JP2001259018A - 鼻汁・痰吸引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風邪を移される心配のない鼻汁吸引器が
必要であり、併せて痰の除去にも使用できる吸引器が望
ましい。 【解決手段】 フアンモーターと固定フィルターを装着
したケースに、交換用フィルター収納場所、ノズル収納
場所、電池収納場所、吸気口、排気口を装備し、電池で
フアンモーターを作動させてノズルより吸引した鼻汁、
痰等を交換用フィルター内へ収集し、吸引した空気は排
気口より排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、健康維持のため
の健康器具に関している。

【０００２】

【従来の技術】乳幼児が風邪を引いて鼻汁を出し、呼吸
に苦しむときは鼻汁を除去する必要がある。このため、
家庭においては、従来は、スポイト式の吸引器を使用し
たり、口で吸引する吸引器を使用する。痰を吸引する器
具は見当たらない。

【０００３】

【発明の解決しようとする課題】鼻汁の吸引に使用する
スポイト式吸引器は吸引力が弱く、完全に鼻汁を除去で
きない。口で吸引する吸引器はある程度除去できるが、
風邪を移される心配があり、適当な方法でない。これら
の吸引器を大人や老人の痰の除去に使用することは難し
い。そこで、風邪を移される心配のない鼻汁吸引器が必
要であり、併せて痰の除去にも使用できる吸引器が望ま
しい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明においては、鼻
汁や痰を吸引する力のあるフアンモーター２を使用して
いる。手軽に使用したり、移動したりすることができる
ように、フアンモーター２には直流モータを使用し、電
池１２で作動する。電池１２には乾電池又は充電式電池
で使用するが、家庭内の電源を使用して、フアンモータ
ー２に交流モーターを使用することもできる。

【０００５】フアンモーター２を収納するケース１にフ
アンモーター２と交換用フィルター収納場所４とを仕切
るように固定フィルター３が装着される。交換用フィル
ター収納場所４には交換用フィルター１１を収納し、ノ
ズル９より吸引され、チューブ１０を経由して交換用フ
ィルター収納場所４の上部に設けられた吸気口７から交
換用フィルター１１に送り込まれた鼻汁や痰が収納され
る。

【０００６】交換用フィルター１１は随時新品に交換さ
れるように、交換用フィルター収納場所４の上蓋１４は
開閉式になっている。交換用フィルター収納場所４の前
にノズル収納場所５があり、ノズル９とチューブ１０を
不使用時に収納できるようにしている。

【０００７】フアンモーター２の後方に当たる、ケース
１の側面に排気口８を設け、吸引した空気とフアンモー
ター２の発熱を排出するようにしている。

【０００８】電池１２をフアンモーター２の電源として
使用する。電池収納場所６をケース１の下部に設け、ケ
ース１を置いても倒れないようにしている。

【０００９】

【発明の実施の形態】ノズルを交換式とし、鼻汁用と痰
用とに分けて使用することができる。

【００１０】持ち運びに便利なように、ハンドルを付け
ることができる。

【００１１】交換用フィルターを収納するため、交換用
フィルター収納場所にメッシュ状のケースを設置するこ
とができる。

【００１２】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１は鼻汁・痰吸引装置の一部を切欠した斜視図である。
ケース１の下部に電池収納場所６があり、裏蓋を外して
電池１２を詰め替えるようになっている。電池収納場所
６の上段にはフアンモーター２、交換用フィルター収納
場所４、ノズル収納場所５に仕切られ、フアンモーター
２と交換用フィルター収納場所４の間を固定フィルター
３で仕切っている。電池１２よりフアンモーター２へ配
線され、ケース１に組み込まれたスイッチ１３でフアン
モーター２の作動を制御する。基板を組み込み、フアン
モーター２の回転数を制御し、吸引力を変えるように設
計することもできる。スイッチ１３はノズル９に付設し
てもよい。電池１２は乾電池や充電式電池が使用可能
で、コンセントへアダプターを差し込んで電源とするこ
ともできる。

【００１３】交換用フィルター収納場所４の上蓋１４は
開閉式であり、上蓋１４に設けた吸気口７へチューブ１
０の根元を差し込んで固定するようにしてある。交換用
フィルター１１を交換用フィルター収納場所４へ設置
し、鼻汁や痰が収納されたら上蓋１４を開けて古い交換
用フィルター１１を捨て、新しい交換用フィルター１１
を設置する。

【００１４】ノズル９は先端と根本が嵌入式で、取り外
して洗浄できるようになっている。根本にはチューブ１
０が固着され、吸引した鼻汁をチューブ１０を経由して
交換用フィルター１１へ送達する。痰を吸引するために
は、ノズル９とチューブ１０を交換する。

【００１５】ノズル９より吸引した空気はケース１の後
方の側面に排気口８を設けて排出させる。フアンモータ
ー２から発生する熱も、この排気口８より排出される。

【００１６】図２は図１のＡ−Ａ’線に沿った鼻汁・痰
吸引装置の断面図である。ケース１内に収納されたフア
ンモーター２、固定フィルター３、交換用フィルター収
納場所４、ノズル収納場所５、電池収納場所６、吸気口
７、排気口８、を示し、ノズル９とチューブ１０がケー
ス１より引き出されている状態を示している。

【００１７】図３は説明図である。ケース１は下部に電
池収納場所６を備え、下蓋を開閉して電池１２を詰め替
える。ケース１の上部にはフアンモーター２が固定フィ
ルター３によって前部にある交換用フィルター収納場所
４及びノズル収納場所５と分割されている。フアンモー
ター２のカバー１５は排気口８を備え、他の部分とは別
にケース１の上下仕切り板に嵌合するようになってい
る。交換用フィルター収納場所４の上部には上蓋１４が
開閉自在に付いて、上蓋１４の吸気口７に装着されたチ
ューブ１０の先端にノズル９がある。フアンモーター２
の作動はスイッチ１３で行う。

【００１８】

【発明の効果】吸引力がよく、鼻汁や痰がよく取れ、風
邪を移される心配がない。

【００１９】手軽に使用でき、持ち運びも容易である。

【００２０】自分で痰が切れないときに使用できるの
で、高齢者も痰の詰まりに苦しまなくなる。

【００２１】餅や異物の喉への詰まりにも利用できる。

【００２２】紙で鼻汁をふき取らないので、鼻に炎症を
起こさない。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図

【図２】断面図

【図３】説明図

【符号の説明】

１ ケース ２ フアンモーター ３ 固定フィルター ４ 交換用フィルター収納場所 ５ ノズル収納場所 ６ 電池収納場所 ７ 吸気口 ８ 排気口 ９ ノズル １０ チューブ １１ 交換用フィルター １２ 電池 １３ スイッチ １４ 上蓋 １５ カバー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】フアンモーター（２）と固定フィルター
   （３）を装着したケース（１）に、交換用フィルター収
   納場所（４）、ノズル収納場所（５）、電池収納場所
   （６）、吸気口（７）、排気口（８）を装備し、交換用
   フィルター収納場所（４）に設けた吸気口（７）へチュ
   ーブ（１０）を差し込み、チューブ（１０）の先端へノ
   ズル（９）を装着し、電池収納場所（６）へ収納した電
   池（１２）でフアンモーター（２）を作動させてノズル
   （９）より吸引した鼻汁、痰等を交換用フィルター（１
   １）内へ収集し、吸引した空気は排気口（８）より排出
   させることを特徴とした鼻汁・痰吸引装置。