JP2001322523A - 助手席用エアバッグ装置及びその設置構造 - Google Patents
助手席用エアバッグ装置及びその設置構造Info
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Abstract
このインストルメントパネルへの着脱が容易な助手席用
エアバッグ装置及びこの助手席用エアバッグ装置の設置
構造を提供する。 【解決手段】 コンテナ2は、プレート6を介してイン
ストルメントパネル5の裏側に連結されている。インス
トルメントパネル5には、コンテナ2の車体前方側の一
辺部に沿って延在し且つコンテナ2の係止部材15が係
合した係合部8を有する壁状部7が設けられている。プ
レート6の縁部には連結片10が設けられており、この
連結片10にコンテナ2の該一辺部以外の他の辺部に設
けられた固定部材16が固定されている。コンテナ2
は、固定部材16の連結片10への固定を解除し、係止
部材15を係合部8から抜き出すことにより、容易にイ
ンストルメントパネル5から取り外すことができる。
Description
員を保護するための助手席用エアバッグ装置及びこの助
手席用エアバッグ装置をインストルメントパネルの裏側
に設置するための助手席用エアバッグ装置の設置構造に
関するものである。
バッグが折り畳まれて容器状のコンテナ(このような容
器状のコンテナを「リテーナ」と称することもある。)
内に収容され、このコンテナ(リテーナ)の前面開口を
リッドで覆った構成となっている。このコンテナには、
エアバッグを膨張させるためのインフレータ(ガス発生
器)が設置されている。このリッドは、インストルメン
トパネルとは別個に設けられた蓋状部材とされるか、又
はインストルメントパネルにテアラインによって区画さ
れた領域として設定されている。
を前記リッドとした場合の助手席用エアバッグ装置の一
般的な構成について、第12図を参照して説明する。第
12図は、従来例に係る助手席用エアバッグ装置及びこ
の助手席用エアバッグ装置のインストルメントパネルへ
の設置構造を示す断面図である。
00は、平面視形状が略長方形状のコンテナ101と、
このコンテナ101内に折り畳まれて配置されたエアバ
ッグ102と、このコンテナ101の上面側の開口を覆
っているインストルメントパネル103と、これらのコ
ンテナ101の開口とインストルメントパネル103と
の間に介在し、且つコンテナ101とインストルメント
パネル103とを連結したプレート104と、エアバッ
グ102を膨張させるガスを発生するための略円柱形の
インフレータ105を備えている。
テアライン(脆弱部)103aが設けられている。この
テアライン103aによって、インストルメントパネル
103の一部の領域がコンテナ102の該開口を覆うリ
ッドとして区画されている。
ル103の該領域に沿ってインストルメントパネル10
3の裏側に配置されている。このプレート104は、こ
のインストルメントパネル103と一体に設けられてお
り、その周縁部には、コンテナ102をインストルメン
トパネル103に連結するための連結片104aが設け
られている。
フレータ収容部材106が配置されており、インフレー
タ105が該収容部材106に係合し、上方から押え部
材107が該インフレータ105に被せられる。この押
え部材107はコンテナ101の底面に重なるフランジ
107aを有しており、このフランジ107aとコンテ
ナ101の底面との間にエアバッグ102のガス導入口
の縁部が挟持される。このフランジ107a及び収容部
材106はボルトナット等によって一体にコンテナ10
1に固定される。
た連結片104aに固定される固定部材108が設けら
れている。この固定部材108は、該連結片104aの
下面に沿ってコンテナ101の外周面から延出した張出
部108aを有し、この張出部108aには、ボルト或
いはリベット等が挿通される挿通孔(図示略)が設けら
れている。
り畳まれて収容された状態で、インストルメントパネル
103の裏側から該リッドとしての領域に配置される。
そして、コンテナ101の開口周縁部に設けられた固定
部材108の張出部108aが連結片103aに重ね合
わされ、これらの連結片103aと張出部108aとが
ボルト或いはリベット等で結合されることにより、コン
テナ101とインストルメントパネル103とが連結さ
れている。
うな助手席用エアバッグ装置100にあっては、コンテ
ナ101は、その開口の周囲に設けられた固定部材10
8によって、該開口の全周にわたってしっかりと連結片
104aに固定されており、インストルメントパネル1
03に対するコンテナ101の着脱は容易なものではな
い。特に、例えば、コンテナ101がインストルメント
パネル103に連結されて助手席用エアバッグ装置10
0が構成され、このインストルメントパネル103が車
体に設置された状態において、車体室内側から、この助
手席用エアバッグ装置100のメンテナンス等の作業を
行う場合には、インストルメントパネル103を車体か
ら取り外すことなくコンテナ部分のみを取り外すことは
非常に困難であり、とりわけ、インストルメントパネル
103を車体から取り外すことなくこのコンテナ101
の、車体のウィンドシールド側(車体前方側)における
インストルメントパネル103aの連結を解除すること
は著しく難しい。
ンテナのインストルメントパネルへの着脱が容易であ
り、インストルメントパネルが車体に設置された状態に
おいてもコンテナ部分の着脱が可能な助手席用エアバッ
グ装置及びこの助手席用エアバッグ装置のインストルメ
ントパネルへの設置構造を提供することを目的とする。
ッグ装置は、少なくとも1対の対向辺を有したコンテナ
と、折り畳まれて該コンテナ内に収容されたエアバッグ
とを有する助手席用エアバッグ装置において、前記1対
の対向辺のうちの一方にインストルメントパネルへの係
止部が設けられ、他方にインストルメントパネルへの固
定部が設けられていることを特徴とするものである。
設置構造は、前述の助手席用エアバッグ装置をインスト
ルメントパネルの裏側に取り付けてなるものである。
おいては、係止部が車体の前方側又は一方の側方側に配
置されていることが好ましく、この係止部は突片又は開
口であり、インストルメントパネルに開口又は突片より
なる係合部が設けられており、該突片が該開口に挿入さ
れることにより該係止部が該係合部に係止されるように
構成することができる。そして、この助手席用エアバッ
グ装置の設置構造においては、助手席用エアバッグ装置
のインストルメントパネルへの固定部は、インストルメ
ントパネルに対し取り外し可能に固定されていることが
好ましい。
本発明の助手席用エアバッグ装置は、まず、コンテナの
車体の前方側の辺部に設けられた係止部をインストルメ
ントパネルの係合部に係合させ、次いで、この辺部と対
向する辺部に設けられた固定部材をインストルメントパ
ネルに着脱可能に固定することによって容易にインスト
ルメントパネルに取り付けることが可能となり、また、
この助手席用エアバッグ装置のインストルメントパネル
からの取り外しも、該固定部材のインストルメントパネ
ルとの固定を解除し、車体前方側において係合部に非固
定にて係合した係止部を抜き出すだけで容易に行うこと
が可能となる。この結果、インストルメントパネルにこ
の助手席用エアバッグ装置が取りつけられ、このインス
トルメントパネルが車体に設置された状態であっても、
車両室内側等から、このインストルメントパネルを車体
から取り外すことなく容易に助手席用エアバッグ装置の
みをインストルメントパネルから取り外すことができる
ように構成することも可能となる。
施の形態について説明する。
席用エアバッグ装置及びこの助手席用エアバッグ装置の
インストルメントパネルへの設置構造を示す助手席用エ
アバッグ装置の縦断面図、第2図はこの助手席用エアバ
ッグ装置のコンテナ部分の上面側からの斜視図、第3図
はこの助手席用エアバッグ装置のコンテナ部分とインス
トルメントパネルとの係合関係を示す断面図である。
装置1は、平面視形状が略長方形状のコンテナ2と、こ
のコンテナ2内に折り畳まれて配置されたエアバッグ3
と、このエアバッグ3を膨張させるための略円柱形のイ
ンフレータ4と、コンテナ2の上面側の開口を覆うイン
ストルメントパネル5と、これらのコンテナ2とインス
トルメントパネル5との間に介在し、且つコンテナ2と
インストルメントパネル5とを連結するプレート6を備
えている。
ライン5aが設けられている。このテアライン5aによ
って、インストルメントパネル5の一部の領域がコンテ
ナ2の該開口を覆うリッドとして区画されている。この
インストルメントパネル2は、その裏側において、該領
域の車体のウィンドシールド(図示略)側(車体前方
側)の辺縁部からコンテナ2の一側面に沿って下方に延
出した壁状部7を備えている。この壁状部7には、後述
のコンテナ2の係止部材15が係合するための開口より
なる係合部8が設けられている。
トルメントパネル5の裏側において該リッドとしての領
域に沿って延在するように配置され、且つインストルメ
ントパネル5と一体に設けられている。このプレート6
のウィンドシールド側の縁部は、壁状部7の該領域側の
側面に沿って屈曲されて下方に延在し、壁状部7の先端
部においてこの壁状部7の該領域側とは反対側の側面に
回り込んでいる。このプレート6の係合部8と重なる部
分には、該係止部材15を係合部8に挿通するための挿
通孔9が設けられている。この挿通孔9は、係合部8の
開口よりも大きい開口よりなり、係合部8を該領域側に
露出させるとともに、係合部8に係止部材15を係合さ
れた際にはプレート6が係止部材15に接触しないもの
となっている。
からは、コンテナ2をインストルメントパネル5に連結
するための連結片10が延出している。この連結片10
は、後述するコンテナ2の固定部材16の挿通孔16c
に挿通される雄ねじ部10aを有している。この連結片
10は、コンテナ2がインストルメントパネル5に設置
されるにあたってコンテナ2の係止部材15が係合部8
に係合された後に、該挿通孔15cに雄ねじ部10aが
挿通されるように固定部材16の後述の張出部16bが
重ねられ、次いで雄ねじ部10aの先端側からナット1
0bが締め付けられることによって固定部材16を固定
し、係合部8と共にコンテナ2とインストルメントパネ
ル5とを連結するものとなっている。
と同一箇所に開裂部6aを有しており、また、このプレ
ート6の周縁部付近には、このプレート6を扉状に回動
させるためのヒンジ部(図示略)が設けられている。こ
れにより、エアバッグ3が膨張してこのプレート6を介
してインストルメントパネル5を押圧した際には、この
プレート6は、インストルメントパネル5の前述の領域
と共に開裂し、且つインストルメントパネル5の該領域
と一体に車両室内側へ押し開かれるものとなっている。
ータ収容部材11が配置されており、インフレータ4が
この収容部材11に係合し、上方から押え部材12がイ
ンフレータ4に被せられる。この押え部材12はコンテ
ナ2の底面に重なるフランジ12aを有しており、この
フランジ12aとコンテナ2の底面との間にエアバッグ
3のガス導入口の縁部が挟持される。このフランジ12
aはボルト13及びナット14によってコンテナ2に固
定される。
辺部には、前述の係合部8に係合する係止部材15が設
けられている。この係止部材15は、該一側辺部に沿っ
てコンテナ2に結合される結合部15aと、この結合部
15aの上辺からコンテナ2の側方に向かって延出して
該係合部8に挿通され、先端部分が壁状部7に沿って下
方に屈曲されたフック部15bとを有している。この係
止部材15は、結合部15aがスポット溶接等によって
該一側辺部と結合することによってコンテナ2に固着さ
れており、本実施の形態において、コンテナ2には、該
一側辺部の上縁に沿って4個の係止部材15が設けられ
ている。
他方の側辺部には、プレート6の連結片10に固定され
る固定部材16が設けられている。この固定部材16
は、該対向する他方の側辺部に沿ってコンテナ2と結合
する結合部16aと、この結合部16aの上辺から該連
結片10に沿ってコンテナ2の側方へ延出した張出部1
6bとを有しており、この張出部16bには、連結片1
0の雄ねじ部10aが挿通される挿通孔16cが設けら
れている。この固定部材16は、係止部材15と同様
に、結合部16aがスポット溶接等によって該他方の側
辺部と結合することによってコンテナ2に固着されてお
り、本実施の形態において、コンテナ2には、該他方の
側辺部の上縁に沿って2個の固定部材16が設けられて
いる。
まれてこのコンテナ2内に収容された状態で、インスト
ルメントパネル5の裏側から、このインストルメントパ
ネル5の前述したリッドとしての領域に設置される。こ
のコンテナ2をインストルメントパネル5に設置するに
あたっては、まず、係止部材15のフック部15bを挿
通孔9及び係合部8に挿通して係止部材15と係合部8
とを係合させ、コンテナ2の一側辺部を壁状部7に沿っ
て配置する。次いで、このコンテナ2の壁状部7に沿っ
て配置された側辺部と対向する側辺部に設けられた固定
部材16の張出部16bと、プレート6の連結片10と
を、挿通孔16cに雄ねじ部10aが挿通されるように
重ね合わせ、挿通孔16cから張出部16bの下面側に
突き出した雄ねじ部10aの先端側からナット10bを
締め付けて固定部材16を連結片10に固定し、コンテ
ナ2の設置を完了する。
の裏側に設置された助手席用エアバッグ装置1にあって
は、車両衝突時にインフレータ4がガスを噴出し、エア
バッグ3が膨張し、テアライン5aに沿ってインストル
メントパネル5が開裂し、このインストルメントパネル
5とプレート6とが一体に押し開かれてエアバッグ3が
車両室内に大きく展開するようになる。
装置1にあっては、インストルメントパネル5にコンテ
ナ2を設置するにあたって、コンテナ2の車体のウィン
ドシールド側(車体前方側)に配置された側辺部は、係
止部材15と係合部10とが係合するだけの簡便な構造
でインストルメントパネル5に取り付けられているた
め、このコンテナ2のインストルメントパネル5からの
取り外しは、コンテナ2の他の側辺部に設けられた固定
部材16の連結片10への固定を解除し、係合部10か
ら係止部材15を抜き出すことによって容易に行うこと
ができる。この結果、例えば、インストルメントパネル
が車体に取り付けられた状態のままで、メンテナンス時
等において容易にコンテナの着脱が可能な助手席用エア
バッグ装置を構成することができるようになる。
係止部材15を有し、且つ壁状部7に沿って配置された
側辺部と対向する側辺部に沿って2個の固定部材16が
設けられているが、この固定部材16の個数及び配置は
これに限られるものではない。例えば、固定部材16
は、該側辺部に対して1個或いは3個以上設けられても
よく、係止部材15を有した側辺部以外の残りの他の側
辺部にも固定部材16を設けることができる。
2の固定部材16の連結片10への固定方法は上記の構
成に限られるものではない。例えば、図示はしないが、
連結片10には雄ねじ部10aに代わって雌ねじ部が設
けられ、固定部材16の張出部16bと連結片10とが
重ねられた後に挿通孔16cを介してこの雌ねじ部にボ
ルト等を螺合させることによって固定部材16が連結片
に固定されるよう構成してもよく、第4〜8図に示すよ
うな構成としてもよい。
連結片10への固定方法の他の構成例を説明する。第
4,5図及び第7,8図は、それぞれ本実施の形態の助
手席用エアバッグ装置の固定部材の連結片への固定方法
の変形例を示す要部断面図であり、第6図は、(a)図
が同じく本実施の形態の助手席用エアバッグ装置の固定
部材の連結片への固定方法の変形例を示す要部断面図、
(b)図が要部断面透視斜視図である。
よって連結片10に固定されている。連結片10及び固
定部材16は、それぞれこのピン20が挿通される挿通
孔10c,16cを有している。
挿通される一対の軸部20aを有し、この軸部20aは
互いに接近する方向へ弾性的に撓むことができる。これ
らの軸部20aの先端側の側面には、先端側に向かって
テーパ状に形成された爪部20bが設けられている。こ
れら爪部20bが設けられた一対の軸部20bの先端側
の大きさは各挿通孔の径よりも小さく、且つ爪部20b
の後端側の部分の大きさは各挿通孔の径よりも大きく、
軸部20aが各挿通孔に挿入された際には、これらの軸
部20aは、爪部20bが各挿通孔に挿通可能となるよ
うに互いに接近する方向に撓みながら挿通孔内を移動す
るとともに、爪部20bが挿通孔から抜け出した後には
弾性的に元の状態に復帰する。挿通孔から抜け出した爪
部20bは、その後端側が挿通孔の周縁部に当接し、ピ
ン20は挿通孔から容易には抜け出さないものとなる。
6の張出部16bとが重ね合わされた後、張出部16b
の下面側から挿通孔16c,10cに挿通される。連結
片10と張出部16bとは、ピン20の大径部20c
と、連結片10の上面側に抜け出した爪部20bの後端
側との間に挟持され、これにより、固定部材16が連結
片10に固定される。また、このピン20の大径部20
cを下側へ強く引張ることによってこのピン20を各挿
通孔10c,16cから抜き取り、固定部材16の連結
片10への固定を解除することもできる。
bが連結片10とともに挟持部材21によって挟持され
ることによりこの連結片10に固定されている。
片10と固定部材16の張出部16bとの一方の外面か
ら先端側を回り込んで他方の外面にかけて延在する略コ
字形断面形状を有し、これらの重ね合わされた連結片1
0と張出部16bの先端側から着脱可能にかぶせられて
いる。この挟持部材21の、連結片10及び張出部16
bの各外面に沿って延在した一対の片部の中央付近に
は、それぞれ対面する片部に向かって切り起こされた形
状の爪部21aが設けられている。これらの爪部21a
は弾性的に変形可能なものとなっている。またこれらの
爪部21aは、連結片10及び張出部16bにそれぞれ
設けられた係合孔10d,16dに係合しており、これ
により、挟持部材21は、容易には連結片10及び張出
部16bが挟持部材21の該各片部の間から抜け出さな
いものとなっている。もちろん、この爪部21aは弾性
的に変形可能であるため、この挟持部材21を強く引張
ることによって連結片10及び張出部16bから取り外
すことができ、これにより固定部材16の連結片10へ
の固定を解除することもできる。
付近に、連結片10の下面側に向かって膨出した膨出部
10eを有している。この膨出部10eは、コンテナ2
の側辺部に沿って延在した畝(うね)状のものであり、
連結片10の中央付近が連結片10の下面側に略凹字形
に屈曲されることにより形成されている。この膨出部1
0eの上面側は、この膨出部10eに沿って延在し、且
つ細長い帯状のプレート22が係合した溝10fとなっ
ている。固定部材16の張出部16bには、この膨出部
10eが係合する開口よりなる係合部16eが設けられ
ている。張出部16bはこれらの膨出部10eと係合部
16eとが係合するように連結片10に重なっている。
また、膨出部10eと溝10fは、この膨出部10eが
係合部16eと係合した際に、溝10fの両端側が張出
部16bの下側と連通し、この溝10fの底部に沿って
配置されたプレート22の両端側が溝10fの両端部か
ら張出部16bの下面に沿って延出するように構成され
ており、これにより膨出部10eが係合部16eから抜
け出し不能に連結されている。
6eと連結片10の膨出部10eとが係合し、且つこの
膨出部10eの上面側の溝10fの底部に係合したプレ
ート22の両端側が溝10fの両端部から張出部16b
の下面に沿って延出し、膨出部10eが係合部16eか
ら抜け出すことを阻止されることによって連結片10に
固定されている。もちろん、固定部材16は、プレート
22の一端側を張出部16bの下面に沿って引張り、溝
10fからこのプレート22を抜き出して膨出部10e
と係合部16eとの連結を解除することによって連結片
10から取り外すことができる。
側に弾性的に変形可能なフック部10gを有し、固定部
材16は、張出部16bに、このフック部10gが係合
する係合部16gを有している。このフック部10g
は、連結片10と一体に設けられており、この実施の形
態においては、連結片10の先端側がかぎ爪状に屈曲さ
れることによって形成されたものである。このフック部
10gの先端部は、このフック部10gと係合部16g
とが係合した際に、固定部材16の張出部16bの下面
に沿って係合部16gの縁部と重なるように構成されて
おり、これにより、フック部10gが係合部16gから
容易には抜け出さないものとなっている。
性的に変形させて係合部16gに係合させることにより
連結片10に固定される。もちろん、係合時と同様にフ
ック部10gを弾性変形させて係合部16gから抜き出
すことにより、固定部材16の連結片10への固定を解
除することもできる。
片10は、プレート6の縁部からコンテナ2の側辺部の
延在方向に沿って下方に延出した形状のものであっても
よい。この場合、固定部材16は、張出部16bがコン
テナ2の側方へ延出した後、この連結片10に沿って下
方に屈曲された形状とすることができる。
結片10と張出部16bとには、それぞれ第4図に示し
たものと同様のピン20が挿通される挿通孔10c,1
6cが設けられており、固定部材16は、連結片10と
張出部16bとが重ね合わされ、連結片10側から各挿
通孔10c,16cにピン20が挿通されることにより
連結片10に固定されている。もちろん、このように構
成した場合でもこのピン20を強く引張って各挿通孔1
0c,16cから引き抜くことにより、固定部材16の
連結片10への固定を解除することが可能である。
部材15の構成も上記のものに限られるものではなく、
例えば、第9〜11図に示すような構成としてもよい。
第9〜11図は、この係止部材15の変形例を示す要部
断面図である。
ナ2の側辺部に沿ってコンテナ2と結合する結合部15
aと、この結合部15aの上辺部からコンテナ2の側方
に向かって延出して係合部8に挿通され、且つ先端側が
壁状部7に沿って上方に屈曲されたフック部15bとを
有している。
は、コンテナ2の側辺部に沿ってコンテナ2と結合する
結合部15aと、この結合部15aの下辺部からコンテ
ナ2の側方へ向かって延出し、且つ先端側が壁状部7に
沿って下方に屈曲されたフック部15bとを有してい
る。
ンテナ2の側辺部に沿ってコンテナ2と結合する結合部
15aと、この結合部15aの中央付近からコンテナ2
の側方に向かって延出し、係合部8と係合する凸部15
cとを有している。
えた場合であっても、このような係止部材15と係合部
8とが係合することにより、コンテナ2が不正にインス
トルメントパネル5から脱落することはない。
アバッグ装置及びこの助手席用エアバッグ装置の設置構
造によると、インストルメントパネルへのコンテナの設
置及び取り外しが非常に容易であり、これにより、例え
ば、インストルメントパネルが車両に設置された状態に
ある場合であっても、メンテナンス時等において、この
インストルメントパネルを車体から取り外すことなくコ
ンテナ部分のインストルメントパネルへの着脱を行うこ
とが可能な助手席用エアバッグ装置を構成することがで
きるようになる。
装置及びこの助手席用エアバッグ装置の設置構造を示す
断面図である。
分の上面側からの斜視図である。
分とインストルメントパネルとの係合関係を示す断面図
である。
変形例を示す要部断面図である。
変形例を示す要部断面図である。
変形例を示す説明図である。
変形例を示す要部断面図である。
変形例を示す要部断面図である。
形例を示す要部断面図である。
変形例を示す要部断面図である。
変形例を示す要部断面図である。
の助手席用エアバッグ装置の設置構造を示す断面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも1対の対向辺を有したコンテ
ナと、折り畳まれて該コンテナ内に収容されたエアバッ
グとを有する助手席用エアバッグ装置において、 前記1対の対向辺のうちの一方にインストルメントパネ
ルへの係止部が設けられ、他方にインストルメントパネ
ルへの固定部が設けられていることを特徴とする助手席
用エアバッグ装置。 - 【請求項2】 請求項1の助手席用エアバッグ装置をイ
ンストルメントパネルの裏側に取り付けてなる助手席用
エアバッグ装置の設置構造。 - 【請求項3】 請求項2において、前記係止部が車体の
前方側又は一方の側方側に配置されていることを特徴と
する助手席用エアバッグ装置の設置構造。 - 【請求項4】 請求項2又は3において、前記係止部は
突片又は開口であり、インストルメントパネルに開口又
は突片よりなる係合部が設けられており、該突片が該開
口に挿入されることにより該係止部が該係合部に係止さ
れていることを特徴とする助手席用エアバッグ装置の設
置構造。 - 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか1項におい
て、前記助手席用エアバッグ装置のインストルメントパ
ネルへの固定部は、インストルメントパネルに対し取り
外し可能に固定されていることを特徴とする助手席用エ
アバッグ装置の設置構造。
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