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JP2002043965A - 受信機 - Google Patents

受信機

Info

Publication number
JP2002043965A
JP2002043965A JP2000230356A JP2000230356A JP2002043965A JP 2002043965 A JP2002043965 A JP 2002043965A JP 2000230356 A JP2000230356 A JP 2000230356A JP 2000230356 A JP2000230356 A JP 2000230356A JP 2002043965 A JP2002043965 A JP 2002043965A
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JP
Japan
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digital
output data
multiplier
adder
delay element
Prior art date
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Application number
JP2000230356A
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Inventor
Toru Ohashi
徹 大橋
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Priority to EP01306378A priority patent/EP1184980A3/en
Priority to US09/917,682 priority patent/US6956911B2/en
Publication of JP2002043965A publication Critical patent/JP2002043965A/ja
Publication of JP2002043965A5 publication Critical patent/JP2002043965A5/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/04Recursive filters
    • H03H17/0416Recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成で検波精度の高いデジタル受信機
を提供する。 【解決手段】 周波数変換器で周波数変換され、デジタ
ルデータにアナログデジタル変換された中間周波のデジ
タルデータDIFを中間周波数の2のべき乗倍の第1のサ
ンプリングレートでデジタルフィルタリングを行うデジ
タルバンドパスフィルタ16と、デジタルバンドパスフ
ィルタ16から出力される出力データDBFを中間周波数
の2のべき乗倍の第2のサンプリングレートでデジタル
フィルタリングを行って検波回路18側へ出力する補間
フィルタ17を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信波から信号波
を再生する受信機に関し、特にデジタル信号処理によっ
て信号波を再生する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放送局から送られてくる放送波を
受信し、オーディオ周波数帯域の信号波を再生する受信
機として、スーパーヘテロダイン方式のアナログ受信機
が知られている。
【0003】このアナログ受信機は、アンテナで受信し
た放送波を周波数変換器によって中間周波のIF信号に
変換し、このIF信号を図14に示すように中間周波数
のバンドパスフィルタ1に通すことで不要な周波数成分
を除去した後、検波回路2によって信号波(検波出力)
を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本願発明者
は、上記したようなアナログ受信機をデジタル回路で形
成し、例えばデジタルオーディオ器機への対応が可能な
デジタル受信機の開発を試みた。
【0005】こうした試みの一つとして、図14に示し
たバンドパスフィルタ1を図15に示すような直接形の
2次のIIR(Infinite Impulse Response)フィルタ
1’で構成し、そのデジタルバンドパスフィルタ1’に
従属する検波回路などもデジタル化できるようにする提
案を行った。すなわち、デジタルバンドパスフィルタ
1’を、デジタル加算器4,5,6,7とデジタル遅延
素子8,9とデジタル乗算器10,11,12,13,
14で形成し、周波数変換器からのIF信号をA/D変
換器3で変換することにより生じるデジタルデータをデ
ジタルフィルタリングする構成を提案した。
【0006】ところが、IF信号は周波数変換器によっ
てダウンコンバートされるものの、検波される前の信号
であるため、図15のような一般的な構成のIIRフィ
ルタを用いたのでは、高速演算が可能な大規模なデジタ
ル回路などが必要となり、受信機への適用が困難になる
という問題があった。
【0007】本発明はこうした問題点を克服するために
なされたものであり、簡素な構成であって、高精度のデ
ジタル信号処理を可能にする新規な受信機を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、中間周波のデジタルデータから所望の周波数
成分のデータを通過させて検波手段側へ出力するデジタ
ル信号処理手段とを備える受信機であって、上記デジタ
ル信号処理手段は、上記デジタルデータを中間周波数の
2のべき乗倍の第1のサンプリングレートでデジタルフ
ィルタリングするデジタルバンドパスフィルタと、上記
デジタルバンドパスフィルタの出力データを中間周波数
の2のべき乗倍であって上記第1のサンプリングレート
より高い第2のサンプリングレートでデジタルフィルタ
リングするデジタルローパスフィルタから成る補間フィ
ルタとを備え、上記補間フィルタの出力データを上記検
波手段側へ出力することを特徴とする。
【0009】また、上記第1のサンプリングレートは上
記中間周波数の4倍に設定され、上記デジタルバンドパ
スフィルタは、被乗算係数が2のべき乗の値で設定され
たIIRフィルタで構成されていることを特徴とする。
【0010】また、上記第2のサンプリングレートは上
記中間周波数の16倍に設定され、上記補間フィルタ
は、被乗算係数が2のべき乗の値で設定されたIIRフ
ィルタで構成されていることを特徴とする。
【0011】かかる構成の受信機によると、デジタルバ
ンドパスフィルタは、中間周波のデジタルデータを中間
周波数の2のべき乗倍の第1のサンプリングレート(第
2のサンプリングレートより低いサンプリングレート)
でデジタルフィルタリングを行い、補間フィルタは、デ
ジタルバンドパスフィルタから出力される出力データを
中間周波数の2のべき乗倍の第2のサンプリングレート
(第1のサンプリングレートより高いサンプリングレー
ト)でデジタルフィルタリングを行って検波手段側へ出
力する。
【0012】このように、中間周波のデジタルデータを
デジタルバンドパスフィルタが低いサンプリングレート
で処理した後、補間フィルタが高いサンプリングレート
で処理して検波手段側へ出力する構成にすることで、デ
ジタルバンドパスフィルタと補間フィルタの回路規模の
簡素化 すなわち、デジタルバンドパスフィルタを低い
サンプリングレートで動作させるとそのデジタルバンド
パスフィルタの回路規模を簡素化することが可能とな
り、更にこの簡素化したデジタルバンドパスフィルタに
高いサンプリングレートで動作する補間フィルタを追加
した構成にしたとしても、一般的な構成のデジタルバン
ドパスフィルタを高いサンプリングレートで動作させる
ように構成した場合に較べて、全体的な回路規模を簡素
化することが可能となる。
【0013】更に、デジタルバンドパスフィルタが低い
サンプリングレートで処理したデータを補間フィルタが
高いサンプリングレートで処理することで、検波手段に
おける検波精度の向上を実現している。
【0014】つまり、検波手段が高精度の検波を行うに
は、サンプリングレートの高いデータに基づいて検波を
行うことが望ましい。本発明の受信機は、低いサンプリ
ングレートで動作するデジタルバンドパスフィルタと高
いサンプリングレートで動作する補間フィルタとを組み
合わせることで、回路規模の簡素化と高精度の検波との
両立を実現している。
【0015】また、デジタルバンドパスフィルタの第1
のサンプリングレートを中間周波数の2のべき乗倍(具
体的には4倍)、補間フィルタの第2のサンプリングレ
ートを中間周波数の2のべき乗倍(具体的には16倍)
に設定すると、デジタルバンドパスフィルタと補間フィ
ルタをそれぞれ構成するIIRフィルタの被乗算係数を
2のべき乗の値で近似することが可能になり、そのため
デジタル乗算器の回路規模の簡素化を実現している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。尚、図1は本実施形態の受信機の
要部構成を示すブロック図であり、一実施形態としてA
M放送波を受信する受信機の構成を示している。
【0017】図1において、本受信機は、アンテナANT
で受信したAM放送波を混合器MIXと局部発振器L.OSCと
で構成された周波数変換器によって中間周波(455k
Hz)のIF信号SIFにダウンコンバートした後、アナ
ログのIF信号SIFをA/D変換器15によってデジタ
ルデータDIFに変換し、更に、デジタルデータDIFをデ
ジタルバンドパスフィルタ16と補間フィルタ17から
成るデジタル信号処理回路に通してデジタル検波回路1
8に供給する構成となっている。
【0018】尚、詳細については後述するが、A/D変
換器15のサンプリング周波数fsoは中間周波数f0の
4倍以上、デジタルバンドパスフィルタ16のサンプリ
ングレートfs1は中間周波数f0の4倍、補間フィルタ
17のサンプリングレートfs2は中間周波数f0の16
倍に設定され、これによってナイキストのサンプリング
定理を満足するようにしている。
【0019】また、A/D変換器15はアナログのIF
信号SIFを16ビットのデジタルデータDIFに変換し、
デジタルバンドパスフィルタ16と補間フィルタ17も
このデジタルデータDIFに対し16ビットのデジタル信
号処理を行うようになっている。
【0020】デジタルバンドパスフィルタ16は、直接
形の2次のIIRフィルタであり、設計仕様などに応じ
て、図2に示す直接形の2次のIIRフィルタ、または
図3に示す直接形の2次のIIRフィルタで実現されて
いる。
【0021】ここで、図2に示すデジタルバンドパスフ
ィルタ16は、複数のデジタル加算器19,20,21
とデジタル遅延素子22,23とデジタル乗算器24,
25,26を備えて構成され、図10に示すように、中
心周波数f0(455kHz)で最大利得となる単峰特
性を有するIIRフィルタとなっている。
【0022】更に、中心周波数f0(455kHz)を
中心とした単峰特性の帯域幅(6dB帯域幅)ΔFは、
IF信号SIFの上側帯波と下側帯波を通過させる得る幅
に設定され、Q値(f0/ΔF)は必要に応じた特性に
設定されている。
【0023】図3に示すデジタルバンドパスフィルタ1
6は、2個のIIRフィルタ16a,16bが直列接続
された構成となっており、両者とも複数のデジタル加算
器19,20,21,201とデジタル遅延素子22,
23とデジタル乗算器24,25,26,202を備え
て構成されている。
【0024】ただし、IIRフィルタ16aに設けられ
ているデジタル加算器201は、デジタル乗算器20
2,20から供給されるデータD202,D20に対して、
D202−D20の減算処理を行う構成になっており、II
Rフィルタ16bに設けられているデジタル加算器20
1は、デジタル乗算器202,20から供給されるデー
タD202,D20に対して、−D20−D202の減算処理を行
う構成になっている点で、IIRフィルタ16aと16
bの構成が異なっている。
【0025】このように、図3に示すデジタルバンドパ
スフィルタ16は、2個のIIRフィルタ16a,16
bが直列接続されることにより、図12に示すように、
中心周波数f0(455kHz)を中心とした双峰特性
を有している。尚、中心周波数f0(455kHz)を
中心とした双峰特性の帯域幅(6dB帯域幅)ΔFは、
IF信号SIFの上側帯波と下側帯波を通過させる得る幅
に設定され、更に、Q値(f0/ΔF)は必要に応じた
特性に設定されている。
【0026】補間フィルタ17は、図6に示すように、
同じ構成の3個のIIRフィルタ17a,17b,17
cを直列接続した構成となっている。
【0027】すなわち、IIRフィルタ17aは、複数
のデジタル加算器27,28とデジタル遅延素子29,
30とデジタル乗算器31,32,33で構成され、残
余のIIRフィルタ17b,17cもIIRフィルタ1
7aと同じ構成となっている。
【0028】そして、図11に示すように、IIRフィ
ルタ17a,17b,17cの各1段分の周波数特性を
3段分合成することで、カットオフ周波数fc以上の高
域領域の利得が急峻に減衰する周波数特性を実現してい
る。
【0029】尚、IIRフィルタ17a,17b,17
cのそれぞれのカットオフ周波数fcは、中心周波数f0
(455kHz)よりも高い周波数に設定されており、
より詳細には、IF信号SIFの上側帯波を通過させる通
過域が得られるように設定されている。
【0030】次に、図2と図3に示したデジタルバンド
パスフィルタ16と、図6に示した補間フィルタ17の
構成法を説明しつつ、これらのフィルタ16,17の構
成と動作及び機能について詳述する。
【0031】図2に示したデジタルバンドパスフィルタ
16には、次数(1)に示すようなz変換した伝達関数
H(z)を適用する。
【0032】
【数1】
【0033】最初に、この伝達関数H(z)に基づいて
図15に示した直接形の2次のIIRフィルタを考え、
図10に示した周波数特性が得られるように伝達関数H
(z)の各係数a1,a2,b0,b1,b2の最適な値を
求める。
【0034】尚、デジタルバンドパスフィルタ16を簡
素な構成で実現することを最適化の条件とし、デジタル
フィルタリングのためのサンプリングレートfs1と中間
周波数f0(455kHz)及びQ値との関係を考慮し
つつ、各係数a1,a2,b0,b1,b2の最適化を行
う。
【0035】ここで、一例としてQ値を約50とし、サ
ンプリングレートfs1を中間周波数f0の4倍に決める
と、各係数a1,a2,b0,b1,b2は次数(2)に示
すようになり、特に、係数a1とb1を共に0にすること
ができる。
【0036】
【数2】
【0037】係数a1,b1を0にすると、図15中のデ
ジタル乗算器10,13はデータD23,D26に対して演
算に寄与しなくなるので、これらデジタル乗算器10,
13を省略し、更に、図15中のデジタル加算器5,7
も必要が無くなるので省略することで、図2に示すよう
な簡素な構成のデジタルバンドパスフィルタ16を実現
している。
【0038】このように、サンプリングレートfs1を中
間周波数f0の4倍に決めたことで、係数a1とb1を共
に0にすることができ、その結果、図15中に示したデ
ジタル乗算器10,13とデジタル加算器5,7との4
個の構成要素を不要とした簡素な構成のデジタルバンド
パスフィルタ16(図2参照)を実現することが可能と
なっている。
【0039】尚、図2に示すデジタルバンドパスフィル
タ16は、図15中のデジタル乗算器10,13とデジ
タル加算器5,7を省略しただけでなく、デジタル乗算
器24と新たに追加したデジタル加算器20との組み合
わせによって、デジタル加算器19に供給するためのデ
ータD20を生成する構成にし、その結果、更なる回路規
模の小形化を実現している。
【0040】すなわち、図2中のデジタル加算器20を
備えずに、デジタル乗算器24の被乗算係数a2を上記
数(2)に示したa2=0.96721311の値をそ
のまま適用し、デジタル乗算器24の出力データD24
(=0.96721311×D23)をそのまま上記デー
タD20としてデジタル加算器19に供給する構成にして
も、図15に示したIIRフィルタ1’よりも回路規模
を小さくすることが可能である。しかし、上記の被乗算
係数a2は、桁数の多い少数値であるため、デジタル乗
算器24のみで上記の(0.96721311×D23)
の演算を行わせることにすると、複雑で回路規模の大き
なデジタル乗算器が必要となる。
【0041】そこで、図2に示すようにデジタル乗算器
24とデジタル加算器20との組み合わせによって、実
質的に上記の(0.96721311×D23)の演算を
行う構成にすることで、より回路規模の小形化を可能に
している。
【0042】この回路規模の小形化を可能にした点につ
いて詳述すると、まず、デジタル乗算器24の被乗算係
数a2は、上記数(2)に示したa2=0.967213
11の値をそのまま適用するのではなく、次の構成法に
よって決定されている。
【0043】上記数(2)の係数a2=0.96721
311を変形して、a2=1−0.03278689で
表すことにし、更に、0.03278689の値に最も
近い2のべき乗(2n)の値を選択して、デジタル乗算
器24の実際の被乗算係数a2を2-5(=0.0312
5)の値に決めている。
【0044】更に、上記のa2=1−0.032786
89の変形式のうち、数値「1」から「0.03278
689」を減算処理するのを、デジタル加算器20で行
う構成としている。
【0045】かかる構成にすると、被乗算係数a2が2
-5に設定されているデジタル乗算器24で生成されるデ
ータD24は(2-5×D23)となり、デジタル加算器20
で生成されるデータD20は(D23−2-5×D23)となる
ことから、出力データD20は、次数(3)で表されるこ
とになり、デジタル加算器20を備えずにデジタル乗算
器24の被乗算係数a2を上記数(2)に示したa2=
0.96721311の値に設定してデータD20(=
0.96721311×D23)を求めた場合とほぼ同等
の結果が得られる。
【0046】
【数3】
【0047】そして、デジタル乗算器24は2のべき乗
の値である被乗算係数a2(=2-5)の演算を行うこと
から簡素なデジタル乗算器とすることができ、更に、デ
ジタル加算器20も単純な減算を行うことから簡素なデ
ジタル加算器とすることができ、その結果として、デジ
タル乗算器24にデジタル加算器20を新たに追加した
構成としても、デジタル乗算器24のみで複雑な演算を
行わせるより回路規模の小形化が可能となる。
【0048】更に、図2に示すデジタル乗算器24の具
体例として、図4に示す構成のデコーダ回路を適用する
ことで、回路規模の小形化の実効を図っている。
【0049】図4に示すデジタル乗算器24は、入力デ
ータD23のうちのビットB5〜B15を、出力データD24
のビットB0〜B10として出力すると共に、入力データ
D23のうちのビットB15を、出力データD24のビットB
10〜B15として出力する構成としている。尚、入力デー
タD23のうちのビットB0〜B4は抵抗R1を介してグラ
ンドGNDにプルダウンし、出力データD24(B15〜B
0)はバッファアンプA15〜A0を介して出力する構成と
なっている。
【0050】かかる構成によると、入力データD23(B
15〜B0)を全体的に下位側へ5ビット分シフトするだ
けで、データD23に被乗算係数a2(=2-5)を乗算す
るのと同等の機能を発揮させることができ、更に、この
ビットシフトによって得られるデータD24をデジタル加
算器20に供給するだけで、上記数(2)に示したa2
=0.96721311の値をそのまま適用してD20=
0.96721311×D23の演算を行うのと同等の結
果、すなわちD20=(1−2-5)×D23の演算結果が得
られる。
【0051】このように、デジタル加算器20とデジタ
ル乗算器24を組み合わせることで、更なる回路規模の
小形化を実現している。
【0052】次に、図2中のデジタル乗算器25につい
て説明する。デジタル乗算器25の乗算係数b0は、次
のようにして決められている。上記数(2)に示した係
数b0=0.016393443に最も近い2のべき乗
(2n)の値を選択することにより、デジタル乗算器2
5の被乗算係数b0を2-6(=0.015625)の値
に決める。
【0053】更に、図2に示すデジタル乗算器25を複
雑な演算回路で形成するのではなく、図5に示す構成の
デコーダ回路を適用することで、データD19に被乗算係
数b0=2-6を乗算するのと同じ結果が得られる極めて
簡素な構成のデジタル乗算器25を実現する。
【0054】つまり、図5に示すデジタル乗算器25
は、入力データD19のうちのビットB6〜B15を、出力
データD25のビットB0〜B10として出力すると共に、
入力データD19のうちのビットB15を、出力データD25
のビットB9〜B15として出力する構成とする。かかる
構成により、入力データD19(B15〜B0)を全体的に
下位側へ6ビット分シフトし、そのビットシフトした出
力データD25(B15〜B0)をデジタル加算器21に供
給するのと同じ機能を発揮させることができ、データD
19に被乗算係数b0(=2-6)を乗算するデジタル乗算
器25を実現することができる。
【0055】尚、入力データD19のうちのビットB0〜
B5は抵抗R1を介してグランドGNDにプルダウンし、
出力データD25(B15〜B0)はバッファアンプA15〜
A0を介して出力する構成となっている。
【0056】次に、図2中のデジタル乗算器26の乗算
係数b2は、次のようにして決められている。上記数
(2)に示した係数b2=−0.016393443に
最も近い2のべき乗(−2n)の値を選択することによ
り、デジタル乗算器26の被乗算係数b2を2-6(=
0.015625)の値に決める。
【0057】更に、図2に示すデジタル乗算器26を複
雑な演算回路で形成するのではなく、図5に示したのと
同様の構成のデコーダ回路を適用することで、データD
23に乗算係数b2=2-6を乗算するのと同じ結果が得ら
れる極めて簡素な構成のデジタル乗算器26を実現す
る。
【0058】つまり、図5に示したのと同様の構成のデ
コーダ回路を適用することで、入力データD23(B15〜
B0)を全体的に下位側へ6ビット分シフトし、そのビ
ットシフトした出力データD26(B15〜B0)をデジタ
ル加算器21に供給するのと同じ機能を発揮させる。
【0059】ただし、デジタル乗算器25の出力データ
D25をデジタル加算器21の加算入力端子(+入力端
子)に供給し、デジタル乗算器26の出力データD26を
デジタル加算器21の減算入力端子(−入力端子)に供
給することにより、D25−D26の減算処理を行わせる。
そして、この演算結果DBF(=D25−D26)をデジタル
バンドパスフィルタ16の出力とする。
【0060】このように、図1に示したデジタルバンド
パスフィルタ16を、図2、図4及び図5に示した構成
とし、サンプリングレートfs1を中心周波数f0(45
5kHz)の4倍にして、A/D変換器15から供給さ
れる中間周波のデータDIFをデジタルフィルタリングす
ることにより、図10に示した周波数特性を有するII
Rフィルタを簡素な構成で実現している。
【0061】次に、図3に示したバンドパスフィルタ1
6の構成法を説明する。図3中の前段のフィルタ16a
と後段のフィルタ16aは、共に図2に示したデジタル
バンドパスフィルタ16を変形した構成とする。
【0062】まず、上記数(1)に示した伝達関数H
(z)を適用することにし、この伝達関数H(z)に基
づいて図15に示した直接形の2次のIIRフィルタを
考え、更に、図12に示した周波数特性が得られるよう
に伝達関数H(z)の各係数a1,a2,b0,b1,b2
の最適な値を求める。また、デジタルバンドパスフィル
タ16を簡素な構成で実現することを最適化の条件と
し、デジタルフィルタリングのためのサンプリングレー
トfs1と中間周波数f0(455kHz)及びQ値との
関係を考慮しつつ、各係数a1,a2,b0,b1,b2の
最適化を行う。
【0063】かかる最適化を行うことで、前段のフィル
タ16aと後段のフィルタ16bを共に、図2、図4及
び図5に示した構成とする。つまり、フィルタ16aと
フィルタ16bを図2、図4及び図5に示した簡素な構
成で実現することで、各デジタル乗算器24,25,2
6の被乗算係数a2,b0,b2を、a2=2-5=0.03
125、b0=2-6=0.015625、b2=2-6
0.015625とする。
【0064】更に、図3のフィルタ16aとフィルタ1
6bにデジタル加算器201とデジタル乗算器202を
それぞれ追加する。
【0065】そして、フィルタ16a中のデジタル加算
器201の加算入力端子(+端子)にデジタル乗算器2
02の出力データD202を供給すると共に、デジタル加
算器201の減算入力端子(−端子)にデジタル加算器
20の出力データD20を供給し、フィルタ16b中のデ
ジタル加算器201の減算入力端子(−端子)にデジタ
ル乗算器202の出力データD202を供給すると共に、
デジタル加算器201の減算入力端子(−端子)にデジ
タル加算器20の出力データD20を供給するように接続
する。
【0066】更に、フィルタ16a中のデジタル乗算器
202とフィルタ16b中のデジタル乗算器202のそ
れぞれの乗算係数a1,a1の値を適宜に選択すること
で、図12に示した双峰特性を有するデジタルバンドパ
スフィルタを形成する。尚、それぞれの乗算係数a1,
a1を2のべき乗(2n)の値にすることで、フィルタ1
6a中のデジタル乗算器202とフィルタ16b中のデ
ジタル乗算器202を、図4又は図5に示したのと同様
のデコーダ回路によって構成することで、簡素な構成を
実現する。
【0067】このように、図1に示したデジタルバンド
パスフィルタ16を、図3に示した構成とし、サンプリ
ングレートfs1を中心周波数f0(455kHz)の4
倍にして、A/D変換器15から供給される中間周波の
データDIFをデジタルフィルタリングすることにより、
図12に示した周波数特性を有するIIRフィルタを簡
素な構成で実現している。以上、異なる中心周波数をも
ったデジタルバンドパスフィルタを組み合わせること
で、希望の特性を得ることができる。
【0068】次に、図6に示した補完フィルタ17の構
成法を説明する。尚、図6中の前段と中段と後段の各フ
ィルタ17a,17b,17cの構成は同じであるの
で、前段のフィルタ17aの構成法を代表して説明す
る。
【0069】尚、上記したように、デジタルバンドパス
フィルタ16は、中間周波数f0の4倍に設定されたサ
ンプリングレートfs1に基づいてデータDIFをデジタル
フィルタリングし、データDBFを出力する構成となって
いる。したがって、図13(a)(b)に示すように、
このデータDBFは、中間周波数f0の逆数である1周期
(1/f0)内の4点のサンプリングポイントP1〜P4
のデータを示すことになる。
【0070】しかし、データDBFが1周期(1/f0)
内の4点のサンプリングポイントP1〜P4だけに現れた
だけでは、図13(a)の場合と図13(b)の場合の
ように、サンプリングポイントP1〜P4の位相がずれる
と、データDBFをそのままデジタル検波回路18に供給
して検波を行わせても、検波出力のレベルが大きく変動
してしまい、精度の良い検波を実現することができな
い。
【0071】そこで、精度の良い検波を可能にするため
に、デジタルバンドパスフィルタ16とデジタル検波回
路18の間にデジタルローパスフィルタから成る補完フ
ィルタ17を設けている。
【0072】まず、フィルタ17aを形成するのに、次
数(4)に示すようなz変換した伝達関数H(z)を適
用することにし、この伝達関数H(z)に基づいて図6
に示すようなデジタルローパスフィルタを考え、更に、
各係数a1,a2,b0の最適な値を求める。
【0073】
【数4】
【0074】また、フィルタ17aを簡素な構成で実現
することを最適化の条件とし、デジタルフィルタリング
のためのサンプリングレートfs2を中間周波数f0(4
55kHz)の16倍に決めて、各係数a1,a2,b0
の最適化を行う。
【0075】かかる最適化を行うと、係数a1は2-2
係数a2は−2-1、係数b0は2-2となる。
【0076】そこで、フィルタ17a中のデジタル乗算
器31の被乗算係数a1を2-2、デジタル乗算器32の
被乗算係数a2を2-1、デジタル乗算器33の被乗算係
数b0を2-2と決める。
【0077】更に、図4又は図5に示したデコーダ回路
の場合と同様に、デジタル乗算器31を図7に示すデコ
ーダ回路、デジタル乗算器32を図8に示すデコーダ回
路、デジタル乗算器33を図9に示すデコーダ回路によ
ってそれぞれ構成することにより、各デジタル乗算器3
1,32,33を簡素な構成で実現する。そして、フィ
ルタ17b,17cもフィルタ17aと同様の構成にす
ることで、図11に示した周波数特性を有する補間フィ
ルタ17を実現する。
【0078】このように、本実施形態の受信機は、デジ
タルバンドパスフィルタ16のサンプリングレートfs1
を中間周波数fcの4倍に設定したことで、図2と図3
に示した各デジタル乗算器24,25,26,202の
被乗算係数a1,a2,b0,b2を2のべき乗の値で近似
することが可能となり、更に、被乗算係数a1,a2,b
0,b2を2のべき乗の値で近似することが可能となった
ことで、デジタル乗算器24,25,26,202を図
4と図5に示したような簡素な構成で実現することが可
能になっている。
【0079】更に、補間フィルタ17のサンプリングレ
ートfs2を中間周波数fcの16倍に設定したことで、
図6に示した各フィルタ17a〜17c中のデジタル乗
算器31,32,33の被乗算係数a1,a2,b0を2
のべき乗の値で近似することが可能となり、更に、被乗
算係数a1,a2,b0を2のべき乗の値で近似すること
が可能となったことで、デジタル乗算器31,32,3
3を図7〜図9に示したような簡素な構成で実現するこ
とが可能になっている。
【0080】また、デジタル検波回路18が高精度の検
波を行うためには、高いサンプリングレートで処理を行
う必要があるため、仮に図15に示した一般的な構成の
IIRフィルタ1’を本実施形態のデジタルバンドパス
フィルタ16と補間フィルタ17の代わりに適用して高
サンプリングレートで動作させることにすると、従来技
術で説明したように、そのデジタルバンドパスフィルタ
1’を大規模なデジタル回路で構成しなければならな
い。
【0081】しかし、本実施形態では、デジタルバンド
パスフィルタ16を中間周波数fcの4倍のサンプリン
グレート(低サンプリングレート)fs1で動作させるこ
とで回路規模の簡素化を図り、補間フィルタ17は中間
周波数fcの16倍のサンプリングレート(高サンプリ
ングレート)fs2で動作させ、それによって生じる高サ
ンプリングレートfs2のデータDLFをデジタル検波回路
18に供給するので、図15に示した一般的な構成のI
IRフィルタ1’に較べて、全体的に回路規模の簡素化
を可能にし、更に、高精度の検波を行えるようにしてい
る。
【0082】尚、以上の説明では、図4、図5、図7、
図8、図9に示したように、デジタル乗算器24,2
5,26,202,31,32,33をデコーダ回路で
構成する場合を説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。デジタル乗算器24,25,26,20
2,31,32,33をビットシフトが可能なバイナリ
シストレジスタ等で構成してもよい。
【0083】また、本実施形態では、AM受信機につい
て説明したが、本発明はFM受信機等の他の方式の受信
機にも適用することができるものである。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明の受信機は、
中間周波のデジタルデータを中間周波数の2のべき乗倍
の第1のサンプリングレートでデジタルフィルタリング
を行うデジタルバンドパスフィルタと、デジタルバンド
パスフィルタから出力される出力データを中間周波数の
2のべき乗倍の第2のサンプリングレートでデジタルフ
ィルタリングを行って検波手段側へ出力する補間フィル
タを備える構成にしたので、全体の回路規模の簡素化
と、検波手段における検波精度の向上を両立させること
ができ、受信機のデジタル化にとって優れた効果を発揮
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の受信機の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施形態の受信機に備えられたデジタルバン
ドパスフィルタの構成を示す図である。
【図3】本実施形態の受信機に備えられた他のデジタル
バンドパスフィルタの構成を示す図である。
【図4】図2と図3に示すデジタルバンドパスフィルタ
中に備えられているデジタル乗算器24の構成を示す図
である。
【図5】図2と図3に示すデジタルバンドパスフィルタ
中に備えられているデジタル乗算器25,26の構成を
示す図である。
【図6】本実施形態の受信機に備えられた補間フィルタ
の構成を示す図である。
【図7】図6に示す補間フィルタ中に備えられているデ
ジタル乗算器31の構成を示す図である。
【図8】図6に示す補間フィルタ中に備えられているデ
ジタル乗算器32の構成を示す図である。
【図9】図6に示す補間フィルタ中に備えられているデ
ジタル乗算器33の構成を示す図である。
【図10】図2に示したデジタルバンドパスフィルタの
周波数特性を示す図である。
【図11】図6に示した補間フィルタの周波数特性を示
す図である。
【図12】図3に示したデジタルバンドパスフィルタの
周波数特性を示す図である。
【図13】補間フィルタの機能を説明するための説明図
である。
【図14】従来のアナログ受信機の構成を示すブロック
図である。
【図15】一般的なIIRフィルタの構成を示した図で
ある。
【符号の説明】
15…A/D変換器 16…デジタルバンドパスフィルタ 16a,16b…IIRフィルタ 17…補間フィルタ 17a,17b,17c…IIRフィルタ 19,20,21,27,28,201…デジタル加算
器 24,25,26,202,31,32,33…デジタ
ル乗算器 22,23,29,30…デジタル遅延素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 27/00 H04L 27/00 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間周波のデジタルデータから所望の周
    波数成分のデータを通過させて検波手段側へ出力するデ
    ジタル信号処理手段とを備える受信機であって、 前記デジタル信号処理手段は、前記デジタルデータを中
    間周波数の2のべき乗倍の第1のサンプリングレートで
    デジタルフィルタリングするデジタルバンドパスフィル
    タと、 前記デジタルバンドパスフィルタの出力データを中間周
    波数の2のべき乗倍であって前記第1のサンプリングレ
    ートより高い第2のサンプリングレートでデジタルフィ
    ルタリングするデジタルローパスフィルタから成る補間
    フィルタとを備え、 前記補間フィルタの出力データを前記検波手段側へ出力
    することを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 前記第1のサンプリングレートは前記中
    間周波数の4倍に設定され、前記デジタルバンドパスフ
    ィルタは、被乗算係数が2のべき乗の値で設定されたI
    IRフィルタで構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の受信機。
  3. 【請求項3】 前記第2のサンプリングレートは前記中
    間周波数の16倍に設定され、前記補間フィルタは、被
    乗算係数が2のべき乗の値で設定されたIIRフィルタ
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載の受信
    機。
  4. 【請求項4】 前記デジタルバンドパスフィルタは、第
    1,第2,第3のデジタル加算器と、第1,第2,第3
    のデジタル乗算器と、前記第1のサンプリングレートの
    2倍の遅延時間を有するデジタル遅延素子とを備えて構
    成され、 前記第1のデジタル加算器は、前記アナログデジタル変
    換手段から出力される前記デジタルデータから前記第2
    のデジタル加算器の出力データを減算し、 前記デジタル遅延素子は、前記第1のデジタル加算器の
    出力データを遅延し、 前記第1のデジタル乗算器は、前記デジタル遅延素子の
    出力データに所定の第1の被乗算係数を乗算し、 前記第2のデジタル加算器は、前記デジタル遅延素子の
    出力データから前記第1のデジタル乗算器の出力データ
    を減算し、 前記第2のデジタル乗算器は、前記第1のデジタル加算
    器の出力データに所定の第2の被乗算係数を乗算し、 前記第3のデジタル乗算器は、前記デジタル遅延素子の
    出力データに所定の第2の被乗算係数を乗算し、 前記第3のデジタル加算器は、前記第2のデジタル乗算
    器の出力データから前記第3のデジタル乗算器の出力デ
    ータを減算し、減算結果を前記補間フィルタへ出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の受信機。
  5. 【請求項5】 前記デジタルバンドパスフィルタは、 第1,第2,第3,第4のデジタル加算器と、第1,第
    2,第3,第4のデジタル乗算器と、前記第1のサンプ
    リングレートの遅延時間を有する直列接続された第1,
    第2のデジタル遅延素子とを備えて構成された第1のフ
    ィルタ手段と、 第5,第6,第7,第8のデジタル加算器と、第5,第
    6,第7,第8のデジタル乗算器と、前記第1のサンプ
    リングレートの遅延時間を有する直列接続された第3,
    第4のデジタル遅延素子とを備えて構成された第2のフ
    ィルタ手段とを具備し、 前記第1のデジタル加算器は、前記アナログデジタル変
    換手段から出力される前記デジタルデータから前記第2
    のデジタル加算器の出力データを加算し、 前記第1のデジタル遅延素子は、前記第1のデジタル加
    算器の出力データを遅延し、 前記第2のデジタル遅延素子は、前記第1のデジタル遅
    延素子の出力データを遅延し、 前記第1のデジタル乗算器は、前記第1のデジタル遅延
    素子の出力データに所定の第1の被乗算係数を乗算し、 前記第2のデジタル加算器は、前記第1のデジタル乗算
    器の出力データから前記第3のデジタル加算器の出力デ
    ータを減算し、 前記第2のデジタル乗算器は、前記第2のデジタル遅延
    素子の出力データに所定の第2の被乗算係数を乗算し、 前記第3のデジタル加算器は、前記第2のデジタル遅延
    素子の出力データから前記第3のデジタル乗算器の出力
    データを減算し、 前記3のデジタル乗算器は、前記第1のデジタル加算器
    の出力データに所定の第3の被乗算係数を乗算し、 前記第4のデジタル乗算器は、前記第2のデジタル遅延
    素子の出力データに所定の第2の被乗算係数を乗算し、 前記第4のデジタル加算器は、前記第3のデジタル乗算
    器の出力データから前記第4のデジタル乗算器の出力デ
    ータを減算し、 前記第5のデジタル加算器は、前記第4のデジタル乗算
    器の出力データから前記第6のデジタル加算器の出力デ
    ータを加算し、 前記第3のデジタル遅延素子は、前記第5のデジタル加
    算器の出力データを遅延し、 前記第4のデジタル遅延素子は、前記第3のデジタル遅
    延素子の出力データを遅延し、 前記第5のデジタル乗算器は、前記第3のデジタル遅延
    素子の出力データに所定の第1の被乗算係数を乗算し、 前記第6のデジタル加算器は、前記第7のデジタル加算
    器の出力データから前記第5のデジタル乗算器の出力デ
    ータを減算し、 前記第6のデジタル乗算器は、前記第4のデジタル遅延
    素子の出力データに所定の第2の被乗算係数を乗算し、 前記第7のデジタル加算器は、前記第4のデジタル遅延
    素子の出力データから前記第6のデジタル乗算器の出力
    データを減算し、 前記3のデジタル乗算器は、前記第5のデジタル加算器
    の出力データに所定の第7の被乗算係数を乗算し、 前記第8のデジタル乗算器は、前記第4のデジタル遅延
    素子の出力データに所定の第2の被乗算係数を乗算し、 前記第8のデジタル加算器は、前記第7のデジタル乗算
    器の出力データから前記第8のデジタル乗算器の出力デ
    ータを減算し、減算結果を前記補間フィルタへ出力する
    ことを特徴とする請求項1又は3記載の受信機。
  6. 【請求項6】 前記補間フィルタは、第9,第10のデ
    ジタル加算器と、第9,第10,第11のデジタル乗算
    器と、前記第2のサンプリングレートの遅延時間を有す
    る直列接続された第5,第6のデジタル遅延素子とを有
    するローパスフィルタ手段を備えて構成され、 前記第9のデジタル加算器は、前記デジタルバンドパス
    フィルタから供給されるデータと前記第10のデジタル
    加算器の出力データを加算し、 前記第5のデジタル遅延素子は、前記第9のデジタル加
    算器の出力データを遅延し、 前記第6のデジタル遅延素子は、前記第5のデジタル遅
    延素子の出力データを遅延し、 前記第9のデジタル乗算器は、前記第5のデジタル遅延
    素子の出力データに所定の第9の被乗算係数を乗算し、 前記第10のデジタル加算器は、前記第9のデジタル乗
    算器の出力データから前記第10のデジタル乗算器の出
    力データを減算し、 前記第10のデジタル乗算器は、前記第6のデジタル遅
    延素子の出力データに所定の第10の被乗算係数を乗算
    し、 前記第11のデジタル乗算器は、前記第9のデジタル加
    算器の出力データに所定の第11の被乗算係数を乗算し
    て、その乗算結果を前記検波手段側へ出力することを特
    徴とする請求項1又は3記載の受信機。
  7. 【請求項7】 前記補間フィルタは、前記ローパスフィ
    ルタ手段が複数段直列接続された構成であることを請求
    項6記載の受信機。
  8. 【請求項8】 前記第9,第11のデジタル乗算器の前
    記第9,第11の被乗算係数は2-2、前記第10のデジ
    タル乗算器の前記第10の被乗算係数は2-1に設定され
    ていることを特徴とする請求項6又は7記載の受信機。
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