JP2001208441A - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JP2001208441A JP2001208441A JP2000021418A JP2000021418A JP2001208441A JP 2001208441 A JP2001208441 A JP 2001208441A JP 2000021418 A JP2000021418 A JP 2000021418A JP 2000021418 A JP2000021418 A JP 2000021418A JP 2001208441 A JP2001208441 A JP 2001208441A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の室内機へ冷媒を均等に分流させること
ができると共に、各室内機の据付の自由度を向上させる
こと。 【解決手段】 圧縮機16を備えた室外機11と、室内
熱交換器21を備えた複数の室内機12A、12B、1
2Cとを有し、これら複数の室内機が同時に運転制御さ
れる空気調和装置10において、圧縮機からの実吐出冷
媒温度Tdを目標吐出冷媒温度DTsに一致させるべく
各室内機へ流れる冷媒量を制御する吐出冷媒温度制御の
実行中に、冷房運転時には、各室内機における室内熱交
換器の過熱度SHに基づき、また暖房運転時には、各室
内機における室内熱交換器の過冷却度SCに基づき、そ
れぞれ室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成
されたものである。
ができると共に、各室内機の据付の自由度を向上させる
こと。 【解決手段】 圧縮機16を備えた室外機11と、室内
熱交換器21を備えた複数の室内機12A、12B、1
2Cとを有し、これら複数の室内機が同時に運転制御さ
れる空気調和装置10において、圧縮機からの実吐出冷
媒温度Tdを目標吐出冷媒温度DTsに一致させるべく
各室内機へ流れる冷媒量を制御する吐出冷媒温度制御の
実行中に、冷房運転時には、各室内機における室内熱交
換器の過熱度SHに基づき、また暖房運転時には、各室
内機における室内熱交換器の過冷却度SCに基づき、そ
れぞれ室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成
されたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の室内機が同
時に運転制御される空気調和装置に関する。
時に運転制御される空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示す空気調和装置1は、圧縮機5
及び室外熱交換器6を備えた室外機2と、室内熱交換器
7及び膨張弁8をそれぞれ備えた複数台の室内機3A及
び3Bと、制御装置4とを有し、この制御装置4により
複数台の室内機3A及び3Bが同時に運転制御されるよ
う構成される。
及び室外熱交換器6を備えた室外機2と、室内熱交換器
7及び膨張弁8をそれぞれ備えた複数台の室内機3A及
び3Bと、制御装置4とを有し、この制御装置4により
複数台の室内機3A及び3Bが同時に運転制御されるよ
う構成される。
【0003】また制御装置4は、圧縮機5から吐出され
た実吐出冷媒温度Tdを目標吐出冷媒温度DTsに一致
させるべく、室内機3A及び3Bにおける膨張弁8の弁
開度を制御する吐出冷媒温度制御を実行する。上記目標
吐出冷媒温度DTsは、室外熱交換器6内を流れる室外
熱交換器冷媒温度C2と、室内熱交換器7内を流れる室
内熱交換器中間冷媒温度E2とをパラメータとして決定
されるものである。
た実吐出冷媒温度Tdを目標吐出冷媒温度DTsに一致
させるべく、室内機3A及び3Bにおける膨張弁8の弁
開度を制御する吐出冷媒温度制御を実行する。上記目標
吐出冷媒温度DTsは、室外熱交換器6内を流れる室外
熱交換器冷媒温度C2と、室内熱交換器7内を流れる室
内熱交換器中間冷媒温度E2とをパラメータとして決定
されるものである。
【0004】そして、制御装置4は、上記吐出冷媒温度
制御の実行中に、各室内機3A、3Bへ冷媒を均等に分
流させるように冷媒分流制御を実行する。
制御の実行中に、各室内機3A、3Bへ冷媒を均等に分
流させるように冷媒分流制御を実行する。
【0005】この冷媒分流制御は、冷房運転時には、各
室内機3A、3Bにおける室内熱交換器7(蒸発器)内
を流れる室内熱交換器中間冷媒温度E2を比較し、これ
らのE2のうち最大の室内熱交換器中間冷媒温度E2m
axとの差X(X=E2max−E2)が、例えば、X
≧10であれば、当該室内機3A又は3Bの膨張弁8を
Xステップだけ閉弁方向に動作し、3≦X<10であれ
ば、当該室内機3A又は3Bの膨張弁8をX/2ステッ
プだけ閉弁方向に動作することにより実施される。
室内機3A、3Bにおける室内熱交換器7(蒸発器)内
を流れる室内熱交換器中間冷媒温度E2を比較し、これ
らのE2のうち最大の室内熱交換器中間冷媒温度E2m
axとの差X(X=E2max−E2)が、例えば、X
≧10であれば、当該室内機3A又は3Bの膨張弁8を
Xステップだけ閉弁方向に動作し、3≦X<10であれ
ば、当該室内機3A又は3Bの膨張弁8をX/2ステッ
プだけ閉弁方向に動作することにより実施される。
【0006】また、上記冷媒分流制御は、暖房運転時に
は、各室内機3A、3Bにおける室内熱交換器7(凝縮
器)から流出した室内熱交換器出入口冷媒温度E1を比
較し、これらのE1のうち最小の室内熱交換器出入口冷
媒温度E1mimとの差Y(Y=E1−E1min)
が、例えばY>3であれば、当該室内機3A又は3Bの
膨張弁8をY/2ステップだけ閉弁方向に動作すること
により実施される。
は、各室内機3A、3Bにおける室内熱交換器7(凝縮
器)から流出した室内熱交換器出入口冷媒温度E1を比
較し、これらのE1のうち最小の室内熱交換器出入口冷
媒温度E1mimとの差Y(Y=E1−E1min)
が、例えばY>3であれば、当該室内機3A又は3Bの
膨張弁8をY/2ステップだけ閉弁方向に動作すること
により実施される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように吐出冷媒
温度制御の実行中における各室内機3A、3Bへの冷媒
分流制御は、各室内機3A、3Bにおける膨張弁8の一
点を流れる冷媒温度を比較することにより実行されるの
で、室内機3A、3Bの据付位置が離れていたり、室内
機3A、3Bの据付位置に高低差があって、室内機3
A、3Bのそれぞれの室内熱交換器7へ流入する冷媒温
度が異なっている場合には、各室内熱交換器7内を流れ
る冷媒量の把握が不正確となる。このため、各室内機3
A、3Bへ冷媒が均等に流れず、冷房又は暖房能力が低
下する室内機3A、3Bが発生する場合がある。
温度制御の実行中における各室内機3A、3Bへの冷媒
分流制御は、各室内機3A、3Bにおける膨張弁8の一
点を流れる冷媒温度を比較することにより実行されるの
で、室内機3A、3Bの据付位置が離れていたり、室内
機3A、3Bの据付位置に高低差があって、室内機3
A、3Bのそれぞれの室内熱交換器7へ流入する冷媒温
度が異なっている場合には、各室内熱交換器7内を流れ
る冷媒量の把握が不正確となる。このため、各室内機3
A、3Bへ冷媒が均等に流れず、冷房又は暖房能力が低
下する室内機3A、3Bが発生する場合がある。
【0008】このような事態の発生を防ぐために、複数
台の室内機3A、3Bの据付位置に厳格な制約(例え
ば、室内機3Aと3B間の最大冷媒配管長の制限や、室
内機3A、3Bの据付位置の最大高低差の制限等)を課
して、これら複数の室内機3A、3Bの各室内熱交換器
7へ流入する冷媒温度が等しくなるようにしていた。
台の室内機3A、3Bの据付位置に厳格な制約(例え
ば、室内機3Aと3B間の最大冷媒配管長の制限や、室
内機3A、3Bの据付位置の最大高低差の制限等)を課
して、これら複数の室内機3A、3Bの各室内熱交換器
7へ流入する冷媒温度が等しくなるようにしていた。
【0009】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
ものであり、複数の室内機へ冷媒を均等に分流させるこ
とができると共に、各室内機の据付の自由度を向上させ
ることができる空気調和装置を提供することにある。
ものであり、複数の室内機へ冷媒を均等に分流させるこ
とができると共に、各室内機の据付の自由度を向上させ
ることができる空気調和装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、圧縮機を備えた室外機と、室内熱交換器を備えた複
数の室内機とを有し、これら複数の室内機が同時に運転
制御される空気調和装置において、上記圧縮機からの吐
出冷媒温度を目標吐出冷媒温度に一致させるべく上記各
室内機へ流れる冷媒量を制御する吐出冷媒温度制御の実
行中に、上記各室内機における上記室内熱交換器の過熱
度に基づき、当該室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御す
るよう構成されたことを特徴とするものである。
は、圧縮機を備えた室外機と、室内熱交換器を備えた複
数の室内機とを有し、これら複数の室内機が同時に運転
制御される空気調和装置において、上記圧縮機からの吐
出冷媒温度を目標吐出冷媒温度に一致させるべく上記各
室内機へ流れる冷媒量を制御する吐出冷媒温度制御の実
行中に、上記各室内機における上記室内熱交換器の過熱
度に基づき、当該室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御す
るよう構成されたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、圧縮機を備えた
室外機と、室内熱交換器を備えた複数の室内機とを有
し、これら複数の室内機が同時に運転制御される空気調
和装置において、上記圧縮機からの吐出冷媒温度を目標
吐出冷媒温度に一致させるべく上記各室内機へ流れる冷
媒量を制御する吐出冷媒温度制御の実行中に、冷房運転
時には、上記各室内機における上記室内熱交換器の過熱
度に基づき、また暖房運転時には、上記各室内機におけ
る上記室内熱交換器の過冷却度に基づき、それぞれ当該
室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成された
ことを特徴とするものである。
室外機と、室内熱交換器を備えた複数の室内機とを有
し、これら複数の室内機が同時に運転制御される空気調
和装置において、上記圧縮機からの吐出冷媒温度を目標
吐出冷媒温度に一致させるべく上記各室内機へ流れる冷
媒量を制御する吐出冷媒温度制御の実行中に、冷房運転
時には、上記各室内機における上記室内熱交換器の過熱
度に基づき、また暖房運転時には、上記各室内機におけ
る上記室内熱交換器の過冷却度に基づき、それぞれ当該
室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成された
ことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記各室内機における上記室
内熱交換器の過熱度のうち、最小過熱度との差が所定量
A以上のときに当該室内機の膨張弁を開弁方向に動作
し、最大過熱度との差が所定量B以上のときに当該室内
機の上記膨張弁を閉弁方向に動作して、当該室内機の上
記室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成され
たことを特徴とするものである。
2に記載の発明において、上記各室内機における上記室
内熱交換器の過熱度のうち、最小過熱度との差が所定量
A以上のときに当該室内機の膨張弁を開弁方向に動作
し、最大過熱度との差が所定量B以上のときに当該室内
機の上記膨張弁を閉弁方向に動作して、当該室内機の上
記室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成され
たことを特徴とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、上記各室内機における上記室
内熱交換器の過冷却度のうち、最小過冷却度との差が所
定量C以上のときに当該室内機の膨張弁を開弁方向に動
作し、最大過冷却度との差が所定量D以上のときに当該
室内機の上記膨張弁を閉弁方向に動作して、当該室内機
の上記室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成
されたことを特徴とするものである。
3に記載の発明において、上記各室内機における上記室
内熱交換器の過冷却度のうち、最小過冷却度との差が所
定量C以上のときに当該室内機の膨張弁を開弁方向に動
作し、最大過冷却度との差が所定量D以上のときに当該
室内機の上記膨張弁を閉弁方向に動作して、当該室内機
の上記室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成
されたことを特徴とするものである。
【0014】請求項1乃至4に記載の発明には、次の作
用がある。
用がある。
【0015】吐出冷媒温度制御の実行中に、複数の室内
機における室内熱交換器の過熱度または過冷却度に基づ
き、当該室内機の室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御す
ることから、各室内機の室内熱交換器内に流れる冷媒量
を正確に把握できるので、各室内機へ流れる冷媒量を適
正に均等化できる。この結果、複数の室内機における据
付位置の高低差を無くすなどの厳格な室内機据付制約を
解消でき、複数の室内機の据付自由度を向上させること
ができる。
機における室内熱交換器の過熱度または過冷却度に基づ
き、当該室内機の室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御す
ることから、各室内機の室内熱交換器内に流れる冷媒量
を正確に把握できるので、各室内機へ流れる冷媒量を適
正に均等化できる。この結果、複数の室内機における据
付位置の高低差を無くすなどの厳格な室内機据付制約を
解消でき、複数の室内機の据付自由度を向上させること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
面に基づき説明する。
【0017】図1は、本発明に係る空気調和装置の一実
施の形態における冷媒回路を示す回路図である。
施の形態における冷媒回路を示す回路図である。
【0018】この図1に示すヒートポンプ式空気調和装
置10は、室外機11、室内機12A、12B及び12
C並びに制御装置13を有してなり、室外機11の室外
冷媒配管14と室内機12A、12B及び12Cの室内
冷媒配管15とが連結されている。この空気調和装置1
0では、複数台の室内機12A、12B及び12Cは同
時に運転制御(運転又は停止)がなされ、それぞれが独
立して運転制御されるものではない。
置10は、室外機11、室内機12A、12B及び12
C並びに制御装置13を有してなり、室外機11の室外
冷媒配管14と室内機12A、12B及び12Cの室内
冷媒配管15とが連結されている。この空気調和装置1
0では、複数台の室内機12A、12B及び12Cは同
時に運転制御(運転又は停止)がなされ、それぞれが独
立して運転制御されるものではない。
【0019】室外機11は室外に設置され、室外冷媒配
管14には圧縮機16が配設されるとともに、この圧縮
機16の吸込側にアキュムレータ17が、吐出側に四方
弁18がそれぞれ配設され、この四方弁18側に室外熱
交換器19が配設されて構成される。室外熱交換器19
には、この室外熱交換器19へ向かって送風する室外フ
ァン20が隣接して配置されている。また、上記圧縮機
16は、一定速度で回転する圧縮機である。
管14には圧縮機16が配設されるとともに、この圧縮
機16の吸込側にアキュムレータ17が、吐出側に四方
弁18がそれぞれ配設され、この四方弁18側に室外熱
交換器19が配設されて構成される。室外熱交換器19
には、この室外熱交換器19へ向かって送風する室外フ
ァン20が隣接して配置されている。また、上記圧縮機
16は、一定速度で回転する圧縮機である。
【0020】一方、複数台の室内機12A、12B及び
12Cは例えば同一の室内に設置され、各室内冷媒配管
15に室内熱交換器21が配設されるとともに、各室内
冷媒配管15において室内熱交換器21の近傍に、減圧
機構としての膨張弁22が配設されて構成される。上記
室内熱交換器21には、この室内熱交換器21へ送風す
る室内ファン23が隣接して配置されている。
12Cは例えば同一の室内に設置され、各室内冷媒配管
15に室内熱交換器21が配設されるとともに、各室内
冷媒配管15において室内熱交換器21の近傍に、減圧
機構としての膨張弁22が配設されて構成される。上記
室内熱交換器21には、この室内熱交換器21へ送風す
る室内ファン23が隣接して配置されている。
【0021】室外冷媒配管14と室内冷媒配管15とが
接続されることにより、アキュムレータ17、圧縮機1
6、四方弁18、室外熱交換器19、膨張弁22及び室
内熱交換器21が順次接続され、この室内熱交換器21
に四方弁18を介してアキュムレータ17が接続され
て、空気調和装置10はループ状の冷媒回路9を構成す
る。
接続されることにより、アキュムレータ17、圧縮機1
6、四方弁18、室外熱交換器19、膨張弁22及び室
内熱交換器21が順次接続され、この室内熱交換器21
に四方弁18を介してアキュムレータ17が接続され
て、空気調和装置10はループ状の冷媒回路9を構成す
る。
【0022】上記制御装置13は、室外機11及び室内
機12A、12B及び12Cの運転を制御し、具体的に
は、室外機11の圧縮機16、四方弁18及び室外ファ
ン20、並びに室内機12A、12B及び12Cの膨張
弁22及び室内ファン23をそれぞれ制御する。
機12A、12B及び12Cの運転を制御し、具体的に
は、室外機11の圧縮機16、四方弁18及び室外ファ
ン20、並びに室内機12A、12B及び12Cの膨張
弁22及び室内ファン23をそれぞれ制御する。
【0023】制御装置13により四方弁18が切り換え
られることにより、空気調和装置10が冷房運転又は暖
房運転に設定される。つまり、制御装置13が四方弁1
8を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如
く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器2
1が蒸発器になって冷房運転状態となり、室内熱交換器
21が室内を冷房する。また、制御装置13が四方弁1
8を暖房側に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如
く流れ、室内熱交換器21が凝縮器に、室外熱交換器1
9が蒸発器になって暖房運転状態となり、室内熱交換器
21が室内を暖房する。
られることにより、空気調和装置10が冷房運転又は暖
房運転に設定される。つまり、制御装置13が四方弁1
8を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如
く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器2
1が蒸発器になって冷房運転状態となり、室内熱交換器
21が室内を冷房する。また、制御装置13が四方弁1
8を暖房側に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如
く流れ、室内熱交換器21が凝縮器に、室外熱交換器1
9が蒸発器になって暖房運転状態となり、室内熱交換器
21が室内を暖房する。
【0024】また、制御装置13は、冷房運転時及び暖
房運転時に、膨張弁22の弁開度、並びに室外ファン2
0及び室内ファン23の回転数を空調負荷に応じて制御
する。更に、制御装置13は、冷房運転時及び暖房運転
時においては、膨張弁22の開度を後述のごとく調節し
て吐出冷媒温度制御を実行する。
房運転時に、膨張弁22の弁開度、並びに室外ファン2
0及び室内ファン23の回転数を空調負荷に応じて制御
する。更に、制御装置13は、冷房運転時及び暖房運転
時においては、膨張弁22の開度を後述のごとく調節し
て吐出冷媒温度制御を実行する。
【0025】この吐出冷媒温度制御を実行する前提とし
て、制御装置13には、吐出冷媒温度センサ25にて検
出された、圧縮機16からの吐出冷媒温度(つまり実吐
出冷媒温度Td)が入力される。更に、室外熱交換器1
9における入口と出口の中間位置を流れる冷媒の温度
(つまり室外熱交換器冷媒温度C2)が室外熱交換器温
度センサ26にて検出され、この室外熱交換器冷媒温度
C2が制御装置13に入力される。また、各室内熱交換
器21における入口と出口の中間位置を流れる冷媒の温
度(つまり室内熱交換器中間冷媒温度E2)が室内熱交
換器第2温度センサ27にて検出され、この室内熱交換
器中間冷媒温度E2が制御装置13に入力される。
て、制御装置13には、吐出冷媒温度センサ25にて検
出された、圧縮機16からの吐出冷媒温度(つまり実吐
出冷媒温度Td)が入力される。更に、室外熱交換器1
9における入口と出口の中間位置を流れる冷媒の温度
(つまり室外熱交換器冷媒温度C2)が室外熱交換器温
度センサ26にて検出され、この室外熱交換器冷媒温度
C2が制御装置13に入力される。また、各室内熱交換
器21における入口と出口の中間位置を流れる冷媒の温
度(つまり室内熱交換器中間冷媒温度E2)が室内熱交
換器第2温度センサ27にて検出され、この室内熱交換
器中間冷媒温度E2が制御装置13に入力される。
【0026】また、冷房運転時に室内熱交換器21へ流
入し、暖房運転時に室内熱交換器21から流出する冷媒
の温度(室内熱交換器出入口冷媒温度E1)が室内熱交
換器第1温度センサ28により検出され、この室内熱交
換器出入口冷媒温度E1が制御装置13に入力される。
更に、冷房運転時に室内熱交換器21から流出し、暖房
運転時に室内熱交換器21へ流入する冷媒の温度(室内
熱交換器出入口冷媒温度E3)が室内熱交換器第3温度
センサ29により検出され、この室内熱交換器出入口冷
媒温度E3が制御装置13に入力される。
入し、暖房運転時に室内熱交換器21から流出する冷媒
の温度(室内熱交換器出入口冷媒温度E1)が室内熱交
換器第1温度センサ28により検出され、この室内熱交
換器出入口冷媒温度E1が制御装置13に入力される。
更に、冷房運転時に室内熱交換器21から流出し、暖房
運転時に室内熱交換器21へ流入する冷媒の温度(室内
熱交換器出入口冷媒温度E3)が室内熱交換器第3温度
センサ29により検出され、この室内熱交換器出入口冷
媒温度E3が制御装置13に入力される。
【0027】吐出冷媒温度制御は、圧縮機5から吐出さ
れた実吐出冷媒温度Tdを目標吐出冷媒温度DTsに一
致させるべく、室内機12A、12B及び12Cにおけ
る各膨張弁22の弁開度を制御するものである。例え
ば、DTs>Tdならば、室内機12A、12B及び1
2Cの膨張弁22を閉弁方向に動作して、冷媒回路9を
循環する冷媒量を減少させる。また、DTs<Tdなら
ば、室内機12A、12B及び12Cの膨張弁22を開
弁方向に動作して、冷媒回路9内を循環する冷媒量を増
大させる。
れた実吐出冷媒温度Tdを目標吐出冷媒温度DTsに一
致させるべく、室内機12A、12B及び12Cにおけ
る各膨張弁22の弁開度を制御するものである。例え
ば、DTs>Tdならば、室内機12A、12B及び1
2Cの膨張弁22を閉弁方向に動作して、冷媒回路9を
循環する冷媒量を減少させる。また、DTs<Tdなら
ば、室内機12A、12B及び12Cの膨張弁22を開
弁方向に動作して、冷媒回路9内を循環する冷媒量を増
大させる。
【0028】ここで、目標吐出冷媒温度DTsは、室外
熱交換器温度センサ26、室内熱交換器第2温度センサ
27にてそれぞれ検出された室外熱交換器冷媒温度C
2、室内熱交換器中間冷媒温度E2をパラメータとした
算出式により決定されるものである。
熱交換器温度センサ26、室内熱交換器第2温度センサ
27にてそれぞれ検出された室外熱交換器冷媒温度C
2、室内熱交換器中間冷媒温度E2をパラメータとした
算出式により決定されるものである。
【0029】更に、制御装置13は、上述の吐出冷媒温
度制御の実行中に、各室内機12A、12B、12Cの
それぞれの室内熱交換器21へ流れる冷媒量を均等化す
る冷媒分流制御を実行する。この冷媒分流制御は、冷房
運転時には、室内機12A、12B又は12Cにおける
それぞれの室内熱交換器21の過熱度に基づき、また暖
房運転時には、室内機12A、12B又は12Cにおけ
るそれぞれの室内熱交換器21の過冷却度に基づき、そ
れぞれの室内熱交換器21へ流れる冷媒量を均等化する
よう制御するものである。
度制御の実行中に、各室内機12A、12B、12Cの
それぞれの室内熱交換器21へ流れる冷媒量を均等化す
る冷媒分流制御を実行する。この冷媒分流制御は、冷房
運転時には、室内機12A、12B又は12Cにおける
それぞれの室内熱交換器21の過熱度に基づき、また暖
房運転時には、室内機12A、12B又は12Cにおけ
るそれぞれの室内熱交換器21の過冷却度に基づき、そ
れぞれの室内熱交換器21へ流れる冷媒量を均等化する
よう制御するものである。
【0030】この冷媒分流制御を更に詳説する。
【0031】制御装置13は、冷房運転時には、まず、
室内熱交換器第3温度センサ29と室内熱交換器第1温
度センサ28との検出値(室内熱交換器出入口冷媒温度
E3、室内熱交換器出入口冷媒温度E1)から式(1)
に基づき、各室内機12A、12B、12Cにおけるそ
れぞれの室内熱交換器21の過熱度SHを算出する。
室内熱交換器第3温度センサ29と室内熱交換器第1温
度センサ28との検出値(室内熱交換器出入口冷媒温度
E3、室内熱交換器出入口冷媒温度E1)から式(1)
に基づき、各室内機12A、12B、12Cにおけるそ
れぞれの室内熱交換器21の過熱度SHを算出する。
【0032】SH=E3−E1……(1) 次に、制御装置13は、これらの過熱度SHのうち値が
最小となる最小過熱度SHminとの差W(W=SH−
SHmin)と、値が最大となる最大過熱度SHmax
との差Z(Z=SHmax−SH)を、各室内機12
A、12B、12Cについて算出する。
最小となる最小過熱度SHminとの差W(W=SH−
SHmin)と、値が最大となる最大過熱度SHmax
との差Z(Z=SHmax−SH)を、各室内機12
A、12B、12Cについて算出する。
【0033】その後、制御装置13は、各室内機12
A、12B、12Cについて差Wの値が所定量A(例え
ばA=5)以上(W≧A)のときには、当該室内機12
A、12B、12Cの室内熱交換器21への冷媒流入量
が少ないと判断して、当該室内機12A、12B又は1
2Cの膨張弁22を所定量Aステップだけ開弁方向に動
作させる。また、制御装置13は、各室内機12A、1
2B、12Cについての差Zの値が所定量B(例えばB
=5)以上(Z≧B)のときには、当該室内機12A、
12B又は12Cの室内熱交換器21への流入冷媒量が
多いと判断して、当該室内機12A、12B又は12C
の膨張弁22を所定量Bステップだけ閉弁方向に動作さ
せる。
A、12B、12Cについて差Wの値が所定量A(例え
ばA=5)以上(W≧A)のときには、当該室内機12
A、12B、12Cの室内熱交換器21への冷媒流入量
が少ないと判断して、当該室内機12A、12B又は1
2Cの膨張弁22を所定量Aステップだけ開弁方向に動
作させる。また、制御装置13は、各室内機12A、1
2B、12Cについての差Zの値が所定量B(例えばB
=5)以上(Z≧B)のときには、当該室内機12A、
12B又は12Cの室内熱交換器21への流入冷媒量が
多いと判断して、当該室内機12A、12B又は12C
の膨張弁22を所定量Bステップだけ閉弁方向に動作さ
せる。
【0034】冷房運転時に各室内機12A、12B、1
2C毎に過熱度SHを算出することから、各室内機12
A、12B、12Cにおけるそれぞれの室内熱交換器2
1へ流入する冷媒温度(室内熱交換器出入口冷媒温度E
1)が、各室内機12A、12B、12C毎に異なって
いても、これらの室内機12A、12B、12Cのそれ
ぞれの室内熱交換器21内を流れる冷媒量が正確に把握
される。このため、最小過熱度SHminとの差W、最
大過熱度SHmaxとの差Zに基づきなされる各膨張弁
22の弁開度制御によって、冷房運転時の吐出冷媒温度
制御中に、各室内機12A、12B、12Cへ流れる冷
媒量が均等に分流される。
2C毎に過熱度SHを算出することから、各室内機12
A、12B、12Cにおけるそれぞれの室内熱交換器2
1へ流入する冷媒温度(室内熱交換器出入口冷媒温度E
1)が、各室内機12A、12B、12C毎に異なって
いても、これらの室内機12A、12B、12Cのそれ
ぞれの室内熱交換器21内を流れる冷媒量が正確に把握
される。このため、最小過熱度SHminとの差W、最
大過熱度SHmaxとの差Zに基づきなされる各膨張弁
22の弁開度制御によって、冷房運転時の吐出冷媒温度
制御中に、各室内機12A、12B、12Cへ流れる冷
媒量が均等に分流される。
【0035】また、制御装置13は暖房運転時には、ま
ず、室内熱交換器第2温度センサ27と室内熱交換器第
1温度センサ28との検出値(室内熱交換器中間冷媒温
度E2、室内熱交換器出入口冷媒温度E1)から式
(2)に基づき、各室内機12A、12B、12Cにお
けるそれぞれの室内熱交換器21の過冷却度SCを算出
する。
ず、室内熱交換器第2温度センサ27と室内熱交換器第
1温度センサ28との検出値(室内熱交換器中間冷媒温
度E2、室内熱交換器出入口冷媒温度E1)から式
(2)に基づき、各室内機12A、12B、12Cにお
けるそれぞれの室内熱交換器21の過冷却度SCを算出
する。
【0036】SC=E2−E1……(2) 次に、制御装置13は、これらの過冷却度SCのうち、
値が最小となる最小過冷却度SCminとの差M(M=
SC−SCmin)と、値が最大となる最大過冷却度S
Cmaxとの差N(N=SCmax−SC)を、各室内
機12A、12B、12Cについて算出する。
値が最小となる最小過冷却度SCminとの差M(M=
SC−SCmin)と、値が最大となる最大過冷却度S
Cmaxとの差N(N=SCmax−SC)を、各室内
機12A、12B、12Cについて算出する。
【0037】その後、制御装置13は、各室内機12
A、12B、12Cについて差Mの値が所定量C(C=
5)以上(M≧C)の時には、当該室内機12A、12
B又は12Cの室内熱交換器21への冷媒流入量が少な
いと判断して、当該室内機12A、12B又は12Cの
膨張弁22を所定量Cステップだけ開弁方向に動作させ
る。また、制御装置13は、各室内機12A、12B、
12Cについて差Nの値が所定量D(例えばD=5)以
上(N≧D)のときには、当該室内機12A、12B又
は12Cの室内熱交換器21への冷媒流入量が多いと判
断し、当該室内機12A、12B又は12Cの膨張弁2
2を所定量Dステップだけ閉弁方向へ動作させる。
A、12B、12Cについて差Mの値が所定量C(C=
5)以上(M≧C)の時には、当該室内機12A、12
B又は12Cの室内熱交換器21への冷媒流入量が少な
いと判断して、当該室内機12A、12B又は12Cの
膨張弁22を所定量Cステップだけ開弁方向に動作させ
る。また、制御装置13は、各室内機12A、12B、
12Cについて差Nの値が所定量D(例えばD=5)以
上(N≧D)のときには、当該室内機12A、12B又
は12Cの室内熱交換器21への冷媒流入量が多いと判
断し、当該室内機12A、12B又は12Cの膨張弁2
2を所定量Dステップだけ閉弁方向へ動作させる。
【0038】暖房運転時に、各室内機12A、12B、
12C毎に過冷却度SCを算出することから、各室内機
12A、12B、12Cにおけるそれぞれの室内熱交換
器21へ流入する冷媒温度(室内熱交換器出入口冷媒温
度E3)、又は室内熱交換器21内を流れる冷媒温度
(室内熱交換器中間冷媒温度E2)が、各室内機12
A、12B、12C毎に異なっていても、これらの室内
機12A、12B、12Cのそれぞれの室内熱交換器2
1内を流れる冷媒量が正確に把握される。このため、最
小過冷却度SCminとの差M、最大過冷却度SCma
xとの差Nに基づきなされる各膨張弁22の弁開度制御
によっても、暖房運転時の吐出冷媒温度制御中に、各室
内機12A、12B、12Cへ流れる冷媒が均等に分流
される。
12C毎に過冷却度SCを算出することから、各室内機
12A、12B、12Cにおけるそれぞれの室内熱交換
器21へ流入する冷媒温度(室内熱交換器出入口冷媒温
度E3)、又は室内熱交換器21内を流れる冷媒温度
(室内熱交換器中間冷媒温度E2)が、各室内機12
A、12B、12C毎に異なっていても、これらの室内
機12A、12B、12Cのそれぞれの室内熱交換器2
1内を流れる冷媒量が正確に把握される。このため、最
小過冷却度SCminとの差M、最大過冷却度SCma
xとの差Nに基づきなされる各膨張弁22の弁開度制御
によっても、暖房運転時の吐出冷媒温度制御中に、各室
内機12A、12B、12Cへ流れる冷媒が均等に分流
される。
【0039】なお、前述した、冷房運転時に膨張弁22
へ流入する冷媒温度(室内熱交換器出入口冷媒温度E
1)が室内機12A、12B、12C毎に異なっている
場合や、暖房運転時に室内熱交換器21へ流入する冷媒
温度(室内熱交換器出入口冷媒温度E3)または室内熱
交換器21内を流れる冷媒温度(室内熱交換器中間冷媒
温度E2)が異なっている場合は、各室内機12A、1
2B、12Cが著しく離れて据え付けられていたり、各
室内機12A、12B、12Cの据付位置に著しい高低
差があったり、各室内機12A、12B、12Cの容量
が非常に異なっている場合等に発生する。このことか
ら、本実施の形態では、各室内機12A、12B、12
Cのそれぞれの据付位置に拘らず、吐出冷媒温度制御中
に各室内機12A、12B、12Cへ流れる冷媒量が均
等化されることになる。
へ流入する冷媒温度(室内熱交換器出入口冷媒温度E
1)が室内機12A、12B、12C毎に異なっている
場合や、暖房運転時に室内熱交換器21へ流入する冷媒
温度(室内熱交換器出入口冷媒温度E3)または室内熱
交換器21内を流れる冷媒温度(室内熱交換器中間冷媒
温度E2)が異なっている場合は、各室内機12A、1
2B、12Cが著しく離れて据え付けられていたり、各
室内機12A、12B、12Cの据付位置に著しい高低
差があったり、各室内機12A、12B、12Cの容量
が非常に異なっている場合等に発生する。このことか
ら、本実施の形態では、各室内機12A、12B、12
Cのそれぞれの据付位置に拘らず、吐出冷媒温度制御中
に各室内機12A、12B、12Cへ流れる冷媒量が均
等化されることになる。
【0040】以上のことから、上記実施の形態によれ
ば、次の効果を奏する。
ば、次の効果を奏する。
【0041】吐出冷媒温度制御の実行中に、複数の室内
機12A、12B、12Cにおけるそれぞれの室内熱交
換器21の過熱度SH又は過冷却度SCに基づき、当該
室内機12A、12B又は12Cの室内熱交換器21へ
流れる冷媒量を制御することから、各室内機12A、1
2B、12Cのそれぞれの室内熱交換器21内に流れる
冷媒量を正確に把握できるので、各室内機12A、12
B、12Cへ流れる冷媒量を適正に均等化できる。この
結果、複数台の室内機12A、12B、12Cにおける
それぞれの据付位置の高低差をなくす等の厳格な室内機
据付制約を解消でき、複数台の室内機12A、12B、
12Cの据付自由度を向上させることができる。
機12A、12B、12Cにおけるそれぞれの室内熱交
換器21の過熱度SH又は過冷却度SCに基づき、当該
室内機12A、12B又は12Cの室内熱交換器21へ
流れる冷媒量を制御することから、各室内機12A、1
2B、12Cのそれぞれの室内熱交換器21内に流れる
冷媒量を正確に把握できるので、各室内機12A、12
B、12Cへ流れる冷媒量を適正に均等化できる。この
結果、複数台の室内機12A、12B、12Cにおける
それぞれの据付位置の高低差をなくす等の厳格な室内機
据付制約を解消でき、複数台の室内機12A、12B、
12Cの据付自由度を向上させることができる。
【0042】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0043】例えば、本実施の形態では、空気調和装置
10が冷房又は暖房運転可能なヒートポンプ式空気調和
装置の場合を述べたが、冷房運転のみ可能な空気調和装
置に本発明を適用しても良い。
10が冷房又は暖房運転可能なヒートポンプ式空気調和
装置の場合を述べたが、冷房運転のみ可能な空気調和装
置に本発明を適用しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る空気調和装
置によれば、圧縮機からの吐出冷媒温度を目標吐出冷媒
温度に一致させるべく各室内機へ流れる冷媒量を制御す
る吐出冷媒温度制御の実行中に、上記各室内機における
それぞれの室内熱交換器の過熱度に基づき、当該室内熱
交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成されたことか
ら、複数の室内機へ冷媒を均等に分流させることができ
ると共に、各室内機の据付の自由度を向上させることが
できる。
置によれば、圧縮機からの吐出冷媒温度を目標吐出冷媒
温度に一致させるべく各室内機へ流れる冷媒量を制御す
る吐出冷媒温度制御の実行中に、上記各室内機における
それぞれの室内熱交換器の過熱度に基づき、当該室内熱
交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成されたことか
ら、複数の室内機へ冷媒を均等に分流させることができ
ると共に、各室内機の据付の自由度を向上させることが
できる。
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態にお
ける冷媒回路を示す回路図である。
ける冷媒回路を示す回路図である。
【図2】従来の空気調和装置における冷媒回路を示す回
路図である。
路図である。
9 冷媒回路 10 空気調和装置 11 室外機 12A、12B、12C 室内機 13 制御装置 16 圧縮機 21 室内熱交換器 22 膨張弁 A、B、C、D 所定量 Td 実吐出冷媒温度 DTs 目標吐出冷媒温度 SH 過熱度 SHmin 最小過熱度 SHmax 最大過熱度 SC 過冷却度 SCmin 最小過冷却度 SCmax 最大過冷却度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 清 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田村 ▲吉▼久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L092 GA01 GA12 JA01 JA03 KA04 KA06 LA06
Claims (4)
- 【請求項1】 圧縮機を備えた室外機と、室内熱交換器
をそれぞれ備えた複数の室内機とを有し、これら複数の
室内機が同時に運転制御される空気調和装置において、 上記圧縮機からの吐出冷媒温度を目標吐出冷媒温度に一
致させるべく上記各室内機へ流れる冷媒量を制御する吐
出冷媒温度制御の実行中に、 上記各室内機における上記室内熱交換器の過熱度に基づ
き、当該室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構
成されたことを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項2】 圧縮機を備えた室外機と、室内熱交換器
をそれぞれ備えた複数の室内機とを有し、これら複数の
室内機が同時に運転制御される空気調和装置において、 上記圧縮機からの吐出冷媒温度を目標吐出冷媒温度に一
致させるべく上記各室内機へ流れる冷媒量を制御する吐
出冷媒温度制御の実行中に、 冷房運転時には、上記各室内機における上記室内熱交換
器の過熱度に基づき、また暖房運転時には、上記各室内
機における上記室内熱交換器の過冷却度に基づき、それ
ぞれ当該室内熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構
成されたことを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項3】 上記各室内機における上記室内熱交換器
の過熱度のうち、最小過熱度との差が所定量A以上のと
きに当該室内機の膨張弁を開弁方向に動作し、最大過熱
度との差が所定量B以上のときに当該室内機の上記膨張
弁を閉弁方向に動作して、当該室内機の上記室内熱交換
器へ流れる冷媒量を制御するよう構成されたことを特徴
とする請求項1または2に記載の空気調和装置。 - 【請求項4】 上記各室内機における上記室内熱交換器
の過冷却度のうち、最小過冷却度との差が所定量C以上
のときに当該室内機の膨張弁を開弁方向に動作し、最大
過冷却度との差が所定量D以上のときに当該室内機の上
記膨張弁を閉弁方向に動作して、当該室内機の上記室内
熱交換器へ流れる冷媒量を制御するよう構成されたこと
を特徴とする請求項2または3に記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000021418A JP2001208441A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000021418A JP2001208441A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001208441A true JP2001208441A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18547831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000021418A Pending JP2001208441A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001208441A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007263443A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
WO2008149715A1 (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Daikin Industries, Ltd. | 空気調和装置 |
KR20150009275A (ko) * | 2013-07-16 | 2015-01-26 | 삼성전자주식회사 | 히트 펌프 멀티 공기 조화기 및 그 제어 방법 |
JP2017110877A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
JP2018132218A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000021418A patent/JP2001208441A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007263443A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
JP4675810B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2011-04-27 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
WO2008149715A1 (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Daikin Industries, Ltd. | 空気調和装置 |
JP2009008381A (ja) * | 2007-05-30 | 2009-01-15 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
US8280557B2 (en) | 2007-05-30 | 2012-10-02 | Daikin Industries, Ltd. | Air-conditioning apparatus |
KR20150009275A (ko) * | 2013-07-16 | 2015-01-26 | 삼성전자주식회사 | 히트 펌프 멀티 공기 조화기 및 그 제어 방법 |
KR102169282B1 (ko) | 2013-07-16 | 2020-10-23 | 삼성전자주식회사 | 히트 펌프 멀티 공기 조화기 및 그 제어 방법 |
JP2017110877A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
JP2018132218A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
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