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JP2002082510A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002082510A
JP2002082510A JP2000273063A JP2000273063A JP2002082510A JP 2002082510 A JP2002082510 A JP 2002082510A JP 2000273063 A JP2000273063 A JP 2000273063A JP 2000273063 A JP2000273063 A JP 2000273063A JP 2002082510 A JP2002082510 A JP 2002082510A
Authority
JP
Japan
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image forming
image
transfer
toner image
forming apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000273063A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000273063A priority Critical patent/JP2002082510A/ja
Publication of JP2002082510A publication Critical patent/JP2002082510A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体現像剤の現像によって形成した感光体上
のトナー像を転写体に対し効率良く転写して高品質の画
像を記録すると共に感光体上の残留トナーを少なくして
クリーニング効果を高めることを目的とする。 【解決手段】 感光体ドラム10のクリーニング装置1
00Aのドラム回転方向下流側にオイル塗布ユニット2
00を、また中間転写ベルト14の駆動ローラ14Aの
ドラム回転方向上流側にオイル回収ユニット300を設
け、前記のオイル塗布ユニット200によりトナー像形
成前のドラム周面に離型剤を塗布し、前記のオイル回収
ユニット300により転写前のトナー像の過剰な離型剤
を回収して適量とするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像形成体上に液体
現像剤を用いて現像した複数のトナー像を重ね合わせる
ことによってカラー画像を形成する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、静電潜像の現像方式として現像速度が早くしかも画
像の転写効率が良いことから最近E−Printシステ
ムと呼ばれる液体現像システムが技術的に注目されつつ
ある。
【0003】一般に使用される液体現像剤はシリコン溶
媒をキャリアとして使用し、それに数ミクロンの粒径の
トナーを適正な濃度比率をもって分散させたもので、現
像されたトナー像は比較的低温度の加圧により効率良く
転写されるので高品質の画像が得られると云うメリット
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかもトナー像の形成
前に像形成体や中間転写体等のトナー像担持体に予め離
型剤を塗布して置くとその上に形成されたトナー像の転
写性は極めて高くなり、また転写後の残留トナーのクリ
ーニングの効果も向上することとなる。
【0005】本発明は、液体現像剤のキャリアとして使
用するシリコン溶媒が適度の離型性を有することに着目
して像担持体上にシリコンオイルを塗布して置き、トナ
ー像の形成、転写ならびにクリーニング等の各プロセス
に応じて付着状態にあるシリコンオイルの量を制御する
ことによって常に良質の画像の形成とその転写が行われ
るようにした画像形成装置の提供を目的としたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体上
に帯電、像露光および液体現像剤による現像を繰り返し
てトナー像を重ね合わせて形成し、前記トナー像の転写
後前記像形成体に対しクリーニングを行う画像形成装置
において、前記クリーニング後の最初の帯電工程前に前
記像形成体に対し液体現像剤と同一の溶媒を塗布するこ
とを特徴とする画像形成装置(請求項1に係わる発
明)、および像形成体上に帯電、像露光および液体現像
剤による現像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形成
し、前記トナー像の転写後前記像形成体に対しクリーニ
ングを行う画像形成装置において、前記転写工程前に前
記像形成体に塗布した液体現像剤の溶媒をスポンジロー
ラにより回収することを特徴とする画像形成装置(請求
項3に係わる発明)、および像形成体上に帯電、像露光
および液体現像剤による現像を繰り返してトナー像を重
ね合わせて形成し、前記トナー像の転写後前記像形成体
に対しクリーニングを行う画像形成装置において、前記
現像工程後の次の帯電工程前に前記像形成体に塗布した
液体現像剤の溶媒をスポンジローラにより回収すること
を特徴とする画像形成装置(請求項4に係わる発明)、
および像形成体上に帯電、像露光および液体現像剤によ
る現像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形成し、前
記トナー像を中間転写体を介して転写材に転写後前記中
間転写体に対しクリーニングを行う画像形成装置におい
て、前記クリーニング後の次の転写工程前に前記中間転
写体に対し液体現像剤と同一の溶媒を塗布することを特
徴とする画像形成装置(請求項5に係わる発明)、およ
び像形成体上に帯電、像露光および液体現像剤による現
像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形成し、前記ト
ナー像を中間転写体を介して転写材に転写後前記中間転
写体に対しクリーニングを行う画像形成装置において、
前記トナー像の中間転写体への転写後から転写材への転
写までの間に前記中間転写体に塗布した液体現像剤の溶
媒をスポンジローラにより回収することを特徴とする画
像形成装置(請求項6に係わる発明)、および像形成体
上に帯電、像露光および液体現像剤による現像を繰り返
してトナー像を重ね合わせて形成し、前記トナー像を第
1の転写位置において中間転写体に一括転写し、第2の
転写位置において転写材に転写する画像形成装置におい
て、前記中間転写体はベルト状部材であって、前記第1
の転写位置における制御温度をT1、前記第2の転写位
置における制御温度をT2としたとき、T2>T1である
ことを特徴とする画像形成装置(請求項7に係わる発
明)によって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】各実施の形態の説明に先立って本
発明の対象とするカラー画像形成装置の構成とその機能
を図1、図2及び図4を用いて説明する。
【0008】前記の各カラー画像形成装置は像形成体上
にトナー像を重ね合わせることによって形成したカラー
トナー像をベルト状の中間転写体上に一旦転写し、さら
に転写材上に再転写する形式の画像形成装置であって、
モノクロ画像の形成も可能としている。
【0009】像形成体である感光体ドラム10は、例え
ば、光学ガラスや透明アクリル樹脂等の透明部材によっ
て形成される円筒状の基体の外周に、透明の導電層、a
−Si層あるいは有機感光層(OPC)等の感光層を形
成したものであり、導電層を接地した状態で矢印で示す
方向に、例えば80〜400mm/secの線速度にて
回転される。
【0010】感光体ドラム10は、図2に示すように、
それを係合固定する両端部のフランジ部材10a及び1
0bに嵌込まれたベアリングB1,B2により、装置本
体に架設固定されるドラム軸30に対し軸受けされて回
転自在に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯
車Gが装置本体側の不図示の駆動歯車と噛合して駆動さ
れることにより所定の方向に定速で回転される。
【0011】像形成体上にトナー像を形成する手段は、
帯電手段である帯電器11、画像書込手段である露光光
学系12及び現像手段である現像器13からなり、これ
らを1組として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)および黒色(K)の各色の画像形成プロセス
用として4組設けられ、矢印にて示す感光体ドラム10
の回転方向に対して、Y、M、C、Kの順に配置され
る。
【0012】各色毎の帯電手段である帯電器11は、そ
れぞれ所定の電位に保持された制御グリッドと例えば鋸
歯状電極からなる放電電極とを有し、感光体ドラム10
の感光層と対峙して取付けられ、トナーと同極性のコロ
ナ放電によって帯電作用(本実施形態においてはマイナ
ス帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を
与える。放電電極としては、その他ワイヤ電極や針状電
極を用いることも可能である。
【0013】各色毎の画像書込手段である露光光学系1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、前述した各
色毎の帯電器11に対して感光体ドラム10の回転方向
下流側に位置するようにして感光体ドラム10の内部に
配置される。図2に示すように、それぞれの露光光学系
12は、ドラム軸30と平行に主走査方向に配列された
像露光光(画像書込光)の発光素子としてのLED(発
光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状の露光素
子12aと、結像素子としての光集束性光伝送体(商品
名:セルフォックレンズアレイ)12bと、レンズホル
ダ12cとで構成される露光用ユニットであり、保持部
材20Aに取付けられる。各色毎の露光光学系12は、
別体の画像読取装置によって読み取られメモリに記憶さ
れた各色の画像データに従って感光体ドラム10の感光
層を裏面から画像書込し、感光体ドラム10上に静電潜
像を形成する。露光素子12aとしては、LEDの他、
FL(蛍光体発光)、EL(エレクトロルミネッセン
ス)、PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子をアレ
イ状に並べたものを用いることも可能である。像露光光
(画像書込光)の発光素子の発光波長は、通常Y、M、
Cのトナーに対して透過性の高い780〜900nmの
範囲のものが用いられるが、本実施形態においては裏面
から画像書込を行う方式であるため、カラートナーに対
して透過性を十分に有しないこれより短い400〜78
0nmの波長でもよい。また、像露光光の80%以上は
感光体ドラム10の感光層で吸収されることから、感光
体ドラム10表面のカラートナーによる反射や吸収の影
響は無視することができる。一般にカラートナーの現像
順はトナー像や現像器13への混色の関係からY、M、
C、Kの順が好ましい。なお図2において、WAは像露
光光の発光素子(LED)よりのリード線である。
【0014】現像手段である各現像器13は、それぞれ
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および
黒(K)の各色のトナーと液状のキャリアとから成る液
体現像剤を収容し、現像ローラ13Aの回転によって現
像剤中のトナー成分が感光体ドラム10側に付着し潜像
の現像が行われる。液状のキャリアとしては例えばシリ
コンオイルが使用されていて、現像ローラ13Aは感光
体ドラム10の周面に対し極く僅か離間して同方向に回
転し、バイアス電圧の印加によりキャリア中のトナーが
電気的に移動して潜像部分に付着し反転現像が行われ、
感光体ドラム10上にトナー像を形成する。
【0015】中間転写体である中間転写ベルト14は体
積抵抗率が108〜1012Ω・cm、好ましくは1010
〜1011Ω・cmで、表面抵抗(単位:Ω/cm2)が
体積抵抗率の1倍〜100倍の値である無端ベルトであ
り、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、ポリア
ミドイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合
体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジ
ニアリングプラスチックに導電材料を分散した厚さ0.
05〜0.5mmの半導電性フィルム基体の外側に、好
ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50
μmのフッ素コーティングを行った2層構成のシームレ
スベルトである。中間転写ベルト14の基体としては、
この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材
料を分散した厚さ0.3〜2.0mmの半導電性ゴムベ
ルトを使用することもできる。中間転写ベルト14は、
それぞれローラ部材である駆動ローラ14Aと第1転写
位置に置かれる転写ローラ14Bと従動ローラ14C等
に張架されていて、矢印で示す方向に感光体ドラム10
と同じ周速をもって回転される。不図示の駆動モータよ
りの駆動を受けて駆動ローラ14Aが回転し、中間転写
ベルト14を駆動回転させる。中間転写ベルト14の回
転により、転写ローラ14B、従動ローラ14Cは従動
して回転する。
【0016】転写手段である転写ローラ14Bはヒータ
Hを内蔵し、弾性部材により付勢されて、中間転写ベル
ト14は感光体ドラム10に第1の転写位置で当接して
いる。また、バイアス電圧を印加することも可能として
いて、感光体ドラム10上に形成されたトナー像は転写
ローラ14Bにトナーと逆極性のバイアス電圧を印加す
ることにより、中間転写ベルト14上に転写が行われ
る。なお、中間転写ベルト14の表面と感光体ドラム1
0の表面とのトナーに対する付着力の関係で、バイアス
電圧を印加しないでも圧着状態とすることによって転写
が行われるときは、バイアス電圧の印加を省略すること
ができる。一方従動ローラ14Cには第2の転写位置に
置かれる装置本体側の転写ローラ17が弾性的に当接さ
れていて、ベルト周面上のトナー像が従動ローラ14C
の内包するヒータHの加熱効果とバイアス電圧印加とに
よって後述の転写材側に転写される。
【0017】原稿画像として本装置とは別体の画像読取
装置の撮像素子により読み取られた画像あるいはコンピ
ュータで編集された画像はイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)および黒(K)の各色別の画像デ
ータとして一旦メモリに記憶し格納される。
【0018】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により感光体ドラム10が矢印方向へ
回転され、同時に回転方向最上流に位置するイエロー
(Y)の帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10
に電位の付与が開始される。
【0019】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光光学系12によって第1の色信号すなわち
Yの画像データに対応する電気信号による画像書込が開
始され、感光体ドラム10の表面に原稿画像のYの画像
に対応する静電潜像が形成される。
【0020】前記の潜像はYの現像器13により反転現
像され、感光体ドラム10上にイエロー(Y)のトナー
像が形成される。
【0021】次いで感光体ドラム10は、Yのトナー像
の上からマゼンタ(M)の帯電器11の帯電作用により
電位が付与され、Mの露光光学系12によって第2の色
信号すなわちMの画像データに対応する電気信号による
画像書込が行われ、Mの現像器13による反転現像によ
って前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ
(M)のトナー像が重ね合わせて形成される。
【0022】同様のプロセスにより、シアン(C)の帯
電器11、Cの露光光学系12およびCの現像器13に
よってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のト
ナー像が重ね合わせて形成され、更にその上に黒色
(K)の帯電器11、Kの露光光学系12およびKの現
像器13によって第4の色信号に対応する黒色(K)の
トナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体ドラム1
0の一回転以内にその周面上にイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)および黒色(K)の4色の重ね
合わせカラートナー像が形成される。
【0023】これらY、M、C及びKの露光光学系12
による感光体ドラム10の感光層に対する画像書込はド
ラムの内部より前述した透光性の基体を通して行われ
る。従って第2、第3および第4の色信号に対応する画
像の書込は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0024】上記の画像形成プロセスによって像形成体
である感光体ドラム10上に形成された重ね合わせカラ
ートナー像は、前述した第1の転写位置における転写ロ
ーラ14Bの転写作用により中間転写ベルト14の周面
に一旦転写されたのち前述した第2の転写位置へと搬送
される。
【0025】一方これに並行して転写材である記録紙P
が搬出ローラ16の回動により給紙カセット15より搬
出され、タイミングローラ18の作動により中間転写ベ
ルト14上のトナー像の位置に同期して記録紙Pは第2
の転写位置へと給紙される。
【0026】記録紙Pには第2の転写位置において転写
ローラ14Cの加圧と加熱とにより、中間転写ベルト1
4上のカラートナー像が転写され、かつ同時に定着され
て排紙ローラ19を介してトレイ20上に排出される。
【0027】(実施の形態1)請求項1ないし4に係わ
る発明の実施例を図1および図3によって説明する。
【0028】本発明のカラー画像形成装置の備える感光
体ドラム10は、第1の転写位置すなわち前記の転写ロ
ーラ14B上の中間転写ベルトに接する領域の周面と、
その回転方向下流側に位置するイエローの帯電器11Y
との間のドラム周面に、クリーニング装置100Aとオ
イル塗布ユニット200がドラムの回転方向上流側より
順次配設され、一方黒の現像器13Kに対向する周面と
その回転方向下流側に位置する前記の駆動ローラ14A
との間のドラム周面にはオイル回収ユニット300が配
置されている。
【0029】前記のオイル塗布ユニット200は、図3
(a)の断面図に示す如く容器200Aに収めた硬質の
供給ローラ201としごきローラ202とこの双方に当
接する弾性体のスポンジローラ203とから構成されて
いて、各ローラの矢印方向への回転により容器200A
の底部に貯溜された離型剤Sが供給ローラ201の周面
を経てスポンジローラ203に含浸され、しごきローラ
202により適量とされてスポンジローラ203の周面
の当接する感光体ドラム10の周面に順次塗布される。
【0030】離型剤Sとしては電気絶縁性の高い無極性
の溶媒が好ましいことから、液体現像剤においてトナー
の溶媒として使用される粘度100ないし50000
C.S.のジメチルシリコンオイルが適して使用され
る。実験によれば、感光体ドラム10の周面に対しA4
判担当の面積当たりおよそ0.5mg以上5mg以下に
塗布量を規制して塗布することが出来れば、中間転写ベ
ルト14に対するトナー像の転写性ならびにトナー像転
写後の感光体ドラム10のクリーニング効果が著しく高
められることが確認されている。
【0031】前記のオイル塗布ユニット200により予
め離型剤Sを塗布された上に複数回の現像を重ねて溶媒
が過多となった場合、形成されたトナー像は転写に先立
って前記のオイル回収ユニット300により余分の溶媒
が除去、回収される。
【0032】前記のオイル回収ユニット300は、図3
(b)の断面図に示す如く容器300Aに収めた硬質の
しごきローラ302と弾性体のスポンジローラ303と
から構成されていて、各ローラの矢示方向への回転によ
り感光体ドラム10周面上の過剰の付着状態にある離型
剤Sが当接するスポンジローラ303に吸着されしごき
ローラ302を経て容器300A内に回収される。この
際スポンジローラ303にはドラム上のトナーと同極性
のバイアス電圧が印加されてトナーのスポンジローラ3
03への付着が防止される。
【0033】その結果トナー像は常に適量の溶媒を含む
こととなるので、転写に当たり離型剤Sの効果が発揮さ
れて高画質の転写画像が得られまた転写後の残留トナー
も僅かでクリーニングも容易となる。
【0034】なお前記のオイル回収ユニット300を、
配置されるドラム周面位置に適応するよう形状を変更し
た上で各現像器13と次の帯電器11との間配置するよ
うにすれば、帯電から像露光の間の感光体の残留電位や
感度低下が小さく抑えられて十分な電位のコントラスト
が得られ現像されるトナー像の乱れも防止される。
【0035】(実施の形態2)請求項5および6に係わ
る発明の実施例を図1および図3によって説明する。
【0036】本発明のカラー画像形成装置の備える中間
転写ベルト14は、第2の転写位置すなわち前記の転写
ローラ14Cを接する領域のベルト周面とその搬送方向
下流側に位置する駆動ローラ14Aとの間のベルト周面
に前記のオイル塗布ユニット200が配置され、一方前
述した第1の転写位置とその搬送方向下流側に位置する
第2の転写位置との間のベルト周面には前記のオイル回
収ユニット300が配置されている。
【0037】中間転写ベルト14は、感光体ドラム10
上のカラートナー像の転写に先立ってオイル塗布ユニッ
ト200によりベルト周面上に適量の離型剤Sを塗布さ
れるので第1の転写位置において転写ローラ14Bによ
り感光体ドラム10上のカラートナー像が効率良く転写
され、さらに転写後不要となった過剰な離型剤Sはオイ
ル回収ユニット300において除去・回収されて第2の
転写位置において転写ローラ14Cにより記録紙Pに転
写し同時に定着される。トナー像の転写に際しては転写
ローラ14Bと圧接ローラ17に対しトナーと逆極性の
バイアス電圧が印加されてトナー像がそれぞれ感光体ド
ラム10から中間転写ベルト14に、また中間転写ベル
ト14から記録紙Pに転写される。
【0038】なお中間転写ベルト14の周面に配置され
るオイル塗布ユニット200およびオイル回収ユニット
300は、対向するベルト周面位置に対応するよう形状
や各ローラのレイアウトを修正して使用される。
【0039】(実施の形態3)請求項7ないし10に係
わる発明の実施例を図4によって説明する。
【0040】本発明のカラー画像形成装置の備える中間
転写ベルト14の駆動ローラ14Aならびに第1および
第2の転写位置に設けられる前記の各転写ローラ14B
および14Cが何れもヒータHを内包していて、各ヒー
タHはその発熱量が制御されて各転写位置におけるベル
トの周面温度が適正温度に維持されるようになってい
る。
【0041】すなわち中間転写ベルト14はその第1お
よび第2の各転写位置における周面温度をT1およびT2
としたとき、例えばT1=30℃〜100℃、T2=70
℃〜200℃の範囲内で、第2の転写位置と第1の転写
位置との間での温度差(T2−T1)が50℃〜100℃
となるよう前記の各ヒータHの発熱量が制御することに
より、感光体ドラム10は第1の転写位置においてその
周面温度が比較的低く抑えられるので感光特性が温度が
原因となって低下することがないので、長期にわたって
良好な感光特性が保持されて、バイアス電圧の印加によ
りドラム上のカラートナー像は効率良く中間転写ベルト
14の周面に転写される。また第2の転写位置において
は中間転写ベルト14はその周面温度がトナー像の記録
紙P上で固着・乾燥がなされるのに充分な温度にまで上
昇されるので、溶媒が速やかに蒸発してトナー像が画質
を維持して記録紙P上に迅速に定着される。
【0042】中間転写ベルト14の第1の転写位置及び
第2の転写位置での各周面温度T1とT2の制御は、前記
のローラが内包した各ヒータHに対する通電時間の増減
のみによっても可能であるがベルトの移動に対応しつつ
ベルトの温度制御を行うのは容易ではないので、ベルト
の搬送経路内に加熱手段と冷却手段を設けてヒータHに
よる加熱に併せて補助的な加熱とさらに冷却作用を行う
ことにより各周面温度を所定の温度に正確かつ速やかに
設定することが可能となる。
【0043】図4に示す構成図は、前記の加熱手段と冷
却手段の一実施例を示したもので、第2の転写位置とベ
ルト搬送方向上流側の駆動ローラ14Aとの間のベルト
外周面に加熱手段として放熱板(ヒートプレート)HP
がベルト上に近接して設定されていて、駆動ローラ14
AのヒータHによって加熱された中間転写ベルト14の
ベルト面は前記の放熱板HPの輻射熱によってさらに加
熱され第2の転写位置に到達する迄に所定の周面温度T
2近くに前もって温度が上昇される。従って第2の転写
位置においては転写ローラ14Cが内包したヒータHの
加熱によりトナー像の記録紙P上への転写作用の開始と
同時に所定の周面温度T2に確定的に上昇し、トナー像
の適確な転写作用が行われる。なお放熱板HPの加熱に
よってベルト周面上の溶媒の蒸発も加速されるが、その
溶媒蒸気はダクトD1によって吸収され、排気路に設け
られた冷却部F1によって溶媒蒸気は凝結する。冷却部
F1を通過した吸気はファンf1によってフィルタを通
して装置外部に排出される。
【0044】一方、第2の転写位置とそのベルト搬送方
向下流側の第1の転写位置との間のベルト外周面に冷却
手段として先端を広く開口したダクトD2と強力なファ
ンf2が設置されていて、前述した各ヒータHと放熱板
HPによって温度上昇したベルト周面からの輻射熱によ
って上昇した熱風は前記のダクトD2を経てファンf2
により強制的に排気されて装置外部に放散される。その
結果として中間転写ベルト14は第1の転写位置におい
てはベルト周面が速やかに所定の周面温度T1に下降し
て感光体が過熱状態となることが阻止されることとな
る。なお、ダクトD2の排気路には冷却部F2が設けら
れていて、熱気が冷却されると共に、熱気中に残留した
溶媒蒸気は凝固して回収される。冷却部F2における冷
却手段としてはヒートパイプや空冷式の冷却手段等が用
いられる。
【0045】
【発明の効果】本発明により感光体ドラム上のトナー像
はドラム面に残留することなく極めて高い転写効率をも
って転写され、従って転写残トナーも殆どないことから
ドラムのクリーニングも有効に行われることとなる(請
求項1ないし4)。
【0046】さらに前記のトナー像は中間転写ベルトを
介して転写材に転写される場合にもベルト面に残留する
ことなく高い転写効率をもって転写されて転写残トナー
も殆どないことからベルトのクリーニングも有効に行わ
れることとなる(請求項5および6)。
【0047】また前記の中間転写ベルトは周面温度が設
定温度に制御される(請求項7ないし10)のでその結
果感光体ドラムは優れた感光特性を保持して高品質のト
ナー像を形成し、一方中間転写ベルトは高い転写効率を
もって転写材上に高品質の画像を転写・定着して記録す
ることの出来る画像形成装置が提供されることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】離型剤の塗布および回収の各手段を備える画像
形成装置の断面構成図。
【図2】像形成体の側断面図。
【図3】離型剤の塗布および回収の各手段を示す断面
図。
【図4】中間転写体の加熱および冷却の各手段を備える
画像形成装置の構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14 中間転写ベルト 14A 駆動ローラ 14B 転写ローラ 14C 転写ローラ(従動ローラ) 15 給紙カセット 16 搬出ローラ 17 転写ローラ(圧接ローラ) 18 タイミングローラ 20 トレイ 21 手差し給紙台 22 手差し給紙ローラ 100A,100B クリーニング装置 200 オイル塗布ユニット 203,303 スポンジローラ 300 オイル回収ユニット H ヒータ S 離型剤 P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 G03G 15/20 109 2H078 15/20 109 15/24 15/24 21/00 21/00 15/10 113 Fターム(参考) 2H030 AA04 AD01 AD03 BB02 BB27 BB42 BB46 BB52 BB61 BB71 2H032 AA05 AA14 BA04 BA09 BA23 BA27 CA15 2H033 BA29 BB01 BE09 CA27 CA35 CA45 CA53 2H034 AA07 DA01 DA06 2H074 AA03 AA10 BB44 BB60 EE07 2H078 AA02 CC06 DD03 DD53 DD57

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体上に帯電、像露光および液体現
    像剤による現像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形
    成し、前記トナー像の転写後前記像形成体に対しクリー
    ニングを行う画像形成装置において、前記クリーニング
    後の最初の帯電工程前に前記像形成体に対し液体現像剤
    と同一の溶媒を塗布することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記像形成体は内部に像露光手段を配置
    することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像形成体上に帯電、像露光および液体現
    像剤による現像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形
    成し、前記トナー像の転写後前記像形成体に対しクリー
    ニングを行う画像形成装置において、前記転写工程前に
    前記像形成体に塗布した液体現像剤の溶媒をスポンジロ
    ーラにより回収することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像形成体上に帯電、像露光および液体現
    像剤による現像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形
    成し、前記トナー像の転写後前記像形成体に対しクリー
    ニングを行う画像形成装置において、前記現像工程後の
    次の帯電工程前に前記像形成体に塗布した液体現像剤の
    溶媒をスポンジローラにより回収することを特徴とする
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像形成体上に帯電、像露光および液体現
    像剤による現像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形
    成し、前記トナー像を中間転写体を介して転写材に転写
    後前記中間転写体に対しクリーニングを行う画像形成装
    置において、前記クリーニング後の次の転写工程前に前
    記中間転写体に対し液体現像剤と同一の溶媒を塗布する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像形成体上に帯電、像露光および液体現
    像剤による現像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形
    成し、前記トナー像を中間転写体を介して転写材に転写
    後前記中間転写体に対しクリーニングを行う画像形成装
    置において、前記トナー像の中間転写体への転写後から
    転写材への転写までの間に前記中間転写体に塗布した液
    体現像剤の溶媒をスポンジローラにより回収することを
    特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像形成体上に帯電、像露光および液体現
    像剤による現像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形
    成し、前記トナー像を第1の転写位置において中間転写
    体に一括転写し、第2の転写位置において転写材に転写
    する画像形成装置において、前記中間転写体はベルト状
    部材であって、前記第1の転写位置における制御温度を
    1、前記第2の転写位置における制御温度をT2とした
    とき、T2>T1であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御温度がT2−T1=50℃〜10
    0℃であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の転写位置の上流部に加熱手段
    を有することを特徴とする請求項7または8に記載の画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の転写位置の下流部に冷却手
    段を有することを特徴とする請求項7乃至9の何れか1
    項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008158018A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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