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JP2002143344A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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Publication number
JP2002143344A
JP2002143344A JP2000338694A JP2000338694A JP2002143344A JP 2002143344 A JP2002143344 A JP 2002143344A JP 2000338694 A JP2000338694 A JP 2000338694A JP 2000338694 A JP2000338694 A JP 2000338694A JP 2002143344 A JP2002143344 A JP 2002143344A
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JP
Japan
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dimple
golf ball
dimples
circular
types
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000338694A
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English (en)
Inventor
Kazunari Yoshida
一成 吉田
Takahiro Sajima
隆弘 佐嶌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2000338694A priority Critical patent/JP2002143344A/ja
Priority to US09/985,138 priority patent/US20020082121A1/en
Publication of JP2002143344A publication Critical patent/JP2002143344A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛行性能に優れたゴルフボールの提供。 【解決手段】 ゴルフボールは、表面にAからCの3種
のディンプルを備えている。Aディンプル、Bディンプ
ル及びCディンプルは円形ディンプルであり、その直径
はそれぞれ異なっている。Aディンプル、Bディンプル
及びCディンプルのいずれにおいても、そのディンプル
数がディンプル総数に占める比率は5%以上である。直
径が最小であるディンプルは、Cディンプルである。ま
た、深さが最大であるディンプルも、Cディンプルであ
る。Cディンプルでは、下記数式(I)で算出されるK
の値は、0.03以上である。 K=de−Di×0.04 −−−(I) (数式(I)において、Diは当該特定円形ディンプル
種別の直径を表し、deは当該特定円形ディンプル種別
の平均深さを表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフボールに関す
るものであり、特にゴルフボールのディンプルの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボールは、その表面に300個か
ら550個程度のディンプルを備えている。ディンプル
の役割は、ゴルフボール飛行時にゴルフボール周りの空
気の流れを乱すことによって境界層の乱流遷移を促進
し、乱流剥離を起こさせることにある。乱流遷移の促進
により空気のゴルフボールからの剥離点が後方に下が
り、圧力抵抗が小さくなってゴルフボールの飛距離が増
大する。また、乱流遷移の促進により、バックスピンに
起因するゴルフボールの上側と下側とにおける剥離点の
差が助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められ
る。
【0003】一般的なディンプルは、円形ディンプル
(平面形状が円であるディンプル)である。この円形デ
ィンプルにおいて飛行性能に大いに影響を与える要素と
して、直径と深さとが挙げられる。空力特性向上の目的
で、円形ディンプルの直径及び深さについて種々の提案
がなされている。例えば、特開昭62−79072号公
報には、互いに直径が異なる2種のディンプルが形成さ
れており、両種別の直径の比率が所定範囲内とされたゴ
ルフボールが開示されている。また、特開平7−155
402号公報には、直径が同一ある2種のディンプルの
それぞれの深さが異なっているゴルフボールが開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゴルフボー
ルでは、飛行対称性も重要な評価項目である。良好な飛
行対称性が実現されるにはゴルフボールの表面に偏りな
くにディンプルが存在する必要があり、このため通常は
複数種の円形ディンプルが組み合わされて配置されてい
る。前述のように円形ディンプルの直径及び深さについ
ては種々の改良がなされてきているが、種別間での直径
及び深さの関連については従来のゴルフボールではほと
んど検討がなされていない。通常は、直径の大きなディ
ンプル種別ほど深さが大きくされているか、又は種別間
で深さが統一されている。本発明者の調査では、一般的
な円形ディンプルにおいて直径がDiとされ深さがde
とされたとき、(de−Di×0.04)の値は−0.
02以上0.02以下の範囲内とされている。
【0005】前述のように、ディンプルの主たる役割と
してゴルフボールの揚力向上が挙げられるが、あまりに
揚力が大きすぎるゴルフボールは向かい風のときの飛距
離が不十分である。また、ドライバーショットでは比較
的揚力の大きなゴルフボールの飛距離が大きいが、この
ようなゴルフボールはアイアンショットでは高弾道とな
りすぎて飛距離が劣る傾向が見られる。逆に、アイアン
ショットで飛距離が大きなゴルフボールの場合は、ドラ
イバーショットでは揚力が不足して滞空時間が不足し、
低飛距離となる(いわゆるドロップ)。また、ヘッド速
度の遅いゴルファーの場合は揚力の大きなゴルフボール
の方が飛距離が大きくなる傾向が見られるが、このよう
なゴルフボールがヘッド速度の速いゴルファーによって
打撃されると高弾道となりすぎて飛距離が劣る傾向が見
られる。逆に、ヘッド速度の速いゴルファーの場合は揚
力の小さなゴルフボールの方が飛距離が大きくなる傾向
が見られるが、このようなゴルフボールがヘッド速度の
遅いゴルファーによって打撃されると滞空時間が不足
し、飛距離が劣る傾向が見られる。ゴルファーにとって
の大きな関心事として、好スコアでプレーすることと共
に、ゴルフボールを遠くまで飛ばすことが挙げられる。
多くのゴルファーは、どのような状況でも飛距離が出る
ゴルフボールを望んでいる。
【0006】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであり、飛行性能に優れたゴルフボールの提供をそ
の目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めになされた発明は、互いに直径が異なる複数種の円形
ディンプルを含む多数のディンプルをその表面に備えて
おり、この円形ディンプルの各種別の中でそのディンプ
ル数がディンプル総数の5%以上である種別が特定円形
ディンプル種別とされたとき、この特定円形ディンプル
種別を2種以上含んでおり、特定円形ディンプル種別の
中で直径が最小である種別が最小円形ディンプル種別と
されたとき、全ての特定円形ディンプル種別の中で平均
深さが最大である特定円形ディンプル種別が最小円形デ
ィンプル種別であるゴルフボール、である。
【0008】このゴルフボールでは、特定円形ディンプ
ル種別の中で平均深さが最大でありかつ直径が最小であ
る最小円形ディンプル種別の存在により、弾道高さが比
較的低くしかも滞空時間が十分である弾道が得られる。
従って、風の向き、使用クラブ及びヘッド速度の如何に
かかわらず、大きな飛距離が得られる。このような効果
が得られる理由は詳細には不明であるが、飛行速度の速
い弾道前半(最高点まで)は最小円形ディンプル種別の
揚力向上に対する寄与率が小さく、飛行速度の遅い弾道
後半は最小円形ディンプル種別の揚力向上に対する寄与
率が大きいためと推測される。
【0009】好ましくは、最小円形ディンプル種別のデ
ィンプル数がディンプル総数に占める比率は、10%以
上である。これにより、前述の飛距離向上効果が顕著と
なる。
【0010】好ましくは、最小円形ディンプル種別にお
ける下記数式(I)で算出されるKの値は、0.03以
上である。 K=de−Di×0.04 −−−(I) (数式(I)において、Diは当該特定円形ディンプル
種別の直径を表し、deは当該特定円形ディンプル種別
の平均深さを表す。)これにより、前述の飛距離向上効
果がより顕著となる。
【0011】好ましくは、最小円形ディンプル種別を除
くそれぞれの特定円形ディンプル種別における上記数式
(I)で算出されるKの値は、−0.02以上0.02
以下である。これにより、最小円形ディンプル種別と他
の特定円形ディンプル種別との差異が明確になり、最小
円形ディンプル種別による飛距離向上効果が向上する。
【0012】好ましくは、ゴルフボールは3種以上の特
定円形ディンプル種別を備える。これにより、揚力の向
上及び抗力の低減というディンプル効果がよりよく発揮
される。
【0013】好ましくは、ディンプル総面積がボール仮
想球の表面積に占める比率は70%以上90%以下であ
り、ディンプル総容積は250mm以上350mm
以下である。これにより、飛距離の大きなゴルフボール
が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面が参照されつつ、
実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0015】図1は、本発明の一実施形態にかかるゴル
フボールが示された平面図である。また、図2はその正
面図である。このゴルフボールの直径は、通常42.6
7mmから43.00mm程度である。このゴルフボー
ルは、表面にAからCの3種のディンプルを備えてい
る。図2では、半球が10分割されて得られる1つの区
画内のディンプル種別(すなわちA、B及びC)が示さ
れてる。この区画内のディンプルパターンと同一又は対
称なディンプルパターンが球面全体に展開されることに
より、全体のディンプルパターンが得られる。
【0016】Aディンプル、Bディンプル及びCディン
プルは、いずれも円形ディンプルである。Aディンプル
の個数は70個であり、Bディンプルの個数は210個
であり、Cディンプルの個数は130個である。従っ
て、このゴルフボールのディンプル総数は410個であ
る。Aディンプルの個数がディンプル総数に占める比率
は17%であり、Bディンプルの個数がディンプル総数
に占める比率は51%であり、Cディンプルの個数がデ
ィンプル総数に占める比率は32%である。本発明で
は、円形ディンプルの各種別の中でそのディンプル数が
ディンプル総数の5%以上である種別は、特定円形ディ
ンプル種別とされる。Aディンプル、Bディンプル及び
Cディンプルは、いずれも特定円形ディンプル種別であ
る。このゴルフボールは、3種類の特定円形ディンプル
種別を備えている。
【0017】図3は、図1のゴルフボールの一部が示さ
れた拡大断面図である。この図には、円形ディンプル近
傍が示されている。この図において点X及び点Yは、ゴ
ルフボールの仮想球面Sbとディンプル表面Sdとの境
界である。線分Diは点Xと点Yとを結ぶ線分であり、
円形ディンプルの直径である。また、線分Diとディン
プル表面Sdの最深部との間隔が、深さdeである。ま
た、線分Diを含む水平面とディンプル表面Sdとに囲
まれた領域の容積がディンプル容積であり、全てのディ
ンプルのディンプル容積の総和がディンプル総容積であ
る。さらに、直径がDiである円の面積がディンプル面
積であり、全てのディンプルのディンプル面積の総和が
ディンプル総面積である。
【0018】本発明では、特定円形ディンプル種別の中
で直径が最小であるものが、最小円形ディンプル種別と
称される。図1及び図2に示されたゴルフボールにおい
て、Aディンプルの直径は4.1mmであり、Bディン
プルの直径は3.8mmであり、Cディンプルの直径は
3.35mmである。従って、このゴルフボールでは、
Cディンプルが最小円形ディンプル種別となる。なお、
ゴルフボール製造工程において例えばAディンプルが形
成された場合でも、そのディンプルの直径が製造誤差に
よって4.1mmからずれることもある。本発明では、
このような製造誤差が生じたディンプルも含めて、Aデ
ィンプルとされる。通常は、設計値に対して±0.1m
mの範囲で誤差が生じうる。個々のAディンプルの深さ
にも製造誤差が生じることがあり、また設計の段階で深
いAディンプルと浅いAディンプルとが配置されること
もあるが、全てのAディンプルの深さの平均値をもっ
て、Aディンプルの平均深さとされる。他の特定円形デ
ィンプル種別についても同様である。
【0019】このゴルフボールでは、Aディンプル及び
BディンプルよりもCディンプルの方が平均深さが深
い。従って、全ての特定円形ディンプル種別の中で平均
深さが最大である特定円形ディンプル種別は、最小円形
ディンプル種別(すなわちCディンプル)である。
【0020】このゴルフボールでは、Cディンプルの存
在により、弾道が比較的低くなり、ゴルフボールの吹き
上がりが抑えられる。しかも、滞空時間が極端に短くな
らず、従ってゴルフボールがドロップしてしまうことも
抑えられる。従って、このゴルフボールでは、向かい風
でも極端に飛距離が低下することがない。また、このゴ
ルフボールでは、ドライバー等のウッドクラブ、ロング
アイアン、ミドルアイアン及びショートアイアンのいず
れで打撃されても、ある程度の飛距離が得られる。しか
も、このゴルフボールは、ヘッド速度の速いゴルファー
に打撃された場合でも遅いゴルファーに打撃された場合
でも、ある程度の飛距離が得られる。
【0021】ゴルフボールの成形型にはコア保持及び離
型容易の目的で、ホールドピンが設けられることがあ
る。また、キャビティからのエアー抜きの目的で、ベン
トピンが設けられることがある。ディンプルパターンデ
ザイン上の都合からこれらのピン先端が凸状とされ、ピ
ン先端によってもディンプルが形成されるように金型が
構成されることがある(以下、このディンプルは「ピン
先端ディンプル」と称される)。このピン先端ディンプ
ルが特殊な形状とされたり、極めてサイズの小さなディ
ンプルとされる場合もある。ピン先端ディンプルの数
は、通常は6個から14個程度と、極めて少数である。
また、ランド部(ゴルフボール表面のうちディンプル以
外の部分)を少なくする観点から極小ディンプルが少数
設けられたり、ディンプルパターンデザイン上の都合か
ら極大ディンプルが少数設けられることがある。ゴルフ
ボールの表面に少数設けられたディンプル種別がゴルフ
ボールの飛行性能に与える影響は少ない。本発明では、
このような少数のディンプル種別を除き、実質的に最小
であるディンプル種別の数を規定する趣旨から、「ディ
ンプル数がディンプル総数の5%以上であること」が特
定円形ディンプル種別の成立要件とされている。
【0022】最小円形ディンプル種別(この例ではCデ
ィンプル)のディンプル数がディンプル総数に占める比
率は10%以上がより好ましく、15%以上がさらに好
ましい。これにより、弾道を低くし、しかもドロップを
抑えるという最小円形ディンプル種別の効果がより発現
される。
【0023】最小円形ディンプル種別における上記数式
(I)で算出されるKの値は、0.03以上が好まし
い。Kの値が0.03以上の円形ディンプルは、小さい
割りには深いディンプルである。このような最小円形デ
ィンプル種別が設けられることにより、弾道を低くし、
しかもドロップを抑えるという最小円形ディンプル種別
の効果がより発現される。あまりにKの値が大きいとゴ
ルフボールの形成が困難となり、またディンプルにゴミ
が詰まりやすくなるので、Kの値は0.10以下が好ま
しく、0.08以下がより好ましく、0.05以下が特
に好ましい。なお、飛行性能に優れたゴルフボールを得
るには、後に詳説されるように、適度なディンプル総容
積及び適度な表面積占有率が達成される必要がある。こ
の観点から、最小円形ディンプル種別以外の特定円形デ
ィンプル種別におけるKの値は、−0.02以上0.0
2以下とされるのが好ましい。
【0024】表面積占有率(ディンプル総面積がボール
仮想球の表面積に占める比率)は、70%以上90%以
下が好ましい。表面積占有率が70%未満であると、弾
道後半でゴルフボールが吹き上がってしまうことがあ
る。この観点から、表面積占有率は75%以上が特に好
ましい。表面積占有率が90%を超えるディンプルパタ
ーンは、達成が困難である。この観点から、表面積占有
率は85%以下が特に好ましい。
【0025】ディンプル総容積は、250mm以上3
50mm以下が好ましい。ディンプル総容積が250
mm未満であると、吹き上がる弾道となることがあ
る。この観点から、ディンプル総容積は290mm
上が特に好ましい。逆に、ディンプル総容積が350m
を超えると、ドロップする弾道となることがある。
この観点から、ディンプル総容積は330mm以下が
特に好ましい。
【0026】特定円形ディンプル種別の直径は、通常は
2.0mm以上5.0mm以下、特には2.2mm以上
4.8mm以下、さらには2.4mm以下4.6mm以
下とされる。また、最小円形ディンプル種別の直径は、
通常は通常は2.0mm以上4.0mm以下、特には
2.2mm以上3.8mm以下、さらには2.4mm以
下3.6mm以下とされる。
【0027】特定円形ディンプル種別の平均深さは、通
常は0.05mm以上0.28mm以下、さらには0.
06mm以上0.26mm以下、特には0.07mm以
下0.24mm以下とされる。また、最小円形ディンプ
ル種別の平均深さは、通常は0.10mm以上0.30
mm以下、さらには0.13mm以上0.28mm以
下、特には0.15mm以下0.25mm以下とされ
る。
【0028】本発明では、特定円形ディンプル種別が2
種以上とされている。複数種の特定円形ディンプル種別
が併存することにより、ゴルフボールが飛行する際の空
気の流れがより乱され、揚力向上及び抗力低減というデ
ィンプル効果が十分に発現される。また、複数種の特定
円形ディンプル種別が用いられることによりディンプル
パターンの設計自由度が高まり、結果として空力特性の
均一性(どの方向にゴルフボールが回転しても空力特性
の差が少ないこと)に優れたゴルフボールが得られる。
この観点から、特定円形ディンプル種別は3種以上設け
られるのが好ましい。特定円形ディンプル種別の種類数
が多すぎると、個々の特定円形ディンプル種別のディン
プル数が少なくなり、また金型の製造に困難を伴うよう
になる。この観点から、特定円形ディンプル種別は20
種以下、さらには10種以下、特には8種以下とされる
のが好ましい。
【0029】図1及び図2に示されたゴルフボールでは
形成されているディンプルは全て円形ディンプルである
が、円形ディンプルと非円形ディンプルとが混在しても
よい。
【0030】本発明のゴルフボールの構造は特には制限
されない。糸巻き芯を備えた糸巻きゴルフボールであっ
ても、ソリッドゴルフボール(ワンピースゴルフボー
ル、ツーピースゴルフボール、マルチピースゴルフボー
ル)であっても、前述のディンプルパターンが形成され
ることにより、飛行性能向上の効果が得られる。
【0031】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の効果が明ら
かにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限
定的に解釈されるべきではないことはもちろんである。
【0032】[実施例1]ソリッドゴムからなるコアを
金型に投入し、コアの周りにアイオノマー樹脂組成物を
射出成形してカバー層を形成した。このカバー層の表面
に塗装を施して、平面図が図1であり正面図が図2であ
るディンプルパターンを備えた実施例1のゴルフボール
を得た。Aディンプルの平均深さは0.1541mmで
あり、Bディンプルの平均深さは0.1421mmであ
り、Cディンプルの平均深さは0.1668mmであっ
た。また、ディンプル総容積は300mmであり、表
面積占有率は77.7%であった。また、ゴルフボール
の外径は約42.70mmであり、質量は約45.4g
であり、コンプレッション(アッティエンジニアリング
社のATTIコンプレッションテスターによる)は約9
0であった。
【0033】[実施例2並びに比較例1及び2]金型を
変更した他は実施例1と同様にして、実施例2並びに比
較例1及び2のゴルフボールを得た。これらのゴルフボ
ールのディンプルパターンは実施例1と同一であるが、
ディンプル深さが異なっている。また、ディンプル深さ
が異なることに伴い、K値及びディンプル総容積も実施
例1と異なっている。ディンプル深さ、K値及びディン
プル総容積が、下記の表1に示されている。
【0034】[飛距離テスト]各実施例及び各比較例の
ゴルフボールを、ウィルソン社の「ULTRA BAL
L LAUNCHER」にて打ち出し、弾道高さ、キャ
リー(発射地点から落下地点までの距離)及びトータル
飛距離(発射地点から静止地点までの距離)を測定し
た。20個の測定結果の平均値が、下記の表1に示され
ている。なお、飛距離テストは、下記の3つの条件それ
ぞれについて行った。
【0035】条件1(いずれも目標値) ゴルフボールの打ち出し速度:73m/s ゴルフボールの打ち出し角度:12deg. 初期のバックスピン速度:2800rpm この条件1は、ヘッド速度の速いゴルファーがドライバ
ーで打撃したときの条件にほぼ匹敵する。
【0036】条件2(いずれも目標値) ゴルフボールの打ち出し速度:58m/s ゴルフボールの打ち出し角度:12deg. 初期のバックスピン速度:2800rpm この条件2は、ヘッド速度の遅いゴルファーがドライバ
ーで打撃したときの条件にほぼ匹敵する。
【0037】条件3(いずれも目標値) ゴルフボールの打ち出し速度:49m/s ゴルフボールの打ち出し角度:15deg. 初期のバックスピン速度:4500rpm この条件3は、5番アイアンで打撃されたときの条件に
ほぼ匹敵する。
【0038】
【表1】
【0039】表1において、実施例1及び2のゴルフボ
ールは、いずれの条件でも良好な飛距離を示している。
この評価結果から、本発明の優位性が明らかにされる。
【0040】
【発明の効果】以上説明されたように、本発明のゴルフ
ボールは、風向き、ゴルファー及び使用クラブの如何に
かかわらず、優れた飛行性能を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかるゴルフボ
ールが示された平面図である。
【図2】図2は、図1のゴルフボールが示された正面図
である。
【図3】図3は、図1のゴルフボールの一部が示された
拡大断面図である。
【符号の説明】
A・・・Aディンプル B・・・Bディンプル C・・・Cディンプル Di・・・直径 de・・・深さ Sb・・・ボール仮想球の球面 Sd・・・ディンプル表面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直径が異なる複数種の円形ディン
    プルを含む多数のディンプルをその表面に備えており、 この円形ディンプルの各種別の中でそのディンプル数が
    ディンプル総数の5%以上である種別が特定円形ディン
    プル種別とされたとき、この特定円形ディンプル種別を
    2種以上含んでおり、 特定円形ディンプル種別の中で直径が最小である種別が
    最小円形ディンプル種別とされたとき、全ての特定円形
    ディンプル種別の中で平均深さが最大である特定円形デ
    ィンプル種別が最小円形ディンプル種別であるゴルフボ
    ール。
  2. 【請求項2】 上記最小円形ディンプル種別のディンプ
    ル数がディンプル総数に占める比率が10%以上である
    請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 上記最小円形ディンプル種別における、
    下記数式(I)で算出されるKの値が0.03以上であ
    る請求項1又は請求項2に記載のゴルフボール。 K=de−Di×0.04 −−−(I) (数式(I)において、Diは当該特定円形ディンプル
    種別の直径を表し、deは当該特定円形ディンプル種別
    の平均深さを表す。)
  4. 【請求項4】 上記最小円形ディンプル種別を除くそれ
    ぞれの特定円形ディンプル種別における、上記数式
    (I)で算出されるKの値が−0.02以上0.02以
    下である請求項3に記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】 上記特定円形ディンプル種別を3種以上
    備えている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載
    のゴルフボール。
  6. 【請求項6】 ディンプル総面積がボール仮想球の表面
    積に占める比率が70%以上90%以下であり、ディン
    プル総容積が250mm以上350mm以下である
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のゴルフボ
    ール。
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