JP2001337222A - 位相差板 - Google Patents
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- JP2001337222A JP2001337222A JP2000154524A JP2000154524A JP2001337222A JP 2001337222 A JP2001337222 A JP 2001337222A JP 2000154524 A JP2000154524 A JP 2000154524A JP 2000154524 A JP2000154524 A JP 2000154524A JP 2001337222 A JP2001337222 A JP 2001337222A
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Abstract
り、且つ可視光全域の入射光に対して、ほぼ均一な位相
差特性を与える広帯域の位相差板を提供する。 【解決手段】 固有複屈折値が正のポリマーの少なくと
も一種類と、固有複屈折値が負のポリマーの少なくとも
一種とを含むポリマーブレンドからなるフィルムに配向
を付与してなる位相差板である。好ましくは、前記固有
複屈折値が正および負のポリマーとして、ノルボルネン
樹脂およびスチレン系樹脂を各々使用した前記位相差板
である。
Description
器、携帯型情報通信機器、ゲームやシミュレーション機
器、車載用のナビゲーションシステム等、種々の分野の
表示装置として利用され得る反射型液晶表示装置等に好
適な位相差板に関する。
である1/4波長板は、反射型液晶表示装置、光ディス
ク用ピックアップおよび防眩フィルムに利用される等、
種々の用途を有する。一方、Reが波長の1/2である
1/2波長板も、液晶プロジェクターに利用される等、
種々の用途を有する。前記1/4波長板および1/2波
長板は、種々の用途において、可視光領域の全ての入射
光に対して、その機能が充分に発揮されることが望まれ
る。ニ酢酸セルロースからなるフィルムは、比較的可視
光全域の入射光に対してその機能を充分に発揮し得る広
帯域位相差板としての特性を備えているが、吸水性が大
きく、寸度安定性に劣るので、実用上問題がある。その
ため、広帯域位相差板としては、単層フィルムではな
く、例えば、特開平5−27118号公報、特開平5−
100114号公報、特開平10−68816号公報、
特開平10−90521号公報等に記載されたような、
相互に異なる光学異方性を有する2枚のポリマーフィル
ムからなる積層フィルムが提案されている。
板では、その製造のために、一方向に延伸した延伸複屈
折フィルムを延伸方向に対して相互に異なる角度を為す
方向にカットした2種のチップを形成し、このチップを
粘着剤によって貼合し、積層する必要がある。1/4波
長板等の位相差板では、各ポリマーフィルムの光学異方
性(光軸や遅軸の傾き)は、延伸フィルムの延伸方向に
対してどれだけの角度でチップを切り取るかによって決
定されるので、精密な裁断技術が必要になる。また、2
枚のチップを貼合する際には、粘着剤を塗布したり、精
密な位置合わせが必要になり、製造工程が煩雑である。
即ち、粘着加工、チップ化、貼合等のコストアップ要因
のプロセスが必要であり、チップ化に伴う加工屑などの
汚染、貼合角の誤差による位相差のバラツキなどの実際
の性能にも悪影響を及ぼす問題がある。可視光全域の入
射光に対して、均一な位相差特性を与える位相差板を、
積層ではなく単層で形成する技術は未だ提供されていな
いのが現状である。
おける諸問題を解決し、簡易な工程により、低コストに
作製可能であり、且つ可視光全域の入射光に対して、ほ
ぼ均一な位相差特性を与える広帯域の位相差板を提供す
ることを目的とする。
の手段は以下の通りである。 <1> 固有複屈折値が正のポリマーの少なくとも一種
類と、固有複屈折値が負のポリマーの少なくとも一種類
とを含むポリマーブレンドからなるフィルムに配向を付
与してなる位相差板である。 <2> 波長450nm、550nmおよび650nm
におけるレタデーション値を各々Re(450)、Re
(550)およびRe(650)としたとき、Re(4
50)<Re(550)<Re(650)を満足する<
1>に記載の位相差板である。 <3> 波長λにおけるレタデーション値をRe(λ)
としたとき、波長450nm以上650nm以下におい
て、下記関係式を満たしている<1>または<2>に記
載の位相差板である。 0.20 ≦ Re(λ)/λ ≦ 0.30 <4> 波長λにおけるレタデーション値をRe(λ)
としたとき、波長450nm以上650nm以下におい
て、下記関係式を満たしている<1>または<2>に記
載の位相差板である。 0.40 ≦ Re(λ)/λ ≦ 0.60
ルボルネン系樹脂である<1>から<4>までのいずれ
かに記載の位相差板である。 <6> 固有複屈折値が負のポリマーがスチレン系ポリ
マーである<1>から<5>までのいずれかに記載の位
相差板である。 <7> スチレン系ポリマーがスチレンと無水マレイン
酸との共重合体である<6>に記載の位相差板である。
マーをブレンドしたポリマーブレンドからなるフィルム
を使用することにより、各ポリマーが単独で示すレタデ
ーションの波長分散特性を互いに軽減させ、可視光全域
の入射光に対して、均一な位相差特性を与えることを可
能としている。その結果、広帯域位相差板を単層構造で
作製することができ、チップの切り出し、貼合等の煩雑
な工程が不要となり、簡易な工程で且つ低コストに位相
差板を作製することができる。
値が正のポリマーの少なくとも一種類と、固有複屈折値
が負のポリマーの少なくとも一種類とを含むポリマーブ
レンドからなるフィルムに配向を付与してなる。
下、単に「正のポリマー」という場合がある)とは、分
子が一軸性の配向をとって形成された層に光が入射した
とき、前記配向方向の光の屈折率が前記配向方向に直交
する方向の光の屈折率より大きくなるポリマーをいう。
一方、前記「固有複屈折値が負のポリマー」(以下、単
に「負のポリマー」という場合がある)とは、分子が一
軸性の配向をとって形成された層に光が入射したとき、
前記配向方向の光の屈折率が前記配向方向に直交する方
向の光の屈折率より小さくなるポリマーをいう。
の固有複屈折値の波長分散が異なっているものを組み合
わせて使用するのが好ましい。例えば、正のポリマー単
独の延伸フィルムと負のポリマー単独の延伸フィルム各
々の波長450nmと波長550nmにおける固有複屈
折値の比、Δn(450)/Δ(550)が、各々絶対
値で0.02以上の差があることが好ましく、0.05
以上の差があることがより好ましい。
溶性のあるものを組み合わせて使用するのが好ましい。
相溶性がないものを組み合わせて使用する場合は、相溶
化剤等の第3成分を添加して相溶させることができる。
第3成分を添加することなく相溶可能な組み合わせとし
ては、固有複屈折値が正のノルボルネン系樹脂(JSR
社製;「アートン」)と固有複屈折値が負のスチレンと
無水マレイン酸のランダムコポリマーとの組み合わせ、
固有複屈折値が正のノルボルネン系樹脂(JSR社製;
「アートン」)と固有複屈折値が負の比較的分子量が小
さいポリスチレンとの組み合わせ、固有複屈折値が正の
ポリフェニルエーテルと固有複屈折値が負のポリスチレ
ンとの組み合わせが、耐熱性、寸度安定性、透明性等の
観点で好ましく利用できる。中でも、ノルボルネン系樹
脂とスチレン系ポリマー(共重合体を含む)との組み合
わせが最も好ましい。
骨格を繰り返し単位として有してなる。前記ノルボルネ
ン系樹脂としては、透明性、低吸水性、耐熱性が高く、
光学用途に好適である点で、熱可塑性ノルボルネン系樹
脂が好ましい。前記熱可塑性ノルボルネン系樹脂として
は、特開昭60−168708号公報、特開昭62−2
52406号公報、特開昭62−252407号公報、
特開平2−133413号公報、特開昭63−1453
24号公報、特開昭63−264626号公報、特開平
1−240517号公報、特公昭57−8815号公報
等に記載されたものが好適に利用できるが、これらに限
定されるものではない。また、これらは、1種単独で使
用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
も、下記構造式(I)〜(IV)のいずれかで表される繰
り返し単位を有するものが好ましい。
及びDは、各々独立して、水素原子又は1価の有機基を
表す。
中でも、下記構造式(V)で表されるテトラシクロドデ
センの少なくとも1種と、これと共重合可能な不飽和環
状化合物とをメタセシス重合して得られる重合体を水素
添加して得られる水添重合体も好ましい。
独立して、水素原子又は1価の有機基を表す。
としては、5,000〜1,000,000程度であ
り、8,000〜200,000が好ましい。
1種単独で前記特性を有するポリマーを単独で使用して
もよいし、2種以上をブレンドした場合に前記特性を示
す場合は、2種以上を併用してもよい。前記負のポリマ
ーとしては、その固有複屈折値の波長分散が大きいもの
が好ましい。具体的には、波長450nmおよび波長5
50nmの固有複屈折値(Δn)を、各々、Δn(45
0)およびΔn(550)としたとき、下記関係式を満
たす樹脂から選ばれるのが好ましい。 |Δn(450)/Δn(550)| ≧ 1.02 さらに、下記関係式を満たす樹脂から選ばれるのがより
好ましい。 |Δn(450)/Δn(550)| ≧ 1.05 尚、負のポリマーとしては、|Δn(450)/Δn
(550)|の値は大きいほうが好ましいが、ポリマー
の場合一般的には2.0以下である。
系ポリマー、ポリアクリロニトリル系ポリマー、ポリメ
チルメタクリレート系ポリマー、セルロースエステル系
ポリマー(前記固有複屈折値が正であるものを除く)、
あるいはこれらの多元(二元、三元等)共重合ポリマー
などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよ
いし、2種以上を併用してもよい。本発明においては、
これらの中でも、ポリスチレン、スチレンとアクリロニ
トリルとの共重合体、スチレンと無水マレイン酸との共
重合体、スチレンとメチルメタクリレートとの共重合体
等のポリスチレン系ポリマーが好ましく、特に、スチレ
ンと無水マレイン酸との共重合体が好ましい。
るポリマーブレンドにおいて、負のポリマーの正のポリ
マーに対する配合割合としては、両者の固有複屈折値の
絶対値の大きさや、成形温度における複屈折性の発現性
等により異なり、一概に規定することはできないが、正
のポリマーとしてノルボルネン系樹脂を使用した場合、
質量比(ノルボルネン系樹脂:負のポリマー)で5:5
〜9:1が好ましく、7:3〜8:2が好ましい。正の
ポリマーとして他の材料を使用した場合も、質量比の好
ましい範囲は一般的に同様である。
ーおよび負のポリマー以外に、その他の成分を含有して
いてもよい。該成分は、本発明の効果を害しない限り特
に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、
例えば相溶化剤などが好適に挙げられる。前記相溶化剤
は、前記正のポリマーと負のポリマーとを混合した際に
相分離が生じてしなう場合等に好適に使用することがで
き、該相溶化剤を使用することによって、前記正のポリ
マーと負のポリマーとの混合状態を良好にすることがで
きる。
からなるフィルムに配向を付与してなる。配向は、前記
ポリマーブレンドからなるフィルムを形成した後、該フ
ィルムを延伸することによって付与することができる。
フィルムの形成方法については特に制限はなく、前記ポ
リマーブレンドを所定の有機溶媒に溶解させて塗布液を
調製し、該塗布液の塗工によりフィルムを形成する溶液
製膜であっても、前記ポリマーブレンドを加熱して溶融
させこれを用いて製膜する溶融製膜であってもよい。ま
た、前記フィルムの延伸方法についても特に制限はな
く、縦一軸延伸、横一軸延伸(テンター延伸)、および
アンバランスニ軸延伸方法等を利用することができる。
符号のポリマーブレンドを用いているので、該ポリマー
ブレンドからなるフィルムを延伸し、正のポリマーと負
のポリマーとの配向方向を一致させると、各ポリマー鎖
の固有複屈折値に由来する遅相軸は互いに直交する。そ
の結果、各ポリマー鎖は互いの複屈折を打ち消し合う
が、互いの固有複屈折値の波長分散特性が異なるため、
打ち消しの程度に波長依存性が生じる。前記ポリマーブ
レンドのブレンド比や延伸条件を選ぶことにより、レタ
デーションの打ち消し合いの程度を調整でき、即ち、波
長450nm、550nmおよび650nmにおけるレ
タデーションの各値Re(450)、Re(550)お
よびRe(650)が、Re(450)<Re(55
0)<Re(650)の関係式を満たすようにレタデー
ションを調整できる。
記ポリマーブレンドのブレンド比や延伸条件を選ぶこと
により、波長λにおけるレタデーションRe(λ)と波
長λとの比、Re(λ)/λが可視光全域でほぼ一定の
値となるようにレタデーションを調整することができ
る。その結果、可視光全域の入射光に対して、ほぼ均一
の位相差特性を与える、例えば、広帯域1/4波長板、
広帯域1/2波長板としての特性を付与することができ
る。本発明の位相差板を広帯域1/4波長板として利用
する場合は、波長450nmから波長650nmの範囲
で、Re(λ)/λが0.20〜0.30あるのが好ま
しく、0.23〜0.27であるのがより好ましく、
0.24〜0.26であるのがさらに好ましい。一方、
広帯域1/2波長板として利用する場合は、波長450
nmから波長650nmの範囲でRe(λ)/λが0.
40〜0.60であるのが好ましく、0.46〜0.5
2であるのがより好ましく、0.48〜0.52である
のがさらに好ましい。
ポリマーのブレンド比、延伸条件等を選択することによ
って、レタデーションを調整することができ、種々の用
途に供することができる。例えば、パソコン、AV機
器、携帯型情報通信機器、ゲームやシミュレーション機
器、車載用のナビゲーションシステム等、種々の分野の
表示装置として利用され得る反射型液晶表示装置;光デ
ィスク用ピックアップ;および防眩フィルム;のλ/4
板として好適に使用され得る。また、液晶プロジェクタ
ーのλ/2板として好適に使用され得る。
する場合、位相差板の厚みは10μm以上200μm以
下であるのが好ましく、50μm以上150μm以下で
あるのがより好ましい。表示装置中の他の部材、例えば
偏光板等に貼合されて使用される場合、位相差板は薄い
程好ましいが、貼合工程時のハンドリング性等を考慮す
ると、ある程度の厚みが必要となるが、製造上の困難性
が解消されれば、数μm程度の薄い位相差板として利用
するのが好ましい。
は以下の実施例になんら限定されるものではない。 (実施例1)固有複屈折値が正のポリマーとして、ノル
ボルネン系樹脂(JSR社製;「アートンF」)16質
量部と、固有複屈折値が負のポリマーとしてスチレンと
無水マレイン酸の共重合体(積水化学社製;「ダイラー
ク232」)9質量部とを、トルエンに溶解し、塗布液
(25質量%)を調製した。
ドを用いて流延し、乾燥して、厚みが120μmである
透明フィルムを形成した。この透明フィルムを120℃
で27%一軸延伸して位相差板を作製した。この位相差
板について、レタデーション測定器(王子計測社製;
「KOBRA21DH」)を用いて、レタデーションの
波長分散を測定した。結果を図1に示す。図1に示すよ
うに、実施例1の位相差板は、波長450nm、550
nm、650nmにおけるレタデーション(Re)の値
を各々Re(450)、Re(550)およびRe(6
50)としたとき、Re(450)<Re(550)<
Re(650)を満たしており、広帯域で1/4波長板
の特性を示していることがわかった。
ルボルネン系樹脂を単独で製膜し、透明フィルム(厚み
105μm)を得た。この透明フィルムを110℃で2
0%一軸延伸した以外は、実施例1と同様にして、位相
差板を作製し、実施例1と同様にしてレタデーションの
波長分散を調べた。結果を図1に示す。図1に示す様
に、前記位相差板は広帯域1/4波長板としては機能し
なかった。
チレン/無水マレイン酸共重合体を単独で製膜し、透明
フィルム(厚み101μm)を得た。この透明フィルム
を110℃で20%一軸延伸した以外は、実施例1と同
様にして、位相差板を作製し、実施例1と同様にしてレ
タデーションを波長分散を調べた。結果を図1に示す。
図1に示す様に、前記位相差板は広帯域1/4波長板と
しては機能しなかった。
マーとして、ノルボルネン系樹脂(JSR社製;「アー
トンF」)16質量部と、前記固有複屈折値が負のポリ
マーとして、スチレン/無水マレイン酸共重合体9質量
部とを、トルエンに溶解して塗布液(25質量%)を調
製した。
ドを用いて流延し、乾燥して、厚みが240μmである
透明フィルムを形成した。この透明フィルムを120℃
で30%一軸延伸して位相差板を作製した。この位相差
板について、レタデーション測定器(王子計測社製;
「KOBRA21DH」)を用いて、レタデーションの
波長分散を測定した。結果を図2に示す。図1に示すよ
うに、実施例1の位相差板は、波長450nm、550
nm、650nmにおけるレタデーション(Re)の値
を各々Re(450)、Re(550)およびRe(6
50)としたとき、Re(450)<Re(550)<
Re(650)を満たしており、広帯域で1/2波長板
の特性を示していることがわかった。
ルボルネン系樹脂を単独で製膜し、透明フィルム(厚み
210μm)を得た。この透明フィルムを120℃で3
3%一軸延伸した以外は、実施例2と同様にして、位相
差板を作製し、実施例2と同様にしてレタデーションの
波長分散を調べた。結果を図2に示す。図2に示す様
に、前記位相差板は広帯域1/2波長板としては機能し
なかった。
チレン/無水マレイン酸共重合体を単独で製膜し、透明
フィルム(厚み180μm)を得た。この透明フィルム
を115℃で28%一軸延伸した以外は、実施例2と同
様にして、位相差板を作製し、実施例2と同様にしてレ
タデーションを波長分散を調べた。結果を図2に示す。
図2に示す様に、前記位相差板は広帯域1/2波長板と
しては機能しなかった。
コストに作製可能であり、且つ可視光全域の入射光に対
して、ほぼ均一な位相差特性を与える広帯域の位相差板
を提供することができる。
た位相差板の可視光域におけるレタデーションの波長分
散特性を示すグラフである。
た位相差板の可視光域におけるレタデーションの波長分
散特性を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 固有複屈折値が正のポリマーの少なくと
も一種類と、固有複屈折値が負のポリマーの少なくとも
一種類とを含むポリマーブレンドからなるフィルムに配
向を付与してなる位相差板。 - 【請求項2】 波長450nm、550nmおよび65
0nmにおけるレタデーション値を各々Re(45
0)、Re(550)およびRe(650)としたと
き、Re(450)<Re(550)<Re(650)
を満たす請求項1に記載の位相差板。 - 【請求項3】 波長λにおけるレタデーション値をRe
(λ)としたとき、波長450nm以上650nm以下
において、下記関係式を満たしている請求項1または2
に記載の位相差板。 0.20 ≦ Re(λ)/λ ≦ 0.30 - 【請求項4】 波長λにおけるレタデーション値をRe
(λ)としたとき、波長450nm以上650nm以下
において、下記関係式を満たしている請求項1または2
に記載の位相差板。 0.40 ≦ Re(λ)/λ ≦ 0.60 - 【請求項5】 固有複屈折値が正のポリマーがノルボル
ネン系樹脂である請求項1から4までのいずれか1項に
記載の位相差板。 - 【請求項6】 固有複屈折値が負のポリマーがスチレン
系ポリマーである請求項1から5までのいずれか1項に
記載の位相差板。 - 【請求項7】 スチレン系ポリマーがスチレンと無水マ
レイン酸との共重合体である請求項6に記載の位相差
板。
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