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JP2002026927A - カプセリング方法及び装置並びにプログラム記録媒体 - Google Patents

カプセリング方法及び装置並びにプログラム記録媒体

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Publication number
JP2002026927A
JP2002026927A JP2000207830A JP2000207830A JP2002026927A JP 2002026927 A JP2002026927 A JP 2002026927A JP 2000207830 A JP2000207830 A JP 2000207830A JP 2000207830 A JP2000207830 A JP 2000207830A JP 2002026927 A JP2002026927 A JP 2002026927A
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JP
Japan
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encapsulated
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Prior art date
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Application number
JP2000207830A
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Masahiro Muto
正博 武藤
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、パケットをカプセル化する構成を採
るときにあって、データ転送効率を向上できるようにす
るカプセリング技術の提供を目的とする。 【解決手段】本発明のカプセリング装置では、送信側と
して動作するときには、規定の集約長に収まる形で、送
信先又は送信形態が同一となるカプセル化対象のパケッ
トをその受信順に集約してカプセル化しつつ、カプセル
化パケット及び非カプセル化パケットをその受信順に送
信するように処理し、これを受けて、受信側として動作
するときには、カプセル化パケットを受け取ると、それ
をカプセル化前の状態に復元して、その中から集約前の
パケットを抽出して、それらのパケットを配下の送信先
に送信していくように処理する。このようにしてパケッ
トを集約してカプセル化して送信していくように処理す
ることから、データ転送効率を向上できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケットをカプセ
ル化して送信するカプセリング方法及び装置と、そのカ
プセル化されたパケットを受信するカプセリング装置
と、そのカプセリング装置の実現に用いられるプログラ
ムが記録されるプログラム記録媒体とに関し、特に、デ
ータ転送効率を向上できるようにするカプセリング方法
及び装置と、そのカプセリング装置の実現に用いられる
プログラムが記録されるプログラム記録媒体とに関す
る。
【0002】ルータやVPN装置(Virtual Private Net
work装置) などの装置では、配下の端末から受信したパ
ケットを、必要に応じて加工(例えば暗号化)すること
で別パケットのデータとしてカプセル化し、それを相手
方の装置に送信するとともに、そのカプセル化されたパ
ケットを受け取るときには、元のパケットに復元して、
配下の端末に送信していく処理を実行する。
【0003】このような処理を行う装置(以下、カプセ
リング装置と称する)を備えるときには、データ転送効
率が落ちないような技術を構築していく必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来のカプセリング装置では、配下の端
末からカプセル化対象のパケットを受信すると、それを
そのまま1つずつカプセル化して、相手方のカプセリン
グ装置に送信していくように処理している。
【0005】すなわち、従来のカプセリング装置では、
図19に示すように、配下の端末からカプセル化対象の
パケットを受信すると、それをそのまま1つずつカプセ
ル化し、カプセル化処理で付加されるヘッダなどの付加
情報やカプセル化したパケットを送信するためのプロト
コルヘッダを付加して、相手方のカプセリング装置に送
信していくように処理している。
【0006】そして、このカプセル化されたパケットを
受け取ると、復元側のカプセリング装置は、それを元の
パケットに復元して、本来のパケットの宛先である配下
の端末に送信していくように処理している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、カプセル化対象のパケッ
トを1つずつカプセル化していることから、送信側のカ
プセリング装置では、配下の端末からカプセル化対象の
パケットを受け取る度にパケットの送信処理を行わなく
てはならないとともに、受信側のカプセリング装置で
は、そのカプセル化されたパケットをその都度受信しな
ければならず、カプセリング装置の送信処理回数・受信
処理回数が増加するという問題点があった。
【0008】そして、カプセル化対象のパケットを1つ
ずつカプセル化して、それに対して、カプセル化処理で
付加されるヘッダなどの付加情報やカプセル化したパケ
ットを送信するためのプロトコルヘッダを付加している
ことから、送信するパケットサイズが増加するととも
に、それらの付加を行うために必要となるメモリ獲得処
理の回数が増加するという問題点があった。
【0009】しかも、従来技術に従っていると、効率的
に伝送路を使用できないという問題点があった。
【0010】例えば、送信側のカプセリング装置とその
配下の端末との間の伝送路のMTU(最大転送単位)が
1500バイトで、送信側のカプセリング装置と受信側
のカプセリング装置との間の伝送路のMTUが4500
バイトである場合を想定する。
【0011】この場合、送信側のカプセリング装置の配
下の端末は、インターネットプロトコルのフラグメント
処理に従って、1500バイトに合わせてパケットを分
割して送ってくるので、送信側のカプセリング装置は、
この1500バイトオーダーのパケットをカプセル化す
ることで、通常の場合、1500バイトよりやや大きな
カプセル化パケットを生成して、受信側のカプセリング
装置に送信することになる。
【0012】このように、従来技術では、送信側のカプ
セリング装置と受信側のカプセリング装置との間の伝送
路として、送信側のカプセリング装置とその配下の端末
との間の伝送路のMTUよりも大きなMTUを持つもの
が用意されていても、実際には、その大きなMTUの能
力を利用しない長さ(この例の場合では半分以下の長
さ)のパケットしか送信しない処理を行うことになるの
で、効率的に伝送路を使用できないのである。
【0013】一方、例えば、送信側のカプセリング装置
とその配下の端末との間の伝送路のMTUが1500バ
イトで、送信側のカプセリング装置と受信側のカプセリ
ング装置との間の伝送路のMTUが1500バイトであ
る場合を想定する。
【0014】この場合、送信側のカプセリング装置の配
下の端末は、インターネットプロトコルのフラグメント
処理に従って、1500バイトに合わせてパケットを分
割して送ってくるので、送信側のカプセリング装置は、
この1500バイトオーダーのパケットをカプセル化す
ることで、通常の場合、1500バイトよりやや大きな
カプセル化パケットを生成して、インターネットプロト
コルのフラグメント処理に従って、これを1500バイ
トと残りの小さな長さのものとに分割して、受信側のカ
プセリング装置に送信することになる。
【0015】このように、従来技術では、送信側のカプ
セリング装置と受信側のカプセリング装置との間の伝送
路として、送信側のカプセリング装置とその配下の端末
との間の伝送路のMTUと同じ大きさのMTUを持つも
のが用意されている場合にも、MTUを超えることで分
割されたパケットについては、MTUの能力に比べて非
常に小さなパケットで送信していく処理を行うことにな
るので、効率的に伝送路を使用できないのである。
【0016】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、データ転送効率を向上できるようにする新た
なカプセリング方法及び装置の提供と、そのカプセリン
グ装置の実現に用いられるプログラムが記録される新た
なプログラム記録媒体の提供とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のカプセリング装置では、送信側として動作
するときには、受信したパケットがカプセル化対象のも
のであるのか否かを判断しつつ、受信したパケットの受
信順序を管理する順序テーブルを作成する手段と、カプ
セル化対象と判断されるパケットから、送信先又は送信
形態が同一となるカプセル化対象のパケットの受信順序
を管理する1つ又は複数の集約順序テーブルを作成する
手段と、順序テーブル及び集約順序テーブルに従って、
規定の集約長に収まる形で、送信先又は送信形態が同一
となるカプセル化対象のパケットをその受信順に集約し
てカプセル化しつつ、カプセル化パケットの先頭パケッ
トと非カプセル化パケットとがその受信順に並ぶ形式で
もって、カプセル化パケット及び非カプセル化パケット
を送信する手段とを備えるように構成する。
【0018】このときに、集約長として、復元側カプセ
リング装置との間の伝送路の持つ最大転送単位(MT
U)の自然数倍の値を用いるように構成する。
【0019】一方、本発明のカプセリング装置では、受
信側として動作するときには、カプセル化パケットを受
信したのか否かを判断する手段と、受信したカプセル化
パケットをカプセル化前の状態に復元する手段と、復元
されたパケットから、そのパケットに集約された複数の
パケットのそれぞれのパケットを抽出する手段と、抽出
されたパケットを送信先に送信する手段とを備えるよう
に構成する。
【0020】このように構成される本発明のカプセリン
グ装置では、送信側として動作するときには、規定の集
約長に収まる形で、送信先又は送信形態が同一となるカ
プセル化対象のパケットをその受信順に集約してカプセ
ル化しつつ、カプセル化パケット及び非カプセル化パケ
ットをその受信順に送信するように処理し、これを受け
て、受信側として動作するときには、カプセル化パケッ
トを受け取ると、それをカプセル化前の状態に復元し
て、その中から集約前のパケットを抽出して、それらの
パケットを配下の送信先に送信していくように処理す
る。
【0021】このように、本発明では、カプセル化対象
のパケットを集約してカプセル化し、それを送信してい
くように処理することから、カプセリング装置の送信処
理回数・受信処理回数を低減させることができるように
なるとともに、カプセル化処理で付加されるヘッダなど
の付加情報やカプセル化したパケットを送信するための
プロトコルヘッダを共通化できることで、パケットサイ
ズを小さくできるようになるとともに、それらの付加を
行うために必要となるメモリ獲得処理の回数を低減でき
るようになる。
【0022】そして、本発明では、復元側との間の伝送
路の持つ最大転送単位の自然数倍の値で定義される集約
長を用いて、その集約長に収まる形でカプセル化対象の
パケットを集約しカプセルすることから、インターネッ
トプロトコルのフラグメント処理に従って、効率的に伝
送路を使用できるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0024】図1に示すように、本発明では、配下の端
末から送信されてくるパケット(カプセル化の対象とな
るものとならないものとがある)を受け取り、その内の
カプセル化対象のパケットを集約してカプセル化し、そ
れを相手方に送信していくように処理する。
【0025】このカプセル化処理では、例えば図2に示
すように、パケットのデータを暗号化して、それに対し
て認証データを付加するといったことを行う。
【0026】ここで、図2中に示すIPヘッダは、送信
元端末のIPアドレスと送信先端末のIPアドレスとを
記述し、暗号化により付加される新しいIPヘッダは、
送信元カプセリング装置のIPアドレスと送信先カプセ
リング装置のIPアドレスとを記述する。
【0027】図3に、本発明の一実施形態例を図示す
る。図中、1は本発明を具備する送信側カプセリング装
置、2は本発明を具備する受信側カプセリング装置であ
る。
【0028】この図に示すように、本発明の送信側カプ
セリング装置1は、配下の端末から送信対象となるパケ
ットを受信する受信処理部10と、受信処理部10の受
信したパケットを処理対象として、設定情報テーブル1
2を参照しつつ、順序テーブル13及び集約順序テーブ
ル14を作成する集約パケット管理部11と、受信処理
部10の受信したパケットを管理する受信パケット管理
部15と、順序テーブル13及び集約順序テーブル14
を参照しつつ、カプセル化対象のパケットを集約する集
約パケット処理部16と、集約パケット処理部16の集
約したパケットをカプセル化するカプセル処理部17
と、カプセル化されたパケットやカプセル化対象となら
ないパケットを受信側カプセリング装置2に送信する送
信処理部18とを備える。
【0029】一方、本発明の受信側カプセリング装置2
は、本発明の送信側カプセリング装置1から送られてく
るパケットを受信する受信処理部20と、受信処理部2
0の受信したパケットを管理する受信パケット管理部2
1と、受信処理部20の受信したパケットの内のカプセ
ル化されたパケットをカプセル化前の状態に復元するカ
プセル処理部22と、カプセル処理部22の復元した集
約パケットから集約前のパケットを抽出する集約パケッ
ト処理部23と、集約パケット処理部23の抽出したパ
ケットやカプセル化対象とならない受信パケットを配下
の端末に送信する送信処理部24とを備える。
【0030】ここで、本発明の送信側カプセリング装置
1や本発明の受信側カプセリング装置2の持つ機能は具
体的にはプログラムが実現されるものであり、これらの
プログラムは、計算機が読み取り可能な半導体メモリな
どの適当な記録媒体に格納することができる。
【0031】本発明の送信側カプセリング装置1が備え
る設定情報テーブル12は、配下の端末から受け取るパ
ケットがカプセル化対象のものであるのか否かの判断に
用いられるものである。
【0032】図4ないし図6に、この設定情報テーブル
12の一実施形態例を図示する。
【0033】図7に示すように、「1.1.1.50」というI
Pアドレスを持つカプセリング装置Aの配下に、「1.1.
1.1 」というIPアドレスをもつ端末A1と、「1.1.1.
2 」というIPアドレスをもつ端末A2とが存在し、
「2.1.1.50」というIPアドレスを持つカプセリング装
置Bの配下に、「2.1.1.1 」というIPアドレスをもつ
端末B1と、「2.1.1.2 」というIPアドレスをもつ端
末B2とが存在し、「3.1.1.50」というIPアドレスを
持つカプセリング装置Cの配下に、「3.1.1.1 」という
IPアドレスをもつ端末C1と、「3.1.1.2 」というI
Pアドレスをもつ端末C2とが存在することを想定す
る。
【0034】図4に示す設定情報テーブル12では、端
末A1,A2(1.1.0.0) から端末B1,B2(2.1.0.0)
に送信されるパケットは、同一グループに属するカプセ
ル化対象のパケットであり、端末A1,A2(1.1.0.0)
から端末C1,C2(3.1.0.0) に送信されるパケット
は、同一グループに属するカプセル化対象のパケットで
あるということを定義している。
【0035】同様に、カプセリング装置B,Cについて
もカプセル化対象となるパケットを定義することになる
が、各カプセリング装置A,B,Cは、設定情報テーブ
ル12の全情報を保持するのではなくて、自装置が使用
する情報のみを保持するようにしてもよい。
【0036】一方、図5に示す設定情報テーブル12で
は、端末A1から端末B1に送信されるパケットは、同
一グループに属するカプセル化対象のパケットであり、
端末A1から端末B2に送信されるパケットは、同一グ
ループに属するカプセル化対象のパケットであり、端末
A2から端末B1に送信されるパケットは、同一グルー
プに属するカプセル化対象のパケットであり、端末A2
から端末B2に送信されるパケットは、同一グループに
属するカプセル化対象のパケットであり、端末A1から
端末C1に送信されるパケットは、同一グループに属す
るカプセル化対象のパケットであり、端末A1から端末
C2に送信されるパケットは、同一グループに属するカ
プセル化対象のパケットであり、端末A2から端末C1
に送信されるパケットは、同一グループに属するカプセ
ル化対象のパケットであり、端末A2から端末C2に送
信されるパケットは、同一グループに属するカプセル化
対象のパケットであるということを定義している。
【0037】同様に、カプセリング装置B,Cについて
もカプセル化対象となるパケットを定義することになる
が、各カプセリング装置A,B,Cは、設定情報テーブ
ル12の全情報を保持するのではなくて、自装置が使用
する情報のみを保持するようにしてもよい。
【0038】一方、図6に示す設定情報テーブル12で
は、端末A1,A2(1.1.0.0) から端末B1に送信され
るパケットは、同一グループに属するカプセル化対象の
パケットであり、端末A1,A2(1.1.0.0) から端末B
2に送信されるパケットは、同一グループに属するカプ
セル化対象のパケットであり、端末A1,A2(1.1.0.
0) から端末C1に送信されるパケットは、同一グルー
プに属するカプセル化対象のパケットであり、端末A
1,A2(1.1.0.0) から端末C2に送信されるパケット
は、同一グループに属するカプセル化対象のパケットで
あるということを定義している。
【0039】同様に、カプセリング装置B,Cについて
もカプセル化対象となるパケットを定義することになる
が、各カプセリング装置A,B,Cは、設定情報テーブ
ル12の全情報を保持するのではなくて、自装置が使用
する情報のみを保持するようにしてもよい。
【0040】以下、説明の便宜上、図4に示す設定情報
テーブル12が用意されていることを想定する。
【0041】本発明の送信側カプセリング装置1が備え
る順序テーブル13は、受信処理部10の受信したパケ
ットの受信順序を管理する。一方、本発明の送信側カプ
セリング装置1が備える集約順序テーブル14は、設定
情報テーブル12で同一グループとして定義されるカプ
セル化対象のパケットのグループ(設定情報テーブル1
2の設定情報配列の指すグループ)に対応付けて設けら
れて、そのグループに属するパケットの受信順序を管理
する。
【0042】例えば、先ず最初に、カプセル化対象とな
らないパケットAを受信し、続いて、カプセル化対象と
なるパケットBを受信し、続いて、カプセル化対象とな
らないパケットCを受信し、続いて、カプセル化対象と
なるパケットDを受信し、続いて、カプセル化対象とな
るパケットEを受信した場合には、順序テーブル13
は、図8(a)に示すように、「パケットA,パケット
B,パケットC,パケットD,パケットE」の順序にパ
ケットを受信したことを管理し、集約順序テーブル14
は、図8(b)に示すように、「パケットB,パケット
D,パケットE」の順序にカプセル化対象のパケットを
受信したことを管理するのである。
【0043】図9ないし図11に、本発明の送信側カプ
セリング装置1が備える集約パケット管理部11の実行
する処理フローの一実施形態例、図12及び図13に、
本発明の送信側カプセリング装置1が備える集約パケッ
ト処理部16の実行する処理フローの一実施形態例、図
14に、本発明の受信側カプセリング装置2が備える集
約パケット処理部23の実行する処理フローの一実施形
態例を図示する。
【0044】次に、これらの処理フローに従って、本発
明について詳細に説明する。
【0045】本発明の送信側カプセリング装置1が備え
る集約パケット管理部11は、起動されると、図9ない
し図11の処理フローに示すように、先ず最初に、ステ
ップ1で、受信処理部10の受信したパケットを受け取
る。
【0046】上述しなかったが、受信処理部10はハー
ドウェアで構成されて、配下の端末の送信してくるパケ
ットを受信し、集約パケット管理部11からの要求に応
答して、前回の要求から今回の要求までの間に受信した
パケットを集約パケット管理部11に渡してくるので、
集約パケット管理部11は、受信処理部10に対して、
受信パケットの受け取り要求を発行することで、これら
のパケットを受け取るのである。
【0047】続いて、ステップ2で、受信処理部10か
ら受け取った全てのパケットの選択を終了したのか否か
を判断して、全てのパケットの選択を終了していないこ
とを判断するときには、ステップ4に進んで、受信処理
部10の受信した受信順序に従って未選択の受信パケッ
トの中からパケットを1つ選択する。
【0048】続いて、ステップ5で、これからの処理で
使用する変数をクリアし、続くステップ6で、変数Xで
設定情報テーブル12の管理する設定情報配列の先頭を
ポイントすることで、処理対象となる設定情報配列(集
約順序テーブル14)を選択する。すなわち、カプセリ
ング装置Aである場合には、図4の設定情報テーブル1
2の持つカプセリング装置Aに割り付けられた2つの設
定情報配列の内の先頭の設定情報配列を処理対象として
選択するのである。
【0049】続いて、ステップ7で、選択したパケット
の持つ送信元IPアドレス/送信先IPアドレスと、そ
の選択した設定情報配列の持つ自側端末(IP)アドレ
ス/相手側端末(IP)アドレスとが一致するのか否か
を判断して、一致しないことを判断するときには、ステ
ップ8に進んで、変数Xで設定情報テーブル12の管理
する次の設定情報配列をポイントする。
【0050】続いて、ステップ9で、変数XがNULL
を指しているのか否かを判断して、変数XがNULLを
指していないことを判断するときには、ステップ7に戻
る。すなわち、設定情報テーブル12の管理する最後尾
の設定情報配列まで到達していないことを判断するとき
には、ステップ7に戻るように処理するのである。
【0051】一方、ステップ9で、変数XがNULLを
指していることを判断するとき、すなわち、選択したパ
ケットの持つ送信元IPアドレス/送信先IPアドレス
が設定情報テーブル12に登録されていないことで、そ
のパケットがカプセル化対象でないことを判断するとき
には、以下に説明するステップ10〜ステップ15の処
理を実行することで、順序テーブル13への追加処理を
行う。
【0052】すなわち、ステップ10(図10の処理フ
ロー)に進んで、変数Mで順序テーブル13の先頭情報
をポイントし、続くステップ11で、変数Nで変数Mの
指す順序テーブル13の次情報をポイントする。続い
て、ステップ12で、変数NがNULLを指しているの
か否かを判断して、変数NがNULLを指していないこ
とを判断するときには、ステップ13に進んで、変数N
を変数Mに設定してから、ステップ11に戻っていく。
【0053】このステップ11ないしステップ13の処
理を繰り返していくことで順序テーブル13の最後尾に
到達し、これにより、ステップ12で、変数NがNUL
Lを指していることを判断すると、ステップ14に進ん
で、新規テーブルを作成して順序テーブル13との間に
リンク(図8に示す次情報/前情報を登録する)を張る
ことで、その新規テーブルを順序テーブル13の最後尾
に追加し、続くステップ15で、その新規テーブルに選
択したパケットのメモリアドレスを設定してから、ステ
ップ2に戻る。
【0054】このようにして、選択したパケットの持つ
送信元IPアドレス/送信先IPアドレスが設定情報テ
ーブル12に登録されていないことで、そのパケットが
カプセル化対象でないことを判断するときには、ステッ
プ10〜ステップ15の処理を実行することで、その選
択したパケットのメモリアドレスを順序テーブル13の
最後尾に追加登録していくように処理するのである。
【0055】一方、ステップ7で、選択したパケットの
持つ送信元IPアドレス/送信先IPアドレスが設定情
報テーブル12に登録されていることで、そのパケット
がカプセル化対象であることを判断するときには、ステ
ップ16(図11の処理フロー)に進んで、ステップ1
0〜ステップ15と同様の処理を実行することで、その
選択したパケットのメモリアドレスを順序テーブル13
の最後尾に追加登録する。
【0056】続いて、ステップ17で、変数mで変数X
の指す集約順序テーブル14の先頭情報をポイントし、
続くステップ18で、変数nで変数mの指す集約順序テ
ーブル14の次情報をポイントする。続いて、ステップ
19で、変数nがNULLを指しているのか否かを判断
して、変数nがNULLを指していないことを判断する
ときには、ステップ20に進んで、変数nを変数mに設
定してから、ステップ18に戻っていく。
【0057】このステップ18ないしステップ20の処
理を繰り返していくことで集約順序テーブル14の最後
尾に到達し、これにより、ステップ19で、変数nがN
ULLを指していることを判断すると、ステップ21に
進んで、新規テーブルを作成して集約順序テーブル14
との間にリンク(図8に示す次情報)を張ることで、そ
の新規テーブルを集約順序テーブル14の最後尾に追加
する。
【0058】続いて、ステップ22で、その新規テーブ
ルに選択したパケットのメモリアドレスを設定するとと
もに、ステップ16の処理に従って順序テーブル13の
最後尾に追加した新規テーブルに集約順序テーブル14
の先頭アドレスを設定してから、ステップ2に戻る。
【0059】このようにして、選択したパケットの持つ
送信元IPアドレス/送信先IPアドレスが設定情報テ
ーブル12に登録されていることで、そのパケットがカ
プセル化対象であることを判断するときには、ステップ
16〜ステップ22の処理を実行することで、その選択
したパケットのメモリアドレスを順序テーブル13の最
後尾に追加登録していくとともに、その選択したパケッ
トのメモリアドレスを集約順序テーブル14の最後尾に
追加登録していくように処理するのである。
【0060】そして、ステップ2で、受信処理部10か
ら受け取った全てのパケットの選択を終了したことを判
断すると、ステップ3に進んで、集約パケット処理部1
6を起動する。
【0061】このようにして、本発明の送信側カプセリ
ング装置1が備える集約パケット管理部11は、図9な
いし図11の処理フローに従って、図8(a)に示した
ようなデータ構造を持つ順序テーブル13を作成すると
ともに、図8(b)に示したようなデータ構造を持つ集
約順序テーブル14を作成して、集約パケット処理部1
6を起動していくように処理するのである。
【0062】このようにして起動されると、本発明の送
信側カプセリング装置1が備える集約パケット処理部1
6は、図12及び図13の処理フローに示すように、先
ず最初に、ステップ1で、集約パケット領域を作成する
とともに、これから使用する変数をクリアし、続くステ
ップ2で、変数Iで順序テーブル13の先頭情報をポイ
ントする。
【0063】続いて、ステップ3で、変数Iの指す順序
テーブル13のエントリー域に集約順序テーブル14の
先頭アドレスが設定されているのか否かを判断して、集
約順序テーブル14の先頭アドレスが設定されているこ
とを判断するとき、すなわち、変数Iの指す順序テーブ
ル13のエントリー域に登録されているものがカプセル
化対象のパケットであることを判断するときには、ステ
ップ4に進んで、変数Jで集約順序テーブル14の先頭
情報をポイントする。
【0064】続いて、ステップ5で、変数Jの指す集約
順序テーブル14の受信パケットを集約パケット領域に
追加し、その受信パケット長を変数Lに加算する。続い
て、ステップ6で、変数Jの指す集約順序テーブル14
の受信パケットを順序テーブル13から削除すべく、順
序テーブルのリンクを張り換え、続くステップ7で、そ
の受信パケットを順序テーブル13から削除する。
【0065】続いて、ステップ8で、変数Jの指す集約
順序テーブル14に次情報が設定されているのか否かを
判断して、次情報が設定されていることを判断するとき
には、ステップ9に進んで、その次情報を変数Nに設定
し、続くステップ10で、変数Nの指す受信パケット
(すなわち、その次情報に設定されている受信パケッ
ト)の長さを変数L1に設定する。
【0066】続いて、ステップ11(図13の処理フロ
ー)で、変数Lと変数L1との加算値を算出し、続くス
テップ12で、その算出した加算値が集約最適長より大
きくなるのか否かを判断する。ここで、この集約最適長
としては、受信側カプセリング装置2との間の伝送路の
持つMTU(最大転送単位)を自然数倍(例えば2倍)
したものから、カプセル化により増加するパケット増加
分を差し引いたものを設定する。
【0067】この判断処理により、変数Lと変数L1と
の加算値が集約最適長より大きくならないことを判断す
るときには、そこまでの受信パケットを集約することが
可能であることを判断して、次の受信パケットまでの集
約が可能であるのか否かをチェックすべく、ステップ1
3に進んで、変数Jの指す集約順序テーブル14のエン
トリー域に登録されている受信パケットを削除してか
ら、変数Nを変数Jに設定して、ステップ5に戻る。
【0068】一方、ステップ12で、変数Lと変数L1
との加算値が集約最適長より大きくなることを判断する
と、ステップ14に進んで、変数Jの指す集約順序テー
ブル14のエントリー域に登録されている受信パケット
を削除する。
【0069】続いて、ステップ15で、集約パケット領
域に格納した受信パケットを集約対象として指定してカ
プセル処理部17を起動し、この起動に応答して、カプ
セル処理部17がそれらの受信パケットを集約しつつカ
プセル化すると、続くステップ16で、送信処理部18
を起動することで、カプセル処理部17により作成され
たカプセル化パケットを受信側カプセリング装置2に送
信する。
【0070】そして、順序テーブル13が空になったと
きには、処理を終了し、順序テーブル13が空になって
いないときには、再びステップ1から処理を繰り返して
いくように処理する。
【0071】一方、ステップ8で、変数Jの指す集約順
序テーブル14に次情報が設定されていないことを判断
するとき、すなわち、集約順序テーブル14の最後尾ま
で到達したことを判断するときには、直ちにステップ1
4に進んで、ステップ14ないしステップ16の処理を
実行することで、カプセル化パケットを作成して、それ
を受信側カプセリング装置2に送信する。
【0072】そして、順序テーブル13が空になったと
きには、処理を終了し、順序テーブル13が空になって
いないときには、再びステップ1から処理を繰り返して
いくように処理する。
【0073】一方、ステップ3で、変数Iの指す順序テ
ーブル13のエントリー域に集約順序テーブル14の先
頭アドレスが設定されていないことを判断するとき、す
なわち、変数Iの指す順序テーブル13のエントリー域
に登録されているものがカプセル化対象のパケットでな
いことを判断するときには、直ちにステップ16に進ん
で、そのカプセル化対象でないパケットをそのまま受信
側カプセリング装置2に送信する。
【0074】そして、順序テーブル13が空になったと
きには、処理を終了し、順序テーブル13が空になって
いないときには、再びステップ1から処理を繰り返して
いくように処理する。
【0075】このようにして、本発明の送信側カプセリ
ング装置1が備える集約パケット処理部16は、図15
に示すように、集約最適長に収まる形で、カプセル化対
象のパケットをその受信順に集約してカプセル化しつ
つ、図16に示すように、カプセル化パケット及び非カ
プセル化パケットをその受信順に送信していくように処
理するのである。
【0076】ここで、この図16では、パケットa〜パ
ケットjというパケットがそのアルファベット順に受信
されるときにあって、パケットa,dがカプセル化の対
象とならないパケットで、パケットb,f,g,jが同
一グループに属するカプセル化対象のパケットで、パケ
ットc,e,h,iが別の同一グループに属するカプセ
ル化対象のパケットであることを想定している。
【0077】この場合、集約パケット処理部16の処理
に従って、先ず最初に、パケットaが送信され、それに
続いて、パケットb,fの集約されたカプセル化パケッ
トが送信され、それに続いて、パケットc,eの集約さ
れたカプセル化パケットが送信され、それに続いて、パ
ケットdが送信され、それに続いて、パケットg,jの
集約されたカプセル化パケットが送信され、それに続い
て、パケットh,iの集約されたカプセル化パケットが
送信されるというように、カプセル化パケットの先頭パ
ケットと非カプセル化パケットとがその受信順に並ぶ形
式でもって送信されていくことになる。
【0078】このカプセル化パケットの送信を受けて、
本発明の受信側カプセリング装置2が備える集約パケッ
ト処理部23は、図14の処理フローに従って、カプセ
ル処理部22により復元された集約パケットから集約前
のパケットを抽出する処理を行う。
【0079】すなわち、集約パケット処理部23は、カ
プセル処理部22の復元した集約パケットを受け取る
と、図14の処理フローに示すように、先ず最初に、ス
テップ1で、これから使用する変数をクリアし、続くス
テップ2で、復元された集約パケットのメモリ管理ヘッ
ダに設定されている集約パケット長を変数L2に設定す
る。
【0080】続いて、ステップ3で、変数Pで復元され
た集約パケットの先頭をポイントし、続くステップ4
で、変数Pの指すプロトコルヘッダからパケット長を求
めて変数Lxに設定する。
【0081】続いて、ステップ5で、変数Lxの値を変
数L3に加算し、続くステップ6で、変数Pの指すパケ
ットから変数Lxに設定されているサイズ分切り出して
送信処理部24を起動することで、その切り出したパケ
ットを送信先の端末に送信する。
【0082】続いて、ステップ7で、変数L2の値が変
数L3の値よりも未だ大きいのか否かを判断して、未だ
大きいことを判断するときには、ステップ8に進んで、
変数Pの値を変数Lxの値分加算してからステップ4に
戻り、変数L3の値の方が大きくなったことを判断する
ときには、処理を終了する。
【0083】このようにして、本発明の受信側カプセリ
ング装置2が備える集約パケット処理部23は、カプセ
ル処理部22により復元された集約パケットを受け取る
と、図17に示すように、その集約パケットに集約され
たパケットを切り出して、配下の端末に送信していくよ
うに処理するのである。
【0084】上述したように、本発明の送信側カプセリ
ング装置1では、受信側カプセリング装置2との間の伝
送路の持つMTUを自然数倍したものから、カプセル化
により増加するパケット増加分を差し引いたものを集約
最適長として設定して、この集約最適長に収まる形で、
カプセル化対象のパケットを集約しつつカプセル化して
いくように処理する。
【0085】一方、本発明の送信側カプセリング装置1
は、インターネットプロトコルを使ってパケットを送信
していくことになるので、インターネットプロトコルの
フラグメント処理に従って、このようにしてカプセル化
されたパケットは受信側カプセリング装置2との間の伝
送路の持つMTUを超えないように分割されて送信され
ていくことになる。
【0086】この分割の際に、本発明の送信側カプセリ
ング装置1では、上述した集約最適長を超えないように
とカプセル化パケットを生成するので、効率的に伝送路
を使用できるようになる。
【0087】すなわち、例えば、送信側カプセリング装
置1とその配下の端末との間の伝送路のMTUが150
0バイトで、送信側カプセリング装置1と受信側カプセ
リング装置2との間の伝送路のMTUが4500バイト
である場合、送信側カプセリング装置1の配下の端末
は、インターネットプロトコルのフラグメント処理に従
って、1500バイトに合わせてパケットを分割して送
ってくることになるが、送信側カプセリング装置1は、
4500バイトの自然数倍に収まる形で集約しつつカプ
セル化パケットを生成するので、伝送路を効率的に使用
できるようになるのである。
【0088】また、例えば、送信側カプセリング装置1
とその配下の端末との間の伝送路のMTUが1500バ
イトで、送信側カプセリング装置1と受信側カプセリン
グ装置2との間の伝送路のMTUが1500バイトであ
る場合、送信側カプセリング装置1の配下の端末は、イ
ンターネットプロトコルのフラグメント処理に従って、
1500バイトに合わせてパケットを分割して送ってく
ることになるが、送信側カプセリング装置1は、図18
に示すように、1500バイトの自然数倍に収まる形で
集約しつつカプセル化パケットを生成するので、伝送路
を効率的に使用できるようになるのである。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、カプ
セル化対象のパケットを集約してカプセル化し、それを
送信していくように処理することから、カプセリング装
置の送信処理回数・受信処理回数を低減させることがで
きるようになるとともに、カプセル化処理で付加される
ヘッダなどの付加情報やカプセル化したパケットを送信
するためのプロトコルヘッダを共通化できることで、パ
ケットサイズを小さくできるようになるとともに、それ
らの付加を行うために必要となるメモリ獲得処理の回数
を低減できるようになる。
【0090】そして、本発明では、復元側との間の伝送
路の持つ最大転送単位の自然数倍の値で定義される集約
長を用いて、その集約長に収まる形でカプセル化対象の
パケットを集約してカプセル化することから、インター
ネットプロトコルのフラグメント処理に従って、効率的
に伝送路を使用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明図である。
【図2】カプセル化処理の一例である。
【図3】本発明の一実施形態例である。
【図4】設定情報テーブルの一実施形態例である。
【図5】設定情報テーブルの一実施形態例である。
【図6】設定情報テーブルの一実施形態例である。
【図7】本発明の適用されるシステムの一例である。
【図8】順序テーブル及び集約順序テーブルの管理デー
タの説明図である。
【図9】集約パケット管理部の実行する処理フローの一
実施形態例である。
【図10】集約パケット管理部の実行する処理フローの
一実施形態例である。
【図11】集約パケット管理部の実行する処理フローの
一実施形態例である。
【図12】集約パケット処理部の実行する処理フローの
一実施形態例である。
【図13】集約パケット処理部の実行する処理フローの
一実施形態例である。
【図14】集約パケット処理部の実行する処理フローの
一実施形態例である。
【図15】パケットの集約カプセル化処理の説明図であ
る。
【図16】パケット送信順序の説明図である。
【図17】集約パケットの分解処理の説明図である。
【図18】本発明の説明図である。
【図19】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 送信側カプセリング装置 2 受信側カプセリング装置 10 受信処理部 11 集約パケット管理部 12 設定情報テーブル 13 順序テーブル 14 集約順序テーブル 15 受信パケット管理部 16 集約パケット処理部 17 カプセル処理部 18 送信処理部 20 受信処理部 21 受信パケット管理部 22 カプセル処理部 23 集約パケット処理部 24 送信処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したパケットをカプセル化して送信
    するカプセリング方法において、 規定の集約長に収まる形で、送信先又は送信形態が同一
    となるカプセル化対象のパケットをその受信順に集約し
    てカプセル化しつつ、カプセル化パケット及び非カプセ
    ル化パケットをその受信順に送信するように処理するこ
    とを、 特徴とするカプセリング方法。
  2. 【請求項2】 受信したパケットをカプセル化して送信
    するカプセリング装置において、 受信したパケットがカプセル化対象のものであるのか否
    かを判断しつつ、受信したパケットの受信順序を管理す
    る順序テーブルを作成する手段と、 カプセル化対象と判断されるパケットから、送信先又は
    送信形態が同一となるカプセル化対象のパケットの受信
    順序を管理する1つ又は複数の集約順序テーブルを作成
    する手段と、 上記順序テーブル及び上記集約順序テーブルに従って、
    規定の集約長に収まる形で、送信先又は送信形態が同一
    となるカプセル化対象のパケットをその受信順に集約し
    てカプセル化しつつ、該カプセル化パケットの先頭パケ
    ットと非カプセル化パケットとがその受信順に並ぶ形式
    でもって、該カプセル化パケット及び非カプセル化パケ
    ットを送信する手段とを備えることを、 特徴とするカプセリング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカプセリング装置におい
    て、 上記集約長として、復元側カプセリング装置との間の伝
    送路の持つ最大転送単位の自然数倍の値を用いるように
    構成されることを、 特徴とするカプセリング装置。
  4. 【請求項4】 カプセル化パケット及び非カプセル化パ
    ケットを受信するカプセリング装置において、 カプセル化パケットを受信したのか否かを判断する手段
    と、 上記受信したカプセル化パケットをカプセル化前の状態
    に復元する手段と、 上記復元されたパケットから、該パケットに集約された
    複数のパケットのそれぞれのパケットを抽出する手段
    と、 上記抽出されたパケットを送信先に送信する手段とを備
    えることを、 特徴とするカプセリング装置。
  5. 【請求項5】 受信したパケットをカプセル化して送信
    するカプセリング装置の実現に用いられるプログラムが
    記録されるプログラム記録媒体であって、 受信したパケットがカプセル化対象のものであるのか否
    かを判断しつつ、受信したパケットの受信順序を管理す
    る順序テーブルを作成する処理と、 カプセル化対象と判断されるパケットから、送信先又は
    送信形態が同一となるカプセル化対象のパケットの受信
    順序を管理する1つ又は複数の集約順序テーブルを作成
    する処理と、 上記順序テーブル及び上記集約順序テーブルに従って、
    規定の集約長に収まる形で、送信先又は送信形態が同一
    となるカプセル化対象のパケットをその受信順に集約し
    てカプセル化しつつ、該カプセル化パケットの先頭パケ
    ットと非カプセル化パケットとがその受信順に並ぶ形式
    でもって、該カプセル化パケット及び非カプセル化パケ
    ットを送信する処理とをコンピュータに実行させるプロ
    グラムが記録されることを、 特徴とするプログラム記録媒体。
  6. 【請求項6】 カプセル化パケット及び非カプセル化パ
    ケットを受信するカプセリング装置の実現に用いられる
    プログラムが記録されるプログラム記録媒体であって、 カプセル化パケットを受信したのか否かを判断する処理
    と、 上記受信したカプセル化パケットをカプセル化前の状態
    に復元する処理と、 上記復元されたパケットから、該パケットに集約された
    複数のパケットのそれぞれのパケットを抽出する処理
    と、 上記抽出されたパケットを送信先に送信する処理とをコ
    ンピュータに実行させるプログラムが記録されること
    を、 特徴とするプログラム記録媒体。
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