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JP2001338544A - ポリマー碍子の製造方法、ポリマー碍子およびダイス - Google Patents

ポリマー碍子の製造方法、ポリマー碍子およびダイス

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Publication number
JP2001338544A
JP2001338544A JP2000161632A JP2000161632A JP2001338544A JP 2001338544 A JP2001338544 A JP 2001338544A JP 2000161632 A JP2000161632 A JP 2000161632A JP 2000161632 A JP2000161632 A JP 2000161632A JP 2001338544 A JP2001338544 A JP 2001338544A
Authority
JP
Japan
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cylindrical portion
die
core material
polymer insulator
caulking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000161632A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nakaya
正博 中家
Yoshikazu Shikakura
善和 鹿倉
Kuniichiro Hashimoto
邦一郎 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Daito Co Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Daito Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持部材の筒部を有効に利用して、簡易かつ
確実にかしめることができ、芯材と支持部材とを確実か
つ良好に固定することのできる、ポリマー碍子の製造方
法、そのポリマー碍子、および、そのポリマー碍子の製
造方法に用いられるダイスを提供すること。 【解決手段】 支持金具2の筒部4を、筒部4の入口側
端部4aに接触する接触面7aが筒部4の内側部分4b
に接触する接触面7bよりも広く形成されているダイス
6を用いて、1回でかしめることにより、ポリマー碍子
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリマー碍子の製
造方法、ポリマー碍子およびダイスに関し、詳しくは、
主として繊維強化プラスチックを芯材とするポリマー碍
子の製造方法、そのポリマー碍子、および、そのポリマ
ー碍子の製造方法に用いられるダイスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、軽量、加工容易、高強度などの優
れた特徴を有する、繊維強化プラスチック(以下、FR
Pと省略する。)などを芯材とした、ポリマー碍子の使
用が普及されつつある。このようなポリマー碍子は、通
常、FRP製の芯材を、有底円筒形状の支持金具に挿入
した後、支持金具をかしめることによって製造されてい
る。
【0003】このように支持金具をかしめる場合におい
て、あまりに強くかしめると、芯材が損傷する一方で、
あまりに弱くかしめると、芯材と支持金具とが良好に圧
着されず固定することができない。そのため、これまで
に、種々のかしめ方法が提案されている。
【0004】たとえば、特開平9−231847号公報
には、支持金具におけるかしめ部分を、その開口端部か
ら他端部に向かって、順次圧縮圧力を高めながら、複数
回に分割してかしめることにより、芯材と支持金具との
間の高い接合強度を得ることが記載されている。
【0005】また、たとえば、特開平10−26987
8号公報には、支持金具におけるかしめ部分を、その開
口端部を含む部分を第1の範囲とし、第1の範囲に連続
する残りの部分を第2の範囲として、第1の範囲の変形
量を、第2の範囲に向かって徐々に増加するようにかし
めることにより、支持金具の開口端部における応力集中
を緩和して、長期強度低下率を小さくすることが記載さ
れている。また、この特開平10−269878号公報
に記載されるかしめ方法では、かしめるためのダイスと
して、支持金具の被圧縮面に対して、傾斜角度が互いに
異なる第1の圧縮面および第2の圧縮面を有するダイス
が用いられており、このようなダイスを用いて1回でか
しめることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−2
31847号公報に記載されるかしめ方法では、複数回
に分割してかしめるため、各圧縮部分の境では、圧縮圧
力が不連続に変化するため、支持金具全体には不均一な
圧縮圧力が加わり、芯材の損傷を生じるおそれがある。
また、複数回に分割してかしめると、各圧縮部分の間に
すきまが生じたり、あるいは、各圧縮部分が重複して圧
縮される場合を生じ、すきまが生じると、そのすきま分
かしめ部分が有効に利用されずに、接合強度が低下して
しまい、また、各圧縮部分が重複して圧縮されると、芯
材の損傷がより生じやすくなる。さらに、複数回に分割
してかしめると、かしめる工程が煩雑となり、また、か
しめるための装置構成が複雑となる。
【0007】また、特開平10−269878号公報に
記載されるかしめ方法では、傾斜角度が互いに異なる第
1の圧縮面および第2の圧縮面を有するダイスを用いて
いるが、図7に示すように、このダイス10では、支持
金具11の開口端部12を圧縮する第1の圧縮面13
が、第2の圧縮面14よりも支持金具11の被圧縮面に
対する傾斜角度が大きいため、このダイス10によって
かしめる場合には、支持金具11の開口端部12おける
被圧縮面と第1の圧縮面13との間が広口状となってす
きまが生じ、そのすきまのために、圧縮圧力にわずかな
誤差が生じると、支持金具11の開口端部12におい
て、その加えられた圧縮圧力が逃げてしまい、確実に作
用せず、その結果、接合強度が不安定になるという不具
合を生じる。
【0008】本発明は、上記した不具合に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、支持部材の筒部
を有効に利用して、簡易かつ確実にかしめることがで
き、芯材と支持部材とを確実かつ良好に固定することの
できる、ポリマー碍子の製造方法、そのポリマー碍子、
および、そのポリマー碍子の製造方法に用いられるダイ
スを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、プラスチック製の芯材
と、前記芯材が挿入される筒部を有する支持部材とを備
えるポリマー碍子の製造方法において、前記芯材を前記
筒部に挿入した後に、前記筒部をかしめることにより、
前記芯材を前記支持部材に固定する工程において、前記
筒部を、前記筒部の入口側端部に接触する接触面が前記
筒部の内側部分に接触する接触面よりも広く形成されて
いるダイスを用いて、1回でかしめることを特徴として
いる。
【0010】このような方法によると、ダイスにより筒
部をかしめた時には、筒部の入口側端部には、ダイスの
より広い接触面が接触するので、その分、圧縮圧力が低
減されて作用するとともに、筒部の内側部分には、ダイ
スのより狭い接触面が接触するので、その分、圧縮圧力
が増加されて作用する。そのため、1回のかしめによっ
て、筒部の入口側端部をより低い圧縮圧力で、かつ、筒
部の内側部分をより高い圧縮圧力でかしめることがで
き、確実にかしめることができながら、支持部材の入口
側端部における応力集中を緩和して、耐久性の向上を図
ることができる。
【0011】また、1回でかしめることができるので、
筒部の長さを有効に利用して、筒部において圧縮圧力を
連続して変化させることができる。そのため、圧縮圧力
が不連続に変化することに起因する芯材の損傷を有効に
防止することができるとともに、簡易かつ確実にかしめ
ることができる。
【0012】さらに、この方法では、筒部に対するダイ
スの接触角度を同一として、ダイスの接触面積を変化さ
せることにより、その面圧を変化させて、かしめている
ので、筒部における入口側端部および内側部分に応じた
圧縮圧力を確実に加えることができる。そのため、たと
えば、筒部に対する傾斜角度が異なる2つの面を有する
ダイスを用いてかしめる場合に比べて、より安定して確
実にかしめることができるとともに、より自由度の大き
なかしめを達成することができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記ダイスを、前記筒部の周り
に4個ないし8個配置して、前記筒部をかしめることを
特徴としている。
【0014】このようにしてかしめると、1回のかしめ
において、筒部の周りにおいてより均一かつ確実な圧縮
圧力を加えることができる。そのため、より一層、芯材
の損傷を有効に防止して簡易かつ確実にかしめることが
できる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、プラスチ
ック製の芯材と、前記芯材が挿入される筒部を有する支
持部材とを備えるポリマー碍子において、前記芯材は、
前記筒部に挿入された後に、前記筒部が、前記筒部の入
口側端部に接触する接触面が前記筒部の内側部分に接触
する接触面よりも広く形成されているダイスを用いて1
回でかしめられることにより、前記支持部材に固定され
ていることを特徴としている。
【0016】このようなポリマー碍子では、筒部におい
て圧縮圧力が連続的に変化されて、簡易かつ確実にかし
められているので、芯材に損傷を生じることがなく、し
かも、筒部の長さが有効に利用されてかしめられている
ので、支持部材の長さが短いものであっても、芯材と支
持部材との間が強固に固定され、優れた耐久性を発現す
ることができる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、プラスチ
ック製の芯材と、前記芯材が挿入される筒部を有する支
持部材とを備えるポリマー碍子の製造に用いられ、前記
芯材を前記筒部に挿入した後に、前記筒部をかしめるこ
とにより、前記芯材を前記支持部材に固定するためのダ
イスであって、前記筒部の入口側端部に接触する接触面
が前記筒部の内側部分に接触する接触面よりも広く形成
されていることを特徴としている。
【0018】このようなダイスを用いて支持部材の筒部
をかしめると、筒部の入口側端部には、ダイスのより広
い接触面が接触するので、その分、圧縮圧力が低減され
て作用するとともに、筒部の内側部分には、ダイスのよ
り狭い接触面が接触するので、その分、圧縮圧力が増加
されて作用する。そのため、1回のかしめによって、筒
部の入口側端部をより低い圧縮圧力で、かつ、筒部の内
側部分をより高い圧縮圧力でかしめることができる。
【0019】そのため、支持部材の入口側端部における
応力集中を緩和することができる。また、1回でかしめ
ることができるので、筒部の長さを有効に利用して、筒
部において圧縮圧力を連続して変化させることができ、
圧縮圧力が不連続に変化することに起因する芯材の損傷
を有効に防止することができるとともに、簡易かつ確実
にかしめることができる。
【0020】さらに、このダイスでは、筒部に対するダ
イスの接触角度を同一として、その接触面積を変化させ
ることにより、その面圧を変化させて、かしめるので、
筒部における入口側端部および内側部分に応じた圧縮圧
力を確実に加えることができる。そのため、たとえば、
筒部に対する傾斜角度が異なる2つの面を有するダイス
を用いてかしめる場合に比べて、より安定して確実にか
しめることができるとともに、より自由度の大きなかし
めを達成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のポリマー碍子の
一実施形態を示す概略構成図、図2は、そのポリマー碍
子の製造工程を示す要部概略図である。図1に示すよう
に、このポリマー碍子は、中実円柱状に形成されたFR
P製の芯材1と、この芯材1の両端部が挿入される支持
部材としての支持金具2と、この芯材1を長さ方向にわ
たって被覆するカバー3とを備えている。支持金具2
は、有底円筒形状をなし、芯材1の端部が挿入される筒
部4を有している。また、カバー3は、シリコーンゴム
からなり、径方向外方に延びるかさ状の突部5が所定の
間隔を隔てて複数形成されている。
【0022】そして、このようなポリマー碍子では、図
2に示すように、芯材1を筒部4に挿入した後に、筒部
4をダイス6によってかしめることにより、芯材1を支
持金具2に固定するようにしている。
【0023】このようなかしめに用いられるダイス6と
しては、筒部4の入口側端部4aに接触する接触面7a
が、筒部4の内側部分4bに接触する接触面7bよりも
広く形成されているものが用いられる。より具体的に
は、たとえば、図3に示すようなものが用いられる。す
なわち、図3において、このダイス6は、略三角柱状を
なし、そのうちの1つの角には、支持金具2の筒部4に
圧縮圧力を加えるための接触面7が形成されている。こ
の接触面7は、その上側の面積が広く、下側の面積が狭
くなるようなテーパ状に形成されており、このダイス6
で筒部4をかしめる時には、その上側が、筒部4の入口
側端部4aに対向し、その中央もしくは下側が、筒部4
の内側部分4bに対向するように配置して、その上側の
接触面を、筒部4の入口側端部4aに接触する接触面7
aとし、また、その中央もしくは下側の接触面を、筒部
4の内側部分4bに接触する接触面7bとして、筒部4
に接触させるようにする。また、このかしめは、図4に
示すように、このようなダイス6を、筒部4の周りに8
個配置して、かしめるようにしている。
【0024】そして、この方法では、このようにダイス
6を配置した後に、筒部4を1回かしめるのみで、芯材
1を支持金具2に固定するようにしている。なお、かし
めるための圧縮圧力は、筒部4の径、および、ポリマー
碍子の種類などに応じて、適宜選択されるが、たとえ
ば、5〜30MPa程度である。また、このようなかし
めは、通常、ダイス6を油圧によって動作させる、かし
め装置によって行なわれる。
【0025】このようにしてかしめると、ダイス6によ
り筒部4をかしめた時には、筒部4の入口側端部4aに
は、ダイス6のより広い接触面7aが接触するので、そ
の分、圧縮圧力が低減されて作用するとともに、筒部4
の内側部分4bには、ダイス6のより狭い接触面7bが
接触するので、その分、圧縮圧力が増加されて作用す
る。そのため、1回のかしめであっても、筒部4の入口
側端部4aをより低い圧縮圧力で、かつ、筒部4の内側
部分4bをより高い圧縮圧力でかしめることができ、支
持金具4の入口側端部4aにおける応力集中を緩和し
て、耐久性の向上を図りつつ、簡易かつ確実に、芯材1
を支持金具2に固定することができる。
【0026】また、1回でかしめることができるので、
筒部4の長さを有効に利用して、筒部4において圧縮圧
力を連続して変化させることができる。そのため、圧縮
圧力が不連続に変化することに起因する芯材1の損傷を
有効に防止することができるとともに、簡易かつ確実に
かしめることができる。
【0027】さらに、この方法では、筒部4に対するダ
イス6の接触角度を同一として、ダイス6の接触面積を
変化させることにより、その面圧を変化させて、かしめ
ているので、筒部4における入口側端部4aおよび内側
部分4bに応じた圧縮圧力を確実に加えることができ
る。そのため、たとえば、筒部4に対する傾斜角度が異
なる2つの面を有するダイスを用いてかしめる場合に比
べて、より安定して確実にかしめることができるととも
に、より自由度の大きなかしめを達成することができ
る。
【0028】また、この方法では、筒部4の周りにダイ
ス6を8個配置してかしめるようにしているので、筒部
4周りにおいて、均一かつ確実な圧縮圧力を加えること
ができる。そのため、より一層、芯材1の損傷を有効に
防止して簡易かつ確実にかしめることができる。
【0029】したがって、このような方法によって芯材
1が支持金具2に固定されているポリマー碍子は、芯材
1の損傷がなく、支持金具2の長さが短いものであって
も、芯材1と支持金具2との間が強固に固定され、優れ
た耐久性を発現することができる。
【0030】また、このようなかしめに用いられるダイ
ス6としては、図3に示すものに限られず、筒部4の入
口側端部4aに接触する接触面7aが、筒部4の内側部
分4bに接触する接触面7bよりも広く形成されている
ものであれば、何ら限定されず、たとえば、図5や図6
に示すようなダイス6であってもよい。
【0031】すなわち、図5に示すダイス6は、図3に
示すダイス6と同様に、略三角柱状をなし、そのうちの
1つの角に、支持金具2の筒部4に圧縮圧力を加えるた
めの接触面7が形成されているが、この接触面7が、筒
部4の外径に沿うような湾曲状に形成されているもので
ある。また、図6に示すダイス6も、図4に示すダイス
6と同様に、その接触面7が湾曲状に形成されている
が、さらに、その上下方向における中央部の幅が、その
両端部に対して狭くなっているものである。
【0032】また、以上に説明においては、ダイス6
を、筒部4の周りに8個配置したが、その個数は何ら限
定されない。たとえば、圧縮圧力の均一化をより図るべ
く、その倍の16個を配置してもよい。しかし、あまり
に多いと装置構成が複雑となることから、好ましくは、
4個ないし8個配置する。
【0033】また、以上の説明において、筒部4は、支
持金具2におけるダイス6と対向接触する部分、すなわ
ち、ダイス6によりかしめられる部分であって、その入
口側端部4aは、たとえば、少なくとも、筒部4の入口
側から内側に向かう5〜10mm程度の部分であり、さ
らに、内側部分4bは、その入口側部分4aに連続し
て、さらに内側に向かう部分である。
【0034】なお、以上の説明において、「かしめ」と
は、筒部の外側から圧力を加えて芯材と支持部材とを圧
着することであって、何ら限定的に解釈されるものでは
ない。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、筒部の長さを有効に利用しつつ、筒部にお
いて圧縮圧力を連続的に変化させて、かしめることがで
きる。そのため、芯材の損傷を有効に防止することがで
きるとともに、簡易かつ確実にかしめることができる。
また、筒部に対するダイスの接触角度を同一として、ダ
イスの面圧を変化させてかしめているので、筒部に対す
る傾斜角度が異なる2つの面を有するダイスを用いてか
しめる場合に比べて、より安定して確実にかしめること
ができるとともに、より自由度の大きなかしめを達成す
ることができる。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、より一
層、芯材の損傷を有効に防止して簡易かつ確実にかしめ
ることができる。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、芯材の損
傷がなく、支持部材の長さが短いものであっても、芯材
と支持部材との間が強固に固定され、優れた耐久性を発
現することができる。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、筒部の長
さを有効に利用しつつ、筒部において圧縮圧力を連続的
に変化させて、かしめることができる。そのため、芯材
の損傷を有効に防止することができるとともに、簡易か
つ確実にかしめることができる。また、筒部に対するダ
イスの接触角度を同一として、ダイスの面圧を変化させ
てかしめているので、筒部に対する傾斜角度が異なる2
つの面を有するダイスを用いてかしめる場合に比べて、
より安定して確実にかしめることができるとともに、よ
り自由度の大きなかしめを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリマー碍子の一実施形態を示す概略
構成図である。
【図2】図1に示すポリマー碍子の製造工程を示す要部
概略図である。
【図3】図2に示すダイスの一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図4】図2に示すポリマー碍子の製造工程において、
ダイスを支持金具の筒部の周りに配置している状態を示
す要部平面図である。
【図5】図3に示すダイスと異なる実施形態のダイスを
示す斜視図である。
【図6】図3に示すダイスと異なる実施形態のダイスを
示す斜視図である。
【図7】従来のポリマー碍子の製造工程を示す要部概略
図である。
【符号の説明】
1 芯材 2 支持金具 4 筒部 4a 筒部の入口側端部 4b 筒部の内側部分 6 ダイス 7 接触面 7a 筒部の入口側端部に接触する接触面 7b 筒部の内側部分に接触する接触面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿倉 善和 大阪府泉佐野市松原3丁目4番38号 大ト ー株式会社内 (72)発明者 橋本 邦一郎 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 5G331 AA03 AA06 BB01 CA05 CA06 DA01 5G333 AB01 AB28 BA01 BA02 CB01 CB17 DA03 DA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製の芯材と、前記芯材が挿
    入される筒部を有する支持部材とを備えるポリマー碍子
    の製造方法において、 前記芯材を前記筒部に挿入した後に、前記筒部をかしめ
    ることにより、前記芯材を前記支持部材に固定する工程
    において、 前記筒部を、前記筒部の入口側端部に接触する接触面が
    前記筒部の内側部分に接触する接触面よりも広く形成さ
    れているダイスを用いて、1回でかしめることを特徴と
    する、ポリマー碍子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ダイスを、前記筒部の周りに4個な
    いし8個配置して、前記筒部をかしめることを特徴とす
    る、請求項1に記載のポリマー碍子の製造方法。
  3. 【請求項3】 プラスチック製の芯材と、前記芯材が挿
    入される筒部を有する支持部材とを備えるポリマー碍子
    において、 前記芯材は、前記筒部に挿入された後に、前記筒部が、
    前記筒部の入口側端部に接触する接触面が前記筒部の内
    側部分に接触する接触面よりも広く形成されているダイ
    スを用いて1回でかしめられることにより、前記支持部
    材に固定されていることを特徴とする、ポリマー碍子。
  4. 【請求項4】 プラスチック製の芯材と、前記芯材が挿
    入される筒部を有する支持部材とを備えるポリマー碍子
    の製造に用いられ、 前記芯材を前記筒部に挿入した後に、前記筒部をかしめ
    ることにより、前記芯材を前記支持部材に固定するため
    のダイスであって、 前記筒部の入口側端部に接触する接触面が前記筒部の内
    側部分に接触する接触面よりも広く形成されていること
    を特徴とする、ダイス。
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