JP2002070095A - 病院用給水装置 - Google Patents
病院用給水装置Info
- Publication number
- JP2002070095A JP2002070095A JP2000259022A JP2000259022A JP2002070095A JP 2002070095 A JP2002070095 A JP 2002070095A JP 2000259022 A JP2000259022 A JP 2000259022A JP 2000259022 A JP2000259022 A JP 2000259022A JP 2002070095 A JP2002070095 A JP 2002070095A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- water supply
- water
- supply pipe
- superheated steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 病院内で消毒水を供給する場合において、ラ
ンニングコストを低減することができる病院用給水装置
を提供する。 【解決手段】 給水管12と、給水管12からの水を導
入して加熱手段18によって水を加熱消毒して消毒水を
吐出する消毒タンク14と、消毒タンク14に接続さ
れ、消毒タンク14から吐出された消毒水を供給するた
めの消毒水供給管とを備えた病院用給水装置において、
加熱手段18は、固体蓄熱材42と液体蓄熱材44が充
填されて成る蓄熱部36と、蓄熱部36を加熱するヒー
タ38と、蓄熱部36内を通過するように配設されると
共に蓄熱部36内に供給された水を過熱して過熱水蒸気
を吐出する伝熱管24とが設けられている蓄熱槽22
と、伝熱管24に接続され、蓄熱部36で過熱されて生
成される過熱水蒸気が消毒タンク14内を通過するよう
に配設されている過熱水蒸気供給管20とを具備するこ
とを特徴とする。
ンニングコストを低減することができる病院用給水装置
を提供する。 【解決手段】 給水管12と、給水管12からの水を導
入して加熱手段18によって水を加熱消毒して消毒水を
吐出する消毒タンク14と、消毒タンク14に接続さ
れ、消毒タンク14から吐出された消毒水を供給するた
めの消毒水供給管とを備えた病院用給水装置において、
加熱手段18は、固体蓄熱材42と液体蓄熱材44が充
填されて成る蓄熱部36と、蓄熱部36を加熱するヒー
タ38と、蓄熱部36内を通過するように配設されると
共に蓄熱部36内に供給された水を過熱して過熱水蒸気
を吐出する伝熱管24とが設けられている蓄熱槽22
と、伝熱管24に接続され、蓄熱部36で過熱されて生
成される過熱水蒸気が消毒タンク14内を通過するよう
に配設されている過熱水蒸気供給管20とを具備するこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院内で手術前後
の手洗いなどに用いられる水を供給するための給水装置
に関する。
の手洗いなどに用いられる水を供給するための給水装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】病院内では、手術の前後の手洗いや医療
用器具の洗浄を行うために、消毒した水を使用してい
る。このような消毒した水を供給するために、従来から
図9に示すような構造の給水装置が知られている。給水
装置1は水道水を供給する給水管2に消毒タンク3が接
続され、消毒タンク3内で加熱消毒された消毒水が消毒
水供給管4を介して使用者に給水されるように設けられ
ている。
用器具の洗浄を行うために、消毒した水を使用してい
る。このような消毒した水を供給するために、従来から
図9に示すような構造の給水装置が知られている。給水
装置1は水道水を供給する給水管2に消毒タンク3が接
続され、消毒タンク3内で加熱消毒された消毒水が消毒
水供給管4を介して使用者に給水されるように設けられ
ている。
【0003】給水管2を流れてきた水は、消毒タンク3
内に導入される。消毒タンク3内には電気ヒータ5が設
けられており、該電気ヒータ5が通電されることで消毒
タンク3内の水を加熱して消毒する。加熱消毒された水
は消毒タンク3から、消毒水供給管4内を、蛇口6等が
設けられている下流側の先端へ流れていく。なお、消毒
タンク3内での消毒方法としては、電気ヒータ5を用い
る以外にも紫外線ランプを用いる方法がある。
内に導入される。消毒タンク3内には電気ヒータ5が設
けられており、該電気ヒータ5が通電されることで消毒
タンク3内の水を加熱して消毒する。加熱消毒された水
は消毒タンク3から、消毒水供給管4内を、蛇口6等が
設けられている下流側の先端へ流れていく。なお、消毒
タンク3内での消毒方法としては、電気ヒータ5を用い
る以外にも紫外線ランプを用いる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】病院内の給水装置にお
いては、緊急の手術が行われたりする場合もあるため、
常に洗浄等に用いる消毒水が供給できる状態になくては
ならない。つまり、電気ヒータまたは紫外線ランプを用
いて供給水を消毒して供給する病院用の給水装置では、
電気ヒータまたは紫外線ランプを常時通電しておく必要
がある。このように、従来の病院用の給水装置では、電
気ヒータや紫外線ランプの常時通電により電気代などの
ランニングコストがかさんでいるという課題がある。
いては、緊急の手術が行われたりする場合もあるため、
常に洗浄等に用いる消毒水が供給できる状態になくては
ならない。つまり、電気ヒータまたは紫外線ランプを用
いて供給水を消毒して供給する病院用の給水装置では、
電気ヒータまたは紫外線ランプを常時通電しておく必要
がある。このように、従来の病院用の給水装置では、電
気ヒータや紫外線ランプの常時通電により電気代などの
ランニングコストがかさんでいるという課題がある。
【0005】また、従来の給水装置では、消毒タンク内
に導入された水については確かに消毒することができる
が、消毒後の水を流す給水管の内壁面は電気ヒータや紫
外線ランプでは消毒することができない。これでは、せ
っかく消毒した水を給水しようとしても、消毒水が給水
管内壁面に付着していた菌などで再汚染されるおそれも
ある。そこで、一定期間おきに水の供給を停止し、消毒
薬を給水管内に流すことが必要になっており、消毒薬の
流し込みやその後の消毒薬の洗浄に手間がかかっている
という課題がある。
に導入された水については確かに消毒することができる
が、消毒後の水を流す給水管の内壁面は電気ヒータや紫
外線ランプでは消毒することができない。これでは、せ
っかく消毒した水を給水しようとしても、消毒水が給水
管内壁面に付着していた菌などで再汚染されるおそれも
ある。そこで、一定期間おきに水の供給を停止し、消毒
薬を給水管内に流すことが必要になっており、消毒薬の
流し込みやその後の消毒薬の洗浄に手間がかかっている
という課題がある。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、病院内で消毒水を供給
する場合において、ランニングコストを低減することが
できる病院用給水装置を提供することにある。
され、その目的とするところは、病院内で消毒水を供給
する場合において、ランニングコストを低減することが
できる病院用給水装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る病院用給水装置によれば、給水管と、該給水管に接続
され、給水管内からの水を導入して加熱手段によって該
水を加熱消毒し、消毒後の消毒水を吐出する消毒タンク
と、該消毒タンクに接続され、消毒タンクから吐出され
た消毒水を供給するための消毒水供給管とを備えた病院
用給水装置において、前記加熱手段は、固体蓄熱材と液
体蓄熱材が充填されて成る蓄熱部と、該蓄熱部を加熱す
るヒータと、蓄熱部内を通過するように配設されると共
に蓄熱部内に供給された水を過熱して過熱水蒸気を吐出
する伝熱管とが設けられている蓄熱槽と、該伝熱管に接
続され、前記蓄熱部で過熱されて生成される過熱水蒸気
が前記消毒タンク内を通過するように配設されている過
熱水蒸気供給管とを具備することを特徴としている。こ
の構成を採用することによって、消毒タンク内に導入さ
れた水を、安価な深夜電力を利用して蓄熱しておいた熱
を用いて加熱することが可能となる。このため、給水装
置のランニングコストの低減を図ることができる。
る病院用給水装置によれば、給水管と、該給水管に接続
され、給水管内からの水を導入して加熱手段によって該
水を加熱消毒し、消毒後の消毒水を吐出する消毒タンク
と、該消毒タンクに接続され、消毒タンクから吐出され
た消毒水を供給するための消毒水供給管とを備えた病院
用給水装置において、前記加熱手段は、固体蓄熱材と液
体蓄熱材が充填されて成る蓄熱部と、該蓄熱部を加熱す
るヒータと、蓄熱部内を通過するように配設されると共
に蓄熱部内に供給された水を過熱して過熱水蒸気を吐出
する伝熱管とが設けられている蓄熱槽と、該伝熱管に接
続され、前記蓄熱部で過熱されて生成される過熱水蒸気
が前記消毒タンク内を通過するように配設されている過
熱水蒸気供給管とを具備することを特徴としている。こ
の構成を採用することによって、消毒タンク内に導入さ
れた水を、安価な深夜電力を利用して蓄熱しておいた熱
を用いて加熱することが可能となる。このため、給水装
置のランニングコストの低減を図ることができる。
【0008】また、一端側が前記伝熱管または前記過熱
水蒸気供給管に接続され、他端側が消毒水供給管に接続
され、該消毒水供給管内に、前記蓄熱部で過熱されて生
成される過熱水蒸気を供給することができるように配設
されている第2の過熱水蒸気供給管を備えるようにすれ
ば、蓄熱部で生成される過熱水蒸気を消毒水供給管の消
毒用として直接消毒水供給管に導入することができる。
このため、消毒液等を流して消毒しなくともよく手間を
省くことができる。
水蒸気供給管に接続され、他端側が消毒水供給管に接続
され、該消毒水供給管内に、前記蓄熱部で過熱されて生
成される過熱水蒸気を供給することができるように配設
されている第2の過熱水蒸気供給管を備えるようにすれ
ば、蓄熱部で生成される過熱水蒸気を消毒水供給管の消
毒用として直接消毒水供給管に導入することができる。
このため、消毒液等を流して消毒しなくともよく手間を
省くことができる。
【0009】さらに、前記消毒タンクから吐出される水
を冷却する冷却器を設けたことを特徴とすれば、消毒タ
ンクによる加熱量が大きすぎて使用時に高温すぎた場合
であっても、冷却して使用に適した温度にすることがで
きる。
を冷却する冷却器を設けたことを特徴とすれば、消毒タ
ンクによる加熱量が大きすぎて使用時に高温すぎた場合
であっても、冷却して使用に適した温度にすることがで
きる。
【0010】なお、前記伝熱管または前記過熱水蒸気供
給管に接続されている第3の過熱水蒸気供給管と、該第
3の過熱水蒸気供給管内を通過する過熱水蒸気を冷却し
て凝縮させる冷却器と、該冷却器によって冷却された過
熱水蒸気を消毒水供給管に供給するように、前記冷却器
と消毒水供給管との間を接続する第2の給水管とを具備
することを特徴とすれば、冷却水を混入して消毒後の温
度を下げることができるが、この冷却水として過熱水蒸
気の凝縮したものを用いることができる。すなわち、最
初から滅菌状態にある過熱水蒸気を用いて水の冷却を行
えるので、消毒された消毒水の汚染を防止することがで
きる。
給管に接続されている第3の過熱水蒸気供給管と、該第
3の過熱水蒸気供給管内を通過する過熱水蒸気を冷却し
て凝縮させる冷却器と、該冷却器によって冷却された過
熱水蒸気を消毒水供給管に供給するように、前記冷却器
と消毒水供給管との間を接続する第2の給水管とを具備
することを特徴とすれば、冷却水を混入して消毒後の温
度を下げることができるが、この冷却水として過熱水蒸
気の凝縮したものを用いることができる。すなわち、最
初から滅菌状態にある過熱水蒸気を用いて水の冷却を行
えるので、消毒された消毒水の汚染を防止することがで
きる。
【0011】なお、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径
の異なる固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒
径の固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込む
ように形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体
蓄熱材が充填されていることを特徴とすると、蓄熱部内
の単位面積あたりの固体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密
度を大きく取ることができる。このため、蓄熱部内に蓄
熱される熱量も大とすることができ、なるべく少ない電
力で多くの熱を蓄熱してランニングコスト低減をさらに
図ることができる。
の異なる固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒
径の固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込む
ように形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体
蓄熱材が充填されていることを特徴とすると、蓄熱部内
の単位面積あたりの固体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密
度を大きく取ることができる。このため、蓄熱部内に蓄
熱される熱量も大とすることができ、なるべく少ない電
力で多くの熱を蓄熱してランニングコスト低減をさらに
図ることができる。
【0012】また、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグ
ネシア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた
一種又は二種以上の粒体であることとすれば、熱量の蓄
熱効果を高めることができ、少ない電力で多くの熱を蓄
熱してランニングコストの低減をさらに図ることができ
る。さらに、前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩であ
ることによっても熱量の蓄熱効果を高めることができ、
少ない電力で多くの熱を蓄熱してランニングコストの低
減をさらに図ることができる。
ネシア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた
一種又は二種以上の粒体であることとすれば、熱量の蓄
熱効果を高めることができ、少ない電力で多くの熱を蓄
熱してランニングコストの低減をさらに図ることができ
る。さらに、前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩であ
ることによっても熱量の蓄熱効果を高めることができ、
少ない電力で多くの熱を蓄熱してランニングコストの低
減をさらに図ることができる。
【0013】請求項8記載の本発明の病院用給水装置に
よれば、固体蓄熱材と液体蓄熱材が充填されて成る蓄熱
部と、該蓄熱部を加熱するヒータと、蓄熱部内を通過す
るように配設されると共に蓄熱部内に供給された水を過
熱して過熱水蒸気を吐出する伝熱管とが設けられている
蓄熱槽と、一端側が該伝熱管に接続される過熱水蒸気供
給管と、該過熱水蒸気供給管の他端側に接続され、過熱
水蒸気を冷却して凝縮させる冷却器と、前記冷却器に接
続され、凝縮された過熱水蒸気を供給する給水管とを具
備することを特徴としている。この構成を採用すること
によって、本来500度を超え、滅菌されている過熱水
蒸気を凝縮させて洗浄用等の水に用いるので消毒タンク
等の設備が不要となる。また、過熱水蒸気は、安価な深
夜電力を利用して蓄熱しておいた熱を用いて生成させる
ので、給水された水を直接使用する時間帯である日中に
はほとんど電力を使用しなくてもよいので装置のランニ
ングコストの低減を図ることができる。
よれば、固体蓄熱材と液体蓄熱材が充填されて成る蓄熱
部と、該蓄熱部を加熱するヒータと、蓄熱部内を通過す
るように配設されると共に蓄熱部内に供給された水を過
熱して過熱水蒸気を吐出する伝熱管とが設けられている
蓄熱槽と、一端側が該伝熱管に接続される過熱水蒸気供
給管と、該過熱水蒸気供給管の他端側に接続され、過熱
水蒸気を冷却して凝縮させる冷却器と、前記冷却器に接
続され、凝縮された過熱水蒸気を供給する給水管とを具
備することを特徴としている。この構成を採用すること
によって、本来500度を超え、滅菌されている過熱水
蒸気を凝縮させて洗浄用等の水に用いるので消毒タンク
等の設備が不要となる。また、過熱水蒸気は、安価な深
夜電力を利用して蓄熱しておいた熱を用いて生成させる
ので、給水された水を直接使用する時間帯である日中に
はほとんど電力を使用しなくてもよいので装置のランニ
ングコストの低減を図ることができる。
【0014】なお、請求項8に記載した病院用給水装置
において、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の異なる
固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒径の固体
蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むように形
成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱材が
充填されていることを特徴とすると、蓄熱部内の単位面
積あたりの固体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密度を大き
く取ることができる。このため、蓄熱部内に蓄熱される
熱量も大とすることができ、なるべく少ない電力で多く
の熱を蓄熱してランニングコスト低減をさらに図ること
ができる。
において、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の異なる
固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒径の固体
蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むように形
成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱材が
充填されていることを特徴とすると、蓄熱部内の単位面
積あたりの固体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密度を大き
く取ることができる。このため、蓄熱部内に蓄熱される
熱量も大とすることができ、なるべく少ない電力で多く
の熱を蓄熱してランニングコスト低減をさらに図ること
ができる。
【0015】また、請求項8に記載した病院用給水装置
において、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネシア、
マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一種又は
二種以上の粒体であることとすれば、熱量の蓄熱効果を
高めることができ、少ない電力で多くの熱を蓄熱してラ
ンニングコストの低減をさらに図ることができる。さら
に、請求項8に記載した病院用給水装置において、前記
蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩であることによっても
熱量の蓄熱効果を高めることができ、少ない電力で多く
の熱を蓄熱してランニングコストの低減をさらに図るこ
とができる。
において、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネシア、
マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一種又は
二種以上の粒体であることとすれば、熱量の蓄熱効果を
高めることができ、少ない電力で多くの熱を蓄熱してラ
ンニングコストの低減をさらに図ることができる。さら
に、請求項8に記載した病院用給水装置において、前記
蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩であることによっても
熱量の蓄熱効果を高めることができ、少ない電力で多く
の熱を蓄熱してランニングコストの低減をさらに図るこ
とができる。
【0016】請求項12記載の本発明の病院用給水装置
によれば、給水管と、該給水管内の水を加熱する温水器
とを備えた病院用給水装置において、該温水器は、前記
給水管の周囲を所定の空間を空けて覆う外筒と、固体蓄
熱材と液体蓄熱材が充填されて成る蓄熱部と、該蓄熱部
を加熱するヒータと、蓄熱部内を通過するように配設さ
れると共に蓄熱部内に供給された水を過熱して過熱水蒸
気を吐出する伝熱管とが設けられている蓄熱槽と、該伝
熱管に接続され、前記蓄熱部で過熱されて生成される過
熱水蒸気を、前記外筒と給水管との間に形成された空間
に供給するように配設されている過熱水蒸気供給管とを
具備することを特徴としている。この構成を採用するこ
とによって、ガスによって加熱する大型の給湯設備を採
用しなくともよく全体の小型化を図ることができ、しか
も安価な深夜電力を利用して蓄熱しておいた蓄熱槽の熱
を利用できるのでランニングコストの低減を図ることが
できる。
によれば、給水管と、該給水管内の水を加熱する温水器
とを備えた病院用給水装置において、該温水器は、前記
給水管の周囲を所定の空間を空けて覆う外筒と、固体蓄
熱材と液体蓄熱材が充填されて成る蓄熱部と、該蓄熱部
を加熱するヒータと、蓄熱部内を通過するように配設さ
れると共に蓄熱部内に供給された水を過熱して過熱水蒸
気を吐出する伝熱管とが設けられている蓄熱槽と、該伝
熱管に接続され、前記蓄熱部で過熱されて生成される過
熱水蒸気を、前記外筒と給水管との間に形成された空間
に供給するように配設されている過熱水蒸気供給管とを
具備することを特徴としている。この構成を採用するこ
とによって、ガスによって加熱する大型の給湯設備を採
用しなくともよく全体の小型化を図ることができ、しか
も安価な深夜電力を利用して蓄熱しておいた蓄熱槽の熱
を利用できるのでランニングコストの低減を図ることが
できる。
【0017】また、請求項12に記載した病院用給水装
置において、一端側が前記伝熱管または前記過熱水蒸気
供給管に接続され、他端側が前記熱水器が設けられた部
位よりも下流側の前記給水管に接続され、該熱水器が設
けられた部位よりも下流側の給水管内に、前記蓄熱部で
過熱されて生成される過熱水蒸気を供給することができ
るように配設されている第2の過熱水蒸気供給管を備え
るようにすれば、蓄熱部で生成される過熱水蒸気を給水
管の消毒用として直接消毒水供給管に導入することがで
きる。このため、消毒液等を流して給水管内を消毒しな
くともよく手間を省くことができる。
置において、一端側が前記伝熱管または前記過熱水蒸気
供給管に接続され、他端側が前記熱水器が設けられた部
位よりも下流側の前記給水管に接続され、該熱水器が設
けられた部位よりも下流側の給水管内に、前記蓄熱部で
過熱されて生成される過熱水蒸気を供給することができ
るように配設されている第2の過熱水蒸気供給管を備え
るようにすれば、蓄熱部で生成される過熱水蒸気を給水
管の消毒用として直接消毒水供給管に導入することがで
きる。このため、消毒液等を流して給水管内を消毒しな
くともよく手間を省くことができる。
【0018】なお、請求項12に記載した病院用給水装
置において、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の異な
る固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒径の固
体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むように
形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱材
が充填されていることを特徴とすると、蓄熱部内の単位
面積あたりの固体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密度を大
きく取ることができる。このため、蓄熱部内に蓄熱され
る熱量も大とすることができ、なるべく少ない電力で多
くの熱を蓄熱してランニングコスト低減をさらに図るこ
とができる。
置において、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の異な
る固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒径の固
体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むように
形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱材
が充填されていることを特徴とすると、蓄熱部内の単位
面積あたりの固体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密度を大
きく取ることができる。このため、蓄熱部内に蓄熱され
る熱量も大とすることができ、なるべく少ない電力で多
くの熱を蓄熱してランニングコスト低減をさらに図るこ
とができる。
【0019】また、請求項12に記載した病院用給水装
置において、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネシ
ア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一種
又は二種以上の粒体であることとすれば、熱量の蓄熱効
果を高めることができ、少ない電力で多くの熱を蓄熱し
てランニングコストの低減をさらに図ることができる。
さらに、請求項12に記載した病院用給水装置におい
て、前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩であることに
よっても熱量の蓄熱効果を高めることができ、少ない電
力で多くの熱を蓄熱してランニングコストの低減をさら
に図ることができる。
置において、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネシ
ア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一種
又は二種以上の粒体であることとすれば、熱量の蓄熱効
果を高めることができ、少ない電力で多くの熱を蓄熱し
てランニングコストの低減をさらに図ることができる。
さらに、請求項12に記載した病院用給水装置におい
て、前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩であることに
よっても熱量の蓄熱効果を高めることができ、少ない電
力で多くの熱を蓄熱してランニングコストの低減をさら
に図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。 (第1実施形態)まず、図1に基づいて、給水管に消毒
タンクを設けた病院用給水装置の第1の実施形態につい
て説明する。本実施形態での病院用給水装置10は、水
道水等を流す給水管12と、給水管12の下流部に接続
された消毒タンク14と、消毒タンク14から蛇口15
等が設けられた下流側へ消毒済みの水(以下、単に消毒
水ということもある)を流す消毒水供給管16と、消毒
タンク14内の水を加熱するための加熱手段18とを備
えている。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。 (第1実施形態)まず、図1に基づいて、給水管に消毒
タンクを設けた病院用給水装置の第1の実施形態につい
て説明する。本実施形態での病院用給水装置10は、水
道水等を流す給水管12と、給水管12の下流部に接続
された消毒タンク14と、消毒タンク14から蛇口15
等が設けられた下流側へ消毒済みの水(以下、単に消毒
水ということもある)を流す消毒水供給管16と、消毒
タンク14内の水を加熱するための加熱手段18とを備
えている。
【0021】加熱手段18についてさらに詳細に説明す
る。加熱手段18は、消毒槽14内に設けられ、内部を
過熱水蒸気が流通する過熱水蒸気供給管20と、該過熱
水蒸気供給管20に過熱水蒸気を送り込む蓄熱槽22と
を有している。蓄熱槽には図示しない水供給槽が接続さ
れており、水供給槽内の水を、蓄熱槽22内で過熱(su
perheating)して過熱水蒸気として過熱水蒸気供給20
管へ供給している。過熱水蒸気供給管20を通過して消
毒タンク14内の水と熱交換した過熱水蒸気は凝縮して
水供給槽内へ戻される。そして水供給槽内に戻された水
は再度過熱され、使用される。なお、蓄熱槽22には水
供給槽を接続しなくともよく、水道水を直接供給するよ
うに水道管を接続しても良い。
る。加熱手段18は、消毒槽14内に設けられ、内部を
過熱水蒸気が流通する過熱水蒸気供給管20と、該過熱
水蒸気供給管20に過熱水蒸気を送り込む蓄熱槽22と
を有している。蓄熱槽には図示しない水供給槽が接続さ
れており、水供給槽内の水を、蓄熱槽22内で過熱(su
perheating)して過熱水蒸気として過熱水蒸気供給20
管へ供給している。過熱水蒸気供給管20を通過して消
毒タンク14内の水と熱交換した過熱水蒸気は凝縮して
水供給槽内へ戻される。そして水供給槽内に戻された水
は再度過熱され、使用される。なお、蓄熱槽22には水
供給槽を接続しなくともよく、水道水を直接供給するよ
うに水道管を接続しても良い。
【0022】消毒タンク14内に設けられた、水を加熱
する過熱水蒸気供給管20は、蓄熱槽22で生成した過
熱水蒸気を流通させる金属パイプである。この金属パイ
プが消毒タンク14内の水中に浸されており、過熱水蒸
気の熱が金属パイプを介して水に伝導して消毒タンク1
4内の水が加熱されるのである。かかる過熱水蒸気供給
管20は、水との接触面積を増加させるために、コイル
状に巻回されているかあるいは波形状に形成されている
とよい。
する過熱水蒸気供給管20は、蓄熱槽22で生成した過
熱水蒸気を流通させる金属パイプである。この金属パイ
プが消毒タンク14内の水中に浸されており、過熱水蒸
気の熱が金属パイプを介して水に伝導して消毒タンク1
4内の水が加熱されるのである。かかる過熱水蒸気供給
管20は、水との接触面積を増加させるために、コイル
状に巻回されているかあるいは波形状に形成されている
とよい。
【0023】一方、蓄熱槽22内には、伝熱管24が配
設されており、伝熱管24の一方の端部24aには水供
給槽からの供給パイプ25が接続されている。供給パイ
プ25にはポンプ26が取り付けられ、ポンプ26によ
って水供給槽内の水が供給される。そして、伝熱管24
の他方の端部24bからは、蓄熱槽22内の蓄熱材によ
って水が過熱されて発生した過熱水蒸気が取り出され
る。伝熱管24の他方の端部24bには過熱水蒸気供給
管20側へ向かう配管27が接続されている。配管27
は過熱水蒸気供給管20の一方の端部20aに接続され
ており、過熱水蒸気を過熱水蒸気供給管20へ供給す
る。なおこのような配管27は、過熱水蒸気供給管20
と別体であっても、一体に形成されたものであってもよ
い。
設されており、伝熱管24の一方の端部24aには水供
給槽からの供給パイプ25が接続されている。供給パイ
プ25にはポンプ26が取り付けられ、ポンプ26によ
って水供給槽内の水が供給される。そして、伝熱管24
の他方の端部24bからは、蓄熱槽22内の蓄熱材によ
って水が過熱されて発生した過熱水蒸気が取り出され
る。伝熱管24の他方の端部24bには過熱水蒸気供給
管20側へ向かう配管27が接続されている。配管27
は過熱水蒸気供給管20の一方の端部20aに接続され
ており、過熱水蒸気を過熱水蒸気供給管20へ供給す
る。なおこのような配管27は、過熱水蒸気供給管20
と別体であっても、一体に形成されたものであってもよ
い。
【0024】消毒タンク14内の過熱水蒸気供給管20
の他方の端部20bには、水供給槽への配管28が接続
されている。この配管28は、消毒タンク14内で熱交
換して凝縮した過熱水蒸気を水供給槽へ戻すものであ
る。このようにして、水供給槽内の水は蓄熱槽22や過
熱水蒸気供給管20を循環する。なお、蓄熱槽22で過
熱されるべく水供給槽に蓄えられている水としては、伝
熱管24および過熱水蒸気供給管20のスケールを防止
する観点からマグネシウムやカルシウム等のイオンをイ
オン交換樹脂等で除去した処理水を用いると好適であ
る。
の他方の端部20bには、水供給槽への配管28が接続
されている。この配管28は、消毒タンク14内で熱交
換して凝縮した過熱水蒸気を水供給槽へ戻すものであ
る。このようにして、水供給槽内の水は蓄熱槽22や過
熱水蒸気供給管20を循環する。なお、蓄熱槽22で過
熱されるべく水供給槽に蓄えられている水としては、伝
熱管24および過熱水蒸気供給管20のスケールを防止
する観点からマグネシウムやカルシウム等のイオンをイ
オン交換樹脂等で除去した処理水を用いると好適であ
る。
【0025】なお、本給水装置には、消毒水供給管16
の内壁面等を消毒するために、過熱水蒸気を直接消毒水
供給管16に流入させるための過熱水蒸気供給管19が
配設されている。過熱水蒸気供給管19は、蓄熱槽22
の伝熱管24または配管27に接続されており、過熱水
蒸気供給管20に向かう過熱水蒸気が分配されている。
過熱水蒸気供給管19には制御弁30が設けられてお
り、通常は過熱水蒸気が直接消毒水供給管16に流れ込
まないように閉となっており、消毒水供給管16内の消
毒時にのみ開状態となるように制御される。過熱水蒸気
を消毒水供給管16に直接導入する場合には、過熱水蒸
気が蛇口15からも吹き出すこととなるので、本給水装
置で水を使用する人間がいない時に注意して行うことが
必要となる。
の内壁面等を消毒するために、過熱水蒸気を直接消毒水
供給管16に流入させるための過熱水蒸気供給管19が
配設されている。過熱水蒸気供給管19は、蓄熱槽22
の伝熱管24または配管27に接続されており、過熱水
蒸気供給管20に向かう過熱水蒸気が分配されている。
過熱水蒸気供給管19には制御弁30が設けられてお
り、通常は過熱水蒸気が直接消毒水供給管16に流れ込
まないように閉となっており、消毒水供給管16内の消
毒時にのみ開状態となるように制御される。過熱水蒸気
を消毒水供給管16に直接導入する場合には、過熱水蒸
気が蛇口15からも吹き出すこととなるので、本給水装
置で水を使用する人間がいない時に注意して行うことが
必要となる。
【0026】なお、給水装置には、消毒水供給管16を
流通する消毒水の温度を下げるための冷却器が設けられ
ていると好適である。本実施形態では、消毒タンク14
導入前の給水管12から、消毒タンク14を通過後の消
毒水供給管へ、消毒タンクを介さずに水を供給するうよ
うに接続されたバイパス管32が配設され、これにより
消毒水を冷却するようにしている。すなわち、このバイ
パス管32を通る水が消毒水と混合して、消毒水の温度
を下げることとなるのである。温度が下がった消毒水
は、蛇口15から吐出される際には、人の使用に適した
温度となる。
流通する消毒水の温度を下げるための冷却器が設けられ
ていると好適である。本実施形態では、消毒タンク14
導入前の給水管12から、消毒タンク14を通過後の消
毒水供給管へ、消毒タンクを介さずに水を供給するうよ
うに接続されたバイパス管32が配設され、これにより
消毒水を冷却するようにしている。すなわち、このバイ
パス管32を通る水が消毒水と混合して、消毒水の温度
を下げることとなるのである。温度が下がった消毒水
は、蛇口15から吐出される際には、人の使用に適した
温度となる。
【0027】以下、蓄熱槽の構造について説明する。図
1に示す飽和水蒸気発生装置で用いる蓄熱槽22の詳細
な構造を図2に示す。図2に示す蓄熱槽22は、個体蓄
熱材と液体蓄熱材とが混合されて成る蓄熱材が充填され
て成る蓄熱部36内に、蓄熱材を加熱する電気ヒータ3
8とポンプ26によって水が供給される伝熱管24とが
配設されている。更に、この蓄熱部36は、その外周面
が断熱材40によって覆われており、蓄熱部36からの
放熱を防止している。かかる蓄熱部36に充填された蓄
熱材は、粒径の異なる固体蓄熱材と液体蓄熱材とから成
り、大粒径の固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が
入り込むように充填されている。更に、大粒径の固体蓄
熱材と小粒径の固体蓄熱材との間隙には、液体蓄熱材が
充填されている。
1に示す飽和水蒸気発生装置で用いる蓄熱槽22の詳細
な構造を図2に示す。図2に示す蓄熱槽22は、個体蓄
熱材と液体蓄熱材とが混合されて成る蓄熱材が充填され
て成る蓄熱部36内に、蓄熱材を加熱する電気ヒータ3
8とポンプ26によって水が供給される伝熱管24とが
配設されている。更に、この蓄熱部36は、その外周面
が断熱材40によって覆われており、蓄熱部36からの
放熱を防止している。かかる蓄熱部36に充填された蓄
熱材は、粒径の異なる固体蓄熱材と液体蓄熱材とから成
り、大粒径の固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が
入り込むように充填されている。更に、大粒径の固体蓄
熱材と小粒径の固体蓄熱材との間隙には、液体蓄熱材が
充填されている。
【0028】かかる蓄熱部における蓄熱材の充填の状態
を図3に示す。図3(a)は、大粒径の固体蓄熱材42
aと小粒径の固体蓄熱材42bとの粒径が二種類の固体
蓄熱材42と液体蓄熱材44とが充填された状態であっ
て、大粒径の固体蓄熱材42aの間隙に小粒径の固体蓄
熱材42bが入り込んで充填され、固体蓄熱材42の間
隙には液体蓄熱材44が充填されている。
を図3に示す。図3(a)は、大粒径の固体蓄熱材42
aと小粒径の固体蓄熱材42bとの粒径が二種類の固体
蓄熱材42と液体蓄熱材44とが充填された状態であっ
て、大粒径の固体蓄熱材42aの間隙に小粒径の固体蓄
熱材42bが入り込んで充填され、固体蓄熱材42の間
隙には液体蓄熱材44が充填されている。
【0029】また、図3(b)は、粒径が三種類の固体
蓄熱材と液体蓄熱材とが充填された蓄熱部の状態を示
す。この固体蓄熱材は、大粒径の固体蓄熱材42a、小
粒径の固体蓄熱材42b及び固体蓄熱材の中間の粒径で
ある中粒径の固体蓄熱材42cから成り、大粒径の固体
蓄熱材42aの間隙に中粒径の固体蓄熱材42cが入り
込んで充填されていると共に、これら大粒径の固体蓄熱
材42aと中粒径の固体蓄熱材42cとの間隙に小粒径
の固体蓄熱材42bが入り込むように充填されている。
更に、充填された固体蓄熱材42同士の間隙には、液体
蓄熱材44が充填されている。この様に、図3(a)
(b)に示す様に、大粒径の固体蓄熱材42aの間隙
に、それよりも小粒径の固体蓄熱材42b,42cが入
り込むように充填され、且つ固体蓄熱材42の間隙に液
体蓄熱材44が充填されている蓄熱部36では、固体蓄
熱材42と液体蓄熱材44との充填密度を、粒径が一種
類の固体蓄熱材42と液体蓄熱材44との充填密度に比
較して向上でき、蓄熱量及び伝熱管24への熱伝導を向
上できる。
蓄熱材と液体蓄熱材とが充填された蓄熱部の状態を示
す。この固体蓄熱材は、大粒径の固体蓄熱材42a、小
粒径の固体蓄熱材42b及び固体蓄熱材の中間の粒径で
ある中粒径の固体蓄熱材42cから成り、大粒径の固体
蓄熱材42aの間隙に中粒径の固体蓄熱材42cが入り
込んで充填されていると共に、これら大粒径の固体蓄熱
材42aと中粒径の固体蓄熱材42cとの間隙に小粒径
の固体蓄熱材42bが入り込むように充填されている。
更に、充填された固体蓄熱材42同士の間隙には、液体
蓄熱材44が充填されている。この様に、図3(a)
(b)に示す様に、大粒径の固体蓄熱材42aの間隙
に、それよりも小粒径の固体蓄熱材42b,42cが入
り込むように充填され、且つ固体蓄熱材42の間隙に液
体蓄熱材44が充填されている蓄熱部36では、固体蓄
熱材42と液体蓄熱材44との充填密度を、粒径が一種
類の固体蓄熱材42と液体蓄熱材44との充填密度に比
較して向上でき、蓄熱量及び伝熱管24への熱伝導を向
上できる。
【0030】蓄熱槽の具体例について説明する。図3
(a)(b)に示す固体蓄熱材42としては、マグネシ
ア、マグネタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一
種又は二種以上の粒体を好適に用いることができ、液体
蓄熱材44としては、硝酸塩を好適に用いることができ
る。硝酸塩は、室温では固体であるが、142℃以上で
は溶融して液体となる。ここで、固体蓄熱材42として
の粒径7〜10mmの大粒径マグネシア及び粒径1mm
以下の小粒径マグネシアから成るマグネシア1800k
gと、液体蓄熱材78としての硝酸塩370kgとを充
填して蓄熱部36を形成した。蓄熱部36を形成する蓄
熱材の組成は、大粒径マグネシア55%、小粒径マグネ
シア25%、及び硝酸塩20%である。
(a)(b)に示す固体蓄熱材42としては、マグネシ
ア、マグネタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一
種又は二種以上の粒体を好適に用いることができ、液体
蓄熱材44としては、硝酸塩を好適に用いることができ
る。硝酸塩は、室温では固体であるが、142℃以上で
は溶融して液体となる。ここで、固体蓄熱材42として
の粒径7〜10mmの大粒径マグネシア及び粒径1mm
以下の小粒径マグネシアから成るマグネシア1800k
gと、液体蓄熱材78としての硝酸塩370kgとを充
填して蓄熱部36を形成した。蓄熱部36を形成する蓄
熱材の組成は、大粒径マグネシア55%、小粒径マグネ
シア25%、及び硝酸塩20%である。
【0031】かかる蓄熱部36に、27kWの電気ヒー
タ38と伝熱面積が3.4m2となるように伝熱管24
を挿入し、且つ蓄熱部36を断熱材40で取り囲み蓄熱
槽22を形成した。この断熱材44としては、主成分が
酸化ケイ素と酸化チタンから成る微細多孔構造の厚さ5
0mmの断熱材を用いた。形成した蓄熱槽22は、幅8
30mm、横1200mm、高さ1900mmのサイズ
で且つ重さ3000kgのものであった。
タ38と伝熱面積が3.4m2となるように伝熱管24
を挿入し、且つ蓄熱部36を断熱材40で取り囲み蓄熱
槽22を形成した。この断熱材44としては、主成分が
酸化ケイ素と酸化チタンから成る微細多孔構造の厚さ5
0mmの断熱材を用いた。形成した蓄熱槽22は、幅8
30mm、横1200mm、高さ1900mmのサイズ
で且つ重さ3000kgのものであった。
【0032】次いで、形成した蓄熱槽36の電気ヒータ
に夜間10時間ほど通電した後、伝熱管24の出口圧力
が0.5MPaとなる様に、ポンプ26によって伝熱管
24の入口に水を連続供給し、伝熱管24の出口から吐
出される蒸気温度及び蓄熱材温度を調査した。その結果
を図4に示す。図4において、蓄熱材温度の曲線Aは伝
熱管の入口近傍の蓄熱材温度曲線、曲線Bは伝熱管62
の中間近傍の蓄熱材温度曲線、及び曲線Cは伝熱管24
の出口近傍の蓄熱材温度曲線を各々示す。また、発生蒸
気温度とは、伝熱管24の出口から吐出される蒸気温度
である。更に、伝熱管24の出口から吐出される蒸気温
度と伝熱管に供給される水量とから出熱量を計算し、出
熱量の経時変化を図4に併せて示した。
に夜間10時間ほど通電した後、伝熱管24の出口圧力
が0.5MPaとなる様に、ポンプ26によって伝熱管
24の入口に水を連続供給し、伝熱管24の出口から吐
出される蒸気温度及び蓄熱材温度を調査した。その結果
を図4に示す。図4において、蓄熱材温度の曲線Aは伝
熱管の入口近傍の蓄熱材温度曲線、曲線Bは伝熱管62
の中間近傍の蓄熱材温度曲線、及び曲線Cは伝熱管24
の出口近傍の蓄熱材温度曲線を各々示す。また、発生蒸
気温度とは、伝熱管24の出口から吐出される蒸気温度
である。更に、伝熱管24の出口から吐出される蒸気温
度と伝熱管に供給される水量とから出熱量を計算し、出
熱量の経時変化を図4に併せて示した。
【0033】図4から明らかな様に、蓄熱槽22の蓄熱
材は、電気ヒータ38の加熱によって500℃もの高温
に加熱されており、伝熱管24から吐出される水蒸気も
500℃の過熱水蒸気である。しかも、500℃の過熱
水蒸気を連続して4時間ほど吐出することができる。吐
出される過熱水蒸気の温度が500℃以下に低下して
も、依然として過熱水蒸気を吐出することができ、過熱
水蒸気を連続して8時間以上も吐出することができる。
その結果、出熱量は出熱開始から7時間30分程度まで
安定していた。
材は、電気ヒータ38の加熱によって500℃もの高温
に加熱されており、伝熱管24から吐出される水蒸気も
500℃の過熱水蒸気である。しかも、500℃の過熱
水蒸気を連続して4時間ほど吐出することができる。吐
出される過熱水蒸気の温度が500℃以下に低下して
も、依然として過熱水蒸気を吐出することができ、過熱
水蒸気を連続して8時間以上も吐出することができる。
その結果、出熱量は出熱開始から7時間30分程度まで
安定していた。
【0034】このことは、蓄熱材の温度も、出熱開始と
共に伝熱管24の入口近傍が低下し、出熱開始から2時
間30分経過後に伝熱管24の中央部近傍が低下し始
め、5時間経過後に伝熱管24の出口近傍が低下し始め
ることからも理解される。つまり、蓄熱部36内に蓄熱
された熱の取り出し箇所が、出熱に伴って伝熱管24の
入口近傍の蓄熱材から出口近傍の蓄熱材へと順次移動し
ているため、伝熱管24から吐出される過熱蒸気の温度
及び出熱量を安定化できる。このように、且つ低コスト
な深夜電力によって蓄熱材を加熱できるため、クリーン
で且つ安価な過熱水蒸気を得ることができる。そして、
給水装置においては、このような安価な深夜電力を用い
て予め蓄熱してあった熱を利用した過熱水蒸気を用いて
加熱消毒を行うので、消毒用に常時通電ぢておく必要が
なく、ランニングコストを低減できる。
共に伝熱管24の入口近傍が低下し、出熱開始から2時
間30分経過後に伝熱管24の中央部近傍が低下し始
め、5時間経過後に伝熱管24の出口近傍が低下し始め
ることからも理解される。つまり、蓄熱部36内に蓄熱
された熱の取り出し箇所が、出熱に伴って伝熱管24の
入口近傍の蓄熱材から出口近傍の蓄熱材へと順次移動し
ているため、伝熱管24から吐出される過熱蒸気の温度
及び出熱量を安定化できる。このように、且つ低コスト
な深夜電力によって蓄熱材を加熱できるため、クリーン
で且つ安価な過熱水蒸気を得ることができる。そして、
給水装置においては、このような安価な深夜電力を用い
て予め蓄熱してあった熱を利用した過熱水蒸気を用いて
加熱消毒を行うので、消毒用に常時通電ぢておく必要が
なく、ランニングコストを低減できる。
【0035】(第2の実施形態)以下、本発明の給水装
置の第2の実施形態について、図5に基づいて説明す
る。なお、上記第1の実施形態と同一の構成要素につい
ては同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。本
実施形態では、消毒タンク14から消毒済みの消毒水を
2系統に分岐して吐出するようにしている。つまり、消
毒タンク14には、消毒水を吐出するための管路とし
て、通常の消毒水供給管16と、消毒水を冷却する冷却
器46へ向かう冷却用管48との2本が接続されてい
る。消毒水供給管16と冷却用管48それぞれにはポン
プ49,50が接続されている。
置の第2の実施形態について、図5に基づいて説明す
る。なお、上記第1の実施形態と同一の構成要素につい
ては同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。本
実施形態では、消毒タンク14から消毒済みの消毒水を
2系統に分岐して吐出するようにしている。つまり、消
毒タンク14には、消毒水を吐出するための管路とし
て、通常の消毒水供給管16と、消毒水を冷却する冷却
器46へ向かう冷却用管48との2本が接続されてい
る。消毒水供給管16と冷却用管48それぞれにはポン
プ49,50が接続されている。
【0036】冷却器46の構造について説明する。冷却
器46は、冷却用の水が導入される導入管52と、導入
された水が貯留されるタンク55と、導入した水を排水
する排水管54と、消毒タンク14からの冷却用管48
に接続され、タンク55内を通過するように配設された
冷却管56とから構成されている。冷却器46内を通過
した冷却管56は、給水管59によって消毒水供給管1
6に接続される。なお、ここでは導入管52は、消毒タ
ンク14へ導入される前の給水管12から消毒前の水を
導入することができるように給水管12から分岐して配
設されている。さらに、冷却管56は、導入された水と
の間の接触面積を高めるために、コイル状または波形に
形成されているとよい。
器46は、冷却用の水が導入される導入管52と、導入
された水が貯留されるタンク55と、導入した水を排水
する排水管54と、消毒タンク14からの冷却用管48
に接続され、タンク55内を通過するように配設された
冷却管56とから構成されている。冷却器46内を通過
した冷却管56は、給水管59によって消毒水供給管1
6に接続される。なお、ここでは導入管52は、消毒タ
ンク14へ導入される前の給水管12から消毒前の水を
導入することができるように給水管12から分岐して配
設されている。さらに、冷却管56は、導入された水と
の間の接触面積を高めるために、コイル状または波形に
形成されているとよい。
【0037】かかる給水装置の動作について説明する。
まず、給水管12から消毒前の水道水が消毒タンク14
内に送り込まれる。消毒タンク内の水は、過熱水蒸気供
給管20内を通過する加熱水蒸気と熱交換して加熱さ
れ、加熱消毒される。加熱消毒された消毒水は、消毒タ
ンク14から吐出して消毒水供給管16を通って使用者
へ供給される。
まず、給水管12から消毒前の水道水が消毒タンク14
内に送り込まれる。消毒タンク内の水は、過熱水蒸気供
給管20内を通過する加熱水蒸気と熱交換して加熱さ
れ、加熱消毒される。加熱消毒された消毒水は、消毒タ
ンク14から吐出して消毒水供給管16を通って使用者
へ供給される。
【0038】一方、消毒タンク14で加熱消毒された消
毒水の一部は、冷却用管48へ吐出されて冷却器46内
の冷却管56へ供給される。冷却器56内には、給水管
12から導入管52を介して加熱されていない水が供給
され、冷却管56内を通過する消毒水と熱交換する。熱
交換された水は温度上昇し、排水管54から排水され
る。このように冷却器46を通過して冷却された消毒水
は、給水管59を介して消毒水供給管16内の消毒水と
混合される。このような給水装置を用いることによっ
て、消毒タンク14内で加熱消毒されて高温となった消
毒水を使用者等に供給しようとする場合に、冷却器を介
して冷却された消毒水を混ぜて温度を下げ、使用者を火
傷させないように消毒水を供給可能である。
毒水の一部は、冷却用管48へ吐出されて冷却器46内
の冷却管56へ供給される。冷却器56内には、給水管
12から導入管52を介して加熱されていない水が供給
され、冷却管56内を通過する消毒水と熱交換する。熱
交換された水は温度上昇し、排水管54から排水され
る。このように冷却器46を通過して冷却された消毒水
は、給水管59を介して消毒水供給管16内の消毒水と
混合される。このような給水装置を用いることによっ
て、消毒タンク14内で加熱消毒されて高温となった消
毒水を使用者等に供給しようとする場合に、冷却器を介
して冷却された消毒水を混ぜて温度を下げ、使用者を火
傷させないように消毒水を供給可能である。
【0039】(第3の実施形態)本発明の病院用給水装置
について、第3の実施形態を図6に基づいて説明する。
なお、上述した第1および第2の実施形態と同一の構成
要素については、同一の符号を付し、説明を省略するこ
ともある。本実施形態の給水装置では、最終的に使用者
に供給する消毒水の温度を下げる点で上記第2の実施形
態と同じであるが、消毒水供給管内に何を混合させるか
が上記第2の実施形態と異なり、消毒タンク14を経由
して消毒された消毒水に、冷却器46内を通過して冷却
された過熱水蒸気を混合させるように設けたものであ
る。
について、第3の実施形態を図6に基づいて説明する。
なお、上述した第1および第2の実施形態と同一の構成
要素については、同一の符号を付し、説明を省略するこ
ともある。本実施形態の給水装置では、最終的に使用者
に供給する消毒水の温度を下げる点で上記第2の実施形
態と同じであるが、消毒水供給管内に何を混合させるか
が上記第2の実施形態と異なり、消毒タンク14を経由
して消毒された消毒水に、冷却器46内を通過して冷却
された過熱水蒸気を混合させるように設けたものであ
る。
【0040】冷却するための過熱水蒸気は、消毒タンク
14内を通過してきた過熱水蒸気供給管20から取るよ
うにしている。つまり、過熱水蒸気供給管20の他方の
端部20b側に三方弁58を設け、該三方弁58から冷
却器46へ向かう冷却用過熱水蒸気管60を配設してい
るのである。このように、冷却する過熱水蒸気を消毒タ
ンク14通過後の過熱水蒸気供給管20から取ることに
よって、消毒タンク14内を通過して熱交換により少し
温度が下がった過熱水蒸気を使用することとなり、冷却
器46で冷却する際にも効率よく冷却できる。
14内を通過してきた過熱水蒸気供給管20から取るよ
うにしている。つまり、過熱水蒸気供給管20の他方の
端部20b側に三方弁58を設け、該三方弁58から冷
却器46へ向かう冷却用過熱水蒸気管60を配設してい
るのである。このように、冷却する過熱水蒸気を消毒タ
ンク14通過後の過熱水蒸気供給管20から取ることに
よって、消毒タンク14内を通過して熱交換により少し
温度が下がった過熱水蒸気を使用することとなり、冷却
器46で冷却する際にも効率よく冷却できる。
【0041】冷却器46内には、過熱水蒸気を通過させ
る金属パイプである冷却管62が配設されている。冷却
管62は、給水管12側から導入された水との間の接触
面積を高めるために、コイル状または波形に形成されて
いるとよい。また、上述した実施形態と同様に、導入管
52は、消毒タンク14へ導入される前の給水管12か
ら消毒前の水を導入することができるように給水管12
から分岐して配設されている。冷却器46内で冷却さ
れ、凝縮した過熱水蒸気は、給水管59を介して消毒水
供給管16内の消毒水に混合される。
る金属パイプである冷却管62が配設されている。冷却
管62は、給水管12側から導入された水との間の接触
面積を高めるために、コイル状または波形に形成されて
いるとよい。また、上述した実施形態と同様に、導入管
52は、消毒タンク14へ導入される前の給水管12か
ら消毒前の水を導入することができるように給水管12
から分岐して配設されている。冷却器46内で冷却さ
れ、凝縮した過熱水蒸気は、給水管59を介して消毒水
供給管16内の消毒水に混合される。
【0042】本実施形態のように、冷却器46を備え、
過熱水蒸気を冷却した水を消毒水に混入させていること
によって、消毒水が適度に冷やされて使用者の使用に耐
えうる温度となる。また、過熱水蒸気は500度にまで
温度が上昇して滅菌された状態であるので、過熱水蒸気
が凝縮されたものである滅菌水をそのまま混入すること
ができる。すなわち、過熱水蒸気を消毒水に混入させる
ことにより、消毒水の菌の繁殖状態も抑えることができ
る。
過熱水蒸気を冷却した水を消毒水に混入させていること
によって、消毒水が適度に冷やされて使用者の使用に耐
えうる温度となる。また、過熱水蒸気は500度にまで
温度が上昇して滅菌された状態であるので、過熱水蒸気
が凝縮されたものである滅菌水をそのまま混入すること
ができる。すなわち、過熱水蒸気を消毒水に混入させる
ことにより、消毒水の菌の繁殖状態も抑えることができ
る。
【0043】(第4の実施形態)次に、本発明の病院用給
水装置の第4の実施形態について説明する。なお、上述
してきた実施形態と同一の構成要素については同一の符
号を付し、説明を省略する場合もある。本実施形態によ
る給水装置では、過熱水蒸気を生成させる蓄熱槽22
と、蓄熱槽22から吐出された過熱水蒸気を冷却する冷
却器64とを備えている。そして、冷却して凝縮した過
熱水蒸気をそのまま洗浄用等に使用できるように、給水
管69へ流すものである。
水装置の第4の実施形態について説明する。なお、上述
してきた実施形態と同一の構成要素については同一の符
号を付し、説明を省略する場合もある。本実施形態によ
る給水装置では、過熱水蒸気を生成させる蓄熱槽22
と、蓄熱槽22から吐出された過熱水蒸気を冷却する冷
却器64とを備えている。そして、冷却して凝縮した過
熱水蒸気をそのまま洗浄用等に使用できるように、給水
管69へ流すものである。
【0044】冷却器64の構造を説明する。冷却器64
は、冷却用の水が導入される導入管65と、導入された
水が貯留されるタンク67と、導入した水を排水する排
水管66と、蓄熱槽22の伝熱管24にに接続され、タ
ンク67内を通過するように配設された冷却管68とか
ら構成されている。冷却管68で冷却された過熱水蒸気
は、給水管69を通って使用者に供給される。ここでは
導入管65は、通常の水道管を用いているが、過熱水蒸
気と熱交換して過熱水蒸気を冷却可能であればこれに限
られることはない。なお、冷却管68は、導入された水
との間の接触面積を高めるために、コイル状または波形
に形成されているとよい。
は、冷却用の水が導入される導入管65と、導入された
水が貯留されるタンク67と、導入した水を排水する排
水管66と、蓄熱槽22の伝熱管24にに接続され、タ
ンク67内を通過するように配設された冷却管68とか
ら構成されている。冷却管68で冷却された過熱水蒸気
は、給水管69を通って使用者に供給される。ここでは
導入管65は、通常の水道管を用いているが、過熱水蒸
気と熱交換して過熱水蒸気を冷却可能であればこれに限
られることはない。なお、冷却管68は、導入された水
との間の接触面積を高めるために、コイル状または波形
に形成されているとよい。
【0045】このような病院用給水装置を設けることに
よって、500度にまで加熱されて本来滅菌されている
過熱水蒸気を凝縮させた滅菌水を直接使用できるように
給水することができる。このため、新たに水を消毒する
必要が無く、別途消毒タンクなどを設けなくともよいた
め設備の簡素化を図ることができる。また給水管69の
内壁面を消毒する際には、過熱水蒸気を冷却器64で冷
却せずにそのままの温度でそのまま給水管内に導入すれ
ば、給水管69の内壁面も消毒することができ、給水管
69の消毒時の手間も省くことができる。
よって、500度にまで加熱されて本来滅菌されている
過熱水蒸気を凝縮させた滅菌水を直接使用できるように
給水することができる。このため、新たに水を消毒する
必要が無く、別途消毒タンクなどを設けなくともよいた
め設備の簡素化を図ることができる。また給水管69の
内壁面を消毒する際には、過熱水蒸気を冷却器64で冷
却せずにそのままの温度でそのまま給水管内に導入すれ
ば、給水管69の内壁面も消毒することができ、給水管
69の消毒時の手間も省くことができる。
【0046】(第5の実施形態)次に、本発明の病院用
給水装置における第5の実施形態について、図8に基づ
いて説明する。なお、上述してきた実施形態と同一の構
成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場
合もある。本実施形態は、使用者に暖かいお湯を供給す
るために、温水器70を給水管12に設けたものであ
る。ここで、温水器70は、過熱水蒸気を生成する蓄熱
槽22から供給される過熱水蒸気を用いて行われてい
る。すなわち、温水器70は給水管12の外方を所定の
間隔を開けて覆って構成されるタンク72と、タンク7
2内に過熱水蒸気を導入する導入管74と、タンク72
内に導入されて給水管12内を通過する水と熱交換して
冷却された過熱水蒸気を排出するための配管28とを備
えている。
給水装置における第5の実施形態について、図8に基づ
いて説明する。なお、上述してきた実施形態と同一の構
成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場
合もある。本実施形態は、使用者に暖かいお湯を供給す
るために、温水器70を給水管12に設けたものであ
る。ここで、温水器70は、過熱水蒸気を生成する蓄熱
槽22から供給される過熱水蒸気を用いて行われてい
る。すなわち、温水器70は給水管12の外方を所定の
間隔を開けて覆って構成されるタンク72と、タンク7
2内に過熱水蒸気を導入する導入管74と、タンク72
内に導入されて給水管12内を通過する水と熱交換して
冷却された過熱水蒸気を排出するための配管28とを備
えている。
【0047】このような温水器70を設けた給水装置で
は、ガスなどを用いた給湯設備を設けなくともよく、安
価な深夜電力を用いて予め蓄熱してあった熱を利用した
過熱水蒸気を用いて加熱消毒を行うので、ランニングコ
ストを低減できる。なお、このような温水器は、上述し
てきた第1〜第4の実施形態に付属して採用しても好適
である。
は、ガスなどを用いた給湯設備を設けなくともよく、安
価な深夜電力を用いて予め蓄熱してあった熱を利用した
過熱水蒸気を用いて加熱消毒を行うので、ランニングコ
ストを低減できる。なお、このような温水器は、上述し
てきた第1〜第4の実施形態に付属して採用しても好適
である。
【0048】以上、本発明につき好適な実施例を挙げて
種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る病院用給水装置によれば、
消毒タンク内に導入された水を、安価な深夜電力を利用
して蓄熱しておいた熱を用いて加熱することが可能とな
る。このため、給水装置のランニングコストの低減を図
ることができる。また、請求項8記載の病院用給水装置
によれば、本来500度を超え、滅菌されている過熱水
蒸気を凝縮させて洗浄用等の水に用いるので消毒タンク
等の設備が不要となる。また、過熱水蒸気は、安価な深
夜電力を利用して蓄熱しておいた熱を用いて生成させる
ので、給水された水を直接使用する時間帯である日中に
はほとんど電力を使用しなくてもよいので装置のランニ
ングコストの低減を図ることができる。さらに、請求項
12記載の病院用給水装置によれば、ガスによって加熱
する大型の給湯設備を採用しなくともよく全体の小型化
を図ることができ、しかも安価な深夜電力を利用して蓄
熱しておいた蓄熱槽の熱を利用できるのでランニングコ
ストの低減を図ることができる。
消毒タンク内に導入された水を、安価な深夜電力を利用
して蓄熱しておいた熱を用いて加熱することが可能とな
る。このため、給水装置のランニングコストの低減を図
ることができる。また、請求項8記載の病院用給水装置
によれば、本来500度を超え、滅菌されている過熱水
蒸気を凝縮させて洗浄用等の水に用いるので消毒タンク
等の設備が不要となる。また、過熱水蒸気は、安価な深
夜電力を利用して蓄熱しておいた熱を用いて生成させる
ので、給水された水を直接使用する時間帯である日中に
はほとんど電力を使用しなくてもよいので装置のランニ
ングコストの低減を図ることができる。さらに、請求項
12記載の病院用給水装置によれば、ガスによって加熱
する大型の給湯設備を採用しなくともよく全体の小型化
を図ることができ、しかも安価な深夜電力を利用して蓄
熱しておいた蓄熱槽の熱を利用できるのでランニングコ
ストの低減を図ることができる。
【図1】本発明に係る病院用給水装置の構成を示す配管
系統図である。
系統図である。
【図2】蓄熱槽の構造を示す断面図である。
【図3】蓄熱槽の蓄熱部における蓄熱材の充填の様子を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】蓄熱槽の出力特性の経時変化を示すグラフであ
る。
る。
【図5】本発明に係る病院用給水装置の第2の実施形態
を示す配管系統図ある。
を示す配管系統図ある。
【図6】本発明に係る病院用給水装置の第3の実施形態
を示す配管系統図である。
を示す配管系統図である。
【図7】本発明に係る病院用給水装置の第4の実施形態
を示す配管系統図である。
を示す配管系統図である。
【図8】本発明に係る病院用給水装置の第5の実施形態
を示す配管系統図である。
を示す配管系統図である。
【図9】従来の病院用給水装置の構成を示す配管系統図
である。
である。
10 病院用給水装置 12 給水管 14 消毒タンク 15 蛇口 16 消毒水供給管 18 加熱手段 19,20 過熱水蒸気供給管 22 蓄熱槽 24 伝熱管 25 供給パイプ 26,49,50 ポンプ 27,28,76 配管 30 制御弁 32 バイパス管 36 蓄熱部 38 電気ヒータ 40 断熱体 42 固体蓄熱材 44 液体蓄熱材 46,64 冷却器 48 冷却用管 52,65,74 導入管 54,66 排水管 55,67,72 タンク 56,62,68 冷却管 58 三方弁 59 給水管 70 温水器
Claims (16)
- 【請求項1】 給水管と、 該給水管に接続され、給水管内からの水を導入して加熱
手段によって該水を加熱消毒し、消毒後の消毒水を吐出
する消毒タンクと、 該消毒タンクに接続され、消毒タンクから吐出された消
毒水を供給するための消毒水供給管とを備えた病院用給
水装置において、 前記加熱手段は、 固体蓄熱材と液体蓄熱材が充填されて成る蓄熱部と、該
蓄熱部を加熱するヒータと、蓄熱部内を通過するように
配設されると共に蓄熱部内に供給された水を過熱して過
熱水蒸気を吐出する伝熱管とが設けられている蓄熱槽
と、 該伝熱管に接続され、前記蓄熱部で過熱されて生成され
る過熱水蒸気が前記消毒タンク内を通過するように配設
されている過熱水蒸気供給管とを具備することを特徴と
する病院用給水装置。 - 【請求項2】 一端側が前記伝熱管または前記過熱水蒸
気供給管に接続され、 他端側が消毒水供給管に接続さ
れ、 該消毒水供給管内に、前記蓄熱部で過熱されて生成され
る過熱水蒸気を供給することができるように配設されて
いる第2の過熱水蒸気供給管を備えたことを特徴とする
請求項1記載の病院用給水装置。 - 【請求項3】 前記消毒タンクから吐出される水を冷却
する冷却器を設けたことを特徴とする請求項1または2
記載の病院用給水装置。 - 【請求項4】 前記伝熱管または前記過熱水蒸気供給管
に接続されている第3の過熱水蒸気供給管と、 該第3の過熱水蒸気供給管内を通過する過熱水蒸気を冷
却して凝縮させる冷却器と、 該冷却器によって冷却された過熱水蒸気を消毒水供給管
に供給するように、前記冷却器と消毒水供給管との間を
接続する第2の給水管とを具備することを特徴とする請
求項1,2または3記載の病院用給水装置。 - 【請求項5】 前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の異
なる固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒径の
固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むよう
に形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱
材が充填されていることを特徴とする請求項1,2,3
または4記載の病院用給水装置。 - 【請求項6】 前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネシ
ア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一種
又は二種以上の粒体であることを特徴とする請求項1,
2,3,4または5記載の病院用給水装置。 - 【請求項7】 前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩で
あることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または
6記載の病院用給水装置。 - 【請求項8】 固体蓄熱材と液体蓄熱材が充填されて成
る蓄熱部と、該蓄熱部を加熱するヒータと、蓄熱部内を
通過するように配設されると共に蓄熱部内に供給された
水を過熱して過熱水蒸気を吐出する伝熱管とが設けられ
ている蓄熱槽と、 一端側が該伝熱管に接続される過熱水蒸気供給管と、 該過熱水蒸気供給管の他端側に接続され、過熱水蒸気を
冷却して凝縮させる冷却器と、 前記冷却器に接続され、凝縮された過熱水蒸気を供給す
る給水管とを具備することを特徴とする病院用給水装
置。 - 【請求項9】 前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の異
なる固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒径の
固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むよう
に形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱
材が充填されていることを特徴とする請求項8記載の病
院用給水装置。 - 【請求項10】 前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネ
シア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一
種又は二種以上の粒体であることを特徴とする請求項8
または9記載の病院用給水装置。 - 【請求項11】 前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩
であることを特徴とする請求項8,9または10記載の
病院用給水装置。 - 【請求項12】 給水管と、 該給水管内の水を加熱する温水器とを備えた病院用給水
装置において、 該温水器は、 前記給水管の周囲を所定の空間を空けて覆う外筒と、 固体蓄熱材と液体蓄熱材が充填されて成る蓄熱部と、該
蓄熱部を加熱するヒータと、蓄熱部内を通過するように
配設されると共に蓄熱部内に供給された水を過熱して過
熱水蒸気を吐出する伝熱管とが設けられている蓄熱槽
と、 該伝熱管に接続され、前記蓄熱部で過熱されて生成され
る過熱水蒸気を、前記外筒と給水管との間に形成された
空間に供給するように配設されている過熱水蒸気供給管
とを具備することを特徴とする病院用給水装置。 - 【請求項13】 一端側が前記伝熱管または前記過熱水
蒸気供給管に接続され、 他端側が前記熱水器が設けられた部位よりも下流側の前
記給水管に接続され、 該熱水器が設けられた部位よりも下流側の給水管内に、
前記蓄熱部で過熱されて生成される過熱水蒸気を供給す
ることができるように配設されている第2の過熱水蒸気
供給管を備えたことを特徴とする請求項12記載の病院
用給水装置。 - 【請求項14】 前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の
異なる固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒径
の固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むよ
うに形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄
熱材が充填されていることを特徴とする請求項12また
は13記載の病院用給水装置。 - 【請求項15】 前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネ
シア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一
種又は二種以上の粒体であることを特徴とする請求項1
2,13または14記載の病院用給水装置。 - 【請求項16】 前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩
であることを特徴とする請求項12,13,14または
15記載の病院用給水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000259022A JP2002070095A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 病院用給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000259022A JP2002070095A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 病院用給水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002070095A true JP2002070095A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18747246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000259022A Pending JP2002070095A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 病院用給水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002070095A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521593A (ja) * | 2004-11-30 | 2008-06-26 | レギオフリーウォーター システムズ ベスローテン フェンノートシャップ | 病原体を殺すために配設された給水システム、給水システムにおいて病原体を殺すための操作装置及び方法 |
WO2018199497A3 (en) * | 2017-04-25 | 2019-01-10 | Lg Electronics Inc. | STERILIZATION KIT FOR WATER TREATMENT APPARATUS |
-
2000
- 2000-08-29 JP JP2000259022A patent/JP2002070095A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521593A (ja) * | 2004-11-30 | 2008-06-26 | レギオフリーウォーター システムズ ベスローテン フェンノートシャップ | 病原体を殺すために配設された給水システム、給水システムにおいて病原体を殺すための操作装置及び方法 |
WO2018199497A3 (en) * | 2017-04-25 | 2019-01-10 | Lg Electronics Inc. | STERILIZATION KIT FOR WATER TREATMENT APPARATUS |
US11148084B2 (en) | 2017-04-25 | 2021-10-19 | Lg Electronics Inc. | Sterilization kit for water treatment apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2362956C2 (ru) | Устройство для охлаждения текучей среды и аппарат для раздачи охлажденной текучей среды, содержащий такое устройство, и способ его стерилизации | |
CN108348623A (zh) | 用于流体灭菌的系统和方法 | |
ES2400850T3 (es) | Aparato de tratamiento de agua de auto-desinfección con un depósito para agua tratada que incluye un elemento de calentamiento | |
RU2346892C2 (ru) | Устройство распределения воды, водоразборная колонка и узел трубопроводов для воды с устройством нагревания | |
JP2003074801A (ja) | 飽和水蒸気発生装置 | |
JPS63502771A (ja) | 蒸気発生装置 | |
JP2002070095A (ja) | 病院用給水装置 | |
JP2010043799A (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
JP4452389B2 (ja) | 熱水シャワー式洗浄消毒装置 | |
JP2006284030A (ja) | 風呂装置 | |
KR101032200B1 (ko) | 냉수와 온수의 순환교류방식에 따른 급수시스템 | |
JP2013216339A (ja) | ウォーターサーバ | |
JP3763786B2 (ja) | 蒸気滅菌システム | |
FI76256B (fi) | Anordning vid en spoldesinfektor foer desinficering av hygiengods. | |
JP2003001240A (ja) | 廃液処理装置および廃液処理システム | |
KR100267487B1 (ko) | 유체가열히터 | |
JP2002052070A (ja) | 蒸気滅菌装置および乾熱滅菌装置 | |
JP3658818B2 (ja) | 給湯器 | |
JP4314652B2 (ja) | 歯科用殺菌・洗浄管理装置 | |
JP2002147845A (ja) | 浴槽用の熱交換器 | |
JPH1119637A (ja) | 浴槽湯水の循環恒温浄化装置 | |
JP2003310461A (ja) | 浴槽水の循環浄化装置 | |
LT2001065A (en) | Water heater | |
JPH0574659B2 (ja) | ||
JPH0781745B2 (ja) | 過冷却性蓄熱材を利用した蓄熱熱交換装置 |