JP2001102000A - 蛍光ランプ照明装置 - Google Patents
蛍光ランプ照明装置Info
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Abstract
リンダ内部の直管形またはU字形の蛍光ランプをより低
温下において安定に点灯できる蛍光ランプ照明装置を提
供すること。 【解決手段】 その外周に保温用のシリンダ4が被着さ
れた直管形またはU字形の蛍光ランプ2に高周波電源8
から高周波電力を供給し点灯させてなる蛍光ランプ照明
装置1である。高周波電源8に接続される蛍光ランプ2
の電極(図示せず)の、該高周波電力に含まれる直流成
分の負側となる一端側のランプ管壁2aと前記シリンダ
4との間に、同ランプ管壁2aの温度低下を防止する温
度維持手段9を設ける。
Description
がその外周に被着された直管形またはU字形の蛍光ラン
プを有する、低温下においても使用可能とした蛍光ラン
プ照明装置に関するものである。
ても光束を低下させることなく点灯可能な蛍光ランプ照
明装置が提案されている。この低温用照明器具Aは、図
15に示す如く、例えば直管形の蛍光ランプ2の外周
に、透光性をもった合成樹脂製の保温用のシリンダ4を
被着させて、その直管形を蛍光ランプ2を略密閉するよ
うに形成されいる。
プ照明装置は、予め予定されている低温域の使用温度条
件下において使用することができるとともに、ランプ交
換もシリンダ4を取り外すのみにて行うことができる。
来の技術においては、ランプから発せられる光束が、蛍
光ランプ2のランプ管壁の温度低下にて低温域のある一
定温度以下の使用温度条件における値をピークとして、
さらに低温領域下において著しく低下することがあっ
た。すなわち、ある一定の温度以下においては蛍光ラン
プ2が点灯始動性能があってもそのランプから発せられ
る光束が少なくなるため実用にそぐわないことがあっ
た。
子安定器と呼ばれている高周波電源8から高周波電力を
供給する点灯回路を使用した蛍光ランプ照明装置があ
る。この場合、高周波電力に数V程度の直流電圧成分が
含まれるため、ある一定の温度以下において蛍光ランプ
2の温度が低下し、ランプ管内の水銀蒸気の拡散力が低
下したときに、ランプ管内における直流電界により該直
流電圧成分の負側となる電極へ向けてプラスイオンであ
る水銀イオンが引き寄せられることとなる。そのため、
その反対側の直流電圧成分において正側となる電極側に
水銀イオンがほとんど無くなってしまい、その蛍光ラン
プの一端側から発せられる光束が著しく減少するという
問題があった。なお、蛍光ランプ2の外周に設けられる
上記シリンダ4の密閉性をより向上させることも対策と
して考えられるが、ランプ交換のメンテナンス性を維持
しながらシリンダ4の密閉性を高めようとした場合、構
成が複雑となってコスト高になることが懸念された。
で、その目的とするところは、高周波電源等の電源から
電力を供給して、シリンダ内部の直管形またはU字形の
蛍光ランプをより低温下において安定に点灯できる蛍光
ランプ照明装置を提供することにある。
に、本発明の蛍光ランプ照明装置にあっては、そその外
周に保温用のシリンダが被着された直管形またはU字形
の蛍光ランプに高周波電源から高周波電力を供給し点灯
させてなる蛍光ランプ照明装置であって、高周波電源に
接続される蛍光ランプの電極の、該高周波電力に含まれ
る直流成分の負側となる一端側のランプ管壁と前記シリ
ンダとの間に、同ランプ管壁の温度低下を防止する温度
維持手段を設けてなることを特徴としている。
供給し点灯される蛍光ランプ照明装置の高周波電源に接
続される該高周波電力に含まれる直流成分の負側とな
る、その外周に保温用のシリンダが被着された直管形ま
たはU字形の蛍光ランプの電極の、ランプ管内に密封さ
れているプラスイオンである水銀イオンの引き寄せられ
る一端側ランプ管壁の温度低下が、そのランプ管壁とシ
リンダとの間に設けられる温度維持手段にて防止され
る。
が前記電極への導電部材に電気的接続されるヒータ部材
にて形成することが好ましい。
の間に設けられる温度低下防止用の温度維持手段が、そ
の両端部を前記電極への導電部材に電気的接続されたヒ
ータ部材にて形成される。
し、その加熱部が前記蛍光ランプの端部を脱着自在に挿
入可能となるよう環状、若しくは渦巻き状に形成するの
が好ましい。
材の線材が環状、若しくは渦巻き状に形成された加熱部
に脱着自在に挿入可能となる。
供給を行うとともに前記シリンダの両端を塞ぐよう配設
される、蛍光ランプへの給電用のソケット部材へ一体化
させるのが好ましい。
力供給を行うとともに前記シリンダの両端を塞ぐよう配
設される蛍光ランプへの給電用のソケット部材へ一体化
された環状、若しくは渦巻き状に形成されたヒータ部材
の加熱部に脱着自在に挿入可能となる。
前記高周波電源に熱的接続される伝熱部材にて形成する
のも好ましい。
ラスイオンである水銀イオンの引き寄せられる一端側ラ
ンプ管壁とシリンダとの間に設けられる温度低下防止用
の温度維持手段が、その一端側を前記高周波電源に熱的
接続された伝熱部材にて形成される。
し、前記温度維持手段の設けられる該蛍光ランプの一端
側がその他端側より上方に位置するよう蛍光ランプを斜
め、若しくは縦向きに設けるのが好ましい。
給し点灯される蛍光ランプ照明装置の該高周波電源に接
続されて上記温度維持手段の設けられる、その外周に保
温用のシリンダが被着された直管形の蛍光ランプの電極
の、該高周波電力に含まれる直流成分の負側となる一端
側が、その他端側より上方に位置するよう蛍光ランプが
斜め若しくは縦向きに設けられる。そして、ランプ管内
に密封されているプラスイオンである水銀イオンが、該
直流電圧成分の負側で温度維持される上側電極へ向けて
直流電界により引き寄せられることとなる。
された直管形またはU字形の蛍光ランプを有する蛍光ラ
ンプ照明装置であって、蛍光ランプのランプ管一端側
に、該蛍光ランプへ電力供給を行う電源の発熱部材また
はそれに熱的接続される伝熱部材を設けことも好まし
い。
が被着された直管形の蛍光ランプの一端側が、蛍光ラン
プ照明装置の電源の発熱部材またはそれに熱的接続され
た伝熱部材にて暖められる。
された直管形の蛍光ランプに高周波電源から高周波電力
を供給し点灯させてなる蛍光ランプ照明装置であって、
高周波電源に接続される蛍光ランプの電極の、該高周波
電力に含まれる直流成分の負側となる一端側がその他端
側より上方に位置するよう蛍光ランプを斜め若しくは縦
向きに設けてなることも好ましい。
供給し点灯される蛍光ランプ照明装置の該高周波電源に
接続される、その外周に保温用のシリンダが被着された
直管形の蛍光ランプの電極の、該高周波電力に含まれる
直流成分の負側となる一端側が、その他端側より上方に
位置するよう蛍光ランプが斜め若しくは縦向きに設けら
れる。そして、ランプ管内に密封されているプラスイオ
ンである水銀イオンが、該直流電圧成分の負側となる上
側電極へ向けて直流電界により引き寄せられることとな
る。
1乃至3全てに対応する第1の実施の形態を示し、図7
は、本発明の請求項4に対応する第2の実施の形態を示
し、図8、9は、本発明の請求項5及び7に対応する第
3の実施の形態を示し、図10乃至図14は、本発明の
請求項6及び8に対応する第4の実施の形態を示してい
る。
の形態の蛍光ランプ照明装置を示す図で、(a)は正面
断面図、(b)は側面断面図である。図2は、同蛍光ラ
ンプ照明装置の導電部を示す断面図である。図3は、同
蛍光ランプ照明装置の説明図である。図4は、同蛍光ラ
ンプ照明装置のヒータ部材の斜視図である。図5は、同
蛍光ランプ照明装置のヒータ部材の他の実施例を示す斜
視図である。図6は、同蛍光ランプ照明装置の、ヒータ
部材の他の実施例を示す側面断面図である。
その外周に保温用のシリンダ4が被着された直管形の蛍
光ランプ2に高周波電源8から高周波電力を供給し点灯
させてなる蛍光ランプ照明装置1であって、高周波電源
8に接続される蛍光ランプ2の電極(図示せず)の、該
高周波電力に含まれる直流成分の負側となる一端側のラ
ンプ管壁2aと前記シリンダ4との間に、同ランプ管壁
2aの温度低下を防止する温度維持手段9を設けてな
る。
においては、温度維持手段9を、その両端部が前記電極
への導電部材に電気的接続されるヒータ部材9にて形成
してもいる。又、該実施の形態の蛍光ランプ照明装置1
においては、ヒータ部材9は線材の加熱部9aを有し、
その加熱部9aを前記蛍光ランプ2の端部が脱着自在に
挿入可能な環状、若しくは渦巻き状に形成されてもい
る。
高周波電源8を有する装置本体5と、直管形の蛍光ラン
プ2に被着されるシリンダ4と温度維持手段9とを備え
ている。
リル樹脂等の合成樹脂材料製の、直管形の蛍光ランプ2
の外径より大きな内径の内シリンダ41と、この内シリ
ンダ41の外径より大きな内径の外シリンダ42とが同
心状となるようにシリンダ固定具(図示せず)にて位置
決め固定されて形成されている。したがって、内シリン
ダ41と外シリンダ42との間の空間の空気層がランプ
管壁2aの温度低下を防止する保温部となる。この場
合、内シリンダ41とランプ管壁2aとの間に、後述す
る温度維持手段9が設けられる。
の器具ケース6と、この器具ケース6の下面に設けられ
る蛍光ランプ2を支持するソケット7とを備えている。
器具ケース6は、アルミ材料の押し出し成形に形成され
た長尺状のケース61の両端に、合成樹脂製のエンドカ
バー62が装着された器具ケース6の内部に、電子安定
器である高周波電源8が設けられて形成されている。こ
の装置本体5は、高周波電源8から蛍光ランプ2の、電
極への導電部材である口金ピン3を介してその内部の電
極に大略40kHzの周波数をもった高周波電力を供給
し、蛍光ランプ2が点灯するようになっている。
を挿入させ支持するように器具ケース6の下面に設けら
れており、例えばプランジャー式と呼ばれる突き合わせ
接触方式のものが使用されている。このソケット7は、
図2に示すように、上記口金ピン3の挿入されるソケッ
トケース71の内側部分に、蛍光ランプ2とともに上記
シリンダ4の端部が挿入されるように凹所7aが形成さ
れている。この凹所7aの底面には、蛍光ランプ2のラ
ンプ管壁2aとシリンダ4との間の空間を密閉させるた
めの、軟質シート材によるソケットパッキン72が設け
られており、該空間部分を空気層として温度低下を防止
するようになっている。また、このソケットケース71
内部には、高周波電源8と内部電線74にて接続されて
口金ピン3に突き合わせ接触され電気的に並列接続され
る接触金具73が設けられている。
ように、蛍光ランプ2の高周波電源8に接続される、該
高周波電力に含まれる直流成分の負側となる電極側の一
端に接続されて、該蛍光ランプ2のランプ管壁2aの温
度低下を防止するヒータ部材9である。このヒータ部材
9は、図4に示す如く、ニクロム線等の発熱抵抗体であ
る線材であって円環状形成された加熱部9aが、その直
径方向の両端部を導電金属製の支持棒9bの先端に溶接
されて形成され、また、この支持棒9bの基端に、蛍光
ランプ2の電極(図示せず)へ導電する導電部材である
口金ピン3に電気的接続するための接続片9cが設けら
れている。
自在に挿入可能としてランプ交換のメンテナンス性を確
保させるため、その内径を、蛍光ランプ2のランプ管壁
2aの外径寸法より大きく且つ、上記内シリンダ41の
内径より小さい寸法としてあり、この加熱部9aと蛍光
ランプ2とが同心状となり、その蛍光ランプ2の電極位
置となるよう接続片9cに位置決め固定されている。そ
して、加熱部9aに通電しヒータ部材9にてランプ管壁
2aを加熱することにて、内シリンダ41内部にてその
温度低下をより防止することが可能となる。すなわち上
記の負側となる電極側には、蛍光ランプ2のランプ管内
に密封されているプラスイオンである水銀イオンの引き
寄せられるので、そのランプ管壁2aと内シリンダ41
との間に設けられるヒータ部材9にて一端側ランプ管壁
2aを加熱し、全体の温度低下を効率的に防止できて点
灯を安定化できる。
の他、例えば図5(a)に示すような複数個円環体を設
けたもの、あるいは図5(b)に示すように、接続片9
cから一体に渦巻き状に形成されてなるもの等、各種の
ものを含む。
高周波電源8から高周波電力を供給し点灯される蛍光ラ
ンプ照明装置1の高周波電源8に接続される該高周波電
力に含まれる直流成分の負側となる、その外周に保温用
のシリンダ4が被着された直管形の蛍光ランプ2の電極
の、ランプ管内に密封されているプラスイオンである水
銀イオンの引き寄せられる一端側ランプ管壁2aとシリ
ンダ4との間に設けられる温度維持手段9であるヒータ
部材9を加熱させて、その全体の水銀イオンの温度低下
を効率的に防止し点灯させる。
9が、その両端部を前記電極への導電部材に電気的接続
されるヒータ部材9にて形成されており、ランプ管壁2
aの温度低下をより防止することが可能となり、また、
前記蛍光ランプ2の端部が、ヒータ部材9の線材が環
状、若しくは渦巻き状に形成された加熱部9aに脱着自
在に挿入可能であり、ランプ交換のメンテナンスを容易
にできる。
装置1によると、高周波電源8から高周波電力を供給し
点灯される蛍光ランプ照明装置の高周波電源8に接続さ
れる該高周波電力に含まれる直流成分の負側となる、そ
の外周に保温用のシリンダ4が被着された直管形の蛍光
ランプ2の電極の、ランプ管内に密封されているプラス
イオンである水銀イオンの引き寄せられる一端側ランプ
管壁2aの温度低下が、そのランプ管壁2aとシリンダ
4との間に設けられる温度維持手段9にて防止されるの
で、高周波電源8から高周波電力を供給して、シリンダ
4内部の直管形の蛍光ランプ2をより低温下において安
定に点灯させることができる。
4との間に設けられる温度低下防止用の温度維持手段9
が、その両端部を前記電極への導電部材に電気的接続さ
れたヒータ部材9にて形成されるので、ランプ管壁2a
の温度低下をより防止できる。また、蛍光ランプ2の端
部が、ヒータ部材9の線材が環状、若しくは渦巻き状に
形成された加熱部9aに脱着自在に挿入可能とされるの
で、ランプ交換のメンテナンス性が良好である。
記構成による他、例えば図6(a)に示すように、上記
支持棒9bの基端に、蛍光ランプ2の電極へ導電する導
電部材の口金ピン3に電気的に並列接続するための、上
記の接触金具73に突き合わせ接触させる接続ピン9d
を設けてなるもの、あるいは、図6(b)に示すよう
に、上記の接触金具73の一方のものを蛍光ランプ2の
電極へ導電する導電部材の口金ピン3の一方、他方のも
のを上記支持棒9bの基端の接続ピン9dの一方へ突き
合わせ接触させるとともに、蛍光ランプ2の電極及び加
熱部9aが電気的に直列接続されるよう、接触金具73
を口金ピン3の他方及び支持棒9bの基端の他方の接続
ピン9dが突き合わせ接触される接触金具75を設けて
なるもの等、各種の構成をもって形成できる。
の形態の蛍光ランプ照明装置を示す側面断面図である。
ヒータ部材の構成のみが第1の実施の形態と異なるもの
で、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一で、
該実施の形態の蛍光ランプ照明装置1は、ヒータ部材9
を、前記電極へ電力供給を行うとともに前記シリンダ4
の両端を塞ぐよう配設される、蛍光ランプ2への給電用
のソケット部材へ一体化させてなる。
71の内側部分に、蛍光ランプ2とともに上記シリンダ
4の端部が挿入されるように凹所7aが一体形成されて
いる前述の本体と、この本体とは分離形成される、蛍光
ランプ2への給電用のソケット部材に相当する接続ユニ
ット76とを備えている。この接続ユニット76は、ゴ
ム等の軟質材によるユニットボディ77の内部に口金ピ
ン3に給電する導電金属製の受け刃78を備えて構成さ
れており、また、このユニットボディ77をシリンダ4
へ配設したときにその加熱部9aが内シリンダ41内部
側に向くように、上記のヒータ部材9がユニットボディ
77に一体化されている。なお、このもののヒータ部材
9は、上記の加熱部9aを支持する支持棒9bの基端側
に、口金ピン3に電気的接続するための受け刃78へ分
岐接続されるとともに、上記の接触金具73へ突き合わ
せ接触し導電する導電部材である接続ピン9eが設けら
れている。
トケース71の凹所7aの底面には、軟質シート材によ
るソケットパッキン72が設けられており、シリンダの
空間部分を空気層として温度低下を防止するようになっ
ており、ソケットケース71内部には高周波電源8と内
部電線74にて接続されて上記接続ピン9eに突き合わ
せ接触され電気的に並列接続される接触金具73が設け
られている。
まず、シリンダ4の内シリンダ41内部へ蛍光ランプ2
を挿入し、次いで、接続ユニット76を、その加熱部9
aに蛍光ランプ2の高周波電源8に接続される高周波電
力に含まれる直流成分の負側となる端部を塞ぐよう配設
する。すなわち、高周波電源8から高周波電力を供給し
点灯される蛍光ランプ照明装置1のランプ管内に密封さ
れているプラスイオンである水銀イオンの引き寄せられ
る一端側に、蛍光ランプ2への給電用のソケット部材で
ある接続ユニット76を設けて、それに一体化された環
状、若しくは渦巻き状に形成されたヒータ部材9の加熱
部9aに挿入させて、ランプ管壁2aとシリンダ4との
間に設け直管形の蛍光ランプ2の外周に保温用のシリン
ダ4を被着させる。そして、シリンダ4内部が略密封さ
れて上記の一端側ランプ管壁2aの温度低下が、そのラ
ンプ管壁2aとシリンダ4との間に設けられる接続ユニ
ット76の加熱部9aにてより効率的に防止され蛍光ラ
ンプ2が点灯されるのである。
装置1によると、蛍光ランプ2の端部が、電極へ電力供
給を行うとともに前記シリンダ4の両端を塞ぐよう配設
される蛍光ランプ2への給電用のソケット部材へ一体化
された環状、若しくは渦巻き状に形成されたヒータ部材
の加熱部9aに脱着自在に挿入可能とされるので、ラン
プ管壁2aの温度低下がより効率的に防止され蛍光ラン
プ2が点灯される。
の形態の蛍光ランプ照明装置を示す図で、(a)は正面
断面図、(b)は側面断面図である。図9は、同蛍光ラ
ンプ照明装置の他の実施例を示す正面断面図である。
温度維持手段の構成のみが第1の実施の形態と異なるも
ので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一
で、該実施の形態の蛍光ランプ照明装置1は、温度維持
手段10を、その一端側10aが前記高周波電源8に熱
的接続される伝熱部材10にて形成している。
は、その一端側10aの平板部を高周波電源8に密着さ
せて良好に熱的接続させ、他端側10bを蛍光ランプ2
のランプ管壁2aに密着させてランプ管体へ伝熱し加熱
する伝熱部材10で、銅あるいはアルミニウム等の高熱
伝導性金属板にて、図8(a)の正面断面図、図8
(b)の側面断面図に示すように正面視略コ字状に折曲
形成されている。なお、この伝熱部材10は、器具ケー
ス6に設けられている高周波電源8とはソケット7を介
してランプ管壁2aに密着するようになっており、ま
た、その他端側10bは、蛍光ランプ2の端部の挿入を
容易にしてランプ交換のメンテナンス性を確保させるた
め、ランプ管壁2a外側周囲に沿うように湾曲させ形成
している。すなわち、その一端側10aを高周波電源8
に熱的接続された伝熱部材10にて、ランプ管内に密封
されているプラスイオンである水銀イオンの引き寄せら
れる一端側ランプ管壁2aを加熱させて温度維持がなさ
れる。
装置1によると、ランプ管内に密封されているプラスイ
オンである水銀イオンの引き寄せられる一端側10a
が、その一端側10aを前記高周波電源8に熱的接続さ
れた伝熱部材10にて形成されるので、電気的なヒータ
部材を用いることなく簡単な構成にてランプ管壁2aの
温度低下をより防止できる。
蛍光ランプ点灯用の電源を上記高周波電源8によらず、
一般の安定器を用いた電源にて発熱部材であるその安定
器自体の自己発熱によって伝熱部材を介して一端側ラン
プ管壁2aを加熱させて温度維持するものであっても良
く、また、図9に示すように、ケース61の端部に高周
波電源8等の電源を収容する金属製の電源ケース63を
設け、この電源ケース63を介して、シリンダ4及びラ
ンプ管壁2aの温度低下を防止するものも含む。
4が被着された直管形の蛍光ランプ2の一端側が、蛍光
ランプ照明装置の電源の発熱部材またはそれに熱的接続
された伝熱部材10にて暖められるので、シリンダ4内
部の直管形の蛍光ランプ2をより低温下において安定に
点灯させることができる。
プ2を直管形のものを用いた実施の形態を中心にして説
明したが、本発明はU字形の蛍光ランプのものを含むこ
とは言うまでもない。
施の形態の蛍光ランプ照明装置の説明図である。図11
は、同蛍光ランプ照明装置の温度維持手段を示す断面図
である。図12は、同蛍光ランプ照明装置の温度維持手
段を示す斜視図である。図13は、同蛍光ランプ照明装
置の温度維持手段を示す別の斜視図である。
装置本体5の設置方向と温度維持手段の構成のみが第1
の実施の形態と異なるもので、他の構成部材は第1の実
施の形態のものと同一で、該実施の形態の蛍光ランプ照
明装置1は、蛍光ランプ2を直管形のものとし、前記温
度維持手段の設けられる蛍光ランプ2の一端側がその他
端側より上方に位置するよう蛍光ランプ2を斜め、若し
くは縦向きに設けている。
は、直管形の蛍光ランプ2のランプ管壁2aに密着する
ことにてランプ管体自体を保温するもので、図12に示
すように、蛍光ランプ2のランプ管壁2aの外径寸法と
略同一内径の断面略C字状で、その長さ寸法が蛍光ラン
プ2の端部から電極までの寸法と略同一長さをもった、
銅あるいはアルミニウム等の高熱伝導性金属による略円
環体11aと、この略円環体11aに外装されるランプ
保持バネ11bにて形成されている。なお、このランプ
保持バネ11bも断面略C字状で、周囲に複数の窓が設
けてあってその中央部分が蛍光ランプ2の外径寸法と略
同一で最も小さい寸法となるように湾曲させてあり、ま
た、外側周囲には上記内シリンダ41の内壁に食い込む
ように突起11cが複数個形成されている。
10に示すように、上記温度維持手段が、蛍光ランプ2
の高周波電源8に接続される高周波電力に含まれる直流
成分の負側となる端部に配設され、該高周波電力に含ま
れる直流成分の正側となる電極の側がその下方となる。
そして、この正側には、上記のランプ保持バネ11bの
み設けられた後、蛍光ランプ2の外部にシリンダ4が設
けられて、蛍光ランプ2に印加される直流成分の負側と
なる電極の側が温度維持手段にて保温されて蛍光ランプ
2が点灯されるのである。
高周波電源8から高周波電力を供給し点灯される蛍光ラ
ンプ照明装置1の該高周波電源に接続されて上記温度維
持手段の設けられる、その外周に保温用のシリンダ4が
被着された直管形の蛍光ランプ2の電極の、該高周波電
力に含まれる直流成分の負側となる一端側が、その他端
側より上方に位置するよう蛍光ランプ2が斜め若しくは
縦向きに設けられる。そして、ランプ管内に密封されて
いるプラスイオンである水銀イオンが、該直流電圧成分
の負側で温度維持される上側電極へ向けて直流電界によ
り引き寄せられることとなるので、ランプ管壁2aの温
度低下がさらに効率的に防止され蛍光ランプ2が点灯さ
れる。
に、図13に示すように、銅あるいはアルミニウム等の
高熱伝導性金属による薄板状の、断面略C字状の略円環
体11dとし、この略円環体11dの一端に外方へ向け
て、上記内シリンダ41の内壁に食い込むように舌片1
1e,11eを設けて形成しても良い。
述した構成以外に、図14に示すように、高周波電源8
を有する装置本体5と、直管形の蛍光ランプ2に被着さ
れるシリンダ4とを備え、高周波電源に接続される蛍光
ランプ2の電極の、該高周波電力に含まれる直流成分の
負側となる一端側がその他端側より上方に位置するよう
蛍光ランプを斜め若しくは縦向きに設けるのみであって
も良い。すなわち、この場合、ランプ管内における直流
電界により該直流電圧成分の負側となる電極へ向けてプ
ラスイオンである水銀イオンが引き寄せられることとな
るが、その反対側の直流電圧成分において正側となる電
極側には、水銀イオンを重力によってある程度分散され
ることとなって、蛍光ランプの一端側から発せられる光
束が著しく減少することが解消される。
管内に密封されているプラスイオンである水銀イオン
が、高周波電源8に接続される蛍光ランプ2の電極の、
該高周波電力の負側となる上側電極へ向けて直流電界に
より引き寄せられることとなるので、蛍光ランプ2の一
端側から発せられる光束が著しく減少することが解消さ
れ、以て、高周波電源8から高周波電力を供給して、シ
リンダ4内部の直管形の蛍光ランプ2をより低温下にお
いて安定に点灯させることが出来る。
実施態様の如く実施されて、高周波電源から高周波電力
を供給し点灯される蛍光ランプ照明装置の高周波電源に
接続される該高周波電力に含まれる直流成分の負側とな
る、その外周に保温用のシリンダが被着された直管形ま
たはU字形の蛍光ランプの電極の、ランプ管内に密封さ
れているプラスイオンである水銀イオンの引き寄せられ
る一端側ランプ管壁の温度低下が、そのランプ管壁とシ
リンダとの間に設けられる温度維持手段にて防止される
ので、高周波電源から高周波電力を供給して、シリンダ
内部の直管形の蛍光ランプをより低温下において安定に
点灯させることができる。
間に設けられる温度低下防止用の温度維持手段が、その
両端部を前記電極への導電部材に電気的接続されたヒー
タ部材にて形成されるので、ランプ管壁の温度低下をよ
り防止できる。
線材が環状、若しくは渦巻き状に形成された加熱部に脱
着自在に挿入可能とされるので、ランプ交換のメンテナ
ンス性が良好である。
給を行うとともに前記シリンダの両端を塞ぐよう配設さ
れる蛍光ランプへの給電用のソケット部材へ一体化され
た環状、若しくは渦巻き状に形成されたヒータ部材の加
熱部に脱着自在に挿入可能とされるので、ランプ管壁の
温度低下がより効率的に防止され蛍光ランプが点灯され
る。
イオンである水銀イオンの引き寄せられる一端側ランプ
管壁とシリンダとの間に設けられる温度低下防止用の温
度維持手段が、その一端側を前記高周波電源に熱的接続
された伝熱部材にて形成されるので、電気的なヒータ部
材を用いることなく簡単な構成にてランプ管壁の温度低
下をより防止できる。
点灯される蛍光ランプ照明装置の該高周波電源に接続さ
れて上記温度維持手段の設けられる、その外周に保温用
のシリンダが被着された直管形の蛍光ランプの電極の、
該高周波電力に含まれる直流成分の負側となる一端側
が、その他端側より上方に位置するよう蛍光ランプが斜
め若しくは縦向きに設けられる。そして、ランプ管内に
密封されているプラスイオンである水銀イオンが、該直
流電圧成分の負側で温度維持される上側電極へ向けて直
流電界により引き寄せられることとなるので、ランプ管
壁の温度低下がさらに効率的に防止され蛍光ランプが点
灯される。
された直管形の蛍光ランプの一端側が、蛍光ランプ照明
装置の電源の発熱部材またはそれに熱的接続された伝熱
部材にて暖められるので、シリンダ内部の直管形の蛍光
ランプをより低温下において安定に点灯させることがで
きる。
点灯される蛍光ランプ照明装置の該高周波電源に接続さ
れる、その外周に保温用のシリンダが被着された直管形
の蛍光ランプの電極の、該高周波電力に含まれる直流成
分の負側となる一端側が、その他端側より上方に位置す
るよう蛍光ランプが斜め若しくは縦向きに設けられる。
そして、ランプ管内に密封されているプラスイオンであ
る水銀イオンが、該直流電圧成分の負側となる上側電極
へ向けて直流電界により引き寄せられることとなるの
で、蛍光ランプの一端側から発せられる光束が著しく減
少することが解消され、以て、高周波電源から高周波電
力を供給して、シリンダ内部の直管形の蛍光ランプをよ
り低温下において安定に点灯させることが出来る。
置を示す図で、(a)は正面断面図、(b)は側面断面
図である。
ある。
ある。
例を示す斜視図である。
施例を示す側面断面図である。
側面断面図である。
図で、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図であ
る。
断面図である。
明図である。
断面図である。
斜視図である。
別の斜視図である。
置の説明図である。
示す説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 その外周に保温用のシリンダが被着され
た直管形またはU字形の蛍光ランプに高周波電源から高
周波電力を供給し点灯させてなる蛍光ランプ照明装置で
あって、 高周波電源に接続される蛍光ランプの電極の、該高周波
電力に含まれる直流成分の負側となる一端側のランプ管
壁と前記シリンダとの間に、同ランプ管壁の温度低下を
防止する温度維持手段を設けてなる蛍光ランプ照明装
置。 - 【請求項2】 温度維持手段を、その両端部が前記電極
への導電部材に電気的接続されるヒータ部材にて形成し
たことを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ照明装
置。 - 【請求項3】 ヒータ部材は線材の加熱部を有し、その
加熱部が前記蛍光ランプの端部を脱着自在に挿入可能と
なるよう環状、若しくは渦巻き状に形成されてなること
を特徴とする請求項2記載の蛍光ランプ照明装置。 - 【請求項4】 ヒータ部材を、前記電極へ電力供給を行
うとともに前記シリンダの両端を塞ぐよう配設される、
蛍光ランプへの給電用のソケット部材へ一体化させてな
ることを特徴とする請求項2又は3記載の蛍光ランプ照
明装置。 - 【請求項5】 温度維持手段を、その一端側が前記高周
波電源に熱的接続される伝熱部材にて形成したことを特
徴とする請求項1記載の蛍光ランプ照明装置。 - 【請求項6】 蛍光ランプを直管形のものとし、前記温
度維持手段の設けられる該蛍光ランプの一端側がその他
端側より上方に位置するよう蛍光ランプを斜め、若しく
は縦向きに設けたことを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれか一つの請求項記載の蛍光ランプ照明装置。 - 【請求項7】 その外周に保温用のシリンダが被着され
た直管形またはU字形の蛍光ランプを有する蛍光ランプ
照明装置であって、 蛍光ランプのランプ管一端側に、該蛍光ランプへ電力供
給を行う電源の発熱部材またはそれに熱的接続される伝
熱部材を設けてなる蛍光ランプ照明装置。 - 【請求項8】 その外周に保温用のシリンダが被着され
た直管形の蛍光ランプに高周波電源から高周波電力を供
給し点灯させてなる蛍光ランプ照明装置であって、 高周波電源に接続される蛍光ランプの電極の、該高周波
電力に含まれる直流成分の負側となる一端側がその他端
側より上方に位置するよう蛍光ランプを斜め若しくは縦
向きに設けてなる蛍光ランプ照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30406799A JP3575353B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-10-26 | 蛍光ランプ照明装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21187099 | 1999-07-27 | ||
JP11-211870 | 1999-07-27 | ||
JP30406799A JP3575353B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-10-26 | 蛍光ランプ照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001102000A true JP2001102000A (ja) | 2001-04-13 |
JP3575353B2 JP3575353B2 (ja) | 2004-10-13 |
Family
ID=26518883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30406799A Expired - Fee Related JP3575353B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-10-26 | 蛍光ランプ照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3575353B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007207722A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Mitsubishi Electric Corp | キャップ部品及びソケット及び照明装置及びキャップ部品の取り付け方法 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30406799A patent/JP3575353B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007207722A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Mitsubishi Electric Corp | キャップ部品及びソケット及び照明装置及びキャップ部品の取り付け方法 |
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JP3575353B2 (ja) | 2004-10-13 |
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