JP2001293936A - 描画情報処理装置および描画情報処理方法 - Google Patents
描画情報処理装置および描画情報処理方法Info
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- JP2001293936A JP2001293936A JP2000114588A JP2000114588A JP2001293936A JP 2001293936 A JP2001293936 A JP 2001293936A JP 2000114588 A JP2000114588 A JP 2000114588A JP 2000114588 A JP2000114588 A JP 2000114588A JP 2001293936 A JP2001293936 A JP 2001293936A
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Image Generation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリントコマンドが中間データによって表現
されていても、画素間の論理演算処理をより少ない領域
のラスタ化によって実現可能にする。 【解決手段】 画像作成装置から10から受け取った描
画命令が論理演算処理を要求するものであれば、その論
理演算処理領域内に存在する画像要素についてのデータ
をデータ記憶手段24内から抽出するデータ抽出手段2
5と、このデータ抽出手段25が抽出した領域内データ
のみをラスタ化するラスタライズ手段27と、このラス
タライズ手段27によるラスタ化後データを用いて要求
された論理演算処理を実行するROP処理手段28とを
備えて、描画情報処理装置1を構成する。
されていても、画素間の論理演算処理をより少ない領域
のラスタ化によって実現可能にする。 【解決手段】 画像作成装置から10から受け取った描
画命令が論理演算処理を要求するものであれば、その論
理演算処理領域内に存在する画像要素についてのデータ
をデータ記憶手段24内から抽出するデータ抽出手段2
5と、このデータ抽出手段25が抽出した領域内データ
のみをラスタ化するラスタライズ手段27と、このラス
タライズ手段27によるラスタ化後データを用いて要求
された論理演算処理を実行するROP処理手段28とを
備えて、描画情報処理装置1を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ上で
動作するアプリケーションプログラム等の画像作成装置
にて作成された画像の描画命令を、その画像の出力を行
うプリンタ等の画像出力装置が解釈可能な中間データに
変換して、これをその画像出力装置へ送出する描画情報
処理装置および描画情報処理方法に関するものである。
動作するアプリケーションプログラム等の画像作成装置
にて作成された画像の描画命令を、その画像の出力を行
うプリンタ等の画像出力装置が解釈可能な中間データに
変換して、これをその画像出力装置へ送出する描画情報
処理装置および描画情報処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の進展に伴い、
コンピュータ上において種々のアプリケーションプログ
ラム(Application Program;以下「AP」と略す)を利
用して文字や図形等を描画したり、その描画内容をコン
ピュータと接続するプリンタを用いて印刷出力する、と
いったことが広く行われている。
コンピュータ上において種々のアプリケーションプログ
ラム(Application Program;以下「AP」と略す)を利
用して文字や図形等を描画したり、その描画内容をコン
ピュータと接続するプリンタを用いて印刷出力する、と
いったことが広く行われている。
【0003】このようにコンピュータ上での作成内容を
プリンタで印刷出力する場合、通常は、先ず、APから
の印刷指示によって、そのコンピュータ上で動作するプ
リンタドライバが起動される。そして、プリンタドライ
バは、APからの印刷指示に従いつつ、そのAPが生成
した描画命令をプリンタが解釈可能なプリントコマンド
に変換してプリンタに転送する。それを受信したプリン
タでは、そのプリントコマンドを逐次解釈してラスタ化
することによって、用紙上への印刷出力を実行する。
プリンタで印刷出力する場合、通常は、先ず、APから
の印刷指示によって、そのコンピュータ上で動作するプ
リンタドライバが起動される。そして、プリンタドライ
バは、APからの印刷指示に従いつつ、そのAPが生成
した描画命令をプリンタが解釈可能なプリントコマンド
に変換してプリンタに転送する。それを受信したプリン
タでは、そのプリントコマンドを逐次解釈してラスタ化
することによって、用紙上への印刷出力を実行する。
【0004】このとき、APが生成する描画命令は、コ
ンピュータのオペレーティングシステム(Operating Sy
stem;以下「OS」と略す)の描画モジュールが持つ描
画関数の集合からなる。この描画モジュールの代表例と
しては、GDI(Graphics Device Interface,米国マ
イクロソフト社の商標)やQuickDraw(米国ア
ップル社の商標)などがある。
ンピュータのオペレーティングシステム(Operating Sy
stem;以下「OS」と略す)の描画モジュールが持つ描
画関数の集合からなる。この描画モジュールの代表例と
しては、GDI(Graphics Device Interface,米国マ
イクロソフト社の商標)やQuickDraw(米国ア
ップル社の商標)などがある。
【0005】これらの描画命令は、描画すべき文字、図
形(グラフィック)、ビットマップイメージ(写真等)
といった画像要素(描画オブジェクト)毎に、それぞれ
異なったものが用意されている。また、複数の画像要素
が重なる位置に描かれる場合には、先に描画された画像
要素と新たに書き込む画像要素との重ね合わせの方法を
指示する論理演算コードが、描画命令の属性情報として
用意されている。したがって、プリンタドライバを始め
としたデバイスドライバ、すなわちプリンタやディスプ
レイ等のグラフィックスデバイスをコントロールするた
めのデバイスドライバでは、これらの論理演算コードを
解釈し、そのコードに示されている方法に従って重ね合
わせの処理をする必要がある。
形(グラフィック)、ビットマップイメージ(写真等)
といった画像要素(描画オブジェクト)毎に、それぞれ
異なったものが用意されている。また、複数の画像要素
が重なる位置に描かれる場合には、先に描画された画像
要素と新たに書き込む画像要素との重ね合わせの方法を
指示する論理演算コードが、描画命令の属性情報として
用意されている。したがって、プリンタドライバを始め
としたデバイスドライバ、すなわちプリンタやディスプ
レイ等のグラフィックスデバイスをコントロールするた
めのデバイスドライバでは、これらの論理演算コードを
解釈し、そのコードに示されている方法に従って重ね合
わせの処理をする必要がある。
【0006】このような重ね合わせのための論理演算
は、一般に、いわゆるROP(RasterOperation)処理
として知られている。ROP処理は、描画先のメモリ内
に格納された任意のカラー画像(以下「ディスティネー
ション画像」という)と、そこに新たに描画する画像要
素のビットマップ画像(以下「ソース画像」という)、
さらに場合によってはその画像要素の塗り潰しパターン
を定義するパターン画像を使ったビット間の論理演算で
ある。ユーザは、APのグラフィカルユーザインターフ
ェイス(Graphical User Interface;以下「GUI」と
略す)を使って、これらの画像間のビットマップデータ
に対して、論理積(AND:a)、論理和(OR:
o)、排他的論理和(XOR:x)、反転(NOT:
n)等の論理演算を指定することが可能である。しか
も、これらの論理演算を組み合わせて目的とする描画結
果を得ることもできる。また、所望の描画結果を得るこ
のステップは、GUIを使ったユーザの直接的なオペレ
ーションの代わりに、APによって自動的に行うことも
できる。論理演算の種類は、逆ポーランド形式で表す場
合、例えば、DPaは、ディスティネーション画像とパ
ターン画像との論理積を取ることを表している。必然的
に、その結果はメモリ内の新たなディスティネーション
画像の画素状態となる。
は、一般に、いわゆるROP(RasterOperation)処理
として知られている。ROP処理は、描画先のメモリ内
に格納された任意のカラー画像(以下「ディスティネー
ション画像」という)と、そこに新たに描画する画像要
素のビットマップ画像(以下「ソース画像」という)、
さらに場合によってはその画像要素の塗り潰しパターン
を定義するパターン画像を使ったビット間の論理演算で
ある。ユーザは、APのグラフィカルユーザインターフ
ェイス(Graphical User Interface;以下「GUI」と
略す)を使って、これらの画像間のビットマップデータ
に対して、論理積(AND:a)、論理和(OR:
o)、排他的論理和(XOR:x)、反転(NOT:
n)等の論理演算を指定することが可能である。しか
も、これらの論理演算を組み合わせて目的とする描画結
果を得ることもできる。また、所望の描画結果を得るこ
のステップは、GUIを使ったユーザの直接的なオペレ
ーションの代わりに、APによって自動的に行うことも
できる。論理演算の種類は、逆ポーランド形式で表す場
合、例えば、DPaは、ディスティネーション画像とパ
ターン画像との論理積を取ることを表している。必然的
に、その結果はメモリ内の新たなディスティネーション
画像の画素状態となる。
【0007】ここまでの説明で明らかなように、本来、
これらのROP処理は、ディスプレイのようなラスター
デバイスを想定しているため、先に描画された画像要素
が既にメモリ内でラスタ化されていることが前提になっ
ている。これは、プリンタにおいても、全く同様であ
り、論理演算はラスタ化されたデータ同士で行う必要が
ある。
これらのROP処理は、ディスプレイのようなラスター
デバイスを想定しているため、先に描画された画像要素
が既にメモリ内でラスタ化されていることが前提になっ
ている。これは、プリンタにおいても、全く同様であ
り、論理演算はラスタ化されたデータ同士で行う必要が
ある。
【0008】ところが、プリンタの場合には、プリンタ
ドライバがAPから発行された描画命令を受け取り、そ
れをプリンタが解釈可能なプリントコマンドに変換する
ため、必ずしも先に描画指示された画像要素がラスタ化
されているとは限らない。ましてや、それらがメモリ内
に保持されている保証はない。プリントコマンドとして
は、各画像要素の輪郭を構成するエッジの始点と終点と
についての情報を有したエッジリストや、文字、図形、
ビットマップイメージ等の各画像要素を自由に制御でき
るページ記述言語(Page Description Language;以下
「PDL」と略す)といった中間データと、全ての画像
要素がラスタ化されたビットマップデータとがある。し
たがって、プリントコマンドがビットマップデータであ
れば、全画像要素がラスタ化されているため問題は生じ
ないが、プリントコマンドが中間データである場合に
は、ROP処理にあたって画像要素のラスタ化が必要と
なる。
ドライバがAPから発行された描画命令を受け取り、そ
れをプリンタが解釈可能なプリントコマンドに変換する
ため、必ずしも先に描画指示された画像要素がラスタ化
されているとは限らない。ましてや、それらがメモリ内
に保持されている保証はない。プリントコマンドとして
は、各画像要素の輪郭を構成するエッジの始点と終点と
についての情報を有したエッジリストや、文字、図形、
ビットマップイメージ等の各画像要素を自由に制御でき
るページ記述言語(Page Description Language;以下
「PDL」と略す)といった中間データと、全ての画像
要素がラスタ化されたビットマップデータとがある。し
たがって、プリントコマンドがビットマップデータであ
れば、全画像要素がラスタ化されているため問題は生じ
ないが、プリントコマンドが中間データである場合に
は、ROP処理にあたって画像要素のラスタ化が必要と
なる。
【0009】従来、プリントコマンドが中間データであ
る場合のROP処理は、次に述べるようにして行われて
いる。例えば、プリンタドライバが出力するプリントコ
マンドの段階で既にROP処理が完了している場合の例
として、特開平11−309917号公報で提案されて
いるように、プリンタドライバ内部でページ全体または
ページをいくつかのブロックに分割したバンド全体につ
いて画像要素のラスタ化を行った後にROP処理を行う
ものがある。また、プリンタドライバではなく、プリン
トコマンドを受信したプリンタ側でROP処理を行う場
合の例として、受信したプリントコマンドを一旦エッジ
リストのような中間データ形式のまま保持するプリンタ
において、ページ単位またはバンド単位でその中間デー
タをラスタ化した後にROP処理を行うものがある。
る場合のROP処理は、次に述べるようにして行われて
いる。例えば、プリンタドライバが出力するプリントコ
マンドの段階で既にROP処理が完了している場合の例
として、特開平11−309917号公報で提案されて
いるように、プリンタドライバ内部でページ全体または
ページをいくつかのブロックに分割したバンド全体につ
いて画像要素のラスタ化を行った後にROP処理を行う
ものがある。また、プリンタドライバではなく、プリン
トコマンドを受信したプリンタ側でROP処理を行う場
合の例として、受信したプリントコマンドを一旦エッジ
リストのような中間データ形式のまま保持するプリンタ
において、ページ単位またはバンド単位でその中間デー
タをラスタ化した後にROP処理を行うものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、APからの
描画命令を受け取ったプリンタドライバがプリントコマ
ンドとして中間データを生成する利点としては、ビット
マップデータと比較した場合のデータ量の少なさが挙げ
られる。これは、カラープリンタの場合、すなわちカラ
ー画像に対する処理を行う場合に非常に顕著となる。
描画命令を受け取ったプリンタドライバがプリントコマ
ンドとして中間データを生成する利点としては、ビット
マップデータと比較した場合のデータ量の少なさが挙げ
られる。これは、カラープリンタの場合、すなわちカラ
ー画像に対する処理を行う場合に非常に顕著となる。
【0011】しかしながら、上述した従来技術のよう
に、プリントコマンドが中間データである場合に、RO
P処理を行うために、ページ単位またはバンド単位でそ
のページまたはバンド内の中間データをラスタ化してし
まうと、その利点が全く失われてしまうことになる。つ
まり、ラスタ化によってデータ量が増大してしまうた
め、プリンタドライバでの処理、プリンタへのデータ転
送、そのプリンタ内での処理等に、多くの時間を要して
しまうようになる。
に、プリントコマンドが中間データである場合に、RO
P処理を行うために、ページ単位またはバンド単位でそ
のページまたはバンド内の中間データをラスタ化してし
まうと、その利点が全く失われてしまうことになる。つ
まり、ラスタ化によってデータ量が増大してしまうた
め、プリンタドライバでの処理、プリンタへのデータ転
送、そのプリンタ内での処理等に、多くの時間を要して
しまうようになる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために案出された描画情報処理装置である。すな
わち、本発明に係る描画情報処理装置は、コンピュータ
上で動作する画像作成装置にて作成された画像の描画命
令を、当該画像の出力を行う画像出力装置が解釈可能な
中間データに変換して、これを前記画像出力装置へ転送
するものであって、前記画像作成装置からの描画命令を
順次受け取る命令取得手段と、前記命令取得手段が受け
取った描画命令が、当該描画命令によって特定される画
像要素を構成する画素と他の画像要素を構成する画素と
の論理演算処理を要求するものであるか否かを判定する
命令解析手段と、前記命令解析手段が論理演算処理を要
求するものでないと判定すると、前記命令取得手段が受
け取った描画命令を、当該描画命令によって特定される
画像要素を出力するための中間データに変換するデータ
生成手段と、前記データ生成手段による変換後の中間デ
ータを記憶蓄積するデータ記憶手段と、前記命令解析手
段が論理演算処理を要求するものであると判定すると、
当該論理演算処理が要求される領域内に存在する画像要
素についてのデータを、前記データ記憶手段内から抽出
するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段が抽出した
領域内データのみをラスタ化するラスタライズ手段と、
前記ラスタライズ手段によるラスタ化後データを用い
て、前記命令取得手段が受け取った描画命令によって要
求される論理演算処理を実行するROP処理手段と、前
記ROP処理手段により論理演算処理が行われた領域の
ラスタ化後データおよび当該領域外に存在する画像要素
についての中間データを、所定単位毎に前記画像出力装
置へ転送するデータ送信手段とを備えるものである。
決するために案出された描画情報処理装置である。すな
わち、本発明に係る描画情報処理装置は、コンピュータ
上で動作する画像作成装置にて作成された画像の描画命
令を、当該画像の出力を行う画像出力装置が解釈可能な
中間データに変換して、これを前記画像出力装置へ転送
するものであって、前記画像作成装置からの描画命令を
順次受け取る命令取得手段と、前記命令取得手段が受け
取った描画命令が、当該描画命令によって特定される画
像要素を構成する画素と他の画像要素を構成する画素と
の論理演算処理を要求するものであるか否かを判定する
命令解析手段と、前記命令解析手段が論理演算処理を要
求するものでないと判定すると、前記命令取得手段が受
け取った描画命令を、当該描画命令によって特定される
画像要素を出力するための中間データに変換するデータ
生成手段と、前記データ生成手段による変換後の中間デ
ータを記憶蓄積するデータ記憶手段と、前記命令解析手
段が論理演算処理を要求するものであると判定すると、
当該論理演算処理が要求される領域内に存在する画像要
素についてのデータを、前記データ記憶手段内から抽出
するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段が抽出した
領域内データのみをラスタ化するラスタライズ手段と、
前記ラスタライズ手段によるラスタ化後データを用い
て、前記命令取得手段が受け取った描画命令によって要
求される論理演算処理を実行するROP処理手段と、前
記ROP処理手段により論理演算処理が行われた領域の
ラスタ化後データおよび当該領域外に存在する画像要素
についての中間データを、所定単位毎に前記画像出力装
置へ転送するデータ送信手段とを備えるものである。
【0013】また、本発明に係る描画情報処理方法は、
コンピュータ上で動作する画像作成装置にて作成された
画像の描画命令を、当該画像の出力を行う画像出力装置
が解釈可能な中間データに変換して、これを前記画像出
力装置に転送する描画情報処理方法であって、前記画像
作成装置からの描画命令を順次受け取り、受け取った描
画命令が当該描画命令によって特定される画像要素を構
成する画素と他の画像要素を構成する画素との論理演算
処理を要求するものであるか否かを判定し、当該判定の
結果、論理演算処理を要求するものでなければ、受け取
った描画命令を、当該描画命令によって特定される画像
要素を描画するための中間データに変換して記憶蓄積し
ておき、前記判定の結果、論理演算処理を要求するもの
であれば、当該論理演算処理が要求される領域内に存在
する画像要素についてのデータを、既に記憶蓄積してい
る中から抽出して、これをラスタ化し、当該ラスタ化後
のデータを用いて、受け取った描画命令により要求され
る論理演算処理を実行し、当該論理演算処理を行った領
域のラスタ化後データおよび当該領域外に存在する画像
要素についての中間データを、所定単位毎に前記画像出
力装置へ転送することを特徴とする。
コンピュータ上で動作する画像作成装置にて作成された
画像の描画命令を、当該画像の出力を行う画像出力装置
が解釈可能な中間データに変換して、これを前記画像出
力装置に転送する描画情報処理方法であって、前記画像
作成装置からの描画命令を順次受け取り、受け取った描
画命令が当該描画命令によって特定される画像要素を構
成する画素と他の画像要素を構成する画素との論理演算
処理を要求するものであるか否かを判定し、当該判定の
結果、論理演算処理を要求するものでなければ、受け取
った描画命令を、当該描画命令によって特定される画像
要素を描画するための中間データに変換して記憶蓄積し
ておき、前記判定の結果、論理演算処理を要求するもの
であれば、当該論理演算処理が要求される領域内に存在
する画像要素についてのデータを、既に記憶蓄積してい
る中から抽出して、これをラスタ化し、当該ラスタ化後
のデータを用いて、受け取った描画命令により要求され
る論理演算処理を実行し、当該論理演算処理を行った領
域のラスタ化後データおよび当該領域外に存在する画像
要素についての中間データを、所定単位毎に前記画像出
力装置へ転送することを特徴とする。
【0014】上記構成の描画情報処理装置および上記手
順の描画情報処理方法では、受け取った描画命令が画素
間の論理演算処理(いわゆるROP処理)を要求するも
のであれば、その処理が要求された領域についてのみラ
スタ化を行う。つまり、要求された領域外については、
ラスタ化せずに、中間データのままとする。そのため、
要求された論理演算を行う場合であっても、必要以上に
データ量が増大してしまうことがなくなる。
順の描画情報処理方法では、受け取った描画命令が画素
間の論理演算処理(いわゆるROP処理)を要求するも
のであれば、その処理が要求された領域についてのみラ
スタ化を行う。つまり、要求された領域外については、
ラスタ化せずに、中間データのままとする。そのため、
要求された論理演算を行う場合であっても、必要以上に
データ量が増大してしまうことがなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
描画情報処理装置および描画情報処理方法について説明
する。
描画情報処理装置および描画情報処理方法について説明
する。
【0016】〔第1の実施の形態〕ここでは、請求項
1,2,4および6に記載の発明に係る描画情報処理装
置、並びに、請求項10,11,13および15に記載
の発明に係る描画情報処理方法について説明する。
1,2,4および6に記載の発明に係る描画情報処理装
置、並びに、請求項10,11,13および15に記載
の発明に係る描画情報処理方法について説明する。
【0017】先ず、本実施形態における描画情報処理装
置およびその描画情報処理装置が用いられる画像形成シ
ステムの概略構成について説明する。図1は、本発明に
係る描画情報処理装置および画像形成システムの一例の
概略構成を示すブロック図である。
置およびその描画情報処理装置が用いられる画像形成シ
ステムの概略構成について説明する。図1は、本発明に
係る描画情報処理装置および画像形成システムの一例の
概略構成を示すブロック図である。
【0018】図例のように、本実施形態における画像形
成システムは、描画情報処理装置1と画像形成装置2と
を備えて構成されており、これらがプリントコマンドを
送受信するためのインターフェイスを介して伝送路によ
って接続されている。
成システムは、描画情報処理装置1と画像形成装置2と
を備えて構成されており、これらがプリントコマンドを
送受信するためのインターフェイスを介して伝送路によ
って接続されている。
【0019】描画情報処理装置1は、例えば、CPU
(Central Processing Unit)やメモリ等のハードウェ
アを内蔵するパーソナルコンピュータ等によって実現さ
れるものであり、さらにはキーボードやマウス等の入力
装置、CRT等の表示装置およびハードディスクやCD
−ROM等の外部記憶装置が接続されたものである。ま
た、描画情報処理装置1上では、所定のAP10、プリ
ンタドライバ20およびOS(ただし不図示)が動作し得
るようになっている。
(Central Processing Unit)やメモリ等のハードウェ
アを内蔵するパーソナルコンピュータ等によって実現さ
れるものであり、さらにはキーボードやマウス等の入力
装置、CRT等の表示装置およびハードディスクやCD
−ROM等の外部記憶装置が接続されたものである。ま
た、描画情報処理装置1上では、所定のAP10、プリ
ンタドライバ20およびOS(ただし不図示)が動作し得
るようになっている。
【0020】AP10は、入力装置を操作するユーザか
らの指示に従って、文字や図形等からなる画像を作成す
るとともに、その画像を描画するための描画命令を作成
するものである。すなわち、AP10は、描画命令を作
成するための描画命令生成部11としての機能を有した
ものである。
らの指示に従って、文字や図形等からなる画像を作成す
るとともに、その画像を描画するための描画命令を作成
するものである。すなわち、AP10は、描画命令を作
成するための描画命令生成部11としての機能を有した
ものである。
【0021】プリンタドライバ20は、画像形成装置2
に付属して提供されるものであり、その画像形成装置2
で使用されるデータ形式と描画情報処理装置1とを対応
させるために使用されるものである。具体的には、AP
10から出力された描画命令を受け取り、その描画命令
に対して所定の処理を施した後に、プリントコマンドを
生成して、それを画像形成装置2へ送信するようになっ
ている。そのために、プリンタドライバ20は、詳細を
後述するように、描画命令入力部21、描画命令解析部
22、プリントコマンド生成部23、プリントコマンド
記憶部24、プリントコマンド抽出部25、抽出プリン
トコマンド分割部26、ラスタライズ部27、ROP処
理部28およびプリントコマンド送信部29としての機
能を有している。
に付属して提供されるものであり、その画像形成装置2
で使用されるデータ形式と描画情報処理装置1とを対応
させるために使用されるものである。具体的には、AP
10から出力された描画命令を受け取り、その描画命令
に対して所定の処理を施した後に、プリントコマンドを
生成して、それを画像形成装置2へ送信するようになっ
ている。そのために、プリンタドライバ20は、詳細を
後述するように、描画命令入力部21、描画命令解析部
22、プリントコマンド生成部23、プリントコマンド
記憶部24、プリントコマンド抽出部25、抽出プリン
トコマンド分割部26、ラスタライズ部27、ROP処
理部28およびプリントコマンド送信部29としての機
能を有している。
【0022】また、OSは、これらAP10およびプリ
ンタドライバ20、並びに、描画情報処理装置1が内蔵
するハードウェア、入力装置、表示装置、外部記憶装置
等を、それぞれを制御・管理するものである。
ンタドライバ20、並びに、描画情報処理装置1が内蔵
するハードウェア、入力装置、表示装置、外部記憶装置
等を、それぞれを制御・管理するものである。
【0023】一方、画像形成装置2は、描画情報処理装
置1から伝送路を介して送られてきたプリントコマンド
を受信し、受信したプリントコマンドに基づいて用紙等
の記録媒体上に可視画像を形成するものである。そのた
めに、画像形成装置2では、プリントコマンド受信部3
1および画像形成部32としての機能と、これらを制御
するための制御ハードウェアとを備えている。
置1から伝送路を介して送られてきたプリントコマンド
を受信し、受信したプリントコマンドに基づいて用紙等
の記録媒体上に可視画像を形成するものである。そのた
めに、画像形成装置2では、プリントコマンド受信部3
1および画像形成部32としての機能と、これらを制御
するための制御ハードウェアとを備えている。
【0024】これらのうち、プリントコマンド受信部3
1は、画像形成装置2上で動作するインタープリタ部を
含んでいる。インタープリタ部は、画像形成装置2に到
達したプリントコマンドに含まれる描画コマンドを解釈
し、その解釈の結果に従って、文字、図形またはイメー
ジのそれぞれに応じた処理を行うように、画像形成部3
2に対して指示するものである。
1は、画像形成装置2上で動作するインタープリタ部を
含んでいる。インタープリタ部は、画像形成装置2に到
達したプリントコマンドに含まれる描画コマンドを解釈
し、その解釈の結果に従って、文字、図形またはイメー
ジのそれぞれに応じた処理を行うように、画像形成部3
2に対して指示するものである。
【0025】また、画像形成部32は、イメージャ部、
レンダラ部、ページメモリおよびプリンタエンジンを含
んでいる。イメージャ部は、インタープリタ部からの指
示に従って画像を描画するものであり、レンダラ部は、
イメージャ部により描画された画像をラスタ化して、こ
のラスタ化された画像をページメモリに記憶させるもの
である。なお、カラー画像を形成する場合に、レンダラ
部は、例えばC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエ
ロー),K(ブラック)の各色について、それぞれ画像
をラスタ化してページメモリに記憶させるものとする。
プリンタエンジンは、ページメモリに記憶されたラスタ
化後データを基に、記録媒体上に可視画像を形成するも
のである。このプリンタエンジンは、電子写真方式によ
り画像形成を行うものであっても、あるいはレーザ方式
により画像形成を行うものであってもよい。
レンダラ部、ページメモリおよびプリンタエンジンを含
んでいる。イメージャ部は、インタープリタ部からの指
示に従って画像を描画するものであり、レンダラ部は、
イメージャ部により描画された画像をラスタ化して、こ
のラスタ化された画像をページメモリに記憶させるもの
である。なお、カラー画像を形成する場合に、レンダラ
部は、例えばC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエ
ロー),K(ブラック)の各色について、それぞれ画像
をラスタ化してページメモリに記憶させるものとする。
プリンタエンジンは、ページメモリに記憶されたラスタ
化後データを基に、記録媒体上に可視画像を形成するも
のである。このプリンタエンジンは、電子写真方式によ
り画像形成を行うものであっても、あるいはレーザ方式
により画像形成を行うものであってもよい。
【0026】このような構成の画像形成システムにおい
て、ユーザがAP10上で文書等の画像を作成する場
合、そのユーザは、GUIを使用して任意に文字、図
形、イメージ等の画像要素を画面上に配置する。このと
き、これらの画像要素は、互いに重なりを持たせたり、
透明度を指定して半透明状態を作り出したりすることが
可能である。そして、このようにして作成された画像要
素をユーザの指示によって印刷出力するのであれば、A
P10は、画像形成装置2の種類(出力デバイスの機
種)に依存した描画命令ではなく、OSの描画関数を使
って描画を行う。このことによって、AP10は、出力
デバイスを強く意識することのない、デバイス非依存の
描画を行うことが可能になる。したがって、これらの描
画命令を受け取るプリンタドライバ20は、デバイスに
依存したプリントコマンドを生成して、それらのプリン
トコマンドを画像形成装置2に対して出力する必要があ
る。
て、ユーザがAP10上で文書等の画像を作成する場
合、そのユーザは、GUIを使用して任意に文字、図
形、イメージ等の画像要素を画面上に配置する。このと
き、これらの画像要素は、互いに重なりを持たせたり、
透明度を指定して半透明状態を作り出したりすることが
可能である。そして、このようにして作成された画像要
素をユーザの指示によって印刷出力するのであれば、A
P10は、画像形成装置2の種類(出力デバイスの機
種)に依存した描画命令ではなく、OSの描画関数を使
って描画を行う。このことによって、AP10は、出力
デバイスを強く意識することのない、デバイス非依存の
描画を行うことが可能になる。したがって、これらの描
画命令を受け取るプリンタドライバ20は、デバイスに
依存したプリントコマンドを生成して、それらのプリン
トコマンドを画像形成装置2に対して出力する必要があ
る。
【0027】ここで、このプリンタドライバ20による
プリントコマンドの生成について説明する。始めに、プ
リンタドライバ20によるプリントコマンド生成の概要
について簡単に説明する。図2は本発明に係るプリント
コマンドの生成手順の一例を示すフローチャートであ
り、図3は生成されたプリントコマンドの一具体例を示
す説明図である。
プリントコマンドの生成について説明する。始めに、プ
リンタドライバ20によるプリントコマンド生成の概要
について簡単に説明する。図2は本発明に係るプリント
コマンドの生成手順の一例を示すフローチャートであ
り、図3は生成されたプリントコマンドの一具体例を示
す説明図である。
【0028】図2に示すように、AP10から描画命令
が送られてくると、プリンタドライバ20では、描画命
令入力部21でその描画命令を受け取り(ステップ10
1、以下ステップを「S」と略す)、後述するような描
画命令解析部22での描画命令についての解析を経た後
に(S102)、プリントコマンド生成部23が順次そ
の描画命令からプリントコマンドを生成する(S10
3)。このとき、プリントコマンド生成部23は、プリ
ントコマンドとして、エッジリストを生成する。
が送られてくると、プリンタドライバ20では、描画命
令入力部21でその描画命令を受け取り(ステップ10
1、以下ステップを「S」と略す)、後述するような描
画命令解析部22での描画命令についての解析を経た後
に(S102)、プリントコマンド生成部23が順次そ
の描画命令からプリントコマンドを生成する(S10
3)。このとき、プリントコマンド生成部23は、プリ
ントコマンドとして、エッジリストを生成する。
【0029】エッジリストとは、図3に示すように、描
画命令によって特定される各画像要素の走査線上での境
界(輪郭)を検出してその始点と終点の座標をリストとし
て表現したものである。始点と終点で挟まれた領域は、
文字や図形の場合は、塗りつぶしに使用する色が別に指
定される。また、イメージの場合は、その描画領域がエ
ッジリストとして規定され、その中に貼り付けられるイ
メージデータが別に指定される。
画命令によって特定される各画像要素の走査線上での境
界(輪郭)を検出してその始点と終点の座標をリストとし
て表現したものである。始点と終点で挟まれた領域は、
文字や図形の場合は、塗りつぶしに使用する色が別に指
定される。また、イメージの場合は、その描画領域がエ
ッジリストとして規定され、その中に貼り付けられるイ
メージデータが別に指定される。
【0030】このようなエッジリストを生成すると、プ
リンタドライバ20では、図2のように、プリントコマ
ンド記憶部24がそのエッジリストを中間データとして
一時的に記憶保存(スプール)する(S104)。そし
て、所定の出力単位、例えば印刷文書の各ページを特定
の単位に区切ったバンド毎またはページ毎といった出力
単位のデータが揃った時点で(S105)、プリンタド
ライバ20では、プリントコマンド送信部29がその出
力単位のデータをプリントコマンドとして画像形成装置
2に対して転送する(S106)。
リンタドライバ20では、図2のように、プリントコマ
ンド記憶部24がそのエッジリストを中間データとして
一時的に記憶保存(スプール)する(S104)。そし
て、所定の出力単位、例えば印刷文書の各ページを特定
の単位に区切ったバンド毎またはページ毎といった出力
単位のデータが揃った時点で(S105)、プリンタド
ライバ20では、プリントコマンド送信部29がその出
力単位のデータをプリントコマンドとして画像形成装置
2に対して転送する(S106)。
【0031】ところで、上述した一連の処理の中で、A
P10からは、以前に描画した画像要素との重なりにつ
いてROP処理を求める描画命令が発行される場合があ
る。このような描画命令に対応すべく、プリンタドライ
バ20では、描画命令解析部22が描画命令についての
解析を行う際に、その描画命令がROP処理を求める命
令であるかどうかを判断する(S102)。この判断
は、描画命令解析部22が描画命令に含まれる属性情報
を参照して行う。そして、この判断の結果、ROP処理
を必要としない描画命令や、ROP処理でも単に上書き
するだけの処理の場合には、プリントコマンド生成部2
3がそのままその描画命令からエッジリストを生成す
る。ただし、ROP処理が必要と判断したときには、プ
リンタドライバ20は、次に述べるようにして、要求さ
れたROP処理を実行する(S200)。
P10からは、以前に描画した画像要素との重なりにつ
いてROP処理を求める描画命令が発行される場合があ
る。このような描画命令に対応すべく、プリンタドライ
バ20では、描画命令解析部22が描画命令についての
解析を行う際に、その描画命令がROP処理を求める命
令であるかどうかを判断する(S102)。この判断
は、描画命令解析部22が描画命令に含まれる属性情報
を参照して行う。そして、この判断の結果、ROP処理
を必要としない描画命令や、ROP処理でも単に上書き
するだけの処理の場合には、プリントコマンド生成部2
3がそのままその描画命令からエッジリストを生成す
る。ただし、ROP処理が必要と判断したときには、プ
リンタドライバ20は、次に述べるようにして、要求さ
れたROP処理を実行する(S200)。
【0032】続いて、本実施形態における特徴点であ
る、プリンタドライバ20が行うROP処理(図2にお
けるS200の処理)について詳しく説明する。図4は
本発明に係るROP処理の手順の一例を示すフローチャ
ートであり、図5はプリントコマンドの分割の一具体例
を示す説明図であり、図6は本発明に係るROP処理の
概要の一具体例を示す説明図である。
る、プリンタドライバ20が行うROP処理(図2にお
けるS200の処理)について詳しく説明する。図4は
本発明に係るROP処理の手順の一例を示すフローチャ
ートであり、図5はプリントコマンドの分割の一具体例
を示す説明図であり、図6は本発明に係るROP処理の
概要の一具体例を示す説明図である。
【0033】図4に示すように、描画命令解析部22
は、ROP処理が必要と判断すると、描画命令に含まれ
る属性情報からROP処理が要求される領域(以下「R
OP領域」という)を特定する(S201)。通常、R
OP処理を行う際のソース画像となるイメージデータは
矩形であるため、この場合のROP領域も矩形領域とな
る。
は、ROP処理が必要と判断すると、描画命令に含まれ
る属性情報からROP処理が要求される領域(以下「R
OP領域」という)を特定する(S201)。通常、R
OP処理を行う際のソース画像となるイメージデータは
矩形であるため、この場合のROP領域も矩形領域とな
る。
【0034】ROP領域が特定されると、次いで、プリ
ントコマンド抽出部25は、プリントコマンド記憶部2
4に既にスプールされているエッジリスト情報の中か
ら、そのROP領域に含まれるエッジリスト、すなわち
ROP領域内に存在する画像要素についてのエッジリス
トを抽出する(S202)。そして、プリントコマンド
抽出部25は、抽出したエッジリストについて、エッジ
の始点と終点の両方がROP領域に含まれているか否か
を判断する。つまり、プリントコマンド抽出部25は、
抽出したエッジリストに係る画像要素の全体が、ROP
領域内に存在しているか否かを判断する(S203)。
ントコマンド抽出部25は、プリントコマンド記憶部2
4に既にスプールされているエッジリスト情報の中か
ら、そのROP領域に含まれるエッジリスト、すなわち
ROP領域内に存在する画像要素についてのエッジリス
トを抽出する(S202)。そして、プリントコマンド
抽出部25は、抽出したエッジリストについて、エッジ
の始点と終点の両方がROP領域に含まれているか否か
を判断する。つまり、プリントコマンド抽出部25は、
抽出したエッジリストに係る画像要素の全体が、ROP
領域内に存在しているか否かを判断する(S203)。
【0035】エッジの始点と終点の両方がROP領域に
含まれている場合には、抽出したエッジリストに係る画
像要素の全体がROP領域内に存在しているので、ラス
タライズ部27が、そのエッジリストをラスタ化する
(S204)。これにより、ROP処理を行う際のディ
スティネーション画像が形成されることになる。
含まれている場合には、抽出したエッジリストに係る画
像要素の全体がROP領域内に存在しているので、ラス
タライズ部27が、そのエッジリストをラスタ化する
(S204)。これにより、ROP処理を行う際のディ
スティネーション画像が形成されることになる。
【0036】これに対して、エッジの始点と終点の少な
くとも一方がROP領域の外側にあると、抽出したエッ
ジリストに係る画像要素は、ROP領域からはみ出して
いることになる。例えば、図5(a)に示すように、直
線状の図形41上に矩形状の半透明イメージ42を重ね
合わせる場合であって、その図形41が半透明イメージ
42よりも大きい場合がこれに相当する。この場合、図
5(b)に示すように、ROP領域43は半透明イメー
ジ42の外形と同一の矩形状となるので、図形41の一
部がそのROP領域からはみ出すことになる。
くとも一方がROP領域の外側にあると、抽出したエッ
ジリストに係る画像要素は、ROP領域からはみ出して
いることになる。例えば、図5(a)に示すように、直
線状の図形41上に矩形状の半透明イメージ42を重ね
合わせる場合であって、その図形41が半透明イメージ
42よりも大きい場合がこれに相当する。この場合、図
5(b)に示すように、ROP領域43は半透明イメー
ジ42の外形と同一の矩形状となるので、図形41の一
部がそのROP領域からはみ出すことになる。
【0037】したがって、エッジの始点と終点の少なく
とも一方がROP領域の外側にある場合には、図4のよ
うに、プリントコマンド抽出部25が抽出したエッジリ
ストを、抽出プリントコマンド分割部26がROP領域
の内側のエッジリストと外側のエッジリストとに分割す
る(S205)。そして、ラスタライズ部27は、内側
のエッジリストだけをラスタ化する(S206,S20
4)。このとき、外側のエッジリストは、再び中間デー
タとしてプリントコマンド記憶部24にスプールされる
(S207,S208)。これにより、ROP領域の内
側についてのみ、ディスティネーション画像が形成され
ることになる。
とも一方がROP領域の外側にある場合には、図4のよ
うに、プリントコマンド抽出部25が抽出したエッジリ
ストを、抽出プリントコマンド分割部26がROP領域
の内側のエッジリストと外側のエッジリストとに分割す
る(S205)。そして、ラスタライズ部27は、内側
のエッジリストだけをラスタ化する(S206,S20
4)。このとき、外側のエッジリストは、再び中間デー
タとしてプリントコマンド記憶部24にスプールされる
(S207,S208)。これにより、ROP領域の内
側についてのみ、ディスティネーション画像が形成され
ることになる。
【0038】このようにして、抽出されたエッジリスト
の全てがラスタ化されると、ROP処理部28は、その
ラスタ化によって形成されたディスティネーション画像
と、ROP処理が要求された描画命令によって特定され
る画像要素をラスタ化した後の画像であるソース画像
と、場合によっては指定されているパターン画像とを、
それぞれ互いに重ね合わせるROP処理を行う(S20
9)。
の全てがラスタ化されると、ROP処理部28は、その
ラスタ化によって形成されたディスティネーション画像
と、ROP処理が要求された描画命令によって特定され
る画像要素をラスタ化した後の画像であるソース画像
と、場合によっては指定されているパターン画像とを、
それぞれ互いに重ね合わせるROP処理を行う(S20
9)。
【0039】例えば、図6(a)に示すような半透明イ
メージ51を、図3に示した画像要素上に重ね合わせる
ROP処理が要求された場合について考える。この場
合、図6(b)に示すように、ROP処理を行う際のソ
ース画像52は、半透明イメージ51となる。これに対
して、ROP処理を行う際のディスティネーション画像
53は、ROP領域が半透明イメージ51の外形と同一
の矩形状であることから、図3に示す画像要素のうち、
そのROP領域内に存在する部分のみとなる。すなわ
ち、プリントコマンド抽出部25による抽出および抽出
プリントコマンド分割部26による分割を経た後に、R
OP領域内に存在する部分のみがラスタライズ部27に
よってラスタ化され、ディスティネーション画像53と
される。
メージ51を、図3に示した画像要素上に重ね合わせる
ROP処理が要求された場合について考える。この場
合、図6(b)に示すように、ROP処理を行う際のソ
ース画像52は、半透明イメージ51となる。これに対
して、ROP処理を行う際のディスティネーション画像
53は、ROP領域が半透明イメージ51の外形と同一
の矩形状であることから、図3に示す画像要素のうち、
そのROP領域内に存在する部分のみとなる。すなわ
ち、プリントコマンド抽出部25による抽出および抽出
プリントコマンド分割部26による分割を経た後に、R
OP領域内に存在する部分のみがラスタライズ部27に
よってラスタ化され、ディスティネーション画像53と
される。
【0040】その結果、ROP処理部28がROP処理
を行うと、そのROP処理部28からは、これらソース
画像52とディスティネーション画像53とを重ね合わ
せたイメージであるROP処理後画像54が得られるこ
ととなる。このROP処理によって生成されたROP処
理後画像54についてのイメージデータは、プリントコ
マンド生成部23においてイメージ描画命令としてエッ
ジリスト化され、プリントコマンド記憶部24にスプー
ルされることになる。また、プリントコマンド記憶部2
4内には、図6(c)に示すようなディスティネーショ
ン画像53の抽出後におけるROP領域外に存在する部
分55についてのエッジリストも、そのままスプールさ
れている。
を行うと、そのROP処理部28からは、これらソース
画像52とディスティネーション画像53とを重ね合わ
せたイメージであるROP処理後画像54が得られるこ
ととなる。このROP処理によって生成されたROP処
理後画像54についてのイメージデータは、プリントコ
マンド生成部23においてイメージ描画命令としてエッ
ジリスト化され、プリントコマンド記憶部24にスプー
ルされることになる。また、プリントコマンド記憶部2
4内には、図6(c)に示すようなディスティネーショ
ン画像53の抽出後におけるROP領域外に存在する部
分55についてのエッジリストも、そのままスプールさ
れている。
【0041】したがって、プリントコマンド記憶部24
内に所定の出力単位のデータが揃うと、プリントコマン
ド送信部29は、その出力単位のうち、ROP領域外に
ついてはエッジリストの状態で、またROP領域内につ
いてはそのROP領域の位置を特定するためのエッジリ
ストとそのROP領域内のイメージに相当するラスタ化
後データとによる状態で、これらをプリントコマンドと
して画像形成装置2に対して転送することになる。
内に所定の出力単位のデータが揃うと、プリントコマン
ド送信部29は、その出力単位のうち、ROP領域外に
ついてはエッジリストの状態で、またROP領域内につ
いてはそのROP領域の位置を特定するためのエッジリ
ストとそのROP領域内のイメージに相当するラスタ化
後データとによる状態で、これらをプリントコマンドと
して画像形成装置2に対して転送することになる。
【0042】以上のように、本実施形態における描画情
報処理装置1およびその描画情報処理装置1が実行する
描画情報処理方法によれば、ROP処理を行うのにあた
って、ROP領域内についてのみラスタ化を行って、そ
のROP処理に必要なディスティネーション画像を得る
ようになっている。つまり、ROP領域外については、
ラスタ化せずに、エッジリストのままとする。そのた
め、ROP処理が要求された場合であっても、そのRO
P処理をより少ない領域のラスタ化によって実現するこ
とができ、ページ単位またはバンド単位でのラスタ化が
不要となるので、従来に比べてプリンタドライバ20か
ら出力するデータ量を削減することができる。これによ
り、プリンタドライバ20での処理、画像形成装置2へ
のデータ転送、その画像形成装置2内での処理等に要す
る時間が短くなり、その結果、画像形成システム全体と
しての印刷処理時間を大幅に減少させることができる。
報処理装置1およびその描画情報処理装置1が実行する
描画情報処理方法によれば、ROP処理を行うのにあた
って、ROP領域内についてのみラスタ化を行って、そ
のROP処理に必要なディスティネーション画像を得る
ようになっている。つまり、ROP領域外については、
ラスタ化せずに、エッジリストのままとする。そのた
め、ROP処理が要求された場合であっても、そのRO
P処理をより少ない領域のラスタ化によって実現するこ
とができ、ページ単位またはバンド単位でのラスタ化が
不要となるので、従来に比べてプリンタドライバ20か
ら出力するデータ量を削減することができる。これによ
り、プリンタドライバ20での処理、画像形成装置2へ
のデータ転送、その画像形成装置2内での処理等に要す
る時間が短くなり、その結果、画像形成システム全体と
しての印刷処理時間を大幅に減少させることができる。
【0043】また、本実施形態の描画情報処理装置1お
よび描画情報処理方法では、画像形成装置2へ転送する
プリントコマンドとして、中間データの一種であるエッ
ジリストを生成するようになっている。したがって、特
にカラー画像に対応する場合であっても、ビットマップ
データのようにデータ量の大きくなってしまうことがな
く、画像形成システム全体の印刷処理時間を減少させる
上で非常に好適なものとなる。
よび描画情報処理方法では、画像形成装置2へ転送する
プリントコマンドとして、中間データの一種であるエッ
ジリストを生成するようになっている。したがって、特
にカラー画像に対応する場合であっても、ビットマップ
データのようにデータ量の大きくなってしまうことがな
く、画像形成システム全体の印刷処理時間を減少させる
上で非常に好適なものとなる。
【0044】さらに、本実施形態の描画情報処理装置1
および描画情報処理方法では、ROP領域からはみ出し
ている画像要素については、抽出プリントコマンド分割
部26がこれをROP領域の内側と外側とに分割するよ
うになっている。これにより、どのようなROP処理に
対応する場合であっても、ROP領域内のみのラスタ化
が可能となるので、対応し得るROP処理の汎用性を確
保しつつ、上述した印刷処理時間の減少が実効あるもの
となる。
および描画情報処理方法では、ROP領域からはみ出し
ている画像要素については、抽出プリントコマンド分割
部26がこれをROP領域の内側と外側とに分割するよ
うになっている。これにより、どのようなROP処理に
対応する場合であっても、ROP領域内のみのラスタ化
が可能となるので、対応し得るROP処理の汎用性を確
保しつつ、上述した印刷処理時間の減少が実効あるもの
となる。
【0045】〔第2の実施の形態〕次に、請求項3およ
び5に記載の発明に係る描画情報処理装置、並びに、請
求項12および14に記載の発明に係る描画情報処理方
法について説明する。ただし、ここでは、主に上述した
第1の実施の形態との相違点を説明する。
び5に記載の発明に係る描画情報処理装置、並びに、請
求項12および14に記載の発明に係る描画情報処理方
法について説明する。ただし、ここでは、主に上述した
第1の実施の形態との相違点を説明する。
【0046】本実施形態では、プリンタドライバ20が
エッジリストではなくPDLに基づいたプリントコマン
ドを生成する点で、第1の実施の形態との相違する。す
なわち、本実施形態において、プリンタドライバ20で
は、描画命令入力部21でAP10からの描画命令を受
け取ると、描画命令解析部22がその描画命令について
の解析を行った後、順次プリントコマンド生成部23が
PDLに基づいたプリントコマンドを生成する。
エッジリストではなくPDLに基づいたプリントコマン
ドを生成する点で、第1の実施の形態との相違する。す
なわち、本実施形態において、プリンタドライバ20で
は、描画命令入力部21でAP10からの描画命令を受
け取ると、描画命令解析部22がその描画命令について
の解析を行った後、順次プリントコマンド生成部23が
PDLに基づいたプリントコマンドを生成する。
【0047】PDLで使われるプリントコマンドは、ペ
ージ内の任意位置の文字、図形、イメージ等を表現する
描画命令が任意の順番で構成されている。つまり、PD
Lに基づいたプリントコマンドは、生成されたプリント
コマンドは、文字、図形、イメージ等を自由に制御可能
なPDLの描画命令に変換された命令群からなるもので
ある。なお、PDLとしては、例えば米国アドビ社によ
るポストスクリプト(PostScript)を始めとして多くの
種類が存在するが、どの種類のPDLを用いるかは、画
像形成装置2の機種毎に予め定められているものとす
る。
ージ内の任意位置の文字、図形、イメージ等を表現する
描画命令が任意の順番で構成されている。つまり、PD
Lに基づいたプリントコマンドは、生成されたプリント
コマンドは、文字、図形、イメージ等を自由に制御可能
なPDLの描画命令に変換された命令群からなるもので
ある。なお、PDLとしては、例えば米国アドビ社によ
るポストスクリプト(PostScript)を始めとして多くの
種類が存在するが、どの種類のPDLを用いるかは、画
像形成装置2の機種毎に予め定められているものとす
る。
【0048】プリントコマンド生成部23がPDLに基
づいたプリントコマンドを生成した後は、第1の実施の
形態の場合と略同様に、プリントコマンド記憶部24が
そのPDLによるプリントコマンドを、中間データとし
てバンド毎またはページ毎の出力単位で一時的にスプー
ルする。そして、その出力単位のデータが揃った時点
で、プリンタドライバ20が画像形成装置2に対してプ
リントコマンドとして出力する。
づいたプリントコマンドを生成した後は、第1の実施の
形態の場合と略同様に、プリントコマンド記憶部24が
そのPDLによるプリントコマンドを、中間データとし
てバンド毎またはページ毎の出力単位で一時的にスプー
ルする。そして、その出力単位のデータが揃った時点
で、プリンタドライバ20が画像形成装置2に対してプ
リントコマンドとして出力する。
【0049】この一連の処理の中で、以前に描画した画
像要素との重なりについてROP処理を求めるビットマ
ップ描画命令が発行される場合があるが、本実施形態で
も、第1の実施の形態の場合と略同様に処理を行う。す
なわち、先ず、描画命令解析部22において、描画命令
がROP処理を求める命令であるかどうかを判断する。
ROP処理を必要としない描画コマンドやROP処理で
も単に上書きするだけの処理の場合には、その描画命令
は、そのままプリントコマンド生成部23でPDLに基
づいたプリントコマンドが生成される。一方、ROP処
理が必要と判断したとき、描画命令解析部22では、描
画命令に含まれる属性情報からROP処理を行うROP
領域を特定する。通常、ソース画像となるイメージデー
タは矩形であるため、この場合のROP領域も矩形領域
となる。
像要素との重なりについてROP処理を求めるビットマ
ップ描画命令が発行される場合があるが、本実施形態で
も、第1の実施の形態の場合と略同様に処理を行う。す
なわち、先ず、描画命令解析部22において、描画命令
がROP処理を求める命令であるかどうかを判断する。
ROP処理を必要としない描画コマンドやROP処理で
も単に上書きするだけの処理の場合には、その描画命令
は、そのままプリントコマンド生成部23でPDLに基
づいたプリントコマンドが生成される。一方、ROP処
理が必要と判断したとき、描画命令解析部22では、描
画命令に含まれる属性情報からROP処理を行うROP
領域を特定する。通常、ソース画像となるイメージデー
タは矩形であるため、この場合のROP領域も矩形領域
となる。
【0050】ROP領域が特定されると、次いで、プリ
ントコマンド抽出部25は、プリントコマンド記憶部2
4に記憶されているプリントコマンドからこのROP領
域に含まれるプリントコマンドを抽出する。抽出された
プリントコマンドは、抽出プリントコマンド分割部26
において、ROP領域の中に含まれる画像要素と外側の
画像要素に分割され、内側の画像要素だけが、ラスタラ
イズ部27でラスタ化され、ディスティネーション画像
が形成される。外側の画像要素は、再び中間データとし
てプリントコマンド記憶部24に記憶される。抽出され
たプリントコマンドの全てがラスタ化されると、ソース
画像と、場合によっては指定されているパターン画像と
の間で、ROP処理部28においてROP処理が行われ
る。ここで生成されたイメージデータは、プリントコマ
ンド生成部23においてイメージ描画命令としてプリン
トコマンドが生成されプリントコマンド記憶部24に記
憶される。
ントコマンド抽出部25は、プリントコマンド記憶部2
4に記憶されているプリントコマンドからこのROP領
域に含まれるプリントコマンドを抽出する。抽出された
プリントコマンドは、抽出プリントコマンド分割部26
において、ROP領域の中に含まれる画像要素と外側の
画像要素に分割され、内側の画像要素だけが、ラスタラ
イズ部27でラスタ化され、ディスティネーション画像
が形成される。外側の画像要素は、再び中間データとし
てプリントコマンド記憶部24に記憶される。抽出され
たプリントコマンドの全てがラスタ化されると、ソース
画像と、場合によっては指定されているパターン画像と
の間で、ROP処理部28においてROP処理が行われ
る。ここで生成されたイメージデータは、プリントコマ
ンド生成部23においてイメージ描画命令としてプリン
トコマンドが生成されプリントコマンド記憶部24に記
憶される。
【0051】したがって、本実施形態においても、第1
の実施の形態の場合と同様に、ROP領域内についての
みラスタ化を行い、ROP領域外についてはラスタ化せ
ずにPDLによるプリントコマンドのままとするため、
ROP処理をより少ない領域のラスタ化によって実現す
ることができ、データ量の削減や印刷処理時間の減少等
が可能となる。
の実施の形態の場合と同様に、ROP領域内についての
みラスタ化を行い、ROP領域外についてはラスタ化せ
ずにPDLによるプリントコマンドのままとするため、
ROP処理をより少ない領域のラスタ化によって実現す
ることができ、データ量の削減や印刷処理時間の減少等
が可能となる。
【0052】また、本実施形態では、画像形成装置2へ
転送するプリントコマンドとして、中間データの一種で
あるPDLによる命令群を生成するようになっている。
したがって、特にカラー画像に対応する場合であって
も、ビットマップデータのようにデータ量の大きくなっ
てしまうことがなく、画像形成システム全体の印刷処理
時間を減少させる上で非常に好適なものとなる。
転送するプリントコマンドとして、中間データの一種で
あるPDLによる命令群を生成するようになっている。
したがって、特にカラー画像に対応する場合であって
も、ビットマップデータのようにデータ量の大きくなっ
てしまうことがなく、画像形成システム全体の印刷処理
時間を減少させる上で非常に好適なものとなる。
【0053】〔第3の実施の形態〕次に、請求項7に記
載の発明に係る描画情報処理装置および請求項16に記
載の発明に係る描画情報処理方法について説明する。た
だし、ここでも、主に上述した第1または第2の実施の
形態との相違点を説明する。
載の発明に係る描画情報処理装置および請求項16に記
載の発明に係る描画情報処理方法について説明する。た
だし、ここでも、主に上述した第1または第2の実施の
形態との相違点を説明する。
【0054】図7は、本実施形態におけるROP領域の
一具体例を示す説明図である。本実施形態では、描画命
令解析部22の特定するROP領域が、第1または第2
の実施の形態の場合と相違する。すなわち、図7(a)
に示すように、AP10からROP処理が要求された描
画命令によって特定される画像要素が矩形ではなく、他
の任意形状61であった場合に、描画命令解析部22で
は、図7(b)に示すように、その任意形状の外接矩形
62を求め、その外接矩形62をプリントコマンド抽出
部25に渡すROP領域とする。このときの外接矩形6
2を求め方は、周知技術を利用して行えばよい。故にこ
こではその説明を省略する。
一具体例を示す説明図である。本実施形態では、描画命
令解析部22の特定するROP領域が、第1または第2
の実施の形態の場合と相違する。すなわち、図7(a)
に示すように、AP10からROP処理が要求された描
画命令によって特定される画像要素が矩形ではなく、他
の任意形状61であった場合に、描画命令解析部22で
は、図7(b)に示すように、その任意形状の外接矩形
62を求め、その外接矩形62をプリントコマンド抽出
部25に渡すROP領域とする。このときの外接矩形6
2を求め方は、周知技術を利用して行えばよい。故にこ
こではその説明を省略する。
【0055】このように、本実施形態では、ROP処理
におけるソース画像となる画像要素が矩形ではなく他の
任意形状であった場合に、その任意形状の外接矩形をR
OP領域とするようになっている。したがって、どのよ
うな画像要素についてのROP処理に対応する場合であ
っても、ROP領域内のみのラスタ化が可能となるの
で、対応し得るROP処理の汎用性を確保しつつ、シス
テム全体での印刷処理時間の減少が実効あるものとな
る。
におけるソース画像となる画像要素が矩形ではなく他の
任意形状であった場合に、その任意形状の外接矩形をR
OP領域とするようになっている。したがって、どのよ
うな画像要素についてのROP処理に対応する場合であ
っても、ROP領域内のみのラスタ化が可能となるの
で、対応し得るROP処理の汎用性を確保しつつ、シス
テム全体での印刷処理時間の減少が実効あるものとな
る。
【0056】〔第4の実施の形態〕次に、請求項8に記
載の発明に係る描画情報処理装置および請求項17に記
載の発明に係る描画情報処理方法について説明する。た
だし、ここでも、主に上述した第1,第2または第3の
実施の形態との相違点を説明する。
載の発明に係る描画情報処理装置および請求項17に記
載の発明に係る描画情報処理方法について説明する。た
だし、ここでも、主に上述した第1,第2または第3の
実施の形態との相違点を説明する。
【0057】図8は、本実施形態におけるROP領域の
一具体例を示す説明図である。図例のように、本実施形
態では、ROP処理を行うのにあたって、プリントコマ
ンド抽出部25がプリントコマンド記憶部24内からイ
メージデータを抽出する場合について説明する。写真等
の画像要素や既にROP処理が行われたROP領域(以
下、これらを「イメージ」と総称する)については、プ
リントコマンド記憶部24内にプリントコマンドとして
スプールされる時点で、既にラスタ化されている。
一具体例を示す説明図である。図例のように、本実施形
態では、ROP処理を行うのにあたって、プリントコマ
ンド抽出部25がプリントコマンド記憶部24内からイ
メージデータを抽出する場合について説明する。写真等
の画像要素や既にROP処理が行われたROP領域(以
下、これらを「イメージ」と総称する)については、プ
リントコマンド記憶部24内にプリントコマンドとして
スプールされる時点で、既にラスタ化されている。
【0058】したがって、プリントコマンド記憶部24
内にスプールされたイメージをディスティネーション画
像とする際には、ラスタライズ部27が改めてラスタ化
を行う必要はない。ただし、イメージは既にラスタ化さ
れているため、例えば図8(a)に示すように、抽出対
象となるイメージ71の全体がROP領域72内に存在
しておらず、その一部がはみ出している場合であって
も、抽出プリントコマンド分割部26は、その分割を行
わない。すなわち、プリントコマンド抽出部25は、描
画命令解析部22で特定されたROP領域72内にイメ
ージ71の一部分しか含まれていない場合であっても、
抽出プリントコマンド分割部26においてそのイメージ
71についてのラスタデータを分割することなく、その
ラスタデータ全体を抽出して、これをディスティネーシ
ョン画像とする。なお、このときのROP領域は、図8
(b)に示すように、描画命令解析部22で特定された
ROP領域72と抽出されたイメージ71全体の双方の
外接矩形73が、新たに特定されることになる。
内にスプールされたイメージをディスティネーション画
像とする際には、ラスタライズ部27が改めてラスタ化
を行う必要はない。ただし、イメージは既にラスタ化さ
れているため、例えば図8(a)に示すように、抽出対
象となるイメージ71の全体がROP領域72内に存在
しておらず、その一部がはみ出している場合であって
も、抽出プリントコマンド分割部26は、その分割を行
わない。すなわち、プリントコマンド抽出部25は、描
画命令解析部22で特定されたROP領域72内にイメ
ージ71の一部分しか含まれていない場合であっても、
抽出プリントコマンド分割部26においてそのイメージ
71についてのラスタデータを分割することなく、その
ラスタデータ全体を抽出して、これをディスティネーシ
ョン画像とする。なお、このときのROP領域は、図8
(b)に示すように、描画命令解析部22で特定された
ROP領域72と抽出されたイメージ71全体の双方の
外接矩形73が、新たに特定されることになる。
【0059】このように、本実施形態では、プリントコ
マンド記憶部24から抽出すべきデータがラスタイメー
ジを表すものであれば、ROP領域と重なりのあるラス
タイメージ全体を抽出するようになっている。したがっ
て、描画命令解析部22でROP領域とされた以外の部
分と、プリントコマンド記憶部24に記憶されたプリン
トコマンドとが、抽出されたイメージの領域と重なって
いた場合であっても、画像の整合性が保てるようにな
る。さらに、通常、ラスタ化されたイメージデータの分
割は煩雑な処理を伴うことが多いが、ラスタイメージ全
体を抽出することで、その煩雑さを解消し得るようにな
る。また、ラスタイメージは既にラスタ化されたデータ
であることから、ラスタイメージ全体を抽出しても、デ
ータ量の大幅な増加を招いてしまうようなこともない。
マンド記憶部24から抽出すべきデータがラスタイメー
ジを表すものであれば、ROP領域と重なりのあるラス
タイメージ全体を抽出するようになっている。したがっ
て、描画命令解析部22でROP領域とされた以外の部
分と、プリントコマンド記憶部24に記憶されたプリン
トコマンドとが、抽出されたイメージの領域と重なって
いた場合であっても、画像の整合性が保てるようにな
る。さらに、通常、ラスタ化されたイメージデータの分
割は煩雑な処理を伴うことが多いが、ラスタイメージ全
体を抽出することで、その煩雑さを解消し得るようにな
る。また、ラスタイメージは既にラスタ化されたデータ
であることから、ラスタイメージ全体を抽出しても、デ
ータ量の大幅な増加を招いてしまうようなこともない。
【0060】ただし、本実施形態のようにラスタイメー
ジ全体を抽出するのではなく、請求項9に記載の発明に
係る描画情報処理装置または請求項18に記載の発明に
係る描画情報処理方法のように、描画命令解析部22で
特定されたROP領域内に存在するラスタイメージの一
部分のみを抽出するようにしてもよいことは勿論であ
る。この場合は、ラスタイメージについても、第1,第
2または第3の実施の形態の場合と略同様に処理を行う
ことになる。つまり、この場合であっても、従来よりも
少ない領域のラスタ化でROP処理を実現することが可
能となる。
ジ全体を抽出するのではなく、請求項9に記載の発明に
係る描画情報処理装置または請求項18に記載の発明に
係る描画情報処理方法のように、描画命令解析部22で
特定されたROP領域内に存在するラスタイメージの一
部分のみを抽出するようにしてもよいことは勿論であ
る。この場合は、ラスタイメージについても、第1,第
2または第3の実施の形態の場合と略同様に処理を行う
ことになる。つまり、この場合であっても、従来よりも
少ない領域のラスタ化でROP処理を実現することが可
能となる。
【0061】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の描画情
報処理装置および描画情報処理方法によれば、プリント
コマンドが中間データによって表現されている場合であ
っても、画素間の論理演算処理をより少ない領域のラス
タ化によって実現することが可能となるので、従来に比
べてデータ量を削減することができ、システム全体とし
ての印刷処理時間を大幅に減少させることができる。
報処理装置および描画情報処理方法によれば、プリント
コマンドが中間データによって表現されている場合であ
っても、画素間の論理演算処理をより少ない領域のラス
タ化によって実現することが可能となるので、従来に比
べてデータ量を削減することができ、システム全体とし
ての印刷処理時間を大幅に減少させることができる。
【図1】 本発明に係る描画情報処理装置およびその描
画情報処理装置が用いられる画像形成システムの一例の
概略構成を示すブロック図である。
画情報処理装置が用いられる画像形成システムの一例の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係るプリントコマンドの生成手順の
一例を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施の形態において生成され
たプリントコマンドの一具体例を示す説明図である。
たプリントコマンドの一具体例を示す説明図である。
【図4】 本発明に係るROP処理の手順の一例を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態におけるプリント
コマンドの分割の一具体例を示す説明図であり、(a)
はROP処理の対象となる画像要素を示す図、(b)は
ROP領域を示す図である。
コマンドの分割の一具体例を示す説明図であり、(a)
はROP処理の対象となる画像要素を示す図、(b)は
ROP領域を示す図である。
【図6】 本発明に係るROP処理の概要の一具体例を
示す説明図であり、(a)はROP処理の対象となる画
像要素を示す図、(b)はソース画像、ディスティネー
ション画像およびROP処理後画像を示す図、(c)は
ROP領域外における画像要素を示す図である。
示す説明図であり、(a)はROP処理の対象となる画
像要素を示す図、(b)はソース画像、ディスティネー
ション画像およびROP処理後画像を示す図、(c)は
ROP領域外における画像要素を示す図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態におけるROP領
域の一具体例を示す説明図であり、(a)はROP処理
の対象となる画像要素を示す図、(b)はROP領域を
示す図である。
域の一具体例を示す説明図であり、(a)はROP処理
の対象となる画像要素を示す図、(b)はROP領域を
示す図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態におけるROP領
域の一具体例を示す説明図であり、(a)はROP処理
の対象となる画像要素を示す図、(b)はROP領域を
示す図である。
域の一具体例を示す説明図であり、(a)はROP処理
の対象となる画像要素を示す図、(b)はROP領域を
示す図である。
1…描画情報処理装置、2…画像形成装置、10…A
P、20…プリンタドライバ、21…描画命令入力部、
22…描画命令解析部、23…プリントコマンド生成
部、24…プリントコマンド記憶部、25…プリントコ
マンド抽出部、26…抽出プリントコマンド分割部、2
7…ラスタライズ部、28…ROP処理部、29…プリ
ントコマンド送信部
P、20…プリンタドライバ、21…描画命令入力部、
22…描画命令解析部、23…プリントコマンド生成
部、24…プリントコマンド記憶部、25…プリントコ
マンド抽出部、26…抽出プリントコマンド分割部、2
7…ラスタライズ部、28…ROP処理部、29…プリ
ントコマンド送信部
Claims (18)
- 【請求項1】 コンピュータ上で動作する画像作成装置
にて作成された画像の描画命令を、当該画像の出力を行
う画像出力装置が解釈可能な中間データに変換して、こ
れを前記画像出力装置へ転送する描画情報処理装置であ
って、 前記画像作成装置からの描画命令を順次受け取る命令取
得手段と、 前記命令取得手段が受け取った描画命令が、当該描画命
令によって特定される画像要素を構成する画素と他の画
像要素を構成する画素との論理演算処理を要求するもの
であるか否かを判定する命令解析手段と、 前記命令解析手段が論理演算処理を要求するものでない
と判定すると、前記命令取得手段が受け取った描画命令
を、当該描画命令によって特定される画像要素を出力す
るための中間データに変換するデータ生成手段と、 前記データ生成手段による変換後の中間データを記憶蓄
積するデータ記憶手段と、 前記命令解析手段が論理演算処理を要求するものである
と判定すると、当該論理演算処理が要求される領域内に
存在する画像要素についてのデータを、前記データ記憶
手段内から抽出するデータ抽出手段と、 前記データ抽出手段が抽出した領域内データのみをラス
タ化するラスタライズ手段と、 前記ラスタライズ手段によるラスタ化後データを用い
て、前記命令取得手段が受け取った描画命令によって要
求される論理演算処理を実行するROP処理手段と、 前記ROP処理手段により論理演算処理が行われた領域
のラスタ化後データおよび当該領域外に存在する画像要
素についての中間データを、所定単位毎に前記画像出力
装置へ転送するデータ送信手段とを備えることを特徴と
する描画情報処理装置。 - 【請求項2】 前記データ生成手段が生成する中間デー
タは、描画命令によって特定される画像要素の輪郭を構
成するエッジの始点と終点についての情報を有したリス
トからなることを特徴とする請求項1記載の描画情報処
理装置。 - 【請求項3】 前記データ生成手段が生成する中間デー
タは、所定種類のページ記述言語によって記述された命
令群からなることを特徴とする請求項1記載の描画情報
処理装置。 - 【請求項4】 エッジの始点と終点とが論理演算処理を
行う領域の内と外の双方に跨って存在する場合に、当該
エッジに関する情報を分割して、前記領域内に存在する
部分のみを前記データ抽出手段に抽出させるエッジ情報
分割手段を備えることを特徴とする請求項2記載の描画
情報処理装置。 - 【請求項5】 ページ記述言語で記述された命令によっ
て特定される画像要素が論理演算処理を行う領域の内と
外の双方に跨って存在する場合に、当該画像要素に関す
る命令を分割して、前記領域内に存在する部分のみを前
記データ抽出手段に抽出させるエッジ情報分割手段を備
えることを特徴とする請求項3記載の描画情報処理装
置。 - 【請求項6】 前記データ抽出手段は、描画命令によっ
て特定される画像要素の形状を、当該描画命令が要求す
る論理演算処理を行うべき領域とすることを請求項1,
2,3,4または5記載の描画情報処理装置。 - 【請求項7】 前記データ抽出手段は、描画命令によっ
て特定される画像要素の外接矩形を、当該描画命令が要
求する論理演算処理を行うべき領域とすることを請求項
1,2,3,4または5記載の描画情報処理装置。 - 【請求項8】 前記データ抽出手段は、前記データ記憶
手段内から抽出すべきデータがラスタイメージを表すも
のである場合に、論理演算処理を行う領域と重なりのあ
るラスタイメージ全体を抽出することを請求項1,2,
3,4,5,6または7記載の描画情報処理装置。 - 【請求項9】 前記データ抽出手段は、前記データ記憶
手段内から抽出すべきデータがラスタイメージを表すも
のである場合に、当該データのうち論理演算処理を行う
領域と重なり合う部分のみを抽出することを請求項1,
2,3,4,5,6または7記載の描画情報処理装置。 - 【請求項10】 コンピュータ上で動作する画像作成装
置にて作成された画像の描画命令を、当該画像の出力を
行う画像出力装置が解釈可能な中間データに変換して、
これを前記画像出力装置に転送する描画情報処理方法で
あって、 前記画像作成装置からの描画命令を順次受け取り、 受け取った描画命令が当該描画命令によって特定される
画像要素を構成する画素と他の画像要素を構成する画素
との論理演算処理を要求するものであるか否かを判定
し、 当該判定の結果、論理演算処理を要求するものでなけれ
ば、受け取った描画命令を、当該描画命令によって特定
される画像要素を描画するための中間データに変換して
記憶蓄積しておき、 前記判定の結果、論理演算処理を要求するものであれ
ば、当該論理演算処理が要求される領域内に存在する画
像要素についてのデータを、既に記憶蓄積している中か
ら抽出して、これをラスタ化し、 当該ラスタ化後のデータを用いて、受け取った描画命令
により要求される論理演算処理を実行し、 当該論理演算処理を行った領域のラスタ化後データおよ
び当該領域外に存在する画像要素についての中間データ
を、所定単位毎に前記画像出力装置へ転送することを特
徴とする描画情報処理方法。 - 【請求項11】 前記中間データは、前記描画命令によ
って特定される画像要素の輪郭を構成するエッジの始点
と終点についての情報を有したリストからなることを特
徴とする請求項10記載の描画情報処理方法。 - 【請求項12】 前記中間データは、所定種類のページ
記述言語によって記述された命令群からなることを特徴
とする請求項10記載の描画情報処理方法。 - 【請求項13】 エッジの始点と終点とが論理演算処理
を行う領域の内と外の双方に跨って存在する場合に、当
該エッジに関する情報を分割して、前記領域内に存在す
る部分のみを抽出することを特徴とする請求項11記載
の描画情報処理方法。 - 【請求項14】 ページ記述言語で記述された命令によ
って特定される画像要素が論理演算処理を行う領域の内
と外の双方に跨って存在する場合に、当該画像要素に関
する命令を分割して、前記領域内に存在する部分のみを
抽出することを特徴とする請求項12記載の描画情報処
理方法。 - 【請求項15】 論理演算処理を行う領域は、当該論理
演算処理を要求した描画命令によって特定される画像要
素の形状とすることを請求項10,11,12,13ま
たは14記載の描画情報処理方法。 - 【請求項16】 論理演算処理を行う領域は、当該論理
演算処理を要求した描画命令によって特定される画像要
素の外接矩形とすることを請求項10,11,12,1
3または14記載の描画情報処理方法。 - 【請求項17】 抽出すべきデータがラスタイメージを
表すものである場合には、論理演算処理を行う領域と重
なりのあるラスタイメージ全体を抽出することを請求項
10,11,12,13,14,15または16記載の
描画情報処理方法。 - 【請求項18】 抽出すべきデータがラスタイメージを
表すものである場合には、当該データのうち論理演算処
理を行う領域と重なり合う部分のみを抽出することを請
求項10,11,12,13,14,15または16記
載の描画情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000114588A JP2001293936A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 描画情報処理装置および描画情報処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000114588A JP2001293936A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 描画情報処理装置および描画情報処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001293936A true JP2001293936A (ja) | 2001-10-23 |
Family
ID=18626374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000114588A Pending JP2001293936A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 描画情報処理装置および描画情報処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001293936A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009070178A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Fujitsu Ltd | 画像情報圧縮転送方法及び画像転送装置 |
JP2009269341A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2010046836A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体 |
JP2013522774A (ja) * | 2010-03-16 | 2013-06-13 | グーグル インコーポレイテッド | クラウドベースの印刷サービス |
JP2013178822A (ja) * | 2013-05-27 | 2013-09-09 | Canon Inc | 描画命令を処理する装置、方法及びプログラム |
US8922832B2 (en) | 2007-10-02 | 2014-12-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Print processing method and information processing apparatus implementing the method |
JP2015092394A (ja) * | 2010-03-16 | 2015-05-14 | グーグル インコーポレイテッド | クラウドベースの印刷サービス |
US9240057B2 (en) | 2008-06-25 | 2016-01-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and program |
-
2000
- 2000-04-17 JP JP2000114588A patent/JP2001293936A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009070178A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Fujitsu Ltd | 画像情報圧縮転送方法及び画像転送装置 |
US8922832B2 (en) | 2007-10-02 | 2014-12-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Print processing method and information processing apparatus implementing the method |
JP2009269341A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置および画像処理方法 |
US9240057B2 (en) | 2008-06-25 | 2016-01-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and program |
US9886778B2 (en) | 2008-06-25 | 2018-02-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and program |
JP2010046836A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体 |
JP2013522774A (ja) * | 2010-03-16 | 2013-06-13 | グーグル インコーポレイテッド | クラウドベースの印刷サービス |
JP2015092394A (ja) * | 2010-03-16 | 2015-05-14 | グーグル インコーポレイテッド | クラウドベースの印刷サービス |
JP2013178822A (ja) * | 2013-05-27 | 2013-09-09 | Canon Inc | 描画命令を処理する装置、方法及びプログラム |
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