JP2001241914A - 斜入射干渉計用光学系およびこれを用いた装置 - Google Patents
斜入射干渉計用光学系およびこれを用いた装置Info
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B9/00—Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
- G01B9/02—Interferometers
- G01B9/02015—Interferometers characterised by the beam path configuration
- G01B9/02022—Interferometers characterised by the beam path configuration contacting one object by grazing incidence
-
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- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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- G01B2290/70—Using polarization in the interferometer
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 斜入射干渉計用光学系における、参照光と測
定光との光束分割手段および光束合成手段として、各々
プリズムを用いることにより、光量ロスや干渉ノイズの
低減、干渉縞の観察およびアライメントの容易性、さら
には光学系および装置全体のコンパクト化を図る。 【構成】 可干渉性のコリメート光Aが第1のプリズム
16から射出される面において参照光Bおよび測定光C
に分割され、測定光Cが第2のプリズム17に入射する
面において、参照光Bおよび測定光Cが合成されるよう
に構成されている。また、参照光Bの光路中にはミラー
21が配されている。
定光との光束分割手段および光束合成手段として、各々
プリズムを用いることにより、光量ロスや干渉ノイズの
低減、干渉縞の観察およびアライメントの容易性、さら
には光学系および装置全体のコンパクト化を図る。 【構成】 可干渉性のコリメート光Aが第1のプリズム
16から射出される面において参照光Bおよび測定光C
に分割され、測定光Cが第2のプリズム17に入射する
面において、参照光Bおよび測定光Cが合成されるよう
に構成されている。また、参照光Bの光路中にはミラー
21が配されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に粗面の平面度
を非接触で測定可能とする斜入射干渉計に用いられる光
学系およびこれを用いた装置に関するものである。
を非接触で測定可能とする斜入射干渉計に用いられる光
学系およびこれを用いた装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、加工物表面の平面度を測定す
るための種々の干渉計装置が知られている。その中でも
凹凸差の大きい被検面の平面度を測定し得る装置とし
て、斜入射干渉計装置が知られている。
るための種々の干渉計装置が知られている。その中でも
凹凸差の大きい被検面の平面度を測定し得る装置とし
て、斜入射干渉計装置が知られている。
【0003】斜入射干渉計装置においては、被検面に対
し可干渉光線束を斜めから入射させることにより測定感
度を低くすることができるため、非接触での粗面等の平
面度測定に用いられている。ここで、測定に使用される
光の波長をλ、被検面への入射角をθとすれば、被検面
の凹凸量、すなわち測定感度Δhは下式で表わされる。
し可干渉光線束を斜めから入射させることにより測定感
度を低くすることができるため、非接触での粗面等の平
面度測定に用いられている。ここで、測定に使用される
光の波長をλ、被検面への入射角をθとすれば、被検面
の凹凸量、すなわち測定感度Δhは下式で表わされる。
【0004】Δh=λ/(2 cosθ) すなわち、入射角θが大きくなり斜め入射の程度が大き
くなる程、縞間隔が大きくなり測定感度が低くなるの
で、平面精度が悪い平面を測定することが可能となる。
くなる程、縞間隔が大きくなり測定感度が低くなるの
で、平面精度が悪い平面を測定することが可能となる。
【0005】図14は、従来の斜入射干渉計装置の第1
の構成例であり、基準原器として平面基準板を用いた例
である。この斜入射干渉計装置は、平行平面板116の
基準平面116aと被検体2の被検面2aとを対向配置
し、基準平面116aに斜め方向から、レーザ光源11
1から発せられコリメータレンズ114により平行光と
された可干渉光を照射し、この基準平面116aと被検
面2aの距離に基づく光路差に応じた干渉縞をスクリー
ン118に投影し、観察者119が観察するようになっ
ている。図14に示すとおり、この例では、参照光と測
定光は基準平面116aにおいて分離され、再びこの面
において合成される。
の構成例であり、基準原器として平面基準板を用いた例
である。この斜入射干渉計装置は、平行平面板116の
基準平面116aと被検体2の被検面2aとを対向配置
し、基準平面116aに斜め方向から、レーザ光源11
1から発せられコリメータレンズ114により平行光と
された可干渉光を照射し、この基準平面116aと被検
面2aの距離に基づく光路差に応じた干渉縞をスクリー
ン118に投影し、観察者119が観察するようになっ
ている。図14に示すとおり、この例では、参照光と測
定光は基準平面116aにおいて分離され、再びこの面
において合成される。
【0006】図15は、従来の斜入射干渉計装置の第2
の構成例であり、基準原器として直角二等辺三角形プリ
ズムを用いた、アブラムソン型と呼ばれる例である。図
15および以下の従来例において、図14に示す斜入射
干渉計装置と同様の部材には下二桁を一致させた符号を
付している。この装置は、可干渉平行光を直角二等辺三
角形プリズム216に入射面216bから入射させるも
のであり、上述の第1の例と同じく、基準平面216a
において参照光と測定光が分離され、再びこの面におい
て合成される。この装置では、スクリーン218に投影
された干渉縞をTVカメラ219により撮影し観察する
ように構成されている。
の構成例であり、基準原器として直角二等辺三角形プリ
ズムを用いた、アブラムソン型と呼ばれる例である。図
15および以下の従来例において、図14に示す斜入射
干渉計装置と同様の部材には下二桁を一致させた符号を
付している。この装置は、可干渉平行光を直角二等辺三
角形プリズム216に入射面216bから入射させるも
のであり、上述の第1の例と同じく、基準平面216a
において参照光と測定光が分離され、再びこの面におい
て合成される。この装置では、スクリーン218に投影
された干渉縞をTVカメラ219により撮影し観察する
ように構成されている。
【0007】図16は、従来の斜入射干渉計装置の第3
の構成例であり、回折格子を用いたバーチ型と呼ばれる
例である。この斜入射干渉計装置は、可干渉平行光を回
折格子317aに入射させて2方向に波面分割し、一方
の光線束を被検面2aに対して斜めに入射させてその反
射光を測定光とするとともに他方の光線束を参照光と
し、これら測定光および参照光を回折格子317bに入
射させて波面合成し、この回折格子317bから同一方
向に射出される測定光と参照光との光干渉により生じる
干渉縞をホログラムスクリーン318に投影し、TVカ
メラ319により撮像し観察するように構成されてい
る。図16においては、回折格子317aで波面分割さ
れた0次回折光が参照光、1次回折光が測定光とされ、
後段の回折格子317bにおいて参照光の1次回折光と
測定光の0次光とが合成され、互いに干渉するように構
成されている。
の構成例であり、回折格子を用いたバーチ型と呼ばれる
例である。この斜入射干渉計装置は、可干渉平行光を回
折格子317aに入射させて2方向に波面分割し、一方
の光線束を被検面2aに対して斜めに入射させてその反
射光を測定光とするとともに他方の光線束を参照光と
し、これら測定光および参照光を回折格子317bに入
射させて波面合成し、この回折格子317bから同一方
向に射出される測定光と参照光との光干渉により生じる
干渉縞をホログラムスクリーン318に投影し、TVカ
メラ319により撮像し観察するように構成されてい
る。図16においては、回折格子317aで波面分割さ
れた0次回折光が参照光、1次回折光が測定光とされ、
後段の回折格子317bにおいて参照光の1次回折光と
測定光の0次光とが合成され、互いに干渉するように構
成されている。
【0008】図17は、従来の斜入射干渉計装置の第4
の構成例であり、マッハツェンダ型干渉計を斜入射干渉
計として応用した例である。この斜入射干渉計装置は、
可干渉平行光をハーフミラー417aにより2方向に分
割し、一方の光線束を測定光としミラー415aを介し
被検面2aに対して斜めに入射させ、他方の光線束を参
照光とし、これら被検面2aで反射された測定光および
ミラー415bにより反射された参照光をハーフミラー
417bにより合成し、測定光と参照光との光干渉によ
り生じる干渉縞をスクリーン418に投影し直接または
TVカメラ等により観察するように構成されている。
の構成例であり、マッハツェンダ型干渉計を斜入射干渉
計として応用した例である。この斜入射干渉計装置は、
可干渉平行光をハーフミラー417aにより2方向に分
割し、一方の光線束を測定光としミラー415aを介し
被検面2aに対して斜めに入射させ、他方の光線束を参
照光とし、これら被検面2aで反射された測定光および
ミラー415bにより反射された参照光をハーフミラー
417bにより合成し、測定光と参照光との光干渉によ
り生じる干渉縞をスクリーン418に投影し直接または
TVカメラ等により観察するように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来より
様々な構成の斜入射干渉計用光学系およびこれを用いた
装置が提案されているが、各光学系および装置はそれぞ
れに問題点を抱えている。
様々な構成の斜入射干渉計用光学系およびこれを用いた
装置が提案されているが、各光学系および装置はそれぞ
れに問題点を抱えている。
【0010】斜入射干渉計用光学系および装置に求めら
れる機能として、まず形成される干渉縞の観察し易さが
ある。観察を妨げる1つの要因は干渉ノイズにある。例
えば、上記第1の従来例の構成では、平面板の基準平面
でない面(入射面であり射出面である)での反射光によ
る干渉ノイズが発生しやすい。この干渉ノイズはこの面
に反射防止コーティングを施すことである程度は解決で
きる。しかし、入射角が大きいので反射率の小さいコー
ティングを施すことには困難がある。
れる機能として、まず形成される干渉縞の観察し易さが
ある。観察を妨げる1つの要因は干渉ノイズにある。例
えば、上記第1の従来例の構成では、平面板の基準平面
でない面(入射面であり射出面である)での反射光によ
る干渉ノイズが発生しやすい。この干渉ノイズはこの面
に反射防止コーティングを施すことである程度は解決で
きる。しかし、入射角が大きいので反射率の小さいコー
ティングを施すことには困難がある。
【0011】上記第2の従来例の装置によれば、このよ
うな表面反射による干渉ノイズは防止することができ
る。しかし、このような構成によっても、被検面と基準
平面との間の多重反射光による干渉ノイズの問題は残
る。これを除去するためには、被検面と基準平面との間
を多重反射した光と基準平面で内面反射した光とが干渉
してスクリーン面に到達しないような構成としなければ
ならない。これを光学部材の相対配置をもって除去する
場合には、例えば基準平面を被検面に対して2倍以上の
サイズに設定する手法が有効である。直角二等辺三角形
プリズム216を用いたこの従来構成例では、このよう
に基準平面216aを大きくするためにプリズム216
自体も非常に大きく重く、コストも高いものとなってし
まうことが問題となっている。
うな表面反射による干渉ノイズは防止することができ
る。しかし、このような構成によっても、被検面と基準
平面との間の多重反射光による干渉ノイズの問題は残
る。これを除去するためには、被検面と基準平面との間
を多重反射した光と基準平面で内面反射した光とが干渉
してスクリーン面に到達しないような構成としなければ
ならない。これを光学部材の相対配置をもって除去する
場合には、例えば基準平面を被検面に対して2倍以上の
サイズに設定する手法が有効である。直角二等辺三角形
プリズム216を用いたこの従来構成例では、このよう
に基準平面216aを大きくするためにプリズム216
自体も非常に大きく重く、コストも高いものとなってし
まうことが問題となっている。
【0012】また、プリズム216の基準平面216a
において内部反射した光束が干渉光と同一方向に射出さ
れ、スクリーン218上においてこの内部反射光に基づ
くノイズが重畳されてしまうという問題もある。
において内部反射した光束が干渉光と同一方向に射出さ
れ、スクリーン218上においてこの内部反射光に基づ
くノイズが重畳されてしまうという問題もある。
【0013】上記第3の従来例では回折格子を利用して
いるので、不要な次数の回折光がノイズ光となる虞があ
る。したがって、必要な次数の回折光だけを取り出すた
めに実際にはリレーレンズを用いて干渉縞を結像させる
方法が取られる。
いるので、不要な次数の回折光がノイズ光となる虞があ
る。したがって、必要な次数の回折光だけを取り出すた
めに実際にはリレーレンズを用いて干渉縞を結像させる
方法が取られる。
【0014】第4の従来例のようにハーフミラー417
a、417bを用いる構成によっても、各々のハーフミ
ラー417a、417bの表裏両面間での多重反射によ
り干渉ノイズが生じることになり、これを除去すること
は難しい。干渉ノイズだけでなく、例えば上記第3の従
来例のように、回折格子を用いるために光利用効率が悪
くなるような場合も、観察し易さという点からは問題が
ある。
a、417bを用いる構成によっても、各々のハーフミ
ラー417a、417bの表裏両面間での多重反射によ
り干渉ノイズが生じることになり、これを除去すること
は難しい。干渉ノイズだけでなく、例えば上記第3の従
来例のように、回折格子を用いるために光利用効率が悪
くなるような場合も、観察し易さという点からは問題が
ある。
【0015】また、例えば、上記第1および第2の従来
例のように、被検面2aに接触していないとはいいなが
らも、被検面2aにかなり近接して基準平面116a、
216aが配置されている場合は、設置条件や観察にお
いて制約が多くなり観察の容易性を損ないかねない。ま
た、このような基準平面116a、216aが配置され
ている場合は、被検面2aのアライメントを行う際に注
意が必要となることも、これらの構成の問題となってい
る。
例のように、被検面2aに接触していないとはいいなが
らも、被検面2aにかなり近接して基準平面116a、
216aが配置されている場合は、設置条件や観察にお
いて制約が多くなり観察の容易性を損ないかねない。ま
た、このような基準平面116a、216aが配置され
ている場合は、被検面2aのアライメントを行う際に注
意が必要となることも、これらの構成の問題となってい
る。
【0016】さらに、光学系および装置全体として、コ
ンパクトであることが要望される。
ンパクトであることが要望される。
【0017】例えば、上記第2の従来例では、コリメー
タレンズ214から被検面2aに向かう光束は被検面2
aへの入射光と参照光部分をカバーしなければならない
ものであるが、直角二等辺三角形プリズム216を用い
たこの従来構成例ではプリズム入射面216aへの入射
角が小さいために、光束径の大きい平行光束を入射させ
ることが必要となる。そのため、コリメータレンズ21
4も大きくなり干渉計全体が大型化せざるを得ない。
タレンズ214から被検面2aに向かう光束は被検面2
aへの入射光と参照光部分をカバーしなければならない
ものであるが、直角二等辺三角形プリズム216を用い
たこの従来構成例ではプリズム入射面216aへの入射
角が小さいために、光束径の大きい平行光束を入射させ
ることが必要となる。そのため、コリメータレンズ21
4も大きくなり干渉計全体が大型化せざるを得ない。
【0018】また、上記第3の従来例によれば、回折格
子利用による光量のロスが多いため干渉縞を良好に観察
するためにはホログラムスクリーンを使用したり、上述
したリレーレンズを用いることになるが、装置の大型化
やコスト高を招くことにもなりかねない。
子利用による光量のロスが多いため干渉縞を良好に観察
するためにはホログラムスクリーンを使用したり、上述
したリレーレンズを用いることになるが、装置の大型化
やコスト高を招くことにもなりかねない。
【0019】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、光量ロスや干渉ノイズが少なくて干渉
縞の観察が容易であるとともにアライメントが容易で、
かつ光学系および装置全体のコンパクト化を図り得る斜
入射干渉計用光学系およびこれを用いた装置を提供する
ことを目的とするものである。
たものであって、光量ロスや干渉ノイズが少なくて干渉
縞の観察が容易であるとともにアライメントが容易で、
かつ光学系および装置全体のコンパクト化を図り得る斜
入射干渉計用光学系およびこれを用いた装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の斜入射干渉計用
光学系は、コリメートされた可干渉性の光を光束分割手
段において分割し、一方の光束は参照光とし、他方の光
束は測定光として被検面に斜入射させ、該参照光および
該被検面から反射された該測定光を光束合成手段におい
て合成し互いに干渉させ、生成された干渉縞を干渉縞観
察スクリーンに形成させるように構成された斜入射干渉
計用光学系において、前記光束分割手段が第1のプリズ
ムよりなり、前記可干渉性の光が該第1のプリズムに入
射する面または該第1のプリズムから射出される面にお
いて前記参照光および前記測定光が分割され、前記光束
合成手段が第2のプリズムよりなり、前記測定光が該第
2のプリズムに入射する面または該第2のプリズムから
射出される面において、該参照光および該測定光が合成
されるように構成されてなることを特徴とするものであ
る。
光学系は、コリメートされた可干渉性の光を光束分割手
段において分割し、一方の光束は参照光とし、他方の光
束は測定光として被検面に斜入射させ、該参照光および
該被検面から反射された該測定光を光束合成手段におい
て合成し互いに干渉させ、生成された干渉縞を干渉縞観
察スクリーンに形成させるように構成された斜入射干渉
計用光学系において、前記光束分割手段が第1のプリズ
ムよりなり、前記可干渉性の光が該第1のプリズムに入
射する面または該第1のプリズムから射出される面にお
いて前記参照光および前記測定光が分割され、前記光束
合成手段が第2のプリズムよりなり、前記測定光が該第
2のプリズムに入射する面または該第2のプリズムから
射出される面において、該参照光および該測定光が合成
されるように構成されてなることを特徴とするものであ
る。
【0021】本発明に係る装置は、前記斜入射干渉計用
光学系およびカメラを備えてなることを特徴とするもの
である。なお、上記「前記可干渉性の光が……中略……
該第1のプリズムから射出される面」とは、前記可干渉
性の光が前記第1のプリズムの入射面において分割され
ることなくこの第1のプリズムに入射した場合に、この
光が射出される面のことを意味するものである。
光学系およびカメラを備えてなることを特徴とするもの
である。なお、上記「前記可干渉性の光が……中略……
該第1のプリズムから射出される面」とは、前記可干渉
性の光が前記第1のプリズムの入射面において分割され
ることなくこの第1のプリズムに入射した場合に、この
光が射出される面のことを意味するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、後述する実施例
1に係る斜入射干渉計用光学系を示す側面図である。こ
の斜入射干渉計用光学系は、コリメートされた可干渉性
の光Aを光束分割手段において分割し、一方の光束は参
照光Bとし、他方の光束は測定光Cとして被検面2aに
斜入射させ、該参照光Bおよび該被検面2aから反射さ
れた該測定光Cを光束合成手段において合成し互いに干
渉させ、生成された干渉縞を干渉縞観察スクリーン(図
示せず)に形成させるように構成された斜入射干渉計用
光学系であり、前記光束分割手段が単一の第1のプリズ
ム16よりなり、前記可干渉性の光が該第1のプリズム
16に入射する面または該第1のプリズム16から射出
される面において前記参照光Bおよび前記測定光Cが分
割され、前記光束合成手段が単一の第2のプリズム17
よりなり、前記測定光Cが該第2のプリズム17に入射
する面または該第2のプリズム17から射出される面に
おいて、該参照光Bおよび該測定光Cが合成されるよう
に構成されてなる。
図面を参照しながら説明する。図1は、後述する実施例
1に係る斜入射干渉計用光学系を示す側面図である。こ
の斜入射干渉計用光学系は、コリメートされた可干渉性
の光Aを光束分割手段において分割し、一方の光束は参
照光Bとし、他方の光束は測定光Cとして被検面2aに
斜入射させ、該参照光Bおよび該被検面2aから反射さ
れた該測定光Cを光束合成手段において合成し互いに干
渉させ、生成された干渉縞を干渉縞観察スクリーン(図
示せず)に形成させるように構成された斜入射干渉計用
光学系であり、前記光束分割手段が単一の第1のプリズ
ム16よりなり、前記可干渉性の光が該第1のプリズム
16に入射する面または該第1のプリズム16から射出
される面において前記参照光Bおよび前記測定光Cが分
割され、前記光束合成手段が単一の第2のプリズム17
よりなり、前記測定光Cが該第2のプリズム17に入射
する面または該第2のプリズム17から射出される面に
おいて、該参照光Bおよび該測定光Cが合成されるよう
に構成されてなる。
【0023】以下、本実施形態による作用効果について
説明する。本実施形態によれば、光束分割手段および光
束合成手段としてプリズムを用いることによりノイズ光
を低減することができる。すなわち、プリズム16およ
び17には、参照光と測定光との分離または合成を行う
面に対して平行となるような面がない。したがって、平
行平面板やハーフミラーを用いる場合に問題となるこの
ような面における多重反射による干渉ノイズ光の影響を
少なくすることができ、良好な干渉縞像を得ることがで
きる。
説明する。本実施形態によれば、光束分割手段および光
束合成手段としてプリズムを用いることによりノイズ光
を低減することができる。すなわち、プリズム16およ
び17には、参照光と測定光との分離または合成を行う
面に対して平行となるような面がない。したがって、平
行平面板やハーフミラーを用いる場合に問題となるこの
ような面における多重反射による干渉ノイズ光の影響を
少なくすることができ、良好な干渉縞像を得ることがで
きる。
【0024】また、光束分割手段および光束合成手段と
してプリズムを用いることにより、回折格子を用いて光
束分割および光束合成を行う場合(各々ハーフミラーが
2枚必要である)に比べ光量のロスが少なく、観察が容
易となる。
してプリズムを用いることにより、回折格子を用いて光
束分割および光束合成を行う場合(各々ハーフミラーが
2枚必要である)に比べ光量のロスが少なく、観察が容
易となる。
【0025】また、光束分割手段および光束合成手段と
してプリズムを用いることにより、ハーフミラーを用い
て光束分割および光束合成を行う場合に比べこれらの部
材の光学的位置調整が容易であり、製造コストの上でも
有利である。
してプリズムを用いることにより、ハーフミラーを用い
て光束分割および光束合成を行う場合に比べこれらの部
材の光学的位置調整が容易であり、製造コストの上でも
有利である。
【0026】また、本実施形態のような構成によれば、
上記第1および第2の従来例のような、被検面2aにか
なり近接した基準平面(例えば従来例1の116aや従
来例2の216a)を配置する必要がなく、被検面2a
のアライメントが容易となる。また、設置条件や観察に
おいても制約が少ない。
上記第1および第2の従来例のような、被検面2aにか
なり近接した基準平面(例えば従来例1の116aや従
来例2の216a)を配置する必要がなく、被検面2a
のアライメントが容易となる。また、設置条件や観察に
おいても制約が少ない。
【0027】さらに、基準平面が不要となることによ
り、被検面2aの紙面上方にスペースが確保できるた
め、直接的に被検面2aを観察することも可能になる。
被検面2aを直接的に観察することにより、被検物2の
位置の確認や被検面2aの傷などの表面状態を確認する
ことができる。被検面2aの表面検査は、被検面2aに
平行な指向性のある光で被検面2aを照明することによ
り、さらに容易に傷などを確認することが可能となる。
り、被検面2aの紙面上方にスペースが確保できるた
め、直接的に被検面2aを観察することも可能になる。
被検面2aを直接的に観察することにより、被検物2の
位置の確認や被検面2aの傷などの表面状態を確認する
ことができる。被検面2aの表面検査は、被検面2aに
平行な指向性のある光で被検面2aを照明することによ
り、さらに容易に傷などを確認することが可能となる。
【0028】また、上記従来例2のようにサイズの大き
な基準平面216aを得るために大きな直角二等辺三角
形プリズムを用いたり、上記従来例3のように部材を追
加したりしなくとも良好な干渉縞画像が得られるので、
光学系および装置全体としてコンパクト化を図ることが
でき、またコスト低減効果も大きい。
な基準平面216aを得るために大きな直角二等辺三角
形プリズムを用いたり、上記従来例3のように部材を追
加したりしなくとも良好な干渉縞画像が得られるので、
光学系および装置全体としてコンパクト化を図ることが
でき、またコスト低減効果も大きい。
【0029】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明する。
なお、実施例1〜8は本実施形態に係る斜入射干渉計用
光学系の例であり、実施例9〜13は本実施形態に係る
斜入射干渉計用光学系を用いた装置の例である。各実施
例において同様の部材には同一の符号を付し、各実施例
で重複する部分についての説明は省略している。
なお、実施例1〜8は本実施形態に係る斜入射干渉計用
光学系の例であり、実施例9〜13は本実施形態に係る
斜入射干渉計用光学系を用いた装置の例である。各実施
例において同様の部材には同一の符号を付し、各実施例
で重複する部分についての説明は省略している。
【0030】<実施例1>図1に示すように、本実施例
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16から射出される面において参
照光Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプ
リズム17に入射する面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。また、参照光
Bの光路中にはミラー21が配されている。
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16から射出される面において参
照光Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプ
リズム17に入射する面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。また、参照光
Bの光路中にはミラー21が配されている。
【0031】第1のプリズム16に入射したコリメート
光Aは、光束分割面16aにおいて、直進透過して射出
される測定光Cとプリズム16内で正反射する参照光B
とに分割される。測定光Cは、被検面2aで反射され、
第2のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはその
後プリズム16内でもう1度正反射してから射出され、
ミラー21により正反射され第2のプリズム17に入射
し、第2のプリズム17内で1度正反射した後光束合成
面17bにおいてもう1度正反射し、この面を直進透過
して入射した測定光Cと合成され、スクリーン方向に射
出される。
光Aは、光束分割面16aにおいて、直進透過して射出
される測定光Cとプリズム16内で正反射する参照光B
とに分割される。測定光Cは、被検面2aで反射され、
第2のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはその
後プリズム16内でもう1度正反射してから射出され、
ミラー21により正反射され第2のプリズム17に入射
し、第2のプリズム17内で1度正反射した後光束合成
面17bにおいてもう1度正反射し、この面を直進透過
して入射した測定光Cと合成され、スクリーン方向に射
出される。
【0032】本実施例では、このように第1のプリズム
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は5回、測定光Cの反
射回数は1回(光束分割面16aおよび光束合成面17
bにおける反射を含む。以下の各実施例においても同様
とする。)とされている。
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は5回、測定光Cの反
射回数は1回(光束分割面16aおよび光束合成面17
bにおける反射を含む。以下の各実施例においても同様
とする。)とされている。
【0033】このように、第1のプリズム16で分割さ
れてから第2のプリズム17で合成されるまでの参照光
Bおよび測定光Cの反射回数がともに奇数回とされてい
ることにより、コリメータレンズから射出されるコリメ
ート光の同じ光束部分、もしくは近い光束部分が合成さ
れることになる。これは、互いに干渉を生じやすい光束
部分が合成されることになるので、入射するコリメート
光が厳密に平面波で無くても干渉を生じさせることがで
き、光源から第1のプリズム16までの各部材のアライ
メントや光源光の誤差の許容度が大きくなるので、コス
ト低減ならびに製作が容易になるというメリットがあ
る。
れてから第2のプリズム17で合成されるまでの参照光
Bおよび測定光Cの反射回数がともに奇数回とされてい
ることにより、コリメータレンズから射出されるコリメ
ート光の同じ光束部分、もしくは近い光束部分が合成さ
れることになる。これは、互いに干渉を生じやすい光束
部分が合成されることになるので、入射するコリメート
光が厳密に平面波で無くても干渉を生じさせることがで
き、光源から第1のプリズム16までの各部材のアライ
メントや光源光の誤差の許容度が大きくなるので、コス
ト低減ならびに製作が容易になるというメリットがあ
る。
【0034】<実施例2>図2に示すように、本実施例
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16から射出される面において参
照光Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプ
リズム17に入射する面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16から射出される面において参
照光Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプ
リズム17に入射する面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。
【0035】第1のプリズム16に入射したコリメート
光Aは、光束分割面16aにおいて、直進透過して射出
される測定光Cとプリズム16内で正反射する参照光B
とに分割される。測定光Cは、被検面2aで反射され、
第2のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはその
後プリズム16内で2回正反射してから射出され、第2
のプリズム17に入射し、第2のプリズム17内で2回
正反射した後光束合成面17bにおいてもう1度正反射
し、この第2のプリズム17の射出面を直進透過して入
射した測定光Cと合成され、スクリーン方向に射出され
る。
光Aは、光束分割面16aにおいて、直進透過して射出
される測定光Cとプリズム16内で正反射する参照光B
とに分割される。測定光Cは、被検面2aで反射され、
第2のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはその
後プリズム16内で2回正反射してから射出され、第2
のプリズム17に入射し、第2のプリズム17内で2回
正反射した後光束合成面17bにおいてもう1度正反射
し、この第2のプリズム17の射出面を直進透過して入
射した測定光Cと合成され、スクリーン方向に射出され
る。
【0036】本実施例は部材数も少なく、コンパクト化
および低コスト化に優れた斜入射干渉計用光学系であ
る。
および低コスト化に優れた斜入射干渉計用光学系であ
る。
【0037】<実施例3>図3に示すように、本実施例
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照光
Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズ
ム17から射出される面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。また、参照光
Bの光路中にはミラー21aおよびミラー21bが配さ
れている。
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照光
Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズ
ム17から射出される面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。また、参照光
Bの光路中にはミラー21aおよびミラー21bが配さ
れている。
【0038】コリメート光Aは第1のプリズム16の光
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。第1のプリズム16から射出された測定光C
は、被検面2aで反射され、第2のプリズム17に入射
する。他方、参照光Bはミラー21aおよびミラー21
bにおいて正反射され、第2のプリズム17の光束合成
面17bで正反射し、この面において、第2のプリズム
17を透過して射出される測定光Cと合成され、スクリ
ーンに向かう。
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。第1のプリズム16から射出された測定光C
は、被検面2aで反射され、第2のプリズム17に入射
する。他方、参照光Bはミラー21aおよびミラー21
bにおいて正反射され、第2のプリズム17の光束合成
面17bで正反射し、この面において、第2のプリズム
17を透過して射出される測定光Cと合成され、スクリ
ーンに向かう。
【0039】<実施例4>図4に示すように、本実施例
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照光
Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズ
ム17から射出される面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。また、参照光
Bの光路中にはミラー21aおよびミラー21bが配さ
れている。
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照光
Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズ
ム17から射出される面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。また、参照光
Bの光路中にはミラー21aおよびミラー21bが配さ
れている。
【0040】コリメート光Aは第1のプリズム16の光
束分割面16aにおいて、正反射する測定光Cと直進透
過して第1のプリズム16に入射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、被検面2aで反射され、第2のプ
リズム17に入射する。他方、参照光Bは第1のプリズ
ム16から射出されミラー21aおよびミラー21bに
おいて正反射され、第2のプリズム17の光束合成面1
7bで正反射し、この面において、第2のプリズム17
を透過して射出される測定光Cと合成され、スクリーン
に向かう。
束分割面16aにおいて、正反射する測定光Cと直進透
過して第1のプリズム16に入射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、被検面2aで反射され、第2のプ
リズム17に入射する。他方、参照光Bは第1のプリズ
ム16から射出されミラー21aおよびミラー21bに
おいて正反射され、第2のプリズム17の光束合成面1
7bで正反射し、この面において、第2のプリズム17
を透過して射出される測定光Cと合成され、スクリーン
に向かう。
【0041】本実施例は上記実施例3と略同様の構成と
されているが、第1のプリズム16に入射されるコリメ
ート光Aの方向が実施例3と異なる。
されているが、第1のプリズム16に入射されるコリメ
ート光Aの方向が実施例3と異なる。
【0042】<実施例5>図5に示すように、本実施例
も上記実施例3と略同様の構成とされているが、第1の
プリズム16に入射されるコリメート光Aの方向および
干渉縞を担持した合成光が射出される方向が実施例3と
異なる例である。
も上記実施例3と略同様の構成とされているが、第1の
プリズム16に入射されるコリメート光Aの方向および
干渉縞を担持した合成光が射出される方向が実施例3と
異なる例である。
【0043】コリメート光Aは第1のプリズム16の光
束分割面16aにおいて、正反射する測定光Cと直進透
過して第1のプリズム16に入射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、被検面2aで反射され、第2のプ
リズム17に向かう。他方、参照光Bは第1のプリズム
16を透過してミラー21aおよびミラー21bにおい
て正反射され、第2のプリズム17に入射し、第2のプ
リズム17の光束合成面17bにおいて、この面におい
て正反射する測定光Cと合成され、スクリーン方向に射
出される。
束分割面16aにおいて、正反射する測定光Cと直進透
過して第1のプリズム16に入射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、被検面2aで反射され、第2のプ
リズム17に向かう。他方、参照光Bは第1のプリズム
16を透過してミラー21aおよびミラー21bにおい
て正反射され、第2のプリズム17に入射し、第2のプ
リズム17の光束合成面17bにおいて、この面におい
て正反射する測定光Cと合成され、スクリーン方向に射
出される。
【0044】<実施例6>図6に示すように、本実施例
は、上記実施例5を変形させた構成例である。コリメー
ト光Aは第1のプリズム16の光束分割面16aにおい
て、正反射する測定光Cと直進透過して第1のプリズム
16に入射する参照光Bとに分割される。測定光Cは、
被検面2aで反射され、第2のプリズム17に向かう。
他方、参照光Bは第1のプリズム16内で1度正反射し
た後第2のプリズム17に入射し、第2のプリズム17
内で1度正反射した後、光束合成面17bにおいて、こ
の面で正反射する測定光Cと合成され、スクリーン方向
に射出される。
は、上記実施例5を変形させた構成例である。コリメー
ト光Aは第1のプリズム16の光束分割面16aにおい
て、正反射する測定光Cと直進透過して第1のプリズム
16に入射する参照光Bとに分割される。測定光Cは、
被検面2aで反射され、第2のプリズム17に向かう。
他方、参照光Bは第1のプリズム16内で1度正反射し
た後第2のプリズム17に入射し、第2のプリズム17
内で1度正反射した後、光束合成面17bにおいて、こ
の面で正反射する測定光Cと合成され、スクリーン方向
に射出される。
【0045】本実施例は、プリズム16および17の形
状を変えて、上記実施例5でミラー21aおよび21b
により行われる反射をプリズム16および17の内部で
行われるように構成した例である。このような構成によ
り、部材数が削減され、アライメントが容易になる。
状を変えて、上記実施例5でミラー21aおよび21b
により行われる反射をプリズム16および17の内部で
行われるように構成した例である。このような構成によ
り、部材数が削減され、アライメントが容易になる。
【0046】<実施例7>図7に示すように、本実施例
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照光
Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズ
ム17から射出される面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。また、参照光
Bの光路中にはミラー21が配されている。
に係る斜入射干渉計用光学系は、可干渉性のコリメート
光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照光
Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズ
ム17から射出される面において、参照光Bおよび測定
光Cが合成されるように構成されている。また、参照光
Bの光路中にはミラー21が配されている。
【0047】コリメート光Aは第1のプリズム16の光
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16内で1度正反
射した後射出され、被検面2aで反射され、第2のプリ
ズム17に入射する。他方、参照光Bはミラー21にお
いて正反射され、第2のプリズム17の光束合成面17
bで正反射し、この面において、第2のプリズム17内
で1度正反射したのち射出される測定光Cと合成され、
スクリーンに向かう。
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16内で1度正反
射した後射出され、被検面2aで反射され、第2のプリ
ズム17に入射する。他方、参照光Bはミラー21にお
いて正反射され、第2のプリズム17の光束合成面17
bで正反射し、この面において、第2のプリズム17内
で1度正反射したのち射出される測定光Cと合成され、
スクリーンに向かう。
【0048】本実施例では、このように第1のプリズム
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされている。このように、第1のプリズ
ム16で分割されてから第2のプリズム17で合成され
るまでの参照光Bおよび測定光Cの反射回数がともに奇
数回とされていることにより、上記実施例1と同様にコ
リメート光の誤差の許容度が大きくなる。
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされている。このように、第1のプリズ
ム16で分割されてから第2のプリズム17で合成され
るまでの参照光Bおよび測定光Cの反射回数がともに奇
数回とされていることにより、上記実施例1と同様にコ
リメート光の誤差の許容度が大きくなる。
【0049】また、本実施例も、第1のプリズム16に
入射されるコリメート光Aの方向および干渉縞を担持し
た合成光が射出される方向が、上記実施例3〜6と異な
る例となっている。
入射されるコリメート光Aの方向および干渉縞を担持し
た合成光が射出される方向が、上記実施例3〜6と異な
る例となっている。
【0050】<実施例8>図8に示すように、本実施例
の第1のプリズム16から第2のプリズム17までの構
成は、上記実施例1と略同様とされている。そして本実
施例では、第1のプリズム16の前段に、測定光Cが被
検面2aに入射する角度を変化させ得るように、回転可
能な入射角変更用のミラー22が配設され、さらに、第
2のプリズム17の後段に、ミラー22による測定光C
の被検面2aへの入射角度の変化に対応し、干渉縞観察
スクリーン18の所定位置に干渉縞が形成されるように
光路を調整する光路調整手段として、ミラー23が配設
されている。
の第1のプリズム16から第2のプリズム17までの構
成は、上記実施例1と略同様とされている。そして本実
施例では、第1のプリズム16の前段に、測定光Cが被
検面2aに入射する角度を変化させ得るように、回転可
能な入射角変更用のミラー22が配設され、さらに、第
2のプリズム17の後段に、ミラー22による測定光C
の被検面2aへの入射角度の変化に対応し、干渉縞観察
スクリーン18の所定位置に干渉縞が形成されるように
光路を調整する光路調整手段として、ミラー23が配設
されている。
【0051】このように測定光Cが被検面2aに入射す
る角度を変化させることにより、この光学系により形成
される干渉縞の感度を可変とすることができる。このよ
うに干渉縞の感度を容易に変化させ得ることにより、縞
感度を鈍くさせて粗面を測定することも可能となるな
ど、多様な面精度をもつ被検面2aに対応可能な光学系
とすることができる。
る角度を変化させることにより、この光学系により形成
される干渉縞の感度を可変とすることができる。このよ
うに干渉縞の感度を容易に変化させ得ることにより、縞
感度を鈍くさせて粗面を測定することも可能となるな
ど、多様な面精度をもつ被検面2aに対応可能な光学系
とすることができる。
【0052】ミラー22は図8に示す矢印のように回転
可能とされており、それにより被検面2aへの入射角度
を変化させる。ミラー22を回転させた場合の参照光B
および測定光Cを点線B´およびC´で示す。このと
き、被検物2は被検面2aが点線2a´に示す位置に移
動するように調整されることになる。また、本実施例で
はミラー22が第1のプリズム16の前段にあるため、
参照光Bの光路も変更されるので、これに応じ本実施例
のミラー21のような、参照光Bの光路内の部材も可動
とされることが望ましい。
可能とされており、それにより被検面2aへの入射角度
を変化させる。ミラー22を回転させた場合の参照光B
および測定光Cを点線B´およびC´で示す。このと
き、被検物2は被検面2aが点線2a´に示す位置に移
動するように調整されることになる。また、本実施例で
はミラー22が第1のプリズム16の前段にあるため、
参照光Bの光路も変更されるので、これに応じ本実施例
のミラー21のような、参照光Bの光路内の部材も可動
とされることが望ましい。
【0053】さらに、被検面2aの後段の部材も参照光
Bおよび測定光Cの光路変更に対応して必要に応じ可動
とすることが望ましい。例えば、本実施例ではミラー2
3が図8に示す矢印のように移動可能とされており、こ
のようにしてミラーの位置や向きを変化させることによ
り、ミラー22の回転により干渉縞を担持した光束の光
路が変化しても、スクリーン18を移動させることなく
干渉縞画像を投影することができる。
Bおよび測定光Cの光路変更に対応して必要に応じ可動
とすることが望ましい。例えば、本実施例ではミラー2
3が図8に示す矢印のように移動可能とされており、こ
のようにしてミラーの位置や向きを変化させることによ
り、ミラー22の回転により干渉縞を担持した光束の光
路が変化しても、スクリーン18を移動させることなく
干渉縞画像を投影することができる。
【0054】また、このときミラー23は、図8に示す
ように干渉縞観察スクリーン18の所定位置に干渉縞が
形成されるように光路を調整するように移動し、これに
より干渉縞の感度が変化してもスクリーン18上での干
渉縞像の位置は変わらないので、観察が容易になる。さ
らに、被検面2aへの測定光CまたはC´の入射角に応
じ、この角度と同じ角度で干渉縞を担持した合成光をス
クリーン18に入射させるように、このミラー23が移
動することにより、干渉縞の感度を変化させても、観察
者19はいずれの感度においてもスクリーン18上で歪
みのない干渉縞画像を観察することができる。
ように干渉縞観察スクリーン18の所定位置に干渉縞が
形成されるように光路を調整するように移動し、これに
より干渉縞の感度が変化してもスクリーン18上での干
渉縞像の位置は変わらないので、観察が容易になる。さ
らに、被検面2aへの測定光CまたはC´の入射角に応
じ、この角度と同じ角度で干渉縞を担持した合成光をス
クリーン18に入射させるように、このミラー23が移
動することにより、干渉縞の感度を変化させても、観察
者19はいずれの感度においてもスクリーン18上で歪
みのない干渉縞画像を観察することができる。
【0055】このようにして、本実施例によれば、縞感
度を変化させて観察できるとともにその干渉縞画像は縞
感度が変化してもスクリーン18上で所定の位置に形成
され、歪みなく観察することができる。
度を変化させて観察できるとともにその干渉縞画像は縞
感度が変化してもスクリーン18上で所定の位置に形成
され、歪みなく観察することができる。
【0056】<実施例9>図9は、本実施形態に係る斜
入射干渉計用光学系を備えた装置の構成を示す図であ
る。この斜入射干渉計装置10は、光の干渉作用によっ
て形成される干渉縞を利用して被検体2の被検面2aの
表面形状を測定する装置であって、本実施形態に係る斜
入射干渉計用光学系、およびこの光学系の干渉縞観察ス
クリーン18に形成される干渉縞を観察し得る位置に配
置されたTVカメラ20から構成されている。
入射干渉計用光学系を備えた装置の構成を示す図であ
る。この斜入射干渉計装置10は、光の干渉作用によっ
て形成される干渉縞を利用して被検体2の被検面2aの
表面形状を測定する装置であって、本実施形態に係る斜
入射干渉計用光学系、およびこの光学系の干渉縞観察ス
クリーン18に形成される干渉縞を観察し得る位置に配
置されたTVカメラ20から構成されている。
【0057】本実施形態の斜入射干渉計用光学系は、実
施例7として説明した光学系と共通するところが多い。
すなわちこの光学系は、可干渉性のコリメート光Aが第
1のプリズム16に入射する面において参照光Bおよび
測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズム17か
ら射出される面において、参照光Bおよび測定光Cが合
成されるように構成されている。
施例7として説明した光学系と共通するところが多い。
すなわちこの光学系は、可干渉性のコリメート光Aが第
1のプリズム16に入射する面において参照光Bおよび
測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズム17か
ら射出される面において、参照光Bおよび測定光Cが合
成されるように構成されている。
【0058】コリメート光Aは第1のプリズム16の光
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16を透過しミラ
ー22、被検面2a、ミラー23の順に反射され、第2
のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはミラー2
1において正反射され、第2のプリズム17の光束合成
面17bで正反射し、この面において第2のプリズム1
7から射出される測定光Cと合成され、干渉縞情報を担
持した合成光によりスクリーン18上に干渉縞画像が映
出される。
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16を透過しミラ
ー22、被検面2a、ミラー23の順に反射され、第2
のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはミラー2
1において正反射され、第2のプリズム17の光束合成
面17bで正反射し、この面において第2のプリズム1
7から射出される測定光Cと合成され、干渉縞情報を担
持した合成光によりスクリーン18上に干渉縞画像が映
出される。
【0059】本実施例では、このように第1のプリズム
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
【0060】また、本実施例では、図9に示すように、
実施例7の光学系と比較し第1プリズム16で分割され
た参照光Bが第2プリズム17から遠ざかる方向に紙面
左側へ向かうよう構成されている。参照光Bの光路をこ
のようにすることにより、第1のプリズム16で分割さ
れてから第2のプリズム17で合成されるまでの参照光
Bおよび測定光Cの光路長を、互いにほぼ等しくなるよ
うにすることができる。これら2つの光路長をほぼ等し
くすることにより、可干渉距離が小さい光を用いた場合
にも干渉縞が形成されやすくなるので、本実施例は光源
として干渉性の低い光を用いて測定する場合でも有効な
構成である。
実施例7の光学系と比較し第1プリズム16で分割され
た参照光Bが第2プリズム17から遠ざかる方向に紙面
左側へ向かうよう構成されている。参照光Bの光路をこ
のようにすることにより、第1のプリズム16で分割さ
れてから第2のプリズム17で合成されるまでの参照光
Bおよび測定光Cの光路長を、互いにほぼ等しくなるよ
うにすることができる。これら2つの光路長をほぼ等し
くすることにより、可干渉距離が小さい光を用いた場合
にも干渉縞が形成されやすくなるので、本実施例は光源
として干渉性の低い光を用いて測定する場合でも有効な
構成である。
【0061】ところで、この装置は干渉縞画像をTVカ
メラ20により観察できるように構成されている。カメ
ラを用いることにより、干渉縞画像が暗い場合にもカメ
ラ感度を高くし観察を容易にすることができる。また、
画像を解析することも容易になる。
メラ20により観察できるように構成されている。カメ
ラを用いることにより、干渉縞画像が暗い場合にもカメ
ラ感度を高くし観察を容易にすることができる。また、
画像を解析することも容易になる。
【0062】さらに、このカメラの視野をズームまたは
切換により可変とすることにより、被検面2aの面積が
小さい(または大きい)場合にもモニタ(図示せず)上
で干渉縞画像を拡大(または縮小)して観察することが
できる。
切換により可変とすることにより、被検面2aの面積が
小さい(または大きい)場合にもモニタ(図示せず)上
で干渉縞画像を拡大(または縮小)して観察することが
できる。
【0063】なお、本実施例の装置は、このカメラに装
着されているレンズにより生ずる歪みをあらかじめ評価
し、それを補正するように画像処理を行う画像処理機能
を備えることにより、さらに良好な干渉縞観察を行うこ
とができる。すなわち、このようなカメラレンズとして
は、広角レンズを用い装置のコンパクト化が図られるこ
とが多いが、広角レンズを用いた場合歪みは大きくなっ
てしまう。そのため、カメラレンズの歪曲収差を取るた
めに、上述のような画像処理を行った後、モニタに表示
または干渉縞の解析を行うことにより、モニタ上ではカ
メラレンズによる歪みの影響の無い干渉縞の像を観察で
きるとともに、干渉縞の解析を精度良く行うことが可能
になる。
着されているレンズにより生ずる歪みをあらかじめ評価
し、それを補正するように画像処理を行う画像処理機能
を備えることにより、さらに良好な干渉縞観察を行うこ
とができる。すなわち、このようなカメラレンズとして
は、広角レンズを用い装置のコンパクト化が図られるこ
とが多いが、広角レンズを用いた場合歪みは大きくなっ
てしまう。そのため、カメラレンズの歪曲収差を取るた
めに、上述のような画像処理を行った後、モニタに表示
または干渉縞の解析を行うことにより、モニタ上ではカ
メラレンズによる歪みの影響の無い干渉縞の像を観察で
きるとともに、干渉縞の解析を精度良く行うことが可能
になる。
【0064】<実施例10>図10(B)に示すように
本実施例の装置は、可干渉性を有する光を射出する半導
体レーザ光源11と、この光を所定の光束径の平行光線
束とするための光学系として集光レンズ12、ピンホー
ル13、コリメータレンズ14、ミラー24、および光
束径調整用プリズム25と、本実施形態に係る斜入射干
渉計用光学系と、この光学系の干渉縞観察スクリーン1
8に形成される干渉縞を観察し得る位置に配置されたT
Vカメラ20とから構成されている。
本実施例の装置は、可干渉性を有する光を射出する半導
体レーザ光源11と、この光を所定の光束径の平行光線
束とするための光学系として集光レンズ12、ピンホー
ル13、コリメータレンズ14、ミラー24、および光
束径調整用プリズム25と、本実施形態に係る斜入射干
渉計用光学系と、この光学系の干渉縞観察スクリーン1
8に形成される干渉縞を観察し得る位置に配置されたT
Vカメラ20とから構成されている。
【0065】なお、図10(A)は、図10(B)のミ
ラー24からミラー22までを紙面左側より見た図であ
る。コリメータレンズ14により平行光とされた光束を
ミラー24により正反射せしめてプリズム25にこのよ
うに斜めに入射させることにより、この光束はこの斜入
射干渉計装置に適したコリメート光とされる。この光束
径調整用プリズム25については後述する実施例11の
図11を用いて詳述する。
ラー24からミラー22までを紙面左側より見た図であ
る。コリメータレンズ14により平行光とされた光束を
ミラー24により正反射せしめてプリズム25にこのよ
うに斜めに入射させることにより、この光束はこの斜入
射干渉計装置に適したコリメート光とされる。この光束
径調整用プリズム25については後述する実施例11の
図11を用いて詳述する。
【0066】本実施形態の斜入射干渉計用光学系は、実
施例7として説明した光学系と共通するところが多い。
すなわちこの光学系は、可干渉性のコリメート光Aが第
1のプリズム16に入射する面において参照光Bおよび
測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズム17か
ら射出される面において、参照光Bおよび測定光Cが合
成されるように構成されている。なお、図10〜13に
示す装置の図において、煩雑を避けるためコリメート光
A、参照光B、測定光Cの符号の記載は省略されてい
る。
施例7として説明した光学系と共通するところが多い。
すなわちこの光学系は、可干渉性のコリメート光Aが第
1のプリズム16に入射する面において参照光Bおよび
測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズム17か
ら射出される面において、参照光Bおよび測定光Cが合
成されるように構成されている。なお、図10〜13に
示す装置の図において、煩雑を避けるためコリメート光
A、参照光B、測定光Cの符号の記載は省略されてい
る。
【0067】コリメート光Aは第1のプリズム16の光
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16を透過しミラ
ー22、被検面2a、ミラー23の順に反射され、第2
のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはミラー2
1において正反射され、第2のプリズム17の光束合成
面17bで正反射し、この面において第2のプリズム1
7から射出される測定光Cと合成され、干渉縞情報を担
持した合成光によりスクリーン18上に干渉縞画像が映
出される。
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16を透過しミラ
ー22、被検面2a、ミラー23の順に反射され、第2
のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはミラー2
1において正反射され、第2のプリズム17の光束合成
面17bで正反射し、この面において第2のプリズム1
7から射出される測定光Cと合成され、干渉縞情報を担
持した合成光によりスクリーン18上に干渉縞画像が映
出される。
【0068】本実施例では、このように第1のプリズム
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
【0069】本実施例の装置も上記実施例9と同様に干
渉縞画像をTVカメラ20により観察できるように構成
されている。したがって、実施例9と同様に、ズームま
たは切換によりこのカメラの視野を可変としたり、この
カメラに装着されているレンズにより生ずる歪みをあら
かじめ評価し、それを補正するように画像処理を行う画
像処理機能を装置に備えることにより、上述したような
作用効果を得ることができる。
渉縞画像をTVカメラ20により観察できるように構成
されている。したがって、実施例9と同様に、ズームま
たは切換によりこのカメラの視野を可変としたり、この
カメラに装着されているレンズにより生ずる歪みをあら
かじめ評価し、それを補正するように画像処理を行う画
像処理機能を装置に備えることにより、上述したような
作用効果を得ることができる。
【0070】<実施例11>図11(B)に示すように
本実施例の装置は、可干渉性を有する光を射出する半導
体レーザ光源11と、この光を所定の光束径の平行光線
束とするための光学系として集光レンズ12、ピンホー
ル13、コリメータレンズ14、ミラー24、および光
束径調整用プリズム25と、光路変向用のミラー22お
よびミラー23と、実施形態に係る斜入射干渉計用光学
系と、この光学系の干渉縞観察スクリーン18に形成さ
れる干渉縞を観察し得る位置に配置されたTVカメラ2
0と、光路内に着脱可能なアライメント用ミラー26、
結像レンズ27およびミラー28からなるアライメント
用結像光学系と、TVカメラ20の視野を切り換えるた
めの切換ミラー29とから構成されている。
本実施例の装置は、可干渉性を有する光を射出する半導
体レーザ光源11と、この光を所定の光束径の平行光線
束とするための光学系として集光レンズ12、ピンホー
ル13、コリメータレンズ14、ミラー24、および光
束径調整用プリズム25と、光路変向用のミラー22お
よびミラー23と、実施形態に係る斜入射干渉計用光学
系と、この光学系の干渉縞観察スクリーン18に形成さ
れる干渉縞を観察し得る位置に配置されたTVカメラ2
0と、光路内に着脱可能なアライメント用ミラー26、
結像レンズ27およびミラー28からなるアライメント
用結像光学系と、TVカメラ20の視野を切り換えるた
めの切換ミラー29とから構成されている。
【0071】本実施例の斜入射干渉計用光学系は、実施
例1として説明した光学系と共通するところが多い。す
なわちこの光学系は、可干渉性のコリメート光Aが第1
のプリズム16から射出される面において参照光Bおよ
び測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズム17
に入射する面において、参照光Bおよび測定光Cが合成
されるように構成されている。また、参照光Bの光路中
にはミラー21が配されている。
例1として説明した光学系と共通するところが多い。す
なわちこの光学系は、可干渉性のコリメート光Aが第1
のプリズム16から射出される面において参照光Bおよ
び測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリズム17
に入射する面において、参照光Bおよび測定光Cが合成
されるように構成されている。また、参照光Bの光路中
にはミラー21が配されている。
【0072】第1のプリズム16に入射したコリメート
光Aは、光束分割面16aにおいて、直進透過して射出
される測定光Cとプリズム16内で正反射する参照光B
とに分割される。測定光Cは、被検面2aで反射され、
第2のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはその
後プリズム16内でもう1度正反射してから射出され、
ミラー21により正反射され第2のプリズム17に入射
し、第2のプリズム17内で1度正反射した後光束合成
面17bにおいてもう1度正反射し、この面を直進透過
して入射した測定光Cと合成され、干渉縞情報を担持し
た合成光によりスクリーン18上に干渉縞画像が映出さ
れる。
光Aは、光束分割面16aにおいて、直進透過して射出
される測定光Cとプリズム16内で正反射する参照光B
とに分割される。測定光Cは、被検面2aで反射され、
第2のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはその
後プリズム16内でもう1度正反射してから射出され、
ミラー21により正反射され第2のプリズム17に入射
し、第2のプリズム17内で1度正反射した後光束合成
面17bにおいてもう1度正反射し、この面を直進透過
して入射した測定光Cと合成され、干渉縞情報を担持し
た合成光によりスクリーン18上に干渉縞画像が映出さ
れる。
【0073】本実施例では、このように第1のプリズム
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は5回、測定光Cの反
射回数は1回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は5回、測定光Cの反
射回数は1回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
【0074】また、本実施例では、第2のプリズム17
と干渉縞観察スクリーン18との間に、第2のプリズム
17からの光束をアライメント用結像レンズ27へ導く
ための着脱可能なミラー26を配置している。このミラ
ー26は移動可能とされ、被検物2のアライメント調整
の際に光路内に挿入される。
と干渉縞観察スクリーン18との間に、第2のプリズム
17からの光束をアライメント用結像レンズ27へ導く
ための着脱可能なミラー26を配置している。このミラ
ー26は移動可能とされ、被検物2のアライメント調整
の際に光路内に挿入される。
【0075】アライメント時は、第2のプリズム17か
ら射出された光はこのミラー26によりアライメント用
結像レンズ27へ導かれる。この結像レンズ27の焦点
面にアライメント用のスクリーン18を配置し、結像レ
ンズ27によるスポット像を確認しながらアライメント
を行う。本実施例ではアライメント用のスクリーン18
を別に設けることなく、ミラー28により光路を変向さ
せて、このスポット像を干渉縞観察スクリーン18上で
観察できるように構成している。アライメント調整は、
被検面2aが傾いている状態では測定光によるスポット
像と参照光によるスポット像がずれて観察されるので、
2つのスポット像が重なって1つに見えるように調整す
ればよく、被検面2aのアライメントが容易となる。ま
た、ミラー26により、干渉を生じた合成光の光束の一
部を遮ってアライメント用として利用するとともに、遮
られない残りの光束がスクリーン18上に干渉縞を生成
するように構成し、干渉縞の状況を確認しながらアライ
メントを行うことも可能となる。
ら射出された光はこのミラー26によりアライメント用
結像レンズ27へ導かれる。この結像レンズ27の焦点
面にアライメント用のスクリーン18を配置し、結像レ
ンズ27によるスポット像を確認しながらアライメント
を行う。本実施例ではアライメント用のスクリーン18
を別に設けることなく、ミラー28により光路を変向さ
せて、このスポット像を干渉縞観察スクリーン18上で
観察できるように構成している。アライメント調整は、
被検面2aが傾いている状態では測定光によるスポット
像と参照光によるスポット像がずれて観察されるので、
2つのスポット像が重なって1つに見えるように調整す
ればよく、被検面2aのアライメントが容易となる。ま
た、ミラー26により、干渉を生じた合成光の光束の一
部を遮ってアライメント用として利用するとともに、遮
られない残りの光束がスクリーン18上に干渉縞を生成
するように構成し、干渉縞の状況を確認しながらアライ
メントを行うことも可能となる。
【0076】また、ミラー26は、第2のプリズム17
からの光束をアライメント用結像レンズ27へ導くため
の部材であるので、ミラーに代えて他の部材により光束
をアライメント用結像レンズ27へ導くことも可能であ
る。例えば、ハーフミラー等の光路分離手段を用いるこ
ともできる。
からの光束をアライメント用結像レンズ27へ導くため
の部材であるので、ミラーに代えて他の部材により光束
をアライメント用結像レンズ27へ導くことも可能であ
る。例えば、ハーフミラー等の光路分離手段を用いるこ
ともできる。
【0077】また、本実施例ではアライメント用のスク
リーン18が前記干渉縞観察スクリーン18と兼用され
るように構成され、2つのスポット像および干渉縞を同
時に観察することができ、コンパクトな構成で部材数も
少なくすることが可能となるが、アライメント用に別に
スクリーンを設けるか、もしくは直接撮像素子で受光す
るようにしてもよい。
リーン18が前記干渉縞観察スクリーン18と兼用され
るように構成され、2つのスポット像および干渉縞を同
時に観察することができ、コンパクトな構成で部材数も
少なくすることが可能となるが、アライメント用に別に
スクリーンを設けるか、もしくは直接撮像素子で受光す
るようにしてもよい。
【0078】また、本実施例の光学系は図11に示すよ
うに、実施例1の光学系と比較し、ミラー21が被検面
2aに対向するのでなく、紙面左側にずれて位置するよ
うに、プリズム16、17等の各部材が配置されてい
る。これにより、被検面2aの紙面上方に十分なスペー
スが確保できるので、被検面2aを直接的に観察するこ
とが容易になる。
うに、実施例1の光学系と比較し、ミラー21が被検面
2aに対向するのでなく、紙面左側にずれて位置するよ
うに、プリズム16、17等の各部材が配置されてい
る。これにより、被検面2aの紙面上方に十分なスペー
スが確保できるので、被検面2aを直接的に観察するこ
とが容易になる。
【0079】光学系がこのように配置されているので、
本実施例では、TVカメラ20は切換ミラー29により
視野を切り換えて、干渉縞観察スクリーン18と被検面
2aとを撮影することができる。この切換ミラー29は
移動可能とされ、干渉縞観察スクリーン18を観察する
際にこの位置に挿入され、被検面2aを観察する際には
TVカメラ視野から除去される。このように干渉縞観察
スクリーン18と被検面2aとを1つのTVカメラ20
により観察可能とすることは、コスト低減ならびに装置
全体のコンパクト化を可能とする。
本実施例では、TVカメラ20は切換ミラー29により
視野を切り換えて、干渉縞観察スクリーン18と被検面
2aとを撮影することができる。この切換ミラー29は
移動可能とされ、干渉縞観察スクリーン18を観察する
際にこの位置に挿入され、被検面2aを観察する際には
TVカメラ視野から除去される。このように干渉縞観察
スクリーン18と被検面2aとを1つのTVカメラ20
により観察可能とすることは、コスト低減ならびに装置
全体のコンパクト化を可能とする。
【0080】なお、切換ミラー29は、本実施例のよう
に、TVカメラ20と干渉縞観察スクリーン18との間
に着脱されるミラーによってどちらか一方の視野を選択
観察するようなものであってもよいし、この位置に配置
されたハーフミラーを該切換ミラーの代替として、干渉
縞観察スクリーン18と被検面2aとを同時に観察する
ようなものであってもよい。
に、TVカメラ20と干渉縞観察スクリーン18との間
に着脱されるミラーによってどちらか一方の視野を選択
観察するようなものであってもよいし、この位置に配置
されたハーフミラーを該切換ミラーの代替として、干渉
縞観察スクリーン18と被検面2aとを同時に観察する
ようなものであってもよい。
【0081】また、本実施例の装置も上記実施例9と同
様に干渉縞画像をTVカメラ20により観察できるよう
に構成されている。したがって、実施例9と同様に、ズ
ームまたは切換によりこのカメラの視野を可変とした
り、このカメラに装着されているレンズにより生ずる歪
みをあらかじめ評価し、それを補正するように画像処理
を行う画像処理機能を装置に備えることにより、上述し
たような作用効果を得ることができる。
様に干渉縞画像をTVカメラ20により観察できるよう
に構成されている。したがって、実施例9と同様に、ズ
ームまたは切換によりこのカメラの視野を可変とした
り、このカメラに装着されているレンズにより生ずる歪
みをあらかじめ評価し、それを補正するように画像処理
を行う画像処理機能を装置に備えることにより、上述し
たような作用効果を得ることができる。
【0082】なお、図11(A)は、図11(B)のミ
ラー24からミラー22までを紙面左側より見た図であ
る。コリメータレンズ14により平行光とされた光束を
ミラー24からプリズム25にこのように斜めに入射さ
せることにより、この光束はこの斜入射干渉計装置に適
したコリメート光とされる。
ラー24からミラー22までを紙面左側より見た図であ
る。コリメータレンズ14により平行光とされた光束を
ミラー24からプリズム25にこのように斜めに入射さ
せることにより、この光束はこの斜入射干渉計装置に適
したコリメート光とされる。
【0083】このプリズム25は、図示するように断面
直角二等辺三角形とされ、直角二等辺三角形からなる表
裏2面の対向方向に扁平とされた三角柱形状のブロック
である。そして、ミラー24からの平行光束がこのプリ
ズム25の斜面長手方向に向かって斜入射するように位
置設定される。
直角二等辺三角形とされ、直角二等辺三角形からなる表
裏2面の対向方向に扁平とされた三角柱形状のブロック
である。そして、ミラー24からの平行光束がこのプリ
ズム25の斜面長手方向に向かって斜入射するように位
置設定される。
【0084】このプリズム25を図示の如くミラー24
とミラー22の間に配設することにより、図11(B)
のプリズム25の光射出面において、紙面に対し垂直方
向に光束を拡大させることができる。
とミラー22の間に配設することにより、図11(B)
のプリズム25の光射出面において、紙面に対し垂直方
向に光束を拡大させることができる。
【0085】斜入射干渉計の場合、被検面への入射光線
および反射光線を含む平面方向(図(B)紙面左右方
向、Z方向と称する)の光束幅は斜入射により拡大され
るので入射光束幅は小さくてよいが、この平面に直交す
る方向(紙面奥行き方向、X方向と称する)については
被検面の幅をカバーするだけの光束幅を持った光束を入
射させることが必要となる。通常のコリメータレンズに
よりコリメート光を第1のプリズム16に入射させる場
合は、このX方向の光束幅をもたせるために、コリメー
タレンズの開口を大きくしなければならず、したがって
このレンズの焦点距離も長くなるので、装置全体を小型
化するのが困難となる。例えば、被検面2aのX方向幅
が100mmならコリメータレンズによる光束幅は115〜12
0mm必要となり、コリメータレンズのFナンバを4と
すれば焦点距離400〜500mmのレンズが必要となる。
および反射光線を含む平面方向(図(B)紙面左右方
向、Z方向と称する)の光束幅は斜入射により拡大され
るので入射光束幅は小さくてよいが、この平面に直交す
る方向(紙面奥行き方向、X方向と称する)については
被検面の幅をカバーするだけの光束幅を持った光束を入
射させることが必要となる。通常のコリメータレンズに
よりコリメート光を第1のプリズム16に入射させる場
合は、このX方向の光束幅をもたせるために、コリメー
タレンズの開口を大きくしなければならず、したがって
このレンズの焦点距離も長くなるので、装置全体を小型
化するのが困難となる。例えば、被検面2aのX方向幅
が100mmならコリメータレンズによる光束幅は115〜12
0mm必要となり、コリメータレンズのFナンバを4と
すれば焦点距離400〜500mmのレンズが必要となる。
【0086】この実施例によれば、プリズムの屈折作用
により一方向にのみ光束を拡大させるようにプリズム2
5をコリメータレンズと光束分割する面の間に配置する
ことによって、コリメータレンズの径を小さくすること
ができ、さらにその焦点距離も短くできて装置全体を小
型化することが可能となる。
により一方向にのみ光束を拡大させるようにプリズム2
5をコリメータレンズと光束分割する面の間に配置する
ことによって、コリメータレンズの径を小さくすること
ができ、さらにその焦点距離も短くできて装置全体を小
型化することが可能となる。
【0087】従来は、レーザから出力される光を被検面
X方向幅に見合うだけ拡大していたので、この光束を被
検面に斜入射させると光束はZ方向において、被検面の
Z方向幅よりも更に拡大されることになり、コリメート
光の一部だけが被検面に照射されることになり光量ロス
があった。この実施例によれば、光源11から出力され
る光を、後段で測定光Cが被検面2aに斜入射されZ方
向にのみ拡大されることを勘案した上で、事前にプリズ
ム25によりこの光束をX方向についてのみ被検面X方
向幅に見合うだけ拡大させるため、光利用効率を高くで
きる。
X方向幅に見合うだけ拡大していたので、この光束を被
検面に斜入射させると光束はZ方向において、被検面の
Z方向幅よりも更に拡大されることになり、コリメート
光の一部だけが被検面に照射されることになり光量ロス
があった。この実施例によれば、光源11から出力され
る光を、後段で測定光Cが被検面2aに斜入射されZ方
向にのみ拡大されることを勘案した上で、事前にプリズ
ム25によりこの光束をX方向についてのみ被検面X方
向幅に見合うだけ拡大させるため、光利用効率を高くで
きる。
【0088】なお、プリズム25で光束をより拡大させ
るためには、拡大用プリズム25への入射角をなるべく
大きくする必要がある(図(A)参照)。入射角を図示
する程度まで大きく設定するとS偏光はかなり反射され
やすくなり、したがって屈折してプリズム25を透過す
る光はP偏光の成分が多くなる。この、プリズム25を
透過したP偏光成分の光は、ミラー22により反射され
てから被検面2aに入射するので、被検面2aにおいて
はS偏光成分に変換されて斜入射することになる。上述
の如き斜入射構成とすればS偏光成分の光の方が反射さ
れやすいので、被検面2aでの反射効率もよくなるとい
う利点がある。なお、反射効率がよいとはいえ被検面2
aからの反射光量は参照光の光量には及ばないので、プ
リズム25に入射される光自体がP偏光成分の多い光と
されていることがより望ましい。
るためには、拡大用プリズム25への入射角をなるべく
大きくする必要がある(図(A)参照)。入射角を図示
する程度まで大きく設定するとS偏光はかなり反射され
やすくなり、したがって屈折してプリズム25を透過す
る光はP偏光の成分が多くなる。この、プリズム25を
透過したP偏光成分の光は、ミラー22により反射され
てから被検面2aに入射するので、被検面2aにおいて
はS偏光成分に変換されて斜入射することになる。上述
の如き斜入射構成とすればS偏光成分の光の方が反射さ
れやすいので、被検面2aでの反射効率もよくなるとい
う利点がある。なお、反射効率がよいとはいえ被検面2
aからの反射光量は参照光の光量には及ばないので、プ
リズム25に入射される光自体がP偏光成分の多い光と
されていることがより望ましい。
【0089】<実施例12>本実施例の装置の構成を図
12(B)に示す。この装置は、斜入射干渉計用光学系
の部分は実施例9として説明した光学系と共通するとこ
ろが多く、それに加え光量調節用フィルタ30Bおよび
30Cが配置されている。また、装置全体の構成として
は、実施例11として説明した装置と共通するところが
多い。
12(B)に示す。この装置は、斜入射干渉計用光学系
の部分は実施例9として説明した光学系と共通するとこ
ろが多く、それに加え光量調節用フィルタ30Bおよび
30Cが配置されている。また、装置全体の構成として
は、実施例11として説明した装置と共通するところが
多い。
【0090】まず、この光学系は、可干渉性のコリメー
ト光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照
光Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリ
ズム17から射出される面において、参照光Bおよび測
定光Cが合成されるように構成されている。
ト光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照
光Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリ
ズム17から射出される面において、参照光Bおよび測
定光Cが合成されるように構成されている。
【0091】コリメート光Aは第1のプリズム16の光
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16内で1回正反
射された後、被検面2aで反射され、第2のプリズム1
7に入射し、内部で1回正反射して光束合成面17bへ
向かう。他方、参照光Bはミラー21において正反射さ
れ、第2のプリズム17の光束合成面17bで正反射
し、この面において第2のプリズム17から射出される
測定光Cと合成され、干渉縞情報を担持した合成光によ
りスクリーン18上に干渉縞画像が映出される。
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16内で1回正反
射された後、被検面2aで反射され、第2のプリズム1
7に入射し、内部で1回正反射して光束合成面17bへ
向かう。他方、参照光Bはミラー21において正反射さ
れ、第2のプリズム17の光束合成面17bで正反射
し、この面において第2のプリズム17から射出される
測定光Cと合成され、干渉縞情報を担持した合成光によ
りスクリーン18上に干渉縞画像が映出される。
【0092】本実施例では、このように第1のプリズム
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
【0093】また、本実施例では上記実施例9と同様
に、第1のプリズム16で分割されてから第2のプリズ
ム17で合成されるまでの参照光Bおよび測定光Cの光
路長が、互いにほぼ等しくなるように構成されている。
これにより本実施例も、光源として干渉性の低い光を用
いて測定する場合でも有効な構成となっている。
に、第1のプリズム16で分割されてから第2のプリズ
ム17で合成されるまでの参照光Bおよび測定光Cの光
路長が、互いにほぼ等しくなるように構成されている。
これにより本実施例も、光源として干渉性の低い光を用
いて測定する場合でも有効な構成となっている。
【0094】また、本実施例の斜入射干渉計用光学系に
は、第1のプリズム16から第2のプリズム17に至る
参照光Bおよび測定光Cの光路中に、光量調整機能を有
するフィルタ30Bおよび30Cが配置されている。こ
れらのフィルタ30Bおよび30Cは、被検面2aで反
射された測定光Cと、参照光Bとの光量がほぼ同程度と
なるように、これらの光量を調整する機能を備えてい
る。このようなフィルタ30Bおよび30Cを配置する
ことにより、多様な面精度や反射率をもつ被検面2aに
対応可能な光学系とすることができる。
は、第1のプリズム16から第2のプリズム17に至る
参照光Bおよび測定光Cの光路中に、光量調整機能を有
するフィルタ30Bおよび30Cが配置されている。こ
れらのフィルタ30Bおよび30Cは、被検面2aで反
射された測定光Cと、参照光Bとの光量がほぼ同程度と
なるように、これらの光量を調整する機能を備えてい
る。このようなフィルタ30Bおよび30Cを配置する
ことにより、多様な面精度や反射率をもつ被検面2aに
対応可能な光学系とすることができる。
【0095】すなわち、斜入射干渉計では、あまり反射
率の高くない粗面をも良好に観察する機能が求められて
いるが、被検面2aの反射率が低いと、被検面2aで反
射した測定光Cの光量に対し参照光Bの光量が多くなり
やすい。ここで、参照光Bと測定光Cの光量に著しく差
があると、形成される干渉縞のコントラストが悪くなり
測定精度が悪くなってしまう。本実施例では、光量調整
用のフィルタ30Bおよび30Cを配置することによ
り、被検面2aがミラー面のようなものから反射率の低
い粗面のようなものまで精度良く測定することができ
る。
率の高くない粗面をも良好に観察する機能が求められて
いるが、被検面2aの反射率が低いと、被検面2aで反
射した測定光Cの光量に対し参照光Bの光量が多くなり
やすい。ここで、参照光Bと測定光Cの光量に著しく差
があると、形成される干渉縞のコントラストが悪くなり
測定精度が悪くなってしまう。本実施例では、光量調整
用のフィルタ30Bおよび30Cを配置することによ
り、被検面2aがミラー面のようなものから反射率の低
い粗面のようなものまで精度良く測定することができ
る。
【0096】なお、この光量調整機能を有するフィルタ
30B、30Cは、参照光Bとの光量がほぼ同程度とな
るように、これらの光量を調整するものであり、第1の
プリズム16から第2のプリズム17に至る参照光Bお
よび測定光Cのうち少なくとも一方の光路中にのみ、こ
のようなフィルタが配置されていてもよい。
30B、30Cは、参照光Bとの光量がほぼ同程度とな
るように、これらの光量を調整するものであり、第1の
プリズム16から第2のプリズム17に至る参照光Bお
よび測定光Cのうち少なくとも一方の光路中にのみ、こ
のようなフィルタが配置されていてもよい。
【0097】つぎに、本実施例の装置について説明す
る。本実施例の装置は、上記実施例11として説明した
光学系と略同様の構成とされており、これらの相違点
は、本実施例では光束径調整用プリズムが25aおよび
25bとして2つのプリズムに分割されていること、本
実施例では光束径調整用プリズム25bから射出された
光束がミラーを介さずに直接第1のプリズム16に入射
すること、およびアライメント用光学系およびこれに付
随する部材が配されていないこと、の3点である。した
がって、本実施例の装置においても上記実施例11と同
様の作用効果を得ることができ、また同様の態様の変更
が可能となる。
る。本実施例の装置は、上記実施例11として説明した
光学系と略同様の構成とされており、これらの相違点
は、本実施例では光束径調整用プリズムが25aおよび
25bとして2つのプリズムに分割されていること、本
実施例では光束径調整用プリズム25bから射出された
光束がミラーを介さずに直接第1のプリズム16に入射
すること、およびアライメント用光学系およびこれに付
随する部材が配されていないこと、の3点である。した
がって、本実施例の装置においても上記実施例11と同
様の作用効果を得ることができ、また同様の態様の変更
が可能となる。
【0098】すなわち、本実施例の装置も干渉縞画像を
TVカメラ20により観察できるように構成されてい
る。したがって、実施例9と同様に、ズームまたは切換
によりこのカメラの視野を可変としたり、このカメラに
装着されているレンズにより生ずる歪みをあらかじめ評
価し、それを補正するように画像処理を行う画像処理機
能を装置に備えることにより、上述したような作用効果
を得ることができる。
TVカメラ20により観察できるように構成されてい
る。したがって、実施例9と同様に、ズームまたは切換
によりこのカメラの視野を可変としたり、このカメラに
装着されているレンズにより生ずる歪みをあらかじめ評
価し、それを補正するように画像処理を行う画像処理機
能を装置に備えることにより、上述したような作用効果
を得ることができる。
【0099】また、本実施例の光学系もミラー21が被
検面2aに対向するのでなく、紙面左側にずれて位置す
るように、プリズム16、17等の各部材が配置されて
いる。上述したように、このような配置により分割から
合成までの参照光Bおよび測定光Cの光路長が互いにほ
ぼ等しくなるが、それとともに、このような配置により
被検面2aの紙面上方に十分なスペースが確保できるの
で、被検面2aを直接的に観察することが容易になる。
検面2aに対向するのでなく、紙面左側にずれて位置す
るように、プリズム16、17等の各部材が配置されて
いる。上述したように、このような配置により分割から
合成までの参照光Bおよび測定光Cの光路長が互いにほ
ぼ等しくなるが、それとともに、このような配置により
被検面2aの紙面上方に十分なスペースが確保できるの
で、被検面2aを直接的に観察することが容易になる。
【0100】したがって本実施例においても、TVカメ
ラ20は切換ミラー29により視野を切り換えて、干渉
縞観察スクリーン18と被検面2aとを撮影することが
でき、1つのTVカメラ20により干渉縞観察スクリー
ン18と被検面2aとを観察可能とすることは、コスト
低減ならびに装置全体のコンパクト化を可能とする。
ラ20は切換ミラー29により視野を切り換えて、干渉
縞観察スクリーン18と被検面2aとを撮影することが
でき、1つのTVカメラ20により干渉縞観察スクリー
ン18と被検面2aとを観察可能とすることは、コスト
低減ならびに装置全体のコンパクト化を可能とする。
【0101】なお、図12(A)は、図12(B)のミ
ラー24からミラー22までを紙面左側より見た図であ
る。実施例10の装置と同様に、コリメータレンズ14
により平行光とされた光束をミラー24からプリズム2
5aにこのように斜めに入射させ、さらに後段のプリズ
ム25bにも斜めに入射させることにより、この光束は
この斜入射干渉計装置に適したコリメート光とされる。
ラー24からミラー22までを紙面左側より見た図であ
る。実施例10の装置と同様に、コリメータレンズ14
により平行光とされた光束をミラー24からプリズム2
5aにこのように斜めに入射させ、さらに後段のプリズ
ム25bにも斜めに入射させることにより、この光束は
この斜入射干渉計装置に適したコリメート光とされる。
【0102】コリメート用プリズム25に代えて、2つ
のプリズム25a、25bを採用することにより、光束
径調整の自由度が増すとともに、プリズム全体の質量を
低減することができる。
のプリズム25a、25bを採用することにより、光束
径調整の自由度が増すとともに、プリズム全体の質量を
低減することができる。
【0103】<実施例13>本実施例の装置の構成を図
13に示す。この装置は、斜入射干渉計用光学系の部分
は実施例9として説明した光学系と共通するところが多
い。また、装置全体の構成としては、実施例11として
説明した装置と共通するところが多い。
13に示す。この装置は、斜入射干渉計用光学系の部分
は実施例9として説明した光学系と共通するところが多
い。また、装置全体の構成としては、実施例11として
説明した装置と共通するところが多い。
【0104】まず、この光学系は、可干渉性のコリメー
ト光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照
光Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリ
ズム17から射出される面において、参照光Bおよび測
定光Cが合成されるように構成されている。
ト光Aが第1のプリズム16に入射する面において参照
光Bおよび測定光Cに分割され、測定光Cが第2のプリ
ズム17から射出される面において、参照光Bおよび測
定光Cが合成されるように構成されている。
【0105】コリメート光Aは第1のプリズム16の光
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16を透過しミラ
ー22、被検面2a、ミラー23の順に反射され、第2
のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはミラー2
1において正反射され、第2のプリズム17の光束合成
面17bで正反射し、この面において第2のプリズム1
7から射出される測定光Cと合成され、干渉縞情報を担
持した合成光によりスクリーン18上に干渉縞画像が映
出される。
束分割面16aにおいて、直進透過して第1のプリズム
16に入射する測定光Cと正反射する参照光Bとに分割
される。測定光Cは、第1のプリズム16を透過しミラ
ー22、被検面2a、ミラー23の順に反射され、第2
のプリズム17に入射する。他方、参照光Bはミラー2
1において正反射され、第2のプリズム17の光束合成
面17bで正反射し、この面において第2のプリズム1
7から射出される測定光Cと合成され、干渉縞情報を担
持した合成光によりスクリーン18上に干渉縞画像が映
出される。
【0106】本実施例では、このように第1のプリズム
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
16で分割されてから第2のプリズム17で合成される
までの間に、参照光Bの反射回数は3回、測定光Cの反
射回数は3回とされており、参照光および測定光の反射
回数がともに奇数回とされていることにより、上記実施
例1と同様にコリメート光の誤差の許容度が大きくな
る。
【0107】また、本実施例では上記実施例9と同様
に、第1のプリズム16で分割されてから第2のプリズ
ム17で合成されるまでの参照光Bおよび測定光Cの光
路長が、互いにほぼ等しくなるように構成されている。
これにより本実施例も、光源として干渉性の低い光を用
いて測定する場合でも有効な構成となっている。
に、第1のプリズム16で分割されてから第2のプリズ
ム17で合成されるまでの参照光Bおよび測定光Cの光
路長が、互いにほぼ等しくなるように構成されている。
これにより本実施例も、光源として干渉性の低い光を用
いて測定する場合でも有効な構成となっている。
【0108】また、本実施例では上記実施例12と同様
に、第1のプリズム16から第2のプリズム17に至る
参照光Bおよび測定光Cの光路中に、被検面2aで反射
された測定光Cと、参照光Bとの光量をほぼ同程度とす
るような光量調整機能を有するフィルタ30Bおよび3
0Cが配置されている。このようなフィルタ30Bおよ
び30Cを配置することにより、多様な面精度や反射率
をもつ被検面2aに対応可能な光学系とすることができ
る。
に、第1のプリズム16から第2のプリズム17に至る
参照光Bおよび測定光Cの光路中に、被検面2aで反射
された測定光Cと、参照光Bとの光量をほぼ同程度とす
るような光量調整機能を有するフィルタ30Bおよび3
0Cが配置されている。このようなフィルタ30Bおよ
び30Cを配置することにより、多様な面精度や反射率
をもつ被検面2aに対応可能な光学系とすることができ
る。
【0109】また、本実施例では上記実施例8と同様
に、測定光Cが被検面2aに入射する角度を変化させ得
るように、回転可能な入射角変更用のミラー22が配設
され、さらに、ミラー22による測定光Cの被検面2a
への入射角度の変化に対応し、干渉縞観察スクリーン1
8の所定位置に干渉縞が形成されるように光路を調整す
る光路調整手段として、ミラー23が配設されている。
ただし、実施例8と異なり、ミラー22の位置は第1の
プリズム16の後段とされ、ミラー23の位置は被検面
2aの後段の測定光Cの光路中とされている。
に、測定光Cが被検面2aに入射する角度を変化させ得
るように、回転可能な入射角変更用のミラー22が配設
され、さらに、ミラー22による測定光Cの被検面2a
への入射角度の変化に対応し、干渉縞観察スクリーン1
8の所定位置に干渉縞が形成されるように光路を調整す
る光路調整手段として、ミラー23が配設されている。
ただし、実施例8と異なり、ミラー22の位置は第1の
プリズム16の後段とされ、ミラー23の位置は被検面
2aの後段の測定光Cの光路中とされている。
【0110】このように測定光Cが被検面2aに入射す
る角度を変化させることにより、この光学系により形成
される干渉縞の感度を可変とすることができ、多様な面
精度をもつ被検面2aに対応可能な光学系とすることが
できる。
る角度を変化させることにより、この光学系により形成
される干渉縞の感度を可変とすることができ、多様な面
精度をもつ被検面2aに対応可能な光学系とすることが
できる。
【0111】ミラー22は図13に示す矢印のように回
転可能とされており、それにより被検面2aへの入射角
度を変化させる。ミラー22を回転させた場合の2通り
の測定光Cを点線C´およびC″で示す。このとき被検
物2は、測定光C´またはC″に対応するように被検面
2aが点線2a´または2a″に示す位置に移動される
ように調整されることになる。本実施例ではミラー22
が第1のプリズム16の後段の測定光Cの光路中にある
ため、参照光Bの光路は変更されない。
転可能とされており、それにより被検面2aへの入射角
度を変化させる。ミラー22を回転させた場合の2通り
の測定光Cを点線C´およびC″で示す。このとき被検
物2は、測定光C´またはC″に対応するように被検面
2aが点線2a´または2a″に示す位置に移動される
ように調整されることになる。本実施例ではミラー22
が第1のプリズム16の後段の測定光Cの光路中にある
ため、参照光Bの光路は変更されない。
【0112】さらに、被検面2aの後段の部材も測定光
Cの光路変更に対応して必要に応じ可動とすることが望
ましい。例えば、本実施例ではミラー23が図8に示す
矢印のように回転可能とされており、このようにしてミ
ラーの位置や向きを変化させることにより、ミラー22
の回転により被検面2aで反射された測定光Cの光路が
変化しても、所定の入射角により測定光Cを第2のプリ
ズム17に入射させることができるので、参照光Bと測
定光Cの合成により形成される干渉縞画像を、スクリー
ン18を移動させることなく投影することができる。
Cの光路変更に対応して必要に応じ可動とすることが望
ましい。例えば、本実施例ではミラー23が図8に示す
矢印のように回転可能とされており、このようにしてミ
ラーの位置や向きを変化させることにより、ミラー22
の回転により被検面2aで反射された測定光Cの光路が
変化しても、所定の入射角により測定光Cを第2のプリ
ズム17に入射させることができるので、参照光Bと測
定光Cの合成により形成される干渉縞画像を、スクリー
ン18を移動させることなく投影することができる。
【0113】このようにして、本実施例によれば、縞感
度を変化させて観察できるとともに、その干渉縞画像は
縞感度が変化してもスクリーン18上で所定の位置に形
成され、観察することができる。
度を変化させて観察できるとともに、その干渉縞画像は
縞感度が変化してもスクリーン18上で所定の位置に形
成され、観察することができる。
【0114】また、本実施例では上記実施例11と同様
に、第2のプリズム17と干渉縞観察スクリーン18と
の間に、第2のプリズム17からの光束をアライメント
用結像レンズ27へ導くための光路内に着脱可能なミラ
ー26、結像レンズ27およびミラー28からなるアラ
イメント用結像光学系を備えている。ミラー26は実施
例11の光学系と同様に移動可能とされ、被検物2のア
ライメント調整の際に光路内に挿入される。本実施例に
おいても、結像レンズ27によるスポット像は干渉縞観
察スクリーン18上で観察される。このように本実施例
も、容易に被検面2aのアライメントを行い得る構成と
されている。また、干渉縞の状況を確認しながらアライ
メントを行うことも可能である。
に、第2のプリズム17と干渉縞観察スクリーン18と
の間に、第2のプリズム17からの光束をアライメント
用結像レンズ27へ導くための光路内に着脱可能なミラ
ー26、結像レンズ27およびミラー28からなるアラ
イメント用結像光学系を備えている。ミラー26は実施
例11の光学系と同様に移動可能とされ、被検物2のア
ライメント調整の際に光路内に挿入される。本実施例に
おいても、結像レンズ27によるスポット像は干渉縞観
察スクリーン18上で観察される。このように本実施例
も、容易に被検面2aのアライメントを行い得る構成と
されている。また、干渉縞の状況を確認しながらアライ
メントを行うことも可能である。
【0115】なお、本実施例においても、実施例11の
アライメント用結像光学系と同様に、ミラー26やアラ
イメント用スクリーン18に関する態様の変更が可能で
ある。
アライメント用結像光学系と同様に、ミラー26やアラ
イメント用スクリーン18に関する態様の変更が可能で
ある。
【0116】つぎに、本実施例の装置について説明す
る。本実施例の装置は、上記実施例11として説明した
光学系と略同様の構成とされており、これらの相違点
は、本実施例では光束径調整用プリズム25から射出さ
れた光束がミラーを介さずに直接第1のプリズム16に
入射すること、および切換ミラー29が配されていない
こと、の2点である。
る。本実施例の装置は、上記実施例11として説明した
光学系と略同様の構成とされており、これらの相違点
は、本実施例では光束径調整用プリズム25から射出さ
れた光束がミラーを介さずに直接第1のプリズム16に
入射すること、および切換ミラー29が配されていない
こと、の2点である。
【0117】したがって、本実施例の装置においても上
記実施例11と同様の作用効果を得ることができ、また
同様の態様の変更が可能となる。すなわち、本実施例の
装置も干渉縞画像をTVカメラ20により観察できるよ
うに構成されている。したがって、実施例9と同様に、
ズームまたは切換によりこのカメラの視野を可変とした
り、このカメラに装着されているレンズにより生ずる歪
みをあらかじめ評価し、それを補正するように画像処理
を行う画像処理機能を装置に備えることにより、上述し
たような作用効果を得ることができる。
記実施例11と同様の作用効果を得ることができ、また
同様の態様の変更が可能となる。すなわち、本実施例の
装置も干渉縞画像をTVカメラ20により観察できるよ
うに構成されている。したがって、実施例9と同様に、
ズームまたは切換によりこのカメラの視野を可変とした
り、このカメラに装着されているレンズにより生ずる歪
みをあらかじめ評価し、それを補正するように画像処理
を行う画像処理機能を装置に備えることにより、上述し
たような作用効果を得ることができる。
【0118】なお、本発明に係る斜入射干渉計用光学系
および装置としては上記実施形態のものに限られるもの
ではなく、種々の態様の変更が可能である。例えば、光
束分割手段としての第1のプリズムおよび光束合成手段
としての第2のプリズムの形状としては、上述した実施
形態に示したもの以外の形状(断面5角形以上のものを
含む)を適宜採用可能である。
および装置としては上記実施形態のものに限られるもの
ではなく、種々の態様の変更が可能である。例えば、光
束分割手段としての第1のプリズムおよび光束合成手段
としての第2のプリズムの形状としては、上述した実施
形態に示したもの以外の形状(断面5角形以上のものを
含む)を適宜採用可能である。
【0119】また、光学系や装置の配設スペースを考慮
し、最良の位置に光路位置を配すべく上記実施形態に示
す位置以外の所定位置にミラーを配設することが可能で
ある。
し、最良の位置に光路位置を配すべく上記実施形態に示
す位置以外の所定位置にミラーを配設することが可能で
ある。
【0120】さらに、上記実施形態のものにおいては、
参照光と測定光の反射回数が各々奇数回となるように設
定されているが、この反射回数が各々偶数回となるよう
に設定しても同様の作用効果を得ることができる。
参照光と測定光の反射回数が各々奇数回となるように設
定されているが、この反射回数が各々偶数回となるよう
に設定しても同様の作用効果を得ることができる。
【0121】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の斜入射
干渉計用光学系においては、光束分割手段としての第1
のプリズムおよび光束合成手段としての第2のプリズム
を備えており、可干渉性の光が該第1のプリズムに入射
する面または該第1のプリズムから射出される面におい
て参照光および測定光が分割され、測定光が該第2のプ
リズムに入射する面または該第2のプリズムから射出さ
れる面において、参照光および測定光が合成されるよう
に構成されている。また、本発明の斜入射干渉計用光学
系を用いた装置においては、上記斜入射干渉計用光学系
およびカメラを備えてなる。
干渉計用光学系においては、光束分割手段としての第1
のプリズムおよび光束合成手段としての第2のプリズム
を備えており、可干渉性の光が該第1のプリズムに入射
する面または該第1のプリズムから射出される面におい
て参照光および測定光が分割され、測定光が該第2のプ
リズムに入射する面または該第2のプリズムから射出さ
れる面において、参照光および測定光が合成されるよう
に構成されている。また、本発明の斜入射干渉計用光学
系を用いた装置においては、上記斜入射干渉計用光学系
およびカメラを備えてなる。
【0122】このように、光束分割手段および光束合成
手段として、各々プリズムを用いるという発想の転換に
より、光量ロスや干渉ノイズが少なくて干渉縞の観察が
容易であるとともにアライメントが容易で、かつ光学系
および装置全体のコンパクト化を図ることが可能とな
る。
手段として、各々プリズムを用いるという発想の転換に
より、光量ロスや干渉ノイズが少なくて干渉縞の観察が
容易であるとともにアライメントが容易で、かつ光学系
および装置全体のコンパクト化を図ることが可能とな
る。
【図1】本発明の第1の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系の構成を示す図
学系の構成を示す図
【図2】本発明の第2の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系の構成を示す図
学系の構成を示す図
【図3】本発明の第3の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系の構成を示す図
学系の構成を示す図
【図4】本発明の第4の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系の構成を示す図
学系の構成を示す図
【図5】本発明の第5の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系の構成を示す図
学系の構成を示す図
【図6】本発明の第6の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系の構成を示す図
学系の構成を示す図
【図7】本発明の第7の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系の構成を示す図
学系の構成を示す図
【図8】本発明の第8の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系の構成を示す図
学系の構成を示す図
【図9】本発明の第9の実施例に係る斜入射干渉計用光
学系を用いた装置の構成を示す図
学系を用いた装置の構成を示す図
【図10】本発明の第10の実施例に係る斜入射干渉計
用光学系を用いた装置の構成を示す図
用光学系を用いた装置の構成を示す図
【図11】本発明の第11の実施例に係る斜入射干渉計
用光学系を用いた装置の構成を示す図
用光学系を用いた装置の構成を示す図
【図12】本発明の第12の実施例に係る斜入射干渉計
用光学系を用いた装置の構成を示す図
用光学系を用いた装置の構成を示す図
【図13】本発明の第13の実施例に係る斜入射干渉計
用光学系を用いた装置の構成を示す図
用光学系を用いた装置の構成を示す図
【図14】従来の第1の斜入射干渉計装置の構成を示す
図
図
【図15】従来の第2の斜入射干渉計装置の構成を示す
図
図
【図16】従来の第3の斜入射干渉計装置の構成を示す
図
図
【図17】従来の第4の斜入射干渉計装置の構成を示す
図
図
2 被検物 2a 被検面 11、111、211、311、411 半導体レー
ザ光源(光源) 12、312 集光レンズ 13、113、213、313、413 ピンホール 14、114、214、314、414 コリメータ
レンズ 16 第1のプリズム 16a 光束分割面 17 第2のプリズム 17b 光束合成面 18、118、218、318、418 スクリーン 19、119 観察者 20、219、319 TVカメラ 21、21a、21b、22、23、24、28、11
5、315、415a、415b ミラー 25、25a、25b コリメート光用プリズム 26 アライメント用ミラー 27 アライメント用結像レンズ 29 切換ミラー 30B、30C 光量調節用フィルタ 116 平行平面板 116a、216a 基準平面 216 直角二等辺三角形プリズム 216b 入射面 317a、317b 回折格子 417a、417b ハーフミラー A 可干渉光線束(コリメート光) B 可干渉光線束(参照光) C 可干渉光線束(測定光)
ザ光源(光源) 12、312 集光レンズ 13、113、213、313、413 ピンホール 14、114、214、314、414 コリメータ
レンズ 16 第1のプリズム 16a 光束分割面 17 第2のプリズム 17b 光束合成面 18、118、218、318、418 スクリーン 19、119 観察者 20、219、319 TVカメラ 21、21a、21b、22、23、24、28、11
5、315、415a、415b ミラー 25、25a、25b コリメート光用プリズム 26 アライメント用ミラー 27 アライメント用結像レンズ 29 切換ミラー 30B、30C 光量調節用フィルタ 116 平行平面板 116a、216a 基準平面 216 直角二等辺三角形プリズム 216b 入射面 317a、317b 回折格子 417a、417b ハーフミラー A 可干渉光線束(コリメート光) B 可干渉光線束(参照光) C 可干渉光線束(測定光)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 富美男 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2F064 AA09 AA13 CC01 CC10 EE10 FF02 GG12 GG13 GG22 GG41 GG49 GG57 HH03 HH08 JJ01
Claims (16)
- 【請求項1】 コリメートされた可干渉性の光を光束分
割手段において分割し、一方の光束は参照光とし、他方
の光束は測定光として被検面に斜入射させ、該参照光お
よび該被検面から反射された該測定光を光束合成手段に
おいて合成し互いに干渉させ、生成された干渉縞を干渉
縞観察スクリーンに形成させるように構成された斜入射
干渉計用光学系において、 前記光束分割手段が第1のプリズムよりなり、前記可干
渉性の光が該第1のプリズムに入射する面または該第1
のプリズムから射出される面において前記参照光および
前記測定光が分割され、 前記光束合成手段が第2のプリズムよりなり、前記測定
光が該第2のプリズムに入射する面または該第2のプリ
ズムから射出される面において、該参照光および該測定
光が合成されるように構成されてなることを特徴とする
斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項2】 前記第1のプリズムおよび前記第2のプ
リズムが、各々単一のプリズムで構成されていることを
特徴とする請求項1記載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項3】 前記可干渉性の光が前記第1のプリズム
から射出される面において、前記参照光および前記測定
光に分割され、前記測定光が前記第2のプリズムに入射
する面において、該参照光および該測定光が合成される
ように構成されてなることを特徴とする請求項1または
2記載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項4】 前記可干渉性の光が前記第1のプリズム
に入射する面において、前記参照光および前記測定光が
分割され、前記測定光が前記第2のプリズムから射出さ
れる面において、該参照光および該測定光が合成される
ように構成されてなることを特徴とする請求項1または
2記載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項5】 前記第1のプリズムの前段または後段
に、前記測定光が前記被検面に入射する角度を変化させ
得るように、回転可能な入射角変更用ミラーが配設され
たことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記
載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項6】 前記被検面の後段の前記測定光光路中ま
たは前記第2のプリズムの後段に、前記入射角変更用ミ
ラーによる前記測定光の前記被検面への入射角度の変化
に対応し、前記干渉縞観察スクリーンの所定位置に干渉
縞が形成されるように光路を調整する光路調整手段を備
えたことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項
記載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項7】 前記第1のプリズムから前記第2のプリ
ズムに至る前記参照光および前記測定光のうち少なくと
も一方の光路中に、光量調整機能を有するフィルタが配
置されたことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか
1項記載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項8】 前記第1のプリズムで分割されてから前
記第2のプリズムで合成されるまでの前記参照光および
前記測定光の光路長が、互いにほぼ等しくなるように構
成されていることを特徴とする請求項1〜7のうちいず
れか1項記載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項9】 前記第1のプリズムで分割されてから前
記第2のプリズムで合成されるまでの前記参照光および
前記測定光の反射回数が、ともに偶数回もしくはともに
奇数回とされていることを特徴とする請求項1〜8のう
ちいずれか1項記載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項10】 前記第2のプリズムと前記干渉縞観察
スクリーンとの間に、該第2のプリズムからの光束を結
像レンズへ導くミラーを配置し、該結像レンズの焦点面
にアライメント用のスクリーンを配置したことを特徴と
する請求項1〜9のうちいずれか1項記載の斜入射干渉
計用光学系。 - 【請求項11】 前記アライメント用のスクリーンが前
記干渉縞観察スクリーンと兼用されるように構成されて
いることを特徴とする請求項10項記載の斜入射干渉計
用光学系。 - 【請求項12】 前記被検面を直接的に観察できるよう
に各部材が配置されていることを特徴とする請求項1〜
11のうちいずれか1項記載の斜入射干渉計用光学系。 - 【請求項13】 請求項1〜12のうちいずれか1項記
載の斜入射干渉計用光学系を備え、前記干渉縞観察スク
リーンに形成される干渉縞を観察し得る位置にカメラが
配置されていることを特徴とする装置。 - 【請求項14】 前記カメラの視野が、ズームまたは切
換により可変とされていることを特徴とする請求項13
記載の装置。 - 【請求項15】 前記カメラにより前記被検面の直接的
な観察をも行い得るように、前記カメラと前記干渉縞観
察スクリーンとの間に切換ミラーまたはハーフミラーが
配されていることを特徴とする請求項13または14記
載の装置。 - 【請求項16】 前記カメラに装着されているレンズに
より生ずる歪みをあらかじめ評価し、それを補正するよ
うに画像処理を行う画像処理機能を備えたことを特徴と
する請求項13〜15のうちいずれか1項記載の装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000050783A JP2001241914A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 斜入射干渉計用光学系およびこれを用いた装置 |
US09/779,634 US6643026B2 (en) | 2000-02-28 | 2001-02-09 | Optical system for oblique incidence interferometer and apparatus using the same |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000050783A JP2001241914A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 斜入射干渉計用光学系およびこれを用いた装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001241914A true JP2001241914A (ja) | 2001-09-07 |
Family
ID=18572532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000050783A Withdrawn JP2001241914A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 斜入射干渉計用光学系およびこれを用いた装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6643026B2 (ja) |
JP (1) | JP2001241914A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011033567A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Mitsutoyo Corp | 斜入射干渉計 |
JP2011112522A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Mitsutoyo Corp | 斜入射干渉計 |
Families Citing this family (8)
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---|---|---|---|---|
AT501375B1 (de) * | 2005-01-27 | 2007-04-15 | Oelzant Helmuth Ing | Briefmarkenerkennungsvorrichtung |
US7812959B1 (en) * | 2007-03-22 | 2010-10-12 | University Of South Florida | Total internal reflection holographic microscope |
JP5361268B2 (ja) * | 2008-07-18 | 2013-12-04 | 株式会社ミツトヨ | 斜入射干渉計 |
JP2010032342A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Mitsutoyo Corp | 斜入射干渉計 |
DE102012200152A1 (de) * | 2012-01-05 | 2013-07-11 | Robert Bosch Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zum Vermessen einer Kamera |
JP6756104B2 (ja) * | 2016-01-05 | 2020-09-16 | コニカミノルタ株式会社 | プリズムブロック、光学ユニット、およびスキャナ光学系 |
CN109313008B (zh) * | 2016-04-21 | 2020-12-04 | 诺威量测设备股份有限公司 | 用于样本测量的光学系统和方法 |
WO2022045707A1 (en) | 2020-08-25 | 2022-03-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Augmented reality device based on waveguide with holographic diffractive grating structure and apparatus for recording the holographic diffractive grating structure |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4325637A (en) * | 1980-06-02 | 1982-04-20 | Tropel, Inc. | Phase modulation of grazing incidence interferometer |
EP0075032B1 (de) * | 1981-09-17 | 1986-01-08 | Ibm Deutschland Gmbh | Verfahren zur interferometrischen Oberflächentopographie |
US6226092B1 (en) * | 1999-05-27 | 2001-05-01 | Zygo Corporation | Full-field geometrically desensitized interferometer using refractive optics |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000050783A patent/JP2001241914A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-02-09 US US09/779,634 patent/US6643026B2/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011033567A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Mitsutoyo Corp | 斜入射干渉計 |
JP2011112522A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Mitsutoyo Corp | 斜入射干渉計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20010017697A1 (en) | 2001-08-30 |
US6643026B2 (en) | 2003-11-04 |
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