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JP2001309264A - 情報提供システム、情報受信装置及びその方法 - Google Patents

情報提供システム、情報受信装置及びその方法

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JP2001309264A
JP2001309264A JP2000155429A JP2000155429A JP2001309264A JP 2001309264 A JP2001309264 A JP 2001309264A JP 2000155429 A JP2000155429 A JP 2000155429A JP 2000155429 A JP2000155429 A JP 2000155429A JP 2001309264 A JP2001309264 A JP 2001309264A
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Masataka Enomoto
正孝 榎本
Tomoyuki Hanai
朋幸 花井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放送局の提供する情報を有効に利用し得る情報
提供システム、情報送信装置及び情報受信装置並びにそ
の方法を提案する。 【解決手段】情報送信装置15は、提供情報を可変長で
記述することにより、提供情報として任意の数の単位情
報を配信し、情報受信装置3は、配信された単位情報の
中から任意の単位情報を選択し、選択された単位情報を
使用可能状態として所定の記録媒体5に記録すると共
に、記録された単位情報を編集する編集用ファイルを記
録媒体5に記録することにより、放送局10の提供する
情報を有効に利用し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報提供システム、
情報受信装置及びその方法に関し、例えば放送波を送受
信するようになされた情報提供システム、情報受信装置
及びその方法に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、送信側の放送局は、番組やコマー
シャル等の提供情報が重畳された放送波を配信し、受信
側の各家庭等に設けられた受信装置(以下、これをIR
D:Integrated Receiver Dec
oderと呼ぶ)は、放送局から供給された放送波を受
信し、当該放送波に重畳されている提供情報を抽出して
テレビジョン装置のモニタに表示するようになされた情
報提供システムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる情報提
供システムにおいて、放送局は、多くの視聴者のニーズ
にあった提供情報を配信するようにしているものの、視
聴者個人個人にとっては、決められたチャンネル数及び
時間帯の中から、所望の番組を選択するにとどまる。
【0004】従って、放送局から配信される提供情報
は、視聴者にとって受動的な情報となる場合が多く生じ
てしまう。具体例として、例えばユーザがテレビジョン
放送局から提供情報として提供される料理番組を視聴し
ているとき、当該番組の出演者が身につける物品の値段
や売っている場所等、その物品に関する詳細な情報を知
りたい場合、このときテレビジョン放送局から提供情報
として提供されている料理番組には、物品に関する情報
がなく、この場合ユーザは、放送局に電話する、本屋に
て調べる、インターネットの検索ホームページにアクセ
スする等の煩雑な作業をしいられる。このためユーザ
は、物品に関する詳細な情報の取得を諦めたり、忘れた
りすることも少なくはなく、さらには所望とする情報が
得られるとも限らない。
【0005】このように情報提供システムにおいて、放
送局は、視聴者個人個人のニーズに合わせて提供情報を
選択し得る種類が少ないことにより、当該提供情報を有
効に利用できないという問題があった。
【0006】またかかる問題点を解決すれば、放送局
は、一段と多くの情報を提供し得ることになり、これに
より視聴者は、放送局から供給される提供情報を意欲的
に視聴することになる。その結果、視聴者は、放送局か
ら供給される提供情報に基づいて喚起した物品等を購入
する機会も多くなり、もって流通経済の活発化に絶大な
る効果をもたらすと考えられる。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、放送局の提供する情報を有効に利用し得る情報提供
システム、情報受信装置及びその方法を提案しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、情報送信装置は、提供情報を可変
長で記述することにより、提供情報として任意の数の単
位情報を配信し、情報受信装置は、配信された単位情報
の中から任意の単位情報を選択し、選択された単位情報
を使用可能状態として所定の記録媒体に記録すると共
に、記録された単位情報を編集する編集用ファイルを記
録媒体に記録することにより、放送局の提供する情報を
有効に利用し得る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0010】(1)情報提供システム 図1において1は全体として情報提供システムを示し、
テレビジョン放送局やラジオ放送局等の放送局2は放送
波を配信するようになされており、各家庭又は会社等、
種々の環境に設置されている受信装置(以下、これをI
RD:Integrated Receiver De
coderと呼ぶ)3は、当該放送局2から配信された
放送波を受信するようになされている。
【0011】IRD3には、IC(Integrate
d Circuit)メモリを内蔵したスティック状の
携帯型記録媒体(以下、これをリムーバブルメディアと
呼ぶ)5を装着するスロット(図示せず)が設けられて
おり、ユーザは必要に応じてIRD3に対してユーザが
個々に所有するリムーバブルメディア5を装着するよう
になされている。
【0012】放送局2は、情報提供広告主4から提供さ
れる付加情報である付加情報を放送波に重畳させて配信
するようになされており、リムーバブルメディア5が装
着されたIRD3は、当該放送局2から配信された放送
波を受信し、受信した放送波から必要に応じて付加情報
である付加情報を抽出してリムーバブルメディア5に記
録するようになされている。
【0013】また各種端末装置(パーソナルコンピュー
タ6、携帯電話7、PDA(Personal Dig
ital Assistants)8、ナビゲーション
装置9及びカラオケ装置)にもリムーバブルメディア5
を装着するスロット(図示せず)が設けられており、ユ
ーザはこれらの端末装置を使用する際に、当該操作する
端末に対して付加情報である付加情報が記録されている
リムーバブルメディア5を装着するようになされてい
る。
【0014】ここでユーザが各端末装置のいづれかに付
加情報である付加情報が記録されているリムーバブルメ
ディア5を装着すると、当該リムーバブルメディア5が
装着された端末装置は、記録されている付加情報に基づ
いてそのとき装着された端末機器の特徴に応じた処理を
行って、ユーザに対して種々の情報を提供するようにな
されている。
【0015】このようにユーザは、付加情報である付加
情報を記録したリムーバブルメディア5を所持し、希望
する時間、又は希望する場所で各端末装置を利用して種
々の情報を入手し得るようになされている。
【0016】(2)情報提供システム例 図2は全体として、かかる情報提供システム1のシステ
ム例を示し、テレビジョン放送局10は必要に応じてテ
レビジョン番組を作成するようになされており、当該作
成したテレビジョン番組の音声信号S10及び映像信号
S11を送信装置15に出力するようになされている。
【0017】この送信装置15には、図3に示すよう
に、テレビジョン放送局10において作成されたテレビ
ジョン番組の音声信号S10及び映像信号S11が入力
される。このとき同様にして、送信装置15には、他に
作成された複数のテレビジョン番組のうち、所定数のテ
レビジョン番組の音声信号S12〜S12及び映像
信号S13〜S13も入力される。
【0018】送信装置15は、それぞれ入力された音声
信号S10及びS12〜S12を音声エンコーダ2
1に出力すると共に、映像信号S11及びS13〜S
13を映像エンコーダ22に出力する。
【0019】音声エンコーダ21は音声信号S10及び
S12〜S12をそれぞれMPEG(Moving
Picture Experts Group)規格
に基づく符号化方式によって圧縮符号化し、その結果得
られた音声符号化データD14及びD15〜D15
をそれぞれマルチプレクサ(MUX)23に出力する。
【0020】一方、映像エンコーダ22は映像信号S1
1及びS13〜S13をそれぞれMPEG(Mov
ing Picture Experts Grou
p)規格に基づく符号化方式によって圧縮符号化し、そ
の結果得られた映像符号化データD16及びD17
D17をそれぞれマルチプレクサ23に出力する。
【0021】マルチプレクサ23は、これら符号化デー
タD14、D15〜D15、D16及びD17
D17に対して時分割多重化処理を施すことによりビ
ットストリームを生成し、当該ビットストリームにスク
ランブルをかけ、その結果得られた多重化データD18
を変調部24に出力する。
【0022】変調部24は、多重化データD18に対し
てQPSK(QuadraturePhase Shi
ft Keying)変調方式に基づいてディジタル変
調処理を施し、その結果得た送信信号S20をパラボナ
アンテナ26に供給する。
【0023】これによりパラボナアンテナ26からの送
信信号S20に応じた電波が通信衛星(図示せず)に向
けて発射され、当該通信衛星に設けられているトランス
ポンダ(図示せず)を介してトランスポンダ数に応じた
伝送チャンネルで各環境に設置されているIRD3(図
2)に放送波として配信される。
【0024】IRD3(図2)は、図4に示すように、
リモートコントローラ29から赤外線に重畳されて送信
される種々の命令信号S1を赤外線受信部28において
受信すると、当該赤外線受信部28は受信した赤外線に
対して光電変換を施すことにより、赤外線に重畳された
命令信号S1を取り出し、これをCPU(Centra
l Processing Unit)36に送出す
る。
【0025】これによりCPU36は、ROM(Ree
d Only Memory)38に格納されている制
御プログラムを必要に応じて読み出し、この読み出した
制御プログラムをRAM(Random Access
Memory)39上に展開することにより種々の処
理を実行するようになされており、当該処理に応じてI
RD3の各回路部を制御するようになされている。
【0026】ここでユーザがリモートコントローラ29
によって所定の選局操作を行うと、リモートコントロー
ラ29は当該操作に応じた命令信号S1を生成し、当該
生成した命令信号S1を赤外線に重畳してIRD3に送
信する。
【0027】IRD3は、赤外線に重畳されて送信され
る命令信号S1を赤外線受信部28において受信する
と、当該赤外線受信部28は受信した赤外線に対して光
電変換を施すことにより、赤外線に重畳された命令信号
S1を取り出し、これをCPU36に送出する。
【0028】これによりCPU36はフロントエンド3
0を制御し、フロントエンド30は、受信アンテナ(図
示せず)によって受信した放送波の中からチャンネル選
択信号S3に応じたチャンネル(放送局)の放送波を抽
出し、当該抽出したチャンネルの放送波を復調すること
により多重化データD21を生成し、これをデマルチプ
レクサ31に送出する。
【0029】デマルチプレクサ31は、多重化データD
21を一旦バッファ(図示せず)に記憶させ、当該記憶
させた多重化データD21を、予めIRD3が所有する
デスクランブル用の鍵データを用いて送信装置(図2)
で施されたスクランブルを解除した後、これを適宜に読
み出すことにより、所望の音声符号化データD22及び
映像符号化データD23(ユーザによって選局されたチ
ャンネルに該当するデータ)を抽出する。
【0030】さらにデマルチプレクサ31は、抽出した
音声符号化データD22を音声デコーダ32に送出し、
映像符号化データD23を映像デコーダ33に送出す
る。
【0031】音声デコーダ32は、音声符号化データD
22を伸長復号化することにより、音声データD24を
生成し、これをディジタルアナログ(D/A:Digi
tal/Analog)変換回路34に送出する。
【0032】D/A変換回路34は、音声データD24
をアナログ変換することによりテレビジョン放送局10
において作成された元のテレビジョン番組の音声信号S
10(S12〜S12)を復元し、これをテレビジ
ョン装置11(図2)に出力する。
【0033】一方、映像デコーダ33は、映像符号化デ
ータD23を伸長復号化することにより映像データD2
5を生成し、これをRGBエンコーダ35に出力する。
RGBエンコーダ35は、映像データD25をアナログ
変換することによりテレビジョン放送局10において作
成された元のテレビジョン番組の映像信号S11(S1
〜S13)を復元し、さらにはNTSC(Nat
ional Television SystemCo
mmittee)方式の輝度信号S26及び色差信号S
27に変換し、これらをテレビジョン装置11のモニタ
12(図2)に出力する。
【0034】このようにして送信側であるテレビジョン
放送局10において作成されたテレビジョン番組は、受
信側であるテレビジョン装置11のモニタ12(図2)
の表示画面を介してユーザ(視聴者)に提供され、ユー
ザは当該テレビジョン番組を目視し得るようになされて
いる。
【0035】ところで、情報提供システム1において
は、各放送局から提供される番組をユーザに知らせるこ
とを目的とした電子番組ガイド情報(以下、これをEP
Gデータと呼ぶ)を定期的に生成し、当該生成したEP
Gデータに各情報提供広告主の広告として付加情報を付
加し、これを配信するようになされている。
【0036】このEPGデータは、番組毎に生成され、
「<」と「>」とで挟んでなるタグを用いたタグ言語で
あるXML(eXtensible Markup L
anguage)にて記述される。
【0037】XMLは、文書型定義(DTD:Docu
ment Type Definition)によっ
て、自ら定義したタグに対して階層構造やデータ型の属
性を指定し得ることにより、可変長記述が可能である。
【0038】すなわち、EPGデータは、図5に示すよ
うに、衛星放送や地上波放送等の各種存在する放送シス
テムのうち、どの放送システムであるかを特定し得るよ
うに識別するためのBrodecaster−ID(I
Dentifier)と、放送システムにおいて設定さ
れる各種サービス内容のうち、どのサービス内容である
かを特定し得るように識別するためのService−
IDと、各種ある番組(コマーシャルも含む)のうち、
どの番組であるかを特定し得るように識別するためのE
vent−IDとからなる階層構造となっている。
【0039】さらにEPGデータには、番組(Even
t−ID)をさらに細かく種別化し、当該種別化した各
種単位(番組シーン)のうち、どの単位(番組シーン)
であるかを特定し得るように識別するためのLocal
Event−IDがEvent−IDよりも下位下層に
設けられており、当該LocalEvent−IDは、
例えば具体的に料理シーン(ある1つの番組の中の料理
シーン)、旅行シーン等(ある1つの番組の中の旅行シ
ーン)のように各種単位(番組シーン)に分けられる。
また、Event−ID又はLocalEvent−I
Dには、必要に応じて付加情報が付加される。
【0040】このEPGデータのファイル構造は、図6
に示すように、番組(Event−ID)及びその番組
のタイトル名に対して、所定の番組シーン(Local
Event−ID)及びその番組シーンのタイトル名が
設けられ、さらに所定の番組シーン(LocalEve
nt−ID)及びその番組シーンのタイトル名に対し
て、カテゴリが設けられ、カテゴリに対して付加情報が
付加されるファイル構造となっている。LocalEv
ent−ID及びカテゴリは、XMLを用いてEPGデ
ータに記述されるため、必要に応じて複数付加し得るよ
うになされている。
【0041】付加情報においては、単位情報である所定
数の項目(属性)が予めテレビジョン放送局10によっ
て取り決められており、各端末装置の種別を表すTar
get機器情報、付加情報が利用し得る期間を表す有効
期限、ジャンル及び付加情報の情報提供広告主を表すス
ポンサーの各項目と、スポンサーのホームページのアク
セス場所を示すURL(Uniform Resour
ce Locator)、スポンサーの電話番号を表す
TEL、スポンサーの場所(位置情報:緯度、経度)を
表す位置、スポンサーの音楽情報を示す音楽(曲タイト
ル、曲番号)等のアクセス情報を記述するアクセス項目
とからなる。
【0042】この付加情報は、XMLを用いてEPGデ
ータに記述されるため、予めテレビジョン放送局10に
よって取り決められる各種項目に対して、必要に応じて
新たな項目を付加、又は削除し得るようになされてい
る。
【0043】さらに付加情報には、テレビジョン放送局
10、IRD3及び各種端末装置との間にて定義される
所定の情報識別子が設けられており、テレビジョン放送
局10、IRD3及び各種端末装置は、当該情報識別子
によって付加情報の各項目に記述された事柄を識別し得
るようになされている。
【0044】付加情報の各項目のうちのTarget機
器情報は、アクセス項目に記述されたアクセス情報を扱
い得る端末装置がどの端末装置であるかを表す識別コー
ドからなり、当該アクセス情報に記述された項目に応じ
て、扱い得る端末装置の組み合わせを識別コードにて表
すようになされている。例えば付加情報の各項目のうち
「URL」の項目が記述された場合、Target機器
情報の項目には、当該URLを扱い得る端末装置がパー
ソナルコンピュータ、PDA及び携帯電話であることを
表す識別コードになされ、また付加情報の各項目のうち
「TEL」の項目に記述された場合、Target機器
情報の項目には、電話番号を扱い得る端末装置が携帯電
話であることを表す識別コードになされる。
【0045】これにより、各端末装置(図1:パーソナ
ルコンピュータ6、携帯電話7、PDA8、ナビゲーシ
ョン装置9及びカラオケ装置)は、当該Target機
器情報に基づいてアクセス項目を読み出すようになされ
ている。
【0046】因みにカテゴリとは、LocalEven
t−ID (種別化した単位(番組シーン))のさらに
下位概念である単位を示し、カテゴリは、具体的に例え
ばLocalEvent−IDを「音楽シーン」とした
場合、音楽シーン中の音楽を関係を示す「音楽」、音楽
シーン中の出演者の着衣関係を示す「服」等と記述され
る。
【0047】また、付加情報の項目の1つであるジャン
ルとは、カテゴリのさらに下位概念である単位を示し、
具体的に例えばカテゴリを「音楽」とした場合、ジャン
ルは、ヒッポップ、レゲエ、テクノ等と記述される。
【0048】Event−ID及びLocalEven
t−IDと付加情報の各項目との関係において、図7に
示すように、Event−ID及びLocalEven
t−IDは、テレビジョン放送局10によって作成され
る番組数によって変化する可変部分である。
【0049】これに対して付加情報においては、テレビ
ジョン放送局10によって予め取り決められている各項
目に各情報提供広告主側において記述する部分であるた
め、当該各情報提供広告主にとっては不変部分となる。
従って、可変部分は、テレビジョン放送局10がユーザ
に提供する情報であり、不変部分は、各情報提供広告主
がユーザ(視聴者)に提供する情報である。
【0050】さらにEvent−ID及びLocalE
vent−IDは、受信側であるIRD3にとって付加
情報に対する識別子となされている。
【0051】かかる付加情報は、テレビジョン放送局1
0と所定の課金処理を行った各情報提供広告主によって
記述されるようになされており、通信カラオケ業者17
はテレビジョン放送局10と所定の課金処理を行った
後、例えば通信カラオケ業者17の施設内に設置される
コンピュータ(図示せず)を使用して所定の通信手段に
よって接続処理を行うことにより、テレビジョン放送局
10内の付加情報管理サーバ16に接続する(図2)。
【0052】この通信カラオケ業者17のコンピュータ
(図示せず)は、CPU、RAM(Random Ac
cess Memory)、ROM(Read Onl
yMemory)、通信網(図示せず)との間でデータ
を授受する通信インターフェイス、ハードディスクドラ
イブ、液晶表示パネル等の表示部に対して表示しようと
するデータに応じた文字や図形を記憶したVRAM(V
ideo RAM)、及びキーボードやマウス等の入力
部をユーザが操作することにより入力される信号をCP
Uに伝える入力インターフェイス(INF)がそれぞれ
データバスBUSに接続されている。
【0053】CPUはROMに格納されている処理プロ
グラムに従って種々の処理を実行するようになされてお
り、当該処理に応じて各回路部を制御する。CPUはそ
の各種処理内容を表示部に表示する。
【0054】この場合、図8に示すように、通信カラオ
ケ業者17のコンピュータ(図示せず)は、入力部を介
して所定の接続操作がなされると、入力インターフェイ
スは、接続操作を表すデータをCPUに送出する。これ
によりCPUは、通信インターフェイスを介して付加情
報管理サーバ16に対して発信を行い、通信路を確保し
たうえでセッションの確立を行う。そしてコンピュータ
(図示せず)のCPUは、予めテレビジョン放送局10
と所定の課金処理を行ったことによりハードディスクド
ライブに入手しているEvent−ID(例えば「DR
G7」とする)、LocalEvent−ID (例え
ば「LKIO」とする)及びカテゴリ(料理とする)を
読み出し、これを付加情報入手データD40として付加
情報管理サーバ16に送信する。
【0055】付加情報管理サーバ16は、各情報提供広
告主によって記述されたそれぞれの付加情報をEven
t−ID及びLocalEvent−IDに基づいて管
理するようになされており、図9に示すように、このと
き通信カラオケ業者17から送信される付加情報入手デ
ータD40を通信部16Aにおいて受信し、当該受信し
た付加情報入手データD40をアプリケーション処理部
16Bに供給する。
【0056】アプリケーション処理部16Bは、付加情
報入手データD40の内容であるEvent−ID「D
RG7」と、LocalEvent−ID 「LKI
O」に基づいてXMLにて記述された付加情報記入デー
タD41を生成し、これをメディア変換部16Cに供給
する。
【0057】メディア変換部16Cは、付加情報記入デ
ータD41を、このとき付加情報の入手要求のあったコ
ンピュータ(通信カラオケ業者17)のデータ形式に準
ずるように変換した付加情報記入データD42を通信部
16Aを介して通信カラオケ業者17のコンピュータ
(図示せず)に送信する。
【0058】これにより通信カラオケ業者17のコンピ
ュータ(図示せず)のCPUは、例えば図10に示すよ
うな付加情報記入画面を表示部に表示し、通信カラオケ
業者17に対して記入を促す。
【0059】このとき表示される付加情報の各項目は、
各情報提供広告主が希望する項目のみ記述し得るように
なされていることにより、結果としてテレビジョン放送
局10は、それぞれの情報提供広告主に対して、それぞ
れ情報提供広告主の意図に応じた付加情報をユーザに提
供し得ることになる。
【0060】従って通信カラオケ業者17は、例えば電
話にはアクセスして欲しく無い場合、コンピュータ(図
示せず)の入力部を介して有効期限の項目に「○○○○
年、△月□日」、ジャンルの項目に「ポップス」、スポ
ンサーの項目に「××××会社」、URLの項目に「h
ttp://www.%%%%%%%.ne.jp
/」、位置の項目に「緯度☆☆・経度◇◇」、音楽の項
目に「カラオケタイトル・カラオケ番号(多数のカラオ
ケから特定のカラオケを選択するための番号)」等とそ
れぞれ記入し、電話の項目には記入せず、これを付加情
報記入済データD43としてコンピュータ(図示せず)
のCPUは、通信インターフェイスを介して付加情報管
理サーバ16に(図9)返信することになる。
【0061】ここで、付加情報記入画面において、Ta
rget機器情報の項目は、アクセス項目(URL、位
置、音楽)が記述されたとき、当該記述されたアクセス
項目に応じて、扱い得る端末装置の組み合わせを識別コ
ードにて表す。つまり、Target機器情報の識別コ
ードは、通信カラオケ業者17の意図(使用して欲しい
各端末装置)を表していることになる。
【0062】通信カラオケ事業部17は、通信カラオケ
業者17から供給された付加情報記入済データD43に
対して所定のセキュリティチェックを行った後、これを
メディア変換部16Cに送出する。メディア変換部16
Cは、各情報提供広告主から供給された付加情報記入済
データをEPGデータに準じたXMLに記述し直すよう
になされており、通信カラオケ業者17から供給された
付加情報記入済データD43の内容である付加情報のう
ち、このとき記述されなかった付加情報の項目(電話番
号の項目)を省いてEPGデータに準じたXMLに記述
し直すことにより、付加情報D44を生成し、これをE
vent−ID「DRG7」、LocalEvent−
ID「LKIO」のファイルとしてデータベース16D
に格納する(図9)。
【0063】ここで、送信装置15のEPG生成部25
(図3)は、例えば1週間分のEPGデータを定期的に
作成するようになされており、この場合EPG生成部2
5は、図11に示すEPGデータ生成処理手順を実行す
る。
【0064】すなわち、図11においてEPG生成部2
5は、EPGデータ生成処理手順RT1に入ると、ステ
ップSP1に移って、XML記述にて所定の数のEve
nt−IDを生成し、ステップSP2に移る。
【0065】ステップSP2においてEPG生成部25
は、生成した所定の数(例えば1週間分のEvent−
ID)の各Event−IDに対してLocalEve
nt−IDを生成するか否かを判断する。ここで否定結
果が得られると、このことは生成した所定の数(例えば
1週間分のEvent−ID)の各Event−IDの
全てにLocalEvent−IDの付加を希望しない
というテレビジョン放送局10側の意思表示を表してお
り、このときEPG生成部25は、ステップSP4に移
る。
【0066】これに対してステップSP2において肯定
結果が得られると、このことは生成した所定の数(例え
ば1週間分のEvent−ID)の各Event−ID
の全て又はいづれかにLocalEvent−IDの付
加を希望するというテレビジョン放送局10側の意思表
示を表しており、このときEPG生成部25は、続くス
テップSP3に移る。
【0067】ステップSP3においてEPG生成部25
は、テレビジョン放送局10が所望するEvent−I
Dに所定数のLocalEvent−IDを付加し、さ
らに当該LocalEvent−IDに対して1つ又は
複数のカテゴリを付加し、ステップSP4に移る。
【0068】ステップSP4においてEPG生成部25
は、Event−ID又はLocalEvent−ID
のいづれかのカテゴリに付加情報を付加するか否かを判
断する。ここで否定結果が得られると、このことは生成
したEvent−IDに対応する付加情報又はLoca
lEvent−IDに対応する付加情報がない(テレビ
ジョン放送局10が生成したEvent−ID又はLo
calEvent−IDに対して、各情報提供広告主に
よる付加情報の提供がない)ことを表しており、このと
きEPG生成部25は、ステップSP6に移って、EP
Gデータ生成処理手順RT1を終了する。
【0069】これに対してステップSP4において肯定
結果が得られると、このことは生成したEvent−I
Dに対応する付加情報又はLocalEvent−ID
に対応する付加情報がある(テレビジョン放送局10が
生成したEvent−ID又はLocalEvent−
IDに対して、各情報提供広告主による付加情報の提供
がある)ことを表しており、このときEPG生成部25
は、続くステップSP5に移る。
【0070】ステップSP5においてEPG生成部25
は、Event−IDに対応する付加情報又はLoca
lEvent−IDに対応する付加情報を(付加情報管
理サーバ16のデータベース16Dから読み出して)付
加し、続くステップSP6に移って、EPGデータ生成
処理手順RT1を終了する。
【0071】このように、情報提供システム1におい
て、テレビジョン放送局10は、EPGデータへ付加す
るLocalEvent−ID及び付加情報の記述をX
MLにて行うようになされていることにより、図12に
示すように1つの番組(Event−ID)に対して複
数のLocalEvent−ID、さらには複数のカテ
ゴリを付加することができ、また情報識別子により、付
加した各種単位(カテゴリ)に対応する複数の付加情報
を付加することができる(すなわちいくつものLoca
lEvent−ID、カテゴリ及び付加情報を付加し得
る)。因みに図13は、図12において上述した付加情
報のファイル記述例を示したものである。
【0072】このようしてEPG生成部25によって生
成されたEPGデータD25(通信カラオケ業者17が
提供した付加情報も含まれているとする)は、テレビジ
ョン放送局10(図2)の送信装置15(図3)内マル
チプレクサ23(図3)に出力される。
【0073】この場合マルチプレクサ23(図3)は、
EPG生成部25から供給されたEPGデータD25
と、このとき音声エンコーダ21から供給される音声符
号化データと、映像エンコーダ22から供給される映像
符号化データとのそれぞれに対して時分割多重化処理を
施すことによりビットストリームを生成し、当該ビット
ストリームにスクランブルをかけ、その結果得られた多
重化データD30を変調部24に出力することになる。
従って、結果として送信装置15は、EPGデータが重
畳されてなる放送波をIRD3に配信することとなる。
【0074】この場合、IRD3(図4)のフロントエ
ンド30では、受信した放送波の中からEPGデータが
重畳されているチャンネルの放送波を抽出し、当該抽出
したチャンネルの放送波を復調することにより多重化デ
ータD30を生成し、これをデマルチプレクサ31に送
出する。
【0075】デマルチプレクサ31は、多重化データD
30を一旦バッファ(図示せず)に記憶させ、当該記憶
させた多重化データD30を、予めIRD3が所有する
デスクランブル用の鍵データを用いて送信装置(図3)
で施されたスクランブルを解除した後、これを適宜に読
み出すことにより、EPGデータD25をバスBUSを
介してフラッシュメモリ41に転送して記憶させる。
【0076】このようにしてIRD3(図4)は、フラ
ッシュメモリ41に記憶されているEPGデータを定期
的に更新し、常に最新のEPGデータをフラッシュメモ
リ41に蓄積しておくようになされている。
【0077】この状態において、ユーザは例えばテレビ
ジョン装置11のモニタ12(図2)の表示画面を介し
て所望のテレビジョン番組(音楽番組とする)を目視し
ているとき、例えば当該音楽番組で歌われている曲のC
D(Compact Disk)が欲しいと喚起させら
れる、又は当該曲のカラオケを歌いたいと喚起させられ
る等、音楽に関する詳細な情報を取得したい場合、自ら
所有するリムーバブルメディア5をIRD3に設けられ
ているスロットに装着するようになされている。
【0078】このムーバブルメディア5は、図14に示
すように、各端末装置(図1:IRD3、パーソナルコ
ンピュータ6、携帯電話7、PDA8及びナビゲーショ
ン装置9、図2:カラオケ装置18)のスロットに装着
するためのコネクタ5Aと、当該コネクタ5Aに対して
バスBUSを介して接続されたメモリ5Bとによって構
成されている。
【0079】かかるリムーバブルメディア5がIRD3
(図4)に装着されると、リムーバブルメディア5の検
出用接点がIRD3内のリムーバブルメディアインター
フェイス43の接点と接続されることにより、インター
フェイス処理部44は、リムーバブルメディア検出用の
信号レベルの変化(論理「L」レベルから論理「H」レ
ベルの変化)を検出し、これによりCPU36に対して
インタラプト信号を送出することにより割り込み処理を
行う。これによりCPU36は、リムーバブルメディア
5が装着されたことを検出する。
【0080】因みにインターフェイス処理部44は、リ
ムーバブルメディア5に対するデータの授受において、
そのインターフェイス仕様に則ったプロトコル処理を行
う処理ブロックである。これによりインターフェイス処
理部44は、リムーバブルメディア5にユーザ固有の情
報となる付加情報を書き込み得る状態となる。
【0081】またリムーバブルメディアインターフェイ
ス43は、シリアルインターフェイスで構成され、少な
くとも3本のデータ線を有する。第1のデータ線は、デ
ータ伝送時にクロック信号を伝送し、第2のデータ線
は、データ伝送時に必要なステータス信号を伝送し、第
3のデータ線は、リムーバブルメディア5に書き込み又
は読み出すデータをシリアルに伝送する。
【0082】リムーバブルメディア5がIRD3のスロ
ットに装着された(CPU36はリムーバブルメディア
5が装着されたことを検出している)状態において、ユ
ーザは、リモートコントローラ29を用いて所定の付加
情報取得操作を行うと、リモートコントローラ29は当
該操作に応じた命令信号S1を生成し、当該生成した命
令信号S1を赤外線に重畳してIRD3に送信する。
【0083】IRD3は、赤外線に重畳されて送信され
る命令信号S1を赤外線受信部28において受信する
と、当該赤外線受信部28は受信した赤外線に対して光
電変換を施すことにより、赤外線に重畳された命令信号
S1を取り出し、これをCPU36に送出する。
【0084】これにより選択手段としてのCPU36
は、このときIRD3が選択している(ユーザがモニタ
に表示している)音楽番組に対応したEvent−ID
の下位階層に存在する全ての付加情報をフラッシュメモ
リ41からRAM39上に展開すると共に、ROM38
に格納されている文字や記号等の辞書データもRAM3
9上に展開し、当該RAM39上で辞書データを基にこ
のとき読み出された全ての付加情報に対してグラフィッ
ク処理を施すことにより、付加情報選択画面データD4
5を生成し、これをグラフィックエンジン40に送出す
る。
【0085】グラフィックエンジン40は、付加情報選
択画面データD45に対してディジタルアナログ変換処
理を施し、さらにはNTSC方式の輝度信号及び色差信
号に変換して付加情報選択画像信号S46を生成し、こ
れをRGBエンコーダ35に送出する。
【0086】RGBエンコーダ35は、グラフィックエ
ンジン40から供給された付加情報選択画像信号S46
と、このとき映像デコーダ33から供給される映像信号
とを混合した混合信号S46をテレビジョン装置11
(図2)に出力し、テレビジョン装置11は当該混合信
号S46に応じた映像及び例えば図15に示すような付
加情報選択画面をモニタ12(図2)に表示し、ユーザ
に対して選択を促す。
【0087】ユーザは、このとき表示された付加情報選
択画面に対して、リモートコントローラ29を用いて、
希望する番号を入力し、所定の取得操作(通信カラオケ
事業者17が提供した付加情報を取得する操作)を行う
と、リモートコントローラ29は当該操作に応じた命令
信号S1を生成し、当該生成した命令信号S1を赤外線
に重畳してIRD3に送信する。
【0088】IRD3は、赤外線に重畳されて送信され
る命令信号S1を赤外線受信部28において受信する
と、当該赤外線受信部28は受信した赤外線に対して光
電変換を施すことにより、赤外線に重畳された命令信号
S1を取り出し、これをCPU36に送出する。
【0089】これにより選択手段としてのCPU36
は、このときRAM39上に展開されている付加情報の
うち、ユーザによって入力(選択)された番号に該当す
る各付加情報をフィルタ部42に送出する。
【0090】フィルタ部42は、予めIRD3のフラッ
シュメモリ41に登録されている登録情報に基づいて各
付加情報にフィルタをかける(書き換える又は削除す
る)ようになされている。
【0091】ここで、登録情報とは、IRD3において
ユーザが所持している各種端末装置、又は使用を希望す
る各種端末装置を識別コードとして登録させる情報であ
り、この識別コードはIRD3内のフラッシュメモリ4
1に格納される。また識別コードは、付加情報の項目で
あるTarget機器情報(図6)の識別コードと対応
する組み合わせからなり、リムーバブルメディア5が装
着されたとき、CPU36によって読み出される。
【0092】この登録情報の登録方法において、ユーザ
がIRD3を購入したとき、リモートコントローラ29
を用いて所定の初期登録操作を行うと、CPU36は、
例えば図17に示すような登録画面を表示し、ユーザに
対して登録を促す。これに対してユーザは、登録画面に
リモートコントローラ29を用いて所定の登録操作を行
って登録する。このとき登録される登録内容は、CPU
36によって登録情報の識別コードに反映される。つま
り、登録情報の識別コードは、ユーザが使用する各種端
末装置、又は使用を希望する各種端末装置の組み合わせ
を表していることになる。
【0093】因みに、IRD3は、再度登録情報を書き
換えるようにもなされている。この場合、例えばユーザ
が新たに端末装置を購入したとき、リモートコントロー
ラ29を用いて所定の再登録操作を行うと、CPU36
は再度、図17に示すような登録画面を表示し、ユーザ
に対して再度登録を促す。これに対してユーザは、登録
画面にリモートコントローラ29を用いて所定の登録操
作を行って再度登録する。このとき登録される登録内容
は、CPU36によって登録情報の識別コードに反映さ
れる。
【0094】ユーザによって入力(選択)された番号に
該当する各付加情報がRAM39から記録手段としての
フィルタ部42に送出された状態において、フィルタ部
42は、このときRAM39から供給された各付加情報
それぞれのTarget機器情報の識別コード(組み合
わせ)と、登録情報(ユーザが所持している機器として
パーソナルコンピュータ6、携帯電話7、PDA8及び
ナビゲーション装置9、またユーザが使用を希望する端
末装置としてカラオケ装置18)の識別コード(組み合
わせ)との両方の組み合わせが一致する組み合わせとな
るように当該それぞれのTarget機器情報の識別コ
ードを書き換える。
【0095】つまり、フィルタ部42は、情報提供広告
主が使用して欲しい端末装置の組み合わせを表すTar
get機器情報の識別コードと、ユーザが使用する端末
装置の組み合わせを表す登録情報の識別コードとの両方
が一致する(情報提供広告主が使用して欲しい端末装置
と、ユーザが使用する端末装置)組み合わせとなるよう
に当該Target機器情報の識別コードを書き換える
ことにより、そのとき書き換えられたTarget機器
情報の識別コードは、情報提供広告主が使用して欲しい
端末装置のうち、ユーザが使用し得る端末装置の組み合
わせからなる。
【0096】すなわち、例えば付加情報のアクセス項目
(例えば「URL」項目、「位置」項目)にアクセス情
報(例えば「http://www.!!!!.co.
jp」、「N:38°24′15″/S:138°2
3′53″」が記述されることにより、Target機
器情報の識別コードに表されている扱い得る端末機器と
してパーソナルコンピュータ及びナビゲーション装置
(つまり、情報提供広告主が使用して欲しい端末装置と
してパーソナルコンピュータ及びナビゲーション装置が
表されている)となされ、登録情報の識別コードに表さ
れている扱い得る端末機器としてパーソナルコンピュー
タのみ(つまり、ユーザが所持する端末装置がパーソナ
ルコンピュータのみ)となされている場合、フィルタ部
42は、Target機器情報の識別コードをパーソナ
ルコンピュータのみが扱い得る識別コード(つまり、情
報提供広告主が使用して欲しい端末装置のうち、ユーザ
が使用し得る端末装置の組み合わせ)に書き換える。
【0097】また、フィルタ部42は、予めIRD3内
のクロックに基づいて付加情報の有効期限に記述された
期限が越えているか否かを判断しており、IRD3内の
クロックよりも当該有効期限に記述された期限が越えて
いた場合、その付加情報に対してフィルタをかける(削
除する)ようにもなされている。
【0098】Target機器情報の識別コードが書き
換えられた状態において、フィルタ部42は、当該書き
換えた各付加情報をリムーバブルメディアインターフェ
イス43及びコネクタ5Aを介してリムーバブルメディ
ア5のメモリ5Bに記憶させる(このとき通信カラオケ
業者17が提供した付加情報も記憶させたものとす
る)。
【0099】ここで、記録手段としてのフィルタ部42
は、付加情報をリムーバブルメディア5に記憶させると
き、当該付加情報のTarget機器情報の識別コード
がカラオケ装置又はナビゲーション装置のいづれか、も
しくはカラオケ装置及びナビゲーション装置の両方が使
用し得るようになされている場合、予めフラッシュメモ
リ41に格納されている所定の編集用ファイルを読み出
し、これもリムーバブルメディアインターフェイス43
及びコネクタ5Aを介してリムーバブルメディア5のメ
モリ5Bに記憶させるようになされている。
【0100】従ってフィルタ部42は、リムーバブルメ
ディア5に記憶させる各付加情報がカラオケ装置を使用
し得るようになされているため、予めフラッシュメモリ
41に格納されている所定の編集用ファイルを読み出
し、これもリムーバブルメディアインターフェイス43
及びコネクタ5Aを介してリムーバブルメディア5のメ
モリ5Bに記憶させる。
【0101】またここで、リムーバブルメディア5が当
該IRD3のスロットに装着された状態において、IR
D3は、フラッシュメモリ41に格納されているEPG
データをLocalEvent−ID又は付加情報の項
目毎に検索し、当該検索した付加情報のうち、ユーザが
所望とする付加情報をリムーバブルメディア5のメモリ
5Bに記憶させることもできる。
【0102】すなわち、ユーザがリモートコントローラ
29から検索画面を表示させるための所定の操作を行う
と、リモートコントローラ29は当該操作に応じた命令
信号S1を生成し、当該生成した命令信号S1を赤外線
に重畳してIRD3に送信する。
【0103】IRD3は、赤外線に重畳されて送信され
る命令信号S1を赤外線受信部28において受信する
と、当該赤外線受信部28は受信した赤外線に対して光
電変換を施すことにより、赤外線に重畳された命令信号
S1を取り出し、これをCPU36に送出する。
【0104】これによりCPU36は、このときROM
38に格納されている検索プログラムに基づいてテレビ
ジョン装置11のモニタ12に図18に示すような検索
指定画面を表示し、入力を促すようになされている。
【0105】これに対して、ユーザはリモートコントロ
ーラ29を用いて、キーワードとなる情報として例えば
「旅行シーン」と入力し、所定の検索操作を行うと、リ
モートコントローラ29は当該操作に応じた命令信号S
1を生成し、当該生成した命令信号S1を赤外線に重畳
してIRD3に送信する。
【0106】IRD3は、赤外線に重畳されて送信され
る命令信号S1を赤外線受信部28において受信する
と、当該赤外線受信部28は受信した赤外線に対して光
電変換を施すことにより、赤外線に重畳された命令信号
S1を取り出し、これをCPU36に送出する。
【0107】これにより選択手段としてのCPU36
は、このときフラッシュメモリ41に格納されているE
PGデータの各種LocalEvent−IDのタイト
ル(図6のうち、「旅行シーン」の文字が入力されてい
る各付加情報をRAM39上に展開すると共に、ROM
38に格納されている文字や記号等の辞書データもRA
M39上に展開し、当該RAM39上で辞書データを基
にこのとき読み出された各付加情報に対してグラフィッ
ク処理を施すことにより、検索結果画面データD35を
生成し、これをグラフィックエンジン40に送出する。
【0108】グラフィックエンジン40は、検索結果画
面データD35に対してディジタルアナログ変換処理を
施し、さらにはNTSC方式の輝度信号及び色差信号に
変換して検索結果画像信号S36を生成し、これをRG
Bエンコーダ35に送出する。
【0109】RGBエンコーダ35は、グラフィックエ
ンジン40から供給された検索結果画像信号S36と、
このとき映像デコーダ33から供給される映像信号とを
混合してテレビジョン装置11(図2)に出力し、テレ
ビジョン装置11は映像及び当該検索結果画像信号S3
6に応じた映像及び例えば図19に示すような検索結果
画面をモニタ12に表示する。
【0110】このようにしてIRD3は、テレビジョン
装置11に対して「旅行シーン」がピックアップされた
検索結果画面を表示させ、ユーザに対してリムーバブル
メディア5のメモリ5Bに記憶させるための選択を促
す。
【0111】ユーザは、このとき表示された検索結果画
面に対して、リモートコントローラ29を用いて、希望
する番号を入力し、所定の付加情報取得操作を行うと、
リモートコントローラ29は当該操作に応じた命令信号
S1を生成し、当該生成した命令信号S1を赤外線に重
畳してIRD3に送信する。
【0112】IRD3は、赤外線に重畳されて送信され
る命令信号S1を赤外線受信部28において受信する
と、当該赤外線受信部28は受信した赤外線に対して光
電変換を施すことにより、赤外線に重畳された命令信号
S1を取り出し、これをCPU36に送出する。
【0113】これにより選択手段としてのCPU36
は、このときRAM39上に展開されている付加情報の
うち、ユーザによって入力(選択)された番号に該当す
る各付加情報をフィルタ部42に送出する。
【0114】フィルタ部42は、このときRAM39か
ら供給された各付加情報それぞれのTarget機器情
報の識別コードと、登録情報の識別コードとを比較し、
両方の識別コードが合致する識別コードに当該それぞれ
のTarget機器情報の識別コードを書き換え、当該
書き換えた各付加情報をリムーバブルメディアインター
フェイス43及びコネクタ5Aを介してリムーバブルメ
ディア5のメモリ5Bに記憶させる(このときTarg
et機器情報の識別コードがナビゲーション装置を使用
し得るようになされているものとする)。
【0115】また、フィルタ部42は、各付加情報をリ
ムーバブルメディア5に記憶させるとき、当該付加情報
のTarget機器情報の識別コードがナビゲーション
装置を使用し得るようになされているため、予めフラッ
シュメモリ41に格納されている所定の編集用ファイル
を読み出し、これもリムーバブルメディアインターフェ
イス43及びコネクタ5Aを介してリムーバブルメディ
ア5のメモリ5Bに記憶させる。
【0116】一方、ユーザがリモートコントローラ29
を用いてキーワードとなる情報として例えば付加情報の
項目である「音楽」と入力し、所定の検索操作を行う
と、選択手段としてのCPU36は、フラッシュメモリ
41に格納されているEPGデータの各種付加情報のう
ち、音楽の項目を有する付加情報のみRAM39上に展
開し、「音楽シーン」を検索したときと同様にして、検
索結果画面(図19)をモニタ12(図2)に表示し、
ユーザに対してリムーバブルメディア5のメモリ5Bに
記憶させるための選択を促す。さらにフィルタ部42
は、このときユーザが選択した項目の付加情報のうちT
arget機器情報の識別コードを書き換え、当該書き
換えた各付加情報をリムーバブルメディアインターフェ
イス43及びコネクタ5Aを介してリムーバブルメディ
ア5のメモリ5Bに記憶させる。
【0117】またフィルタ部42は、付加情報をリムー
バブルメディア5に記憶させるとき、当該付加情報のT
arget機器情報の識別コードがカラオケ装置又はナ
ビゲーション装置のいづれか、もしくはカラオケ装置及
びナビゲーション装置の両方が使用し得るようになされ
ている場合、予めフラッシュメモリ41に格納されてい
る所定の編集用ファイルを読み出し、これもリムーバブ
ルメディアインターフェイス43及びコネクタ5Aを介
してリムーバブルメディア5のメモリ5Bに記憶させ
る。
【0118】すなわち、リムーバブルメディア5がIR
D3のスロットに装着されている状態においてユーザが
リモートコントローラ29を用いて所定の付加情報取得
操作を行うと、図16に示すようにIRD3のCPU3
6は、付加情報記録処理手順RT2に入り、ステップS
P11に移って、リモートコントローラ29のキー操作
に該当する全ての付加情報をメモリ(フラッシュメモリ
41)から抽出し、ステップSP12に移る。
【0119】ステップSP12においてCPU36は、
抽出した各付加情報の有効期限が過ぎているか否かを判
断する。ここで否定結果が得られると、このことは抽出
した全ての付加情報の有効期限が過ぎていないことを表
しており、このときCPU36は、ステップSP14に
移る。
【0120】これに対してステップSP12において肯
定結果が得られると、このことは抽出した各付加情報の
全て又はいづれかの有効期限が過ぎていることを表して
おり、このときCPU36は、続くステップSP13に
移る。
【0121】ステップSP13においてCPU36は、
各付加情報のうち、有効期限が過ぎている付加情報を削
除し、ステップSP14に移る。
【0122】ステップSP14においてCPU36は、
付加情報のTarget機器情報の識別コードがカラオ
ケ装置又はナビゲーション装置のいづれか、もしくはカ
ラオケ装置及びナビゲーション装置の両方が使用し得る
ようになされているか否かを判断する。ここで否定結果
が得られると、このことは抽出した全ての付加情報のT
arget機器情報の識別コードがカラオケ装置又はナ
ビゲーション装置のいづれか、もしくはカラオケ装置及
びナビゲーション装置の両方が使用し得るようになされ
ていないことを表しており、このときCPU36は、ス
テップSP16に移る。
【0123】これに対してステップSP14において肯
定結果が得られると、このことは抽出した各付加情報の
Target機器情報の識別コードの全て又はいづれか
がカラオケ装置又はナビゲーション装置のいづれか、も
しくはカラオケ装置及びナビゲーション装置の両方が使
用し得るようになされていることを表しており、このと
きCPU36は、ステップSP15に移る。
【0124】ステップSP15においてCPU36は、
所定の編集用ファイルをリムーバブルメディアに記憶さ
せ、続くステップSP16に移る。
【0125】ステップ16においてCPU36は、抽出
した付加情報をリムーバブルメディアに記憶させ、続く
ステップSP17に移って、付加情報記録処理手順RT
2を終了する。
【0126】このようにIRD3は、LocalEve
nt−ID及び情報識別子がEPGデータにXMLにて
記述されていることにより、種々の検索をすることがで
き、従ってユーザは情報量の多いEPGデータの中から
所望の付加情報を簡単にリムーバブルメディア5に記録
させることができる。
【0127】かかるリムーバブルメディア5のメモリ5
Bに各付加情報が記録なされた後(通信カラオケ業者1
7が提供した付加情報も記録されたものとする)、ユー
ザは固有に所有するリムーバブルメディア5をパーソナ
ルコンピュータ6、携帯電話7、PDA8、ナビゲーシ
ョン装置9及びカラオケ装置18)のいづれかに装着す
ることにより、当該リムーバブルメディア5が装着され
た端末装置は、リムーバブルメディア5に記録されてい
る付加情報を読み出し、当該読み出した付加情報に基づ
いてそのとき装着された端末機器に特化(携帯電話であ
る場合には電話をかける、またナビゲーション装置であ
る場合には位置を当該ナビゲーション装置の表示部に表
示する等)した処理を行うようになされている。
【0128】すなわち、第1の端末装置として、パーソ
ナルコンピュータ6は、所定の接続処理を行ってインタ
ーネット(図示せず)にアクセスし得るようになされて
いる。このパーソナルコンピュータ6は、図20に示す
ように、CPU6A、RAM(Random Acce
ss Memory)6B、ROM(Read Onl
y Memory)6C、外部記憶手段であるリムーバ
ブルメディア5との間でデータを授受するリムーバブル
メディアインターフェイス(INF)6D、インターフ
ェイス処理部6J、通信網(図示せず)との間でデータ
を授受する通信インターフェイス6E、液晶表示パネル
等の表示部6Gに対して表示しようとするデータに応じ
た文字や図形を記憶したVRAM(Video RA
M)6F、及びキーボードやマウス等の入力部6Hをユ
ーザが操作することにより入力される信号をCPU6A
に伝える入力インターフェイス(INF)61がそれぞ
れデータバスBUSに接続されている。
【0129】CPU6AはROM6Cに格納されている
処理プログラムに従って種々の処理を実行するようにな
されており、当該処理に応じて各回路部を制御する。C
PU6Aはその各種処理内容を表示部6Gに表示する。
【0130】ここで、ユーザが音楽に関する情報を調べ
ることを希望してリムーバブルメディア5をリムーバブ
ルメディア用スロットを有するリムーバブルメディアイ
ンターフェイス6Dに装着すると、リムーバブルメディ
ア5の検出用接点がリムーバブルメディアインターフェ
イス6Dの接点と接続することにより、インターフェイ
ス処理部6Jはリムーバブルメディア検出用の信号レベ
ルの変化(論理「L」レベルから論理「H」レベルへの
変化)を検出し、CPU6Aに対してインタラプト信号
を送出することにり割り込み処理を行う。
【0131】これによりCPU6Aはリムーバブルメデ
ィア5が接続されたことを検出する。因みにインターフ
ェイス処理部6Jはリムーバブルメディア5に対するデ
ータの授受においてそのインターフェイス仕様に則った
プロトコル処理を行う処理ブロックである。これにより
インターフェイス処理部6Jは、リムーバブルメディア
5に対してデータの書き込み又は読み出しを行い得る状
態となる。
【0132】因みに、リムーバブルメディアインターフ
ェイス6Dは、シリアルインターフェイスで構成され、
少なくとも3本のデータ線を有する。第1のデータ線は
データ伝送時にクロック信号を伝送し、第2のデータ線
はデータ伝送時に必要なステータス信号を伝送し、第3
のデータ線はリムーバブルメディア5に書き込み又は読
み出すデータをシリアルに伝送する。
【0133】インターフェイス処理部6Jがリムーバブ
ルメディア5に対してデータの書き込み又は読み出しを
行い得る状態において、CPU6はリムーバブルメディ
ア5のメモリ5Bに記録されている付加情報のTarg
et機器情報に基づいて、当該パーソナルコンピュータ
6が使用し得る各付加情報のアクセス項目(例えば「U
RL」)及び当該各付加情報に対応するLocalEv
ent−IDのタイトル(すなわち番組シーンのタイト
ル名)のみをそれぞれ読み出し、これらをVRAM6F
を介して表示部6Gに一覧表示し、選択を促す。
【0134】この一覧表示に対して、ユーザが所望のU
RLを入力部6Hを介して選択すると、その旨を入力イ
ンターフェイス(INF)61がCPU6Aに伝える。
【0135】これによりCPU6Aは、ユーザが入力部
を介して選択したURLをリムーバブルメディア5のメ
モリ5Bから読み出し、これをRAM6B上に展開する
ことにより、インターフェイス処理部6J及び通信イン
ターフェイス6Eを介して当該URLを提供した情報提
供広告主が作成したホームページにアクセスする。
【0136】これによりホームページは、パーソナルコ
ンピュータ6の表示部6Gに表示され、これによりユー
ザは、所望の情報提供広告主に関する詳細情報を得るこ
とができる。
【0137】この状態のとき、ユーザがホームページに
掲載されている物品等に喚起して購入を希望する場合、
パーソナルコンピュータ6は、当該ホームページを提供
する情報提供広告主のコンピュータ(図示せず)と所定
の課金処理を行うことにより、当該物品等を購入するこ
とができる。
【0138】このように、IRD3は、登録情報の識別
コードとTarget情報の識別コードに基づいてフィ
ルタをかける(書き換える)ようになされていることに
より、パーソナルコンピュータ6は、Target情報
の識別コードに基づいて扱い得る付加情報の各項目(U
RL)と、当該各付加情報に対応するLocalEve
nt−IDのタイトル(すなわち番組シーンのタイトル
名)のみを読み出すことができ、これによりパーソナル
コンピュータ6は当該読み出した付加情報の各項目(U
RL)と、当該各付加情報に対応するLocalEve
nt−IDのタイトルとの一覧を表示部6Gに表示す
る。
【0139】かくして、ユーザはリムーバブルメディア
5をパーソナルコンピュータ6に装着するだけで、当該
パーソナルコンピュータ6にて扱い得る情報のみが選択
肢として選択し易く表示部6Gに表示されるため、選択
肢から所望のURLを選択するだけで、当該URLを提
供した情報提供広告主に関する詳細情報を得ることがで
きる。またユーザは、URLを提供した情報提供広告主
に関する詳細情報(ホームページ)に基づいて所定の課
金操作を行うことにより、予約や商品購入等も行うこと
ができる。
【0140】また、ユーザは、リムーバブルメディア5
に記憶させた付加情報の位置情報に対してナビゲーショ
ン装置9が読み出す順番、又は付加情報の曲番号情報に
対してカラオケ装置18が読み出す順番をそれぞれ変更
することができる。
【0141】この場合、ユーザが入力部6Hを介して編
集用ファイルを読み出す所定の操作を行うと、CPU6
Aは、インターフェイス処理部6J及びリムーバブルメ
ディア5のコネクタ5Aを介してメモリ5Bに記録され
ている所定の編集用ファイル、付加情報を読み出し、こ
れらをRAM6B上に展開することにより、図21に示
すような編集画面を表示部6Gに表示し、編集を促す。
【0142】ここで、ユーザが例えば編集画面に対して
1番と3番との曲順(又は位置順)を変更させる所定の
編集操作を行うと、CPU6Aは、それぞれの付加情報
(LocalEvent−ID)の格納されているアド
レスに対応して取り決められている順番を当該編集操作
に応じて変更し、当該変更内容をリムーバブルメディア
5のメモリ5Bに書き込む。
【0143】このように、IRD3は、付加情報をリム
ーバブルメディア5に記憶させるとき、当該付加情報の
Target機器情報の識別コードがカラオケ装置又は
ナビゲーション装置のいづれか、もしくはカラオケ装置
及びナビゲーション装置の両方が使用し得るようになさ
れている場合、予めフラッシュメモリ41に格納されて
いる所定の編集用ファイルを読み出し、これもリムーバ
ブルメディアインターフェイス43及びコネクタ5Aを
介してリムーバブルメディア5のメモリ5Bに記憶させ
るようになされていることにより、パーソナルコンピュ
ータ6は、当該編集用ファイルと付加情報とをRAM6
B上に展開し、付加情報に対して編集操作を行うことが
できる。
【0144】かくしてユーザは、所望とする付加情報を
リムーバブルメディア5に記録させた後、さらに付加情
報に対して編集することができ、一段と意図に応じたリ
ムーバブルメディア5にすることができる。
【0145】また第2の端末装置として、携帯電話7
は、図22に示すように、CPU7A、メモリ7B、リ
ムーバブルメディアインターフェイス(INF)7C、
インターフェイス処理部7N、電話回線(図示せず)と
の間で信号の送受信を行う送受信回路(RF)7E、送
受信回路部7Eにおいて受信したRF(Radio F
requency)信号をベースバンド信号に変換する
と共に送信しようとするベースバンド信号をRF信号に
変換するベースバンド処理部7D、マイクロホン7G及
びスピーカ7HとのインターフェイスであるMMI(M
an Machine Interface)部7F、
液晶表示パネル等の表示部7Iに対して表示しようとす
るデータに応じた文字や図形を記憶したVRAM7K、
及び入力部7JがデータバスBUSに接続された構成を
有する。
【0146】CPU7Aはメモリ7Bに格納されている
処理プログラムに従って種々の処理を実行するようにな
されており、当該処理に応じて各回路部を制御する。C
PU7Aの各種処理内容は必要に応じて液晶パネルで等
で構成された表示部7Iに表示される。
【0147】入力部7Jは、ユーザ所望の通話先の電話
番号が入力されると、当該電話番号を表すデータをCP
U7Aに供給する。これによりCPU7Aはユーザが入
力した電話番号で表される通話先に対して、送受信回路
部7Eを介して接続要求を送信する。このとき電話回線
(図示せず)は通話先の応答に応じて回線を接続する。
回線が接続されると、送受信回路部7Eは、アンテナ
(図示せず)を介して受信した通話先からのRF信号を
ベースバンド信号に変換する。ベースバンド処理部7D
は当該変換されてなるベースバンド信号S7FをMMI
部7Fに供給することにより、受信された通話先からの
音声信号をスピーカ7Hから音声として出力する。
【0148】また、ユーザがマイクロホン7Gを介して
音声を入力すると、MMI部7Fはマイクロホン7Gか
ら供給される入力音声信号をベースバンド処理部7Dに
供給し、ここでベースバンド信号をRF信号に変換す
る。そして、ベースバンド処理部7Dは当該変換されて
なるRF信号を送受信回路部7Eを介して電話回線(図
示せず)に送出することにより、当該RF信号を回線接
続された通話先に送信する。かくして携帯電話7を使用
するユーザは、通話先との間で会話や種々の情報の授受
を行うことができる。
【0149】ここで、ユーザが携帯電話7を使用する際
に、自ら固有に所有するリムーバブルメディア5を携帯
電話7のリムーバブルメディア用スロットを有するリム
ーバブルメディアインターフェイス7Cに接続すると、
リムーバブルメディア5の検出用接点がリムーバブルメ
ディアインターフェイス7Cの接点と接続されることに
より、インターフェイス処理部7Nはリムーバブルメデ
ィア検出用の信号レベルの変化(論理「L」レベルから
論理「H」レベルへの変化)を検出し、これによりCP
U7A対してインタラプト信号を送出することにより割
り込み処理を行う。
【0150】これによりCPU7Aはメモタカード12
が接続されたことを検出する。因にインターフェイス処
理部7Nはリムーバブルメディア5に対するデータの授
受においてそのインターフェイス仕様に則ったプロトコ
ル処理を行う処理ブロックである。これによりインター
フェイス処理部7Nは、リムーバブルメディア5に記録
されている付加情報を読み出し得る状態となる。
【0151】インターフェイス処理部7Nがリムーバブ
ルメディア5に対してデータの書き込み又は読み出しを
行い得る状態において、CPU7Aはリムーバブルメデ
ィア5のメモリ5Bに記録されている付加情報のTar
get機器情報に基づいて、当該携帯電話7が使用し得
る各付加情報のアクセス項目(「TEL」)及び当該各
付加情報に対応するLocalEvent−IDのタイ
トル(すなわち番組シーンのタイトル名)のみをそれぞ
れ読み出し、これらをVRAM7Kを介して表示部7I
に一覧表示し、選択を促す。
【0152】この一覧表示に対して、ユーザが所望の電
話番号を入力部7Jを介して選択すると、その旨をバス
BUSを介してCPU6Aに伝える。
【0153】これにより、CPU7Aはユーザが入力し
た電話番号で表される通話先に対して、送受信回路部7
Eを介して接続要求を送信する。このとき電話回線(図
示せず)は通話先の応答に応じて回線を接続する。これ
により、ユーザは付加情報を提供した情報提供広告主
と、服に関する詳細な情報を聞くことができると共に、
購入等も直接行うことができる。
【0154】このように、IRD3は、登録情報の識別
コードとTarget情報の識別コードに基づいてフィ
ルタをかける(書き換える)ようになされていることに
より、携帯電話7は、扱い得る付加情報の各項目(TE
L)及び当該各付加情報に対応するLocalEven
t−IDのタイトルのみを読み出すことができ、これに
より携帯電話7は当該読み出した付加情報の各項目(T
EL)及び当該各付加情報に対応するLocalEve
nt−IDのタイトルの一覧を表示部6Gに表示する。
【0155】かくして、ユーザはリムーバブルメディア
5を携帯電話7に装着するだけで、当該携帯電話7にて
扱い得る情報のみが選択肢として選択し易く表示部6G
に表示されるため、選択肢から所望の電話番号を選択す
るだけで、当該電話番号を提供した情報提供広告主に直
接詳細情報を聞くことができる。
【0156】また第3の端末装置として、PDA8は、
所定の接続処理を行ってインターネット(図示せず)に
アクセスし得るようになされている。このPDA8は、
図23に示すように、CPU8A、RAM(Rando
m Access Memory)8B、ROM(Re
ad Only Memory)8C、外部記憶手段で
あるリムーバブルメディア5との間でデータを授受する
リムーバブルメディアインターフェイス(INF)8
D、インターフェイス処理部8J、通信網(図示せず)
との間でデータを授受する通信インターフェイス8E、
液晶表示パネル等の表示部8Gに対して表示しようとす
るデータに応じた文字や図形を記憶したVRAM(Vi
deo RAM)8F、及びキーボードやマウス等の入
力部8Hをユーザが操作することにより入力される信号
をCPU8Aに伝える入力インターフェイス(INF)
81がそれぞれデータバスBUSに接続されている。
【0157】CPU8AはROM8Cに格納されている
処理プログラムに従って種々の処理を実行するようにな
されており、当該処理に応じて各回路部を制御する。C
PU8Aはその各種処理内容を表示部8Gに表示する。
【0158】ここで、ユーザがリムーバブルメディア5
をリムーバブルメディア用スロットを有するリムーバブ
ルメディアインターフェイス8Dに挿入すると、リムー
バブルメディア5の検出用接点がリムーバブルメディア
インターフェイス8Dの接点と接続することにより、イ
ンターフェイス処理部8Jはリムーバブルメディア検出
用の信号レベルの変化(論理「L」レベルから論理
「H」レベルへの変化)を検出し、CPU8Aに対して
インタラプト信号を送出することにり割り込み処理を行
う。
【0159】これによりCPU8Aはリムーバブルメデ
ィア5が接続されたことを検出する。因みにインターフ
ェイス処理部8Jはリムーバブルメディア5に対するデ
ータの授受においてそのインターフェイス仕様に則った
プロトコル処理を行う処理ブロックである。これにより
インターフェイス処理部8Jは、リムーバブルメディア
5に対してデータの書き込み又は読み出しを行い得る状
態となる。
【0160】この場合、パーソナルコンピュータ6と同
様に、PDA8は使用し得る各付加情報のアクセス項目
(例えば「URL」)及び当該各付加情報に対応するL
ocalEvent−IDのタイトル(すなわち番組シ
ーンのタイトル名)のみをそれぞれ読み出し、これらを
VRA(Video RAM)6Fを介して表示部6G
に一覧表示する。かくして、ユーザはリムーバブルメデ
ィア5をPDA8に装着するだけで、当該PDA8にて
扱い得る情報(URL)のみが選択肢として選択し易く
表示部8Gに表示されるため、選択肢から所望のURL
を選択するだけで、当該URLを提供した情報提供広告
主に関する詳細情報を得ることができる。
【0161】またPDA8は、当該PDAの1つの特徴
として携帯型の情報端末装置である。これによりユーザ
は、PDA8をパーソナルコンピュータ6と比べると、
手軽に運搬し得る。これによりユーザは、希望する時
間、又は希望する場所でリムーバブルメディア5に記録
した例えば音楽に関する情報を調べることができる。
【0162】さらにPDA8は、パーソナルコンピュー
タ6と同様にして、リムーバブルメディア5に記憶させ
た付加情報の位置情報に対してナビゲーション装置9が
読み出す順番、又は付加情報の曲番号情報に対してカラ
オケ装置18が読み出す順番をそれぞれ変更し得るよう
になされている。
【0163】かくしてユーザは、所望とする付加情報を
リムーバブルメディア5に記録させた後、さらに希望す
る時間、又は希望する場所で当該記録した付加情報に対
して編集操作を行うことができると共に、一段と意図に
応じたリムーバブルメディア5にすることができる。
【0164】また、第4の端末装置として、カラオケ装
置18は、所定の接続処理を行ってカラオケ配信装置に
アクセスし得るようになされている。このカラオケ装置
18は、図24に示すように、CPU18A、RAM
(Random AccessMemory)18B、
ROM(Read Only Memory)18C、
外部記憶手段であるリムーバブルメディア5との間でデ
ータを授受するリムーバブルメディアインターフェイス
(INF)18D、インターフェイス処理部18J、カ
ラオケ配信装置(図示せず)との間でデータを授受する
通信インターフェイス(INF)18E、入力部18
H、マイクロホン18Fから入力される音声信号S18
Fを出力処理部18に出力する音声入力部18K、スピ
ーカ18Gに音楽信号及び音声信号を出力する出力処理
部18IがそれぞれデータバスBUSに接続されてい
る。
【0165】CPU18AはROM18Cに格納されて
いる処理プログラムに従って種々の処理を実行するよう
になされており、当該処理に応じて各回路部を制御す
る。CPU18Aはその各種処理内容を表示部18Gに
表示する。
【0166】入力部18Hは、ユーザによって多数のカ
ラオケから特定のカラオケを選択するための番号(以
下、これをカラオケ番号と呼ぶ)が入力されると、当該
カラオケ番号によって表されるデータをCPU7Aに供
給する。
【0167】これによりCPU7Aは、ユーザが入力し
たカラオケ番号に対応する音楽データ(カラオケ)を通
信インターフェイス18Eを介してカラオケ配信装置
(図示せず)から取得し、これを出力処理部18Iに送
出する。出力処理部18Iは、音楽データD18Fに対
してディジタルアナログ変換処理等、各種処理を施して
得られた音楽信号をスピーカ18Gに出力し、スピーカ
18Gは音楽信号をカラオケとして出力する。
【0168】ここで、ユーザがマイクロホン18Fを介
して音声を入力すると、音声入力部18Kは、マイクロ
ホン18Fから入力される音声信号S18Fを出力処理
部18Iに供給する。
【0169】この場合、出力処理部18Iは、音声入力
部18Kから供給される音声信号S18Fと、このとき
得られた音楽信号とをミキシング処理を施し、これをス
ピーカ18Gに出力し、スピーカ18Gは音楽信号をカ
ラオケとして出力すると共に、音声信号を音声として出
力する。
【0170】かくしてカラオケ装置18を使用するユー
ザは、カラオケに対して歌うことにより、あたかもアー
チィストに成り代わった感覚を体験することができる。
【0171】ここで、ユーザがリムーバブルメディア5
をリムーバブルメディア用スロットを有するリムーバブ
ルメディアインターフェイス18Dに挿入すると、リム
ーバブルメディア5の検出用接点がリムーバブルメディ
アインターフェイス18Dの接点と接続することによ
り、インターフェイス処理部18Jはリムーバブルメデ
ィア検出用の信号レベルの変化(論理「L」レベルから
論理「H」レベルへの変化)を検出し、CPU18Aに
対してインタラプト信号を送出することにり割り込み処
理を行う。
【0172】これによりCPU18Aはリムーバブルメ
ディア5が接続されたことを検出する。因みにインター
フェイス処理部18Jはリムーバブルメディア5に対す
るデータの授受においてそのインターフェイス仕様に則
ったプロトコル処理を行う処理ブロックである。これに
よりインターフェイス処理部18Jは、リムーバブルメ
ディア5に対してデータの読み出しを行い得る状態とな
る。
【0173】因みに、リムーバブルメディアインターフ
ェイス18Dは、シリアルインターフェイスで構成さ
れ、少なくとも3本のデータ線を有する。第1のデータ
線はデータ伝送時にクロック信号を伝送し、第2のデー
タ線はデータ伝送時に必要なステータス信号を伝送し、
第3のデータ線はリムーバブルメディア5に書き込み又
は読み出すデータをシリアルに伝送する。
【0174】インターフェイス処理部18Jがリムーバ
ブルメディア5に対してデータの読み出しを行い得る状
態において、CPU18Aはインターフェイス処理部1
8J及びリムーバブルメディア5のコネクタ5Aを介し
てメモリ5Bに記録されている付加情報及び編集用ファ
イルを読み出し、これらをRAM18B上に展開する。
【0175】これによりCPU18Aは、編集用ファイ
ルにて変更された1番目のカラオケ番号に対応する音楽
データ(カラオケ)を通信インターフェイス18Eを介
してカラオケ配信装置(図示せず)から取得し、これを
出力処理部18Iに送出する。出力処理部18Iは、音
楽データD18Fに対してディジタルアナログ変換処理
等、各種処理を施して得られた音楽信号をスピーカ18
Gに出力し、スピーカ18Gは音楽信号をカラオケとし
て出力する。
【0176】ここで、ユーザがマイクロホン18Fを介
して音声を入力すると、音声入力部18Kは、マイクロ
ホン18Fから入力される音声信号S18Fを出力処理
部18Iに供給する。
【0177】この場合、出力処理部18Iは、音声入力
部18Kから供給される音声信号S18Fと、このとき
得られた音楽信号とをミキシング処理を施し、これをス
ピーカ18Gに出力し、スピーカ18Gは音楽信号をカ
ラオケとして出力すると共に、音声信号を音声として出
力する。
【0178】さらに、CPU18Aは、常時監視してい
る出力処理部18Iにおいて音楽信号をスピーカ18G
に出力する出力処理が終了したことを検知すると、カラ
オケ番号の順番が変更された2番目のカラオケ番号に対
応する音楽データを通信インターフェイス18Eを介し
てカラオケ配信装置(図示せず)から取得する。
【0179】このように、CPU18Aは、リムーバブ
ルメディア5が装着されると、当該リムーバブルメディ
ア5から付加情報及び編集用ファイルを読み出し、これ
らをRAM18B上に展開することにより、編集用ファ
イルにて変更された順番でカラオケ番号に対応する音楽
データを順次出力処理部18Iに送出する。
【0180】これによりユーザは、リムーバブルメディ
ア5が装着するだけで、所望のカラオケ、さらには所望
の順番で当該カラオケに対して歌うことができ、煩雑な
操作を回避することができる。
【0181】また第5の端末装置として、ナビゲーショ
ン装置9は、図25に示すように、CPU9A、RAM
(Random Access Memory)9B、
ROM(Read Only Memory)9C、外
部記憶手段であるリムーバブルメディア5との間でデー
タを授受するリムーバブルメディアインターフェイス
(INF)9D、インターフェイス処理部9J、ナビゲ
ーション装置9が搭載された自動車の位置等の演算に必
要な各種情報を生成する測位情報検出部9Eと授受を行
うインターフェイス9F、液晶表示パネル等の表示部9
Hに対して表示しようとするデータを生成するようにな
されたグラフィックコントローラ9G、及びキーボード
やマウス等の入力部9I、測位情報検出部9Eからの所
定のデータに基づいてデータ再生部9Kを制御して音声
信号S9Mを生成する音声制御部9Mがそれぞれデータ
バスBUSに接続されている。
【0182】CPU9AはROM9Cに格納されている
処理プログラムに従って種々の処理を実行するようにな
されており、当該処理に応じて各回路部を制御する。C
PU9Aはその各種処理内容をVRAM9Gを介して表
示部9Hに表示すると共に、必要に応じて音声制御部9
Mにおいて生成される音声信号S9Mによってスピーカ
(図示せず)から音声を出力する。
【0183】ユーザが入力部9Iを介して電源を投入す
る所定の操作を行うと、測位情報検出部9Eは、進行方
位検出部9Nにおいて地磁気を検出して得られた方位情
報信号S9N、角速度検出部9Pにおいて自動車の角速
度を検出して得られた角速度情報信号S9P、走行距離
検出部9Qにおいて自動車の走行距離を検出して得られ
た走行距離情報信号S9Q、GPS受信部9Rにおいて
複数のGPS衛星(図示せず)から得られる電波をアン
テナ9Uを介して受信し、当該受信して得られた測位情
報信号S9R、及び車速度検出器9Tにおいて自動車の
速度を検出して得られた速度情報信号S9T、交通情報
受信部9Vにおいて道路交通通信局(図示せず)から得
られる電波を常時アンテナ9Lを介して受信し、渋滞等
の交通情報でなる交通情報信号S9Vをそれぞれインタ
ーフエイス9Fに送出する。
【0184】インターフエイス9Fは、入力された各信
号(方位情報信号S9N、角速度情報信号S9P、走行
距離情報信号S9Q、測位情報信号S9R、速度情報信
号S9T及び交通情報信号S9V)をそれぞれディジタ
ル変換処理を施すことにより、方位情報データD9N、
角速度情報データD9P、走行距離情報データD9Q、
測位情報データD9R、速度情報データD9T及び交通
情報データD9Vをそれぞれ生成し、これらをバスBU
Sを介してCPU9Aに送出する。
【0185】CPU9Aは、ROM9Cに予め記憶保持
された所定のプログラムを読み出し、当該読み出したプ
ログラムに基づいて方位情報データD9N、角速度情報
データD9P、走行距離情報データD9Q、測位情報デ
ータD9R及び速度情報データD9Tに対して所定の演
算処理を実行し、この結果現時点の自動車の位置(緯
度、経度等)、出発地(又はナビゲーシヨン装置9の起
動)から現時点までの自動車の移動量、自動車の速度及
び自動車の進行方位等を算出し得るようになされてお
り、これらを自動車測位データD9Zとしてグラフィッ
クコントローラ9Gに送出する。
【0186】ここでデータ再生部9Kは、例えばデイジ
タルデータの形式で地図情報が記録されたCD−ROM
が予め装填されており、CPU9Aの制御のもとにCD
−ROMを再生して、上述した演算により算出された自
動車の位置を含む所定範囲の地図情報を地図情報データ
D9Yとしてグラフイツクコントローラ9Gに送出す
る。
【0187】グラフイツクコントローラ9Gは、表示部
9Hの画面に道路や交差点等からなる地図を表示し得る
ように地図情報データD9Yからフレーム単位の映像デ
ータを生成すると共に、自動車測位データD9Zに基づ
いて自動車の位置及び進行方位を表す自動車位置データ
を生成し、これらを合成して得られた表示データD9X
を表示部9Hに送出する。
【0188】これにより表示部9Hは、画面に地図を表
示すると共に、当該地図に自動車の位置及び進行方位を
表すマークを重ねて表示する。かくしてカーナビゲーシ
ヨン装置9を目視するユーザは、現時点の自動車の位置
及び当該自動車の進行方位を視覚的に認識することがで
きる。
【0189】また、ユーザが入力部91を介して所定の
目的地までの経路を探索するための所定の操作をする
と、CPU9AはROM9Cから経路探索プログラムを
読み出し、当該プログラムをRAM9B上に展開するこ
とにより、経路探索モードとなる。
【0190】この状態において、CPU9Aはデータ再
生部9Kを制御してCD−ROMを再生させ、当該CD
−ROMから現時点の自動車の位置から目的地までを含
む地図情報及び対応する道路情報を地図データD9Wか
ら選択し、当該選択した地図情報及び対応する道路情報
のうち、インターフェイス9Fから供給される交通情報
データに基づいて、最短時間となる地図情報及び対応す
る道路情報を経路探索プログラムにより検索する。
【0191】そしてCPU9Aは、検索した地図情報及
び対応する道路情報と、自動車測位データD9Zに基づ
いて自動車の位置及び進行方位を表す自動車位置データ
とをグラフィックコントローラに送出し、グラフィック
コントローラは地図情報及び対応する道路情報と、自動
車位置データとを合成して表示部9Hに送出する。かく
してカーナビゲーシヨン装置9を目視するユーザは、所
定の目的地までの経路を探索することができる。
【0192】さらに音声制御回路9Mは、方位変更デー
タ(自動車が進行方位を変更する必要性をCPU9Aが
判断したときに生成される)に基づいてデータ再生部9
Mを制御してCD−ROMを再生させ、当該CD−RO
Mに予め記録された各種音声情報のうち、方位変更デー
タに応じた音声情報を読み出す。これにより音声制御回
路25は、右折や左折等の告知音を表す音声信号S10
を生成し、これをスピーカ27に送出する。スピーカ2
7は、音声信号S10に応じた告知音を出力する。かく
して自動車を運転するユーザは、目的地までの経路に沿
つて自動車が走行している間に当該自動車が進行方位を
変更する必要があるとき、これに先立つて告知音が出力
されることにより、自動車の進行方位の変更を聴覚的に
認識することができる。
【0193】ここでユーザがリムーバブルメディア5を
リムーバブルメディア用スロットを有するリムーバブル
メディアインターフェイス9Dに挿入すると、リムーバ
ブルメディア5の検出用接点がリムーバブルメディアイ
ンターフェイス9Dの接点と接続することにより、イン
ターフェイス処理部9Jはリムーバブルメディア検出用
の信号レベルの変化(論理「L」レベルから論理「H」
レベルへの変化)を検出し、CPU9Aに対してインタ
ラプト信号を送出することにり割り込み処理を行う。
【0194】これによりCPU9Aはリムーバブルメデ
ィア5が接続されたことを検出する。因みにインターフ
ェイス処理部9Jはリムーバブルメディア5に対するデ
ータの授受においてそのインターフェイス仕様に則った
プロトコル処理を行う処理ブロックである。これにより
インターフェイス処理部9Jは、リムーバブルメディア
5に対してデータの読み出しを行い得る状態となる。
【0195】因みに、リムーバブルメディアインターフ
ェイス9Dは、シリアルインターフェイスで構成され、
少なくとも3本のデータ線を有する。第1のデータ線は
データ伝送時にクロック信号を伝送し、第2のデータ線
はデータ伝送時に必要なステータス信号を伝送し、第3
のデータ線はリムーバブルメディア5に書き込み又は読
み出すデータをシリアルに伝送する。
【0196】インターフェイス処理部9Jがリムーバブ
ルメディア5に対してデータの読み出しを行い得る状態
において、CPU9Aはリムーバブルメディア5のメモ
リ5Bに記録されている付加情報及び編集用ファイルを
読み出し、これらをRAM9B上に展開する。
【0197】これによりCPU9Aは、ROM9Cから
経路探索プログラムを読み出すと共に、リムーバブルメ
ディア5のメモリ5Bからユーザによって選択された位
置情報(緯度及び経度)を読み出し、当該プログラム及
び位置情報(緯度及び経度)をRAM9B上に展開する
ことにより、経路探索モードとなる。
【0198】この状態において、CPU9Aはデータ再
生部9Kを制御してCD−ROMを再生させ、編集用フ
ァイルにて変更された1番目の位置情報(経度、緯度)
に基づいて当該CD−ROMから現時点の自動車の位置
から目的地までを含む地図情報及び対応する道路情報を
地図データD9Wから選択し、当該選択した地図情報及
び対応する道路情報インターフェイス9Fから供給され
る交通情報データに基づいて、最短時間となる地図情報
及び対応する道路情報を経路探索プログラムにより検索
する。
【0199】そしてCPU9Aは、検索した地図情報及
び対応する道路情報と、自動車測位データD9Zに基づ
いて自動車の位置及び進行方位を表す自動車位置データ
とをグラフィックコントローラに送出し、グラフィック
コントローラは地図情報及び対応する道路情報と、自動
車位置データとを合成して表示部9Hに送出する。かく
してナビゲーシヨン装置9を目視するユーザは、所定の
目的地までの経路を探索することができる。
【0200】さらに、CPU9Aは、常時監視している
測位情報検出部9Eにおいてユーザが所定の目的地まで
到着したことを検知すると、位置情報の順番が変更され
た2番目の当該位置情報に基づいて当該CD−ROMか
ら現時点の自動車の位置から目的地までを含む地図情報
及び対応する道路情報を地図データD9Wから選択し、
当該選択した地図情報及び対応する道路情報インターフ
ェイス9Fから供給される交通情報データに基づいて、
最短時間となる地図情報及び対応する道路情報を経路探
索プログラムにより検索する。
【0201】このように、CPU9Aは、リムーバブル
メディア5が装着されると、当該リムーバブルメディア
5から付加情報及び編集用ファイルを読み出し、これら
をRAM9B上に展開することにより、編集用ファイル
にて変更された順番で位置情報及び交通情報データに基
づいて、最短時間となる地図情報及び対応する道路情報
を経路探索プログラムにより検索する。
【0202】これによりナビゲーシヨン装置9を目視す
るユーザは、リムーバブルメディア5が装着するだけ
で、所望の目的地、さらには所望の順番で当該目的地ま
での経路を探索することができる。
【0203】このように、リムーバブルメディア5に記
録される付加情報は、各端末装置に特化した詳細な情報
そのものではなく、あくまでアクセス情報(トリガ)及
び必要に応じて編集用ファイルのみとなっており、これ
によりリムーバブルメディア5に記録する記録容量は一
段と抑えることができる。
【0204】またユーザは、所望の付加情報を固有に所
持するリムーバブルメディア5にアクセス情報(トリ
ガ)を記録すると、一段と多くの詳細な情報を取得し得
る状態となっており、これによりユーザは、希望する時
間、又は希望する場所で当該記録した付加情報に応じた
端末装置にリムーバブルメディア5を装着することがで
きる。この結果、ユーザは、各端末装置に特化した詳細
な情報を取得することができると共に、取得した情報を
ただ使用するだけでなく、必要に応じて付加情報に編集
をさせることもできる。
【0205】以上の構成において、IRD3はユーザ所
望の付加情報をリムーバブルメディア5に記録させると
き、当該付加情報の項目のうち、位置等の順序を変更し
得る項目に記述されている場合には、所定の編集用ファ
イルも記憶させる。
【0206】またユーザは、所望の付加情報を固有に所
持するリムーバブルメディア5にアクセス情報を一旦記
録すると、詳細な情報を取得し得る状態となっており、
これによりユーザは、希望する時間、又は希望する場所
で当該記録した付加情報に応じた端末装置にリムーバブ
ルメディア5を装着するだけで、リムーバブルメディア
5が装着された端末装置は、特化した詳細な情報を取得
することができる。
【0207】さらにリムーバブルメディア5に記録され
る付加情報は、各端末装置に特化した詳細な情報そのも
のではなく、あくまでアクセス情報(トリガ)のみとな
っており、これによりリムーバブルメディア5に記録す
る記録容量は一段と抑えることができる。
【0208】このようにユーザ(視聴者)は、多くの情
報(付加情報)から所望の情報(付加情報)を取得する
ことができ、また固有に所持するリムーバブルメディア
を希望する付加情報のみを記憶させることもでき、当該
リムーバブルメディアをいくつも所持してリムーバブル
メディア毎に特化した情報群を作成することもできる。
従ってユーザは、テレビジョン放送局10から供給され
る番組を一段と意欲的に目視する。この結果テレビジョ
ン放送局10は、視聴率が一段と向上すると共に、ユー
ザは、所望の情報(付加情報)に基づいて端末装置から
得られた詳細な情報を取得することにより、購入意欲を
喚起した物品等を購入する機会も多くなる。
【0209】かくして、情報提供システム1において
は、流通経済の活発化に絶大なる効果をもたらす。
【0210】以上の構成によれば、IRD3に登録され
ている識別コードと、このときリムーバブルメディア5
に記録する付加情報の識別コードとの両方が一致する組
み合わせ(すなわち、アクセス情報を扱い得る端末装置
のうち、ユーザが所有の端末装置)に当該付加情報の識
別コードを書き換えて記憶させると共に、順序を変更し
得る項目に記述されている場合には、所定の編集用ファ
イルも記憶させるようにしたことにより、リムーバブル
メディア5に記憶される付加情報に対してユーザ所有の
各端末装置のみが読み出し得る状態とすることができ
る。
【0211】これによりこれによりユーザは、希望する
時間、又は希望する場所で当該記録した付加情報に応じ
た端末装置にリムーバブルメディア5を装着することが
できる。この結果、ユーザは、各端末装置に特化した詳
細な情報を取得することができると共に、取得した情報
をただ使用するだけでなく、必要に応じて付加情報に編
集をさせることもできる。
【0212】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、EPGデータに付加
情報を付加し、当該付加情報を付加したEPGデータを
マルチプレクサ23で音声符号化データ及び映像符号化
データと共に時分割多重化処理を施すことにより多重化
データを生成し、これを変調して送信装置15から放送
波としてIRD3に送信する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、付加情報を映像信号の垂直帰線消
去期間に重畳させ、これを変調して送信装置から放送波
としてIRDに送信するようにしても良い。
【0213】この場合、受信側の装置であるIRDは、
図4との対応部分に同一符号を付して示す図26におい
て、受信アンテナ(図示せず)によって受信した放送波
の中からフロントエンド30で付加情報が重畳されてい
るチャンネルの放送波を抽出し、当該抽出したチャンネ
ルの放送波を復調することにより映像信号S50を生成
してこれをRGBエンコーダ35及びVBI(Vert
ical Blanking Interval)スラ
イサ50に送出する。
【0214】VBIスライサ50は、映像信号S50か
ら付加情報D51を抽出し、これをRGBエンコーダ3
5に送出する。RGBエンコーダ35は、VBIスライ
サ50から供給された付加情報D51をアナログ変換す
ることにより、付加情報信号を生成し、当該生成した付
加情報信号と、このときフロントエンド30から供給さ
れる映像信号S50とを混合した混合信号S52をテレ
ビジョン装置11(図2)に出力し、テレビジョン装置
11は、この混合信号S52に応じた映像及び図27に
示すようなアイコン80付きの番組画面をモニタ12に
表示する。
【0215】このように付加情報を映像信号の垂直帰線
消去期間に重畳させ、これを変調して送信装置から放送
波としてIRDに送信するようにすれば、ユーザが視聴
する番組の付加情報の有無をアイコン80によって視覚
的に認識させることができる。
【0216】また上述の実施の形態においては、EPG
データに付加情報を付加し、当該付加情報を付加したE
PGデータをマルチプレクサ23で音声符号化データ及
び映像符号化データと共に時分割多重化処理を施すこと
により多重化データを生成し、これを変調して送信装置
から放送波としてIRD3に送信する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、付加情報を電子透かし情
報として映像信号又は音声信号に埋め込むようにしても
良い。
【0217】この場合、送信側の装置である送信装置1
5(図3)においては、テレビジョン放送局10にて作
成されたテレビジョン番組の映像信号に付加情報を埋め
込み、当該付加情報が埋め込まれた映像信号を変調部2
4(図3)に送出するようになされた付加情報埋め込み
部58を設ける。
【0218】付加情報埋め込み部58は、図28に示す
ように、端子51を介して入力される映像信号S51を
FFT(Fast Fourier Transfor
mation)処理回路53に受ける。FFT処理回路
53は、映像信号S51を時間領域から周波数領域に変
換して周波数スペクトラムS53を生成し、周波数スペ
クトラムS53を可変フィルタ回路55に出力する。
【0219】また付加情報埋め込み部58は端子52を
介して入力された付加情報(付加情報)S52を乗算回
路54に受ける。乗算回路54は、付加情報S52に微
小振幅のPN(Pseudo Noise:疑似ランダ
ム雑音)系列信号S57を乗じることで、付加情報S5
2を広い周波数帯域にスペクトラム拡散した微小レベル
の振幅の付加情報信号S54を生成し、付加情報信号S
54を可変フィルタ回路55に出力する。
【0220】可変フィルタ回路55は、周波数スペクト
ラムS53に応じたフィルタ特性で付加情報信号S54
をフィルタ処理することにより付加情報信号S55を生
成し、これを加算回路56に出力する。
【0221】加算回路56は、端子51からの付加情報
S51と可変フィルタ回路55からの付加情報信号S5
5とを加算することにより、付加情報付き映像信号S3
1を生成し、これを変調部24(図3)に送出する。
【0222】因みに、付加情報埋め込み部58は、端子
51を介して入力される信号が音声信号であっても図2
8において上述した場合と同様に処理するようになされ
ている。
【0223】一方、受信側の装置であるIRD3(図
4)においては、付加情報を抽出し、当該抽出した付加
情報をRGBエンコーダ35(図4)に送出するように
なされた付加情報抽出部101を設ける。この場合、図
29に示すように、付加情報抽出部101には、受信ア
ンテナ(図示せず)によって受信した放送波の中からフ
ロントエンド30で付加情報が重畳されているチャンネ
ルの放送波を抽出し、当該抽出したチャンネルの放送波
を復調することにより付加情報付き映像信号S75が入
力される。
【0224】付加情報抽出部101は、入力される付加
情報付き映像信号S75をFFT処理部70及び可変フ
ィルタ71に出力する。
【0225】FFT処理回路70は、付加情報付き映像
信号S75を時間領域から周波数領域に変換して周波数
スペクトラムS70を生成し、これを可変フィルタ71
に出力する。可変フィルタ71は、周波数スペクトラム
S70に応じたフィルタ特性で、周波数スペクトラムS
70に含まれる付加情報S71を抽出し、抽出された付
加情報S71を乗算回路72に出力する。
【0226】乗算回路72は、付加情報S71に送信側
と同じPN系列符号S57を乗じることにより、PN系
列符号が除去された元の付加情報S72を生成し、これ
をRGBエンコーダ35(図4)に送出する。
【0227】RGBエンコーダ35は、付加情報抽出部
101から供給された付加情報S72をアナログ変換す
ることにより、付加情報信号を生成し、当該生成した付
加情報信号と、このときフロントエンド30から供給さ
れる映像信号とを混合した混合信号をテレビジョン装置
11(図2)に出力し、テレビジョン装置11は、この
混合信号に応じた図27に示すようなアイコン80付き
の番組画面をモニタ12に表示する。
【0228】このように付加情報を付加情報として映像
信号又は音声信号に埋め込むようにすれば、受信側にお
いて、ユーザが視聴する番組の付加情報の有無をアイコ
ン80によって視覚的に認識させることができる。
【0229】また上述の実施の形態においては、ICメ
モリを内蔵したスティック状の携帯型記録媒体(リムー
バブルメディア)を使用する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、例えばCD−R(Compact
Disk Recordable)やハードディスク
ドライブ等、種々の記録媒体、さらには種々の形状のも
のを使用するようにしても良い。要は、ユーザが固有に
所持し得る記録媒体であれば、種々の形状の記録媒体を
適用し得る。
【0230】また上述の実施の形態においては、端末装
置としてIRD3、パーソナルコンピュータ6、携帯電
話7、PDA8、ナビゲーション装置9及びカラオケ装
置18にユーザが固有に所有するリムーバブルメディア
5を装着する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えばビデオテープレコーダ等、種々の端末装置
に広く適用することができる。
【0231】また上述の実施の形態においては、付加情
報を記述する言語としてXMLを用いる場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、例えばSGML(Sy
nchronized Multimedia Int
egration Language)等、要は、可変
長に記述し得る言語を広く適用することができる。
【0232】また上述の実施の形態においては、テレビ
ジョン放送局10が放送波を配信する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばラジオ局等、他の
種々の放送局、さらには種々の放送システム(例えば地
上波放送等)に広く適用することができる。
【0233】また上述の実施の形態においては、IRD
3がリムーバブルメディア5のメモリ5Bに記録する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばテ
レビジョン装置等、要は、放送波を受信し得る装置又は
当該放送波を受信し得る装置と接続手段を介して接続さ
れる装置に適用することができる。
【0234】さらに上述の実施の形態においては、EP
G生成部25を送信装置15に設ける場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、付加情報管理サーバ16
に設けるようにしても良い。この場合、上述の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。
【0235】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、情報送信
装置は、提供情報を可変長で記述することにより、提供
情報として任意の数の単位情報を配信し、情報受信装置
は、配信された単位情報の中から任意の単位情報を選択
し、選択された単位情報を使用可能状態として所定の記
録媒体に記録すると共に、記録された単位情報を編集す
る編集用ファイルを記録媒体に記録することにより、放
送局の提供する情報を有効に利用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報提供システムの全体構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明による情報提供システムのシステム例の
全体構成を示すブロック図である。
【図3】送信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】受信装置(IRD)の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】EPGデータ構造を示す略線図である。
【図6】付加情報のファイル構造を示す略線図である。
【図7】Event−ID及びLocalEvent−
IDと付加情報の各項目との関係を示す略線図である。
【図8】付加情報記入手順を示すシーケンスチャートで
ある。
【図9】付加情報管理サーバの構成を示すブロック図で
ある。
【図10】付加情報記入画面の表示例を示す略線図であ
る。
【図11】EPGデータ生成処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】EPGデータのファイル構造例を示す略線図
である。
【図13】EPGデータのファイル記述例を示す略線図
である。
【図14】リムーバブルメディアの構成を示すブロック
図である。
【図15】付加情報選択画面の表示例を示す略線図であ
る。
【図16】付加情報記録処理手順を示すフローチャート
である。
【図17】登録画面の表示例を示す略線図である。
【図18】検索指定画面の表示例を示す略線図である。
【図19】付加情報選択画面の表示例を示す略線図であ
る。
【図20】パーソナルコンピュータの構成を示すブロッ
ク図である。
【図21】画面の表示例を示す略線図である。
【図22】携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図23】PDAの構成を示すブロック図である。
【図24】カラオケ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図25】ナビゲーション装置の構成を示すブロック図
である。
【図26】IRDの構成を示すブロック図である。
【図27】番組画面の表示例を示す略線図である。
【図28】付加情報埋め込み部の構成を示すブロック図
である。
【図29】付加情報抽出部の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1……情報提供システム、2……放送局、3……受信装
置(IRD)、4……情報提供広告主、5……リムーバ
ブルメディア、5A……コネクタ、5B……メモリ、6
……パーソナルコンピュータ、6A、7A、8A、9
A、36……CPU、6D、7C、8D、9D、43…
…リムーバブルメディアインターフェイス、6J、7
N、8J、9J、44……インターフェイス処理部、7
……携帯電話、8……PDA、9……ナビゲーション装
置、11……テレビジョン装置、15……送信装置、1
6……付加情報管理サーバ、18……カラオケ装置、2
3……マルチプレクサ、25……EPG生成部、31…
…デマルチプレクサ、41……フラッシュメモリ、58
……付加情報埋め込み部、101……付加情報抽出部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月8日(2000.6.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 A 7/025 7/03 7/035 Fターム(参考) 5C025 AA30 BA14 BA18 BA27 BA28 CA09 CB08 CB10 DA01 DA05 5C063 AB03 AC01 AC05 AC10 CA09 CA29 CA36 DA07 DA13 DB01 EB33 5D110 AA08 AA27 AA29 CA07 CA42 CB07 CC02 CD15 CD24 CF05 CK06 DA02 DB05 DB08 DC06 DE04 EA07 FA02 5K061 BB17 DD00 FF11 GG11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報送信装置から種々の提供情報を情報受
    信装置に配信する情報提供システムにおいて、 上記情報送信装置は、上記提供情報を可変長で記述する
    ことにより、上記提供情報として任意の数の単位情報を
    配信し、 上記情報受信装置は、上記配信された単位情報の中から
    任意の単位情報を選択し、上記選択された単位情報を使
    用可能状態として所定の記録媒体に記録すると共に、上
    記記録された単位情報を編集する編集用ファイルを上記
    記録媒体に記録することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】上記情報提供システムは、 上記単位情報が記録された上記記録媒体から上記単位情
    報及び上記編集用ファイルを読み取ることにより上記編
    集用ファイルに基づいて上記単位情報を編集する端末装
    置を具えることを特徴とする請求項1に記載の情報提供
    システム。
  3. 【請求項3】可変長で記述され任意数の単位情報からな
    る提供情報を受信する情報受信装置において、 上記配信された学習に関する単位情報の中から任意の単
    位情報を選択する選択手段と、 上記選択された単位情報を使用可能状態として所定の記
    録媒体に記録すると共に、上記記録された単位情報を編
    集する編集用ファイルを上記記録媒体に記録する記録手
    段とを具えることを特徴とする情報受信装置。
  4. 【請求項4】上記選択手段は、 所定のテレビジョン番組放送波から当該放送波に重畳し
    て配信される上記単位情報を抽出し選択することを特徴
    とする請求項3に記載の情報受信装置。
  5. 【請求項5】可変長で記述され任意数の単位情報からな
    る提供情報を受信する情報受信方法において、 上記配信された学習に関する単位情報の中から任意の単
    位情報を選択するステップと、 上記選択された単位情報を使用可能状態として所定の記
    録媒体に記録すると共に、上記記録された単位情報を編
    集する編集用ファイルを上記記録媒体に記録するステッ
    プとを具えることを特徴とする情報受信方法。
  6. 【請求項6】上記単位情報を選択するステップでは、 所定のテレビジョン番組放送波から当該放送波に重畳し
    て配信される上記単位情報が抽出され選択されることを
    特徴とする請求項5に記載の情報受信方法。
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