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JP2001112655A - 衛生設備器具の照明装置及び衛生設備室の照明装置 - Google Patents

衛生設備器具の照明装置及び衛生設備室の照明装置

Info

Publication number
JP2001112655A
JP2001112655A JP30064899A JP30064899A JP2001112655A JP 2001112655 A JP2001112655 A JP 2001112655A JP 30064899 A JP30064899 A JP 30064899A JP 30064899 A JP30064899 A JP 30064899A JP 2001112655 A JP2001112655 A JP 2001112655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
led
sanitary equipment
lighting device
equipment room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30064899A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Matsumoto
修 松本
Shigeru Takagi
繁 高木
Takaaki Wada
高明 和田
Masaru Hirabayashi
賢 平林
Hiroshi Matsuda
宏 松田
Masayuki Tsunashima
誠之 綱島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP30064899A priority Critical patent/JP2001112655A/ja
Publication of JP2001112655A publication Critical patent/JP2001112655A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トイレ室内に設置される衛生設備器具に部分的
に照明を行う照明装置を備え付けることで、トイレ室を
主照明装置により全体的に照明しなくても暗がりの中で
目的とする作業が行えるようにする。 【解決手段】トイレ室内に設置された収納キャビネット
10の棚板18の内部にLED22を光源として埋設す
るとともに、棚板18の一部若しくは全体を光透過性材
料で構成し、LED22からの光によって収納キャビネ
ット10内を照明する。或いはトイレ室に設置された収
納キャビネット10の扉の取手を部分的若しくは全体的
に光透過性材料からなる棒状の部材にて構成し、そして
取手内部に光を投光する状態でLEDを光源として設
け、取手を光らせるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトイレ室等衛生設
備器具の照明装置及び衛生設備室の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来ト
イレ室などの衛生設備室には主照明装置が備えられ、そ
の主照明装置によってトイレ室等衛生設備室全体を照明
するようにしていた。
【0003】しかしながら夜就寝中に起き出して所定の
設備器具、例えば収納キャビネットを使用するような場
合、主照明装置により衛生設備室全体を照明してしまう
ことは不経済であるばかりでなく、暗がりに慣れた目に
眩しさを感じさせてしまい、また目を覚まさせてしまう
といった不都合がある。
【0004】また従来用いられている主照明装置は白熱
灯や蛍光灯を用いたものであって消費電力が大きく、し
かも電球切れを生じ易いためにほぼ一定期間毎に電球交
換を行わなければならないといった面倒があった。
【0005】また従来の白熱灯や蛍光灯を用いた照明装
置の場合、照明装置自体が大型であるため、その設置箇
所については自ずと制限があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために案出されたものである。而して請求項
1は衛生設備器具の照明装置に係るもので、衛生設備室
内に設置された収納キャビネットの棚板の内部にLED
を光源として埋設するとともに、該棚板の一部若しくは
全体を光透過性材料で構成し、該LEDからの光によっ
て該キャビネット内を照らすようになしたことを特徴と
する。
【0007】請求項2のものは、請求項1において、前
記LEDを前記棚板の奥部に埋設するとともに、該棚板
は奥部の一部を部分的に光透過性材料で構成し且つ後端
面には該LEDからの光を外部に反射する反射板を設け
たことを特徴とする。
【0008】請求項3のものは、衛生設備室に設置され
た収納キャビネットの扉の取手を部分的若しくは全体的
に光透過性材料からなる棒状の部材にて該扉の前面から
突出する形状で設けるとともに、該取手内部に光を投光
する状態でLEDを光源として設け、該LEDからの光
によって該取手を光らせるようになしたことを特徴とす
る。
【0009】請求項4のものは、請求項3において、前
記扉の前面且つ前記取手の後側に位置する部分に、該取
手からの光を反射する反射部材が設けてあることを特徴
とする。
【0010】請求項5のものは、請求項4において、前
記反射部材が金属プレートからなっており且つ表面が半
艶又は艶状態に処理されていることを特徴とする。
【0011】請求項6のものは、衛生設備室に設置され
た収納キャビネットの扉の取手を、環状をなす周壁部と
底部とを有する形態に構成して該扉の前面の凹所に埋込
状態に設けるとともに、該周壁部を表面の第一層と奥部
の第二層との積層構造となし、且つ該第一層を光不透過
性材料で、該第二層の少なくとも一部を光透過性材料で
構成し、該光透過性材料から成る部分の内部に光を透光
する状態でLEDを光源として設け、該LEDからの光
によって該取手の光透過性材料から成る部分を光らせる
ようになしたことを特徴とする。
【0012】請求項7のものは、衛生設備室の壁面に設
置される棒状の手摺の全体若しくは一部を光透過性材料
で構成するとともに、該光透過性材料の内部に光を投光
する状態でLEDを光源として設け、該LEDからの光
によって該手摺の該光透過性材料からなる部分を光らせ
るようになしたことを特徴とする。
【0013】請求項8のものは、請求項7において、前
記手摺を棒状の光不透過性の木材と棒状の光透過性の樹
脂材とを合わせた形態で構成したことを特徴とする。
【0014】請求項9のものは、衛生設備室の壁面に設
置された、下面にトイレットペーパーホルダを保持する
棚板の該下面に全体若しくは一部が光透過性材料からな
る照明棒を設けるとともに、該照明棒内部に投光するL
EDを光源として設け、該LEDからの光によって該照
明棒を光らせるようになしたことを特徴とする。
【0015】請求項10は衛生設備室の照明装置に係る
もので、衛生設備室における側壁の床直上の下端部にL
EDを光源として設け、該LEDからの光によって該側
壁の下端部より光を床面に向けて照射するようになした
ことを特徴とする。
【0016】請求項11のものは、請求項10におい
て、前記LEDを出入口の扉を除いた若しくは含めた室
の周縁に沿って配設したことを特徴とする。
【0017】請求項12のものは、請求項10,11の
何れかにおいて、前記側壁における内壁面材をその下端
が前記床との間に隙間を形成する状態に設け、該内壁面
材の裏側且つ前記側壁の下端部に前記LEDを埋設し
て、該LEDからの光を該隙間を通して床に照射するよ
うになしたことを特徴とする。
【0018】請求項13のものは、請求項1〜9の何れ
かにおいて、前記衛生設備室がトイレ室であることを特
徴とする。
【0019】請求項14のものは、請求項10〜12の
何れかにおいて、前記衛生設備室がトイレ室であること
を特徴とする。
【0020】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のもの
は、収納キャビネットの棚板の内部にLEDを光源とし
て埋設するとともに棚板の一部若しくは全体を光透過性
部材で構成して、LEDからの光によりキャビネット内
を照らすように成したもので、このようにしておけば従
来暗がりであったキャビネット内部を明るく照らし出す
ことができ、従ってキャビネットに物品を出し入れする
際やキャビネット内で物品を探したりその他所定の作業
をする際にそれらの作業が行い易くなる。
【0021】またキャビネットへの物品の出し入れやキ
ャビネット内での作業を目的とする場合、敢えて衛生設
備室の主照明装置を点灯させて室全体を照明する必要が
なく経済的であるとともに、例えば夜間就寝中に起き出
してキャビネット内の物品を取り出す必要が生じた場合
においても、主照明装置によって眩しさを感じたり或い
は眠気を覚ましてしまう不都合がなくなる。
【0022】また本発明では照明装置の光源としてLE
Dを設けていることから消費電力が少なくて済み、また
LEDはその寿命が著しく長いために定期的に電球交換
を行わなければならないといった問題も生じない。
【0023】更にLEDは小型であるためこれを棚板内
部に容易に組み込むことができる。而してLEDを棚板
内部に組み込むことによって、照明装置がキャビネット
内空間に出っ張った状態となってしまう不都合を生じ
ず、またLEDを棚板によって内部に保護した状態で保
持することができる利点も得られる。
【0024】この場合において上記LEDを棚板の奥部
に埋設し、また棚板の奥部の一部を部分的に光透過性部
材で構成しておくことができる。更に棚板の後端面には
LEDからの光を外部に反射する反射板を設けておくこ
とができる(請求項2)。このようにしておけば、特に
暗がりとなり易いキャビネット内の奥部をより効果的に
明るく照らし出すことができる。
【0025】請求項3のものは、収納キャビネットの扉
の取手を扉の前面から突出する状態で設けるとともに取
手をLEDによる光によって光らせるようになしたもの
で、このようにしておけば暗がりの中においてもキャビ
ネットの扉の取手が分かり易く、従って敢えて主照明装
置により衛生設備室全体を照明しなくても、暗がりの中
で容易に取手を見つけることができ、扉の開閉作業を支
障なく行うことができる。
【0026】またこのように扉を部分的に光らせること
によって、衛生設備室の光による演出効果を高め得、衛
生設備室内の雰囲気,美観を良好となすことができる。
この請求項3においても光源としてLEDを用いてお
り、従ってLEDによりもたらされる上記効果を享受す
ることができる。
【0027】この請求項3のものにおいて、扉の前面且
つ取手の後側に位置する部分に、その取手からの光を反
射する反射部材を設けておくことができる(請求項
4)。このようにしておけば、取手だけでなくその周辺
が明るくなり取手の視認性をより高めることができる。
【0028】更にこの場合において、上記反射部材とし
て金属プレートを用い且つその表面を半艶又は艶状態に
しておくことができる(請求項5)。このようにしてお
けば、反射部材による反射光がぼんやりとして見え、光
による演出効果を高めることができる。
【0029】請求項6のものは、環状をなす周壁部と底
部とを有する取手を扉の前面の凹所に埋込状態に設ける
とともに、その周壁部を光不透過性材料からなる表面の
第一層と光透過性材料からなる奥部の第二層との積層構
造となしたもので、このようにしておけば取手から発せ
られた光が直接目に入るのを防止し、周辺に漏れた光に
よって取手の位置を知ることができる。この場合におい
て第二層は右半分と左半分の何れか、具体的には手を掛
けるべき側の半分を光透過性材料で、また反対側の半分
を光不透過性材料で構成しておくことができる。更にこ
の場合において光透過性材料は色付きのものを用いてお
くことが望ましく、このようにしておくとより鮮やかな
色で発色させることができる。
【0030】請求項7のものは、壁面に設置される棒状
の手摺の全体若しくは一部を光透過性材料で構成して、
これをLEDからの光によって光らせるようになしたも
ので、このようにしておけば主照明装置によって衛生設
備室全体を照明しなくても、暗がりの中で容易に手摺の
位置を知ることができ、暗がりの中にあっても支障なく
手摺を使用できるようになる。
【0031】更にこの請求項7においてもその棒状の手
摺を光らせることによって、衛生設備室内を光によって
演出することができ、室内の雰囲気,美観を高めること
ができる。またこの請求項7のものにおいても光源とし
てLEDを用いていることから、LEDによりもたらさ
れる上記効果を享受することができる。
【0032】この場合において手摺全体を光透過性の樹
脂材にて構成することが考えられる。しかしながらこの
ようにすると手摺が滑り易くなってしまう恐れが生ず
る。ここにおいて請求項8のものは、その手摺を棒状の
光不透過性の木材と棒状の光透過性の樹脂材とを合わせ
た形態で構成したもので、このようにしておけば手摺を
手で握ったときに滑りを生じるのを良好に防止すること
ができる。
【0033】請求項9のものは、壁面に設置された棚板
の下面にトイレットペーパーホルダと併せて照明棒を設
置し、その照明棒をLEDによって光らせるようになし
たもので、このようにしておけば衛生設備室全体を主照
明装置により照明しなくても、暗がりの中で照明棒によ
る局部照明によってトイレットペーパーの位置を容易に
知ることができ、支障なくこれを使用することができ
る。
【0034】更にまたこの請求項9のものも、棚板の下
方周辺を局所照明するものであるため、暗がりの中にお
いて衛生設備室を光により演出することができ、その雰
囲気,美観を高めることができる。またこの請求項9の
ものも光源としてLEDを用いていることから、LED
によりもたらされる上記効果を享受することができる。
【0035】請求項10のものは、衛生設備室の床の直
上の側壁下端部にLEDを光源として設け、その光によ
って床面を照らし出すようにしたもので、この請求項1
0の照明装置によれば、衛生設備室を使用する際に足元
部分を明るく照らし出すことができる。この場合におい
てそのLEDは、出入口の扉を除いた若しくは含めた室
の周縁に沿って配設しておくことができる(請求項1
1)。このようにしておけば、衛生設備室の周縁に沿っ
て側壁の足元部分を照明状態とすることができ、衛生設
備室を光によって演出でき、その雰囲気,美観を高める
ことができる。
【0036】更にそれら請求項10,11の照明装置に
おいても光源としてLEDを用いていることから、LE
Dによる上記効果を享受することができる。
【0037】これら請求項10,11において、側壁に
おける内壁面材をその下端と床との間に隙間を形成する
状態で設け、そしてその内壁面材の裏側且つ側壁の下端
部にLEDを埋設して、そこから隙間を通し光を床に照
射するようになすことができる(請求項12)。このよ
うにしておけば、LEDからの光を効果的に床面に照射
することができる。
【0038】本発明は、衛生設備室としてのトイレ室に
好適に適用可能なものである(請求項13,14)。
【0039】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10はトイレ室内に設置され
た収納キャビネットであって、12は前面の扉であり、
14は天板、16は背板、18はキャビネット内に上下複
数段に設けられた棚板である。
【0040】棚板18には、(B)に示しているように
内部に空洞部20が設けてあり、そこに照明装置におけ
る光源としてのLED22が設置されている。この例に
おいてLED22は後方向きで配向されている。
【0041】棚板18は、前部が光不透過性の木材24
で、また後部が光透過性であるアクリル樹脂26にて構
成されており、LED22からの光がそのアクリル樹脂
26で構成された部分から外部、即ち収納キャビネット
10内部に照射されるようになっている。
【0042】ここで棚板18の後端面には金属製の反射
板28が設けてあり、LED22からの光はその反射板
28で反射された上、キャビネット内に照射される。
【0043】このようにしておけば、従来暗がりであっ
た収納キャビネット10内部を明るく照らし出すことが
でき、従って収納キャビネット10の棚板18上に載せ
たトイレットペーパー30等の物品を出し入れする際
や、収納キャビネット10内で物品を探したりその他所
定の作業をする際にそれらの作業が行い易くなる。
【0044】また収納キャビネット10への物品の出し
入れや収納キャビネット10内での作業を目的とする場
合、敢えて衛生設備室の主照明装置を点灯させて室全体
を照明する必要がなく経済的であるとともに、例えば夜
間就寝中に起き出して収納キャビネット10内の物品を
取り出す必要が生じた場合においても、主照明装置によ
って眩しさを感じたり或いは眠気を覚ましてしまう不都
合がない。
【0045】また本例では照明装置の光源としてLED
22を用いていることから消費電力が少なくて済み、ま
たLED22はその寿命が著しく長いために定期的に電
球交換を行わなければならないといった問題も生じな
い。更にLED22は小型であるためこれを棚板18内
部に容易に組み込むことができるとともに、LED22
を棚板18によって内部に保護した状態とすることがで
きる。
【0046】また本例ではLED22を棚板18の奥部
に埋設しているため、特に暗がりとなり易い収納キャビ
ネット10の内奥部をより効果的に明るく照らし出すこ
とができる。
【0047】図2は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この例では扉12の取手32を棒状部材で構成し
且つこれを湾曲状にして扉12の前面から突出する状態
で設けている。ここで取手32は、その全体が光透過性
であるアクリル樹脂からなっている。
【0048】扉12の内部には空洞部33が設けられて
いて、そこに照明装置における光源としてのLED22
が、取手32内部に投光する状態で配設されている。こ
の空洞部33にはまた、LED22を電源と接続するた
めの電気コード36が収容されている。
【0049】34は扉12の前面且つ取手32の後側に
位置する部分に設けられた金属プレートであって、その
前面が半艶又は艶状態に処理されている。この例ではL
ED22からの光によって取手32を光らせることがで
き、そして取手32からの光はまた扉12の前面にも照
射されて半艶又は艶状態の金属プレート34によって前
方へと反射される。
【0050】このようにしておけば、暗がりの中におい
ても収納キャビネット10の扉12の取手32が分かり
易く、従って敢えて主照明装置により衛生設備室全体を
照明しなくても、暗がりの中で容易に取手32を見つけ
ることができ、扉12の開閉作業を支障なく行うことが
できる。
【0051】またこのように扉12を部分的に光らせる
ことによって、衛生設備室の光による演出効果を高め
得、衛生設備室内の雰囲気,美観を良好となすことがで
きる。本例においても光源としてLED22を用いてい
ることから、LED22によりもたらされる上記効果を
享受することができる。
【0052】また取手32からの光を半艶又は艶状態と
した金属プレート34にて反射するようにしているた
め、取手32だけでなくその周辺が明るくなり、取手3
2の視認性をより高めることができるとともに、金属プ
レート34により反射光がぼんやりとして見え、光によ
る演出効果を高めることができる。
【0053】図3は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この例では扉12の取手38を、長円形状の環状
を成す周壁部40と底部42とを有する形態で構成し、
これを扉12の前面に形成した凹所内に埋込状態で設け
ている。取手38は内側に凹部44を有しており、その
一部が指掛け部46((B)(ウ)参照)とされてい
る。
【0054】周壁部40は、表面の第一層48と奥部の
第二層50との積層構造をなしており、その第一層48
が金属ないし樹脂メッキからなる光不透過性材料で構成
されている。また第二層50は図中右半分が第一層48
と同様の光不透過性材料で、また左半分つまり指掛け部
46を有する側の左半分が光透過性材料47で構成され
ている。尚この光透過性材料47は色付のものとされて
いる。また底部42は半透明とされている。
【0055】而して扉12の空洞部33内部には照明装
置における光源としてのLED22と電気コード36と
が埋設され、そのLED22から、光透過性材料47か
ら成る部分の内部に光が投光されるようになっている。
【0056】この例では、LED22によって取手12
における周壁部40の左側半分、即ち光透過性材料47
で構成された部分を光らせるようにしており、而して同
部分からの光は取手12の表面(前面)からは直接前方
に照射されず、指を挿入すべき凹部44のみがその光に
よって照らされる。
【0057】従って本例によれば、取手38から発せら
れた光が直接目に入るのを防止し、周辺に漏れた光によ
って取手38の位置を知ることができる。また光透過性
材料47は色付のものを用いており、これによってより
鮮やかな色で発色させることができる。
【0058】図4は本発明の更に他の実施例を示してい
る。この例において56はトイレ室の壁面に設置された
棚手摺で、水平な棚板58と縦の棒状の手摺60とを有
している。棚板58の下面にはトイレットペーパーホル
ダ61が取り付けられており、これによりトイレットペ
ーパー62が保持されている。
【0059】縦の棒状の手摺60は、光不透過性材料で
ある断面半円形状の棒状の木材63と、光透過性材料で
ある断面半円形状の樹脂材64(アクリル樹脂)とを合
わせた形態を成している。そしてその樹脂材64の内部
に光を投光する状態で、照明装置における光源としての
LED22が設けられている。
【0060】一方棚板58の前端部下面には照明棒66
が設けられている。照明棒66は、その全体が光透過性
材料で構成されており、そしてその内部に光を投光する
状態で、光源としてのLED22が設けられている(図
4(B)参照)。本例では、LED22によって棒状の
手摺60の半分、具体的には光透過性材料である樹脂材
64からなる部分全体が光り、また棚板58の下面に設
けた照明棒66全体が光り、それらからの光によって手
摺60ないしその周辺部及び棚板58下方を明るく照ら
し出す。
【0061】このような構成にしておけば、主照明装置
によって室全体を照明しなくても、暗がりの中で容易に
手摺60の位置を知ることができ、暗がりの中にあって
も支障なく手摺60を使用できるとともに、トイレ室内
を光によって演出することができ、室内の雰囲気,美観
を高めることができる。またこの手摺60においても光
源としてLED22を用いていることから、LED22
によりもたらされる上記効果を享受することができる。
【0062】この場合において手摺60全体を光透過性
の樹脂材64にて構成すると手摺が滑り易くなってしま
う恐れが生ずるが、本例では手摺60を棒状の光不透過
性の木材63と棒状の光透過性の樹脂材64とを合わせ
た構成としているため、手摺60を手で握ったときに滑
りを生じるのを良好に防止することができる。
【0063】更に棚板58の下面にトイレットペーパー
ホルダ61と併せて照明棒66を設置し、その照明棒6
6をLED22によって光らせるようにしているため、
室全体を主照明装置により照明しなくても暗がりの中で
照明棒66による局部照明によってトイレットペーパー
62の位置を容易に知ることができ、これを使用するこ
とができる。
【0064】更にまたこの例においても棚板58の下方
周辺を局所照明するものであるため、暗がりの中におい
てトイレ室を光により演出することができ、その雰囲
気,美観を高めることができるとともに、光源としてL
EDを用いていることからLEDによりもたらされる上
記効果を享受することができる。
【0065】図5は本発明の更に他の実施例を示してい
る。同図において68はトイレ室に設置された便器で、
70はトイレ室の床、72は側壁である。74はその側
壁72の内壁面材であって((B)参照)、その下端が
床70との間に隙間Sを形成する状態で配設されてい
る。
【0066】この内壁面材74の裏側には、側壁72下
端部において且つ図6(A)に示しているようにトイレ
室の周縁に沿って複数のLED22が所定ピッチで下向
きに配設されており、それらLED22からの光が隙間
Sを通して床70に照射されるようになっている。
【0067】尚図6(B)に示しているように、側壁7
2の下端部且つ内壁面材74の裏側位置に棒状の光透過
性材料からなる照明棒76を横設しておいて、その内部
にLED22からの光を投光し、これにより照明棒76
を光らせることによって、上記隙間Sを通じ床70を照
明するようになすこともできる。
【0068】このように本例の照明装置によれば、トイ
レ室を使用する際に足元部分を明るく照らし出すことが
できる。またトイレ室の周縁に沿って側壁72の足元部
分を照明状態とすることができ、トイレ室を光によって
演出でき、その雰囲気,美観を高めることができる。更
に光源としてLED22を用いていることから、LED
22による上記効果を享受することができる。
【0069】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はトイレ室以外の衛生設備
室又はその内部の衛生設備器具の照明装置として適用す
ることも可能である等、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図6】図5の実施例の要部を示す図である。
【符号の説明】
10 収納キャビネット 12 扉 18,58 棚板 22 LED 24,63 木材 26 アクリル樹脂 28 反射板 32,38 取手 34 金属プレート 40 周壁部 42 底部 44 凹部 47 光透過性材料 48 第一層 50 第二層 60 手摺 61 トイレットペーパーホルダ 64 樹脂材 66,76 照明棒 70 床 72 側壁 74 内壁面材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:02 F21Y 101:02 (72)発明者 和田 高明 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 平林 賢 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 松田 宏 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 綱島 誠之 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2E025 BA05 BC01 3K014 AA01 PA01 PB01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛生設備室内に設置された収納キャビネ
    ットの棚板の内部にLEDを光源として埋設するととも
    に、該棚板の一部若しくは全体を光透過性材料で構成
    し、該LEDからの光によって該キャビネット内を照ら
    すようになしたことを特徴とする衛生設備器具の照明装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記LEDを前記棚
    板の奥部に埋設するとともに、該棚板は奥部の一部を部
    分的に光透過性材料で構成し且つ後端面には該LEDか
    らの光を外部に反射する反射板を設けたことを特徴とす
    る衛生設備器具の照明装置。
  3. 【請求項3】 衛生設備室に設置された収納キャビネッ
    トの扉の取手を部分的若しくは全体的に光透過性材料か
    らなる棒状の部材にて該扉の前面から突出する形状で設
    けるとともに、該取手内部に光を投光する状態でLED
    を光源として設け、該LEDからの光によって該取手を
    光らせるようになしたことを特徴とする衛生設備器具の
    照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記扉の前面且つ前
    記取手の後側に位置する部分に、該取手からの光を反射
    する反射部材が設けてあることを特徴とする衛生設備器
    具の照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記反射部材が金属
    プレートからなっており且つ表面が半艶又は艶状態に処
    理されていることを特徴とする衛生設備器具の照明装
    置。
  6. 【請求項6】 衛生設備室に設置された収納キャビネッ
    トの扉の取手を、環状をなす周壁部と底部とを有する形
    態に構成して該扉の前面の凹所に埋込状態に設けるとと
    もに、該周壁部を表面の第一層と奥部の第二層との積層
    構造となし、且つ該第一層を光不透過性材料で、該第二
    層の少なくとも一部を光透過性材料で構成し、該光透過
    性材料から成る部分の内部に光を透光する状態でLED
    を光源として設け、該LEDからの光によって該取手の
    光透過性材料から成る部分を光らせるようになしたこと
    を特徴とする衛生設備器具の照明装置。
  7. 【請求項7】 衛生設備室の壁面に設置される棒状の手
    摺の全体若しくは一部を光透過性材料で構成するととも
    に、該光透過性材料の内部に光を投光する状態でLED
    を光源として設け、該LEDからの光によって該手摺の
    該光透過性材料からなる部分を光らせるようになしたこ
    とを特徴とする衛生設備器具の照明装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記手摺を棒状の光
    不透過性の木材と棒状の光透過性の樹脂材とを合わせた
    形態で構成したことを特徴とする衛生設備器具の照明装
    置。
  9. 【請求項9】 衛生設備室の壁面に設置された、下面に
    トイレットペーパーホルダを保持する棚板の該下面に全
    体若しくは一部が光透過性材料からなる照明棒を設ける
    とともに、該照明棒内部に投光するLEDを光源として
    設け、該LEDからの光によって該照明棒を光らせるよ
    うになしたことを特徴とする衛生設備器具の照明装置。
  10. 【請求項10】 衛生設備室における側壁の床直上の下
    端部にLEDを光源として設け、該LEDからの光によ
    って該側壁の下端部より光を床面に向けて照射するよう
    になしたことを特徴とする衛生設備室の照明装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記LEDを出
    入口の扉を除いた若しくは含めた室の周縁に沿って配設
    したことを特徴とする衛生設備室の照明装置。
  12. 【請求項12】 請求項10,11の何れかにおいて、
    前記側壁における内壁面材をその下端が前記床との間に
    隙間を形成する状態に設け、該内壁面材の裏側且つ前記
    側壁の下端部に前記LEDを埋設して、該LEDからの
    光を該隙間を通して床に照射するようになしたことを特
    徴とする衛生設備室の照明装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜9の何れかにおいて、前記
    衛生設備室がトイレ室であることを特徴とする衛生設備
    器具の照明装置。
  14. 【請求項14】 請求項10〜12の何れかにおいて、
    前記衛生設備室がトイレ室であることを特徴とする衛生
    設備室の照明装置。
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