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JP2002156926A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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Publication number
JP2002156926A
JP2002156926A JP2000355244A JP2000355244A JP2002156926A JP 2002156926 A JP2002156926 A JP 2002156926A JP 2000355244 A JP2000355244 A JP 2000355244A JP 2000355244 A JP2000355244 A JP 2000355244A JP 2002156926 A JP2002156926 A JP 2002156926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display
display substrate
display device
light source
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000355244A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hori
隆 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2000355244A priority Critical patent/JP2002156926A/ja
Publication of JP2002156926A publication Critical patent/JP2002156926A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光源からの照射光線を透光性の合
成樹脂表示基板を介して相対的に視線方向に向けて屈折
導光することによって表示基板の表示部の視認性を良好
にして、表示部の透過照明による照明効果を高めること
が可能な表示装置を提供すること。 【解決手段】 筒状に区画された遮光室7と、この遮光
室7の下方に設けられた光源6と、この光源6からの照
射光線を前記遮光室7の上方側に設けられた透光性の合
成樹脂表示基板8に照射してその表示基板8に設けられ
た表示部11を照明するようにした表示装置において、
前記光源6と対向する前記合成樹脂表示基板8の裏面側
には、その表示基板8と一体に前記光源6からの照射光
線を相対的に視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部
9を並行線状に形成するとともに、手前側に位置した表
示基板8の裏面部分のみを平坦部10として形成してな
ることを特徴とする表示装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、建設機
械などの特殊車輌や船舶、あるいは自動車、オートバイ
等の車輌などの作動状態を点灯表示したり、あるいは船
舶や車輌などの異常状態を警報表示して知らせる表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばオートバイなどの車輌に
装備される各種走行情報を表示する計器装置の一般的な
構成としては、図示しないが、計器装置の計器ケース内
には、速度計や燃料計などの車輌の運転状況を指示する
指示計器が収納され、アナログ的に指示する指示計器と
して、その計器本体の前面側に文字板を取り付け固定
し、計器本体に形成された指針の指示を前記文字板の表
面に設けた目盛や数値と対比して読み取るようにした指
示計器であったり、あるいは図示しないが液晶表示装置
などからなるデジタル表示やバーグラフ表示にて指示す
る指示計器を前記計器ケース内に収納固定している。
【0003】また計器ケースの内部には、エンジンの油
圧の状態,ライトの点灯状態,エンジンオイルレベルの
状態,あるいは燃料残量表示やギヤポジション表示など
の各種車輌状態を光源となる表示灯を点灯させて知らせ
る表示装置などが設けられており、この場合、前記車輌
などの状態を知らせる表示項目数と同数に各々区画して
表示灯の照射光線が外部へと漏れ出ないように隔絶し、
前記表示装置側へ光線を案内する筒状からなる遮光室を
設け、この遮光室の下方には前記各表示灯を配設すると
ともに、計器装置の表面側すなわち筒状の各遮光室の上
方には合成樹脂製の透光性材料からなる表示板を配設し
て前記表示装置を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来装置の表示装置にあっては、光源である表示灯が点灯
して前記表示板の表示部を透過照明した際に、表示板と
運転者の視線方向が対峙して表示部が設けられている場
合には、真下に位置した前記表示灯の照射光線が目に直
接的に入ってくるために表示板が明るく照らし出され支
障はないが、取り付けスペースの問題や取り付ける向き
などによっては、表示板に照射される筒状の遮光室内に
配設された照明灯からの照射光線の方向が視線方向から
逸れることがあり、この結果、視線方向から照射光線の
方向がそれることにより表示板の表示面を明るく照らし
出すことができないことがある。
【0005】そこで本発明は、前記従来例の問題を解決
するものであって、光源からの照射光線を透光性の合成
樹脂表示基板を介して相対的に視線方向に向けて屈折導
光することによって表示基板の表示部の視認性を良好に
して、表示部の透過照明による照明効果を高めることが
可能な表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、筒
状に区画された遮光室と、この遮光室の下方に設けられ
た光源と、この光源からの照射光線を前記遮光室の上方
側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板に照射してそ
の表示基板に設けられた表示部を照明するようにした表
示装置において、前記光源と対向する前記合成樹脂表示
基板の裏面側には、その表示基板と一体に前記光源から
の照射光線を相対的に視線方向へと導く断面形状が鋸歯
状の凸部を並行線状に形成するとともに、手前側に位置
した表示基板の裏面部分のみを平坦部として形成してな
ることを特徴とする表示装置である。
【0007】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、並行線状に形成された前記断面形状が鋸歯状の凸部
は、前記合成樹脂表示基板の表面側の平坦面に対して設
定された角度で傾斜する透過面と、前記平坦面に対して
ほぼ直交方向に形成された立ち上がり壁面と、からなる
ことを特徴とする表示装置である。
【0008】また請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり壁面が、視
線方向に向けて若干傾斜してなることを特徴とする表示
装置である。
【0009】また請求項4の発明は、請求項1から請求
項3において、前記光源と前記合成樹脂表示基板との間
に、前記光源からの光線を乱反射するために設けた光拡
散板を配設してなることを特徴とする表示装置である。
【0010】また請求項5の発明は、請求項4におい
て、前記光拡散板は、その背面部分にダイヤカット模様
による凹凸形状の光拡散部を施してなることを特徴とす
る表示装置である。
【0011】また請求項6の発明は、請求項4または請
求項5において、前記光拡散板は、その基板自体あるい
はその表面部分を着色形成してなることを特徴とする表
示装置である。
【0012】また請求項7の発明は、請求項1から請求
項6において、前記合成樹脂表示基板の前面側には、そ
の合成樹脂表示基板の表示部の周囲を取り巻いて覆うフ
ードを設けてなることを特徴とする表示装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】筒状に区画された遮光室と、この
遮光室の下方に設けられた光源と、この光源からの照射
光線を前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹
脂表示基板に照射してその表示基板に設けられた表示部
を照明するようにした表示装置において、前記光源と対
向する前記合成樹脂表示基板の裏面側には、その表示基
板と一体に前記光源からの照射光線を相対的に視線方向
へと導く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成する
とともに、手前側に位置した表示基板の裏面部分のみを
平坦部として形成してなることにより、光源からの照射
光線が合成樹脂表示基板に設けた断面形状鋸歯状の凸部
を介して合成樹脂表示基板の表面側へと屈折しながら導
光され、相対的に視線方向に向けて光源からの照射光線
が導かれて案内されるため、この結果、照射光線が目に
直接的に入ってくるために前記表示基板が明るく照らし
出され、表示基板の表示部の視認性を良好にして透過照
明を行うことができるとともに、合成樹脂表示基板の裏
面側において、その手前側に位置した表示基板の裏面部
分のみを平坦部として形成することによって、視線方向
が若干変化したとしても光源側からの照射光線を視線方
向に向けて導光案内することができるため、表示部の全
体が明るく照らし出される。
【0014】請求項1において、請求項2の発明では、
前記断面形状が鋸歯状の凸部として、前記合成樹脂表示
基板の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜す
る透過面と、前記平坦面に対してほぼ直交方向に形成さ
れた立ち上がり壁面と、からなることにより、前記透過
面を介して入光された照射光線が屈折導光されながら相
対的に視線方向に導かれて案内されるため、これにより
明るく前記表示基板が照らし出され、表示部の透過照明
による照明効果を良好にして視認性を高めることが可能
な表示装置を提供することができる。
【0015】また請求項2において、請求項3の発明で
は、前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり壁面が、視
線方向に向けて若干傾斜してなることを特徴とする表示
装置であり、前記立ち上がり壁面を視線方向に向けて若
干傾斜して設けることによって、前記合成樹脂表示基板
の裏面側から表面側へと照射光線が抜け出てくる際に、
裏面側の透過面を介して入光してきた照射光線が屈折さ
れて導かれる方向とほぼ平行方向に前記立ち上がり壁面
の傾斜方向が設定されるため、その立ち上がり壁面に邪
魔されることなく直接的に視線方向へと導くことができ
るため、表示基板が明るく照明表示される。
【0016】また請求項1から請求項3において、請求
項4の発明では、前記光源と前記合成樹脂表示基板との
間に、前記光源からの光線を乱反射するために設けた光
拡散板を配設してなることにより、光拡散板による光源
からの照射光線の乱反射と相まって見栄えも良好な表示
基板の表示部箇所の透過照明が可能となる。
【0017】また請求項4において、請求項5の発明で
は、前記光拡散板は、その背面部分にダイヤカット模様
による凹凸形状の光拡散部を施してなることにより、ダ
イヤカット模様によって反射導光される光線と相まって
表示基板の表示部箇所が透過照明され、深みのある見栄
えの良好な照明効果を醸し出すことができる表示装置を
提供することができる。
【0018】また請求項4または請求項5において、請
求項6の発明では、前記光拡散板は、その基板自体ある
いはその表面部分を着色形成してなることにより、その
着色された色合いによって表示部を透過照明することが
でき、表示,照明効果を高めることができる。
【0019】また請求項1から請求項6において、請求
項7の発明では、前記合成樹脂表示基板の前面側には、
その合成樹脂表示基板の表示部の周囲を取り巻いて覆う
フードを設けてなることにより、外部光線が前記表示基
板に直接照射されて疑似点灯するという問題点を前記フ
ードによって外部光線を遮ることが可能となるため、疑
似点灯表示による紛らわしい表示状態を抑制することが
できるという効果がある。
【0020】
【実施例】図1から図4は本発明の第1実施例を示すも
のであり、たとえばオートバイなどの車輌に装備される
計器装置に具備された表示装置の構成を主体にして説明
する。本願発明の表示装置が装備された計器装置として
は、下側のケースと上側の透視可能なケースとからなる
計器ケーシング1内に、車輌の運転状況を指示する指示
計器Mが収納され、指示計器Mの計器本体2の前面側に
透光性の合成樹脂基板からなる文字板3が取り付け固定
されるとともに、計器本体2の指針軸の上端に取り付け
られた指針4の指示を前記文字板3の表面に設けられた
目盛や数値と対比して読み取るように構成している。
【0021】また前記計器装置に装備されるこの実施例
における表示装置Dとしては、前記計器ケーシング1内
に配設された回路基板5上に発光ダイオード6からなる
光源が取り付けられ、この発光ダイオード6からなる光
源の周囲を取り巻いて筒状に区画形成され遮光室7が設
けられ、この遮光室7の上方には、たとえばライトの点
灯状態や方向指示器の表示状態などの車輌状態を前記発
光ダイオード6からなる光源を点灯させて知らせるため
の透光性の合成樹脂表示基板8が設置されており、前記
光源である発光ダイオード6と対向する前記合成樹脂表
示基板8の裏面側には、その表示基板8と一体に前記光
源(発光ダイオード6)からの照射光線を相対的に視線
方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部9を並行線状に形
成するとともに、手前側に位置した表示基板8の裏面箇
所のみを前記断面形状が鋸歯状の凸部9を施すことなく
平坦部10を形成して表示装置Dの主要部を構成してい
る。
【0022】また、この実施例における前記表示装置D
にあっては、図3,図4に示すように、透光性を有する
前記合成樹脂製の表示基板8の背面側に、その表示基板
8と一体に前記断面形状が鋸歯状の凸部9が並行線状に
形成され、その鋸歯状の凸部9としては、前記合成樹脂
表示基板8の表面側の平坦面に対して設定された角度で
傾斜する透過面9Aと、前記表示基板8の表面側の平坦
面に対してほぼ直交方向に形成された立ち上がり壁面9
Bとによって形成されており、この場合、前記透過面9
Aは光源である発光ダイオード6からの照射光線を表示
基板8内部にて屈折させて相対的に視線方向へと導くよ
うに所定の角度に傾斜するように設定しているものであ
り、また前記表示基板8の手前側に位置し、表示基板8
の裏面部分の平坦部10に照射された光線はほとんど屈
折されることなく導光案内されて視線方向へと導かれる
ように構成している。
【0023】また、前記表示基板8の表面部分には、こ
の実施例ではライトの点灯状態や方向指示器の表示状態
を示す記号や図形などの表示部11が印刷によって形成
されており、前記ライトの点灯状態の表示部11を印刷
した表示基板8自体は、青色の顔料が混入されて着色成
形されており、また前記方向指示器の表示形態を示す図
形を印刷した表示基板8は、たとえば緑色の顔料を混入
して着色成形するように構成している。
【0024】また、前記表示基板8の前面側には、その
表示基板8の表示部11の周囲を取り巻いて回りを目隠
しつつ覆う見返し板からなるフード12が配設されてお
り、前記フード12によって外部光線を遮ることが可能
となり、疑似点灯表示による紛らわしい表示状態を抑制
することができる。
【0025】このように構成された表示装置Dにおいて
は、遮光室7内に配置された光源である発光ダイオード
6が点灯すると、発光ダイオード6からの照射光線は遮
光室7の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板
8に照射してその表示基板8の背面側に設けられた断面
形状が鋸歯状の凸部9および平坦部10の内部に照射光
線が入光する。この際、図3または図4に示すように、
運転者の視線方向から遠方側に位置した表示基板8の裏
面部分に設けられた断面形状が鋸歯状の凸部9によって
前記光源である発光ダイオード6からの照射光線が相対
的に視線方向へと屈折されて表示部11を透過して導か
れるため、この結果、照射光線が目に直接的に入ってく
るために前記表示基板8が明るく照らし出され、表示基
板8の表面上に設けられた表示部11の視認性を良好に
して透過照明を行うことができるとともに、運転者の手
前側に位置した表示基板8の裏面部分の平坦部10に照
射された光源6からの照射光線は、ほとんど屈折される
ことなくそのまま視線方向へと導かれて表示部11が透
過照明されるため、表示部11の手前側から先方側まで
の全体の表示領域が良好に照らし出され、これにより見
やすい表示装置Dを提供することができる。
【0026】また、この実施例における合成樹脂表示基
板8の背面側に一体に設けられた断面形状鋸歯状の凸部
9として、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に
対して設定された角度で傾斜する透過面9Aと、前記合
成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対してほぼ直交方
向に形成された立ち上がり壁面9Bとによって形成さ
れ、表示基板8の背後に配設された光源6からの照射光
線が透過面9Aを介して表示基板8内に入光されて屈折
導光され、次いで、表示基板8の媒質内に入光してきた
入射光線は、その表示基板8の媒質を透過する際にさら
に屈折されながら相対的に視線方向に導かれて案内され
るため、明るく表示部11が透過照明されるものであ
り、またこの結果、表示面より若干角度をもって表示部
11を覗き込んだとしても、断面形状鋸歯状の凸部9に
よって屈折されて内部側が見えるため、表示基板8の背
面側に配置された筒状の遮光室7の内壁面が直接的に見
えづらくなるという効果もある。
【0027】また、表示基板8と文字板3との間は、見
返し板からなるフード12によって目隠しすることで内
部が見えないように構成しているが、この際に見返し板
によるフード12により表示基板8の表面部分が奥まっ
た位置に配置され、これにより外光による反射光が視線
方向に反射されてくることを予防することが可能とな
り、疑似点灯表示による紛らわしい表示状態を抑制する
ことができる。
【0028】なお、この実施例では、表示基板8自体を
着色成形することにより、たとえば方向指示器の作動に
よって表示基板8が緑色に輝いて照明表示されるが、前
述の疑似点灯の現象を防ぐために、表示基板8の表面部
分にスモーク印刷層からなる暗色半透明層を形成しても
よい。
【0029】図5から図8は本発明の第2実施例を示す
ものであり、たとえばオートバイなどの車輌に装備され
る計器装置に具備された表示装置の構成を主体にして説
明する。本願発明の表示装置が装備された計器装置とし
ては、下側のケースと上側の透視可能なケースとからな
る計器ケーシング1内には、その計器装置の計器ケーシ
ング1内に、車輌の運転状況を指示する液晶表示器から
なる指示計器Mが収納されるとともに、その指示計器M
と隣接して表示装置Dの主要部が前記ケーシング1内に
収容されて構成されている。
【0030】また前記計器装置に装備されるこの実施例
における表示装置Dとしては、計器ケーシング1内に配
設された回路基板5上に発光ダイオード6からなる光源
が取り付けられ、この発光ダイオード6からなる光源の
周囲を取り巻いて筒状に区画形成された第1の遮光室7
Aが設けられ、この第1の遮光室7Aの上方には、光源
6からの照射光線を乱反射するために設けられた光拡散
板13が配設されるとともに、前記第1の遮光室7Aに
重ね合わせて第2の遮光室7Bが配設されている。
【0031】また、前記第2の遮光室7Bの上方側に
は、たとえば方向指示器の表示状態などの車輌状態を知
らせるための透光性の合成樹脂表示基板8が設置されて
おり、この場合、前記第2の遮光室7Bと表示基板8と
は前記上側の透視可能なケース(計器ケーシング1)に
設けられた開口孔箇所に水密を保つように組み付けられ
ている。
【0032】また、光源である発光ダイオード6と対向
する前記合成樹脂表示基板8の裏面側には、その表示基
板8と一体に前記光源(発光ダイオード6)からの照射
光線を相対的に視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸
部9を並行線状に形成するとともに、前述した第1実施
例とほぼ同様に手前側に位置した表示基板8の裏面部分
のみ前記断面形状が鋸歯状の凸部9を施すことなく平坦
部10を形成している。
【0033】また、この第2実施例における合成樹脂表
示基板8の背面側に一体に設けられた断面形状鋸歯状の
凸部9としては、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平
坦面に対して設定された角度で傾斜する透過面9Aと、
前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対してほぼ
直交方向に形成された立ち上がり壁面9Bとによって形
成され、この実施例における立ち上がり壁面9Bは、視
線方向に向けて若干傾斜して配設されている。
【0034】また前記光拡散板13の背面部分には、ダ
イヤカット模様による凹凸形状の光拡散部13Aを施し
て構成している。
【0035】また、上側の透視可能なケース(計器ケー
シング1)の前面側は、オートバイのハンドルケーシン
グを兼ねたフード12によって指示計器Mの判読箇所と
表示装置Dの視認窓箇所を除いて覆って構成している。
【0036】従ってこの第2実施例においては、前述し
た第1実施例とほぼ同様の作用効果が得られるととも
に、表示基板8の背面側に設けられた断面形状鋸歯状の
凸部9の立ち上がり壁面9Bを視線方向に向けて若干傾
斜して設けることによって、前記合成樹脂表示基板8の
裏面側から表面側へと照射光線が抜け出てくる際に、裏
面側の透過面9Aを介して入光してきた照射光線が屈折
されて導かれる方向とほぼ平行方向に前記立ち上がり壁
面9Bの傾斜方向が設定されるため、その立ち上がり壁
面9Bに邪魔されることなく直接的に視線方向へと導く
ことができるため、表示基板8の媒質内において立ち上
がり壁面9Bを介して内面反射によって視線方向へ導か
れる内面反射光線を抑制することができ、これにより目
障りな内面反射光線を抑えることができるという効果が
ある。
【0037】また、第2実施例においては、光源である
発光ダイオード6と表示基板8との間に、発光ダイオー
ド6からの照射光線を乱反射するために設けたダイヤカ
ット模様による凹凸形状の光拡散部13Aを施した光拡
散板13を配設してなることにより、光拡散部13A
(ダイヤカット模様)によって導光される光線が屈折・
反射あるいは拡散・集光してきらきらと輝き、その光線
と相まって表示基板8の表示部11箇所が透過照明さ
れ、深みのある立体的な見栄えの良好な照明効果を醸し
出すことができるものである。
【0038】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能であり、前記実施例では、たとえば車輌など
の状態を知らせる表示項目数と同数の透光性の合成樹脂
製の表示基板8を配設して構成していたが、一枚基板か
らなる表示基板8の裏面側の所定の箇所に、それぞれ断
面形状鋸歯状の凸部9を一体に設けて構成してもよいも
のであり、また指示計器の文字板と表示基板8との基板
を兼用して構成しても同様な効果を期待することができ
る。
【0039】また、実施例においては、表示基板8自体
を着色成形し、光源6の照射光線によって表示基板8を
着色透過照明表示するように構成していたが、着色照明
の手段として、たとえば表示基板8は無色透明に成形
し、その表示基板8の表面部分に着色印刷を施してその
色合いを透過照明するようにしてもよいものであり、あ
るいはスモーク印刷層とを重ね合わせて印刷してもよ
い。
【0040】また、表示装置Dの取り付け角度や視線方
向との位置関係などに合わせて、表示基板8の背面側に
一体に設けられる断面形状が鋸歯状の凸部9の透過面9
Aの傾斜角度や立ち上がり壁面9Bの角度や寸法あるい
は鋸歯状の凸部9による並行線状の寸法間隔などは適宜
設定すればよいものである。
【0041】また、光源を発光ダイオードによって構成
することにより、発熱することもないため、表示装置D
をコンパクトに形成できるというメリットがある。
【0042】また、この実施例では車輌などの表示装置
を例にして説明したが、リモコンの表示部の照明,表示
を行う表示装置やコピー機械の操作スイッチ類の表示部
の透過照明用としての表示装置などにも適用することも
可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による表示
装置においては、筒状に区画された遮光室と、この遮光
室の下方に設けられた光源と、この光源からの照射光線
を前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表
示基板に照射してその表示基板に設けられた表示部を照
明するようにした表示装置において、前記光源と対向す
る前記合成樹脂表示基板の裏面側には、その表示基板と
一体に前記光源からの照射光線を相対的に視線方向へと
導く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成するとと
もに、手前側に位置した表示基板の裏面部分のみを平坦
部として形成してなることにより、光源からの照射光線
が合成樹脂表示基板に設けた断面形状鋸歯状の凸部を介
して合成樹脂表示基板の表面側へと屈折しながら導光さ
れ、相対的に視線方向に向けて光源からの照射光線が導
かれて案内されるため、この結果、照射光線が目に直接
的に入ってくるために前記表示基板が明るく照らし出さ
れ、表示基板の表示部の視認性を良好にして透過照明を
行うことができるとともに、合成樹脂表示基板の裏面側
において、その手前側に位置した表示基板の裏面部分の
みを平坦部として形成することによって、視線方向が若
干変化したとしても光源側からの照射光線を視線方向に
向けて導光案内することができるため、表示部の全体を
明るく照らし出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である指示計器に装備され
る表示装置構造を示す正面図である。
【図2】図2は図1の主要部であるA−A線矢印箇所を
示す断面図である。
【図3】図3は図2の要部を示す拡大概要断面図であ
る。
【図4】図4は図3の視線方向とは異なる方向から表示
装置を視認した状態を示す要部の拡大概要断面図であ
る。
【図5】図5は本発明の第2実施例である指示計器に装
備される表示装置構造を示す正面図である。
【図6】図6は図5の主要部であるB−B線矢印箇所を
示す断面図である。
【図7】図7は図6の要部を示す拡大概要断面図であ
る。
【図8】図8は図7の視線方向とは異なる方向から表示
装置を視認した状態を示す要部の拡大概要断面図であ
る。
【符号の説明】
D 表示装置 M 指示計器 1 計器ケーシング 2 計器本体 3 文字板 4 指針 5 回路基板 6 発光ダイオード(光源) 7 遮光室 8 合成樹脂表示基板 9 鋸歯状の凸部 9A 透過面 9B 立ち上がり壁面 10 平坦部 11 表示部 12 フード(見返し板) 13 光拡散板 13A 光拡散部(ダイヤカット模様)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に区画された遮光室と、この遮光室
    の下方に設けられた光源と、この光源からの照射光線を
    前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示
    基板に照射してその表示基板に設けられた表示部を照明
    するようにした表示装置において、前記光源と対向する
    前記合成樹脂表示基板の裏面側には、その表示基板と一
    体に前記光源からの照射光線を相対的に視線方向へと導
    く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成するととも
    に、手前側に位置した表示基板の裏面部分のみを平坦部
    として形成してなることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 並行線状に形成された前記断面形状が鋸
    歯状の凸部は、前記合成樹脂表示基板の表面側の平坦面
    に対して設定された角度で傾斜する透過面と、前記平坦
    面に対してほぼ直交方向に形成された立ち上がり壁面
    と、からなることを特徴とする請求項1に記載の表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり
    壁面が、視線方向に向けて若干傾斜してなることを特徴
    とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記光源と前記合成樹脂表示基板との間
    に、前記光源からの光線を乱反射するために設けた光拡
    散板を配設してなることを特徴とする請求項1から請求
    項3に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光拡散板は、その背面部分にダイヤ
    カット模様による凹凸形状の光拡散部を施してなること
    を特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記光拡散板は、その基板自体あるいは
    その表面部分を着色形成してなることを特徴とする請求
    項4または請求項5に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂表示基板の前面側には、そ
    の合成樹脂表示基板の表示部の周囲を取り巻いて覆うフ
    ードを設けてなることを特徴とする請求項1から請求項
    6に記載の表示装置。
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Cited By (3)

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