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JP2001090154A - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP2001090154A
JP2001090154A JP27017299A JP27017299A JP2001090154A JP 2001090154 A JP2001090154 A JP 2001090154A JP 27017299 A JP27017299 A JP 27017299A JP 27017299 A JP27017299 A JP 27017299A JP 2001090154 A JP2001090154 A JP 2001090154A
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water
flow
jet
tangential
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JP27017299A
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Tadashi Tomita
正 冨田
Hiroyuki Abe
裕幸 阿部
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴出パターンの変更が容易であり、ノズルの
大型化を防止し、連続した一様な噴出パターンが得ら
れ、使用者の満足する洗浄が得られること。 【解決手段】 温水洗浄便座におけるノズル1の一部に
噴出孔11を備えた局部洗浄装置において、前記噴出孔
11に開口し、該噴出孔11の軸方向の噴出流を形成す
る第1の開口12と、前記噴出孔11に開口し、該噴出
孔11の接線方向の噴出流を形成する第2の開口13
と、前記ノズル1内に形成され前記第1の開口12に連
通した第1の水路14と、前記ノズル1内に形成され前
記第2の開口13に連通した第2の水路15と、から成
り、前記第1の開口12からの前記噴出孔11の軸方向
の噴出流と前記第2の開口13からの前記噴出孔11の
接線方向の噴出流とを干渉させて噴出させるようにした
局部洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水洗浄便座にお
けるノズルの一部に噴出孔を備えた局部洗浄装置におい
て、第1の開口からの前記噴出孔の軸方向の噴出流と第
2の開口からの前記噴出孔の接線方向の噴出流とを干渉
させて噴出させる局部洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の局部洗浄装置は、図10に示され
るように給水源から供給した洗浄水を洗浄ノズルNの流
路Fに導くと共に、該洗浄ノズルNのほぼ先端部に設け
た噴出部から洗浄水を局部に向けて噴出する局部洗浄装
置であって、前記噴出部を人体局部のほぼ同一の洗浄対
象に対応して複数配置し、前記複数の噴出部O1、O2
に連通する独立した洗浄水の供給路S1、S2を前記洗
浄ノズルNの流路中に隔壁Kによって分割形成してなる
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の局部洗浄装
置は、前記噴出部を人体局部のほぼ同一の洗浄対象に対
応して複数配置し、前記複数の噴出部O1、O2に連通
する独立した洗浄水の供給路S1、S2を前記洗浄ノズ
ルNの流路中に隔壁Kによって分割形成してなるもので
あるので、噴出パターンを増やすためにはさらに噴出部
を設けて前記ノズルN内の隔壁Kを増やすとともに流量
調整バルブにも専用の調整水路を設ける必要があり、ノ
ズルが大きくなるとともに流量調整バルブも多くなると
ともに、制御が複雑になるという問題があった。
【0004】前記独立した洗浄水の供給路S1、S2に
連通する前記複数の独立の噴出部O1、O2から洗浄水
を噴出して噴出パターンを形成するものであるため、そ
れぞれの独立した噴出パターンによる洗浄であり、連続
した噴出パターンが得られないので、使用者の満足する
洗浄が必ずしも得られないという問題があった。
【0005】また従来において使用者の満足する洗浄を
得ようとすると、洗浄水の流量を積極的に変える必要が
あり、流量が低下して必要な洗浄力が得られない場合が
あった。
【0006】そこで本発明者は、温水洗浄便座における
ノズルの一部に噴出孔を備えた局部洗浄装置において、
前記噴出孔に開口し該噴出孔の軸方向の噴出流を形成す
る第1の水路に連通する前記第1の開口からの前記噴出
孔の軸方向の噴出流と、前記噴出孔に開口し該噴出孔の
接線方向の噴出流を形成する第2の水路に連通する前記
第2の開口からの前記噴出孔の接線方向の噴出流とを干
渉させて噴出させるという本発明の技術的思想に着眼
し、更に研究開発を重ねた結果、噴出パターンの変更が
容易であり、ノズルの大型化を防止し、積極的に流量を
変えること無く連続した異なった噴出パターンが得られ
るので、使用者の満足する洗浄が得られるという目的を
達成する本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の局部洗浄装置は、温水洗浄便座における
ノズルの一部に噴出孔を備えた局部洗浄装置において、
前記噴出孔に開口し、該噴出孔の軸方向の噴出流を形成
する第1の開口と、前記噴出孔に開口し、該噴出孔の接
線方向の噴出流を形成する第2の開口と、前記ノズル内
に形成され前記第1の開口に連通した第1の水路と、前
記ノズル内に形成され前記第2の開口に連通した第2の
水路と、から成り、前記第1の開口からの前記噴出孔の
軸方向の噴出流と前記第2の開口からの前記噴出孔の接
線方向の噴出流とを干渉させて噴出させるものである。
【0008】本発明(請求項2に記載の第2発明)の局
部洗浄装置は、前記第1発明において、前記第1の水路
および前記第2の水路に第1および第2の流量調整バル
ブを配設して、前記第1の水路および前記第2の水路を
流れる洗浄水の流量の比率を変えることにより、前記軸
方向の噴出流と前記接線方向の噴出流との流量比率およ
び干渉状態を変えることによって、前記噴出孔からの温
水の噴出パターンを制御するようにしたものである。
【0009】本発明(請求項3に記載の第3発明)の局
部洗浄装置は、前記第2発明において、前記第1の水路
および前記第2の水路を流れる洗浄水の流量の総和を一
定にした状態であって、前記第1の水路および前記第2
の水路を流れる洗浄水の流量割合を変えることにより、
前記噴出孔からの洗浄水の噴出パターンを制御するよう
にしたものである。
【0010】本発明(請求項4に記載の第4発明)の局
部洗浄装置は、前記第3発明において、前記第1および
第2の流量調整バルブの開度を制御する制御信号を出力
するコントローラを配設して、前記第1および第2の流
量調整バルブの開度を周期的に制御することにより、前
記軸方向の噴出流と前記接線方向の噴出流との流量割合
および干渉状態を周期的に変えることによって、前記噴
出孔からの洗浄水の噴出パターンを周期的に制御するよ
うにしたものである。
【0011】本発明(請求項5に記載の第5発明)の局
部洗浄装置は、前記第3発明において、前記第1の開口
が、前記噴出孔の軸心部において軸方向に開口した中心
開口によって構成され、前記第2の開口が、前記噴出孔
の内周壁において接線方向に開口した接線開口によって
構成されているものである。
【0012】本発明(請求項6に記載の第6発明)の局
部洗浄装置は、前記第5発明において、前記接線開口
が、前記噴出孔の内周壁において接線方向に開口した複
数の接線開口によって構成されているものである。
【0013】本発明(請求項7に記載の第7発明)の局
部洗浄装置は、前記第3発明において、前記コントロー
ラが、前記第1および第2の流量調整バルブの開度を一
定周期で制御する制御信号を出力するものである。
【0014】本発明(請求項8に記載の第8発明)の局
部洗浄装置は、前記第3発明において、前記コントロー
ラが、前記第1および第2の流量調整バルブの開度をラ
ンダムに制御する制御信号を出力するものである。
【0015】本発明(請求項9に記載の第9発明)の局
部洗浄装置は、前記第3発明において、前記コントロー
ラが、 最初は前記第2の水路を流れる洗浄水の流量割
合が大きい状態でスタートして、前記第1の水路および
前記第2の水路を流れる洗浄水の流量割合を徐々に変え
ることにより、最終的に使用者によって選択された洗浄
水の噴出パターンに到達する制御信号を出力するもので
ある。
【0016】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
局部洗浄装置は、温水洗浄便座におけるノズルの一部に
噴出孔を備えた局部洗浄装置において、前記噴出孔に開
口し該噴出孔の軸方向の噴出流を形成する第1の水路に
連通する前記第1の開口からの前記噴出孔の軸方向の噴
出流と、前記噴出孔に開口し該噴出孔の接線方向の噴出
流を形成する第2の水路に連通する前記第2の開口から
の前記噴出孔の接線方向の噴出流とを干渉させて噴出さ
せるので、噴出パターンの変更が容易であり、ノズルの
大型化を防止し、積極的に流量を変えること無く連続し
た異なった噴出パターンが得られるので、使用者の満足
する洗浄が得られるという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第2発明の局部洗浄装置
は、前記第1発明において、前記第1の水路および前記
第2の水路に配設された前記第1および第2の流量調整
バルブにより、前記第1の水路および前記第2の水路を
流れる洗浄水の流量の比率を変えることによって、前記
軸方向の噴出流と前記接線方向の噴出流との流量比率お
よび干渉状態を変えることにより、前記噴出孔からの洗
浄水の噴出パターンを制御するので、噴出パターンの滑
らかな変更を実現するとともに、変更が容易であるとい
う効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第3発明の局部洗浄装置
は、前記第2発明において、前記第1の水路および前記
第2の水路を流れる洗浄水の流量の総和を一定にした状
態であって、前記第1の水路および前記第2の水路を流
れる洗浄水の流量割合を変えることにより、前記噴出孔
からの洗浄水の噴出パターンを制御するので、洗浄水の
総和流量を変えることなく、洗浄力を確保した状態にお
いて前記噴出パターンの到達高さ(洗浄強さ)および洗
浄面積を変えることが出来るという効果を奏する。
【0019】上記構成より成る第4発明の局部洗浄装置
は、前記第3発明において、前記コントローラが、前記
第1および第2の流量調整バルブの開度を制御する制御
信号を出力することにより、前記軸方向の噴出流と前記
接線方向の噴出流との流量割合および干渉状態を周期的
に変えることによって、前記噴出孔からの洗浄水の噴出
パターンの周期的な制御を可能にするという効果を奏す
る。
【0020】上記構成より成る第5発明の局部洗浄装置
は、前記第3発明において、前記第1の開口を構成する
前記噴出孔の軸心部において軸方向に開口した前記中心
開口による軸方向の洗浄水の噴出流と、前記第2の開口
を構成する前記噴出孔の内周壁において接線方向に開口
した接線開口による接線方向の洗浄水の噴出流とを干渉
させて噴出させるので、連続した異なった噴出パターン
を可能にするとともに、使用者の満足する洗浄が得られ
るという効果を奏する。
【0021】上記構成より成る第6発明の局部洗浄装置
は、前記第5発明において、前記接線開口が、前記噴出
孔の内周壁において接線方向に開口した複数の接線開口
によって構成されているので、前記複数の接線開口によ
る接線方向の安定な洗浄水の噴出流により、噴出された
前記噴出パターンにおける安定な旋回速度成分を実現し
て、局部の洗浄効果を実現する可能性があるという効果
を奏する。
【0022】上記構成より成る第7発明の局部洗浄装置
は、前記第3発明において、前記コントローラが、前記
第1および第2の流量調整バルブの開度を一定周期で制
御する制御信号を出力するので、前記軸方向の噴出流と
前記接線方向の噴出流との流量割合および干渉状態を一
定周期で変えることによって、洗浄水の総和流量を変え
ないで前記噴出孔からの洗浄水の噴出パターンの一定周
期による制御を可能にするという効果を奏する。
【0023】上記構成より成る第8発明の局部洗浄装置
は、前記第3発明において、前記コントローラが、前記
第1および第2の流量調整バルブの開度をランダムに制
御する制御信号を出力するので、前記軸方向の噴出流と
前記接線方向の噴出流との流量割合および干渉状態をラ
ンダムに変えることによって、洗浄水の総和流量を変え
ないで前記噴出孔からの洗浄水の噴出パターンをランダ
ムに制御することを可能にするという効果を奏する。
【0024】上記構成より成る第9発明の局部洗浄装置
は、前記第3発明において、前記コントローラが、最初
は前記第2の水路を流れる洗浄水の流量割合が大きい状
態でスタートして、前記第1の水路および前記第2の水
路を流れる洗浄水の流量割合を徐々に変えることによ
り、最終的に使用者によって選択された洗浄水の噴出パ
ターンに到達する制御信号を出力するものであるので、
選択された洗浄水の噴出パターンに関係無くソフトスタ
ートを実現するという効果を奏する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0026】(実施形態)本実施形態の局部洗浄装置
は、図1ないし図4に示されるように温水洗浄便座10
におけるノズル1の一部に噴出孔11を備えた局部洗浄
装置において、前記噴出孔11に開口し、該噴出孔11
の軸方向の噴出流を形成する第1の開口12と、前記噴
出孔11に開口し、該噴出孔11の接線方向の噴出流を
形成する第2の開口13と、前記ノズル1内に形成され
前記第1の開口12に連通した第1の水路14と、前記
ノズル1内に形成され前記第2の開口13に連通した第
2の水路15と、から成り、前記第1の開口12からの
前記噴出孔11の軸方向の噴出流と前記第2の開口13
からの前記噴出孔11の接線方向の噴出流とを干渉させ
て噴出させるように構成されているものである。
【0027】前記温水洗浄便座10は、図4に示される
ようにタンク101の前方に配置された便座102と、
前記便座102の上部一端に開閉自在に配置されたカバ
ー103と、前記便座102の楕円形開口の後方から前
方に突出して局部に洗浄水を噴出する前記噴出孔11が
先端に形成されたノズル1と、前記便座102の右横の
温水タンク104の上部に配設されたコントロール部1
05とを備えている。
【0028】前記ノズル1は、図1ないし図3に示され
るようにシリンダ106から当接ゴムシール107の協
働により進退自在に突設され、前記ノズル1内に形成さ
れ前記第1の開口12に連通した第1の水路14および
前記ノズル1内に形成され前記第2の開口13に連通し
た第2の水路15が形成されている。
【0029】前記ノズル1の先端部には前記噴孔11が
上下方向に形成され、該噴孔11と同軸的に前記噴孔1
1の内径より大きな内径の円形チャンバー110が形成
されている。
【0030】前記円形チャンバー110に前記噴出孔1
1の軸方向の噴出流を形成する1個の前記第1の開口1
2が開口するとともに、前記円形チャンバー110に前
記噴出孔11の接線方向の噴出流を形成する複数の前記
第2の開口13が開口しているのである。
【0031】すなわち前記複数の第2の開口13は、図
3に示されるように例えば90度毎に前記円形チャンバ
ー110の内周壁に接線的に開口している4個の接線開
口によって構成され、前記円形チャンバー110内に旋
回流を形成する。
【0032】前記第1の水路14および前記第2の水路
15は、第1および第2の流量調整バルブ21、22に
連通しており、前記第1の水路14および前記第2の水
路15を流れる洗浄水の流量の総和を一定にした状態に
おいて、前記第1の水路14および前記第2の水路15
を流れる洗浄水の流量割合を変えることにより、前記軸
方向の噴出流と前記接線方向の噴出流との流量比率およ
び干渉状態を変えることによって、図5および図6に示
されるように前記噴出孔11からの洗浄水の噴出パター
ンの到達高さ(洗浄荷重、強さ)および洗浄面積を制御
するように構成されている。
【0033】前記第1および第2の流量調整バルブ2
1、22は、コントローラ3に接続され、該コントロー
ラ3から出力される前記第1および第2の流量調整バル
ブ21、22の開度を制御する制御信号に基づき、前記
第1および第2の流量調整バルブの開度を制御すること
により、前記軸方向の噴出流と前記接線方向の噴出流と
の流量割合および干渉状態を変えることによって、前記
噴出孔11からの洗浄水の噴出パターンを制御するよう
に構成されている。
【0034】前記コントローラ3は、前記便座102の
右横の温水タンク104の上部に配設された前記コント
ロール部105に配設された調整ツマミ4によって、前
記第1の水路および前記第2の水路を流れる洗浄水の流
量の総和を一定にした状態において、任意に調整される
ように構成されている。
【0035】すなわち前記調整ツマミ4が、図7(A)
に示されるように使用者によって「弱」の位置に設定さ
れると前記流量調整バルブの連通スロット23が、前記
第1の水路14を介して軸方向の噴出流を形成する第1
の開口12に連通する第1の円弧状スロット211の最
も幅の狭い部分と、前記第2の水路15を介して接線方
向の噴出流を形成する第2の開口13に連通する第2の
円弧状スロット221の最も幅の広い部分とが洗浄水供
給手段(図示せず)に連通して図8に示されるような接
線成分の大きな最も広角の洗浄水の噴出パターンが形成
される。
【0036】前記調整ツマミ4が、図7(B)に示され
るように使用者によって「中間」の位置に設定されると
前記流量調整バルブの連通スロット23が、前記第1の
水路14を介して軸方向の噴出流を形成する第1の開口
12に連通する第1の円弧状スロット211の幅の中間
部分と、前記第2の水路15を介して接線方向の噴出流
を形成する第2の開口13に連通する第2の円弧状スロ
ット221の幅の中間部分とが洗浄水供給手段(図示せ
ず)に連通して中間の広がり角の洗浄水の噴出パターン
が形成される。
【0037】前記調整ツマミ4が、図7(C)に示され
るように使用者によって「強」の位置に設定されると前
記流量調整バルブの連通スロット23が、前記第1の水
路14を介して軸方向の噴出流を形成する第1の開口1
2に連通する第1の円弧状スロット211の最も幅の広
い部分と、前記第2の水路15を介して接線方向の噴出
流を形成する第2の開口13に連通する第2の円弧状ス
ロット221の最も幅の狭い部分とが洗浄水供給手段
(図示せず)に連通して洗浄水の広がり角が最も狭い直
線状の噴出パターンが形成される。
【0038】本実施形態の局部洗浄装置は、温水洗浄便
座における前記ノズル1の一部に前記噴出孔11を備え
た局部洗浄装置において、前記噴出孔11に開口し該噴
出孔11の軸方向の噴出流を形成する第1の水路14に
連通する前記第1の開口12からの前記軸方向の噴出流
と、前記噴出孔11に開口し該噴出孔11の接線方向の
噴出流を形成する第2の水路15に連通する前記第2の
開口13からの前記接線方向の噴出流とを干渉させて噴
出させる。
【0039】本実施形態の局部洗浄装置は、前記噴出孔
11に開口する前記第1の開口12および前記第2の開
口13からの前記軸方向の直線流と前記接線方向の旋回
流とを干渉させて噴出させるので、連続した一様な噴出
パターンが得られるので、広い範囲に亘る均一な洗浄が
得られ、使用者の満足する洗浄が得られるという効果を
奏する。
【0040】すなわち無段階の噴出パターンを実現して
調整範囲が広いとともに、従来のようにノズル1の外部
における水流干渉ではないため、ねらった範囲外への洗
浄水の飛沫(濡れ)が少なく、しかも前記噴出孔11は
1個のみでよく、従来のように多数の孔は不要であるた
め汚物の跳ね返りによる汚れ付着が少ないという利点を
有する。
【0041】また本実施形態の局部洗浄装置は、前記第
1の水路14および前記第2の水路15に配設された前
記第1および第2の流量調整バルブ21、22により、
前記第1の水路14および前記第2の水路15を流れる
洗浄水の流量の比率を変えることによって、前記軸方向
の直線流と前記接線方向の旋回流との流量比率および干
渉状態を変えることにより、前記噴出孔11からの洗浄
水の噴出パターンを制御するので、噴出パターンの変更
が容易であるという効果を奏する。
【0042】さらに本実施形態の局部洗浄装置は、前記
第1の水路14および前記第2の水路15を流れる洗浄
水の流量の総和を一定にした状態であって、前記第1の
水路14および前記第2の水路15を流れる洗浄水の流
量割合を変えることにより、前記噴出孔11からの洗浄
水の噴出パターンを制御するので、図9に示されるよう
に洗浄水の総和流量を変えないで洗浄力を維持した状態
において前記噴出パターンの到達高さ(洗浄強さ)およ
び洗浄面積を変えることが出来るという効果を奏する。
【0043】また本実施形態の局部洗浄装置は、上述し
たように洗浄水が乱流で直線に噴出する強い洗浄と、洗
浄水が霧状で円錐状に噴出するやわらかな洗浄とを同時
に備えており、かつ同一の穴である前記噴出孔11から
噴出する構造からなるので、強い洗浄を可能にする直線
的流れと、やわらかな洗浄を可能にする旋回流とを同時
噴出して干渉させ、その流量比を変化させることで、強
い洗浄と、やわらかな洗浄の中間をリニアに変化させる
ことが出来るようにしたものである。
【0044】すなわちメカ機構を必要としないため構造
が簡単であり低コストを実現するとともに故障が少ない
とともに、前記第1の水路14および前記第1の開口1
2を介して供給された直線状の流れが前記噴出孔11よ
り直線的に局部に向かって噴出させるとともに、第2の
水路15および前記第2の開口13を介して供給された
旋回流によって両者を干渉させて洗浄水を乱すことによ
り、乱流となり、より強い洗浄を可能にするものであ
る。
【0045】また前記第2の水路15は、前記噴出孔1
1が上述したような構造を備えており、噴出直前で渦の
様に回転し、噴出口から出る洗浄水は霧状でかつ円錐状
に噴出するため、局部に対してやわらかな洗浄を可能に
するとともに、上記やわらかな洗浄の状態において、前
記第1の水路14の流量を増やしていくと、前記第2の
水路15からの噴出は前記第1の水路14の噴出にひっ
ぱられて徐々に直線的になってゆき、この状態で第2の
水路15の流量を減らしてゆけば徐々に上述した乱流の
強い洗浄となるため、これにより使用者の好みの強さが
自由に選択することが出来るものである。
【0046】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の局部洗浄装置の要部を示す
断面図である。
【図2】本実施形態におけるノズル先端部を示す拡大断
面図である。
【図3】本実施形態におけるノズルの第2の開口の形成
形態を示す部分拡大断面図である。
【図4】本実施形態の局部洗浄装置が適用された温水洗
浄便座を示す斜視図である。
【図5】本実施形態における噴出パターンの洗浄荷重と
洗浄面積との関係を示す線図である。
【図6】本実施形態における強および弱の噴出パターン
の3次元イメージを示す線図である。
【図7】本実施形態における調整ツマミの位置、流量調
整バルブの各スロットの連通関係および噴出パターンの
関係を説明するための説明図である。
【図8】本実施形態における広角の噴出パターンの流れ
の様子を模式的に示した斜視図である。
【図9】本実施形態および従来における洗浄水の流量と
洗浄強さとの関係を示す線図である。
【図10】従来の局部洗浄装置のノズル先端部を示す拡
大断面図である。
【符号の説明】
1 ノズル 10 温水洗浄便座 11 噴出孔 12 第1の開口 13 第2の開口 14 第1の水路 15 第2の水路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水洗浄便座におけるノズルの一部に噴
    出孔を備えた局部洗浄装置において、 前記噴出孔に開口し、該噴出孔の軸方向の噴出流を形成
    する第1の開口と、 前記噴出孔に開口し、該噴出孔の接線方向の噴出流を形
    成する第2の開口と、 前記ノズル内に形成され前記第1の開口に連通した第1
    の水路と、 前記ノズル内に形成され前記第2の開口に連通した第2
    の水路と、から成り、 前記第1の開口からの前記噴出孔の軸方向の噴出流と前
    記第2の開口からの前記噴出孔の接線方向の噴出流とを
    干渉させて噴出させることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の水路および前記第2の水路に第1および第2
    の流量調整バルブを配設して、 前記第1の水路および前記第2の水路を流れる洗浄水の
    流量の比率を変えることにより、 前記軸方向の噴出流と前記接線方向の噴出流との流量比
    率および干渉状態を変えることによって、 前記噴出孔からの温水の噴出パターンを制御するように
    したことを特徴とする局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第1の水路および前記第2の水路を流れる洗浄水の
    流量の総和を一定にした状態であって、 前記第1の水路および前記第2の水路を流れる洗浄水の
    流量割合を変えることにより、 前記噴出孔からの洗浄水の噴出パターンを制御するよう
    にしたことを特徴とする局部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1および第2の流量調整バルブの開度を制御する
    制御信号を出力するコントローラを配設して、 前記第1および第2の流量調整バルブの開度を周期的に
    制御することにより、 前記軸方向の噴出流と前記接線方向の噴出流との流量割
    合および干渉状態を周期的に変えることによって、 前記噴出孔からの洗浄水の噴出パターンを周期的に制御
    するようにしたことを特徴とする局部洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記第1の開口が、前記噴出孔の軸心部において軸方向
    に開口した中心開口によって構成され、 前記第2の開口が、前記噴出孔の内周壁において接線方
    向に開口した接線開口によって構成されていることを特
    徴とする局部洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記接線開口が、前記噴出孔の内周壁において接線方向
    に開口した複数の接線開口によって構成されていること
    を特徴とする局部洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 前記コントローラが、前記第1および第2の流量調整バ
    ルブの開度を一定周期で制御する制御信号を出力するこ
    とを特徴とする局部洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項3において、 前記コントローラが、前記第1および第2の流量調整バ
    ルブの開度をランダムに制御する制御信号を出力するこ
    とを特徴とする局部洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項3において、 前記コントローラが、 最初は前記第2の水路を流れる
    洗浄水の流量割合が大きい状態でスタートして、前記第
    1の水路および前記第2の水路を流れる洗浄水の流量割
    合を徐々に変えることにより、最終的に使用者によって
    選択された洗浄水の噴出パターンに到達する制御信号を
    出力することを特徴とする局部洗浄装置。
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