JP2001249315A - 収差補正光学装置 - Google Patents
収差補正光学装置Info
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Abstract
な収差補正光学素子、及びピックアップ装置を提供す
る。 【解決手段】 電圧の印加により通過する光に対して位
相変化を生じせしめる液晶素子と、液晶素子に電圧を印
加するための互いに対向する電極層と、液晶素子及び電
極層の間に配された絶縁層と、を有し、上記互いに対向
する電極層のうち少なくとも1の電極層は、同一平面内
において間隙部によって互いに電気的に分離された複数
の分割電極からなり、絶縁層のうち少なくとも1の電極
層及び液晶素子に挟まれた部分は、液晶素子への所定電
圧印加時に、液晶素子の間隙部に対向する部分において
所定強度より大なる電界を生じせしめる層厚を有してい
る。
Description
情報記録媒体に対して情報記録又は情報再生を行う際に
収差補正を行う収差補正光学素子、及びこの収差補正光
学素子を備えたピックアップ装置に関する。
る情報記録媒体として、CD(Compact disk)、DVD
(Digital Video Disk 又は Digital Versatile Disk)
等の光ディスクが知られており、再生専用の光ディス
ク、情報を追記録することが可能な追記型光ディスク、
情報の消去及び再記録が可能な書き換え型光ディスク
等、種類の異なる光ディスクが開発されている。
度化に対応するピックアップ装置と情報記録再生装置の
研究開発が進められると共に、種類の異なる光ディスク
を利用することが可能ないわゆる互換性を有したピック
アップ装置と情報記録再生装置の研究開発も進められて
いる。この光ディスクの高密度化に対応するため、ピッ
クアップ装置に備えられている対物レンズの開口数(nu
merical aperture :NA)を大きくすることにより、照
射径の小さな光ビームを光ディスクに照射することが考
えられている。また、短波長の光ビームを用いること
で、高密度化に対応することが考えられている。
くしたり、短波長の光ビームを用いると、光ディスクに
よる光ビームへの収差の影響が大きくなり、情報記録及
び情報再生の精度を向上させることが困難になるという
問題が生じる。例えば、対物レンズの開口数NAを大き
くすると、光ディスクに対する光ビームの入射角度範囲
が広くなるため、入射角度に依存した量である複屈折量
の光ディスク瞳面での分布幅も大きくなる。このため、
この複屈折に起因する球面収差の影響が大きくなるとい
う問題を生じる。また、対物レンズの開口数NAを大き
くして短波長の光ビームを用いると、情報記録又は情報
再生の際に光ディスクが傾いて、光ディスクの法線方向
に対する光ビームの入射角度(チルト角)が傾いた場合
に、コマ収差の影響が無視できなくなる。更に、2波長
レーザ等の複数の光源を設けたピックアップ装置では、
これらの光ビームの光路の僅かな違いから非点収差が生
じる。
VDのように種類によって構造と記録密度が異なるた
め、球面収差、コマ収差又は非点収差などの収差の影響
が光ディスクの種類に応じて異なることになり、互換性
を有するピックアップ装置と情報記録再生装置の開発が
困難になる。こうした収差の影響を低減するため、従
来、収差補正用の液晶ユニットを備えたピックアップ装
置が提案されている。(特開平10−20263号公
報)。
ように、互いに対向する透明電極A、B間に液晶素子C
を挟んだ構造を有し、透明電極A、B間の印加電圧を調
節することで液晶素子Cの配向状態を変化させ、一方の
透明電極A(又はB)側に入射する光が液晶素子C中を
通る際に、その光に対して配向状態に応じた複屈折変化
を与えて他方の透明電極B(又はA)側に射出するよう
になっている。
は、例えば、複数の透明電極a1、a2、a3とb1、
b2、b3に分割して形成され、また透明電極a1、a
2、a3同士が電気的に分離されると共に、透明電極b
1、b2、b3も互いに電気的に分離されている。この
ため、互いに正対関係にある透明電極間、例えば透明電
極a1、b1間と、透明電極a2、b2間と、透明電極
a3、b3間に、それぞれ異なった電圧を印加すると、
液晶素子Cに複数の異なった配向状態に調節することが
でき、入射する光に対してそれぞれの配向状態に応じた
複屈折変化を同時に与えるようになっている。
射出する光源と対物レンズ間の光路中に配置されてい
る。光源からレーザ光が射出されると、液晶ユニットが
そのレーザ光に上記の複数の配向状態に応じた複屈折変
化を与えて対物レンズ側へ透過し、透過したレーザ光を
対物レンズが収束することで光ビームを生成して光ディ
スクに照射するようになっている。また、光ディスクへ
の上記光ビームの照射によって生じる反射光が対物レン
ズを介して液晶ユニットに入射すると、その反射光に上
記の複数の配向状態に応じた複屈折変化を与えて透過
し、その透過した反射光を光検出器によって検出させる
ようになっている。そして、液晶ユニットの上記複数の
配向状態を適宜に調節することで、球面収差やコマ収差
などの収差の影響を低減するようにしている。
た従来の液晶ユニットは、上記複数の透明電極a1、a
2、a3とb1、b2、b3をそれぞれ電気的に分離す
るために、図1に示すように、それぞれの透明電極の間
には電気的絶縁のための間隙SPが設けられている。つ
まり、透明電極a1、a2、a3のそれぞれの境界部分
に沿って間隙SPが設けられると共に、透明電極b1,
b2、b3のそれぞれの境界部分に沿って間隙SPが設
けられている。
加されず、したがって、液晶素子C中のこれらの間隙S
Pに対応する部分には電界が印加されないので、液晶素
子C中の配向に急峻な不連続が生じていた。すなわち、
透明電極a1、a2、a3とb1、b2、b3を通る光
ビーム或いは反射光に対しては収差補正を行うことがで
きるのに対し、間隙SP分を通る光ビーム或いは反射光
に対しては収差補正を行うことができず、このため、光
ビーム或いは反射光に対して全体的に精度の良い収差補
正を施すことができないという問題があった。
するためになされたものであり、その目的とするところ
は、光路中において生じる収差の影響を精度よく補正す
ることが可能で高性能な収差補正光学素子、及びピック
アップ装置を提供することにある。
学装置は、光源から射出された光ビームを記録媒体に照
射し、記録媒体によって反射された反射光ビームを導く
光学系の光路中に配置され、光路中において生じた収差
を補正する収差補正光学装置であって、電圧の印加によ
り通過する光に対して位相変化を生じせしめる液晶素子
と、液晶素子に電圧を印加するための互いに対向する電
極層と、液晶素子及び電極層の間に配された絶縁層と、
を有し、上記互いに対向する電極層のうち少なくとも1
の電極層は、同一平面内において間隙部によって互いに
電気的に分離された複数の分割電極からなり、絶縁層の
うち少なくとも1の電極層及び液晶素子に挟まれた部分
は、液晶素子への所定電圧印加時に、液晶素子の間隙部
に対向する部分において所定強度より大なる電界を生じ
せしめる層厚を有することを特徴としている。
は、上記の収差補正光学装置を含む光学ピックアップ装
置であって、光ビームを射出する光源と、光源から射出
された光ビームを記録媒体に照射し、記録媒体によって
反射された反射光ビームを導く光学系と、反射光ビーム
を検出する光検出器と、を有することを特徴としてい
る。
つ詳細に説明する。図2は、情報記録再生装置に設けら
れたピックアップ装置の構成を模式的に示す図である。
図2において、本ピックアップ装置PUは、レーザ光H
1を射出する光源1と、偏光ビームスプリッタ3、収差
補正光学素子4、対物レンズ5、集光レンズ6、光検出
器7を備えて構成され、これらの構成要素1〜7は光軸
OAに沿って配置されている。また、収差補正光学素子
4を制御するための制御回路8が、本ピックアップ装置
PU又は情報記録再生装置内に設けられている。
光学効果(electro-optical effect)を生じる電気光学
素子を有している。より具体的には、制御回路8によっ
て印加される制御電圧Viの大きさに応じて複屈折変化
をもたらす液晶光学素子を有している。すなわち、この
光学素子4は、図3に模式的に示すように、2枚の透明
なガラス基板等の絶縁基板10、11で挟まれた間に液
晶(liquid crystal)素子14が封入された構成を有
し、互いに対向するガラス基板10、11の対向面に
は、電極部12、13、絶縁層23、24、及び液晶配
向膜21、22が形成されている。
加されると、その制御電圧Viによって生じる電界Ei
に応じて液晶素子14内の液晶分子の配向が変化する。
その結果、液晶素子14中を通る光は、液晶素子14の
複屈折を受けて位相が変化する。すなわち、その偏光状
態(位相)は、液晶素子14に印加される制御電圧Vi
によって制御することができる。
の光透過性を有しており、絶縁基板10、11のどちら
側を対物レンズ5側に向けて配置してもよいようになっ
ている。また、収差補正光学素子4を光軸OA側から見
ると、図4の平面図に示すように、光ディスク9で生じ
る収差の分布に対応付けて決められた複数の収差補正領
域AR1、AR2〜ARiに区画されており、これらの
収差補正領域AR1,AR2〜ARiは、電極部12、
13に形成されている透明電極(ITO:インジウム錫
酸化物)層によって実現されている。尚、図4は、光デ
ィスク9によって生じる球面収差を補正するための収差
補正領域AR1、AR2〜ARiの典型例を示してお
り、実際には、光ディスク9の収差の分布に対応付け
て、様々な形状に区画されている。例えば、情報記録又
は情報再生の際に光ディスク9が傾くことによって生じ
るコマ収差を補正する場合には、図5に示すような形状
の収差補正領域BR1〜BRiが設けられる。また、こ
れら収差補正領域の区画数も光ディスク9の収差の分布
に対応付けて決められている。
補正領域AR1〜ARiを設けた収差補正光学素子4の
場合を例に説明する。図6は、図4の線X−Xに沿った
断面構造を示す断面図である。図に示されるように、電
極部12は、互いに電気的に分離して形成された透明電
極層A1〜Aiと、各透明電極層A1〜Ai間に複数存
在する間隙W1〜Wiからなる構造を有している。
1に合わせた形状(図4の場合では、円形状)に形成さ
れ、透明電極層A2は、収差補正領域AR2に合わせた
形状(図4の場合では、円環状)に形成され、残りの透
明電極層A3〜Aiも同様に、収差補正領域AR3〜A
Riに合わせた形状に形成されている。また、透明電極
層A1〜Aiを分離している間隙W1〜Wiは、円環状
に形成されている。
に分離して形成された透明電極層C1〜Ciと、各透明
電極層C1〜Ci間に複数存在する間隙W1〜Wiから
なる構造を有している。尚、一方の電極部12が分離さ
れた電極層として形成されていれば、電極部13は分離
されている必要はない。例えば、全面電極としてもよ
く、あるいは補正すべき収差の特徴に応じて必要な形状
に形成、又は必要な数に分離して形成してもよい。
は、球面収差及びコマ収差を一つの液晶ユニットで補正
することが記載されている。すなわち、本発明において
は、上部電極を球面収差を補正するための電極形状と
し、下部電極をコマ収差を補正するための電極形状とす
ることによって球面収差及びコマ収差を一つの液晶ユニ
ットで補正することが可能である。尚、この際、上部電
極及び液晶素子間の絶縁層と、下部電極電極及び液晶素
子間の絶縁層とは、各々の収差を補正可能な厚さを有し
ていればよい。
加した場合の収差補正について説明する。尚、説明の便
宜上、図7は液晶素子の中心から半径方向の素子断面に
ついて示している。この図において模式的に示すよう
に、制御回路8からの制御電圧Viによって、互いに正
対関係にある収差補正領域AR1〜ARkの各透明電極
間(A1、C1)〜(Ak、Ck)のそれぞれに異なっ
た所定の電圧V1〜Vkが印加されると、液晶素子14
中にそれらの印加電圧V1〜Vkによる電界(E1〜E
k)に応じた複数の配向状態が発生する。尚、印加電圧
V1〜Vkはそれぞれの収差補正領域AR1〜ARkに
おける液晶素子14の配向状態が光ディスク9によって
生じる収差の特性とは逆の特性となるように、すなわち
補正するように決められる。
Wkに対向する液晶素子部に生じる電界(EW1〜EW
k)は絶縁層23、24の層厚に応じて変化する。図8
は、各電極(ここでは、A1〜A6)に電圧を印加した
場合において、絶縁層及び液晶素子部の界面における電
界強度を絶縁層の層厚(THi)をパラメータとして示
したものである。この図において、液晶素子の層厚は5
マイクロメータ(μm)、間隙W1〜Wkの幅は5μm
と仮定し、3つの絶縁層厚THi=1,6,15μmに
対して示している。また、各電極には、A1=10
(V),A2=12(V),・・・,A6=20(V)と2V
のステップで電圧を印加した場合を示している。
小さい場合(THi=1μm)では、間隙部に対向する
液晶素子部において電界が急峻に低下している。従っ
て、この部分では液晶の配向を十分に変化させることが
できない。すなわち、通過する光に位相差を生じさせる
ことができず、収差を補正することが困難である。一
方、絶縁層厚THi=6μmの場合では電界の低下は小
さく、またTHi=15μmの場合ではほぼ平坦に近い
電界強度プロファイルとなり、間隙部においても液晶素
子による十分な収差補正が可能である。
収差(球面収差)の1例を示す図である。液晶素子14
の光入射面内の位相差量(nm)を液晶素子14の中心
における値を基準として半径方向に対してプロットして
いる。すなわち、液晶素子14に入射する光ビームは液
晶素子14の半径方向に対して図9に示すプロファイル
の位相差を有しており、この位相差を打ち消すように液
晶素子14に所定の電圧を印加して入射光に面内位相変
化を生じせしめることによって収差を補正することがで
きる。
る電極層12に挟まれた絶縁層23が液晶素子14の厚
さに比べて小さい場合(例えば、液晶素子14の厚さ5
μmに対して、絶縁層23の厚さが約1μm以下)にお
いて、各電極(A1〜Ak,C1〜Ck)への当該所定
の電圧印加によって液晶素子14を通過する光に生じる
位相差(nm)を示している。尚、位相差は間隙部にお
ける値を基準としてプロットしている。各電極に対応す
る液晶素子14の収差補正領域(AR1〜ARk)では
電圧印加によって所望の位相差が得られる。一方、間隙
W1〜Wkに対応する液晶素子14の領域では電界強度
が小さいために位相変化が殆ど生じない。従って、位相
差の急峻な不連続が生じ、これによって収差の補正が著
しく阻害される。
晶素子14の厚さと同等以上の場合に、所定の電圧印加
によって液晶素子14を通過する光に生じる位相差を示
している。図に示すように、間隙W1〜Wkに対応する
液晶素子14の領域における位相差は隣接する2つの電
極によって生じる位相差の間の値となっており、収差の
補正が良好になされる。尚、図9に示す位相差曲線に合
致する位相差量とするのが最適である。
さよりも小さい場合(例えば、液晶素子14の厚さ5μ
mに対して、絶縁層23の厚さが約3μm)において、
所定の電圧印加によって液晶素子14を通過する光に生
じる位相差を示している。図に示すように、間隙部領域
における位相差は、図10に示した従来の場合よりも大
きくなっている。すなわち、間隙部領域においても位相
差が得られるように改善され、従来技術において問題で
あった収差の補正が可能になっている。尚、間隙部領域
において必要とされる位相差の値は、用いられる光学系
やディスクの種類、制御回路等種々の条件やパラメータ
によって異なる。従って、これらの条件に応じて所望の
位相差が得られように絶縁層の厚さを定めればよい。す
なわち、間隙部領域に対応する液晶素子の部分に印加さ
れる電界が所定の強度以上になるように定めればよい。
部を有する電極層に挟まれた少なくとも1の絶縁層が十
分厚く、例えば、液晶素子よりも厚く形成されていれば
よく、液晶素子を挟む絶縁層の両者が厚く形成されてい
る必要はない。以上説明したように、間隙部領域におい
ても十分な位相変化が得られ、光路中において生じる収
差の影響を精度よく補正することが可能となる。
よって生じる反射光の収差補正の観点から説明したが、
本発明による収差補正光学素子は、光源から光検出器に
至る光路中であればいずれの位置に設けてもよい。ま
た、本発明による収差補正光学素子は、球面収差及びコ
マ収差に限らず、非点収差などの種々の収差の補正に適
用することができる。さらに、本発明は、複数の光源、
又は複数の光路を有するピックアップ装置に適用するこ
とができる。例えば、CD及びDVDの各々の記録再生
のための異なる波長を有する2波長レーザ等の光源を備
えたピックアップ装置に適用することができる。
明によれば、光路中において生じる収差を精度よく補正
することが可能で高性能な収差補正光学素子、及びピッ
クアップ装置を実現できる。
図である。
置の構成を模式的に示すブロック図である。
配向変化を模式的に示す斜視図である。
平面図である。
平面図である。
た構造を示す断面図である。
差補正領域及び間隙領域における液晶素子の電界を説明
するための断面図である。
及び液晶素子部の界面における電界強度を絶縁層厚(T
Hi)をパラメータとして示す図である。
(球面収差)の1例を示す図である。
い場合において、液晶素子への所定電圧印加時に液晶素
子を通過する光ビームに生じる位相差(nm)を示す図
である。
場合において、液晶素子への所定電圧印加時に液晶素子
を通過する光ビームに生じる位相差(nm)を示す図で
ある。
の場合において、液晶素子を通過する光ビームに生じる
位相差(nm)を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 光源から射出された光ビームを記録媒体
に照射し、前記記録媒体によって反射された反射光ビー
ムを導く光学系の光路中に配置され、前記光路中におい
て生じた収差を補正する収差補正光学装置であって、 電圧の印加により通過する光に対して位相変化を生じせ
しめる液晶素子と、 前記液晶素子に電圧を印加するための互いに対向する電
極層と、 前記液晶素子及び前記電極層の間に配された絶縁層と、
を有し、 前記互いに対向する電極層のうち少なくとも1の電極層
は、同一平面内において間隙部によって互いに電気的に
分離された複数の分割電極からなり、前記絶縁層のうち
前記少なくとも1の電極層及び前記液晶素子に挟まれた
部分は、前記液晶素子への所定電圧印加時に、前記液晶
素子の前記間隙部に対向する部分において所定強度より
大なる電界を生じせしめる層厚を有することを特徴とす
る収差補正光学装置。 - 【請求項2】 前記絶縁層は、前記間隙部を通過する光
に対して、隣接する2つの分割電極によって生じる位相
変化量の間の大きさの位相変化を生じせしめる層厚を有
することを特徴とする請求項1記載の収差補正光学装
置。 - 【請求項3】 前記絶縁層は前記液晶素子の厚さより大
なる層厚を有することを特徴とする請求項1記載の収差
補正光学装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の収差補正光学装置を含む
光学ピックアップ装置であって、 光ビームを射出する光源と、前記光源から射出された光
ビームを記録媒体に照射し、前記記録媒体によって反射
された反射光ビームを導く光学系と、前記反射光ビーム
を検出する光検出器と、を有することを特徴とする光学
ピックアップ装置。
Priority Applications (3)
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