JP2001274002A - 抵抗器およびその製造方法 - Google Patents
抵抗器およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 個片状基板の寸法分類が不要となって、従来
のような個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換
するという工程をなくすることができるとともに、安価
で、かつ微細な抵抗器を提供することを目的とする。 【解決手段】 シート状の絶縁基板をスリット状の第1
の分割部とこの第1の分割部に直交関係にある第2の分
割部で分割することにより個片化された個片状基板11
と、個片状基板11の上面に形成された上面電極層12
と、上面電極層12に一部が重なるように形成された抵
抗層13と、抵抗層13を覆うように形成された保護層
14,16と、上面電極層12と電気的に接続されるよ
うに個片状基板11の側面に形成された側面電極層17
と、側面電極層17を覆うはんだ層18とにより構成し
たものである。
のような個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換
するという工程をなくすることができるとともに、安価
で、かつ微細な抵抗器を提供することを目的とする。 【解決手段】 シート状の絶縁基板をスリット状の第1
の分割部とこの第1の分割部に直交関係にある第2の分
割部で分割することにより個片化された個片状基板11
と、個片状基板11の上面に形成された上面電極層12
と、上面電極層12に一部が重なるように形成された抵
抗層13と、抵抗層13を覆うように形成された保護層
14,16と、上面電極層12と電気的に接続されるよ
うに個片状基板11の側面に形成された側面電極層17
と、側面電極層17を覆うはんだ層18とにより構成し
たものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抵抗器およびその製
造方法に関するものであり、特に微細な抵抗器およびそ
の製造方法に関するものである。
造方法に関するものであり、特に微細な抵抗器およびそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の抵抗器としては、特開平
4−102302号公報に開示されたものが知られてい
る。
4−102302号公報に開示されたものが知られてい
る。
【0003】以下、従来の抵抗器およびその製造方法に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0004】図42は従来の抵抗器の断面図である。
【0005】図42において、1はアルミナ等の磁器か
らなる絶縁性を有する個片状基板である。2は前記個片
状基板1の上面の左右両端部に設けられた一対の第1の
上面電極層である。3は一対の第1の上面電極層2に一
部が重なるように前記個片状基板1の上面に設けられた
抵抗層である。4は抵抗層3の全体のみを覆うように設
けられた第1の保護層である。5は抵抗値を修正するた
めに抵抗層3および第1の保護層4に設けられたトリミ
ング溝である。6は第1の保護層4の上面のみに設けら
れた第2の保護層である。7は一対の第1の上面電極層
2の上面に位置して前記個片状基板1の幅一杯まで延び
るように設けられた一対の第2の上面電極層である。8
は前記個片状基板1の両側面に設けられた一対の側面電
極層である。9,10は一対の第2の上面電極層7およ
び一対の側面電極層8の表面に設けられた一対のニッケ
ルめっき層および一対のはんだめっき層である。この場
合、はんだめっき層10は第2の保護層6よりも低く設
けられているものである。
らなる絶縁性を有する個片状基板である。2は前記個片
状基板1の上面の左右両端部に設けられた一対の第1の
上面電極層である。3は一対の第1の上面電極層2に一
部が重なるように前記個片状基板1の上面に設けられた
抵抗層である。4は抵抗層3の全体のみを覆うように設
けられた第1の保護層である。5は抵抗値を修正するた
めに抵抗層3および第1の保護層4に設けられたトリミ
ング溝である。6は第1の保護層4の上面のみに設けら
れた第2の保護層である。7は一対の第1の上面電極層
2の上面に位置して前記個片状基板1の幅一杯まで延び
るように設けられた一対の第2の上面電極層である。8
は前記個片状基板1の両側面に設けられた一対の側面電
極層である。9,10は一対の第2の上面電極層7およ
び一対の側面電極層8の表面に設けられた一対のニッケ
ルめっき層および一対のはんだめっき層である。この場
合、はんだめっき層10は第2の保護層6よりも低く設
けられているものである。
【0006】以上のように構成された従来の抵抗器につ
いて、次にその製造方法を図面を参照しながら説明す
る。
いて、次にその製造方法を図面を参照しながら説明す
る。
【0007】図43(a)〜(f)は従来の抵抗器の製
造方法を示す工程図である。
造方法を示す工程図である。
【0008】まず、図43(a)に示すように、絶縁性
を有する個片状基板1の上面の左右両端部に、一対の第
1の上面電極層2を塗着形成する。
を有する個片状基板1の上面の左右両端部に、一対の第
1の上面電極層2を塗着形成する。
【0009】次に、図43(b)に示すように、一対の
第1の上面電極層2に一部が重なるように前記個片状基
板1の上面に抵抗層3を塗着形成する。
第1の上面電極層2に一部が重なるように前記個片状基
板1の上面に抵抗層3を塗着形成する。
【0010】次に、図43(c)に示すように、抵抗層
3の全体のみを覆うように第1の保護層4を塗着形成し
た後、抵抗層3における全抵抗値が所定の抵抗値の範囲
内に入るようにレーザ等により抵抗層3および第1の保
護層4にトリミング溝5を施す。
3の全体のみを覆うように第1の保護層4を塗着形成し
た後、抵抗層3における全抵抗値が所定の抵抗値の範囲
内に入るようにレーザ等により抵抗層3および第1の保
護層4にトリミング溝5を施す。
【0011】次に、図43(d)に示すように、第1の
保護層4の上面のみに第2の保護層6を塗着形成する。
保護層4の上面のみに第2の保護層6を塗着形成する。
【0012】次に、図43(e)に示すように、一対の
第1の上面電極層2の上面に位置して前記個片状基板1
の幅一杯まで延びるように一対の第2の上面電極層7を
塗着形成する。
第1の上面電極層2の上面に位置して前記個片状基板1
の幅一杯まで延びるように一対の第2の上面電極層7を
塗着形成する。
【0013】次に、図43(f)に示すように、一対の
第1の上面電極層2および前記個片状基板1の左右両端
の側面に一対の第1,第2の上面電極層2,7と電気的
に接続されるように一対の側面電極層8を塗着形成す
る。
第1の上面電極層2および前記個片状基板1の左右両端
の側面に一対の第1,第2の上面電極層2,7と電気的
に接続されるように一対の側面電極層8を塗着形成す
る。
【0014】最後に、一対の第2の上面電極層7および
一対の側面電極層8の表面にニッケルめっきを施した
後、はんだめっきを施すことにより、一対のニッケルめ
っき層9と、一対のはんだめっき層10を形成して従来
の抵抗器を製造していた。
一対の側面電極層8の表面にニッケルめっきを施した
後、はんだめっきを施すことにより、一対のニッケルめ
っき層9と、一対のはんだめっき層10を形成して従来
の抵抗器を製造していた。
【0015】また、上記した抵抗器も非常に小形化され
てきており、近年では長さ0.6mm×幅0.3mm×
厚み0.25mmという非常に小形の抵抗器も製造され
るようになってきた。
てきており、近年では長さ0.6mm×幅0.3mm×
厚み0.25mmという非常に小形の抵抗器も製造され
るようになってきた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成お
よび製造方法で長さ0.6mm×幅0.3mm×厚み
0.25mmという非常に小形の抵抗器を製造しようと
した場合の課題について説明する。
よび製造方法で長さ0.6mm×幅0.3mm×厚み
0.25mmという非常に小形の抵抗器を製造しようと
した場合の課題について説明する。
【0017】従来におけるアルミナ等の磁器からなるシ
ート状の絶縁基板は、基板分割溝をシート状の絶縁基板
の焼成前にあらかじめ形成し、そしてこの絶縁基板を焼
成することにより製造している。このため、シート状の
絶縁基板にあらかじめ形成された基板分割溝は、シート
状の絶縁基板の微妙な組成バラツキや、シート状の絶縁
基板の焼成時の微妙な温度バラツキにより寸法バラツキ
が発生するものである(この寸法バラツキは、約100
mm×100mmのシート状の絶縁基板では約0.5m
m程度にも達する。)。
ート状の絶縁基板は、基板分割溝をシート状の絶縁基板
の焼成前にあらかじめ形成し、そしてこの絶縁基板を焼
成することにより製造している。このため、シート状の
絶縁基板にあらかじめ形成された基板分割溝は、シート
状の絶縁基板の微妙な組成バラツキや、シート状の絶縁
基板の焼成時の微妙な温度バラツキにより寸法バラツキ
が発生するものである(この寸法バラツキは、約100
mm×100mmのシート状の絶縁基板では約0.5m
m程度にも達する。)。
【0018】このような寸法バラツキを有するシート状
の絶縁基板を用いて、非常に微細な抵抗器を製造する場
合には、個片状基板の寸法を縦方向と横方向のそれぞれ
に非常に細かい寸法ランクに分類し、そしてそれぞれの
寸法ランクに相当する上面電極層2、抵抗層3、保護層
4等のスクリーン印刷マスクをそろえる必要があるとと
もに、個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換す
る必要があるもので、その結果、非常に工程が煩雑にな
るという課題を有していた(寸法ランクを0.05mm
刻みで分類する場合には縦方向、横方向合わせて、それ
ぞれ25ランクで縦横合計約600ランク以上の寸法分
類が必要となる。)。
の絶縁基板を用いて、非常に微細な抵抗器を製造する場
合には、個片状基板の寸法を縦方向と横方向のそれぞれ
に非常に細かい寸法ランクに分類し、そしてそれぞれの
寸法ランクに相当する上面電極層2、抵抗層3、保護層
4等のスクリーン印刷マスクをそろえる必要があるとと
もに、個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換す
る必要があるもので、その結果、非常に工程が煩雑にな
るという課題を有していた(寸法ランクを0.05mm
刻みで分類する場合には縦方向、横方向合わせて、それ
ぞれ25ランクで縦横合計約600ランク以上の寸法分
類が必要となる。)。
【0019】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、個片状基板の寸法分類が不要となって、従来のよう
な個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換すると
いう工程をなくすることができるとともに、安価で、か
つ微細な抵抗器を提供することを目的とするものであ
る。
で、個片状基板の寸法分類が不要となって、従来のよう
な個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換すると
いう工程をなくすることができるとともに、安価で、か
つ微細な抵抗器を提供することを目的とするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の抵抗器は、シート状の絶縁基板をスリット状
の第1の分割部とこの第1の分割部に直交関係にある第
2の分割部で分割することにより個片化された個片状基
板と、前記個片状基板の上面に形成された一対の上面電
極層と、前記一対の上面電極層に一部が重なるように形
成された抵抗層と、前記抵抗層を覆うように形成された
保護層と、前記一対の上面電極層と電気的に接続される
ように前記個片状基板の側面に形成されたニッケル系電
極による一対の側面電極層と、前記一対の側面電極層を
覆う一対のはんだ層とを備えたもので、この構成によれ
ば、個片状基板の寸法分類が不要となって、従来のよう
な個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換すると
いう工程をなくすることができるとともに、安価で、か
つ微細な抵抗器を提供することができるものである。
に本発明の抵抗器は、シート状の絶縁基板をスリット状
の第1の分割部とこの第1の分割部に直交関係にある第
2の分割部で分割することにより個片化された個片状基
板と、前記個片状基板の上面に形成された一対の上面電
極層と、前記一対の上面電極層に一部が重なるように形
成された抵抗層と、前記抵抗層を覆うように形成された
保護層と、前記一対の上面電極層と電気的に接続される
ように前記個片状基板の側面に形成されたニッケル系電
極による一対の側面電極層と、前記一対の側面電極層を
覆う一対のはんだ層とを備えたもので、この構成によれ
ば、個片状基板の寸法分類が不要となって、従来のよう
な個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換すると
いう工程をなくすることができるとともに、安価で、か
つ微細な抵抗器を提供することができるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、シート状の絶縁基板をスリット状の第1の分割部と
この第1の分割部に直交関係にある第2の分割部で分割
することにより個片化された個片状基板と、前記個片状
基板の上面に形成された一対の上面電極層と、前記一対
の上面電極層に一部が重なるように形成された抵抗層
と、前記抵抗層を覆うように形成された保護層と、前記
一対の上面電極層と電気的に接続されるように前記個片
状基板の側面に形成されたニッケル系電極による一対の
側面電極層と、前記一対の側面電極層を覆う一対のはん
だ層とを備えたもので、この構成によれば、シート状の
絶縁基板をスリット状の第1の分割部とこの第1の分割
部に直交関係にある第2の分割部で分割することにより
個片化された個片状基板を用いているため、個片状基板
の寸法分類は不要となり、これにより、従来のような個
片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換するという
工程をなくすることができるとともに、安価で、かつ微
細な抵抗器を提供することができるという作用を有する
ものである。
は、シート状の絶縁基板をスリット状の第1の分割部と
この第1の分割部に直交関係にある第2の分割部で分割
することにより個片化された個片状基板と、前記個片状
基板の上面に形成された一対の上面電極層と、前記一対
の上面電極層に一部が重なるように形成された抵抗層
と、前記抵抗層を覆うように形成された保護層と、前記
一対の上面電極層と電気的に接続されるように前記個片
状基板の側面に形成されたニッケル系電極による一対の
側面電極層と、前記一対の側面電極層を覆う一対のはん
だ層とを備えたもので、この構成によれば、シート状の
絶縁基板をスリット状の第1の分割部とこの第1の分割
部に直交関係にある第2の分割部で分割することにより
個片化された個片状基板を用いているため、個片状基板
の寸法分類は不要となり、これにより、従来のような個
片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換するという
工程をなくすることができるとともに、安価で、かつ微
細な抵抗器を提供することができるという作用を有する
ものである。
【0022】請求項2に記載の発明は、シート状の絶縁
基板をスリット状の第1の分割部とこの第1の分割部に
直交関係にある第2の分割部で分割することにより個片
化された個片状基板と、前記個片状基板の上面に形成さ
れた抵抗層と、前記抵抗層に一部が重なるように形成さ
れた一対の上面電極層と、前記抵抗層を覆うように形成
された保護層と、前記一対の上面電極層と電気的に接続
されるように前記個片状基板の側面に形成されたニッケ
ル系電極による一対の側面電極層と、前記一対の側面電
極層を覆う一対のはんだ層とを備えたもので、この構成
によれば、シート状の絶縁基板をスリット状の第1の分
割部とこの第1の分割部に直交関係にある第2の分割部
で分割することにより個片化された個片状基板を用いて
いるため、個片状基板の寸法分類は不要となり、これに
より、従来のような個片状基板の寸法ランクに応じてマ
スクを交換するという工程をなくすることができるとと
もに、安価で、かつ微細な抵抗器を提供することができ
るという作用を有するものである。
基板をスリット状の第1の分割部とこの第1の分割部に
直交関係にある第2の分割部で分割することにより個片
化された個片状基板と、前記個片状基板の上面に形成さ
れた抵抗層と、前記抵抗層に一部が重なるように形成さ
れた一対の上面電極層と、前記抵抗層を覆うように形成
された保護層と、前記一対の上面電極層と電気的に接続
されるように前記個片状基板の側面に形成されたニッケ
ル系電極による一対の側面電極層と、前記一対の側面電
極層を覆う一対のはんだ層とを備えたもので、この構成
によれば、シート状の絶縁基板をスリット状の第1の分
割部とこの第1の分割部に直交関係にある第2の分割部
で分割することにより個片化された個片状基板を用いて
いるため、個片状基板の寸法分類は不要となり、これに
より、従来のような個片状基板の寸法ランクに応じてマ
スクを交換するという工程をなくすることができるとと
もに、安価で、かつ微細な抵抗器を提供することができ
るという作用を有するものである。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の一対の側面電極層の厚みを1〜15μmの厚
みにしたもので、この構成によれば、非常に寸法精度の
高いものが得られるという作用を有するものである。
2に記載の一対の側面電極層の厚みを1〜15μmの厚
みにしたもので、この構成によれば、非常に寸法精度の
高いものが得られるという作用を有するものである。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の一対のはんだ層をスズあるいはスズ合金系の
材料で構成したもので、この構成によれば、リフローは
んだ付け時に安定したはんだ付けができるという作用を
有するものである。
2に記載の一対のはんだ層をスズあるいはスズ合金系の
材料で構成したもので、この構成によれば、リフローは
んだ付け時に安定したはんだ付けができるという作用を
有するものである。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2に記載の一対の上面電極層を銀系の材料で構成すると
ともに、抵抗層を酸化ルテニウム系の材料で構成したも
ので、この構成によれば、耐熱性および耐久性に優れた
抵抗特性を確保できるという作用を有するものである。
2に記載の一対の上面電極層を銀系の材料で構成すると
ともに、抵抗層を酸化ルテニウム系の材料で構成したも
ので、この構成によれば、耐熱性および耐久性に優れた
抵抗特性を確保できるという作用を有するものである。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項1または
2に記載の保護層を、抵抗層を覆うガラス層からなる第
1の保護層と、この第1の保護層を覆う樹脂を主成分と
する第2の保護層で構成したもので、この構成によれ
ば、ガラス層からなる第1の保護層でレーザートリミン
グ時のクラックの発生を防止することができるため、電
流雑音を小さくできるとともに、樹脂を主成分とする第
2の保護層で抵抗層全体が覆われているため、耐湿性に
優れた抵抗特性を確保できるという作用を有するもので
ある。
2に記載の保護層を、抵抗層を覆うガラス層からなる第
1の保護層と、この第1の保護層を覆う樹脂を主成分と
する第2の保護層で構成したもので、この構成によれ
ば、ガラス層からなる第1の保護層でレーザートリミン
グ時のクラックの発生を防止することができるため、電
流雑音を小さくできるとともに、樹脂を主成分とする第
2の保護層で抵抗層全体が覆われているため、耐湿性に
優れた抵抗特性を確保できるという作用を有するもので
ある。
【0027】請求項7に記載の発明は、シート状の絶縁
基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、前
記複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗
層を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複
数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミン
グを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよ
うに複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶
縁基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状
の第1の分割部を複数形成する工程と、前記スリット状
の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁
基板における前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面に複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対
の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状
基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基
板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部と
直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを
備えたもので、この製造方法によれば、スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
における前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に
複数対の側面電極層を形成するようにしているため、こ
の側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成
することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形
成することができるという作用を有するものである。
基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、前
記複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗
層を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複
数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミン
グを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよ
うに複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶
縁基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状
の第1の分割部を複数形成する工程と、前記スリット状
の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁
基板における前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面に複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対
の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状
基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基
板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部と
直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを
備えたもので、この製造方法によれば、スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
における前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に
複数対の側面電極層を形成するようにしているため、こ
の側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成
することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形
成することができるという作用を有するものである。
【0028】請求項8に記載の発明は、シート状の絶縁
基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複数
の抵抗層に一部が重なるように複数対の上面電極層を形
成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の
上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行
う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複
数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に
おける前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複
数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面
電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板
に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に
分割されるように前記スリット状の第1の分割部と直交
する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備え
たもので、この製造方法によれば、スリット状の第1の
分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板にお
ける前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数
対の側面電極層を形成するようにしているため、この側
面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成する
ことなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成す
ることができるという作用を有するものである。
基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複数
の抵抗層に一部が重なるように複数対の上面電極層を形
成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の
上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行
う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複
数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に
おける前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複
数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面
電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板
に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に
分割されるように前記スリット状の第1の分割部と直交
する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備え
たもので、この製造方法によれば、スリット状の第1の
分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板にお
ける前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数
対の側面電極層を形成するようにしているため、この側
面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成する
ことなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成す
ることができるという作用を有するものである。
【0029】請求項9に記載の発明は、上面に複数対の
上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層
に一部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、
前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の
抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、少な
くとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形
成する工程とを実施したシート状の絶縁基板に、前記複
数対の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成し、その
後、このスリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケル
めっきを施すことにより前記複数のスリット状の第1の
分割部の内面に複数対の側面電極層を形成し、その後、
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成し、その後、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成したも
ので、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割
部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解
めっき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数
のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極
層を形成するようにしているため、この側面電極層は従
来のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シ
ート状の絶縁基板の状態で一括して形成することがで
き、また複数対の側面電極層を覆うように複数対のはん
だ層を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状態で一
括して形成することができるとともに、はんだ層を電気
めっき工法により形成する場合には電位差を小さくする
ことができるため、安定したはんだ層を形成できるとい
う作用を有するものである。
上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層
に一部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、
前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の
抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、少な
くとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形
成する工程とを実施したシート状の絶縁基板に、前記複
数対の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成し、その
後、このスリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケル
めっきを施すことにより前記複数のスリット状の第1の
分割部の内面に複数対の側面電極層を形成し、その後、
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成し、その後、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成したも
ので、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割
部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解
めっき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数
のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極
層を形成するようにしているため、この側面電極層は従
来のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シ
ート状の絶縁基板の状態で一括して形成することがで
き、また複数対の側面電極層を覆うように複数対のはん
だ層を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状態で一
括して形成することができるとともに、はんだ層を電気
めっき工法により形成する場合には電位差を小さくする
ことができるため、安定したはんだ層を形成できるとい
う作用を有するものである。
【0030】請求項10に記載の発明は、上面に複数の
抵抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重
なるように複数対の上面電極層を形成する工程と、前記
複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗
値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくと
も前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成す
る工程とを実施したシート状の絶縁基板に、前記複数対
の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割するた
めのスリット状の第1の分割部を複数形成し、その後、
このスリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっ
きを施すことにより前記複数のスリット状の第1の分割
部の内面に複数対の側面電極層を形成し、その後、複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板における複数の短
冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片
状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分割
部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成したもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成するようにしているため、この側面電極層は従来
のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができ、
また複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層
を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括し
て形成することができるとともに、はんだ層を電気めっ
き工法により形成する場合には電位差を小さくすること
ができるため、安定したはんだ層を形成できるという作
用を有するものである。
抵抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重
なるように複数対の上面電極層を形成する工程と、前記
複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗
値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくと
も前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成す
る工程とを実施したシート状の絶縁基板に、前記複数対
の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割するた
めのスリット状の第1の分割部を複数形成し、その後、
このスリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっ
きを施すことにより前記複数のスリット状の第1の分割
部の内面に複数対の側面電極層を形成し、その後、複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板における複数の短
冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片
状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分割
部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成したもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成するようにしているため、この側面電極層は従来
のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができ、
また複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層
を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括し
て形成することができるとともに、はんだ層を電気めっ
き工法により形成する場合には電位差を小さくすること
ができるため、安定したはんだ層を形成できるという作
用を有するものである。
【0031】請求項11に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両
者が電気的に接続されるように形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも
前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を
形成する工程と、前記シート状の絶縁基板に、前記複数
対の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状
の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルま
たはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、シート状の絶縁基板に、複数対の上
面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシー
ト状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の
分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッ
ケル系合金による側面電極層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面に形成されたレジスト層を剥離
して複数対の側面電極層をパターニングする工程を備え
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるという作用を有する
ものである。
縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両
者が電気的に接続されるように形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも
前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を
形成する工程と、前記シート状の絶縁基板に、前記複数
対の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状
の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルま
たはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、シート状の絶縁基板に、複数対の上
面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシー
ト状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の
分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッ
ケル系合金による側面電極層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面に形成されたレジスト層を剥離
して複数対の側面電極層をパターニングする工程を備え
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるという作用を有する
ものである。
【0032】請求項12に記載の発明は、上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程とを実施したシー
ト状の絶縁基板に、前記複数対の上面電極層を分離して
複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の
分割部を複数形成し、その後、このスリット状の第1の
分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏
面にマスクを設置し、このマスクを設置した状態で前記
絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部
の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系
合金による複数対の側面電極層を形成し、その後、複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板における複数の短
冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片
状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分割
部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成したもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面にマ
スクを設置し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基
板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面
にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成するようにしているた
め、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎
に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括
して形成することができるという作用を有するものであ
る。
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程とを実施したシー
ト状の絶縁基板に、前記複数対の上面電極層を分離して
複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の
分割部を複数形成し、その後、このスリット状の第1の
分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏
面にマスクを設置し、このマスクを設置した状態で前記
絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部
の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系
合金による複数対の側面電極層を形成し、その後、複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板における複数の短
冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片
状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分割
部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成したもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面にマ
スクを設置し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基
板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面
にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成するようにしているた
め、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎
に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括
して形成することができるという作用を有するものであ
る。
【0033】請求項13に記載の発明は、上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程とを実施したシー
ト状の絶縁基板に、前記複数対の上面電極層を分離して
複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の
分割部を複数形成し、その後、このスリット状の第1の
分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏
面全面にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜を
形成するとともに、前記複数のスリット状の第1の分割
部の内面にニッケルまたはニッケル系合金による複数対
の側面電極層を形成し、その後、前記シート状の絶縁基
板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分をレーザー
で除去することにより複数対の裏面電極層を形成し、そ
の後、複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ
層を形成し、その後、前記シート状の絶縁基板における
複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離さ
れて個片状基板に分割されるように前記スリット状の第
1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成
したもので、この製造方法によれば、スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜
を形成するとともに、前記複数のスリット状の第1の分
割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金による複数
対の側面電極層を形成し、その後、前記シート状の絶縁
基板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分をレーザ
ーで除去することにより複数対の裏面電極層を形成する
ようにしているため、この側面電極層は従来のように複
数の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁
基板の状態で一括して形成することができ、またシート
状の絶縁基板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分
をレーザーで除去することにより複数対の裏面電極層を
形成しているため、裏面電極層の寸法精度を向上させる
ことができ、これにより、この抵抗器を裏面側で実装基
板に実装した場合における実装不良を低減させることが
できるという作用を有するものである。
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程とを実施したシー
ト状の絶縁基板に、前記複数対の上面電極層を分離して
複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の
分割部を複数形成し、その後、このスリット状の第1の
分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏
面全面にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜を
形成するとともに、前記複数のスリット状の第1の分割
部の内面にニッケルまたはニッケル系合金による複数対
の側面電極層を形成し、その後、前記シート状の絶縁基
板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分をレーザー
で除去することにより複数対の裏面電極層を形成し、そ
の後、複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ
層を形成し、その後、前記シート状の絶縁基板における
複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離さ
れて個片状基板に分割されるように前記スリット状の第
1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成
したもので、この製造方法によれば、スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜
を形成するとともに、前記複数のスリット状の第1の分
割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金による複数
対の側面電極層を形成し、その後、前記シート状の絶縁
基板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分をレーザ
ーで除去することにより複数対の裏面電極層を形成する
ようにしているため、この側面電極層は従来のように複
数の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁
基板の状態で一括して形成することができ、またシート
状の絶縁基板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分
をレーザーで除去することにより複数対の裏面電極層を
形成しているため、裏面電極層の寸法精度を向上させる
ことができ、これにより、この抵抗器を裏面側で実装基
板に実装した場合における実装不良を低減させることが
できるという作用を有するものである。
【0034】請求項14に記載の発明は、シート状の絶
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の
側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記
複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割され
るように前記スリット状の第1の分割部と直交する方向
に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成するようにしているため、この側面電極層は従来
のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができ、
また複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層
を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括し
て形成することができるとともに、はんだ層を電気めっ
き工法により形成する場合には電位差を小さくすること
ができるため、安定したはんだ層を形成できるという作
用を有するものである。
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の
側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記
複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割され
るように前記スリット状の第1の分割部と直交する方向
に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成するようにしているため、この側面電極層は従来
のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができ、
また複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層
を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括し
て形成することができるとともに、はんだ層を電気めっ
き工法により形成する場合には電位差を小さくすること
ができるため、安定したはんだ層を形成できるという作
用を有するものである。
【0035】請求項15に記載の発明は、シート状の絶
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複数の
抵抗層に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成
する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上
面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う
工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数
の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分
割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電
解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複
数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電
極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形
成された状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法
でニッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット
状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成す
るようにしているため、この側面電極層は従来のように
複数の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶
縁基板の状態で一括して形成することができ、また複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成す
る場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成す
ることができるとともに、はんだ層を電気めっき工法に
より形成する場合には電位差を小さくすることができる
ため、安定したはんだ層を形成できるという作用を有す
るものである。
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複数の
抵抗層に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成
する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上
面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う
工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数
の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分
割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電
解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複
数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電
極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形
成された状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法
でニッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット
状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成す
るようにしているため、この側面電極層は従来のように
複数の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶
縁基板の状態で一括して形成することができ、また複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成す
る場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成す
ることができるとともに、はんだ層を電気めっき工法に
より形成する場合には電位差を小さくすることができる
ため、安定したはんだ層を形成できるという作用を有す
るものである。
【0036】請求項16に記載の発明は、シート状の絶
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両者が
電気的に接続されるように形成する工程と、前記複数の
抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調
整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記
複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成
する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成
された状態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のス
リット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニ
ッケルまたはニッケル系合金による側面電極層を形成す
る工程と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極
層をパターニングする工程と、前記複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記
複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割され
るように前記スリット状の第1の分割部と直交する方向
に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、シート状の絶縁基板に、複
数対の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状
の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルま
たはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板の裏面に形成されたレジス
ト層を剥離して複数対の側面電極層をパターニングする
工程を備えているため、この側面電極層は従来のように
複数の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶
縁基板の状態で一括して形成することができるという作
用を有するものである。
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両者が
電気的に接続されるように形成する工程と、前記複数の
抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調
整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記
複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成
する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成
された状態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のス
リット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニ
ッケルまたはニッケル系合金による側面電極層を形成す
る工程と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極
層をパターニングする工程と、前記複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記
複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割され
るように前記スリット状の第1の分割部と直交する方向
に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、シート状の絶縁基板に、複
数対の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状
の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルま
たはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板の裏面に形成されたレジス
ト層を剥離して複数対の側面電極層をパターニングする
工程を備えているため、この側面電極層は従来のように
複数の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶
縁基板の状態で一括して形成することができるという作
用を有するものである。
【0037】請求項17に記載の発明は、シート状の絶
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両者が
電気的に接続されるように形成する工程と、前記複数の
抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調
整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記
複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置する
工程と、前記マスクを設置した状態で前記スリット状の
第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基
板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面
にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対
の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状
基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基
板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部と
直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを
備えたもので、この製造方法によれば、スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
の裏面にマスクを設置し、このマスクを設置した状態で
前記絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分
割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケ
ル系合金による複数対の側面電極層を形成するようにし
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるという作用を有する
ものである。
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両者が
電気的に接続されるように形成する工程と、前記複数の
抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調
整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記
複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置する
工程と、前記マスクを設置した状態で前記スリット状の
第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基
板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面
にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対
の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状
基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基
板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部と
直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを
備えたもので、この製造方法によれば、スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
の裏面にマスクを設置し、このマスクを設置した状態で
前記絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分
割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケ
ル系合金による複数対の側面電極層を形成するようにし
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるという作用を有する
ものである。
【0038】請求項18に記載の発明は、シート状の絶
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両者が
電気的に接続されるように形成する工程と、前記複数の
抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調
整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記
複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニ
ッケル系合金による金属膜を形成するとともに、前記複
数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケルまたは
ニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成する工
程と、前記シート状の絶縁基板の裏面に形成された金属
膜の不要部分をレーザーで除去することにより複数対の
裏面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記
複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割され
るように前記スリット状の第1の分割部と直交する方向
に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面全面
にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜を形成す
るとともに、前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面にニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面
電極層を形成し、その後、前記シート状の絶縁基板の裏
面全面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去
することにより複数対の裏面電極層を形成するようにし
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができ、またシート状の絶縁
基板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分をレーザ
ーで除去することにより複数対の裏面電極層を形成して
いるため、裏面電極層の寸法精度を向上させることがで
き、これにより、この抵抗器を裏面側で実装基板に実装
した場合における実装不良を低減させることができると
いう作用を有するものである。
縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割する
ためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、前記第1の分割部を複数形成したシート状の絶縁基
板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両者が
電気的に接続されるように形成する工程と、前記複数の
抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調
整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記
複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニ
ッケル系合金による金属膜を形成するとともに、前記複
数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケルまたは
ニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成する工
程と、前記シート状の絶縁基板の裏面に形成された金属
膜の不要部分をレーザーで除去することにより複数対の
裏面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記
複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割され
るように前記スリット状の第1の分割部と直交する方向
に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面全面
にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜を形成す
るとともに、前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面にニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面
電極層を形成し、その後、前記シート状の絶縁基板の裏
面全面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去
することにより複数対の裏面電極層を形成するようにし
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができ、またシート状の絶縁
基板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分をレーザ
ーで除去することにより複数対の裏面電極層を形成して
いるため、裏面電極層の寸法精度を向上させることがで
き、これにより、この抵抗器を裏面側で実装基板に実装
した場合における実装不良を低減させることができると
いう作用を有するものである。
【0039】請求項19に記載の発明は、複数の短冊状
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対
の上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極
層に一部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程
と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層
間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、
少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層
を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複
数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき
工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数のスリ
ット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形
成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複
数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁
基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が
個々に分離されて個片状基板に分割されるように前記ス
リット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の
分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造方法
によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成された
状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケ
ルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の第1
の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成するように
しているため、この側面電極層は従来のように複数の短
冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の
状態で一括して形成することができ、また複数対の側面
電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する場合
も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成すること
ができるとともに、はんだ層を電気めっき工法により形
成する場合には電位差を小さくすることができるため、
安定したはんだ層を形成できるという作用を有するもの
である。
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対
の上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極
層に一部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程
と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層
間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、
少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層
を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複
数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき
工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数のスリ
ット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形
成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複
数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁
基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が
個々に分離されて個片状基板に分割されるように前記ス
リット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の
分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造方法
によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成された
状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケ
ルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の第1
の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成するように
しているため、この側面電極層は従来のように複数の短
冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の
状態で一括して形成することができ、また複数対の側面
電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する場合
も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成すること
ができるとともに、はんだ層を電気めっき工法により形
成する場合には電位差を小さくすることができるため、
安定したはんだ層を形成できるという作用を有するもの
である。
【0040】請求項20に記載の発明は、複数の短冊状
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数の
抵抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重
なるように複数対の上面電極層を形成する工程と、前記
複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗
値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくと
も前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成す
る工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニ
ッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成する工
程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のは
んだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板にお
ける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分
離されて個片状基板に分割されるように前記スリット状
の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を
形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれ
ば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっ
きを施すことにより前記複数のスリット状の第1の分割
部の内面に複数対の側面電極層を形成するようにしてい
るため、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基
板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で
一括して形成することができ、また複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する場合も、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができる
とともに、はんだ層を電気めっき工法により形成する場
合には電位差を小さくすることができるため、安定した
はんだ層を形成できるという作用を有するものである。
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数の
抵抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重
なるように複数対の上面電極層を形成する工程と、前記
複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗
値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくと
も前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成す
る工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニ
ッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成する工
程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のは
んだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板にお
ける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分
離されて個片状基板に分割されるように前記スリット状
の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を
形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれ
ば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっ
きを施すことにより前記複数のスリット状の第1の分割
部の内面に複数対の側面電極層を形成するようにしてい
るため、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基
板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で
一括して形成することができ、また複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する場合も、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができる
とともに、はんだ層を電気めっき工法により形成する場
合には電位差を小さくすることができるため、安定した
はんだ層を形成できるという作用を有するものである。
【0041】請求項21に記載の発明は、複数の短冊状
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程と、前記シート状
の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成する工程と、前記
スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシー
ト状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の
分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッ
ケル系合金による側面電極層を形成する工程と、前記レ
ジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパターニング
する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数
対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個
々に分離されて個片状基板に分割されるように前記スリ
ット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分
割部を形成する工程とを備えたもので、この製造方法に
よれば、複数の短冊状基板に分割するためのスリット状
の第1の分割部をあらかじめ複数形成したシート状の絶
縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の
内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合
金による側面電極層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板の裏面に形成されたレジスト層を剥離して複数
対の側面電極層をパターニングする工程を備えているた
め、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎
に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括
して形成することができるという作用を有するものであ
る。
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程と、前記シート状
の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成する工程と、前記
スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシー
ト状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の
分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッ
ケル系合金による側面電極層を形成する工程と、前記レ
ジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパターニング
する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数
対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個
々に分離されて個片状基板に分割されるように前記スリ
ット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分
割部を形成する工程とを備えたもので、この製造方法に
よれば、複数の短冊状基板に分割するためのスリット状
の第1の分割部をあらかじめ複数形成したシート状の絶
縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の
内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合
金による側面電極層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板の裏面に形成されたレジスト層を剥離して複数
対の側面電極層をパターニングする工程を備えているた
め、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎
に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括
して形成することができるという作用を有するものであ
る。
【0042】請求項22に記載の発明は、複数の短冊状
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程と、前記シート状
の絶縁基板の裏面にマスクを設置する工程と、前記マス
クを設置した状態で前記スリット状の第1の分割部が複
数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面および複
数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法に
よりニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面
電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆
うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シー
ト状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数
の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよ
うに前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複
数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、こ
の製造方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数
形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面にマスクを
設置し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基板の裏
面および複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパ
ッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による複
数対の側面電極層を形成するようにしているため、この
側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成す
ることなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成
することができるという作用を有するものである。
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程と、前記シート状
の絶縁基板の裏面にマスクを設置する工程と、前記マス
クを設置した状態で前記スリット状の第1の分割部が複
数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面および複
数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法に
よりニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面
電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆
うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シー
ト状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数
の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよ
うに前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複
数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、こ
の製造方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数
形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面にマスクを
設置し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基板の裏
面および複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパ
ッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による複
数対の側面電極層を形成するようにしているため、この
側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成す
ることなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成
することができるという作用を有するものである。
【0043】請求項23に記載の発明は、複数の短冊状
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程と、前記スリット
状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶
縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金によ
る金属膜を形成するとともに、前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板の裏面に形成された金属膜の不要部分をレ
ーザーで除去することにより複数対の裏面電極層を形成
する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数
対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個
々に分離されて個片状基板に分割されるように前記スリ
ット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分
割部を形成する工程とを備えたもので、この製造方法に
よれば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニ
ッケル系合金による金属膜を形成するとともに、前記複
数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケルまたは
ニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成し、そ
の後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成された
金属膜の不要部分をレーザーで除去することにより複数
対の裏面電極層を形成するようにしているため、この側
面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成する
ことなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成す
ることができ、またシート状の絶縁基板の裏面全面に形
成された金属膜の不要部分をレーザーで除去することに
より複数対の裏面電極層を形成しているため、裏面電極
層の寸法精度を向上させることができ、これにより、こ
の抵抗器を裏面側で実装基板に実装した場合における実
装不良を低減させることができるという作用を有するも
のである。
基板に分割するためのスリット状の第1の分割部をあら
かじめ複数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前
記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリ
ミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆
うように複数の保護層を形成する工程と、前記スリット
状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶
縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金によ
る金属膜を形成するとともに、前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板の裏面に形成された金属膜の不要部分をレ
ーザーで除去することにより複数対の裏面電極層を形成
する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数
対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個
々に分離されて個片状基板に分割されるように前記スリ
ット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分
割部を形成する工程とを備えたもので、この製造方法に
よれば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニ
ッケル系合金による金属膜を形成するとともに、前記複
数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケルまたは
ニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成し、そ
の後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成された
金属膜の不要部分をレーザーで除去することにより複数
対の裏面電極層を形成するようにしているため、この側
面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成する
ことなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成す
ることができ、またシート状の絶縁基板の裏面全面に形
成された金属膜の不要部分をレーザーで除去することに
より複数対の裏面電極層を形成しているため、裏面電極
層の寸法精度を向上させることができ、これにより、こ
の抵抗器を裏面側で実装基板に実装した場合における実
装不良を低減させることができるという作用を有するも
のである。
【0044】請求項24に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層を形成したシート状の絶縁基板
に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の
側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記
複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割され
るように前記スリット状の第1の分割部と直交する方向
に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成するようにしているため、この側面電極層は従来
のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができ、
また複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層
を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括し
て形成することができるとともに、はんだ層を電気めっ
き工法により形成する場合には電位差を小さくすること
ができるため、安定したはんだ層を形成できるという作
用を有するものである。
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層を形成したシート状の絶縁基板
に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の
側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層
を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記
複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割され
るように前記スリット状の第1の分割部と直交する方向
に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成するようにしているため、この側面電極層は従来
のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができ、
また複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層
を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括し
て形成することができるとともに、はんだ層を電気めっ
き工法により形成する場合には電位差を小さくすること
ができるため、安定したはんだ層を形成できるという作
用を有するものである。
【0045】請求項25に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁
基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の
第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層
に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極
層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニ
ッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成するよ
うにしているため、この側面電極層は従来のように複数
の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基
板の状態で一括して形成することができ、また複数対の
側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する場
合も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成するこ
とができるとともに、はんだ層を電気めっき工法により
形成する場合には電位差を小さくすることができるた
め、安定したはんだ層を形成できるという作用を有する
ものである。
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁
基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の
第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層
に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極
層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニ
ッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成するよ
うにしているため、この側面電極層は従来のように複数
の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基
板の状態で一括して形成することができ、また複数対の
側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する場
合も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成するこ
とができるとともに、はんだ層を電気めっき工法により
形成する場合には電位差を小さくすることができるた
め、安定したはんだ層を形成できるという作用を有する
ものである。
【0046】請求項26に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層を形成したシート状の絶縁基板
に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁
基板の裏面にレジスト層を形成する工程と、前記スリッ
ト状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の
絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部
の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系
合金による側面電極層を形成する工程と、前記レジスト
層を剥離して複数対の側面電極層をパターニングする工
程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のは
んだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板にお
ける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分
離されて個片状基板に分割されるように前記スリット状
の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を
形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれ
ば、シート状の絶縁基板に、複数対の上面電極層を分離
して複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第
1の分割部を複数形成する工程と、前記スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面に
スパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金によ
る側面電極層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板の裏面に形成されたレジスト層を剥離して複数対の側
面電極層をパターニングする工程を備えているため、こ
の側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成
することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形
成することができるという作用を有するものである。
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層を形成したシート状の絶縁基板
に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁
基板の裏面にレジスト層を形成する工程と、前記スリッ
ト状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の
絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部
の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系
合金による側面電極層を形成する工程と、前記レジスト
層を剥離して複数対の側面電極層をパターニングする工
程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のは
んだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板にお
ける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分
離されて個片状基板に分割されるように前記スリット状
の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を
形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれ
ば、シート状の絶縁基板に、複数対の上面電極層を分離
して複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第
1の分割部を複数形成する工程と、前記スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面に
スパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金によ
る側面電極層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板の裏面に形成されたレジスト層を剥離して複数対の側
面電極層をパターニングする工程を備えているため、こ
の側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成
することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形
成することができるという作用を有するものである。
【0047】請求項27に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層を形成したシート状の絶縁基板
に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁
基板の裏面にマスクを設置する工程と、前記マスクを設
置した状態で前記スリット状の第1の分割部が複数形成
された状態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のス
リット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニ
ッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置
し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基板の裏面お
よび複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ
工法によりニッケルまたはニッケル系合金による複数対
の側面電極層を形成するようにしているため、この側面
電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成するこ
となく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成する
ことができるという作用を有するものである。
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層を形成したシート状の絶縁基板
に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁
基板の裏面にマスクを設置する工程と、前記マスクを設
置した状態で前記スリット状の第1の分割部が複数形成
された状態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のス
リット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニ
ッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置
し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基板の裏面お
よび複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ
工法によりニッケルまたはニッケル系合金による複数対
の側面電極層を形成するようにしているため、この側面
電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成するこ
となく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成する
ことができるという作用を有するものである。
【0048】請求項28に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層を形成したシート状の絶縁基板
に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金による金属
膜を形成するとともに、前記複数のスリット状の第1の
分割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金による複
数対の側面電極層を形成する工程と、前記シート状の絶
縁基板の裏面に形成された金属膜の不要部分をレーザー
で除去することにより複数対の裏面電極層を形成する工
程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のは
んだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板にお
ける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分
離されて個片状基板に分割されるように前記スリット状
の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を
形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれ
ば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケ
ル系合金による金属膜を形成するとともに、前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面にニッケルまたはニッ
ケル系合金による複数対の側面電極層を形成し、その
後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成された金
属膜の不要部分をレーザーで除去することにより複数対
の裏面電極層を形成するようにしているため、この側面
電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成するこ
となく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成する
ことができ、またシート状の絶縁基板の裏面全面に形成
された金属膜の不要部分をレーザーで除去することによ
り複数対の裏面電極層を形成しているため、裏面電極層
の寸法精度を向上させることができ、これにより、この
抵抗器を裏面側で実装基板に実装した場合における実装
不良を低減させることができるという作用を有するもの
である。
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層を形成したシート状の絶縁基板
に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵抗層
を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数
対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミング
を行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよう
に複数の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金による金属
膜を形成するとともに、前記複数のスリット状の第1の
分割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金による複
数対の側面電極層を形成する工程と、前記シート状の絶
縁基板の裏面に形成された金属膜の不要部分をレーザー
で除去することにより複数対の裏面電極層を形成する工
程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のは
んだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板にお
ける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分
離されて個片状基板に分割されるように前記スリット状
の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を
形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれ
ば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケ
ル系合金による金属膜を形成するとともに、前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面にニッケルまたはニッ
ケル系合金による複数対の側面電極層を形成し、その
後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成された金
属膜の不要部分をレーザーで除去することにより複数対
の裏面電極層を形成するようにしているため、この側面
電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成するこ
となく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成する
ことができ、またシート状の絶縁基板の裏面全面に形成
された金属膜の不要部分をレーザーで除去することによ
り複数対の裏面電極層を形成しているため、裏面電極層
の寸法精度を向上させることができ、これにより、この
抵抗器を裏面側で実装基板に実装した場合における実装
不良を低減させることができるという作用を有するもの
である。
【0049】請求項29に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層を形成したシ
ート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板
に分割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成
する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上
面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う
工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数
の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分
割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電
解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複
数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電
極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形
成された状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法
でニッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット
状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成す
るようにしているため、この側面電極層は従来のように
複数の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶
縁基板の状態で一括して形成することができ、また複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成す
る場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成す
ることができるとともに、はんだ層を電気めっき工法に
より形成する場合には電位差を小さくすることができる
ため、安定したはんだ層を形成できるという作用を有す
るものである。
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層を形成したシ
ート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板
に分割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成
する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上
面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う
工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数
の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分
割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電
解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複
数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電
極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形
成された状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法
でニッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット
状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成す
るようにしているため、この側面電極層は従来のように
複数の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶
縁基板の状態で一括して形成することができ、また複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成す
る場合も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成す
ることができるとともに、はんだ層を電気めっき工法に
より形成する場合には電位差を小さくすることができる
ため、安定したはんだ層を形成できるという作用を有す
るものである。
【0050】請求項30に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層に一部が重なるように複数対の上面電極層を
形成する工程と、前記複数の抵抗層および複数対の上面
電極層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記ス
リット状の第1の分割部が複数形成された状態のシート
状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっきを施
すことにより前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面に複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対
の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状
基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基
板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部と
直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを
備えたもので、この製造方法によれば、スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の
側面電極層を形成するようにしているため、この側面電
極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成すること
なく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成するこ
とができ、また複数対の側面電極層を覆うように複数対
のはんだ層を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるとともに、はんだ層
を電気めっき工法により形成する場合には電位差を小さ
くすることができるため、安定したはんだ層を形成でき
るという作用を有するものである。
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層に一部が重なるように複数対の上面電極層を
形成する工程と、前記複数の抵抗層および複数対の上面
電極層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記ス
リット状の第1の分割部が複数形成された状態のシート
状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっきを施
すことにより前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面に複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対
の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状
基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基
板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部と
直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを
備えたもので、この製造方法によれば、スリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の
側面電極層を形成するようにしているため、この側面電
極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形成すること
なく、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成するこ
とができ、また複数対の側面電極層を覆うように複数対
のはんだ層を形成する場合も、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるとともに、はんだ層
を電気めっき工法により形成する場合には電位差を小さ
くすることができるため、安定したはんだ層を形成でき
るという作用を有するものである。
【0051】請求項31に記載の発明は、上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状
の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルま
たはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、シート状の絶縁基板に、複数対の上
面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシー
ト状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の
分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッ
ケル系合金による側面電極層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面に形成されたレジスト層を剥離
して複数対の側面電極層をパターニングする工程を備え
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるという作用を有する
ものである。
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状
の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルま
たはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、シート状の絶縁基板に、複数対の上
面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシー
ト状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の
分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッ
ケル系合金による側面電極層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面に形成されたレジスト層を剥離
して複数対の側面電極層をパターニングする工程を備え
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるという作用を有する
ものである。
【0052】請求項32に記載の発明は、上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置する工程と、前
記マスクを設置した状態で前記スリット状の第1の分割
部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面お
よび複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ
工法によりニッケルまたはニッケル系合金による複数対
の側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極
層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前
記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前
記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割さ
れるように前記スリット状の第1の分割部と直交する方
向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面にマ
スクを設置し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基
板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面
にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成するようにしているた
め、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎
に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括
して形成することができるという作用を有するものであ
る。
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置する工程と、前
記マスクを設置した状態で前記スリット状の第1の分割
部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面お
よび複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ
工法によりニッケルまたはニッケル系合金による複数対
の側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極
層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前
記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前
記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割さ
れるように前記スリット状の第1の分割部と直交する方
向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面にマ
スクを設置し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基
板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面
にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成するようにしているた
め、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎
に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括
して形成することができるという作用を有するものであ
る。
【0053】請求項33に記載の発明は、上面に複数対
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記ス
リット状の第1の分割部が複数形成された状態のシート
状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合
金による金属膜を形成するとともに、前記複数のスリッ
ト状の第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケル系
合金による複数対の側面電極層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板の裏面に形成された金属膜の不要部
分をレーザーで除去することにより複数対の裏面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルま
たはニッケル系合金による金属膜を形成するとともに、
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケル
またはニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成
された金属膜の不要部分をレーザーで除去することによ
り複数対の裏面電極層を形成するようにしているため、
この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形
成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して
形成することができ、またシート状の絶縁基板の裏面全
面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去する
ことにより複数対の裏面電極層を形成しているため、裏
面電極層の寸法精度を向上させることができ、これによ
り、この抵抗器を裏面側で実装基板に実装した場合にお
ける実装不良を低減させることができるという作用を有
するものである。
の上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続され
るように形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記ス
リット状の第1の分割部が複数形成された状態のシート
状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合
金による金属膜を形成するとともに、前記複数のスリッ
ト状の第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケル系
合金による複数対の側面電極層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板の裏面に形成された金属膜の不要部
分をレーザーで除去することにより複数対の裏面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルま
たはニッケル系合金による金属膜を形成するとともに、
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケル
またはニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成
された金属膜の不要部分をレーザーで除去することによ
り複数対の裏面電極層を形成するようにしているため、
この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形
成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して
形成することができ、またシート状の絶縁基板の裏面全
面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去する
ことにより複数対の裏面電極層を形成しているため、裏
面電極層の寸法精度を向上させることができ、これによ
り、この抵抗器を裏面側で実装基板に実装した場合にお
ける実装不良を低減させることができるという作用を有
するものである。
【0054】請求項34に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記
複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミ
ングを行う工程と、前記トリミングを行ったシート状の
絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニ
ッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成するよ
うにしているため、この側面電極層は従来のように複数
の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基
板の状態で一括して形成することができ、また複数対の
側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する場
合も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成するこ
とができるとともに、はんだ層を電気めっき工法により
形成する場合には電位差を小さくすることができるた
め、安定したはんだ層を形成できるという作用を有する
ものである。
縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、
前記複数対の上面電極層に一部が重なるように複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記
複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミ
ングを行う工程と、前記トリミングを行ったシート状の
絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニ
ッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成するよ
うにしているため、この側面電極層は従来のように複数
の短冊状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基
板の状態で一括して形成することができ、また複数対の
側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する場
合も、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成するこ
とができるとともに、はんだ層を電気めっき工法により
形成する場合には電位差を小さくすることができるた
め、安定したはんだ層を形成できるという作用を有する
ものである。
【0055】請求項35に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層に一部が重なるように複数対の上面電極層を
形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対
の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを
行う工程と、前記トリミングを行ったシート状の絶縁基
板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するため
のスリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、少
なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を
形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数
形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工
法でニッケルめっきを施すことにより前記複数のスリッ
ト状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成
する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数
対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個
々に分離されて個片状基板に分割されるように前記スリ
ット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分
割部を形成する工程とを備えたもので、この製造方法に
よれば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケル
めっきを施すことにより前記複数のスリット状の第1の
分割部の内面に複数対の側面電極層を形成するようにし
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができ、また複数対の側面電
極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する場合も、
シート状の絶縁基板の状態で一括して形成することがで
きるとともに、はんだ層を電気めっき工法により形成す
る場合には電位差を小さくすることができるため、安定
したはんだ層を形成できるという作用を有するものであ
る。
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層に一部が重なるように複数対の上面電極層を
形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対
の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを
行う工程と、前記トリミングを行ったシート状の絶縁基
板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するため
のスリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、少
なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を
形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数
形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工
法でニッケルめっきを施すことにより前記複数のスリッ
ト状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成
する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数
対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個
々に分離されて個片状基板に分割されるように前記スリ
ット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分
割部を形成する工程とを備えたもので、この製造方法に
よれば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケル
めっきを施すことにより前記複数のスリット状の第1の
分割部の内面に複数対の側面電極層を形成するようにし
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができ、また複数対の側面電
極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する場合も、
シート状の絶縁基板の状態で一括して形成することがで
きるとともに、はんだ層を電気めっき工法により形成す
る場合には電位差を小さくすることができるため、安定
したはんだ層を形成できるという作用を有するものであ
る。
【0056】請求項36に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁
基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の
第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層
に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極
層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面
にレジスト層を形成する工程と、前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面にス
パッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による
側面電極層を形成する工程と、前記レジスト層を剥離し
て複数対の側面電極層をパターニングする工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えたもので、この製造方法によれば、シート状
の絶縁基板に、複数対の上面電極層を分離して複数の短
冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分割部を
複数形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が
複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面および
複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法
によりニッケルまたはニッケル系合金による側面電極層
を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面に形
成されたレジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程を備えているため、この側面電極層
は従来のように複数の短冊状基板毎に形成することな
く、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成すること
ができるという作用を有するものである。
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁
基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の
第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層
に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極
層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面
にレジスト層を形成する工程と、前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面にス
パッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による
側面電極層を形成する工程と、前記レジスト層を剥離し
て複数対の側面電極層をパターニングする工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えたもので、この製造方法によれば、シート状
の絶縁基板に、複数対の上面電極層を分離して複数の短
冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分割部を
複数形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が
複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面および
複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法
によりニッケルまたはニッケル系合金による側面電極層
を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面に形
成されたレジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程を備えているため、この側面電極層
は従来のように複数の短冊状基板毎に形成することな
く、シート状の絶縁基板の状態で一括して形成すること
ができるという作用を有するものである。
【0057】請求項37に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁
基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の
第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層
に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極
層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面
にマスクを設置する工程と、前記マスクを設置した状態
で前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状態
のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の
第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまた
はニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成する
工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対の
はんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板に
おける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に
分離されて個片状基板に分割されるように前記スリット
状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部
を形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれ
ば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置し、このマス
クを設置した状態で前記絶縁基板の裏面および複数のス
リット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニ
ッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面電極層
を形成するようにしているため、この側面電極層は従来
のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができる
という作用を有するものである。
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁
基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の
第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層
に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極
層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面
にマスクを設置する工程と、前記マスクを設置した状態
で前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状態
のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の
第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまた
はニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成する
工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対の
はんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板に
おける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に
分離されて個片状基板に分割されるように前記スリット
状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部
を形成する工程とを備えたもので、この製造方法によれ
ば、スリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置し、このマス
クを設置した状態で前記絶縁基板の裏面および複数のス
リット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニ
ッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面電極層
を形成するようにしているため、この側面電極層は従来
のように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シー
ト状の絶縁基板の状態で一括して形成することができる
という作用を有するものである。
【0058】請求項38に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁
基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の
第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層
に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極
層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面全面
にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜を形成す
るとともに、前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面にニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面
電極層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏
面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去する
ことにより複数対の裏面電極層を形成する工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えたもので、この製造方法によれば、スリット
状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶
縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金によ
る金属膜を形成するとともに、前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成し、その後、前記シート
状の絶縁基板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分
をレーザーで除去することにより複数対の裏面電極層を
形成するようにしているため、この側面電極層は従来の
ように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シート
状の絶縁基板の状態で一括して形成することができ、ま
たシート状の絶縁基板の裏面全面に形成された金属膜の
不要部分をレーザーで除去することにより複数対の裏面
電極層を形成しているため、裏面電極層の寸法精度を向
上させることができ、これにより、この抵抗器を裏面側
で実装基板に実装した場合における実装不良を低減させ
ることができるという作用を有するものである。
縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁
基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の
第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の抵抗層
に一部が重なるように複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極
層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面全面
にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜を形成す
るとともに、前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面にニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面
電極層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏
面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去する
ことにより複数対の裏面電極層を形成する工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えたもので、この製造方法によれば、スリット
状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶
縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金によ
る金属膜を形成するとともに、前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成し、その後、前記シート
状の絶縁基板の裏面全面に形成された金属膜の不要部分
をレーザーで除去することにより複数対の裏面電極層を
形成するようにしているため、この側面電極層は従来の
ように複数の短冊状基板毎に形成することなく、シート
状の絶縁基板の状態で一括して形成することができ、ま
たシート状の絶縁基板の裏面全面に形成された金属膜の
不要部分をレーザーで除去することにより複数対の裏面
電極層を形成しているため、裏面電極層の寸法精度を向
上させることができ、これにより、この抵抗器を裏面側
で実装基板に実装した場合における実装不良を低減させ
ることができるという作用を有するものである。
【0059】請求項39に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両
者が電気的に接続されるように形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、前記トリミ
ングを行ったシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複
数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分
割部を複数形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状
の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルま
たはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、シート状の絶縁基板に、複数対の上
面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシー
ト状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の
分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッ
ケル系合金による側面電極層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面に形成されたレジスト層を剥離
して複数対の側面電極層をパターニングする工程を備え
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるという作用を有する
ものである。
縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両
者が電気的に接続されるように形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、前記トリミ
ングを行ったシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複
数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分
割部を複数形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状
の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルま
たはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この
製造方法によれば、シート状の絶縁基板に、複数対の上
面電極層を分離して複数の短冊状基板に分割するための
スリット状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記
スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシー
ト状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の
分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッ
ケル系合金による側面電極層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面に形成されたレジスト層を剥離
して複数対の側面電極層をパターニングする工程を備え
ているため、この側面電極層は従来のように複数の短冊
状基板毎に形成することなく、シート状の絶縁基板の状
態で一括して形成することができるという作用を有する
ものである。
【0060】請求項40に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両
者が電気的に接続されるように形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、前記トリミ
ングを行ったシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複
数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分
割部を複数形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置する工程と、前
記マスクを設置した状態で前記スリット状の第1の分割
部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面お
よび複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ
工法によりニッケルまたはニッケル系合金による複数対
の側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極
層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前
記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前
記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割さ
れるように前記スリット状の第1の分割部と直交する方
向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面にマ
スクを設置し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基
板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面
にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成するようにしているた
め、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎
に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括
して形成することができるという作用を有するものであ
る。
縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両
者が電気的に接続されるように形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、前記トリミ
ングを行ったシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複
数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分
割部を複数形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置する工程と、前
記マスクを設置した状態で前記スリット状の第1の分割
部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面お
よび複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ
工法によりニッケルまたはニッケル系合金による複数対
の側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極
層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程と、前
記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前
記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割さ
れるように前記スリット状の第1の分割部と直交する方
向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備えたもの
で、この製造方法によれば、スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面にマ
スクを設置し、このマスクを設置した状態で前記絶縁基
板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面
にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金に
よる複数対の側面電極層を形成するようにしているた
め、この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎
に形成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括
して形成することができるという作用を有するものであ
る。
【0061】請求項41に記載の発明は、シート状の絶
縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両
者が電気的に接続されるように形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、前記トリミ
ングを行ったシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複
数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分
割部を複数形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記ス
リット状の第1の分割部が複数形成された状態のシート
状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合
金による金属膜を形成するとともに、前記複数のスリッ
ト状の第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケル系
合金による複数対の側面電極層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板の裏面に形成された金属膜の不要部
分をレーザーで除去することにより複数対の裏面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルま
たはニッケル系合金による金属膜を形成するとともに、
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケル
またはニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成
された金属膜の不要部分をレーザーで除去することによ
り複数対の裏面電極層を形成するようにしているため、
この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形
成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して
形成することができ、またシート状の絶縁基板の裏面全
面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去する
ことにより複数対の裏面電極層を形成しているため、裏
面電極層の寸法精度を向上させることができ、これによ
り、この抵抗器を裏面側で実装基板に実装した場合にお
ける実装不良を低減させることができるという作用を有
するものである。
縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵抗層を両
者が電気的に接続されるように形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、前記トリミ
ングを行ったシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複
数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分
割部を複数形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記ス
リット状の第1の分割部が複数形成された状態のシート
状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル系合
金による金属膜を形成するとともに、前記複数のスリッ
ト状の第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケル系
合金による複数対の側面電極層を形成する工程と、前記
シート状の絶縁基板の裏面に形成された金属膜の不要部
分をレーザーで除去することにより複数対の裏面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えたもので、この製造
方法によれば、スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルま
たはニッケル系合金による金属膜を形成するとともに、
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケル
またはニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成
された金属膜の不要部分をレーザーで除去することによ
り複数対の裏面電極層を形成するようにしているため、
この側面電極層は従来のように複数の短冊状基板毎に形
成することなく、シート状の絶縁基板の状態で一括して
形成することができ、またシート状の絶縁基板の裏面全
面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去する
ことにより複数対の裏面電極層を形成しているため、裏
面電極層の寸法精度を向上させることができ、これによ
り、この抵抗器を裏面側で実装基板に実装した場合にお
ける実装不良を低減させることができるという作用を有
するものである。
【0062】請求項42に記載の発明は、請求項7〜4
1のいずれかに記載の複数のスリット状の第1の分割部
を、シート状の絶縁基板を上下方向に貫通する貫通孔で
形成したもので、この製造方法によれば、スリット状の
第1の分割部が貫通孔となっているため、シート状の絶
縁基板に側面電極層を形成した場合、貫通孔となってい
るスリット状の第1の分割部の内面全体に側面電極層を
形成することができるという作用を有するものである。
1のいずれかに記載の複数のスリット状の第1の分割部
を、シート状の絶縁基板を上下方向に貫通する貫通孔で
形成したもので、この製造方法によれば、スリット状の
第1の分割部が貫通孔となっているため、シート状の絶
縁基板に側面電極層を形成した場合、貫通孔となってい
るスリット状の第1の分割部の内面全体に側面電極層を
形成することができるという作用を有するものである。
【0063】請求項43に記載の発明は、請求項7〜4
1のいずれかに記載の複数のスリット状の第1の分割部
をダイシングにより形成したもので、この製造方法によ
れば、個片状基板の寸法分類が不要なシート状の絶縁基
板を用いているため、従来のような個片状基板の寸法分
類は不要となり、これにより、従来のようなマスク交換
による工程の煩雑さをなくすることができるとともに、
ダイシングも半導体等で一般的なダイシング設備を用い
て容易に行うことができるという作用を有するものであ
る。
1のいずれかに記載の複数のスリット状の第1の分割部
をダイシングにより形成したもので、この製造方法によ
れば、個片状基板の寸法分類が不要なシート状の絶縁基
板を用いているため、従来のような個片状基板の寸法分
類は不要となり、これにより、従来のようなマスク交換
による工程の煩雑さをなくすることができるとともに、
ダイシングも半導体等で一般的なダイシング設備を用い
て容易に行うことができるという作用を有するものであ
る。
【0064】請求項44に記載の発明は、請求項7〜4
1のいずれかに記載の複数の第2の分割部をダイシング
により形成したもので、この製造方法によれば、個片状
基板の寸法分類が不要なシート状の絶縁基板を用いてい
るため、従来のような個片状基板の寸法分類は不要とな
り、これにより、従来のようなマスク交換による工程の
煩雑さをなくすることができるとともに、ダイシングも
半導体等で一般的なダイシング設備を用いて容易に行う
ことができるという作用を有するものである。
1のいずれかに記載の複数の第2の分割部をダイシング
により形成したもので、この製造方法によれば、個片状
基板の寸法分類が不要なシート状の絶縁基板を用いてい
るため、従来のような個片状基板の寸法分類は不要とな
り、これにより、従来のようなマスク交換による工程の
煩雑さをなくすることができるとともに、ダイシングも
半導体等で一般的なダイシング設備を用いて容易に行う
ことができるという作用を有するものである。
【0065】請求項45に記載の発明は、請求項7〜4
1のいずれかに記載の複数の第2の分割部をシート状の
絶縁基板に薄肉部を残して切断することにより形成した
もので、この製造方法によれば、第2の分割部を形成す
る毎に個片化されるのではなく、2段階で個片化される
という作用を有するものである。
1のいずれかに記載の複数の第2の分割部をシート状の
絶縁基板に薄肉部を残して切断することにより形成した
もので、この製造方法によれば、第2の分割部を形成す
る毎に個片化されるのではなく、2段階で個片化される
という作用を有するものである。
【0066】請求項46に記載の発明は、請求項45に
記載の薄肉部をシート状の絶縁基板の裏面側に残したも
ので、この製造方法によれば、第2の分割部を形成する
毎に個片化されるのではなく、2段階で個片化されると
いう作用を有するものである。
記載の薄肉部をシート状の絶縁基板の裏面側に残したも
ので、この製造方法によれば、第2の分割部を形成する
毎に個片化されるのではなく、2段階で個片化されると
いう作用を有するものである。
【0067】請求項47に記載の発明は、請求項7〜4
1のいずれかに記載のシート状の絶縁基板の端部に不要
領域部を形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部
および複数の第2の分割部は前記不要領域部には形成し
ないようにしたもので、この製造方法によれば、複数の
スリット状の第1の分割部を形成した後も複数の短冊状
基板は不要領域部につながっているため、シート状の絶
縁基板が複数の短冊状基板に細かく分離されるというこ
とはなく、したがって、複数のスリット状の第1の分割
部を形成した後も、不要領域部を有するシート状の絶縁
基板の状態で後工程を行うことができるため、工法設計
が簡略化できるという作用を有するとともに、複数の第
2の分割部を形成すると、この複数の第2の分割部を形
成する毎に、個片状基板に切断分割され、そして個片化
された製品は不要領域部から分離されるため、不要領域
部と製品とを後で選別するという工程を別個に設けると
いう必要もないという作用を有するものである。
1のいずれかに記載のシート状の絶縁基板の端部に不要
領域部を形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部
および複数の第2の分割部は前記不要領域部には形成し
ないようにしたもので、この製造方法によれば、複数の
スリット状の第1の分割部を形成した後も複数の短冊状
基板は不要領域部につながっているため、シート状の絶
縁基板が複数の短冊状基板に細かく分離されるというこ
とはなく、したがって、複数のスリット状の第1の分割
部を形成した後も、不要領域部を有するシート状の絶縁
基板の状態で後工程を行うことができるため、工法設計
が簡略化できるという作用を有するとともに、複数の第
2の分割部を形成すると、この複数の第2の分割部を形
成する毎に、個片状基板に切断分割され、そして個片化
された製品は不要領域部から分離されるため、不要領域
部と製品とを後で選別するという工程を別個に設けると
いう必要もないという作用を有するものである。
【0068】請求項48に記載の発明は、請求項7〜4
1のいずれかに記載の複数対の側面電極層および複数対
のはんだ層をシート状の絶縁基板の状態で形成するよう
にしたもので、この製造方法によれば、側面電極層を形
成する場合、シート状の絶縁基板に形成することがで
き、またはんだ層を電気めっき工法により形成する場合
には電位差を小さくすることができるため、安定したは
んだ層を形成できるという作用を有するものである。
1のいずれかに記載の複数対の側面電極層および複数対
のはんだ層をシート状の絶縁基板の状態で形成するよう
にしたもので、この製造方法によれば、側面電極層を形
成する場合、シート状の絶縁基板に形成することがで
き、またはんだ層を電気めっき工法により形成する場合
には電位差を小さくすることができるため、安定したは
んだ層を形成できるという作用を有するものである。
【0069】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
態1における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0070】図1は本発明の実施の形態1における抵抗
器の断面図である。
器の断面図である。
【0071】図1において、11は焼成済みの96%純
度のアルミナからなるシート状の絶縁基板をスリット状
の第1の分割部とこの第1の分割部に直交関係にある第
2の分割部で分割することにより個片化された個片状基
板である。12は個片状基板11の上面に形成された銀
を主成分とする一対の上面電極層である。13は一対の
上面電極層12に一部が重なるように個片状基板11の
上面に形成された酸化ルテニウム系の抵抗層である。1
4は抵抗層13の上面に形成されたプリコートガラス層
からなる第1の保護層である。15は一対の上面電極層
12間の抵抗層13の抵抗値を修正するために設けられ
たトリミング溝である。16はプリコートガラス層から
なる第1の保護層14を覆うように形成された樹脂を主
成分とする第2の保護層である。17は一対の上面電極
層12の一部に重なるとともに、個片状基板11の両側
面および裏面の両端部を覆うように形成されたニッケル
からなる一対の側面電極層である。18は一対の側面電
極層17および一対の上面電極層12の一部を覆うよう
に形成されたスズからなるはんだ層である。
度のアルミナからなるシート状の絶縁基板をスリット状
の第1の分割部とこの第1の分割部に直交関係にある第
2の分割部で分割することにより個片化された個片状基
板である。12は個片状基板11の上面に形成された銀
を主成分とする一対の上面電極層である。13は一対の
上面電極層12に一部が重なるように個片状基板11の
上面に形成された酸化ルテニウム系の抵抗層である。1
4は抵抗層13の上面に形成されたプリコートガラス層
からなる第1の保護層である。15は一対の上面電極層
12間の抵抗層13の抵抗値を修正するために設けられ
たトリミング溝である。16はプリコートガラス層から
なる第1の保護層14を覆うように形成された樹脂を主
成分とする第2の保護層である。17は一対の上面電極
層12の一部に重なるとともに、個片状基板11の両側
面および裏面の両端部を覆うように形成されたニッケル
からなる一対の側面電極層である。18は一対の側面電
極層17および一対の上面電極層12の一部を覆うよう
に形成されたスズからなるはんだ層である。
【0072】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における抵抗器について、次にその製造方法を図面
を参照しながら説明する。
態1における抵抗器について、次にその製造方法を図面
を参照しながら説明する。
【0073】図2は本発明の実施の形態1における抵抗
器を製造する場合に用いられるシート状の絶縁基板の全
周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面図、
図3(a)〜(e)、図4(a)〜(e)、図5(a)
〜(d)、図6(a)〜(d)、図7(a)〜(c)お
よび図8(a)〜(c)は本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器の製造方法を示す工程図である。
器を製造する場合に用いられるシート状の絶縁基板の全
周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面図、
図3(a)〜(e)、図4(a)〜(e)、図5(a)
〜(d)、図6(a)〜(d)、図7(a)〜(c)お
よび図8(a)〜(c)は本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0074】まず、図2、図3(a)、図4(a)に示
すように、焼成済みの96%純度のアルミナからなる厚
み0.2mmの絶縁性を有するシート状の絶縁基板21
を準備する。この場合、シート状の絶縁基板21は、図
2に示すように、全周囲の端部に最終的には製品となら
ない不要領域部21aを有しているものである。そして
この不要領域部21aは略ロ字状に構成されているもの
である。
すように、焼成済みの96%純度のアルミナからなる厚
み0.2mmの絶縁性を有するシート状の絶縁基板21
を準備する。この場合、シート状の絶縁基板21は、図
2に示すように、全周囲の端部に最終的には製品となら
ない不要領域部21aを有しているものである。そして
この不要領域部21aは略ロ字状に構成されているもの
である。
【0075】次に図2、図3(b)、図4(b)に示す
ように、シート状の絶縁基板21の上面にスクリーン印
刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極層22
を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイルで焼
成することにより、上面電極層22を安定な膜とした。
ように、シート状の絶縁基板21の上面にスクリーン印
刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極層22
を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイルで焼
成することにより、上面電極層22を安定な膜とした。
【0076】次に、図2、図3(c)、図4(c)に示
すように、複数対の上面電極層22を跨ぐように、スク
リーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複数の抵抗層
23を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイル
で焼成することにより、抵抗層23を安定な膜とした。
すように、複数対の上面電極層22を跨ぐように、スク
リーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複数の抵抗層
23を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイル
で焼成することにより、抵抗層23を安定な膜とした。
【0077】次に、図3(d)、図4(d)に示すよう
に、複数の抵抗層23を覆うように、スクリーン印刷工
法により複数のプリコートガラス層からなる第1の保護
層24を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロファイ
ルで焼成することにより、プリコートガラス層からなる
第1の保護層24を安定な膜とした。
に、複数の抵抗層23を覆うように、スクリーン印刷工
法により複数のプリコートガラス層からなる第1の保護
層24を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロファイ
ルで焼成することにより、プリコートガラス層からなる
第1の保護層24を安定な膜とした。
【0078】次に、図3(e)、図4(e)に示すよう
に、複数対の上面電極層22間の抵抗層23の抵抗値を
一定の値に調整するために、レーザートリミング工法に
よりトリミングを行い、複数のトリミング溝25を形成
した。
に、複数対の上面電極層22間の抵抗層23の抵抗値を
一定の値に調整するために、レーザートリミング工法に
よりトリミングを行い、複数のトリミング溝25を形成
した。
【0079】次に、図5(a)、図6(a)に示すよう
に、図面上の縦方向に並ぶ複数のプリコートガラス層か
らなる第1の保護層24を覆うように、スクリーン印刷
工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層26
を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイルで硬
化することにより、第2の保護層26を安定な膜とし
た。
に、図面上の縦方向に並ぶ複数のプリコートガラス層か
らなる第1の保護層24を覆うように、スクリーン印刷
工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層26
を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイルで硬
化することにより、第2の保護層26を安定な膜とし
た。
【0080】次に、図5(b)、図6(b)に示すよう
に、複数の第2の保護層26を覆うように、スクリーン
印刷工法により複数の第1レジスト層27を形成し、紫
外線硬化により第1レジスト層27を安定な膜とした。
さらにスクリーン印刷工法により、シート状の絶縁基板
21の裏面上に複数の第2レジスト層28を形成し、紫
外線硬化により第2レジスト層28を安定な膜とした。
に、複数の第2の保護層26を覆うように、スクリーン
印刷工法により複数の第1レジスト層27を形成し、紫
外線硬化により第1レジスト層27を安定な膜とした。
さらにスクリーン印刷工法により、シート状の絶縁基板
21の裏面上に複数の第2レジスト層28を形成し、紫
外線硬化により第2レジスト層28を安定な膜とした。
【0081】次に、図2、図5(c)、図6(c)に示
すように、第1レジスト層27および第2レジスト層2
8を形成したシート状の絶縁基板21の全周囲の端部に
形成された不要領域部21aを除いて、複数対の上面電
極層22を分離して複数の短冊状基板21bに分割する
ためのスリット状の第1の分割部29をダイシング工法
により複数形成する。この場合、複数のスリット状の第
1の分割部29は700μmピッチで形成されており、
かつこのスリット状の第1の分割部29の幅は120μ
m幅となっている。また前記複数のスリット状の第1の
分割部29は、シート状の絶縁基板21を上下方向に貫
通する貫通孔で形成されているものである。そしてまた
前記シート状の絶縁基板21は、不要領域部21aを除
いてダイシング工法により複数のスリット状の第1の分
割部29を形成しているため、スリット状の第1の分割
部29を形成した後も複数の短冊状基板21bは不要領
域部21aにつながっているため、シート状態を呈して
いるものである。
すように、第1レジスト層27および第2レジスト層2
8を形成したシート状の絶縁基板21の全周囲の端部に
形成された不要領域部21aを除いて、複数対の上面電
極層22を分離して複数の短冊状基板21bに分割する
ためのスリット状の第1の分割部29をダイシング工法
により複数形成する。この場合、複数のスリット状の第
1の分割部29は700μmピッチで形成されており、
かつこのスリット状の第1の分割部29の幅は120μ
m幅となっている。また前記複数のスリット状の第1の
分割部29は、シート状の絶縁基板21を上下方向に貫
通する貫通孔で形成されているものである。そしてまた
前記シート状の絶縁基板21は、不要領域部21aを除
いてダイシング工法により複数のスリット状の第1の分
割部29を形成しているため、スリット状の第1の分割
部29を形成した後も複数の短冊状基板21bは不要領
域部21aにつながっているため、シート状態を呈して
いるものである。
【0082】次に、図5(d)、図6(d)に示すよう
に、めっき浴に浸漬してめっきを行う無電解めっき工法
を用いて、シート状の絶縁基板21の全面にニッケルめ
っきを施し、厚みが約4〜6μmの側面電極層30を形
成する。この場合、複数のスリット状の第1の分割部2
9が、シート状の絶縁基板21を上下方向に貫通する貫
通孔で形成されているため、シート状の絶縁基板21の
全面に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことに
より側面電極層30を形成した場合、側面電極層30は
シート状の絶縁基板21の上面側から貫通孔となってい
るスリット状の第1の分割部29の内面全体を経てシー
ト状の絶縁基板21の裏面側まで形成されるものであ
る。またこの側面電極層30は、シート状の絶縁基板2
1の上面側では露出している上面電極層22の一部と第
1レジスト層27を覆うように形成され、かつシート状
の絶縁基板21の裏面側では第2レジスト層28を覆う
ように形成されるものである。
に、めっき浴に浸漬してめっきを行う無電解めっき工法
を用いて、シート状の絶縁基板21の全面にニッケルめ
っきを施し、厚みが約4〜6μmの側面電極層30を形
成する。この場合、複数のスリット状の第1の分割部2
9が、シート状の絶縁基板21を上下方向に貫通する貫
通孔で形成されているため、シート状の絶縁基板21の
全面に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことに
より側面電極層30を形成した場合、側面電極層30は
シート状の絶縁基板21の上面側から貫通孔となってい
るスリット状の第1の分割部29の内面全体を経てシー
ト状の絶縁基板21の裏面側まで形成されるものであ
る。またこの側面電極層30は、シート状の絶縁基板2
1の上面側では露出している上面電極層22の一部と第
1レジスト層27を覆うように形成され、かつシート状
の絶縁基板21の裏面側では第2レジスト層28を覆う
ように形成されるものである。
【0083】次に、図7(a)、図8(a)に示すよう
に、複数の第1レジスト層(図示せず)および複数の第
2レジスト層(図示せず)を剥離し、複数対の側面電極
層30をパターンニングする。
に、複数の第1レジスト層(図示せず)および複数の第
2レジスト層(図示せず)を剥離し、複数対の側面電極
層30をパターンニングする。
【0084】次に、図7(b)、図8(b)に示すよう
に、電気めっき工法を用いて、露出している複数対の側
面電極層30と、複数の第1レジスト層(図示せず)を
剥離したことにより露出した複数対の上面電極層22の
一部とを覆うように、厚みが約4〜6μmのスズからな
る複数対のはんだ層31を形成する。
に、電気めっき工法を用いて、露出している複数対の側
面電極層30と、複数の第1レジスト層(図示せず)を
剥離したことにより露出した複数対の上面電極層22の
一部とを覆うように、厚みが約4〜6μmのスズからな
る複数対のはんだ層31を形成する。
【0085】上記側面電極層30の厚みは約4〜6μm
の厚みとなっているが、この範囲に限定されるものでは
なく、その厚みは1〜15μmの厚みが妥当であり、ま
たこの側面電極層30は無電解めっき工法を用いてニッ
ケルめっきを施すことにより構成しているため、磁性を
有しない形となるもので、このような構成においては、
非常に寸法精度の高いものが得られるとともに、自動実
装機の吸着ピンで抵抗器を吸着して実装する場合に、吸
着時の安定性が向上して高い実装率を確保できるもので
ある。
の厚みとなっているが、この範囲に限定されるものでは
なく、その厚みは1〜15μmの厚みが妥当であり、ま
たこの側面電極層30は無電解めっき工法を用いてニッ
ケルめっきを施すことにより構成しているため、磁性を
有しない形となるもので、このような構成においては、
非常に寸法精度の高いものが得られるとともに、自動実
装機の吸着ピンで抵抗器を吸着して実装する場合に、吸
着時の安定性が向上して高い実装率を確保できるもので
ある。
【0086】また上記はんだ層31はスズで構成してい
るが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材
料でもよく、これらの材料で構成した場合は、リフロー
はんだ付け時に安定したはんだ付けができるものであ
る。
るが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材
料でもよく、これらの材料で構成した場合は、リフロー
はんだ付け時に安定したはんだ付けができるものであ
る。
【0087】そしてまた上記上面電極層22は銀系の材
料で構成するとともに、抵抗層23は酸化ルテニウム系
の材料で構成しているため、耐熱性および耐久性に優れ
た抵抗特性を確保できるものである。
料で構成するとともに、抵抗層23は酸化ルテニウム系
の材料で構成しているため、耐熱性および耐久性に優れ
た抵抗特性を確保できるものである。
【0088】さらに上記抵抗層23等を覆う保護層は、
抵抗層23を覆うプリコートガラス層からなる第1の保
護層24と、この第1の保護層24を覆うとともに、ト
リミング溝25を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層
26の2層で構成しているため、前記第1の保護層24
でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電
流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とす
る第2の保護層26で抵抗層23全体が覆われることに
より耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
抵抗層23を覆うプリコートガラス層からなる第1の保
護層24と、この第1の保護層24を覆うとともに、ト
リミング溝25を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層
26の2層で構成しているため、前記第1の保護層24
でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電
流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とす
る第2の保護層26で抵抗層23全体が覆われることに
より耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
【0089】最後に、図2、図7(c)、図8(c)に
示すように、シート状の絶縁基板21の全周囲の端部に
形成された不要領域部21aを除いて、シート状の絶縁
基板21における複数の短冊状基板21bに、複数の抵
抗層23が個々に分離されて個片状基板21cに分割さ
れるようにスリット状の第1の分割部29と直交する方
向にダイシング工法を用いて複数の第2の分割部32を
形成する。この場合、複数の第2の分割部32は400
μmピッチで形成されており、かつこの第2の分割部3
2の幅は100μm幅となっている。そしてこの複数の
第2の分割部32は不要領域部21aを除いて複数の短
冊状基板21bにダイシング工法により形成するように
しているため、この複数の第2の分割部32を形成する
毎に個片状基板21cに切断分割され、そして個片化さ
れた製品は不要領域部21aから分離されるものであ
る。
示すように、シート状の絶縁基板21の全周囲の端部に
形成された不要領域部21aを除いて、シート状の絶縁
基板21における複数の短冊状基板21bに、複数の抵
抗層23が個々に分離されて個片状基板21cに分割さ
れるようにスリット状の第1の分割部29と直交する方
向にダイシング工法を用いて複数の第2の分割部32を
形成する。この場合、複数の第2の分割部32は400
μmピッチで形成されており、かつこの第2の分割部3
2の幅は100μm幅となっている。そしてこの複数の
第2の分割部32は不要領域部21aを除いて複数の短
冊状基板21bにダイシング工法により形成するように
しているため、この複数の第2の分割部32を形成する
毎に個片状基板21cに切断分割され、そして個片化さ
れた製品は不要領域部21aから分離されるものであ
る。
【0090】以上のような工程により、本発明の実施の
形態1における抵抗器は製造されるものである。
形態1における抵抗器は製造されるものである。
【0091】上記工程により製造した抵抗器の長さ寸法
および幅寸法はダイシング工法により形成されたスリッ
ト状の第1の分割部29および第2の分割部32の間隔
が正確(±0.005mm以内)であるとともに、側面
電極層30およびはんだ層31の厚みも正確であるた
め、製品である抵抗器の全長および全幅は、正確に長さ
0.6mm×幅0.3mmとなるものである。また上面
電極層22および抵抗層23のパターン精度も個片状基
板の寸法ランク分類が不要であるとともに同一の個片状
基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを考慮する必要が
ないため、抵抗層23の有効面積も従来品に比べて大き
くとることができるものである。すなわち、従来品にお
ける抵抗層は長さ約0.20mm×幅0.19mmであ
ったのに対し、本発明の実施の形態1における抵抗器の
抵抗層23は長さ約0.25mm×幅0.24mmとな
って面積では約1.6倍以上となるものである。
および幅寸法はダイシング工法により形成されたスリッ
ト状の第1の分割部29および第2の分割部32の間隔
が正確(±0.005mm以内)であるとともに、側面
電極層30およびはんだ層31の厚みも正確であるた
め、製品である抵抗器の全長および全幅は、正確に長さ
0.6mm×幅0.3mmとなるものである。また上面
電極層22および抵抗層23のパターン精度も個片状基
板の寸法ランク分類が不要であるとともに同一の個片状
基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを考慮する必要が
ないため、抵抗層23の有効面積も従来品に比べて大き
くとることができるものである。すなわち、従来品にお
ける抵抗層は長さ約0.20mm×幅0.19mmであ
ったのに対し、本発明の実施の形態1における抵抗器の
抵抗層23は長さ約0.25mm×幅0.24mmとな
って面積では約1.6倍以上となるものである。
【0092】上記複数のスリット状の第1の分割部29
および複数の第2の分割部32はダイシング工法を用い
て形成しているもので、個片状基板の寸法分類が不要な
シート状の絶縁基板21を用いているため、従来のよう
な個片状基板の寸法分類は不要となり、これにより、従
来のようなマスク交換による工程の煩雑さをなくするこ
とができるとともに、ダイシングも半導体等で一般的な
ダイシング設備を用いて容易に行うことができるもので
ある。
および複数の第2の分割部32はダイシング工法を用い
て形成しているもので、個片状基板の寸法分類が不要な
シート状の絶縁基板21を用いているため、従来のよう
な個片状基板の寸法分類は不要となり、これにより、従
来のようなマスク交換による工程の煩雑さをなくするこ
とができるとともに、ダイシングも半導体等で一般的な
ダイシング設備を用いて容易に行うことができるもので
ある。
【0093】また上記シート状の絶縁基板21は全周囲
の端部に最終的には製品とならない不要領域部21aを
形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部29およ
び複数の第2の分割部32は前記不要領域部21aには
形成しないようにしているため、複数のスリット状の第
1の分割部29を形成した後も複数の短冊状基板21b
は不要領域部21aにつながっており、そのため、シー
ト状の絶縁基板21が複数の短冊状基板21bに細かく
分離されるということはなく、したがって、複数のスリ
ット状の第1の分割部29を形成した後も、不要領域部
21aを有するシート状の絶縁基板21の状態で後工程
を行うことができるため、工法設計が簡略化できるもの
である。また複数の第2の分割部32を形成すると、こ
の複数の第2の分割部32を形成する毎に個片状基板2
1cに切断分割され、そして個片化された製品は不要領
域部21aから分離されるため、不要領域部21aと製
品とを後で選別するという工程は不要となるものであ
る。
の端部に最終的には製品とならない不要領域部21aを
形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部29およ
び複数の第2の分割部32は前記不要領域部21aには
形成しないようにしているため、複数のスリット状の第
1の分割部29を形成した後も複数の短冊状基板21b
は不要領域部21aにつながっており、そのため、シー
ト状の絶縁基板21が複数の短冊状基板21bに細かく
分離されるということはなく、したがって、複数のスリ
ット状の第1の分割部29を形成した後も、不要領域部
21aを有するシート状の絶縁基板21の状態で後工程
を行うことができるため、工法設計が簡略化できるもの
である。また複数の第2の分割部32を形成すると、こ
の複数の第2の分割部32を形成する毎に個片状基板2
1cに切断分割され、そして個片化された製品は不要領
域部21aから分離されるため、不要領域部21aと製
品とを後で選別するという工程は不要となるものであ
る。
【0094】そしてまた複数対の側面電極層30および
複数対のはんだ層31はシート状の絶縁基板21の状態
で形成するようにしているため、側面電極層30をシー
ト状の絶縁基板21に形成することができるとともに、
電気めっき工法によりはんだ層31を形成する際には電
位差を小さくすることができ、これにより、安定したは
んだ層31を形成できるものである。
複数対のはんだ層31はシート状の絶縁基板21の状態
で形成するようにしているため、側面電極層30をシー
ト状の絶縁基板21に形成することができるとともに、
電気めっき工法によりはんだ層31を形成する際には電
位差を小さくすることができ、これにより、安定したは
んだ層31を形成できるものである。
【0095】なお、上記本発明の実施の形態1において
は、最終的には製品とならない不要領域部21aをシー
ト状の絶縁基板21の全周囲の端部に形成して略ロ字状
に構成したものについて説明したが、この不要領域部2
1aはシート状の絶縁基板21の全周囲の端部に必ずし
も形成する必要はなく、例えば、図9に示すようにシー
ト状の絶縁基板21の一端部に不要領域部21dを形成
した場合、図10に示すようにシート状の絶縁基板21
の両端部に不要領域部21eを形成した場合、図11に
示すようにシート状の絶縁基板21の3つの端部に不要
領域部21fを形成した場合においても、上記本発明の
実施の形態1と同様の作用効果を奏するものである。
は、最終的には製品とならない不要領域部21aをシー
ト状の絶縁基板21の全周囲の端部に形成して略ロ字状
に構成したものについて説明したが、この不要領域部2
1aはシート状の絶縁基板21の全周囲の端部に必ずし
も形成する必要はなく、例えば、図9に示すようにシー
ト状の絶縁基板21の一端部に不要領域部21dを形成
した場合、図10に示すようにシート状の絶縁基板21
の両端部に不要領域部21eを形成した場合、図11に
示すようにシート状の絶縁基板21の3つの端部に不要
領域部21fを形成した場合においても、上記本発明の
実施の形態1と同様の作用効果を奏するものである。
【0096】また上記本発明の実施の形態1において
は、複数の第2の分割部32をダイシング工法により形
成したものについて説明したが、これ以外に、例えば、
この複数の第2の分割部32をシート状の絶縁基板21
の裏面側、上面側、中央部のいずれかに薄肉部を残して
シート状の絶縁基板21の上面側、裏面側、中央部のい
ずれかをレーザー工法、ダイシング工法等で切断するこ
とにより形成してもよく、これらの場合は、第2の分割
部32を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階
で個片化されるものである。
は、複数の第2の分割部32をダイシング工法により形
成したものについて説明したが、これ以外に、例えば、
この複数の第2の分割部32をシート状の絶縁基板21
の裏面側、上面側、中央部のいずれかに薄肉部を残して
シート状の絶縁基板21の上面側、裏面側、中央部のい
ずれかをレーザー工法、ダイシング工法等で切断するこ
とにより形成してもよく、これらの場合は、第2の分割
部32を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階
で個片化されるものである。
【0097】そしてまた上記本発明の実施の形態1にお
いては、第1レジスト層27および第2レジスト層28
を形成した後に、スリット状の第1の分割部29を形成
したが、第1レジスト層27および第2レジスト層28
は、スリット状の第1の分割部29を形成した後に形成
してもよいものである。但し、このようにスリット状の
第1の分割部29を形成した後に第1レジスト層27お
よび第2レジスト層28をスクリーン印刷する場合に
は、シート状の絶縁基板21の強度が弱くなるため、ス
クリーン印刷時の印圧を弱くする必要がある。
いては、第1レジスト層27および第2レジスト層28
を形成した後に、スリット状の第1の分割部29を形成
したが、第1レジスト層27および第2レジスト層28
は、スリット状の第1の分割部29を形成した後に形成
してもよいものである。但し、このようにスリット状の
第1の分割部29を形成した後に第1レジスト層27お
よび第2レジスト層28をスクリーン印刷する場合に
は、シート状の絶縁基板21の強度が弱くなるため、ス
クリーン印刷時の印圧を弱くする必要がある。
【0098】さらに第2レジスト層28はプリコートガ
ラス層からなる第1の保護層24を形成した直後に形成
しても本発明の実施の形態1と同様の効果が得られるも
のである。
ラス層からなる第1の保護層24を形成した直後に形成
しても本発明の実施の形態1と同様の効果が得られるも
のである。
【0099】さらにまた上記本発明の実施の形態1にお
いては、第1レジスト層27および第2レジスト層28
の剥離は、はんだ層31の形成前に行ったが、これはは
んだ層31の形成後も可能である。
いては、第1レジスト層27および第2レジスト層28
の剥離は、はんだ層31の形成前に行ったが、これはは
んだ層31の形成後も可能である。
【0100】また上記本発明の実施の形態1において
は、上面電極層22として銀系の材料を用い、かつ抵抗
層23として酸化ルテニウム系の材料を用いたが、これ
らは他の材料系でも本発明の実施の形態1と同様の効果
を得ることができるものである。
は、上面電極層22として銀系の材料を用い、かつ抵抗
層23として酸化ルテニウム系の材料を用いたが、これ
らは他の材料系でも本発明の実施の形態1と同様の効果
を得ることができるものである。
【0101】そしてまた上記本発明の実施の形態1にお
いては、スリット状の第1の分割部29および第2の分
割部32をダイシング工法を用いて形成したものについ
て説明したが、このダイシング工法以外に、レーザーや
ウォータージェット等の分割手段を用いてスリット状の
第1の分割部29および第2の分割部32を形成するよ
うにした場合でも、上記本発明の実施の形態1と同様の
作用効果を奏するものである。
いては、スリット状の第1の分割部29および第2の分
割部32をダイシング工法を用いて形成したものについ
て説明したが、このダイシング工法以外に、レーザーや
ウォータージェット等の分割手段を用いてスリット状の
第1の分割部29および第2の分割部32を形成するよ
うにした場合でも、上記本発明の実施の形態1と同様の
作用効果を奏するものである。
【0102】さらに上記本発明の実施の形態1において
は、複数の短冊状基板21bに分割するためのスリット
状の第1の分割部29を複数形成する場合、複数対の上
面電極層22、複数の抵抗層23、複数の第1の保護層
24、複数のトリミング溝25、複数の第2の保護層2
6、複数の第1レジスト層27、複数の第2レジスト層
28を形成したシート状の絶縁基板21にスリット状の
第1の分割部29を複数形成するようにしたものについ
て説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ば、これ以外に、シート状の絶縁基板21に、最初にス
リット状の第1の分割部29を複数形成するようにした
場合、スリット状の第1の分割部29をあらかじめ複数
形成したシート状の絶縁基板21を用いた場合、シート
状の絶縁基板21に複数対の上面電極層22を形成した
後、このシート状の絶縁基板21にスリット状の第1の
分割部29を複数形成するようにした場合、シート状の
絶縁基板21に複数の抵抗層23を形成した後、このシ
ート状の絶縁基板21にスリット状の第1の分割部29
を複数形成するようにした場合、シート状の絶縁基板2
1に複数対の上面電極層22を形成し、かつこの複数対
の上面電極層22に一部が重なるように複数の抵抗層2
3を形成した後、このシート状の絶縁基板21にスリッ
ト状の第1の分割部29を複数形成するようにした場
合、シート状の絶縁基板21に複数の抵抗層23を形成
し、かつこの複数の抵抗層23に一部が重なるように複
数対の上面電極層22を形成した後、このシート状の絶
縁基板21にスリット状の第1の分割部29を複数形成
するようにした場合、シート状の絶縁基板21に複数対
の上面電極層22、複数の抵抗層23を形成し、かつこ
の複数の抵抗層23における前記複数対の上面電極層2
2間の抵抗値を調整するためにトリミングを行った後、
このシート状の絶縁基板21にスリット状の第1の分割
部29を形成するようにした場合においても、上記本発
明の実施の形態1と同様の効果を奏するものである。
は、複数の短冊状基板21bに分割するためのスリット
状の第1の分割部29を複数形成する場合、複数対の上
面電極層22、複数の抵抗層23、複数の第1の保護層
24、複数のトリミング溝25、複数の第2の保護層2
6、複数の第1レジスト層27、複数の第2レジスト層
28を形成したシート状の絶縁基板21にスリット状の
第1の分割部29を複数形成するようにしたものについ
て説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ば、これ以外に、シート状の絶縁基板21に、最初にス
リット状の第1の分割部29を複数形成するようにした
場合、スリット状の第1の分割部29をあらかじめ複数
形成したシート状の絶縁基板21を用いた場合、シート
状の絶縁基板21に複数対の上面電極層22を形成した
後、このシート状の絶縁基板21にスリット状の第1の
分割部29を複数形成するようにした場合、シート状の
絶縁基板21に複数の抵抗層23を形成した後、このシ
ート状の絶縁基板21にスリット状の第1の分割部29
を複数形成するようにした場合、シート状の絶縁基板2
1に複数対の上面電極層22を形成し、かつこの複数対
の上面電極層22に一部が重なるように複数の抵抗層2
3を形成した後、このシート状の絶縁基板21にスリッ
ト状の第1の分割部29を複数形成するようにした場
合、シート状の絶縁基板21に複数の抵抗層23を形成
し、かつこの複数の抵抗層23に一部が重なるように複
数対の上面電極層22を形成した後、このシート状の絶
縁基板21にスリット状の第1の分割部29を複数形成
するようにした場合、シート状の絶縁基板21に複数対
の上面電極層22、複数の抵抗層23を形成し、かつこ
の複数の抵抗層23における前記複数対の上面電極層2
2間の抵抗値を調整するためにトリミングを行った後、
このシート状の絶縁基板21にスリット状の第1の分割
部29を形成するようにした場合においても、上記本発
明の実施の形態1と同様の効果を奏するものである。
【0103】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における抵抗器の製造方法を図面を参照しながら説
明する。
態2における抵抗器の製造方法を図面を参照しながら説
明する。
【0104】図12は本発明の実施の形態2における抵
抗器を製造する場合に用いられるシート状の絶縁基板の
全周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面
図、図13(a)〜(e)、図14(a)〜(e)、図
15(a)〜(d)、図16(a)〜(d)、図17
(a)〜(c)および図18(a)〜(c)は本発明の
実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す工程図で
ある。
抗器を製造する場合に用いられるシート状の絶縁基板の
全周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面
図、図13(a)〜(e)、図14(a)〜(e)、図
15(a)〜(d)、図16(a)〜(d)、図17
(a)〜(c)および図18(a)〜(c)は本発明の
実施の形態2における抵抗器の製造方法を示す工程図で
ある。
【0105】まず、図12、図13(a)、図14
(a)に示すように、焼成済みの96%純度のアルミナ
からなる厚み0.2mmの絶縁性を有するシート状の絶
縁基板41を準備する。この場合、シート状の絶縁基板
41は、図12に示すように、全周囲の端部に最終的に
は製品とならない不要領域部41aを有しているもので
ある。そしてこの不要領域部41aは略ロ字状に構成さ
れているものである。
(a)に示すように、焼成済みの96%純度のアルミナ
からなる厚み0.2mmの絶縁性を有するシート状の絶
縁基板41を準備する。この場合、シート状の絶縁基板
41は、図12に示すように、全周囲の端部に最終的に
は製品とならない不要領域部41aを有しているもので
ある。そしてこの不要領域部41aは略ロ字状に構成さ
れているものである。
【0106】次に図12、図13(b)、図14(b)
に示すように、シート状の絶縁基板41の上面にスクリ
ーン印刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極
層42を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイ
ルで焼成することにより、上面電極層42を安定な膜と
した。
に示すように、シート状の絶縁基板41の上面にスクリ
ーン印刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極
層42を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイ
ルで焼成することにより、上面電極層42を安定な膜と
した。
【0107】次に、図12、図13(c)、図14
(c)に示すように、複数対の上面電極層42を跨ぐよ
うに、スクリーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複
数の抵抗層43を形成し、ピーク温度850℃の焼成プ
ロファイルで焼成することにより、抵抗層43を安定な
膜とした。
(c)に示すように、複数対の上面電極層42を跨ぐよ
うに、スクリーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複
数の抵抗層43を形成し、ピーク温度850℃の焼成プ
ロファイルで焼成することにより、抵抗層43を安定な
膜とした。
【0108】次に、図13(d)、図14(d)に示す
ように、複数の抵抗層43を覆うように、スクリーン印
刷工法により複数のプリコートガラス層からなる第1の
保護層44を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロフ
ァイルで焼成することにより、プリコートガラス層から
なる第1の保護層44を安定な膜とした。
ように、複数の抵抗層43を覆うように、スクリーン印
刷工法により複数のプリコートガラス層からなる第1の
保護層44を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロフ
ァイルで焼成することにより、プリコートガラス層から
なる第1の保護層44を安定な膜とした。
【0109】次に、図13(e)、図14(e)に示す
ように、複数対の上面電極層42間の抵抗層43の抵抗
値を一定の値に調整するために、レーザートリミング工
法によりトリミングを行い、複数のトリミング溝45を
形成した。
ように、複数対の上面電極層42間の抵抗層43の抵抗
値を一定の値に調整するために、レーザートリミング工
法によりトリミングを行い、複数のトリミング溝45を
形成した。
【0110】次に、図15(a)、図16(a)に示す
ように、図面上の縦方向に並ぶ複数のプリコートガラス
層からなる第1の保護層44を覆うように、スクリーン
印刷工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層
46を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイル
で硬化することにより、第2の保護層46を安定な膜と
した。
ように、図面上の縦方向に並ぶ複数のプリコートガラス
層からなる第1の保護層44を覆うように、スクリーン
印刷工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層
46を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイル
で硬化することにより、第2の保護層46を安定な膜と
した。
【0111】次に、図15(b)、図16(b)に示す
ように、スクリーン印刷工法により、シート状の絶縁基
板41の裏面上に複数のレジスト層47を形成し、紫外
線硬化によりレジスト層47を安定な膜とした。
ように、スクリーン印刷工法により、シート状の絶縁基
板41の裏面上に複数のレジスト層47を形成し、紫外
線硬化によりレジスト層47を安定な膜とした。
【0112】次に、図12、図15(c)、図16
(c)に示すように、レジスト層47を形成したシート
状の絶縁基板41の全周囲の端部に形成された不要領域
部41aを除いて、複数対の上面電極層42を分離して
複数の短冊状基板41bに分割するためのスリット状の
第1の分割部48をダイシング工法により複数形成す
る。この場合、複数のスリット状の第1の分割部48は
700μmピッチで形成されており、かつこのスリット
状の第1の分割部48の幅は120μm幅となってい
る。また前記複数のスリット状の第1の分割部48は、
シート状の絶縁基板41を上下方向に貫通する貫通孔で
形成されているものである。そしてまた前記シート状の
絶縁基板41は、不要領域部41aを除いてダイシング
工法により複数のスリット状の第1の分割部48を形成
しているため、スリット状の第1の分割部48を形成し
た後も複数の短冊状基板41bは不要領域部41aにつ
ながっているため、シート状態を呈しているものであ
る。
(c)に示すように、レジスト層47を形成したシート
状の絶縁基板41の全周囲の端部に形成された不要領域
部41aを除いて、複数対の上面電極層42を分離して
複数の短冊状基板41bに分割するためのスリット状の
第1の分割部48をダイシング工法により複数形成す
る。この場合、複数のスリット状の第1の分割部48は
700μmピッチで形成されており、かつこのスリット
状の第1の分割部48の幅は120μm幅となってい
る。また前記複数のスリット状の第1の分割部48は、
シート状の絶縁基板41を上下方向に貫通する貫通孔で
形成されているものである。そしてまた前記シート状の
絶縁基板41は、不要領域部41aを除いてダイシング
工法により複数のスリット状の第1の分割部48を形成
しているため、スリット状の第1の分割部48を形成し
た後も複数の短冊状基板41bは不要領域部41aにつ
ながっているため、シート状態を呈しているものであ
る。
【0113】次に、図15(d)、図16(d)に示す
ように、スパッタ工法を用いて、シート状の絶縁基板4
1の裏面および複数のスリット状の第1の分割部48の
内面にニッケルまたはニッケル系合金、例えばニッケル
−クロム合金による厚みが約0.1〜1μmの側面電極
層49を形成する。この場合、複数のスリット状の第1
の分割部48の内面に形成された側面電極層49は、シ
ート状の絶縁基板41の上面に形成された上面電極層4
2に接して電気的に接続されるものである。
ように、スパッタ工法を用いて、シート状の絶縁基板4
1の裏面および複数のスリット状の第1の分割部48の
内面にニッケルまたはニッケル系合金、例えばニッケル
−クロム合金による厚みが約0.1〜1μmの側面電極
層49を形成する。この場合、複数のスリット状の第1
の分割部48の内面に形成された側面電極層49は、シ
ート状の絶縁基板41の上面に形成された上面電極層4
2に接して電気的に接続されるものである。
【0114】次に、図17(a)、図18(a)に示す
ように、複数のレジスト層(図示せず)を剥離し、複数
対の側面電極層49をパターンニングする。
ように、複数のレジスト層(図示せず)を剥離し、複数
対の側面電極層49をパターンニングする。
【0115】次に、図17(b)、図18(b)に示す
ように、電気めっき工法を用いて、露出している複数対
の側面電極層49および複数のレジスト層(図示せず)
を剥離したことにより露出した複数対の上面電極層42
の一部を覆うように、厚みが約4〜6μmのニッケルか
らなる複数対のニッケル層50と厚みが約4〜6μmの
スズからなる複数対のはんだ層51を形成する。
ように、電気めっき工法を用いて、露出している複数対
の側面電極層49および複数のレジスト層(図示せず)
を剥離したことにより露出した複数対の上面電極層42
の一部を覆うように、厚みが約4〜6μmのニッケルか
らなる複数対のニッケル層50と厚みが約4〜6μmの
スズからなる複数対のはんだ層51を形成する。
【0116】上記スパッタ工法により形成される側面電
極層49の厚みは約0.1〜1μmの厚みとなっている
が、この範囲に限定されるものではなく、ニッケル層5
0およびはんだ層51を加えた厚みは1〜15μmの厚
みが妥当である。
極層49の厚みは約0.1〜1μmの厚みとなっている
が、この範囲に限定されるものではなく、ニッケル層5
0およびはんだ層51を加えた厚みは1〜15μmの厚
みが妥当である。
【0117】また上記はんだ層51はスズで構成してい
るが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材
料でもよく、これらの材料で形成した場合は、リフロー
はんだ付け時に安定したはんだ付けができるものであ
る。
るが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材
料でもよく、これらの材料で形成した場合は、リフロー
はんだ付け時に安定したはんだ付けができるものであ
る。
【0118】そしてまた上記上面電極層42は銀系の材
料で構成するとともに、抵抗層43は酸化ルテニウム系
の材料で構成しているため、耐熱性および耐久性に優れ
た抵抗特性を確保できるものである。
料で構成するとともに、抵抗層43は酸化ルテニウム系
の材料で構成しているため、耐熱性および耐久性に優れ
た抵抗特性を確保できるものである。
【0119】さらに上記抵抗層43等を覆う保護層は、
抵抗層43を覆うプリコートガラス層からなる第1の保
護層44と、この第1の保護層44を覆うとともに、ト
リミング溝45を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層
46の2層で構成しているため、前記第1の保護層44
でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電
流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とす
る第2の保護層46で抵抗層43全体が覆われることに
より耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
抵抗層43を覆うプリコートガラス層からなる第1の保
護層44と、この第1の保護層44を覆うとともに、ト
リミング溝45を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層
46の2層で構成しているため、前記第1の保護層44
でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電
流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とす
る第2の保護層46で抵抗層43全体が覆われることに
より耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
【0120】最後に、図12、図17(c)、図18
(c)に示すように、シート状の絶縁基板41の全周囲
の端部に形成された不要領域部41aを除いて、シート
状の絶縁基板41における複数の短冊状基板41bに、
複数の抵抗層43が個々に分離されて個片状基板41c
に分割されるようにスリット状の第1の分割部48と直
交する方向にダイシング工法を用いて複数の第2の分割
部52を形成する。この場合、複数の第2の分割部52
は400μmピッチで形成されており、かつこの第2の
分割部52の幅は100μm幅となっている。そしてこ
の複数の第2の分割部52は不要領域部41aを除いて
複数の短冊状基板41bにダイシング工法により形成す
るようにしているため、この複数の第2の分割部52を
形成する毎に個片状基板41cに切断分割され、そして
個片化された製品は不要領域部41aから分離されるも
のである。
(c)に示すように、シート状の絶縁基板41の全周囲
の端部に形成された不要領域部41aを除いて、シート
状の絶縁基板41における複数の短冊状基板41bに、
複数の抵抗層43が個々に分離されて個片状基板41c
に分割されるようにスリット状の第1の分割部48と直
交する方向にダイシング工法を用いて複数の第2の分割
部52を形成する。この場合、複数の第2の分割部52
は400μmピッチで形成されており、かつこの第2の
分割部52の幅は100μm幅となっている。そしてこ
の複数の第2の分割部52は不要領域部41aを除いて
複数の短冊状基板41bにダイシング工法により形成す
るようにしているため、この複数の第2の分割部52を
形成する毎に個片状基板41cに切断分割され、そして
個片化された製品は不要領域部41aから分離されるも
のである。
【0121】以上のような工程により、本発明の実施の
形態2における抵抗器は製造されるものである。
形態2における抵抗器は製造されるものである。
【0122】上記工程により製造した抵抗器の長さ寸法
および幅寸法はダイシング工法により形成されたスリッ
ト状の第1の分割部48および第2の分割部52の間隔
が正確(±0.005mm以内)であるとともに、側面
電極層49、ニッケル層50およびはんだ層51の厚み
も正確であるため、製品である抵抗器の全長および全幅
は、正確に長さ0.6mm×幅0.3mmとなるもので
ある。また上面電極層42および抵抗層43のパターン
精度も個片状基板の寸法ランク分類が不要であるととも
に同一の個片状基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを
考慮する必要がないため、抵抗層43の有効面積も従来
品に比べて大きくとることができるものである。すなわ
ち、従来品における抵抗層は長さ約0.20mm×幅
0.19mmであったのに対し、本発明の実施の形態2
における抵抗器の抵抗層43は長さ約0.25mm×幅
0.24mmとなって面積では約1.6倍以上となるも
のである。
および幅寸法はダイシング工法により形成されたスリッ
ト状の第1の分割部48および第2の分割部52の間隔
が正確(±0.005mm以内)であるとともに、側面
電極層49、ニッケル層50およびはんだ層51の厚み
も正確であるため、製品である抵抗器の全長および全幅
は、正確に長さ0.6mm×幅0.3mmとなるもので
ある。また上面電極層42および抵抗層43のパターン
精度も個片状基板の寸法ランク分類が不要であるととも
に同一の個片状基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを
考慮する必要がないため、抵抗層43の有効面積も従来
品に比べて大きくとることができるものである。すなわ
ち、従来品における抵抗層は長さ約0.20mm×幅
0.19mmであったのに対し、本発明の実施の形態2
における抵抗器の抵抗層43は長さ約0.25mm×幅
0.24mmとなって面積では約1.6倍以上となるも
のである。
【0123】上記複数のスリット状の第1の分割部48
および複数の第2の分割部52はダイシング工法を用い
て形成しているため、個片状基板の寸法分類が不要なシ
ート状の絶縁基板41を用いることができるため、従来
のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これによ
り、従来のようなマスク交換による工程の煩雑さをなく
することができるとともに、ダイシングも半導体等で一
般的なダイシング設備を用いて容易に行うことができる
ものである。
および複数の第2の分割部52はダイシング工法を用い
て形成しているため、個片状基板の寸法分類が不要なシ
ート状の絶縁基板41を用いることができるため、従来
のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これによ
り、従来のようなマスク交換による工程の煩雑さをなく
することができるとともに、ダイシングも半導体等で一
般的なダイシング設備を用いて容易に行うことができる
ものである。
【0124】また上記シート状の絶縁基板41は全周囲
の端部に最終的には製品とならない不要領域部41aを
形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部48およ
び複数の第2の分割部52は前記不要領域部41aには
形成しないようにしているため、複数のスリット状の第
1の分割部48を形成した後も複数の短冊状基板41b
は不要領域部41aにつながっており、そのため、シー
ト状の絶縁基板41が複数の短冊状基板41bに細かく
分離されるということはなく、したがって、複数のスリ
ット状の第1の分割部48を形成した後も、不要領域部
41aを有するシート状の絶縁基板41の状態で後工程
を行うことができるため、工法設計が簡略化できるもの
である。また複数の第2の分割部52を形成すると、こ
の複数の第2の分割部52を形成する毎に個片状基板4
1cに切断分割され、そして個片化された製品は不要領
域部41aから分離されるため、不要領域部41aと製
品とを後で選別するという工程は不要となるものであ
る。
の端部に最終的には製品とならない不要領域部41aを
形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部48およ
び複数の第2の分割部52は前記不要領域部41aには
形成しないようにしているため、複数のスリット状の第
1の分割部48を形成した後も複数の短冊状基板41b
は不要領域部41aにつながっており、そのため、シー
ト状の絶縁基板41が複数の短冊状基板41bに細かく
分離されるということはなく、したがって、複数のスリ
ット状の第1の分割部48を形成した後も、不要領域部
41aを有するシート状の絶縁基板41の状態で後工程
を行うことができるため、工法設計が簡略化できるもの
である。また複数の第2の分割部52を形成すると、こ
の複数の第2の分割部52を形成する毎に個片状基板4
1cに切断分割され、そして個片化された製品は不要領
域部41aから分離されるため、不要領域部41aと製
品とを後で選別するという工程は不要となるものであ
る。
【0125】そしてまた複数対の側面電極層49、ニッ
ケル層50および複数対のはんだ層51はシート状の絶
縁基板41の状態で形成するようにしているため、側面
電極層49をシート状の絶縁基板41の必要箇所に形成
することができるとともに、電気めっき工法によりニッ
ケル層50およびはんだ層51を形成する際には電位差
を小さくすることができ、これにより、安定したニッケ
ル層50およびはんだ層51を形成できるものである。
ケル層50および複数対のはんだ層51はシート状の絶
縁基板41の状態で形成するようにしているため、側面
電極層49をシート状の絶縁基板41の必要箇所に形成
することができるとともに、電気めっき工法によりニッ
ケル層50およびはんだ層51を形成する際には電位差
を小さくすることができ、これにより、安定したニッケ
ル層50およびはんだ層51を形成できるものである。
【0126】なお、上記本発明の実施の形態2において
は、最終的には製品とならない不要領域部41aをシー
ト状の絶縁基板41の全周囲の端部に形成して略ロ字状
に構成したものについて説明したが、この不要領域部4
1aはシート状の絶縁基板41の全周囲の端部に必ずし
も形成する必要はなく、例えば、図19に示すようにシ
ート状の絶縁基板41の一端部に不要領域部41dを形
成した場合、図20に示すようにシート状の絶縁基板4
1の両端部に不要領域部41eを形成した場合、図21
に示すようにシート状の絶縁基板41の3つの端部に不
要領域部41fを形成した場合においても、上記本発明
の実施の形態2と同様の作用効果を奏するものである。
は、最終的には製品とならない不要領域部41aをシー
ト状の絶縁基板41の全周囲の端部に形成して略ロ字状
に構成したものについて説明したが、この不要領域部4
1aはシート状の絶縁基板41の全周囲の端部に必ずし
も形成する必要はなく、例えば、図19に示すようにシ
ート状の絶縁基板41の一端部に不要領域部41dを形
成した場合、図20に示すようにシート状の絶縁基板4
1の両端部に不要領域部41eを形成した場合、図21
に示すようにシート状の絶縁基板41の3つの端部に不
要領域部41fを形成した場合においても、上記本発明
の実施の形態2と同様の作用効果を奏するものである。
【0127】また上記本発明の実施の形態2において
は、複数の第2の分割部52をダイシング工法により形
成したものについて説明したが、これ以外に、例えば、
この複数の第2の分割部52をシート状の絶縁基板41
の裏面側、上面側、中央部のいずれかに薄肉部を残して
シート状の絶縁基板41の上面側、裏面側、中央部のい
ずれかをレーザー工法、ダイシング工法等で切断するこ
とにより形成してもよく、これらの場合は、第2の分割
部52を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階
で個片化されるものである。
は、複数の第2の分割部52をダイシング工法により形
成したものについて説明したが、これ以外に、例えば、
この複数の第2の分割部52をシート状の絶縁基板41
の裏面側、上面側、中央部のいずれかに薄肉部を残して
シート状の絶縁基板41の上面側、裏面側、中央部のい
ずれかをレーザー工法、ダイシング工法等で切断するこ
とにより形成してもよく、これらの場合は、第2の分割
部52を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階
で個片化されるものである。
【0128】そしてまた上記本発明の実施の形態2にお
いては、レジスト層47を形成した後に、スリット状の
第1の分割部48を形成したが、レジスト層47は、ス
リット状の第1の分割部48を形成した後に形成しても
よいものである。但し、このようにスリット状の第1の
分割部48を形成した後にレジスト層47をスクリーン
印刷する場合には、シート状の絶縁基板41の強度が弱
くなるため、スクリーン印刷時の印圧を弱くする必要が
ある。
いては、レジスト層47を形成した後に、スリット状の
第1の分割部48を形成したが、レジスト層47は、ス
リット状の第1の分割部48を形成した後に形成しても
よいものである。但し、このようにスリット状の第1の
分割部48を形成した後にレジスト層47をスクリーン
印刷する場合には、シート状の絶縁基板41の強度が弱
くなるため、スクリーン印刷時の印圧を弱くする必要が
ある。
【0129】さらにレジスト層47はプリコートガラス
層からなる第1の保護層44を形成した直後に形成して
も本発明の実施の形態2と同様の効果が得られるもので
ある。
層からなる第1の保護層44を形成した直後に形成して
も本発明の実施の形態2と同様の効果が得られるもので
ある。
【0130】さらにまた上記本発明の実施の形態2にお
いては、レジスト層47の剥離は、ニッケル層50およ
びはんだ層51の形成前に行ったが、これはニッケル層
50およびはんだ層51の形成後も可能である。
いては、レジスト層47の剥離は、ニッケル層50およ
びはんだ層51の形成前に行ったが、これはニッケル層
50およびはんだ層51の形成後も可能である。
【0131】また上記本発明の実施の形態2において
は、上面電極層42として銀系の材料を用い、かつ抵抗
層43として酸化ルテニウム系の材料を用いたが、これ
らは他の材料系でも本発明の実施の形態2と同様の効果
を得ることができるものである。
は、上面電極層42として銀系の材料を用い、かつ抵抗
層43として酸化ルテニウム系の材料を用いたが、これ
らは他の材料系でも本発明の実施の形態2と同様の効果
を得ることができるものである。
【0132】そしてまた上記本発明の実施の形態2にお
いては、スリット状の第1の分割部48および第2の分
割部52をダイシング工法を用いて形成したものについ
て説明したが、このダイシング工法以外に、レーザーや
ウォータージェット等の分割手段を用いてスリット状の
第1の分割部48および第2の分割部52を形成するよ
うにした場合でも、上記本発明の実施の形態2と同様の
作用効果を奏するものである。
いては、スリット状の第1の分割部48および第2の分
割部52をダイシング工法を用いて形成したものについ
て説明したが、このダイシング工法以外に、レーザーや
ウォータージェット等の分割手段を用いてスリット状の
第1の分割部48および第2の分割部52を形成するよ
うにした場合でも、上記本発明の実施の形態2と同様の
作用効果を奏するものである。
【0133】さらに上記本発明の実施の形態2において
は、複数の短冊状基板41bに分割するためのスリット
状の第1の分割部48を複数形成する場合、複数対の上
面電極層42、複数の抵抗層43、複数の第1の保護層
44、複数のトリミング溝45、複数の第2の保護層4
6、複数のレジスト層47を形成したシート状の絶縁基
板41にスリット状の第1の分割部48を複数形成する
ようにしたものについて説明したが、これに限定される
ものではなく、例えば、これ以外に、シート状の絶縁基
板41に、最初にスリット状の第1の分割部48を複数
形成するようにした場合、スリット状の第1の分割部4
8をあらかじめ複数形成したシート状の絶縁基板41を
用いた場合、シート状の絶縁基板41に複数対の上面電
極層42を形成した後、このシート状の絶縁基板41に
スリット状の第1の分割部48を複数形成するようにし
た場合、シート状の絶縁基板41に複数の抵抗層43を
形成した後、このシート状の絶縁基板41にスリット状
の第1の分割部48を複数形成するようにした場合、シ
ート状の絶縁基板41に複数対の上面電極層42を形成
し、かつこの複数対の上面電極層42に一部が重なるよ
うに複数の抵抗層43を形成した後、このシート状の絶
縁基板41にスリット状の第1の分割部48を複数形成
するようにした場合、シート状の絶縁基板41に複数の
抵抗層43を形成し、かつこの複数の抵抗層43に一部
が重なるように複数対の上面電極層42を形成した後、
このシート状の絶縁基板41にスリット状の第1の分割
部48を複数形成するようにした場合、シート状の絶縁
基板41に複数対の上面電極層42、複数の抵抗層43
を形成し、かつこの複数の抵抗層43における前記複数
対の上面電極層42間の抵抗値を調整するためにトリミ
ングを行った後、このシート状の絶縁基板41にスリッ
ト状の第1の分割部48を形成するようにした場合にお
いても、上記本発明の実施の形態2と同様の効果を奏す
るものである。
は、複数の短冊状基板41bに分割するためのスリット
状の第1の分割部48を複数形成する場合、複数対の上
面電極層42、複数の抵抗層43、複数の第1の保護層
44、複数のトリミング溝45、複数の第2の保護層4
6、複数のレジスト層47を形成したシート状の絶縁基
板41にスリット状の第1の分割部48を複数形成する
ようにしたものについて説明したが、これに限定される
ものではなく、例えば、これ以外に、シート状の絶縁基
板41に、最初にスリット状の第1の分割部48を複数
形成するようにした場合、スリット状の第1の分割部4
8をあらかじめ複数形成したシート状の絶縁基板41を
用いた場合、シート状の絶縁基板41に複数対の上面電
極層42を形成した後、このシート状の絶縁基板41に
スリット状の第1の分割部48を複数形成するようにし
た場合、シート状の絶縁基板41に複数の抵抗層43を
形成した後、このシート状の絶縁基板41にスリット状
の第1の分割部48を複数形成するようにした場合、シ
ート状の絶縁基板41に複数対の上面電極層42を形成
し、かつこの複数対の上面電極層42に一部が重なるよ
うに複数の抵抗層43を形成した後、このシート状の絶
縁基板41にスリット状の第1の分割部48を複数形成
するようにした場合、シート状の絶縁基板41に複数の
抵抗層43を形成し、かつこの複数の抵抗層43に一部
が重なるように複数対の上面電極層42を形成した後、
このシート状の絶縁基板41にスリット状の第1の分割
部48を複数形成するようにした場合、シート状の絶縁
基板41に複数対の上面電極層42、複数の抵抗層43
を形成し、かつこの複数の抵抗層43における前記複数
対の上面電極層42間の抵抗値を調整するためにトリミ
ングを行った後、このシート状の絶縁基板41にスリッ
ト状の第1の分割部48を形成するようにした場合にお
いても、上記本発明の実施の形態2と同様の効果を奏す
るものである。
【0134】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3における抵抗器の製造方法を図面を参照しながら説
明する。
態3における抵抗器の製造方法を図面を参照しながら説
明する。
【0135】図22は本発明の実施の形態3における抵
抗器を製造する場合に用いられるシート状の絶縁基板の
全周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面
図、図23(a)〜(e)、図24(a)〜(e)、図
25(a)〜(d)、図26(a)〜(d)、図27
(a)〜(c)および図28(a)〜(c)は本発明の
実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す工程図で
ある。
抗器を製造する場合に用いられるシート状の絶縁基板の
全周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面
図、図23(a)〜(e)、図24(a)〜(e)、図
25(a)〜(d)、図26(a)〜(d)、図27
(a)〜(c)および図28(a)〜(c)は本発明の
実施の形態3における抵抗器の製造方法を示す工程図で
ある。
【0136】まず、図22、図23(a)、図24
(a)に示すように、焼成済みの96%純度のアルミナ
からなる厚み0.2mmの絶縁性を有するシート状の絶
縁基板61を準備する。この場合、シート状の絶縁基板
61は、図22に示すように、全周囲の端部に最終的に
は製品とならない不要領域部61aを有しているもので
ある。そしてこの不要領域部61aは略ロ字状に構成さ
れているものである。
(a)に示すように、焼成済みの96%純度のアルミナ
からなる厚み0.2mmの絶縁性を有するシート状の絶
縁基板61を準備する。この場合、シート状の絶縁基板
61は、図22に示すように、全周囲の端部に最終的に
は製品とならない不要領域部61aを有しているもので
ある。そしてこの不要領域部61aは略ロ字状に構成さ
れているものである。
【0137】次に図22、図23(b)、図24(b)
に示すように、シート状の絶縁基板61の上面にスクリ
ーン印刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極
層62を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイ
ルで焼成することにより、上面電極層62を安定な膜と
した。
に示すように、シート状の絶縁基板61の上面にスクリ
ーン印刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極
層62を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイ
ルで焼成することにより、上面電極層62を安定な膜と
した。
【0138】次に、図22、図23(c)、図24
(c)に示すように、複数対の上面電極層62を跨ぐよ
うに、スクリーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複
数の抵抗層63を形成し、ピーク温度850℃の焼成プ
ロファイルで焼成することにより、抵抗層63を安定な
膜とした。
(c)に示すように、複数対の上面電極層62を跨ぐよ
うに、スクリーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複
数の抵抗層63を形成し、ピーク温度850℃の焼成プ
ロファイルで焼成することにより、抵抗層63を安定な
膜とした。
【0139】次に、図23(d)、図24(d)に示す
ように、複数の抵抗層63を覆うように、スクリーン印
刷工法により複数のプリコートガラス層からなる第1の
保護層64を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロフ
ァイルで焼成することにより、プリコートガラス層から
なる第1の保護層64を安定な膜とした。
ように、複数の抵抗層63を覆うように、スクリーン印
刷工法により複数のプリコートガラス層からなる第1の
保護層64を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロフ
ァイルで焼成することにより、プリコートガラス層から
なる第1の保護層64を安定な膜とした。
【0140】次に、図23(e)、図24(e)に示す
ように、複数対の上面電極層62間の抵抗層63の抵抗
値を一定の値に調整するために、レーザートリミング工
法によりトリミングを行い、複数のトリミング溝65を
形成した。
ように、複数対の上面電極層62間の抵抗層63の抵抗
値を一定の値に調整するために、レーザートリミング工
法によりトリミングを行い、複数のトリミング溝65を
形成した。
【0141】次に、図25(a)、図26(a)に示す
ように、図面上の縦方向に並ぶ複数のプリコートガラス
層からなる第1の保護層64を覆うように、スクリーン
印刷工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層
66を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイル
で硬化することにより、第2の保護層66を安定な膜と
した。
ように、図面上の縦方向に並ぶ複数のプリコートガラス
層からなる第1の保護層64を覆うように、スクリーン
印刷工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層
66を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイル
で硬化することにより、第2の保護層66を安定な膜と
した。
【0142】次に、図22、図25(b)、図26
(b)に示すように、シート状の絶縁基板61の全周囲
の端部に形成された不要領域部61aを除いて、複数対
の上面電極層62を分離して複数の短冊状基板61bに
分割するためのスリット状の第1の分割部67をダイシ
ング工法により複数形成する。この場合、複数のスリッ
ト状の第1の分割部67は700μmピッチで形成され
ており、かつこのスリット状の第1の分割部67の幅は
120μm幅となっている。また前記複数のスリット状
の第1の分割部67は、シート状の絶縁基板61を上下
方向に貫通する貫通孔で形成されているものである。そ
してまた前記シート状の絶縁基板61は、不要領域部6
1aを除いてダイシング工法により複数のスリット状の
第1の分割部67を形成しているため、スリット状の第
1の分割部67を形成した後も複数の短冊状基板61b
は不要領域部61aにつながっているため、シート状態
を呈しているものである。
(b)に示すように、シート状の絶縁基板61の全周囲
の端部に形成された不要領域部61aを除いて、複数対
の上面電極層62を分離して複数の短冊状基板61bに
分割するためのスリット状の第1の分割部67をダイシ
ング工法により複数形成する。この場合、複数のスリッ
ト状の第1の分割部67は700μmピッチで形成され
ており、かつこのスリット状の第1の分割部67の幅は
120μm幅となっている。また前記複数のスリット状
の第1の分割部67は、シート状の絶縁基板61を上下
方向に貫通する貫通孔で形成されているものである。そ
してまた前記シート状の絶縁基板61は、不要領域部6
1aを除いてダイシング工法により複数のスリット状の
第1の分割部67を形成しているため、スリット状の第
1の分割部67を形成した後も複数の短冊状基板61b
は不要領域部61aにつながっているため、シート状態
を呈しているものである。
【0143】次に、図25(c)、図26(c)に示す
ように、スリット状の第1の分割部67が複数形成され
た状態のシート状の絶縁基板61の裏面に磁性金属から
なるマスク68を設置するとともに、前記シート状の絶
縁基板61の上面側に前記マスク68を所定位置に固定
するためのマグネット69を設置する。次に、図25
(d)、図26(d)に示すように、この設置状態で、
スパッタ工法を用いて、シート状の絶縁基板61の裏面
および複数のスリット状の第1の分割部67の内面にニ
ッケルまたはニッケル系合金、例えばニッケル−クロム
合金による厚みが約0.1〜1μmの複数対の側面電極
層70を形成する。この場合、複数のスリット状の第1
の分割部67の内面に形成された側面電極層70は、シ
ート状の絶縁基板61の上面に形成された上面電極層6
2に接して電気的に接続されるものである。
ように、スリット状の第1の分割部67が複数形成され
た状態のシート状の絶縁基板61の裏面に磁性金属から
なるマスク68を設置するとともに、前記シート状の絶
縁基板61の上面側に前記マスク68を所定位置に固定
するためのマグネット69を設置する。次に、図25
(d)、図26(d)に示すように、この設置状態で、
スパッタ工法を用いて、シート状の絶縁基板61の裏面
および複数のスリット状の第1の分割部67の内面にニ
ッケルまたはニッケル系合金、例えばニッケル−クロム
合金による厚みが約0.1〜1μmの複数対の側面電極
層70を形成する。この場合、複数のスリット状の第1
の分割部67の内面に形成された側面電極層70は、シ
ート状の絶縁基板61の上面に形成された上面電極層6
2に接して電気的に接続されるものである。
【0144】次に、図27(a)、図28(a)に示す
ように、マスク68とマグネット69を取り外す。
ように、マスク68とマグネット69を取り外す。
【0145】次に、図27(b)、図28(b)に示す
ように、電気めっき工法を用いて、露出している複数対
の側面電極層70および複数対の上面電極層62の一部
を覆うように、厚みが約4〜6μmのニッケルからなる
複数対のニッケル層71と厚みが約4〜6μmのスズか
らなる複数対のはんだ層72を形成する。
ように、電気めっき工法を用いて、露出している複数対
の側面電極層70および複数対の上面電極層62の一部
を覆うように、厚みが約4〜6μmのニッケルからなる
複数対のニッケル層71と厚みが約4〜6μmのスズか
らなる複数対のはんだ層72を形成する。
【0146】上記スパッタ工法により形成される側面電
極層70の厚みは約0.1〜1μmの厚みとなっている
が、この範囲に限定されるものではなく、ニッケル層7
1およびはんだ層72を加えた厚みは1〜15μmの厚
みが妥当である。
極層70の厚みは約0.1〜1μmの厚みとなっている
が、この範囲に限定されるものではなく、ニッケル層7
1およびはんだ層72を加えた厚みは1〜15μmの厚
みが妥当である。
【0147】また上記はんだ層72はスズで構成してい
るが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材
料でもよく、これらの材料で形成した場合は、リフロー
はんだ付け時に安定したはんだ付けができるものであ
る。
るが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材
料でもよく、これらの材料で形成した場合は、リフロー
はんだ付け時に安定したはんだ付けができるものであ
る。
【0148】そしてまた上記上面電極層62は銀系の材
料で構成するとともに、抵抗層63は酸化ルテニウム系
の材料で構成しているため、耐熱性および耐久性に優れ
た抵抗特性を確保できるものである。
料で構成するとともに、抵抗層63は酸化ルテニウム系
の材料で構成しているため、耐熱性および耐久性に優れ
た抵抗特性を確保できるものである。
【0149】さらに上記抵抗層63等を覆う保護層は、
抵抗層63を覆うプリコートガラス層からなる第1の保
護層64と、この第1の保護層64を覆うとともに、ト
リミング溝65を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層
66の2層で構成しているため、前記第1の保護層64
でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電
流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とす
る第2の保護層66で抵抗層63全体が覆われることに
より耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
抵抗層63を覆うプリコートガラス層からなる第1の保
護層64と、この第1の保護層64を覆うとともに、ト
リミング溝65を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層
66の2層で構成しているため、前記第1の保護層64
でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電
流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とす
る第2の保護層66で抵抗層63全体が覆われることに
より耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
【0150】最後に、図22、図27(c)、図28
(c)に示すように、シート状の絶縁基板61の全周囲
の端部に形成された不要領域部61aを除いて、シート
状の絶縁基板61における複数の短冊状基板61bに、
複数の抵抗層63が個々に分離されて個片状基板61c
に分割されるようにスリット状の第1の分割部67と直
交する方向にダイシング工法を用いて複数の第2の分割
部73を形成する。この場合、複数の第2の分割部73
は400μmピッチで形成されており、かつこの第2の
分割部73の幅は100μm幅となっている。そしてこ
の複数の第2の分割部73は不要領域部61aを除いて
複数の短冊状基板61bにダイシング工法により形成す
るようにしているため、この複数の第2の分割部73を
形成する毎に個片状基板61cに切断分割され、そして
個片化された製品は不要領域部61aから分離されるも
のである。
(c)に示すように、シート状の絶縁基板61の全周囲
の端部に形成された不要領域部61aを除いて、シート
状の絶縁基板61における複数の短冊状基板61bに、
複数の抵抗層63が個々に分離されて個片状基板61c
に分割されるようにスリット状の第1の分割部67と直
交する方向にダイシング工法を用いて複数の第2の分割
部73を形成する。この場合、複数の第2の分割部73
は400μmピッチで形成されており、かつこの第2の
分割部73の幅は100μm幅となっている。そしてこ
の複数の第2の分割部73は不要領域部61aを除いて
複数の短冊状基板61bにダイシング工法により形成す
るようにしているため、この複数の第2の分割部73を
形成する毎に個片状基板61cに切断分割され、そして
個片化された製品は不要領域部61aから分離されるも
のである。
【0151】以上のような工程により、本発明の実施の
形態3における抵抗器は製造されるものである。
形態3における抵抗器は製造されるものである。
【0152】上記工程により製造した抵抗器の長さ寸法
および幅寸法はダイシング工法により形成されたスリッ
ト状の第1の分割部67および第2の分割部73の間隔
が正確(±0.005mm以内)であるとともに、側面
電極層70、ニッケル層71およびはんだ層72の厚み
も正確であるため、製品である抵抗器の全長および全幅
は、正確に長さ0.6mm×幅0.3mmとなるもので
ある。また上面電極層62および抵抗層63のパターン
精度も個片状基板の寸法ランク分類が不要であるととも
に同一の個片状基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを
考慮する必要がないため、抵抗層63の有効面積も従来
品に比べて大きくとることができるものである。すなわ
ち、従来品における抵抗層は長さ約0.20mm×幅
0.19mmであったのに対し、本発明の実施の形態3
における抵抗器の抵抗層63は長さ約0.25mm×幅
0.24mmとなって面積では約1.6倍以上となるも
のである。
および幅寸法はダイシング工法により形成されたスリッ
ト状の第1の分割部67および第2の分割部73の間隔
が正確(±0.005mm以内)であるとともに、側面
電極層70、ニッケル層71およびはんだ層72の厚み
も正確であるため、製品である抵抗器の全長および全幅
は、正確に長さ0.6mm×幅0.3mmとなるもので
ある。また上面電極層62および抵抗層63のパターン
精度も個片状基板の寸法ランク分類が不要であるととも
に同一の個片状基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを
考慮する必要がないため、抵抗層63の有効面積も従来
品に比べて大きくとることができるものである。すなわ
ち、従来品における抵抗層は長さ約0.20mm×幅
0.19mmであったのに対し、本発明の実施の形態3
における抵抗器の抵抗層63は長さ約0.25mm×幅
0.24mmとなって面積では約1.6倍以上となるも
のである。
【0153】上記複数のスリット状の第1の分割部67
および複数の第2の分割部73はダイシング工法を用い
て形成しているため、個片状基板の寸法分類が不要なシ
ート状の絶縁基板61を用いることができるため、従来
のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これによ
り、従来のようなマスク交換による工程の煩雑さをなく
することができるとともに、ダイシングも半導体等で一
般的なダイシング設備を用いて容易に行うことができる
ものである。
および複数の第2の分割部73はダイシング工法を用い
て形成しているため、個片状基板の寸法分類が不要なシ
ート状の絶縁基板61を用いることができるため、従来
のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これによ
り、従来のようなマスク交換による工程の煩雑さをなく
することができるとともに、ダイシングも半導体等で一
般的なダイシング設備を用いて容易に行うことができる
ものである。
【0154】また上記シート状の絶縁基板61は全周囲
の端部に最終的には製品とならない不要領域部61aを
形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部67およ
び複数の第2の分割部73は前記不要領域部61aには
形成しないようにしているため、複数のスリット状の第
1の分割部67を形成した後も複数の短冊状基板61b
は不要領域部61aにつながっており、そのため、シー
ト状の絶縁基板61が複数の短冊状基板61bに細かく
分離されるということはなく、したがって、複数のスリ
ット状の第1の分割部67を形成した後も、不要領域部
61aを有するシート状の絶縁基板61の状態で後工程
を行うことができるため、工法設計が簡略化できるもの
である。また複数の第2の分割部73を形成すると、こ
の複数の第2の分割部73を形成する毎に個片状基板6
1cに切断分割され、そして個片化された製品は不要領
域部61aから分離されるため、不要領域部61aと製
品とを後で選別するという工程は不要となるものであ
る。
の端部に最終的には製品とならない不要領域部61aを
形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部67およ
び複数の第2の分割部73は前記不要領域部61aには
形成しないようにしているため、複数のスリット状の第
1の分割部67を形成した後も複数の短冊状基板61b
は不要領域部61aにつながっており、そのため、シー
ト状の絶縁基板61が複数の短冊状基板61bに細かく
分離されるということはなく、したがって、複数のスリ
ット状の第1の分割部67を形成した後も、不要領域部
61aを有するシート状の絶縁基板61の状態で後工程
を行うことができるため、工法設計が簡略化できるもの
である。また複数の第2の分割部73を形成すると、こ
の複数の第2の分割部73を形成する毎に個片状基板6
1cに切断分割され、そして個片化された製品は不要領
域部61aから分離されるため、不要領域部61aと製
品とを後で選別するという工程は不要となるものであ
る。
【0155】そしてまた複数対の側面電極層70、ニッ
ケル層71および複数対のはんだ層72はシート状の絶
縁基板61の状態で形成するようにしているため、側面
電極層70をシート状の絶縁基板61の必要箇所に形成
することができるとともに、電気めっき工法によりニッ
ケル層71およびはんだ層72を形成する際には電位差
を小さくすることができ、これにより、安定したニッケ
ル層71およびはんだ層72を形成できるものである。
ケル層71および複数対のはんだ層72はシート状の絶
縁基板61の状態で形成するようにしているため、側面
電極層70をシート状の絶縁基板61の必要箇所に形成
することができるとともに、電気めっき工法によりニッ
ケル層71およびはんだ層72を形成する際には電位差
を小さくすることができ、これにより、安定したニッケ
ル層71およびはんだ層72を形成できるものである。
【0156】なお、上記本発明の実施の形態3において
は、最終的には製品とならない不要領域部61aをシー
ト状の絶縁基板61の全周囲の端部に形成して略ロ字状
に構成したものについて説明したが、この不要領域部6
1aはシート状の絶縁基板61の全周囲の端部に必ずし
も形成する必要はなく、例えば、図29に示すようにシ
ート状の絶縁基板61の一端部に不要領域部61dを形
成した場合、図30に示すようにシート状の絶縁基板6
1の両端部に不要領域部61eを形成した場合、図31
に示すようにシート状の絶縁基板61の3つの端部に不
要領域部61fを形成した場合においても、上記本発明
の実施の形態3と同様の作用効果を奏するものである。
は、最終的には製品とならない不要領域部61aをシー
ト状の絶縁基板61の全周囲の端部に形成して略ロ字状
に構成したものについて説明したが、この不要領域部6
1aはシート状の絶縁基板61の全周囲の端部に必ずし
も形成する必要はなく、例えば、図29に示すようにシ
ート状の絶縁基板61の一端部に不要領域部61dを形
成した場合、図30に示すようにシート状の絶縁基板6
1の両端部に不要領域部61eを形成した場合、図31
に示すようにシート状の絶縁基板61の3つの端部に不
要領域部61fを形成した場合においても、上記本発明
の実施の形態3と同様の作用効果を奏するものである。
【0157】また上記本発明の実施の形態3において
は、複数の第2の分割部73をダイシング工法により形
成したものについて説明したが、これ以外に、例えば、
この複数の第2の分割部73をシート状の絶縁基板61
の裏面側、上面側、中央部のいずれかに薄肉部を残して
シート状の絶縁基板61の上面側、裏面側、中央部のい
ずれかをレーザー工法、ダイシング工法等で切断するこ
とにより形成してもよく、これらの場合は、第2の分割
部73を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階
で個片化されるものである。
は、複数の第2の分割部73をダイシング工法により形
成したものについて説明したが、これ以外に、例えば、
この複数の第2の分割部73をシート状の絶縁基板61
の裏面側、上面側、中央部のいずれかに薄肉部を残して
シート状の絶縁基板61の上面側、裏面側、中央部のい
ずれかをレーザー工法、ダイシング工法等で切断するこ
とにより形成してもよく、これらの場合は、第2の分割
部73を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階
で個片化されるものである。
【0158】また上記本発明の実施の形態3において
は、上面電極層62として銀系の材料を用い、かつ抵抗
層63として酸化ルテニウム系の材料を用いたが、これ
らは他の材料系でも本発明の実施の形態3と同様の効果
を得ることができるものである。
は、上面電極層62として銀系の材料を用い、かつ抵抗
層63として酸化ルテニウム系の材料を用いたが、これ
らは他の材料系でも本発明の実施の形態3と同様の効果
を得ることができるものである。
【0159】そしてまた上記本発明の実施の形態3にお
いては、スリット状の第1の分割部67および第2の分
割部73をダイシング工法を用いて形成したものについ
て説明したが、このダイシング工法以外に、レーザーや
ウォータージェット等の分割手段を用いてスリット状の
第1の分割部67および第2の分割部73を形成するよ
うにした場合でも、上記本発明の実施の形態3と同様の
作用効果を奏するものである。
いては、スリット状の第1の分割部67および第2の分
割部73をダイシング工法を用いて形成したものについ
て説明したが、このダイシング工法以外に、レーザーや
ウォータージェット等の分割手段を用いてスリット状の
第1の分割部67および第2の分割部73を形成するよ
うにした場合でも、上記本発明の実施の形態3と同様の
作用効果を奏するものである。
【0160】さらに上記本発明の実施の形態3において
は、複数の短冊状基板61bに分割するためのスリット
状の第1の分割部67を複数形成する場合、複数対の上
面電極層62、複数の抵抗層63、複数の第1の保護層
64、複数のトリミング溝65、複数の第2の保護層6
6を形成したシート状の絶縁基板61にスリット状の第
1の分割部67を複数形成するようにしたものについて
説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、
これ以外に、シート状の絶縁基板61に、最初にスリッ
ト状の第1の分割部67を複数形成するようにした場
合、スリット状の第1の分割部67をあらかじめ複数形
成したシート状の絶縁基板61を用いた場合、シート状
の絶縁基板61に複数対の上面電極層62を形成した
後、このシート状の絶縁基板61にスリット状の第1の
分割部67を複数形成するようにした場合、シート状の
絶縁基板61に複数の抵抗層63を形成した後、このシ
ート状の絶縁基板61にスリット状の第1の分割部67
を複数形成するようにした場合、シート状の絶縁基板6
1に複数対の上面電極層62を形成し、かつこの複数対
の上面電極層62に一部が重なるように複数の抵抗層6
3を形成した後、このシート状の絶縁基板61にスリッ
ト状の第1の分割部67を複数形成するようにした場
合、シート状の絶縁基板61に複数の抵抗層63を形成
し、かつこの複数の抵抗層63に一部が重なるように複
数対の上面電極層62を形成した後、このシート状の絶
縁基板61にスリット状の第1の分割部67を複数形成
するようにした場合、シート状の絶縁基板61に複数対
の上面電極層62、複数の抵抗層63を形成し、かつこ
の複数の抵抗層63における前記複数対の上面電極層6
2間の抵抗値を調整するためにトリミングを行った後、
このシート状の絶縁基板61にスリット状の第1の分割
部67を形成するようにした場合においても、上記本発
明の実施の形態3と同様の効果を奏するものである。
は、複数の短冊状基板61bに分割するためのスリット
状の第1の分割部67を複数形成する場合、複数対の上
面電極層62、複数の抵抗層63、複数の第1の保護層
64、複数のトリミング溝65、複数の第2の保護層6
6を形成したシート状の絶縁基板61にスリット状の第
1の分割部67を複数形成するようにしたものについて
説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、
これ以外に、シート状の絶縁基板61に、最初にスリッ
ト状の第1の分割部67を複数形成するようにした場
合、スリット状の第1の分割部67をあらかじめ複数形
成したシート状の絶縁基板61を用いた場合、シート状
の絶縁基板61に複数対の上面電極層62を形成した
後、このシート状の絶縁基板61にスリット状の第1の
分割部67を複数形成するようにした場合、シート状の
絶縁基板61に複数の抵抗層63を形成した後、このシ
ート状の絶縁基板61にスリット状の第1の分割部67
を複数形成するようにした場合、シート状の絶縁基板6
1に複数対の上面電極層62を形成し、かつこの複数対
の上面電極層62に一部が重なるように複数の抵抗層6
3を形成した後、このシート状の絶縁基板61にスリッ
ト状の第1の分割部67を複数形成するようにした場
合、シート状の絶縁基板61に複数の抵抗層63を形成
し、かつこの複数の抵抗層63に一部が重なるように複
数対の上面電極層62を形成した後、このシート状の絶
縁基板61にスリット状の第1の分割部67を複数形成
するようにした場合、シート状の絶縁基板61に複数対
の上面電極層62、複数の抵抗層63を形成し、かつこ
の複数の抵抗層63における前記複数対の上面電極層6
2間の抵抗値を調整するためにトリミングを行った後、
このシート状の絶縁基板61にスリット状の第1の分割
部67を形成するようにした場合においても、上記本発
明の実施の形態3と同様の効果を奏するものである。
【0161】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4における抵抗器の製造方法を図面を参照しながら説
明する。
態4における抵抗器の製造方法を図面を参照しながら説
明する。
【0162】図32は本発明の実施の形態4における抵
抗器を製造する場合に用いられるシート状の絶縁基板の
全周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面
図、図33(a)〜(e)、図34(a)〜(e)、図
35(a)〜(c)、図36(a)〜(c)、図37
(a)〜(c)および図38(a)〜(c)は本発明の
実施の形態4における抵抗器の製造方法を示す工程図で
ある。
抗器を製造する場合に用いられるシート状の絶縁基板の
全周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面
図、図33(a)〜(e)、図34(a)〜(e)、図
35(a)〜(c)、図36(a)〜(c)、図37
(a)〜(c)および図38(a)〜(c)は本発明の
実施の形態4における抵抗器の製造方法を示す工程図で
ある。
【0163】まず、図32、図33(a)、図34
(a)に示すように、焼成済みの96%純度のアルミナ
からなる厚み0.2mmの絶縁性を有するシート状の絶
縁基板81を準備する。この場合、シート状の絶縁基板
81は、図32に示すように、全周囲の端部に最終的に
は製品とならない不要領域部81aを有しているもので
ある。そしてこの不要領域部81aは略ロ字状に構成さ
れているものである。
(a)に示すように、焼成済みの96%純度のアルミナ
からなる厚み0.2mmの絶縁性を有するシート状の絶
縁基板81を準備する。この場合、シート状の絶縁基板
81は、図32に示すように、全周囲の端部に最終的に
は製品とならない不要領域部81aを有しているもので
ある。そしてこの不要領域部81aは略ロ字状に構成さ
れているものである。
【0164】次に図32、図33(b)、図34(b)
に示すように、シート状の絶縁基板81の上面にスクリ
ーン印刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極
層82を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイ
ルで焼成することにより、上面電極層82を安定な膜と
した。
に示すように、シート状の絶縁基板81の上面にスクリ
ーン印刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極
層82を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイ
ルで焼成することにより、上面電極層82を安定な膜と
した。
【0165】次に、図32、図33(c)、図34
(c)に示すように、複数対の上面電極層82を跨ぐよ
うに、スクリーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複
数の抵抗層83を形成し、ピーク温度850℃の焼成プ
ロファイルで焼成することにより、抵抗層83を安定な
膜とした。
(c)に示すように、複数対の上面電極層82を跨ぐよ
うに、スクリーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複
数の抵抗層83を形成し、ピーク温度850℃の焼成プ
ロファイルで焼成することにより、抵抗層83を安定な
膜とした。
【0166】次に、図33(d)、図34(d)に示す
ように、複数の抵抗層83を覆うように、スクリーン印
刷工法により複数のプリコートガラス層からなる第1の
保護層84を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロフ
ァイルで焼成することにより、プリコートガラス層から
なる第1の保護層84を安定な膜とした。
ように、複数の抵抗層83を覆うように、スクリーン印
刷工法により複数のプリコートガラス層からなる第1の
保護層84を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロフ
ァイルで焼成することにより、プリコートガラス層から
なる第1の保護層84を安定な膜とした。
【0167】次に、図33(e)、図34(e)に示す
ように、複数対の上面電極層82間の抵抗層83の抵抗
値を一定の値に調整するために、レーザートリミング工
法によりトリミングを行い、複数のトリミング溝85を
形成した。
ように、複数対の上面電極層82間の抵抗層83の抵抗
値を一定の値に調整するために、レーザートリミング工
法によりトリミングを行い、複数のトリミング溝85を
形成した。
【0168】次に、図35(a)、図36(a)に示す
ように、図面上の縦方向に並ぶ複数のプリコートガラス
層からなる第1の保護層84を覆うように、スクリーン
印刷工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層
86を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイル
で硬化することにより、第2の保護層86を安定な膜と
した。
ように、図面上の縦方向に並ぶ複数のプリコートガラス
層からなる第1の保護層84を覆うように、スクリーン
印刷工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層
86を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイル
で硬化することにより、第2の保護層86を安定な膜と
した。
【0169】次に、図32、図35(b)、図36
(b)に示すように、シート状の絶縁基板81の全周囲
の端部に形成された不要領域部81aを除いて、複数対
の上面電極層82を分離して複数の短冊状基板81bに
分割するためのスリット状の第1の分割部87をダイシ
ング工法により複数形成する。この場合、複数のスリッ
ト状の第1の分割部87は700μmピッチで形成され
ており、かつこのスリット状の第1の分割部87の幅は
120μm幅となっている。また前記複数のスリット状
の第1の分割部87は、シート状の絶縁基板81を上下
方向に貫通する貫通孔で形成されているものである。そ
してまた前記シート状の絶縁基板81は、不要領域部8
1aを除いてダイシング工法により複数のスリット状の
第1の分割部87を形成しているため、スリット状の第
1の分割部87を形成した後も複数の短冊状基板81b
は不要領域部81aにつながっているため、シート状態
を呈しているものである。
(b)に示すように、シート状の絶縁基板81の全周囲
の端部に形成された不要領域部81aを除いて、複数対
の上面電極層82を分離して複数の短冊状基板81bに
分割するためのスリット状の第1の分割部87をダイシ
ング工法により複数形成する。この場合、複数のスリッ
ト状の第1の分割部87は700μmピッチで形成され
ており、かつこのスリット状の第1の分割部87の幅は
120μm幅となっている。また前記複数のスリット状
の第1の分割部87は、シート状の絶縁基板81を上下
方向に貫通する貫通孔で形成されているものである。そ
してまた前記シート状の絶縁基板81は、不要領域部8
1aを除いてダイシング工法により複数のスリット状の
第1の分割部87を形成しているため、スリット状の第
1の分割部87を形成した後も複数の短冊状基板81b
は不要領域部81aにつながっているため、シート状態
を呈しているものである。
【0170】次に図35(c)、図36(c)に示すよ
うに、スリット状の第1の分割部87が複数形成された
状態のシート状の絶縁基板81の裏面全面にニッケルま
たはニッケル系合金による金属膜88をスパッタ工法、
無電解めっき工法等により形成するとともに、前記スリ
ット状の第1の分割部87の内面にニッケルまたはニッ
ケル系合金による複数対の側面電極層89をスパッタ工
法、無電解めっき工法等により形成する。この場合、複
数のスリット状の第1の分割部87の内面に形成された
側面電極層89は、シート状の絶縁基板81の上面に形
成された上面電極層82に接して電気的に接続されるも
のである。
うに、スリット状の第1の分割部87が複数形成された
状態のシート状の絶縁基板81の裏面全面にニッケルま
たはニッケル系合金による金属膜88をスパッタ工法、
無電解めっき工法等により形成するとともに、前記スリ
ット状の第1の分割部87の内面にニッケルまたはニッ
ケル系合金による複数対の側面電極層89をスパッタ工
法、無電解めっき工法等により形成する。この場合、複
数のスリット状の第1の分割部87の内面に形成された
側面電極層89は、シート状の絶縁基板81の上面に形
成された上面電極層82に接して電気的に接続されるも
のである。
【0171】次に、図37(a)、図38(a)に示す
ように、前記シート状の絶縁基板81の裏面全面に形成
された金属膜88の不要部分をレーザーで除去すること
により複数対の裏面電極層90を形成する。
ように、前記シート状の絶縁基板81の裏面全面に形成
された金属膜88の不要部分をレーザーで除去すること
により複数対の裏面電極層90を形成する。
【0172】次に図37(b)、図38(b)に示すよ
うに、電気めっき工法を用いて、露出している複数対の
側面電極層89および複数対の上面電極層82の一部を
覆うように、約4〜6μmのニッケルからなる複数対の
ニッケル層91と厚みが約4〜6μmのスズからなる複
数対のはんだ層92を形成する。なお、前記複数対の側
面電極層89をスパッタ工法により形成した場合は、側
面電極層89の厚みが約0.1〜1μmの厚みであるた
め、ニッケル層91とはんだ層92を形成する必要があ
るが、前記複数対の側面電極層89を無電解めっき工法
により形成した場合は、側面電極層89の厚みが約4〜
6μmの厚みであるため、はんだ層92のみを形成すれ
ばよいものである。
うに、電気めっき工法を用いて、露出している複数対の
側面電極層89および複数対の上面電極層82の一部を
覆うように、約4〜6μmのニッケルからなる複数対の
ニッケル層91と厚みが約4〜6μmのスズからなる複
数対のはんだ層92を形成する。なお、前記複数対の側
面電極層89をスパッタ工法により形成した場合は、側
面電極層89の厚みが約0.1〜1μmの厚みであるた
め、ニッケル層91とはんだ層92を形成する必要があ
るが、前記複数対の側面電極層89を無電解めっき工法
により形成した場合は、側面電極層89の厚みが約4〜
6μmの厚みであるため、はんだ層92のみを形成すれ
ばよいものである。
【0173】また上記はんだ層92はスズで構成してい
るが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材
料でもよく、これらの材料で形成した場合は、リフロー
はんだ付け時に安定したはんだ付けができるものであ
る。
るが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材
料でもよく、これらの材料で形成した場合は、リフロー
はんだ付け時に安定したはんだ付けができるものであ
る。
【0174】そしてまた上記上面電極層82は銀系の材
料で構成するとともに、抵抗層83は酸化ルテニウム系
の材料で構成しているため、耐熱性および耐久性に優れ
た抵抗特性を確保できるものである。
料で構成するとともに、抵抗層83は酸化ルテニウム系
の材料で構成しているため、耐熱性および耐久性に優れ
た抵抗特性を確保できるものである。
【0175】さらに上記抵抗層83等を覆う保護層は、
抵抗層83を覆うプリコートガラス層からなる第1の保
護層84と、この第1の保護層84を覆うとともに、ト
リミング溝85を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層
86の2層で構成しているため、前記第1の保護層84
でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電
流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とす
る第2の保護層86で抵抗層83全体が覆われることに
より耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
抵抗層83を覆うプリコートガラス層からなる第1の保
護層84と、この第1の保護層84を覆うとともに、ト
リミング溝85を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層
86の2層で構成しているため、前記第1の保護層84
でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電
流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とす
る第2の保護層86で抵抗層83全体が覆われることに
より耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
【0176】最後に、図32、図37(c)、図38
(c)に示すように、シート状の絶縁基板81の全周囲
の端部に形成された不要領域部81aを除いて、シート
状の絶縁基板81における複数の短冊状基板81bに、
複数の抵抗層83が個々に分離されて個片状基板81c
に分割されるようにスリット状の第1の分割部87と直
交する方向にダイシング工法を用いて複数の第2の分割
部93を形成する。この場合、複数の第2の分割部93
は400μmピッチで形成されており、かつこの第2の
分割部93の幅は100μm幅となっている。そしてこ
の複数の第2の分割部93は不要領域部81aを除いて
複数の短冊状基板81bにダイシング工法により形成す
るようにしているため、この複数の第2の分割部93を
形成する毎に個片状基板81cに切断分割され、そして
個片化された製品は不要領域部81aから分離されるも
のである。
(c)に示すように、シート状の絶縁基板81の全周囲
の端部に形成された不要領域部81aを除いて、シート
状の絶縁基板81における複数の短冊状基板81bに、
複数の抵抗層83が個々に分離されて個片状基板81c
に分割されるようにスリット状の第1の分割部87と直
交する方向にダイシング工法を用いて複数の第2の分割
部93を形成する。この場合、複数の第2の分割部93
は400μmピッチで形成されており、かつこの第2の
分割部93の幅は100μm幅となっている。そしてこ
の複数の第2の分割部93は不要領域部81aを除いて
複数の短冊状基板81bにダイシング工法により形成す
るようにしているため、この複数の第2の分割部93を
形成する毎に個片状基板81cに切断分割され、そして
個片化された製品は不要領域部81aから分離されるも
のである。
【0177】以上のような工程により、本発明の実施の
形態4における抵抗器は製造されるものである。
形態4における抵抗器は製造されるものである。
【0178】上記工程により製造した抵抗器の長さ寸法
および幅寸法はダイシング工法により形成されたスリッ
ト状の第1の分割部87および第2の分割部93の間隔
が正確(±0.005mm以内)であるとともに、側面
電極層89、ニッケル層91およびはんだ層92の厚み
も正確であるため、製品である抵抗器の全長および全幅
は、正確に長さ0.6mm×幅0.3mmとなるもので
ある。また上面電極層82および抵抗層83のパターン
精度も個片状基板の寸法ランク分類が不要であるととも
に同一の個片状基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを
考慮する必要がないため、抵抗層83の有効面積も従来
品に比べて大きくとることができるものである。すなわ
ち、従来品における抵抗層は長さ約0.20mm×幅
0.19mmであったのに対し、本発明の実施の形態4
における抵抗器の抵抗層83は長さ約0.25mm×幅
0.24mmとなって面積では約1.6倍以上となるも
のである。
および幅寸法はダイシング工法により形成されたスリッ
ト状の第1の分割部87および第2の分割部93の間隔
が正確(±0.005mm以内)であるとともに、側面
電極層89、ニッケル層91およびはんだ層92の厚み
も正確であるため、製品である抵抗器の全長および全幅
は、正確に長さ0.6mm×幅0.3mmとなるもので
ある。また上面電極層82および抵抗層83のパターン
精度も個片状基板の寸法ランク分類が不要であるととも
に同一の個片状基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを
考慮する必要がないため、抵抗層83の有効面積も従来
品に比べて大きくとることができるものである。すなわ
ち、従来品における抵抗層は長さ約0.20mm×幅
0.19mmであったのに対し、本発明の実施の形態4
における抵抗器の抵抗層83は長さ約0.25mm×幅
0.24mmとなって面積では約1.6倍以上となるも
のである。
【0179】上記複数のスリット状の第1の分割部87
および複数の第2の分割部93はダイシング工法を用い
て形成しているため、個片状基板の寸法分類が不要なシ
ート状の絶縁基板81を用いることができるため、従来
のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これによ
り、従来のようなマスク交換による工程の煩雑さをなく
することができるとともに、ダイシングも半導体等で一
般的なダイシング設備を用いて容易に行うことができる
ものである。
および複数の第2の分割部93はダイシング工法を用い
て形成しているため、個片状基板の寸法分類が不要なシ
ート状の絶縁基板81を用いることができるため、従来
のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これによ
り、従来のようなマスク交換による工程の煩雑さをなく
することができるとともに、ダイシングも半導体等で一
般的なダイシング設備を用いて容易に行うことができる
ものである。
【0180】また上記シート状の絶縁基板81は全周囲
の端部に最終的には製品とならない不要領域部81aを
形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部87およ
び複数の第2の分割部93は前記不要領域部81aには
形成しないようにしているため、複数のスリット状の第
1の分割部87を形成した後も複数の短冊状基板81b
は不要領域部81aにつながっており、そのため、シー
ト状の絶縁基板81が複数の短冊状基板81bに細かく
分離されるということはなく、したがって、複数のスリ
ット状の第1の分割部87を形成した後も、不要領域部
81aを有するシート状の絶縁基板81の状態で後工程
を行うことができるため、工法設計が簡略化できるもの
である。また複数の第2の分割部93を形成すると、こ
の複数の第2の分割部93を形成する毎に個片状基板8
1cに切断分割され、そして個片化された製品は不要領
域部81aから分離されるため、不要領域部81aと製
品とを後で選別するという工程は不要となるものであ
る。
の端部に最終的には製品とならない不要領域部81aを
形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部87およ
び複数の第2の分割部93は前記不要領域部81aには
形成しないようにしているため、複数のスリット状の第
1の分割部87を形成した後も複数の短冊状基板81b
は不要領域部81aにつながっており、そのため、シー
ト状の絶縁基板81が複数の短冊状基板81bに細かく
分離されるということはなく、したがって、複数のスリ
ット状の第1の分割部87を形成した後も、不要領域部
81aを有するシート状の絶縁基板81の状態で後工程
を行うことができるため、工法設計が簡略化できるもの
である。また複数の第2の分割部93を形成すると、こ
の複数の第2の分割部93を形成する毎に個片状基板8
1cに切断分割され、そして個片化された製品は不要領
域部81aから分離されるため、不要領域部81aと製
品とを後で選別するという工程は不要となるものであ
る。
【0181】そしてまた複数対の側面電極層89、ニッ
ケル層91および複数対のはんだ層92はシート状の絶
縁基板81の状態で形成するようにしているため、側面
電極層89をシート状の絶縁基板81の必要箇所に形成
することができるとともに、電気めっき工法によりニッ
ケル層91およびはんだ層92を形成する際には電位差
を小さくすることができ、これにより、安定したニッケ
ル層91およびはんだ層92を形成できるものである。
ケル層91および複数対のはんだ層92はシート状の絶
縁基板81の状態で形成するようにしているため、側面
電極層89をシート状の絶縁基板81の必要箇所に形成
することができるとともに、電気めっき工法によりニッ
ケル層91およびはんだ層92を形成する際には電位差
を小さくすることができ、これにより、安定したニッケ
ル層91およびはんだ層92を形成できるものである。
【0182】なお、上記本発明の実施の形態4において
は、最終的には製品とならない不要領域部81aをシー
ト状の絶縁基板81の全周囲の端部に形成して略ロ字状
に構成したものについて説明したが、この不要領域部8
1aはシート状の絶縁基板81の全周囲の端部に必ずし
も形成する必要はなく、例えば、図39に示すようにシ
ート状の絶縁基板81の一端部に不要領域部81dを形
成した場合、図40に示すようにシート状の絶縁基板8
1の両端部に不要領域部81eを形成した場合、図41
に示すようにシート状の絶縁基板81の3つの端部に不
要領域部81fを形成した場合においても、上記本発明
の実施の形態4と同様の作用効果を奏するものである。
は、最終的には製品とならない不要領域部81aをシー
ト状の絶縁基板81の全周囲の端部に形成して略ロ字状
に構成したものについて説明したが、この不要領域部8
1aはシート状の絶縁基板81の全周囲の端部に必ずし
も形成する必要はなく、例えば、図39に示すようにシ
ート状の絶縁基板81の一端部に不要領域部81dを形
成した場合、図40に示すようにシート状の絶縁基板8
1の両端部に不要領域部81eを形成した場合、図41
に示すようにシート状の絶縁基板81の3つの端部に不
要領域部81fを形成した場合においても、上記本発明
の実施の形態4と同様の作用効果を奏するものである。
【0183】また上記本発明の実施の形態4において
は、複数の第2の分割部93をダイシング工法により形
成したものについて説明したが、これ以外に、例えば、
この複数の第2の分割部93をシート状の絶縁基板81
の裏面側、上面側、中央部のいずれかに薄肉部を残して
シート状の絶縁基板81の上面側、裏面側、中央部のい
ずれかをレーザー工法、ダイシング工法等で切断するこ
とにより形成してもよく、これらの場合は、第2の分割
部93を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階
で個片化されるものである。
は、複数の第2の分割部93をダイシング工法により形
成したものについて説明したが、これ以外に、例えば、
この複数の第2の分割部93をシート状の絶縁基板81
の裏面側、上面側、中央部のいずれかに薄肉部を残して
シート状の絶縁基板81の上面側、裏面側、中央部のい
ずれかをレーザー工法、ダイシング工法等で切断するこ
とにより形成してもよく、これらの場合は、第2の分割
部93を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階
で個片化されるものである。
【0184】また上記本発明の実施の形態4において
は、上面電極層82として銀系の材料を用い、かつ抵抗
層83として酸化ルテニウム系の材料を用いたが、これ
らは他の材料系でも本発明の実施の形態4と同様の効果
を得ることができるものである。
は、上面電極層82として銀系の材料を用い、かつ抵抗
層83として酸化ルテニウム系の材料を用いたが、これ
らは他の材料系でも本発明の実施の形態4と同様の効果
を得ることができるものである。
【0185】そしてまた上記本発明の実施の形態4にお
いては、スリット状の第1の分割部87および第2の分
割部93をダイシング工法を用いて形成したものについ
て説明したが、このダイシング工法以外に、レーザーや
ウォータージェット等の分割手段を用いてスリット状の
第1の分割部87および第2の分割部93を形成するよ
うにした場合でも、上記本発明の実施の形態4と同様の
作用効果を奏するものである。
いては、スリット状の第1の分割部87および第2の分
割部93をダイシング工法を用いて形成したものについ
て説明したが、このダイシング工法以外に、レーザーや
ウォータージェット等の分割手段を用いてスリット状の
第1の分割部87および第2の分割部93を形成するよ
うにした場合でも、上記本発明の実施の形態4と同様の
作用効果を奏するものである。
【0186】さらに上記本発明の実施の形態4において
は、複数の短冊状基板81bに分割するためのスリット
状の第1の分割部87を複数形成する場合、複数対の上
面電極層82、複数の抵抗層83、複数の第1の保護層
84、複数のトリミング溝85、複数の第2の保護層8
6を形成したシート状の絶縁基板81にスリット状の第
1の分割部87を複数形成するようにしたものについて
説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、
これ以外に、シート状の絶縁基板81に、最初にスリッ
ト状の第1の分割部87を複数形成するようにした場
合、スリット状の第1の分割部87をあらかじめ複数形
成したシート状の絶縁基板81を用いた場合、シート状
の絶縁基板81に複数対の上面電極層82を形成した
後、このシート状の絶縁基板81にスリット状の第1の
分割部87を複数形成するようにした場合、シート状の
絶縁基板81に複数の抵抗層83を形成した後、このシ
ート状の絶縁基板81にスリット状の第1の分割部87
を複数形成するようにした場合、シート状の絶縁基板8
1に複数対の上面電極層82を形成し、かつこの複数対
の上面電極層82に一部が重なるように複数の抵抗層8
3を形成した後、このシート状の絶縁基板81にスリッ
ト状の第1の分割部87を複数形成するようにした場
合、シート状の絶縁基板81に複数の抵抗層83を形成
し、かつこの複数の抵抗層83に一部が重なるように複
数対の上面電極層82を形成した後、このシート状の絶
縁基板81にスリット状の第1の分割部87を複数形成
するようにした場合、シート状の絶縁基板81に複数対
の上面電極層82、複数の抵抗層83を形成し、かつこ
の複数の抵抗層83における前記複数対の上面電極層8
2間の抵抗値を調整するためにトリミングを行った後、
このシート状の絶縁基板81にスリット状の第1の分割
部87を形成するようにした場合においても、上記本発
明の実施の形態4と同様の効果を奏するものである。
は、複数の短冊状基板81bに分割するためのスリット
状の第1の分割部87を複数形成する場合、複数対の上
面電極層82、複数の抵抗層83、複数の第1の保護層
84、複数のトリミング溝85、複数の第2の保護層8
6を形成したシート状の絶縁基板81にスリット状の第
1の分割部87を複数形成するようにしたものについて
説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、
これ以外に、シート状の絶縁基板81に、最初にスリッ
ト状の第1の分割部87を複数形成するようにした場
合、スリット状の第1の分割部87をあらかじめ複数形
成したシート状の絶縁基板81を用いた場合、シート状
の絶縁基板81に複数対の上面電極層82を形成した
後、このシート状の絶縁基板81にスリット状の第1の
分割部87を複数形成するようにした場合、シート状の
絶縁基板81に複数の抵抗層83を形成した後、このシ
ート状の絶縁基板81にスリット状の第1の分割部87
を複数形成するようにした場合、シート状の絶縁基板8
1に複数対の上面電極層82を形成し、かつこの複数対
の上面電極層82に一部が重なるように複数の抵抗層8
3を形成した後、このシート状の絶縁基板81にスリッ
ト状の第1の分割部87を複数形成するようにした場
合、シート状の絶縁基板81に複数の抵抗層83を形成
し、かつこの複数の抵抗層83に一部が重なるように複
数対の上面電極層82を形成した後、このシート状の絶
縁基板81にスリット状の第1の分割部87を複数形成
するようにした場合、シート状の絶縁基板81に複数対
の上面電極層82、複数の抵抗層83を形成し、かつこ
の複数の抵抗層83における前記複数対の上面電極層8
2間の抵抗値を調整するためにトリミングを行った後、
このシート状の絶縁基板81にスリット状の第1の分割
部87を形成するようにした場合においても、上記本発
明の実施の形態4と同様の効果を奏するものである。
【0187】
【発明の効果】以上のように本発明の抵抗器は、シート
状の絶縁基板をスリット状の第1の分割部とこの第1の
分割部に直交関係にある第2の分割部で分割することに
より個片化された個片状基板と、前記個片状基板の上面
に形成された一対の上面電極層と、前記一対の上面電極
層に一部が重なるように形成された抵抗層と、前記抵抗
層を覆うように形成された保護層と、前記一対の上面電
極層と電気的に接続されるように前記個片状基板の側面
に形成されたニッケル系電極による一対の側面電極層
と、前記一対の側面電極層を覆う一対のはんだ層とを備
えたもので、この構成によれば、シート状の絶縁基板を
スリット状の第1の分割部とこの第1の分割部に直交関
係にある第2の分割部で分割することにより個片化され
た個片状基板を用いているため、個片状基板の寸法分類
は不要となり、これにより、従来のような個片状基板の
寸法ランクに応じてマスクを交換するという工程をなく
することができるとともに、安価で、かつ微細な抵抗器
を提供することができるというすぐれた効果を有するも
のである。
状の絶縁基板をスリット状の第1の分割部とこの第1の
分割部に直交関係にある第2の分割部で分割することに
より個片化された個片状基板と、前記個片状基板の上面
に形成された一対の上面電極層と、前記一対の上面電極
層に一部が重なるように形成された抵抗層と、前記抵抗
層を覆うように形成された保護層と、前記一対の上面電
極層と電気的に接続されるように前記個片状基板の側面
に形成されたニッケル系電極による一対の側面電極層
と、前記一対の側面電極層を覆う一対のはんだ層とを備
えたもので、この構成によれば、シート状の絶縁基板を
スリット状の第1の分割部とこの第1の分割部に直交関
係にある第2の分割部で分割することにより個片化され
た個片状基板を用いているため、個片状基板の寸法分類
は不要となり、これにより、従来のような個片状基板の
寸法ランクに応じてマスクを交換するという工程をなく
することができるとともに、安価で、かつ微細な抵抗器
を提供することができるというすぐれた効果を有するも
のである。
【図1】本発明の実施の形態1における抵抗器の断面図
【図2】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート状
の絶縁基板の全周囲の端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
の絶縁基板の全周囲の端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
【図3】(a)〜(e)同抵抗器の製造工程を示す断面
図
図
【図4】(a)〜(e)同抵抗器の製造工程を示す平面
図
図
【図5】(a)〜(d)同抵抗器の製造工程を示す断面
図
図
【図6】(a)〜(d)同抵抗器の製造工程を示す平面
図
図
【図7】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す断面
図
図
【図8】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す平面
図
図
【図9】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート状
の絶縁基板の一端部に不要領域部を形成した状態を示す
上面図
の絶縁基板の一端部に不要領域部を形成した状態を示す
上面図
【図10】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の両端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
状の絶縁基板の両端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
【図11】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の3つの端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
状の絶縁基板の3つの端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
【図12】本発明の実施の形態2における抵抗器を製造
する場合に用いられるシート状の絶縁基板の全周囲の端
部に不要領域部を形成した状態を示す上面図
する場合に用いられるシート状の絶縁基板の全周囲の端
部に不要領域部を形成した状態を示す上面図
【図13】(a)〜(e)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図14】(a)〜(e)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図15】(a)〜(d)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図16】(a)〜(d)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図17】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図18】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図19】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の一端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
状の絶縁基板の一端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
【図20】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の両端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
状の絶縁基板の両端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
【図21】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の3つの端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
状の絶縁基板の3つの端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
【図22】本発明の実施の形態3における抵抗器を製造
する場合に用いられるシート状の絶縁基板の全周囲の端
部に不要領域部を形成した状態を示す上面図
する場合に用いられるシート状の絶縁基板の全周囲の端
部に不要領域部を形成した状態を示す上面図
【図23】(a)〜(e)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図24】(a)〜(e)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図25】(a)〜(d)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図26】(a)〜(d)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図27】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図28】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図29】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の一端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
状の絶縁基板の一端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
【図30】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の両端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
状の絶縁基板の両端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
【図31】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の3つの端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
状の絶縁基板の3つの端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
【図32】本発明の実施の形態4における抵抗器を製造
する場合に用いられるシート状の絶縁基板の全周囲の端
部に不要領域部を形成した状態を示す上面図
する場合に用いられるシート状の絶縁基板の全周囲の端
部に不要領域部を形成した状態を示す上面図
【図33】(a)〜(e)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図34】(a)〜(e)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図35】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図36】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図37】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す断
面図
面図
【図38】(a)〜(c)同抵抗器の製造工程を示す平
面図
面図
【図39】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の一端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
状の絶縁基板の一端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
【図40】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の両端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
状の絶縁基板の両端部に不要領域部を形成した状態を示
す上面図
【図41】同抵抗器を製造する場合に用いられるシート
状の絶縁基板の3つの端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
状の絶縁基板の3つの端部に不要領域部を形成した状態
を示す上面図
【図42】従来の抵抗器の断面図
【図43】(a)〜(f)従来の抵抗器の製造工程を示
す斜視図
す斜視図
11 個片状基板 12,22,42,62,82 上面電極層 13,23,43,63,83 抵抗層 14,24,44,64,84 第1の保護層 15,25,45,65,85 トリミング溝 16,26,46,66,86 第2の保護層 17,30,49,70,89 側面電極層 18,31,51,72,92 はんだ層 21,41,61,81 シート状の絶縁基板 21a,21d〜21f,41a,41d〜41f,6
1a,61d〜61f,81a,81d〜81f 不要
領域部 21b,41b,61b,81b 短冊状基板 21c,41c,61c,81c 個片状基板 27 第1レジスト層 28 第2レジスト層 29,48,67,87 スリット状の第1の分割部 32,52,73,93 第2の分割部 47 レジスト層 68 マスク 88 金属膜
1a,61d〜61f,81a,81d〜81f 不要
領域部 21b,41b,61b,81b 短冊状基板 21c,41c,61c,81c 個片状基板 27 第1レジスト層 28 第2レジスト層 29,48,67,87 スリット状の第1の分割部 32,52,73,93 第2の分割部 47 レジスト層 68 マスク 88 金属膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 章夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 皆藤 裕祥 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 斉川 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E032 BA07 BB01 CA02 CC03 CC14 CC16 CC18 TA14 5E033 AA17 AA27 BB02 BC01 BD01 BE02 BF05 BG02 BG03 BH02
Claims (48)
- 【請求項1】 シート状の絶縁基板をスリット状の第1
の分割部とこの第1の分割部に直交関係にある第2の分
割部で分割することにより個片化された個片状基板と、
前記個片状基板の上面に形成された一対の上面電極層
と、前記一対の上面電極層に一部が重なるように形成さ
れた抵抗層と、前記抵抗層を覆うように形成された保護
層と、前記一対の上面電極層と電気的に接続されるよう
に前記個片状基板の側面に形成されたニッケル系電極に
よる一対の側面電極層と、前記一対の側面電極層を覆う
一対のはんだ層とを備えた抵抗器。 - 【請求項2】 シート状の絶縁基板をスリット状の第1
の分割部とこの第1の分割部に直交関係にある第2の分
割部で分割することにより個片化された個片状基板と、
前記個片状基板の上面に形成された抵抗層と、前記抵抗
層に一部が重なるように形成された一対の上面電極層
と、前記抵抗層を覆うように形成された保護層と、前記
一対の上面電極層と電気的に接続されるように前記個片
状基板の側面に形成されたニッケル系電極による一対の
側面電極層と、前記一対の側面電極層を覆う一対のはん
だ層とを備えた抵抗器。 - 【請求項3】 一対の側面電極層の厚みを1〜15μm
の厚みにした請求項1または2記載の抵抗器。 - 【請求項4】 一対のはんだ層をスズあるいはスズ合金
系の材料で構成した請求項1または2記載の抵抗器。 - 【請求項5】 一対の上面電極層を銀系の材料で構成す
るとともに、抵抗層を酸化ルテニウム系の材料で構成し
た請求項1または2記載の抵抗器。 - 【請求項6】 保護層を、抵抗層を覆うガラス層からな
る第1の保護層と、この第1の保護層を覆う樹脂を主成
分とする第2の保護層で構成した請求項1または2記載
の抵抗器。 - 【請求項7】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の上
面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層に
一部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、前
記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵
抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なく
とも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成
する工程と、前記シート状の絶縁基板を複数の短冊状基
板に分割するためのスリット状の第1の分割部を複数形
成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形
成された状態のシート状の絶縁基板における前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えた抵抗器の製造方
法。 - 【請求項8】 シート状の絶縁基板の上面に複数の抵抗
層を形成する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重なる
ように複数対の上面電極層を形成する工程と、前記複数
の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を
調整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前
記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工
程と、前記シート状の絶縁基板を複数の短冊状基板に分
割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成する
工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成され
た状態のシート状の絶縁基板における前記複数のスリッ
ト状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成
する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数
対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個
々に分離されて個片状基板に分割されるように前記スリ
ット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分
割部を形成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項9】 上面に複数対の上面電極層を形成する工
程と、前記複数対の上面電極層に一部が重なるように複
数の抵抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層におけ
る前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するために
トリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層
を覆うように複数の保護層を形成する工程とを実施した
シート状の絶縁基板に、前記複数対の上面電極層を分離
して複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第
1の分割部を複数形成し、その後、このスリット状の第
1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板
に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の
側面電極層を形成し、その後、複数対の側面電極層を覆
うように複数対のはんだ層を形成し、その後、前記シー
ト状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数
の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよ
うに前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複
数の第2の分割部を形成した抵抗器の製造方法。 - 【請求項10】 上面に複数の抵抗層を形成する工程
と、前記複数の抵抗層に一部が重なるように複数対の上
面電極層を形成する工程と、前記複数の抵抗層における
前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにト
リミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を
覆うように複数の保護層を形成する工程とを実施したシ
ート状の絶縁基板に、前記複数対の上面電極層を分離し
て複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成し、その後、このスリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に
無電解めっき工法でニッケルめっきを施すことにより前
記複数のスリット状の第1の分割部の内面に複数対の側
面電極層を形成し、その後、複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成し、その後、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成した抵抗器の製造方法。 - 【請求項11】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続される
ように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記
複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミ
ングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆う
ように複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板の裏面にレジスト層を形成する工程と、前記シ
ート状の絶縁基板に、前記複数対の上面電極層を分離し
て複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面にス
パッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による
側面電極層を形成する工程と、前記レジスト層を剥離し
て複数対の側面電極層をパターニングする工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項12】 上面に複数対の上面電極層と複数の抵
抗層を両者が電気的に接続されるように形成する工程
と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層
間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、
少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層
を形成する工程とを実施したシート状の絶縁基板に、前
記複数対の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分
割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成し、
その後、このスリット状の第1の分割部が複数形成され
た状態のシート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置し、
このマスクを設置した状態で前記絶縁基板の裏面および
複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法
によりニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側
面電極層を形成し、その後、複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成し、その後、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成した抵抗器の製造方法。 - 【請求項13】 上面に複数対の上面電極層と複数の抵
抗層を両者が電気的に接続されるように形成する工程
と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層
間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、
少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層
を形成する工程とを実施したシート状の絶縁基板に、前
記複数対の上面電極層を分離して複数の短冊状基板に分
割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成し、
その後、このスリット状の第1の分割部が複数形成され
た状態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまた
はニッケル系合金による金属膜を形成するとともに、前
記複数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケルま
たはニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成
し、その後、前記シート状の絶縁基板の裏面全面に形成
された金属膜の不要部分をレーザーで除去することによ
り複数対の裏面電極層を形成し、その後、複数対の側面
電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成し、その
後、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板
に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に
分割されるように前記スリット状の第1の分割部と直交
する方向に複数の第2の分割部を形成した抵抗器の製造
方法。 - 【請求項14】 シート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記第1の分割部を複
数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対の上面電
極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層に一部
が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも
前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する
工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成され
た状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッ
ケルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の第
1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成する工程
と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のはん
だ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板におけ
る複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離
されて個片状基板に分割されるように前記スリット状の
第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形
成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項15】 シート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記第1の分割部を複
数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数の抵抗層を
形成する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重なるよう
に複数対の上面電極層を形成する工程と、前記複数の抵
抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整
するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記複
数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケル
めっきを施すことにより前記複数のスリット状の第1の
分割部の内面に複数対の側面電極層を形成する工程と、
前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層
を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複
数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離され
て個片状基板に分割されるように前記スリット状の第1
の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成す
る工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項16】 シート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記第1の分割部を複
数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対の上面電
極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続されるように
形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対
の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを
行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように
複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板の裏面にレジスト層を形成する工程と、前記スリット
状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の絶
縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部の
内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合
金による側面電極層を形成する工程と、前記レジスト層
を剥離して複数対の側面電極層をパターニングする工程
と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のはん
だ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板におけ
る複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離
されて個片状基板に分割されるように前記スリット状の
第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形
成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項17】 シート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記第1の分割部を複
数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対の上面電
極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続されるように
形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対
の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを
行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように
複数の保護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基
板の裏面にマスクを設置する工程と、前記マスクを設置
した状態で前記スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリ
ット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッ
ケルまたはニッケル系合金による複数対の側面電極層を
形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように
複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶
縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層
が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前記
スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2
の分割部を形成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項18】 シート状の絶縁基板に、この絶縁基板
を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1
の分割部を複数形成する工程と、前記第1の分割部を複
数形成したシート状の絶縁基板の上面に複数対の上面電
極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続されるように
形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対
の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを
行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように
複数の保護層を形成する工程と、前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面全面にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜
を形成するとともに、前記複数のスリット状の第1の分
割部の内面にニッケルまたはニッケル系合金による複数
対の側面電極層を形成する工程と、前記シート状の絶縁
基板の裏面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで
除去することにより複数対の裏面電極層を形成する工程
と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のはん
だ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板におけ
る複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離
されて個片状基板に分割されるように前記スリット状の
第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形
成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項19】 複数の短冊状基板に分割するためのス
リット状の第1の分割部をあらかじめ複数形成したシー
ト状の絶縁基板の上面に複数対の上面電極層を形成する
工程と、前記複数対の上面電極層に一部が重なるように
複数の抵抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層にお
ける前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するため
にトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記ス
リット状の第1の分割部が複数形成された状態のシート
状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっきを施
すことにより前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面に複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対
の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状
基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基
板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部と
直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを
備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項20】 複数の短冊状基板に分割するためのス
リット状の第1の分割部をあらかじめ複数形成したシー
ト状の絶縁基板の上面に複数の抵抗層を形成する工程
と、前記複数の抵抗層に一部が重なるように複数対の上
面電極層を形成する工程と、前記複数の抵抗層における
前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにト
リミングを行う工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を
覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記スリッ
ト状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の
絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっきを施すこ
とにより前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に
複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側
面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板
に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に
分割されるように前記スリット状の第1の分割部と直交
する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備え
た抵抗器の製造方法。 - 【請求項21】 複数の短冊状基板に分割するためのス
リット状の第1の分割部をあらかじめ複数形成したシー
ト状の絶縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵
抗層を両者が電気的に接続されるように形成する工程
と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層
間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、
少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層
を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面にレ
ジスト層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分
割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面
および複数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッ
タ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による側面
電極層を形成する工程と、前記レジスト層を剥離して複
数対の側面電極層をパターニングする工程と、前記複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成す
る工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊
状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状
基板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部
と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程と
を備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項22】 複数の短冊状基板に分割するためのス
リット状の第1の分割部をあらかじめ複数形成したシー
ト状の絶縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵
抗層を両者が電気的に接続されるように形成する工程
と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層
間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、
少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層
を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面にマ
スクを設置する工程と、前記マスクを設置した状態で前
記スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシ
ート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1
の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニ
ッケル系合金による複数対の側面電極層を形成する工程
と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のはん
だ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板におけ
る複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離
されて個片状基板に分割されるように前記スリット状の
第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形
成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項23】 複数の短冊状基板に分割するためのス
リット状の第1の分割部をあらかじめ複数形成したシー
ト状の絶縁基板の上面に複数対の上面電極層と複数の抵
抗層を両者が電気的に接続されるように形成する工程
と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層
間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、
少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層
を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複
数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニ
ッケルまたはニッケル系合金による金属膜を形成すると
ともに、前記複数のスリット状の第1の分割部の内面に
ニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面電極
層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面に
形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去すること
により複数対の裏面電極層を形成する工程と、前記複数
対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成す
る工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊
状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状
基板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部
と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程と
を備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項24】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層
を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数
の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分割
部を複数形成する工程と、前記複数対の上面電極層に一
部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、前記
複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗
値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくと
も前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成す
る工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニ
ッケルめっきを施すことにより前記複数のスリット状の
第1の分割部の内面に複数対の側面電極層を形成する工
程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のは
んだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板にお
ける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分
離されて個片状基板に分割されるように前記スリット状
の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を
形成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項25】 シート状の絶縁基板の上面に複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層を形成したシ
ート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板
に分割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成
する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重なるように複
数対の上面電極層を形成する工程と、前記複数の抵抗層
における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整する
ためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の
抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前
記スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシ
ート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっき
を施すことにより前記複数のスリット状の第1の分割部
の内面に複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複
数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成
する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短
冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片
状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分割
部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程
とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項26】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層
を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数
の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分割
部を複数形成する工程と、前記複数対の上面電極層に一
部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、前記
複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗
値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくと
も前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成す
る工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面にレジスト層
を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部が複
数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面および複
数のスリット状の第1の分割部の内面にスパッタ工法に
よりニッケルまたはニッケル系合金による側面電極層を
形成する工程と、前記レジスト層を剥離して複数対の側
面電極層をパターニングする工程と、前記複数対の側面
電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板
に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に
分割されるように前記スリット状の第1の分割部と直交
する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備え
た抵抗器の製造方法。 - 【請求項27】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層
を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数
の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分割
部を複数形成する工程と、前記複数対の上面電極層に一
部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、前記
複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗
値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくと
も前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成す
る工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面にマスクを設
置する工程と、前記マスクを設置した状態で前記スリッ
ト状の第1の分割部が複数形成された状態のシート状の
絶縁基板の裏面および複数のスリット状の第1の分割部
の内面にスパッタ工法によりニッケルまたはニッケル系
合金による複数対の側面電極層を形成する工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項28】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層
を形成したシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数
の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分割
部を複数形成する工程と、前記複数対の上面電極層に一
部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、前記
複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗
値を調整するためにトリミングを行う工程と、少なくと
も前記複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成す
る工程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成さ
れた状態のシート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルま
たはニッケル系合金による金属膜を形成するとともに、
前記複数のスリット状の第1の分割部の内面にニッケル
またはニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成
する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面に形成され
た金属膜の不要部分をレーザーで除去することにより複
数対の裏面電極層を形成する工程と、前記複数対の側面
電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板
に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に
分割されるように前記スリット状の第1の分割部と直交
する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備え
た抵抗器の製造方法。 - 【請求項29】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層
に一部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、
前記複数の抵抗層を形成したシート状の絶縁基板に、こ
の絶縁基板を複数の短冊状基板に分割するためのスリッ
ト状の第1の分割部を複数形成する工程と、前記複数の
抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調
整するためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記
複数の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程
と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状
態のシート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケル
めっきを施すことにより前記複数のスリット状の第1の
分割部の内面に複数対の側面電極層を形成する工程と、
前記複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層
を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複
数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離され
て個片状基板に分割されるように前記スリット状の第1
の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成す
る工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項30】 シート状の絶縁基板の上面に複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重な
るように複数対の上面電極層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層および複数対の上面電極層を形成したシート
状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分
割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成する
工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電
極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板に無電解め
っき工法でニッケルめっきを施すことにより前記複数の
スリット状の第1の分割部の内面に複数対の側面電極層
を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆うよう
に複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート状の
絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗
層が個々に分離されて個片状基板に分割されるように前
記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数の第
2の分割部を形成する工程とを備えた抵抗器の製造方
法。 - 【請求項31】 上面に複数対の上面電極層と複数の抵
抗層を両者が電気的に接続されるように形成したシート
状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分
割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成する
工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電
極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面
にレジスト層を形成する工程と、前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面にス
パッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による
側面電極層を形成する工程と、前記レジスト層を剥離し
て複数対の側面電極層をパターニングする工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項32】 上面に複数対の上面電極層と複数の抵
抗層を両者が電気的に接続されるように形成したシート
状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分
割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成する
工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電
極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面
にマスクを設置する工程と、前記マスクを設置した状態
で前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状態
のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の
第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまた
はニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成する
工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対の
はんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板に
おける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に
分離されて個片状基板に分割されるように前記スリット
状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部
を形成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項33】 上面に複数対の上面電極層と複数の抵
抗層を両者が電気的に接続されるように形成したシート
状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分
割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成する
工程と、前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電
極層間の抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面全面
にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜を形成す
るとともに、前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面にニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面
電極層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏
面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去する
ことにより複数対の裏面電極層を形成する工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項34】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層
に一部が重なるように複数の抵抗層を形成する工程と、
前記複数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の
抵抗値を調整するためにトリミングを行う工程と、前記
トリミングを行ったシート状の絶縁基板に、この絶縁基
板を複数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第
1の分割部を複数形成する工程と、少なくとも前記複数
の抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、
前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状態の
シート状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっ
きを施すことにより前記複数のスリット状の第1の分割
部の内面に複数対の側面電極層を形成する工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項35】 シート状の絶縁基板の上面に複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重な
るように複数対の上面電極層を形成する工程と、前記複
数の抵抗層における前記複数対の上面電極層間の抵抗値
を調整するためにトリミングを行う工程と、前記トリミ
ングを行ったシート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複
数の短冊状基板に分割するためのスリット状の第1の分
割部を複数形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前記ス
リット状の第1の分割部が複数形成された状態のシート
状の絶縁基板に無電解めっき工法でニッケルめっきを施
すことにより前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面に複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対
の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する
工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状
基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基
板に分割されるように前記スリット状の第1の分割部と
直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを
備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項36】 シート状の絶縁基板の上面に複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層を形成したシ
ート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板
に分割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成
する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重なるように複
数対の上面電極層を形成する工程と、前記複数の抵抗層
における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整する
ためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の
抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前
記シート状の絶縁基板の裏面にレジスト層を形成する工
程と、前記スリット状の第1の分割部が複数形成された
状態のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット
状の第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケル
またはニッケル系合金による側面電極層を形成する工程
と、前記レジスト層を剥離して複数対の側面電極層をパ
ターニングする工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えた抵抗器の製造
方法。 - 【請求項37】 シート状の絶縁基板の上面に複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層を形成したシ
ート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板
に分割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成
する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重なるように複
数対の上面電極層を形成する工程と、前記複数の抵抗層
における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整する
ためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の
抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前
記シート状の絶縁基板の裏面にマスクを設置する工程
と、前記マスクを設置した状態で前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面にス
パッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による
複数対の側面電極層を形成する工程と、前記複数対の側
面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形成する工程
と、前記シート状の絶縁基板における複数の短冊状基板
に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個片状基板に
分割されるように前記スリット状の第1の分割部と直交
する方向に複数の第2の分割部を形成する工程とを備え
た抵抗器の製造方法。 - 【請求項38】 シート状の絶縁基板の上面に複数の抵
抗層を形成する工程と、前記複数の抵抗層を形成したシ
ート状の絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板
に分割するためのスリット状の第1の分割部を複数形成
する工程と、前記複数の抵抗層に一部が重なるように複
数対の上面電極層を形成する工程と、前記複数の抵抗層
における前記複数対の上面電極層間の抵抗値を調整する
ためにトリミングを行う工程と、少なくとも前記複数の
抵抗層を覆うように複数の保護層を形成する工程と、前
記スリット状の第1の分割部が複数形成された状態のシ
ート状の絶縁基板の裏面全面にニッケルまたはニッケル
系合金による金属膜を形成するとともに、前記複数のス
リット状の第1の分割部の内面にニッケルまたはニッケ
ル系合金による複数対の側面電極層を形成する工程と、
前記シート状の絶縁基板の裏面に形成された金属膜の不
要部分をレーザーで除去することにより複数対の裏面電
極層を形成する工程と、前記複数対の側面電極層を覆う
ように複数対のはんだ層を形成する工程と、前記シート
状の絶縁基板における複数の短冊状基板に、前記複数の
抵抗層が個々に分離されて個片状基板に分割されるよう
に前記スリット状の第1の分割部と直交する方向に複数
の第2の分割部を形成する工程とを備えた抵抗器の製造
方法。 - 【請求項39】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続される
ように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記
複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミ
ングを行う工程と、前記トリミングを行ったシート状の
絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面
にレジスト層を形成する工程と、前記スリット状の第1
の分割部が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の
裏面および複数のスリット状の第1の分割部の内面にス
パッタ工法によりニッケルまたはニッケル系合金による
側面電極層を形成する工程と、前記レジスト層を剥離し
て複数対の側面電極層をパターニングする工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項40】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続される
ように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記
複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミ
ングを行う工程と、前記トリミングを行ったシート状の
絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏面
にマスクを設置する工程と、前記マスクを設置した状態
で前記スリット状の第1の分割部が複数形成された状態
のシート状の絶縁基板の裏面および複数のスリット状の
第1の分割部の内面にスパッタ工法によりニッケルまた
はニッケル系合金による複数対の側面電極層を形成する
工程と、前記複数対の側面電極層を覆うように複数対の
はんだ層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板に
おける複数の短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に
分離されて個片状基板に分割されるように前記スリット
状の第1の分割部と直交する方向に複数の第2の分割部
を形成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項41】 シート状の絶縁基板の上面に複数対の
上面電極層と複数の抵抗層を両者が電気的に接続される
ように形成する工程と、前記複数の抵抗層における前記
複数対の上面電極層間の抵抗値を調整するためにトリミ
ングを行う工程と、前記トリミングを行ったシート状の
絶縁基板に、この絶縁基板を複数の短冊状基板に分割す
るためのスリット状の第1の分割部を複数形成する工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように複数の保
護層を形成する工程と、前記スリット状の第1の分割部
が複数形成された状態のシート状の絶縁基板の裏面全面
にニッケルまたはニッケル系合金による金属膜を形成す
るとともに、前記複数のスリット状の第1の分割部の内
面にニッケルまたはニッケル系合金による複数対の側面
電極層を形成する工程と、前記シート状の絶縁基板の裏
面に形成された金属膜の不要部分をレーザーで除去する
ことにより複数対の裏面電極層を形成する工程と、前記
複数対の側面電極層を覆うように複数対のはんだ層を形
成する工程と、前記シート状の絶縁基板における複数の
短冊状基板に、前記複数の抵抗層が個々に分離されて個
片状基板に分割されるように前記スリット状の第1の分
割部と直交する方向に複数の第2の分割部を形成する工
程とを備えた抵抗器の製造方法。 - 【請求項42】 複数のスリット状の第1の分割部を、
シート状の絶縁基板を上下方向に貫通する貫通孔で形成
した請求項7〜41のいずれかに記載の抵抗器の製造方
法。 - 【請求項43】 複数のスリット状の第1の分割部をダ
イシングにより形成した請求項7〜41のいずれかに記
載の抵抗器の製造方法。 - 【請求項44】 複数の第2の分割部をダイシングによ
り形成した請求項7〜41のいずれかに記載の抵抗器の
製造方法。 - 【請求項45】 複数の第2の分割部をシート状の絶縁
基板に薄肉部を残して切断することにより形成した請求
項7〜41のいずれかに記載の抵抗器の製造方法。 - 【請求項46】 薄肉部をシート状の絶縁基板の裏面側
に残した請求項45記載の抵抗器の製造方法。 - 【請求項47】 シート状の絶縁基板の端部に不要領域
部を形成し、かつ複数のスリット状の第1の分割部およ
び複数の第2の分割部は前記不要領域部には形成しない
ようにした請求項7〜41のいずれかに記載の抵抗器の
製造方法。 - 【請求項48】 複数対の側面電極層および複数対のは
んだ層をシート状の絶縁基板の状態で形成するようにし
た請求項7〜41のいずれかに記載の抵抗器の製造方
法。
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Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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