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JP2002098797A - キャニスタおよびこれを備えた金属収納容器 - Google Patents

キャニスタおよびこれを備えた金属収納容器

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Publication number
JP2002098797A
JP2002098797A JP2000292228A JP2000292228A JP2002098797A JP 2002098797 A JP2002098797 A JP 2002098797A JP 2000292228 A JP2000292228 A JP 2000292228A JP 2000292228 A JP2000292228 A JP 2000292228A JP 2002098797 A JP2002098797 A JP 2002098797A
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JP
Japan
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heat transfer
container
canister
central
main body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000292228A
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English (en)
Inventor
Takayuki Irie
隆之 入江
Mitsuhiro Irino
光博 入野
Kenji Murasawa
憲治 邨沢
Naohiro Kurokochi
直浩 黒河内
Noboru Osada
昇 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000292228A priority Critical patent/JP2002098797A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用済燃料を効率良く冷却可能なキャニスタお
よびこれを備えた金属収納容器を提供する。 【解決手段】金属収納容器の収納管12内に収納された
キャニスタ14の容器本体15内には、使用済燃料を収
納可能な中央固定スリーブ40が容器本体とほぼ同軸的
に設けられ、中央固定スリーブの周囲には、それぞれ使
用済燃料を収納可能な複数の周辺固定スリーブが設けら
れている。容器本体内には、使用済燃料の熱を容器本体
に伝える円柱形状の伝熱体34が嵌合されている。伝熱
体は、中央固定スリーブが挿通された中央透孔と、それ
ぞれ周辺固定スリーブが挿通された複数の周辺透孔と、
を有し、円周方向に沿って複数のブロック50に分割さ
れている。中央固定スリーブは伝熱体の中央透孔に冷や
し嵌めされ、伝熱体の各ブロックを容器本体の内周面に
押圧している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発熱を伴う放射
性物質を封入したキャニスタ、およびこれを備えた金属
収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉の使用済燃料に代表される高放射
性物質は、解体処理されるとともに、プルトニウム等の
再度燃料として使用可能な有用物質を回収するため、再
処理される。そして、これらの使用済燃料は、再処理を
行うまでの間、密閉された状態で貯蔵されている。この
ような高放射性物質の貯蔵方法としては、貯蔵プール等
による湿式法、あるいは、金属収納容器等による乾式法
が知られている。
【0003】その内、乾式法は、水に代わり空気によっ
て自然冷却を行う貯蔵方法であり、湿式法に比較して運
転コストが低いことから注目を集め、開発が進められて
いる。乾式法に用いる金属収納容器は、上部および底部
が閉塞された筒状の収納管を備え、この収納管内に、使
用済燃料が封入された筒状の金属密閉容器、いわゆるキ
ャニスタ、が収納されている。
【0004】一般に、キャニスタは、底面が閉塞した金
属からなる筒状の容器本体と、容器本体の上部開口を閉
塞した蓋と、を備え、この容器本体内には、容器本体の
軸方に沿って複数本の筒状の固定スリーブが配置され、
各固定スリーブ内に使用済燃料集合体が収納されてい
る。また、固定スリーブと容器本体との間には、アルミ
等からなる伝熱板が配置されている。
【0005】そして、使用済燃料から発生した熱は伝熱
板を通してキャニスタの容器本体に伝えられ周囲に放熱
される。また、キャニスタの外周面と収納管の内面との
間には、流通路が規定され、この流通路を通して外気を
自然対流させることにより、冷却効率の向上を図ってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような金属収納容器においては、キャニスタの容器本体
にその上部開口から伝熱板および固定スリーブを挿入す
る構成であり、容器本体の内面と伝熱板と間に隙間が存
在し、内部の伝熱通路となる伝熱板と容器本体との接触
が不充分となり易い。従って、使用済燃料の冷却効率が
低下し、キャニスタの健全性、即ち、キャニスタの放射
線遮蔽性能が損なわれるこの発明は以上の点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、伝熱性能を改善し、使用済燃
料を効率良く冷却可能なキャニスタおよびこれを備えた
金属収納容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るキャニスタは、両端の閉塞された筒
状の容器本体と、上記容器本体内に、容器本体とほぼ同
軸的に設けられ使用済燃料を収納可能な中央固定スリー
ブ、および中央固定スリーブの周囲に配置され容器本体
の軸方向に延びているとともにそれぞれ使用済燃料を収
納可能な複数の周辺固定スリーブと、上記容器本体内に
嵌合され、上記使用済燃料の熱を上記容器本体に伝える
ほぼ円柱形状の伝熱体と、を有し、上記伝熱体は、上記
中央固定スリーブが挿通された中央透孔と、それぞれ上
記周辺固定スリーブが挿通された複数の周辺透孔と、を
有しているとともに、上記中央透孔を通る複数の分割面
により、円周方向に沿って複数のブロックに分割され、
上記中央固定スリーブは上記各伝熱体の中央透孔に冷や
し嵌めされ、上記伝熱体の各ブロックを上記容器本体の
内周面に押圧していることを特徴としている。
【0008】この発明に係るキャニスタによれば、上記
中央固定スリーブは上記伝熱体よりも熱膨張係数の大き
な材料、あるいは、上記伝熱体と熱膨張係数の等しい材
料により形成されていることを特徴としている。
【0009】また、この発明に係る他のキャニスタは、
両端の閉塞された筒状の容器本体と、上記容器本体内
に、容器本体とほぼ同軸的に設けられ使用済燃料を収納
可能な中央固定スリーブ、および中央固定スリーブの周
囲に配置され容器本体の軸方向に延びているとともにそ
れぞれ使用済燃料を収納可能な複数の周辺固定スリーブ
と、上記容器本体内に嵌合され、上記使用済燃料の熱を
上記容器本体に伝えるほぼ円柱形状の伝熱体と、を有
し、上記伝熱体は、上記中央固定スリーブが挿通された
中央透孔と、それぞれ上記周辺固定スリーブが挿通され
た複数の周辺透孔と、を有しているとともに、上記中央
透孔を中心として円周方向に複数のブロックに分割さ
れ、上記中央固定スリーブは上記伝熱体よりも熱膨張係
数の大きな材料により形成され、上記伝熱体のブロック
を上記容器本体の内周面に押圧していることを特徴とし
ている。
【0010】上記のように構成されたキャニスタによれ
ば、中央固定スリーブが膨張することにより、伝熱体の
各ブロックを容器本体の内周面に向けて押圧する。それ
により、伝熱体の外周面と容器本体の内周面との接触面
圧が上がり、伝熱性能を改善し、使用済燃料を効率良く
冷却可能なキャニスタを得ることができる。また、この
キャニスタと収納管とを組合わせることにより、使用済
燃料を効率良く冷却可能な金属収納容器を得ることがで
きる。
【0011】この発明に係る他の金属収納容器は、金属
性の収納管と、使用済燃料を収納しているとともに、上
記収納管内に隙間を持って配置されたキャニスタと、上
記収納管の内面と上記キャニスタの外面との間に配設さ
れ、上記キャニスタを少なくとも一部が上記収納管の内
面と接触する位置に位置決めしているとともに上記キャ
ニスタの熱を上記収納管に伝熱する伝熱部材と、を備え
たことを特徴としている。
【0012】上記構成の金属収納容器によれば、キャニ
スタから収納管への放熱性が向上し、使用済燃料を効率
良く冷却することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の第1の実施の形態に係るキャニスタを備えた金属収
納容器について詳細に説明する。
【0014】図1および図2に示すように、金属収納容
器10は、ステンレス等の金属により形成され遮蔽構造
体として機能する収納管12を備え、この収納管には、
キャニスタ14が収納されている。キャニスタ14は、
ステンレス等の金属によって形成されているとともに、
両端が閉塞した円筒形状の容器本体15を有し、この容
器本体内には、後述する固定用スリーブに挿入された状
態で、使用済燃料集合体が複数体封入されている。これ
らの使用済燃料集合体は、例えば、原子炉の使用済燃料
であり、崩壊熱に伴う発熱と放射線の発生を伴う放射性
物質を含んでいる。そして、容器本体15は、封入され
た放射性物質が外部に漏洩しないよう、溶接密閉構造を
有している。
【0015】収納管12は底部の閉塞された円筒形状を
有し、例えば、高さ約5m、直径約m程度に形成され、
また、壁厚は、約10cm程度に形成されている。収納
管12の上端開口は、溶接固定された金属の蓋16によ
り閉塞されている。そして、収納管12内には円柱形状
の収納部18が規定され、この収納部内にキャニスタ1
4がほぼ同軸的に収納されている。
【0016】また、キャニスタ14は、その外周面が収
納管12の内周面と所定の隙間、例えば、5cm程度の
隙間を持った状態で、収納部22内に収納されている。
そして、キャニスタ14の外周面と収納管12の内周面
との間の隙間により、冷却空気が流れる冷却空気流路2
0が形成されている。この冷却空気流路20は、キャニ
スタ14の外周面の全周に亘って、かつ、外周面の軸方
向全長に亘って形成されている。
【0017】収納管12の底部周壁には複数、例えば4
つの吸気口22が形成され、また、収納管の上端部に
は、同様に、4つの排気口24が形成され、それぞれ冷
却空気流路20に連通している。これらの吸気口22、
排気口24、および冷却空気流路20は、空気の自然循
環冷却により金属収納容器10を除熱する除熱部を構成
している。すなわち、吸気口22から収納管12内に導
入された冷却空気としての外気は、冷却空気流路20を
通ってキャニスタ14の周囲を流れ、その間、キャニス
タ14および収納管12を除熱し冷却する。そして、キ
ャニスタ14からの熱によって加熱され昇温した冷却空
気は、排気口24から収納管12の外部に排出される。
【0018】次に、キャニスタ14の構成について詳細
に説明する。図1ないし図3に示すように、キャニスタ
14は、下端が閉塞されているとともに上端開口を有し
たほぼ筒状の容器本体15を備えている。容器本体15
は、例えばステンレス等の金属によって形成されてい
る。容器本体15の上端開口は、それぞれ容器本体の上
端部内周面に溶接された遮蔽板30、1次蓋31、2次
蓋32によって気密に閉塞されている。
【0019】容器本体15内には、アルミニウム等の金
属で形成され容器本体15の内径とほぼ等しい外径を有
した円柱形状の伝熱体34が嵌合されている。伝熱体3
4には、この伝熱体と同軸的に延びた中央透孔36、お
よび、中央透孔の周囲に位置しているとともにそれぞれ
伝熱体の軸方向に延びた6つの周辺透孔38が形成され
ている。周辺透孔38は、延出方向に沿って互いに等間
隔を置いて設けられている。
【0020】中央透孔36にはアルミニウム等の金属か
らなる中央固定スリーブ40が嵌合され、伝熱体34の
全長に亘って延びている。また、各周辺透孔38にはア
ルミニウム等の金属からなる周辺固定スリーブ42が嵌
合され、伝熱体34の全長に亘って延びている。そし
て、中央固定スリーブ40および周辺固定スリーブ42
の内、任意のスリーブには使用済燃料集合体44が収納
されている。
【0021】伝熱体34は、使用済燃料集合体44から
発生した熱を容器本体15に伝える役目をなすもので、
容器本体15の内周面に密着していることが望ましい。
そこで、伝熱体34は、厚さ90cm程度のほぼ円盤状
の伝熱板46を軸方向に沿って複数積層して構成されて
いるとともに、各伝熱板は、伝熱体34の中心軸に対し
てそれぞれ放射状に延びた分割面48により、円周方向
に並んだ偶数個、例えば、6つのブロック50に分割さ
れている。各分割面48は中央透孔36および1つの周
辺透孔38を通って延びているとともに、伝熱体34の
中心軸と平行に延びている。これにより、各ブロック5
0はほぼ扇形状を成している。
【0022】更に、キャニスタ14の組立時、中央固定
スリーブ40は、伝熱体34の中央透孔36に冷やし嵌
めされている。すなわち、中央固定スリーブ40は、例
えば、液体窒素により約−200℃に冷却された後、伝
熱体34の中央透孔36に嵌合されている。
【0023】上記構成によれば、中央固定スリーブ40
は、常温まで温度上昇した時点で、数mm膨張し、各伝
熱板46の各ブロック50を伝熱板34の径方向外方に
向かって、つまり、容器本体15の内周面に向かって押
圧している。これにより、各ブロック50の外周面は、
容器本体15の内周面に対する接触面圧が高くなり、容
器本体15の内周面に密着した状態となっている。従っ
て、伝熱体34は、使用済燃料集合体44から発生した
熱を効率よく容器本体15に伝熱することができ、その
結果、使用済燃料を効率良く冷却可能なキャニスタ14
および金属収納容器10を得ることができる。そして、
上記構成のキャニスタ14を用いることにより、高放射
性物質を長期間に亘って安全に、かつ、安定して保管す
ることができる。
【0024】なお、上述した第1の実施の形態では、伝
熱体34と同一材料、すなわち、熱膨張係数の等しい材
料で形成された中央固定スリーブ40を、伝熱体に対し
て冷やし嵌めする構成としたが、伝熱体よりも熱膨張係
数の大きな材料で形成された中央固定スリーブを伝熱体
に対して冷やし嵌めする構成としてもよい。この場合、
使用済燃料集合体44から発生した熱により伝熱体34
および中央固定スリーブ40が常温以上の温度まで加熱
されると、中央固定スリーブの熱膨張により伝熱板46
の各ブロック50を容器本体15の内周面に押圧し、伝
熱体と容器本体との接触状態を一層改善することができ
る。また、この場合、例えば、伝熱体34の材料として
はアルミニウム、中央固定スリーブの材料としてはステ
ンレスを使用することができる。
【0025】また、伝熱体よりも熱膨張係数の大きな材
料で形成された中央固定スリーブを用いた場合、伝熱体
に対して冷やし嵌めしない場合でも、中央固定スリーブ
の熱膨張により伝熱板46の各ブロック50を容器本体
15の内周面に押圧し、伝熱体と容器本体との接触状態
を改善することができる。
【0026】次に、この発明の他の実施の形態に係るキ
ャニスタおよびこれを備えた金属収納容器について説明
する。なお、以下に述べる他の実施の形態において、上
述した第1の実施の形態と同一の部分には同一の参照符
号を付してその詳細な説明を省略し、第1の実施の形態
と異なる構成について詳細に説明する。
【0027】図5ないし図7に示すように、この発明の
第2の実施の形態によれば、伝熱体34を構成する各伝
熱板46は、伝熱体34の中心軸に対してそれぞれ放射
状に延びた分割面48により、円周方向に並んだ6つの
ブロックに分割されている。ここで、各分割面48は中
央透孔36および、隣合う2つの周辺透孔38間を通っ
て延びているとともに、伝熱体34の軸方向に対し傾斜
して延びている。本実施の形態では、複数の分割面48
は、上端側から下端側に向かって先細のブロック50a
と、上端側から下端側に向かって徐々に幅広となるブロ
ック50bとが交互に並ぶように、傾斜している。各ブ
ロック50bにはねじ孔51が穿孔され、伝熱体34の
軸方向に延びているとともにブロックの上面に開口して
いる。
【0028】また、各伝熱板46の上面側には、軸反力
受部材として機能する環状の保持板54が伝熱板と同軸
的に設けられている。保持板54には3本の固定ボルト
56が等間隔を置いて挿通され、これらの固定ボルト
は、それぞれブロック50bのねじ孔51にねじ込ま
れ、伝熱体34の軸方向に沿ったブロック50bの移動
を規制している。なお、保持板54において、固定ボル
ト56が挿通された孔は伝熱板46の径方向に延びた長
孔に形成され、径方向に沿ったブロック50bの移動を
許容する。
【0029】更に、保持板54には、押圧手段を構成す
る3本の押圧ボルト58が等間隔を置いて挿通され、こ
れらの押圧ボルトの先端は、それぞれブロック50aの
上端面に当接している。
【0030】キャニスタ14を組み立てる場合には、上
記のように構成された伝熱板46を中央固定スリーブお
よび周辺固定スリーブと共に容器本体12内に装着し、
隣合うブロック50a、50bの切断面48が互いに接
触した状態で、押圧ボルト58をねじ込みブロック50
aを容器本体12の軸方向に沿って押圧する。すると、
ブロック50aが押し下げられ、この際、分割面48が
傾斜しているため、ブロック50a、50bは容器本体
15の径方向外方に向う、つまり、容器本体15の内周
面に向う押圧力を受ける。これにより、各ブロック50
a、50bの外周面は、容器本体15の内周面に対する
接触面圧が高くなり、容器本体15の内周面に密着した
状態となっている。
【0031】従って、伝熱体34は、使用済燃料集合体
44から発生した熱を効率よく容器本体15に伝熱する
ことができ、使用済燃料を効率良く冷却可能なキャニス
タ14および金属収納容器10を得ることができる。
【0032】図8および図9に示すように、この発明の
第3の実施の形態によれば、伝熱体34を構成する各伝
熱板46は、伝熱体34の中心軸に対してそれぞれ放射
状に延びた第1分割面48により、円周方向に並んだ6
つの大ブロック50に分割されている。各第1分割面4
8は中央透孔36および1つの周辺透孔38を通って延
びているとともに、伝熱体34の中心軸と平行に延びて
いる。これにより、各大ブロック50はほぼ扇形状を成
している。
【0033】更に、各大ブロック50は、2つの第2分
割面59により、伝熱板46の径方向に並んだ3つの小
ブロック60a、60b、60c、つまり、内ブロック
60a、中央ブロック60b、外ブロック60cに分割
されている。第2分割面59は、中央ブロック60bが
上端側から下端側に向かって幅広なブロックとなり、両
側の内、外ブロック60a、60cが、それぞれ上端側
から下端側に向かって先細のブロックとなるように、傾
斜している。各中央ブロック60bにはねじ孔61が穿
孔され、容器本体15の軸方向に延びているとともに中
央ブロックの上面に開口している。
【0034】また、各大ブロック50の上面には、軸反
力受部材として機能する矩形状の保持板62が配置され
ている。保持板62には押圧手段を構成する押圧ボルト
64が挿通され、中央ブロック60bのねじ孔61にね
じ込まれている。
【0035】キャニスタ14を組み立てる場合には、上
記のように構成された伝熱板46を中央固定スリーブお
よび周辺固定スリーブと共に容器本体12内に装着す
る。そして、各大ブロック50における第2切断面58
が互いに接触した状態で、押圧ボルト64をねじ込み中
央ブロック60bを容器本体12の軸方向に沿って上方
に押圧する。すると、中央ブロック60bが押し上げら
れるとともに、保持板62が内、外ブロック60a、6
0cの上端面に押付けられ、これらブロック60a、6
0bの軸方向に沿った移動を規制する。
【0036】そして、この際、第2分割面59が傾斜し
ているため、中央ブロック60bの上昇に伴い、内ブロ
ック60aは中央固定スリーブ40に向かって、また、
外ブロック60cは容器本体15の内周面に向って押圧
力を受ける。これにより、外ブロック60cの外周面、
すなわち、各大ブロック50の外周面は、容器本体15
の内周面に押付けられて接触面圧が上がり、容器本体1
5の内周面に密着した状態となる。同時に、各大ブロッ
ク50の内周面は中央固定スリーブ40に密着した状態
となる。
【0037】従って、伝熱体34は、使用済燃料集合体
44から発生した熱を効率よく容器本体15に伝熱する
ことができ、使用済燃料を効率良く冷却可能なキャニス
タ14および金属収納容器10を得ることができる。
【0038】なお、上記第3の実施の形態において、第
2分割面59は、中央ブロック60bが上端側から下端
側に向かって先細なブロックとなり、両側の内、外ブロ
ック60a、60cが、それぞれ上端側から下端側に向
かって幅広なブロックとなるように、傾斜して構成され
ても良く、この場合でも上記と同様の作用効果を得るこ
とができる。但し、この場合、第2の実施の形態と同様
に、それぞれ固定ボルトによって内、外ブロック60
a、60cの軸方向移動を規制するとともに、押圧ボル
トにより中央ブロックを押し下げる構成とする必要があ
る。また、第3の実施の形態において、各伝熱板の分割
ブロック数は偶数個に限らず、奇数個としてもよい。
【0039】次に、この発明の第4の実施の形態に係る
金属収納容器について説明する。図10および図11に
示すように、第4の実施の形態によれば、収納管12の
内周面とキャニスタ14の外周面との間に複数の伝熱板
70が配置され、キャニスタ14は、これらの伝熱板に
より、外周面の一部が収納管の内周面に接触した位置に
位置決めされている。
【0040】伝熱部材を構成する複数の伝熱板70は、
それぞれ細長い板状に形成され収納管12の軸方向とほ
ぼ平行に延びているとともに、キャニスタ14の軸方向
ほぼ全長に回って延びている。また、各伝熱板70は、
収納管12の内周面およびキャニスタ14の外周面に接
触している。
【0041】各伝熱板70は、収納管12の内周面、あ
るいは、キャニスタ14の外周面に溶接されている。ま
た、収納管12の内周面とキャニスタ14の外周面との
間に、伝熱板70を上方から圧入し固定するようにして
もよい。
【0042】上記のように構成された第4の実施の形態
によれば、収納管12の内周面とキャニスタ14の外周
面との間に設けられた伝熱板70によってキャニスタ1
4を位置決めすることにより、収納管内におけるキャニ
スタの移動を防止することができる。そのため、地震や
外部衝撃により金属収納容器10が振動した場合でも、
キャニスタ14の移動に伴い損傷を低減することができ
る。
【0043】また、キャニスタ14はその一部が収納管
12の内周面に接触しているとともに、複数の伝熱板7
0を介して収納管に接触しているため、キャニスタから
の放熱を促進し、冷却効率の向上を図ることができる。
【0044】なお、第4の実施の形態において、各伝熱
板70は、その軸方向に沿って複数に分割されていても
良く、また、キャニスタの軸方向全長に亘って伸びてい
ない場合でも有効である。
【0045】その他、この発明は上述した実施の形態に
限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能
である。例えば、この発明に係るキャニスタは、金属の
収納管に限らず、コンクリート製の容器、いわゆる、コ
ンクリートキャスクと組合わせて用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、キャニスタにおける容器本体の内面と伝熱体との接
触状態を上げることにより、また、キャニスタから収納
管への放熱性を促進することにより、伝熱性能を改善
し、使用済燃料を効率良く冷却可能なキャニスタおよび
これを備えた金属収納容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るキャニスタ
を備えた金属収納容器を一部破断して示す斜視図。
【図2】上記金属収納容器の縦断面図。
【図3】図2の線A−Aに沿った断面図。
【図4】上記キャニスタの伝熱体を構成する伝熱板およ
び中央固定スリーブを示す分解斜視図。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係る金属収納容
器の横断面図。
【図6】上記第2の実施の形態に係る金属収納容器のキ
ャニスタにおける伝熱体を示す分解斜視図。
【図7】図5の線B−Bに沿った断面図。
【図8】この発明の第3の実施の形態に係る金属収納容
器の横断面図。
【図9】図8の線C−Cに沿った断面図。
【図10】この発明の第3の実施の形態に係る金属収納
容器の横断面図。
【図11】上記第3の実施の形態に係る金属収納容器の
縦断面図。
【符号の説明】
10…金属収納容器 12…収納管 14…キャニスタ 15…容器本体 20…冷却空気流路 34…伝熱体 40…中央固定スリーブ 42…周辺固定スリーブ 44…使用済燃料集合体 46…伝熱板 48…分割面 50…ブロック 54、62…保持部材 58、64…押圧ボルト 60a…内ブロック 60b…中央ブロック 60c…外ブロック 70…伝熱板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 邨沢 憲治 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 黒河内 直浩 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 長田 昇 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端の閉塞された筒状の容器本体と、 上記容器本体内に、容器本体とほぼ同軸的に設けられ使
    用済燃料を収納可能な中央固定スリーブ、および中央固
    定スリーブの周囲に配置され容器本体の軸方向に延びて
    いるとともにそれぞれ使用済燃料を収納可能な複数の周
    辺固定スリーブと、 上記容器本体内に嵌合され、上記使用済燃料の熱を上記
    容器本体に伝えるほぼ円柱形状の伝熱体と、を有し、 上記伝熱体は、上記中央固定スリーブが挿通された中央
    透孔と、それぞれ上記周辺固定スリーブが挿通された複
    数の周辺透孔と、を有しているとともに、上記中央透孔
    を通る複数の分割面により、円周方向に沿って複数のブ
    ロックに分割され、 上記中央固定スリーブは上記各伝熱体の中央透孔に冷や
    し嵌めされ、上記伝熱体の各ブロックを上記容器本体の
    内周面に押圧していることを特徴とするキャニスタ。
  2. 【請求項2】上記中央固定スリーブは上記伝熱体よりも
    熱膨張係数の大きな材料により形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のキャニスタ。
  3. 【請求項3】上記中央固定スリーブは上記伝熱体と熱膨
    張係数の等しい材料により形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のキャニスタ。
  4. 【請求項4】両端の閉塞された筒状の容器本体と、 上記容器本体内に、容器本体とほぼ同軸的に設けられ使
    用済燃料を収納可能な中央固定スリーブ、および中央固
    定スリーブの周囲に配置され容器本体の軸方向に延びて
    いるとともにそれぞれ使用済燃料を収納可能な複数の周
    辺固定スリーブと、 上記容器本体内に嵌合され、上記使用済燃料の熱を上記
    容器本体に伝えるほぼ円柱形状の伝熱体と、を有し、 上記伝熱体は、上記中央固定スリーブが挿通された中央
    透孔と、それぞれ上記周辺固定スリーブが挿通された複
    数の周辺透孔と、を有しているとともに、上記中央透孔
    を中心として円周方向に複数のブロックに分割され、 上記中央固定スリーブは上記伝熱体よりも熱膨張係数の
    大きな材料により形成され、上記伝熱体のブロックを上
    記容器本体の内周面に押圧していることを特徴とするキ
    ャニスタ。
  5. 【請求項5】上記伝熱体は、ほぼ円盤状の複数の伝熱板
    を上記容器本体の軸方向に積層して構成されていること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
    キャニスタ。
  6. 【請求項6】両端の閉塞された筒状の容器本体と、 上記容器本体内に、容器本体とほぼ同軸的に設けられ使
    用済燃料を収納可能な中央固定スリーブ、および中央固
    定スリーブの周囲に配置され容器本体の軸方向に延びて
    いるとともにそれぞれ使用済燃料を収納可能な複数の周
    辺固定スリーブと、 上記容器本体内に嵌合され上記使用済燃料の熱を上記容
    器本体に伝熱するほぼ円柱形状の伝熱体と、 上記伝熱体を上記容器本体の内面に押圧する押圧手段
    と、を有し、 上記伝熱体は、上記中央固定スリーブが挿通された中央
    透孔と、それぞれ上記周辺固定スリーブが挿通された複
    数の周辺透孔と、を有しているとともに、複数の分割面
    によって複数のブロックに分割され、 上記押圧手段は、上記伝熱体の少なくとも1つのブロッ
    クを上記容器本体の軸方向に押圧する押圧部材を有し、
    上記分割面は、上記少なくとも1つのブロックが上記容
    器本体の軸方向に押圧された際、上記複数のブロックを
    上記容器本体の内面に押圧するように、上記容器本体の
    軸方向に対し傾斜して延びていることを特徴とするキャ
    ニスタ。
  7. 【請求項7】上記分割面は、それぞれ上記中央透孔を通
    り上記容器本体のほぼ放射方向に延び、上記伝熱体を円
    周方向に複数のブロックに分割した複数の第1分割面を
    有し、各第1分割面は上記容器本体の軸方向に対し傾斜
    して延びていることを特徴とする請求項6に記載のキャ
    ニスタ。
  8. 【請求項8】上記分割面は、それぞれ上記中央透孔を通
    り上記容器本体のほぼ放射方向に延び、上記伝熱体を円
    周方向に複数の大ブロックに分割した複数の第1分割面
    と、 上記各大ブロックを上記容器本体の径方向に並んだ複数
    の小ブロックに分割した複数の第2分割面と、を含み、 上記押圧手段は、上記各大ブロックの少なくとも1つの
    小ブロックを上記容器本体の軸方向に押圧する押圧部材
    を有し、 上記各第2分割面は、上記容器本体の軸方向に対し傾斜
    して延びていることを特徴とする請求項6に記載のキャ
    ニスタ。
  9. 【請求項9】上記押圧手段は、上記押圧部材によって押
    圧されるブロック以外のブロックの上記容器本体の軸方
    向に沿った移動を規制する軸反力受部材を有しているこ
    とを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載
    のキャニスタ。
  10. 【請求項10】上記伝熱体は、ほぼ円盤状の複数の伝熱
    板を上記容器本体の軸方向に積層して構成されているこ
    とを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載
    のキャニスタ。
  11. 【請求項11】金属性の収納管と、 上記収納管内に隙間を持って収納された請求項1ないし
    10のいずれか1項に記載のキャニスタと、を備えたこ
    とを特徴とする金属収納容器。
  12. 【請求項12】金属性の収納管と、 使用済燃料を収納しているとともに、上記収納管内に隙
    間を持って配置されたキャニスタと、 上記収納管の内面と上記キャニスタの外面との間に配設
    され、上記キャニスタを少なくとも一部が上記収納管の
    内面と接触する位置に位置決めしているとともに上記キ
    ャニスタの熱を上記収納管に伝熱する伝熱部材と、 を備えたことを特徴とする金属収納容器。
  13. 【請求項13】上記伝熱部材は、それぞれ上記収納管の
    軸方向に沿って延び上記収納管の内面およびキャニスタ
    の外面に接触した複数の伝熱板を含んでいることを特徴
    とする請求項12に記載の金属収納容器。
JP2000292228A 2000-09-26 2000-09-26 キャニスタおよびこれを備えた金属収納容器 Withdrawn JP2002098797A (ja)

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