JP2002016150A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体記憶装置及びその製造方法Info
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- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
- G11C11/34—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
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- G11C11/41—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B10/00—Static random access memory [SRAM] devices
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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- Semiconductor Memories (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 負荷素子を不要にし、しかも、メモリセルサ
イズを大きくすること無しに、安定したメモリセル動作
と高速動作とを両立させるようにした半導体記憶装置を
提供する。 【解決手段】 本半導体記憶装置は、負荷抵素子を不要
とにした構成のSRAMであって、メモリセル中のN型
MOSトランジスタからなる一対の駆動用MOSトラン
ジスタ1、1’ のゲート絶縁膜の膜厚が、P型MOS
トランジスタからなる一対のアドレス選択用MOSトラ
ンジスタ2、2’のゲート絶縁膜の膜厚よりも厚く設定
されている。
イズを大きくすること無しに、安定したメモリセル動作
と高速動作とを両立させるようにした半導体記憶装置を
提供する。 【解決手段】 本半導体記憶装置は、負荷抵素子を不要
とにした構成のSRAMであって、メモリセル中のN型
MOSトランジスタからなる一対の駆動用MOSトラン
ジスタ1、1’ のゲート絶縁膜の膜厚が、P型MOS
トランジスタからなる一対のアドレス選択用MOSトラ
ンジスタ2、2’のゲート絶縁膜の膜厚よりも厚く設定
されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に関し、より詳しくは、安定したメモリ
セル動作と高速動作とを両立させることができる、SR
AM(Static Random Access Memory )として最適な半
導体記憶装置、及びその製造方法に関するものである。
びその製造方法に関し、より詳しくは、安定したメモリ
セル動作と高速動作とを両立させることができる、SR
AM(Static Random Access Memory )として最適な半
導体記憶装置、及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置は、DRAM(Dynamic
Random Access Memory)、SRAM、及びROM(Read
Only Memory)に大きく区分される。DRAMは、1個
のMOS(Metal Oxide Semiconductor )トランジスタ
と1個のキャパシタの2つの素子でメモリセルが構成さ
れているので、高集積性及びコストパフォーマンスに優
れている。一方、SRAMは、DRAMに比べて、動作
速度が速く、消費電力が小さいなどの長所があるもの
の、一般的には、メモリセルが6個のトランジスタ、又
は4個のトランジスタと、2つの抵抗素子とで構成され
ていて、メモリセルを構成する素子数が多いため、高集
積化には向かないとされている。
Random Access Memory)、SRAM、及びROM(Read
Only Memory)に大きく区分される。DRAMは、1個
のMOS(Metal Oxide Semiconductor )トランジスタ
と1個のキャパシタの2つの素子でメモリセルが構成さ
れているので、高集積性及びコストパフォーマンスに優
れている。一方、SRAMは、DRAMに比べて、動作
速度が速く、消費電力が小さいなどの長所があるもの
の、一般的には、メモリセルが6個のトランジスタ、又
は4個のトランジスタと、2つの抵抗素子とで構成され
ていて、メモリセルを構成する素子数が多いため、高集
積化には向かないとされている。
【0003】SRAMは、基本的には、フリップフロッ
プ回路にデータ伝達用のトランジスタを接続した構成に
なっていて、通常、フリップフロップ回路は、2つのイ
ンバータ回路を組み合わせることで形成される。インバ
ーター回路を構成するためには、Nチャネル型MOS
(以下、NMOSと呼ぶ)とPチャネル型MOS(以
下、PMOSと呼ぶ)とをそれぞれ一個ずつ組み合わせ
るか、NMOS一個と抵抗素子一個を組み合わせる。
プ回路にデータ伝達用のトランジスタを接続した構成に
なっていて、通常、フリップフロップ回路は、2つのイ
ンバータ回路を組み合わせることで形成される。インバ
ーター回路を構成するためには、Nチャネル型MOS
(以下、NMOSと呼ぶ)とPチャネル型MOS(以
下、PMOSと呼ぶ)とをそれぞれ一個ずつ組み合わせ
るか、NMOS一個と抵抗素子一個を組み合わせる。
【0004】6個のトランジスタで構成されるSRAM
のメモリセルは、トランジスタがMOS型なので、Fu
llCMOS型メモリセル(以下、6Trメモリセルと
呼ぶ)と呼ばれ、1つのメモリセルを構成するための面
積は、SRAMのなかで最も大きい。一方、4個のトラ
ンジスタと2個の抵抗素子とで構成されるSRAMのメ
モリセル(以下、抵抗素子型メモリセルと呼ぶ)は、ト
ランジスタをMOS型で形成し、かつ抵抗素子をトラン
ジスタの上方に形成するので、占有面積が小さくなり、
1つのメモリセルの占有面積は、6Trメモリセルより
も小さい。
のメモリセルは、トランジスタがMOS型なので、Fu
llCMOS型メモリセル(以下、6Trメモリセルと
呼ぶ)と呼ばれ、1つのメモリセルを構成するための面
積は、SRAMのなかで最も大きい。一方、4個のトラ
ンジスタと2個の抵抗素子とで構成されるSRAMのメ
モリセル(以下、抵抗素子型メモリセルと呼ぶ)は、ト
ランジスタをMOS型で形成し、かつ抵抗素子をトラン
ジスタの上方に形成するので、占有面積が小さくなり、
1つのメモリセルの占有面積は、6Trメモリセルより
も小さい。
【0005】しかし、抵抗素子型メモリセルの製造で
は、6Trメモリセルに比べて、抵抗素子(通常、多結
晶シリコンを用いて抵抗体を形成)を形成するための形
成工程が余分に必要である。また、それらの素子同士を
接続することが必要であって、メモリセル自体が複雑に
なってしまう。更に、抵抗素子型メモリセルは、抵抗素
子の時定数が大きいため、FullCMOS型メモリセ
ルより低電圧動作が難しいとされている。近年、特に、
低電圧動作、つまり低消費電力型のSRAMが、市場か
ら求められており、チップ面積の小さい抵抗負荷型メモ
リセルよりもFullCMOS型メモリセルが広く用い
られるようになってきた。
は、6Trメモリセルに比べて、抵抗素子(通常、多結
晶シリコンを用いて抵抗体を形成)を形成するための形
成工程が余分に必要である。また、それらの素子同士を
接続することが必要であって、メモリセル自体が複雑に
なってしまう。更に、抵抗素子型メモリセルは、抵抗素
子の時定数が大きいため、FullCMOS型メモリセ
ルより低電圧動作が難しいとされている。近年、特に、
低電圧動作、つまり低消費電力型のSRAMが、市場か
ら求められており、チップ面積の小さい抵抗負荷型メモ
リセルよりもFullCMOS型メモリセルが広く用い
られるようになってきた。
【0006】ところで、最近、抵抗素子を必要としない
FullCMOS型メモリセルであるにも関わらず、4
個のトランジスタでメモリセルを構成するSRAMが、
特開平7−302847号公報、特許平4−25262
6号公報、及び特開平10−346149号で提案され
ている。4個のトランジスタでメモリセルを構成したF
ullCMOS型メモリセルは、NMOSトランジスタ
からなる一対の駆動用MOSトランジスタと、PMOS
トランジスタからなる一対のアドレス選択用MOSトラ
ンジスタとから構成されていて、駆動用MOSトランジ
スタの出力ノードには、負荷素子(ロード)が接続され
ていない構成になっている(以下、ロードレス4Trメ
モリセルと呼ぶ)。
FullCMOS型メモリセルであるにも関わらず、4
個のトランジスタでメモリセルを構成するSRAMが、
特開平7−302847号公報、特許平4−25262
6号公報、及び特開平10−346149号で提案され
ている。4個のトランジスタでメモリセルを構成したF
ullCMOS型メモリセルは、NMOSトランジスタ
からなる一対の駆動用MOSトランジスタと、PMOS
トランジスタからなる一対のアドレス選択用MOSトラ
ンジスタとから構成されていて、駆動用MOSトランジ
スタの出力ノードには、負荷素子(ロード)が接続され
ていない構成になっている(以下、ロードレス4Trメ
モリセルと呼ぶ)。
【0007】以下に、図8及び図9を参照して、従来の
6Trメモリセル及びロードレス4Trメモリセルの構
造とその製造方法について具体的に説明する。図8
(a)及び(b)は、それぞれ、6Trメモリセル及び
ロードレス4Trメモリセルの回路図、並びに図9
(a)及び(b)は、それぞれ、6Trメモリセル及び
ロードレス4Trメモリセルの回路動作図である。図8
(a)に示すように、6Trメモリセルは、駆動用トラ
ンジスタ1、1’(NMOS)2個で1対、負荷トラン
ジスタ21、21’(PMOS)2個で1対、アドレス
選択用トランジスタ2、2’(NMOS)2個で1対の
計6個のトランジスタで形成される。更に詳しく説明す
ると、データ保持時の6Trメモリセルの動作状況は、
図9(a)に示すように、出力ノード4がHighレベ
ル、つまり、データを書き込んでいる時は、駆動用トラ
ンジスタ1及びアドレス選択用トランジスタ2が、オフ
状態であり、負荷トラジスター21がオン状態にある。
この時、出力ノード4では、接合リークや駆動用トラン
ジスタ1の漏れ電流によって出力ノード4の電荷消失が
起こり、電位が低下していくが、Vcc20から負荷ト
ランジスタ21を介して電流が流れ込んで電荷を供給す
るため、常に、出力ノード4はHighレベルに保たれ
ている。逆に、アドレス選択用トラジスター2がオン状
態になると、出力ノード4からデジット線22に電流が
流れ出し、データが読み出される。以上が、6Trメモ
りセルの動作を簡単に説明したものである。
6Trメモリセル及びロードレス4Trメモリセルの構
造とその製造方法について具体的に説明する。図8
(a)及び(b)は、それぞれ、6Trメモリセル及び
ロードレス4Trメモリセルの回路図、並びに図9
(a)及び(b)は、それぞれ、6Trメモリセル及び
ロードレス4Trメモリセルの回路動作図である。図8
(a)に示すように、6Trメモリセルは、駆動用トラ
ンジスタ1、1’(NMOS)2個で1対、負荷トラン
ジスタ21、21’(PMOS)2個で1対、アドレス
選択用トランジスタ2、2’(NMOS)2個で1対の
計6個のトランジスタで形成される。更に詳しく説明す
ると、データ保持時の6Trメモリセルの動作状況は、
図9(a)に示すように、出力ノード4がHighレベ
ル、つまり、データを書き込んでいる時は、駆動用トラ
ンジスタ1及びアドレス選択用トランジスタ2が、オフ
状態であり、負荷トラジスター21がオン状態にある。
この時、出力ノード4では、接合リークや駆動用トラン
ジスタ1の漏れ電流によって出力ノード4の電荷消失が
起こり、電位が低下していくが、Vcc20から負荷ト
ランジスタ21を介して電流が流れ込んで電荷を供給す
るため、常に、出力ノード4はHighレベルに保たれ
ている。逆に、アドレス選択用トラジスター2がオン状
態になると、出力ノード4からデジット線22に電流が
流れ出し、データが読み出される。以上が、6Trメモ
りセルの動作を簡単に説明したものである。
【0008】次に、ロードレス4Trメモリセルは、図
8(b)に示すように、1対の駆動用トランジスタ1、
1’(NMOS)と、1対のアドレス選択用トランジス
タ2、2’(PMOS)の計4個のトランジスタで形成
される。ロードレス4Trメモリセルが、6Trメモリ
セルと大きく異なる点は、素子の数以外にアドレス選択
用トランジスタ2、2’がPMOSであると言うことで
ある。更に詳しく説明すると、データ保持時のロードレ
ス4Trメモリセルの動作状況は、図9(b)に示すよ
うに、出力ノード4がHighレベル、つまり、データ
を書き込んでいる時は、駆動用トランジスタ1及びアド
レス選択用トランジスタ2が、オフ状態にある。この
時、6Trメモリセルと同様に、出力ノード4では、接
合リークや駆動用トランジスタ1の漏れ電流によって出
力ノード4の電位が低下していく。ロードレス4Trメ
モリセルには電流を供給する専用の負荷素子(ロード)
が無く、アドレス選択用トランジスタ2のオフ電流(漏
れ電流)が出力ノード4に流れ込み、電荷消失分を補っ
ている。逆に、アドレス選択用トラジスター2がオン状
態になると、出力ノード4からデジット線22に電流が
流れ出し、データが読み出される。
8(b)に示すように、1対の駆動用トランジスタ1、
1’(NMOS)と、1対のアドレス選択用トランジス
タ2、2’(PMOS)の計4個のトランジスタで形成
される。ロードレス4Trメモリセルが、6Trメモリ
セルと大きく異なる点は、素子の数以外にアドレス選択
用トランジスタ2、2’がPMOSであると言うことで
ある。更に詳しく説明すると、データ保持時のロードレ
ス4Trメモリセルの動作状況は、図9(b)に示すよ
うに、出力ノード4がHighレベル、つまり、データ
を書き込んでいる時は、駆動用トランジスタ1及びアド
レス選択用トランジスタ2が、オフ状態にある。この
時、6Trメモリセルと同様に、出力ノード4では、接
合リークや駆動用トランジスタ1の漏れ電流によって出
力ノード4の電位が低下していく。ロードレス4Trメ
モリセルには電流を供給する専用の負荷素子(ロード)
が無く、アドレス選択用トランジスタ2のオフ電流(漏
れ電流)が出力ノード4に流れ込み、電荷消失分を補っ
ている。逆に、アドレス選択用トラジスター2がオン状
態になると、出力ノード4からデジット線22に電流が
流れ出し、データが読み出される。
【0009】つまり、ロードレス4Trメモリセルが動
作するために必要な条件は、アドレス選択用トランジス
タ(PMOS)のオフ電流(漏れ電流)が、駆動用トラ
ンジスタ(NMOS)のオフ電流(漏れ電流)より大き
いことである。また、ロードレス4Trメモリセルの利
点は、駆動用MOSトランジスタの出力ノードに通常接
続される負荷素子(ロード)を不要にしたことにより、
メモリセル構造が複雑になるのを避けることができるこ
とである。
作するために必要な条件は、アドレス選択用トランジス
タ(PMOS)のオフ電流(漏れ電流)が、駆動用トラ
ンジスタ(NMOS)のオフ電流(漏れ電流)より大き
いことである。また、ロードレス4Trメモリセルの利
点は、駆動用MOSトランジスタの出力ノードに通常接
続される負荷素子(ロード)を不要にしたことにより、
メモリセル構造が複雑になるのを避けることができるこ
とである。
【0010】次に、図10及び図11を参照して、従来
のロードレス4Trメモリセルの構造を更に詳しく説明
する。図10は従来のロードレス4Trメモリセルの素
子配置図、及び図11は図10の断面Aでのロードレス
4Trメモリセルの断面図である。従来のロードレス4
Trメモリセルは、図10に示すように、駆動用トラン
ジスタ1及び駆動用トランジスタ1’の一対と、アドレ
ス選択用トランジスタ2及びアドレス選択用トランジス
タ2’の一対と、出力ノード4及び出力ノード4’とを
備えている。アドレス選択用トランジスタ2は、出力ノ
ード4に接続され、さらに出力ノード4を介して駆動用
トランジスタ1のゲート電極に接続されている。駆動用
トランジスタ1の拡散層と、駆動用トランジスタ1と対
を成す駆動用トランジスタ1’のゲート電極とが接続さ
れ、また、駆動用トランジスタ1’の拡散層は、駆動用
トランジスタ1のゲート電極及び出力ノード4’に接続
されている。
のロードレス4Trメモリセルの構造を更に詳しく説明
する。図10は従来のロードレス4Trメモリセルの素
子配置図、及び図11は図10の断面Aでのロードレス
4Trメモリセルの断面図である。従来のロードレス4
Trメモリセルは、図10に示すように、駆動用トラン
ジスタ1及び駆動用トランジスタ1’の一対と、アドレ
ス選択用トランジスタ2及びアドレス選択用トランジス
タ2’の一対と、出力ノード4及び出力ノード4’とを
備えている。アドレス選択用トランジスタ2は、出力ノ
ード4に接続され、さらに出力ノード4を介して駆動用
トランジスタ1のゲート電極に接続されている。駆動用
トランジスタ1の拡散層と、駆動用トランジスタ1と対
を成す駆動用トランジスタ1’のゲート電極とが接続さ
れ、また、駆動用トランジスタ1’の拡散層は、駆動用
トランジスタ1のゲート電極及び出力ノード4’に接続
されている。
【0011】次に、図12及び図13を参照して、従来
のロードレス4Trメモリセルの製造方法について説明
する。図12(a)から(c)及び図13(d)と
(e)は、それぞれ、従来の方法に従ってロードレス4
Trメモリセルを製造する際の工程毎の断面Aでの断面
図である。まず、図12(a)に示すように、、従来の
選択酸化法やトレンチアイソレーション技術を用いて、
半導体基板10の所定領域に素子分離11を形成する。
さらに、酸化技術を用いて酸化膜(SiO2 )からなる
ゲート絶縁膜12を素子分離11以外の領域に形成す
る。次に、図12(b)に示すように、CVD技術及び
リソグラフィ技術によって、所定の場所にゲート電極1
3を形成する。ゲート電極形成工程の前に、ウェル形成
やトランジスタのしきい値電圧を制御するイオン注入工
程を行っても構わない。次に、図12(c)に示すよう
に、半導体基板1の全面に層間膜14、例えば酸化膜を
形成し、リソグラフィ技術及びエッチング技術によって
所定の箇所にコンタクトホール15を開口する。
のロードレス4Trメモリセルの製造方法について説明
する。図12(a)から(c)及び図13(d)と
(e)は、それぞれ、従来の方法に従ってロードレス4
Trメモリセルを製造する際の工程毎の断面Aでの断面
図である。まず、図12(a)に示すように、、従来の
選択酸化法やトレンチアイソレーション技術を用いて、
半導体基板10の所定領域に素子分離11を形成する。
さらに、酸化技術を用いて酸化膜(SiO2 )からなる
ゲート絶縁膜12を素子分離11以外の領域に形成す
る。次に、図12(b)に示すように、CVD技術及び
リソグラフィ技術によって、所定の場所にゲート電極1
3を形成する。ゲート電極形成工程の前に、ウェル形成
やトランジスタのしきい値電圧を制御するイオン注入工
程を行っても構わない。次に、図12(c)に示すよう
に、半導体基板1の全面に層間膜14、例えば酸化膜を
形成し、リソグラフィ技術及びエッチング技術によって
所定の箇所にコンタクトホール15を開口する。
【0012】次に、図13(d)に示すように、開口し
たコンタクトホール15内にCVD技術及びエッチング
技術を用いて埋め込みコンタクト16を形成する。最後
に、図13(e)に示すように、配線層17を形成して
一連の工程が完了する。なお、各素子を接続するため
に、必要に応じて、更に多層配線化して配線層を増やし
ても構わない。
たコンタクトホール15内にCVD技術及びエッチング
技術を用いて埋め込みコンタクト16を形成する。最後
に、図13(e)に示すように、配線層17を形成して
一連の工程が完了する。なお、各素子を接続するため
に、必要に応じて、更に多層配線化して配線層を増やし
ても構わない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平4−252
626号公報に記載のロードレス4Trメモリセルは、
抵抗負荷を不要にしたことにより、動作上で、メモリセ
ルに記憶されているデータを保持するために、待機時に
アドレス選択用MOSトランジスタを負荷抵抗(ロー
ド)として動作させるように、アドレス選択用MOSト
ランジスタのゲートに中間電位を与えている。これは、
アドレス選択用トランジスタのオフ電流を積極的に大き
くするためである。更に、上記特許平10−34614
9号公報では、駆動用MOSトランジスタのしきい値電
圧をアドレス選択用MOSトランジスタのしきい値電圧
の絶対値より大きく設定することにより、セル動作を可
能にしている。これは、一般的に、トランジスタのオフ
電流(漏れ電流)の大小が、しきい値電圧に反比例して
依存するからである。つまり、しきい値電圧が大きけれ
ばオフ電流は小さくなる。以上のことから、ロードレス
4Trメモリセルは、アドレス選択用MOSトランジス
タを従来のロードトランジスタと兼用して動作させてい
るため、メモリセルの動作上、制約が多い。
626号公報に記載のロードレス4Trメモリセルは、
抵抗負荷を不要にしたことにより、動作上で、メモリセ
ルに記憶されているデータを保持するために、待機時に
アドレス選択用MOSトランジスタを負荷抵抗(ロー
ド)として動作させるように、アドレス選択用MOSト
ランジスタのゲートに中間電位を与えている。これは、
アドレス選択用トランジスタのオフ電流を積極的に大き
くするためである。更に、上記特許平10−34614
9号公報では、駆動用MOSトランジスタのしきい値電
圧をアドレス選択用MOSトランジスタのしきい値電圧
の絶対値より大きく設定することにより、セル動作を可
能にしている。これは、一般的に、トランジスタのオフ
電流(漏れ電流)の大小が、しきい値電圧に反比例して
依存するからである。つまり、しきい値電圧が大きけれ
ばオフ電流は小さくなる。以上のことから、ロードレス
4Trメモリセルは、アドレス選択用MOSトランジス
タを従来のロードトランジスタと兼用して動作させてい
るため、メモリセルの動作上、制約が多い。
【0014】ところで、メモりセル動作上では、セルレ
シオと呼ばれる駆動用MOSトランジスタとアドレス選
択用MOSトランジスタの電流比が重要とされる。セル
レシオは、通常、(駆動用MOSトランジスタの電流)
/(アドレス選択用MOSトランジスタの電流)で示さ
れる。しかし、前掲公報で開示された従来のロードレス
4Trメモリセルでは、アドレス選択用MOSトランジ
スタのしきい値電圧を小さくして、つまり駆動電流を大
きくして、メモリセルの動作を安定させようとすること
は、駆動用MOSトランジスタのしきい値電圧を大き
く、つまり駆動電流を小さくすることになるので、これ
は、セルレシオを低下させることになる。
シオと呼ばれる駆動用MOSトランジスタとアドレス選
択用MOSトランジスタの電流比が重要とされる。セル
レシオは、通常、(駆動用MOSトランジスタの電流)
/(アドレス選択用MOSトランジスタの電流)で示さ
れる。しかし、前掲公報で開示された従来のロードレス
4Trメモリセルでは、アドレス選択用MOSトランジ
スタのしきい値電圧を小さくして、つまり駆動電流を大
きくして、メモリセルの動作を安定させようとすること
は、駆動用MOSトランジスタのしきい値電圧を大き
く、つまり駆動電流を小さくすることになるので、これ
は、セルレシオを低下させることになる。
【0015】これを回避するには、アドレス選択用MO
Sトランジスタのトランジスタ幅を小さくする等して駆
動電流を小さくするか、駆動用MOSトランジスタ幅を
大きくする等して駆動電流を大きくするしか方法がな
い。しかし、アドレス選択用MOSトランジスタの駆動
電流を小さくすると、高速動作をさせることが困難にな
るという欠点につながる。また、駆動用MOSトランジ
スタのトランジスタ幅を大きくすると、メモリセル面積
が大きくなってしまう欠点がある。
Sトランジスタのトランジスタ幅を小さくする等して駆
動電流を小さくするか、駆動用MOSトランジスタ幅を
大きくする等して駆動電流を大きくするしか方法がな
い。しかし、アドレス選択用MOSトランジスタの駆動
電流を小さくすると、高速動作をさせることが困難にな
るという欠点につながる。また、駆動用MOSトランジ
スタのトランジスタ幅を大きくすると、メモリセル面積
が大きくなってしまう欠点がある。
【0016】そこで、本発明の目的は、以上のような問
題点を解消するためになされたものであり、負荷素子を
不要にし、しかも、メモリセルサイズを大きくすること
無しに、安定したメモリセル動作と高速動作とを両立さ
せるようにした半導体記憶装置を提供することを目的と
する。
題点を解消するためになされたものであり、負荷素子を
不要にし、しかも、メモリセルサイズを大きくすること
無しに、安定したメモリセル動作と高速動作とを両立さ
せるようにした半導体記憶装置を提供することを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る半導体記憶装置(以下、第1の発明と
言う)は、互いのゲート電極とドレイン電極とが電気的
に接続された駆動用の一対の第1導電型のMISトラン
ジスタと、前記駆動用の一対のMISトラジスターのド
レイン電極とデジット線との間にそれぞれ介在するとと
もにゲート電極がワード線に接続されたアドレス選択用
の一対の第2導電型のMISトランジスタとを第2導電
型の半導体基板内に形成してなる、半導体記憶装置であ
って、前記駆動用の一対の第1導電型のMISトランジ
スタのゲート絶縁膜(以下、第1のゲート絶縁膜と言
う)の膜厚が、前記アドレス選択用の一対の第2導電型
のMISトランジスタのゲート絶縁膜(以下、第2のゲ
ート絶縁膜と言う)の膜厚よりも薄く設定されているこ
とを特徴としている。
に、本発明に係る半導体記憶装置(以下、第1の発明と
言う)は、互いのゲート電極とドレイン電極とが電気的
に接続された駆動用の一対の第1導電型のMISトラン
ジスタと、前記駆動用の一対のMISトラジスターのド
レイン電極とデジット線との間にそれぞれ介在するとと
もにゲート電極がワード線に接続されたアドレス選択用
の一対の第2導電型のMISトランジスタとを第2導電
型の半導体基板内に形成してなる、半導体記憶装置であ
って、前記駆動用の一対の第1導電型のMISトランジ
スタのゲート絶縁膜(以下、第1のゲート絶縁膜と言
う)の膜厚が、前記アドレス選択用の一対の第2導電型
のMISトランジスタのゲート絶縁膜(以下、第2のゲ
ート絶縁膜と言う)の膜厚よりも薄く設定されているこ
とを特徴としている。
【0018】本発明に係る別の半導体記憶装置(以下、
第2の発明と言う)は、互いのゲート電極とドレイン電
極とが電気的に接続された駆動用の一対の第1導電型の
MISトランジスタと、前記駆動用の一対のMISトラ
ジスターのドレイン電極とデジット線との間にそれぞれ
介在するとともにゲート電極がワード線に接続されたア
ドレス選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタ
とを第2導電型の半導体基板内に形成してなる、半導体
記憶装置であって、前記駆動用の一対の第1導電型のM
ISトランジスタのゲート電極に印加される電圧の絶対
値が、前記アドレス選択用の一対の第2導電型のMIS
トランジスタのゲート電極に印加される電圧の絶対値よ
りも小さく設定されていることを特徴としている。
第2の発明と言う)は、互いのゲート電極とドレイン電
極とが電気的に接続された駆動用の一対の第1導電型の
MISトランジスタと、前記駆動用の一対のMISトラ
ジスターのドレイン電極とデジット線との間にそれぞれ
介在するとともにゲート電極がワード線に接続されたア
ドレス選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタ
とを第2導電型の半導体基板内に形成してなる、半導体
記憶装置であって、前記駆動用の一対の第1導電型のM
ISトランジスタのゲート電極に印加される電圧の絶対
値が、前記アドレス選択用の一対の第2導電型のMIS
トランジスタのゲート電極に印加される電圧の絶対値よ
りも小さく設定されていることを特徴としている。
【0019】第1及び第2の発明の半導体記憶装置によ
れば、一対のアドレス選択用MISトランジスタのゲー
ト絶縁膜の膜厚を、一対の駆動用MISトランジスタの
ゲート絶縁膜の膜厚より厚く設定することにより、トラ
ンジスタのサイズを変えることなく、アドレス選択用M
ISトランジスタのオフ電流が増え、アドレス選択用M
ISトランジスタのゲート電極には駆動用MISトラン
ジスタのゲート電極に印加される電圧よりも大きな電圧
を印加することができるので、高速動作が容易になる。
従って、負荷素子を不要にしても、メモリセルサイズを
大きくすること無しに、安定したメモリセル動作と高速
動作を両立させることができる。第1の発明の好適な実
施態様では、第1のゲート絶縁膜の膜厚と第2のゲート
絶縁膜の膜厚の差が0.5nm以上2.0nm以下の範囲
にある。また、第1のゲート絶縁膜及び第2のゲート絶
縁膜は、それぞれ、Si、O2 、N2 、及びTaのいず
れかの元素を含む化合物で形成されている。更には、第
1のゲート絶縁膜及び第2のゲート絶縁膜は、それぞ
れ、相互に異なる化合物を含む2層以上の積層膜であ
る。
れば、一対のアドレス選択用MISトランジスタのゲー
ト絶縁膜の膜厚を、一対の駆動用MISトランジスタの
ゲート絶縁膜の膜厚より厚く設定することにより、トラ
ンジスタのサイズを変えることなく、アドレス選択用M
ISトランジスタのオフ電流が増え、アドレス選択用M
ISトランジスタのゲート電極には駆動用MISトラン
ジスタのゲート電極に印加される電圧よりも大きな電圧
を印加することができるので、高速動作が容易になる。
従って、負荷素子を不要にしても、メモリセルサイズを
大きくすること無しに、安定したメモリセル動作と高速
動作を両立させることができる。第1の発明の好適な実
施態様では、第1のゲート絶縁膜の膜厚と第2のゲート
絶縁膜の膜厚の差が0.5nm以上2.0nm以下の範囲
にある。また、第1のゲート絶縁膜及び第2のゲート絶
縁膜は、それぞれ、Si、O2 、N2 、及びTaのいず
れかの元素を含む化合物で形成されている。更には、第
1のゲート絶縁膜及び第2のゲート絶縁膜は、それぞ
れ、相互に異なる化合物を含む2層以上の積層膜であ
る。
【0020】第2の発明の好適な実施態様では、前記駆
動用の一対の第1導電型のMISトランジスタのゲート
電極に印加される電圧の絶対値の最大値が、前記アドレ
ス選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタのゲ
ート電極に印加される電圧の絶対値よりも0.1以上0.
7V以下の範囲で小さく設定されている。
動用の一対の第1導電型のMISトランジスタのゲート
電極に印加される電圧の絶対値の最大値が、前記アドレ
ス選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタのゲ
ート電極に印加される電圧の絶対値よりも0.1以上0.
7V以下の範囲で小さく設定されている。
【0021】第1及び第2の発明に係る半導体記憶装置
の製造方法は、第2導電型の半導体基板内に素子分離領
域を形成して、前記駆動用の一対の第1導電型のMIS
トランジスタを形成する領域を区画する工程と、前記ア
ドレス選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタ
を形成する領域として第1導電型のウェルを形成するウ
ェル形成工程と、前記半導体基板の主面上に第1のゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、駆動用の一対のMISトラ
ジスター形成領域に存在する前記第1のゲート絶縁膜を
除去する工程と、前記半導体基板の主面上に第2のゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板の主面上の
所定領域にゲート電極を形成する工程とを含むことを特
徴としている。
の製造方法は、第2導電型の半導体基板内に素子分離領
域を形成して、前記駆動用の一対の第1導電型のMIS
トランジスタを形成する領域を区画する工程と、前記ア
ドレス選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタ
を形成する領域として第1導電型のウェルを形成するウ
ェル形成工程と、前記半導体基板の主面上に第1のゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、駆動用の一対のMISトラ
ジスター形成領域に存在する前記第1のゲート絶縁膜を
除去する工程と、前記半導体基板の主面上に第2のゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板の主面上の
所定領域にゲート電極を形成する工程とを含むことを特
徴としている。
【0022】第1及び第2の発明に係る半導体記憶装置
の別の製造方法は、互いのゲート電極とドレイン電極と
が電気的に接続された駆動用の一対の第1導電型のMI
Sトランジスタと、前記駆動用の一対のMISトラジス
ターのドレイン電極とデジット線との間にそれぞれ介在
するとともにゲート電極がワード線に接続されたアドレ
ス選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタとを
第2導電型の半導体基板内に形成してなる、半導体記憶
装置の製造方法であって、第2導電型の半導体基板に素
子分離領域を形成して、前記駆動用の一対の第1導電型
のMISトラジスターを形成する領域を区画する工程
と、前記アドレス選択用の一対の第2導電型のMISト
ランジスタを形成する領域として、第1導電型のウェル
を形成するウェル形成工程と、前記駆動用の一対のMI
Sトラジスター形成領域にゲート絶縁膜の成長を抑制す
る元素をイオン注入する工程と、前記半導体基板の主面
上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記半導体
基板の主面上の所定領域にゲート電極を形成する工程と
を含むことを特徴としている。
の別の製造方法は、互いのゲート電極とドレイン電極と
が電気的に接続された駆動用の一対の第1導電型のMI
Sトランジスタと、前記駆動用の一対のMISトラジス
ターのドレイン電極とデジット線との間にそれぞれ介在
するとともにゲート電極がワード線に接続されたアドレ
ス選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタとを
第2導電型の半導体基板内に形成してなる、半導体記憶
装置の製造方法であって、第2導電型の半導体基板に素
子分離領域を形成して、前記駆動用の一対の第1導電型
のMISトラジスターを形成する領域を区画する工程
と、前記アドレス選択用の一対の第2導電型のMISト
ランジスタを形成する領域として、第1導電型のウェル
を形成するウェル形成工程と、前記駆動用の一対のMI
Sトラジスター形成領域にゲート絶縁膜の成長を抑制す
る元素をイオン注入する工程と、前記半導体基板の主面
上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記半導体
基板の主面上の所定領域にゲート電極を形成する工程と
を含むことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係る半導体記憶装置の実
施形態の一例であって、図1は本実施形態例の半導体記
憶装置の平面配置図、及び図2は図1の断面Bでの半導
体記憶装置の断面図である。本実施形態例の半導体記憶
装置は、ロードレス4Trメモリセルであって、要部と
して、図1に示すように、チャネル形成領域に第1のゲ
ート絶縁膜領域5、5’をそれぞれ有する駆動用トラン
ジスタ1、及び駆動用トランジスタ1’と、チャネル形
成領域に第2のゲート絶縁膜領域6、6’を、それぞ
れ、有するアドレス選択用トランジスタ2、及びアドレ
ス選択用トランジスタ2’とを備えている。更に、本実
施形態例の半導体記憶装置は、出力ノード4及び出力ノ
ード4’を、それぞれ、アドレス選択用トランジスタ
2、及びアドレス選択用トランジスタ2’の領域に備え
ている。本実施形態例では、第1のゲート絶縁膜領域
5、5’の第1絶縁膜の膜厚は、第2のゲート絶縁膜領
域6、6’の第2絶縁膜の膜厚より薄い。例えば、第1
絶縁膜の膜厚は、0.5nm以上2nm以下の範囲で第
2の絶縁膜の膜厚より薄い。
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係る半導体記憶装置の実
施形態の一例であって、図1は本実施形態例の半導体記
憶装置の平面配置図、及び図2は図1の断面Bでの半導
体記憶装置の断面図である。本実施形態例の半導体記憶
装置は、ロードレス4Trメモリセルであって、要部と
して、図1に示すように、チャネル形成領域に第1のゲ
ート絶縁膜領域5、5’をそれぞれ有する駆動用トラン
ジスタ1、及び駆動用トランジスタ1’と、チャネル形
成領域に第2のゲート絶縁膜領域6、6’を、それぞ
れ、有するアドレス選択用トランジスタ2、及びアドレ
ス選択用トランジスタ2’とを備えている。更に、本実
施形態例の半導体記憶装置は、出力ノード4及び出力ノ
ード4’を、それぞれ、アドレス選択用トランジスタ
2、及びアドレス選択用トランジスタ2’の領域に備え
ている。本実施形態例では、第1のゲート絶縁膜領域
5、5’の第1絶縁膜の膜厚は、第2のゲート絶縁膜領
域6、6’の第2絶縁膜の膜厚より薄い。例えば、第1
絶縁膜の膜厚は、0.5nm以上2nm以下の範囲で第
2の絶縁膜の膜厚より薄い。
【0024】アドレス選択用トランジスタ2は、出力ノ
ード4に接続され、さらに出力ノード4を介して駆動用
トランジスタ1のゲート電極に接続されている。また、
駆動用トランジスタ1の拡散層は、1対を成す片方の駆
動用トランジスタ1’のゲート電極に接続されている。
更に、駆動用トランジスタ1’の拡散層は、駆動用トラ
ンジスタ1のゲート電極及び出力ノード4’に接続され
ている。各素子を接続するためには、コンタクトホール
を形成し、次いでコンタクトホールを導電体で埋め込ん
だコンタクトプラグ等で各々の電極を接続する。各素子
を接続するために、必要に応じて、多層配線化して、配
線層を増やしても構わない。
ード4に接続され、さらに出力ノード4を介して駆動用
トランジスタ1のゲート電極に接続されている。また、
駆動用トランジスタ1の拡散層は、1対を成す片方の駆
動用トランジスタ1’のゲート電極に接続されている。
更に、駆動用トランジスタ1’の拡散層は、駆動用トラ
ンジスタ1のゲート電極及び出力ノード4’に接続され
ている。各素子を接続するためには、コンタクトホール
を形成し、次いでコンタクトホールを導電体で埋め込ん
だコンタクトプラグ等で各々の電極を接続する。各素子
を接続するために、必要に応じて、多層配線化して、配
線層を増やしても構わない。
【0025】ここで、一般的なMOSトランジスタを例
に挙げて、MISトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と
オフ電流との関係について具体的に説明する。前述した
ように、MOSトランジスタのオフ電流は、しきい値電
圧に反比例し、更に、MOSトランジスタのサブスレッ
ショルド(Subthreshold)特性、とくにサブスレッショ
ルド係数(Subthreshold Swing:以下、S係数と呼ぶ)
に大きく依存する。
に挙げて、MISトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と
オフ電流との関係について具体的に説明する。前述した
ように、MOSトランジスタのオフ電流は、しきい値電
圧に反比例し、更に、MOSトランジスタのサブスレッ
ショルド(Subthreshold)特性、とくにサブスレッショ
ルド係数(Subthreshold Swing:以下、S係数と呼ぶ)
に大きく依存する。
【0026】S係数は、低いゲート電圧時におけるドレ
イン電流の特性を示すもので、ドレイン電流が一桁増え
るのに必要なゲート電圧として定義され、S=dVgs
/dlogIdで表せられる。ここで、Vgsはゲート
電圧、及びIdはドレイン電流である。ここで、図3を
参照して、絶縁膜の膜厚をパラメータとしたときのゲー
ト電圧とドレイン電流との関係を説明する。図3は、絶
縁膜の膜厚をパラメータとして、ゲート電圧Vgsとド
レイン電流logIdとの関係を示すグラフ、即ち、相
互に膜厚が異なる3種類のゲート酸化膜のドレイン電流
Idと、ゲート電圧Vdsのサブスレッショルド特性を
示したグラフである。図3中、T1、T2、T3はゲー
ト酸化膜厚を示し、T1<T2<T3である。なお、各
トランジスタのディメンジョンは同じである。また、T
の添字、1、2、3は、それぞれ、S1、S2、S3と
同じトランジスタであることを意味する。図3から明ら
かなように、ゲート酸化膜厚が薄くなるほど、S係数が
小さくなり、ゲート電圧が0Vの時の、すなわちトラン
ジスタがオフの時のオフ電流が小さくなることがわか
る。このことから、ゲート酸化膜が厚くなるほど、S係
数が大きくなり、オフ電流も大きくなることも容易にわ
かる。
イン電流の特性を示すもので、ドレイン電流が一桁増え
るのに必要なゲート電圧として定義され、S=dVgs
/dlogIdで表せられる。ここで、Vgsはゲート
電圧、及びIdはドレイン電流である。ここで、図3を
参照して、絶縁膜の膜厚をパラメータとしたときのゲー
ト電圧とドレイン電流との関係を説明する。図3は、絶
縁膜の膜厚をパラメータとして、ゲート電圧Vgsとド
レイン電流logIdとの関係を示すグラフ、即ち、相
互に膜厚が異なる3種類のゲート酸化膜のドレイン電流
Idと、ゲート電圧Vdsのサブスレッショルド特性を
示したグラフである。図3中、T1、T2、T3はゲー
ト酸化膜厚を示し、T1<T2<T3である。なお、各
トランジスタのディメンジョンは同じである。また、T
の添字、1、2、3は、それぞれ、S1、S2、S3と
同じトランジスタであることを意味する。図3から明ら
かなように、ゲート酸化膜厚が薄くなるほど、S係数が
小さくなり、ゲート電圧が0Vの時の、すなわちトラン
ジスタがオフの時のオフ電流が小さくなることがわか
る。このことから、ゲート酸化膜が厚くなるほど、S係
数が大きくなり、オフ電流も大きくなることも容易にわ
かる。
【0027】次に、ゲート酸化膜の膜厚とそれを破壊す
る電圧との関係について述べる。周知のように、ゲート
酸化膜厚が薄くなるに従って絶縁破壊が発生し易くな
る。言い換えれば、これは、一定の電圧をゲート電極に
印加した場合、ゲート酸化膜厚が薄いほど破壊され易く
なる。すなわち、ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜)を厚く
すると、ゲート電極に高い電圧を印加することが出来
る。周知の通り、高いゲート電圧を印加した状態のMO
Sトランジスタは、大きな駆動電流を発生させることが
出来るので、本実施形態例のロードレス4Trメモリセ
ルでは、アドレス選択用トランジスタ(PMOS)のゲ
ート酸化膜厚を厚くすることにより、使用トランジスタ
のディメンジョンを変えること無く、アドレス選択用ト
ランジスタのオフ電流を駆動用トランジスタの電流より
大きくできる。即ち、メモリセルを大きくすること無し
に、安定したメモリセル動作を得ることが出来る。
る電圧との関係について述べる。周知のように、ゲート
酸化膜厚が薄くなるに従って絶縁破壊が発生し易くな
る。言い換えれば、これは、一定の電圧をゲート電極に
印加した場合、ゲート酸化膜厚が薄いほど破壊され易く
なる。すなわち、ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜)を厚く
すると、ゲート電極に高い電圧を印加することが出来
る。周知の通り、高いゲート電圧を印加した状態のMO
Sトランジスタは、大きな駆動電流を発生させることが
出来るので、本実施形態例のロードレス4Trメモリセ
ルでは、アドレス選択用トランジスタ(PMOS)のゲ
ート酸化膜厚を厚くすることにより、使用トランジスタ
のディメンジョンを変えること無く、アドレス選択用ト
ランジスタのオフ電流を駆動用トランジスタの電流より
大きくできる。即ち、メモリセルを大きくすること無し
に、安定したメモリセル動作を得ることが出来る。
【0028】実施形態例2 本実施形態例は、第2の発明に係る半導体記憶装置の実
施形態の一例である。本実施形態例のロードレス4Tr
メモリセルでは、アドレス選択用トランジスタ(PMO
S)のゲート酸化膜厚を厚くすることで、通常より大き
い電圧を印加できるため、出力ノードから引き出される
電流量も多くなり、高速動作が可能になる。以上のこと
から、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くすることにより、ロー
ドレス4Trメモリセルにおいて、メモリセルサイズを
大きくすることなく、安定したメモリセル動作と高速動
作を得ることが出来る。
施形態の一例である。本実施形態例のロードレス4Tr
メモリセルでは、アドレス選択用トランジスタ(PMO
S)のゲート酸化膜厚を厚くすることで、通常より大き
い電圧を印加できるため、出力ノードから引き出される
電流量も多くなり、高速動作が可能になる。以上のこと
から、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くすることにより、ロー
ドレス4Trメモリセルにおいて、メモリセルサイズを
大きくすることなく、安定したメモリセル動作と高速動
作を得ることが出来る。
【0029】半導体記憶装置の製造方法の実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明方法に係る半導体記憶装置
の製造方法の実施形態の一例であって、図4(a)から
(c)及び図5(d)と(e)は、それぞれ、本実施形
態例の方法に従って上述の半導体記憶装置を製造する際
の工程毎の図1のB断面での断面図である。まず、図4
(a)に示すように、半導体基板10の所定の領域に、
従来の選択酸化法やトレンチアイソレーション技術を用
いて、素子分離11を形成する。さらに、酸化技術を用
いて、酸化膜(SiO2 )からなる第1のゲート絶縁膜
12aを素子分離以外の領域に形成する。次に、図4
(b)に示すように、リソグラフィ技術を用いて、メモ
リセルの形成領域を露出させ、かつ、後にアドレス選択
用トランジスタを形成する領域を少なくとも覆うレジス
トマスク18を形成する。この時、メモリセル以外の領
域に、レジストマスク18を形成しても構わない。次
に、図4(c)に示すように、レジストマスク18を使
って、露出した領域の第1のゲート絶縁膜12aを除去
し、続いて、レジストマスク18を除去する。
の製造方法の実施形態の一例であって、図4(a)から
(c)及び図5(d)と(e)は、それぞれ、本実施形
態例の方法に従って上述の半導体記憶装置を製造する際
の工程毎の図1のB断面での断面図である。まず、図4
(a)に示すように、半導体基板10の所定の領域に、
従来の選択酸化法やトレンチアイソレーション技術を用
いて、素子分離11を形成する。さらに、酸化技術を用
いて、酸化膜(SiO2 )からなる第1のゲート絶縁膜
12aを素子分離以外の領域に形成する。次に、図4
(b)に示すように、リソグラフィ技術を用いて、メモ
リセルの形成領域を露出させ、かつ、後にアドレス選択
用トランジスタを形成する領域を少なくとも覆うレジス
トマスク18を形成する。この時、メモリセル以外の領
域に、レジストマスク18を形成しても構わない。次
に、図4(c)に示すように、レジストマスク18を使
って、露出した領域の第1のゲート絶縁膜12aを除去
し、続いて、レジストマスク18を除去する。
【0030】次に、図5(d)に示すように、半導体基
板10の主面上に、酸化技術を用いて第2のゲート絶縁
膜12b及び第3のゲート絶縁膜12cを形成する。こ
の時、第3のゲート絶縁膜12cは、先の第1のゲート
絶縁膜12aを更に酸化して形成したゲート絶縁膜であ
る。通常、各ゲート絶縁膜厚の膜厚関係は、第3のゲー
ト絶縁膜12c>第1のゲート絶縁膜12a≧第2のゲ
ート絶縁膜12bとなる。最後に、図5(e)に示すよ
うに、CVD技術とリソグラフィ技術を用いて、所定の
領域にゲート電極13を形成する。ゲート電極形成工程
の前に、ウェル形成やトランジスタのしきい値電圧を制
御するイオン注入工程を行っても構わない。
板10の主面上に、酸化技術を用いて第2のゲート絶縁
膜12b及び第3のゲート絶縁膜12cを形成する。こ
の時、第3のゲート絶縁膜12cは、先の第1のゲート
絶縁膜12aを更に酸化して形成したゲート絶縁膜であ
る。通常、各ゲート絶縁膜厚の膜厚関係は、第3のゲー
ト絶縁膜12c>第1のゲート絶縁膜12a≧第2のゲ
ート絶縁膜12bとなる。最後に、図5(e)に示すよ
うに、CVD技術とリソグラフィ技術を用いて、所定の
領域にゲート電極13を形成する。ゲート電極形成工程
の前に、ウェル形成やトランジスタのしきい値電圧を制
御するイオン注入工程を行っても構わない。
【0031】続いて、半導体基板1の全面に層間膜1
4、例えば酸化膜を成膜し、所定の場所に埋め込みコン
タクト16を形成する。次いで、配線層17を形成して
一連の工程が完了する。なお、必要に応じて、各素子を
接続するために、更に多層配線化して、配線層を増やし
ても構わない。
4、例えば酸化膜を成膜し、所定の場所に埋め込みコン
タクト16を形成する。次いで、配線層17を形成して
一連の工程が完了する。なお、必要に応じて、各素子を
接続するために、更に多層配線化して、配線層を増やし
ても構わない。
【0032】半導体記憶装置の製造方法の実施形態例2
本実施形態例は、第2の発明方法に係る半導体記憶装置
の製造方法の実施形態の別の例であって、図6(a)か
ら(c)及び図7は、それぞれ、本実施形態例の方法に
従って上述の半導体記憶装置を製造する際の工程毎の図
1のB断面での断面図である。まず、図6(a)に示す
ように、従来の選択酸化法やトレンチアイソレーション
技術を用いて、半導体基板10の所定の領域に素子分離
11を形成する。さらに、酸化技術を用いて、酸化膜
(SiO2 )からなるゲート絶縁膜12aを素子分離以
外の領域に形成する。次に、図6(b)に示すように、
リソグラフィ技術を用いて、メモリセルの形成領域を露
出させ、かつ後にアドレス選択用トランジスタを形成す
る領域を少なくとも覆うレジストマスク18を形成す
る。この時、メモリセル以外の領域に、レジストマスク
18を形成しても構わない。続いて、N2 19のような
絶縁膜の成膜を阻害する元素を所定の領域にイオン注入
する。尚、本実施形態例では、N2 を使っているが、N
2 に限らず、絶縁膜の成長を阻害する元素なら何でも良
い。例えば、Si、O2 、及びTa等を使用することが
できる。この後、レジストマスク18を除去する。
本実施形態例は、第2の発明方法に係る半導体記憶装置
の製造方法の実施形態の別の例であって、図6(a)か
ら(c)及び図7は、それぞれ、本実施形態例の方法に
従って上述の半導体記憶装置を製造する際の工程毎の図
1のB断面での断面図である。まず、図6(a)に示す
ように、従来の選択酸化法やトレンチアイソレーション
技術を用いて、半導体基板10の所定の領域に素子分離
11を形成する。さらに、酸化技術を用いて、酸化膜
(SiO2 )からなるゲート絶縁膜12aを素子分離以
外の領域に形成する。次に、図6(b)に示すように、
リソグラフィ技術を用いて、メモリセルの形成領域を露
出させ、かつ後にアドレス選択用トランジスタを形成す
る領域を少なくとも覆うレジストマスク18を形成す
る。この時、メモリセル以外の領域に、レジストマスク
18を形成しても構わない。続いて、N2 19のような
絶縁膜の成膜を阻害する元素を所定の領域にイオン注入
する。尚、本実施形態例では、N2 を使っているが、N
2 に限らず、絶縁膜の成長を阻害する元素なら何でも良
い。例えば、Si、O2 、及びTa等を使用することが
できる。この後、レジストマスク18を除去する。
【0033】次に、図6(c)に示すように、半導体基
板10の主面上に、酸化技術を用いて第2のゲート絶縁
膜12b及び第3のゲート絶縁膜12cを形成する。こ
の時、第3のゲート絶縁膜12cと第2のゲート酸化膜
12bは、先の第1のゲート絶縁膜12aを更に酸化し
て形成したゲート絶縁膜である。この時、第2のゲート
絶縁膜12bには絶縁膜の成膜を阻害する元素が、イオ
ン注入されているので、第2のゲート絶縁膜12bの膜
厚は、第3のゲート酸化膜12cの膜厚より薄く形成さ
れる。つまり、各ゲート絶縁膜厚の膜厚関係は第3のゲ
ート絶縁膜12c>第2のゲート絶縁膜12b≧第1の
ゲート絶縁膜12aとなる。
板10の主面上に、酸化技術を用いて第2のゲート絶縁
膜12b及び第3のゲート絶縁膜12cを形成する。こ
の時、第3のゲート絶縁膜12cと第2のゲート酸化膜
12bは、先の第1のゲート絶縁膜12aを更に酸化し
て形成したゲート絶縁膜である。この時、第2のゲート
絶縁膜12bには絶縁膜の成膜を阻害する元素が、イオ
ン注入されているので、第2のゲート絶縁膜12bの膜
厚は、第3のゲート酸化膜12cの膜厚より薄く形成さ
れる。つまり、各ゲート絶縁膜厚の膜厚関係は第3のゲ
ート絶縁膜12c>第2のゲート絶縁膜12b≧第1の
ゲート絶縁膜12aとなる。
【0034】最後に、図7に示すように、CVD技術と
リソグラフィ技術を用いて、所定の領域にゲート電極1
3を形成する。尚、ゲート電極形成工程の前にウェル形
成やトランジスタのしきい値電圧を制御するイオン注入
工程を行っても構わない。続いて、半導体基板1の全面
に層間膜14、例えば酸化膜を成膜し、所定の場所に埋
め込みコンタクト16を形成する。更に、配線層17を
形成して一連の工程が完了する。尚、各素子を接続する
ために、必要に応じて、更に多層配線化して、配線層を
増やしても構わない。
リソグラフィ技術を用いて、所定の領域にゲート電極1
3を形成する。尚、ゲート電極形成工程の前にウェル形
成やトランジスタのしきい値電圧を制御するイオン注入
工程を行っても構わない。続いて、半導体基板1の全面
に層間膜14、例えば酸化膜を成膜し、所定の場所に埋
め込みコンタクト16を形成する。更に、配線層17を
形成して一連の工程が完了する。尚、各素子を接続する
ために、必要に応じて、更に多層配線化して、配線層を
増やしても構わない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、第1及び第2の発
明の半導体記憶装置によれば、一対のアドレス選択用M
ISトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚を、一対の駆動
用MISトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚より厚く設
定することにより、トランジスタのサイズを変えること
なく、アドレス選択用MISトランジスタのオフ電流が
増え、アドレス選択用MISトランジスタのゲート電極
には駆動用MISトランジスタのゲート電極に印加され
る電圧よりも大きな電圧を印加することができるので、
高速動作が容易になる。従って、負荷素子を不要にして
も、メモリセルサイズを大きくすること無しに、安定し
たメモリセル動作と高速動作を両立させる効果がある。
第1及び第2の発明方法は本発明に係る半導体記憶装置
の最適な製造方法を実現している。
明の半導体記憶装置によれば、一対のアドレス選択用M
ISトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚を、一対の駆動
用MISトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚より厚く設
定することにより、トランジスタのサイズを変えること
なく、アドレス選択用MISトランジスタのオフ電流が
増え、アドレス選択用MISトランジスタのゲート電極
には駆動用MISトランジスタのゲート電極に印加され
る電圧よりも大きな電圧を印加することができるので、
高速動作が容易になる。従って、負荷素子を不要にして
も、メモリセルサイズを大きくすること無しに、安定し
たメモリセル動作と高速動作を両立させる効果がある。
第1及び第2の発明方法は本発明に係る半導体記憶装置
の最適な製造方法を実現している。
【図1】実施形態例1の半導体記憶装置の平面配置図で
ある。
ある。
【図2】図1の断面Bでの半導体記憶装置の断面図であ
る。
る。
【図3】絶縁膜の膜厚をパラメータとして、ゲート電圧
Vgsとドレイン電流logIdとの関係を示すグラフ
である。
Vgsとドレイン電流logIdとの関係を示すグラフ
である。
【図4】図4(a)から(c)は、それぞれ、実施形態
例1の方法に従って上述の半導体記憶装置を製造する際
の工程毎の図1のB断面での断面図である。
例1の方法に従って上述の半導体記憶装置を製造する際
の工程毎の図1のB断面での断面図である。
【図5】図5(d)と(e)は、それぞれ、図4(c)
に引き続いて、実施形態例1の方法に従って上述の半導
体記憶装置を製造する際の工程毎の図1のB断面での断
面図である。
に引き続いて、実施形態例1の方法に従って上述の半導
体記憶装置を製造する際の工程毎の図1のB断面での断
面図である。
【図6】図6(a)から(c)は、それぞれ、実施形態
例2の方法に従って上述の半導体記憶装置を製造する際
の工程毎の図1のB断面での断面図である。
例2の方法に従って上述の半導体記憶装置を製造する際
の工程毎の図1のB断面での断面図である。
【図7】図7は、図6(c)に続いて、実施形態例2の
方法に従って上述の半導体記憶装置を製造する際の工程
毎の図1のB断面での断面図である。
方法に従って上述の半導体記憶装置を製造する際の工程
毎の図1のB断面での断面図である。
【図8】図8(a)及び(b)は、それぞれ、6Trメ
モリセル及びロードレス4Trメモリセルの回路図であ
る。
モリセル及びロードレス4Trメモリセルの回路図であ
る。
【図9】図9(a)及び(b)は、それぞれ、6Trメ
モリセル及びロードレス4Trメモリセルの回路動作図
である。
モリセル及びロードレス4Trメモリセルの回路動作図
である。
【図10】図10は従来のロードレス4Trメモリセル
の素子配置図である。
の素子配置図である。
【図11】図10の断面Aでのロードレス4Trメモリ
セルの断面図である。
セルの断面図である。
【図12】図12(a)から(c)は、それぞれ、従来
の方法に従ってロードレス4Trメモリセルを製造する
際の工程毎の断面Aでの断面図である。
の方法に従ってロードレス4Trメモリセルを製造する
際の工程毎の断面Aでの断面図である。
【図13】図13(d)と(e)は、それぞれ、図12
(c)に続いて、従来の方法に従ってロードレス4Tr
メモリセルを製造する際の工程毎の断面Aでの断面図で
ある。
(c)に続いて、従来の方法に従ってロードレス4Tr
メモリセルを製造する際の工程毎の断面Aでの断面図で
ある。
【符号の説明】 1、1’ 駆動用トランジスタ 2、2’ アドレス選択用トランジスタ 3 コンタクト 4、4’ 出力ノード 5、5’ 第1のゲート絶縁膜領域 6、6’ 第2のゲート絶縁膜領域 10 半導体基板 11 素子分離 12 ゲート絶縁膜 12a 第1のゲート絶縁膜 12b 第2のゲート絶縁膜 12c 第3のゲート絶縁膜 13 ゲート電極 14 層間膜 15 コンタクトホール 16 埋め込みコンタクト 17 配線層 18 レジストマスク 19 N2 20 Vcc 21、21’ 負荷トランジスタ 22 デジット線
Claims (10)
- 【請求項1】 互いのゲート電極とドレイン電極とが電
気的に接続された駆動用の一対の第1導電型のMISト
ランジスタと、前記駆動用の一対のMISトラジスター
のドレイン電極とデジット線との間にそれぞれ介在する
とともにゲート電極がワード線に接続されたアドレス選
択用の一対の第2導電型のMISトランジスタとを第2
導電型の半導体基板内に形成してなる、半導体記憶装置
であって、 前記駆動用の一対の第1導電型のMISトランジスタの
ゲート絶縁膜(以下、第1のゲート絶縁膜と言う)の膜
厚が、前記アドレス選択用の一対の第2導電型のMIS
トランジスタのゲート絶縁膜(以下、第2のゲート絶縁
膜と言う)の膜厚よりも薄く設定されていることを特徴
とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 互いのゲート電極とドレイン電極とが電
気的に接続された駆動用の一対の第1導電型のMISト
ランジスタと、前記駆動用の一対のMISトラジスター
のドレイン電極とデジット線との間にそれぞれ介在する
とともにゲート電極がワード線に接続されたアドレス選
択用の一対の第2導電型のMISトランジスタとを第2
導電型の半導体基板内に形成してなる、半導体記憶装置
であって、 前記駆動用の一対の第1導電型のMISトランジスタの
ゲート電極に印加される電圧の絶対値が、前記アドレス
選択用の一対の第2導電型のMISトランジスタのゲー
ト電極に印加される電圧の絶対値よりも小さく設定され
ていることを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項3】 第1のゲート絶縁膜の膜厚と第2のゲー
ト絶縁膜の膜厚の差が0.5nm以上2.0nm以下の範
囲にあること特徴とする請求項1記載の半導体記憶装
置。 - 【請求項4】 第1のゲート絶縁膜及び第2のゲート絶
縁膜は、それぞれ、Si、O2 、N2 、及びTaのいず
れかの元素を含む化合物で形成されていること特徴とす
る請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 第1のゲート絶縁膜及び第2のゲート絶
縁膜は、それぞれ、相互に異なる化合物を含む2層以上
の積層膜であることを特徴とする請求項4に記載の半導
体記憶装置。 - 【請求項6】 前記駆動用の一対の第1導電型のMIS
トランジスタのゲート電極に印加される電圧の絶対値の
最大値が、前記アドレス選択用の一対の第2導電型のM
ISトランジスタのゲート電極に印加される電圧の絶対
値よりも0.1以上0.7V以下の範囲で小さく設定され
ていることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装
置。 - 【請求項7】 互いのゲート電極とドレイン電極とが電
気的に接続された駆動用の一対の第1導電型のMISト
ランジスタと、前記駆動用の一対のMISトラジスター
のドレイン電極とデジット線との間にそれぞれ介在する
とともにゲート電極がワード線に接続されたアドレス選
択用の一対の第2導電型のMISトランジスタとを第2
導電型の半導体基板内に形成してなる、半導体記憶装置
の製造方法であって、 第2導電型の半導体基板内に素子分離領域を形成して、
前記駆動用の一対の第1導電型のMISトランジスタを
形成する領域を区画する工程と、 前記アドレス選択用の一対の第2導電型のMISトラン
ジスタを形成する領域として第1導電型のウェルを形成
するウェル形成工程と、 前記半導体基板の主面上に第1のゲート絶縁膜を形成す
る工程と、 前記駆動用の一対のMISトラジスター形成領域に存在
する前記第1のゲート絶縁膜を除去する工程と、 前記半導体基板の主面上に第2のゲート絶縁膜を形成す
る工程と、 前記半導体基板の主面上の所定領域にゲート電極を形成
する工程と を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記第1のゲート絶縁膜の膜厚は、前記
第2のゲート絶縁膜の膜厚以上に設定されていることを
特徴とする請求項7に記載の半導体記憶装置の製造方
法。 - 【請求項9】 互いのゲート電極とドレイン電極とが電
気的に接続された駆動用の一対の第1導電型のMISト
ランジスタと、前記駆動用の一対のMISトラジスター
のドレイン電極とデジット線との間にそれぞれ介在する
とともにゲート電極がワード線に接続されたアドレス選
択用の一対の第2導電型のMISトランジスタとを第2
導電型の半導体基板内に形成してなる、半導体記憶装置
の製造方法であって、第2導電型の半導体基板に素子分
離領域を形成して、前記駆動用の一対の第1 導電型のMISトラジスターを形成する領域を区画する
工程と、 前記アドレス選択用の一対の第2導電型のMISトラン
ジスタを形成する領域として、第1導電型のウェルを形
成するウェル形成工程と、 前記駆動用の一対のMISトラジスター形成領域にゲー
ト絶縁膜の成長を抑制する元素をイオン注入する工程
と、 前記半導体基板の主面上に第2のゲート絶縁膜を形成す
る工程と、 前記半導体基板の主面上の所定領域にゲート電極を形成
する工程とを含むことを特徴とする半導体記憶装置の製
造方法。 - 【請求項10】 前記ゲート絶縁膜の成長を抑制する元
素は、N2 であることを特徴とする請求項9に記載の半
導体記憶装置の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000196175A JP2002016150A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 半導体記憶装置及びその製造方法 |
KR10-2001-0036755A KR100460578B1 (ko) | 2000-06-29 | 2001-06-26 | 로드없는 4-트랜지스터 메모리셀 |
US09/894,177 US6442062B2 (en) | 2000-06-29 | 2001-06-27 | Load-less four-transistor memory cell with different gate insulation thicknesses for N-channel drive transistors and P-channel access transistors |
TW090115932A TW495968B (en) | 2000-06-29 | 2001-06-29 | Load-less four-transistor memory cell |
US10/212,658 US6514823B2 (en) | 2000-06-29 | 2002-08-05 | Method of making loadless four-transistor memory cell with different gate insulation thicknesses for N-channel drive transistors and P-channel access transistors |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000196175A JP2002016150A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 半導体記憶装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002016150A true JP2002016150A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18694720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000196175A Withdrawn JP2002016150A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 半導体記憶装置及びその製造方法 |
Country Status (4)
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EP1443553A1 (en) * | 2003-01-30 | 2004-08-04 | Brilliance Semiconductor, Inc. | Fabrication method of static random access memory cell |
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FR2861497B1 (fr) * | 2003-10-28 | 2006-02-10 | Soitec Silicon On Insulator | Procede de transfert catastrophique d'une couche fine apres co-implantation |
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FR2889887B1 (fr) * | 2005-08-16 | 2007-11-09 | Commissariat Energie Atomique | Procede de report d'une couche mince sur un support |
FR2891281B1 (fr) * | 2005-09-28 | 2007-12-28 | Commissariat Energie Atomique | Procede de fabrication d'un element en couches minces. |
FR2910179B1 (fr) * | 2006-12-19 | 2009-03-13 | Commissariat Energie Atomique | PROCEDE DE FABRICATION DE COUCHES MINCES DE GaN PAR IMPLANTATION ET RECYCLAGE D'UN SUBSTRAT DE DEPART |
FR2922359B1 (fr) * | 2007-10-12 | 2009-12-18 | Commissariat Energie Atomique | Procede de fabrication d'une structure micro-electronique impliquant un collage moleculaire |
FR2947098A1 (fr) * | 2009-06-18 | 2010-12-24 | Commissariat Energie Atomique | Procede de transfert d'une couche mince sur un substrat cible ayant un coefficient de dilatation thermique different de celui de la couche mince |
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KR970007589B1 (ko) * | 1991-09-13 | 1997-05-10 | 니뽄 덴끼 가부시끼가이샤 | 정적 메모리 장치 |
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JP3551468B2 (ja) | 1994-05-06 | 2004-08-04 | ソニー株式会社 | Sramメモリセルの動作方法 |
KR960019741A (ko) * | 1994-11-28 | 1996-06-17 | 김주용 | 에스램(sram) 셀 및 그 제조방법 |
KR100219056B1 (ko) * | 1995-12-29 | 1999-09-01 | 김영환 | 에스램 셀 및 그 제조 방법 |
KR19980019855A (ko) * | 1996-09-03 | 1998-06-25 | 김주용 | 스태틱 랜덤 억세스 메모리 셀 및 그 제조방법 |
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2002
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