JP2001313162A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents
加熱装置及び画像形成装置Info
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- JP2001313162A JP2001313162A JP2000130132A JP2000130132A JP2001313162A JP 2001313162 A JP2001313162 A JP 2001313162A JP 2000130132 A JP2000130132 A JP 2000130132A JP 2000130132 A JP2000130132 A JP 2000130132A JP 2001313162 A JP2001313162 A JP 2001313162A
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Abstract
た誘導コイルの漏れ磁束をシールド部材で抑制する構成
において、誘導コイルの温度上昇による加熱効率の低下
等の問題を解消する。 【解決手段】 定着ローラ28の外周面に沿って巻回さ
れた誘導コイル32の該定着ローラ28と反対側を断面
略コ字状のシールド部材34が覆っており、該シールド
部材34には放熱を促進させるための多数の穴46が全
面に均一に形成されている。
Description
シート状体を加熱する加熱装置、及び該加熱装置を定着
装置として備える複写機、プリンタ、ファクシミリ等の
画像形成装置に関する。
像形成装置では、樹脂、磁性体、着色等からなるトナー
像を静電的に担持した被記録材を、定着装置に通して定
着を行うようになっている。定着装置は、加熱回転体と
しての定着ローラと、該定着ローラとの間で定着ニップ
部を形成する加圧ローラを有しており、被記録材を定着
ニップ部で挟持搬送しながら熱と圧力を加え、これによ
りトナー像が被記録材上に溶融定着される。
加熱方式としては、例えば特開昭59−33787号公
報に記載されているように、加熱源として高周波誘導を
利用した誘導加熱方式が知られている。特開昭59−3
3787号公報に記載の誘導加熱方式の定着装置では、
金属導体からなる中空の定着ローラの内部に誘導コイル
が同心状に配置されており、この誘導コイルに高周波電
流を流して高周波磁界により定着ローラに誘導渦電流を
発生させ、定着ローラ自体の表皮抵抗によって定着ロー
ラそのものを発熱させるようになっている。この誘導加
熱方式の定着装置によれば、電気−熱変換効率が極めて
高く、また、熱発生源(定着ローラの発熱層)をトナー
像のごく近くに配置することができるので、ハロゲンラ
ンプによって定着ローラの内部から加熱する従来の熱ロ
ーラ方式に比べ、定着装置起動時に定着ローラ表面の温
度が定着を行うのに適当な温度となるまでに要する時間
(ウォームアップタイム)を短くできるという特徴があ
る。
イルを設ける方式では、定着ローラの内部の温度上昇と
誘導コイル自体の電気抵抗による発熱などにより、誘導
コイルが高温となり、電力効率が低下するという問題が
あった。また、誘導コイルは樹脂により被覆されている
が、この被覆が高温により溶融し、誘導コイルの絶縁性
が損なわれてしまうという問題があった。また、事故や
寿命により定着ローラの交換が必要になったときに、定
着ローラの内部から誘導コイルを取り外すなどの手間が
かかり、交換に時間を要するため、サービスコストが高
くなってしまうという問題があった。定着ローラとし
て、剛性を有する金属パイプに代えて、可撓性を有する
薄肉の金属スリーブを用いるタイプもあるが、上記問題
は同様に生じる。
公報に開示されているように、誘導コイルの温度上昇を
抑えるために、定着ローラ等の内部へ送風する冷却手段
を設ける提案がなされている。しかしながら、誘導コイ
ル及びこれを支持するコアばかりでなく、定着ローラの
内面までも冷却するため、これが定着ローラの表面温度
にも影響して定着能力が損なわれるという問題があっ
た。
上記誘導コイルの温度上昇に係る問題の他に、磁束が外
部に漏れ、定着装置の周辺に存在する機器やハーネス等
に対して誤作動や磁気的発熱を招く懸念があった。特開
平9−16006号公報には、定着ローラの内部に誘導
コイルを設けるタイプにおいて、誘導コイルの芯材に放
熱手段を設けて温度上昇を抑制するとともに、強磁性体
からなるシールド部材を設けて磁束漏れを抑制する加熱
装置(定着装置)が開示されている。
束を発生させる誘導コイルを定着ローラの外部に設け、
該誘導コイルの定着ローラと反対側を磁性体で覆って磁
束漏れを防止する加熱装置(定着装置)が開示されてい
る。誘導コイルを定着ローラの外部に設けるようにすれ
ば、定着ローラの交換も容易となり、定着ローラの内部
に設ける場合に比べて誘導コイルの温度上昇も少ないの
で加熱効率も向上する。
イルを加熱回転体(定着ローラ)の外部に設ける方式で
は、定着ローラの内部に設ける方式に比べ、定着ローラ
の交換等にかかるメンテナンス性において絶対的有利性
がある。しかしながら、外部への磁束漏れを防止するた
めに、シールド部材(磁性体)で誘導コイルの定着ロー
ラと反対側を覆う構成とした場合、程度の差はあるもの
の、定着ローラの内部に誘導コイルを設ける場合と同様
の問題が生じる。
温した空気がシールド部材内に籠もり、この温度上昇が
シールド部材による自然放熱作用を上回って誘導コイル
をさらに昇温させる。これにより、誘導コイルの電気抵
抗が上昇し、消費電力が増大するとともに定着ローラの
加熱効率が低減する。また、誘導コイルの絶縁破壊を生
じる懸念もある。また、誘導コイルによって発生する磁
束によりシールド部材自体にも渦電流が生じ、シールド
部材自体も発熱する。これは、上記誘導コイルの昇温に
係る問題をさらに助長させることになる。
体(定着ローラ)の外部に設ける方式において、誘導コ
イルの温度上昇を抑制でき、該方式の利点を十分に活か
せる加熱装置、及びこれを定着装置として備える画像形
成装置の提供を、その主な目的とする。
に、請求項1記載の発明では、誘導電流により発熱しシ
ート状体に熱を与える加熱回転体と、該加熱回転体の外
部に設けられ誘導電流を生じさせる磁束を発生させる誘
導コイルと、該誘導コイルの磁束漏れを抑制するシール
ド部材を有する加熱装置において、上記シールド部材の
放熱を促進可能に構成されている、という構成を採って
いる。
加熱装置において、上記シールド部材が、通気用開口部
を有している、という構成を採っている。
加熱装置において、上記通気用開口部が、上記誘導コイ
ルの温度分布に応じて形成されている、という構成を採
っている。
記載の加熱装置において、上記通気用開口部が、穴であ
る、という構成を採っている。
記載の加熱装置において、上記通気用開口部が、スリッ
トである、という構成を採っている。
加熱装置において、上記スリットが、上記シールド部材
に発生する渦電流を遮るように形成されている、という
構成を採っている。
加熱装置において、上記シールド部材が、放熱面積を拡
大されている、という構成を採っている。
加熱装置において、上記放熱面積の拡大化が、凸部を形
成することによってなされている、という構成を採って
いる。
加熱装置において、上記放熱面積の拡大化が、窪みを形
成することによってなされている、という構成を採って
いる。
り発熱しシート状体に熱を与える加熱回転体と、該加熱
回転体の外部に設けられ誘導電流を生じさせる磁束を発
生させる誘導コイルと、該誘導コイルを保持する保持部
材と、該誘導コイルの磁束漏れを抑制するシールド部材
を有する加熱装置において、上記磁束による上記シール
ド部材の発熱を抑制可能に構成されている、という構成
を採っている。
載の加熱装置において、上記シールド部材が、磁性体層
と絶縁体層の積層構造を有し、該積層構造は該シールド
部材に発生する渦電流を遮る方向性を有している、とい
う構成を採っている。
載の加熱装置において、上記シールド部材が、通気用開
口部を有している、という構成を採っている。
載の加熱装置において、上記通気用開口部が、上記誘導
コイルの温度分布に応じて形成されている、という構成
を採っている。
は13記載の加熱装置において、上記通気用開口部が、
穴である、という構成を採っている。
は13記載の加熱装置において、上記通気用開口部が、
スリットである、という構成を採っている。
載の加熱装置において、上記スリットが、上記シールド
部材に発生する渦電流を遮るように形成されている、と
いう構成を採っている。
載の加熱装置において、上記シールド部材が、放熱面積
を拡大されている、という構成を採っている。
載の加熱装置において、上記放熱面積の拡大化が、凸部
を形成することによってなされている、という構成を採
っている。
載の加熱装置において、上記放熱面積の拡大化が、窪み
を形成することによってなされている、という構成を採
っている。
は19記載の加熱装置において、上記放熱面積の拡大化
が、上記磁性体層と絶縁体層のうち熱伝導率の高い方の
層のみになされている、という構成を採っている。
10記載の加熱装置において、上記シールド部材を冷却
する冷却手段を有している、という構成を採っている。
載の加熱装置において、上記冷却手段が空冷ファンであ
る、という構成を採っている。
載の加熱装置において、上記空冷ファンによる気流が温
度検知域の雰囲気に影響を与えないように構成されてい
る、という構成を採っている。
載の加熱装置において、上記空冷ファンによる気流が上
記加熱回転体の温度に影響を与えないように構成されて
いる、という構成を採っている。
載の加熱装置において、上記シート状体が未定着画像を
担持したものであり、上記空冷ファンによる気流が該未
定着画像に影響を与えないように構成されている、とい
う構成を採っている。
至25のうちの一つに記載の加熱装置において、上記シ
ールド部材が、通気用開口部を有している、という構成
を採っている。
載の加熱装置において、上記通気用開口部が、上記誘導
コイルの温度分布に応じて形成されている、という構成
を採っている。
は27記載の加熱装置において、上記通気用開口部が、
穴である、という構成を採っている。
は27記載の加熱装置において、上記通気用開口部が、
スリットである、という構成を採っている。
載の加熱装置において、上記スリットが、上記シールド
部材に発生する渦電流を遮るように形成されている、と
いう構成を採っている。
至25のうちの一つに記載の加熱装置において、上記シ
ールド部材が、放熱面積を拡大されている、という構成
を採っている。
載の加熱装置において、上記放熱面積の拡大化が、凸部
を形成することによってなされている、という構成を採
っている。
載の加熱装置において、上記放熱面積の拡大化が、窪み
を形成することによってなされている、という構成を採
っている。
載の加熱装置において、上記冷却手段が、上記シールド
部材内に形成された冷媒通路と、該冷媒通路で冷媒を移
動させる冷媒駆動部材を有している、という構成を採っ
ている。
載の加熱装置において、上記冷媒が空気であり、上記冷
媒駆動部材がエアーポンプである、という構成を採って
いる。
載の加熱装置において、上記冷媒が液体であり、上記冷
媒駆動部材が液体ポンプである、という構成を採ってい
る。
36のうちの一つに記載の加熱装置において、上記誘導
コイルが上記シールド部材によって保持されている、と
いう構成を採っている。
定着する定着装置を有する画像形成装置において、上記
定着装置が、請求項1乃至37のうちの一つの加熱装置
である、という構成を採っている。
づいて説明する。まず、図3に基づいて、本実施形態に
係る画像形成装置の一例としてのプリンタ2の全体構成
の概要を説明する。プリンタ2は、給紙手段4と、レジ
ストローラ対6と、像担持体としての感光体ドラム8
と、転写手段10と、誘導加熱方式の加熱装置としての
定着装置12等を有している(請求項38)。給紙手段
4は、記録材としての用紙Pが積載状態で収容される給
紙トレイ14と、給紙トレイ14に収容された用紙Pを
最上のものから順に1枚ずつ分離して送り出す給紙コロ
16等を有している。給紙コロ16によって送り出され
た用紙Pはレジストローラ対6で一旦停止され、姿勢ず
れを矯正された後、感光体ドラム8の回転に同期するタ
イミングで、すなわち、感光体ドラム8上に形成された
トナー像の先端と用紙Pの搬送方向先端部の所定位置と
が一致するタイミングでレジストローラ対6により転写
部位Nへ送られる。
転方向順に、帯電手段としての帯電ローラ18と、図示
しない露光手段の一部を構成するミラー20と、現像ロ
ーラ22aを備えた現像手段22と、転写手段10と、
クリーニングブレード24aを備えたクリーニング手段
24等が配置されている。帯電ローラ18と現像手段2
2の間において、ミラー20を介して感光体ドラム8上
の露光部26に露光光Lbが照射され、走査されるよう
になっている。
同様に行われる。すなわち、感光体ドラム8が回転を始
めると、感光体ドラム8の表面が帯電ローラ18により
均一に帯電され、画像情報に基づいて露光光Lbが露光
部26に照射、走査されて作成すべき画像に対応した静
電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム8の
回転により現像手段22へ移動し、ここでトナーが供給
されて可視像化され、トナー像が形成される。感光体ド
ラム8上に形成されたトナー像は、所定のタイミングで
転写部位Nに進入してきた用紙P上に転写手段10によ
る転写バイアス印加により転写される。
へ向けて搬送され、定着装置12で定着された後、図示
しない排紙トレイへ排出・スタックされる。転写部位N
で転写されずに感光体ドラム8上に残った残留トナー
は、感光体ドラム8の回転に伴ってクリーニング手段2
4に至り、このクリーニング手段24を通過する間にク
リーニングブレード24aにより掻き落とされて清掃さ
れる。その後、感光体ドラム8上の残留電位が図示しな
い除電手段により除去され、次の作像工程に備えられ
る。
回転体としての定着ローラ28と、この定着ローラ28
との間で定着ニップ部SNを形成する加圧部材としての
加圧ローラ30と、定着ローラ28の外部に設けられた
誘導コイル32と、該誘導コイル32の定着ローラ28
と反対側を覆い、誘導コイル32の磁束漏れを抑制する
シールド部材34と、定着ローラ28の表面温度を検知
する温度検知手段としてのサーミスタ36と、サーミス
タ36の検出信号に基づいて電源38を介して誘導コイ
ル32への電力供給を制御する制御手段40と、シート
状体としての用紙Pを定着ニップ部SNへ案内する搬送
ガイド42と、定着後の用紙Pを定着ローラ28から分
離する分離爪44等を有している。分離爪44は定着ロ
ーラ28の表面に当接又は近接して配置される。
M,I/Oインターフェース等を包含するマイクロコン
ピュータを意味し、本実施形態では図示しないプリンタ
2のメインコントローラが制御手段40を兼ねている。
サーミスタ36は定着ローラ28の表面に当接するよう
に配置されており、サーミスタ36の検出信号に基づい
て誘導コイル32への電力供給を増減させることで、定
着ローラ28の表面温度が所定の一定温度になるように
制御手段40により自動制御される。
0.8mmの鉄製の円筒体として形成されており、図示
しないが、その外周表面には離型性を高めるために厚さ
10〜50μmのPTFEやPFAの離型層が形成され
ている。鉄製の円筒体の内面に断熱層として発泡シリコ
ンゴムなど熱伝導率の低い層を設けてもよい。加圧ロー
ラ30は、外径が40mmであり、アルミニウム製の芯
金30aと、この芯金30aの外周に設けられた厚さが
2〜3mmのシリコンゴムからなる弾性層30bを有し
ている。定着ローラ28と加圧ローラ30は図示しない
支持部材に回転自在に支持されており、定着ローラ28
は図示しない駆動機構に接続されている。加圧ローラ3
0は図示しない付勢手段により定着ローラ28に加圧さ
れており、定着ニップ部SNの幅は約7mmに設定され
ている。加圧ローラ30は定着ニップ部SNの摩擦力で
従動回転する。条件によっては加圧荷重及び定着ニップ
部幅の変更がなされる。
せた縒り線(リッツ線)として形成されており、図2に
示すように、定着ローラ28の外周面に沿って平面的に
巻回されている。誘導コイル32には10k〜1M(H
z)の交流電流が印加される。交流電流に誘導された磁
束が定着ローラ28の導電層(円筒体)に渦電流を生じ
させ、ジュール熱を発生させる。この定着ローラ28の
発熱を増加させるためには、機械的精度の許す限り誘導
コイル32を定着ローラ28の外周面に非接触状態に近
づければよい。
断面コ字状で定着ローラ28の軸方向に延びる形状を有
している。誘導コイル32はシールド部材34の凹部に
収容され、且つ、該シールド部材34に保持されている
(請求項37)。シールド部材34とは別の保持部材で
誘導コイル32を保持する構成としてもよい。
ル32に交流電流が印加されて定着ローラ28の表面が
所定温度に達した状態において、未定着トナー像を担持
した用紙Pが搬送ガイド42に案内されて定着ニップ部
SNに進入する。用紙Pは定着ローラ28の回転に伴っ
て挟持・搬送され、定着ローラ28の熱と圧力によりト
ナー画像が用紙Pに定着される。
ド部材34の断面コ字状の形状により、誘導コイル32
で発生した磁束は定着ローラ28へ集約的に向かうた
め、外部(定着ローラ28に対向する領域以外の領域)
への磁束漏れが抑制されるとともに、定着ローラ28に
おける電磁誘導による発熱効率が高まる。
がシールド部材34へ輻射され、シールド部材34が温
められる。また、誘導コイル32自体もその電気抵抗に
より発熱し、さらに磁性体であるシールド部材34自体
も誘導コイル32で発生した磁束によって発熱する。こ
れらの複合的昇温条件によって誘導コイル32の雰囲気
温度が上昇し、定着ローラ28側のみが開放されたシー
ルド部材34の閉塞的形状によって温度上昇は助長され
る。このため、誘導コイル32の温度が上昇して電気抵
抗が増加し、消費電力が増大するとともに定着ローラ2
8の加熱効率(発熱効率)が低減する。また、誘導コイ
ル32の絶縁破壊を生じる場合もある。
施形態における定着装置12は、シールド部材34の放
熱を促進可能に構成されている(請求項1)。具体的に
は、シールド部材34には、シールド部材34の放熱を
促進させる通気用開口部としての多数の穴46が形成さ
れている(請求項2,4)。本実施形態における穴46
は直径5mmの円形の穴であり、シールド部材34の定
着ローラ28の外周面に対応する部分だけでなく、4つ
の側面にも形成されており、且つ、誘導コイル32の温
度分布に応じて形成されている。穴46をシールド部材
34の定着ローラ28の外周面に対応する部分だけでな
く、4つの側面にも形成しているのは、シールド機能を
低減させないためと、空気の循環を容易にして放熱を促
すためである。穴46の形状は、楕円形、矩形等でもよ
い。
の発熱分布は誘導コイル32の縒り線の密度に比例す
る。従って、誘導コイル32が均等に巻かれていれば、
誘導コイル32自体の発熱分布は均一であるが、不均一
に巻かれていればその発熱分布に差が生じる。上記の
「誘導コイル32の温度分布に応じて」とは、誘導コイ
ル32の巻き方に不均一性がある場合には、誘導コイル
32が密に巻かれている部分においては穴46の数を多
くしたり、開口径を大きくしたりするという意味であ
る。本実施形態においては誘導コイル32の温度分布を
均一としているので、穴46はシールド部材34の全面
に均一に形成されている。
の収容空間)に籠もろうとする熱は穴46を介してシー
ルド部材34の外方に逃げるので、シールド部材34の
蓄熱化が抑制され、誘導コイル32の温度上昇が抑制さ
れる。シールド部材34に通気用開口部を形成すること
はシールド機能の低減につながるが、用いられる周波数
が10k〜1M(Hz)であり、30〜0.3(km)
と長波長であることから、10mm以下程度の通気用開
口部を設けてもシールド機能は十分にある。また、シー
ルド部材34に穴46を形成しても、穴46から外部へ
漏れようとする磁束に対して、シールド部材34の残り
の領域が磁力線のバイパスとなるので、外部への磁束の
漏れは起こりにくい。通気用開口部の大きさやシールド
部材34の厚さは、用いる周波数、材質などによって決
められる。
34に直径5mmの穴46を全面均一に形成し、誘導コ
イル32に30kHzの交流電流を印加し、厚さ30μ
mのPTFEの離型層を有する定着ローラ28を加熱し
た結果、漏れ磁束は問題ないレベルであり、定着ローラ
28の加熱効率も良好であった。 [比較例1]シールド部材34に穴46を形成しなかっ
た以外は実施例1と同じ条件で行ったところ、定着ロー
ラ28の加熱効率が悪化した。 [比較例2]シールド部材34の半分のみに穴46を形
成した以外は実施例1と同じ条件で行ったところ、定着
ローラ28の表面に温度ムラが生じた。
示したものに限定されるものではなく、誘導コイル32
が定着ローラ28の外部に設けられていれば上記と同様
の定着ローラ28の加熱機能を得ることができる。
する。本実施形態では、シールド部材34に通気用開口
部としての多数のスリット48を形成している(請求項
5)。その他の構成は上記実施形態と同様である(以下
の各実施形態において同じ)。スリット48の大きさ
は、長辺48aが50mm、短辺48bが2mmで、ス
リット48間の隙間wは1mmである。上記実施形態と
同様に、シールド部材34の内方に籠もろうとする熱は
スリット48を介してシールド部材34の外方に逃げる
ので、シールド部材34の蓄熱化が抑制され、誘導コイ
ル32の温度上昇が抑制される。また、スリット48は
シールド部材34に発生する渦電流を遮るように形成さ
れている。すなわち、長辺48aの向きが誘導コイル3
2に流れる電流の向きに対して略垂直となるように形成
されている(請求項6)。スリット48の向きをこのよ
うに設定することにより、スリット48が絶縁層として
機能し、シールド部材34に生じる渦電流が妨げられ、
電磁誘導によるシールド部材34自体の発熱が抑制され
る。従って、スリット48による通気機能とシールド部
材34の発熱抑制機能が相まって、誘導コイル32の温
度上昇抑制機能が向上する。
用開口部を形成してシールド部材34の放熱を促進させ
る構成としたが、シールド部材34の放熱面積を拡大す
ることによっても同様に誘導コイル32の温度上昇抑制
機能を得ることができる(請求項7)。例えば、図5に
示すように、シールド部材34の外面に凸部としての放
熱フィン50を多数形成すればよい(請求項8)。ま
た、図6に示すように、シールド部材34の外面に多数
の窪み52を形成してもよい(請求項9)。
する。上記各実施形態では、シールド部材34の放熱を
促進することを特徴としたが、本実施形態では、電磁誘
導によるシールド部材34の発熱そのものを抑制するこ
とを特徴としている。換言すれば、シールド部材34の
形状的改善によるアプローチではなく、材質的・機能的
改善によるアプローチである。本実施形態におけるシー
ルド部材34は、磁性体層54と、絶縁体層56の積層
構造を有しており、且つ、シールド部材34に発生する
渦電流を遮る方向性を有している(請求項10,1
1)。磁性体層54としては、フェライト、鉄、コバル
ト、ニッケルなどを採用でき、絶縁体層56としては、
セラミックス、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)
膜などを採用できる。
層方向は、定着ローラ28の軸方向であり、磁性体層5
4及び絶縁体層56は、シールド部材34に発生する渦
電流を遮る方向、すなわち、誘導コイル32を流れる電
流の向きに対して略直交する向きに延びている。かかる
積層構成は、成層鉄心における渦電流損抑制機能と同様
の機能を有する。 [実施例2]ニッケルの磁性体層54とセラミックスの
絶縁体層56を交互に積層したシールド部材34を用
い、誘導コイル32に20kHzの交流電流を印加し、
厚さ30μmのPTFEの離型層を有する定着ローラ2
8を加熱した結果、漏れ磁束は問題ないレベルであり、
定着ローラ28の加熱効率も良好であった。
さらに通気用開口部を形成する構成としてもよい(請求
項12)。この場合、上記実施形態と同様に、穴46を
形成してもよく(請求項14)、スリット48を形成し
てもよい(請求項15)。また、これらの通気用開口部
を誘導コイル32の温度分布に応じて形成してもよい
(請求項13)。さらに、上記スリット48がシールド
部材34に発生する渦電流を遮るように形成されている
構成としてもよい(請求項16)。 [実施例3]シールド部材34の全面に穴46を均一に
形成した以外は実施例2と同様に行ったところ、漏れ磁
束は問題ないレベルであり、定着ローラ28の加熱効率
は実施例2よりも良好であった。
該シールド部材34が放熱面積を拡大されている構成と
してもよい(請求項17)。そして、該放熱面積の拡大
化が凸部(例えば図5で示した放熱フィン50)を形成
することによってなされている構成としてもよく(請求
項18)、窪み(例えば図6で示した窪み52)を形成
することによってなされている構成としてもよい(請求
項19)。さらに、これらの凸部や窪み等の放熱面積の
拡大化が、磁性体層54と絶縁体層56のうち熱伝導率
の高い方の層のみになされている構成としてもよい(請
求項20)。
する。本実施形態では、通気用開口部を有せず且つ電磁
誘導による発熱抑制構成も有していない単なるシールド
部材34と、該シールド部材34を冷却する冷却手段と
しての空冷ファン60と(請求項21、22)、該空冷
ファン60による気流がサーミスタ36の温度検知域の
雰囲気に影響を与えることを防止する気流ガイド板62
と(請求項23)、該空冷ファン60による気流が用紙
P上の未定着画像に影響を与えることを防止する気流ガ
イド板64を有している(請求項25)。気流ガイド板
62,64は、空冷ファン60による気流が定着ローラ
28の温度に影響を与えるのを防止するためにも機能し
ている(請求項24)。
34に当たることによって、シールド部材34の放熱が
促進される。シールド部材34に当たった気流は、気流
ガイド板62,64により案内され、支障を来さないよ
うに流れる。空冷ファン60による気流が直接未定着画
像を担持した用紙Pに当たると、未定着画像が飛散した
り、用紙Pが気流でバタつくことにより定着ニップ部S
Nに安定して進入しないために紙皺が発生する可能性が
あるが、本実施形態によればこのような懸念を解消する
ことができる。
いて、さらに通気用開口部を形成する構成としてもよい
(請求項26)。この場合、上記実施形態と同様に、穴
46を形成してもよく(請求項28)、スリット48を
形成してもよい(請求項29)。また、これらの通気用
開口部を誘導コイル32の温度分布に応じて形成しても
よい(請求項27)。さらに、上記スリット48がシー
ルド部材34に発生する渦電流を遮るように形成されて
いる構成としてもよい(請求項30)。また、本実施形
態におけるシールド部材34が放熱面積を拡大されてい
る構成としてもよい(請求項31)。そして、該放熱面
積の拡大化が凸部(例えば図5で示した放熱フィン5
0)を形成することによってなされている構成としても
よく(請求項32)、窪み(例えば図6で示した窪み5
2)を形成することによってなされている構成としても
よい(請求項33)。
構成において、定着ローラ28として外径40mm、厚
さ0.7mmの鉄製の円筒体の外周面に厚さ20μmの
PTFEの離型層を設けたものを用いるとともに、図示
しないがフェライトの磁性体層54とアルマイトの絶縁
体層56を交互に積層し、且つ、熱伝導率の高い方の層
であるアルマイトの絶縁体層56の外面に図5で示した
放熱フィン50と同様の凸部を形成し、且つ、図2で示
した穴46と同様の通気用開口部を全面に均一に形成た
シールド部材34を用い、誘導コイル32に30kHz
の交流電流を印加し、定着ローラ28を加熱した結果、
漏れ磁束は問題ないレベルであり、定着ローラ28の加
熱効率も良好であった。
する。本実施形態では、内部に冷媒通路66を有するパ
ーマロイ製のシールド部材34と、該冷媒通路66で冷
媒としての空気を移動させる冷媒駆動部材としての小型
のエアーポンプ68(送風ファン、吸引ファンの概念を
含む)を有している(請求項34,35)。エアーポン
プ68より吐出された空気は冷媒通路66の入口66a
から入り込み、出口66bから噴出する。外気が冷媒通
路66内を移動することでシールド部材34は冷却され
る。冷媒として水を用い、冷媒駆動部材として小型の液
体ポンプ(吸引ポンプの概念を含む)を用いてもよい
(請求項36)。また、冷媒としてガスを用いてもよ
い。
熱装置を例示したが、本発明に係る加熱装置は、画像を
担持した転写紙(用紙)を加熱してその表面性(つや
等)を改質する装置として、仮定着を行う装置として、
あるいはシート状体を供給してその乾燥処理・ラミネー
ト処理をする装置としても利用できる。
の発明によれば、シールド部材の放熱を促進可能に構成
されているので、誘導コイルの温度上昇を抑制すること
ができ、加熱回転体の加熱効率の向上、省電力化、誘導
コイルの絶縁破壊防止による安全性の向上を図ることが
できる。
リットがシールド部材に発生する渦電流を遮るように形
成されている構成としたので、シールド部材の電磁誘導
による発熱をも抑制でき、誘導コイルの温度上昇をハイ
レベルに抑制することができる。
れば、シールド部材が放熱面積を拡大されている構成と
したので、シールド部材の放熱促進によって誘導コイル
の温度上昇を抑制することができ、加熱回転体の加熱効
率の向上、省電力化、誘導コイルの絶縁破壊防止による
安全性の向上を図ることができる。
れば、磁束によるシールド部材の発熱を抑制可能に構成
されているので、誘導コイルの温度上昇を抑制すること
ができ、加熱回転体の加熱効率の向上、省電力化、誘導
コイルの絶縁破壊防止による安全性の向上を図ることが
できる。
38記載の発明によれば、シールド部材が通気用開口部
を有している構成としたので、シールド部材の発熱抑制
機能に加えてシールド部材の放熱機能を得ることがで
き、誘導コイルの温度上昇をハイレベルに抑制すること
ができる。
載の発明によれば、シールド部材が放熱面積を拡大され
ている構成としたので、シールド部材の発熱抑制機能に
加えてシールド部材の放熱機能を得ることができ、誘導
コイルの温度上昇をハイレベルに抑制することができ
る。
れば、シールド部材を冷却する冷却手段を有している構
成としたので、シールド部材の放熱促進によって誘導コ
イルの温度上昇を抑制することができ、加熱回転体の加
熱効率の向上、省電力化、誘導コイルの絶縁破壊防止に
よる安全性の向上を図ることができる。ことを特徴とす
る加熱装置。
空冷ファンによる気流が温度検知域の雰囲気に影響を与
えないように構成されているので、温度検知手段による
誤検知を防止することができる。
空冷ファンによる気流が加熱回転体の温度に影響を与え
ないように構成されているので、加熱回転体の加熱効率
の低減を防止することができる。
空冷ファンによる気流が未定着画像に影響を与えないよ
うに構成されているので、画像乱れや紙皺を防止するこ
とができる。
38記載の発明によれば、シールド部材が通気用開口部
を有している構成としたので、冷却手段によるシールド
部材の冷却機能に加えて、シールド部材の放熱機能を得
ることができ、誘導コイルの温度上昇をハイレベルに抑
制することができる。
発明によれば、シールド部材が放熱面積を拡大されてい
る構成としたので、冷却手段によるシールド部材の冷却
機能に加えて、シールド部材の放熱機能を得ることがで
き、誘導コイルの温度上昇をハイレベルに抑制すること
ができる。
明によれば、シールド部材内に冷媒を通して冷却する構
成としたので、高い冷却機能を得ることができ、誘導コ
イルの温度上昇をハイレベルに抑制することができる。
誘導コイルがシールド部材によって保持されている構成
としたので、別途誘導コイルを保持するための構成を設
ける必要がなく、構成の簡易化、低コスト化を図ること
ができる。
着装置の概要正面図である。
タの概要正面図である。
ある。
図である。
図である。
ある。
ある。
ある。
Claims (38)
- 【請求項1】誘導電流により発熱しシート状体に熱を与
える加熱回転体と、該加熱回転体の外部に設けられ誘導
電流を生じさせる磁束を発生させる誘導コイルと、該誘
導コイルの磁束漏れを抑制するシールド部材を有する加
熱装置において、 上記シールド部材の放熱を促進可能に構成されているこ
とを特徴とする加熱装置。 - 【請求項2】請求項1記載の加熱装置において、 上記シールド部材が、通気用開口部を有していることを
特徴とする加熱装置。 - 【請求項3】請求項2記載の加熱装置において、 上記通気用開口部が、上記誘導コイルの温度分布に応じ
て形成されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項4】請求項2又は3記載の加熱装置において、 上記通気用開口部が、穴であることを特徴とする加熱装
置。 - 【請求項5】請求項2又は3記載の加熱装置において、 上記通気用開口部が、スリットであることを特徴とする
加熱装置。 - 【請求項6】請求項5記載の加熱装置において、 上記スリットが、上記シールド部材に発生する渦電流を
遮るように形成されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項7】請求項1記載の加熱装置において、 上記シールド部材が、放熱面積を拡大されていることを
特徴とする加熱装置。 - 【請求項8】請求項7記載の加熱装置において、 上記放熱面積の拡大化が、凸部を形成することによって
なされていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項9】請求項7記載の加熱装置において、 上記放熱面積の拡大化が、窪みを形成することによって
なされていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項10】誘導電流により発熱しシート状体に熱を
与える加熱回転体と、該加熱回転体の外部に設けられ誘
導電流を生じさせる磁束を発生させる誘導コイルと、該
誘導コイルを保持する保持部材と、該誘導コイルの磁束
漏れを抑制するシールド部材を有する加熱装置におい
て、 上記磁束による上記シールド部材の発熱を抑制可能に構
成されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項11】請求項10記載の加熱装置において、 上記シールド部材が、磁性体層と絶縁体層の積層構造を
有し、該積層構造は該シールド部材に発生する渦電流を
遮る方向性を有していることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項12】請求項11記載の加熱装置において、 上記シールド部材が、通気用開口部を有していることを
特徴とする加熱装置。 - 【請求項13】請求項12記載の加熱装置において、 上記通気用開口部が、上記誘導コイルの温度分布に応じ
て形成されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項14】請求項12又は13記載の加熱装置にお
いて、 上記通気用開口部が、穴であることを特徴とする加熱装
置。 - 【請求項15】請求項12又は13記載の加熱装置にお
いて、 上記通気用開口部が、スリットであることを特徴とする
加熱装置。 - 【請求項16】請求項15記載の加熱装置において、 上記スリットが、上記シールド部材に発生する渦電流を
遮るように形成されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項17】請求項11記載の加熱装置において、 上記シールド部材が、放熱面積を拡大されていることを
特徴とする加熱装置。 - 【請求項18】請求項17記載の加熱装置において、 上記放熱面積の拡大化が、凸部を形成することによって
なされていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項19】請求項17記載の加熱装置において、 上記放熱面積の拡大化が、窪みを形成することによって
なされていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項20】請求項18又は19記載の加熱装置にお
いて、 上記放熱面積の拡大化が、上記磁性体層と絶縁体層のう
ち熱伝導率の高い方の層のみになされていることを特徴
とする加熱装置。 - 【請求項21】請求項1又は10記載の加熱装置におい
て、 上記シールド部材を冷却する冷却手段を有していること
を特徴とする加熱装置。 - 【請求項22】請求項21記載の加熱装置において、 上記冷却手段が空冷ファンであることを特徴とする加熱
装置。 - 【請求項23】請求項22記載の加熱装置において、 上記空冷ファンによる気流が温度検知域の雰囲気に影響
を与えないように構成されていることを特徴とする加熱
装置。 - 【請求項24】請求項22記載の加熱装置において、 上記空冷ファンによる気流が上記加熱回転体の温度に影
響を与えないように構成されていることを特徴とする加
熱装置。 - 【請求項25】請求項22記載の加熱装置において、 上記シート状体が未定着画像を担持したものであり、上
記空冷ファンによる気流が該未定着画像に影響を与えな
いように構成されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項26】請求項21乃至25のうちの一つに記載
の加熱装置において、上記シールド部材が、通気用開口
部を有していることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項27】請求項26記載の加熱装置において、 上記通気用開口部が、上記誘導コイルの温度分布に応じ
て形成されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項28】請求項26又は27記載の加熱装置にお
いて、 上記通気用開口部が、穴であることを特徴とする加熱装
置。 - 【請求項29】請求項26又は27記載の加熱装置にお
いて、 上記通気用開口部が、スリットであることを特徴とする
加熱装置。 - 【請求項30】請求項29記載の加熱装置において、 上記スリットが、上記シールド部材に発生する渦電流を
遮るように形成されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項31】請求項21乃至25のうちの一つに記載
の加熱装置において、 上記シールド部材が、放熱面積を拡大されていることを
特徴とする加熱装置。 - 【請求項32】請求項31記載の加熱装置において、 上記放熱面積の拡大化が、凸部を形成することによって
なされていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項33】請求項31記載の加熱装置において、 上記放熱面積の拡大化が、窪みを形成することによって
なされていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項34】請求項21記載の加熱装置において、 上記冷却手段が、上記シールド部材内に形成された冷媒
通路と、該冷媒通路で冷媒を移動させる冷媒駆動部材を
有していることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項35】請求項34記載の加熱装置において、 上記冷媒が空気であり、上記冷媒駆動部材がエアーポン
プであることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項36】請求項34記載の加熱装置において、 上記冷媒が液体であり、上記冷媒駆動部材が液体ポンプ
であることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項37】請求項1乃至36のうちの一つに記載の
加熱装置において、 上記誘導コイルが上記シールド部材によって保持されて
いることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項38】未定着画像を定着する定着装置を有する
画像形成装置において、 上記定着装置が、請求項1乃至37のうちの一つの加熱
装置であることを特徴とする画像形成装置。
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