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JP2001215717A - 走査露光方法および走査型露光装置 - Google Patents

走査露光方法および走査型露光装置

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Publication number
JP2001215717A
JP2001215717A JP2000025661A JP2000025661A JP2001215717A JP 2001215717 A JP2001215717 A JP 2001215717A JP 2000025661 A JP2000025661 A JP 2000025661A JP 2000025661 A JP2000025661 A JP 2000025661A JP 2001215717 A JP2001215717 A JP 2001215717A
Authority
JP
Japan
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mask
exposure
divided
scanning exposure
synchronous movement
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000025661A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Fujitsuka
清治 藤塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Priority to TW090101881A priority patent/TW495836B/zh
Priority to US09/772,907 priority patent/US6873400B2/en
Priority to KR1020010004892A priority patent/KR100849870B1/ko
Publication of JP2001215717A publication Critical patent/JP2001215717A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクと基板とを同期移動させて基板上で分
割パターンをつなぎ合わせて画面合成を行う際に、同期
移動方向で隣り合う分割パターン同士を滑らかにつなぎ
合わせる。 【解決手段】 露光光の照射に対してマスクと基板Pと
を同期移動して、マスクの分割パターン51〜54を基
板Pに投影し、基板P上で隣り合う複数の分割パターン
51〜54をつなぎ合わせて露光する。同期移動方向に
隣り合う分割パターン同士51、52および53、54
を互いに一部重複させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクと基板とを
所定方向に同期移動して、マスクに形成されたパターン
を基板に露光する走査露光方法および走査型露光装置に
関し、特に、基板上で隣り合う複数の分割パターンをつ
なぎ合わせて露光する走査露光方法および走査型露光装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやテレビ等の表示素子と
しては、薄型化を可能とする液晶表示パネルが多用され
るようになっている。この種の液晶表示パネルは、平面
視矩形状の感光基板上に透明薄膜電極をフォトリソグラ
フィの手法で所望の形状にパターニングすることにより
製造されている。そして、このフォトリソグラフィの装
置として、マスク(レチクル)上に形成されたパターン
を投影光学系を介して感光基板上のフォトレジスト層に
露光する露光装置が用いられている。
【0003】上記の液晶表示パネルは、画面の見やすさ
から大面積化が進んでいる。この要請に応える露光装置
としては、例えば、特開平7−57986号に開示され
ているように、マスクのパターンを正立像で基板上に投
影する複数の投影光学系を組み合わせ、マスクとガラス
基板とを所定方向に同期移動して、投影光学系に対して
走査することによって、同期移動方向と直交する方向に
大きな露光領域を有する、すなわち、マスクに形成され
たLCD(Liquid Crystal Displ
ay)等のパターンをガラス基板上の露光領域に順次転
写する走査型露光装置が考案されている。
【0004】この際、投影領域が大きくても装置を大型
化させず、且つ良好な結像特性を得る投影光学系とし
て、複数の投影光学系を、隣り合う投影領域が走査方向
で所定量変位するように、且つ隣り合う投影領域の端部
同士が走査方向と直交する方向に重複するように配置さ
れたものが使用されている。この場合、各投影光学系の
視野絞りは、例えば台形形状で、走査方向の視野絞りの
開口幅の合計は常に等しくなるように設定されている。
そのため、上記のような走査型露光装置は、隣り合う投
影光学系の継ぎ部が重複して露光され、投影光学系の光
学収差や露光照度が滑らかに変化するという利点を持っ
ている。
【0005】ところで、近年、液晶表示パネル製造用の
基板として、液晶表示パネルの多面取りによる生産性向
上や、テレビ等を目的とした、より大きな表示領域を有
する液晶表示パネルを製造するために、50cm〜70
cm□以上の大きなガラス基板を使用することが考えら
れている。このように、表示領域が大きな基板サイズ相
当の液晶表示パネルを露光するためには、基板サイズと
同等の大きさのマスクを使用し一括で走査露光する方法
と、1つの液晶表示パネルのパターンを複数の領域に分
割しパターン合成する方法とが考えられる。前者の方法
では、高速なスループットが得られるが、マスクのコス
トが膨大となり現実的ではない。
【0006】一方、後者の方法では、パターン継ぎ部に
おいてマスクのパターン描画誤差、投影光学系の光学収
差やガラス基板を移動させるステージの位置決め誤差等
に起因して段差が発生し、デバイスの特性が損なわれた
りする。さらに、パターン合成されたものを多層に重ね
合わせた場合、各層の露光領域の重ね誤差やパターンの
線幅差がパターンの継ぎ目部分で不連続に変化し、液晶
表示パネルを点灯したときに継ぎ目部で色ムラが発生す
る等、デバイスの品質が低下するという問題があった。
【0007】この問題を解消しつつ、大型のガラス基板
に露光するための走査型露光装置としては、例えば、特
開平10−64782が提供されている。これは、マス
クを保持するマスクステージおよびガラス基板を保持す
る基板ステージを同期して駆動して走査露光を行った後
に、マスクステージおよび基板ステージを同期移動と直
交する方向に照明領域の幅分の距離だけステップ移動す
る工程を一回または数回繰り返すことにより、複数の分
割パターンをつなぎ合わせて大きなガラス基板上に転写
するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の走査露光方法および走査型露光装置に
は、以下のような問題が存在する。最近では、液晶表示
パネルの大面積化に対する要求が更に強まり、より大き
なガラス基板に露光する必要が生じている。そのために
は、分割パターンを縦横につなぎ合わせて画面合成する
方法が考えられるが、従来では走査方向(同期移動方
向)に滑らかに分割パターンをつなぎ合わせることがで
きず、非走査方向と同様に走査方向につなぎ合わせて
も、デバイスの品質を維持できる画面合成の方法が望ま
れていた。
【0009】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、マスクと基板とを同期移動させて基板上で
分割パターンをつなぎ合わせて画面合成を行う際に、同
期移動方向で隣り合う分割パターン同士を滑らかにつな
ぎ合わせることが可能な走査露光方法および走査型露光
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、実施の形態を示す図1ないし図19に対
応付けした以下の構成を採用している。本発明の走査露
光方法は、露光光の照射に対してマスク(M)と基板
(P)とを同期移動して、マスク(M)の分割パターン
(51〜54)を基板(P)に投影し、基板(P)上で
隣り合う複数の分割パターン(51〜54)をつなぎ合
わせて露光する走査露光方法であって、同期移動方向に
隣り合う分割パターン(51と52、53と54)同士
を互いに一部重複させることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の走査型露光装置は、露光光
の照射領域に対してマスク(M)を保持するマスクステ
ージ(4)と基板(P)を保持する基板ステージ(5)
とを同期移動して、基板(P)上で隣り合う複数の分割
パターン(51〜54)をつなぎ合わせて露光する走査
型露光装置(1)であって、露光光を遮光・開放する遮
光装置(12)と、同期移動中に照射領域の遮光状態を
変更して、同期移動方向に隣り合う分割パターン(51
と52、53と54)同士を互いに一部重複させるよう
にマスクステージ(4)、基板ステージ(5)および遮
光装置(12)を制御する制御装置(17)とを備える
ことを特徴とするものである。
【0012】従って、本発明の走査露光方法では、各分
割パターン(51〜54)を走査露光する際に、分割パ
ターン(51と52、53と54)同士の重複部(51
aと52a、53aと54a)において露光量(露光エ
ネルギ量)を境界へ向けて比例的に減少させることによ
って、重ね合わせて露光した際にこの部分の露光量を非
重複部の露光量と略一致させることができる。そのた
め、同期移動方向で隣り合う分割パターン(51と5
2、53と54)同士は、マスク(M)のパターン描画
誤差、投影光学系(3)の光学収差や基板を移動させる
ステージ(4、5)の位置決め誤差等が存在しても、重
複部(51a〜54a)で段差が滑らかに変化し、デバ
イス特性が低下することを防止できる。上記露光量の調
整は、マスクステージ(4)と基板ステージ(5)とが
同期移動して、分割パターン(51〜54)の重複部
(51a〜54a)が露光光の照射領域(34a〜34
e)に位置した際に、重複部(51a〜54a)におけ
る露光光の照射を、照射と遮光とに切り換えることで実
行できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の走査露光方法およ
び走査型露光装置の第1の実施の形態を、図1ないし図
15を参照して説明する。ここでは、基板として液晶表
示パネル製造に用いられる角形のガラス基板を用い、マ
スクに形成された液晶表示デバイスの回路パターンをガ
ラス基板上に転写する場合の例を用いて説明する。ま
た、ここでは、投影光学系が五つの投影系モジュールか
らなり、四回の走査露光によりガラス基板上に画面合成
する場合の例を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明による走査型露光装置1の
概略的な構成を示す斜視図である。走査型露光装置1
は、照明光学系2と、複数の投影系モジュール3a〜3
eからなる投影光学系3と、マスク(レチクル)Mを保
持するマスクステージ4と、ガラス基板(基板)Pを保
持する基板ステージ5とを主体として構成されている。
なお、マスクMおよびガラス基板PがXY平面に沿って
配置され、XY平面のうち走査方向(同期移動方向)を
X方向、X方向と直交する非走査方向をY方向とし、X
Y平面に直交する光軸方向をZ方向として説明する。
【0015】図2に示すように、照明光学系2は、超高
圧水銀ランプ等の光源6から射出された光束(露光光)
をマスクM上に照明するものであって、ダイクロイック
ミラー7、波長選択フィルタ8、ライトガイド9および
投影系モジュール3a〜3eのそれぞれに対応して配設
された照明系モジュール10a〜10e(ただし図2に
おいては、便宜上照明光学系10aに対応するもののみ
を示している)とから構成されている。
【0016】そして、光源6から射出した光束は、楕円
鏡6aで集光された後に、ダイクロイックミラー7に入
射する。ダイクロイックミラー7は、露光に必要な波長
の光束を反射し、その他の波長の光束を透過させるもの
である。ダイクロイックミラー7で反射された光束は、
波長選択フィルタ8に入射し、投影光学系3が露光を行
うのに適した波長(通常は、g、h、i線の内、少なく
とも1つの帯域)の光束となり、ライトガイド9に入射
する。ライトガイド9は、入射した光束を5本に分岐し
て、反射ミラー11を介して各照明系モジュール10a
〜10eに入射させるものである。
【0017】各照明系モジュール10a〜10eは、照
明シャッタ(遮光装置)12とリレーレンズ13とフラ
イアイレンズ14とコンデンサレンズ15とから概略構
成されている。なお、本実施の形態では、この照明系モ
ジュール10aと同じ構成の照明系モジュール10b〜
10eが、X方向とY方向とに一定の間隔をもって配置
されている。そして、各照明系モジュール10a〜10
eからの光束は、マスクM上の異なる照明領域を照明す
る構成になっている。
【0018】照明シャッタ12は、ライトガイド9の後
方に、光束の光路に対して進退自在に配置されている。
照明シャッタ12は、光路を遮蔽したときに該光路から
マスクMおよびガラス基板Pへ到る光束を遮光して、光
路を開放したときに光束への遮光を解除して、マスクM
およびガラス基板Pへ光束を照射させるものである。ま
た、照明シャッタ12には、該照明シャッタ12を上記
光路に対して進退移動させるシャッタ駆動部16が備え
られている。シャッタ駆動部16は、制御装置17によ
ってその駆動を制御されている。
【0019】一方、各照明系モジュール10a〜10e
には、光量調整機構18が付設されている。光量調整機
構18は、光路毎に光束の照度を設定することによっ
て、各光路毎に露光量を調整するものであって、ハーフ
ミラー19、ディテクタ20、フィルタ21およびフィ
ルタ駆動部22から構成されている。ハーフミラー19
は、フィルタ21とリレーレンズ13との間の光路中に
配置され、フィルタ21を透過した光束の一部をディテ
クタ20へ入射させるものである。ディテクタ20は、
入射した光束の照度を検出し、検出した照度信号を制御
装置17へ出力するものである。
【0020】フィルタ21は、ガラス板上にCr等で簾
状にパターニングされたものであって、透過率がY方向
に沿ってある範囲で線形に漸次変化するように形成され
ており、各光路中の照明シャッタ12とハーフミラー1
9との間に配置されている。これらハーフミラー19、
ディテクタ20およびフィルタ21は、複数の光路毎に
それぞれ配設されている。フィルタ駆動部22は、制御
装置17の指示に基づいてフィルタ21をY方向に沿っ
て移動させるものである。
【0021】従って、ディテクタ20が検出した光束の
照度に基づいて、制御装置17がフィルタ駆動部22を
制御することで、各光路毎にガラス基板P上での照度が
所定値になるように光路毎の光量を調整することができ
る。
【0022】光量調整機構18を透過した光束は、リレ
ーレンズ13を介してフライアイレンズ14に達する。
このフライアイレンズ14の射出面側には、二次光源が
形成され、コンデンサレンズ15を介してマスクMの照
明領域を均一な照度で照射することができるようになっ
ている。
【0023】マスクMを透過した光束は、投影系モジュ
ール3a〜3eにそれぞれ入射する。そして、照明領域
のマスクMのパターンは、所定の結像特性をもって、レ
ジストが塗布されたガラス基板P上に転写される。各投
影系モジュール3a〜3eは、図3に示すように、像シ
フト機構23、二組の反射屈折型光学系24,25、視
野絞り26および倍率調整機構27から構成されてい
る。
【0024】マスクMを透過した光束は、像シフト機構
23に入射する。像シフト機構23は、例えば、二枚の
平行平面板ガラスがそれぞれY軸周りもしくはX軸周り
に回転することで、マスクMのパターン像をX方向もし
くはY方向にシフトさせるものである。像シフト機構2
3を透過した光束は、一組目の反射屈折型光学系24に
入射する。反射屈折型光学系24は、マスクMのパター
ンの中間像を形成するものであって、直角プリズム2
8、レンズ29および凹面鏡30から構成されている。
直角プリズム28はZ軸周りに回転自在とされ、マスク
Mのパターン像を回転(ローテーション)させる構成に
なっている。
【0025】この中間像位置には、視野絞り26が配置
されている。視野絞り26は、ガラス基板P上で台形状
の投影領域を設定するものである。視野絞り26を透過
した光束は、二組目の反射屈折型光学系25に入射す
る。反射屈折型光学系25は、反射屈折型光学系24と
同様に、直角プリズム31、レンズ32および凹面鏡3
3から構成されている。また、直角プリズム31も、Z
軸周りに回転自在とされ、マスクMのパターン像を回転
させる構成になっている。
【0026】反射屈折型光学系25から出射された光束
は、倍率調整機構27を通り、ガラス基板P上にマスク
Mのパターン像を正立等倍で結像する。倍率調整機構2
7は、例えば、平凸レンズ、両凸レンズ、平凹レンズの
三枚のレンズから構成され、平凸レンズと平凹レンズと
の間に位置する両凸レンズをZ軸方向に移動させること
により、マスクMのパターン像の倍率を変化させるよう
になっている。
【0027】図4は、ガラス基板P上での投影系モジュ
ール3a〜3eの投影領域(イメージフィールド)34
a〜34eの平面図である。この図に示すように、各投
影領域34a〜34eは、台形形状を有しており、投影
領域34a、34c、34eと投影領域34b、34d
とは、短辺側を対向させてX方向に間隔をあけて配置さ
れている。さらに、投影領域34a〜34eは、隣り合
う投影領域の端部同士(35aと35b、35cと35
d、35eと35f、35gと35h)が二点鎖線で示
すように、Y方向で重複するように並列配置され、X方
向の投影領域の幅の総計がほぼ等しくなるように設定さ
れている。すなわち、X方向に走査露光したときの露光
量が等しくなるようになっている。
【0028】このように、各投影系モジュール3a〜3
eによる投影領域34a〜34eが重複する継ぎ部36
a〜36dを設けることにより、継ぎ部36a〜36d
における光学収差の変化や照度変化を滑らかにすること
ができるようになっている。なお、本実施の形態の投影
領域34a〜34eの形状は、台形であるが、六角形や
菱形、平行四辺形等であっても構わない。
【0029】マスクステージ4は、マスクMを保持する
ものであって、一次元の走査露光を行うべくX方向に長
いストロークと、走査方向と直交するY方向に数mm程
度の微小量のストロークとを有している。図2に示すよ
うに、マスクステージ4には、該マスクステージ4をX
方向およびY方向に駆動するマスクステージ駆動部37
が備えられている。このマスクステージ駆動部37は、
制御装置17によって制御されている。
【0030】図1に示すように、マスクステージ4上の
端縁には、直交する方向に移動鏡38a、38bがそれ
ぞれ設置されている。移動鏡38aには、レーザ干渉計
39aが対向して配置されている。また、移動鏡38b
には、レーザ干渉計39bが対向して配置されている。
これらレーザ干渉計39a、39bは、それぞれ移動鏡
38a、38bにレーザ光を射出して当該移動鏡38
a、38bとの間の距離を計測することにより、マスク
ステージ4のX方向、Y方向の位置、すなわち、マスク
Mの位置を高分解能、高精度に検出することが可能にな
っている。そして、レーザ干渉計39a、39bの検出
結果は、図には示していないが、制御装置17に出力さ
れる。
【0031】基板ステージ5は、ガラス基板Pを保持す
るものであって、マスクステージ4と同様に、一次元の
走査露光を行うべくX方向に長いストロークと、走査方
向と直交するY方向にステップ移動するための長いスト
ロークとを有している。また、基板ステージ5には、該
基板ステージ5をX方向およびY方向に駆動する基板ス
テージ駆動部40が備えられている。この基板ステージ
駆動部40は、制御装置17によって制御されている。
さらに、基板ステージ5は、Z方向にも移動自在になっ
ている。そして、基板ステージ5は、マスクMのパター
ン面とガラス基板Pの露光面のZ方向の位置を計測する
計測手段(不図示)を備えており、マスクMのパターン
面とガラス基板Pの露光面とが常に所定の間隔になるよ
うに位置制御される。
【0032】また、基板ステージ5上の端縁には、直交
する方向に移動鏡42a、42bがそれぞれ設置されて
いる。移動鏡42aには、レーザー干渉計43aが対向
して配置されている。また、移動鏡42bには、レーザ
ー干渉計43bが対向して配置されている。これらレー
ザー干渉計43a、43bは、それぞれ移動鏡42a、
42bにレーザー光を射出して当該移動鏡42a、42
bとの間の距離を計測することにより、基板ステージ5
のX方向、Y方向の位置、すなわち、ガラス基板Pの位
置を高分解能、高精度に検出することが可能になってい
る。そして、レーザ干渉計43a、43bの検出結果
は、図には示していないが制御装置17に出力される。
【0033】制御装置17は、レーザ干渉計39a、3
9bの出力からマスクステージ4の位置をモニターし、
マスクステージ駆動部37を制御することでマスクステ
ージ4を所望の位置へ移動させるとともに、レーザ干渉
計43a、43bの出力から基板ステージ5の位置をモ
ニターし、基板ステージ駆動部40を制御することで基
板ステージ5を所望の位置へ移動させる。すなわち、制
御装置17は、マスクステージ4および基板ステージ5
の位置をモニターしながら両駆動部37,40を制御す
ることにより、マスクMとガラスプレートPとを投影系
モジュール3a〜3eに対して、任意の走査速度(同期
移動速度)でX方向に同期移動させるようになってい
る。
【0034】続いて、本実施の形態の走査露光方法およ
び走査型露光装置で用いられるマスクMおよびガラス基
板Pについて説明する。図5に示すように、ガラス基板
Pには、4つの分割パターン51〜54が画面合成され
る矩形のLCDパターンLPが転写される。LCDパタ
ーンLPは、図示しないものの、画素パターンおよびこ
の画素パターンの周辺に位置する周辺回路パターンとか
ら構成されており、画素パターンには複数のピクセルに
応じた複数の電極が規則正しく繰り返し配列されてい
る。また、周辺回路パターンには、画素パターンの電極
を駆動するためのドライバ回路等が繰り返し配列されて
いる。
【0035】図6(a)に示すように、分割パターン5
1は、X方向の長さがL11、Y方向の長さがL21の
長方形状を呈している。分割パターン51の−X側の領
域には、走査方向で隣り合う分割パターン52と互いに
一部重複して露光される幅L13の重複部51aがY方
向に延在する帯状に設定されている。また、分割パター
ン51の−Y側の領域には、非走査方向で隣り合う分割
パターン54と互いに一部重複して露光される幅L23
の重複部51bがX方向に延在する帯状に設定されてい
る。さらに、重複部51a、51bが交差する略正方形
状の領域は、分割パターン51〜54を露光した際に4
重露光される重複部51cとされている。
【0036】同様に、図6(b)に示すように、X方向
の長さがL12、Y方向の長さがL21の分割パターン
52の+X側の領域には、分割パターン51と互いに一
部重複して露光される重複部52aが設定され、分割パ
ターン52の−Y側の領域には、分割パターン53と互
いに一部重複して露光される重複部52bが設定され、
重複部52a、52bが交差する領域には4重露光され
る重複部52cが設定される。また、図6(c)に示す
ように、X方向の長さがL12、Y方向の長さがL22
の分割パターン53の+X側の領域には、分割パターン
54と互いに一部重複して露光される重複部53aが設
定され、分割パターン53の+Y側の領域には、分割パ
ターン52と互いに一部重複して露光される重複部53
bが設定され、重複部53a、53bが交差する領域に
は4重露光される重複部53cが設定される。そして、
図6(d)に示すように、X方向の長さがL11、Y方
向の長さがL22の分割パターン54の−X側の領域に
は、分割パターン53と互いに一部重複して露光される
重複部54aが設定され、分割パターン54の+Y側の
領域には、分割パターン51と互いに一部重複して露光
される重複部54bが設定され、重複部54a、54b
が交差する領域には4重露光される重複部54cが設定
される。
【0037】なお、重複部51b〜54bの幅L23
は、図4に示した投影領域(照明領域)34a〜34e
の三角形状の端部35a〜35h、35j、35kのY
方向の幅と同一に設定される。また、重複部51a〜5
4aの幅L13は、各投影領域34a〜34eのX方向
の幅と同一に設定されている。
【0038】図7に示すように、マスクMには、画素パ
ターンおよび周辺回路パターンが繰り返しパターンで構
成されるという特性を用いて、部分的に照明領域を設定
することで分割パターン51〜54が切り出されるパタ
ーンMPが形成されている。すなわち、パターンMPを
X方向にL11、Y方向にL21の長さで切り出すこと
で分割パターン51が選択され、X方向にL12、Y方
向にL21の長さで切り出すことで分割パターン52が
選択される。同様に、パターンMPをX方向にL12、
Y方向にL22の長さで切り出すことで分割パターン5
3が選択され、X方向にL11、Y方向にL22の長さ
で切り出すことで分割パターン54が選択される。
【0039】マスクMのパターンMPの周囲には、Cr
で形成された遮光帯55が形成されている。遮光帯55
は、分割パターン51〜54を走査露光する際に、重複
部51a〜54a、51b〜54bと対向する側の投影
領域を遮光することで、この重複部51a〜54a、5
1b〜54bと対向する側の分割パターンにエッジを形
成するものである。
【0040】マスクMの上方には、マスクMに形成され
たマスクアライメントマーク(不図示)とガラス基板P
に形成された基板アライメントマーク(不図示)とを検
出するアライメント系49a、49bが配設されてい
る。アライメント系49a、49bは、マスクアライメ
ントマークに検知光を照射し、マスクアライメントマー
クの反射光と、マスクアライメントマークおよび外側の
投影系モジュール3aまたは3eを介して得られる基板
アライメントマークの反射光とを受光することにより、
マスクMとガラス基板Pとの位置ずれ量を計測する構成
になっている。なお、図2に示すように、アライメント
系49a、49bの計測結果は、制御装置17に出力さ
れる。また、アライメント系49a,49bは、X方向
に移動する駆動機構(不図示)を有しており、走査露光
時には照明領域内から退避可能な構成になっている。
【0041】上記の構成の走査型露光装置1によりガラ
ス基板P上に分割パターン51〜54をつなぎ合わせ露
光してLCDパターンLPを画面合成する手順を説明す
る。ここでは、分割パターン51、52、53、54の
順に走査露光するものとして説明する。なお、以下にお
いては、マスクステージ4、基板ステージ5の移動およ
び各照明系モジュール10a〜10eにおける照明シャ
ッタ12の駆動は、マスクステージ駆動部37、基板ス
テージ駆動部40およびシャッタ駆動部16を介して行
われ、それぞれの駆動はそれぞれの駆動部を制御する制
御装置17の制御に基づいて行われるものとする。
【0042】まず、アライメント系49a、49bでマ
スクアライメントマークおよび基板アライメントマーク
を計測して、マスクMとガラス基板Pとの位置ずれ量を
求め、この結果からマスクステージ4または基板ステー
ジ5を微動させて位置合わせするとともに、マスクMと
ガラス基板Pとに対する各投影系モジュール3a〜3e
毎の相対的なシフト、回転、スケーリング補正量を算出
し、この補正量に基づいて各投影系モジュール3a〜3
eの像シフト機構23、倍率調整機構27、像回転を行
う直角プリズム28,31の補正を行う。
【0043】次に、マスクステージ4および基板ステー
ジ5を駆動して、分割パターン51の走査開始位置(分
割パターン51の露光領域が投影領域34a〜34eの
+X側にある位置)にマスクMおよびガラス基板Pを移
動させる。ここでは、マスクMおよびガラス基板Pの走
査方向を−X方向とする。このとき、図5に示すよう
に、投影領域34eの下端部35kがY方向において重
複部51bの位置と一致するようにマスクステージ4お
よび基板ステージ5を駆動する。また、図8(a)に示
すように、投影領域34a〜34eは、照明シャッタ1
2が光束の光路を遮蔽することで遮光されている。
【0044】走査が開始されると、マスクMとガラス基
板Pとが一定速度で−X方向に同期移動する。そして、
図8(b)に示すように、重複部51aの露光領域が投
影領域34b、34dに位置した際に、当該投影領域3
4b、34dに対応する照明系モジュール3b、3dに
おいて照明シャッタ12を駆動して光束の光路を開放す
る。これにより、投影領域34b、34dに位置する分
割パターン51の露光が開始される。なお、照明シャッ
タ12の駆動タイミング等は、レーザ干渉計39a、3
9bおよび43a、43bによるマスクステージ4およ
び基板ステージ5の位置計測結果に基づいて計られてい
る(以下、同様)。
【0045】同期移動が進行して、図8(c)に示すよ
うに、重複部51aの露光領域が投影領域34b、34
dに続いて投影領域34a、34c、34eに位置する
と、当該投影領域34a、34c、34eに対応する照
明系モジュール3a、3c、3eにおいても照明シャッ
タ12を駆動して光束の光路を開放する。これにより、
投影領域34a、34c、34eに位置する分割パター
ン51の露光も開始され、図8(d)に示すように、全
ての投影領域34a〜34eにおいて露光がなされる。
そして、投影領域34a〜34eが分割パターン51の
露光領域から外れたところで、図8(e)に示すよう
に、当該投影領域34a〜34eの照明シャッタ12を
閉じるとともに、マスクMとガラス基板Pとの同期移動
を停止させる。なお、分割パターン51の+X側のエッ
ジは、マスクMの遮光帯55により形成される。
【0046】続いて、分割パターン52を露光するに
は、まず、マスクステージ4および基板ステージ5を+
X方向に駆動して、分割パターン52の走査開始位置
(分割パターン52の露光領域が投影領域34a〜34
eの+X側にある位置)にマスクMおよびガラス基板P
を移動させる。次に、マスクMとガラス基板Pとを−X
方向に同期移動させるとともに、各投影領域34a〜3
4eが分割パターン52の露光領域に達する前に照明シ
ャッタ12を開ける。これにより、図9(a)に示すよ
うに、投影領域34a〜34eに位置する分割パターン
52が逐次露光される。なお、分割パターン52の−X
側のエッジも、マスクMの遮光帯55により形成され
る。
【0047】走査露光が進み、図9(b)に示すよう
に、重複部52aの露光領域が投影領域34b、34d
に位置したときに、当該投影領域34b、34dに対応
する照明シャッタ12を閉じて光束を遮光する。この
後、図9(c)に示すように、投影領域34a、34
c、34eに対応する照明シャッタ12を開いたまま走
査露光を行う。そして、図9(d)に示すように、重複
部52aの露光領域が投影領域34a、34c、34e
に位置すると、当該投影領域34a、34c、34eに
対応する照明シャッタ12も閉じる。この後、図9
(e)に示すように、投影領域34a〜34eが分割パ
ターン52の露光領域から外れたところでマスクMとガ
ラス基板Pとの同期移動を停止させ、分割パターン52
の走査露光が終了する。
【0048】次に、分割パターン53を露光するには、
マスクステージ4を+X方向に駆動するとともに、基板
ステージ5を+X方向および+Y方向に駆動して、分割
パターン53の走査開始位置(分割パターン53の露光
領域が投影領域34a〜34eの+X側にある位置)に
マスクMおよびガラス基板Pを移動させる。このとき、
図5に示すように、投影領域34aの上端部35jが重
複部53bに位置するようにマスクステージ4および基
板ステージ5を駆動する。そして、マスクMとガラス基
板Pとを−X方向に同期移動させ、分割パターン52と
同様の手順で照明シャッタ12を駆動して分割パターン
53を露光する。
【0049】同様に、分割パターン54を露光するに
は、まず、マスクステージ4および基板ステージ5を+
X方向に駆動して、分割パターン54の走査開始位置
(分割パターン54の露光領域が投影領域34a〜34
eの+X側にある位置)にマスクMおよびガラス基板P
を移動させる。そして、マスクMとガラス基板Pとを−
X方向に同期移動させ、分割パターン51と同様の手順
で照明シャッタ12を駆動して分割パターン54を露光
する。つまり、マスクステージ4および基板ステージ5
の駆動と連動して、照明シャッタ12を駆動することに
より露光を行う。以上の走査露光により、ガラス基板P
上に分割パターン51〜54が、隣り合う分割パターン
同士との重複部51a〜54a、51b〜54bを重複
させて画面合成されたLCDパターンLPが形成され
る。
【0050】続いて、上記のように露光された分割パタ
ーン51〜54における露光量分布を検証する。ここで
は、重複部が0≦x≦1、0≦y≦1の範囲になるよう
に正規化するものとする。また、この範囲における露光
量をzで示し、非重複部における露光量を1とする。
【0051】まず、分割パターン51〜54において4
重露光される重複部51c〜54cの露光量分布につい
て説明する。分割パターン51の露光時に、重複部51
cは投影領域34eの端部35kで露光されるが、この
ときの露光量分布は図10(a)に示すような4角錐状
になり、下式の関数で示される。 y≧xのとき、 z=x y<xのとき、 z=y …(1)
【0052】また、重複部52cは、分割パターン52
の露光時に投影領域34eの端部35kで露光される
が、このときの露光量分布は図10(b)に示すような
3角錐状になり、下式の関数で示される。 y≧xのとき、 z=−x+y y<xのとき、 z=0 …(2)
【0053】そして、重複部53cは、分割パターン5
3の露光時に投影領域34aの端部35jで露光される
が、このときの露光量分布は図10(c)に示すような
3角錐状になり、下式の関数で示される。 y≧1−xのとき、 z=0 y<1−xのとき、 z=1−x−y …(3)
【0054】また、重複部54cは、分割パターン54
の露光時に投影領域34aの端部35jで露光される
が、このときの露光量分布は図10(d)に示すような
4角錐状になり、下式の関数で示される。 y≧1−xのとき、 z=1−y y<1−xのとき、 z=x …(4)
【0055】そして、上記の関数(1)〜(4)の総和
が4重露光後の露光量分布になり、これは、z=1にな
る。すなわち、4重露光されたガラス基板P上の露光領
域の総露光量は、非重複部と同一になる。つまり、物理
的構造および駆動方法を問わず、関数(1)〜(4)で
表される露光量分布を形成することにより、4重露光部
分の露光量部分を非重複部と同一にすることができる。
【0056】次に、走査方向であるX方向に隣り合う分
割パターン51と52、および53と54が重複する重
複部51a〜54aについて説明する。なお、重複部5
3a、54aが重複部51a、52aと同一の露光量分
布になるため、ここでは重複部51a、52aについて
説明する。また、ここでは、図11に示すように、投影
領域34a〜34cの端部35a〜35dの中、端部3
5a、35bで露光される矩形の重複部51e、52e
と、端部35c、35dで露光される矩形の重複部51
f、52fの露光量分布について説明する。
【0057】まず、重複部51a内の重複部51eは、
分割パターン51の露光時に、投影領域34aの端部3
5aによって図12(a)に示す4角錐状の露光量分布
をもって露光されるとともに、投影領域34bの端部3
5bによって図12(b)に示す3角錐状の露光分布を
もって露光される。ここで、端部35aで露光された露
光量分布は、上記関数(1)で示され、端部35bで露
光された露光量分布は、下式の関数で示される。 y≧xのとき、 z=0 y<xのとき、 z=x−y …(5)
【0058】従って、分割パターン51の露光時に、端
部35a、35bで露光された重複部51eの露光量分
布は、図13(a)に示すように、関数(1)、(5)
の総和であるz=xの関数で示される。
【0059】同様に、重複部51fは、分割パターン5
1の露光時に、投影領域34cの端部35dによって図
12(c)に示す4角錐状の露光量分布をもって露光さ
れるとともに、投影領域34bの端部35cによって図
12(d)に示す3角錐状の露光分布をもって露光され
る。ここで、端部35dで露光された露光量分布は、上
記関数(4)で示され、端部35cで露光された露光量
分布は、下式の関数で示される。 y≧1−xのとき、 z=x+y−1 y<1−xのとき、 z=0 …(6)
【0060】従って、分割パターン51の露光時に、端
部35d、35cで露光された重複部51fの露光量分
布も、図13(a)に示すように、関数(4)、(6)
の総和であるz=xの関数で示される。
【0061】一方、各投影領域において端部を除いた矩
形部分で露光される重複部については、例えば、図11
に示すように、重複部51aの中、重複部51e、51
fで挟まれた重複部51gは、投影領域34bの矩形の
中央部41によって、図13(a)に示すz=xの露光
量分布で露光される。これは、他の投影領域34a、3
4c〜34eの矩形部分で露光される重複部においても
同様である。上記の結果、分割パターン51における重
複部51aは、図14(a)に示すように、z=xの関
数で表される滑らかな傾斜を有する露光量分布で露光さ
れる。
【0062】次に、重複部52a内の重複部52eは、
分割パターン52の露光時に、投影領域34aの端部3
5aによって図15(a)に示す3角錐状の露光量分布
をもって露光されるとともに、投影領域34bの端部3
5bによって図15(b)に示す4角錐状の露光分布を
もって露光される。ここで、端部35aで露光された露
光量分布は、上記関数(2)で示され、端部35bで露
光された露光量分布は、下式の関数で示される。 y≧xのとき、 z=1−y y<xのとき、 z=0 …(7)
【0063】従って、分割パターン52の露光時に、端
部35a、35bで露光された重複部52eの露光量分
布は、図13(b)に示すように、関数(2)、(7)
の総和であるz=1−xの関数で示される。
【0064】同様に、重複部52fは、分割パターン5
2の露光時に、投影領域34cの端部35dによって図
15(c)に示す3角錐状の露光量分布をもって露光さ
れるとともに、投影領域34bの端部35cによって図
15(d)に示す4角錐状の露光分布をもって露光され
る。ここで、端部35dで露光された露光量分布は、上
記関数(3)で示され、端部35cで露光された露光量
分布は、下式の関数で示される。 y≧1−xのとき、 z=1−x y<1−xのとき、 z=y …(8)
【0065】従って、分割パターン52の露光時に、端
部35d、35cで露光された重複部52fの露光量分
布は、図13(b)に示すように、関数(3)、(8)
の総和であるz=1−xの関数で示される。また、重複
部52aの中、図11に示す重複部52e、52fで挟
まれた重複部52gも、中央部41によって、図13
(b)に示すz=1−xの露光量分布で露光される。こ
れは、他の投影領域34a、34c〜34eの矩形部分
で露光される重複部においても同様である。上記の結
果、分割パターン52における重複部52aは、図14
(b)に示すように、z=1−xで示される滑らかな傾
斜を有する露光量分布で露光される。
【0066】以上のことから、同期移動方向で隣り合う
分割パターン51、52を露光することにより、重複部
51a、52aの露光領域における総露光量はz=1と
なり、非重複部と同一になる。これは、分割パターン5
3、54同士が重複する53a、54aについても同様
である。
【0067】続いて、非走査方向であるY方向に隣り合
う分割パターン51と54、および52と53とが重複
する重複部51b〜54bについて説明する。この場
合、重複部51b、52bは、投影領域34eの端部3
5kで露光されるが、端部35kが−Y方向に向けて漸
次縮径しているため、図14(c)に示すように、z=
yの関数で表される露光量分布で露光される。同様に、
重複部53b、54bは、投影領域34aの端部35j
で露光されるが、端部35jが+Y方向に向けて漸次縮
径しているため、図14(d)に示すように、z=1−
yの関数で表される露光量分布で露光される。
【0068】以上のことから、分割パターン51〜54
を露光することにより、重複部51bと54b、52b
と53bがそれぞれ重複する露光領域の総露光量はz=
1となる。従って、分割パターン51〜54をX方向お
よびY方向に一部重複させてつなぎ合わせても、z=1
の均一な露光量分布で露光することができる。
【0069】以上説明したように、本実施の形態の走査
露光方法および走査型露光装置では、マスクMとガラス
基板Pとの同期移動方向でも分割パターン同士を滑らか
な露光量分布をもって一部重複させているので、これら
分割パターンを滑らかにつなぎ合わせることが可能にな
り、品質を低下させることなく液晶表示パネルの大面積
化に容易に対応することができる。特に、本実施の形態
では、投影光学系3がY方向で投影領域が重複する複数
の投影系モジュール3a〜3eで構成されているため、
非走査方向においても、より長い液晶表示パネルの製造
が可能であり、より大面積のパネルを得ることができ
る。また、本実施の形態では、これら分割パターンの重
複部における露光量を、露光光の照射、遮光を切り換え
るという簡単な動作で制御しているので、装置の大型化
および高価格化も防ぐことができる。
【0070】図16および図17は、本発明の走査露光
方法および走査型露光装置の第2の実施の形態を示す図
である。この図において、図1ないし図15に示す第1
の実施の形態の構成要素と同一の要素については同一符
号を付し、その説明を省略する。第2の実施の形態と上
記の第1の実施の形態とが異なる点は、照明シャッタ1
2の駆動タイミングを、マスクステージ4および基板ス
テージ5の位置計測結果に基づいてではなく、つなぎ合
わせ用のマークを検出して計っていること、および分割
パターン51〜54の露光順序を最適化したことであ
る。
【0071】図16に示すように、マスクMの遮光帯5
5の外側には、X方向に沿った両側縁中央(すなわち、
マスクMのY方向両端側の中央)の近傍に位置してアラ
イメントマーク56a、56bと、上記両側縁にX方向
に沿って直線上に配置されたアライメントマーク57a
〜60a、57b〜60bとがそれぞれ形成されてい
る。アライメントマーク56a、56bは、マスクMの
プリアライメントの際に用いられるものであり、アライ
メントマーク57a〜60a、57b〜60bはマスク
Mのアライメントの際の各種補正量算出に用いられるも
のであり、Cr等により十字形状に形成されている。
【0072】また、アライメントマーク57a〜60
a、57b〜60bは、分割パターン51〜54の重複
部51a〜54aが投影領域34a〜34eに位置した
際に、照明シャッタ12による光束の照射・遮光を切り
換える際の指標としても用いられる。具体的には、投影
領域34a〜34eの中、Y方向に3個並ぶ投影領域3
4a、34c、34eを投影領域群34m、Y方向に2
個並ぶ投影領域34b、34dを投影領域群34nとす
ると、アライメントマーク57aは、分割パターン51
を走査露光する際に、重複部51aが投影領域群34n
に位置したときにアライメント系49aで検出される位
置に形成され、アライメントマーク58aは重複部51
aが投影領域群34mに位置したときにアライメント系
49aで検出される位置に形成される。また、これらア
ライメントマーク57a、58bは、各アライメントマ
ークが検出される際に露光されている分割パターン51
の近傍に配置されている。
【0073】同様に、アライメントマーク59aは、分
割パターン52を走査露光する際に、重複部52aが投
影領域群34nに位置したときにアライメント系49a
で検出される位置に形成され、アライメントマーク60
aは重複部52aが投影領域群34mに位置したときに
アライメント系49aで検出される位置に形成される。
また、アライメントマーク57bは、分割パターン54
を走査露光する際に、重複部54aが投影領域群34n
に位置したときにアライメント系49bで検出される位
置に形成され、アライメントマーク58bは、重複部5
4aが投影領域群34mに位置したときにアライメント
系49bで検出される位置に形成される。さらに、アラ
イメントマーク59bは、分割パターン53を走査露光
する際に、重複部53aが投影領域群34nに位置した
ときにアライメント系49bで検出される位置に形成さ
れ、アライメントマーク60bは、重複部53aが投影
領域群34mに位置したときにアライメント系49bで
検出される位置に形成される。
【0074】そして、アライメントマーク59a、60
a、57b〜60bも、各アライメントマークが検出さ
れる際に露光されている分割パターンの近傍にそれぞれ
配置されている。
【0075】このマスクMを用いて走査露光する際に
は、まずアライメント系49a、49bでアライメント
マーク56a、56bをそれぞれ計測してプリアライメ
ントを行った後に、アライメントマーク57a〜60
a、57b〜60bを計測して、結像特性を補正するた
めの各種補正量を算出する。そして、この補正量に基づ
いて投影系モジュール3a〜3eの結像特性を調整した
後に、分割パターン51を走査露光する。
【0076】ここでは、まず、図17(a)に示すよう
に、分割パターン51の露光領域が投影領域群34m、
34nの+X側にある走査開始位置からマスクステージ
4および基板ステージ5を駆動して、マスクMおよびガ
ラス基板Pを−X方向に同期移動させる。このとき、照
明シャッタ12により光束の光路を遮光しておく。そし
て、同期移動中にアライメント系49aがアライメント
マーク57aを検出すると、即ち重複部51aが投影領
域群34nに位置すると、直ちにこの投影領域群34n
に対応する照明シャッタ12を開いて光束の光路を開放
する。
【0077】また、同期移動が進行して、アライメント
系49aがアライメントマーク58aを検出すると、即
ち重複部51aが投影領域群34mに位置すると、直ち
にこの投影領域群34mに対応する照明シャッタ12を
開いて光束の光路を開放する。そして、図17(b)に
示すように、分割パターン51の露光領域が投影領域群
34m、34nの−X側に到達して分割パターン51の
露光が完了する。
【0078】続いて、分割パターン54を露光するため
に、マスクMおよびガラス基板Pを+Y方向へステップ
移動させる(ただし、ガラス基板Pが長さL22移動す
るのに対して、マスクMは図16に示す長さL24のみ
移動する)。これにより、図17(c)に示すように、
分割パターン54の露光領域が投影領域群34m、34
nの−X側に位置する。そして、照明シャッタ12によ
り光束の光路を遮光した状態でマスクMおよびガラス基
板Pを+X方向に同期移動させ、分割パターン54が各
投影領域群34m、34nに到達する前に、投影領域群
34m、34nに対応する照明シャッタ12を開いて光
束の光路を開放する。同期移動中に、アライメント系4
9bがアライメントマーク58bを検出すると、直ちに
投影領域群34mに対応する照明シャッタ12を閉じて
光束の光路を遮光する。
【0079】さらに、同期移動が進行して、アライメン
ト系49bがアライメントマーク57bを検出すると、
直ちにこの投影領域群34nに対応する照明シャッタ1
2を閉じて光束の光路を遮光する。そして、図17
(d)に示すように、分割パターン54の露光領域が投
影領域群34m、34nより+X側に到達して分割パタ
ーン54の露光が完了する。
【0080】続いて、分割パターン53を露光するにあ
たって、一旦マスクMおよびガラス基板Pを−X方向に
空送りして、図17(e)に示すように、分割パターン
53の露光領域を投影領域群34m、34nの−X側に
位置させる(ただし、上記と同様に、マスクMとガラス
基板Pとの空送り量は異なる)。このとき、光束の光路
は遮光状態である。そして、マスクMとガラス基板Pと
を+X方向に同期移動させ、上記と同様に、アライメン
ト系49bがアライメントマーク60bを検出して重複
部53aが投影領域群34mに位置すると、直ちにこの
投影領域群34mに対応する照明シャッタ12を開き、
アライメント系49bがアライメントマーク59bを検
出して重複部53aが投影領域群34nに位置すると、
直ちにこの投影領域群34nに対応する照明シャッタ1
2を開いて各光路を開放する。これにより、ガラス基板
P上に分割パターン53が逐次転写され、図17(f)
に示すように、分割パターン53の露光領域が投影領域
群34m、34nの+X側に到達して分割パターン53
の露光が完了する。
【0081】次に、分割パターン52を露光するため
に、マスクMを長さL24、ガラス基板Pを長さL2
1、それぞれ−Y方向へステップ移動させる。これによ
り、図17(g)に示すように、分割パターン52の露
光領域が投影領域群34m、34nの+X側に位置す
る。そして、照明シャッタ12により光束の光路を遮光
した状態でマスクMおよびガラス基板Pを−X方向に同
期移動させ、分割パターン52が各投影領域群34m、
34nに到達する前に、投影領域群34m、34nに対
応する照明シャッタ12を開いて光束の光路を開放す
る。同期移動中に、アライメント系49aがアライメン
トマーク59aを検出すると、直ちに投影領域群34n
に対応する照明シャッタ12を閉じ、アライメント系4
9aがアライメントマーク60aを検出すると、直ちに
投影領域群34mに対応する照明シャッタ12を閉じ各
光路を遮光する。これにより、ガラス基板P上に分割パ
ターン52が転写され、LCDパターンLPが合成され
る。
【0082】本実施の形態の走査露光方法および走査型
露光装置では、上記第1の実施の形態と同様の効果が得
られることに加えて、各分割パターンの走査露光終了毎
に次の走査露光開始位置にマスクMおよびガラス基板P
を空送りする第1の実施の形態に比較して空送りが少な
いため、先の分割パターンの走査露光終了位置から後の
分割パターンの露光開始位置までのマスクMおよびガラ
ス基板Pの移動距離が短くなり、スループットが向上す
る。また、本実施の形態では、マスクMの分割パターン
と同時に形成されたアライメントマーク57a〜60
a、57b〜60bを検出することで、照明シャッタ1
2による投影領域群34m、34nへの光束の遮光・照
射を切り換えているため、マスクステージ4および基板
ステージ5の位置を検出する場合に比較して、照明シャ
ッタ12の駆動タイミングをより高精度にできる。
【0083】なお、上記実施の形態において、つなぎ合
わせ用マークと結像特性補正用のアライメントマークと
を兼用する構成としたが、これに限られるものではな
く、それぞれ専用のマークを個別に形成してもよい。ま
た、分割パターンの重複部の位置をアライメントマーク
などを用いて検出して露光するものについて説明した
が、レーザ干渉系39、43でそれぞれのステージの位
置と、ステージに対するマスク、基板の位置とから、露
光開始、終了を制御するようにしてもよい。
【0084】また、第1の実施の形態では同期移動方向
をすべて同方向としたが、第2の実施の形態のように、
同期移動方向で隣り合う分割パターン51、52および
53、54同士のみ同方向であったり、さらに、各分割
パターン毎に個別に同期移動方向を設定してもよい。い
ずれの場合も、同期移動方向で隣り合う分割パターン同
士の重複部が当該分割パターンの同期移動方向前方側に
配置されたときには、重複部が投影領域に位置したとき
に露光光を開放し、重複部が当該分割パターンの同期移
動方向後方側に配置されたときには、重複部が投影領域
に位置したときに露光光を遮光すれば、同期移動方向に
依存せずに、第1の実施の形態で説明したように重複部
51a〜54a、51b〜54b、51c〜54cと、
非重複部との露光量分布が同一になるため、マスクMや
ガラス基板Pの移動距離が最も短い露光順序を選択する
等、最適化された露光順序に応じて同期移動方向を設定
すればよい。
【0085】さらに、上記実施の形態では、重複部51
b〜54bおよび重複部51c〜54cを投影領域34
eの端部35kと投影領域34aの端部35jで重複露
光する構成としたが、LCDパターンLPのY方向の長
さに応じて、重複露光に用いる投影領域を適宜変更して
もよい。例えば、重複部51b、52b、51c、52
cに関しては投影領域34eの端部35kで露光し、重
複部53b、54b、53c、54cに関しては投影領
域34bの端部35bで露光してもよい。この場合、重
複部53b、54b、53c、54cを露光する際に、
投影領域34aに対応する照明シャッタ12を露光中に
閉じておけばよい。これは、端部35gと端部35jと
で重複露光する場合も同様である。このように、Y方向
に隣り合う分割パターン同士の重複部の露光に関して
は、投影領域の端部形状に依存することなく、重複部と
非重複部との露光量分布を同一にすることが可能であ
る。また、上述したように、この場合でも、同期移動方
向は限定されることなく、各分割パターン毎に個別に設
定可能である。
【0086】また、上記実施の形態では、投影光学系3
が複数の投影系モジュール3a〜3eから構成され、投
影領域34a〜34eが複数並列する構成としたが、こ
れに限られるものではなく、図18に示すように、単一
の投影領域34fを有する投影光学系を用いてもよい。
この場合、投影領域34fの幅は、重複部51a〜54
aの幅と同一の長さL13に設定される。また、投影領
域34fの端部35m、35nのY方向の幅は、重複部
51b〜54bの幅と同一の長さL23に設定される。
【0087】そして、上記実施の形態では、同期移動方
向の投影領域の幅が重複部51a〜54a、51c〜5
4cのX方向の幅L13とほぼ一致することになるが、
視野絞り26に関して投影領域の大きさを可変とするこ
とで、重複部51a〜54a、51c〜54cの幅を任
意に設定できる。この場合、投影領域の大きさが変わる
ことで、Y方向で隣り合う投影領域34a〜34eにお
いて端部35a〜35hの位置が一致しなくなるため、
投影領域の変更に応じて投影系モジュール3a〜3eを
移動させるか、像シフト機構23を調整して各投影領域
34a〜34eの位置をY方向に(場合によってはX方
向も)シフトさせればよい。
【0088】さらに、図19に示すように、投影領域の
大きさを変更するときに、各投影領域3a〜3eにおい
て、例えば+X側の辺(投影領域群34mは短辺、投影
領域群34nは長辺)を同じ方向に長さL14だけ移動
させれば、Y方向で隣り合う端部35a〜35hのY方
向の位置が一致するため、各投影領域34a〜34eの
位置をシフトさせる必要がなくなる。従って、重複部5
1a〜54a、51c〜54cの幅はL13+L14に
なり、任意の値に設定できる。これは、+X側の辺を−
X方向に移動させても、−X側の辺を移動させても同様
である。
【0089】また、上記実施の形態では、四回の走査露
光によりガラス基板P上にLCDパターンLPを画面合
成する構成としたが、これに限られるものではなく、例
えば3回以下の走査露光によりガラス基板P上で画面合
成したり、5回以上の走査露光で画面合成するような構
成であってもよい。さらに、光源6を一つではなく、各
光路毎に設けたり、複数の光源を設け、ライトガイド等
を用いて複数の光源(または一つ)からの光を一つに合
成し、再び各光路毎に光を分岐させる構成であってもよ
い。この場合、光源の光量のバラツキによる悪影響を排
除できるとともに、光源の一つが消えても全体の光量が
低下するだけであり、露光されたデバイスが使用不能に
なってしまうことを防止できる。
【0090】また、投影系モジュール3a〜3eを介す
る光路を照明シャッタ12で遮光する構成としたが、こ
れに限られるものではなく、例えば、フィルタ21に透
過率零の透過不能部を設け、光路を遮光する場合には透
過不能部を光路に位置させるような構成であってもよ
い。
【0091】なお、本実施の形態の基板としては、液晶
表示デバイス用のガラス基板Pのみならず、半導体デバ
イス用の半導体ウエハや、薄膜磁気ヘッド用のセラミッ
クウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたは
レチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用
される。
【0092】走査型露光装置1の種類としては、ガラス
基板Pに液晶表示デバイスパターンを露光する液晶表示
デバイス製造用の露光装置に限られず、ウエハに半導体
デバイスパターンを露光する半導体デバイス製造用の露
光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるい
はレチクルなどを製造するための露光装置などにも広く
適用できる。
【0093】また、光源6として、超高圧水銀ランプか
ら発生する輝線(g線(436nm)、h線(404.
7nm)、i線(365nm))、KrFエキシマレー
ザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193n
m)、F2レーザ(157nm)を用いることができ
る。
【0094】投影系モジュール3a〜3eの倍率は、等
倍系のみならず縮小系および拡大系のいずれでもよい。
また、投影系モジュール3a〜3eとしては、エキシマ
レーザなどの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や
蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、F2レーザ
やX線を用いる場合は反射屈折系または屈折系の光学系
(マスクMも反射型タイプのものを用いる)を用いれば
よい。また、投影系モジュール3a〜3eを用いること
なく、マスクMとガラス基板Pとを密接させてマスクM
のパターンを露光するプロキシミティ露光装置にも適用
可能である。
【0095】基板ステージ5やマスクステージ4にリニ
アモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118参照)を用
いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型および
ローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型
のどちらを用いてもよい。また、各ステージ4、5は、
ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設け
ないガイドレスタイプであってもよい。
【0096】各ステージ4、5の駆動機構37、40と
しては、二次元に磁石を配置した磁石ユニット(永久磁
石)と、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを
対向させ電磁力により各ステージ4、5を駆動する平面
モータを用いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機
子ユニットとのいずれか一方をステージ4、5に接続
し、磁石ユニットと電機子ユニットとの他方を各ステー
ジ4、5の移動面側(ベース)に設ければよい。
【0097】基板ステージ5の移動により発生する反力
は、投影光学系3に伝わらないように、特開平8−16
6475号公報(USP5,528,118)に記載されているよう
に、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がし
てもよい。本発明はこのような構造を備えた露光装置に
おいても適用可能である。マスクステージ4の移動によ
り発生する反力は、投影光学系3に伝わらないように、
特開平8−330224号公報(US S/N 08/416,558)
に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的
に床(大地)に逃がしてもよい。本発明はこのような構
造を備えた露光装置においても適用可能である。
【0098】以上のように、本願実施形態の基板処理装
置である走査型露光装置1は、本願特許請求の範囲に挙
げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の
機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組
み立てることで製造される。これら各種精度を確保する
ために、この組み立ての前後には、各種光学系について
は光学的精度を達成するための調整、各種機械系につい
ては機械的精度を達成するための調整、各種電気系につ
いては電気的精度を達成するための調整が行われる。各
種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種
サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接
続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシ
ステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシ
ステム個々の組み立て工程があることはいうまでもな
い。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終
了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各
種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およ
びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うこと
が望ましい。
【0099】液晶表示デバイスや半導体デバイス等のデ
バイスは、図20に示すように、液晶表示デバイス等の
機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステッ
プに基づいたマスクM(レチクル)を製作するステップ
202、石英等からガラス基板P、またはシリコン材料
からウエハを製作するステップ203、前述した実施の
形態の走査型露光装置1によりマスクMのパターンをガ
ラス基板P(またはウエハ)に露光するステップ20
4、液晶表示デバイス等を組み立てるステップ(ウエハ
の場合、ダイシング工程、ボンディング工程、パッケー
ジ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製
造される。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る走
査露光方法は、同期移動方向に隣り合う分割パターン同
士を互いに一部重複させる手順となっている。これによ
り、この走査露光方法では、これら分割パターンを滑ら
かにつなぎ合わせることが可能になり、品質を低下させ
ることなく液晶表示パネルの大面積化に容易に対応でき
るという効果が得られる。
【0101】請求項2に係る走査露光方法は、露光光の
照射が分割パターン同士の重複部において、マスクの分
割パターンを基板に露光する照射と露光しない遮光とを
切り換える手順となっている。これにより、この走査露
光方法では、重複部において露光光の照射と遮光とを切
り換えることで重複部と非重複部との露光量分布が同一
になり、同期移動方向で隣り合う分割パターン同士を滑
らかにつなぎ合わせることができるという効果が得られ
る。また、露光光の照射、遮光を切り換えるという簡単
な動作で露光量分布を制御しているので、装置の大型化
および高価格化も防ぐことができる。
【0102】請求項3に係る走査露光方法は、重複部が
分割パターンの同期移動方向前方側に配置されたときに
は照射領域に重複部が位置した際に露光光を開放し、重
複部が分割パターンの同期移動方向後方側に配置された
ときには照射領域に重複部が位置した際に露光光を遮光
する手順となっている。これにより、この走査露光方法
では、重複部を重複露光したときに、重複部と非重複部
との露光量分布が同一になり、同期移動方向で隣り合う
分割パターン同士を滑らかにつなぎ合わせることができ
るという効果が得られる。
【0103】請求項4に係る走査露光方法は、隣り合う
照射領域が同期移動方向と直交する方向で互いに一部を
重複させて複数並列される構成となっている。これによ
り、この走査露光方法では、同期移動方向と直交する方
向においても、より長い液晶表示パネルの製造が可能で
あり、より大面積のパネルが得られるという効果を奏す
る。
【0104】請求項5に係る走査露光方法は、同期移動
方向で隣り合う分割パターン同士で同期移動方向を互い
に同方向にする構成となっている。これにより、この走
査露光方法では、同期移動方向が異なることで発生する
誤差要因を排除することができ、高精度の露光が実施で
きるという効果が得られる。
【0105】請求項6に係る走査露光方法は、同期移動
方向に隣り合う分割パターン同士を露光した後に、同期
移動方向と直交する方向に隣り合う分割パターン同士を
互いに一部重複させる手順となっている。これにより、
この走査露光方法では、分割パターンを同期移動方向お
よびこれと直交する方向の双方に滑らかにつなぎ合わせ
ることができ、より大面積のパネルが得られるという効
果を奏する。
【0106】請求項7に係る走査露光方法は、分割パタ
ーンの近傍に形成されたつなぎ合わせマークを用いて先
の分割パターンに後の分割パターンをつなぎ合わせる手
順となっている。これにより、この走査露光方法では、
マスクステージおよび基板ステージの位置を検出する場
合に比較して、露光光の照射・遮光を切り換えるタイミ
ングをより正確にできるため、高精度のつなぎ合わせが
可能になるという効果が得られる。
【0107】請求項8に係る走査露光方法は、先の分割
パターンの露光終了位置から後の分割パターンの露光開
始位置までのマスクの移動距離に基づいて、分割パター
ンの露光順序を決定する手順となっている。これによ
り、この走査露光方法では、露光に係る時間が短くな
り、スループットが向上するという効果が得られる。
【0108】請求項9に係る走査型露光装置は、同期移
動中に照射領域の遮光状態を変更して、同期移動方向に
隣り合う分割パターン同士を互いに一部重複させるよう
に、制御装置がマスクステージ、基板ステージおよび遮
光装置を制御する構成となっている。これにより、この
走査型露光装置では、分割パターン同士を滑らかにつな
ぎ合わせることが可能になり、品質を低下させることな
く液晶表示パネルの大面積化に容易に対応できるという
効果が得られる。
【0109】請求項10に係る走査型露光装置は、同期
移動方向と直交する方向に一部を重複させて並列された
複数の照射領域に対して、遮光装置が照射領域毎に配設
される構成となっている。これにより、この走査型露光
装置では、同期移動方向と直交する方向においても、よ
り長い液晶表示パネルの製造が可能であり、より大面積
のパネルが得られるという効果を奏する。また、パネル
の長さに応じて任意の照射領域を遮光しておくことも可
能になり、より汎用性が高まるという効果も得られる。
【0110】請求項11に係る走査型露光装置は、分割
パターン同士の重なり幅が照射領域の同期移動方向の幅
とほぼ一致する構成となっている。これにより、この走
査型露光装置では、照射領域における露光光の照射・遮
光を切り換えることで、重複部と非重複部との露光量分
布が同一になり、同期移動方向で隣り合う分割パターン
同士を滑らかにつなぎ合わせることができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、走
査型露光装置の概略的な構成を示す外観斜視図である。
【図2】 同走査型露光装置の概略構成図である。
【図3】 本発明の走査型露光装置を構成する投影系
モジュールの概略構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態を示す図であって、投
影系モジュールで設定される投影領域の平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態を示す図であって、ガ
ラス基板と投影領域との関係を示す平面図である。
【図6】 ガラス基板上に画面合成される各分割パタ
ーンの概略平面図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の走査露光に用
いられるマスクの平面図である。
【図8】 分割パターンを走査露光する手順を説明す
る説明図であって、(a)は分割パターンが走査露光開
始位置にあり、(b)および(c)は重複部が投影領域
に位置したときに露光光を照射し、(d)は分割パター
ンを露光中、(e)は走査露光が終了したそれぞれ平面
図である。
【図9】 分割パターンを走査露光する手順を説明す
る説明図であって、(a)および(c)は走査露光中、
(b)および(d)は重複部が投影領域に位置したとき
に露光光を遮光し、(e)は走査露光が終了したそれぞ
れ平面図である。
【図10】 (a)〜(d)は、それぞれ重複部51
c〜54cの露光量分布を示す分布図である。
【図11】 投影領域と分割パターンの重複部との位
置関係を示す平面図である。
【図12】 (a)〜(d)は、いずれも投影領域端
部による重複部の露光量分布を示す分布図である。
【図13】 (a)、(b)は、いずれも2つの投影
領域端部より露光された重複部の露光量分布を示す分布
図である。
【図14】 (a)〜(d)は、それぞれ重複部の露
光量分布を示す分布図である。
【図15】 (a)〜(d)は、いずれも投影領域端
部による重複部の露光量分布を示す分布図である。
【図16】 本発明の第2の実施の形態の走査露光に
用いられるマスクの平面図である。
【図17】 (a)〜(g)は、いずれも走査露光の
手順を示すための平面図である。
【図18】 本発明の別の実施の形態を示す図であっ
て、単一の投影領域とガラス基板との位置関係を示す平
面図である。
【図19】 投影領域の大きさを変更する方法を示す
平面図である。
【図20】 液晶表示デバイスの製造工程の一例を示
すフローチャート図である。
【符号の説明】
M マスク(レチクル) P ガラス基板(基板) 1 走査型露光装置 4 マスクステージ 5 基板ステージ 12 照明シャッタ(遮光装置) 17 制御装置 34a〜34e 投影領域(照射領域) 51〜54 分割パターン 51a〜54a、51c〜54c 重複部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光の照射に対してマスクと基板と
    を同期移動して、前記マスクの分割パターンを前記基板
    に投影し、前記基板上で隣り合う複数の分割パターンを
    つなぎ合わせて露光する走査露光方法であって、 前記同期移動方向に隣り合う前記分割パターン同士を互
    いに一部重複させることを特徴とする走査露光方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走査露光方法におい
    て、 前記露光光の照射は、前記同期移動方向に隣り合う前記
    分割パターン同士の重複部において、前記マスクの分割
    パターンを基板に露光する照射と露光しない遮光とを切
    り換えることを特徴とする走査露光方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の走査露光方法におい
    て、 前記重複部が前記分割パターンの前記同期移動方向前方
    側に配置されるときには、該分割パターンに対する前記
    同期移動中に前記重複部が前記照射領域に位置した際に
    前記露光光を開放し、 前記重複部が前記分割パターンの前記同期移動方向後方
    側に配置されるときには、該分割パターンに対する前記
    同期移動中に前記重複部が前記照射領域に位置した際に
    前記露光光を遮光することを特徴とする走査露光方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の走
    査露光方法において、 前記照射領域は、隣り合う照射領域が前記同期移動方向
    と直交する方向で互いに一部を重複させて複数並列され
    ることを特徴とする走査露光方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の走
    査露光方法において、 前記同期移動方向に隣り合う分割パターン同士で該同期
    移動方向を互いに同方向にすることを特徴とする走査露
    光方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の走
    査露光方法において、 前記同期移動方向に隣り合う前記分割パターン同士を露
    光した後に、前記マスクと前記基板とを前記同期移動方
    向と直交する方向に移動し、 該直交する方向に隣り合う分割パターン同士を互いに一
    部重複させることを特徴とする走査露光方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の走
    査露光方法において、 前記マスクは、前記隣り合う分割パターンの近傍につな
    ぎ合わせマークを有し、該つなぎ合わせマークを用いて
    先の分割パターンに後の分割パターンをつなぎ合わせる
    ことを特徴とする走査露光方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の走
    査露光方法において、 前記複数の分割パターンの露光順序を、先の分割パター
    ンの露光終了位置から後の分割パターンの露光開始位置
    までの前記マスクの移動距離に基づいて決定することを
    特徴とする走査露光方法。
  9. 【請求項9】 露光光の照射領域に対してマスクを保
    持するマスクステージと基板を保持する基板ステージと
    を同期移動して、前記基板上で隣り合う複数の分割パタ
    ーンをつなぎ合わせて露光する走査型露光装置であっ
    て、 前記露光光を遮光・開放する遮光装置と、 前記同期移動中に前記照射領域の遮光状態を変更して、
    前記同期移動方向に隣り合う分割パターン同士を互いに
    一部重複させるように前記マスクステージ、基板ステー
    ジおよび遮光装置を制御する制御装置とを備えることを
    特徴とする走査型露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の走査型露光装置にお
    いて、 前記照射領域は、隣り合う照射領域が前記同期移動方向
    と直交する方向で互いに一部を重複させて複数並列さ
    れ、 前記遮光装置は、前記複数の照射領域毎に配設されるこ
    とを特徴とする走査型露光装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10記載の走査型露
    光装置において、 前記隣り合う分割パターン同士を互いに一部重複させる
    前記同期移動方向の重なり幅は、前記照射領域の前記同
    期移動方向の幅とほぼ一致することを特徴とする走査型
    露光装置。
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