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JP2002143821A - 廃棄物処理装置及び方法 - Google Patents

廃棄物処理装置及び方法

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Publication number
JP2002143821A
JP2002143821A JP2000348458A JP2000348458A JP2002143821A JP 2002143821 A JP2002143821 A JP 2002143821A JP 2000348458 A JP2000348458 A JP 2000348458A JP 2000348458 A JP2000348458 A JP 2000348458A JP 2002143821 A JP2002143821 A JP 2002143821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
exhaust gas
pyrolysis
section
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000348458A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhisa Yokogawa
伸久 横川
Akira Nakanishi
章 中西
Masaki Kondo
正樹 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000348458A priority Critical patent/JP2002143821A/ja
Publication of JP2002143821A publication Critical patent/JP2002143821A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃タイヤ等のゴム成分を含む廃棄物を細断す
ることなく処理できると共に、処理コストの増大を十分
に抑制可能な廃棄物処理装置及び方法を提供する。 【解決手段】 廃タイヤ処理システム1は、循環流動層
型のボイラ部2に、廃タイヤWの熱分解等を行う熱分解
部3が組み込まれたものである。ボイラ部2で生成され
た燃焼排ガスGaは、主排気部53に設けられた分岐管
53aを通して、熱分解部3の燃焼排ガス導入室32に
供給され、更に熱分解流動層30内で、廃タイヤWaと
接触する。これにより、廃タイヤWaは熱分解されて炭
化物Wcと熱分解排ガスWhが生成する。これらは、ボ
イラ部2の燃焼室4内へ送出され、ボイラ燃料として燃
焼される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処理装置及
び方法に関し、特に、ゴム成分を含む廃棄物を処理する
廃棄物処理装置及び廃棄物処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】廃タイヤ(スクラップタイヤ、廃棄タイ
ヤ)等に代表されるゴム廃棄物の発生量は膨大であり、
その処理、処分及び再利用は、社会的に大きな関心事で
ある。これらのゴム廃棄物の一部は、廃物利用等に供さ
れているが、大部分は破砕埋立、焼却等により処理処分
されている。
【0003】このようなゴム廃棄物の処理方法として
は、例えば、本出願人による特開昭49−34983号
公報に記載の方法(スクラップタイヤの炭化処理方法)
が挙げられる。この方法は、スクラップタイヤを熱分解
によって炭化物とし、タイヤの主成分であるゴム成分
と、タイヤに埋め込まれているスチールコード等を構成
する金属等の夾雑物とを分離回収する方法である。ま
た、熱分解による炭化技術を利用して廃タイヤ等を処理
する種々の装置が、特開平9−324179号公報、特
開平10−310774号公報、特開2000−140
790号公報等に記載されている。さらに、ボイラや焼
却炉等の燃焼装置において、ゴム廃棄物を燃料や他の可
燃廃棄物と共に混焼させる方法も想定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、これら
の従来装置について検討したところ、以下のような問題
点があることを見出した。すなわち、上記従来公報に記
載の各装置では、(1)いずれも、廃棄物処理に専ら使
用する熱源としての炭化炉や熱風炉を新たに必要とする
ため、設備コスト及びエネルギー消費量の増大を招く傾
向にあった。また、(2)ゴム成分の燃焼の結果生じる
排ガス中には、硫黄分を含むガスが含有されることが多
く、これらの排ガスを処理して外部へ放出するには、脱
硫装置等が必要であった。さらに、(3)ゴム成分の燃
焼によって生じる炭化物を最終的に処分(最終処分)す
るに際し、そのための他の処理装置が必要となる場合が
あった。
【0005】また、ボイラや焼却炉等の燃焼装置でゴム
廃棄物を燃料等と混焼させようとすると、廃タイヤを数
mm〜数十mm程度以下に細断する必要がある。しか
し、廃タイヤは、上述したように、ゴム成分の他に金属
等を含んでいるため、(4)これらを数十mm程度以下
に細断するのは困難であった。
【0006】また、廃タイヤのように弾力性叉は柔軟性
を有するゴム成分を含むものに対しては、切断刃による
細断が有用である。このような切断刃に対しては、耐摩
耗性を向上させるために高硬度が要求される一方で、刃
の割れ防止の観点からは大きな靭性が望まれる。ただ
し、これらの二つの性質(硬度と靭性)は相反する性質
であるので、両方を最大限に高めることは困難な場合が
多い。
【0007】特に、廃タイヤは、上述の如くその構造部
材としてゴム成分と金属等という硬度/柔軟性が大きく
異なる性質の部材を含んでいる。よって、(5)従来の
切断刃で廃タイヤを切削叉は切断する場合には、切断刃
の損傷・損耗が激しく、その結果、切断刃の寿命が短く
なってしまうおそれが多分にあった。また、(6)これ
により、切断刃の交換等の保守に手間が掛かると共に、
人件費及び部材費を含めたコストが増大する傾向にあっ
た。
【0008】また、切断刃に対する負荷を低減するため
に、廃タイヤを一旦極低温下に曝し、ゴム成分の弾性を
十分に低下させた上で、細断する方法も提案されてい
る。しかし、この方法では、(7)極低温装置及びそれ
を運転するエネルギーが新たに必要となって処理コスト
の更なる増大を招くおそれがある。しかも、これによ
り、廃タイヤをエネルギー源等として再利用する場合
に、(8)そのエネルギー収支が悪化してしまい、廃タ
イヤを再利用する利点が乏しくなってしまう。
【0009】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
てなされたものであり、廃タイヤ等のゴム成分を含む廃
棄物を細断することなく処理できると共に、処理コスト
の増大を十分に抑制可能であり、更に廃棄物の有効利用
が図られ、しかも、従来の処理に随伴する外部排ガス処
理及びそのための装置を削除し得る廃棄物処理装置及び
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による廃棄物処理装置は、ゴム成分を含む廃
棄物を処理するものであって、廃棄物及び加熱された伝
熱媒体が供給され、この廃棄物とこの伝熱媒体とが接触
し、廃棄物が熱分解されて炭化物及び熱分解排ガスが生
成される熱分解部と、この熱分解部に接続され且つ伝熱
媒体を熱分解部に供給する伝熱媒体供給部とを備えるこ
とを特徴とする。なお、本発明における「ゴム成分」と
は、主として有機系ゴムから成る成分を示す。
【0011】このように構成された廃棄物処理装置で
は、伝熱媒体供給部から加熱された伝熱媒体が熱分解部
に導入される。熱分解部には、ゴム成分を含む廃棄物が
供給され、伝熱媒体と接触することにより、廃棄物が十
分に加熱され、廃棄物中の特にゴム成分の熱分解が行わ
れる。ゴム成分は主として有機物を含有して成るため、
熱分解により炭化が進んで炭化物が生成されると共に、
揮発油分等の可燃ガスやH2Sガス等を含む熱分解排ガ
スが生じ得る。
【0012】より具体的には、ゴム成分を含む廃棄物が
熱分解を受ける際には、廃棄物表面からの上記の熱分解
排ガスの放出を伴ってゴム成分の炭化が進行して炭化物
が生成される。特に、廃棄物がタイヤである場合には、
タイヤに添加されているカーボンブラックも粗粒炭化物
となる。このようにして生じた炭化物は、炭化自体によ
って、叉は、廃棄物同士の摩擦等によって細片状叉は小
塊状に剥離される。このように生じた炭化物は構造的に
脆く、容易に細粒化される。このように生成された炭化
物は、一種の炭素源であって燃料として好適であり、し
かも、細粒化されているので、石炭や可燃物と共に混焼
させ易い利点がある。
【0013】また、伝熱媒体として例えば循環流動層ボ
イラ(CFB)排ガス等を用いると好適である。こうす
れば、高温に加熱された伝熱媒体が得られ、しかも、ボ
イラ等の加熱源は、発電設備、熱交換設備等における既
存の加熱源叉は熱源であり、廃棄物処理のための新たな
熱源機器を設置することが不要となる。しかも、このよ
うなボイラ排ガスには、酸素(O2)ガスが含まれる傾
向にあり、このO2ガスによる部分燃焼熱によってゴム
成分の熱分解が促進される。
【0014】さらに、伝熱媒体が燃焼熱により加熱され
たものであり、熱分解部に接続されており、且つ、炭化
物を伝熱媒体を加熱するための燃焼燃料として熱分解部
の外部へ送出する炭化物送出部と、熱分解部に接続され
ており、且つ、熱分解排ガスを伝熱媒体を加熱するため
の燃焼燃料として熱分解部の外部へ送出する熱分解排ガ
ス送出部とを更に備えると好ましい。
【0015】こうすれば、熱分解部で生成された炭化物
及び熱分解排ガスが、それぞれ炭化物送出部及び熱分解
排ガス送出部によって熱分解部から外部へ送出される。
そして、それらを燃料として燃焼させることにより、廃
棄物の熱分解に使用される伝熱媒体を加熱し得る。これ
により、廃棄物をエネルギー源として使用する再利用サ
イクルを構築し得る。また、熱分解排ガス中に含まれる
2Sガス等は、上述のボイラ中で酸化され、SOxガ
スが生じるが、このSOxガスは、石灰石投入による炉
内脱硫機能によって外部への排気が容易に低減される。
【0016】そこで、本発明による廃棄物処理装置は、
伝熱媒体が供給され、その伝熱媒体が燃焼熱により加熱
され、且つ、伝熱媒体導入部、炭化物送出部及び熱分解
排ガス送出部が接続された加熱源を、更なる構成要素と
してもよい。
【0017】より具体的な構成としては、その加熱源
は、燃料の燃焼が行われ、炭化物送出部及び熱分解排ガ
ス送出部が接続された燃焼室と、この燃焼室に接続され
ており、且つ、伝熱媒体導入部が接続されており、燃料
の燃焼により生じる燃焼排ガスを排出する燃焼排ガス排
出部とを有する流動層ボイラ部から成り、伝熱媒体がそ
の燃焼排ガスであると更に好ましい。
【0018】或いは、本発明による廃棄物処理装置は、
ゴム成分を含む廃棄物を処理するものであって、(1)
燃料の燃焼が行われる燃焼室、及び、燃焼室に接続され
燃焼室で生じた燃焼排ガスが排出される燃焼排ガス排出
部を有するボイラ部と、(2)燃焼排ガス排出部に接続
されており、廃棄物及び燃焼排ガスの少なくとも一部が
加熱された伝熱媒体として導入され、廃棄物と伝熱媒体
とが接触し、廃棄物がその伝熱媒体の熱により熱分解さ
れて炭化物及び熱分解排ガスが生成される熱分解部と、
(3)炭化物を熱分解部から燃焼室へ送出する炭化物送
出部と、(4)熱分解排ガスを熱分解部から燃焼室へ送
出する熱分解排ガス送出部とを備えるものである。
【0019】このような構成では、ボイラ部の燃焼室に
おいて燃料が燃焼され、これにより燃焼排ガスが生じ
る。この燃焼排ガスの少なくとも一部は、加熱された伝
熱媒体としての熱分解部に導入される。この熱分解部に
ゴム成分を含む廃棄物が導入されると、その廃棄物と燃
焼排ガスとが接触し、上述の如く、熱分解により廃棄物
中のゴム成分の炭化が進んで炭化物及び熱分解排ガスが
生成される。また、伝熱媒体中に含まれるO2ガスによ
る部分燃焼熱によって、ゴム成分の熱分解が促進され得
る。
【0020】この炭化物は、炭化物送出部を経てボイラ
部の燃焼室へ供給されて燃焼される。一方、熱分解排ガ
スも熱分解排ガス送出部により燃焼室に送られ、含まれ
る可燃ガス等が燃焼される。それと共に、循環流動層ボ
イラに具備されている石灰石投入による炉内脱硫機能に
よって、燃焼室で生じたSOxガスの排気を容易に低減
することができる。また、これらの燃焼熱は、伝熱媒体
としての燃焼排ガスの加熱に使われ、この伝熱媒体が熱
分解部に導入されて廃棄物の炭化に用いられるといった
言わば循環処理系が形成される。
【0021】また、廃棄物が廃タイヤにように金属等の
難燃性叉は不燃性の夾雑物を含む場合には、廃棄物中の
ゴム成分が炭化されて細片状叉は小塊状に剥離されると
きに、炭化物がその夾雑物と分離され易い傾向にある。
先に述べたように、炭化物は細粒化され易く、熱分解部
内では、炭化物の細片及び細粒が廃棄物や分離された夾
雑物と共に流動され、形状が比較的小さい炭化物が上層
に浮遊する。逆に、夾雑物、特に密度の大きい金属等は
沈降する傾向にある。その結果、熱分解部内において、
炭化物と金属等の夾雑物とが層別される。よって、これ
らの金属を含む夾雑物を平易に分別回収し易くなる。
【0022】さらに、熱分解部が、廃棄物が収容される
廃棄物収容部と、その廃棄物収容部の下方に廃棄物収容
部と連通して設けられ且つ伝熱媒体が導入される伝熱媒
体導入部とを有するものであると好適である。
【0023】こうすれば、燃焼排ガス導入部の上方に設
けられた廃棄物収容部に廃棄物が収容され、伝熱媒体導
入部に燃焼排ガス等の伝熱媒体が導入される。加熱され
た伝熱媒体、特に燃焼排ガスは高温であって、上昇し易
く、廃棄物収容部と伝熱媒体導入部との連通部分を通っ
て廃棄物収容部へ流入する流路が形成され易い。よっ
て、伝熱媒体の廃棄物への供給効率が高められ、廃棄物
中のゴム成分の炭化が促進される。
【0024】また、本発明による廃棄物処理方法は、本
発明の廃棄物処理装置により有効に実施される方法であ
り、ゴム成分を含む廃棄物を処理する方法であって、
(1)廃棄物と加熱した伝熱媒体とを接触させて廃棄物
を熱分解することにより炭化物及び熱分解排ガスを生成
せしめる熱分解工程と、(2)炭化物及び熱分解排ガス
を燃焼せしめ、その燃焼によって生じる熱を伝熱媒体の
加熱に使用する加熱工程とを備えることを特徴とする。
【0025】或いは、(1)燃料の燃焼が行われる燃焼
室、及び、燃焼室に接続され燃焼室で生じた燃焼排ガス
が排出される燃焼排ガス排出部を有するボイラ部からの
燃焼排ガスの少なくとも一部を加熱した伝熱媒体として
廃棄物と接触させ、廃棄物を熱分解して炭化物及び熱分
解排ガスを生成せしめる熱分解工程と、(2)炭化物を
燃焼室へ供給して炭化物を燃焼させる炭化物燃焼工程
と、(3)熱分解排ガスを燃焼室へ供給して熱分解排ガ
スを燃焼させる熱分解排ガス燃焼工程とを備える方法で
あってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置
関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づ
くものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に
限られるものではない。
【0027】図1は、本発明による廃棄物処理システム
の好適な実施形態を模式的に示す構成図である。廃タイ
ヤ処理システム1(廃棄物処理装置)は、燃料等の燃焼
により高温水蒸気及び高温燃焼排ガスを発生する循環流
動層(CFB)型のボイラ部2(加熱源)に、廃タイヤ
W(廃棄物)の熱分解を行う熱分解部3が組み込まれた
ものである。なお、このボイラ部2は、発電設備100
に設置された既設のボイラである。
【0028】ボイラ部2は、石炭、有機系油分等の燃焼
用燃料が貯留される燃料供給部41、及び、燃料と共に
燃焼される石灰石が貯留される石灰石供給部43が接続
された燃焼室4を有している。この燃焼室4の内部に
は、水が供給される複数の中空細管で構成された熱交換
部45が配置されている。また、燃焼室4の外部近傍に
は、熱交換部45に接続された蒸気ドラム7が設置され
ている。
【0029】さらに、燃焼室4の側壁には、燃料等の燃
焼によって燃焼室4内で発生する燃焼排ガスGa(伝熱
媒体)が排出される排ガス系5(燃焼排ガス排出部)が
接続されている。この排ガス系5は、略筒状を成し且つ
上端部及び下端部が、それぞれ燃焼室4の側壁上部及び
側壁下部に結合されたループ部51と、略筒状を成し且
つループ部51の上端部に上方端が接続された主排気部
53とから成っている。主排気部53の内部には、上述
の蒸気ドラム7及び給水部6に接続された給水管61の
一部、及び、蒸気ドラム7に接続された蒸気管71の一
部が配置されている。
【0030】また、ファン8,8が、空気予熱器83,
83を有する空気供給管81,81を介して燃焼室4に
接続されている。それらの空気予熱器83,83は、主
排気部53内に配置されている。さらに、主排気部53
は、分岐管53a(伝熱媒体供給部)及び分岐管53b
を有している。この分岐管53aは、燃焼排ガスGaの
一部を熱分解部3へ供給し、分岐管53bは、その一部
を熱分解部3から排ガス系5へ返送するためのものであ
る。
【0031】また、熱分解部3は、廃タイヤWが投入さ
れて一次破砕される受入ホッパ31が設けられた熱分解
流動層30(廃棄物収容部)の下方に、上記の分岐管5
3a,53bが接続された燃焼排ガス導入室32(伝熱
媒体導入部)が設置されたものである。これらの熱分解
流動層30と燃焼排ガス導入室32とは、複数の孔部3
3aが設けられた隔壁33で分画されており、これによ
り、両者は連通されている。これらの孔部33aは、一
次破砕された廃タイヤWa(廃棄物)や後述する炭化物
Wcが、熱分解流動層30から燃焼排ガス導入室32へ
流下しない程度の、且つ、燃焼排ガスGaが流通可能な
程度の外径を有している。
【0032】また、熱分解流動層30の側部には、炭化
物Wcが移送される炭化物送出配管38a(炭化物送出
部)が設けられており、この炭化物送出配管38aを介
して熱分解流動層30と燃焼室4とが接続されている。
また、熱分解流動層30は、その側底部に排出口30a
を有している。
【0033】さらに、熱分解流動層30の上壁を貫通す
るように集塵機35が設置されている。また、熱分解流
動層30の上壁には、熱分解流動層30内で生じる熱分
解排ガスWhを排気するための排気管36が設けられて
おり、この排気管36の一端が集塵機35の側壁上部に
接続されている。またさらに、集塵機35は、その上部
に設けられた配管35aを介してタール除去槽37に接
続されている。さらにまた、タール除去槽37とボイラ
部2の燃焼室4とは、熱分解排ガスWhが移送される熱
分解排ガス送出管38b(熱分解排ガス送出部)を介し
て接続されている。
【0034】このように、廃タイヤ処理システム1のみ
ならず、熱分解部3及び分岐管53aとから、更には、
熱分解部3、分岐管53a、炭化物送出配管38a及び
熱分解排ガス送出管38bとからも本発明の廃棄物処理
装置が構成されている。
【0035】このように構成された廃タイヤ処理システ
ム1を用いた排ガス処理方法の一例について説明する。
まず、ボイラ部2を運転し、伝熱媒体としての燃焼排ガ
スGaを熱分解部3へ導入する準備を行う。燃焼室4の
所定の位置へ燃料供給部41及び石灰石供給部43から
それぞれ燃焼用燃料及び石灰石を供給する。また、ファ
ン8,8を運転し、燃焼室4内に空気を供給する。それ
から、適宜の点火手段により燃焼室4内での燃焼を開始
すると共に、給水管61及び蒸気ドラム7を通して水を
給水部6から熱交換部45内へ挿通させる。
【0036】これにより、燃焼室4内では、石炭等の燃
料の燃焼により、灰分Aを含んだ高温の燃焼排ガスGa
が生じる。この燃焼排ガスGaは、熱の一部を熱交換部
45内を流通する水に供与し、いわゆるホットサイクロ
ンの状態となって排ガス系5のループ部51へ流出す
る。ここで燃焼排ガスGaに含まれる灰分Aの大部分
は、ループ部51内を流下し、燃焼室4の底部に堆積す
る。一方、灰分Aが殆ど除去された燃焼排ガスGaは、
ループ部51の上部から主排気部53へ流入し、内部を
流下する。
【0037】また、燃焼室4内の熱交換部45で熱を吸
収した水は、加熱及び加圧された状態で蒸気ドラム7へ
返流され、蒸気ドラム7では高温蒸気が発生する。この
高温蒸気は、蒸気管71を通り、主排気部53内で燃焼
排ガスGaによって過熱された後、発電設備100へ導
入され、タービン等の発電機の動作媒体となり、発電に
寄与する。
【0038】また、主排気部53内を流下する燃焼排ガ
スGaは、給水管61内を通る水にも熱を付与し、更に
は空気予熱器83,83内の空気をも予熱する。そし
て、燃焼排ガスGaの一部は、主排気部53の下部から
排ガスとして外部へ排出され、必要に応じて清浄処理等
が行われる。このとき、燃焼排ガスGa内に残存してい
た灰分Aは、主排気部53の底部に集積される。この主
排気部53の底部に集積される灰分Aと、先の燃焼室4
の底部に堆積する灰分Aは、それぞれ外部へ排出され、
フライアッシュ等として回収される。
【0039】また、主排気部53を流下する燃焼排ガス
Gaの一部を、分岐管53aを通して熱分解部3の燃焼
排ガス導入室32へ送出する。この燃焼排ガスGaの一
部は、隔壁33を通して熱分解流動層30へ流入し、残
部は、分岐管53bを通して主排気部53へ返送され
る。
【0040】一方、熱分解部3の受入ホッパ31へ廃タ
イヤWを供給し、適宜の破砕手段によって廃タイヤWを
所定の大きさに一次破砕する。なお、このときの破砕サ
イズは、数十mm叉は数百mm以上でよい。一次破砕さ
れた廃タイヤWaは、受入ホッパ31の下方へ導出さ
れ、熱分解流動層30内へ供給される。ここで、廃タイ
ヤWaは、熱分解流動層30に流入してきた高温の燃焼
排ガスGaと接触し、その熱により熱分解される(熱分
解工程)。
【0041】このとき、廃タイヤWaから熱分解排ガス
Whが放出され、それに伴い廃タイヤWaの主成分であ
るゴム成分の炭化が進行して炭化物がWc生成する。生
成された炭化物Wcは、炭化自体によって、燃焼排ガス
Gaの流通によって、叉は、廃タイヤWa同士の流動に
よる摩擦等によって細片状叉は小塊状に剥離される。ま
た、剥離された炭化物Wcは、それ自体が構造的に脆い
ので、廃タイヤWaの流動等によって更に細粒化され
る。
【0042】また、廃タイヤWaには、鋼線といった金
属材Wmが含まれている。この金属材Wmは、不燃物で
あり、廃タイヤWa中のゴム成分が炭化されて生じた炭
化物Wcが上述したように剥離する際に、炭化物Wcと
分離される。細粒化された炭化物Wcは、熱分解流動層
30内で、他の廃タイヤWa片や分離された金属材Wm
と共に流動する。そして炭化物Wcは、その形状が細か
く且つ金属材Wmに比して密度が小さいため、熱分解流
動層30内の上層に浮遊する。これに対し、炭化物Wc
に比して密度及び形状の大きい金属材Wmは、炭化物W
cと十分に弁別できる程に下層に集積する。
【0043】次いで、このように層別された炭化物Wc
を、炭化物送出配管38aを通して燃焼室4内部へ送出
する。このとき、ホッパ等を用いてもよい。一方、層別
された金属材Wmを、排出口30aから熱分解流動層3
0外へ排出して回収する。燃焼室4内へ供給された炭化
物Wcは、燃焼室4内で燃焼させる(炭化物燃焼工
程)。元来、廃タイヤ等は、燃焼燃料として良質と言わ
れており、炭化物Wcはそのゴム成分が高温で炭化され
て生成したものであるので、ボイラ等の燃料として好適
である。また、炭化物Wcは、細粒化されているので、
その燃焼効率が高められ、この点において燃料として一
層好適なものである。
【0044】他方、廃タイヤWaの熱分解によって生じ
た熱分解排ガスWhは、熱分解流動層30内を上昇し、
排気管36を通して集塵機35へ供給される。この熱分
解排ガスWhは、細粒化された炭化物Wc粒子及び若干
の不可避灰分を含んでおり、これらの粒子等は、集塵機
35内を流下し、熱分解流動層30内へ返流される。こ
れらの粒子分が除去された熱分解排ガスWhは、配管3
5aを通ってタール除去槽37へ導入される。タール除
去槽37では、熱分解排ガスWhに含まれる留分である
タール分を除去する。
【0045】更に、タール分が除去された熱分解排ガス
Whを、熱分解排ガス送出管38bを通して燃焼室4内
へ送出し、燃焼させる(熱分解排ガス燃焼工程)。この
熱分解排ガスWh中には、可燃ガスとしての揮発成分が
含まれ得るので、燃料ガスとして好適である。また、燃
焼室4内で生じ得るSOxガスは、石灰石投入による炉
内脱硫機能によって排出の低減が図られる。
【0046】このように燃焼室4内での炭化物Wc及び
熱分解排ガスWhの燃焼により、燃焼排ガスGaが新た
に生成され、その燃焼排ガスGaは、発電設備100へ
送られる高温水蒸気の生成に用いられると共に、上述し
たのと同様にして熱分解部3へ供給され、廃タイヤWの
熱分解処理に供される。
【0047】以上のように構成された本発明の廃棄物処
理装置、それが組み込まれた廃タイヤ処理システム1、
及び、それを用いた本発明の廃棄物処理方法によれば、
一次破砕された廃タイヤWaが、ボイラ部2からの燃焼
排ガスGaによって熱分解され、これにより細粒化され
た炭化物Wc及び熱分解排ガスWhが得られ、これらが
ボイラ部2の燃焼室4内へ送出されて燃料として燃焼さ
れる。よって、従来のような例えば数十mm以下のサイ
ズに廃タイヤWを細断叉は破砕することなく、ボイラ等
での燃焼(混焼)に適した燃料が得られる。したがっ
て、細断設備が必要なく、切断刃の頻繁な交換や保守等
も一切不要である。その結果、設備費及び保守費の削減
によって処理コストを低減できる。
【0048】また、炭化物Wcが十分に細粒化されるの
で、廃タイヤWを細断して得られるものよりもボイラ部
2用の燃料として格段に優れたものが形成できる。よっ
て、ボイラ部2での燃焼効率が向上され、廃タイヤWを
エネルギーとして再利用する際のエネルギー利用効率を
格別に高めることができる。
【0049】さらに、既設のボイラ部2から生じる燃焼
排ガスGaを伝熱媒体つまり熱源として用い、廃タイヤ
Waの熱分解を行うので、熱分解用の新規な熱源設備の
設置が不要である。よって、設備コストの増大を抑制で
き、コストパフォーマンスに優れたシステムの構築が可
能である。またさらに、炭化物Wc及び熱分解排ガスW
hを燃焼室4で燃焼させて、その燃焼で生じた燃焼排ガ
スGaを更に他の廃タイヤWaの熱分解に使用するの
で、廃タイヤWの循環処理サイクルが構築され、しかも
そのエネルギー損失を低く抑え得る。したがって、廃タ
イヤWをエネルギーとして再利用する際のエネルギー利
用効率を一層向上できる。
【0050】またさらに、廃タイヤWaの熱分解で生じ
る熱分解排ガスWhをボイラ部2の燃料として燃焼させ
るので、熱分解排ガスWhに含まれるH2Sガスが燃焼
室4内での炉内脱硫効果によって有効に分解される。よ
って、H2Sガスから生じ得るSOxガスといった有害
物質の除去(脱硫)のための脱硫装置といった外部設備
機器を削減できる。この点においても、設備コスト及び
工数の低減を達成可能である。
【0051】さらにまた、熱分解流動層30内におい
て、炭化物Wcと金属材Wmとが層別されるので、炭化
物Wcに金属材Wm等の夾雑物が混入することを抑制で
きる。また、金属材Wmの回収が平易となるので、熱分
解部3の保守性を向上できる。
【0052】加えて、燃焼排ガス導入室32の上方に、
廃タイヤWaが収容される熱分解流動層30を連通して
設けたので、燃焼排ガスGaが燃焼排ガス導入室32か
ら熱分解流動層30へ流入し易い。よって、燃焼排ガス
Gaの廃タイヤWaへの供給効率が向上され、廃タイヤ
Wa中のゴム成分の炭化を一層促進できる。その結果、
炭化物Wcの生成効率が高められ、処理全体のエネルギ
ー収支の向上を図ることができる。
【0053】なお、上述した実施形態においては、ボイ
ラ部2が既設のものでなくてもよい。また、燃焼排ガス
Gaの成分は、特に限定されず、伝熱媒体として使用で
きるもの、例えば燃焼室4内に空気の代りに酸素を含む
他のガスを供給したときに得られる燃焼排ガスでもよ
い。さらに、伝熱媒体源はボイラ部2等のボイラに限定
されず、例えば、適宜の加熱手段によって加熱された予
熱空気でもよいし、ボイラ部2のファン8から送出され
て主排気部53内で予熱された予熱空気等を用いてもよ
い。
【0054】加えて、廃棄物としては、廃タイヤWに他
の廃棄物、夾雑物等が混合された複合廃棄物であっても
構わない。さらに、廃タイヤW以外のゴム成分廃棄物に
対しても適用可能である。また、予め一次破砕された廃
タイヤが初期廃棄物である場合には、受入ホッパ31で
の一次破砕は不要である。さらに、一次破砕の有無に拘
わらず、廃タイヤWの一次破砕を行わなくても構わな
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の廃棄物処
理装置及び方法によれば、廃タイヤ等のゴム成分を含む
廃棄物を細断することなく処理できると共に、処理コス
トの増大を十分に抑制可能である。また、廃棄物の有効
利用が図られ、しかも、従来の処理に随伴する排ガス処
理及びそのための装置を削除し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃棄物処理システムの好適な実施
形態を模式的に示す構成図である。
【符号の説明】
1…廃タイヤ処理システム(廃棄物処理装置)、2…ボ
イラ部(加熱源)、3…熱分解部、4…燃焼室、5…排
ガス系(燃焼排ガス排出部)、30…熱分解流動層(廃
棄物収容部)、32…燃焼排ガス導入室(伝熱媒体導入
部)、38a…炭化物送出配管(炭化物送出部)、38
b… 熱分解排ガス送出管(熱分解排ガス送出部)、5
3…主排気部、53a…分岐管(伝熱媒体供給部)、G
a…燃焼排ガス(伝熱媒体)、W,Wa…廃タイヤ(廃
棄物)、Wc…炭化物、Wh…熱分解排ガス。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/027 ZAB F23G 5/30 ZABE 5/16 ZAB 5/46 ZABZ 5/30 ZAB 7/12 ZABA 5/46 ZAB C08L 21:00 7/12 ZAB B09B 3/00 ZAB // C08L 21:00 303J (72)発明者 近藤 正樹 東京都品川区北品川五丁目9番11号 住友 重機械工業株式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA11 AB02 AC14 BA05 EA01 EB15 3K065 AA11 AB02 AC14 BA05 JA04 JA05 JA15 JA18 3K078 AA05 BA08 CA02 CA12 CA21 4D004 AA11 BA03 BA05 CA04 CA26 CA27 CA28 CB01 CB13 CB36 CB44 4F301 AA03 CA09 CA25 CA26 CA33 CA42 CA52 CA62 CA63 CA64

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム成分を含む廃棄物を処理する廃棄物
    処理装置であって、 前記廃棄物及び加熱された伝熱媒体が供給され、該廃棄
    物と該伝熱媒体とが接触し、該廃棄物が熱分解されて炭
    化物及び熱分解排ガスが生成される熱分解部と、 前記熱分解部に接続され、前記伝熱媒体を該熱分解部に
    供給する伝熱媒体供給部と、を備えることを特徴とする
    廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記伝熱媒体が燃焼熱により加熱された
    ものであり、 前記熱分解部に接続されており、前記炭化物を前記伝熱
    媒体を加熱するための燃焼燃料として該熱分解部の外部
    へ送出する炭化物送出部と、 前記熱分解部に接続されており、前記熱分解排ガスを前
    記伝熱媒体を加熱するための燃焼燃料として該熱分解部
    の外部へ送出する熱分解排ガス送出部と、を更に備え
    る、ことを特徴とする請求項1記載の廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記伝熱媒体が供給され、該伝熱媒体が
    燃焼熱により加熱され、且つ、前記伝熱媒体導入部、前
    記炭化物送出部及び前記熱分解排ガス送出部が接続され
    た加熱源を更に備える、ことを特徴とする請求項2記載
    の廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱源は、 燃料の燃焼が行われ、前記炭化物送出部及び前記熱分解
    排ガス送出部が接続された燃焼室と、 前記燃焼室に接続されており、且つ、前記伝熱媒体導入
    部が接続されており、前記燃料の燃焼により生じる燃焼
    排ガスを排出する燃焼排ガス排出部と、を有する流動層
    ボイラ部から成り、 前記伝熱媒体が前記燃焼排ガスである、ことを特徴とす
    る請求項3記載の廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】 ゴム成分を含む廃棄物を処理する廃棄物
    処理装置であって、 燃料の燃焼が行われる燃焼室と、該燃焼室に接続され該
    燃焼室で生じた燃焼排ガスが排出される燃焼排ガス排出
    部と、を有するボイラ部と、 前記燃焼排ガス排出部に接続されており、前記廃棄物及
    び前記燃焼排ガスの少なくとも一部が加熱された伝熱媒
    体として導入され、該廃棄物と該伝熱媒体とが接触し、
    該廃棄物が該伝熱媒体の熱により熱分解されて炭化物及
    び熱分解排ガスが生成される熱分解部と、 前記炭化物を前記熱分解部から前記燃焼室へ送出する炭
    化物送出部と、 前記熱分解排ガスを前記熱分解部から前記燃焼室へ送出
    する熱分解排ガス送出部と、を備える廃棄物処理装置。
  6. 【請求項6】 前記熱分解部は、前記廃棄物が収容され
    る廃棄物収容部と、該廃棄物収容部の下方に該廃棄物収
    容部と連通して設けられ且つ前記伝熱媒体が導入される
    伝熱媒体導入部と、を有するものである、ことを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一項に記載の廃棄物処理装
    置。
  7. 【請求項7】 ゴム成分を含む廃棄物を処理する廃棄物
    処理方法であって、前記廃棄物と加熱した伝熱媒体とを
    接触させて該廃棄物を熱分解することにより炭化物及び
    熱分解排ガスを生成せしめる熱分解工程と、 前記炭化物及び前記熱分解排ガスを燃焼せしめ、該燃焼
    によって生じる熱を前記伝熱媒体の加熱に使用する加熱
    工程と、を備えることを特徴とする廃棄物処理方法。
  8. 【請求項8】 ゴム成分を含む廃棄物を処理する廃棄物
    処理方法であって、 燃料の燃焼が行われる燃焼室、及び、該燃焼室に接続さ
    れ該燃焼室で生じた燃焼排ガスが排出される燃焼排ガス
    排出部を有するボイラ部からの該燃焼排ガスの少なくと
    も一部を、加熱した伝熱媒体として前記廃棄物と接触さ
    せ、該廃棄物を熱分解して炭化物及び熱分解排ガスを生
    成せしめる熱分解工程と、 前記炭化物を前記燃焼室へ供給して該炭化物を燃焼させ
    る炭化物燃焼工程と、 前記熱分解排ガスを前記燃焼室へ供給して該熱分解排ガ
    スを燃焼させる熱分解排ガス燃焼工程と、 を備えることを特徴とする廃棄物処理方法。
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