JP2001258339A - 田植機の苗供給装置 - Google Patents
田植機の苗供給装置Info
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Abstract
て、載置台上に載せた苗箱を中央側に寄せるのに、作業
者が外端側から手で押し込むようにしていたが、苗の枚
数が多くなると非常に重くなり、多大の労力を要するも
のであった。本発明は、かかる課題の解決を図らんとす
るもので、苗を軽く移動させることができるようにし
て、労力の軽減化を図ることを目的とする。 【解決手段】 本発明は、苗を載置して移動させること
のできる苗載置台14であって、この苗載置台14の外
端側を水平姿勢から上方に持ち上げた傾斜姿勢に姿勢変
更すべく上下傾動可能に構成して設け、該苗載置台の外
端側と基端側との接続部にはこの外端側を傾動させたと
きの傾斜角よりも小さい傾斜角となる接続案内部18を
設けてあることを特徴としている。
Description
る載置台からなる苗供給装置を備えた田植機に関し、農
業機械の技術分野に属する。
予備苗を載置する予備苗用載置台が設置されてあり、そ
して、苗載タンク内に苗がなくなると、この載置台上の
予備苗を順次補給するようにしている。
せた苗を中央側に寄せるのに、作業者が外端側から手で
押し込むようにしていたが、苗の枚数が多くなると非常
に重くなり、多大の労力を要するものであった。
るもので、苗を軽く移動させることができるようにし
て、労力の軽減化を図ることを目的とする。
解決すべく次のような技術的手段を講じた。すなわち、
本発明における課題解決のための具体的手段は、苗を載
置して移動させることのできる苗載置台14であって、
この苗載置台の外端側を水平姿勢から上方に持ち上げた
傾斜姿勢に姿勢変更すべく上下傾動可能に構成して設
け、該苗載置台の外端側と基端側との接続部にはこの外
端側を傾動させたときの傾斜角よりも小さい傾斜角とな
る接続案内部18を設けてあることを特徴とする。
持ち上げ傾斜させることによって、苗を軽くスム−スに
中央側に移動させることができて、苗補給者の労力を軽
減することができる。
説明する。図1及び図2は、8条植田植機を示すもので
あり、車体1の前後には走行車輪としての左右一対の前
輪2,2及び後輪3,3が架設されている。車体上前部
に操作ボックス4及びステアリングハンドル5等を有す
る操縦装置6が設置され、車体後方部には昇降可能な苗
植付部7が装備されている。操縦装置6の後側に運転席
8が設置され、運転席の下側に田植機の各部に動力を伝
達するエンジン9が搭載されている。
ク10、1株分の苗を切取って土中に植込む植込杆11
を有する2条植用植付装置12a,12b,12c,1
2d、苗植付面を整地するフロ−ト13等からなる。機
体上後方部で苗植付部7と運転席8との間には苗を載置
して移動させることのできる予備苗載置台14を左右横
方向に架設してあると共に、少なくとも外端側が機体の
横外側方に大きく突出するよう構成してある。実施例で
は機体の両外側方に大きく突出させた構成であり、そし
て、その突出する部分14L,14Rは、少なくともこ
の載置台14の主要部分(基端中央側14C)が苗植付
部7の横幅内に収まるように枢着軸16周りに折り畳み
収納できる構成としている。
箱が台枠15に対し片持ち状に軸架したロ−ラ17を介
して横方向に軽く移動するように構成してある。また、
前記載置台14は外端側14R(又は14L)が枢着軸
16を支点として所定の傾斜角度に変更できるよう傾動
固定自在に構成している。
接続部にはこの外端側を傾動させたときの傾斜角A1よ
りも小さい傾斜角A2となる接続案内部18を設けた構
成である。実施例では台枠15とロ−ラ17との間に案
内レ−ル18を敷設し、移動降下する苗箱Sの移動方向
側端部がロ−ラ間に落下しないようにこの案内レ−ル1
8に沿って誘導案内する構成としている。
上に苗箱を畦側から供給載置し、そして、この外端側を
持ち上げて所定の傾斜姿勢に傾動させれば、苗箱は傾斜
面に沿って滑流降下し載置台の中央側に寄せられること
になる。また、畦側が高くて田植機よりも高所にある場
合などには、載置台外端側を傾斜姿勢のままで保持し、
或は、傾斜姿勢にて畦上にもたしかけた状態とし、そし
て、その上から苗箱を一箱づつ供給載置して載置台中央
側に順次押し寄せることもできる。
苗の空箱を収容する空箱収容枠19を設置することがで
きる。この収容枠19内には空箱を載置台上から一箱づ
つ落下させて順次積み重ね状に収容するようになってい
る。別実施例1(図8、図9、図10、図11)につい
て説明する。
a,20b及び横軸21a,21bを支点として上下に
揺動可能なリンク22a,22bを介して昇降可能に構
成してあり、そして、この苗載置台14が上昇するほど
苗載タンク10側に接近し、かつ、該苗載タンク10の
上方位置にまで変位するようにして苗の補給が容易にで
きる構成としている。
オ−ム23とウオ−ム・ホイ−ル24との組合せによる
ウオ−ム・ギヤ機構を用い、ハンドル25を回してリン
ク22aを上下に揺動操作する構成である。かかる載置
台の昇降操作手段はこの実施例に限定されるものではな
いが、特に、これをワンタッチで昇降操作することがで
きるものであれば便利であり、作業の能率化を図ること
ができる。
22aを後側のリンク22bよりも長くしておけば、苗
載置台14を苗載タンク10の上方位置まで上昇させた
ときには、この苗載置台14は下方の苗載タンク10側
が低くなる方向に傾くことになる。従って、この傾いた
苗載置台14側から苗載タンク10側への苗の補給が極
めて容易となる。
上下傾斜可能に構成してある苗載置台14において、苗
載置台の上下傾斜を苗載タンクに対する最接近位置にお
いて停止させるためのストッパ−機構26を、苗植付部
7の苗載タンク10の上端適所又は苗植付部7の昇降リ
ンク27側に設置してある。従って、苗載タンク10に
対し苗載置台14を最小限接近させることができるの
で、苗の補給が容易となる。
面に植付部上昇停止機構(実施例ではリミットスイッチ
28)を設け、苗載置台14に対し苗載タンクの上端が
最接近すると苗植付部の上昇を自動的に停止させる構成
である。これによっても、苗載タンクと苗載置台との隙
間を最小限にすることができるので、苗の補給性が向上
する。
軽四トラック29から圃場内の田植機に苗を搬送する装
置31を軽四トラックの荷台ゲ−ト30に装着できるよ
うに構成する。かかる実施例(図12)における苗搬送
装置31は、ロ−ラ32付搬送レ−ル33と、くの字型
に形成された苗搬送台34とからなり、荷台ゲ−ト30
にセットされる着脱自在なレ−ル35a付ベ−ス35に
対して、前後方向摺動自在に装着した構成である。な
お、この苗搬送装置31は苗搬送台34を荷台ゲ−ト3
0に直接係止させて利用する構成であってもよい。
ックの荷台上の苗箱は、苗搬送装置31上をすべらせて
田植機に直接的に補給されることになり、苗の補給作業
を効率的に行なうことができる。苗補給位置が僅かの移
動範囲で足りる場合には、苗搬送装置31自体をスライ
ドさせればよい。移動範囲が大きい場合には、苗搬送装
置がトラックと一体的となっているので、トラックを移
動させるだけでよいことになる。
クス 5 ステアリングハンドル 6 操縦装置 7 苗植付部 8 運転席 9 エンジン 10 苗載タン
ク 11 植込杆 12 植付装
置 13 フロ−ト 14 予備苗
載置台 15 台枠 16 枢着軸 17 ロ−ラ 18 接続案
内部(案内レ−ル)
Claims (1)
- 【請求項1】 苗を載置して移動させることのできる苗
載置台であって、この苗載置台の外端側を水平姿勢から
上方に持ち上げた傾斜姿勢に姿勢変更すべく上下傾動可
能に構成して設け、該苗載置台の外端側と基端側との接
続部にはこの外端側を傾動させたときの傾斜角よりも小
さい傾斜角となる接続案内部を設けてあることを特徴と
する田植機の苗供給装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP3757742B2 JP3757742B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=18599054
Family Applications (1)
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JP2000082224A Expired - Fee Related JP3757742B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2000
- 2000-03-23 JP JP2000082224A patent/JP3757742B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7392681B2 (ja) | 2021-04-28 | 2023-12-06 | 井関農機株式会社 | 作業車両 |
Also Published As
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JP3757742B2 (ja) | 2006-03-22 |
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