JP2002115193A - フェルト - Google Patents
フェルトInfo
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- JP2002115193A JP2002115193A JP2001250330A JP2001250330A JP2002115193A JP 2002115193 A JP2002115193 A JP 2002115193A JP 2001250330 A JP2001250330 A JP 2001250330A JP 2001250330 A JP2001250330 A JP 2001250330A JP 2002115193 A JP2002115193 A JP 2002115193A
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- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F7/00—Other details of machines for making continuous webs of paper
- D21F7/08—Felts
- D21F7/083—Multi-layer felts
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S162/00—Paper making and fiber liberation
- Y10S162/90—Papermaking press felts
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T442/00—Fabric [woven, knitted, or nonwoven textile or cloth, etc.]
- Y10T442/30—Woven fabric [i.e., woven strand or strip material]
- Y10T442/3065—Including strand which is of specific structural definition
- Y10T442/3089—Cross-sectional configuration of strand material is specified
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T442/00—Fabric [woven, knitted, or nonwoven textile or cloth, etc.]
- Y10T442/30—Woven fabric [i.e., woven strand or strip material]
- Y10T442/3707—Woven fabric including a nonwoven fabric layer other than paper
- Y10T442/3724—Needled
Landscapes
- Paper (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術と比較してファイバのアンカリング
即ち固定が改善されており且つマークを残存させる傾向
がより低く且つダンピング能力がより高いフェルトを提
供する。 【解決手段】 製紙機械において使用するフェルトであ
って、製紙機械の搬送方向に関して横方向(30)及び
長手方向(40)に配向されている糸を有しているテキ
スタイル裏打ち要素(20,60)を有しており、その
上にファイバが針縫いされてフェルト構造を形成してお
り、横方向糸(30)のうちの少なくとも幾つかがツイ
ストした構造(10)を示すフェルトが提供される。
即ち固定が改善されており且つマークを残存させる傾向
がより低く且つダンピング能力がより高いフェルトを提
供する。 【解決手段】 製紙機械において使用するフェルトであ
って、製紙機械の搬送方向に関して横方向(30)及び
長手方向(40)に配向されている糸を有しているテキ
スタイル裏打ち要素(20,60)を有しており、その
上にファイバが針縫いされてフェルト構造を形成してお
り、横方向糸(30)のうちの少なくとも幾つかがツイ
ストした構造(10)を示すフェルトが提供される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙のウェブから水
を除去するためのプレスフェルトとして製紙機械におい
て種々に使用されるようなシームした即ち縫い合わせた
フェルトに関するものである。
を除去するためのプレスフェルトとして製紙機械におい
て種々に使用されるようなシームした即ち縫い合わせた
フェルトに関するものである。
【0002】この目的のために、製紙機械において、紙
のウェブは2つのフェルトの間又はフェルトとローラー
との間で押圧され、従って水が除去される。
のウェブは2つのフェルトの間又はフェルトとローラー
との間で押圧され、従って水が除去される。
【0003】
【従来の技術】動作上の安全性のため及びフェルトをイ
ンストールするために機械を停止せねばならない時間を
短縮させるために、比較的に低い品質の条件を有する紙
に対して且つより低い及び中間の速度範囲における製紙
機械上でシームした即ち縫い合わせたフェルトが益々使
用されている。通常、これらのフェルトは長手方向及び
横方向において粗い単繊維からなる折った裏打ち布から
構成されており、単繊維の直径は0.35mm乃至0.
5mmの範囲である。このファブリック即ち布(織物)
上にファイバ即ち繊維を従来の態様で針縫いしてフェル
トのような構造を形成する。
ンストールするために機械を停止せねばならない時間を
短縮させるために、比較的に低い品質の条件を有する紙
に対して且つより低い及び中間の速度範囲における製紙
機械上でシームした即ち縫い合わせたフェルトが益々使
用されている。通常、これらのフェルトは長手方向及び
横方向において粗い単繊維からなる折った裏打ち布から
構成されており、単繊維の直径は0.35mm乃至0.
5mmの範囲である。このファブリック即ち布(織物)
上にファイバ即ち繊維を従来の態様で針縫いしてフェル
トのような構造を形成する。
【0004】この裏打ち布概念の欠点は、ファイバの固
着が劣っており且つプレスフェルトの摩擦による磨耗及
び剪断が増加され、粗い裏打ち布が影響を受け易い紙の
上にマークを残存させる傾向があり、且つ振動に影響を
受け易いプレス位置上でのダンピング即ち減衰容量が低
いということである。
着が劣っており且つプレスフェルトの摩擦による磨耗及
び剪断が増加され、粗い裏打ち布が影響を受け易い紙の
上にマークを残存させる傾向があり、且つ振動に影響を
受け易いプレス位置上でのダンピング即ち減衰容量が低
いということである。
【0005】ファイバの固着が劣っていることの問題を
除去するために、従来は、例えば、EP0502638
A1において記載されているように、カールしたヤーン
(紡ぎ糸)を使用することの試みがなされている。然し
ながら、このようなヤーンのカールは、それらで作業す
ることを困難なものとしている。更に、特に、異なる種
類のファイバ物質を使用する場合に、ヤーンの特定的且
つ再現性のあるカールを発生させ且つ維持することは困
難である。
除去するために、従来は、例えば、EP0502638
A1において記載されているように、カールしたヤーン
(紡ぎ糸)を使用することの試みがなされている。然し
ながら、このようなヤーンのカールは、それらで作業す
ることを困難なものとしている。更に、特に、異なる種
類のファイバ物質を使用する場合に、ヤーンの特定的且
つ再現性のあるカールを発生させ且つ維持することは困
難である。
【0006】上述した欠点を除去するための同様の試み
がDE3930315において開示されており、それ
は、製紙機械における無端状バンドの運動方向に関して
長尺方向においてブレード(braid)した即ち編ん
だヤーンを有するフェルトを記載している。然しなが
ら、一方においては、編んだヤーンを製造することは厄
介で且つ高価なものであり、他方においては、これらの
編んだヤーンで作成したフェルトは次第に減少する弾性
及び/又は非永久的即ち一時的な特定されない安定性を
示すものであるという点において欠点があることが判明
した。
がDE3930315において開示されており、それ
は、製紙機械における無端状バンドの運動方向に関して
長尺方向においてブレード(braid)した即ち編ん
だヤーンを有するフェルトを記載している。然しなが
ら、一方においては、編んだヤーンを製造することは厄
介で且つ高価なものであり、他方においては、これらの
編んだヤーンで作成したフェルトは次第に減少する弾性
及び/又は非永久的即ち一時的な特定されない安定性を
示すものであるという点において欠点があることが判明
した。
【0007】米国特許第5,514,438号は製紙機
械において使用するフェルトを記載しており、その場合
に、製紙機械における無端状バンドの運動方向に関して
長尺方向に巻き付けたヤーンを使用している。これらの
巻き付けたヤーンは1つの層又は幾つかの層の多繊維に
よって取囲まれている単繊維から構成されている。この
実施例は、又、これまでのところ最適下限であることが
判明している。何故ならば、巻き付けたヤーンの構造は
非常に複雑であり、従って、それらは製造するのに複雑
であり且つ高価だからである。
械において使用するフェルトを記載しており、その場合
に、製紙機械における無端状バンドの運動方向に関して
長尺方向に巻き付けたヤーンを使用している。これらの
巻き付けたヤーンは1つの層又は幾つかの層の多繊維に
よって取囲まれている単繊維から構成されている。この
実施例は、又、これまでのところ最適下限であることが
判明している。何故ならば、巻き付けたヤーンの構造は
非常に複雑であり、従って、それらは製造するのに複雑
であり且つ高価だからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、従来技術と比較してファイバのアンカリン
グ即ち固着が改善されており、且つマークを残存させる
傾向がより低く且つより高いダンピング可能性を有して
いるフェルトを提供することを目的とする。
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、従来技術と比較してファイバのアンカリン
グ即ち固着が改善されており、且つマークを残存させる
傾向がより低く且つより高いダンピング可能性を有して
いるフェルトを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、請求項
1に記載したフェルトが提供される。即ち、本発明で
は、裏打ちファブリックとして使用される基本的なテキ
スタイル区域の長手方向糸、即ち運動方向に整合してい
るものとしてのみならず、実質的に垂直な方向に延在す
る横方向即ち横糸として構造化したファイバを使用する
ことによって、従来製紙機械において使用されていた縫
い合わせフェルトを改善する基本的な思想を有してい
る。それは、更に、各々が螺旋構造を有している単繊維
が互いに絡み合わされているツイストした即ち撚り合わ
せた構造を提供する思想を有している。
1に記載したフェルトが提供される。即ち、本発明で
は、裏打ちファブリックとして使用される基本的なテキ
スタイル区域の長手方向糸、即ち運動方向に整合してい
るものとしてのみならず、実質的に垂直な方向に延在す
る横方向即ち横糸として構造化したファイバを使用する
ことによって、従来製紙機械において使用されていた縫
い合わせフェルトを改善する基本的な思想を有してい
る。それは、更に、各々が螺旋構造を有している単繊維
が互いに絡み合わされているツイストした即ち撚り合わ
せた構造を提供する思想を有している。
【0010】該撚り合わせた構造が実質的に丸い断面を
有するものであることが有益的であることが判明した。
驚くべきことであるが、この断面形状を3本の単繊維を
互いに絡み合わせることによって形成させることが特に
有益的であることが判明した。何故ならば、3本の単繊
維を使用する場合には、ほぼ均等且つ実質的に円形状の
断面が撚り合わせた構造の全長にわたって達成されるか
らである。この撚り合わせた構造を発生させるために3
本の単繊維を使用することの別の実質的な利点は、細す
ぎることのない糸を取り扱うことが容易であり、一方撚
り合わせた構造の全体的な直径は大きくなり過ぎてはな
らず且つこのことは数本の単繊維を使用することによっ
て可能となるという事実に基づくものである。更に、3
本の単繊維は適切なる安定性を提供し、従って安定性と
柔軟性の最適な組み合わせが達成される。
有するものであることが有益的であることが判明した。
驚くべきことであるが、この断面形状を3本の単繊維を
互いに絡み合わせることによって形成させることが特に
有益的であることが判明した。何故ならば、3本の単繊
維を使用する場合には、ほぼ均等且つ実質的に円形状の
断面が撚り合わせた構造の全長にわたって達成されるか
らである。この撚り合わせた構造を発生させるために3
本の単繊維を使用することの別の実質的な利点は、細す
ぎることのない糸を取り扱うことが容易であり、一方撚
り合わせた構造の全体的な直径は大きくなり過ぎてはな
らず且つこのことは数本の単繊維を使用することによっ
て可能となるという事実に基づくものである。更に、3
本の単繊維は適切なる安定性を提供し、従って安定性と
柔軟性の最適な組み合わせが達成される。
【0011】対照的に、単に2本の単繊維からなる撚り
合わせた構造は並置された2つの円からなる形状の断面
を有しており、一方4本の単繊維からなる撚り合わせた
構造は丸めた角部を有する実質的に4個の角部からなる
形状を有している。更に、撚り合わせた構造の直径は、
その中により多くの単繊維が組込まれるに従って、全体
として増加し、従って撚り合わせた構造は、それ自身、
剛性を増加させ、従って、それで作業することがより困
難となる。原理的には、5本又はそれ以上の個別的な単
繊維からなる撚り合わせた糸とすることが可能である
が、その場合には、各個別的なストランドの直径はより
小さくされる。
合わせた構造は並置された2つの円からなる形状の断面
を有しており、一方4本の単繊維からなる撚り合わせた
構造は丸めた角部を有する実質的に4個の角部からなる
形状を有している。更に、撚り合わせた構造の直径は、
その中により多くの単繊維が組込まれるに従って、全体
として増加し、従って撚り合わせた構造は、それ自身、
剛性を増加させ、従って、それで作業することがより困
難となる。原理的には、5本又はそれ以上の個別的な単
繊維からなる撚り合わせた糸とすることが可能である
が、その場合には、各個別的なストランドの直径はより
小さくされる。
【0012】テキスタイル裏打ち要素は少なくとも2本
撚りの形態で構成されている。この最小の2本撚り裏打
ち要素(図1=20デザイン参照)は、1つ又はそれ以
上の折ったファブリックと結合するための基礎を形成し
ており、該折ったファブリックは、裏打ちファブリック
の上方又は下方に位置させた状態で、針によってそれに
接続させることが可能である。特別の適用例の場合に
は、2つの縫い合わせた裏打ちファブリック(図2=多
層参照)を互いに上下関係に配置させ且つそれらを針縫
い又は接着剤技術によって互いに接合させて裏打ち要素
を形成することも可能である。このようなバッキング即
ち裏打ち要素は、該折った層の間にフェルト状構造を形
成するのに適したファイバからなるその他の層を配置さ
せることを可能とする。
撚りの形態で構成されている。この最小の2本撚り裏打
ち要素(図1=20デザイン参照)は、1つ又はそれ以
上の折ったファブリックと結合するための基礎を形成し
ており、該折ったファブリックは、裏打ちファブリック
の上方又は下方に位置させた状態で、針によってそれに
接続させることが可能である。特別の適用例の場合に
は、2つの縫い合わせた裏打ちファブリック(図2=多
層参照)を互いに上下関係に配置させ且つそれらを針縫
い又は接着剤技術によって互いに接合させて裏打ち要素
を形成することも可能である。このようなバッキング即
ち裏打ち要素は、該折った層の間にフェルト状構造を形
成するのに適したファイバからなるその他の層を配置さ
せることを可能とする。
【0013】別の好適な構成に拠れば、テキスタイル裏
打ち要素の層の間に、適切な構造を有しており且つ特定
の適用例に対して適した物質から構成されている特別の
ダンピング即ち減衰用の層を設けることも可能である。
打ち要素の層の間に、適切な構造を有しており且つ特定
の適用例に対して適した物質から構成されている特別の
ダンピング即ち減衰用の層を設けることも可能である。
【0014】好適には、テキスタイル裏打ち要素が幾つ
かの撚りの形態で構成される場合には、長手方向の糸か
らなる少なくとも1つの上側の撚りが下側の撚りへ接続
され、その場合に、上側と中間、上側と下側又は中間と
下側の撚りとの間に、シーム(縫い目又は継ぎ目)ルー
プを形成することが可能である。この及び類似した構造
の利点は、2本撚り又は積層型の裏打ち要素と比較し
て、厚さがより大きく、マークを残存させる傾向がより
低く且つダンピング即ち減衰がより良好であるという点
である。折り技術により長手方向の糸の付加的な撚りを
包含させているために、テキスタイル裏打ち要素は安定
性を得ている。
かの撚りの形態で構成される場合には、長手方向の糸か
らなる少なくとも1つの上側の撚りが下側の撚りへ接続
され、その場合に、上側と中間、上側と下側又は中間と
下側の撚りとの間に、シーム(縫い目又は継ぎ目)ルー
プを形成することが可能である。この及び類似した構造
の利点は、2本撚り又は積層型の裏打ち要素と比較し
て、厚さがより大きく、マークを残存させる傾向がより
低く且つダンピング即ち減衰がより良好であるという点
である。折り技術により長手方向の糸の付加的な撚りを
包含させているために、テキスタイル裏打ち要素は安定
性を得ている。
【0015】このフェルトに関する安定効果は、その移
動性の保存と結合されて、特に製紙機械の動作期間中に
フェルトが通過するローラーの領域において、横方向糸
の撚り合わせ構造によって強化されている。単繊維のツ
イスト即ち捻りは、フェルトを構成するために使用した
糸が単繊維の間の捻られた構造の中に及び/又はそれを
貫通して浸透することを可能とし、従って裏打ち繊維内
に最適に固着されることを可能とする。ツイストした即
ち捻られた構造の代わりに普通の単繊維が使用される場
合には、このようなアンカリング即ち固着は不可能であ
る。
動性の保存と結合されて、特に製紙機械の動作期間中に
フェルトが通過するローラーの領域において、横方向糸
の撚り合わせ構造によって強化されている。単繊維のツ
イスト即ち捻りは、フェルトを構成するために使用した
糸が単繊維の間の捻られた構造の中に及び/又はそれを
貫通して浸透することを可能とし、従って裏打ち繊維内
に最適に固着されることを可能とする。ツイストした即
ち捻られた構造の代わりに普通の単繊維が使用される場
合には、このようなアンカリング即ち固着は不可能であ
る。
【0016】この種類のアンカリング即ち固着は、編ん
だ又はカールしたヤーンが使用される場合にも不可能で
ある。何故ならば、これらは弾力性成分を有しており、
従って、それらの構造に関して糸の明らかにより弱い縫
合を示すものだからである。フェルトを構成するのに必
要なファイバはこれらのカールした又は編んだヤーンへ
及び/又はこのようなヤーンとされた単繊維へ確実に取
付けることは不可能であり、従って負荷状態において、
カールした又は編んだヤーンによって形成される構造か
ら外部へファイバが移動することは実際上不可避的なも
のである。
だ又はカールしたヤーンが使用される場合にも不可能で
ある。何故ならば、これらは弾力性成分を有しており、
従って、それらの構造に関して糸の明らかにより弱い縫
合を示すものだからである。フェルトを構成するのに必
要なファイバはこれらのカールした又は編んだヤーンへ
及び/又はこのようなヤーンとされた単繊維へ確実に取
付けることは不可能であり、従って負荷状態において、
カールした又は編んだヤーンによって形成される構造か
ら外部へファイバが移動することは実際上不可避的なも
のである。
【0017】対照的に、テキスタイル裏打ちファブリッ
クにおいてツイスト即ち撚り合せた構造で製造されたフ
ェルトは明らかに改善された長期的な安定性を示す。何
故ならば、単繊維がしっかりと絡み合っているか又は一
体的に撚り合せられている結果として、ファイバがツイ
スト即ち撚り合せられている構造内に入りこむと、それ
らは永久的にそこにアンカリング即ち固定され、外部へ
の移動は殆ど不可能であり且つ実際上発生することはな
い。
クにおいてツイスト即ち撚り合せた構造で製造されたフ
ェルトは明らかに改善された長期的な安定性を示す。何
故ならば、単繊維がしっかりと絡み合っているか又は一
体的に撚り合せられている結果として、ファイバがツイ
スト即ち撚り合せられている構造内に入りこむと、それ
らは永久的にそこにアンカリング即ち固定され、外部へ
の移動は殆ど不可能であり且つ実際上発生することはな
い。
【0018】本発明の別の実施例によれば、ツイストし
た構造は多数本撚りツイスト形態を有しており、即ち、
第一ステップにおいて、単繊維を一体的に合体させてツ
イストした構造を形成し、次いで幾つかのこのようなツ
イストした構造を互いに絡み合わせる。
た構造は多数本撚りツイスト形態を有しており、即ち、
第一ステップにおいて、単繊維を一体的に合体させてツ
イストした構造を形成し、次いで幾つかのこのようなツ
イストした構造を互いに絡み合わせる。
【0019】この手段によって、フェルトを形成するの
に必要なファイバが単繊維間に浸透するためのより多く
の又はより少ない可能な経路が与えられる限り、上述し
た安定性の特性を特定の態様で影響を与えることが可能
となる。フェルトファイバによってテキスタイル裏打ち
要素内のフェルト上の構造のアンカリング即ち固定は、
得ることが可能な固定の可能性の数が多ければ多い程良
好である。
に必要なファイバが単繊維間に浸透するためのより多く
の又はより少ない可能な経路が与えられる限り、上述し
た安定性の特性を特定の態様で影響を与えることが可能
となる。フェルトファイバによってテキスタイル裏打ち
要素内のフェルト上の構造のアンカリング即ち固定は、
得ることが可能な固定の可能性の数が多ければ多い程良
好である。
【0020】更に、フェルト状構造のファイバによるテ
キスタイル裏打ち要素の良好な浸透は濡れた紙と対面す
るフェルトの側からテキスタイル裏打ち要素を介して濡
れた紙とは反対側に面したフェルトの側への液体の良好
な転送を与える極めて有益的な効果を有している。該フ
ェルト内の液体の転送は実質的にそこで作用する毛細管
力に基づいているので、テキスタイル裏打ち要素を介し
てのファイバの良好な浸透はこの液体転送にとって重要
である。上述したように、ツイストした即ち捻れた構造
の中への又はそれからのファイバの移動は発生しないの
で、該フェルトの液体転送性能も実際的に時間に関して
一定である。
キスタイル裏打ち要素の良好な浸透は濡れた紙と対面す
るフェルトの側からテキスタイル裏打ち要素を介して濡
れた紙とは反対側に面したフェルトの側への液体の良好
な転送を与える極めて有益的な効果を有している。該フ
ェルト内の液体の転送は実質的にそこで作用する毛細管
力に基づいているので、テキスタイル裏打ち要素を介し
てのファイバの良好な浸透はこの液体転送にとって重要
である。上述したように、ツイストした即ち捻れた構造
の中への又はそれからのファイバの移動は発生しないの
で、該フェルトの液体転送性能も実際的に時間に関して
一定である。
【0021】該単繊維は0.1mm乃至0.9mmの範
囲、好適には0.1mm乃至0.5mmの範囲及び特に
好適には0.1mm乃至0.3mmの範囲内の直径を有
するべきである。特定の場合における直径は、特に、ツ
イストした構造内へ組込まれる単繊維の数に依存するも
のであるが、3本の単繊維を使用することが最適であ
る。この実施例においては、個々の単繊維は0.2mm
乃至0.3mmの範囲内の直径を有している。
囲、好適には0.1mm乃至0.5mmの範囲及び特に
好適には0.1mm乃至0.3mmの範囲内の直径を有
するべきである。特定の場合における直径は、特に、ツ
イストした構造内へ組込まれる単繊維の数に依存するも
のであるが、3本の単繊維を使用することが最適であ
る。この実施例においては、個々の単繊維は0.2mm
乃至0.3mmの範囲内の直径を有している。
【0022】ツイストした構造は、全体として、0.3
mm乃至1.0mmの範囲、好適には0.4mm乃至
0.8mmの範囲、且つ特に好適には0.4mm乃至
0.6mmの範囲内の平均外径を有している。0.3m
m乃至1.0mmの範囲内の平均外径は特に好適である
ことが判明した。何故ならば、この直径を有するツイス
トした構造はテキスタイル裏打ち要素の構造内に、従っ
て、フェルト内に最適な状態で一体化させることが可能
であるからである。
mm乃至1.0mmの範囲、好適には0.4mm乃至
0.8mmの範囲、且つ特に好適には0.4mm乃至
0.6mmの範囲内の平均外径を有している。0.3m
m乃至1.0mmの範囲内の平均外径は特に好適である
ことが判明した。何故ならば、この直径を有するツイス
トした構造はテキスタイル裏打ち要素の構造内に、従っ
て、フェルト内に最適な状態で一体化させることが可能
であるからである。
【0023】このように、マークを残存させるという公
知の縫い合わせたフェルトの不利益的傾向はほぼ除去す
ることが可能であり、従って、動作において、本発明に
基づくフェルトは最早このような傾向を示すものではな
い。
知の縫い合わせたフェルトの不利益的傾向はほぼ除去す
ることが可能であり、従って、動作において、本発明に
基づくフェルトは最早このような傾向を示すものではな
い。
【0024】本発明に基づくフェルトは10cm当たり
130本を超える横方向の糸、好適には10cm当たり
130乃至200本の範囲内の横方向の糸、且つ特に好
適には10cm当たり140乃至180本の範囲内の横
方向の糸を有している。その結果は、その高い横方向糸
密度がテキスタイル裏打ち要素にほぼ滑らかな表面を与
えるという極めて有益的な効果を有しており、その場合
の不均一性は使用している特定の単繊維の直径の寸法変
動範囲内において発生するに過ぎない。テキスタイル裏
打ち要素の不均一性を発生させるような個々の横方向糸
の間のギャップ(例えば、波の形態におけるもの)は本
発明に基づくフェルトにおいては存在していない。従っ
て、テキスタイル裏打ち要素のこの高い横方向糸密度は
紙の上にマークを残存させる傾向を有するものでないと
いう本発明に基づくフェルトにとって最適な条件を発生
する。
130本を超える横方向の糸、好適には10cm当たり
130乃至200本の範囲内の横方向の糸、且つ特に好
適には10cm当たり140乃至180本の範囲内の横
方向の糸を有している。その結果は、その高い横方向糸
密度がテキスタイル裏打ち要素にほぼ滑らかな表面を与
えるという極めて有益的な効果を有しており、その場合
の不均一性は使用している特定の単繊維の直径の寸法変
動範囲内において発生するに過ぎない。テキスタイル裏
打ち要素の不均一性を発生させるような個々の横方向糸
の間のギャップ(例えば、波の形態におけるもの)は本
発明に基づくフェルトにおいては存在していない。従っ
て、テキスタイル裏打ち要素のこの高い横方向糸密度は
紙の上にマークを残存させる傾向を有するものでないと
いう本発明に基づくフェルトにとって最適な条件を発生
する。
【0025】更に、テキスタイル裏打ち要素の、従っ
て、フェルト自身の均一な構造は、振動する挙動が誘起
される可能性をほぼ取除いており、従って製紙機械の振
動に影響を受け易い位置においても、フェルトのダンピ
ング即ち減衰能力は従来技術と比較して改善されており
且つ長期間保存される。
て、フェルト自身の均一な構造は、振動する挙動が誘起
される可能性をほぼ取除いており、従って製紙機械の振
動に影響を受け易い位置においても、フェルトのダンピ
ング即ち減衰能力は従来技術と比較して改善されており
且つ長期間保存される。
【0026】総じて、本発明の特定の利点は、本発明に
基づくフェルトの弾力性及び/又は安定性はツイストし
た構造の適切な選択によって、例えば乾燥すべき紙の種
類等の特定の適用区域に対して最適に調節させることが
可能であるという事実に存在している。
基づくフェルトの弾力性及び/又は安定性はツイストし
た構造の適切な選択によって、例えば乾燥すべき紙の種
類等の特定の適用区域に対して最適に調節させることが
可能であるという事実に存在している。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は横方向糸30に沿った断面
内における2本撚りテキスタイル裏打ち要素20の1つ
の層の構造を概略的に示している。単一の糸として示し
たこれらの横方向の糸30はツイストした構造に形成さ
れており且つ断面において3つの円として表われており
(図4)、それらはツイストした構造10を形成する単
繊維110を象徴している。ツイストした構造10はそ
れ自身が既にツイストされている構造によるか、又は単
繊維とツイストした構造との結合によって形成すること
も可能である。各々が図の面内に延在しているシームル
ープを形成する長手方向の糸40は、好適には、単繊維
の形態を有しているが、横方向糸と同様に、ツイストし
た構造から構成することも可能である。
内における2本撚りテキスタイル裏打ち要素20の1つ
の層の構造を概略的に示している。単一の糸として示し
たこれらの横方向の糸30はツイストした構造に形成さ
れており且つ断面において3つの円として表われており
(図4)、それらはツイストした構造10を形成する単
繊維110を象徴している。ツイストした構造10はそ
れ自身が既にツイストされている構造によるか、又は単
繊維とツイストした構造との結合によって形成すること
も可能である。各々が図の面内に延在しているシームル
ープを形成する長手方向の糸40は、好適には、単繊維
の形態を有しているが、横方向糸と同様に、ツイストし
た構造から構成することも可能である。
【0028】図2は積層したテキスタイル裏打ち要素6
0を示しており、その場合には、上側層70が下側層8
0と平行に配設されており且つそれから離隔されてい
る。上側層70と下側層80との間に、この実施例によ
れば、フェルト状の構造を有しており、且つダンピング
要素として作用するファイバが配設されている。上側層
70と下側層80とを取囲む図2における領域は、概略
的に、それからフェルトが構成されているファイバ90
を示している。
0を示しており、その場合には、上側層70が下側層8
0と平行に配設されており且つそれから離隔されてい
る。上側層70と下側層80との間に、この実施例によ
れば、フェルト状の構造を有しており、且つダンピング
要素として作用するファイバが配設されている。上側層
70と下側層80とを取囲む図2における領域は、概略
的に、それからフェルトが構成されているファイバ90
を示している。
【0029】図2から理解されるように、ファイバ90
は積層したテキスタイル裏打ち要素60の上側層70と
下側層80の両方を貫通して浸透している。上側層70
及び下側層80の概略的な構造は横方向糸30に沿って
断面で示してある。単一の糸として示されているこれら
の横方向の糸30は図4に基づくツイストした構造を有
している。図の面内に延在する長手方向の糸40は、シ
ームループを構成しており、好適には、単繊維の形態を
有しているが、横方向糸のように、ツイストした構造か
ら構成することも可能である。
は積層したテキスタイル裏打ち要素60の上側層70と
下側層80の両方を貫通して浸透している。上側層70
及び下側層80の概略的な構造は横方向糸30に沿って
断面で示してある。単一の糸として示されているこれら
の横方向の糸30は図4に基づくツイストした構造を有
している。図の面内に延在する長手方向の糸40は、シ
ームループを構成しており、好適には、単繊維の形態を
有しているが、横方向糸のように、ツイストした構造か
ら構成することも可能である。
【0030】上述したダンピング要素の厚さは特定の条
件に適合させるべく変化させることが可能である。別の
可能性は三層構成であり、その場合に、上側層と中間層
との間、及び中間層と下側層との間に、ファイバが配設
されてフェルトを形成している。
件に適合させるべく変化させることが可能である。別の
可能性は三層構成であり、その場合に、上側層と中間層
との間、及び中間層と下側層との間に、ファイバが配設
されてフェルトを形成している。
【0031】図3は本発明の別の実施例に基づく横方向
糸30に沿った断面においての3本撚りテキスタイル裏
打ち要素100の1つの層の構造を概略的に示してい
る。これらの横方向糸30は、この場合も、ツイストし
た構造を有している。又、それらが、既にツイストされ
ている構造の形態か、又は単繊維とツイストした構造の
結合を取ることが可能である。
糸30に沿った断面においての3本撚りテキスタイル裏
打ち要素100の1つの層の構造を概略的に示してい
る。これらの横方向糸30は、この場合も、ツイストし
た構造を有している。又、それらが、既にツイストされ
ている構造の形態か、又は単繊維とツイストした構造の
結合を取ることが可能である。
【0032】この場合も、長手方向糸40は、好適に
は、単繊維であるが、横方向糸のように、ツイストした
構造とすることも可能である。図の面内に延在する長手
方向糸40の間において、長手方向の糸の間の距離を増
加させるために、糸120のエキストラな撚りが織り込
まれている。このエキストラな撚り120は単繊維又は
ツイストした糸構造から構成することが可能である。ル
ープを形成するために、上側及び中間、中間及び下側、
好適には上側及び下側の長手方向糸が使用される。
は、単繊維であるが、横方向糸のように、ツイストした
構造とすることも可能である。図の面内に延在する長手
方向糸40の間において、長手方向の糸の間の距離を増
加させるために、糸120のエキストラな撚りが織り込
まれている。このエキストラな撚り120は単繊維又は
ツイストした糸構造から構成することが可能である。ル
ープを形成するために、上側及び中間、中間及び下側、
好適には上側及び下側の長手方向糸が使用される。
【0033】この点において、本発明の思想に拠れば、
単繊維110を適切に選択することによって、テキスタ
イル裏打ち要素の特定の構造とした表面を得ることが可
能であることを再度指摘されるべきであり、例えば、1
つの変形例は、横方向糸30として単繊維110及び/
又はツイストした構造10及び/又は多数撚りツイスト
構造50を交互に使用することである。従って、適切な
ツイストした構造10を選択することによって、テキス
タイル裏打ち要素の実質的に滑らかな表面の構造を形成
することが可能である。
単繊維110を適切に選択することによって、テキスタ
イル裏打ち要素の特定の構造とした表面を得ることが可
能であることを再度指摘されるべきであり、例えば、1
つの変形例は、横方向糸30として単繊維110及び/
又はツイストした構造10及び/又は多数撚りツイスト
構造50を交互に使用することである。従って、適切な
ツイストした構造10を選択することによって、テキス
タイル裏打ち要素の実質的に滑らかな表面の構造を形成
することが可能である。
【0034】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図1】 本発明に基づく2本撚りテキスタイル裏打ち
要素を示した概略図。
要素を示した概略図。
【図2】 本発明に基づく積層型テキスタイル裏打ち要
素を示した概略図。
素を示した概略図。
【図3】 本発明に基づく3本撚りテキスタイル裏打ち
要素を示した概略図。
要素を示した概略図。
【図4】 ツイストした構造10を形成する3本の単繊
維110を示した概略図。
維110を示した概略図。
10 ツイスト構造 20 単層型テキスタイル裏打ち要素 30 横方向糸 40 長手方向糸 50 多数撚りツイスト構造(不図示) 60 2層型テキスタイル裏打ち要素 70 上側層 80 下側層 90 ファイバ 100 3本撚りテキスタイル裏打ち要素 110 単繊維 120 糸のエキストラな撚り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォルフガング フリーゼンビクラー オーストリア国, ア−2842 エドリッ ツ, シャウアーベルグ 98 Fターム(参考) 4L048 AB12 BA09 BA27 BC05 DA39 4L055 CE37 EA40 FA22 FA30
Claims (10)
- 【請求項1】 製紙機械に使用する縫い合わせフェルト
において、糸を構成するテキスタイル裏打ち要素(2
0,60,100)が製紙機械の搬送方向に関して横方
向(30)及び長手方向(40)に配向されており且つ
その上にファイバ(90)が針縫いされてフェルト構造
を形成しており、前記横方向糸(30)の少なくとも幾
つかが撚り合わせた構造(10)を示していることを特
徴とするフェルト。 - 【請求項2】 請求項1において、前記撚り合わせた構
造(10)が少なくとも3本の単繊維(110)から構
成されている実質的に円形状断面を有していることを特
徴とするフェルト。 - 【請求項3】 請求項1乃至2のうちのいずれか1項に
おいて、前記テキスタイル裏打ち要素(20,60,1
00)が少なくとも2本撚り形態に構成されていること
を特徴とするフェルト。 - 【請求項4】 請求項3において、2個又はそれ以上の
テキスタイル裏打ち要素(60)が上下関係に配設され
ており且つ上側及び下側層ファイバの間に埋め込まれて
いることを特徴とするフェルト。 - 【請求項5】 請求項3又は4において、前記テキスタ
イル裏打ち要素(60,100)の少なくとも1つの上
側層(70)の長手方向(40)及び/又は横方向(3
0)の糸が少なくとも1つの下側層(80)の長手方向
(40)及び/又は横方向(30)の糸へ接続されてい
ることを特徴とするフェルト。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のうちのいずれか1項に
おいて、前記撚り合わせた構造(10)が多重撚り合わ
せ構造(50)として構成されていることを特徴とする
構造。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のうちのいずれか1項に
おいて、前記撚り合わせた構造(10)が単繊維(11
0)及び撚り合わせた及び/又は多重に撚り合わせた及
び/又は紡いだ及び/又は編んだ多繊維を有する混合構
造として構成されていることを特徴とするフェルト。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のうちのいずれか1項に
おいて、前記撚り合わせた構造を形成するために使用さ
れる単繊維(110)が0.1mm乃至0.9mmの範
囲、好適には0.1mm乃至0.5mmの範囲、且つ特
に好適には0.1mm乃至0.3mmの範囲内の直径を
有していることを特徴とするフェルト。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のうちのいずれか1項に
おいて、前記撚り合わせた構造(10)が0.3mm乃
至1.0mmの範囲、好適には0.4mm乃至0.8m
mの範囲、且つ特に好適には0.4mm乃至0.6mm
の範囲における平均外径を有していることを特徴とする
フェルト。 - 【請求項10】 請求項1乃至9のうちのいずれか1項
において、10cm当たり130本の横方向糸を超える
横方向糸密度、好適には10cm当たり130乃至20
0本の横方向糸の範囲内の横方向糸密度、及び特に好適
には、10cm当たり140乃至180本の横方向糸の
範囲内の横方向糸密度を有することを特徴とする構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE10040828.1 | 2000-08-21 | ||
DE10040828A DE10040828B4 (de) | 2000-08-21 | 2000-08-21 | Filz |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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BR (1) | BR0103574A (ja) |
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CN100368629C (zh) * | 2005-09-07 | 2008-02-13 | 太仓嫦娥工业用呢有限公司 | 复合干毯 |
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DE102011004568A1 (de) | 2011-02-23 | 2012-08-23 | Voith Patent Gmbh | Pressenpartie einer Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn |
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