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JP2001000446A - 手術装置 - Google Patents

手術装置

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JP2001000446A
JP2001000446A JP11176369A JP17636999A JP2001000446A JP 2001000446 A JP2001000446 A JP 2001000446A JP 11176369 A JP11176369 A JP 11176369A JP 17636999 A JP17636999 A JP 17636999A JP 2001000446 A JP2001000446 A JP 2001000446A
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JP
Japan
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horn
ultrasonic
exposed
exposed region
surgical
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JP11176369A
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Takashi Ota
敬 太田
Shigero Kimura
茂郎 木村
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波手術及び電気手術の両者を行える手術
装置において、ホーンの先端部以外に組織が接触し、不
用意に組織に対して電流を流してしまう問題を解決す
る。 【解決手段】 ホーン14には絶縁部100が形成され
ている。ホーン14の先端部は露出領域102とされて
おり、当該部分においてのみ電気手術を行える。露出領
域はホーン14の側面に形成してもよく、また1つのみ
ならず複数の露出領域を形成するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手術装置に関し、特
に超音波手術と電気手術の両方を行える手術装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波手術と電気手術の双方を行
える手術装置が実用化されている。かかる手術装置にお
いて、ハンドピース内には超音波振動子が設けられ、そ
の超音波振動は手術具としてのホーンに伝達される。そ
のホーンの先端を組織に当てれば、組織の破砕、切開、
止血などを行える。また、ホーンに高周波信号を供給す
れば、組織への接触時にホーンから組織へ電流が流れ、
その際のジュール熱によって組織の切開や凝固を行え
る。そのような手術装置において、超音波手術と電気手
術は切り換え実行され、あるいは同時実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
兼用手術装置においては、ホーン全体が導電性部材で構
成され、通常、その先端を利用して電気手術を行ってい
るが、先端以外の部分が組織に接触すると、患部とは関
係ない部分に電流を流してしまったり、エネルギーロス
が発生したりするという問題がある。更に、そのような
ロスがあるため患部へ流れる電流の密度を向上できない
という問題がある。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、超音波手術及び電気手術の両
者を行うことが可能な手術装置の性能及び安全性を高め
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、超音波振動子と、前記超音波振動子に対
して超音波手術信号を供給する超音波手術信号出力部
と、前記超音波振動子からの超音波振動が伝達されるホ
ーンと、前記ホーンに対して電気手術信号を供給する電
気手術信号出力部と、を含み、前記ホーン外面には一部
の露出領域を除いて絶縁層が形成され、前記露出領域を
利用して電気手術が行われる。
【0006】上記構成によれば、露出領域を除くホーン
の外周面に絶縁層が形成されているため、電気手術を行
う部分を露出領域だけに限定することができる。従っ
て、組織などが不用意にホーンの絶縁領域に接触したと
しても電流は流れず、安全性を高められる。また、局所
的な露出領域に電流を集中させることができるので、電
気手術性能を高められる。
【0007】望ましくは、前記ホーンの先端部が前記露
出領域とされ、あるいは、前記ホーンの側周囲面の一部
分又は複数の部分が前記露出領域とされる。ホーン先端
部は通常、超音波手術を行う作用部として機能するもの
であるため、当該先端部を露出部とすれば操作性を良好
にできるとともに、例えば超音波手術を行いながらの電
気手術を行うことが可能となる。ホーン側面に互いに異
なる大きさの複数の露出領域を形成し、組織当接時に選
択できるようにしてもよい。
【0008】上記目的を達成するために、本発明は、超
音波手術及び電気手術を行うための手術装置用ホーンで
あって、当該ホーンの外面に一部の露出領域を除いて絶
縁層が形成されたことを特徴とする。
【0009】ホーンは通常、交換可能であり、摩耗など
が生じた場合に新しいホーンに交換される。各種タイプ
のホーンを用意しておけば、手術部位や用途に応じて適
切なホーンを選択可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0011】図1には、本発明に係る手術装置の好適な
実施形態が示されており、図1はその全体構成を示す概
念図である。
【0012】この手術装置は、大別してハンドピース1
0と本体12とで構成される。ハンドピース10は操作
者によって把持されるものであり、ハンドピース本体1
6とホーン14とで構成される。ハンドピース本体16
内には超音波振動子(図示せず)が内蔵され、そこで生
じた超音波振動がホーン14に伝達される。ホーン14
の先端部14Bによって超音波手術が行われる。また、
後述するように、ハンドピース10におけるホーン14
には高周波信号が供給されており、ホーン14を利用し
て電気手術を行うことも可能である。すなわち、本実施
形態に係る手術装置は超音波手術及び電気手術の両者に
対応した手術装置である。
【0013】本体12は、超音波手術信号出力部18
と、電気手術信号出力部20と、コントローラ22とを
有する。コントローラ22は手術装置全体の制御を行う
ものである。超音波手術信号出力部18は、上述した超
音波振動子に対して超音波駆動信号を供給する手段であ
る。また、電気手術信号出力部20はホーン14に対し
て高周波電流を供給する手段である。
【0014】上記の構成は従来装置においても同様であ
るが、本実施形態においては、図1に示されるように、
ホーン14に絶縁部100が形成されている。この絶縁
部100は例えばチタン合金などからなるホーン14の
外表面に対して絶縁コーティングを施したものである。
絶縁部100はその外周面の一部分を残して形成されて
おり、その一部分は露出領域102を形成している。こ
の露出領域102は図1に示す実施形態において先端部
に形成されており、その露出領域が電気手術部として機
能する。具体的に説明すると、絶縁部100においては
たとえ組織との接触が生じてもそこでの電流流出は生じ
ず、したがって熱傷などの問題を防止可能である。その
一方、先端部においては露出部分102が形成されてい
るため、当該露出領域102に電流エネルギーを集中さ
せることができる。すなわち効率的な電気手術を行え
る。
【0015】ここで、ホーン14は一般に中空で長い円
筒形状の形態を有し、その表面の内で絶縁部100は外
表面における露出領域に露出部分102を除いた部分に
だけ形成されている。もちろん、必要に応じてホーン内
部に絶縁コーティングなどを行うようにしてもよい。ま
た、ホーン14の内部を吸引路として先端部で洗浄液や
破砕組織の吸引を行うことも可能である。
【0016】上記の絶縁コーティングはたとえば蒸着な
どの手法を利用して形成することが可能である。ここ
で、その厚さは例えば0.1mm以下も設定される。
【0017】本実施形態においては、3つの動作モード
が設けられており、すなわち超音波手術モード、電気手
術モード、超音波及び電気手術モードの3つのモードが
用意されている。手術の必要性に応じて、例えば超音波
手術を行った後に電気手術を行うこともでき、あるいは
超音波手術を行いながら電気手術を行うこともできる。
【0018】図2〜図4には、ホーンの他の実施形態が
示されている。図2に示す実施形態では、ホーンの側面
に楕円形状の露出領域30が形成されている。図3に示
す実施形態では、ホーンの側面に2カ所の露出領域32
A,32Bが形成されている。ここで、その2つの露出
領域32A,32Bは互いに反対側の面に形成されてお
り、しかもそれぞれの大きさは互いに異なっている。よ
って、電気手術を行う際に、生体に接続させる面を選択
すれば、電気手術の方式を切り替えることが可能とな
る。図4に示す実施形態においては、ホーンにおける先
端部に多数の小さな露出領域が形成されている。
【0019】絶縁部あるいは露出領域の形態については
上述したものには限られず、手術部位や用途などに応じ
て各種のものを採用可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
超音波手術及び電気手術の両者を行うことが可能な手術
装置において、その性能及び安全性を高めることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る手術装置の全体構成を示す概念
図である。
【図2】 露出領域の他の実施形態を示す図である。
【図3】 露出領域の他の実施形態を示す図である。
【図4】 露出領域の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10 ハンドピース、12 本体、14 ホーン、16
ハンドピース本体、18 超音波手術信号出力部、2
0 電気手術信号出力部、22 コントローラ、100
絶縁部、102 露出領域。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子と、 前記超音波振動子に対して超音波手術信号を供給する超
    音波手術信号出力部と、 前記超音波振動子からの超音波振動が伝達されるホーン
    と、 前記ホーンに対して電気手術信号を供給する電気手術信
    号出力部と、 を含み、 前記ホーン外面には一部の露出領域を除いて絶縁層が形
    成され、 前記露出領域を利用して電気手術が行われることを特徴
    とする手術装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記ホーンの先端部が前記露出領域とされたことを特徴
    とする手術装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記ホーンの側周囲面の一部分又は複数の部分が前記露
    出領域とされたことを特徴とする手術装置。
  4. 【請求項4】 超音波手術及び電気手術を行うための手
    術装置用ホーンであって、 当該ホーンの外面に一部の露出領域を除いて絶縁層が形
    成されたことを特徴とするホーン。
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