JP2001323874A - 可変容量型圧縮機 - Google Patents
可変容量型圧縮機Info
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- JP2001323874A JP2001323874A JP2001154983A JP2001154983A JP2001323874A JP 2001323874 A JP2001323874 A JP 2001323874A JP 2001154983 A JP2001154983 A JP 2001154983A JP 2001154983 A JP2001154983 A JP 2001154983A JP 2001323874 A JP2001323874 A JP 2001323874A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive hub
- thrust flange
- receiving surface
- variable displacement
- displacement compressor
- Prior art date
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- Pending
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 急激に最大吐出量状態になったときのシャフ
トの弾性変形を抑えるとともに、最大吐出量状態時にお
ける圧縮反力によるドライブハブの振動を抑え、振動や
異音の発生を防ぐことの可能な可変容量型圧縮機を提供
すること。 【解決手段】 回転軸5にスラストフランジ40を固定
し、回転軸にドライブハブ41を回転可能に取り付け、
スラストフランジの一端部にドライブハブの一端部を連
結し、ドライブハブ41の回転を介してピストンを往復
運動させ、クランク室内の圧力が所定値以下になると、
ドライブハブの他端部が、スラストフランジの他端部に
設けられたドライブハブ受面40cに突き当たる可変容
量型圧縮機において、スラストフランジ40のドライブ
ハブ受面40cを回転軸5に対してほぼ直角にした。
トの弾性変形を抑えるとともに、最大吐出量状態時にお
ける圧縮反力によるドライブハブの振動を抑え、振動や
異音の発生を防ぐことの可能な可変容量型圧縮機を提供
すること。 【解決手段】 回転軸5にスラストフランジ40を固定
し、回転軸にドライブハブ41を回転可能に取り付け、
スラストフランジの一端部にドライブハブの一端部を連
結し、ドライブハブ41の回転を介してピストンを往復
運動させ、クランク室内の圧力が所定値以下になると、
ドライブハブの他端部が、スラストフランジの他端部に
設けられたドライブハブ受面40cに突き当たる可変容
量型圧縮機において、スラストフランジ40のドライブ
ハブ受面40cを回転軸5に対してほぼ直角にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可変容量型圧縮
機に関し、特に最大ストローク状態のときに生じるシャ
フトの弾性変形等を抑えることが可能な可変容量型圧縮
機に関する。
機に関し、特に最大ストローク状態のときに生じるシャ
フトの弾性変形等を抑えることが可能な可変容量型圧縮
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のフルストローク位置決め構
造を備えた可変容量型圧縮機の縦断面図、図9は図8の
フルストローク位置決め構造を示す拡大断面図である。
造を備えた可変容量型圧縮機の縦断面図、図9は図8の
フルストローク位置決め構造を示す拡大断面図である。
【0003】従来の可変容量型圧縮機として、図8に示
すように、シャフト5にスラストフランジ240を固定
し、シャフト5にドライブハブ241をヒンジボール9
を介して回転可能に取り付け、スラストフランジ240
の一端部とドライブハブ241の一端部とをリンクアー
ム42で連結し、ドライブハブ241に取り付け揺動板
10が、ドライブハブ241の回転によって揺動し、こ
の揺動板10の揺動によりロッド11を介してピストン
7を往復運動させるものが知られている(例えば、実開
平5−83378号公報)。
すように、シャフト5にスラストフランジ240を固定
し、シャフト5にドライブハブ241をヒンジボール9
を介して回転可能に取り付け、スラストフランジ240
の一端部とドライブハブ241の一端部とをリンクアー
ム42で連結し、ドライブハブ241に取り付け揺動板
10が、ドライブハブ241の回転によって揺動し、こ
の揺動板10の揺動によりロッド11を介してピストン
7を往復運動させるものが知られている(例えば、実開
平5−83378号公報)。
【0004】この可変容量型圧縮機では、クランク室8
内の圧力が低くなると、揺動板10の傾斜角が大きくな
り、図9に示すように、ドライブハブ241の突当て部
241cが、スラストフランジ240のボス部240b
の外周面に形成されたドライブハブ受面240cに突き
当たって最大ストローク状態(最大吐出量状態)とな
る。
内の圧力が低くなると、揺動板10の傾斜角が大きくな
り、図9に示すように、ドライブハブ241の突当て部
241cが、スラストフランジ240のボス部240b
の外周面に形成されたドライブハブ受面240cに突き
当たって最大ストローク状態(最大吐出量状態)とな
る。
【0005】一方、クランク室8の圧力が高くなると、
揺動板10の傾斜角が小さくなり、ドライブハブ241
の突当て部241cがスラストフランジ240のドライ
ブハブ受面240cから離れて最小ストローク位置へと
変化する。
揺動板10の傾斜角が小さくなり、ドライブハブ241
の突当て部241cがスラストフランジ240のドライ
ブハブ受面240cから離れて最小ストローク位置へと
変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ドライブハ
ブ受面240cがシャフト5の軸線に平行であるので、
急激に最大吐出量状態になった場合、シャフト5に大き
な荷重がかかってシャフト5が弾性変形し、スラストフ
ランジ240やドライブハブ241などの回転体の重心
位置が変化し、振動及び異音が発生するという問題があ
る。
ブ受面240cがシャフト5の軸線に平行であるので、
急激に最大吐出量状態になった場合、シャフト5に大き
な荷重がかかってシャフト5が弾性変形し、スラストフ
ランジ240やドライブハブ241などの回転体の重心
位置が変化し、振動及び異音が発生するという問題があ
る。
【0007】尚、ドライブハブ受面240cをシャフト
5の軸線に対して傾めにしたフルストローク位置決め構
造もある(例えば、実開平6−4376号公報)が、振
動や異音の発生を防ぐことはできない。
5の軸線に対して傾めにしたフルストローク位置決め構
造もある(例えば、実開平6−4376号公報)が、振
動や異音の発生を防ぐことはできない。
【0008】また、断続的に発生する圧縮反力によりド
ライブハブ241が振動(5気筒のとき一回転当たり5
回の振動)を起こし、スラストフランジ240、リンク
アーム42及びドライブハブ241の間、並びにシャフ
ト5、ヒンジボール9及びドライブハブ241の間で、
各部材の表面が剥離する現象(フレッティング)が発生
し、異常摩耗、異音の発生、ひいてはロックに至るとい
う問題がある。
ライブハブ241が振動(5気筒のとき一回転当たり5
回の振動)を起こし、スラストフランジ240、リンク
アーム42及びドライブハブ241の間、並びにシャフ
ト5、ヒンジボール9及びドライブハブ241の間で、
各部材の表面が剥離する現象(フレッティング)が発生
し、異常摩耗、異音の発生、ひいてはロックに至るとい
う問題がある。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、その課題は、急激に最大吐出量状態になっ
たときの回転軸の弾性変形を抑えるとともに、最大吐出
量状態時における圧縮反力によるドライブハブの振動を
抑え、振動による異音や異常摩耗の発生を防ぐことがで
きる可変容量型圧縮機を提供することである。
れたもので、その課題は、急激に最大吐出量状態になっ
たときの回転軸の弾性変形を抑えるとともに、最大吐出
量状態時における圧縮反力によるドライブハブの振動を
抑え、振動による異音や異常摩耗の発生を防ぐことがで
きる可変容量型圧縮機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、回転軸にスラストフランジ
を固定し、前記回転軸にドライブハブを回転可能に取り
付け、前記スラストフランジの一端部に前記ドライブハ
ブの一端部を連結し、前記ドライブハブの回転を介して
ピストンを往復運動させ、クランク室内の圧力が所定値
以下になると、前記ドライブハブの他端部が、前記スラ
ストフランジの他端部に設けられたドライブハブ受面に
突き当たり、また、クランク室の圧力が所定値以上にな
ると、前記ドライブハブの他端部が前記スラストフラン
ジのドライブハブ受面から離れる形式の可変容量型圧縮
機において、前記スラストフランジのドライブハブ受面
を前記回転軸に対してほぼ直角にした可変容量型圧縮機
である。
め、請求項1記載の発明は、回転軸にスラストフランジ
を固定し、前記回転軸にドライブハブを回転可能に取り
付け、前記スラストフランジの一端部に前記ドライブハ
ブの一端部を連結し、前記ドライブハブの回転を介して
ピストンを往復運動させ、クランク室内の圧力が所定値
以下になると、前記ドライブハブの他端部が、前記スラ
ストフランジの他端部に設けられたドライブハブ受面に
突き当たり、また、クランク室の圧力が所定値以上にな
ると、前記ドライブハブの他端部が前記スラストフラン
ジのドライブハブ受面から離れる形式の可変容量型圧縮
機において、前記スラストフランジのドライブハブ受面
を前記回転軸に対してほぼ直角にした可変容量型圧縮機
である。
【0011】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1の発明において、前記ドライブハブ受面を前記スラス
トフランジの他端郡に複数個突設し、前記ドライブハブ
の他端部に凸部を設け、前記ドライブハブの他端部が前
記ドライブハブ受面に突き当たったとき、前記凸部が前
記複数個のドライブハブ受面によって挟持されるように
した可変容量型圧縮機である。
1の発明において、前記ドライブハブ受面を前記スラス
トフランジの他端郡に複数個突設し、前記ドライブハブ
の他端部に凸部を設け、前記ドライブハブの他端部が前
記ドライブハブ受面に突き当たったとき、前記凸部が前
記複数個のドライブハブ受面によって挟持されるように
した可変容量型圧縮機である。
【0012】請求項1記載の可変容量型圧縮機では、ス
ラストフランジのドライブハブ受面を回転軸に対してほ
ぼ直角にして、急激に最大吐出量状態になった場合に、
ドライブハブの他端部がスラストフランジのドライブハ
ブ受面に対してほぼ直角に突き当たるようにしたので、
回転軸に対して回転軸の軸線と直角方向の荷重はかかか
らず、回転軸はほとんど弾性変形しない。
ラストフランジのドライブハブ受面を回転軸に対してほ
ぼ直角にして、急激に最大吐出量状態になった場合に、
ドライブハブの他端部がスラストフランジのドライブハ
ブ受面に対してほぼ直角に突き当たるようにしたので、
回転軸に対して回転軸の軸線と直角方向の荷重はかかか
らず、回転軸はほとんど弾性変形しない。
【0013】また、最大吐出量状態では、ドライブハブ
の他端部がスラストフランジのドライブハブ受面に対し
てほぼ直角に突き当たっているので、ピストンからドラ
イブハブに伝わる圧縮反力はスラストフランジのドライ
ブハブ受面で吸収され、ドライブハブの振動が減衰す
る。
の他端部がスラストフランジのドライブハブ受面に対し
てほぼ直角に突き当たっているので、ピストンからドラ
イブハブに伝わる圧縮反力はスラストフランジのドライ
ブハブ受面で吸収され、ドライブハブの振動が減衰す
る。
【0014】請求項2記載の可変容量型圧縮機では、複
数のドライブハブ受面をスラストフランジの他端部に設
け、ドライブハブの他端部に凸部を設け、ドライブハブ
の他端部がドライブハブ受面に突き当たったとき、凸部
が複数のドライブハブ受面によって挟持されるようにし
たので、ドライブハブの他端部の回転方向の摺動動作が
規制され、リンクアームのような連結部材にかかる荷重
が軽減される。
数のドライブハブ受面をスラストフランジの他端部に設
け、ドライブハブの他端部に凸部を設け、ドライブハブ
の他端部がドライブハブ受面に突き当たったとき、凸部
が複数のドライブハブ受面によって挟持されるようにし
たので、ドライブハブの他端部の回転方向の摺動動作が
規制され、リンクアームのような連結部材にかかる荷重
が軽減される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下この発明の具体例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0016】図1はこの発明の第1具体例に係る可変容
量型圧縮機の縦断面図である。この圧縮機のシリンダブ
ロック1の一端面には、バルブプレート2を介してリヤ
ヘッド3が、他端面にはフロントヘッド4が、それぞれ
固定されている。
量型圧縮機の縦断面図である。この圧縮機のシリンダブ
ロック1の一端面には、バルブプレート2を介してリヤ
ヘッド3が、他端面にはフロントヘッド4が、それぞれ
固定されている。
【0017】前記シリンダブロック1には、シャフト
(回転軸)5を中心にして周方向に所定間隔おきに複数
のシリンダボア6が配設されている。これらのシリンダ
ボア6内にはそれぞれピストン7が摺動自在に収容され
ている。
(回転軸)5を中心にして周方向に所定間隔おきに複数
のシリンダボア6が配設されている。これらのシリンダ
ボア6内にはそれぞれピストン7が摺動自在に収容され
ている。
【0018】前記フロントヘッド4内にはクランク室
(揺動板収容室)8が形成され、このクランク室8内に
は、シャフト5の回転に連動してヒンジボール9を中心
に揺動する揺動板10が収容されている。
(揺動板収容室)8が形成され、このクランク室8内に
は、シャフト5の回転に連動してヒンジボール9を中心
に揺動する揺動板10が収容されている。
【0019】前記リヤヘッド3内には、吐出室12と、
この吐出室12の周囲に位置する吸入室13とが形成さ
れている。吐出室12内は隔壁14によって吐出空間1
2aと吐出空間12bとに仕切られ、両吐出空間12
a,12bは、隔壁14に穿設した1個以上の絞り孔1
4aを介して連通している。
この吐出室12の周囲に位置する吸入室13とが形成さ
れている。吐出室12内は隔壁14によって吐出空間1
2aと吐出空間12bとに仕切られ、両吐出空間12
a,12bは、隔壁14に穿設した1個以上の絞り孔1
4aを介して連通している。
【0020】前記バルブプレート2には、シリンダボア
6と吐出空間12aとを連通させる吐出ポート16と、
シリンダボア6と吸入室13とを連通させる吸入ポート
15とが、周方向に所定間隔おきに設けられている。
6と吐出空間12aとを連通させる吐出ポート16と、
シリンダボア6と吸入室13とを連通させる吸入ポート
15とが、周方向に所定間隔おきに設けられている。
【0021】吐出ポート16は吐出弁17により開閉さ
れ、吐出弁17はバルブプレート2のリヤヘッド側端面
に弁押さえ18とともにボルト19により固定され、ボ
ルト19はバルブプレート2の中心孔2aを介してシリ
ンダブロック1のねじ孔20に螺着されている。
れ、吐出弁17はバルブプレート2のリヤヘッド側端面
に弁押さえ18とともにボルト19により固定され、ボ
ルト19はバルブプレート2の中心孔2aを介してシリ
ンダブロック1のねじ孔20に螺着されている。
【0022】また、吸入ポート15は吸入弁21により
開閉され、吸入弁21はバルブプレート2とシリンダブ
ロック1との間に配設されている。
開閉され、吸入弁21はバルブプレート2とシリンダブ
ロック1との間に配設されている。
【0023】また、シリンダブロック1の中央部には、
互いに連通するねじ孔20、小径孔22及び大径孔23
がシリンダブロック1の中心線に沿って設けられてい
る。小径孔22にはラジアル軸受24が、大径孔23に
はスラスト軸受25が、それぞれ収容されている。ラジ
アル軸受24及びスラスト軸受25はシャフト5のリヤ
側端部を支持し、シャフト5のフロント側端部はフロン
トヘッド4内のラジアル軸受26によって支持されてい
る。
互いに連通するねじ孔20、小径孔22及び大径孔23
がシリンダブロック1の中心線に沿って設けられてい
る。小径孔22にはラジアル軸受24が、大径孔23に
はスラスト軸受25が、それぞれ収容されている。ラジ
アル軸受24及びスラスト軸受25はシャフト5のリヤ
側端部を支持し、シャフト5のフロント側端部はフロン
トヘッド4内のラジアル軸受26によって支持されてい
る。
【0024】更に、シリンダブロック1には吸入室13
とクランク室8とを連通する連通路31が設けてあり、
この連通路31の途中には圧力調整弁32が設けられ、
この圧力調整弁32により吸入室13内とクランク室8
内との圧力調整を行う。
とクランク室8とを連通する連通路31が設けてあり、
この連通路31の途中には圧力調整弁32が設けられ、
この圧力調整弁32により吸入室13内とクランク室8
内との圧力調整を行う。
【0025】また、シャフト5には、スラストフランジ
40が固定されているとともに、ドライブハブ41がヒ
ンジボール9を介して回転可能に取り付けられている。
スラストフランジ40は、スラスト軸受33を介してフ
ロントヘッド4の内壁に支承されている。スラストフラ
ンジ40の一端部とドライブハブ41の一端部とは、後
述のようにリンクアーム42で連結され、シャフト5の
回転がスラストフランジ40からドライブハブ41へと
伝達される。ドライブハブ41には揺動板10が軸受2
7,28を介して取り付けられている。
40が固定されているとともに、ドライブハブ41がヒ
ンジボール9を介して回転可能に取り付けられている。
スラストフランジ40は、スラスト軸受33を介してフ
ロントヘッド4の内壁に支承されている。スラストフラ
ンジ40の一端部とドライブハブ41の一端部とは、後
述のようにリンクアーム42で連結され、シャフト5の
回転がスラストフランジ40からドライブハブ41へと
伝達される。ドライブハブ41には揺動板10が軸受2
7,28を介して取り付けられている。
【0026】シャフト5が回転すると、スラストフラン
ジ40及びドライブハブ41も一体に回転し、ドライブ
ハブ41の回転につれて揺動板10がヒンジボール9を
中心として揺動運動を行う。揺動板10はコネクチング
ロッド(ロッド)11を介してピストン7に連結され、
揺動板10の揺動運動はコネクチングロッド11を介し
てピストン7へ伝わり、ピストン7の直線往復運動に変
換される。
ジ40及びドライブハブ41も一体に回転し、ドライブ
ハブ41の回転につれて揺動板10がヒンジボール9を
中心として揺動運動を行う。揺動板10はコネクチング
ロッド(ロッド)11を介してピストン7に連結され、
揺動板10の揺動運動はコネクチングロッド11を介し
てピストン7へ伝わり、ピストン7の直線往復運動に変
換される。
【0027】ヒンジボール9とスラストフランジ40の
ボス部40bとの間のシャフト5の外周には、バネ44
が介装されており、このバネ44によりヒンジボール9
がシリンダブロック1側へ付勢されている。また、シャ
フト5のシリンダブロック1側にはストッパ45が突設
され、ストッパ45とヒンジボール9との間のシャフト
5の外周には、複数個の皿バネ46及びコイルバネ47
が順次介装され、これらのバネ46,47により、ヒン
ジボール9がスラストフランジ40側へ付勢されてい
る。
ボス部40bとの間のシャフト5の外周には、バネ44
が介装されており、このバネ44によりヒンジボール9
がシリンダブロック1側へ付勢されている。また、シャ
フト5のシリンダブロック1側にはストッパ45が突設
され、ストッパ45とヒンジボール9との間のシャフト
5の外周には、複数個の皿バネ46及びコイルバネ47
が順次介装され、これらのバネ46,47により、ヒン
ジボール9がスラストフランジ40側へ付勢されてい
る。
【0028】図3はスラストフランジのドライブハブ対
向面を示す図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図、図
5(a)はドライブハブのスラストフランジ対向面を示
す図、図5(b)は図5(a)のB−B線に沿う断面図
である。
向面を示す図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図、図
5(a)はドライブハブのスラストフランジ対向面を示
す図、図5(b)は図5(a)のB−B線に沿う断面図
である。
【0029】スラストフランジ40の一端部には,互い
に対向する一対の突出部40a,40aが設けられ、両
突出部40a,40a間にはリンクアーム連結用のピン
48が設けられる。スラストフランジ40の他端部に
は、ドライブハブ41の突当て部41cを受けるドライ
ブハブ受面40cが形成されている。ドライブハブ受面
40cはシャフト5の軸線に対して直角に形成されてい
るとともに、図1に示すように、ドライブハブ受面40
cはドライブハブ対向面40dよりもドライブハブ41
側へ突き出している。
に対向する一対の突出部40a,40aが設けられ、両
突出部40a,40a間にはリンクアーム連結用のピン
48が設けられる。スラストフランジ40の他端部に
は、ドライブハブ41の突当て部41cを受けるドライ
ブハブ受面40cが形成されている。ドライブハブ受面
40cはシャフト5の軸線に対して直角に形成されてい
るとともに、図1に示すように、ドライブハブ受面40
cはドライブハブ対向面40dよりもドライブハブ41
側へ突き出している。
【0030】また、図3に示すドライブハブ受面40c
の左右方向長さは所定値に設定され、ドライブハブ41
の突当て部41cが回転方向に摺動したとしても、両者
の面接触状態は維持される。ドライブハブ受面40cの
背面側にはスラスト軸受33が位置している(図2参
照)。
の左右方向長さは所定値に設定され、ドライブハブ41
の突当て部41cが回転方向に摺動したとしても、両者
の面接触状態は維持される。ドライブハブ受面40cの
背面側にはスラスト軸受33が位置している(図2参
照)。
【0031】図5に示すように、ドライブハブ41の一
端部には突出部41dが設けられ、この突出部41dに
はリンクアーム固定用のピン49が設けられる。ドライ
ブハブ41の他端部には、最大吐出量状態時にドライブ
ハブ受面40cに突き当たる突当て部41cが設けら
れ、突当て部41cの下部は、スラストフランジ40の
ボス部40bの外周との接触を避けるために大きくえぐ
られて、すき間50が形成されている。また、ドライブ
ハブ41の中心孔41aの中間部にはヒンジボール9が
回動可能に収容される。ドライブハブ41の揺動板対向
面には段部が形成され、下の段41bにスラスト軸受2
8が取り付けられる。
端部には突出部41dが設けられ、この突出部41dに
はリンクアーム固定用のピン49が設けられる。ドライ
ブハブ41の他端部には、最大吐出量状態時にドライブ
ハブ受面40cに突き当たる突当て部41cが設けら
れ、突当て部41cの下部は、スラストフランジ40の
ボス部40bの外周との接触を避けるために大きくえぐ
られて、すき間50が形成されている。また、ドライブ
ハブ41の中心孔41aの中間部にはヒンジボール9が
回動可能に収容される。ドライブハブ41の揺動板対向
面には段部が形成され、下の段41bにスラスト軸受2
8が取り付けられる。
【0032】前記リンクアーム42の一端はピン48
に、他端はピン49に、それぞれ回動自在に連結され、
クランク室8内の圧力変動に応じて、スラストフランジ
40のドライブハブ受面40cに対しドライブハブ41
が突き当たったり、離れたりする。
に、他端はピン49に、それぞれ回動自在に連結され、
クランク室8内の圧力変動に応じて、スラストフランジ
40のドライブハブ受面40cに対しドライブハブ41
が突き当たったり、離れたりする。
【0033】次に、この可変容量型圧縮機の動作を説明
する。
する。
【0034】図示しない車載エンジンの回転動力がシャ
フト5に伝達されると、スラストフランジ40及びドラ
イブハブ41はシャフト5とともに回転し、その回転に
伴って揺動板10が揺動し、この揺動によりピストン7
がシリンダボア6内を往復動する。ピストン7が往復動
するとシリンダボア6内の容積が変化し、この容積変化
によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が順次行われ、
揺動板10の傾斜角度に応じた容量の高圧冷媒ガスが吐
出される。
フト5に伝達されると、スラストフランジ40及びドラ
イブハブ41はシャフト5とともに回転し、その回転に
伴って揺動板10が揺動し、この揺動によりピストン7
がシリンダボア6内を往復動する。ピストン7が往復動
するとシリンダボア6内の容積が変化し、この容積変化
によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が順次行われ、
揺動板10の傾斜角度に応じた容量の高圧冷媒ガスが吐
出される。
【0035】熱負荷が小さくなって、圧力調整弁32が
連通路31を閉じ、クランク室8内の圧力が増加する
と、揺動板10の傾斜角度が小さくなり、その結果、ピ
ストン7のストローク量が少なくなって吐出容量が減少
する。
連通路31を閉じ、クランク室8内の圧力が増加する
と、揺動板10の傾斜角度が小さくなり、その結果、ピ
ストン7のストローク量が少なくなって吐出容量が減少
する。
【0036】熱負荷が大きくなって、圧力調整弁32が
連通路31を開き、クランク室8内の圧力が減少する
と、揺動板10の傾斜角度が大きくなり、その結果ピス
トン7のストローク量が増えて吐出容量が多くなる。
連通路31を開き、クランク室8内の圧力が減少する
と、揺動板10の傾斜角度が大きくなり、その結果ピス
トン7のストローク量が増えて吐出容量が多くなる。
【0037】揺動板10とともにドライブハブ41がス
ラストフランジ40側へ倒れたとき、ドライブハブ41
の突当て部41cがスラストフランジ40のドライブハ
ブ受面40cに突き当たり、最大ストローク状態とな
る。このときドライブハブ41はスラストフランジ40
のボス部40bに接触しない(図1参照)。
ラストフランジ40側へ倒れたとき、ドライブハブ41
の突当て部41cがスラストフランジ40のドライブハ
ブ受面40cに突き当たり、最大ストローク状態とな
る。このときドライブハブ41はスラストフランジ40
のボス部40bに接触しない(図1参照)。
【0038】スラストフランジ40のドライブハブ受面
40cをシャフト5に対してほぼ直角にして、急激に最
大吐出量状態になった場合に、ドライブハブ41の突当
て部41cがスラストフランジ40のドライブハブ受面
40cに対してほぼ直角に突き当たるようにしたので、
シャフト5に対して、シャフトの軸線と直角方向の荷重
はかかからず、シャフト5はほとんど弾性変形しない。
40cをシャフト5に対してほぼ直角にして、急激に最
大吐出量状態になった場合に、ドライブハブ41の突当
て部41cがスラストフランジ40のドライブハブ受面
40cに対してほぼ直角に突き当たるようにしたので、
シャフト5に対して、シャフトの軸線と直角方向の荷重
はかかからず、シャフト5はほとんど弾性変形しない。
【0039】また、最大吐出量状態では、ドライブハブ
41の突当て部41cが、スラストフランジ40のドラ
イブハブ受面40cに対してほぼ直角に突き当たってい
るので、ピストン7からドライブハブ41に伝わる圧縮
反力はスラストフランジ40のドライブハブ受面40c
で吸収され、ドライブハブ41の振動が減衰する。
41の突当て部41cが、スラストフランジ40のドラ
イブハブ受面40cに対してほぼ直角に突き当たってい
るので、ピストン7からドライブハブ41に伝わる圧縮
反力はスラストフランジ40のドライブハブ受面40c
で吸収され、ドライブハブ41の振動が減衰する。
【0040】この第1具体例の可変容量型圧縮機によれ
ば、急激に最大吐出量状態になったときのシャフト5の
弾性変形を抑えるとともに、最大吐出量状態時における
圧縮反力によるドライブハブ41の振動を抑え、振動に
よる異音や異常摩耗の発生を防ぐことができる。また、
ドライブハブ41の突当て部41cとスラストフランジ
40のドライブハブ受面40cとが摩耗しにくいので、
従来行われていた高周波焼入れを行う必要がなくなり、
加工性が容易になった。
ば、急激に最大吐出量状態になったときのシャフト5の
弾性変形を抑えるとともに、最大吐出量状態時における
圧縮反力によるドライブハブ41の振動を抑え、振動に
よる異音や異常摩耗の発生を防ぐことができる。また、
ドライブハブ41の突当て部41cとスラストフランジ
40のドライブハブ受面40cとが摩耗しにくいので、
従来行われていた高周波焼入れを行う必要がなくなり、
加工性が容易になった。
【0041】図6はこの発明の第2具体例に係るフルス
トローク位置決め構造のスラストフランジのドライブハ
ブ対向面を示す図、図7は図6のスラストフランジとド
ライブハブとの嵌合状態を示す断面図である。前述の第
1具体例と共通する部分は説明を省略する。
トローク位置決め構造のスラストフランジのドライブハ
ブ対向面を示す図、図7は図6のスラストフランジとド
ライブハブとの嵌合状態を示す断面図である。前述の第
1具体例と共通する部分は説明を省略する。
【0042】前述の第1具体例では、スラストフランジ
40のドライブハブ対向面40dに広い面積を有する1
つのドライブハブ受面40cを設けた場合について述べ
たが、第2具体例では、スラストフランジ140のドラ
イブハブ対向面140dに狭い面積の2つのドライブハ
ブ受面140c,140cを所定間隔離して設け、ドラ
イブハブ受面140c,140c間に形成される凹部1
40eに嵌合し得る凸部141eをドライブハブ141
のスラストフランジ対向面141dに設けた。
40のドライブハブ対向面40dに広い面積を有する1
つのドライブハブ受面40cを設けた場合について述べ
たが、第2具体例では、スラストフランジ140のドラ
イブハブ対向面140dに狭い面積の2つのドライブハ
ブ受面140c,140cを所定間隔離して設け、ドラ
イブハブ受面140c,140c間に形成される凹部1
40eに嵌合し得る凸部141eをドライブハブ141
のスラストフランジ対向面141dに設けた。
【0043】このようにして、揺動板10の最大吐出量
状態時に、図7に示すように、ドライブハブ141のス
ラストフランジ対向面141dに設けられた凸部141
eが、2つのドライブハブ受面140c,140c間に
形成される凹部140eと嵌合するようにした。この具
体例では、各ドライブハブ受面140c,140cの左
右方向長さの和が所定値以上(例えば10mm以上)に
設定されている。
状態時に、図7に示すように、ドライブハブ141のス
ラストフランジ対向面141dに設けられた凸部141
eが、2つのドライブハブ受面140c,140c間に
形成される凹部140eと嵌合するようにした。この具
体例では、各ドライブハブ受面140c,140cの左
右方向長さの和が所定値以上(例えば10mm以上)に
設定されている。
【0044】この第2具体例によれば、第1具体例と同
様の効果を得ることができるとともに、2つのドライブ
ハブ受面140c,140cの面積の和が図3のドライ
ブハブ受面40cの面積よりも大幅に小さいので、加工
面積が小さくなり、加工が容易になるとともに、ドライ
ブハブ141の突当て部141cがスラストフランジ1
40に突き当たったとき、ドライブハブ141の回転方
向の摺動動作が規制され、リンクアーム42にかかる荷
重が軽減され、リンクアーム42の破損を防ぐことがで
きる。
様の効果を得ることができるとともに、2つのドライブ
ハブ受面140c,140cの面積の和が図3のドライ
ブハブ受面40cの面積よりも大幅に小さいので、加工
面積が小さくなり、加工が容易になるとともに、ドライ
ブハブ141の突当て部141cがスラストフランジ1
40に突き当たったとき、ドライブハブ141の回転方
向の摺動動作が規制され、リンクアーム42にかかる荷
重が軽減され、リンクアーム42の破損を防ぐことがで
きる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように,請求項1記載の可
変容量型圧縮機によれば、急激に最大吐出量状態になっ
た場合、ドライブハブの他端部がスラストフランジのド
ライブハブ受面に対してほぼ直角に突き当たるので、回
転軸に対して,回転軸の軸線と直角方向の荷重はかかか
らず、従って回転軸はほとんど弾性変形せず、また、最
大吐出量状態では、ドライブハブの他端部が、スラスト
フランジのドライブハブ受面に対してほぼ直角に突き当
たっているので、ピストンからドライブハブに伝わる圧
縮反力はスラストフランジのドライブハブ受面で吸収さ
れ、ドライブハブの振動が減衰され、その結果、振動に
よる異音や異常摩耗の発生を防ぐことができ、耐久性が
向上する。
変容量型圧縮機によれば、急激に最大吐出量状態になっ
た場合、ドライブハブの他端部がスラストフランジのド
ライブハブ受面に対してほぼ直角に突き当たるので、回
転軸に対して,回転軸の軸線と直角方向の荷重はかかか
らず、従って回転軸はほとんど弾性変形せず、また、最
大吐出量状態では、ドライブハブの他端部が、スラスト
フランジのドライブハブ受面に対してほぼ直角に突き当
たっているので、ピストンからドライブハブに伝わる圧
縮反力はスラストフランジのドライブハブ受面で吸収さ
れ、ドライブハブの振動が減衰され、その結果、振動に
よる異音や異常摩耗の発生を防ぐことができ、耐久性が
向上する。
【0046】また、請求項2記載の可変容量型圧縮機に
よれば、請求項1記載の発明の効果を奏するとともに、
ドライブハブの他端部がスラストフランジのドライブハ
ブ受面に突き当たったとき、ドライブハブの他端部の回
転方向の摺動動作が規制され、リンクアームのような連
結部材にかかる荷重が軽減されるので、連結部材の破損
を防ぐことができる。
よれば、請求項1記載の発明の効果を奏するとともに、
ドライブハブの他端部がスラストフランジのドライブハ
ブ受面に突き当たったとき、ドライブハブの他端部の回
転方向の摺動動作が規制され、リンクアームのような連
結部材にかかる荷重が軽減されるので、連結部材の破損
を防ぐことができる。
【図1】 この発明の第1具体例に係るフルストローク
位置決め構造を示す断面図である。
位置決め構造を示す断面図である。
【図2】 図1のフルストローク位置決め構造を備えた
可変容量型圧縮機の縦断面図である。
可変容量型圧縮機の縦断面図である。
【図3】 スラストフランジのドライブハブ対向面を示
す図である。
す図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 ドライブハブを説明するための図であって、
図5(a)はドライブハブのスラストフランジ対向面を
示す図、図5(b)は図5(a)のB−B線に沿う断面
図である。
図5(a)はドライブハブのスラストフランジ対向面を
示す図、図5(b)は図5(a)のB−B線に沿う断面
図である。
【図6】 この発明の第2具体例に係るフルストローク
位置決め構造のスラストフランジのドライブハブ対向面
を示す図である。
位置決め構造のスラストフランジのドライブハブ対向面
を示す図である。
【図7】 図6のスラストフランジとドライブハブとの
嵌合状態を示す断面図である。
嵌合状態を示す断面図である。
【図8】 従来のフルストローク位置決め構造を備えた
可変容量型圧縮機を示す縦断面図である。
可変容量型圧縮機を示す縦断面図である。
【図9】 図8のフルストローク位置決め構造を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
5 シャフト 8 クランク室 10 揺動板 11 コネクチングロッド 40,140,240 スラストフランジ 40c,140c, スラストフランジのドライブハ
ブ受面 41,141,241 ドライブハブ 41c,140c ドライブハブの突当て部 42 リンクアーム 140e 凹部 141e 凸部
ブ受面 41,141,241 ドライブハブ 41c,140c ドライブハブの突当て部 42 リンクアーム 140e 凹部 141e 凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月10日(2001.8.1
0)
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、回転軸にスラストフランジ
を固定し、前記回転軸にドライブハブを回転可能に取り
付け、前記スラストフランジの一端部に前記ドライブハ
ブの一端部を連結し、前記ドライブハブの回転を介して
ピストンを往復運動させ、クランク室内の圧力が所定値
以下になると、前記ドライブハブの他端部が、前記スラ
ストフランジの他端部に設けられたドライブハブ受面に
突き当たり、また、クランク室の圧力が所定値以上にな
ると、前記ドライブハブの他端部が前記スラストフラン
ジのドライブハブ受面から離れる形式の可変容量型圧縮
機において、前記スラストフランジのドライブハブ受面
を前記回転軸に対してほぼ直角に設けるとともに、前記
スラストフランジのドライブハブ対向面より突出させ、
前記スラストフランジの前記一端部には一対の連結用の
突出部を設け、前記ドライブハブの前記他端部には、前
記ドライブハブ受面に突き当る突当て部が円弧状に形成
されている可変容量型圧縮機である。
め、請求項1記載の発明は、回転軸にスラストフランジ
を固定し、前記回転軸にドライブハブを回転可能に取り
付け、前記スラストフランジの一端部に前記ドライブハ
ブの一端部を連結し、前記ドライブハブの回転を介して
ピストンを往復運動させ、クランク室内の圧力が所定値
以下になると、前記ドライブハブの他端部が、前記スラ
ストフランジの他端部に設けられたドライブハブ受面に
突き当たり、また、クランク室の圧力が所定値以上にな
ると、前記ドライブハブの他端部が前記スラストフラン
ジのドライブハブ受面から離れる形式の可変容量型圧縮
機において、前記スラストフランジのドライブハブ受面
を前記回転軸に対してほぼ直角に設けるとともに、前記
スラストフランジのドライブハブ対向面より突出させ、
前記スラストフランジの前記一端部には一対の連結用の
突出部を設け、前記ドライブハブの前記他端部には、前
記ドライブハブ受面に突き当る突当て部が円弧状に形成
されている可変容量型圧縮機である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、最大吐出量状態では、ドライブハブ
の他端部がスラストフランジのドライブハブ受面に対し
てほぼ直角に突き当たっているので、ピストンからドラ
イブハブに伝わる圧縮反力はスラストフランジのドライ
ブハブ受面で吸収され、ドライブハブの振動が減衰す
る。そしてこの場合の好適な構造として、ドライブハブ
受面はスラストフランジのドライブハブ対向面より突出
し、前記スラストフランジの前記一端部には一対の連結
用の突出部が設けられ、前記ドライブハブの前記他端部
には、前記ドライブハブ受面に突き当る突当て部が円弧
状に形成されている。
の他端部がスラストフランジのドライブハブ受面に対し
てほぼ直角に突き当たっているので、ピストンからドラ
イブハブに伝わる圧縮反力はスラストフランジのドライ
ブハブ受面で吸収され、ドライブハブの振動が減衰す
る。そしてこの場合の好適な構造として、ドライブハブ
受面はスラストフランジのドライブハブ対向面より突出
し、前記スラストフランジの前記一端部には一対の連結
用の突出部が設けられ、前記ドライブハブの前記他端部
には、前記ドライブハブ受面に突き当る突当て部が円弧
状に形成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永躰 和男 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコ ントロール内 (72)発明者 金井塚 実 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコ ントロール内 (72)発明者 石田 欣之 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコ ントロール内 Fターム(参考) 3H076 AA06 BB01 BB32 CC20 CC39 CC46 CC99
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸にスラストフランジを固定し、前
記回転軸にドライブハブを回転可能に取り付け、前記ス
ラストフランジの一端部に前記ドライブハブの一端部を
連結し、前記ドライブハブの回転を介してピストンを往
復運動させ、クランク室内の圧力が所定値以下になる
と、前記ドライブハブの他端部が、前記スラストフラン
ジの他端部に設けられたドライブハブ受面に突き当た
り、また、クランク室の圧力が所定値以上になると、前
記ドライブハブの他端部が前記スラストフランジのドラ
イブハブ受面から離れる形式の可変容量型圧縮機におい
て、 前記スラストフランジのドライブハブ受面を前記回転軸
に対してほぼ直角にしたことを特徴とする可変容量型圧
縮機。 - 【請求項2】 前記ドライブハブ受面を前記スラストフ
ランジの他端郡に複数個突設し、前記ドライブハブの他
端部に凸部を設け、前記ドライブハブの他端部が前記ド
ライブハブ受面に突き当たったとき、前記凸部が前記複
数個のドライブハブ受面によって挟持されるようにした
ことを特徴とする請求項1記載の可変容量型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001154983A JP2001323874A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 可変容量型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001154983A JP2001323874A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 可変容量型圧縮機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21939794A Division JP3197759B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 可変容量型圧縮機のフルストローク位置決め構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001323874A true JP2001323874A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18999240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001154983A Pending JP2001323874A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 可変容量型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001323874A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1281867A2 (en) * | 2001-08-02 | 2003-02-05 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Variable displacement compressor and method of inhibiting noise for the same |
KR100700861B1 (ko) | 2004-06-14 | 2007-03-29 | 오브리스트 엔지니어링 게엠베하 | 왕복 운동하는 피스톤 압축기 |
-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001154983A patent/JP2001323874A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1281867A2 (en) * | 2001-08-02 | 2003-02-05 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Variable displacement compressor and method of inhibiting noise for the same |
EP1281867A3 (en) * | 2001-08-02 | 2004-09-29 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Variable displacement compressor and method of inhibiting noise for the same |
US6923626B2 (en) | 2001-08-02 | 2005-08-02 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Variable displacement compressor with decelerating mechanism for noise inhibition |
KR100700861B1 (ko) | 2004-06-14 | 2007-03-29 | 오브리스트 엔지니어링 게엠베하 | 왕복 운동하는 피스톤 압축기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040914 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050201 |