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JP2002053115A - ラベル貼り付け装置 - Google Patents

ラベル貼り付け装置

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Publication number
JP2002053115A
JP2002053115A JP2000241578A JP2000241578A JP2002053115A JP 2002053115 A JP2002053115 A JP 2002053115A JP 2000241578 A JP2000241578 A JP 2000241578A JP 2000241578 A JP2000241578 A JP 2000241578A JP 2002053115 A JP2002053115 A JP 2002053115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
band
tension
winding
feeding
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000241578A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Takizawa
嘉信 滝澤
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Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
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Publication date
Application filed by Lintec Corp filed Critical Lintec Corp
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Publication of JP2002053115A publication Critical patent/JP2002053115A/ja
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  • Labeling Devices (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置ズレのない正確かつ高速でのラベル貼り
を可能とするとともに、帯状台紙の途中切れや破れ等の
トラブルを防止し、装置の高速作動を阻害するような事
態が生じることを確実に回避することができるラベル貼
り付け装置を得る 【解決手段】 繰り出される帯状台紙Sの繰り出し方向
を鋭角に転じることによりラベルLを帯状台紙Sから剥
がすためのピールプレート(剥離部材)14を備えるラ
ベル貼り付け装置5において、ピールプレート14の下
流側にラベルLの繰り出し速度を規制するラベル繰り出
しローラー31を設け、ラベル繰り出しローラー31と
巻き取り軸13の間における帯状台紙Sの移送経路に、
巻き取り機構10の巻き取りにより帯状台紙に生じる張
力を所定値以下に維持するための張力弛緩装置50を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適宜のラベルを容
器等の外周面に自動的に連続して貼り付けていくラベル
貼り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなラベル貼り付け装置とし
て、ラベルを仮着した帯状台紙の原反ロールを保持する
ロール支持機構と、該ロール支持機構に保持された原反
ロールから帯状台紙を繰り出すための繰り出し機構と、
該繰り出し機構によって繰り出される帯状台紙の繰り出
し方向を鋭角に転じることによりラベルを帯状台紙から
剥がすためのピールプレート(剥離部材)と、ラベルが
剥がされた帯状台紙を巻き取る巻き取り機構とを少なく
とも備えた装置は知られている(例えば、特開平5−2
46413号公報等参照)。このようなラベル貼り付け
装置を用いることにより、コンベアのような搬送手段に
より搬送される容器等の物品の外周面に対して、連続的
かつ自動的にラベルを貼り付けることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のラベル貼り付け
装置では、原反ロールから繰り出し機構によって繰り出
されるラベルを仮着した帯状台紙は、ピールプレートの
先端で繰り出し方向を鋭角に転じることによりラベルを
帯状台紙から剥離し、ラベル剥離後の帯状台紙は巻き取
り機構によってそのまま巻き取られるようになってい
る。一般的に、100枚〜300枚/毎分程度のラベル
繰り出し速度では、このような直接的巻き取り機構でラ
ベル剥離後の帯状台紙を巻き取っていっても、ラベル貼
り付けの位置ズレなどの支障は生じない。
【0004】しかし、近年、1000枚〜1500枚/
毎分程度の炭酸飲料缶等のキャンペン用の高速ラベル貼
り装置が求められるようになり、本発明者らもその実用
化に向けて多くの研究と実験とを行ってきたが、その過
程において、高速でのラベル貼りを行うためには、帯状
台紙の巻き取り速度を高速化することが一つの条件とな
るが、ピールプレート先端における帯状台紙の送り速度
を一定に維持した状態で、巻き取り速度を高速化するこ
とはきわめて困難であることを経験した。その理由の一
つは、帯状台紙の巻き取りは、通常巻き取りロールによ
り行われるが、巻き取りロールの巻き取りの進行と共
に、ロールの巻き取り径が拡径変化していき、その変化
に伴う巻き取りスピードの上昇を相殺するように巻き取
り用モータの回転速度を制御することは困難であった。
【0005】ピールプレートの下流側にラベルの繰り出
し速度を規制するラベル繰り出しローラーを配置し、そ
の下流で巻き取りロールにより帯状台紙を巻き取るよう
にした高速ラベル貼り装置において、ラベル繰り出しロ
ーラーと巻き取りロールとの間できわめて短時間で発生
する相対速度差により生じる巻き取りロール側での帯状
台紙の張力増大が、搬送される容器に対応して間欠駆動
されるラベル繰り出しローラーの送り速度に影響を与
え、ピールプレート先端における帯状台紙の送り速度
(ラベル繰り出し速度)及びラベル停止位置の乱れが発
生した。
【0006】ピールプレート先端における帯状台紙の移
動速度及び停止位置が変化すると、被貼着物(容器)に
対するラベルの貼り付け位置にズレが生じたり、場合に
よっては、ラベルの落下が生じて、ラベル貼り付け不良
の要因となっていた。そのため、高速ラベル貼り装置の
実用化を困難にしていた。
【0007】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、例えば、1000枚〜1500枚/毎分程度の高速
ラベル貼り装置であっても、被貼着物に対するラベルの
貼り付け位置にズレが生じたり、ラベルの落下が生たり
することがなく、安定した状態でかつ連続して被貼着物
へのラベルの貼り付けを可能とする高速ラベル貼り装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明によるラベル貼り付け装置は、ラベルを仮着し
た帯状台紙の原反ロールを保持するロール支持機構と、
該ロール支持機構に保持された原反ロールから前記帯状
台紙を繰り出すための繰り出し機構と、該繰り出し機構
によって繰り出される前記帯状台紙の繰り出し方向を鋭
角に転じることにより前記ラベルを前記帯状台紙から剥
がすための剥離部材と、前記ラベルが剥がされた前記帯
状台紙を巻き取るための巻き取り機構と、容器を搬送す
る搬送手段を少なくとも備えるラベル貼り付け装置であ
って、前記繰り出し機構は前記剥離部材の下流側に前記
ラベルの繰り出し速度を規制するラベル繰り出しローラ
ーを備えており、該ラベル繰り出しローラーと前記巻き
取り機構の間における前記帯状台紙の移送経路には、該
巻き取り機構の巻き取りにより前記帯状台紙に生じる張
力を所定値以下に維持するための張力弛緩装置が備えら
れていることを特徴とする。
【0009】従って、本発明によるラベル貼り付け装置
では、ラベル繰り出しローラーと帯状台紙の巻き取り機
構の間における帯状台紙の移送経路には、帯状台紙に生
じる張力を所定値以下に維持するための張力弛緩装置が
備えられているので、高速低速を問わず、巻き取り機構
の巻き取り動作がラベル繰り出しローラーの回転速度及
び停止位置に直接影響を与えることはなく、ラベル繰り
出しローラーは常に一定速度での回転及び停止を保持す
る。なお、前記張力の所定値とは、ラベル繰り出しロー
ラーの回転に不規則な変動を生じさせるような力をロー
ラーに与える張力値である。
【0010】そして、前記張力弛緩装置は、前記帯状台
紙に生じる前記張力が下限値になったときに前記巻き取
り機構の巻き取り動作を開始し、上限値になったときに
前記巻き取り機構の巻き取り動作を停止させる機構を備
えることを特徴とする。このような制御機構を備えるこ
とにより、巻き取り機構の駆動系をきわめて簡素化する
ことができ、駆動源としてサーボモータやステッピング
モータ等を用いて容易に構築することができ、また、帯
状台紙の巻き取りを安定して行うことかできる。
【0011】さらに、前記張力弛緩装置は、一方向に付
勢されたダンサーローラーを有し、該ダンサーローラー
は前記帯状台紙に生じる前記張力の変化に応じて前記一
方向の付勢力に抗して位置を変位するようにされてお
り、前記張力の下限値及び上限値は前記ダンサーローラ
ーの位置を基準として検出されるような構成を特徴とす
る。
【0012】上記のような張力弛緩装置及び制御機構を
用いることにより、ラベル繰り出しローラーのラベル繰
り出し速度と巻き取り機構の巻き取り速度の相対速度差
で生じる帯状台紙の張力を無理なく吸収できるので、ラ
ベル貼り付け時のラベル位置ズレ、脱落等のラベル貼り
付け不良を確実に回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるラベル貼り付
け装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1
は本発明によるラベル貼り付け装置5の正面図、図2は
図1に示すラベル貼り付け装置5の使用状態を説明する
ための模式的な斜視図である。この例では、長尺状(帯
状)の帯状台紙Sに所定のピッチで仮着されたラベルL
を、一枚一枚剥がしながら、搬送コンベア11上を起立
状態で連続的に搬送されるPETボトル又は炭酸飲料缶
等の容器(被貼着物)Bの胴部に自動的に貼り付けてい
くようにした例を示している。
【0014】ラベル貼り付け装置5は、ラベルLを仮着
した帯状台紙Sの原反ロールRを保持するロール支持軸
12と、ロール支持軸12に保持された原反ロールRか
ら帯状台紙Sを繰り出すための繰り出し機構30と、繰
り出し機構30によって繰り出される帯状台紙Sの繰り
出し方向を鋭角に転じることによりラベルLを帯状台紙
Sから剥がすためのピールプレート(剥離部材)14
と、ラベルLが剥がされた帯状台紙Sを巻き取るための
巻き取り軸(以下単に「巻き取り軸」という)13、及
び該巻き取り軸13を回転駆動するための巻き取り用モ
ータ15等から構成される巻き取り機構10とを備え
る。
【0015】図1の例において、帯状台紙Sはロール支
持軸12から弛緩部20に導かれ、この弛緩部20でU
字状に屈曲して方向を変換した後、再び図で下方に導か
れ、ピールプレート14の自由端(先端縁部)14aを
通過した後、搬送コンベア(搬送手段)11により搬送
される容器Bの搬送方向(矢印Y方向)と反対の方向に
導かれて、帯状台紙Sが巻き取り軸13に巻き取られる
ようになっている。なお、ピールプレート14はピール
プレート受け板16の先端に取り付けられている。
【0016】ロール支持軸12と弛緩部20との間に
は、図示しない帯状台紙送り用モータの回転に伴って回
転する帯状台紙繰り出しローラー21と、この帯状台紙
繰り出しローラー21との間で帯状台紙Sを挟持するニ
ップローラー22とが配置されている。弛緩部20に
は、弛緩部20内部における帯状台紙Sの弛み量を検知
する弛み量下限検知センサ23及び弛み量上限検知セン
サ24が配置され、下限及び上限検知センサ23、24
が帯状台紙Sを検知しなくなったときに、前記帯状台紙
送り用モータを駆動して帯状台紙Sを弛緩部20内に順
次繰り出し、上限及び下限検知センサ24、23が帯状
台紙Sを検知したときに、前記モータの駆動を停止して
帯状台紙Sの繰り出しを一時的に停止するように構成さ
れている。
【0017】帯状台紙Sは、帯状台紙Sの搬送路に沿っ
て配置された複数のガイドロール25に案内されてピー
ルプレート14の先端縁部14aに達し、ここで急激に
折り返されると同時に、帯状台紙Sに支持されたラベル
Lは、ピールプレート14の上面に沿って直線状に走行
されながら、かつ、帯状台紙Sから剥離されながら、容
器Bの所定位置に貼り付けられる。
【0018】ラベルLが剥がされた後の帯状台紙Sは、
ラベルLの繰り出し速度、すなわち、ピールプレート1
4の先端縁部14aを通過するときの帯状台紙Sの移動
速度を規制するラベル繰り出しローラー31と、このラ
ベル繰り出しローラー31に押圧して配置されたニップ
ローラー32との間に導かれ、さらに、後記する張力弛
緩装置50を通過して、巻き取り機構10の巻き取り軸
13に巻き取られる。また、ラベル繰り出しローラー3
1は供給される容器Bとの同期を取り、ラベルLに予め
印刷されている合マークなどの検出により、図示しない
駆動モータの駆動制御に伴って間欠回転するようになっ
ており、それにより、帯状台紙Sの送り速度及びラベル
ピッチ送り量、すなわち、ラベルLの繰り出し速度と繰
り出し量が自在に調整される。
【0019】ピールプレート14の下方には、ピールプ
レート14によって剥離したラベルLが貼り付けられる
容器Bを搬送する搬送コンベア11が併設して配置され
ており、搬送される容器Bをセンサ17で検出して、ラ
ベルLの繰り出し速度が容器Bと同期するように制御さ
れている。
【0020】図3に示すように、ラベル繰り出しローラ
ー31と巻き取り軸13の間における帯状台紙Sの移送
経路に配置される張力弛緩装置50は、次のような構成
を持つ。すなわち、張力弛緩装置50は基板40とその
アーム41に、対をなす第1と第2の固定部材51、5
2が所定距離を保って固定されており、第1の固定部材
51には少なくとも2個(図示の例では4個)の帯状台
紙案内ローラー53が回動自在に固定されている。双方
の固定部材51、52の間には、前記各帯状台紙案内ロ
ーラー53の間の位置に、複数(図では3個)のガイド
レール54が固定されており、該各ガイドレール54に
は、スライダー55が摺動自在に装着されている。そし
て、各スライダー55には、ダンサーローラー56が回
動自在に軸支されるとともに、その側方にはバネ取り付
け部材57が裏面に向けて突設されている。
【0021】基板40における第2の固定部材52の図
で上方、すなわち第1の固定部材51と反対の側には、
第3の固定部材60が固定されており、該第3の固定部
材60の裏面には、前記スライダー55に取り付けたバ
ネ取り付け部材57に対応する位置に、3個のバネ取り
付け部材61が取り付けてある。そして、該バネ取り付
け部材61と前記スライダー55に取り付けたバネ取り
付け部材57との間には、コイルバネ62が装着され
る。コイルバネ62は、各々のダンサーローラー56に
巻回される帯状台紙Sに作用する張力のバランスに対応
するバネ常数のコイルバネ62となっている。
【0022】すなわちダンサーローラー56に帯状台紙
Sの張力が作用していない状態では、スライダー55は
コイルバネ62の張力により、図3で上方の実線で示す
下限位置(M)に位置し、ダンサーローラー56に帯状
台紙Sの張力が作用すると、その張力とコイルバネ62
の張力とがバランスする位置、つまり下限位置(M)と
上限位置(N)の間(F)をガイドレール54に沿って
スライダー55が移動してバランスした位置で停止する
ようになる。その状態で帯状台紙Sに掛かる負荷が変動
して張力が変化すると、再びその張力変化に応じてスラ
イダー55はガイドレール54に沿って移動し、帯状台
紙Sの張力に対応した位置で停止するようになる。
【0023】前記ガイドレール54の一方端位置と他方
端位置にはダンサーローラー56の位置を検出するため
の適宜の下限センサ71及び上限センサ72(図1)が
設けてあり、下限センサ71がダンサーローラー56の
所定の位置を検知したときに、図示しない制御装置によ
り巻き取り軸13を駆動する巻き取り用モータ15が駆
動して巻き取り用軸13が回転し、また、上限センサ7
2がダンサーローラー56の所定の位置を検知すると、
巻き取り軸13を駆動する巻き取り用モータ15の駆動
が停止するようになっている。
【0024】次に、上記ラベル貼り付け装置5の動作を
説明する。本発明によるラベル貼り付け装置5におい
て、ピールプレート14の先端14aの帯状台紙Sの繰
り出し速度はピールプレート14の下流に位置するラベ
ル繰り出しローラー31の繰り出し速度により制御さ
れ、かつ、巻き取り軸13の巻き取り用モータ15によ
る巻き取り速度は、前記帯状台紙Sの繰り出し速度より
も速い速度に設定してある。
【0025】ラベル繰り出しローラー31により繰り出
される帯状台紙Sは、ピールプレート14の先端14a
で繰り出し方向を鋭角に転じることによりラベルLを帯
状台紙Sから剥離し、剥離されたラベルLは、搬送コン
ベア11上をラベルLの繰り出し速度と同期して搬送さ
れる容器Bの所定箇所に貼り付けられる。ラベルLを帯
状台紙Sからピールプレート14により剥離した後の帯
状台紙Sは、ラベル繰り出しローラー31とニップロー
ラー32との間を通過した後、図1〜図3に示されるよ
うに、張力弛緩装置50の帯状台紙案内ローラー53と
ダンサーローラー56とを交互に巻き込むようにして案
内され、巻き取り軸13に巻き取られる。
【0026】ダンサーローラー56が実線で示す下限位
置(M)(図1、図3)にある場合は、帯状台紙Sに張
力が作用していない状態にあり、その位置(M)で、ダ
ンサーローラー56は下限センサ71に検知され、巻き
取り軸13を駆動する巻き取り用モータ15が回転し、
それにより、ラベル繰り出しローラー31の繰り出し速
度と巻き取り軸13の巻き取り速度との相対速度差に応
じて、帯状台紙Sは巻き取り軸13に巻き取られてい
き、その巻き取りにより帯状台紙Sには所要の張力が次
第に作用していく。その際、ダンサーローラー56には
上限位置(N)方向の負荷が加えられ、ダンサーローラ
ー56はスライダー55と共にコイルバネ62の張力に
抗して次第に移動していく。そして、上限センサ72に
よりその位置が検知される上限位置(N)まで移動する
と、ダンサーローラー56は上限センサ72により検知
され、巻き取り軸13を駆動する巻き取り用モータ15
の回転が停止し、それにより、帯状台紙Sの巻き取りは
中断する。
【0027】その状態でも、ラベル繰り出しローラー3
1は搬送コンベア11で供給される容器Bに対応してラ
ベルLを繰り出しており、帯状台紙Sは所定の繰り出し
速度を変化させることなく張力弛緩装置50に向けて送
出される。それにより、ダンサーローラー56に作用し
ていた帯状台紙Sの張力は次第に小さくなり、コイルバ
ネ60の張力が帯状台紙Sの張力に打ち勝つようにな
り、スライダー55に取り付けられたダンサーローラー
56はコイルバネ60の張力により次第に下限位置
(M)方向に移動し、下限センサ71により検知される
位置まで達すると、再び巻き取り軸13を駆動する巻き
取り用モータ15により、帯状台紙Sの巻き取りが開始
され、以下、この制御が反復して行われる。
【0028】上記したように、本発明によるラベル貼り
付け装置5では、巻き取り軸13の帯状台紙Sの巻き取
りに伴う帯状台紙Sの張力の変化は、張力弛緩装置50
により吸収緩和され、巻き取り軸13を駆動する巻き取
り用モータ15の回転が、ラベルLの繰り出しを制御す
るラベル繰り出しローラー31の回転制御及びラベルの
停止位置制御に直接影響を与えることはない。その際、
コイルバネ62の引っ張り張力としては、帯状台紙Sの
張力より小さいものを用いることにより、巻き取り機構
10(巻き取り軸13を駆動する巻き取り用モータ15
等を含む機構)側からの帯状台紙Sの張力による影響
が、ラベル繰り出し速度を制御するラベル繰り出しロー
ラー31の回転速度に及ぶことを確実に回避することが
できる。それにより、ラベル繰り出しローラー31の回
転速度に不測な変動生じさせることなく、また、ラベル
Lの停止位置の位置ズレを生じさせることなく、繰り出
しを高速化することが可能となり、正確かつ高速でのラ
ベル貼りが可能となる。また、上記したような巻き取り
機構10において巻き取りタイミングの停止及び開始を
制御する機構を設けたことにより、ラベル繰り出しロー
ラー31のラベル繰り出し速度と帯状台紙Sの巻き取り
機構10の巻き取り速度との相対速度差の違いで発生す
る張力による帯状台紙Sの途中切れ又は破れ等のトラブ
ルを防止し、高速でのラベル貼り付けが可能となる。
【0029】なお、上記張力弛緩装置50において、ダ
ンサーローラー56を帯状台紙案内ローラー53に近接
離間させるための、図示される、ガイドレール54、ス
ライダー55、コイルバネ62等からなる機構は、本発
明の一実施例であって、これに限るものではなく、同一
効果を奏する限りにおいて種々の方法が採用できる。ま
た、上記の説明では、ダンサーローラー56の移動方向
を水平方向として説明したが、貼り付け作業においてラ
ベル貼り付け装置5が上下方向にセットされる装置にお
いては、ダンサーローラー56の移動方向はほぼ鉛直方
向の作動となる。その際には、コイルバネ62を使用し
ない機構であってもよい。つまり、ダンサーローラー5
6の自重により帯状台紙Sの張力を弛緩する機構であっ
てもよい。また、本実施例での張力弛緩機構50ではダ
ンサーローラー56を3本設けたが必要に応じ増減でき
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によるラベル貼り付け装置では、
ラベル繰り出しローラーと巻き取り機構の間における帯
状台紙の移送経路に張力弛緩装置を設けたことにより、
ラベル貼り付け時のラベル位置ズレ、脱落のない正確か
つ高速でのラベル貼りが可能となる。また、ラベル繰り
出しローラーの繰り出し速度と巻き取り機構の巻き取り
速度との相対速度差で発生する帯状台紙の途中切れや破
れ等のトラブルを防止し、装置の高速作動を阻害する事
態が生じることを確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラベル貼り付け装置の一実施の形
態を示す正面図。
【図2】図1に示すラベル貼り付け装置の使用状態を説
明するための模式的な斜視図。
【図3】張力弛緩装置の一実施の形態を示す斜視図。
【符号の説明】
5…ラベル貼り付け装置 7…ロール支持機構 10…巻き取り機構 11…搬送コンベア(搬送手段) 13…巻き取り軸 14…ピールプレート(剥離部材) 20…弛緩部 30…繰り出し機構 50…張力弛緩装置 56…ダンサーローラー B…容器(被貼着物) L…ラベル R…原反ロール S…帯状台紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルを仮着した帯状台紙の原反ロール
    を保持するロール支持機構と、該ロール支持機構に保持
    された原反ロールから前記帯状台紙を繰り出すための繰
    り出し機構と、該繰り出し機構によって繰り出される前
    記帯状台紙の繰り出し方向を鋭角に転じることにより前
    記ラベルを前記帯状台紙から剥がすための剥離部材と、
    前記ラベルが剥がされた前記帯状台紙を巻き取るための
    巻き取り機構と、容器を搬送する搬送手段と、を少なく
    とも備えるラベル貼り付け装置であって、 前記繰り出し機構は前記剥離部材の下流側に前記ラベル
    の繰り出し速度を規制するラベル繰り出しローラーを備
    えており、該ラベル繰り出しローラーと前記巻き取り機
    構の間における前記帯状台紙の移送経路には、該巻き取
    り機構の巻き取りにより前記帯状台紙に生じる張力を所
    定値以下に維持するための張力弛緩装置が備えられてい
    ることを特徴とするラベル貼り付け装置。
  2. 【請求項2】 前記張力弛緩装置は、前記帯状台紙に生
    じる前記張力が下限値になったときに前記巻き取り機構
    の巻き取り動作を開始し、上限値になったときに前記巻
    き取り機構の巻き取り動作を停止させる機構を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のラベル貼り付け装置。
  3. 【請求項3】 前記張力弛緩装置は、一方向に付勢され
    たダンサーローラーを有し、該ダンサーローラーは前記
    帯状台紙に生じる前記張力の変化に応じて前記一方向の
    付勢力に抗して位置を変位するようにされており、前記
    張力の下限値及び上限値は前記ダンサーローラーの位置
    を基準として検出されることを特徴とする請求項2記載
    のラベル貼り付け装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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