JP2002110044A - 放電管の製造方法 - Google Patents
放電管の製造方法Info
- Publication number
- JP2002110044A JP2002110044A JP2000299765A JP2000299765A JP2002110044A JP 2002110044 A JP2002110044 A JP 2002110044A JP 2000299765 A JP2000299765 A JP 2000299765A JP 2000299765 A JP2000299765 A JP 2000299765A JP 2002110044 A JP2002110044 A JP 2002110044A
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- JP
- Japan
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- glass tube
- glass
- rare gas
- tube
- sealed
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- Pending
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、放電管の排気、希ガス封入作業を
短時間で行わせる放電管の製造方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明による放電管の製造方法は、ベル
ジャー1内に、ガラス管4の開口端と第1の主電極5と
第2の主電極6間に隙間を設けて、ガラス管と第1及び
第2の主電極を載置し、その隙間を介してガラス管の内
部を排気し希ガスを封入するので、短時間にガラス管内
部を排気し、希ガス封入することができる。
短時間で行わせる放電管の製造方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明による放電管の製造方法は、ベル
ジャー1内に、ガラス管4の開口端と第1の主電極5と
第2の主電極6間に隙間を設けて、ガラス管と第1及び
第2の主電極を載置し、その隙間を介してガラス管の内
部を排気し希ガスを封入するので、短時間にガラス管内
部を排気し、希ガス封入することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用カメラや写
真撮影用電子閃光装置に内蔵され人工光源として使用さ
れる放電管の製造方法に関し、特に放電管のガラスバル
ブ内の排気と希ガス封入の方法に関する。
真撮影用電子閃光装置に内蔵され人工光源として使用さ
れる放電管の製造方法に関し、特に放電管のガラスバル
ブ内の排気と希ガス封入の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記した放電管は、ガラスバルブ内を排
気し内部に希ガスを封入するのに、多くの場合、図3に
示すような方法で行われている。図において、1はベル
ジャー、2はガラスバルブ15と主電極17を載置する
基台、3はバルブ保持の治具、12は発熱体、13はベ
ルジャー1と図示しない真空ポンプ、希ガス供給装置と
を連結する結合管、14は排気と希ガス供給とを操作す
るコック、15は内部が排気され希ガスが封入される片
側封止のガラスバルブ、16はガラスバルブの一端に封
止された電極、17は基台2に載置された他の電極であ
る。
気し内部に希ガスを封入するのに、多くの場合、図3に
示すような方法で行われている。図において、1はベル
ジャー、2はガラスバルブ15と主電極17を載置する
基台、3はバルブ保持の治具、12は発熱体、13はベ
ルジャー1と図示しない真空ポンプ、希ガス供給装置と
を連結する結合管、14は排気と希ガス供給とを操作す
るコック、15は内部が排気され希ガスが封入される片
側封止のガラスバルブ、16はガラスバルブの一端に封
止された電極、17は基台2に載置された他の電極であ
る。
【0003】かかるセット状態において、排気と希ガス
封入に付いて説明すると、まずコック14を開いて図示
しない真空ポンプでベルジャー1内を排気しコック14
を閉じ、次いでコック14を再度開いて所定圧のキセノ
ン等の希ガスを図示しない希ガス供給装置によってベル
ジャー1内に供給する。その後、コック14を閉じベル
ジャー1の外部より高周波コイルによって発熱体12を
発熱させ未封止の状態にあるガラスバルブ15の端部と
電極17の図番を付さないビードガラスとを加熱して溶
融して電極17をガラスバルブ15に封止して完成され
る。
封入に付いて説明すると、まずコック14を開いて図示
しない真空ポンプでベルジャー1内を排気しコック14
を閉じ、次いでコック14を再度開いて所定圧のキセノ
ン等の希ガスを図示しない希ガス供給装置によってベル
ジャー1内に供給する。その後、コック14を閉じベル
ジャー1の外部より高周波コイルによって発熱体12を
発熱させ未封止の状態にあるガラスバルブ15の端部と
電極17の図番を付さないビードガラスとを加熱して溶
融して電極17をガラスバルブ15に封止して完成され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記方法によると、バ
ルブ15の片側には電極16が封止されており、排気し
希ガスの封入はバルブ15と電極17の隙間を介して行
われる。このバルブ15と電極17との隙間は、最終の
封止作業をスムースに且つバルブを変形させることのな
いようにする為に僅かしかなく、したがってバルブ内を
排気するのに時間がかかるし、また当然のことながら希
ガス封入も短時間で所定圧にすることが出来ない。この
ことは、最近の内径が1.0mmφのような極細管が実
用化されている放電管の場合、排気、希ガス封入には相
当の時間を要し、生産効率が向上しない一つの要因とも
なっている。
ルブ15の片側には電極16が封止されており、排気し
希ガスの封入はバルブ15と電極17の隙間を介して行
われる。このバルブ15と電極17との隙間は、最終の
封止作業をスムースに且つバルブを変形させることのな
いようにする為に僅かしかなく、したがってバルブ内を
排気するのに時間がかかるし、また当然のことながら希
ガス封入も短時間で所定圧にすることが出来ない。この
ことは、最近の内径が1.0mmφのような極細管が実
用化されている放電管の場合、排気、希ガス封入には相
当の時間を要し、生産効率が向上しない一つの要因とも
なっている。
【0005】したがって、本発明は上記問題点を改善
し、バルブ内の排気、希ガス封入を比較的短時間で行な
うことのできる放電管の製造方法を提供するものであ
る。
し、バルブ内の排気、希ガス封入を比較的短時間で行な
うことのできる放電管の製造方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、ベルジャー内の下方にはガラスバルブの一方の
開口端に封止されガラスバルブの内径より小さい大きさ
の第1の電極を載置し、ガラスバルブの他方の開口端に
封止される第2の電極をガラスバルブの開口端に係止で
きるように形成したビードガラスを取付けた第2の電極
をガラスバルブの他端に載置する。このセット状態にお
いて、ガラスバルブ内を排気し希ガスの供給は、第1の
電極とガラスバルブ内径との隙間と、第2の電極とガラ
スバルブ開口端部との隙間とを介して行われ、ガラスバ
ルブの両開口端を介して排気、希ガス供給を行うので、
極めて円滑な排気、希ガス封入ができる。
ために、ベルジャー内の下方にはガラスバルブの一方の
開口端に封止されガラスバルブの内径より小さい大きさ
の第1の電極を載置し、ガラスバルブの他方の開口端に
封止される第2の電極をガラスバルブの開口端に係止で
きるように形成したビードガラスを取付けた第2の電極
をガラスバルブの他端に載置する。このセット状態にお
いて、ガラスバルブ内を排気し希ガスの供給は、第1の
電極とガラスバルブ内径との隙間と、第2の電極とガラ
スバルブ開口端部との隙間とを介して行われ、ガラスバ
ルブの両開口端を介して排気、希ガス供給を行うので、
極めて円滑な排気、希ガス封入ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ベルジャー内に、未封止のガラス管と、当該ガラス
管の両開口端に封止される第1の主電極と第2の主電極
とを前記ガラス管との間に隙間を生じさせて載置し、第
1と第2の主電極と前記ガラス管との隙間を介してガラ
ス管内を排気し、希ガスを封入するものであり、ガラス
管は未封止の状態でその内部を排気し希ガス供給するの
で、短時間に排気、希ガス封入作業を行うことができ
る。
は、ベルジャー内に、未封止のガラス管と、当該ガラス
管の両開口端に封止される第1の主電極と第2の主電極
とを前記ガラス管との間に隙間を生じさせて載置し、第
1と第2の主電極と前記ガラス管との隙間を介してガラ
ス管内を排気し、希ガスを封入するものであり、ガラス
管は未封止の状態でその内部を排気し希ガス供給するの
で、短時間に排気、希ガス封入作業を行うことができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面とともに説明する。
【0009】図1は、本発明の放電管の製造方法の実施
例を示した概略図である。図において、1はガラス製の
ベルジャー、2は基台、3は治具、4はガラス管、5は
金属電極にビードガラスを取付けてなる第1の主電極、
6は金属電極にビードガラスを取付けてなる第2の主電
極、11、12は第1及び第2の主電極をガラス管端部
に封止するための発熱体、13は図示しない排気の真空
ポンプと希ガス供給装置に結合された結合管、14は排
気と希ガス供給作業を行わせるためのコックである。
例を示した概略図である。図において、1はガラス製の
ベルジャー、2は基台、3は治具、4はガラス管、5は
金属電極にビードガラスを取付けてなる第1の主電極、
6は金属電極にビードガラスを取付けてなる第2の主電
極、11、12は第1及び第2の主電極をガラス管端部
に封止するための発熱体、13は図示しない排気の真空
ポンプと希ガス供給装置に結合された結合管、14は排
気と希ガス供給作業を行わせるためのコックである。
【0010】ガラス管4に封止される第1の主電極5は
公知のものであり、その構成の説明はしないが、第2の
主電極6は、当製造方法のために考案されたものであ
り、その特徴とするところは、金属体9に取付けられる
ビードガラス10はガラス管4の開口端に係止できるよ
うな構造に成形されており、この実施例ではビードガラ
ス10をガラス管4の外径よりやや大きめに成形したも
のであり、ガラス管四の開口端上に載置されており、ガ
ラス管4の開口端面の凹凸とビードガラス10の表面の
凹凸とによりガラス管4の開口端とビードガラスの間に
相当の隙間が存在している。
公知のものであり、その構成の説明はしないが、第2の
主電極6は、当製造方法のために考案されたものであ
り、その特徴とするところは、金属体9に取付けられる
ビードガラス10はガラス管4の開口端に係止できるよ
うな構造に成形されており、この実施例ではビードガラ
ス10をガラス管4の外径よりやや大きめに成形したも
のであり、ガラス管四の開口端上に載置されており、ガ
ラス管4の開口端面の凹凸とビードガラス10の表面の
凹凸とによりガラス管4の開口端とビードガラスの間に
相当の隙間が存在している。
【0011】かかるセット状態において、前述したよう
に、まずコック14を開き図示しない真空ポンプにより
ベルジャー1内を排気すると、ガラス管4内は両開口端
と第1の主電極5と第2の主電極6間の隙間を介して排
気され、次いでコック14を閉じ、再度コック14を開
放して希ガス封入装置より希ガスをベルジャー1内に供
給するとガラス管の両開口端と第1と第2の主電極間の
隙間を介してガラス管4内に希ガスが封入されることと
なる。
に、まずコック14を開き図示しない真空ポンプにより
ベルジャー1内を排気すると、ガラス管4内は両開口端
と第1の主電極5と第2の主電極6間の隙間を介して排
気され、次いでコック14を閉じ、再度コック14を開
放して希ガス封入装置より希ガスをベルジャー1内に供
給するとガラス管の両開口端と第1と第2の主電極間の
隙間を介してガラス管4内に希ガスが封入されることと
なる。
【0012】希ガスが封入された後、図示しない高周波
コイルでベルジャー1外部より発熱体11及び12を発
熱させれば、ガラス管4の両開口端と第1の主電極第2
の主電極のビードガラス8及び10が溶融してガラス管
4の両開口端に電極5と6が封止される。
コイルでベルジャー1外部より発熱体11及び12を発
熱させれば、ガラス管4の両開口端と第1の主電極第2
の主電極のビードガラス8及び10が溶融してガラス管
4の両開口端に電極5と6が封止される。
【0013】図2は、かかる製造方法に基き完成された
放電管の断面図であり、第2の主電極6が封止されたガ
ラス管の開口端の封止部は第1の主電極5が封止された
開口端の封止部よりやや大きくなっている。
放電管の断面図であり、第2の主電極6が封止されたガ
ラス管の開口端の封止部は第1の主電極5が封止された
開口端の封止部よりやや大きくなっている。
【0014】このように、本発明の排気、希ガス封入は
ガラス管の両開口端を介して行うので極めて円滑に且つ
短時間内に行うことができる。
ガラス管の両開口端を介して行うので極めて円滑に且つ
短時間内に行うことができる。
【0015】本実施例では、第2の主電極は、ビードガ
ラス10はガラス管4の外径より大きいものを使用した
が、ガラス管の略内径のビードガラスにし、ビードガラ
スの一部をガラス開口端で係止できる形状に成形して電
極をガラス管4に保持させるようにしても良い。
ラス10はガラス管4の外径より大きいものを使用した
が、ガラス管の略内径のビードガラスにし、ビードガラ
スの一部をガラス開口端で係止できる形状に成形して電
極をガラス管4に保持させるようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の放電管の製
造方法は、ガラス管内の排気、希ガス封入はガラス管の
両開口端と封止される電極の隙間を介して行うので、片
側が封止されたガラス管の排気、希ガス封入に比べると
大幅に時間短縮でき、極めて短時間に作業でき、作業効
率の優れたものにすることができる。
造方法は、ガラス管内の排気、希ガス封入はガラス管の
両開口端と封止される電極の隙間を介して行うので、片
側が封止されたガラス管の排気、希ガス封入に比べると
大幅に時間短縮でき、極めて短時間に作業でき、作業効
率の優れたものにすることができる。
【図1】本発明の放電管の製造方法の実施例である概略
図
図
【図2】図1の実施例にかかる製造方法で製作された放
電管の完成断面図
電管の完成断面図
【図3】従来の放電管の製造方法を示す概略図
1 ベルジャー 2 基台 3 治具 4 ガラス管 5 第1の主電極 6 第2の主電極 10 ビードガラス
Claims (1)
- 【請求項1】排気し希ガスを封入する結合管が接続され
たベルジャー内の基台にガラス管とこのガラス管の一方
の開口端に封止される第1の主電極を載置し、前記ガラ
ス管の他方の開口端の上方に係止できる形状のビードガ
ラスを取付けた第2の主電極を当該開口端に載置し、前
記結合管に接続された排気装置により前記ベルジャー内
を排気することにより前記ガラス管と前記第1と第2の
主電極間の隙間を介して前記ガラス管内を排気し、前記
結合管に接続された希ガス封入装置により前記ベルジャ
ー内に希ガスを供給することにより前記ガラス管と前記
第1の主電極と第2の主電極間の隙間を介して前記ガラ
ス管内に前記希ガスを供給し、次いで、前記第1と第2
の主電極を前記ガラス管の開口端に封止してなる放電管
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000299765A JP2002110044A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 放電管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000299765A JP2002110044A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 放電管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002110044A true JP2002110044A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18781529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000299765A Pending JP2002110044A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 放電管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002110044A (ja) |
-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000299765A patent/JP2002110044A/ja active Pending
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