JP3595894B2 - 画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法に係わり、特に転写材の両面にトナー像を形成して、これを一括して加熱定着して両面画像形成を行う画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、両面コピーにおいては、像担持体上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像担持体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】
この両面コピー装置は、上記の如く、両面反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材の搬送が行われるので、転写材の搬送距離が長くなるためコピーに多くの処理時間がかかり、転写材搬送の信頼性が低く、ジャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特公昭49−37538号公報、特公昭54−28740号公報、特開平1−44457号公報、特開平4−214576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成後、1回で定着を行うものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
両面にトナー像を有した転写材を一括して定着を行うことは容易ではない。後に説明するように、像担持体上に形成したトナー像を転写材の両面に転写する過程において、片面のトナーの電荷はマイナス、他面のトナーの電荷はプラスとなっている。
【0005】
一方、定着のための定着ローラの表面材質としてはフッ素系樹脂やシリコン系樹脂が多く用いられ、摩擦帯電系列としてはマイナス帯電性が強く、オイル塗布部材やクリーニング部材等との摩擦帯電により通常はマイナスに帯電している。従って転写材表面に付着したプラス帯電しているトナーがマイナス帯電しているローラと接触すると、その間のクーロン力によりローラ上にトナーが強く付着することとなる。トナーは通常定着ローラにより加熱されて溶融状態となると物理的な付着力の増加により定着ローラに付着するいわゆるオフセット現象を発生して画像を汚染してしまうが、更に前述したクーロン力による電気的付着性の増加は一層ローラへの付着性を強める結果となり、通常適用されているローラとトナーとの付着性を低減する方法としてのローラへのシリコンオイル塗布による離型性の付与、離型性の良好なローラ表面材質の選定、トナーの溶融弾性率の増加による離型性の付与等での改善のみではもはやトナーのローラへの付着を解消できなくなり、オフセットを解消できなくなってしまう。
【0006】
上記オフセットを解消するために本発明者らは、電気的付着性を有した転写材表面のプラス帯電しているトナーと同極性の帯電をローラに付与して電気的反発力を高めることによりオフセットを解消する検討を行ったところ、片面のみにトナー像を有する転写材の定着においてはオフセットを解消することができて良好な結果を得ることができた。しかし両面にトナー像を有する転写材の場合は、転写材の表面のオフセットの解消には有効であったが、反面、裏面においてはこれまでより顕著なオフセットを発生することとなった。
【0007】
これは上側ローラをプラスに帯電すると下側ローラは上側ローラと圧接して回動しているため、上側ローラに付与されたプラスの電荷が下側ローラへ転移して下側ローラもプラスに帯電することとなり、転写材の裏面のマイナスに帯電しているトナーとの間で電気的付着力が発生し、上側ローラにおいて発生していたと同様の問題が下側ローラにおいて発生してしまうためであると考えられる。
【0008】
本発明は上記の検討をふまえてなされたもので、▲1▼画像形成によって両面にトナー像を保持した転写材を一括転写しても、表面裏面の両面においてオフセットが生じることのない画像形成装置、及び▲2▼オフセットが生じないで片面・両面の画像形成を可能とする画像形成装置の制御方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的は、
像担持体上に形成したトナー像を転写材の表面に直接転写する第1の画像形成工程と、像担持体上に形成したトナー像をトナー像の保持を可能とする中間転写体を介して前記転写材に転写する第2の画像形成工程とにより、転写材の両面にトナー像を形成した後に一括して加熱定着する定着手段と、画像形成および定着を制御する制御部とを設けた画像形成装置の制御方法において、前記定着手段は、上側定着ローラと下側定着ローラを有し、前記上側定着ローラおよび前記下側定着ローラには転写材との間に電界を形成するそれぞれの第1電界形成手段および第2電界形成手段が設けられ、転写材の片面にトナー像を形成して定着する第1のモードと、転写材の両面にトナー像を形成して定着する第2のモードとを有し、前記第1及び第2のモードからモードを指定する指定手段を設け、前記制御部は、前記指定手段により前記第1のモードが指定された場合は、前記定着手段に設けた第1電界形成手段を作動させ第2電界形成手段を作動させないで定着し、前記指定手段により前記第2のモードが指定された場合は、前記定着手段に設けた第1電界形成手段および第2電界形成手段を作動させて定着する画像形成の制御を行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法
により達成される。
【0012】
なお、上記発明において、前記電界形成手段が上側定着ローラと下側定着ローラの表面に電荷を付与する帯電部材、又は定着部材に電圧を印加するバイアス手段であることが好ましい実施態様である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の説明に先だって本発明が適用される両面にトナー像を形成し一括して定着を行うようにした画像形成装置の一実施の形態について説明する。なお、本発明は以下に述べる実施の形態に限定されるものではない。また本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の実施形態の説明において、カラートナー像の転写材への転写の際に、転写域において像担持体に対向する側の転写材の面に転写する画像を表面画像、転写材の他方の側の面に転写する画像を裏面画像という。以下説明する実施例の形態は何れもカラー画像を形成するカラー画像形成装置の実施例であるが、本発明はモノクロ用の画像形成装置についても適用される。
【0014】
本発明のカラー画像形成装置の実施形態の画像形成プロセスおよび各機構について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明のカラー画像形成装置の実施形態の断面構成図であり、図2は、図1の像担持体の側断面図であり、図3は、実施形態にかかわる両面のトナー像形成状態を示す図である。
【0015】
像担持体である感光体ドラム10は、例えば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材によって形成される円筒状の基体を内側に設け、透明の導電層、a−Si層あるいは有機感光層(OPC)等の感光層を該基体の外周に形成したものであり、接地された状態で図1の矢印で示す時計方向に回転される。
【0016】
感光体ドラム10は図2に示す如く、それを係合固定する両面端のフランジ部材10a及び10bが装置本体に架設固定されるドラム軸110に対し両面端のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベアリング110a,110bにより軸受けされて回転自在に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車Gが装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されることにより所定の方向に定速で回転される。
【0017】
帯電手段としてのスコロトロン帯電器11はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、像担持体である感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感光体ドラム10の前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持された制御グリッドと、放電電極11aとして、例えば鋸歯状電極を用いトナーと同極性のコロナ放電とによって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与える。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用いることも可能である。
【0018】
各色毎の像露光手段としての露光ユニット12は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロトロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位置との間で、現像スリーブ131に対して感光体ドラムの回転方向上流側に設けた状態で配置される。
【0019】
露光ユニット12は、感光体ドラム10の軸と平行に主走査方向に配列された像露光光発光素子としてのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子としてのセルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダに取付けられた露光用ユニットとして構成される。保持部材20に、各色毎の露光ユニット12、一様露光器12c及び転写同時露光器12dが取付けられて感光体ドラム10の基体内部に収容される。別体の画像読み取り装置によって読み取られ、メモリに記憶された各色の画像データがメモリより順次読み出されて各色毎の露光ユニット12にそれぞれ電気信号として入力される。
【0020】
露光素子としては、その他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラズマ放電),LED(発光ダイオード)等の複数の発光素子をアレイ状に並べたものが用いられる。この実施形態で使用される発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cのトナーの透過性の高い680〜900nmの範囲のものが良好であるが、裏面から像露光を行うことからカラートナーに透明性を十分に有しないこれより短い波長でもよい。
【0021】
画像形成される色順序と、回転される感光体ドラムに、該色順序に従って設けられる現像器13は、本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光体ドラム10の回転方向に対してY,Mの現像器13が感光体ドラム10の左側に、また、C,Kの現像器13が感光体ドラム10の右側に配置され、Y,Mの現像器13の現像ケーシング138の下方にY,Mのスコロトロン帯電器11が、また、C,Kの現像器13の現像ケーシング138の上方にC,Kのスコロトロン帯電器11が配置される。
【0022】
各色毎の現像手段としての現像器13は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ収容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回転方向と同方向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ131を備えている。
【0023】
現像器13が不図示の突き当てコロにより感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像器13による現像作用に際しては、現像スリーブ131に対し直流電圧あるいはさらに交流電圧ACを加えた現像バイアスが印加され、現像器の収容する一成分或いは二成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明な導電層を接地する負荷電の感光体ドラム10に対してトナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直流バイアスを印加して、露光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行われる。この時の現像間隔精度は画像ムラを防ぐために20μm程度以下が必要である。
【0024】
上記の各色毎の現像器13は、前述したスコロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12とによる像露光によって形成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧の電圧印加による非接触現像法により非接触の状態で帯電極性と同極性のトナー(本実施形態においては感光体ドラムは負帯電であり、マイナス極性のトナー)により反転現像する。
【0025】
原稿画像として本装置とは別体の画像読取装置の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コンピュータで編集された画像が、Y,M,CおよびKの各色別の画像データとして一旦メモリに記憶し格納される。
【0026】
画像記録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動により駆動用の歯車G1を通して感光体ドラム10の後フランジ10bに設けられた歯車10Gが回動され感光体ドラム10を図1の矢印で示す時計方向へ回転し、同時に感光体ドラム10の左方でイエロー(Y)の現像器13の現像ケーシング138の下方に配置されたYのスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0027】
感光体ドラム10は電位を付与されたあと、Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号による露光が開始されドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0028】
前記の潜像はYの現像器13により現像スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成される。
【0029】
次いで感光体ドラム10は前記イエロー(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器13の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すなわちMの画像データに対応する電気信号による露光が行われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形成される。
【0030】
同様のプロセスにより感光体ドラム10の右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング138の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電器11、Cの露光ユニット12およびCの現像器13によってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒色(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に配置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光ユニット12および現像器13によって第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成される。
【0031】
これ等Y,M,C及びKの露光ユニット12による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われる。従って第2,第3および第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0032】
上記の画像形成プロセスによって像担持体としての感光体ドラム10(第1の像担持手段)上に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され、感光体ドラム10上の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写域14bにおいて、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加される転写器14cにより、駆動ローラ14d及び従動ローラ14e間に張架され、感光体ドラム10に近接あるいは接触して設けられたトナー像受像体14a(中間転写体)上に一括して転写される。この際、良好な転写がなされるように、例えば発光ダイオードを用いた転写同時露光器12dによる一様露光が行われる。
【0033】
転写後の感光体ドラム10の周面上に残ったトナーは像担持体AC除電器16により除電を受けた後、クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19aによってクリーニングされ、更に、前プリントまでの感光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを用いた帯電前の一様露光器12cによる露光による感光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除去されて引き続き次の表面画像のカラー画像形成が行われる。
【0034】
トナー像受像体14a上に形成されている裏面画像と転写域14bにおける同期がとられて、上記のカラー画像形成プロセスと同様にして、重ね合わせカラートナー像の表面画像が感光体ドラム10上に形成される。この時に形成される表面画像は、像担持体上では裏面画像形成とは、互いに鏡像になる様に画像データを変更する必要がある。
【0035】
転写材である記録紙Pが転写材収納手段である給紙カセット15より、送り出しローラ15aにより送り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイミングローラ15cへ搬送される。
【0036】
記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆動によって、感光体ドラム10上に担持された表面画像のカラートナー像と、トナー像受像体14aに担持されている裏面画像のカラートナー像と、の同期がとられて転写域14bへ給送される。この際、記録紙Pは、転写材帯電手段としての紙帯電器14fによりトナーと同極性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて転写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を行うことにより、トナー像受像体上のトナー像や像担持体上のトナー像と引き合うことを防止して、トナー像の乱れを防止している。また、転写材帯電手段としては、トナー像受像体に当接及び当接解除可能な導通ローラやブラシ帯電器等を用いることも可能である。
【0037】
トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段としての転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の表面画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写される。この際、トナー像受像体14aの周面上の裏面画像は記録紙Pに転写されないでトナー像受像体14aに存在する。次に、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段としての裏面転写器14gによりトナー像受像体14aの周面上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側(裏面側)に転写する。転写器14cによる転写の際、良好な転写がなされるように、転写器14cと対向して感光体ドラム10の内部に設けられた、例えば発光ダイオードを用いた転写同時露光器12dによる一様露光が行われる。
【0038】
各色のトナー像は互いに重なり合うことから、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層のトナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していることが好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を行ったり、像担持体上に形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成では、下層のトナーが同極性に十分帯電されないことから、転写が不良となるので好ましくない。
【0039】
像担持体上で反転現像を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極性を変えずにトナー像受像体14aに一括転写し、次に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表面画像形成に対しても、像担持体上に反転現像を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、表面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0040】
以上のことからカラー画像形成においては、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、第1の転写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー像を形成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材の裏面にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ましく採用される。
【0041】
トナー像受像体14aは厚さ0.5〜2.0mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウレタンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ましい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5mmの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することもできる。
【0042】
両面にカラートナー像が形成された記録紙Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14hにより除電され、トナー像受像体14aから分離され、後に説明する上下両方のローラの内部にヒータを有する2本のローラで構成される定着手段としての定着装置30へと搬送される。記録紙Pは上側定着ローラ310と、下側定着ローラ320との間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P上の表裏の付着トナーが定着され、両面画像記録がなされた記録紙Pは排紙ローラ18により送られて、装置外部のトレイへ排出される。
【0043】
転写後のトナー像受像体14aの周面上に残ったトナーは、トナー像受像体のクリーニング手段としてのトナー像受像体クリーニング装置14iに設けられトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能なブレードによりクリーニングされる。また、転写後の感光体ドラム10の周面上に残ったトナーは像担持体AC除電器16により除電を受けた後、クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19aによってクリーニング装置19内に掻き落とされ、スクリュウ19bによって図示せぬ排トナー容器に回収される。クリーニング装置19により残留トナーを除去された感光体ドラム10はYのスコロトロン帯電器11によって一様帯電を受け、次の画像形成サイクルにはいる。
【0044】
ここで転写材上に付着するトナーの電位について考察する。ここで像担持体である感光体ドラム10はマイナスに帯電し、感光体ドラム10上の潜像はマイナスの電荷をもったトナーによって反転現像がなされて、マイナスの電荷をもったトナー像が感光体ドラム10上に形成された場合について説明する。
【0045】
感光体ドラム10上に形成した表面画像のトナー像を記録紙P上に直接転写する第1の画像形成工程で、定着装置30に進入して行く際の記録紙P上のトナーの電位は、図4の説明図に示すようになる。即ち、感光体ドラム10上に形成されたマイナス極性の表面画像のトナー像は、記録紙Pと更にその背後の中間転写体であるトナー像受像体14aを介して転写器14cによってプラス極性の電圧が印加され、記録紙Pに転写がなされる(図4(a))。マイナス極性の表面画像のトナー像を上面に保持した記録紙Pは、紙分離AC除電器14hによってトナー像受像体14aから分離し、定着装置30へと進入する(図4(b))。
【0046】
感光体ドラム10上に形成した表面画像のトナー像を記録紙P上に直接転写する第1の画像形成工程と、感光体ドラム10上に形成した裏面画像のトナー像を中間転写体を介して記録紙P上に転写する第2の画像形成工程によって、記録紙Pの両面にトナー像が付着した状態で、定着装置30に進入して行く際の記録紙P上のトナーの電位は、図5の説明図に示すようになる。即ち、感光体ドラム10上に形成されたマイナス極性の裏面画像のトナー像は、トナー像受像体14aの背後から転写器14cによってプラス極性の電圧が印加されて、トナー像受像体14a上に転写される(図5(a))。引き続いて、感光体ドラム10上にはマイナス極性の表面画像のトナー像が形成される。表面画像のトナー像は、記録紙Pと更にその背後の裏面画像のトナー像を保持したトナー像受像体14aを介して転写器14cによってプラス極性の電圧が印加され、記録紙Pの上面に転写される(図5(b))。ついでトナー像受像体14a上に付着した裏面画像のトナー像は、記録紙Pの上側から裏面転写器14gによってプラス極性の電圧が印加されることによって記録紙Pの下面に転写がなされる。この際、記録紙P上面の表面画像のトナー像の電位は、直上から裏面転写器14gによりプラス極性の電圧が印加されることによってマイナス極性からプラス極性に転換する(図5(c))。記録紙Pの上面にプラス極性の表面画像のトナー像を保持し、下面にマイナス極性の裏面画像のトナー保持した状態で、記録紙Pは紙分離AC除電器14hによってトナー像受像体14aから分離し、定着装置30へと進入する(図5(d))。
【0047】
図6〜図8はいずれも定着装置30の実施例を示す構成断面図である。同一機能の部材については同一符号をもって示し、説明を省略する。
【0048】
上側定着ローラ310及び下側定着ローラ320は、いずれも内側芯部にハロゲンランプ等からなる加熱ヒータ311,321が設けられ、ほぼ同一構造の定着用回転体である。定着ローラ310,320のローラ部分は金属パイプから成る芯金310a,320aの上側に厚さ0.8〜2.2mmのシリコンゴム層から成る中間層310b,320bを設け、表層310c,320cとして厚さ0.05〜0.25mmのPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)層を設けている。なお表層310c,320cとしてはPFA以外にも、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂やシリコン樹脂等耐熱性の高離型層が用いられる。
【0049】
定着ローラ310,320の表面には、表面上に付着したトナーや紙粉等をクリーニングするために、例えば不織布からなるウェブクリーニング器312,322が軽く当接するよう構成されている。
【0050】
また定着ローラ310,320の離型性を高めるために、ジメチルシリコンオイルや変性シリコンオイル等の離型剤をローラ表面に塗布するスポンジ状でオイルを含浸したオイル塗布ローラ313,323が設けられている。
【0051】
更に上側定着ローラ310、下側定着ローラ320の各々に当接し或いは極く近接した位置にサーミスタ等からなる温度センサ314,324が設けられていて、ローラの周囲温度が検知され、この検知信号に基づいて加熱ヒータ311,321の点滅制御が行われ、所定の温度範囲内に保持される。
【0052】
上側定着ローラ310と下側定着ローラ320との間は図示しないバネなどの付勢部材によって線圧0.8〜1.8kg/cmで圧接されるようになっていて、この時のニップ部の長さは線圧やローラ表面の硬度によって異なるがほぼ2〜7mmとなっている。上側定着ローラ310と下側定着ローラ320とはニップ部においてスリップが生じないよう同一の駆動源によって駆動され、同じ線速(本実施例では160mm/sec)で回転し、ニップ部において両面定着が行われる。
【0053】
(実施の形態1)
本発明(請求項1)の画像形成装置では、定着手段である定着装置30は定着部材である上側および下側定着ローラ310,320の各々と、その間に挟持搬送される記録紙Pとの間に電界を形成する電界形成手段を設けたものであって、図6は第1の実施例の構成を示す断面図である。図において316は電界形成手段として設けたコロナ帯電器で、上側定着ローラ310に対向して設けられ、絶縁性のローラ表面に記録紙Pの上面トナー像のトナー電荷と同極性のプラスの電荷を付与する帯電手段として設けたコロナ帯電器である。また326は下側定着ローラ320に対向して設けたコロナ帯電器で、絶縁性のローラ表面に記録紙Pの下面トナー像のトナー電荷と同極性のマイナスの電荷が付与される。このように電界形成手段としてコロナ帯電器を用い、上側定着ローラ310には上側トナー像のトナー電荷と同極性の帯電を行い、下側定着ローラ320には下側トナー像のトナー電荷と同極性の帯電を行ってトナーとローラとの間で電気的反発力を高めることによって、両面トナー像を一括して定着を行う画像形成装置で、電気的な静電オフセットは完全に解消することができた。
【0054】
図7は第2の実施例の構成を示す断面図である。図において、317,327は導電性でスポンジ状の従動回転を可能とするローラ帯電器である。上側定着ローラ310の絶縁性をもったローラ表面に対して、+200Vの電圧が印加されたローラ帯電器317を当接回転させ、また下側定着ローラ320の絶縁性をもったローラ表面に対しては−200Vの電圧が印加されたローラ帯電器327を当接回転させてローラ表面をトナーと同極性とし、第1の実施例と同様、定着時における静電オフセットの発生を解消している。
【0055】
図8には第3の実施例を示している。この実施例では上側及び下側の定着ローラ310,320の表層310c,320c、及び中間層310b,320bに例えばカーボンブラック又は酸化チタンを含有させて導電性を付与した導電性材料で構成したローラとし、バイアス電源318,328とそれぞれに安全抵抗を介してローラの芯金310a,320aに接続することによって、上側定着ローラ310には+200V、下側定着ローラ320には−200Vのバイアス電圧を印加するようにしたもので、かかる構成で両面画像を有した多数枚の記録紙Pについて一括定着を行ったところ、電気的な静電オフセットは表面・裏面の何れについても全く認められなかった。なお上記実施例ではトナーと同極性の絶対値が200Vのバイアス電圧を印加したが絶対値が50〜300Vの電圧を印加することによって効果が得られる。
【0056】
更に別の実施態様として、下側定着ローラを導電性としてアースに接続し、上側定着ローラを絶縁性としてローラ表面にコロナ帯電器又はローラ帯電器によってプラス帯電を付与することがなされる。かかる構成で両面にトナー像を有した転写材について一括定着を行ったところ、電気的な静電オフセットは転写材の表面および裏面の何れにも認められなかった。これは上側定着ローラに圧接している下側定着ローラが接地されているため、上側定着ローラから下側へプラス電荷が転移してもアースに流れて下側定着ローラの帯電が解消されるためと考えられる。
【0057】
また他の実施態様として、下側定着ローラは導電性としてアースに接地し、上側定着ローラは導電性とて安全抵抗を介してバイアス電源から+200Vのバイアスを印加したところ電気的な静電オフセットは転写材の表面および裏面の何れにも認められなかった。これは上側定着ローラと下側定着ローラとが圧接して回転している状態においては上側定着ローラに印加したバイアス電圧はリークしてしまうが、転写材がローラ間に進入してくると上側定着ローラの転写材の通過部分には転写材の絶縁性によりプラスのバイアス電圧が印加されることとなり静電オフセットが防止されると考えられる。
【0058】
以上、定着ローラと転写材との間に電界を形成する電界形成手段を設けることによって静電オフセットを解消する実施例について説明したが、本発明は定着部材として定着ローラの他にベルトを用いた定着装置についても同様の効果が得られる。
【0059】
(実施の形態2)
本発明の画像形成装置は、転写材の片面(表面)にトナー像を形成して定着を行う第1モードと、転写材の両面にトナー像を形成して一括して定着を行う第2モードとを有し、指定手段によりモード指定を行うと、画像形成および定着について優れた制御がされて、良好な画像記録がなされる。以下この制御方法について説明する。
【0060】
図9は本発明の制御を示すブロック図である。画像形成装置本体の操作盤にはモード選択釦が設けられていて、ユーザは第1モード又は第2モードの選択を行う。この他に自動選択を行う第3モードを設け、図示しない原稿読取装置で原稿の画像読み取りを行う際、原稿裏面について画像の有無を検出し、裏面画像が検出されない場合には第1モード、裏面画像が検出された場合には第2モードに自動選択し、画像形成および定着を行うこともなされる。
【0061】
第1モードが選択されたときは、制御部はメモリより或いは原稿読取装置から表面の画像情報を呼び出して、表面画像のトナー像を感光体ドラム10上に形成し、感光体ドラム10上の表面画像のトナー像を転写器14cによって同期して給紙される記録紙P上に転写を行う(第1の画像形成工程)。上面にトナー像を保持し、定着装置30へと搬送された記録紙Pに対して定着装置30では上側定着ローラ310に対してマイナスの電界を形成するよう電界形成手段(コロナ帯電器316、ローラ帯電器317、バイアス電源318)を作動させる。一方、下側定着ローラ320に対しては電界形成手段(コロナ帯電器326、ローラ帯電器327、バイアス電源328)を作動させない。このような制御によって表面画像の定着がなされ、定着を終えた記録紙Pは排紙ローラ18により送られて、装置外部のトレイに排出される。
【0062】
第2モードが選択されたときは、制御部は先ずメモリより或いは原稿読取装置から裏面の画像情報呼び出して、裏面画像のトナー像を感光体ドラム10上に形成したのち、裏面トナー像を中間転写体のトナー像受像体14a上に転写を行う。次いで転写・清掃を終えた感光体ドラム10上に表面画像のトナー像を形成する。そして同期して給紙される記録紙Pの上面には表面画像のトナー像は転写器14cにより転写を行い(第1の画像形成工程)、トナー像受像体14a上の裏面画像のトナー像は裏面転写器14gによって記録紙Pの下面に転写を行う(第2の画像形成工程)。両面にトナー像を保持し、定着装置30へと搬送された記録紙Pに対して定着装置30では、上側定着ローラ310に対してプラスの電界を形成するよう電界形成手段(コロナ帯電器316、ローラ帯電器317、バイアス電源318)を作動させる。一方、下側定着ローラ320に対してマイナスの電界を形成するよう電界形成手段(コロナ帯電器326、ローラ帯電器327、バイアス電源328)を作動させる。なお下側定着ローラ320に対しては、ローラを導電性ローラとして接地するよう制御してもよい。このような制御によって両面画像の定着がなされ、定着を終えた記録紙Pは排紙ローラ18によって装置外部のトレイに排出される。
【0063】
【発明の効果】
【0064】
本発明によるときは、従来転写材の両面にトナー像を形成して一括定着を行う画像形成装置の制御方法では、電気的な静電オフセットは完全に解消し、長期に亘って良好な画像記録が行われると共に、片面画像については一般の画像形成装置に較べて画像品質が劣る傾向にあったことを改善し、片面画像記録においても両面画像記録においてもモード切り替えを行うことによって、電気的な静電オフセットが解消し、長期に亘って良好な画像記録が行われるよう画像形成の制御が行われることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施形態の一例を示す断面構成図。
【図2】図1の像担持体の側断面図。
【図3】両面のトナー像形成状態を示す説明図。
【図4】転写材片面に画像形成時のトナー電荷の状態を示す説明図。
【図5】転写材両面に画像形成時のトナー電荷の状態を示す説明図。
【図6】定着装置(実施例1)の構成を示す断面図。
【図7】定着装置(実施例2)の構成を示す断面図。
【図8】定着装置(実施例3)の構成を示す断面図。
【図9】片面及び両面の切り替え制御を示すブロック図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム
11 スコロトロン帯電器
12 露光ユニット
13 現像器
14a トナー像受像体(中間転写体)
14c 転写器
14g 裏面転写器
14h 紙分離AC除電器
30 定着装置
310 上側定着ローラ
320 下側定着ローラ
310a,320a 芯金
310b,320b 中間層
310c,320c 表層
311,321 加熱ヒータ
312,322 ウェブクリーニング器
313,323 オイル塗布ローラ
314,324 温度センサ
316,326 コロナ帯電器
317,327 ローラ帯電器
318,328 バイアス電源
Claims (3)
- 像担持体上に形成したトナー像を転写材の表面に直接転写する第1の画像形成工程と、像担持体上に形成したトナー像をトナー像の保持を可能とする中間転写体を介して前記転写材に転写する第2の画像形成工程とにより、転写材の両面にトナー像を形成した後に一括して加熱定着する定着手段と、画像形成および定着を制御する制御部とを設けた画像形成装置の制御方法において、
前記定着手段は、上側定着ローラと下側定着ローラを有し、前記上側定着ローラおよび前記下側定着ローラには転写材との間に電界を形成するそれぞれの第1電界形成手段および第2電界形成手段が設けられ、転写材の片面にトナー像を形成して定着する第1のモードと、転写材の両面にトナー像を形成して定着する第2のモードとを有し、前記第1及び第2のモードからモードを指定する指定手段を設け、
前記制御部は、前記指定手段により前記第1のモードが指定された場合は、前記定着手段に設けた第1電界形成手段を作動させ第2電界形成手段を作動させないで定着し、前記指定手段により前記第2のモードが指定された場合は、前記定着手段に設けた第1電界形成手段および第2電界形成手段を作動させて定着する画像形成の制御を行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記電界形成手段が前記定着部材の表面に電荷を付与する帯電部材であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記電界形成手段が前記定着部材に電圧を印加するバイアス付与手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の制御方法。
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