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JP2001077893A - 携帯端末アダプター - Google Patents

携帯端末アダプター

Info

Publication number
JP2001077893A
JP2001077893A JP25134199A JP25134199A JP2001077893A JP 2001077893 A JP2001077893 A JP 2001077893A JP 25134199 A JP25134199 A JP 25134199A JP 25134199 A JP25134199 A JP 25134199A JP 2001077893 A JP2001077893 A JP 2001077893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
terminal adapter
portable terminal
wireless communication
data wireless
Prior art date
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Pending
Application number
JP25134199A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuukiyu Shimizu
友休 清水
Shoichi Higashiya
昌一 東谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP25134199A priority Critical patent/JP2001077893A/ja
Publication of JP2001077893A publication Critical patent/JP2001077893A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でPCカードを利用して音声通話
を行う。 【解決手段】 携帯端末アダプター1にはPCカードに
不足している音声通話に不可欠な構成(キーボード3と
液晶表示部4とスピーカー8とマイク9と電池11)を
設ける。また、携帯端末アダプター1とPCカードとの
情報の遣り取りを仲介するためのインターフェース機能
を持つPCカードコントロール部7とオーディオインタ
ーフェース部10を設ける。携帯端末アダプター1にP
Cカードを装着することによって、PCカードは音声通
話が自在な通信装置として機能することができる。PC
カードには通信方式が異なる複数の種類があり、携帯端
末アダプター1の各構成部は上記各通信方式に共通なも
のであり、通信方式が異なる複数のPCカードを適宜に
携帯端末アダプター1に交換・装着して音声通話が可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】通信方式が異なるデータ無線
通信カードを着脱自在に装着してデータ無線通信カード
を音声通話が可能な通信装置して機能させる携帯端末ア
ダプターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】データ無線通信用のPCMCIA(Pers
onal Computer Memory Card International Associatio
n)カード(以下、PCカードと記す)は、例えば、パ
ソコンに装着してパソコンから出力されたデータを電波
に乗せて送信する機能と、受信した電波からデータを読
み出し該データをパソコンに加える受信機能とを備えた
データ無線通信専用のカードである。このデータ無線通
信カードであるPCカードには、通信方式が異なるPH
S(Personal Handyphone System)カードやPDC(Pe
rsonal Digital Cellular telecommunication system)
カード等の複数の種類がある。
【0003】上記PCカードには、電話番号を入力する
ためのキーボードや、スピーカーやマイク等の音声通話
に不可欠な構成が不足しているために、PCカード単体
では音声通話ができない。そこで、上記PCカードを用
いて音声通話を行う場合には、PCカードをパソコンに
信号接続し、パソコンのキーボードやマイクやスピーカ
ー等を用いて音声通話を行うこととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如くPCカードおよびパソコンを用いて音声通話を行う
ためには、パソコンに音声通話を行うための音声通話専
用のアプリケーションソフトウェアを与えておかなけれ
ばならないという問題や、パソコンを電話機として持ち
歩くのは大きくて重いという問題や、使い勝手が悪いと
いう問題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、簡単な構成で、PCカード
を利用した音声通話を可能とし、しかも、使い勝手が良
い携帯端末アダプターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決す
るための手段としている。すなわち、第1の発明の携帯
端末アダプターは、通信方式が異なるデータ無線通信カ
ードを着脱自在に装着して使用する携帯端末アダプター
であって、上記各通信方式が異なるデータ無線通信カー
ドにはアンテナとそれぞれ対応する通信方式に専用のデ
ータ無線通信用回路が設けられており、携帯端末アダプ
ターは電話番号をダイヤルするための電話番号ダイヤル
入力部と、音声通話に必要なスピーカーおよびマイクと
を少なくとも含む各通信方式に共通な構成が集約して形
成されており、データ無線通信カードを装着して該デー
タ無線通信カードを音声通話が自在な通信装置として機
能させる構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
【0007】第2の発明の携帯端末アダプターは、上記
第1の発明の構成を備え、データ無線通信カードに電力
を供給するための電源部が設けられていることを特徴と
して構成されている。
【0008】第3の発明の携帯端末アダプターは、上記
第1又は第2の発明の構成を備え、データ無線通信カー
ドから出力された動作状況通知信号に基づいてデータ無
線通信カードの動作状況を画面表示するための表示手段
が設けられていることを特徴として構成されている。
【0009】第4の発明の携帯端末アダプターは、上記
第1又は第2又は第3の発明の構成を備え、記憶手段が
設けられており、該記憶手段への電話番号の登録と登録
済み電話番号の記憶手段からの削除との一方又は両方を
制御する電話番号登録制御部が設けられていることを特
徴として構成されている。
【0010】前述したように、データ無線通信カード
(PCカード)は音声通話に不可欠な構成のうち、スピ
ーカーやマイク等の幾つかの構成が設けられていないた
めに、データ無線通信カード単体では音声通話を行うこ
とができなかった。この発明に示す携帯端末アダプター
は上記データ無線通信カードに不足している音声通話に
不可欠な構成が少なくとも形成されている。このことか
ら、データ無線通信カードを携帯端末アダプターに装着
することにより、データ無線通信カードが持っていない
音声通話に必要な機能がデータ無線通信カードに補足さ
れ、これにより、データ無線通信カードは音声通話が自
在な通信装置として機能することができることとなる。
【0011】上記携帯端末アダプターは、データ無線通
信カードに不足している音声通話に必要な構成のみを備
えていればよいから、小型化や軽量化を図ることが容易
であり、一般的な携帯型電話機を持ち歩くのと何ら変わ
りなく、データ無線通信カードを装着した携帯端末アダ
プターを携帯して、一般的な携帯型電話機と同様に音声
通話を行うことが可能となる。また、データ無線通信カ
ードをパソコンに装着して音声通話を行う場合に比べ
て、使い勝手を格段に向上させることができる。
【0012】しかも、携帯端末アダプターは各通信方式
に共通の構成が形成されているので、1台の携帯端末ア
ダプターを持っていれば、通信方式が異なる複数のデー
タ無線通信カードを自在に交換・装着することができて
1台の携帯端末アダプターで、複数の通信方式の音声通
話が可能になるという画期的なものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1には第1の実施形態例において特徴的
な携帯端末アダプターの主要な構成がデータ無線通信カ
ードであるPCカードの主要構成と共にブロック図によ
り示されており、図2には携帯端末アダプターの形状例
をPCカードの形状例と共に模式的に示されている。
【0015】前記したように、PCカードには、図2に
示すモデムカード20やCDMA(Code Division Mult
iple Access)カード21やPDCカード22やPHS
カード23という如く、通信方式が異なる複数の種類が
ある。それら各種のPCカードは、ケース25内に、図
1に示すような信号処理回路26と、通信方式の種類に
応じたRF回路27およびアンテナ28と、制御部29
と、イヤホンマイク端子およびハンドセットインターフ
ェースを有するオーディオデータ入出力部30とを有し
て構成されており、市販されているPCカードの上記ケ
ース25の形状や大きさは規格により定められている。
【0016】このようなPCカードでは、上記信号処理
回路26の信号処理により得られた送信用の信号はRF
回路27によって通信方式に応じた搬送波(電波)の周
波数に変換されアンテナ28から外部に無線送信され
る。また、アンテナ28で受信された電波はRF回路2
7により周波数変換が成されてデータ処理用の信号が生
成され、このデータ処理用の信号が信号処理回路26に
加えられて信号処理が成される。
【0017】また、オーディオデータ入出力部30は外
部と上記信号処理回路26との音声情報の遣り取りを仲
介する構成を備えている。外部からオーディオデータ入
出力部30を介して入力した音声信号は上記信号処理回
路26によって信号処理が成されて上記の如く無線送信
が可能であり、また、アンテナ28で受信されRF回路
27および信号処理回路26を通して得られた音声信号
はオーディオデータ入出力部30を通して外部に出力す
ることが可能である。さらに、制御部29は、PCカー
ドの通信動作を制御する。
【0018】なお、上記PCカードに設けられている信
号処理回路26とRF回路27とアンテナ28と制御部
29とオーディオデータ入出力部30にはそれぞれ様々
な複数種の構成があり、この第1の実施形態例では、上
記各構成部26,27,28,29,30はそれぞれ任
意の構成を備えてよく、その構成の説明は省略する。
【0019】この第1の実施形態例において特徴的な携
帯端末アダプター1は、図2に示すように、筐体2を有
し、この筐体2の外表面にはキーボード3と表示手段で
ある液晶表示部4とが形成されている。上記キーボード
3は電話番号ダイヤル入力部である数字キーや、電波の
発信等の指令を手入力により発するための指令キー等の
音声通話に必要なキーを有して形成されている。
【0020】また、上記筐体2の内部には、上記PCカ
ードを収容するためのカード収容空間部(図示せず)が
形成されると共に、そのカード収容空間部を避けた部分
に図1に示すキーボードインターフェース部5とATコ
マンド処理部6とPCカードコントロール部7とスピー
カー8とマイク9とオーディオインターフェース部10
と電源部である電池11が設けられている。
【0021】さらに、筐体2には、図2に示すように、
上記カード収容空間部に連通する開口部13が形成さ
れ、この開口部13の端縁部にはスライドガイド部14
a,14bが突出形成されている。このスライドガイド
部14a,14bは上記PCカードをガイドして上記開
口部13から上記カード収容空間部にスライド挿入させ
るものである。
【0022】ところで、市販されているPCカードに
は、図2に示すように、モデムカード20のように、全
体の厚みがほぼ等しく肉薄である形状のものと、CDM
Aカード21等のように、上記モデムカード20とほぼ
同様な厚みの肉薄部分と該肉薄部分よりも厚い肉厚部分
とを有した形状を持つものとがある。上記PCカードの
肉薄部分の寸法は規格により定められており、種類によ
らずにほぼ同様となっている。
【0023】この第1の実施形態例では、上記筐体2の
カード収容空間部は上記PCカードの肉薄部分の先端側
がほぼピッタリ嵌まる大きさを持ち、また、スライドガ
イド部14a,14bは上記PCカードの肉薄部分をが
たつきなく、スライドさせる構成と成している。
【0024】また、この第1の実施形態例では、CDM
Aカード21のように肉厚部分を有しているPCカード
を携帯端末アダプター1に装着する場合に、そのPCカ
ードの肉薄部分の先端側を上記スライドガイド部14
a,14bに沿ってスライドさせて筐体2の開口部13
からカード収容空間部に挿入させていくと、PCカード
の肉厚部分が上記スライドガイド部14a,14bの突
端部に係止する構成と成しており、肉厚部分を持つPC
カードは肉厚部分が筐体2から食み出した形態でもって
携帯端末アダプター1に装着される。このように、PC
カードの肉厚部分を筐体2の外に出すことにより、上記
PCカードの肉厚部分を筐体2の内部に収容する場合に
比べて、筐体2の厚みを薄くすることができ、携帯端末
アダプター1の小型化を図ることができる。
【0025】通常、PCカードは電源を持たず、外部か
ら電力入力端子(図示せず)を介して電力を得る構成で
ある。このことから、この第1の実施形態例では、携帯
端末アダプター1には、上記PCカードの電力入力端子
と携帯端末アダプター1の電池11とを導通接続するた
めの手段(図示せず)が形成され、電池11からPCカ
ードに電力が供給可能な構成と成している。
【0026】また、PCカードには外部とデータ情報の
遣り取りを行うためのデータ入出力端子が設けられ、携
帯端末アダプター1には、そのPCカードのデータ入出
力端子とPCカードコントロール部7とを導通接続する
ための手段(図示せず)が形成されている。さらに、携
帯端末アダプター1にはオーディオインターフェース部
10とPCカードのイヤホンマイク端子とを導通接続す
るための手段(図示せず)が形成されている。さらに、
この第1の実施形態例では、携帯端末アダプター1には
PCカードが装着されたか否かを検知するカード挿抜検
知手段(図示せず)が形成されている。
【0027】この第1の実施形態例では、上記の如くP
Cカードが肉薄部分の先端側から携帯端末アダプター1
の筐体2内に挿入されて嵌め込まれ装着完了した状態
で、上記各接続手段によって、PCカードの信号処理回
路26および制御部29はPCカードのPCカードコン
トロール部7に、また、PCカードのオーディオデータ
入出力部30は携帯端末アダプター1のオーディオイン
ターフェース部10にそれぞれ導通接続され、また、携
帯端末アダプター1の電池11の電力がPCカードに供
給可能な状態となる。
【0028】PCカードに設けられている前記液晶表示
部4、キーボードインタフェース部5、ATコマンド処
理部6、スピーカー8、マイク9は、一般的な携帯型電
話機に備えられている液晶表示部、キーボードインタフ
ェース部、ATコマンド処理部、スピーカー、マイクと
同様な構成を有するものである。それら各構成部5,
6,8,9の構成にはそれぞれ様々な複数種の構成があ
り、ここでは、各構成部5,6,8,9はそれぞれ任意
の構成を備えてよく、ここでは、その説明は省略する。
【0029】携帯端末アダプター1のPCカードコント
ロール部7は、主に、携帯端末アダプター1のATコマ
ンド処理部6と、PCカードの信号処理回路26および
制御部29との情報の遣り取りを仲介するものであり、
次に示すような様々な機能を行う構成を有する。例え
ば、前記カード挿抜検知手段に基づいて、携帯端末アダ
プター1にPCカードが装着されているか否かを監視す
る。
【0030】また、PCカードコントロール部7には通
信方式に応じたPCカードインターフェースを設定する
ための情報が与えられており、PCカードコントロール
部7は、装着されているPCカードが持つ通信方式識別
情報(CIS)をPCカードから読み取って、該通信方
式識別情報と、上記PCカードインターフェース設定用
の情報とに基づいて、装着されているPCカードの通信
方式に適したPCカードインターフェースを設定する。
【0031】このように、PCカードインターフェース
が設定されることによって、携帯端末アダプター1のA
Tコマンド処理部6と、PCカードの信号処理回路26
および制御部29とはPCカードコントロール部7を通
しての情報の遣り取りが可能となる。
【0032】例えば、ATコマンド処理部6は通信動作
(つまり、PCカードの動作)を制御するためのコマン
ドを作成する機能を備えており、PCカードコントロー
ル部7はそのATコマンド処理部6から出力されたPC
カード制御用のコマンドを装着されているPCカードに
適した形態に変換してPCカードの信号処理回路26お
よび制御部29に加える。また、PCカードコントロー
ル部7は、PCカードの信号処理回路26や制御部29
から情報が加えられると、その加えられた情報をATコ
マンド処理部6に適した形態に変換してATコマンド処
理部6に出力する。
【0033】上記PCカードコントロール部7を介して
ATコマンド処理部6からPCカードに対して動作状況
の報告を要求するコマンドが出力される場合があり、こ
のコマンドの応答として、PCカードから上記PCカー
ドコントロール部7を介してATコマンド処理部6に動
作状況通知信号が入力したときには、この第1の実施形
態例では、ATコマンド処理部6はその動作状況通知信
号に基づいてPCカードの動作状況を液晶表示部4に画
面表示させる構成を備えている。
【0034】さらに、PCカードコントロール部7は、
携帯端末アダプター1の利用者がキーボード3を利用し
て電源投入の指令を発したときに、キーボード3からキ
ーボードインタフェース部5を介して加えられた上記電
源投入の指令に従って、携帯端末アダプター1およびP
Cカードを電源スイッチオン状態にする。
【0035】さらに、前記PCカードコントロール部7
は、上記PCカードから読み取ったCISに基づいて、
PCカードの通信方式に適した音声モードのコマンドを
オーディオインターフェース部10に発行する構成も備
えている。
【0036】オーディオインターフェース部10には通
信方式に適したオーディオインターフェースを設定する
ための情報が与えられており、オーディオインターフェ
ース部10は、上記PCカードコントロール部7から加
えられた音声モードのコマンドに従って、装着されてい
るPCカードの通信方式に適したオーディオインターフ
ェースを設定する。
【0037】このようにオーディオインターフェースが
設定されることによって、PCカードのオーディオデー
タ入出力部30から音声信号が加えられたときには、オ
ーディオインターフェース部10は上記加えられた音声
信号をスピーカー8に適した信号に変換してスピーカー
8に出力する。これにより、スピーカー8から上記音声
信号に基づいた音声が発せられることになる。また、オ
ーディオインターフェース部10は、マイク9から音声
信号が加えられたときには、その音声信号を、装着され
ているPCカードに適した音声信号に変換してPCカー
ドに出力し、その音声信号はPCカードで信号処理が成
されて電波に乗せられて無線送信される。
【0038】また、PCカードは電波が着信したときに
電波の着信を知らせる呼び出し音を鳴らすための呼び出
し音生成信号を生成出力する構成を備え、上記呼び出し
音生成信号がPCカードから携帯端末アダプター1のオ
ーディオインターフェース部10を介してスピーカー8
に加えられると、スピーカー8は呼び出し音を発する。
【0039】この第1の実施形態例に示す携帯端末アダ
プター1は上記のように構成されている。この第1の実
施形態例では、上記したように、PCカードが携帯端末
アダプター1に装着された状態では、見た目も、また、
音声通話を行う際の操作に関しても、一般的な携帯型電
話機と同様となる。
【0040】この第1の実施形態例によれば、PCカー
ドに不足している音声通話に必要な構成を集約して携帯
端末アダプター1が形成されているので、PCカードを
携帯端末アダプター1に装着することによって、不足し
ている音声通話に必要な機能がPCカードに補足される
こととなり、PCカードを音声通話が自在な通信装置と
して機能させることができる。
【0041】また、上記携帯端末アダプター1は、PC
カードに不足している音声通話に不可欠な構成のみを備
えていればよいから、小型で、軽量にすることが容易で
あり、軽くて、かつ、嵩張らずに、携帯することができ
る。
【0042】さらに、この第1の実施形態例では、携帯
端末アダプター1にPCカードを装着して音声通話を行
う際には、通常の携帯型電話機と同様な操作で音声通話
を行うことができることから、PCカードをパソコンに
装着して音声通話を行う場合に比べて、使い勝手を格段
に向上させることができる。
【0043】しかも、この第1の実施形態例に示した携
帯端末アダプター1は、各通信方式に共通の構成を集約
して形成されているので、1台の携帯端末アダプター1
で、通信方式が異なる複数のPCカードを任意に交換・
装着して音声通話を行うことができる。このことから、
通信方式が異なる複数の携帯型電話機を持ち歩く場合に
比べて、1台の携帯端末アダプター1と、小型・軽量で
ある所望の通信方式のPCカードとを持ち歩くだけで済
むので、携帯が楽になる。
【0044】さらに、携帯端末アダプター1にはPCカ
ードコントロール部7やオーディオインターフェース部
10等のインターフェースが設けられているので、市販
されている各種のPCカードと携帯端末アダプター1と
の情報の遣り取りが可能となる。このことから、携帯端
末アダプター1に装着用するための特別なPCカードを
用意する必要はなく、市販されているPCカードを携帯
端末アダプター1に装着するだけで、上記したように、
手軽に音声通話を行うことが可能となる。
【0045】さらに、この第1の実施形態例では、携帯
端末アダプター1の筐体2内部にPCカードの肉薄部分
の殆どを収容する構成であるので、携帯端末アダプター
1はPCカードを保護する機能をも持つこととなり、P
Cカードの破損の確率を低減させることができる。
【0046】以下に、第2の実施形態例を説明する。こ
の第2の実施形態例が前記第1の実施形態例と異なる特
徴的なことは、上記第1の実施形態例の携帯端末アダプ
ター1の構成に加えて、図3に示すような電話番号を格
納する記憶手段17と、電話番号登録制御部18とが形
成されていることである。それ以外の構成は前記第1の
実施形態例と同様であり、この第2の実施形態例では、
上記第1の実施形態例と同一構成部分には同一符号を付
し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0047】上記電話番号登録制御部18は、携帯端末
アダプター1の利用者がキーボード3を用いて電話番号
の登録指令およびその登録する電話番号を入力したとき
に、キーボード3からキーボードインタフェース部5を
介して加えられた上記電話番号の登録指令に従って、上
記入力された登録の電話番号を記憶手段17に書き込み
登録する。
【0048】また、電話番号登録制御部18は、携帯端
末アダプター1の利用者がキーボード3を用いて電話番
号の削除指令およびその削除する電話番号を入力したと
きに、キーボード3からキーボードインタフェース部5
を介して加えられた上記電話番号の削除指令に従って、
上記入力された削除の電話番号を記憶手段17から削除
する。
【0049】この第2の実施形態例によれば、前記第1
の実施形態例と同様な構成を備えているので、前記第1
の実施形態例と同様な効果を奏することができるのはも
ちろんのこと、携帯端末アダプター1に電話番号を記憶
する記憶手段17と、その電話番号の登録・削除を制御
する電話番号登録制御部18とを設けたので、PCカー
ドを様々に交換して使用する場合に、上記携帯端末アダ
プター1の記憶手段17に登録した電話番号を共通に使
用することができる。
【0050】例えば、通信方式が異なる複数の携帯型電
話機を持ち歩き、それら各携帯型電話機に電話番号を登
録する場合には、電話番号登録作業を1つの電話番号に
関して複数回繰り返し行うこととなり、非常に面倒であ
る。
【0051】これに対して、この第2の実施形態例で
は、1台の携帯端末アダプター1の記憶手段17に電話
番号を登録しておくだけで、上記記憶手段の登録電話番
号を各通信方式共通に使用することができるので、電話
番号の登録の手間を軽減することができる。
【0052】なお、この発明は上記各実施形態例に限定
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記各実施形態例では、市販されているPCカー
ドを携帯端末アダプター1に装着する構成であったが、
例えば、市販されているPCカードとは異なる携帯端末
アダプター装着専用の通信機能を備えたデータ無線通信
カードを携帯端末アダプター1に装着する構成としても
よい。
【0053】また、上記各実施形態例では、携帯端末ア
ダプター1の内部にPCカードを挿入装着させる構成で
あったが、携帯端末アダプター1の外側にPCカードを
装着させる構成としてもよい。
【0054】さらに、上記各実施形態例では、上記の如
く、市販されているPCカードを携帯端末アダプター1
に装着することを想定しており、その市販されているP
Cカードは外部からの電力供給が必須であったので、携
帯端末アダプター1に電池11を備え、その電池11の
電力をPCカードに供給する構成であったが、例えば、
市販されているPCカードと同様な通信機能を行う構成
に加えて電源を内蔵した携帯端末アダプター装着専用の
データ無線通信カードを装着することを想定する場合に
は、携帯端末アダプター1に電池11を設けなくともよ
い。この場合には、装着されるデータ無線通信カードの
電源電力が携帯端末アダプター1に供給される構成とす
る。
【0055】さらに、上記各実施形態例では、携帯端末
アダプター1に液晶表示部4が形成されていたが、携帯
端末アダプター1のより一層の簡素化を図る場合には、
液晶表示部4を設けなくともよい。
【0056】さらに、上記各実施形態例では、携帯端末
アダプター1にオーディオインターフェース部10が設
けられていたが、例えば、オーディオインターフェース
部10を設けなくとも携帯端末アダプター1とのオーデ
ィオ信号の遣り取りが可能なPCカードのみを装着対象
とした場合には、オーディオインターフェース部10を
省略してもよい。
【0057】さらに、上記各実施形態例に示した構成に
加えて、例えば、携帯端末アダプター1の液晶表示部4
に時刻を表示する機能や、振動によって電波の着信を知
らせるバイブレータ機能等の適宜な付加機能を行う構成
を設けてもよい。さらに、上記各実施形態例に示した構
成に加えて、例えば、携帯端末アダプター1の筐体2の
外側にPCカードを着脱自在に留めるための例えば爪部
や、携帯端末アダプター1の筐体2の外側にPCカード
を着脱自在に収容するポケット部等を設け、筐体2の内
部に収容して音声通話が可能な状態のPCカードとは異
なるPCカードをも携帯端末アダプター1に装着して携
帯することができる構成としてもよい。この場合には、
複数のPCカードと携帯端末アダプター1とを一体的な
状態で携帯することができるので、PCカードを交換し
ようとする際に、所望のPCカードが見当たらないとい
う問題を回避することができる。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、携帯端末アダプター
には、データ無線通信カードに不足している音声通話に
必要な構成が設けられているので、携帯端末アダプター
にデータ無線通信カードを装着することで、不足してい
る音声通話に必要な機能がデータ無線通信カードに補足
されることとなり、データ無線通信カードを音声通話が
自在な通信装置して機能させることができる。
【0059】また、携帯端末アダプターは、データ無線
通信カードに不足している音声通話に不可欠な構成のみ
を備えていればよいことから、小型化、軽量化が容易で
あり、一般的な携帯型電話機と同様に気軽に持ち歩くこ
とができる。さらに、携帯端末アダプターにデータ無線
通信カードを装着し、携帯型電話機と同様の操作により
音声通話を行うことが可能な構成とすることができるの
で、データ無線通信カードをパソコンに接続して音声通
話を行う場合に比べて、使い勝手を格段に向上させるこ
とができる。
【0060】その上、この発明では、携帯端末アダプタ
ーは各通信方式に共通の構成を集約して形成されている
ので、携帯端末アダプターに、通信方式が異なる複数の
データ無線通信カードを様々に交換・装着して音声通話
を行うことができる。
【0061】状況に応じて通信方式を換えて音声通話を
行うことが想定される場合には、通常、それら通信方式
が異なる複数の携帯型電話機を持ち歩くこととなるが、
この発明では、1台の携帯端末アダプターと、小型かつ
軽量である通信方式が異なる複数枚のデータ無線通信カ
ードとを持ち歩くだけでよいので、携帯するに嵩張って
邪魔であるという問題を回避することができる。
【0062】携帯端末アダプターに電源部が設けられて
いるものにあっては、携帯端末アダプターとは別個の電
源を用意することなく、データ無線通信カードを携帯端
末アダプターに装着するだけで、外部からの電力供給が
必須であるデータ無線通信カードに携帯端末アダプター
から電力を供給することができる。
【0063】携帯端末アダプターにデータ無線通信カー
ドの動作状況を表示するための表示手段が設けられてい
るものにあっては、使い勝手をより向上させることが可
能である。
【0064】携帯端末アダプターに電話番号登録機能を
備えたものにあっては、通信方式が異なる複数のデータ
無線通信カードを適宜に交換・装着して音声通話を行う
際に、上記携帯端末アダプターに登録されている電話番
号は各通信方式共通に使用することができるので、携帯
端末アダプターの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態例において特徴的な携帯端末ア
ダプターの主要な構成をPCカードの主要構成と共にブ
ロック図により示す説明図である。
【図2】第1の実施形態例において特徴的な携帯端末ア
ダプターの形状例を通信方式が異なる複数のPCカード
の形状例と共に示すモデル図である。
【図3】第2の実施形態例において特徴的な構成を抜き
出して示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 携帯端末アダプター 3 キーボード 4 液晶表示部 8 スピーカー 9 マイク 11 電池 17 記憶手段 18 電話番号登録制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信方式が異なるデータ無線通信カード
    を着脱自在に装着して使用する携帯端末アダプターであ
    って、上記各通信方式が異なるデータ無線通信カードに
    はアンテナとそれぞれ対応する通信方式に専用のデータ
    無線通信用回路が設けられており、携帯端末アダプター
    は電話番号をダイヤルするための電話番号ダイヤル入力
    部と、音声通話に必要なスピーカーおよびマイクとを少
    なくとも含む各通信方式に共通な構成が集約して形成さ
    れており、データ無線通信カードを装着して該データ無
    線通信カードを音声通話が自在な通信装置として機能さ
    せる携帯端末アダプター。
  2. 【請求項2】 データ無線通信カードに電力を供給する
    ための電源部が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の携帯端末アダプター。
  3. 【請求項3】 データ無線通信カードから出力された動
    作状況通知信号に基づいてデータ無線通信カードの動作
    状況を画面表示するための表示手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯端末ア
    ダプター。
  4. 【請求項4】 記憶手段が設けられており、該記憶手段
    への電話番号の登録と登録済み電話番号の記憶手段から
    の削除との一方又は両方を制御する電話番号登録制御部
    が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2又は請求項3記載の携帯端末アダプター。
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