JP2002064920A - ジャンクションボックス - Google Patents
ジャンクションボックスInfo
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- junction box
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- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
るコスト低減を図る。 【解決手段】 アッパーケースあるいは/およびロアケ
ースに、底面開口のコネクタハウジングの周壁部を一体
的に設ける一方、上記コネクタハウジングの底壁とし
て、底壁部材を設け、該底壁部材に外部コネクタ接続用
の端子を圧入あるいはモールドで一体化させた共用パー
ツを設け、ジャンクションボックス組立時に、上記共用
パーツの端子を、アッパーケースとロアケース内に収容
するバスバーに溶接すると共に、底壁部材をコネクタハ
ウジングの底面開口に組み付ける構成としている。
Description
クスに関し、詳しくは、ジャンクションボックス全体の
モジュール化と、コネクタ接続部の共用化を図るもので
ある。
増に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクション
ボックスの内部に収容される回路が増大し、高密度で分
岐回路等も形成されるため部品点数が非常に多くなり、
組立工数も増加している。
ャンクションボックス1では、アッパーケース2とロア
ケース3の間に絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバー
5A〜5Dを積層配置している。上記アッパーケース2
にはコネクタ収容部2a、リレー収容部2b、ヒューズ
収容部2cを設け、これら収容部にコネクタ6、リレー
7、ヒューズ8を装着して、これらの端子と上記バスバ
ーから突設した端子やタブとを、直接あるいは中継端子
を介して接続させている。また、ロアケース3にもコネ
クタ収容部3aを設けて、バスバーの端子5aを突出し
てコネクタと接続している。
ックス1では、回路数の増大に応じてバスバーの面積お
よび積層数が増加し、ジャンクションボックスが大型化
する問題がある。また、アッパーケースとロアケースの
両方にコネクタ収容部、リレー収容部、ヒューズ収容部
を設けて、ジャンクションボックスの上下両面にコネク
タ、リレー、ヒューズと内部回路とを接続させる構成と
した場合、アッパーケースあるいはロアケースの一方側
にのみ設けた場合と比較して、ジャンクションボックス
の面積の増大を抑制することはできる。
容部とリレー収容部あるいはヒューズ収容部を設ける
と、バスバーより屈折する端子等が重なり展開できない
ために、他層のバスバーに端子を設ける必要があり、バ
スバーの層数が増加する原因となる。このように、バス
バーの層数が増加すると、ジャンクションボックスの高
さが大となり、ジャンクションボックスが大型化する。
ーケースやロアケースにコネクタ収容部、リレー収容
部、ヒューズ収容部を設け、これら収容部に嵌合するコ
ネクタ、リレー、ヒューズと、ケース内部のバスバーを
接続しているため、これら接続回路に変更があると、上
記収容部を設けるケースおよびバスバーの両方を変更し
なければならない問題がある。特に、嵌合するコネクタ
の端子配列が相違すると、それに対応してバスバーを変
更しなければならず、バスバーの作成費用にコストがか
かる問題がある。
に示すように、別部材からなるコネクタハウジング9’
に予めオスタブ9e’を一体化させたパーツを設け、回
路基板3’の絶縁板5’上に配置されたバスバー4’に
上記オスタブ9e’を溶接した後、上記コネクタハウジ
ング9’をアッパーケース2’に設けた開口2a’より
突出させるものが提案されている。上記コネクタハウジ
ング9’には、その周壁9a’の外面9b’からアッパ
ーケース2’との位置決め用の突起9c’が突出され、
また、内面側からはコネクタ係止用の係止部9d’が突
設されている。
W/Hの端末に取り付けられたコネクタCには、そのハ
ウジング外周面にロックツメ部Caを設けている。コネ
クタCは上記したコネクタ部9’に嵌合してロックツメ
部Caとロック係止部9d’でロック係止されると共
に、オスタブ9e’を介して外部回路と内部回路が導通
接続されている。
場所、誤嵌合防止等のためハウジングの形状も様々な種
類が存在している。よって、嵌合の対となるジャンクシ
ョンボックス1’側のコネクタハウジング9’も、コネ
クタCの種類に応じて、専用の形状のものを多数揃える
必要がある。よって、オスタブ9e’とコネクタハウジ
ング9’とを一体としたパーツを設けておいても、コネ
クタハウジング9’の種類が多くなるため、多数のパー
ツを必要とし、共用化率は低い。かつ、コネクタハウジ
ング9’は樹脂で成形されるため、成形用の金型も種類
に応じて多数用意する必要があり、コストがかかる問題
がある。
−312267号において電気コネクタ9”が提示され
ている。電気コネクタ9”は共用されるコネクタハウジ
ング9a”と用途に合わせた専用品となる基板受容部9
b”とを組み合わせて形成されており、共用されるコネ
クタハウジング9a”にかかる金型製作を省きコストの
低減を図るものである。しかし、上記発明は電気コネク
タにかかるものなので、電気コネクタにおける内蔵基板
と端子の結合と、ジャンクションボックスにおけるオス
タブとバスバーとの接続も方法が異なる等、構造的にも
多くの相違点があるため、自動車用のジャンクションボ
ックスに導入することができない。
路の高密度化に対応するため、コネクタハウジング9’
とアッパーケース2’を別体にしているが、コネクタハ
ウジング9’の位置決め用に外面9b’より突起9c’
を突出させており、この突起9c’の分だけコネクタハ
ウジング9’の外形寸法も大型化する。さらに、図9に
示すように、オスタブ9e’とバスバー4’との溶接時
に、抵抗溶接用の電極Dが突起9c’と干渉するのを避
けるため、オスタブ9e’の溶接箇所となる水平部9
f’を外方へ伸ばさねばならず、左右のオスタブ9e’
の水平部9f’の端部間の距離L1も長くなる。よっ
て、当初のねらいであった回路の高密度化も上記のよう
な要因により阻まれてしまう問題がある。
たコネクタCを外す場合、ロック係止を外して引き抜く
必要があるが、この引き抜きに要する力は、壁面に設け
たロック係止部9d’等を通じてコネクタハウジング
9’へ伝わり、一体化されたオスタブ9e’へも伝達さ
れる。すると、伝達された力の方向はオスタブ9e’と
バスバー4’の溶接箇所Yを引き剥がす向きと一致する
ため、溶接箇所Yに大きな負担がかかり、最悪の場合、
溶接箇所Yが剥がれてしまうおそれもある。
ものであり、ジャンクションボックス内の回路を、コネ
クタ接続回路、リレー接続回路、ヒューズ接続回路を夫
々モジュール化することによりジャンクションボックス
内に収容するバスバーの積層数増加を抑制して、ジャン
クションボックスの薄型化を図り、かつ、回路変更にも
容易に対応できるようにすることを課題としている。ま
た、ジャンクションボックスのコネクタ接続部に回路変
更があっても共用化を図れるようにしてコストの低減を
図り、かつ、回路の高密度化を進めると共に、オスタブ
とバスバーの溶接箇所に負担がかからないようにするこ
とも課題としている。
め、本発明は、アッパーケースあるいは/およびロアケ
ースに、底面開口のコネクタハウジングの周壁部を一体
的に設ける一方、上記コネクタハウジングの底壁とし
て、底壁部材を設け、該底壁部材に外部コネクタ接続用
の端子を圧入あるいはモールドで一体化させた共用パー
ツを設け、ジャンクションボックス組立時に、上記共用
パーツの端子を、アッパーケースとロアケース内に収容
するバスバーに溶接すると共に、底壁部材をコネクタハ
ウジングの底面開口に組み付ける構成としていることを
特徴とするジャンクションボックスを提供している。
あり、該底壁部材と一体化させる上記コネクタ接続用の
端子は、バスバーと重ね合わせて抵抗溶接あるいは超音
波溶接する水平部からオスタブを屈折して設けた形状と
している。なお、底壁部材から突出させる外部コネクタ
との接触部は、オスタブに代えてメス嵌合部であっても
よい。
嵌合するコネクタハウジングを、ケースと一体に設けた
周壁部と、別部材からなる底壁部材とに分け、端子は底
壁部材に予め固定して一体化させた共用パーツとして設
けている。このように、嵌合する外部コネクタの形状に
合わせて専用化する必要のあるコネクタハウジング周壁
部はケース側に設ける一方、端子を取り付ける底壁部材
はパーツとして設けて共用化させ、回路構成の変更に応
じてバスバーとの接続位置を変えるようにし、よって、
コストの低下等を図れるようにしている。
用部分となる箇所は、上記のように、嵌合相手のコネク
タ形状に拘束される複雑な形状のハウジング周壁部のみ
なので、この部分をジャンクションボックスのアッパー
あるいはロアケースと一体に設けるようにすれば、コネ
クタの種類毎に対応するコネクタハウジング成形用の金
型を起こす必要が無くなり、金型にかかるコストを低減
できる。即ち、アッパーケースあるいはロアケースはジ
ャンクションボックスの専用品なので、いずれにしても
専用の金型を起こす必要がある。よって、これらのケー
スの成形用金型に、ハウジング周壁部の成形用の形状も
含むようにケース用の金型を製作すれば、コネクタハウ
ジング専用となる金型の製作を省略することができる。
部分は、各端子のピッチ等はコネクタに関する規格等で
決まっているため、嵌合相手のコネクタ形状に拘束され
ることもない。よって、底壁部材と端子と一体化した共
用パーツは、内周面の形態が相違するハウジング周壁部
のいずれにも組合せ可能で共用化できる。
等と一体化することで、コネクタの周壁の外面に突起を
設ける必要がなくなる。さらに、共用パーツの端子とバ
スバーとの溶接時においては、底壁部材しかないので、
溶接用の電極と干渉するものがなくなり、端子の溶接部
分も外方へ伸ばす必要もなくなる。よって、これらの要
因により、コネクタ部に関する寸法の小型化を図れ、そ
れにより、回路部の高密度化も進めることができる。
回路のコネクタを外す際も、コネクタの引き抜きに要す
る力は、コネクタハウジング周壁部へ伝わるが、底壁部
材は別体なので端子まで伝わることはない。よって、端
子とバスバーとの溶接箇所にも負担がかかることもなく
なり、確実な接合を維持できる。
は、前記のように、モールド成形あるいは圧入により一
体化されている。モールド成形で一体化すると、底壁部
材の成形時に一体化でき、汎用品として生産しやすくで
きる。一方、圧入の場合は、底壁部材に圧入用の貫通孔
を設けるだけでよいため、成形用の金型もモールド対応
にしなくてよいため、金型にかかる費用も低減でき、低
コストで汎用化を進めることができる。また、コネクタ
部に必要な端子数が多い大型コネクタの場合などは、複
数のパーツをハウジング周壁部に組み合わせて、コネク
タ部を形成するようにしてもよい。
り共用パーツの位置決め用の突出部を設けている。この
ように突出部を設けると、組合せた共用パーツを確実に
位置決めすることができ、端子の位置も安定するため、
コネクタの嵌合もスムーズに行うことができる。
容する内部回路を、コネクタ接続回路、ヒューズ接続回
路、リレー接続回路に分割して、コネクタモジュール、
ヒューズモジュール、リレーモジュールとして別個に設
け、上記各モジュールの回路基板における絶縁板と一体
化されたバスバーの端部を絶縁板より突出させて溶接部
とし、上記コネクタモジュールの溶接部に対しヒューズ
モジュール、リレーモジュールの溶接部を重ね合わせて
溶接することで各モジュールを接合しており、上記アッ
パーケースあるいは/およびロアケースに上記コネクタ
ハウジングの周壁を一体的に設けておき、上記コネクタ
モジュールの回路基板のバスバーに、上記共用パーツの
端子を溶接すると共に、底壁部材を上記コネクタハウジ
ングに嵌合する構成としている
収容される内部回路を、コネクタ接続回路部、リレー接
続回路部、ヒューズ接続回路部として分割し、夫々をコ
ネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュ
ールとして別個に設けている。即ち、コネクタ接続用の
回路基板用バスバーと、ヒューズ回路基板用バスバー
と、リレー回路基板用バスバーとを分割して設けてい
る。
クタ接続回路、ヒューズ接続回路、リレー接続回路を設
けると共に、上記各回路にはコネクタ接続用のタブ、ヒ
ューズ接続用のタブ、リレー接続用のタブを設けていた
ため、回路の取り回しが複雑となり、その結果、バスバ
ーの面積が増大すると共に、バスバーが多層化してい
た。
バー、ヒューズ用のバスバー、リレー用のバスバーを分
割して、別個の導電板から打ち抜き、かつ、別の位置に
配置しているので、バスバーの多層化を抑制でき、ま
た、各バスバーの回路取り回しも簡単となるので、バス
バー面積も縮小できる。さらに、このように電気部品別
にモジュール化することにより、各モジュールが電気部
品の専用品となるため、電気部品を直接回路基板に実装
することができ、バスバーより接続用のタブも設ける必
要がなくなる。よって、上記コネクタモジュールにコネ
クタ部を実装して、モジュール化のメリットを生かすと
共に、本発明の上記内容を適用することで、回路の密度
も高められ、コストも低減できる。
参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる
モジュール化されたジャンクションボックス10の分解
状態を示している。ジャンクションボックス10は、コ
ネクタ部13のハウジング周壁部15を有するアッパー
ケース11およびロアケース17に収容される内部回路
を、コネクタ接続回路部、ヒューズ接続回路部、リレー
接続回路部として分割し、コネクタモジュール12、ヒ
ューズモジュール18、リレーモジュール19としてモ
ジュール化を図っている。
れたバスバーの端部を絶縁板等の端部より突出させて溶
接部としており、コネクタモジュール12は周囲より突
出するヒューズ用の溶接部12dを、ヒューズモジュー
ル18の溶接部18aと重ね合わせて溶接し、モジュー
ル同士を接合することで所要の回路を形成している。同
様に、コネクタモジュール11のL字形に突出するリレ
ー用の溶接部12eを、リレーモジュール19の溶接部
19aと重ね合わせ溶接している。
とで、各モジュール自体を部品として扱うことができ、
電気部品を回路に直接取り付けるという実装も可能にな
り、コネクタモジュール12の回路基板12aに、コネ
クタ部13のハウジング底壁部材16と端子14とを一
体化した共用パーツ50を取り付けている。
うに、絶縁板12b上に所要形状に打ち抜かれた導電性
のバスバー12cを配置したものを積層して構成されて
いる。共用パーツ50の端子14は、回路基板12aの
バスバー12cに溶接されることでバスバー12cと導
通すると共に、回路基板12aへ底壁部材16と共に取
り付けられる。
形状の樹脂製で、成形時にL字形状の端子14とモール
ドして一体化している。端子14は、バスバーと重ね合
わせて抵抗溶接あるいは超音波溶接する水平部14bか
らオスタブ14aを垂直に屈折して設けた形状としてい
る。バスバー12cと溶接される水平部分14bの長さ
を、後述するように短く設定している。また、底壁部材
16の外形寸法は、通常使用されるコネクタハウジング
の底面部の寸法規格と同様にすると共に、各端子14の
ピッチもコネクタ規格に合わせて、汎用性が付与されて
いる。
と端子14は、必ずしもモールド成形で一体化する必要
はなく、図4に示すように、圧入用の貫通孔16a’を
有する底壁部材16’を単体で成形し、端子14’を貫
通孔16a’に圧入して取り付けて一体化してもよい。
との接続は、本実施形態では、図2(B)に示すように
抵抗溶接で行われており、上下の電極Dで端子水平部1
4bとバスバー12cを挟み込んで溶接箇所Yで溶接さ
れている。この溶接の際、図9に示すものと比べ、コネ
クタ部のハウジング周壁自体が存在しないので、電極D
を底壁部材16に近づけられるので、溶接対象となる端
子14の水平部14bを伸ばす必要がなくなり、水平部
14bの端部間の距離L2も、図9に示す距離L1より
短くしている。
15は、図5(A)に示すように、底面を開口部15e
とした形状でアッパーケース11と一体成形されてい
る。ハウジング周壁部15は、嵌合されるコネクタCに
合わせた専用の複雑な形状をしており、周壁15aの内
面15bにコネクタCのロックツメ部Caと合致するよ
うにロック係止部15dを設けている。また、内面15
bの下方には突出部15cを水平方向に設けている。な
お、周壁15aの外面側には、突起等はなく、周壁15
aの外形自体が、ハウジング周壁部15の外形寸法と同
一にされている。
用形状を有しているが、ジャンクションボックス10に
合わせて専用に作られるアッパーケース11と一体に成
形されているため、ハウジング周壁部15のみを成形す
るための金型は起こされておらず、アッパーケース11
の成形用金型(図示せず)をハウジング周壁部15の成
形部分も含むように製作して、ハウジング周壁部15を
成形している。
5(B)に示すように、アッパーケース11とロアケー
ス17を回路基板12aに被せると、共用パーツ50の
底壁部材16がハウジング周壁部15の底面の開口部1
5eに組み込まれ、コネクタ部13が形成されている。
この際、底壁部材16は、ハウジング周壁部15の突出
部15cで上下位置等が位置決めされるため、端子14
のオスタブ14aがハウジング周壁部15の内部で規定
位置に存在し、外部回路であるワイヤハーネスW/Hの
端末に取り付けられたコネクタCともスムーズに嵌合さ
れる。
ング周壁部15のロック係止部15dにロックツメ部C
aが入り込み、確実にロック係止される。また、嵌合さ
れたコネクタCを外す場合も、ロック係止を解除してコ
ネクタCを引き抜くと、コネクタCの外面とハウジング
周壁部15の内面15bとの摩擦抵抗などにより、上方
へ引き抜く力がコネクタ部13のハウジング周壁部15
へも伝わるが、別体の底壁部材16までは伝わらない。
よって、端子14の溶接箇所Yは別体の底壁部材16側
なので、コネクタCを外すことは溶接箇所Yに負担とな
らない。
寸法さえ合致すれば、内周面の形態が相違する他のハウ
ジング周壁部15に組み合わせることも可能であり、ま
た、端子14の数も4本以外のものも多種類揃えて汎用
化を図り、種々のハウジング周壁部に組み合わせて所要
のコネクタ部を形成することも可能である。さらに、形
成するコネクタ部が大型の場合などは、複数の共用パー
ツを組み合わせて用い、これら共用パーツの底壁部材を
ハウジング周壁部内部に組み付けて用いることができ
る。
アッパーケース11に設ける例で説明したが、コネクタ
部は、ロアケース17側にも同様に設けることが可能で
あり、アッパーおよび/あるいはロアの両方のケースに
コネクタ部を設けて、多数の外部回路との接続を図るよ
うにしてもよい。また、モジュール化されたジャンクシ
ョンボックスだけでなく、モジュール化されていないジ
ャンクションボックスに対しても、本発明は、もちろん
適用可能である。
明のジャンクションボックスでは、外部コネクタと嵌合
するコネクタハウジングの周壁部をアッパーケースある
いは/およびロアケースと一体的に設ける一方、コネク
タハウジングの底壁は別体の底壁部材で形成し、該底壁
部材に端子を予め固定して共用パーツとして設けている
ため、ジャンクションボックスの内部回路と外部コネク
タとの接続回路に変更があっても、共用パーツの端子を
内部回路のバスバーと接続し、該共用パーツをケースと
一体のコネクタハウジングの周壁部の開口底面に嵌合す
るだけでよくなる。その結果、嵌合相手のコネクタの種
類毎に複雑な形状の専用金型を起こす必要がなくなり、
金型の設計や製作にかかる費用を削減することができ
る。また、共用パーツを種々のコネクタ部に共用できる
ため、この点においてもジャンクションボックス製作に
かかるコストの低減を図ることができる。
のコネクタ部は、従来に比べ小型化できるため、多数設
けられた各コネクタ部のピッチを詰めることができ、回
路の高密度化の推進にも貢献できる。その上、実際の使
用上においては、嵌合したコネクタを外す際にも、端子
とバスバーの溶接箇所に負担がかからないため、溶接接
続の信頼性を維持でき確実な導通を確保することができ
る。また、ジャンクションボックスの内部回路を、電気
部品毎に分割してモジュール化することで、ジャンクシ
ョンボックスの大型化を防ぎ、回路変更にも容易に対応
することができる。
ョンボックスの分解斜視図である。
状態の概略図、(B)は溶接状態の概略図である。
組合せ状態を示す概略図、(B)は、コネクタとコネク
タ部との嵌合状態を示す概略図である。
である。
す概略図、(B)はコネクタとコネクタ部との嵌合状態
を示す概略図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 アッパーケースあるいは/およびロアケ
ースに、底面開口のコネクタハウジングの周壁部を一体
的に設ける一方、 上記コネクタハウジングの底壁として、底壁部材を設
け、該底壁部材に外部コネクタ接続用の端子を圧入ある
いはモールドで一体化させた共用パーツを設け、 ジャンクションボックス組立時に、上記共用パーツの端
子を、アッパーケースとロアケース内に収容するバスバ
ーに溶接すると共に、底壁部材をコネクタハウジングの
底面開口に組み付ける構成としていることを特徴とする
ジャンクションボックス。 - 【請求項2】 上記共用パーツの底壁部材は略平板形状
であり、該底壁部材と一体化させる上記コネクタ接続用
の端子は、バスバーと重ね合わせて抵抗溶接あるいは超
音波溶接する水平部からオスタブを屈折して設けた形状
としている請求項1に記載のジャンクションボックス。 - 【請求項3】 上記コネクタハウジングの周壁内面に
は、上記底壁部材を位置決めする突出部を設けていると
共に、該コネクタハウジングに内嵌する外部コネクタの
係止部を設けている請求項1または請求項2に記載のジ
ャンクションボックス。 - 【請求項4】 上記アッパーケースおよびロアケースに
収容する内部回路を、コネクタ接続回路、ヒューズ接続
回路、リレー接続回路に分割して、コネクタモジュー
ル、ヒューズモジュール、リレーモジュールとして別個
に設け、 上記各モジュールの回路基板における絶縁板と一体化さ
れたバスバーの端部を絶縁板より突出させて溶接部と
し、上記コネクタモジュールの溶接部に対しヒューズモ
ジュール、リレーモジュールの溶接部を重ね合わせて溶
接することで各モジュールを接合しており、 上記アッパーケースあるいは/およびロアケースに上記
コネクタハウジングの周壁を一体的に設けておき、上記
コネクタモジュールの回路基板のバスバーに、上記共用
パーツの端子を溶接すると共に、底壁部材を上記コネク
タハウジングに嵌合する構成としている請求項1乃至請
求項3のいずれか1項に記載のジャンクションボック
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000245232A JP2002064920A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | ジャンクションボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000245232A JP2002064920A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | ジャンクションボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002064920A true JP2002064920A (ja) | 2002-02-28 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000245232A Abandoned JP2002064920A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | ジャンクションボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002064920A (ja) |
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