JP2001281412A - 反射防止部材とその製造方法 - Google Patents
反射防止部材とその製造方法Info
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Abstract
を透明基板の片面のみに均一な膜厚で容易に形成するこ
とができる反射防止部材とその製造方法を提供する。 【解決手段】 透明基板1の一方の面に少なくとも低反
射層5と防汚層6とが順に積層され、低反射層5が無機
化合物からなり、防汚層6が一般式化1で示されるシラ
ン化合物からなる。
Description
デオカメラ、デジタルカメラ、自動車用機器などのディ
スプレイ部分のカバー部品などに用いることができる反
射防止部材とその製造方法に関する。
メラ、自動車用機器などにおいて、ディスプレイ部分
は、液晶パネルあるいは有機ELパネルとの組み合わせ
などにより構成されている。ディスプレイ部分は、液晶
パネルの破損を防止したり、液晶パネルの表示を拡大し
たり、液晶パネル近辺を装飾したりすることを目的とし
て、レンズ状に成形した透明基板や縁取りなどの図柄が
形成された透明基板により構成されるカバー部品により
覆われている。
カバー部品の場合は、液晶パネルとカバー部品との間に
空気層が存在するため、液晶パネルからの光がカバー部
品を透過する際、カバー部品の裏面で反射が生じる。し
たがって、カバー部品の表面あるいは裏面からの外光が
反射して写り込み視認性が落ちるため、反射光をできる
だけ抑えたいという要求がある。また、液晶パネルのカ
ラー化が進むに伴い、カバー部品の表面あるいは裏面か
らの反射光がディスプレイ表示のコントラストに影響を
及ぼし表示品質を落とすことから、表面および裏面とも
に反射の少ないカバー部品が求められている。そこで、
カバー部品の反射率を低くするため、カバー部品の両面
に低反射層が形成されている。
膜法により無機酸化物系の低屈折材料を単層で透明基板
の両面に設ける方法がある。また、多重干渉を利用し、
低屈折材料と高屈折材料とを積層して低反射層を透明基
板の両面に設ける方法がある。また、フッ素化合物など
の有機系の低屈折物質あるいは常温硬化する無機系酸化
物の低屈折物質を溶液化して透明基板の両面にコーティ
ングする方法がある。
は、使用の際に、手垢、指紋、汗、化粧料などの付着が
あり、特に低反射層へ付着した場合には、汚れが目立ち
やすく、またその汚れがとれにくくなる。そこで、汚れ
にくく、あるいは汚れを拭き取りやすくするために、低
反射層上にさらに防汚層を設けることが必要となる。た
とえば、特開平4−338901号では、末端シラノー
ル有機ポリシロキサンを用いて防汚層を形成したCRT
用フィルターが提案されている。
は、カバー部品などの反射防止部材においては十分なも
のでなかった。特に、指紋などの油性汚染については、
付着した汚染物を拭き取りにくいため、何度も拭き取り
布を摺動させたり、拭い取るのに強力な洗剤や有機溶剤
を用いたりすると防汚層が除去されてしまい、耐汚染性
が損なわれるという問題があった。
法によって防汚層を設けた場合、携帯電話機表示窓の四
隅のように三次元的に急峻な屈曲部位において液だまり
による膜厚むらが発生し、低反射性を劣化させ、外観的
にも色むらが生じるという問題があった。
形成した場合は、成形品の両面に防汚層が形成されるの
で、成形品の裏面全体に撥油性および撥水性が発現し、
携帯電話機本体と貼り合わせるための両面テープを裏面
に貼り付けることができないという問題があった。そこ
で、片面のみに防汚層を形成したり、接着部位を除いて
防汚層を形成することも考えられるが、そのためにはマ
スキング工程が必要であり、その処理が煩雑になるとい
う問題があった。
点を解消し、汚染物の除去が容易で耐久性に優れた防汚
層を透明基板の片面のみに均一な膜厚で容易に形成する
ことができる反射防止部材とその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
とその製造方法は、上記の目的を達成するために、つぎ
のように構成した。
明基板の一方の面に少なくとも低反射層と防汚層とが順
に積層され、低反射層が無機化合物からなり、防汚層が
一般式化1で示されるシラン化合物からなるように構成
した。
に保護層を有するように構成してもよい。
に図柄層を有するように構成してもよい。
に接着層を有するように構成してもよい。
層で構成され、透明基板より屈折率の小さい金属酸化物
からなる層であるように構成してもよい。
数の層から構成され、防汚層と接する層が金属酸化物か
らなる層であるように構成してもよい。
明基板の他方の面に形成されるように構成してもよい。
が3〜200nmであるように構成してもよい。
は、基体シート上に少なくとも低反射層が形成された加
飾シートを基体シートがキャビティ面に接するように金
型にセットし、金型内に透明な溶融樹脂を射出して樹脂
からなる透明基板と加飾シートとの一体化物を得、次い
で基体シートを剥離し、次いで低反射層上に一般式化1
で示されるシラン化合物を用い蒸着法により防汚層を形
成するように構成した。
形成された加飾シートを基体シートがキャビティ面に接
するように金型にセットし、金型内に透明な溶融樹脂を
射出して樹脂からなる透明基板と加飾シートとの一体化
物を得、次いで基体シートを剥離し、次いで保護層上に
低反射層を積層し、次いで低反射層上に一般式化1で示
されるシラン化合物を用い蒸着法により防汚層を形成す
るように構成した。
形成された加飾シートを基体シートがキャビティ面に接
するように金型にセットし、金型内に透明な溶融樹脂を
射出して樹脂からなる透明基板と加飾シートとの一体化
物を得、次いで基体シートを剥離し、次いで図柄層上に
低反射層を積層し、次いで低反射層上に一般式化1で示
されるシラン化合物を用い蒸着法により防汚層を形成す
るように構成した。
が形成された加飾シートを基体シートと反対側の面がキ
ャビティ面に接するように金型にセットし、金型内に透
明な溶融樹脂を射出して樹脂からなる透明基板と加飾シ
ートとの一体化物を得、次いで低反射層上に一般式化1
で示されるシラン化合物を用い蒸着法により防汚層を形
成するように構成した。
形成された加飾シートを基体シートと反対側の面がキャ
ビティ面に接するように金型にセットし、金型内に透明
な溶融樹脂を射出して樹脂からなる透明基板と加飾シー
トとの一体化物を得、次いで保護層上に低反射層を積層
し、次いで低反射層上に一般式化1で示されるシラン化
合物を用い蒸着法により防汚層を形成するように構成し
た。
形成された加飾シートを基体シートと反対側の面がキャ
ビティ面に接するように金型にセットし、金型内に透明
な溶融樹脂を射出して樹脂からなる透明基板と加飾シー
トとの一体化物を得、次いで図柄層上に低反射層を積層
し、次いで低反射層上に一般式化1で示されるシラン化
合物を用い蒸着法により防汚層を形成するように構成し
た。
飾シートで加飾しなかった面に低反射層を形成するよう
に構成してもよい。
施の形態について詳しく説明する。
例を示す断面図である。図2は、この発明の反射防止部
材の製造方法に用いる転写材の一実施例を示す断面図で
ある。図3は、この発明の反射防止部材の製造方法の一
工程を示す断面図である。図中、1は透明基板、2は接
着層、3は図柄層、4は保護層、5は低反射層、6は防
汚層、7は反射防止部材、9は金型、10は加飾シー
ト、11は基体シート、12は転写層である。
の一方の面に少なくとも低反射層5と防汚層6とが順に
積層され、低反射層5が無機化合物からなり、防汚層6
が一般式化1で示されるシラン化合物からなるものであ
る(図1参照)。
ては、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、A
BS樹脂、AS樹脂、AN樹脂などの汎用樹脂を挙げる
ことができる。また、ポリフェニレンオキシド・ポリス
チレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセター
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート変性ポリ
フェニレンエーテル樹脂、ポリブチレンテレフタレート
樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、超高分子量ポ
リエチレン樹脂などの汎用エンジニアリング樹脂や、ポ
リスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、
ポリフェニレンオキシド系樹脂、ポリアリレート樹脂、
ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、液晶ポリエ
ステル樹脂、ポリアリル系耐熱樹脂などのスーパーエン
ジニアリング樹脂を使用することもできる。
ても、二次元あるいは三次元の曲面を有するものであっ
てもよい。
るための層である。低反射層5は少なくとも透明基板1
の一方の面に形成する。透明基板1の両面に低反射層5
を形成すると、反射防止部材7の表面および裏面で反射
防止作用が発揮されるので好ましい。
フッ化マグネシウム、酸化ケイ素などの金属化合物を用
いることができる。また、シリカあるいはオルガノポリ
シロキサンの少なくとも1種を含む有機金属化合物を用
いることもできる。また、これらの有機金属化合物の多
孔体を用いることもできる。また、フッ素系合成樹脂な
どの有機化合物を用いることも可能である。
る酸化ケイ素あるいは酸化アルミウムを酸化ケイ素に分
散し単層として使用したり、フッ化マグネシウムを単層
として用いるほか、酸化チタン層/酸化ケイ素層の2層
構成の低反射層5として使用したり、酸化チタン層/酸
化ケイ素層/酸化チタン層/酸化ケイ素層のように4層
構成の低反射層5など多重干渉を利用した多層構成の低
反射層5としてもよい。
構成される場合のどちらであっても、防汚層6に接する
層が金属酸化物からなるのが好ましい。金属酸化物はシ
ラン化合物からなる防汚層6との接着性に優れるからで
ある。低反射層5として、フッ化マグネシウムのような
金属ハロゲン化物を用いると、防汚層6との接着性が弱
く耐久性が得られにくくなる。
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などが
ある。あるいは金属アルコラート、金属キレートなどの
有機金属化合物を浸積法あるいは印刷法、コーティング
法などにより透明基板1上に塗布し、その後、光照射あ
るいは乾燥により金属酸化物皮膜を形成して低反射層5
を得る方法もある。また、後述する転写法またはインサ
ート法により形成することもできる。
範囲で適宜選択するとよい。これらの膜厚は、低屈折材
料の屈折率により、一般式n×d=λ/4または一般式
n×d=3λ/4(ただし、nは低屈折材料の屈折率、
dは低屈折材料の膜厚、λは低反射中心波長をそれぞれ
示す)を満たすように適宜選択するとよい。
折率は透明基板1の屈折率より小さい金属酸化物に限ら
れる。
射層5が汚れるのを防ぎ、低反射層5の機能が損なわれ
るのを防止するための層である。防汚層6は、一般式化
1で示されるシラン化合物からなることが重要である。
ここで、一般式中、Xは水素原子または低級アルキル
基、Yは加水分解可能な基、mは1〜50の整数、nは
0〜2の整数をそれぞれ示す。
常、1重量%以下のフッ素系溶媒溶液や石油系溶媒溶
液、アルコール系溶媒溶液などの低濃度希薄溶液状態に
て流通しており、スピンコート法やディップコート法に
より使用されている。しかし、成形同時転写された二次
元曲面形状あるいは三次元曲面形状を有する成形品に、
スピンコート法やディップコート法を適用すると、防汚
層6の膜厚を均一にすることは困難である。また、ディ
ップコート法では防汚層6が反射防止部材7の両面に形
成されることになる。
ン化合物を用いて防汚層6を形成するために、蒸着法を
用いる。この発明でいう蒸着法とは、真空蒸着法、電子
線蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法
など、物理的方法で薄膜形成する方法をいう。このよう
な蒸着法において、シラン化合物を急激に加熱すると腐
食性を有するフッ酸を生じるので、真空または常圧で抵
抗加熱するような穏やかな条件で加熱を行うのが好まし
い。
槽内にて加熱皿に適量量り取り、できる限り水分と反応
させないようにするため、低沸点フッ素系溶媒を蒸発排
気させたのち、加熱蒸発させる手法により成膜するとよ
い。その際、シラン化合物希薄溶液の濃度は高濃度であ
るほど処理所要時間が短縮され、シラン化合物の分解が
少なくなり、低反射層5との接着性に優れたものとな
る。したがって10重量%以上の濃度であることが好ま
しい。この条件において実験を繰り返したところ、数あ
る材料の中でも一般式化1で示されるシラン化合物にお
いて最良の撥水性、撥油性、耐久性が得られた。また、
真空中にて成膜された防汚層6は、大気中においてディ
ップコート法により成膜された防汚層6に比べると、金
属酸化物の表面と状態が異なるためと思われるが、同一
膜厚において、撥水性、撥油性、耐久性が優れていた。
て、Xにおける低級アルキル基としては通常、炭素数1
〜5のものが挙げられる。Yの加水分解可能な基として
は、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原
子、RO基、RCOO基、R2C=CRCO基、R2C
=NO基、RC=NO基、R2N基、及びRCONR基
が好ましい。さらに好ましくは、塩素原子、CH3O
基、C2H5O基である。mは1〜50の整数である。
nは、0〜2の整数であり、好ましくは0である。
は湿度を含む大気中では不安定であり、パーフルオロヘ
キサンのような低沸点フッ素系溶媒に希釈して保存され
る。そのような溶媒としては、たとえば、パーフルオロ
ヘキサン、パーフルオロメチルシクロヘキサン、パーフ
ルオロ−1、3−ジメチルシクロヘキサンなどの通常は
炭素数5〜12のパーフルオロ脂肪族炭化水素や、ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼンなどの多フッ素化芳香
族炭化水素、多フッ素化脂肪族炭化水素などが挙げられ
る。
は、市販のパーフルオロポリエーテルをシラン処理する
ことによって容易に得ることができる。
点から3.0〜200nmであるのが好ましい。3.0
nmに満たない場合は防汚性が不足し、また、布などの
摺動により容易に剥がれるおそれがある。200nmを
越える場合は大気暴露により白濁したり、また、透明性
が低下したり、耐久性が劣ったりするおそれがある。
の上または下の任意の位置に形成してもよい。図柄層3
は、反射防止部材7を装飾するための層である。
る。印刷層の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリ
エステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、
アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の
顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用
いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印
刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の
印刷法などを用いるとよい。印刷層は、通常は、部分的
に設ける。
の、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからな
るものでもよい。金属薄膜層は、図柄層3として金属光
沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッタ
リング法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形成
する。表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウム、
ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、インジウ
ム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これらの合
金または化合物を使用する。金属薄膜層は、通常は、部
分的に形成する。また、金属薄膜層を設ける際に、他の
層との密着性を向上させるために、前アンカー層や後ア
ンカー層を設けてもよい。
の下に形成してもよい。保護層4は、反射防止部材7の
表面強度を高めるための層である。
るプレポリマーまたはオリゴマーあるいはエポキシ基を
有するプレポリマーまたはオリゴマーの組成物に反応型
希釈剤を混合し、必要により光重合開始剤を添加した化
合物を用いるとよい。具体的には、紫外線硬化性樹脂や
電子線硬化性樹脂として用いられる樹脂を用いるとよ
い。
板1の上に設けるには、加飾シート10を利用した成形
同時加飾法を利用するのが好ましい。成形同時加飾法に
は、加飾シート10として転写材を用いた成形同時転写
法や、加飾シート10としてインサート材を用いたイン
サート法がある。
に、剥離層、図柄層3、接着層2などからなる転写層1
2を形成した転写材を金型9内に挟み込み、金型9内に
溶融樹脂を射出し、冷却して樹脂成形品を得るのと同時
に成形品表面に転写材を接着した後、基体シート11を
剥離して、樹脂成形品表面に転写層12を転移して装飾
を行う方法である。
柄層3などが形成されたインサート材を金型9内に挟み
込み、金型9内に溶融樹脂を射出し、冷却して樹脂成形
品を得るのと同時に成形品表面にインサート材を接着し
て装飾を行う方法である。
ついて説明する。
5、図柄層3、保護層4などからなる転写層12を設け
たものである(図2参照)。また、反射防止部材7の透
明基板1の上に形成するすべての層を成形同時転写法に
よって形成するのではなく、成形同時転写法によって形
成するのが好適な層のみを成形同時転写法によって形成
し、その他の層は先に述べた方法により別途形成するよ
うにしてもよい。特に、図柄層3および保護層4は成形
同時転写法によって形成するのに適している。
ピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂などの樹脂シートなど、通常の転写材の基体
シートとして用いるものを使用することができる。
がよい場合には、基体シート11上に転写層12を直接
設ければよい。基体シート11からの転写層12の剥離
性を改善するためには、基体シート11上に転写層12
を設ける前に、離型層を全面的に形成してもよい。
上に全面的に形成する。保護層4は、成形同時転写後に
基体シート11を剥離した際に、基体シート11または
離型層から剥離して被転写物の最外面となり、反射防止
部材7の表面強度を高める層となる。保護層4の形成方
法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コン
マコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリー
ン印刷法などの印刷法がある。
い場合は、保護層4に代えて剥離層を形成するとよい。
剥離層は、基体シート11から転写層12を容易に剥離
させるための層である。剥離層の材質としては、アクリ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、セルロース系樹脂、ゴム系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂などのほか、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体系樹脂などのコポリマーを用いるとよい。剥離層の形
成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、
コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スク
リーン印刷法などの印刷法がある。
に形成する。低反射層5を形成するには、低反射層5を
単層または多層で形成する場合と同様にするとよい。
まれる場合は低反射層5の上に、転写層12に低反射層
5が含まれない場合は保護層4または剥離層の上に形成
する。図柄層3を形成するには、図柄層3を単独で形成
する場合と同様にするとよい。
するために接着層2を形成するとよい。接着層2として
は、透明基板1の素材に適した感熱性あるいは感圧性の
樹脂を適宜使用する。たとえば、透明基板1の材質がア
クリル系樹脂の場合はアクリル系樹脂を用いるとよい。
また、透明基板1の材質がポリフェニレンオキシド・ポ
リスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン
共重合体系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合
は、これらの樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよ
い。さらに、透明基板1の材質がポリプロピレン樹脂の
場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン
樹脂が使用可能である。接着層2の形成方法としては、
グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法な
どのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法など
の印刷法がある。また上記材質よりなる接着性を持つシ
ートをラミネート法などにより貼り合せて接着層2とす
ることも可能である。
されるものではなく、たとえば、図柄層3の材質として
透明基板1との接着性に優れたものを使用する場合に
は、接着層2を省略することができる。
よる成形同時転写法を利用して被転写物である樹脂成形
品の面に装飾を行う方法について説明する。
型9内に加飾シート10である転写材を送り込む(図3
参照)。その際、枚葉の転写材を1枚づつ送り込んでも
よいし、長尺の転写材の必要部分を間欠的に送り込んで
もよい。長尺の転写材を使用する場合、位置決め機構を
有する送り装置を使用して、転写材の図柄層3と成形用
金型9との見当が一致するようにするとよい。また、転
写材を間欠的に送り込む際に、転写材の位置をセンサー
で検出した後に転写材を可動型と固定型とで固定するよ
うにすれば、常に同じ位置で転写材を固定することがで
き、図柄層3の位置ずれが生じないので便利である。
ゲートより溶融樹脂を金型9内に射出充満させ、被転写
物を形成するのと同時にその面に転写材を接着させる。
成形用金型9を開いて樹脂成形品を取り出す。最後に、
転写材の基体シート11を剥離する。このようにして、
転写層12のみを成形品に転移することができる。
法について説明する。
で行うとよい。
射層5、図柄層3、保護層4、接着層2などを設けたも
のである。基体シート11としては、転写材の場合と同
様のものを用いるとよい。また、低反射層5、図柄層
3、保護層4、接着層2は、転写材の場合と同様にして
形成するとよい。なお、インサート法の場合は基体シー
ト11を剥離除去しないので、基体シート11の一方の
面に低反射層5、図柄層3、保護層4を形成し、他方の
面に接着層2を形成することになる。また、反射防止部
材7の透明基板1の上に形成するすべての層をインサー
ト法によって形成するのではなく、インサート法によっ
て形成するのが好適な層のみを成形同時転写法によって
形成し、その他の層は別途形成するようにしてもよいの
は成形同時転写法の場合と同様である。
ができる。次に、インサート材の使用方法について説明
する。
ンサート材送り装置などを使用して、ゲートを有するコ
ア型と、凹部を有するキャビティ型との間に配置し、ク
ランプなどの手段でキャビティ型内または周囲に固定す
る。成形形状が深絞りである場合、熱源によりインサー
ト材を加熱軟化させるとともにキャビティ型側から真空
吸引してキャビティ型の表面に密着させてもよい。ま
た、あらかじめインサート材を別型で予備成形しておい
てもよい。次いで、キャビティ型とコア型を型締めし、
インサート材とコア型との間に密閉空間を形成する。こ
の空間に溶融樹脂を射出する。キャビティ型とコア型を
型開きすれば、インサート材と成形樹脂とが一体化した
成形品を得ることができる。
ィルムを基体シートとし、その片面にエポキシアクリレ
ート80部、ヒドロキシエチルアクリレート10部、テ
トラヒドロフルフリルアクリレート10部、ベンゾイン
エチルエーテル3部からなる剥離層をグラビアコート法
により形成し、その上に接着性インキを用いて図柄層を
形成して転写材を得、加飾シートとした。
バー部品を成形する成形用金型を用意した。
接するように加飾シートを載置し、その後溶融したアク
リル樹脂を金型内に射出し、透明基板の成形と同時に透
明基板と加飾シートを一体化し、次いで金型内から成形
品を取り出して基体シートを剥離し、表面の周囲に文字
や絵柄からなる図柄層を有する成形品を得た。
で2秒間紫外線照射を施し、表面強度および耐薬品性に
優れた図柄を得た。
基板の裏面に真空蒸着装置(株式会社昭和真空製)にて
二酸化珪素、二酸化チタン、二酸化珪素、二酸化チタ
ン、二酸化珪素の順序で所定の厚みになるように電子線
蒸着を行って低反射層を形成した。続いて冶具を反転さ
せ、保護層上に同様にして複数の層からなる低反射層を
形成した。
のフッ素系シランを用い、これの20重量%パーフルオ
ロヘキサン溶液を蒸着槽内の蒸発皿に0.1g滴下し、
所定の加熱条件にて蒸発させ、厚さ10nmとなるよう
に蒸着して防汚層を形成した。
レイ部分のカバー部品である反射防止部材の各種物性を
測定したところ、透過率98.0%、初期水接触角11
2°、摺動後水接触角112°、ヘキサデカン転落角3
°であった。
分光光度計を用い、波長550nmにおける反射防止部
材の積分球による透過率を測定したものである。また、
初期水接触角は撥水性の度合いを示し、接触角計を使用
し、室温下で直径1.0mmの水滴を針先につくり、こ
れを反射防止部材の表面に触れさせて液滴を作り、この
ときに生ずる液滴と面との角度を測定したものである。
また、摺動後水接触角は耐久性の度合いを示し、ポリエ
ステル製織布(帝人株式会社製ミクロスター)により、
反射防止部材の表面を2.45N(250g荷重)にて
50往復させた後に、前述した方法で水に対する接触角
を測定したものである。また、ヘキサデカン転落角は撥
油性の度合いを示すものである。実施例1においては、
摺動後水接触角が初期水接触角と同一であり、耐久性に
優れたものであった。
て、C8F17C2H4Si(OCH3)3(ジーイー
東芝シリコーン株式会社製XC98−A5382)の1
0%イソブタノール溶液を用いた以外はすべて実施例1
と同様にして反射防止部材を得た。
性を測定したところ、透過率98.0%、初期水接触角
108°、摺動後水接触角100°、ヘキサデカン転落
角22°であった。初期水接触角が実施例1と比較する
と4°低く、撥水性が劣るものであった。また、摺動後
水接触角が初期水接触角から8°減少し、耐久性に劣る
ものであった。また、ヘキサデカン転落角が実施例1と
比較すると19°高く、撥油性に劣るものであった。
板上に、図柄層、保護層、低反射層を形成した。次い
で、防汚層のシラン化合物として実施例1と同様のもの
を使用し、0.1%にパーフルオロヘキサン溶液希釈を
行い、透明基板の裏面をマスク処理をしてディップコー
トすることにより、厚さ10nmの防汚層を形成した。
性を測定したところ、透過率98.0%、初期水接触角
110°、摺動後水接触角105°、ヘキサデカン転落
角5°であった。初期水接触角が実施例1と比較すると
2°低く、撥水性が劣るものであった。また、摺動後水
接触角が初期水接触角から5°減少し、耐久性に劣るも
のであった。また、ヘキサデカン転落角が実施例1と比
較すると2°高く、撥油性に劣るものであった。
で、以下のような効果を奏する。
方の面に少なくとも低反射層と防汚層とが順に積層さ
れ、低反射層が無機化合物からなり、防汚層が一般式化
1で示されるシラン化合物からなるので、透明基板の片
面のみに汚染物の除去が容易で耐久性に優れた防汚層を
有するものである。
は、低反射層上に一般式化1で示されるシラン化合物を
用い蒸着法により防汚層を形成するので、汚染物の除去
が容易で耐久性に優れた防汚層を透明基板の片面のみに
均一な膜厚で容易に形成することができる。
図である。
写材の一実施例を示す断面図である。
示す断面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 透明基板の一方の面に少なくとも低反射
層と防汚層とが順に積層され、低反射層が無機化合物か
らなり、防汚層が一般式化1で示されるシラン化合物か
らなることを特徴とする反射防止部材(一般式中、Xは
水素原子または低級アルキル基、Yは加水分解可能な
基、mは1〜50の整数、nは0〜2の整数をそれぞれ
示す)。 【化1】 - 【請求項2】 低反射層の下に保護層を有する請求項1
に記載の反射防止部材。 - 【請求項3】 低反射層の下に図柄層を有する請求項1
〜2のいずれかに記載の反射防止部材。 - 【請求項4】 透明基板の上に接着層を有する請求項1
〜3のいずれかに記載の反射防止部材。 - 【請求項5】 低反射層が単層で構成され、透明基板よ
り屈折率の小さい金属酸化物からなる層である請求項1
〜4のいずれかに記載の反射防止部材。 - 【請求項6】 低反射層が複数の層から構成され、防汚
層と接する層が金属酸化物からなる層である請求項1〜
4のいずれかに記載の反射防止部材。 - 【請求項7】 低反射層が透明基板の他方の面に形成さ
れている請求項1〜6のいずれかに記載の反射防止部
材。 - 【請求項8】 防汚層の厚さが3〜200nmである請
求項1〜7のいずれかに記載の反射防止部材。 - 【請求項9】 基体シート上に少なくとも低反射層が形
成された加飾シートを基体シートがキャビティ面に接す
るように金型にセットし、金型内に透明な溶融樹脂を射
出して樹脂からなる透明基板と加飾シートとの一体化物
を得、次いで基体シートを剥離し、次いで低反射層上に
一般式化1で示されるシラン化合物を用い蒸着法により
防汚層を形成することを特徴とする反射防止部材の製造
方法。 - 【請求項10】 基体シート上に少なくとも保護層が形
成された加飾シートを基体シートがキャビティ面に接す
るように金型にセットし、金型内に透明な溶融樹脂を射
出して樹脂からなる透明基板と加飾シートとの一体化物
を得、次いで基体シートを剥離し、次いで保護層上に低
反射層を積層し、次いで低反射層上に一般式化1で示さ
れるシラン化合物を用い蒸着法により防汚層を形成する
ことを特徴とする反射防止部材の製造方法。 - 【請求項11】 基体シート上に少なくとも図柄層が形
成された加飾シートを基体シートがキャビティ面に接す
るように金型にセットし、金型内に透明な溶融樹脂を射
出して樹脂からなる透明基板と加飾シートとの一体化物
を得、次いで基体シートを剥離し、次いで図柄層上に低
反射層を積層し、次いで低反射層上に一般式化1で示さ
れるシラン化合物を用い蒸着法により防汚層を形成する
ことを特徴とする反射防止部材の製造方法。 - 【請求項12】 基体シート上に少なくとも低反射層が
形成された加飾シートを基体シートと反対側の面がキャ
ビティ面に接するように金型にセットし、金型内に透明
な溶融樹脂を射出して樹脂からなる透明基板と加飾シー
トとの一体化物を得、次いで低反射層上に一般式化1で
示されるシラン化合物を用い蒸着法により防汚層を形成
することを特徴とする反射防止部材の製造方法。 - 【請求項13】 基体シート上に少なくとも保護層が形
成された加飾シートを基体シートと反対側の面がキャビ
ティ面に接するように金型にセットし、金型内に透明な
溶融樹脂を射出して樹脂からなる透明基板と加飾シート
との一体化物を得、次いで保護層上に低反射層を積層
し、次いで低反射層上に一般式化1で示されるシラン化
合物を用い蒸着法により防汚層を形成することを特徴と
する反射防止部材の製造方法。 - 【請求項14】 基体シート上に少なくとも図柄層が形
成された加飾シートを基体シートと反対側の面がキャビ
ティ面に接するように金型にセットし、金型内に透明な
溶融樹脂を射出して樹脂からなる透明基板と加飾シート
との一体化物を得、次いで図柄層上に低反射層を積層
し、次いで低反射層上に一般式化1で示されるシラン化
合物を用い蒸着法により防汚層を形成することを特徴と
する反射防止部材の製造方法。 - 【請求項15】 透明基板の加飾シートで加飾しなかっ
た面に低反射層を形成する請求項9〜14のいずれかに
記載の反射防止部材の製造方法。
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