配置されてい
る。一方、前記第2のカムフォロア22は、前記第1お
よび第2下側壁面11b,12bの間に配置されてい
る。
【0018】前記第1および第2カムフォロア21,2
2は、前述のように、各カムフォロア21,22の位置
やカム溝10の形状が設定されていることで、それぞ
れ、第1上側壁面11aおよび第2下側壁面12bにの
み接触する。すなわち、前記カムフォロア21,(2
2)のいずれか一方が一方の側壁11,(12)に接触
し(規制され)ていると、他方のカムフォロア22,
(21)が前記一方の側壁11,(12)に接触しない
ように設定されていることで、各カムフォロア21,2
2が、各々、1つの側壁11,12にのみ接触するよう
に設定されている。
2は、前述のように、各カムフォロア21,22の位置
やカム溝10の形状が設定されていることで、それぞ
れ、第1上側壁面11aおよび第2下側壁面12bにの
み接触する。すなわち、前記カムフォロア21,(2
2)のいずれか一方が一方の側壁11,(12)に接触
し(規制され)ていると、他方のカムフォロア22,
(21)が前記一方の側壁11,(12)に接触しない
ように設定されていることで、各カムフォロア21,2
2が、各々、1つの側壁11,12にのみ接触するよう
に設定されている。
【0019】図1(b)および図1(c)は、カムフォ
ロアの変形例を示す。図1(b)に示すように、軸20
自体をベアリング50等で回転自在に支持しておけば、
一方のカムフォロア22は、軸20と一体に回転する構
造を採用してもよい。
ロアの変形例を示す。図1(b)に示すように、軸20
自体をベアリング50等で回転自在に支持しておけば、
一方のカムフォロア22は、軸20と一体に回転する構
造を採用してもよい。
【0020】図1(c)に示すように、メタル軸受51
等を介してカムフォロア21,22を軸20に回転自在
に取り付けてもよい。また、第1側壁11と第1のカム
フォロア21との間や、第2側壁12と第2のカムフォ
ロア22との間に、極く微小な隙間Sを設けてもよい。
すなわち、2つのカムフォロア21,22がいずれの側
壁11,12に接触していない状態が生じてもよい。こ
のような状態に設定すると、若干の滑りが生じることが
あるが、カムフォロア21,(22)が反転して回転す
るおそれはないからである。
等を介してカムフォロア21,22を軸20に回転自在
に取り付けてもよい。また、第1側壁11と第1のカム
フォロア21との間や、第2側壁12と第2のカムフォ
ロア22との間に、極く微小な隙間Sを設けてもよい。
すなわち、2つのカムフォロア21,22がいずれの側
壁11,12に接触していない状態が生じてもよい。こ
のような状態に設定すると、若干の滑りが生じることが
あるが、カムフォロア21,(22)が反転して回転す
るおそれはないからである。
【0021】つぎに、前記カム装置の用い方の一例につ
いて図2の旋回装置(方向転換装置)3を例にとって説
明する。該旋回装置3は、たとえば生理用ナプキン、紙
おむつなどの使い捨て着用物品の製造設備における当該
着用物品を構成する材料(部品)や半製品、製品などの
物品の方向を転換(姿勢を変更)させるものである。
いて図2の旋回装置(方向転換装置)3を例にとって説
明する。該旋回装置3は、たとえば生理用ナプキン、紙
おむつなどの使い捨て着用物品の製造設備における当該
着用物品を構成する材料(部品)や半製品、製品などの
物品の方向を転換(姿勢を変更)させるものである。
【0022】かかる方向の転換は、図3の帯状のウェブ
T1の先端部を二点鎖線のように切断して得た物品T
を、高速で移送しながらたとえば90°旋回させる場合
に採用することができる。図4の実施形態の旋回装置3
は、回転するドラム33に、該ドラム33の法線C(図
2)のまわりに旋回自在な複数個のブロック31を設
け、前記ドラム33を回転させながら、前記ブロック3
1上の物品Tを旋回させる。本実施形態のカム装置は図
2の円筒カム1に形成したエンドレス状のカム溝10の
側壁11,12に沿ってカムフォロア21,22の外周
面が回転しながら所定の運動を行う。
T1の先端部を二点鎖線のように切断して得た物品T
を、高速で移送しながらたとえば90°旋回させる場合
に採用することができる。図4の実施形態の旋回装置3
は、回転するドラム33に、該ドラム33の法線C(図
2)のまわりに旋回自在な複数個のブロック31を設
け、前記ドラム33を回転させながら、前記ブロック3
1上の物品Tを旋回させる。本実施形態のカム装置は図
2の円筒カム1に形成したエンドレス状のカム溝10の
側壁11,12に沿ってカムフォロア21,22の外周
面が回転しながら所定の運動を行う。
【0023】以下、旋回装置3の詳細な構造について説
明する。図5の前記旋回装置3は、所定の周速度で回転
するサクションローラ30に、該サクションローラ30
の法線Cのまわりに旋回自在な複数個の第1サクション
ブロック31と、旋回しない第2サクションブロック3
2とを備え、ウェブT1を吸引して前記第1サクション
ブロック31上にウェブT1の先端を吸着する。前記第
1および第2サクションブロック31,32はウェブT
1を吸着するための多数のノズル30aを備えている。
なお、図示を簡単にするために、ノズル30aは一部の
みを図示している。前記ウェブT1の先端部は図示しな
いカッタにより第1サクションブロック31上において
切断される。
明する。図5の前記旋回装置3は、所定の周速度で回転
するサクションローラ30に、該サクションローラ30
の法線Cのまわりに旋回自在な複数個の第1サクション
ブロック31と、旋回しない第2サクションブロック3
2とを備え、ウェブT1を吸引して前記第1サクション
ブロック31上にウェブT1の先端を吸着する。前記第
1および第2サクションブロック31,32はウェブT
1を吸着するための多数のノズル30aを備えている。
なお、図示を簡単にするために、ノズル30aは一部の
みを図示している。前記ウェブT1の先端部は図示しな
いカッタにより第1サクションブロック31上において
切断される。
【0024】前記旋回装置3は、前記切断後に前記法線
Cのまわりに前記第1サクションブロック31を90°旋
回させることで、図3および図4のように、前記物品T
の姿勢を90°旋回させる。その後、前記第1サクション
ブロック31上の物品Tが他の装置上に移送される。な
お、旋回させる角度は、必要に応じて、サクションブロ
ック31を旋回するためのカムの形状を変更することに
より、90°以外の45°や60°等に設定することが可能で
ある。
Cのまわりに前記第1サクションブロック31を90°旋
回させることで、図3および図4のように、前記物品T
の姿勢を90°旋回させる。その後、前記第1サクション
ブロック31上の物品Tが他の装置上に移送される。な
お、旋回させる角度は、必要に応じて、サクションブロ
ック31を旋回するためのカムの形状を変更することに
より、90°以外の45°や60°等に設定することが可能で
ある。
【0025】図5の前記旋回装置3は、ドラム33の外
周に前記第1サクションブロック31と第2サクション
ブロック32とを備えている。前記第2サクションブロ
ック32はドラム33に固定されている。前記ドラム3
3は回転軸34と一体に回転する。
周に前記第1サクションブロック31と第2サクション
ブロック32とを備えている。前記第2サクションブロ
ック32はドラム33に固定されている。前記ドラム3
3は回転軸34と一体に回転する。
【0026】図2に示す前記回転軸34の外周には、つ
まり前記ブロック31の内方には、円筒カム1が回転し
ないように設けてある。円筒カム1は固定円板36を介
して図示しないフレームに固定されており、該円筒カム
1にはカム溝10が形成してある。なお、固定円板36
には前記ノズル30a(図2)に連なる吸引孔36aが
形成してある。
まり前記ブロック31の内方には、円筒カム1が回転し
ないように設けてある。円筒カム1は固定円板36を介
して図示しないフレームに固定されており、該円筒カム
1にはカム溝10が形成してある。なお、固定円板36
には前記ノズル30a(図2)に連なる吸引孔36aが
形成してある。
【0027】前記第1サクションブロック31はブロッ
ク本体31aの内周部に前記軸20を介してカムフォロ
ア21,22を有している。前記ブロック本体31aは
法線Cを中心にドラム33および固定円板36に回転自
在に取り付けられている。一方、前記軸20はブロック
本体31aに対して偏心していると共にカム溝10に沿
って周方向に移動する。これにより、第1サクションブ
ロック31は、サクションローラ30が1回転する間
に、法線Cを中心に図4のように90°回転した後、反対
方向に90°回転して元の姿勢に戻る。
ク本体31aの内周部に前記軸20を介してカムフォロ
ア21,22を有している。前記ブロック本体31aは
法線Cを中心にドラム33および固定円板36に回転自
在に取り付けられている。一方、前記軸20はブロック
本体31aに対して偏心していると共にカム溝10に沿
って周方向に移動する。これにより、第1サクションブ
ロック31は、サクションローラ30が1回転する間
に、法線Cを中心に図4のように90°回転した後、反対
方向に90°回転して元の姿勢に戻る。
【0028】前記構成においては、カムフォロア21,
22を設けた第1サクションブロック31(従節)が、
前記カム溝10を設けた円筒カム1(原節)に対して一
定方向に回転することで、図1(a)の各カムフォロア
21,22が、それぞれ、一方の側壁面11a,12b
にのみ接触しながら、一定の方向に回転する。したがっ
て、滑り接触による摩耗が著しく小さくなる。なお、本
明細書において、「原節」とは、溝により所定のカム曲
線が与えられた機素(カム)をいい、動力によって回転
するか否かを問わない。一方、「従節」とは、前記カム
フォロアを介して、複雑な運動を行う機素をいう。
22を設けた第1サクションブロック31(従節)が、
前記カム溝10を設けた円筒カム1(原節)に対して一
定方向に回転することで、図1(a)の各カムフォロア
21,22が、それぞれ、一方の側壁面11a,12b
にのみ接触しながら、一定の方向に回転する。したがっ
て、滑り接触による摩耗が著しく小さくなる。なお、本
明細書において、「原節」とは、溝により所定のカム曲
線が与えられた機素(カム)をいい、動力によって回転
するか否かを問わない。一方、「従節」とは、前記カム
フォロアを介して、複雑な運動を行う機素をいう。
【0029】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定す
るであろう。たとえば、本発明のカム装置は前記旋回装
置以外の装置にも適用でき、また、着用物品以外の製造
装置は勿論のこと、製造装置以外の装置や機械について
も適用することができる。また、2つのカムフォロアの
軸線を同一ではなく、互いに平行に設定してもよい。し
たがって、そのような変更および修正は、請求の範囲か
ら定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定す
るであろう。たとえば、本発明のカム装置は前記旋回装
置以外の装置にも適用でき、また、着用物品以外の製造
装置は勿論のこと、製造装置以外の装置や機械について
も適用することができる。また、2つのカムフォロアの
軸線を同一ではなく、互いに平行に設定してもよい。し
たがって、そのような変更および修正は、請求の範囲か
ら定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各々個別に回転自在なカムフォロアを一対設け、前記一
対のカムフォロアの軸線が同一もしくは互いに平行に設
定され、前記カムフォロアのいずれか一方が一方の側壁
に接触していると、他方のカムフォロアが前記一方の側
壁に接触しないように設定されていることで、各カムフ
ォロアが、各々、1つの側壁に接触するようにしたか
ら、各カムフォロアの回転方向が理論上一定となる。し
たがって、各カムフォロアの滑り摩耗が著しく小さくな
るので、耐久性が向上する。
各々個別に回転自在なカムフォロアを一対設け、前記一
対のカムフォロアの軸線が同一もしくは互いに平行に設
定され、前記カムフォロアのいずれか一方が一方の側壁
に接触していると、他方のカムフォロアが前記一方の側
壁に接触しないように設定されていることで、各カムフ
ォロアが、各々、1つの側壁に接触するようにしたか
ら、各カムフォロアの回転方向が理論上一定となる。し
たがって、各カムフォロアの滑り摩耗が著しく小さくな
るので、耐久性が向上する。
【図1】本発明の実施形態を示すカム装置の断面図であ
る。
る。
【図2】旋回装置の縦断面図である。
【図3】物品の旋回方法を示す概略模式図である。
【図4】旋回装置を示す概略斜視図である。
【図5】旋回装置の概略断面図である。
【図6】従来のカム装置の平面図である。
10:カム溝 11:第1側壁 12:第2側壁 21:第1のカムフォロア 22:第2のカムフォロア L:カムフォロアの軸線
Claims (4)
- 【請求項1】 回転自在なカムフォロアが第1および第
2の側壁により形成された溝に沿って所定の運動を行う
カム装置において、 各々個別に回転自在な第1および第2のカムフォロアが
設けられ、 前記カムフォロアの軸線が互いに同じ方向となるように
設定され、 前記第1の側壁の少なくとも一部によって、前記第1の
カムフォロアの運動が規制され、 前記第2の側壁の少なくとも一部によって、前記第2の
カムフォロアの運動が規制されるカム装置。 - 【請求項2】 回転自在なカムフォロアが第1および第
2の側壁により形成された溝に沿って所定の運動を行う
カム装置において、 各々個別に回転自在な第1および第2のカムフォロアが
設けられ、 前記カムフォロアの軸線が互いに同じ方向となるように
設定され、 前記第1の側壁は、前記溝の中心部に向って出っ張って
いる部分を有し、 前記第2の側壁は、前記溝の中心部に向って出っ張って
いる部分を有するカム装置。 - 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記2つのカムフォロアが同軸上に設けられているカム
装置。 - 【請求項4】 請求項1もしくは2において、 前記第1および第2のカムフォロアの回転方向が、互い
に反対方向で、かつ、それぞれ、一定であるカム装置。
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AT01124396T ATE311557T1 (de) | 2000-10-27 | 2001-10-25 | Nockenvorrichtung |
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---|---|
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