JP2002186883A - 回転霧化頭 - Google Patents
回転霧化頭Info
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- JP2002186883A JP2002186883A JP2000387690A JP2000387690A JP2002186883A JP 2002186883 A JP2002186883 A JP 2002186883A JP 2000387690 A JP2000387690 A JP 2000387690A JP 2000387690 A JP2000387690 A JP 2000387690A JP 2002186883 A JP2002186883 A JP 2002186883A
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- bell cup
- outer peripheral
- peripheral surface
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1007—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
- B05B3/1014—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with a spraying edge, e.g. like a cup or a bell
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B15/00—Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
- B05B15/50—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
- B05B15/55—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids
- B05B15/555—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids discharged by cleaning nozzles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転霧化頭の外周面が塗料で汚れるのを防止
し、かつ外周面に付着した塗料を少ない量の溶剤で短時
間に洗浄する。 【解決手段】 フィードチューブ4の溶剤供給路6から
供給される溶剤を溜める溶剤溜り18とフィードチュー
ブ4の塗料供給路5から供給される塗料または溶剤を溜
める塗料溜り19とを中間筒部16の環状中間壁部16
Aを介して別個に設け、ベルカップ12の外周面12C
に溶剤を流出する溶剤通路21は、溶剤溜り18に開口
して設ける構成としている。従って、塗装作業時には、
塗料溜り19に供給された塗料が溶剤溜り18、溶剤通
路21側に流出してしまうのを防止することができる。
これにより、溶剤通路21を介して塗料がベルカップ1
2の外周面12Cに付着するのを防止でき、洗浄時間、
溶剤の使用量を削減することができる。
し、かつ外周面に付着した塗料を少ない量の溶剤で短時
間に洗浄する。 【解決手段】 フィードチューブ4の溶剤供給路6から
供給される溶剤を溜める溶剤溜り18とフィードチュー
ブ4の塗料供給路5から供給される塗料または溶剤を溜
める塗料溜り19とを中間筒部16の環状中間壁部16
Aを介して別個に設け、ベルカップ12の外周面12C
に溶剤を流出する溶剤通路21は、溶剤溜り18に開口
して設ける構成としている。従って、塗装作業時には、
塗料溜り19に供給された塗料が溶剤溜り18、溶剤通
路21側に流出してしまうのを防止することができる。
これにより、溶剤通路21を介して塗料がベルカップ1
2の外周面12Cに付着するのを防止でき、洗浄時間、
溶剤の使用量を削減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車体等の被
塗物に塗装を行う塗装装置に用いて好適な回転霧化頭に
関する。
塗物に塗装を行う塗装装置に用いて好適な回転霧化頭に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転霧化頭を用いた塗装装置
は、エアの供給により高速回転するエアモータと、軸方
向の基端側が該エアモータによって回転可能に支持さ
れ、先端側が該エアモータ外に突出した中空の回転軸
と、先端側が該回転軸から突出するように回転軸内を軸
方向に伸長して設けられ、塗料を吐出する塗料供給路お
よび洗浄用の溶剤を吐出する溶剤供給路を備えたノズル
と、前記回転軸の先端側に取付けられ、該回転軸と一緒
に高速回転することにより前記塗料供給路から供給され
た塗料を噴霧する回転霧化頭とから大略構成されてい
る。
は、エアの供給により高速回転するエアモータと、軸方
向の基端側が該エアモータによって回転可能に支持さ
れ、先端側が該エアモータ外に突出した中空の回転軸
と、先端側が該回転軸から突出するように回転軸内を軸
方向に伸長して設けられ、塗料を吐出する塗料供給路お
よび洗浄用の溶剤を吐出する溶剤供給路を備えたノズル
と、前記回転軸の先端側に取付けられ、該回転軸と一緒
に高速回転することにより前記塗料供給路から供給され
た塗料を噴霧する回転霧化頭とから大略構成されてい
る。
【0003】ここで、回転霧化頭としては、例えば特開
平10−156224号公報等に示すものが知られてい
る。この従来技術による回転霧化頭は、ベル形またはカ
ップ形に形成され、内周面の後部側が塗料受面となると
共に内周面の前部側が塗料を薄膜化する塗料薄膜化面と
なったベルカップと、該ベルカップの内周側に位置して
前記塗料受面と塗料薄膜化面との間に設けられ、複数の
塗料流出孔を有するハブ部材と、該ハブ部材と塗料受面
との間に画成され、ノズルから吐出される塗料または溶
剤を溜める塗料溜りと、流入側が該塗料溜りに開口し、
流出側が前記ベルカップの外周面に開口して設けられた
複数本の溶剤通路とによって構成されている。
平10−156224号公報等に示すものが知られてい
る。この従来技術による回転霧化頭は、ベル形またはカ
ップ形に形成され、内周面の後部側が塗料受面となると
共に内周面の前部側が塗料を薄膜化する塗料薄膜化面と
なったベルカップと、該ベルカップの内周側に位置して
前記塗料受面と塗料薄膜化面との間に設けられ、複数の
塗料流出孔を有するハブ部材と、該ハブ部材と塗料受面
との間に画成され、ノズルから吐出される塗料または溶
剤を溜める塗料溜りと、流入側が該塗料溜りに開口し、
流出側が前記ベルカップの外周面に開口して設けられた
複数本の溶剤通路とによって構成されている。
【0004】このように構成された従来技術の回転霧化
頭を備えた塗装装置によって塗装作業を行うときには、
まず、エアモータに圧縮エアを供給して回転軸と一緒に
回転霧化頭を高速回転させる。そして、ノズルの塗料供
給路から回転霧化頭内の塗料溜りに向けて塗料を吐出す
る。これにより、塗料は、塗料溜りからハブ部材の塗料
流出孔を通って塗料薄膜化面に流出し、該塗料薄膜化面
の外周側の放出端縁から噴霧され、被塗物に塗着する。
頭を備えた塗装装置によって塗装作業を行うときには、
まず、エアモータに圧縮エアを供給して回転軸と一緒に
回転霧化頭を高速回転させる。そして、ノズルの塗料供
給路から回転霧化頭内の塗料溜りに向けて塗料を吐出す
る。これにより、塗料は、塗料溜りからハブ部材の塗料
流出孔を通って塗料薄膜化面に流出し、該塗料薄膜化面
の外周側の放出端縁から噴霧され、被塗物に塗着する。
【0005】一方、塗料を次色の塗料に色替する色替作
業を行う場合には、回転霧化頭を回転させた状態で、ノ
ズルに接続された色替弁装置から溶剤とエアを供給し、
塗料供給路等の内部に残存する前色の塗料を押出し、洗
浄する。次に、ノズルの溶剤供給路から回転霧化頭内の
塗料溜りに溶剤を吐出し、該塗料溜り、ハブ部材の塗料
流出孔、塗料薄膜化面等の接液面に付着した前色の塗料
を洗浄する。そして、前色塗料の洗浄が完了したら、塗
料供給路等に次色の塗料を供給し、次の塗装作業に備え
る。
業を行う場合には、回転霧化頭を回転させた状態で、ノ
ズルに接続された色替弁装置から溶剤とエアを供給し、
塗料供給路等の内部に残存する前色の塗料を押出し、洗
浄する。次に、ノズルの溶剤供給路から回転霧化頭内の
塗料溜りに溶剤を吐出し、該塗料溜り、ハブ部材の塗料
流出孔、塗料薄膜化面等の接液面に付着した前色の塗料
を洗浄する。そして、前色塗料の洗浄が完了したら、塗
料供給路等に次色の塗料を供給し、次の塗装作業に備え
る。
【0006】ここで、回転霧化頭から塗料を噴霧してい
るときには、噴霧された塗料粒子の一部が、回転霧化頭
の高速回転によるエアポンピング現象や噴霧パターンを
成形するためのシェーピングエア等により回転霧化頭の
周辺域に生ずる影響で、放出端縁から後方に回り込むよ
うに逆流し、ベルカップの外周面に付着する場合があ
る。
るときには、噴霧された塗料粒子の一部が、回転霧化頭
の高速回転によるエアポンピング現象や噴霧パターンを
成形するためのシェーピングエア等により回転霧化頭の
周辺域に生ずる影響で、放出端縁から後方に回り込むよ
うに逆流し、ベルカップの外周面に付着する場合があ
る。
【0007】このため、従来技術による回転霧化頭は、
ノズルの溶剤供給路から塗料溜りに供給された溶剤の一
部を、溶剤通路を通してベルカップの外周面に流出さ
せ、この溶剤によってベルカップの外周面に付着した塗
料を洗浄するようにしている。
ノズルの溶剤供給路から塗料溜りに供給された溶剤の一
部を、溶剤通路を通してベルカップの外周面に流出さ
せ、この溶剤によってベルカップの外周面に付着した塗
料を洗浄するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による回転霧化頭は、ベルカップを洗浄するとき
には、塗料溜りに溶剤を供給し、この溶剤を溶剤通路を
通してベルカップの外周面に流出させることにより、ベ
ルカップの外周面に付着した塗料を溶剤によって洗浄し
ている。
来技術による回転霧化頭は、ベルカップを洗浄するとき
には、塗料溜りに溶剤を供給し、この溶剤を溶剤通路を
通してベルカップの外周面に流出させることにより、ベ
ルカップの外周面に付着した塗料を溶剤によって洗浄し
ている。
【0009】しかし、溶剤通路は、塗装作業時に塗料が
吐出される塗料溜りに開口しているから、たとえ溶剤通
路が塗料溜りの奥所に開口し、塗料流出孔と離間してい
ても、該塗料溜り内の塗料の一部が溶剤通路に流入し、
該溶剤通路を通ってベルカップの外周面に流出してしま
い、該ベルカップの外周面を塗料で汚してしまうという
問題がある。
吐出される塗料溜りに開口しているから、たとえ溶剤通
路が塗料溜りの奥所に開口し、塗料流出孔と離間してい
ても、該塗料溜り内の塗料の一部が溶剤通路に流入し、
該溶剤通路を通ってベルカップの外周面に流出してしま
い、該ベルカップの外周面を塗料で汚してしまうという
問題がある。
【0010】しかも、塗料溜りに吐出される塗料の流量
が多い場合には、塗料流出孔から流出しきれない塗料が
多量に溶剤通路に流入し、ベルカップの外周面を伝って
放出端縁まで達し、該放出端縁から塗料粒子となって噴
霧されることがある。しかし、このようにして形成され
た塗料粒子は、放出端縁から噴霧して形成された塗料粒
子とは異なり、不均一な塗料粒子径、塗料粒子分散性
等、塗装不良の原因となる様々な要因を含んでいるか
ら、塗装品質を著しく低下させてしまうという問題があ
る。
が多い場合には、塗料流出孔から流出しきれない塗料が
多量に溶剤通路に流入し、ベルカップの外周面を伝って
放出端縁まで達し、該放出端縁から塗料粒子となって噴
霧されることがある。しかし、このようにして形成され
た塗料粒子は、放出端縁から噴霧して形成された塗料粒
子とは異なり、不均一な塗料粒子径、塗料粒子分散性
等、塗装不良の原因となる様々な要因を含んでいるか
ら、塗装品質を著しく低下させてしまうという問題があ
る。
【0011】さらに、洗浄作業時に塗料溜りに吐出され
た溶剤は、まず最初に塗料溜りの内面に付着した塗料を
洗浄するから、溶剤通路には、塗料が混ざった溶剤が流
入することになる。このため、ベルカップの外周面に
は、洗浄作業を開始してからしばらくは汚れた溶剤が供
給されるから、洗浄効率が悪く、外周面に付着した塗料
の洗浄が完了するまでには多くの溶剤と時間を費やして
しまうという問題がある。
た溶剤は、まず最初に塗料溜りの内面に付着した塗料を
洗浄するから、溶剤通路には、塗料が混ざった溶剤が流
入することになる。このため、ベルカップの外周面に
は、洗浄作業を開始してからしばらくは汚れた溶剤が供
給されるから、洗浄効率が悪く、外周面に付着した塗料
の洗浄が完了するまでには多くの溶剤と時間を費やして
しまうという問題がある。
【0012】一方、色替を行わず同じ塗料を用いて塗装
しているときに、ベルカップの外周面に付着した塗料を
洗浄しようとした場合、溶剤は、塗料溜り、ハブ部材、
塗料薄膜化面等も一緒に洗浄することになるから、ベル
カップの外周面だけを洗浄することができず、溶剤を必
要以上に費やしてしまうという問題がある。
しているときに、ベルカップの外周面に付着した塗料を
洗浄しようとした場合、溶剤は、塗料溜り、ハブ部材、
塗料薄膜化面等も一緒に洗浄することになるから、ベル
カップの外周面だけを洗浄することができず、溶剤を必
要以上に費やしてしまうという問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、塗料が溶剤通路を通っ
てベルカップの外周面に流出し、ベルカップの外周面に
付着したり、被塗物に向けて噴霧されるのを防止するこ
とにより、信頼性、塗装品質を向上することができるよ
うにした回転霧化頭を提供することにある。
されたもので、本発明の目的は、塗料が溶剤通路を通っ
てベルカップの外周面に流出し、ベルカップの外周面に
付着したり、被塗物に向けて噴霧されるのを防止するこ
とにより、信頼性、塗装品質を向上することができるよ
うにした回転霧化頭を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、塗料が混ざっ
ていない洗浄能力の高い溶剤を用いてベルカップの外周
面に付着した塗料を洗浄することにより、溶剤の使用
量、洗浄時間を削減することができるようにした回転霧
化頭を提供することにある。
ていない洗浄能力の高い溶剤を用いてベルカップの外周
面に付着した塗料を洗浄することにより、溶剤の使用
量、洗浄時間を削減することができるようにした回転霧
化頭を提供することにある。
【0015】さらに、本発明の他の目的は、色替を行わ
ず同じ塗料を用いて塗装している場合には、ベルカップ
の外周面だけを洗浄することにより、溶剤の使用量を削
減することができるようにした回転霧化頭を提供するこ
とにある。
ず同じ塗料を用いて塗装している場合には、ベルカップ
の外周面だけを洗浄することにより、溶剤の使用量を削
減することができるようにした回転霧化頭を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による回転霧化頭は、ベル形ま
たはカップ形に形成され、内周側には後側に位置する環
状後壁部と中間に位置する環状中間壁部と前側に位置し
複数の塗料流出孔を有する前壁部とが軸方向に離間して
設けられたベルカップと、該ベルカップの環状後壁部と
環状中間壁部との間に画成され、ノズルから吐出される
溶剤を溜める溶剤溜りと、前記ベルカップの環状中間壁
部と前壁部との間に該溶剤溜りと別個に画成され、ノズ
ルから吐出される塗料を溜める塗料溜りと、前記ベルカ
ップの前壁部から当該ベルカップの前端にかけて設けら
れ、該塗料溜りから塗料流出孔を介して流出した塗料を
薄膜化する塗料薄膜化面と、流入側が前記溶剤溜りに開
口し、流出側が前記ベルカップの外周面に開口して設け
られた複数本の溶剤通路とによって構成したことにあ
る。
ために、請求項1の発明による回転霧化頭は、ベル形ま
たはカップ形に形成され、内周側には後側に位置する環
状後壁部と中間に位置する環状中間壁部と前側に位置し
複数の塗料流出孔を有する前壁部とが軸方向に離間して
設けられたベルカップと、該ベルカップの環状後壁部と
環状中間壁部との間に画成され、ノズルから吐出される
溶剤を溜める溶剤溜りと、前記ベルカップの環状中間壁
部と前壁部との間に該溶剤溜りと別個に画成され、ノズ
ルから吐出される塗料を溜める塗料溜りと、前記ベルカ
ップの前壁部から当該ベルカップの前端にかけて設けら
れ、該塗料溜りから塗料流出孔を介して流出した塗料を
薄膜化する塗料薄膜化面と、流入側が前記溶剤溜りに開
口し、流出側が前記ベルカップの外周面に開口して設け
られた複数本の溶剤通路とによって構成したことにあ
る。
【0017】このように構成したことにより、塗装作業
を行う場合には、回転霧化頭を高速回転させ、ノズルか
ら塗料溜りに塗料を吐出する。このときに、塗料溜り
は、環状中間壁部によって溶剤溜りと別個に設けられて
いるから、該塗料溜り内の塗料が溶剤溜り、溶剤通路側
へと流出してしまうのを防止することができる。そし
て、塗料溜りに吐出された塗料は、前壁部の塗料流出孔
を通ってベルカップの塗料薄膜化面に流出し、該塗料薄
膜化面の外周側に設けられた放出端縁から塗料粒子とな
って噴霧され、被塗物に塗着する。
を行う場合には、回転霧化頭を高速回転させ、ノズルか
ら塗料溜りに塗料を吐出する。このときに、塗料溜り
は、環状中間壁部によって溶剤溜りと別個に設けられて
いるから、該塗料溜り内の塗料が溶剤溜り、溶剤通路側
へと流出してしまうのを防止することができる。そし
て、塗料溜りに吐出された塗料は、前壁部の塗料流出孔
を通ってベルカップの塗料薄膜化面に流出し、該塗料薄
膜化面の外周側に設けられた放出端縁から塗料粒子とな
って噴霧され、被塗物に塗着する。
【0018】次に、塗料を次色の塗料に色替する色替作
業を行う場合には、回転霧化頭に付着した前色塗料を洗
浄する。この洗浄作業には、回転霧化頭の内周面を洗浄
する内周面洗浄作業と、外周面を洗浄する外周面洗浄作
業との2種類がある。
業を行う場合には、回転霧化頭に付着した前色塗料を洗
浄する。この洗浄作業には、回転霧化頭の内周面を洗浄
する内周面洗浄作業と、外周面を洗浄する外周面洗浄作
業との2種類がある。
【0019】まず、内周面洗浄作業を行うには、ノズル
から塗料溜り内に洗浄用の溶剤を吐出する。これによ
り、溶剤は、塗料溜り、塗料流出孔、塗料薄膜化面を順
次流れ、これらの接液面に付着した前色塗料を洗浄す
る。このときに、塗料溜りは、溶剤溜りと別個に設けら
れているから、該塗料溜りを洗浄して汚れた溶剤が溶剤
溜り、溶剤通路側へと流出してしまうのを防止すること
ができる。
から塗料溜り内に洗浄用の溶剤を吐出する。これによ
り、溶剤は、塗料溜り、塗料流出孔、塗料薄膜化面を順
次流れ、これらの接液面に付着した前色塗料を洗浄す
る。このときに、塗料溜りは、溶剤溜りと別個に設けら
れているから、該塗料溜りを洗浄して汚れた溶剤が溶剤
溜り、溶剤通路側へと流出してしまうのを防止すること
ができる。
【0020】次に、外周面洗浄作業を行うには、ノズル
から溶剤溜りに洗浄用の溶剤を吐出する。これにより、
溶剤は、溶剤溜りから溶剤通路を通ってベルカップの外
周面に流出し、該ベルカップの外周面に付着した前色塗
料を洗浄する。このときに、溶剤溜りは、塗料溜りと別
個に設けられているから、洗浄した塗料が混ざっていな
い洗浄能力の高い溶剤を洗浄に使用することができ、ベ
ルカップの外周面に付着した前色塗料を効率よく洗浄す
ることができる。
から溶剤溜りに洗浄用の溶剤を吐出する。これにより、
溶剤は、溶剤溜りから溶剤通路を通ってベルカップの外
周面に流出し、該ベルカップの外周面に付着した前色塗
料を洗浄する。このときに、溶剤溜りは、塗料溜りと別
個に設けられているから、洗浄した塗料が混ざっていな
い洗浄能力の高い溶剤を洗浄に使用することができ、ベ
ルカップの外周面に付着した前色塗料を効率よく洗浄す
ることができる。
【0021】さらに、色替を行わず同じ塗料を用いて塗
装作業を継続する場合において、ベルカップの外周面に
付着した塗料を洗浄する必要がある場合には、ノズルか
ら溶剤溜りだけに溶剤を吐出する。これにより、溶剤通
路を通ってベルカップの外周面に流出する溶剤によって
ベルカップの外周面に付着した塗料だけを洗浄すること
ができる。
装作業を継続する場合において、ベルカップの外周面に
付着した塗料を洗浄する必要がある場合には、ノズルか
ら溶剤溜りだけに溶剤を吐出する。これにより、溶剤通
路を通ってベルカップの外周面に流出する溶剤によって
ベルカップの外周面に付着した塗料だけを洗浄すること
ができる。
【0022】請求項2の発明によると、ベルカップの外
周側には、各溶剤通路から流出する溶剤を該ベルカップ
の外周面に向けて案内する環状溶剤ガイドを設けたこと
にある。
周側には、各溶剤通路から流出する溶剤を該ベルカップ
の外周面に向けて案内する環状溶剤ガイドを設けたこと
にある。
【0023】このように構成したことにより、環状溶剤
ガイドは、各溶剤通路から流出して径方向に飛散しよう
とする溶剤をベルカップの外周面に向けて流れるように
案内するから、少量の溶剤でベルカップの外周面に付着
した塗料を効率よく洗浄することができる。
ガイドは、各溶剤通路から流出して径方向に飛散しよう
とする溶剤をベルカップの外周面に向けて流れるように
案内するから、少量の溶剤でベルカップの外周面に付着
した塗料を効率よく洗浄することができる。
【0024】請求項3の発明によると、各溶剤通路は、
その流入側から流出側に向かうに従ってベルカップの後
部側に傾斜させる構成としたことにある。
その流入側から流出側に向かうに従ってベルカップの後
部側に傾斜させる構成としたことにある。
【0025】このように構成したことにより、各溶剤通
路の伸長方向は回転霧化頭の遠心方向(径方向)と異な
り後部側に傾斜しているから、溶剤通路は、溶剤溜りに
供給された溶剤を遠心力によって一気に流出することな
く、傾斜による抵抗を利用して溶剤を均一に流出するこ
とができ、少量の溶剤によってベルカップの外周面に付
着した塗料を万遍なく洗浄することができる。
路の伸長方向は回転霧化頭の遠心方向(径方向)と異な
り後部側に傾斜しているから、溶剤通路は、溶剤溜りに
供給された溶剤を遠心力によって一気に流出することな
く、傾斜による抵抗を利用して溶剤を均一に流出するこ
とができ、少量の溶剤によってベルカップの外周面に付
着した塗料を万遍なく洗浄することができる。
【0026】請求項4の発明によると、ベルカップの外
周面に向けて当該ベルカップの後側から溶剤拡散エアを
吹付けることにより、各溶剤通路から流出した溶剤を外
周面で拡散する構成としたことにある。
周面に向けて当該ベルカップの後側から溶剤拡散エアを
吹付けることにより、各溶剤通路から流出した溶剤を外
周面で拡散する構成としたことにある。
【0027】このように構成したことにより、各溶剤通
路から流出した溶剤は、溶剤拡散エアによってベルカッ
プの外周面に押付けられつつ、この外周面で拡散されて
広がり均一な膜厚となるから、溶剤は、外周面全体に広
がって付着して塗料を残さず洗浄する。
路から流出した溶剤は、溶剤拡散エアによってベルカッ
プの外周面に押付けられつつ、この外周面で拡散されて
広がり均一な膜厚となるから、溶剤は、外周面全体に広
がって付着して塗料を残さず洗浄する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回転霧化頭を用いた回転霧化頭型塗装装置を添付図面に
従って詳細に説明する。
回転霧化頭を用いた回転霧化頭型塗装装置を添付図面に
従って詳細に説明する。
【0029】まず、図1ないし図3は本発明の第1の実
施の形態を示している。1は回転霧化頭型塗装装置の外
周を覆う塗装機カバーで、該塗装機カバー1は、円筒状
に形成され、その内部には後述のエアモータ2を収容し
ている。
施の形態を示している。1は回転霧化頭型塗装装置の外
周を覆う塗装機カバーで、該塗装機カバー1は、円筒状
に形成され、その内部には後述のエアモータ2を収容し
ている。
【0030】2は塗装機カバー1内に収容されたエアモ
ータで、該エアモータ2は、筒状に形成されたモータケ
ーシング2Aと、該モータケーシング2A内に収容され
たエアタービンと、後述する回転軸3を回転可能に軸支
する静圧エア軸受(いずれも図示せず)とによって大略
構成されている。そして、エアモータ2は、エアタービ
ンに圧縮エアが供給されることにより、回転軸3を高速
回転、例えば3000〜100000rpmで回転駆動
するものである。
ータで、該エアモータ2は、筒状に形成されたモータケ
ーシング2Aと、該モータケーシング2A内に収容され
たエアタービンと、後述する回転軸3を回転可能に軸支
する静圧エア軸受(いずれも図示せず)とによって大略
構成されている。そして、エアモータ2は、エアタービ
ンに圧縮エアが供給されることにより、回転軸3を高速
回転、例えば3000〜100000rpmで回転駆動
するものである。
【0031】3はエアモータ2の静圧エア軸受に回転可
能に支持された中空の回転軸で、該回転軸3の先端はエ
アモータ2の前側に突出し、その先端部外周側には雄ね
じが刻設されている。また、回転軸3の基端側はエアモ
ータ2のエアタービンに取付けられている。
能に支持された中空の回転軸で、該回転軸3の先端はエ
アモータ2の前側に突出し、その先端部外周側には雄ね
じが刻設されている。また、回転軸3の基端側はエアモ
ータ2のエアタービンに取付けられている。
【0032】4は回転軸3内を軸方向に伸長して設けら
れたノズルとしてのフィードチューブで、該フィードチ
ューブ4は、図2に示す如く、回転中心に位置して先端
部が後述の塗料溜り19まで延びた長尺な内筒4Aと、
該内筒4Aの外周側に同軸に設けられ、先端部が後述の
溶剤溜り18まで延びた短尺な外筒4Bとから二重筒状
に形成されている。また、外筒4Bの先端側は、その先
端が内筒4Aの外周面に弾性的に当接し、後述の溶剤供
給路6から溶剤が供給されたときに開弁するチェック弁
4Cとなっている。
れたノズルとしてのフィードチューブで、該フィードチ
ューブ4は、図2に示す如く、回転中心に位置して先端
部が後述の塗料溜り19まで延びた長尺な内筒4Aと、
該内筒4Aの外周側に同軸に設けられ、先端部が後述の
溶剤溜り18まで延びた短尺な外筒4Bとから二重筒状
に形成されている。また、外筒4Bの先端側は、その先
端が内筒4Aの外周面に弾性的に当接し、後述の溶剤供
給路6から溶剤が供給されたときに開弁するチェック弁
4Cとなっている。
【0033】ここで、フィードチューブ4は、内筒4A
の内部が塗料供給路5となり、内筒4Aと外筒4Bとの
間が環状の溶剤供給路6となっている。そして、フィー
ドチューブ4は、例えば特開平6−277571号公報
に記載されたフィードチューブと同様に、塗料供給路5
が配管、弁体等を介して色替弁装置に接続され、溶剤供
給路6が配管、弁体等を介して溶剤供給源(いずれも図
示せず)に接続されている。これにより、塗料供給路5
は、塗料または洗浄に用いるシンナ等の溶剤、エアを塗
料溜り19に吐出し、また、溶剤供給路6は溶剤を溶剤
溜り18に吐出する。
の内部が塗料供給路5となり、内筒4Aと外筒4Bとの
間が環状の溶剤供給路6となっている。そして、フィー
ドチューブ4は、例えば特開平6−277571号公報
に記載されたフィードチューブと同様に、塗料供給路5
が配管、弁体等を介して色替弁装置に接続され、溶剤供
給路6が配管、弁体等を介して溶剤供給源(いずれも図
示せず)に接続されている。これにより、塗料供給路5
は、塗料または洗浄に用いるシンナ等の溶剤、エアを塗
料溜り19に吐出し、また、溶剤供給路6は溶剤を溶剤
溜り18に吐出する。
【0034】7は塗装機カバー1の先端部に取付けられ
たシェーピングエアリングで、該シェーピングエアリン
グ7は、前側がすり鉢状に凹陥した円筒状に形成されて
いる。また、シェーピングエアリング7の外周側の先端
部には、エア噴出孔7A,7A,…が周方向に多数本
(2本のみ図示)形成されている。このエア噴出孔7A
は、シェーピングエア通路8を介してエア源(図示せ
ず)に接続されている。そして、エア噴出孔7Aは、後
述の回転霧化頭11から噴霧された塗料粒子の噴霧パタ
ーン等を制御するためのシェーピングエアを噴出するも
のである。
たシェーピングエアリングで、該シェーピングエアリン
グ7は、前側がすり鉢状に凹陥した円筒状に形成されて
いる。また、シェーピングエアリング7の外周側の先端
部には、エア噴出孔7A,7A,…が周方向に多数本
(2本のみ図示)形成されている。このエア噴出孔7A
は、シェーピングエア通路8を介してエア源(図示せ
ず)に接続されている。そして、エア噴出孔7Aは、後
述の回転霧化頭11から噴霧された塗料粒子の噴霧パタ
ーン等を制御するためのシェーピングエアを噴出するも
のである。
【0035】また、9,9,…は各エア噴出孔7Aより
も内周側に位置してシェーピングエアリング7に設けら
れた多数本の溶剤拡散エア噴出孔(2本のみ図示)で、
該各溶剤拡散エア噴出孔9は、後述するベルカップ12
の外周面12Cよりも後側に位置し、周方向に列設され
ている。また、各溶剤拡散エア噴出孔9は、後述する環
状溶剤ガイド22の外周側近傍位置で、径方向の外側に
傾きをもって開口している。
も内周側に位置してシェーピングエアリング7に設けら
れた多数本の溶剤拡散エア噴出孔(2本のみ図示)で、
該各溶剤拡散エア噴出孔9は、後述するベルカップ12
の外周面12Cよりも後側に位置し、周方向に列設され
ている。また、各溶剤拡散エア噴出孔9は、後述する環
状溶剤ガイド22の外周側近傍位置で、径方向の外側に
傾きをもって開口している。
【0036】そして、溶剤拡散エア噴出孔9は、分散エ
ア通路10を介してエア源から供給されるエアを溶剤拡
散エアとし、このエアを環状溶剤ガイド22の外周端近
傍に向けベルカップ12の後側から吹付けるものであ
る。これにより、溶剤拡散エアは、各溶剤通路21から
流出した溶剤をベルカップ12の外周面12Cに押付け
つつ、外周面12Cで拡散して広げ、均一な膜厚にし
て、外周面12Cの先端に向け案内する。
ア通路10を介してエア源から供給されるエアを溶剤拡
散エアとし、このエアを環状溶剤ガイド22の外周端近
傍に向けベルカップ12の後側から吹付けるものであ
る。これにより、溶剤拡散エアは、各溶剤通路21から
流出した溶剤をベルカップ12の外周面12Cに押付け
つつ、外周面12Cで拡散して広げ、均一な膜厚にし
て、外周面12Cの先端に向け案内する。
【0037】次に、11は回転軸3の先端部に取付けら
れた本実施の形態による回転霧化頭で、該回転霧化頭1
1は、図2、図3に示す如く、後述するベルカップ1
2、溶剤溜り18、塗料溜り19、塗料薄膜化面20、
溶剤通路21、環状溶剤ガイド22等によって大略構成
されている。
れた本実施の形態による回転霧化頭で、該回転霧化頭1
1は、図2、図3に示す如く、後述するベルカップ1
2、溶剤溜り18、塗料溜り19、塗料薄膜化面20、
溶剤通路21、環状溶剤ガイド22等によって大略構成
されている。
【0038】12は後部側から前部側に向けて拡開する
ベル形に形成された中空のベルカップで、該ベルカップ
12は、後部側の取付筒部12Aと前部側のベル形拡開
部12Bとによって構成されている。ここで、取付筒部
12Aは、円筒状に形成され、その内周側の奥部には回
転軸3の先端に設けられた雄ねじに螺合する雌ねじが刻
設されている。また、ベル形拡開部12Bは、その外周
面12Cが取付筒部12Aから前方にベル形に大きな広
がりで拡開して形成されている。
ベル形に形成された中空のベルカップで、該ベルカップ
12は、後部側の取付筒部12Aと前部側のベル形拡開
部12Bとによって構成されている。ここで、取付筒部
12Aは、円筒状に形成され、その内周側の奥部には回
転軸3の先端に設けられた雄ねじに螺合する雌ねじが刻
設されている。また、ベル形拡開部12Bは、その外周
面12Cが取付筒部12Aから前方にベル形に大きな広
がりで拡開して形成されている。
【0039】13はベルカップ12の内周側に設けられ
た環状後壁部で、該環状後壁部13は、取付筒部12A
とベル形拡開部12Bとの境界部となる後側に位置し
て、内向きに突出している。また、環状後壁部13の前
側には、後述の溶剤溜り18内で溶剤を円滑に流通する
ための円弧面14が設けられている。
た環状後壁部で、該環状後壁部13は、取付筒部12A
とベル形拡開部12Bとの境界部となる後側に位置し
て、内向きに突出している。また、環状後壁部13の前
側には、後述の溶剤溜り18内で溶剤を円滑に流通する
ための円弧面14が設けられている。
【0040】ここで、環状後壁部13は、取付筒部12
Aと後述の溶剤溜り18とを隔てるもので、その中央部
は、フィードチューブ4の外筒4Bが僅かな隙間をもっ
て挿通する外筒挿通穴13Aとなっている。さらに、環
状後壁部13の前面側中央寄りは、溶剤が回転軸3内に
浸入するのを防止するために、前方に向けて突出してい
る。
Aと後述の溶剤溜り18とを隔てるもので、その中央部
は、フィードチューブ4の外筒4Bが僅かな隙間をもっ
て挿通する外筒挿通穴13Aとなっている。さらに、環
状後壁部13の前面側中央寄りは、溶剤が回転軸3内に
浸入するのを防止するために、前方に向けて突出してい
る。
【0041】15は円弧面14の前側に位置してベル形
拡開部12Bの前面に開口して設けられた取付段部で、
該取付段部15は、後述する中間筒部16を位置決めす
るものである。
拡開部12Bの前面に開口して設けられた取付段部で、
該取付段部15は、後述する中間筒部16を位置決めす
るものである。
【0042】16はベルカップ12の取付段部15内に
圧入等の手段によって取付けられた中間筒部で、該中間
筒部16は、ベルカップ12の一部を構成している。そ
して、中間筒部16は、底部をなし、ベルカップ12の
軸方向の中間に位置して後述の溶剤溜り18と塗料溜り
19とを隔てる環状中間壁部16Aと、該環状中間壁部
16Aの外周側から前側に突出した円筒部16Bとによ
って有底筒状に形成され、前記円筒部16Bの内周側
は、後述の塗料流出孔17Bに向けて漸次拡開した塗料
案内面16Cとなっている。また、環状中間壁部16A
の中央部は、フィードチューブ4の内筒4Aが僅かな隙
間をもって挿通する内筒挿通穴16Dとなっている。さ
らに、環状中間壁部16Aの前面側中央寄りは、塗料、
溶剤が回転軸3内に浸入するのを防止するために、前方
に向けて突出している。
圧入等の手段によって取付けられた中間筒部で、該中間
筒部16は、ベルカップ12の一部を構成している。そ
して、中間筒部16は、底部をなし、ベルカップ12の
軸方向の中間に位置して後述の溶剤溜り18と塗料溜り
19とを隔てる環状中間壁部16Aと、該環状中間壁部
16Aの外周側から前側に突出した円筒部16Bとによ
って有底筒状に形成され、前記円筒部16Bの内周側
は、後述の塗料流出孔17Bに向けて漸次拡開した塗料
案内面16Cとなっている。また、環状中間壁部16A
の中央部は、フィードチューブ4の内筒4Aが僅かな隙
間をもって挿通する内筒挿通穴16Dとなっている。さ
らに、環状中間壁部16Aの前面側中央寄りは、塗料、
溶剤が回転軸3内に浸入するのを防止するために、前方
に向けて突出している。
【0043】17は中間筒部16と一緒にベルカップ1
2の取付段部15開口側に圧入等の手段によって取付け
られた前壁部としての前面板で、該前面板17は、円板
状に形成されている。また、前面板17の後面中央に
は、塗料の受取りを円滑にするための円錐状突起17A
が形成されている。さらに、前面板17の外周側には、
塗料、溶剤をベルカップ12の塗料薄膜化面20に流出
する塗料流出孔17B,17B,…が多数本設けられ、
中央部側には前面に溶剤を流出する溶剤流出孔17C,
17C,…が複数本(いずれも2本のみ図示)設けられ
ている。
2の取付段部15開口側に圧入等の手段によって取付け
られた前壁部としての前面板で、該前面板17は、円板
状に形成されている。また、前面板17の後面中央に
は、塗料の受取りを円滑にするための円錐状突起17A
が形成されている。さらに、前面板17の外周側には、
塗料、溶剤をベルカップ12の塗料薄膜化面20に流出
する塗料流出孔17B,17B,…が多数本設けられ、
中央部側には前面に溶剤を流出する溶剤流出孔17C,
17C,…が複数本(いずれも2本のみ図示)設けられ
ている。
【0044】ここで、環状後壁部13、中間筒部16の
環状中間壁部16Aおよび前壁部をなす前面板17は、
それぞれベルカップ12を構成するもので、該ベルカッ
プ12の軸方向に離間して配設されている。
環状中間壁部16Aおよび前壁部をなす前面板17は、
それぞれベルカップ12を構成するもので、該ベルカッ
プ12の軸方向に離間して配設されている。
【0045】18はベルカップ12の環状後壁部13と
中間筒部16の環状中間壁部16Aとの間に画成された
溶剤溜りで、該溶剤溜り18は、環状後壁部13の前
面、環状中間壁部16Aの後面および円弧面14によっ
て囲まれ、中心部にフィードチューブ4が配置されたド
ーナツ状の空間として形成されている。また、溶剤溜り
18は、後述の塗料溜り19とは独立して別個に形成さ
れている。そして、溶剤溜り18は、フィードチューブ
4の溶剤供給路6から吐出された溶剤を一時的に溜め、
この溶剤を拡散するための空間である。
中間筒部16の環状中間壁部16Aとの間に画成された
溶剤溜りで、該溶剤溜り18は、環状後壁部13の前
面、環状中間壁部16Aの後面および円弧面14によっ
て囲まれ、中心部にフィードチューブ4が配置されたド
ーナツ状の空間として形成されている。また、溶剤溜り
18は、後述の塗料溜り19とは独立して別個に形成さ
れている。そして、溶剤溜り18は、フィードチューブ
4の溶剤供給路6から吐出された溶剤を一時的に溜め、
この溶剤を拡散するための空間である。
【0046】19は中間筒部16の環状中間壁部16A
と前面板17との間に溶剤溜り18と別個に画成された
塗料溜りで、該塗料溜り19は、中間筒部16の内周
面、環状中間壁部16A前面、前面板17の後面によっ
て囲まれた深皿状の空間として形成されている。そし
て、塗料溜り19は、フィードチューブ4の塗料供給路
5から吐出された塗料または溶剤を一時的に溜め、これ
らを拡散するための空間である。
と前面板17との間に溶剤溜り18と別個に画成された
塗料溜りで、該塗料溜り19は、中間筒部16の内周
面、環状中間壁部16A前面、前面板17の後面によっ
て囲まれた深皿状の空間として形成されている。そし
て、塗料溜り19は、フィードチューブ4の塗料供給路
5から吐出された塗料または溶剤を一時的に溜め、これ
らを拡散するための空間である。
【0047】20は前面板17からベルカップ12の前
端にかけて設けられた塗料薄膜化面で、該塗料薄膜化面
20は、円皿状に拡開して形成されている。また、塗料
薄膜化面20の先端は、薄膜化した塗料を放出する放出
端縁20Aとなっている。そして、塗料薄膜化面20
は、前面板17の塗料流出孔17Bから流出した塗料を
薄膜化し、放出端縁20Aから塗料粒子として噴霧する
ものである。
端にかけて設けられた塗料薄膜化面で、該塗料薄膜化面
20は、円皿状に拡開して形成されている。また、塗料
薄膜化面20の先端は、薄膜化した塗料を放出する放出
端縁20Aとなっている。そして、塗料薄膜化面20
は、前面板17の塗料流出孔17Bから流出した塗料を
薄膜化し、放出端縁20Aから塗料粒子として噴霧する
ものである。
【0048】21,21,…はベルカップ12に設けら
れた複数本の溶剤通路(2本のみ図示)で、該各溶剤通
路21は、流入側から流出側に向かうに従ってベルカッ
プ12の後部側に傾斜するように、流入側が溶剤溜り1
8(円弧面14)に開口し、流出側が外周面12Cの後
部寄りに開口している。そして、各溶剤通路21は、溶
剤溜り18に供給された溶剤をベルカップ12の外周面
12Cに流出するものである。
れた複数本の溶剤通路(2本のみ図示)で、該各溶剤通
路21は、流入側から流出側に向かうに従ってベルカッ
プ12の後部側に傾斜するように、流入側が溶剤溜り1
8(円弧面14)に開口し、流出側が外周面12Cの後
部寄りに開口している。そして、各溶剤通路21は、溶
剤溜り18に供給された溶剤をベルカップ12の外周面
12Cに流出するものである。
【0049】ここで、各溶剤通路21は、流入側から流
出側に向かうに従って後部側に傾斜しているから、該各
溶剤通路21の伸長方向は、回転霧化頭11が回転して
いるときの遠心方向(径方向)と異なっている。これに
より、溶剤通路は、溶剤溜り18に供給された溶剤を遠
心力によって一気に流出することなく、傾斜による抵抗
を利用して溶剤を外周面12Cに均一に流出することが
できる。
出側に向かうに従って後部側に傾斜しているから、該各
溶剤通路21の伸長方向は、回転霧化頭11が回転して
いるときの遠心方向(径方向)と異なっている。これに
より、溶剤通路は、溶剤溜り18に供給された溶剤を遠
心力によって一気に流出することなく、傾斜による抵抗
を利用して溶剤を外周面12Cに均一に流出することが
できる。
【0050】一方、22は溶剤通路21の後部側に隣接
してベルカップ12の外周側に取付けられた環状溶剤ガ
イドで、該環状溶剤ガイド22は、各溶剤通路21の傾
きに対応して内周側が後側に傾斜しつつ、外周側はベル
カップ12の外周面12Cに向けて前側に傾斜してい
る。そして、環状溶剤ガイド22は、各溶剤通路21か
ら流出して径方向に飛散しようとする溶剤をベルカップ
12の外周面12Cに向けて前側に案内するものであ
る。
してベルカップ12の外周側に取付けられた環状溶剤ガ
イドで、該環状溶剤ガイド22は、各溶剤通路21の傾
きに対応して内周側が後側に傾斜しつつ、外周側はベル
カップ12の外周面12Cに向けて前側に傾斜してい
る。そして、環状溶剤ガイド22は、各溶剤通路21か
ら流出して径方向に飛散しようとする溶剤をベルカップ
12の外周面12Cに向けて前側に案内するものであ
る。
【0051】本実施の形態による回転霧化頭型塗装装置
は上述の如き構成を有するもので、次に、塗装作業およ
び色替作業について説明する。
は上述の如き構成を有するもので、次に、塗装作業およ
び色替作業について説明する。
【0052】最初に、被塗物に塗料を噴霧する塗装作業
を行う場合について説明する。この塗装作業では、エア
モータ2によって回転軸3と共に回転霧化頭11を高速
回転、例えば3000〜100000rpmで回転駆動
する。この状態で、色替弁装置から供給される塗料をフ
ィードチューブ4の塗料供給路5から回転霧化頭11の
塗料溜り19に供給すると、塗料は塗料溜り19内で滞
留しつつ拡散される。そして、塗料溜り19は、中間筒
部16の環状中間壁部16Aによって溶剤溜り18と別
個に設けられているから、塗料溜り19で拡散された塗
料は、溶剤溜り18側に流出することなく、前面板17
の塗料流出孔17Bを通過してベルカップ12の塗料薄
膜化面20に流出する。さらに、この塗料は、塗料薄膜
化面20で均一に薄膜化され、その放出端縁20Aから
塗料粒子となって噴霧される。
を行う場合について説明する。この塗装作業では、エア
モータ2によって回転軸3と共に回転霧化頭11を高速
回転、例えば3000〜100000rpmで回転駆動
する。この状態で、色替弁装置から供給される塗料をフ
ィードチューブ4の塗料供給路5から回転霧化頭11の
塗料溜り19に供給すると、塗料は塗料溜り19内で滞
留しつつ拡散される。そして、塗料溜り19は、中間筒
部16の環状中間壁部16Aによって溶剤溜り18と別
個に設けられているから、塗料溜り19で拡散された塗
料は、溶剤溜り18側に流出することなく、前面板17
の塗料流出孔17Bを通過してベルカップ12の塗料薄
膜化面20に流出する。さらに、この塗料は、塗料薄膜
化面20で均一に薄膜化され、その放出端縁20Aから
塗料粒子となって噴霧される。
【0053】このとき、例えば回転霧化頭11には高電
圧が印可され、該回転霧化頭11からアースに接続され
た被塗物に向けて電気力線が形成されるから、回転霧化
頭11から噴霧された塗料粒子は、この電気力線に沿っ
て飛行し、被塗物に塗着する。また、このときの塗料粒
子の噴霧パターンは、シェーピングエアリング7の各エ
ア噴出孔7Aから噴出されるシェーピングエアによって
所望の噴霧パターンに成形される。
圧が印可され、該回転霧化頭11からアースに接続され
た被塗物に向けて電気力線が形成されるから、回転霧化
頭11から噴霧された塗料粒子は、この電気力線に沿っ
て飛行し、被塗物に塗着する。また、このときの塗料粒
子の噴霧パターンは、シェーピングエアリング7の各エ
ア噴出孔7Aから噴出されるシェーピングエアによって
所望の噴霧パターンに成形される。
【0054】次に、前色の塗装作業が終了し、次色の塗
料に色替を行う色替作業について説明する。
料に色替を行う色替作業について説明する。
【0055】まず、回転霧化頭11に付着した前色塗料
を洗浄する洗浄作業を行う。この洗浄作業には、回転霧
化頭11の内周面を洗浄する内周面洗浄作業と、ベルカ
ップ12の外周面12Cを洗浄する外周面洗浄作業との
2種類がある。
を洗浄する洗浄作業を行う。この洗浄作業には、回転霧
化頭11の内周面を洗浄する内周面洗浄作業と、ベルカ
ップ12の外周面12Cを洗浄する外周面洗浄作業との
2種類がある。
【0056】そこで、内周面洗浄作業を行うには、フィ
ードチューブ4の塗料供給路5に色替弁装置からエアと
溶剤を交互に供給し、該塗料供給路5等の内部に残存す
る前色の塗料を押出し、通路内に付着した塗料を洗浄す
る。また、塗料供給路5から吐出された溶剤は、塗料溜
り19、前面板17の塗料流出孔17B、ベルカップ1
2の塗料薄膜化面20等を順次流れ、これらの接液面に
付着した前色塗料を洗浄する。ここでも、塗料溜り19
が溶剤溜り18と別個に設けられていることから、該塗
料溜り19等を洗浄して汚れた溶剤は、溶剤溜り18、
溶剤通路21側に流出することはない。
ードチューブ4の塗料供給路5に色替弁装置からエアと
溶剤を交互に供給し、該塗料供給路5等の内部に残存す
る前色の塗料を押出し、通路内に付着した塗料を洗浄す
る。また、塗料供給路5から吐出された溶剤は、塗料溜
り19、前面板17の塗料流出孔17B、ベルカップ1
2の塗料薄膜化面20等を順次流れ、これらの接液面に
付着した前色塗料を洗浄する。ここでも、塗料溜り19
が溶剤溜り18と別個に設けられていることから、該塗
料溜り19等を洗浄して汚れた溶剤は、溶剤溜り18、
溶剤通路21側に流出することはない。
【0057】一方、外周面洗浄作業を行うには、フィー
ドチューブ4の溶剤供給路6から溶剤溜り18に洗浄用
の溶剤を吐出する。ここで、溶剤溜り18は塗料溜り1
9と別個に設けられているから、該溶剤溜り18に供給
された溶剤は、塗料溜り19側に流出することなく、ま
た塗料によって汚されることなく、該溶剤溜り18内で
滞留しつつ拡散し、遠心力によって各溶剤通路21内に
流入する。そして、溶剤通路21を通ってベルカップ1
2の外周面12Cに流出した溶剤は、外周面12Cに沿
って流れる。また、一部の溶剤は、溶剤通路21から径
方向に飛散しようとするが、環状溶剤ガイド22によっ
て外周面12C側に向けて案内され、外周端から放出さ
れる。
ドチューブ4の溶剤供給路6から溶剤溜り18に洗浄用
の溶剤を吐出する。ここで、溶剤溜り18は塗料溜り1
9と別個に設けられているから、該溶剤溜り18に供給
された溶剤は、塗料溜り19側に流出することなく、ま
た塗料によって汚されることなく、該溶剤溜り18内で
滞留しつつ拡散し、遠心力によって各溶剤通路21内に
流入する。そして、溶剤通路21を通ってベルカップ1
2の外周面12Cに流出した溶剤は、外周面12Cに沿
って流れる。また、一部の溶剤は、溶剤通路21から径
方向に飛散しようとするが、環状溶剤ガイド22によっ
て外周面12C側に向けて案内され、外周端から放出さ
れる。
【0058】このときに、溶剤拡散エア噴出孔9は、ベ
ルカップ12の外周面12Cに向けて溶剤拡散エアを噴
出しているから、環状溶剤ガイド22から放出された溶
剤、外周面12Cに沿って流れる溶剤は、外周面12C
に押付けられながら、拡散して外周面12Cの全体に広
がる。これにより、溶剤は、ベルカップ12の外周面1
2Cで全体に均一な膜厚で広がるから、この外周面12
Cに付着した塗料を残さず洗浄することができる。
ルカップ12の外周面12Cに向けて溶剤拡散エアを噴
出しているから、環状溶剤ガイド22から放出された溶
剤、外周面12Cに沿って流れる溶剤は、外周面12C
に押付けられながら、拡散して外周面12Cの全体に広
がる。これにより、溶剤は、ベルカップ12の外周面1
2Cで全体に均一な膜厚で広がるから、この外周面12
Cに付着した塗料を残さず洗浄することができる。
【0059】そして、各部に付着した前色塗料の洗浄作
業が完了したら、塗料充填作業に移り、フィードチュー
ブ4の塗料供給路5等に次色の塗料を供給し、次の塗装
作業に備える。
業が完了したら、塗料充填作業に移り、フィードチュー
ブ4の塗料供給路5等に次色の塗料を供給し、次の塗装
作業に備える。
【0060】一方、色替を行わず同じ塗料を用いて塗装
作業を継続する場合において、ベルカップ12の外周面
12Cを洗浄する洗浄作業について説明する。この場合
には、フィードチューブ4の塗料供給路5からは溶剤を
吐出せず、溶剤供給路6からだけ溶剤溜り18に溶剤を
吐出する。これにより、溶剤溜り18から溶剤通路21
を通ってベルカップ12の外周面12C流出する溶剤
は、この外周面12Cに付着した塗料だけを洗浄するこ
とができる。
作業を継続する場合において、ベルカップ12の外周面
12Cを洗浄する洗浄作業について説明する。この場合
には、フィードチューブ4の塗料供給路5からは溶剤を
吐出せず、溶剤供給路6からだけ溶剤溜り18に溶剤を
吐出する。これにより、溶剤溜り18から溶剤通路21
を通ってベルカップ12の外周面12C流出する溶剤
は、この外周面12Cに付着した塗料だけを洗浄するこ
とができる。
【0061】かくして、本実施の形態によれば、溶剤溜
り18と塗料溜り19とは中間筒部16の環状中間壁部
16Aによって別個に設け、溶剤通路21は溶剤溜り1
8に開口して設けている。従って、塗装作業時には、塗
料溜り19に供給された塗料が溶剤溜り18、溶剤通路
21側に流出してしまうのを防止することができる。こ
の結果、従来技術のように溶剤通路21から流出した塗
料がベルカップ12の外周面12Cに付着するのを防止
でき、洗浄時間、溶剤の使用量を削減することができ
る。しかも、ベルカップ12の外周面12Cに流出した
塗料が被塗物の塗装面に付着してしまうのも防止するこ
とができ、塗装品質を高めて信頼性を向上することがで
きる。
り18と塗料溜り19とは中間筒部16の環状中間壁部
16Aによって別個に設け、溶剤通路21は溶剤溜り1
8に開口して設けている。従って、塗装作業時には、塗
料溜り19に供給された塗料が溶剤溜り18、溶剤通路
21側に流出してしまうのを防止することができる。こ
の結果、従来技術のように溶剤通路21から流出した塗
料がベルカップ12の外周面12Cに付着するのを防止
でき、洗浄時間、溶剤の使用量を削減することができ
る。しかも、ベルカップ12の外周面12Cに流出した
塗料が被塗物の塗装面に付着してしまうのも防止するこ
とができ、塗装品質を高めて信頼性を向上することがで
きる。
【0062】また、溶剤溜り18内には、塗料が混ざっ
ていない清浄な溶剤を滞留させることができるから、こ
の洗浄能力の高い溶剤を溶剤通路21からベルカップ1
2の外周面12Cに供給することができる。従って、ベ
ルカップ12の外周面12Cに付着した塗料を効率よく
洗浄することができ、これによっても洗浄時間の短縮、
溶剤の使用量の削減を図ることができる。
ていない清浄な溶剤を滞留させることができるから、こ
の洗浄能力の高い溶剤を溶剤通路21からベルカップ1
2の外周面12Cに供給することができる。従って、ベ
ルカップ12の外周面12Cに付着した塗料を効率よく
洗浄することができ、これによっても洗浄時間の短縮、
溶剤の使用量の削減を図ることができる。
【0063】また、色替を行わず同じ塗料を用いて塗装
作業を行う場合に、ベルカップ12の外周面12Cに付
着した塗料を洗浄する必要がある場合には、溶剤供給路
6から溶剤溜り18に溶剤を吐出する。これにより、塗
料溜り19、前面板17、塗料薄膜化面20等を洗浄す
ることなく、ベルカップ12の外周面12Cだけを洗浄
することができ、溶剤の使用量を最小限に抑えることが
できる。
作業を行う場合に、ベルカップ12の外周面12Cに付
着した塗料を洗浄する必要がある場合には、溶剤供給路
6から溶剤溜り18に溶剤を吐出する。これにより、塗
料溜り19、前面板17、塗料薄膜化面20等を洗浄す
ることなく、ベルカップ12の外周面12Cだけを洗浄
することができ、溶剤の使用量を最小限に抑えることが
できる。
【0064】さらに、ベルカップ12の外周側には、溶
剤通路21から流出した溶剤をベルカップ12の外周面
12Cに向けて案内する環状溶剤ガイド22を設けてい
るから、該環状溶剤ガイド22は、溶剤通路21から流
出して径方向に飛散しようとする溶剤をベルカップ12
の外周面12Cに向けて前側に案内することができ、溶
剤を有効的に使用し、塗料の洗浄効率を高めることがで
きる。
剤通路21から流出した溶剤をベルカップ12の外周面
12Cに向けて案内する環状溶剤ガイド22を設けてい
るから、該環状溶剤ガイド22は、溶剤通路21から流
出して径方向に飛散しようとする溶剤をベルカップ12
の外周面12Cに向けて前側に案内することができ、溶
剤を有効的に使用し、塗料の洗浄効率を高めることがで
きる。
【0065】また、各溶剤通路21は、流入側から流出
側に向かうに従ってベルカップ12の後部側に傾斜させ
ているから、各溶剤通路21の伸長方向を、回転霧化頭
11の遠心方向(径方向)と異ならせることができる。
これにより、溶剤通路21は、溶剤溜り18に供給され
た溶剤を遠心力によって一気に流出することなく、傾斜
による抵抗を利用して溶剤を均一に流出することができ
る。この結果、少量の溶剤によってベルカップ12の外
周面12Cに付着した塗料を万遍なく洗浄することがで
きる。
側に向かうに従ってベルカップ12の後部側に傾斜させ
ているから、各溶剤通路21の伸長方向を、回転霧化頭
11の遠心方向(径方向)と異ならせることができる。
これにより、溶剤通路21は、溶剤溜り18に供給され
た溶剤を遠心力によって一気に流出することなく、傾斜
による抵抗を利用して溶剤を均一に流出することができ
る。この結果、少量の溶剤によってベルカップ12の外
周面12Cに付着した塗料を万遍なく洗浄することがで
きる。
【0066】一方、ベルカップ12の後側には、各溶剤
通路21から流出した溶剤を拡散する溶剤拡散エアを吹
付ける溶剤拡散エア噴出孔9を設けているから、この溶
剤拡散エアは、環状溶剤ガイド22から放出された溶
剤、外周面12Cに沿って流れる溶剤を、外周面12C
に押付けながら、拡散して外周面12Cの全体に広げる
ことができる。これにより、溶剤をベルカップ12の外
周面12Cで全体に均一な膜厚で広げて付着した塗料を
残さず洗浄することができ、少ない量の溶剤によって効
率のよい洗浄作業を行うことができる。
通路21から流出した溶剤を拡散する溶剤拡散エアを吹
付ける溶剤拡散エア噴出孔9を設けているから、この溶
剤拡散エアは、環状溶剤ガイド22から放出された溶
剤、外周面12Cに沿って流れる溶剤を、外周面12C
に押付けながら、拡散して外周面12Cの全体に広げる
ことができる。これにより、溶剤をベルカップ12の外
周面12Cで全体に均一な膜厚で広げて付着した塗料を
残さず洗浄することができ、少ない量の溶剤によって効
率のよい洗浄作業を行うことができる。
【0067】次に、図4は本発明の第2の実施の形態を
示している。本実施の形態の特徴は、ベルカップをカッ
プ形に形成すると共に、環状中間壁部をベルカップと一
体的に設けることにより、前壁部としての前面板のみを
別部材としたことにある。なお、本実施の形態では、前
述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
示している。本実施の形態の特徴は、ベルカップをカッ
プ形に形成すると共に、環状中間壁部をベルカップと一
体的に設けることにより、前壁部としての前面板のみを
別部材としたことにある。なお、本実施の形態では、前
述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0068】31は本実施の形態による回転霧化頭で、
該回転霧化頭31は、後述するベルカップ32、溶剤溜
り39、塗料溜り40、塗料薄膜化面41、溶剤通路4
2、環状溶剤ガイド43等によって大略構成されてい
る。
該回転霧化頭31は、後述するベルカップ32、溶剤溜
り39、塗料溜り40、塗料薄膜化面41、溶剤通路4
2、環状溶剤ガイド43等によって大略構成されてい
る。
【0069】32は本実施の形態によるベルカップで、
該ベルカップ32は、前側に向けて小さく拡開するカッ
プ形をなしている点と、後述の環状中間壁部35が一体
的に設けられている点で第1の実施の形態によるベルカ
ップ12と相違している。そして、ベルカップ32は、
後部側の取付筒部32Aと前部側のベル形拡開部32B
とによって構成され、該ベル形拡開部32Bは、その外
周面32Cが取付筒部32Aから前方にカップ形に小さ
な広がりで拡開して形成されている。
該ベルカップ32は、前側に向けて小さく拡開するカッ
プ形をなしている点と、後述の環状中間壁部35が一体
的に設けられている点で第1の実施の形態によるベルカ
ップ12と相違している。そして、ベルカップ32は、
後部側の取付筒部32Aと前部側のベル形拡開部32B
とによって構成され、該ベル形拡開部32Bは、その外
周面32Cが取付筒部32Aから前方にカップ形に小さ
な広がりで拡開して形成されている。
【0070】33はベルカップ32の内周側に設けられ
た環状後壁部で、該環状後壁部33は、取付筒部32A
とベル形拡開部32Bとの境界部となる後側に位置して
内向きに突出し、その中央部はフィードチューブ4の外
筒4Bが挿通する外筒挿通穴33Aとなっている。ま
た、環状後壁部33の前側には、後述の溶剤溜り39内
で溶剤を円滑に流通するための円弧面34が設けられて
いる。
た環状後壁部で、該環状後壁部33は、取付筒部32A
とベル形拡開部32Bとの境界部となる後側に位置して
内向きに突出し、その中央部はフィードチューブ4の外
筒4Bが挿通する外筒挿通穴33Aとなっている。ま
た、環状後壁部33の前側には、後述の溶剤溜り39内
で溶剤を円滑に流通するための円弧面34が設けられて
いる。
【0071】35は円弧面34の前側となるベルカップ
32の軸方向の中間に位置して、該ベルカップ32の内
周側に一体的に形成された環状中間壁部で、該環状中間
壁部35は、内向きに突出することにより、後述の溶剤
溜り39と塗料溜り40とを隔てている。また、環状中
間壁部35の中央部は、フィードチューブ4の内筒4A
が挿通する内筒挿通穴35Aとなっている。
32の軸方向の中間に位置して、該ベルカップ32の内
周側に一体的に形成された環状中間壁部で、該環状中間
壁部35は、内向きに突出することにより、後述の溶剤
溜り39と塗料溜り40とを隔てている。また、環状中
間壁部35の中央部は、フィードチューブ4の内筒4A
が挿通する内筒挿通穴35Aとなっている。
【0072】また、36は環状中間壁部35から前側に
向けて拡径した傾斜面を示している。さらに、37は傾
斜面36の前側に位置してベル形拡開部32Bの前面に
開口して設けられた取付段部で、該取付段部37は、後
述する前面板38を位置決めするものである。
向けて拡径した傾斜面を示している。さらに、37は傾
斜面36の前側に位置してベル形拡開部32Bの前面に
開口して設けられた取付段部で、該取付段部37は、後
述する前面板38を位置決めするものである。
【0073】38はベルカップ32の取付段部37に取
付けられた前壁部としての前面板で、該前面板38は円
板状をなし、その中央には円錐状突起38Aが形成され
ている。また、前面板38の外周側には、塗料流出孔3
8B,38B,…が多数本設けられ、中央部側には溶剤
流出孔38C,38C,…が複数本(いずれも2本のみ
図示)設けられている。
付けられた前壁部としての前面板で、該前面板38は円
板状をなし、その中央には円錐状突起38Aが形成され
ている。また、前面板38の外周側には、塗料流出孔3
8B,38B,…が多数本設けられ、中央部側には溶剤
流出孔38C,38C,…が複数本(いずれも2本のみ
図示)設けられている。
【0074】ここで、環状後壁部33、環状中間壁部3
5および前壁部をなす前面板38は、それぞれベルカッ
プ32を構成するもので、該ベルカップ32の軸方向に
離間して配設されている。
5および前壁部をなす前面板38は、それぞれベルカッ
プ32を構成するもので、該ベルカップ32の軸方向に
離間して配設されている。
【0075】39はベルカップ32の環状後壁部33と
環状中間壁部35との間に画成された溶剤溜りで、該溶
剤溜り39は、後述の塗料溜り40とは独立して別個に
形成されている。また、40は環状中間壁部35と前面
板38との間に溶剤溜り39と別個に画成された塗料溜
りを示している。
環状中間壁部35との間に画成された溶剤溜りで、該溶
剤溜り39は、後述の塗料溜り40とは独立して別個に
形成されている。また、40は環状中間壁部35と前面
板38との間に溶剤溜り39と別個に画成された塗料溜
りを示している。
【0076】41は前面板38からベルカップ32の前
端にかけて設けられた塗料薄膜化面で、該塗料薄膜化面
41は、前側に向けて漸次拡径する傾斜面として形成さ
れ、その前端は放出端縁41Aとなっている。
端にかけて設けられた塗料薄膜化面で、該塗料薄膜化面
41は、前側に向けて漸次拡径する傾斜面として形成さ
れ、その前端は放出端縁41Aとなっている。
【0077】42はベルカップ32に設けられた複数本
の溶剤通路(2本のみ図示)で、該各溶剤通路42は、
流入側から流出側に向かうに従ってベルカップ32の後
部側に傾斜するように、流入側が溶剤溜り39(円弧面
34)に開口し、流出側が外周面32Cの後部寄りに開
口している。
の溶剤通路(2本のみ図示)で、該各溶剤通路42は、
流入側から流出側に向かうに従ってベルカップ32の後
部側に傾斜するように、流入側が溶剤溜り39(円弧面
34)に開口し、流出側が外周面32Cの後部寄りに開
口している。
【0078】一方、43は溶剤通路42の後側に位置し
てベルカップ32の外周側に取付けられた環状溶剤ガイ
ドで、該環状溶剤ガイド43は、外周面32Cを覆うよ
うに前側に延びるほぼ円筒状に形成されている。
てベルカップ32の外周側に取付けられた環状溶剤ガイ
ドで、該環状溶剤ガイド43は、外周面32Cを覆うよ
うに前側に延びるほぼ円筒状に形成されている。
【0079】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、広がりが小さなカップ形の回転霧化頭3
1を用いて塗装作業、洗浄作業を行う場合でも、溶剤の
使用量の削減、洗浄時間の短縮、塗装品質の向上等を図
ることができる。
形態によれば、広がりが小さなカップ形の回転霧化頭3
1を用いて塗装作業、洗浄作業を行う場合でも、溶剤の
使用量の削減、洗浄時間の短縮、塗装品質の向上等を図
ることができる。
【0080】次に、図5は本発明の第3の実施の形態を
示している。本実施の形態の特徴は、環状中間壁部をベ
ルカップと一体的に設け、環状後壁部と前壁部をなす前
面板とをベルカップと別部材としたことにある。なお、
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。
示している。本実施の形態の特徴は、環状中間壁部をベ
ルカップと一体的に設け、環状後壁部と前壁部をなす前
面板とをベルカップと別部材としたことにある。なお、
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。
【0081】51は本実施の形態による回転霧化頭で、
該回転霧化頭51は、後述するベルカップ52、溶剤溜
り59、塗料溜り60、塗料薄膜化面61、溶剤通路6
2、環状溶剤ガイド63等によって大略構成されてい
る。
該回転霧化頭51は、後述するベルカップ52、溶剤溜
り59、塗料溜り60、塗料薄膜化面61、溶剤通路6
2、環状溶剤ガイド63等によって大略構成されてい
る。
【0082】52は本実施の形態によるベルカップで、
該ベルカップ52は、環状中間壁部55が一体的に設け
られ、環状後壁部53と前壁部をなす前面板58とが別
部材として設けられている点で第1の実施の形態による
ベルカップ12と相違している。そして、ベルカップ5
2は、後部側の取付筒部52Aと前部側のベル形拡開部
52Bとによって構成され、該ベル形拡開部52Bは、
その外周面52Cが前方にベル形に大きな広がりで拡開
して形成されている。
該ベルカップ52は、環状中間壁部55が一体的に設け
られ、環状後壁部53と前壁部をなす前面板58とが別
部材として設けられている点で第1の実施の形態による
ベルカップ12と相違している。そして、ベルカップ5
2は、後部側の取付筒部52Aと前部側のベル形拡開部
52Bとによって構成され、該ベル形拡開部52Bは、
その外周面52Cが前方にベル形に大きな広がりで拡開
して形成されている。
【0083】53はベルカップ52の内周側に設けられ
た環状後壁部で、該環状後壁部53は、ベルカップ52
と別部材として形成され、取付筒部52Aとベル形拡開
部52Bとの境界部となる後側に位置して内向きに突出
するように取付けられている。また、環状後壁部53の
前側には円弧面54が設けられている。
た環状後壁部で、該環状後壁部53は、ベルカップ52
と別部材として形成され、取付筒部52Aとベル形拡開
部52Bとの境界部となる後側に位置して内向きに突出
するように取付けられている。また、環状後壁部53の
前側には円弧面54が設けられている。
【0084】55は円弧面54の前側となるベルカップ
52の軸方向の中間に位置して、該ベルカップ52の内
周側に一体的に形成された環状中間壁部で、該環状中間
壁部55は、内向きに突出することにより、後述の溶剤
溜り59と塗料溜り60とを隔てている。
52の軸方向の中間に位置して、該ベルカップ52の内
周側に一体的に形成された環状中間壁部で、該環状中間
壁部55は、内向きに突出することにより、後述の溶剤
溜り59と塗料溜り60とを隔てている。
【0085】また、56は環状中間壁部55から前側に
向けて拡径した傾斜面、57は該傾斜面56の前側に位
置してベル形拡開部52Bの前面に開口して設けられた
取付段部をそれぞれ示している。
向けて拡径した傾斜面、57は該傾斜面56の前側に位
置してベル形拡開部52Bの前面に開口して設けられた
取付段部をそれぞれ示している。
【0086】58はベルカップ52と別部材として設け
られ、取付段部57に取付けられた前壁部としての前面
板で、該前面板58は円板状をなし、その中央には円錐
状突起58Aが形成されている。また、前面板58の外
周側には、塗料流出孔58B,58B,…が多数本設け
られ、中央部側には溶剤流出孔58C,58C,…が複
数本(いずれも2本のみ図示)設けられている。
られ、取付段部57に取付けられた前壁部としての前面
板で、該前面板58は円板状をなし、その中央には円錐
状突起58Aが形成されている。また、前面板58の外
周側には、塗料流出孔58B,58B,…が多数本設け
られ、中央部側には溶剤流出孔58C,58C,…が複
数本(いずれも2本のみ図示)設けられている。
【0087】ここで、環状後壁部53、環状中間壁部5
5および前壁部をなす前面板58は、それぞれベルカッ
プ52を構成するもので、該ベルカップ52の軸方向に
離間して配設されている。
5および前壁部をなす前面板58は、それぞれベルカッ
プ52を構成するもので、該ベルカップ52の軸方向に
離間して配設されている。
【0088】59はベルカップ52の環状後壁部53と
環状中間壁部55との間に画成された溶剤溜り、60は
環状中間壁部55と前面板58との間に溶剤溜り59と
別個に画成された塗料溜りを示している。また、61は
前面板58からベルカップ52の前端にかけて設けられ
た塗料薄膜化面を示している。
環状中間壁部55との間に画成された溶剤溜り、60は
環状中間壁部55と前面板58との間に溶剤溜り59と
別個に画成された塗料溜りを示している。また、61は
前面板58からベルカップ52の前端にかけて設けられ
た塗料薄膜化面を示している。
【0089】62はベルカップ52に設けられた複数本
の溶剤通路(2本のみ図示)で、該各溶剤通路62は、
流入側から流出側に向かうに従ってベルカップ52の後
部側に傾斜するように、流入側が溶剤溜り59(円弧面
54)に開口し、流出側が外周面52Cの後部寄りに開
口している。
の溶剤通路(2本のみ図示)で、該各溶剤通路62は、
流入側から流出側に向かうに従ってベルカップ52の後
部側に傾斜するように、流入側が溶剤溜り59(円弧面
54)に開口し、流出側が外周面52Cの後部寄りに開
口している。
【0090】一方、63は溶剤通路62の後側に位置し
てベルカップ52の外周側に取付けられた別部材からな
る環状溶剤ガイドを示している。
てベルカップ52の外周側に取付けられた別部材からな
る環状溶剤ガイドを示している。
【0091】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、環状後壁部53をベルカップ52と別部
材として設けているから、設計時の自由度を向上するこ
とができる。
形態によれば、環状後壁部53をベルカップ52と別部
材として設けているから、設計時の自由度を向上するこ
とができる。
【0092】なお、第1の実施の形態では、溶剤通路2
1は、流入側から流出側に向かうに従ってベルカップ1
2の後部側に傾斜させた場合を例示したが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えば、溶剤通路21は、径方
向に真直ぐに形成したり、前部側に傾斜させて形成して
もよい。この構成は、第2、第3の実施の形態にも同様
に適用することができる。
1は、流入側から流出側に向かうに従ってベルカップ1
2の後部側に傾斜させた場合を例示したが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えば、溶剤通路21は、径方
向に真直ぐに形成したり、前部側に傾斜させて形成して
もよい。この構成は、第2、第3の実施の形態にも同様
に適用することができる。
【0093】また、各実施の形態では、ノズルとしての
フィードチューブ4は、同軸に配置された内筒4Aと外
筒4Bとによって二重筒状に形成し、内筒4A内を塗料
供給路5とし、内筒4Aと外筒4Bとの間を溶剤供給路
6とするものとして説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば塗料供給管と溶剤供給管とを並列に設ける構
成としてもよい。
フィードチューブ4は、同軸に配置された内筒4Aと外
筒4Bとによって二重筒状に形成し、内筒4A内を塗料
供給路5とし、内筒4Aと外筒4Bとの間を溶剤供給路
6とするものとして説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば塗料供給管と溶剤供給管とを並列に設ける構
成としてもよい。
【0094】さらに、各実施の形態では、エアモータ2
を用いて回転軸3を回転駆動した場合を例に挙げて説明
したが、本発明はこれに限らず、例えば電動モータ等を
用いて回転軸を回転駆動してもよい。
を用いて回転軸3を回転駆動した場合を例に挙げて説明
したが、本発明はこれに限らず、例えば電動モータ等を
用いて回転軸を回転駆動してもよい。
【0095】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、ベルカップの内周側には、後側に位置する環状後
壁部と中間に位置する環状中間壁部と前側に位置し複数
の塗料流出孔を有する前壁部とを軸方向に離間して設
け、該ベルカップの環状後壁部と環状中間壁部との間に
は、ノズルから吐出される溶剤を溜める溶剤溜りを設
け、前記ベルカップの環状中間壁部と前壁部との間に
は、該溶剤溜りと別個に画成され、ノズルから吐出され
る塗料を溜める塗料溜りを設け、さらに、流入側が前記
溶剤溜りに開口し、流出側が前記ベルカップの外周面に
開口する複数本の溶剤通路を設ける構成としている。
れば、ベルカップの内周側には、後側に位置する環状後
壁部と中間に位置する環状中間壁部と前側に位置し複数
の塗料流出孔を有する前壁部とを軸方向に離間して設
け、該ベルカップの環状後壁部と環状中間壁部との間に
は、ノズルから吐出される溶剤を溜める溶剤溜りを設
け、前記ベルカップの環状中間壁部と前壁部との間に
は、該溶剤溜りと別個に画成され、ノズルから吐出され
る塗料を溜める塗料溜りを設け、さらに、流入側が前記
溶剤溜りに開口し、流出側が前記ベルカップの外周面に
開口する複数本の溶剤通路を設ける構成としている。
【0096】従って、塗装作業、内周面洗浄作業を行う
ために、ノズルから塗料溜りに塗料、溶剤を吐出すると
きには、塗料溜りが環状中間壁部によって溶剤溜りと別
個に設けられているから、該塗料溜り内の塗料や汚れた
溶剤が溶剤溜り、溶剤通路側に流出してベルカップの外
周面等に付着するのを防止でき、洗浄時間、溶剤の使用
量を削減することができる。しかも、ベルカップの外周
面に流出した塗料が被塗物の塗装面に付着するのも防止
でき、塗装品質を向上して信頼性を高めることができ
る。
ために、ノズルから塗料溜りに塗料、溶剤を吐出すると
きには、塗料溜りが環状中間壁部によって溶剤溜りと別
個に設けられているから、該塗料溜り内の塗料や汚れた
溶剤が溶剤溜り、溶剤通路側に流出してベルカップの外
周面等に付着するのを防止でき、洗浄時間、溶剤の使用
量を削減することができる。しかも、ベルカップの外周
面に流出した塗料が被塗物の塗装面に付着するのも防止
でき、塗装品質を向上して信頼性を高めることができ
る。
【0097】また、外周面洗浄作業を行うために、ノズ
ルから溶剤溜りに洗浄用の溶剤を吐出するときには、洗
浄した塗料が混ざっていない洗浄能力の高い溶剤によっ
てベルカップの外周面を洗浄することができ、ベルカッ
プの外周面を洗浄するときの洗浄時間、溶剤の使用量を
削減することができる。
ルから溶剤溜りに洗浄用の溶剤を吐出するときには、洗
浄した塗料が混ざっていない洗浄能力の高い溶剤によっ
てベルカップの外周面を洗浄することができ、ベルカッ
プの外周面を洗浄するときの洗浄時間、溶剤の使用量を
削減することができる。
【0098】さらに、色替を行わず同じ塗料を用いて塗
装作業を行う場合において、ベルカップの外周面に付着
した塗料を洗浄する必要がある場合には、ノズルから溶
剤溜りだけに溶剤を吐出する。これにより、ベルカップ
の外周面に付着した塗料だけを洗浄することができ、溶
剤の使用量を最小限に抑えることができる。
装作業を行う場合において、ベルカップの外周面に付着
した塗料を洗浄する必要がある場合には、ノズルから溶
剤溜りだけに溶剤を吐出する。これにより、ベルカップ
の外周面に付着した塗料だけを洗浄することができ、溶
剤の使用量を最小限に抑えることができる。
【0099】請求項2の発明によれば、ベルカップの外
周側には、各溶剤通路から流出する溶剤を該ベルカップ
の外周面に向けて案内する環状溶剤ガイドを設けている
ので、環状溶剤ガイドは、各溶剤通路から流出して径方
向に飛散しようとする溶剤をベルカップの外周面に向け
て流れるように案内することができるから、少量の溶剤
でベルカップの外周面に付着した塗料を効率よく洗浄す
ることができる。
周側には、各溶剤通路から流出する溶剤を該ベルカップ
の外周面に向けて案内する環状溶剤ガイドを設けている
ので、環状溶剤ガイドは、各溶剤通路から流出して径方
向に飛散しようとする溶剤をベルカップの外周面に向け
て流れるように案内することができるから、少量の溶剤
でベルカップの外周面に付着した塗料を効率よく洗浄す
ることができる。
【0100】請求項3の発明によれば、各溶剤通路は、
その流入側から流出側に向かうに従ってベルカップの後
部側に傾斜させる構成としているので、各溶剤通路の伸
長方向を、回転霧化頭の遠心方向(径方向)と異ならせ
ることができる。これにより、溶剤通路は、溶剤溜りに
供給された溶剤を遠心力によって一気に流出することな
く、傾斜による抵抗を利用して溶剤を均一に流出するか
ら、少量の溶剤によってベルカップの外周面に付着した
塗料を万遍なく洗浄することができる。
その流入側から流出側に向かうに従ってベルカップの後
部側に傾斜させる構成としているので、各溶剤通路の伸
長方向を、回転霧化頭の遠心方向(径方向)と異ならせ
ることができる。これにより、溶剤通路は、溶剤溜りに
供給された溶剤を遠心力によって一気に流出することな
く、傾斜による抵抗を利用して溶剤を均一に流出するか
ら、少量の溶剤によってベルカップの外周面に付着した
塗料を万遍なく洗浄することができる。
【0101】請求項4の発明によれば、ベルカップの外
周面に向けて当該ベルカップの後側から溶剤拡散エアを
吹付けることにより、各溶剤通路から流出した溶剤を拡
散する構成としているので、溶剤拡散エアは、各溶剤通
路から流出した溶剤をベルカップの外周面に押付けつ
つ、この外周面で拡散して広げ、均一な膜厚とすること
ができる。これにより、溶剤は外周面全体に広がるか
ら、付着した塗料を残さず洗浄することができ、少ない
量の溶剤によって効率のよい洗浄作業を行うことができ
る。
周面に向けて当該ベルカップの後側から溶剤拡散エアを
吹付けることにより、各溶剤通路から流出した溶剤を拡
散する構成としているので、溶剤拡散エアは、各溶剤通
路から流出した溶剤をベルカップの外周面に押付けつ
つ、この外周面で拡散して広げ、均一な膜厚とすること
ができる。これにより、溶剤は外周面全体に広がるか
ら、付着した塗料を残さず洗浄することができ、少ない
量の溶剤によって効率のよい洗浄作業を行うことができ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転霧化頭型
塗装装置を示す縦断面図である。
塗装装置を示す縦断面図である。
【図2】洗浄している状態の回転霧化頭型塗装装置の要
部を拡大して示す拡大縦断面図である。
部を拡大して示す拡大縦断面図である。
【図3】回転霧化頭を単体で示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による回転霧化頭を
単体で示す縦断面図である。
単体で示す縦断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による回転霧化頭を
単体で示す縦断面図である。
単体で示す縦断面図である。
4 フィードチューブ(ノズル) 9 溶剤拡散エア噴出孔 11,31,51 回転霧化頭 12,32,52 ベルカップ 12C,32C,52C 外周面 13,33,53 環状後壁部 16 中間筒部 16A,35,55 環状中間壁部 17,38,58 前面板(前壁部) 17B,38B,58B 塗料流出孔 18,39,59 溶剤溜り 19,40,60 塗料溜り 20,41,61 塗料薄膜化面 21,42,62 溶剤通路 22,43,63 環状溶剤ガイド
Claims (4)
- 【請求項1】 ベル形またはカップ形に形成され、内周
側には後側に位置する環状後壁部と中間に位置する環状
中間壁部と前側に位置し複数の塗料流出孔を有する前壁
部とが軸方向に離間して設けられたベルカップと、 該ベルカップの環状後壁部と環状中間壁部との間に画成
され、ノズルから吐出される溶剤を溜める溶剤溜りと、 前記ベルカップの環状中間壁部と前壁部との間に該溶剤
溜りと別個に画成され、ノズルから吐出される塗料を溜
める塗料溜りと、 前記ベルカップの前壁部から当該ベルカップの前端にか
けて設けられ、該塗料溜りから塗料流出孔を介して流出
した塗料を薄膜化する塗料薄膜化面と、 流入側が前記溶剤溜りに開口し、流出側が前記ベルカッ
プの外周面に開口して設けられた複数本の溶剤通路とに
よって構成してなる回転霧化頭。 - 【請求項2】 前記ベルカップの外周側には、前記各溶
剤通路から流出する溶剤を該ベルカップの外周面に向け
て案内する環状溶剤ガイドを設けてなる請求項1に記載
の回転霧化頭。 - 【請求項3】 前記各溶剤通路は、その流入側から流出
側に向かうに従って前記ベルカップの後部側に傾斜させ
る構成としてなる請求項1または2に記載の回転霧化
頭。 - 【請求項4】 前記ベルカップの外周面に向けて当該ベ
ルカップの後側から溶剤拡散エアを吹付けることによ
り、前記各溶剤通路から流出した溶剤を外周面で拡散す
る構成としてなる請求項1,2または3に記載の回転霧
化頭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387690A JP2002186883A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 回転霧化頭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387690A JP2002186883A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 回転霧化頭 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002186883A true JP2002186883A (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=18854576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000387690A Pending JP2002186883A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 回転霧化頭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002186883A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007083677A1 (ja) * | 2006-01-19 | 2007-07-26 | Abb K.K. | 回転霧化頭型塗装装置 |
CN102615006A (zh) * | 2011-01-27 | 2012-08-01 | 本田技研工业株式会社 | 旋转雾化式喷涂装置 |
CN102712006A (zh) * | 2010-01-06 | 2012-10-03 | 日本兰氏公司 | 静电涂装机的旋转雾化头 |
CN102806158A (zh) * | 2011-05-30 | 2012-12-05 | 张家港市佳龙真空浸漆设备制造厂 | 具有套杯结构的静电喷漆设备 |
JP2013166112A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Ransburg Industry Kk | 静電塗装機用の回転霧化頭 |
JP2017047348A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | Abb株式会社 | 回転霧化頭型塗装機 |
CN110180729A (zh) * | 2019-06-24 | 2019-08-30 | 天津铭捷智能装备有限公司 | 一种涂料管、旋杯及雾化喷涂装置 |
FR3087680A1 (fr) * | 2018-10-30 | 2020-05-01 | Exel Industries | Bol de pulverisation de produit de revetement, projecteur rotatif incluant un tel bol et procede de nettoyage d'un tel projecteur |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000387690A patent/JP2002186883A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1974824A4 (en) * | 2006-01-19 | 2010-02-17 | Abb Kk | PAINTING DEVICE WITH ROTARY SPRAY HEAD |
US7861945B2 (en) | 2006-01-19 | 2011-01-04 | Abb K.K. | Rotary spraying head type painting device |
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US20130026258A1 (en) * | 2010-01-06 | 2013-01-31 | Ransburg Industrial Finishing K.K. | Rotary Atomizer Head Of Electrostatic Paint Applicator |
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JP5677323B2 (ja) * | 2010-01-06 | 2015-02-25 | ランズバーグ・インダストリー株式会社 | 静電塗装機の回転霧化頭 |
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WO2020089242A1 (fr) | 2018-10-30 | 2020-05-07 | Exel Industries | Bol de pulvérisation de produit de revêtement, projecteur rotatif incluant un tel bol et procédé de nettoyage d'un tel projecteur |
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A977 | Report on retrieval |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |