JP2002072908A - Lcd固定構造および電子装置 - Google Patents
Lcd固定構造および電子装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造を用いて、取り付け位置決めがで
き、装置の構造を複雑化することなく、また装置の肉厚
を増やすことのないLCD固定構造および電子装置を提
供する。 【解決手段】 矩形で有底のホルダー3にLCDパネル
4を収納するLCD固定構造であって、このホルダー3
は四周する壁面の高さがこのLCDパネル4の高さと略
均一になるよう構成されるとともに、これらの壁面の少
なくとも一つには壁面の高さと同程度または低い高さの
パネル押圧部3Aを備え、パネル押圧部3AがLCDパ
ネル4の側面4Lと当接して、パネル押圧部3Aに対向
するホルダー側内壁面(3Nxまたは6Nx)方向にL
CDパネル4を押圧することにより、ホルダー側内壁面
(3Nxまたは6Nx)とLCDパネルの側面4Nとが
面合わせされて位置決めをなすよう構成されるLCD固
定構造とした。
き、装置の構造を複雑化することなく、また装置の肉厚
を増やすことのないLCD固定構造および電子装置を提
供する。 【解決手段】 矩形で有底のホルダー3にLCDパネル
4を収納するLCD固定構造であって、このホルダー3
は四周する壁面の高さがこのLCDパネル4の高さと略
均一になるよう構成されるとともに、これらの壁面の少
なくとも一つには壁面の高さと同程度または低い高さの
パネル押圧部3Aを備え、パネル押圧部3AがLCDパ
ネル4の側面4Lと当接して、パネル押圧部3Aに対向
するホルダー側内壁面(3Nxまたは6Nx)方向にL
CDパネル4を押圧することにより、ホルダー側内壁面
(3Nxまたは6Nx)とLCDパネルの側面4Nとが
面合わせされて位置決めをなすよう構成されるLCD固
定構造とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、携帯
無線機、情報端末機器、携帯パソコン、各種の移動体通
信端末などのLCD(液晶表示部)を備えた電子装置に
係り、より詳細には、LCDパネル(液晶板)とそのホ
ルダー(パネル固定枠体)の位置決め構造に関する。
無線機、情報端末機器、携帯パソコン、各種の移動体通
信端末などのLCD(液晶表示部)を備えた電子装置に
係り、より詳細には、LCDパネル(液晶板)とそのホ
ルダー(パネル固定枠体)の位置決め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明によるLCD固定構造およ
び電子装置を示すが、従来のものもLCD固定構造を除
けば同様である。この図1では、電子装置としての携帯
電話機をその一例としたものであり、この携帯電話機の
装置本体1(上部ケース)はLCDの表示窓2を備え、
LCD(液晶表示部)の固定構造を内蔵している。矩形
で有底のLCDパネル4は、これを収納するホルダー3
の内部に設置され、両面テープ等の粘着剤または接着剤
による粘着体により、ホルダー3の底面で密着させられ
位置固定がなされる。なお、ホルダー3は外壁面から突
出してスピーカー部7を備えている。
び電子装置を示すが、従来のものもLCD固定構造を除
けば同様である。この図1では、電子装置としての携帯
電話機をその一例としたものであり、この携帯電話機の
装置本体1(上部ケース)はLCDの表示窓2を備え、
LCD(液晶表示部)の固定構造を内蔵している。矩形
で有底のLCDパネル4は、これを収納するホルダー3
の内部に設置され、両面テープ等の粘着剤または接着剤
による粘着体により、ホルダー3の底面で密着させられ
位置固定がなされる。なお、ホルダー3は外壁面から突
出してスピーカー部7を備えている。
【0003】図5および図6は、従来のLCD固定構造
要部の断面図を示す。これらの図は、図1中に示すよう
に、装置本体1の長手鉛直方向に断面をとり、パネル押
圧部3Aを含むLCD固定構造を断面Aとして表した図
である。図5において、主要な構成要素は、LCDパネ
ル4、ホルダー3、粘着体5であり、LCDパネル4
は、粘着体5を介してホルダー3の底辺部3Pの底面3
Pxに定着して取り付けられ、そこで位置固定させられ
る。ところが、設計の都合によりLCDパネル4とホル
ダー3とは始めから両サイドはぴったり密着させること
はできないので、幾分クリアランスをとっている。そし
て、作業者がLCDパネル4をホルダー3に取り付ける
にあたっては、位置決めが特には設定されているわけで
はないので、ホルダー3の壁面3Lの内壁面3LxとL
CDパネル4の側面4Lとの間で隙間が生じることがあ
り、また、反対側の端部では、ホルダー3の壁面3Nの
内壁面3NxとLCDパネル4の側面4Nとの間にも、
隙間が生じることがある。
要部の断面図を示す。これらの図は、図1中に示すよう
に、装置本体1の長手鉛直方向に断面をとり、パネル押
圧部3Aを含むLCD固定構造を断面Aとして表した図
である。図5において、主要な構成要素は、LCDパネ
ル4、ホルダー3、粘着体5であり、LCDパネル4
は、粘着体5を介してホルダー3の底辺部3Pの底面3
Pxに定着して取り付けられ、そこで位置固定させられ
る。ところが、設計の都合によりLCDパネル4とホル
ダー3とは始めから両サイドはぴったり密着させること
はできないので、幾分クリアランスをとっている。そし
て、作業者がLCDパネル4をホルダー3に取り付ける
にあたっては、位置決めが特には設定されているわけで
はないので、ホルダー3の壁面3Lの内壁面3LxとL
CDパネル4の側面4Lとの間で隙間が生じることがあ
り、また、反対側の端部では、ホルダー3の壁面3Nの
内壁面3NxとLCDパネル4の側面4Nとの間にも、
隙間が生じることがある。
【0004】また、図6は、図5と基本的には同じであ
るが、ホルダー3の壁面3Lの内壁面3Lxに連続し
て、LCDパネル4を留めて押さえるための突設部3
L’を新たに設けた。LCDパネル4は、この突設部3
L’と底辺部3Pの底面3Pxとに挟み込まれて設定さ
れるため、この作業者がこれを取り付けるにあたって
は、LCDパネル4の位置が安定していてずれることも
ないため、取り付け作業性は向上する。しかし、突設部
3L’がホルダー3の壁面3Lから突き出ているので、
ホルダー3の厚みが部分的にではあるが増すことになる
ため、電子装置全体の構造が複雑化したり、装置の厚み
に影響を与えることがある。
るが、ホルダー3の壁面3Lの内壁面3Lxに連続し
て、LCDパネル4を留めて押さえるための突設部3
L’を新たに設けた。LCDパネル4は、この突設部3
L’と底辺部3Pの底面3Pxとに挟み込まれて設定さ
れるため、この作業者がこれを取り付けるにあたって
は、LCDパネル4の位置が安定していてずれることも
ないため、取り付け作業性は向上する。しかし、突設部
3L’がホルダー3の壁面3Lから突き出ているので、
ホルダー3の厚みが部分的にではあるが増すことになる
ため、電子装置全体の構造が複雑化したり、装置の厚み
に影響を与えることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のL
CD固定構造および電子装置装置においては、まとめる
と次のような解決すべき問題点がある。 ・LCDパネル4のホルダー3への取り付けにおいて
は、正確な位置決めの設定が今だ確立できていないの
で、作業者によってムラがあるなど、不均一で不安定な
要素がある。 ・突設部3L’を設ける場合には、取り付け作業が安定
するものの、固定構造として見ると突設している分だけ
厚みを増してしまうこととなり、装置全体としては構造
の複雑化、肉厚増加、重量やコストアップに繋がってし
まう。
CD固定構造および電子装置装置においては、まとめる
と次のような解決すべき問題点がある。 ・LCDパネル4のホルダー3への取り付けにおいて
は、正確な位置決めの設定が今だ確立できていないの
で、作業者によってムラがあるなど、不均一で不安定な
要素がある。 ・突設部3L’を設ける場合には、取り付け作業が安定
するものの、固定構造として見ると突設している分だけ
厚みを増してしまうこととなり、装置全体としては構造
の複雑化、肉厚増加、重量やコストアップに繋がってし
まう。
【0006】本発明は、上述のような従来装置の問題点
に鑑みなされたもので、簡単な構造を用いて、取り付け
位置決めに効果が高く、装置の構造を複雑化することな
く、また装置の肉厚を増やすことのない優れたLCD固
定構造および電子装置を提供することを目的とする。
に鑑みなされたもので、簡単な構造を用いて、取り付け
位置決めに効果が高く、装置の構造を複雑化することな
く、また装置の肉厚を増やすことのない優れたLCD固
定構造および電子装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明による装置ケースおよび電子装置は次のよ
うな手段を用いる。なお、付した符号は図面のそれに一
致する。 (1) 矩形で有底のホルダー3にLCDパネル4を収
納するLCD固定構造であって、このホルダー3は壁面
(3L、3N等)の高さがこのLCDパネル4の高さと
略均一になるよう構成されるとともに、これらの壁面の
少なくとも一つには壁面の高さと同程度または低い高さ
のパネル押圧部3Aを備え、パネル押圧部3AがLCD
パネル4の側面4Lと当接して、パネル押圧部3Aに対
向するホルダー側内壁面(3Nxまたは6Nx)方向に
LCDパネル4を押圧することにより、ホルダー側内壁
面(3Nxまたは6Nx)とLCDパネルの側面4Nと
が面合わせされて位置決めをなすよう構成されるLCD
固定構造とした。また、このLCD固定構造において、
パネル押圧部3AはLCDパネル4の側面4Lの端辺4
Lcを押圧するつめ部として構成されていてもよい。そ
して、このLCD固定構造においては、ホルダー4の壁
面(3L、3N等)の高さはLCDパネル4の高さ(粘
着体5をも含む厚みの意味)に合わせて決定され、パネ
ル押圧部3Aはホルダー3の壁面の高さからあまり突出
しないように構成されるのが好ましい。なお、ホルダー
4の壁面は、四周する全ての壁面(3L、3M、3
M’、3N)が必須ではなく、両サイドの壁面(3Mお
よび/または3M’)を省略して、壁面3Lと壁面3N
で本発明を構成することができる。 (2)このLCD固定構造において、パネル押圧部3A
に対向する側のホルダー内壁面3Nxの端辺3Ncが丸
みを備えて構成される。 (3)装置本体に表示部構造を内設して構成される電子
装置において、この表示部構造を請求項1または2のい
ずれかに記載のLCD固定構造を備えて形成して構成さ
れる電子装置とした。
めに、本発明による装置ケースおよび電子装置は次のよ
うな手段を用いる。なお、付した符号は図面のそれに一
致する。 (1) 矩形で有底のホルダー3にLCDパネル4を収
納するLCD固定構造であって、このホルダー3は壁面
(3L、3N等)の高さがこのLCDパネル4の高さと
略均一になるよう構成されるとともに、これらの壁面の
少なくとも一つには壁面の高さと同程度または低い高さ
のパネル押圧部3Aを備え、パネル押圧部3AがLCD
パネル4の側面4Lと当接して、パネル押圧部3Aに対
向するホルダー側内壁面(3Nxまたは6Nx)方向に
LCDパネル4を押圧することにより、ホルダー側内壁
面(3Nxまたは6Nx)とLCDパネルの側面4Nと
が面合わせされて位置決めをなすよう構成されるLCD
固定構造とした。また、このLCD固定構造において、
パネル押圧部3AはLCDパネル4の側面4Lの端辺4
Lcを押圧するつめ部として構成されていてもよい。そ
して、このLCD固定構造においては、ホルダー4の壁
面(3L、3N等)の高さはLCDパネル4の高さ(粘
着体5をも含む厚みの意味)に合わせて決定され、パネ
ル押圧部3Aはホルダー3の壁面の高さからあまり突出
しないように構成されるのが好ましい。なお、ホルダー
4の壁面は、四周する全ての壁面(3L、3M、3
M’、3N)が必須ではなく、両サイドの壁面(3Mお
よび/または3M’)を省略して、壁面3Lと壁面3N
で本発明を構成することができる。 (2)このLCD固定構造において、パネル押圧部3A
に対向する側のホルダー内壁面3Nxの端辺3Ncが丸
みを備えて構成される。 (3)装置本体に表示部構造を内設して構成される電子
装置において、この表示部構造を請求項1または2のい
ずれかに記載のLCD固定構造を備えて形成して構成さ
れる電子装置とした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
によるLCD固定構造および電子装置の実施の形態を詳
細に説明する。図1は本発明によるLCD固定構造およ
び電子装置を、携帯電話機を例として表した概観斜視に
よる説明図である。そして、図2は図1に示すLCD固
定構造の断面Aによる説明図であり、また、図3はLC
Dパネル4をパネル押圧部3Aにより案内されてホルダ
ー3に取り付ける様子を示す説明図である。さらに、図
4は本発明によるLCD固定構造の他の例を示す概観斜
視による説明図(1)と断面による説明図(2)であ
る。
によるLCD固定構造および電子装置の実施の形態を詳
細に説明する。図1は本発明によるLCD固定構造およ
び電子装置を、携帯電話機を例として表した概観斜視に
よる説明図である。そして、図2は図1に示すLCD固
定構造の断面Aによる説明図であり、また、図3はLC
Dパネル4をパネル押圧部3Aにより案内されてホルダ
ー3に取り付ける様子を示す説明図である。さらに、図
4は本発明によるLCD固定構造の他の例を示す概観斜
視による説明図(1)と断面による説明図(2)であ
る。
【0009】矩形有底で薄肉薄厚の箱型のホルダー3
は、やはり類似する矩形(四角)形でやや外枠形状で小
型なLCDパネル4を収納して、LCD固定構造を形成
している。ホルダー3は周囲4箇所の内壁面のうち少な
くとも1つの内壁面にパネル押圧部3Aを備える。この
パネル押圧部3Aは単数でも複数でもよいが2箇所位を
中心から対称地点に設けるのがバランスが良い。横幅は
携帯電話機では1箇所が2mm程度が適当であるが、もっ
と広くてもよいし、1つの内壁面の全域に渡って配設す
ることも可能である。また、このパネル押圧部3Aは4
箇所の内壁面(3L、3M、3M’、3N)のうち一つ
の内壁面にだけに設けても勿論よいが、隣り合う複数の
内壁面に設けてもよい。例えば、内壁面3Lにパネル押
圧部3Aを設けておき、隣り合う内壁面(3Mまたは3
M’)にもパネル押圧部3Aをさらに設けるならば、内
壁面3Lと直交する別の内壁面(3Mまたは3M’)へ
の押圧力がさらに働くことにより、本発明の位置決めの
効果はさらに高められる
は、やはり類似する矩形(四角)形でやや外枠形状で小
型なLCDパネル4を収納して、LCD固定構造を形成
している。ホルダー3は周囲4箇所の内壁面のうち少な
くとも1つの内壁面にパネル押圧部3Aを備える。この
パネル押圧部3Aは単数でも複数でもよいが2箇所位を
中心から対称地点に設けるのがバランスが良い。横幅は
携帯電話機では1箇所が2mm程度が適当であるが、もっ
と広くてもよいし、1つの内壁面の全域に渡って配設す
ることも可能である。また、このパネル押圧部3Aは4
箇所の内壁面(3L、3M、3M’、3N)のうち一つ
の内壁面にだけに設けても勿論よいが、隣り合う複数の
内壁面に設けてもよい。例えば、内壁面3Lにパネル押
圧部3Aを設けておき、隣り合う内壁面(3Mまたは3
M’)にもパネル押圧部3Aをさらに設けるならば、内
壁面3Lと直交する別の内壁面(3Mまたは3M’)へ
の押圧力がさらに働くことにより、本発明の位置決めの
効果はさらに高められる
【0010】図2において、このパネル押圧部3AはL
CDパネル4の側面4Lまたは端辺4Lcと当接するこ
とで、LCDパネル4を案内することとなり、パネルの
配置する位置が決まってくる。このパネル押圧部3A
は、LCDパネル4の側面4Lまたは端辺4Lcと当接
または押圧する構造であればよい。図においては、断面
「く」の字状にして弾性力を持たせるようにして形成し
ているが、これに限らず、丸型または山形の突起を設け
た内壁面としてもよい。また、このパネル押圧部3Aは
端辺4Lcと当接するように示されているが、このパネ
ル押圧部3Aの高さをやや低く設定することにすれば、
今度は側面4Lと当接する構成となる。この辺りの技術
事項は、従来からある周知の関連技術を適宜適用して設
計すればよいものである。
CDパネル4の側面4Lまたは端辺4Lcと当接するこ
とで、LCDパネル4を案内することとなり、パネルの
配置する位置が決まってくる。このパネル押圧部3A
は、LCDパネル4の側面4Lまたは端辺4Lcと当接
または押圧する構造であればよい。図においては、断面
「く」の字状にして弾性力を持たせるようにして形成し
ているが、これに限らず、丸型または山形の突起を設け
た内壁面としてもよい。また、このパネル押圧部3Aは
端辺4Lcと当接するように示されているが、このパネ
ル押圧部3Aの高さをやや低く設定することにすれば、
今度は側面4Lと当接する構成となる。この辺りの技術
事項は、従来からある周知の関連技術を適宜適用して設
計すればよいものである。
【0011】そして、パネル押圧部3Aに対向する側に
は、図2と3においてはホルダー内壁面3Nxがあり、
また図4においては内設部材6の壁面6Nxがある。こ
こで、案内されたLCDパネル4の側面4Nと、これら
の内壁面3Nxまたは壁面6Nxとが、面合わせされる
ようにして位置設定されており、その結果としてそれぞ
れの位置決めの決定がなされる。
は、図2と3においてはホルダー内壁面3Nxがあり、
また図4においては内設部材6の壁面6Nxがある。こ
こで、案内されたLCDパネル4の側面4Nと、これら
の内壁面3Nxまたは壁面6Nxとが、面合わせされる
ようにして位置設定されており、その結果としてそれぞ
れの位置決めの決定がなされる。
【0012】図3はLCDパネル4をパネル押圧部3A
によりホルダー3に取り付ける様子を示すが、LCDパ
ネル4の端辺4Lcはパネル押圧部3Aに常に当接され
ており、ここで位置決めのガイドがなされる。ここが軸
の中心となるようにしてLCDパネル4は回動しながら
収納されていき、案内されたLCDパネル4の側面4N
とホルダー3の内壁面3Nxとが面合わせされたところ
で設定位置となり、位置決定される。
によりホルダー3に取り付ける様子を示すが、LCDパ
ネル4の端辺4Lcはパネル押圧部3Aに常に当接され
ており、ここで位置決めのガイドがなされる。ここが軸
の中心となるようにしてLCDパネル4は回動しながら
収納されていき、案内されたLCDパネル4の側面4N
とホルダー3の内壁面3Nxとが面合わせされたところ
で設定位置となり、位置決定される。
【0013】これらのLCD固定構造においては、パネ
ル押圧部3AはLCDパネル4の端辺4Lcを押圧する
つめ部として構成されるのが好ましい。このパネル押圧
部3Aには弾性力を持たせ、常時LCDパネル4を押圧
する力を働くようにするなら、面合わせは堅固になり位
置ずれも防止できる。そしてまた、パネル押圧部3Aに
対向するホルダー側内壁面(3Nxまたは6Nx)の端
辺(図2では3Nc、図6では記載されてない)に丸み
を備えて構成されるならば、LCDパネル4はホルダー
3に収納される際、端辺の角にぶつかることなく、衝撃
を緩和してスムーズな動作が可能になる。
ル押圧部3AはLCDパネル4の端辺4Lcを押圧する
つめ部として構成されるのが好ましい。このパネル押圧
部3Aには弾性力を持たせ、常時LCDパネル4を押圧
する力を働くようにするなら、面合わせは堅固になり位
置ずれも防止できる。そしてまた、パネル押圧部3Aに
対向するホルダー側内壁面(3Nxまたは6Nx)の端
辺(図2では3Nc、図6では記載されてない)に丸み
を備えて構成されるならば、LCDパネル4はホルダー
3に収納される際、端辺の角にぶつかることなく、衝撃
を緩和してスムーズな動作が可能になる。
【0014】このLCD固定構造において、LCDパネ
ル4の周囲にあるホルダー3の4壁面(3L、3M、3
M’、3N)の高さは、LCDパネル4の高さに合わせ
て決定されるが、粘着体5の厚みも考慮に入れると正確
である。ここでは、ホルダー3の4壁面の高さは、LC
Dパネル4を保護するという観点で見れば、これと同等
か僅かに高い位が適当であり、高すぎると無駄な構成や
スペースが増え、電子装置そのものの厚みに影響する。
ル4の周囲にあるホルダー3の4壁面(3L、3M、3
M’、3N)の高さは、LCDパネル4の高さに合わせ
て決定されるが、粘着体5の厚みも考慮に入れると正確
である。ここでは、ホルダー3の4壁面の高さは、LC
Dパネル4を保護するという観点で見れば、これと同等
か僅かに高い位が適当であり、高すぎると無駄な構成や
スペースが増え、電子装置そのものの厚みに影響する。
【0015】図4は、本発明によるLCD固定構造の他
の例を示す(1)外観斜視図と(2)断面図であるが、この
図でのホルダー3は、LCDパネル4のほかに内設部材
6を備えている。内設部材6はホルダー3の内壁面3N
xに密着して取り付けられていて、LCD固定構造を構
成し、平面状の壁面6Nxを有する。このような構成で
は、LCDパネル4を取り付けるにあたっては、内設部
材6の壁面6NxとLCDパネル4の側面4Nとが面合
わせすることで位置決めがなされる。
の例を示す(1)外観斜視図と(2)断面図であるが、この
図でのホルダー3は、LCDパネル4のほかに内設部材
6を備えている。内設部材6はホルダー3の内壁面3N
xに密着して取り付けられていて、LCD固定構造を構
成し、平面状の壁面6Nxを有する。このような構成で
は、LCDパネル4を取り付けるにあたっては、内設部
材6の壁面6NxとLCDパネル4の側面4Nとが面合
わせすることで位置決めがなされる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、次のような
優れた効果を発揮する。なお、次の効果の記載は請求項
に対応している。 (1)パネル押圧部3AがLCDパネル4の側面4Lま
たは端辺4Lcと当接してLCDパネル4を案内するこ
とにより、パネル押圧部3Aに対向するホルダー側の内
壁面(3Nxまたは6Nx)とLCDパネルの側面4N
とが面合わせされて位置決めをなすよう構成されている
ので、簡単な装置構成で確実な位置固定が可能となる。
また、パネル押圧部3Aは弾性のあるつめ部として構成
されるならば、ずれがなく堅固な位置決め構造ができ
る。そして、ホルダー4つの壁面(3L、3M、3
M’、3N)の高さは、LCDパネル4の高さ(粘着体
5をも含む厚み)に合わせて決定されており、パネル押
圧部3Aはホルダー3の壁面の高さからあまり突出しな
いよう構成されるので、装置の厚み増加などの悪い影響
を与えることがない。 (2)パネル押圧部3Aに対向する側のホルダー内壁面
3Nxの端辺3Ncが丸みを備えて構成されるので、衝
撃を緩和し、端辺どおしがぶつかることなく、部材の破
損等を防ぎ、LCDパネル4のよりスムーズな取り付け
が可能となる。 (3)装置本体に表示部構造を内設して構成される電子
装置において、この表示部構造を本発明のLCD固定構
造を備えて形成して構成したので、位置ずれのないLC
Dパネルを有する電子装置が容易に得られ、装置の製造
工程を効率化し、厚みを増やすことがなく、デザイン的
にも優れる電子装置を市場に提供できる。
優れた効果を発揮する。なお、次の効果の記載は請求項
に対応している。 (1)パネル押圧部3AがLCDパネル4の側面4Lま
たは端辺4Lcと当接してLCDパネル4を案内するこ
とにより、パネル押圧部3Aに対向するホルダー側の内
壁面(3Nxまたは6Nx)とLCDパネルの側面4N
とが面合わせされて位置決めをなすよう構成されている
ので、簡単な装置構成で確実な位置固定が可能となる。
また、パネル押圧部3Aは弾性のあるつめ部として構成
されるならば、ずれがなく堅固な位置決め構造ができ
る。そして、ホルダー4つの壁面(3L、3M、3
M’、3N)の高さは、LCDパネル4の高さ(粘着体
5をも含む厚み)に合わせて決定されており、パネル押
圧部3Aはホルダー3の壁面の高さからあまり突出しな
いよう構成されるので、装置の厚み増加などの悪い影響
を与えることがない。 (2)パネル押圧部3Aに対向する側のホルダー内壁面
3Nxの端辺3Ncが丸みを備えて構成されるので、衝
撃を緩和し、端辺どおしがぶつかることなく、部材の破
損等を防ぎ、LCDパネル4のよりスムーズな取り付け
が可能となる。 (3)装置本体に表示部構造を内設して構成される電子
装置において、この表示部構造を本発明のLCD固定構
造を備えて形成して構成したので、位置ずれのないLC
Dパネルを有する電子装置が容易に得られ、装置の製造
工程を効率化し、厚みを増やすことがなく、デザイン的
にも優れる電子装置を市場に提供できる。
【図1】本発明によるLCD固定構造および電子装置
を、携帯電話機を例として示した概観斜視による説明図
である。
を、携帯電話機を例として示した概観斜視による説明図
である。
【図2】図1に示すLCD固定構造の断面Aによる説明
図である。
図である。
【図3】LCDパネル4をパネル押圧部3Aによりホル
ダー3に取り付ける様子を示す説明図である。
ダー3に取り付ける様子を示す説明図である。
【図4】本発明によるLCD固定構造の他の例を示す概
観斜視による説明図(1)と断面による説明図(2)で
ある。
観斜視による説明図(1)と断面による説明図(2)で
ある。
【図5】従来のLCD固定構造を示す要部の断面図であ
る。
る。
【図6】従来の他のLCD固定構造を示す要部の断面図
である。
である。
1 装置本体 3 ホルダー 3A パネル押圧部 3Nx ホルダーの内壁面 3Nc ホルダーの内壁面の端辺 3L、3M、3M’、3N ホルダーの壁面 4 LCDパネル 4N、4L LCDパネルの側面 4Lc LCDパネルの側面の端辺 5 粘着体 6 内設部材 6Nx 内壁面
Claims (3)
- 【請求項1】 矩形で有底のホルダーにLCDパネルを
収納するLCD固定構造であって、前記ホルダーは壁面
の高さが前記LCDパネルの高さと略均一になるよう構
成されるとともに、前記壁面の少なくとも一つには前記
壁面の高さと同程度または低い高さのパネル押圧部を備
え、前記パネル押圧部が前記LCDパネル側面と当接し
て、前記パネル押圧部に対向するホルダー側内壁面方向
に前記LCDパネルを押圧することにより、前記ホルダ
ー側内壁面とLCDパネル側面とが面合わせされて位置
決めをなすよう構成されることを特徴とするLCD固定
構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のLCD固定構造におい
て、前記パネル押圧部に対向する側のホルダー内壁面の
端辺が丸みを備えて構成されることを特徴とするLCD
固定構造。 - 【請求項3】 装置本体に表示部構造を内設して構成さ
れる電子装置において、前記表示部構造を請求項1また
は2のいずれかに記載のLCD固定構造を備えて形成し
て構成されることを特徴とする電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000263934A JP2002072908A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | Lcd固定構造および電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000263934A JP2002072908A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | Lcd固定構造および電子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002072908A true JP2002072908A (ja) | 2002-03-12 |
Family
ID=18751419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000263934A Pending JP2002072908A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | Lcd固定構造および電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002072908A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008026638A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Epson Imaging Devices Corp | 液晶表示装置 |
JP2009020338A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Yazaki Corp | Lcd保持装置および車両用メータ |
JP2009081651A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Fujitsu Ltd | 電子機器 |
-
2000
- 2000-08-31 JP JP2000263934A patent/JP2002072908A/ja active Pending
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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