JP2001065319A - 内燃機関の電磁駆動弁装置 - Google Patents
内燃機関の電磁駆動弁装置Info
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- JP2001065319A JP2001065319A JP23820899A JP23820899A JP2001065319A JP 2001065319 A JP2001065319 A JP 2001065319A JP 23820899 A JP23820899 A JP 23820899A JP 23820899 A JP23820899 A JP 23820899A JP 2001065319 A JP2001065319 A JP 2001065319A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電磁駆動弁に係わり、特に、磁性
コアを備える電磁駆動弁装置に関し、コアの耐久性と加
工性と材料コストを向上することを目的とする。 【解決手段】 コア35は、磁性を有する強度の強い鋼
板と、鋼板に比して強度は弱いが成形性と材料コストに
優れた圧粉材によって構成される。コア35は電磁コイ
ル36を収容している。アーマチャ本体21とコア35
が当接する部位に鋼板を配設することにより、アーマチ
ャ本体21と衝突する際の摩擦によってコア35が変位
することを低減する。また、鋼板の内部には成形性と材
料コストに優れた圧粉材を充填し、コア35を成形す
る。コアを成形する際には圧粉材と鋼板を加熱および加
圧によって同時加工するためコアを成形する際の製造コ
ストも低減できる。上記の手段によりコア35の耐久性
と加工性と材料コストを向上することが可能になる。
コアを備える電磁駆動弁装置に関し、コアの耐久性と加
工性と材料コストを向上することを目的とする。 【解決手段】 コア35は、磁性を有する強度の強い鋼
板と、鋼板に比して強度は弱いが成形性と材料コストに
優れた圧粉材によって構成される。コア35は電磁コイ
ル36を収容している。アーマチャ本体21とコア35
が当接する部位に鋼板を配設することにより、アーマチ
ャ本体21と衝突する際の摩擦によってコア35が変位
することを低減する。また、鋼板の内部には成形性と材
料コストに優れた圧粉材を充填し、コア35を成形す
る。コアを成形する際には圧粉材と鋼板を加熱および加
圧によって同時加工するためコアを成形する際の製造コ
ストも低減できる。上記の手段によりコア35の耐久性
と加工性と材料コストを向上することが可能になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁駆動弁に係わ
り、特に、磁性コアを備える電磁駆動弁装置に関する。
り、特に、磁性コアを備える電磁駆動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電磁駆動弁は、弁体を駆動する
アーマチャと、アーマチャを吸引する電磁コアとから構
成される。電磁コアが励磁されると、その電磁力により
アーマチャが電磁コアへ向けて吸引される。そして、ア
ーマチャの変位に応じてバルブボディが駆動されること
で、電磁駆動弁が開閉される。電磁コアは、磁性材料よ
りなるコアと、コアの内部に収容されたコイルとにより
構成される。電磁コアの励磁状態が変化すると、コアに
渦電流が発生する。コアに生じた渦電流は、電磁コアの
発する電磁力を打ち消すように作用する。したがって、
電磁駆動弁の性能を確保するために、コアに生ずる渦電
流を抑制することが要求される。
アーマチャと、アーマチャを吸引する電磁コアとから構
成される。電磁コアが励磁されると、その電磁力により
アーマチャが電磁コアへ向けて吸引される。そして、ア
ーマチャの変位に応じてバルブボディが駆動されること
で、電磁駆動弁が開閉される。電磁コアは、磁性材料よ
りなるコアと、コアの内部に収容されたコイルとにより
構成される。電磁コアの励磁状態が変化すると、コアに
渦電流が発生する。コアに生じた渦電流は、電磁コアの
発する電磁力を打ち消すように作用する。したがって、
電磁駆動弁の性能を確保するために、コアに生ずる渦電
流を抑制することが要求される。
【0003】コアに生ずる渦電流を低減することが可能
な構成として、従来より、例えば、特開平10−332
027号公報に開示されるコアが知られている。上記従
来のコアは、磁性を有する複数の板を円周方向に渦巻き
状に積層して構成されている。かかる構成によれば、コ
アに生ずる渦電流の方向、即ち、コアの周方向に複数の
磁性板が積層されることで、渦電流に対する抵抗が増大
し、その結果、コアに生ずる渦電流が小さく抑制され
る。また、電磁コアに設けられた当接部材によってアー
マチャとコアとの間に隙間を形成させることで、耐久性
を向上させている。上記従来のコアの構成を、電磁駆動
弁の電磁コアに適用する事で、コアの渦電流に起因する
電磁駆動弁の性能の低下を防止することができ、耐久性
に優れた電磁駆動弁装置を提供する。
な構成として、従来より、例えば、特開平10−332
027号公報に開示されるコアが知られている。上記従
来のコアは、磁性を有する複数の板を円周方向に渦巻き
状に積層して構成されている。かかる構成によれば、コ
アに生ずる渦電流の方向、即ち、コアの周方向に複数の
磁性板が積層されることで、渦電流に対する抵抗が増大
し、その結果、コアに生ずる渦電流が小さく抑制され
る。また、電磁コアに設けられた当接部材によってアー
マチャとコアとの間に隙間を形成させることで、耐久性
を向上させている。上記従来のコアの構成を、電磁駆動
弁の電磁コアに適用する事で、コアの渦電流に起因する
電磁駆動弁の性能の低下を防止することができ、耐久性
に優れた電磁駆動弁装置を提供する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、渦電流を抑制するために鋼板をコアに用
いて積層構造としているが、製造コストと材料コストが
高く、鋼板の強度が強いため形状に自由度が少ない。こ
のため、電磁駆動弁のハウジングに搭載する際、設計上
の制約を受ける問題がある。
来の技術では、渦電流を抑制するために鋼板をコアに用
いて積層構造としているが、製造コストと材料コストが
高く、鋼板の強度が強いため形状に自由度が少ない。こ
のため、電磁駆動弁のハウジングに搭載する際、設計上
の制約を受ける問題がある。
【0005】上記の問題から、成形性と製造コストに関
して優れた圧粉材が挙げられる。しかし、圧粉材は鋼板
に比して強度が弱く、脆いという問題がある。
して優れた圧粉材が挙げられる。しかし、圧粉材は鋼板
に比して強度が弱く、脆いという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
てなされたものであり、請求項1に記載の電磁駆動弁装
置によれば、第1のコア部は、耐久性の高い第1の部材
と、この第1の部材より耐久性が低く成形性の良い第2
の部材とにより形成されている。そして、可動子本体と
第1のコア部とが当接する部位に第1の部材が配設され
ているので、摩耗による第1のコア部の変位を抑制で
き、耐久性の向上を図ることができる。また、成形性の
良い第2の部材を可動子本体と第1のコア部とが当接す
る部位以外の部位に配設することで第1のコア部の成形
性を向上し、設計の自由度を向上することができる。
てなされたものであり、請求項1に記載の電磁駆動弁装
置によれば、第1のコア部は、耐久性の高い第1の部材
と、この第1の部材より耐久性が低く成形性の良い第2
の部材とにより形成されている。そして、可動子本体と
第1のコア部とが当接する部位に第1の部材が配設され
ているので、摩耗による第1のコア部の変位を抑制で
き、耐久性の向上を図ることができる。また、成形性の
良い第2の部材を可動子本体と第1のコア部とが当接す
る部位以外の部位に配設することで第1のコア部の成形
性を向上し、設計の自由度を向上することができる。
【0007】また、第2のコア部は、耐久性の高い第2
の部材とこの第3の部材より耐久性が低く成形性の良い
第4の部材とにより形成されている。そして、可動子本
体と第1のコア部とが当接する部位に第1の部材が配設
されているので、摩耗による第2のコア部の変位を抑制
でき、耐久性の向上を図ることができる。また、成形性
の良い第2の部材を可動子本体と第2のコア部とが当接
する部位以外の部位に配設することで、第2のコア部の
成形性を向上し、設計の自由度を向上することができ
る。
の部材とこの第3の部材より耐久性が低く成形性の良い
第4の部材とにより形成されている。そして、可動子本
体と第1のコア部とが当接する部位に第1の部材が配設
されているので、摩耗による第2のコア部の変位を抑制
でき、耐久性の向上を図ることができる。また、成形性
の良い第2の部材を可動子本体と第2のコア部とが当接
する部位以外の部位に配設することで、第2のコア部の
成形性を向上し、設計の自由度を向上することができ
る。
【0008】請求項2に記載の電磁駆動弁装置によれ
ば、第1の部材は可動子本体と対向する底壁部と、側壁
部と、開口部からなり、第2の部材は圧粉材からなり、
第1のコア部は、第1の部材に圧粉材を充填し、加熱お
よび加圧されることにより形成されている。
ば、第1の部材は可動子本体と対向する底壁部と、側壁
部と、開口部からなり、第2の部材は圧粉材からなり、
第1のコア部は、第1の部材に圧粉材を充填し、加熱お
よび加圧されることにより形成されている。
【0009】また、第3の部材は可動子本体と対向する
底壁部と、側壁部と、開口部からなり、第4の部材は圧
粉材からなり、第2のコア部は、第3の部材に圧粉材を
充填し、加熱および加圧されることにより同時に形成さ
れているため、第2のコア部の構成は製造コストと材料
コストを低減することを可能としている。
底壁部と、側壁部と、開口部からなり、第4の部材は圧
粉材からなり、第2のコア部は、第3の部材に圧粉材を
充填し、加熱および加圧されることにより同時に形成さ
れているため、第2のコア部の構成は製造コストと材料
コストを低減することを可能としている。
【0010】尚、一般的に圧粉材は鋼板よりもコストが
低いためコストも低減することができる。
低いためコストも低減することができる。
【0011】以上のように、請求項1乃至請求項2に係
わる本発明によれば、第1の部材と圧粉材もしくは第3
の部材と圧粉材を組み合わせた磁性コアにより、コアの
耐久性を従来技術と比して維持し、更に製造コスト、材
料コスト、設計の自由度を向上させることで加工性、コ
スト、耐久性に優れた電磁コアを提供することを目的と
する。
わる本発明によれば、第1の部材と圧粉材もしくは第3
の部材と圧粉材を組み合わせた磁性コアにより、コアの
耐久性を従来技術と比して維持し、更に製造コスト、材
料コスト、設計の自由度を向上させることで加工性、コ
スト、耐久性に優れた電磁コアを提供することを目的と
する。
【0012】
【発明実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す実
施例を図面に基づいて説明する。 (実施例)本発明の実施例による内燃機関の電磁駆動弁
装置を図1〜図4に示す。実施例の電磁駆動弁装置10
0は、内燃機関の吸気弁を電磁力により駆動する電磁駆
動弁装置である。図1は、無通電時のバルブボディ1が
半開きの状態を示し、図2は、アッパコイル31に通電
した弁閉状態を示し、図3は、ロアコイル36に通電し
た弁開状態を示し、図4は電磁力を発生させるコア部の
構成を示している。
施例を図面に基づいて説明する。 (実施例)本発明の実施例による内燃機関の電磁駆動弁
装置を図1〜図4に示す。実施例の電磁駆動弁装置10
0は、内燃機関の吸気弁を電磁力により駆動する電磁駆
動弁装置である。図1は、無通電時のバルブボディ1が
半開きの状態を示し、図2は、アッパコイル31に通電
した弁閉状態を示し、図3は、ロアコイル36に通電し
た弁開状態を示し、図4は電磁力を発生させるコア部の
構成を示している。
【0013】図1〜図3に示す電磁駆動弁1は、エンジ
ンの燃焼室2に燃料と空気を供給する吸気口3を所定の
タイミングで開閉制御される。電磁駆動弁1は、エンジ
ンブロック4に形成されるスプリング収容室40に向け
て延長して形成されるステム11により軸方向上下に移
動する。また電磁駆動弁1は、軸方向の移動を案内する
ステムガイド5によりエンジンブロック4に対して摺動
自在に保持されている。エンジンブロック4には、後述
する油路66に連通するオイル供給路67が形成されて
おり、オイル供給路67には、図示しない油路を経由し
て後述するオイルポンプ110が接続されている。
ンの燃焼室2に燃料と空気を供給する吸気口3を所定の
タイミングで開閉制御される。電磁駆動弁1は、エンジ
ンブロック4に形成されるスプリング収容室40に向け
て延長して形成されるステム11により軸方向上下に移
動する。また電磁駆動弁1は、軸方向の移動を案内する
ステムガイド5によりエンジンブロック4に対して摺動
自在に保持されている。エンジンブロック4には、後述
する油路66に連通するオイル供給路67が形成されて
おり、オイル供給路67には、図示しない油路を経由し
て後述するオイルポンプ110が接続されている。
【0014】スプリング収容室40内には、第1の付勢
手段としての第1のスプリング41および第2の付勢手
段としての第2のスプリング71が収容されている。第
1のスプリング41は、一方の端部が後述するロアハウ
ジング63に形成されたスプリング溝64の内底面65
に当接し、他方の端部が保持部材としてのアッパリテー
ナ42に当接している。アッパリテーナ42は後述する
アーマチャシャフト22の端部にコッタ45により固定
されているので、第1のスプリング41はバルブボディ
1を弁開方向に付勢している。また、アッパリテーナ4
2には、後述するダンパピストン96に当接可能な凸部
43と、後述するロアリテーナ72の凸部73に嵌合さ
れる凹部44とが形成されている。
手段としての第1のスプリング41および第2の付勢手
段としての第2のスプリング71が収容されている。第
1のスプリング41は、一方の端部が後述するロアハウ
ジング63に形成されたスプリング溝64の内底面65
に当接し、他方の端部が保持部材としてのアッパリテー
ナ42に当接している。アッパリテーナ42は後述する
アーマチャシャフト22の端部にコッタ45により固定
されているので、第1のスプリング41はバルブボディ
1を弁開方向に付勢している。また、アッパリテーナ4
2には、後述するダンパピストン96に当接可能な凸部
43と、後述するロアリテーナ72の凸部73に嵌合さ
れる凹部44とが形成されている。
【0015】第2のスプリング71は、一方の端部が保
持部材としてのロアリテーナ72に当接し、他方の端部
がスプリング収容室40の内底面46に当接している。
ロアリテーナ72はバルブボディ1のステム11の端部
にコッタ75により固定されているので、第2のスプリ
ング71はバルブボディ1を弁閉方向に付勢している。
またロアリテーナ72には、アッパリテーナ42の凹部
44に嵌合される凸部73が形成されている。ここで、
ロアリテーナ72の凸部73とアッパリテーナ42の凹
部44との隙間は、ロアハウジング63とスプリング収
容室40を形成するエンジンブロック4の内壁との取付
隙間よりも微小に形成されている。したがって、ロアリ
テーナ72の凸部73とアッパリテーナ42の凹部44
とは、バルブボディ1のステム11およびアーマチャシ
ャフト22の軸の傾きを防止して摺動抵抗を低減する案
内部を構成している。
持部材としてのロアリテーナ72に当接し、他方の端部
がスプリング収容室40の内底面46に当接している。
ロアリテーナ72はバルブボディ1のステム11の端部
にコッタ75により固定されているので、第2のスプリ
ング71はバルブボディ1を弁閉方向に付勢している。
またロアリテーナ72には、アッパリテーナ42の凹部
44に嵌合される凸部73が形成されている。ここで、
ロアリテーナ72の凸部73とアッパリテーナ42の凹
部44との隙間は、ロアハウジング63とスプリング収
容室40を形成するエンジンブロック4の内壁との取付
隙間よりも微小に形成されている。したがって、ロアリ
テーナ72の凸部73とアッパリテーナ42の凹部44
とは、バルブボディ1のステム11およびアーマチャシ
ャフト22の軸の傾きを防止して摺動抵抗を低減する案
内部を構成している。
【0016】ハウジング60は、円筒状のアッパハウジ
ング61と、円筒状のミドルハウジング62と、円筒状
のロアハウジング63とからなり、スプリング収容室4
0を形成するエンジンブロック4の内壁に嵌め込まれ固
定されている。ハウジング60内には、アーマチャ20
と、第1の固定子としてのアッパコア30と、第2の固
定子としてのロアコア35と、軸受部としてのシャフト
ガイド80と、ダンパピストン91および96とが収容
されている。
ング61と、円筒状のミドルハウジング62と、円筒状
のロアハウジング63とからなり、スプリング収容室4
0を形成するエンジンブロック4の内壁に嵌め込まれ固
定されている。ハウジング60内には、アーマチャ20
と、第1の固定子としてのアッパコア30と、第2の固
定子としてのロアコア35と、軸受部としてのシャフト
ガイド80と、ダンパピストン91および96とが収容
されている。
【0017】可動子としてのアーマチャ20は、可動子
本体としてのアーマチャ本体21と可動子シャフトとし
てのアーマチャシャフト22とから構成され、軸方向の
移動を案内するシャフトガイド80により、アッパコア
30およびロアコア35に対して摺動自在に支持されて
いる。アーマチャ本体21は、アッパコア30とロアコ
ア35との間に配設され、円筒状の鉄等の磁性材からな
る。またアーマチャ本体21は、ダンパピストン91に
当接可能な凸部24を有している。
本体としてのアーマチャ本体21と可動子シャフトとし
てのアーマチャシャフト22とから構成され、軸方向の
移動を案内するシャフトガイド80により、アッパコア
30およびロアコア35に対して摺動自在に支持されて
いる。アーマチャ本体21は、アッパコア30とロアコ
ア35との間に配設され、円筒状の鉄等の磁性材からな
る。またアーマチャ本体21は、ダンパピストン91に
当接可能な凸部24を有している。
【0018】可動子シャフトとしてのアーマチャシャフ
ト22は、一方の端部がアーマチャ本体21に嵌め込め
れ、エンジンブロック4側の端部がアッパリテーナ42
およびロアリテーナ72を介してバルブボディ1のステ
ム11の端部に当接可能にステム11に接続されてい
る。前記アッパリテーナ42と前記ロアリテーナ72に
はクリアランスを設けている。これにより、熱膨張によ
るステム11とアーマチャシャフト22との全長が変化
しても、クリアランスによって一定の長さが保たれる。
アーマチャシャフト22は、例えばステンレス鋼からな
り、外壁に軸方向に形成される溝部23および27を有
している。溝部23および27は、アーマチャシャフト
22の外壁に複数本形成されており、シャフトガイド8
0に形成されるオイル供給路81に連通している。この
溝部23および27にオイルが供給されることにより、
アーマチャシャフト22とシャフトガイド80との摺動
抵抗を低減するとともに、ダンパピストン91にオイル
を供給することができる。
ト22は、一方の端部がアーマチャ本体21に嵌め込め
れ、エンジンブロック4側の端部がアッパリテーナ42
およびロアリテーナ72を介してバルブボディ1のステ
ム11の端部に当接可能にステム11に接続されてい
る。前記アッパリテーナ42と前記ロアリテーナ72に
はクリアランスを設けている。これにより、熱膨張によ
るステム11とアーマチャシャフト22との全長が変化
しても、クリアランスによって一定の長さが保たれる。
アーマチャシャフト22は、例えばステンレス鋼からな
り、外壁に軸方向に形成される溝部23および27を有
している。溝部23および27は、アーマチャシャフト
22の外壁に複数本形成されており、シャフトガイド8
0に形成されるオイル供給路81に連通している。この
溝部23および27にオイルが供給されることにより、
アーマチャシャフト22とシャフトガイド80との摺動
抵抗を低減するとともに、ダンパピストン91にオイル
を供給することができる。
【0019】第1の固定子は第1のコア部としてのアッ
パコア30と第1のコイル部としてのアッパコイル31
とから構成されている。また、外部部材32は底壁部3
2aと側壁部32bと開口部32cとかりなり、本実施
例では、一枚の鋼板をプレスすることにより成形され
る。内部部材33は、外部部材内部に圧粉材を充填し更
に加圧および加熱することにより成形されている。
パコア30と第1のコイル部としてのアッパコイル31
とから構成されている。また、外部部材32は底壁部3
2aと側壁部32bと開口部32cとかりなり、本実施
例では、一枚の鋼板をプレスすることにより成形され
る。内部部材33は、外部部材内部に圧粉材を充填し更
に加圧および加熱することにより成形されている。
【0020】ここで示した底壁部32aとはアーマチャ
20がアッパコア30に当接する部位に該当し、この当
接部位を底壁部32aとすると、側面を側壁部32b、
底壁部と対称な位置を開口部33cとしている。
20がアッパコア30に当接する部位に該当し、この当
接部位を底壁部32aとすると、側面を側壁部32b、
底壁部と対称な位置を開口部33cとしている。
【0021】アッパコイル31は、アッパコア30の内
部に配設されている。このアッパコイル31は通電され
ると、アッパコア30がアーマチャ本体21を吸引して
弁閉方向にアーマチャ20およびバルブボディ1を移動
させる電磁力を発生する。
部に配設されている。このアッパコイル31は通電され
ると、アッパコア30がアーマチャ本体21を吸引して
弁閉方向にアーマチャ20およびバルブボディ1を移動
させる電磁力を発生する。
【0022】第2の固定子は第2のコア部としてのロア
コア35と第2のコイル部としてのロアコイル36とか
らなり、ロアコア30は、アーマチャ本体21を挟んで
アッパコア30に対抗して配設され、ロアハウジング6
3に収容されている。
コア35と第2のコイル部としてのロアコイル36とか
らなり、ロアコア30は、アーマチャ本体21を挟んで
アッパコア30に対抗して配設され、ロアハウジング6
3に収容されている。
【0023】ロアコア35に関する詳細図を図4に示
す。ロアコア35は第3の部材としての磁性を有する鉄
等の鋼板からなる外部部材32'と第2の部材としての
圧粉材からなる内部部材33'とからなる。圧粉材は鉄
粉と樹脂からなるため、鉄粉と鉄粉の隙間に形成される
樹脂によって渦電流を防止する効果を持つ。また、圧粉
材は、加圧および加熱することで樹脂を溶かし容易に任
意の形状のコアを形成することができる。ロアコア35
は前記の特徴を持つ圧粉材としての内部部材33'と外
部部材32'とから構成されている。
す。ロアコア35は第3の部材としての磁性を有する鉄
等の鋼板からなる外部部材32'と第2の部材としての
圧粉材からなる内部部材33'とからなる。圧粉材は鉄
粉と樹脂からなるため、鉄粉と鉄粉の隙間に形成される
樹脂によって渦電流を防止する効果を持つ。また、圧粉
材は、加圧および加熱することで樹脂を溶かし容易に任
意の形状のコアを形成することができる。ロアコア35
は前記の特徴を持つ圧粉材としての内部部材33'と外
部部材32'とから構成されている。
【0024】また、外部部材32'は上壁部32'aと側
壁部32'bと開口底部32'cとからなり、本実施例で
は一枚の鋼板をプレスすることにより成形される。内部
部材33'は、外部部材32'の内部に圧粉材を充填し、
更に加圧および加熱することにより成形されている。
壁部32'bと開口底部32'cとからなり、本実施例で
は一枚の鋼板をプレスすることにより成形される。内部
部材33'は、外部部材32'の内部に圧粉材を充填し、
更に加圧および加熱することにより成形されている。
【0025】ここで示した上壁部32'aとはアーマチ
ャ20がロアコア35に当接する部位に該当し、この当
接部位を上壁部32'aとすると、側面を側壁部32'
b、上壁部32'aと対称な位置を開口底部32'cとし
ている。
ャ20がロアコア35に当接する部位に該当し、この当
接部位を上壁部32'aとすると、側面を側壁部32'
b、上壁部32'aと対称な位置を開口底部32'cとし
ている。
【0026】ロアコイル36は、ロアコア35の内部に
配設されている。このロアコイル36は通電されると、
ロアコア35がアーマチャ本体21を吸引して弁開方向
にアーマチャ20およびバルブボディ1を移動させる電
磁力を発生する。
配設されている。このロアコイル36は通電されると、
ロアコア35がアーマチャ本体21を吸引して弁開方向
にアーマチャ20およびバルブボディ1を移動させる電
磁力を発生する。
【0027】アッパコア30とロアコア35との間には
ミドルハウジング62が配設されており、ミドルハウジ
ング62の厚みにより、アーマチャ20の移動量が規制
される。
ミドルハウジング62が配設されており、ミドルハウジ
ング62の厚みにより、アーマチャ20の移動量が規制
される。
【0028】シャフトガイド80は、アーマチャシャフ
ト22を軸方向に摺動可能に支持するものである。シャ
フトガイド80は、ロアハウジング63に形成される油
路66と、アーマチャシャフト22の溝部23および2
7とを連通するオイル供給路81を有している。このオ
イル供給路81にオイルが供給されることで、シャフト
ガイド80とアーマチャシャフト22との摺動を良好に
している。
ト22を軸方向に摺動可能に支持するものである。シャ
フトガイド80は、ロアハウジング63に形成される油
路66と、アーマチャシャフト22の溝部23および2
7とを連通するオイル供給路81を有している。このオ
イル供給路81にオイルが供給されることで、シャフト
ガイド80とアーマチャシャフト22との摺動を良好に
している。
【0029】ダンパピストン91および96は、シャフ
トガイド80の軸方向に互いに対向して設けられてい
る。ダンパピストン91は、シャフトガイド80の一端
に設けられてアーマチャ本体21がロアコア35に着座
する直前にダンパ機能を発揮するものであり、またダン
パピストン96は、シャフトガイド80の他端に設けら
れてアーマチャ本体21がアッパコア30に着座する直
前にダンパ機能を発揮するものである。ダンパピストン
91および96は、シャフトガイド80によって軸方向
に摺動可能に支持されており、それぞれ所定の位置でア
ーマチャ本体21の凸部24およびアッパリテーナ42
の凸部43と当接可能である。また、シャフトガイド8
0の両端部にはダンパストッパ93および98が設けら
れており、ダンパピストン91および96の移動量が規
制されている。
トガイド80の軸方向に互いに対向して設けられてい
る。ダンパピストン91は、シャフトガイド80の一端
に設けられてアーマチャ本体21がロアコア35に着座
する直前にダンパ機能を発揮するものであり、またダン
パピストン96は、シャフトガイド80の他端に設けら
れてアーマチャ本体21がアッパコア30に着座する直
前にダンパ機能を発揮するものである。ダンパピストン
91および96は、シャフトガイド80によって軸方向
に摺動可能に支持されており、それぞれ所定の位置でア
ーマチャ本体21の凸部24およびアッパリテーナ42
の凸部43と当接可能である。また、シャフトガイド8
0の両端部にはダンパストッパ93および98が設けら
れており、ダンパピストン91および96の移動量が規
制されている。
【0030】アーマチャシャフト22の外壁と、シャフ
トガイド80の内壁と、ダンパピストン91の外壁とで
ダンパ室94が形成されており、図3に示すように、弁
閉時において、ダンパ室94はアーマチャシャフト22
の溝部23および27と連通し、オイル供給路81と油
路66とオイル供給路67とを経由してダンパ室94に
オイルが供給される構成となっている。また、アーマチ
ャシャフト22の外壁と、シャフトガイド80の内壁
と、ダンパピストン96の外壁とでダンパ室99が形成
されており、図4に示すように、弁開時において、ダン
パ室99はアーマチャシャフト22の溝部23および2
7と連通し、オイル供給路81と油路66とオイル供給
路67とを経由してダンパ室99にオイルが供給される
構成となっている。
トガイド80の内壁と、ダンパピストン91の外壁とで
ダンパ室94が形成されており、図3に示すように、弁
閉時において、ダンパ室94はアーマチャシャフト22
の溝部23および27と連通し、オイル供給路81と油
路66とオイル供給路67とを経由してダンパ室94に
オイルが供給される構成となっている。また、アーマチ
ャシャフト22の外壁と、シャフトガイド80の内壁
と、ダンパピストン96の外壁とでダンパ室99が形成
されており、図4に示すように、弁開時において、ダン
パ室99はアーマチャシャフト22の溝部23および2
7と連通し、オイル供給路81と油路66とオイル供給
路67とを経由してダンパ室99にオイルが供給される
構成となっている。
【0031】ダンパピストン91の一方の端部には凹部
92が形成されており、弁開時において、凹部92の内
底面にアーマチャ本体21の凸部24の端面が当接可能
である。このため、アーマチャ本体21の凸部24がダ
ンパピストン91に衝突する直前に、凹部92に溜めら
れたオイルにより減衰力が発生しする構成となってい
る。
92が形成されており、弁開時において、凹部92の内
底面にアーマチャ本体21の凸部24の端面が当接可能
である。このため、アーマチャ本体21の凸部24がダ
ンパピストン91に衝突する直前に、凹部92に溜めら
れたオイルにより減衰力が発生しする構成となってい
る。
【0032】上記の構成の電磁駆動弁装置100におい
て、アッパコイル31およびロアコイル36に無通電
時、アーマチャ本体21がアッパコア30とロアコア3
5との略中間位置になるように、第1のスプリング41
および第2のスプリング71のセット荷重が調整されて
いる。このとき、バルブボディ1は、図1に示すように
半開きの状態にある。そして、エンジン動作中は、アッ
パコイル31とロアコイル36とが交互に通電されて弁
閉状態と弁開状態とを繰り返す。
て、アッパコイル31およびロアコイル36に無通電
時、アーマチャ本体21がアッパコア30とロアコア3
5との略中間位置になるように、第1のスプリング41
および第2のスプリング71のセット荷重が調整されて
いる。このとき、バルブボディ1は、図1に示すように
半開きの状態にある。そして、エンジン動作中は、アッ
パコイル31とロアコイル36とが交互に通電されて弁
閉状態と弁開状態とを繰り返す。
【0033】次に、ダンパピストン91および96の作
動と本発明の効果について説明する。
動と本発明の効果について説明する。
【0034】弁開時、図4に示すようにアーマチャ本体
21がロアコア35に着座する直前において、アーマチ
ャ本体の凸部24はダンパピストン91に衝突する。こ
のとき、ダンパ室94に溜められたオイルによりダンパ
作用が発生する。さらに、凹部92に溜められたオイル
によりダンパ機能が発揮される減衰力を緩やかに立ち上
げる。したがって、アーマチャ本体21がロアコア35
に直接衝突して大きな衝撃音が発生したり、アーマチャ
本体21およびロアコア35が破損したりすることを防
止することができる。このとき、ダンパ室99はアーマ
チャシャフト22の溝部23および27と連通し、オイ
ル供給路81と油路66とオイル供給路67とを経由し
てダンパ室99にオイルが供給される。
21がロアコア35に着座する直前において、アーマチ
ャ本体の凸部24はダンパピストン91に衝突する。こ
のとき、ダンパ室94に溜められたオイルによりダンパ
作用が発生する。さらに、凹部92に溜められたオイル
によりダンパ機能が発揮される減衰力を緩やかに立ち上
げる。したがって、アーマチャ本体21がロアコア35
に直接衝突して大きな衝撃音が発生したり、アーマチャ
本体21およびロアコア35が破損したりすることを防
止することができる。このとき、ダンパ室99はアーマ
チャシャフト22の溝部23および27と連通し、オイ
ル供給路81と油路66とオイル供給路67とを経由し
てダンパ室99にオイルが供給される。
【0035】また、弁全開時にはアーマチャ本体21が
ロアコア35に直接衝突するが、このアーマチャ本体2
1と衝突する部位には鉄等の鋼板からなる外部部材32
が配設されているため、摩耗等によるロアコア35の変
位を低減し、変位による性能の低下を抑制することがで
きる。
ロアコア35に直接衝突するが、このアーマチャ本体2
1と衝突する部位には鉄等の鋼板からなる外部部材32
が配設されているため、摩耗等によるロアコア35の変
位を低減し、変位による性能の低下を抑制することがで
きる。
【0036】弁閉時、図3に示すように、アーマチャ本
体21がアッパコア30に着座する直前において、アッ
パリテーナ42の凸部43はダンパピストン96に衝突
する。このとき、ダンパ室99に溜められたオイルによ
りダンパ作用が発生する。したがって、アーマチャ本体
21がアッパコア30に直接衝突して大きな衝撃音が発
生したり、アーマチャ本体21およびアッパコア30が
破損したりすることを防止することができる。このと
き、ダンパ室94はアーマチャシャフト22の溝部23
および27と連通し、オイル供給路81と油路66とオ
イル供給路112とを経由してダンパ室94にオイルが
供給される。
体21がアッパコア30に着座する直前において、アッ
パリテーナ42の凸部43はダンパピストン96に衝突
する。このとき、ダンパ室99に溜められたオイルによ
りダンパ作用が発生する。したがって、アーマチャ本体
21がアッパコア30に直接衝突して大きな衝撃音が発
生したり、アーマチャ本体21およびアッパコア30が
破損したりすることを防止することができる。このと
き、ダンパ室94はアーマチャシャフト22の溝部23
および27と連通し、オイル供給路81と油路66とオ
イル供給路112とを経由してダンパ室94にオイルが
供給される。
【0037】また、弁全開時にはアーマチャ本体21が
アッパコア30に直接衝突するが、このアーマチャ本体
21と衝突する部位には鉄等の鋼板からなる外部部材3
2が配設されているため、摩耗等によるアッパコア30
の変位を低減し、変位による性能の低下を抑制すること
ができる。
アッパコア30に直接衝突するが、このアーマチャ本体
21と衝突する部位には鉄等の鋼板からなる外部部材3
2が配設されているため、摩耗等によるアッパコア30
の変位を低減し、変位による性能の低下を抑制すること
ができる。
【0038】以上説明した本発明の実施例においては、
アッパコア30とロアコア35とアーマチャ20が円筒
形である。このため、第1および第2のスプリング41
および71の伸縮によりアーマチャ20に回転力が発生
しても、アーマチャ20およびバルブボディ1の往復運
動中にアーマチャ20とハウジング60とが接触するこ
とがない。
アッパコア30とロアコア35とアーマチャ20が円筒
形である。このため、第1および第2のスプリング41
および71の伸縮によりアーマチャ20に回転力が発生
しても、アーマチャ20およびバルブボディ1の往復運
動中にアーマチャ20とハウジング60とが接触するこ
とがない。
【0039】また、内部部材33として用いた鉄粉と樹
脂から成る圧粉材は鉄粉と鉄粉との隙間に樹脂が形成さ
れる構造をしているので、成形が容易であり、また隙間
に形成された樹脂により渦電流を抑制する効果をもつ。
更に圧粉材は材料コストが鋼板に比して低いという特徴
を持つ部材である。内部部材33に前記の圧粉材を用い
ることで従来の鋼板を積層した電磁コアに比して材料コ
ストを押え、アッパコア30またはロアコア35に生じ
る渦電流を低減し、成形の容易さから搭載する際の自由
度を持たせることができる。また、本実施例で示した形
成手段1と形成手段2によりアーマチャ20との当接部
位には図4に示すような構造の強度の強い鋼板を配設す
ることでアッパコア30またはロアコア35の耐久性が
向上し、内部部材と外部部材を成形する際は加熱と加圧
のみのため製造コストを従来の鋼板積層構造に比して低
く押さえることができる。
脂から成る圧粉材は鉄粉と鉄粉との隙間に樹脂が形成さ
れる構造をしているので、成形が容易であり、また隙間
に形成された樹脂により渦電流を抑制する効果をもつ。
更に圧粉材は材料コストが鋼板に比して低いという特徴
を持つ部材である。内部部材33に前記の圧粉材を用い
ることで従来の鋼板を積層した電磁コアに比して材料コ
ストを押え、アッパコア30またはロアコア35に生じ
る渦電流を低減し、成形の容易さから搭載する際の自由
度を持たせることができる。また、本実施例で示した形
成手段1と形成手段2によりアーマチャ20との当接部
位には図4に示すような構造の強度の強い鋼板を配設す
ることでアッパコア30またはロアコア35の耐久性が
向上し、内部部材と外部部材を成形する際は加熱と加圧
のみのため製造コストを従来の鋼板積層構造に比して低
く押さえることができる。
【0040】本実施例では、第1の固定子と第2の固定
子の構成を圧粉材と鋼板とを用いているが、第1の固定
子と第2の固定子との電磁コアの材質はそれぞれ異なる
部材を用いても良い。また、第1の構成手段と第2の構
成手段も図4に示すものに限らない。
子の構成を圧粉材と鋼板とを用いているが、第1の固定
子と第2の固定子との電磁コアの材質はそれぞれ異なる
部材を用いても良い。また、第1の構成手段と第2の構
成手段も図4に示すものに限らない。
【図1】本発明の実施例に関わる電磁駆動弁装置の無通
電状態を示す断面図である
電状態を示す断面図である
【図2】本発明の実施例による電磁駆動弁装置の弁閉時
の状態を示す縦断面図である。
の状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施例による電磁駆動弁装置の弁開時
の状態を示す縦断面図である。
の状態を示す縦断面図である。
【図4】図1の主要拡大図である。
1 バルブボディ 20 アーマチャ(可動子) 21 アーマチャ本体 22 アーマチャシャフト(可動子シャフト) 30 アッパコア(第1の固定子) 31 アッパコイル(第1のコイル部) 32 外部部材(第1の部材) 32a 底壁部 32b 側壁部 32c 開口部 33 内部部材(第2の部材) 35 ロアコア(第2の固定子) 36 ロアコイル(第2のコイル部) 32' 外部部材(第3の部材) 32'a 上壁部 32'b 側壁部 32'c 開口底部 33' 内部部材(第4の部材) 41 第1のスプリング(第1の付勢手段) 42 アッパリテーナ 71 第2のスプリング(第2の付勢手段) 72 ロアリテーナ 84 オイル供給路 91、96 ダンパピストン 96 ダンパ室 100 電磁駆動弁装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 由利夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H106 DA07 DA25 DB02 DB12 DB26 DB32 DC02 DD03 EE30 EE48 GA30 KK17 5E048 AA08 AB01 AD07 CA04
Claims (2)
- 【請求項1】 吸・排気弁に電磁力を用いたバルブタイ
ミング可変装置を搭載した内燃機関の吸気弁あるいは排
気弁のバルブボディと、 前記バルブボディに接続される可動子シャフト、および
磁性材からなる可動子本体を有する可動子と、 電磁力を発生する第1のコイル部と磁性材により形成さ
れる第1のコア部とからなり、前記可動子を電磁力によ
り吸引して前記バルブボディおよび前記可動子を弁閉方
向に移動させる第1の固定子と、 前記可動子本体を挟んで前記第1の固定子に対向して配
設され、電磁力を発生する第2のコイル部と磁性材によ
り形成される第2のコア部とから成り、電磁力により前
記可動子本体を吸引して前記バルブボディおよび前記可
動子を弁開方向に移動させる第2の固定子と、 前記バルブボディあるいは前記可動子を弁開方向に付勢
する第1の付勢手段と、 前記第1の付勢手段に対向して配設され、前記バルブボ
ディあるいは前記可動子を弁閉方向に付勢する第2の付
勢手段と、 前記可動子、前記第1の固定子および前記第2の固定子
を収容するハウジングと、 を備え、 前記第1のコア部は、耐久性の高い第1の部材と、前記
第1の部材より耐久性が低く、成形性の良い第2の部材
とから成り、前記可動子本体と前記第1のコア部とが当
接する部位に前記第1の部材が配設され、前記第2のコ
ア部は、耐久性の高い第3の部材と、前記第3の部材よ
り耐久性が低く、成形性の良い第4の部材とからなり、
前記可動子本体と前記第2のコア部とが当接する部位に
前記第3の部材が配設されていることを特徴とする内燃
機関の電磁駆動弁装置。 - 【請求項2】 前記第1の部材は、可動子本体と対向す
る底壁部と側壁部と開口部とを備え、第2の部材は、圧
粉材により成形されており、 前記第1のコア部は、第1の部材に前記圧粉材を充填
し、加熱および加圧されることにより成形されており、 前記第3の部材は、可動子本体と対向する底壁部と側壁
部と開口部とを備え、前記第4の部材は、圧粉材により
成形されており、 前記第2のコア部は、第3の部材に前記圧粉材を充填
し、加熱および加圧されることにより成形されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の電磁駆動弁
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23820899A JP2001065319A (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 内燃機関の電磁駆動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23820899A JP2001065319A (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 内燃機関の電磁駆動弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001065319A true JP2001065319A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17026768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23820899A Pending JP2001065319A (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 内燃機関の電磁駆動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001065319A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6653921B2 (en) | 2001-09-21 | 2003-11-25 | Denso Corporation | Magnetic member for electromagnetic driving device and manufacturing method thereof |
JP2006009741A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料噴射弁 |
US7053741B2 (en) | 2003-09-17 | 2006-05-30 | Denso Corporation | Electromagnetic actuator, manufacturing method thereof, and fuel injection valve |
CN107035889A (zh) * | 2017-05-10 | 2017-08-11 | 常州市康士达机电有限公司 | 工程车用的电磁换向阀 |
JP2022147345A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | シンフォニアマイクロテック株式会社 | ソレノイド |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP23820899A patent/JP2001065319A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6653921B2 (en) | 2001-09-21 | 2003-11-25 | Denso Corporation | Magnetic member for electromagnetic driving device and manufacturing method thereof |
US7053741B2 (en) | 2003-09-17 | 2006-05-30 | Denso Corporation | Electromagnetic actuator, manufacturing method thereof, and fuel injection valve |
CN100420890C (zh) * | 2003-09-17 | 2008-09-24 | 株式会社电装 | 电磁致动器及其制造方法以及燃油喷射阀 |
JP2006009741A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料噴射弁 |
CN107035889A (zh) * | 2017-05-10 | 2017-08-11 | 常州市康士达机电有限公司 | 工程车用的电磁换向阀 |
CN107035889B (zh) * | 2017-05-10 | 2023-11-10 | 常州市康士达机电有限公司 | 工程车用的电磁换向阀 |
JP2022147345A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | シンフォニアマイクロテック株式会社 | ソレノイド |
JP7443282B2 (ja) | 2021-03-23 | 2024-03-05 | シンフォニアマイクロテック株式会社 | ソレノイド |
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---|---|---|---|
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