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JP2001191118A - 曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工装置

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Publication number
JP2001191118A
JP2001191118A JP2000001233A JP2000001233A JP2001191118A JP 2001191118 A JP2001191118 A JP 2001191118A JP 2000001233 A JP2000001233 A JP 2000001233A JP 2000001233 A JP2000001233 A JP 2000001233A JP 2001191118 A JP2001191118 A JP 2001191118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
bending
blade
bend
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000001233A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Inoue
貴治 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2000001233A priority Critical patent/JP2001191118A/ja
Publication of JP2001191118A publication Critical patent/JP2001191118A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークに曲げ加工を施す上刃と下刃の曲げ軌
跡を容易に算出することにより、様々な曲げ加工態様に
対応できるようにしてワークの加工範囲を拡大すること
にある。 【解決手段】 ワークWをクランプするトップダイ31
とボトムダイ32の後方に、ベンドフレーム1を上下方
向に移動自在に設け、該ベンドフレーム1の内側の上部
傾斜面1Aと下部傾斜面1Bに、上記ワークWに曲げ加
工を施す上刃2と下刃3をそれぞれ前後方向に移動自在
に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は曲げ加工装置、特に
ワークに曲げ加工を施す上刃と下刃の曲げ軌跡を容易に
算出することにより、様々な曲げ加工態様に対応できる
ようにしてワークの加工範囲を拡大する曲げ加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、曲げ加工装置、例えばパネル
ベンダは、例えば図7に示す構成を有し、Z軸24を駆
動してトップダイ31とボトムダイ32によりワークW
をクランプする。
【0003】この状態で、クリアランス軸20を駆動
し、ワークWの板厚に合ったクリアランス(隙間)の調
整を行うと共に、クラウニング軸22、23を駆動し、
該クリアランスの中央と左右の変化の調整を行う。
【0004】そして、ベンド軸21を駆動し、ベンドビ
ーム33を上下に旋回移動することにより、その先端の
正曲げ金型である下刃33A、又は逆曲げ金型である上
刃33Aを用いて、該ワークWに正曲げ、逆曲げ、鋭角
曲げなどの所定の曲げ加工を施すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】上記パネルベンダにおいては(図7)、既
述したように、トップダイ31とボトムダイ32でワー
クWをクランプした状態で、クリアランス軸20とクラ
ウニング軸22、23とベンド軸21をそれぞれ駆動す
ることにより、該ワークWに対して所定の曲げ加工を施
す。
【0007】従って、ワークWに曲げ加工を施す上刃3
3Bと下刃33Aの曲げ軌跡は、上記 クリアランス軸
20などの各軸の回転量に基づいて、算出される。
【0008】しかし、従来のクリアランス軸20とクラ
ウニング軸22、23とベンド軸21は、いずれも偏心
軸であって、これら各軸の偏心運動を合成することによ
り、上刃33Bや下刃33Aの曲げ軌跡を算出すること
は、極めて面倒であり、容易に算出できない場合があ
る。
【0009】その結果、従来のパネルベンダでは(図
7)、様々な曲げ加工態様に対応することができない場
合があり、そのためワークの加工範囲が狭められてい
る。
【0010】本発明の目的は、ワークに曲げ加工を施す
上刃と下刃の曲げ軌跡を容易に算出することにより、様
々な曲げ加工態様に対応できるようにしてワークの加工
範囲を拡大することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、図1〜図6に示すように、ワーク
Wをクランプするトップダイ31とボトムダイ32の後
方に、ベンドフレーム1を上下方向に移動自在に設け、
該ベンドフレーム1の内側の上部傾斜面1Aと下部傾斜
面1Bに、上記ワークWに曲げ加工を施す上刃2と下刃
3をそれぞれ前後方向に移動自在に設けたことを特徴と
する曲げ加工装置という技術的手段が講じられた。
【0012】上記本発明の構成によれば、ベンドフレー
ム1を上昇又は下降させて(例えば図3(B)又は図4
(B))下刃3又は上刃2を上下方向の所定位置に位置
決めした後前進させることによりワークWに向かって斜
め上方又は下方に突き出すだけで(図3(C)又は図4
(C))、ワークWに所定の曲げ加工を施すことができ
る。
【0013】従って、上記ベンドフレーム1と下刃3又
は上刃2といった各軸の直進運動を合成するだけで(図
3(D)又は図4(D))、ワークWに曲げ加工を施す
下刃3と上刃2の曲げ軌跡を容易に算出することが可能
となり、様々な曲げ加工態様に対応できるようになって
該ワークWの加工範囲を拡大することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
形態の全体図である。
【0015】図1に示す曲げ加工装置は、例えばパネル
ベンダ30である。
【0016】このパネルベンダ30は、Z軸40を駆動
しトップダイ31とボトムダイ32でワークWをクラン
プした状態で、後述するベンドフレーム1と上刃2又は
下刃3を移動させることにより、該ワークWに対して所
定の曲げ加工を施す。
【0017】上記パネルベンダ30は、図示するよう
に、トップダイ31とボトムダイ32の後方に梁柱フレ
ーム4を有している。
【0018】上記梁柱フレーム4の前面4Aには、Z1
軸ガイド6が上下方向に敷設され、該Z1 軸ガイド6に
は、ベンドフレーム1が滑り結合している。
【0019】上記ベンドフレーム1は、パネルベンダ3
0の左右方向(X軸方向)(図2)に広がっており、該
ベンドフレーム1には、ボールねじ7が螺合している。
【0020】そして、ボールねじ7の上端と下端は、前
記梁柱フレーム4に取り付けられた上板5と下板11に
それぞれ回転可能に支持され、該ボールねじ7は、下板
11に設置したサーボモータ8に結合されている。
【0021】この構成により、サーボモータ8を駆動す
れば、ボールねじ7が回転し、それにより、上記ベンド
フレーム1がZ1 軸ガイド6に沿って上下方向に移動す
るようになっている。
【0022】また、ベンドフレーム1の内側には、下方
に傾斜した上部傾斜面1Aと、上方に傾斜した下部傾斜
面1Bが設けられている。
【0023】上記上部傾斜面1Aには(図2)、Y軸ガ
イド21が敷設され、該Y軸ガイド21には、Y軸スラ
イダ27が滑り結合している。
【0024】そして、Y軸スライダ27には、上刃2が
前方に突出して取り付けられていると共にボールねじ2
2が螺合し、該ボールねじ22は、サーボモータ23に
結合し、該サーボモータ23は、ベンドフレーム1の内
側の垂直面1Cの上部に設置されている。
【0025】この構成により、サーボモータ23を駆動
してボールねじ22を回転させることにより、Y軸スラ
イダ27を介して、上刃2を前後方向に移動させること
ができる。
【0026】上記下部傾斜面1Bには(図2)、Y軸ガ
イド24が敷設され、該Y軸ガイド24には、Y軸スラ
イダ28が滑り結合している。
【0027】そして、Y軸スライダ28には、下刃3が
前方に突出して取り付けられていると共にボールねじ2
5が螺合し、該ボールねじ25は、サーボモータ26に
結合し、該サーボモータ26は、ベンドフレーム1の内
側の垂直面1Cの下部に設置されている。
【0028】この構成により、サーボモータ26を駆動
してボールねじ25を回転させることにより、Y軸スラ
イダ28を介して、下刃3を前後方向に移動させること
ができる。
【0029】換言すれば、先ず、サーボモータ8を駆動
してボールねじ7を回転させることにより、前記ベンド
フレーム1を上下方向に移動させて(図3(B)又は図
4(B))、下刃3又は上刃2を上下方向の所定位置に
位置決めする。
【0030】そして、次に、サーボモータ26又は23
を駆動することにより、ベンドフレーム1上のY軸スラ
イダ28又は27を介して、下刃3又は上刃2を前方に
移動させワークWに向かって斜め上方又は下方に突き出
せば(図3(C)又は図4(C))、該ワークWに所定
の曲げ加工を施すことができる。
【0031】即ち、本発明によれば、上記ベンドフレー
ム1、上刃2、下刃3は、いずれも直進運動を行い、こ
の各軸の直進運動を合成するだけで(図3(D)又は図
4(D))、下刃3又は上刃2の曲げ軌跡を容易に算出
することが可能となり、様々な曲げ加工態様に対応でき
るようになって該ワークWの加工範囲を拡大することが
できる。
【0032】一方、上記ベンドフレーム1は、サーボモ
ータ8とボールねじ7の代わりに、油圧又は空圧駆動の
上下シリンダ9によっても上下方向に移動させることが
できる。
【0033】例えば、図5に示すように、梁柱フレーム
4の下板11には、上下シリンダ9が設けられ、該上下
シリンダ9のピストンロッド9Aは、前記ベンドフレー
ム1の下面に結合している。
【0034】この構成により、上下シリンダ9を作動す
れば、ベンドフレーム1は、Z1 軸ガイド6に沿って上
昇又は下降し(図3(B)又は図4(B))、下刃3又
は上刃2を上下方向の所定位置に位置決めすることがで
きる。
【0035】また、上記上刃2、下刃3を取り付けたY
軸スライダ27、28も、サーボモータ23、26とボ
ールねじ22、25の代わりに、油圧又は空圧駆動の前
後シリンダ12、10によっても前後方向に移動させる
ことができる。
【0036】例えば、図6に示すように、ベンドフレー
ム1の内側の垂直面1Cの上部には、前後シリンダ12
が設置され、そのピストンロッド12Aが、上刃2が取
り付けられているY軸スライダ27の後面に結合されて
いる。
【0037】この構成により、前後シリンダ12を作動
すれば、Y軸スライダ27は、Y軸ガイド21に沿って
前進又は後退し、例えば前進して(図4(C))上刃2
をワークWに向かって斜め下方に突き出させることによ
り、該ワークWに所定の曲げ加工が施される。
【0038】また、図6に示すように、ベンドフレーム
1の内側の垂直面1Cの下部には、前後シリンダ10が
設置され、そのピストンロッド10Aが、下刃3が取り
付けられているY軸スライダ28の後面に結合されてい
る。
【0039】この構成により、前後シリンダ10を作動
すれば、Y軸スライダ28は、Y軸ガイド24に沿って
前進又は後退し、例えば前進して(図3(C))下刃3
をワークWに向かって斜め上方に突き出させることによ
り、該ワークWに所定の曲げ加工が施される。
【0040】一方、上記パネルベンダ30の前方には
(図1)、ワーク搬送・位置決め装置であるマニピュレ
ータ34が設置されている。
【0041】このマニピュレータ34は、ナット36を
介してボールねじ38に螺合し、該ボールねじ38は、
サーボモータ39に結合されている。
【0042】この構成により、マニピュレータ34のク
ランパ35により上下方向から把持されたワークWが、
前記パネルベンダ30へ搬送・位置決めされた場合に
は、該ワークWを、トップダイ31とボトムダイ32で
クランプする。
【0043】この状態で、既述したベンドフレーム1を
1 軸ガイド6に沿って上下方向に移動させると共に、
上刃2をそのY軸スライダ27を介してY軸ガイド21
に沿って又は下刃3をそのY軸スライダ28を介してY
軸ガイド24に沿って前後方向に移動させれば、上記ワ
ークWに対して所定の曲げ加工を施すことができる。
【0044】以下、前記構成を備えた本発明の動作を、
図3と図4に基づいて説明する。
【0045】(1)正曲げ加工動作(図3)。
【0046】この場合には、前記マニピュレータ34の
クランパ35により(図1)ワークWを把持してパネル
ベンダ30側へ搬送・位置決めし、Z軸40を駆動して
該ワークWをトップダイ31とボトムダイ32によりク
ランプしておく(図3(A))。
【0047】このとき、ベンドフレーム1上の下刃3の
位置は、ワークWより下方の位置にある。
【0048】この状態で、先ず、ベンドフレーム1を上
昇させ(図3(B))、下刃3がワークWの直下に到達
したときに、該ベンドフレーム1を停止させる。
【0049】そして、Y軸スライダ28を前進させれば
(図3(C))、該Y軸スライダ28の先端の下刃3が
ワークWに向かって斜め上方に突き出されることによ
り、該ワークWに正曲げ加工が施される。
【0050】(1)逆曲げ加工動作(図4)。
【0051】この場合にも、マニピュレータ34のクラ
ンパ35により(図1)ワークWを把持してパネルベン
ダ30側へ搬送・位置決めし、Z軸40を駆動して該ワ
ークWをトップダイ31とボトムダイ32によりクラン
プしておく(図4(A))。
【0052】このとき、ベンドフレーム1上の上刃2の
位置は、ワークWより上方の位置にある。
【0053】この状態で、先ず、ベンドフレーム1を下
降させ(図4(B))、上刃2がワークWの直上方に到
達したときに、該ベンドフレーム1を停止させる。
【0054】そして、Y軸スライダ27を前進させれば
(図3(C))、該Y軸スライダ27の先端の上刃2が
ワークWに向かって斜め下方に突き出されることによ
り、該ワークWに逆曲げ加工が施される。
【0055】上記図3と図4の場合、本発明によれば、
ベンドフレーム1などの各軸が直進運動を行うので(図
3(D)、図4(D))、これら直進運動を合成すれ
ば、下刃3や上刃2の曲げ軌跡は容易に算出することが
可能となる。
【0056】従って、上記正曲げ加工や(図3)逆曲げ
加工(図4)以外の様々な曲げ加工態様にも対応できる
ようになり、ワークの加工範囲を拡大することができ
る。
【0057】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、ワーク
をクランプするトップダイとボトムダイの後方に、ベン
ドフレームを上下方向に移動自在に設け、該ベンドフレ
ームの内側の上部傾斜面と下部傾斜面に、上記ワークに
曲げ加工を施す上刃と下刃をそれぞれ前後方向に移動自
在に設けたので、ベンドフレームを上昇又は下降させて
下刃又は上刃を上下方向の所定位置に位置決めした後前
進させることによりワークに向かって斜め上方又は下方
に突き出すだけで、ワークに所定の曲げ加工を施すこと
ができる。
【0058】従って、上記ベンドフレームなどの各軸の
直進運動を合成するだけで、ワークに曲げ加工を施す下
刃と上刃の曲げ軌跡を容易に算出することが可能とな
り、様々な曲げ加工態様に対応できるようになって該ワ
ークWの加工範囲を拡大することができるという技術的
効果を奏することとなった。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明の詳細図である。
【図3】本発明による正曲げ加工の動作説明図である。
【図4】本発明による逆曲げ加工の動作説明図である。
【図5】本発明を構成するベンドフレーム1の他の実施
形態を示す図である。
【図6】本発明を構成する上刃2と下刃3の他の実施形
態を示す図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 ベンドフレーム 1A 上部傾斜面 1B 下部傾斜面 2 上刃 3 下刃 4 梁柱フレーム 5 上板 6 Z1 軸ガイド 7、22、25、38 ボールねじ 8、23、26、39 サーボモータ 9 上下シリンダ 10、12 前後シリンダ 11 下板 21、24 Y軸ガイド 30 パネルベンダ 31 トップダイ 32 ボトムダイ 34 マニピュレータ 35 クランパ 36 ナット 40 Z軸 W ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークをクランプするトップダイとボト
    ムダイの後方に、ベンドフレームを上下方向に移動自在
    に設け、該ベンドフレームの内側の上部傾斜面と下部傾
    斜面に、上記ワークに曲げ加工を施す上刃と下刃をそれ
    ぞれ前後方向に移動自在に設けたことを特徴とする曲げ
    加工装置。
  2. 【請求項2】 上記ベンドフレームが、梁柱フレーム上
    に敷設したZ軸ガイドに滑り結合している請求項1記載
    の曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】 上記ベンドフレーム1が、サーボモータ
    で回転するボールねじに螺合し、又は上下シリンダに結
    合している請求項2記載の曲げ加工装置。
  4. 【請求項4】 上記上刃と下刃が、Y軸スライダにそれ
    ぞれ取り付けられ、各Y軸スライダが、上部傾斜面と下
    部傾斜面上に敷設したY軸ガイドに滑り結合している請
    求項1記載の曲げ加工装置。
  5. 【請求項5】 上記各Y軸スライダが、サーボモータで
    回転するボールねじに螺合し、又は前後シリンダに結合
    している請求項4記載の曲げ加工装置。
JP2000001233A 2000-01-07 2000-01-07 曲げ加工装置 Pending JP2001191118A (ja)

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