【発明の詳細な説明】
化粧用組成物
発明の分野
本発明は化粧用組成物に関するものである。より詳細に述べるならば、本発明
は肌を明るくし、および/または平らにする改良された効果と共に肌のソフトさ
、なめらかさ、すりこみ性および吸収特性を提供する化粧用組成物に関する。
発明の背景
皮膚は、皮膚構造の骨格を形成するケラチンおよびコラーゲン線維性タンパク
質を被覆し保護する数層の細胞から作られている。これらの層の最も外側にある
角質層と呼ばれるものは、8nm厚さの層によって取り囲まれた25nmタンパ
ク質束からなることが知られている。アニオン性界面活性剤および有機溶媒は普
通は角質層の膜を通過し、脱脂(すなわち角質層からの脂質の除去)によってそ
の一体性を破壊する。この皮膚表面の形態の破壊はざらつき感をおこし、ついに
はその界面活性剤または溶媒とケラチンとの相互作用か生じ、刺激があらわれる
。
ざらついたおよび/または破壊された皮膚の治療に加えて、皮膚の黒ずみおよ
び色素沈着過剰、例えば老人性しみ、そばかす、まだらの褐色斑などを治すこと
は消費者の満たされていない要求の一つである。日光にさらされた結果として紫
外線にあたると、表皮の基底層にあるメラニン細胞中のメラニン複合体形成が促
進されることが証明されている。生成したメラニンはメラニン細胞の樹状突起か
ら放出され、その後ケラチノサイトに拡散し、皮膚の色素沈着過剰、例えばしみ
、そばかす、汚斑および好ましくない全身的黒すみおよび/または基礎的皮膚の
ざらつきなどをおこす。
現在L−アスコルビン酸は、必須栄養素であるビタミンCを豊富にする諸成分
に限らず、種々の用途に使用される。化学構造および生理学的活性により、L−
アスコルビン酸およびその誘導体は酸味料、還元剤、抗酸化剤、漂白剤、および
種々の化学試薬、食物および飲料の安定剤として;かかりやすい病気のための医
薬品中に、例えばウィルス疾患、細菌性疾患および悪性腫瘍の予防薬および治療
薬中に;さらには例えば肌をきめ細かくする物質、および/または肌を明るく、
なめらかにする物質などを含める化粧品中の還元剤、UV−吸収剤およびメラニ
ン生成阻止剤として有用であると考えられている。
しかし種々用途におけるL−アスコルビン酸およびその誘導体の使用は、種々
の組成物、特にスキン・ケア製品における組成物に難題をもたらす傾向がある。
これはL−アスコルビン酸による製品の好ましくない美的価値観(すなわち使用
時に粘着性のじっとり感が残る)、主としてL−アスコルビン酸の分解および酸
化による生理的活性の低下、または上記組成物の低いな物理的安定性のためであ
る。
上記に基づき、所望の肌美白効果と、すぐれた製品美的感覚、例えば肌のソフ
トさおよび肌のなめらかさ、すりこみ性および吸収特性など、並びに物理的およ
び化学的観点から見て確実な製品安定性とを共に有する化粧用組成物が必要てあ
る。
発明の概要
本発明は、
(a)ポリオール部分と最低4個のカルボン酸部分とを有する液体ポリオールカ
ルボン酸エステルにおいて、前記ポリオール部分が約4ないし8個のヒドロキシ
ル基を含む糖類および糖アルコール類から選択され、各カルボン酸部分が約8な
いし約22個の炭素原子を有し、前記液体ポリオールカルボン酸エステルは約3
0℃未満の完全融点を有する
前記液体ポリオールカルボン酸エステルと;
(b)下記の式(I)であらわされ、
上記式中、R1はHまたはCH3から選択され、R2、R3およびR4はC1−C20
直鎖または分岐鎖アルキルから独立的に選択され、xは1−20の整数である化
合物;および式(II)であらわされ、上記式中、R5は任意にヒドロキシルまたはC1−C4アルキル置換ベンジルから
選択され、R6はC1−C20分岐または直鎖アルキルから選択される化合物;およ
びこれらの混合物
から選択される皮膚軟化剤;および
(c)アルコルビン酸化合物
を含んでなる化粧用組成物に関する。
発明の詳細な説明
本明細書は、本発明を詳細に指摘し、且つ明確に請求する請求の範囲で締めく
くられるが、本発明は下記の説明によってよりよく理解されると考えられる。
以後使用するパーセンテージおよび比はすべて、特に記載がない限り総組成物
の重量による。
ここに示すすべての測定は特に記載がない限り25℃で行われる。
ここに示す諸成分のパーセンテージ、比および水準はすべて、特に記載がない
限りその成分の実際の量に基づいており、溶媒、フィラーまたは市販製品として
上記成分と組み合わせるその他の材料は含まない。
ここに記載されるすべての出版物、特許出願、および発行ずみ特許はそのまま
参考としてここに組み込まれる。いかなる参照文献の引用も本発明の先行技術と
することに関する決定を容認するものではない。
ここに用いる“含む、含んでなる(comprising)”は、最終結果に影響を与え
ないその他の段階およびその他の成分を付加することができることを意味する。
この用語は、用語“...から成る(consisting of)”、および“実質上...から
成る(consisting essentially of)”を含める。
本発明の化粧用組成物は(a)液体ポリオールカルボン酸エステル、(b)皮
膚軟化剤、および(c)肌美白剤および/またはなめらかにする物質(evenness
agent)を含む。このような組成物は心地よい肌美白および/またはなめらかさ
を、肌コンディショニング・フィーリング、例えば肌のソフトさ、肌のなめらか
さ、およびすりこみ性および吸収特性などと共に与える。
ここに使用する用語“肌コンディショニング・フィーリング”は、製品を肌に
つけたときの肌の全体的感じである。肌に適用された製品は皮膚の角質層に浸透
する傾向があり、その結果所望の恩恵を皮膚にもたらす。ここに用いる用語、皮
膚への“恩恵”とは、肌美白および/またはすべすべ化、モイスチュライジング
(保湿)、湿潤(すなわち水分または湿気を皮膚に保持する能力)、皮膚軟化、
皮膚表面の改良された美観、肌のなめらかさ、肌のソフトさ、スキン・フィール
の改良などを含めた(ただしこれらに制限するものではない)肌の美容コンディ
ショニング効果を含む。
ここに用いる用語“完全融点”とは、公知の示差走査熱量測定法(DSC)に
よって測定した融点を意味する。完全融点はベースライン、すなわち比熱ライン
、と吸熱ピークの後縁に正接するラインとが交差する点の温度である。本発明で
完全融点を測定するには一般には5℃/分の走査温度が適している。しかし、特
殊の環境においてこの分野の熟練せる分析化学者にとっては、より頻度の高い走
査速度が適していると考えることも認めるべきである。完全融点を測定するため
のDSC法は1994年4月26日発行のレットン(Letton)らの米国特許第5
,306,514号にも記載されている。これは参考としてここに組み込まれる。
ここに用いる用語“非−閉鎖性(non-occlusive)”とは、このように言い表
された成分が空気および湿気の皮膚表面通過を実質上遮断しないか、または遮断
しないことを意味する。
A.液体ポリオールカルボン酸エステル
本発明の化粧用組成物の重要な成分は液体ポリオールカルボン酸エステルを含
んでなる。
本発明の液体ポリオールカルボン酸エステルは好適には組成物の約0.01な
いし約20重量%、より好適には約0.1ないし約15重量%、そして特に好適
には約1ないし約10重量%存在する。ポリオールエステルの濃度は、組成物中
のオイルの約1ないし約30重量%が好ましく、より好適には約5ないし約20
重量%である。肌のソフトさおよびなめらかさを改良するという観点から、液体
カルボン酸ポリオールエステル対皮膚軟化剤の重量比は好適には約5:1ないし
約1:5の範囲、より好適には2:1から約1:2までの範囲である。
ここに好適に使用できるポリオールエステルは非−閉鎖性液体または液化性ポ
リオールカルボン酸エステルである。これらのポリオールエステルは、ポリオー
ル−ラジカルまたは−部分と、1つ以上のカルボン酸ラジカルまたは−部分とか
ら誘導される。言い換えれば、これらのエステルはポリオールから誘導された部
分と、カルボン酸から誘導された1つ以上の部分とを含む。これらのカルボン酸
エステルは液体ポリオール脂肪酸エステルと言うこともできる。なぜならば熟練
せる当業者はこれらの用語、カルボン酸および脂肪酸を、互いに入れ代えて用い
ることが多いからである。
本発明に用いられる好適液体ポリオールポリエステル類は少なくとも4個の脂
肪酸基でエステル化された或る種のポリオール類、特に糖または糖アルコール類
を含む。よって、ポリオールの出発材料は少なくとも4個のエステル化可能ヒド
ロキシル基をもっていなければならない。好適ポリオールの例は単糖および二糖
を含める糖、および糖アルコールである。4個のヒドロキシル基を含む単糖の例
はキシロースおよびアラビノースであり、キシロースから誘導される5ヒドロキ
シル基を含む糖アルコール、すなわちキシリトールがある。単糖エリトロースは
本発明の実施には適さない。なぜならばこれはヒドロキシル基を3個しか含まな
いからである、しかしエリトロースから誘導される糖アルコール、すなわちエリ
トリトールは4個のヒドロキシル基を含み、したがって使用できる。適切な5ヒ
ドロキシル基含有単糖類はガラクトース、フルクトース、およびソルボースであ
る。スクロースの加水分解産物、並びにグルコースおよびソルボースから誘導さ
れる6個のOH基含有糖アルコール、例えばソルビトールも適する。使用できる
二糖ポリオールの例はマルトース、ラクトース、およびスクロースを含める。こ
れらはすべて8個のヒドロキシル基を含む。
本発明に使用するためのポリエステル類を製造する好適ポリオール類はエリト
リトール、キシリトール、ソルビトール、グルコース、およびスクロースからな
る群から選択される。スクロースが特に好ましい。
少なくとも4個のヒドロキシル基を有するポリオール出発原料は、少なくとも
4個の−OH基が約8ないし約22炭素原子を含む脂肪酸でエステル化されてい
る。このような脂肪酸の例は、カプリル−、カプリン−、ラウリン−、ミリスチ
ン、ミリストール−、パルミチン−、パルミトール−、ステアリン−、オレイン
−、リシノール−、リノール−、リノレン−、エレオステアリン−、アラキン−
、アラキドン−、ベヘン−、およびエルカ酸を含める。これら脂肪酸は天然また
は合成脂肪酸から誘導することができる;それらは飽和または不飽和でもよく、
位置異性体および幾何学的異性体を含める。しかし、ここに好適に使用できる液
体ポリエステルを提供するためにはポリエステル分子に挿入される脂肪酸の最低
約50%が不飽和でなければならない。オレインおよびリノレン酸、およびこれ
らの混合物が特に好ましい。
本発明に有用なポリオール脂肪酸ポリエステル類は少なくとも4個の脂肪酸エ
ステル基を含まなければならない。ポリオールのヒドロキシル基のすべてが脂肪
酸でエステル化される必要はないが、ポリエステルがせいぜい2個の非エステル
化ヒドロキシル基を含むのが好ましい。ポリオールの実質上すべてのヒドロキシ
ル基が脂肪酸でエステル化されており、すなわちポリオール部分が実質上完全に
エステル化されているのが最も好ましい。ポリオール分子にエステル化される脂
肪酸は、同一でも混合でもよいが、上記のように流動性をもたらすためにはかな
りの量の不飽和酸エステル基が存在しなければならない。
上の諸点を説明するものとして、スクロース脂肪トリエステルはここに使用す
るには適さない。なぜならばそれは必要な4個の脂肪酸エステルを含まないから
である。スクローステトラ脂肪酸エステルは適するかも知れないが、好ましくな
い。なぜならばそれは2つ以上の非エステル化ヒドロキシル基をもつからである
。スクロース−へキサ−脂肪酸エステルは好ましい、というのはそれには2個以
下の非エステル化ヒドロキシル基があるからである。すべてのヒドロキシル基が
エステル化されている非常に好ましい化合物は液体スクロース−オクタ−置換脂
肪
酸エステルを含める。
下記は本発明に適切に使用できる最低4個の脂肪酸エステル基を含む特殊のポ
リオール脂肪酸ポリエステル類の非制限的例である:グルコース テトラオレエ
ート、大豆油脂肪酸(不飽和)のグルコース テトラオレエート類、混合大豆油
脂肪酸のマンノース テトラエステル類、オレイン酸のガラクトース テトラエ
ステル類、リノール酸のアラビノース テトラエステル類、キシロース テトラ
リノレエート、ガラクトース ペンタオレエート、ソルビトール テトラオレエ
ート、不飽和大豆油脂肪酸のソルビトール ヘキサエステル類、キシリトールペ
ンタオレエート、スクロース テトラオレエート、スクロース ペンタオレエー
ト、スクロース ヘキサオレエート、スクロース ヘパトオレエート、スクロー
ス オクタオレエート、およびこれらの混合物。
上記のように、非常に好ましいポリオール脂肪酸エステル類は、脂肪酸が約1
4ないし約18個の炭素原子を含むものである。
ここで好適に使用できる好ましい液体ポリオールポリエステル類は約30℃以
下、好適には約27.5℃以下、より好適には約25℃以下の完全融点を有する
。ここに報告される完全融点は示差走査熱量測定(DSC)によって測定される
。
ここに適切に使用できるポリオール脂肪酸ポリエステルは、熟練せる当業者に
は公知の種々の方法によって製造できる。これらの方法としては次のものがある
:種々の触媒の使用下でポリオールをメチル、エチルまたはグリセロール脂肪酸
エステルでエステル交換;ポリオールを脂肪酸塩化物でアシル化;ポリオールを
無水脂肪酸でアシル化;そしてポリオールを脂肪酸そのものでアシル化。米国特
許第2,831,854号;1977年1月25日発行のジャンダセク(Jandacek
)の米国特許第4,005,196号;1977年1月25日発行のジャンダセク
の米国特許第4,005,196号を参照されたい。
B.皮膚軟化剤
本発明の化粧用組成物の第二の必須成分は下記の式(I)であらわされ、上記式中、R1はHまたはCH3から選択され、R2、R3およびR4はC1−C20直
鎖または分岐鎖アルキルから独立的に選択され、xは1−20の整数である化合
物;
式(II)であらわされ、
上記式中R5は任意にヒドロキシまたはC1−C4アルキル置換ベンジルから選択
され、R6はC1−C20分岐または直鎖アルキルから選択される化合物;
およびそれらの混合物から選択される皮膚軟化剤を含む。
ここで好適に使用できるのは、一般式(I)および(II)であらわされ、式
中、R1がHで、R2、R3、R4が独立的にC1−C4直鎖アルキルから選択され、
xが10ないし18であり、R5が未置換ベンジルでありR6がC12−C15アルキ
ルである皮膚軟化剤を含める。
上記の型の適した皮膚軟化剤はメチルイソステアレート、イソプロピルイソス
テアレート、C12−C15アルキルベンゾエート、イソステアリルネオペンタノエ
ートを含める、ただしこれらに制限するものではない。
特に肌のソフトさおよびなめらかさを得るという観点からここに特に好適に使
用できるのは、メチルイソステアレート、C12−C15アルキルベンゾエートおよ
びそれらの混合物である。
皮膚軟化剤は本発明の組成物中に、組成物重量の約0.1%ないし約10%、
より好適には約0.1%ないし約5%、特に好適には約1%ないし約3%存在す
る。
C.アスコルビン酸化合物
本発明の化粧用組成物の第三の必須成分はアスコルビン酸化合物である。アス
コルビン酸化合物はそれと他の諸成分との相容性、特に液体ポリオールカルボン
酸エステルおよび皮膚軟化剤との相容性によって選択される。アスコルビン酸化
合物は実質上純粋材料として、または天然資源(例えば植物)から適切な物理的
および/または化学的分離法によって得られた抽出物として含まれる。アスコル
ビン酸化合物は実質上純粋であるのが好ましく、本質的に純粋であるのがより好
ましい。
本発明の化粧用組成物は、約0.01%ないし約20%、好適には約0.1%な
いし約10%、より好適には約1%ないし約5%のアスコルビン酸化合物を含む
。
理論によって束縛されるものではないが、アスコルビン酸化合物の高い還元力
は細胞呼吸、酵素活性化および抗酸化を促進すると考えられる。したがって、ア
スコルピン酸化合物の局所適用は酸化されたメラニン複合体そのものおよびその
前駆体を減少させ、メラノソン中のチロシナーゼ活性を阻止し、それによってメ
ラニン生成阻止および、皮膚色素沈着過剰による老人性しみ、斑点およびソバカ
スの減少など、皮膚への恩恵をもたらす。
ここに用いる“アスコルビン酸化合物”は、式(III)であらわされ、
上記式中、VおよびWは独立的に−OHであり;Rは−CH(OH)−CH2O
Hである化合物;その誘導体;および前記のいずれかの塩を意味する。
ここに使用するアスコルビン酸化合物はアスコルビン酸塩であることが好まし
い。ここに用いられる“アスコルビン酸塩”とは熟練せる当業者には一般的に公
知の無毒性アルカリ金属、アルカリ土類金属およびアンモニウム塩であり、例え
ば当業者には公知の方法で製造されるナトリウム、カリウム、リチウム、カルシ
ウム、マグネシウム、バリウム、アンモニウムおよびプロタミン塩などを含める
(だがこれらに制限するものではない)。
より好適には、ここに使用するアスコルビン酸塩は下記の式(IV)であらわ
され、
上記式中、R7およびR8は独立的に水素;炭素原子1ないし8個の直鎖または分
岐アルキルから選択され;Mは金属、xは1ないし約3の整数であるアスコルビ
ン酸金属塩である。より好適には、R7およびR8は独立的に水素または炭素原子
1ないし3個の直鎖または分岐アルキルから選択され;Mはナトリウム、カリウ
ム、マグネシウムおよびカルシウムである。
式(IV)を有するその他の好適アスコルビン酸塩の例は、アスコルビン酸の
一価金属塩(例えばアスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウム)、二
価金属塩(例えばアスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸カルシウム)お
よび三価金属塩(例えばアスコルビン酸アルミニウム)を含める。
好適には、ここに使用するアスコルビン酸は下記の式(V)であらわされ、
上記式中、Aはスルフェートまたはホスフェートで、R9およびR10は独立的に
水素、炭素1ないし8個の直鎖または分岐アルキルから選択され;Mは金属であ
り;yは1ないし3の整数である水溶性アスコルビルエステルである。より好適
にはR9およびR10は独立的に水素、炭素1ないし3個の直鎖または分岐アルキ
ルから選択され;Mはナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムで
ある水溶性アスコルビルエステルである。
典型的水溶性塩誘導体はL−アスコルビルホスフェートエステル塩である。例
えばL−アスコルビルホスフェートナトリウム、L−アスコルビルホスフェート
カリウム、L−アスコルビルホスフェートマグネシウム、L−アスコルビルホス
フェートカルシウム、L−アスコルビルホスフェートアルミニウムなどであるが
、これらに制限されるものではない。L−アスコルビルスルフェートエステル塩
も水溶性アスコルビン酸誘導体として用いることができる。その例はナトリウム
L−アスコルビルスルフェート、カリウム L−アスコルビルスルフェート、マ
グネシウム L−アスコルビルスルフェート、カルシウム L−アスコルビルス
ルフェートおよびアルミニウム L−アスコルビルスルフェートである。
D.その他の成分
本発明の化粧用組成物は適切なすべての目的に、特に皮膚に適した目的に使用
できる。より詳細に述べるならば、スキン・ケア組成物はクリーム、ローション
、ゲルなどの形でよい。好適には本発明の化粧用組成物は水性連続相中に1つ以
上の油相が存在する水中油形エマルションの形であり、各油相は単一の油性成分
か油性成分類の混和性または均質性混合物を含んでなるが、これらの異なる油相
は互いに異なる材料または材料混合物を含む。好適には本発明の組成物中の油相
成分類の全体的濃度は約0.1ないし約60重量%、好適には約1ないし約30
重量%、より好適には約1ないし約10重量%である。
本発明の組成物のpHは好適には約6ないし約9、より好適には約7ないし約
8.0である。
組成物の残りの部分は水または皮膚への局所的適用に適した水性担体である。
本発明の組成物の水分含量は一般的には約30ないし約98.89%、好適には
約50ないし約95重量%、特に好適には約60ないし約90重量%である。
本発明の組成物は、leave-on製品として皮膚に適用できる保湿クリームまたは
ローションの形であるのが好ましい。
1.シリコーン
好適には本発明の化粧用組成物は、上に述べた油相または油相類の全部か一部
として、架橋ポリオルカソシロキサンポリマーおよびシリコーン油を含んでなる
第一のシリコーン含有相を含む。その際この組成物は、架橋シリコーンとシリコ
ーン油との組み合わせを、組成物の0.1ないし約20重量%、好適には約0.5
ないし約10重量%、より好適には約0.5ないし約5重量%含む。
第一のシリコーン含有相は第一シリコーン含有相の約10ないし約40重量%
、より好適には約20ないし約30重量%の架橋ポリオルガノシロキサンポリマ
ーと、第一シリコーン含有相の約60ないし約90重量%、好適には約70ない
し約80重量%のシリコーン油を含む。
架橋ポリオルガノシロキサンポリマーは架橋剤によって架橋したポリオルガノ
シロキサンポリマーを含む。ここに使用するための架橋剤は架橋シリコーン類の
製造に有用なあらゆる架橋剤を含める。ここに適した架橋剤は下記の一般式であ
らわされるものを含める:
1.1.上記式中R1はメチル、エチル、プロピルまたはフェニル、R2はHまた
は−(CH2)nCH=CH2であり、ここでnは約1から約50までの範囲であ
り、zは約1から約1000までの範囲、好適には約1から約100までの範囲
であり、Rは炭素原子1ないし50個のアルキル基である。
好適にはこの架橋剤は次の一般式であらわされ、
上記式中R1、R2およびzは上記のものである。
特に好適な実施態様において、架橋剤は下記の一般式を有する:
上記式中、zは約1ないし約1000の範囲で、好適には約1から約100まて
の範囲である。
架橋ポリシロキサンポリマーは、好適には架橋ポリシロキサンポリマーの約1
0ないし約50重量%、より好適には約20ないし約30重量%の架橋剤を含む
。
スキン・ケア組成物に適切に使用できるいかなるポリオルガノシロキサン ポ
リマーもここに使用できる。ここに適切に使用できるポリオルカソシロキサンポ
リマーは下記の一般式であらわされるものである:
上記式中、R1がメチル、エチル、プロピルまたはフェニルで、R2がHまたは−
(CH2)nCH=CH2であり、ここでnは約1から約50までの範囲であり、
R3およびR4は独立的にメチル、エチル、プロピルおよびフェニルから選択され
、Rはエンド−ギャップ、例えば任意にヒドロキシルで置換した炭素原子1ない
し50個のアルキル基、好適には炭素原子1ないし5個のアルキル基、より好適
には炭素原子1または2個のアルキル基であり、pは約1から約2000までの
範囲の整数、好適には約1から約500まての範囲の整数てあり、qは約1から
約1000までの範囲、好適には約1ないし約500までの範囲の整数である。
好適実施態様においてポリオルガノシロキサンは下記の一般構造を有するポリ
マーから選択される:
上記式中、R1、R2、R3、R4、pおよびqは上記のように定義される。
ここで定義されたようにpおよびqはポリマー鎖中のSi−O結合の数を反映
し、R1およびR2およびR3およびR4は一つのモノマー単位から次のモノマー単
位へと変わり得る。例えばここに適切に使用できるポリオルガノシロキサンポリ
マーはメチルビニルジメチコン、メチルビニルジフェニルジメチコンおよびメチ
ルビニルフェニルメチルジフェニルジメチコンを含める。
ポリオルガノシロキサン ポリマーと架橋剤との間の架橋を実現するためには
、(−Si−H)基は−Si−(CH2)nCH=CH2基と架橋しなければなら
ない。そこで特殊の架橋においては、基R2はポリオルカソシロキサン ポリマ
ーと架橋剤とでは異なっていなければならない。例えば、特殊の架橋では、ポリ
オルガノシロキサン ポリマーにおいてR2が−(CH2)nCH=CH2であると
き、架橋剤ではR2はHでなければならず、その反対も言える。しかしポリオル
ガノシロキサン ポリマーおよび架橋剤の各々でR2の混合物があり得る。
好適実施態様において、ポリオルガノシロキサン ポリマーは下記の一般式で
あらわされ、
上記式中R2が−CH=CH2またはHから選択され、好適には−CH=CH2で
あり、1は約1から約1000までの範囲の整数であり、好適には約1ないし約
500までの範囲の整数であり、mは0から約1000までの範囲、好適には約
0から約500までの範囲の整数であり、nは約1から約1000までの範囲、
好適には約1から約100までの範囲の整数である
アルキルアリールポリシロキサンポリマーから選択される。
特に好適な実施態様において、ポリオルカソシロキサン ポリマーは下記の一
般式であらわされ、
上記式中l、m、nが上のように定義される
アルキルアリールポリシロキサンポリマーから選択される。好適実施態様におい
て、mは約1から約1000までの範囲、好適には約200から約800までの
範囲である。
第一のシリコーン含有相はシリコーン油も含む。スキン・ケア組成物に適切に
使用できる直鎖−、分岐鎖−および環状シリコーン類はすべてここに用いること
ができる。シリコーン油は揮発性でも不揮発性でもよい。ここに適切に使用でき
るシリコーン油は重量平均分子量約100,000以下、好適には約50,000
以下を有するシリコーン油を含める。好適にはそのシリコーン油は重量平均分子
量か約100から約50,000までの範囲、好適には約200から約40,00
0までの範囲にあるシリコーン油類から選択される。好適実施態様において、シ
リコーン油はジメチコン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシ
クロテトラシロキサンおよびフェニルメチコン、およびこれらの混合物から選択
され、最も好ましいのはフェニルメチコンである。
第一シリコーン含有相に適切に使用できる材料は商品名KSGとして信越化学
(Shinetsu Chemical Co.,Ltd.)から入手でき、例えばKSG−15、KSG
−16、KSG−17、KSG−18などである。これらの材料は架橋ポリオル
カソシロキサンポリマーとシリコーン油の組み合わせを含む。特に有機両親媒性
乳化剤材料と組み合わせて本発明に特に好適に使用できるのはKSG−18であ
る。KSG−15、KSG−16、KSG−17およびKSG−18に指定され
たINCI名はそれそれシクロメチコン ジメチコン/ビニルジメチコン クロ
スポリマー、ジメチコン ジメチコン/ビニル ジメチコン クロスポリマー、
シクロメチコン ジメチコン/ビニル ジメチコン クロスポリマーおよびフェ
ニル トリメチコン ジメチコン/フェニル ビニル ジメチコン クロスポリ
マーである。
本発明の組成物は第二の非架橋シリコーン含有相も含むのが好ましい。好適実
施態様において、第二のシリコーン含有相は組成物の約0.1ないし約20重量
%、特に約0.1ないし約10重量%の濃度で存在する。
本発明の第二のシリコーン含有相に適切に使用できるシリコーン油は、不揮発
性ポリアルキルおよびポリアリール シロキサンゴムおよび−フルードを含めた
水不溶性シリコーン類、揮発性環状および直鎖ポリアルキルシロキサン類、ポリ
アルコキシル化シリコーン類、アミノおよび第四アンモニウム変性シリコーン類
、およびこれらの混合物を含める。
好適実施態様において、第二のシリコーン−含有相はシリコーンゴム、または
シリコーンゴムを含めるシリコーン類混合物を含む。ここに用いる用語“シリコ
ーンゴム”は、質量平均分子量が約200,000以上、好適には約200,00
0ないし約400,000である高分子シリコーン基礎フルードを意味する。シ
リコーン油は一般に約200,000未満の分子量を有する。典型的にはシリコ
ーンゴムは25℃で約1,000,000mm2/s以上の粘度を有する。シリコ
ーンゴムはペトラーチ(Petrarch)が記載したように、そしてスピッツァーらに
よる1979年5月1日付けのUS−A−4,152,416、およびノル(Noll
)、ウォルター(Walter)著“シリコーンの化学およびテクノロジー(Chemistry
and Technology of Silicones)”ニューヨーク;アカデミックプレス1968
などを含む他の文献にも記載されているように、ジメチコン類を含める。またGe
neral Electric Silicone Rubber ProductデータシートSE30、SE33、S
E54およびSE76もシリコーンゴムを記載している。
ここに用いるためのシリコーンゴムはスキン・ケア組成物に適切に使用できる
シリコーンゴムを含む。ここに適切に使用できるシリコーンゴムは、ジメチコノ
ール、フルオロシリコーンおよびジメチコンおよびこれらの混合物から選択され
る分子量約200,000ないし約4,000,000のシリコーンゴムである。
ここに適切に使用できるジメチコノール基礎シリコーン類は化学構造(II)
をもつことができる:
HO(CH3)2SiO[(CH3)2SiO]n(CH3)2SiOH
上記式中、nは約2000から約40,000まで、好適には約3000から
約30,000までである。
ここで有用な典型的フルオロシリコーンは分子量約200,000ないし約3
00,000、好適には約240,000ないし約260,000、最も好適には
約250,000を有する。
シリコーンゴムの特殊な例はポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサ
ン メチルビニルシロキサン コポリマー、ポリ ジメチルシロキサン ジフェ
ニル メチルビニルシロキサン コポリマーおよびこれらの混合物を含める。
ここに用いるシリコーンゴムはシリコーン混合物の一部として組成物に挿入で
きる。シリコーンゴムがシリコーン混合物の一部として挿入されるとき、シリコ
ーンゴムはシリコーン混合物の約5ないし約40重量%、特に約10ないし約2
0重量%を構成する。シリコーンまたはシリコーン混合物は好適には組成物の約
0.1ないし約20重量%、より好適には約0.1ないし約15重量%、そして特
に約0.1ないし約10重量%を構成する。
本発明の組成物の第二のシリコーン含有相に使用するための適したシリコーン
ゴム基礎シリコーン混合物は、実質上
(i)ジメチコノール、フルオロシリコーンおよびジメチコンおよびこれらの混
合物から選択される分子量約200,000ないし約4,000,000を有す
るシリコーンと、
(ii)約0.65mm2/sないし約100mm2/sの粘度を有するシリコー
ン基礎担体
とからなる混合物を含める。ここでi)対ii)の比は約10:90から約20
:80までの範囲であり、前記シリコーンゴム基礎成分の最終粘度は約500m
m2/sないし約10,000mm2/sである。
ここに適切に使用できるシリコーン基礎担体は或る種のシリコーン油を含む。
そのシリコーン油はポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリア
ルキルアリールシロキサンまたはポリエーテル シロキサン コポリマーのいず
れでもよい。これら油の混合物も使用でき、或る種の実用には好ましい。
使用できるポリアルキルシロキサン油は、例えば25℃における粘度が約0.
65ないし約600,000mm2/s、より好適には約0.65ないし約10,0
00mm2/sであるポリジメチルシロキサンなどである。これらのシロキサン
は例えばジェネラル・エレクトリック・カンパニーからヴィスカシル(Viscasil
)(RTM)シリーズとして、またダウコーニングからダウコーニング200シ
リーズとして入手できる。使用できる本質的に不揮発性のポリアルキルアリール
シロキサン油は例えば、25℃で約0.65ないし30,000mm2/sの粘度
を有するポリメチルフェニルシロキサン類を含める。これらのシロキサンは例え
ばジェネラル・エレクトリック・カンパニーからSF1075メチルフェニル・
フルードとしてまたはダウコーニングから556化粧品級フルードとして入手で
きる。約3ないし約7の(CH3)2SiO部分を組み込んだ環構造を有する幾つ
かの揮発性環状ポリジメチルシロキサン類もここに適切に使用できる。
粘度は、1970年7月29日付けのダウコーニング試験法CTM0004に
示されるように、ガラス毛細管粘度計によって測定できる。第二のフルード相を
構成するシリコーンブレンドの粘度は約500mm2/sから約100,000m
m2/sまでの範囲であるのが好ましく、約1000mm2/sから約10,00
0mm2/sの範囲がより好ましい。
本発明の組成物に使用するために特に好適なシリコーンゴム基礎−成分は、約
200,000ないし約4,000,000の分子量を有するジメチコンゴムを粘
度約0.65ないし100mm2/sを有するシリコーン担体と組み合わせたもの
である。このシリコーン成分の一例はダウコーニングから入手できるダウコーニ
ングQ2−1403(85%5mm2/sジメチコン・フルード/15%ジメチ
コノール)およびダウコーニングQ2−1401である。
本発明の第二のシリコーン含有相に適切に使用できるもう一つの群は最低1つ
のポリジオルガノシロキサン セグメントと最低1つのポリオキシアルキレン
セグメントを含むポリジオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレン コポリマ
ー類を含める。前記ポリジオルガノシロキサン セグメントは実質上
RbSiO(4-b)/2シロキサン単位からなる。ここでbは約0から約3までの数
値を有し、このコポリマーにおけるすべてのシロキサン単位において、1珪素あ
たり平均約2つのRラジカルがあり、Rはメチル、エチル、ビニル、フェニルお
よび前記ポリオキシアルキレン セグメントをポリジオルガノシロキサンセグメ
ントに結合する二価ラジカルから選択されるラジカルを指し、全Rラジカルの少
なくとも約95%はメチルである;そして前記ポリオキシプロピレンは最低約1
000の平均分子量を有し、約0ないし約50モルパーセントのポリオキシプロ
ピレン単位と約50ないし約100モルパーセントのポリオキシエチレン単位と
からなり、前記ポリオキシアルキレン セグメントの少なくとも1つの末端部分
は前記ポリジオルカソシロキサン セグメントに結合し、前記ポリジオルガノシ
ロキサンセ グメントに結合していない前記ポリオキシアルキレンセグメントの
末端部分は停止ラジカルに結合する;前記コポリマー中のポリジオルガノシロキ
サン セグメント対ポリオキシアルキレン セグメントの重量比は約2ないし約
8の数値である。このようなポリマー類はUS−A−4,266,499に記載
されている。
ここで好適に使用できるのは下記の一般式を有するポリジオルガノシロキサン
−ポリオキシアルキレン コポリマー類である:
上記式中、xおよびyは、ポリジオルガノシロキサン セグメント対ポリオキシ
アルキレン セグメントの重量比が約2ないし約8になるように選択され、a:
(a+b)のモル比は約0.5ないし約1であり、Rは連鎖停止基であって、特
に水素;ヒドロキシ;アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ベ
ンジルなど;アリール、例えばフェニルなど;アルコキシ、例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、ブトキシなど;ベンジルオキシ;アリールオキシ、例え
ばフェノキシなど;アルケニルオキシ、例えばビニロキシおよびアリロキシなど
;アシロキシ、例えばアセトキシ、アクリロキシおよびプロピオノキシなど、お
よびアミノ、例えばジメチルアミノなどから選択される。
コポリマー中のセグメントの数および平均分子量は、コポリマー中のポリジオ
ルガノシロキサン セグメント対ポリオキシアルキレン セグメントの重量比が
約2.5ないし約4.0になるような数および平均分子量であるのが好ましい。
適切なコポリマーは商品名ベルシル(Belsil)(RTM)としてワッカーケミ
カル社(Wacker-Chemie GmbH,Gesch ftsbereich S,Postfach D-8000 Munich
22)から、アビル(Abil)(RTM)としてTh.ゴールドシュミット社(Th
.Goldschmidt Ltd.,Tego House,Victoria Road,Ruislip,Middlesex,HA4OYL)か
ら市販されている。例えばベルシル(RTM)6031およびアビル(RTM)
B88183。ここに使用すつのに特に好ましいのは、CTFA命名法ではジメ
チコン/ジメチコン コポリオールと呼ばれるダウコーニングDC3225Cな
どである。
好適実施態様において、第三の油相か組成物重量の約0.1ないし約15重量
%、より好適には約1ないし約10重量%存在する。第三の油相は分離相でもよ
いし、第一および第二シリコーン相のどちらかまたは両方と共に1つの相を形成
していてもよい。好適には第三油相は分離相である。
第三油相は好適には非シリコーン性有機オイル、例えば、ミネラル−、植物−
、および動物油、脂肪およびワックス類、脂肪酸エステル類、脂肪アルコール類
、脂肪酸類およびこれらの混合物から選択される天然または合成油などを含んで
なる。これらの諸成分は皮膚軟化性美容特性を得るために有用である。第一油相
成分は好適には実質上シリコーン−フリーである。すなわちそれはシリコーン基
礎材料をせいぜい約10重量%、好適にはせいぜい約5重量%含む。その油相は
例えば約25%まで、好適にはたった約10%までの油相可溶性乳化成分を含む
ことかできることは理解される。このような成分は油相濃度および必要なHLB
を決定する観点からは油相成分とは考えるべきではない。好適実施態様において
、油相の全体的要求HLBは約8ないし約12、特に約9ないし約11であり、
要
求HLBは油相の各成分の個々の要求HLB値に油相中のそのW/Wパーセンテ
ージを掛けて、その数値を合計することによって算出される(HLB系に関する
ICI文献;1976年に始めて印刷され、1984年および1992年5月に
改定されたICIreference paper ref 51/0010303/15mを参照
されたい)。
ここに適切に使用できる第一油相成分は、例えば、任意にヒドロキシ置換され
たC8−C50不飽和脂肪酸類およびそのエステル類;蜜蝋;飽和および不飽和脂
肪アルコール、例えばベヘニルアルコールおよびセチルアルコールなど;炭化水
素、例えば鉱油、石油およびスクアランなど;脂肪ソルビタンエステル類(19
76年10月発行のUS−A−3988255を参照);ラノリンおよびラノリ
ン誘導体;動物および植物性トリグリセリド、例えばアーモンド油、ピーナッツ
油、小麦胚芽油、亜麻仁油、ジョジョバ油、アプリコット種油、くるみ、パーム
ナッツ、ピスタチオナッツ、ゴマの実、菜種、ケイド油、コーン油、桃種油、け
しの種油、松根油、カスター油、大豆油、アボガド油、ベニバナ油、ココナッツ
油、ハシバミ油、オリーブ油、ぶどう種子油、シアバター、ショリーバター(sh
orea butter)、ひまわり油および、二量体−および三量体酸のC1−C24エステ
ル類、例えばジイソプロピル ジメレート、ジイソステアリル マレエート、ジ
イソステアリル ジメレートおよびトリイソステアリルトリメレートなどを含め
る。上記のなかで、非常に好ましいのは鉱油、石油、不飽和脂肪酸およびそれら
のエステル類およびこれらの混合物である。
本明細書の好適実施態様は約0.1ないし約10重量%の不飽和脂肪酸類また
はエステルを含む。ここに使用する好適不飽和脂肪酸類およびエステル類は任意
にヒドロキシ置換されたC8−C50不飽和脂肪酸類およびエステル類、特にリシ
ノール酸のエステル類である。不飽和脂肪酸またはエステル成分は、組成物のス
キン・フィールおよびrub-in特性を改良するために、ここでは液体結晶形成性乳
化剤と組み合わせて用いると有効である。この観点で非常に好ましいのはセチル
リシノレートである。
2.両親媒性界面活性剤
本発明の組成物のさらに好ましい成分は、製品中で、またはその製品を周囲温
度または高温で皮膚に適用しているときに、スメクチック、リオトロピック結晶
を形成することができる有機両親媒性界面活性剤である。好適にはその両親媒性
界面活性剤は約20℃ないし約40℃の温度範囲で液晶を形成できる。好適には
その両親媒性界面活性剤はスメクチック、リオトロピック液晶を形成することが
できる。その製品の皮膚への塗布が完了したとき、液晶は皮膚表面または角質層
には確認できないかも知れない。両親媒性界面活性剤は約0.1ないし約20重
量%、好適には約0.1ないし約10重量%の濃度で存在するのが好ましい。
ここに適切に使用できる液晶形成性両親媒性界面活性剤は親水性基および親油
性基の両方を含み、表面または界面で吸着する顕著な傾向を示す、すなわちそれ
らは表面−活性である。ここに使用する両親媒性表面活性物質は、それらが水性
媒質中でイオン化されるか否かに基づいて非イオン性(電荷をもたない)、アニ
オン性(負電荷)、カチオン性(正電荷)および両性(両方の電荷)を含める。
文献では液晶は異方性流体、物質の第四状態、界面活性剤関連構造または中間
相(mesophases)とも呼ばれる。これらの用語は互いに代わりに用いられること
が多い。用語“リオトロピック(lyotropic)”は例えば水のような極性溶媒を
含む液晶系を意味する。ここに用いられる液晶はラメラ、六方晶形、棒状または
気胞構造またはそれらの混合物であるのが好ましい。
本発明の組成物に用いられる液晶相は種々の方法で確認できる。液晶相は剪断
下で流れ、その等方性溶液相の粘度とは有意に異なる粘度をもつのが特徴である
。固いゲルは剪断下で液晶のようには流れない。また、偏光顕微鏡で見たとき、
液晶は、例えば平面ラメラ複屈折のような、識別し得る複屈折を示すが、等方性
溶液および固いゲルは偏光顕微鏡で見ると、両方とも暗視野を示す。
液晶を確認するその他の適した手段としてはX線回折、NMRスペクトル法お
よび透過型電子顕微鏡などがある。
一般的には、本発明に好適に使用できる有機両親媒性界面活性剤は式X−Yを
有する液体半固体またはワックス様水分散性物質と記すことができる。ここでX
は親水性の、特に非イオン性部分であり、Yは親油性部分をあらわす。
ここに適切に使用できる有機両親媒性界面活性剤は、重量平均HLB(親水性
親油性バランス)が約2ないし約12、好適には約4ないし約8の範囲のもので
ある。
ここに用いられる好適有機両親媒性界面活性剤は、炭素原子約12ないし約3
0の、長い、飽和または不飽和、分岐または線型親油性鎖を有する。例えばオレ
イン、ラノリン、テトラデシル、ヘキサデシル、イソステアリル、ラウリン、コ
コナッツ、ステアリンまたはアルキルフェニル鎖などである。液晶相を形成する
両親媒性物質の親水性基が非イオン性基であるとき、ポリオキシエチレン、ポリ
グリセロール、ポリオールエステル、オキシアルキル化された、またはされてい
ない例えばポリオキシアルキル化ソルビトールまたは糖エステルなどを用いる。
液晶相を形成する両親媒性界面活性剤の親水性基がイオン性基であるとき、その
親水性基として、レシチンに見いだされるようなホスファチジルコリン残基が好
都合に用いられる。
ここに適切に使用できる親水性部分は以下から選択される:
(1)下記の式であらわされる直鎖または分岐ポリグリセロールのエーテル類:
R−(Gly)n−OH
上記式中、nは1から6までの全数であり、Rは炭素原子12ないし30個の脂
肪族、直鎖または分岐、飽和または不飽和鎖;ラノリンアルコールの炭化水素残
基;および長鎖アルファ−ジオール類の2−ヒドロキシアルキル残基から選択さ
れ、Glyはグリセロール残基をあらわす;
(2)例えば式R1(C2R4O)xOHであらわされるようなポリエトキシル化脂
肪アルコール類。ここでR1はC12−C30直鎖または分岐アルキルまたはアルケ
ニルで、xは平均して約0から約20まで、好適には約0.1から約6まで、よ
り好適には約1から約4までである。
(3)ポリオールエステル類およびポリアルコキシル化ポリオールエステル類、
およびそれらの混合物。ポリオール類は好適には糖、C2−C6アルキレングリコ
ール類、グリセロール、ポリグリセロール類、ソルビトール、ソルビタン、ポリ
エチレングリコール類およびポリプロピレングリコール類から選択され、ポリア
ルコキシル化ポリオールエステル類はポリオールエステル1モルあたり約2ない
し約20、好適には約2ないし約4モルのアルキレンオキシド(特にエチレンオ
キシド)を含む。
(4)天然および合成ホスホグリセリド類、糖脂質類およびスフィンゴリピド類
、例えばセレブロシッド類、セラミド類およびレシチン。
ここに適切に使用できる両親媒性界面活性剤の例は、以下に示すようにC8−
C30アルキルおよびアシル含有両性、アニオン性、カチオン性および非イオン性
界面活性剤を含める。
適切な両性界面活性剤としては、例えばN−アルキルアミノ酸(例、N−アル
キルアミノ酢酸ナトリウム)およびN−ラウロイルグルタミン酸コレステロール
エステル(例、Eldew CL−301味の素)などがある。
アニオン性界面活性剤の非制限的例は例えば次のものを含める。アシルグルタ
メート類(例、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム);サルコシネート類(
例、ラウリルサルコシン ナトリウム、Grace,Seppic);タウレート類(例、ラ
ウリルタウレート ナトリウム、メチルココイルタウレート ナトリウム);カ
ルボン酸および塩類(例、オレイン酸カリウム;ラウリン酸カリウム;10−ウ
ンデカン酸カリウム;11−(p−スチリル)−ウンデカン酸カリウム);エト
キシル化カルボキシル塩類(例、カルボキシメチルアルキルエトキシレートナト
リウム);エーテルカルボン酸;燐酸エステルおよび塩類(例、レシチン;DE
A−oleth−10 ホスフェート);アシル イセチオネート類(例、分岐x−
アルカンスルホネート ナトリウム(X/1));スルホスクシネート類(例、
ジブチルスルホ琥珀酸ナトリウム、ジ−2−ペンチルスルホ琥珀酸ナトリウム、
ジ−2−ペンチルスルホ琥珀酸ナトリウム、ジ−2−エチルブチルスルホ琥珀酸
ナトリウム、ジ−ヘキシル−スルホ琥珀酸ナトリウム、ジ−2 エチルヘキシル
スルホ琥珀酸ナトリウム(AOT)、ナトリウム ジ−2−エチルドデシルスル
ホ琥珀酸ナトリウム、ジ−2−エチルオクタデシルスルホ琥珀酸ナトリウム、ジ
オクチルナトリウム、ジオクチルスルホ琥珀酸ナトリウム、laurethスルホ琥珀
酸二ナトリウム(MacKanate El,Mclntyre Group Ltd.);硫酸エステル(例、2
−エチルヘプタ−6−エニル硫酸ナトリウム;11−ヘネイコシル硫酸ナトリウ
ム;9−ヘプタデシル硫酸ナトリウム);アルキルスルフェート類(例、MEA
アルキルスルフェート例えばMEA−ラウリルスルフェートなど)。
カチオン性界面活性剤の非制限的例は、例えばアルキルイミダゾリン類(例、
アルキルヒドロキシエチルイミダゾリン、ステアリルヒドロキシエチルイミダ
ゾリン(供給会社Akzo,FinetexおよびHoechst));エトキシル化アミン類(例
、PEG−nアルキルアミン、PEG−nアルキルアミノプロピルアミン、ポロ
キサミン、PEG−ココポリアミン、PEG−15タローアミン);アルキルア
ミン類(例、ジメチルアルキルアミン;ジヒドロキシエチルアルキルアミンジオ
レエート)を含める。本発明のカチオン性界面活性剤は例えば、第四化合物、例
えばアルキルベンジル ジメチルアンモニウム塩(例、塩化ステアラルコニウム
);アルキルベタイン類(例、ドデシルジメチルアンモニオアセテート、オレイ
ルベタイン);複素環式アンモニウム塩類(例、アルキルエチルモルフォリニウ
ム エトスルフェート);テトラアルキルアンモニウム塩(例、ジメチルジステ
アリル第四塩化アンモニウム(witco));ビス−イソステアラミドプロピルヒ
ドロキシプロピルジアンモニウムクロリド(シェアケミカルズ社からのシェルコ
カット(Schercoquat)21AP);1.8−ビス(デシルジメチルアンモニオ
)−3、6ジオキサオクタン ジトシレート類を含める。
非イオン性界面活性剤の非制限的例は例えば次のものを含める。エトキシル化
グリセリド類;モノグリセリド類(例、モノオレイン;モノリノレイン;モノラ
ウリン;1−ドデカノイル−グリセロール モノラウリン;1,13−ドコセノ
イル−グリセロール モノエルシン);ジグリセリド脂肪酸(例、ジグリセロー
ル モノイソステアレート コスモル(Cosmol)41、フラクション化。Nisshi
n Oil Mills Ltd.);ポリグリセリルエステル類(例、トリグリセロールモノオ
レエート(Grindsted TS−T122)、ジグリセロールモノオレエート(Grin
dsted TST−T101));多価アルコールエステル類およびエーテル類(例
、スクロース ココエート、セトステアリル グルコシド(Montanol,Seppic)
、β オクチル グルコフラノシド エステル類、アルキルグルコフラノシド、
例えばC10−C16(Henkel));燐酸ジエステル類(例、ジオレイル燐酸ナトリ
ウム);アルキルアミド プロピルベタイン(例、ココアミドプロピルベタイン
);アミド(例、N−(ドデカノイルアミノエチル)−2−ピロリドン);アミ
ドオキシド(例、1,1−ジヒドロペルフルオロオクチルジメチルアミン オキ
シド、ドデシルジメチルアミン オキシド、2−ヒドロキ
シドデシルジメチルアミン オキシド、2−ヒドロキシドデシル−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)アミン オキシド、2−ヒドロキシ−4−オキサヘキサデシル
ジメチルアミン オキシド、エトキシル化アミド類(例、PEG−n アシルア
ミド);アンモニオ ホスフェート類(例、ジデカノイルレシチン);アミン(
例、アクチルアミン);アンモニオアミド類(例、N−トリメチルアンモニオデ
カンアミデート)、N−トリメチルアンモニオドデカンアミデート);アンモニ
オカルボキシレート類(例、ドデシルジメチルアンモニオアセテート、6−ジド
デシルメチルアンモニオヘキサノエート)ホスフォンおよび燐酸エステル類およ
びアミド類(例、メチル−N−メチル−ドデシルホスホンアミデート、ジメチル
ドデシルホスホネート、ドデシルメチル メチルホスホネート、N,N,−ジ
メチルドデシルホスホンジアミド);エトキシル化アルコール類;ポリオキシエ
チレン(C8)(例、ペンタオキシエチレン グリコール p−n−オクチルフ
ェニルエーテル、ヘキサオキシエチレン グリコール p−n−オクチルフェニ
ルエーテル、ノナオキシエチレングリコール p−n−オクチルフェニルエーテ
ル);ポリオキシエチレン(C10)(例、ペンタオキシエチレン グリコール
p−n−デシルフェニル エーテル、デシルグリセリル エーテル、4−オキサ
テトラデカン−1,2−ジオール、ノナオキシエチレン グリコール p−n−
デシルフェニルエーテル);ポリオキシエチレン(C11)(例、テトラオキシエ
チレン グリコール ウンデシル エーテル);ポリオキシエチレン(C12)(
例、3,6,9,13−テトラオキサペンタコサン1,11−ジオール、3,6
,10−トリオラドコサン−1,8−ジオール、3,6,9,12,16−ペン
タオキサオクタコサン−1,14−ジオール、3,6,9,12,15−ペンタ
オキサノナコサン−1,17−ジオール、3,7−ジオキサノナデカン−1,5
−ジオール、3,6,12,15,19−ヘキサオキサヘントリアコンタン−1
,16−ジオール、ペンタオキシエチレン グリコール ドデシル エーテル、
モナオキシエチレングリコール p−n−ドデシルフェニルエーテル);ポリオ
キシエチレン(C14)(例、3,6,9,12,16−ペンタオキサオクタコサ
ン−1,14−ジオール、3,6,9,12,15,19−ヘラオキサトリアコ
ンタン−1,7−ジオール);スルホンジイミン類(例、デシルメチル
スルホンジイミン);スルホキシド類(例、3−デシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル メチル スルホキシド、4−デシロキシ−3−ヒドロキシブチル メチ
ル スルホキシド);スルホキシミン類(例、N−メチルドデシル メチル ス
ルホキシミン)。
ここに好適に使用できる有機両親媒性界面活性剤は、ポリオールエステル類お
よびポリアルコキシル化ポリオールエステル類およびそれらの混合物から選択さ
れる親水性部分を有する非イオン性両親媒性界面活性剤である。そのポリオール
は好適には糖C2−C6アルキレングリコール類、グリセロール、ポリグリセロー
ル類、ソルビトール、ソルビタン、ポリエチレングリコール類およびポリプロピ
レングリコール類から選択される。ポリアルコキシル化ポリオールエステルは、
ポリオールエステル1モルあたり約2ないし約20、好適には約2ないし約4モ
ルのアルキレンオキシドを含む。親油性部分は炭素原子約12ないし約30個を
有する長い、飽和または不飽和の分岐鎖−または直鎖親油性鎖、例えばオレイン
、ラノリン、テトラデシル、ヘキサデシル、イソステアリル、ラウリン、ココナ
ッツ、ステアリンまたはアルキルフェニル鎖などから選択される。
ここに使用するのに非常に好ましい有機両親媒性界面活性剤は多価アルコール
エステル類およびエーテル類から選択される。ここに使用するための特に好まし
い両親媒性界面活性剤は糖エステル類およびポリアルコキシル化糖エステル類で
ある。
本発明に使用するための糖エステル類は、糖類部分の1つ以上のヒドロキシル
基がアシルまたはポリオキシアルキレン基によって置換されている環状ポリヒド
ロキシ糖類のヒドロカルビルおよびアルキルポリオキシアルキレンエステルとし
て分類できる。ヒドロカルビル糖エステル類は、公知の方法で、酸または酸ハリ
ドを糖と共に加熱することによって、すなわち単純なエステル化反応によって製
造することができる。
糖エステルの製造に用いる糖は、当業者には公知の単糖、二糖およびオリゴ糖
、例えばグルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトース、アラビノース
およびキシロースの右旋型および左旋型を含める。典型的二糖としてはマルトー
ス、セリビオース、ラクトースおよびトレハロースが含まれる。典型的三糖とし
ては
ラフィノースおよびゲンチアノースが含まれる。ここに用いるには二糖が好まし
く、特にスクロースが好ましい。
スクロースは8個のヒドロキシル基の1つ以上がエステル化され、本発明にお
いて有用なスクロースエステルが作られる。スクロースをエステル化剤と1:1
のモル比で混合すると、スクロースモノエステルが形成される。エステル化剤対
スクロースの比を2:1にすると、ジ−、トリ−、など、最高オクタ−エステル
まで生成する。
ここで好ましい糖エステル類は、エステル化剤対糖のモル比を1:1および3
:1として糖をエステル化することによって生成するものである。すなわちモノ
アシルおよびジ−またはより高次のアシル糖エステルである。特に好適なのは、
アシル置換基が約8ないし約24個、好適には約8ないし約20個の炭素原子お
よび0、1または2つの不飽和部分を含んでいるモノ−、ジ−、およびトリ−ア
シル糖エステル類およびその混合物である。モノアシル−およびジアシル糖エス
テルのなかで、アシル基が約8ないし約20個の炭素原子を含んでいる二糖、特
にスクロースのそれぞれのエステルが特に好ましい。本発明において好適な糖エ
ステルはスクロース ココエート、スクロース モノオクタノエート、スクロー
ス モノデカノエート、スクロース モノラウレート、スクロース モノミリス
テート、スクロース モノパルミテート、スクロース モノステアレート、スク
ロース モノオレエート、スクロース モノリノレート、スクロース ジオレエ
ート、スクロース ジパルミテート、スクロース ジステアレート、スクロース
ジラウレートおよびスクロースジリノレート、およびこれらの混合物である。
スクロース ココエートが本発明の組成物では特に効果的であることが判明した
。モノ−アシルとジ−、トリ−およびより高次のアシル糖エステル類との混合物
において、モノ−およびジ−アシルエステル類は総糖エステル混合物の少なくと
も約40重量%、より好適には約50ないし約95重量%を占めるのが好ましい
。
本発明の組成物に適切に使用できるその他の糖エステル類は、アルキルポリオ
キシアルキレン糖エステル類において、1つのヒドロキシル基がC8−C18アル
キル基で置換され、糖分子上の1つ以上のヒドロキシル基が[(CH2)x−O]y
部分を含むエステルまたはエーテル置換基によって置換されている前記ア
ルキルポリオキシアルキレン糖エステル類である。上記式中xは2から約4まで
の整数、好適には2であり、yは約1から約50までの整数、好適には8−30
ポリオキシアルキレン置換基である。ここで特に好適なのは、ポリオキシアルキ
レン置換基が約8ないし約30ポリオキシエチレン基を含むポリオキシエチレン
置換基である糖エステルである。ソルビタンが糖部分であるこのような材料は商
品名“ツイーン”として市販されている。このような混合エステル類は、先ず最
初に糖を1:1のモル比でヒドロカルビル酸ハリドでアシル化し、その後対応す
るポリオキシアルキレン酸ハリドまたはアルキレンオキシドと反応させて所望物
質を得るという方法で製造される。二糖、特にスクロースの単純ポリオキシアル
キレンエステルであって、ポリオキシアルキレン基が約20までのアルキレンオ
キシド部分を含むものが本発明で有用なもう一つの糖エステル群である。この群
の好適糖エステルは20モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたソルビト
ールトリオレエートである。糖エステルとその他のポリオールエステル、例えば
グリセロールエステルとの混合物もここに使用するのに適する。例としてパーム
油スクログリセリド(Palm Oil Sucroglyseride)(Rhone-Poulenc)がある。
ここに用いる用語“レシチン”は、ホスファチドである物質を意味する。天然
に発生する、または合成のホスファチドを用いることができる。ホスファチジル
コリンまたはレシチンは、燐酸コリンエステルおよび2つの脂肪酸−普通は16
−20炭素と4つまでの二重結合を有する長鎖飽和または不飽和脂肪酸−でエス
テル化されたグリセリンである。ラメラまたは六方晶形液晶を形成できるその他
のホスファチドをレシチンの代わりに、またはレシチンと組み合わせて用いるこ
とができる。これらのホスファチドは、レシチンのように2個の脂肪酸とのグリ
セロールエステルであるが、コリンはエタノールアミン(セファリン)またはセ
リン(−アミノプロパン酸;ホスファチジルセリン)またはイノシトール(ホス
ファチジルイノシトール)に置き換えられている。本発明はレシチンで説明され
ているが、これら他のホスファチドをここに使用できることは理解できる。
種々のレシチンが使用できる。アメリカン・レシチン・カンパニーはナッター
マン(Nattermann)ホスホリピド、ホスホリパン(Phospholipan)80およびホ
サル(Phosal)75を供給している。単独で、またはこれらと組み合わせて使用
できるその他のレシチンは:セントラル・ソーヤからのアクチフラ(Actifla)
シリーズ、セントロカップ(Centrocap)シリーズ、セントラルCa、セントロ
ール(Centrol)シリーズ、セントロレン、セントロレックス、セントロミック
ス、セントロフェースおよびセントロルフィル シリーズ;アメリカン・レシチ
ンからのアルコレク(Alcolec)およびアルコレク439−C;カナダ・パッカ
ースからのカナスパーサ(Canaspers);アメリカン・レシチンからのレキシン
K(LexinK)およびナチピド(Natipide);クリアリー社(W.A.Cleary Co.)
からのL−クリアレート、クリアレートLVおよびクリアレートWDである。レ
シチン類はエタノール、脂肪酸、トリグリセリド類およびその他の溶媒に溶解し
て提供される。それらは供給されたとき、普通はレシチンと15ないし50%範
囲の溶液との混合物である。
天然および合成レシチンを両方共用いることができる。天然レシチンは脂肪種
子、例えばひまわり種子、大豆、べにばな種子および綿の種子などから誘導され
る。レシチンは精製過程に油から分離される。
有機両親媒性界面活性剤はここでは本発明の組成物の安定性およびスキン・フ
ィールの改良のために特に重要であることが判明している。
両親媒性界面活性剤は組成物の約0.1ないし約10重量%、好適には約0.1
ないし約10重量%、より好適には約0.1ないし約8重量%の量がその組成物
に挿入されるのが好ましい。
ソルビタンまたはソルビトール脂肪酸エステルおよびスクロース脂肪酸エステ
ルの混合物を基礎とする脂肪酸エステルブレンドがここでは非常に好ましい。そ
れぞれの場合に脂肪酸はC8−C24が好ましく、C10−C20がより好ましい。保
湿の観点から好ましい脂肪酸エステル乳化剤はソルビタンまたはソルビトールC16
−C20脂肪酸エステルとスクロースC10−C16脂肪酸エステル、特にソルビタ
ン ステアレートおよびスクロース ココエートとのブレンドである。これはI
CIからアリアトン2121の商品名で市販されている。
本発明の組成物の非常に好ましい成分は尿素である。これは組成物重量の約0
.1ないし約20重量%、より好適には約0.5ないし約10重量%、特に好適に
は約1ないし約5重量%の濃度で存在するのが好ましい。
好適実施態様において、油相および有機性両親媒性界面活性剤(存在する場合
)を水中で、上記有機性両親媒性界面活性剤のクラフト温度より高い温度(だが
約60℃より低いのが好ましい)でプレミックスし、液晶/水中油分散系を形成
せしめ、その後尿素を加える。尿素はここでは、両親媒性乳化剤界面活性剤およ
びポリオール脂肪酸ポリエステルと組み合わせたときに、水中油−スキン・ケア
−エマルション組成物の状態で皮膚の保湿および軟化に極めて効果的であること
が見いだされている。その上、驚くべきことに、尿素が加水分解に対してより安
定であり、それによって組成物のpHを高め得ることがわかっている。
3.ビタミンB3成分
本発明の組成物は安全かつ有効な量のビタミンB3化合物も含むことができる
。本発明の組成物は好適には約0.01ないし約約10%、より好適には約0.1
ないし約5%、さらに好適には約0.5ないし約5%、さらにより好適には約1
ないし約5%、最も好適には約2ないし約5%のビタミンB3化合物を含むのが
好ましい。
ここに用いる“ビタミンB3化合物”は下記の式を有する化合物を意味する:
上記式中、Rは−CONH2(すなわちナイアシンアミド)、−COOH(すな
わちニコチン酸)または−CH2OH(すなわちニコチニルアルコール);これ
らの誘導体、および上記のいずれかのものの塩である。
上記ビタミンB3化合物の典型的誘導体は、非血管拡張性ニコチン酸エステル
、ニコチニルアミノ酸、カルボン酸のニコチニルアルコールエステル類、ニコチ
ン酸N−オキシドおよびハイアシンアミドN−オキシドを含めるニコチン酸エス
テル類を含める。
適したニコチン酸エステルは、C1−C22、好適にはC1−C16、より好適には
C1−C6アルコールのニコチン酸エステル類を含める。これらのアルコール
類は直鎖または分岐鎖、環状または非環状、飽和または不飽和(芳香族も含む)
、そして置換または未置換でも適する。エステル類は好適には非血管拡張性であ
る。ここに用いる“非血管拡張性”とは、主題組成物を皮膚に適用した後、普通
は上記エステル類が目に見える発赤反応をおこさないことを意味する(このよう
な化合物が肉眼では見えない血管拡張を起こすかも知れないとはいえ、一般の大
部分の人々は目に見える発赤反応を経験しないものである)。ニコチン酸の非血
菅拡張性エステル類としてはトコフェロール ニコチネートおよびイノシトール
ヘキサニコチネートが含まれる。トコフェロール ニコチネートがより好まし
い。
ビタミンB3化合物のその他の誘導体はアミド基の水素の1つ以上を置換した
結果生じるニコチンアミドの誘導体である。ここに使用できるニコチンアミド誘
導体の非制限的例は、例えば、活性ニコチン酸化合物(例、ニコチン酸アチドま
たは塩化ニコチニル)とアミノ酸との反応によって生成するニコチニルアミノ酸
、および有機カルボン酸(例えばC1−C18)のニコチニルアルコールエステル
類などである。このような誘導体の特殊な例はニコチヌル酸(C8H8N2O3)お
よびニコチニルヒドロキサム酸(C6H6N2O2)を含める。これらは下記の化学
構造を有する:
ニコチヌル酸:
ニコチニルヒドロキサム酸:典型的ニコチニルアルコールエステル類は、カルボン酸、サリチル酸、酢酸、グ
リコール酸、パルミチン酸などのニコチニルアルコールエステル類を含める。こ
こに使用できるビタミンB3化合物のその他の非制限的例は、2−クロロニコチ
ンアミド、6−アミノニコチンアミド、6−メチルニコチンアミド、n−メチル
−ニコチンアミド、n,n−ジエチルニコチンアミド、n−(ヒドロキシメチル
)−ニコチンアミド、キノリン酸イミド、ニコチンアニリド、n−ベンジルニコ
チンアミド、n−エチルニコチンアミド、ニフェナゾン、ニコチンアルデヒド、
イソニコチン酸、メチルイソニコチン酸、チオニコチンアミド、ニアラミド、1
−(3−ピリジルメチル)尿素、2−メルカプトニコチン酸、ニコモル、および
ニアプラジンである。
上記ビタミンB3化合物の例は当業者には公知であり、多くの供給会社、例え
ばシグマケミカル社(St.Louis,MO);ICNビオメディカルス社(Irvin,CA)
およびアルドリッヒ・ケミカル・カンパニー(Milwaukee,WI)から市販されてい
る。
1種類以上のビタミンB3化合物をここに使用できる。好適ビタミンB3化合物
はナイアシンアミドおよびトコフェロール ニコチネートである。ナイアシンア
ミドがより適している。
使用する場合、ナイアシンアミドの塩類、誘導体類および塩誘導体類は、皮膚
状態を整えるここに記載の方法においてナイアシンアミドと同じ効果を有するも
のであるのが好ましい。
ビタミンB3化合物の塩類もここに使用できる。ビタミンB3化合物の塩類の非
制限的例は、有機または無機塩類、例えばアニオン性無機群(例えば塩化物、臭
化物、ヨウ化物、カルボネート好適には塩化物)を有する無機塩類、および有機
カルボン酸塩(モノ−、ジ−およびトリ−C1−C18カルボン酸塩、例えばアセ
テート、サリチレート、グリコレート、ラクテート、マレート、シトレート、好
適にはアセテートのようなモノカルボン酸塩である)を含める。ビタミンB3の
これらのおよびその他の塩類は熟練せる当業者によって、ウェナー(W.Wenner)
が“L−アスコルビン−およびD−ロスアスコルビン酸とニコチン酸およびその
アミドとの反応”(J.Organic Chemistry、14巻、22−26ペ
ージ、1949)に記載している方法で容易に作ることができる。この文献は参
考として本明細書に組み込まれている。ウェナーはナイアシンアミドのアスコル
ビン酸塩の合成を報告している。
好適実施態様において、ビタミンB3化合物の環式窒素は実質上化学的フリー
であり(例えば結合せず、および/または妨害しない)、または皮膚に適用され
た後は実質上化学的フリーとなる(以後、“化学的フリー”の代わりに“非錯化
性(uncomplexed)”とする)。より好適には、ビタミンB3化合物は本質的に非
錯化性である。そのため、この組成物がビタミンB3化合物を塩またはその他の
錯化合物の形で含む場合、その組成物を皮膚に適用したときにはこのような錯化
合物は実質上可逆的であるのが好ましく、本質的に可逆的であるのがより好まし
い。例えばこのような錯化合物は約5.0ないし約6.0のpHでは実質上可逆的
でなければならない。このような可逆性は熟練せる当業者によって容易に確認で
きる。
より好適には、この組成物を皮膚に適用する前には、ビタミンB3化合物は組
成物中で実質上未錯化である。不都合な錯化合物の生成を最小にし、または阻止
する典型的アプローチは、ビタミンB3と実質上非可逆的、またはその他の錯化
合物を形成する物質の排除、pH調節、イオン強度調節、界面活性剤の使用、お
よびビタミンB3化合物とこれと錯化合物を形成する物質とを異なる相に処方す
ることを含める。このようなアプローチは熟練せる当業者の技術水準の範囲内に
十分入る。
こうして、好適実施態様において、ビタミンB3化合物は塩の形を限られた量
だけ含み、より好適にはビタミンB3化合物の塩類を実質上含まない。ビタミン
B3化合物はこのような塩を約50%未満含むのが好ましく、ほとんど含まない
のがより好ましい。約4ないし約7のpHを有する上記組成物中のビタミンB3
化合物は塩の形を約50%未満含むのが普通である。
ビタミンB3化合物は実質上純粋な物質として、或いは天然(例えば植物)資
源から適切な物理的および/または化学的分離によって得られた抽出物として含
まれるかも知れない。ビタミンB3化合物は好適には実質上純粋であり、本質的
に純粋であるのがより好ましい。
4.レチノイド類
好適実施態様において、本発明の組成物はレチノイドも含む。ビタミンB3化
合物およびレチノイドは肌のコンディションの調節に、特に肌の老化の兆候、特
に、細かいしわ、しわ、および凸凹の治療的調節に予想外の恩恵をもたらす。理
論によって束縛されたり制限されるものではないが、ビタミンB3化合物は或る
種のレチノイド類からの、レチノイドの生物学的活性型と思われるトランス−レ
チノイン酸への変換を促進し、肌のコンディショニングを共力的に調節すると考
えられている(すなわち、レチノール、レチノールエステル類、およびレチナー
ルの変換促進)。その上、ビタミンB3化合物は予想に反して、他の場合にはレ
チノイドの局所適用に関連しておこるらしい発赤、炎症、皮膚炎など(しばしば
言及されており、以後はこれを“レチノイド皮膚炎”と呼ぶことにする)を軽減
する。さらに、ビタミンB3とレチノイドとの組み合わせはチオレドキシンの量
および活性を高める傾向がある(チオレドキシンはタンパク質AP−1によるコ
ラーゲン発現レベルを高める傾向がある)。そのため、本発明はレチノイド皮膚
炎の活性レベルを減らし、したがってレチノイド皮膚炎のポテンシャルを減らす
ことができ、他方顕著なプラスの肌コンディショニング効果を維持する。その上
、より高濃度のレチノイドを用いて、不都合なレチノイド皮膚炎を発生させるこ
となく、より大きい肌コンディショニング効果を得ることができる。
ここに用いる“レチノイド”とはビタミンAの天然および/または合成類似体
、または皮膚においてビタミンAの生物学的活性を示すレチノール様化合物並び
にこれらの化合物の幾何学的異性体および立体異性体をすべて含む。レチノイド
は、レチノール、レチノールエステル類(例えばレチノールのC2−C22アルキ
ルエステル類、例えばレチニル パルミテート、レチニル アセテート、レチニ
ルプロピオネートなど)、レチナール、および/またはレチノイン酸(すべての
トランス−レチノイン酸および/または13−cis−レチノイン酸を含める)
などが好ましく、レチノイン酸以外のレチノイドがより好ましい。これらの化合
物は当業者には公知であり、多くの供給会社、例えばシグマケミカル社(St.Lou
is,MO)およびベーリンガーマンハイム(Indianapolis,IN)から市販されてい
る。本発明において有用なその他のレチノイド類は、1987年6月30日発行
のパ
リシュ(Parish)らの米国特許第4,677,120号;1989年12月5日発
行のパリシュらの第4,885,311号;1991年9月17日発行のパーセル
(Purcell)らの第5,049,584号;1992年6月23日発行のパーセル
らの第5,124,356号;および1992年9月22日付けのパーセルらの再
発行特許第34,075号に記載されている。その他の適切なレチノイドはトコ
フェリル−レチノエート(レチノイン酸(トランスまたはシス)のトコフェロー
ルエステル)、アダパレン(6−(3−(1−アダマンチル)−4−メトキシフ
ェニル)−2−ナフトエ酸)、およびタザロテン(エチル6−(2−(4、4−
ジメチルチオクロマン−6−イル)−エチニル)ニコチネート)である。1種類
以上のレチノイドをここに使用できる。好適レチノイドはレチノール、レチニル
パルミテート、レチニルアセテート、レチニルプロピオネート、レチナールおよ
びこれらの組み合わせである。レチノールおよびレチニルパルミテートがより好
ましい。
レチノイドは実質上純粋な物質として含まれても、天然(例えば植物)資源か
ら適切な物理的および/または化学的分離によって得られた抽出物として含まれ
てもよい。レチノイドは実質上純粋であるのが好ましく、本質的に純粋であるの
がより好ましい。
本発明の組成物は以下のような量のレチノイドを含むことができる:すなわち
生成した組成物が肌のコンディションの調整のために安全かつ有効であり、より
好適には肌の目に見えるおよび/または触知できる不連続の調節のために、より
好適には肌の老化兆候の調節のために、さらにより好適には肌の老化による皮膚
組織の目に見えるおよび/または触知できる不連続の調節のために安全かつ有効
な量である。上記組成物は(約)0.005%ないし(約)2%、より好適には
0.01%から約2%までのレチノイドを含むのが好ましい。レチノールは(約
)0.01%ないし(約)0.15%の量の使用が最も好ましい。レチノールエス
テル類は(約)0.01%ないし(約)2%の量(例えば約1%)の使用が最も
好ましい;レチノイン酸は(約)0.01%ないし(約)0.25%の量の使用
が最も好ましい;トコフェリル−レチノエート(レチノイン酸(トランスまたは
シス)のトコフェロールエステル)、アダパレン(6−(3−(1−アダマ
ンチル)−4−メトキシフェニル)−2−ナフトエ酸)およびタザロテンは(約
)0.01%ないし(約)2%の量の使用が最も好ましい。上記組成物がレチノ
イドを含む場合、ビタミンB3化合物は好適には(約)0.1%ないし(約)10
%、より好適には(約)2%ないし(約)5%の量が使用される。
5.pH緩衝剤
本発明の化粧用組成物はpH緩衝剤を含むことができる。pH緩衝剤は諸成分
、特にアスコルビン酸およびその誘導体の分解を防ぎ、製品安定性を高める傾向
がある。最適pHはアスコルビン酸化合物の選択にかかっている。例えば、化粧
用組成物がL−アスコルビル燐酸マグネシウムを含むとき、その組成物の最適p
Hは約7.0から8.0である。ここに適したpH緩衝剤はアセテート、ホスフェ
ート、シトレート、トリエタノールアミンおよびカルボネートを含める。前記作
用物質の組み合わせは、組成物のpHを最適に調節するためによく用いられる。
pH緩衝成分の総濃度はその成分の0.01ないし5.0%、好適には0.5ない
し2.0%である。
6.抗酸化剤
本発明の化粧用組成物は製品安定性を改良するために、特にアスコルビル酸お
よびその誘導体の酸化を阻止する目的で、種々の抗酸化剤も含むことができる。
好適抗酸化剤はd−デルタ トコフェロール、トコフェロール誘導体、例えばト
コフェロールアセテート、−スルフィットおよび−スルフェートなどである。抗
酸化剤の濃度は組成物の0.01ないし5.0%、好適には0.1ないし1.0%で
ある。
7.湿潤剤
皮膚用組成物の使用のために非常に種々様々のその他成分がこの化粧用組成物
に任意に処方できる。これらは湿潤剤、ゲル化剤、および上記のものと共に加え
ることができるその他のものである。
本発明の皮膚用組成物はさらにスキン・ケア組成物の使用のための湿潤剤を含
む。ここに適切に使用できる湿潤剤はソルビトール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、ヘキシレングリコール、エトキシル化グルコース誘導体類、
ヘキサントリオール、グリセリン、グリシン、ヒアルロン酸、アルギニン、アジ
ドユー(NaPCA)、水溶性ポリグリセリルメタクリレート潤滑剤およびパン
テノール類である。好適湿潤剤はここではグリセリン(gricerine)である(グ
リセロールまたはグリセリン(gricerin)としても知られている)。化学的には
グリセリンは1,2,3−プロパントリオールであり、商業上の製品である。こ
の物質の主要ソースの一つは石鹸製造である。グリセリンはモイスチュリゼーシ
ョンを強化する観点から本発明の組成物には特に好ましい。ブチレングリコール
もここに好適に使用できる。モイスチュリゼーションの強化の観点から特に好ま
しいのはグリセリンと尿素との併用である。
本発明の組成物において、湿潤剤は好適には組成物重量の約0.1ないし約2
0重量%、より好適には約1ないし約15重量%、特に約5ないし約15重量%
の量が含まれる。
本発明の組成物に適切に使用できるポリグリセリルメタクリレート潤滑剤はル
ブラジェル(Lubrajel)(RTM)の商品名で、ガーディアン・ケミカル・コー
ポレーション(230 Marcus Blvd.,Hauppage,N.Y.11787)から入手でき
る。一般的に、ルブラジェルは、グリセリン酸ナトリウムとメタクリル酸ポリマ
ーとの反応によって生成する水化物類またはクラスレイト類として説明すること
ができる。その後その水化物またはクラスレイトを少量のプロピレングリコール
で安定化し、その後生成産物をコントロール下で水和する。ルブラジェルは、グ
リセレート対ポリマー比、および粘度の異なる多くのグレードが市販されている
。適切なルブラジェルはルブラジェルTW、ルブラジェルCG、ルブラジェルM
S、ルブラジェルWA、ルブラジェルDVおよびいわゆるルブラジェル油を含め
る。
湿潤剤の少なくとも一部(組成物の約5重量%まで)は粒状の親油性または疎
水性担体物質と混合した形で挿入することができる。その担体物質および湿潤剤
を水性−または分散相どちらかに加えることができる。
このコポリマーは、てかりを減らし、油分をコントロールするのに特に貴重で
ある一方、有効な保湿効果を与えるのに役立つ。この架橋、疎水性ポリマーはコ
ポリマー格子の形であり、少なくとも1種類の活性成分を全体に分散し、そして
このコポリマー格子内に捕捉して含むのが好ましい。或いは上記疎水性ポリマー
は多孔性粒子の形をとり、その表面積は約50ないし500の範囲、より好適に
は100ないし300m2・g-1の範囲であり、活性成分をそのなかに吸収して
含む。
上記架橋疎水性ポリマーは好適には約0.1ないし約10重量%の量が存在し
、外部水相に挿入されるのが好ましい。活性成分は、皮膚相容性オイル類、皮膚
相容性湿潤剤類、皮膚軟化剤類、保湿剤およびサンスクリーン類の1つ以上また
はこれらの混合物である。一実施態様において、ポリマー材料は粉末の形であり
、その粉末は複合粒子系である。その粉末粒子系は格子を形成し、その格子は平
均直径約1ミクロン未満の単位粒子、平均直径約20ないし100ミクロンの範
囲のサイズをもつ融合単位粒子の凝集塊、および平均直径約200ないし1,2
00ミクロン範囲のサイズをもつ融合凝集塊の集合を含む。
この実施態様の粉末材料は広義には、架橋、“吸収後(post absorbed)”1
疎水性ポリマー格子として説明することができる。粉末は、固体、液体または気
体いずれの形でもよい活性成分を封じ込み、そのなかに分散させて含む。上記格
子は粒子形であり、活性物質を担った場合はさらさらした、離散性固体粒子を構
成する。上記格子はあらかじめ決めた量の活性物質を含むことができる。適切な
ポリマーは次のような構造式を有する:上記式中、x対yの比は80:20で、R’は−CH2CH2−、R”は−(CH2
)11CH3である。
疎水性ポリマーは高度に架橋したポリマーであり、より詳細に述べるならば高
度に架橋したポリメタクリレート コポリマーである。この物質はダウコーニン
グ・コーポレーション(Midland,Michigan,USA)によって製造され、ポリトラッ
プ(POLYTRAP)(RTM)の商品名で売られている。それは超軽量のさ
らさらした白色粉末であり、それらの粒子は高レベルの親油性液体および若干の
疎水性液体を吸収することかできる一方、同時にさらさらした粉末特性を保持す
る。この粉末構造は1ミクロン未満の単位粒子の格子からなり、それが融合して
20ないし100ミクロンの凝集塊になっている。その凝集塊がゆるく集合して
約200ないし約1200ミクロンサイズに集合する。上記ポリマー粉末はその
重量の4倍もの液体、エマルション、分散系または溶融固体を含むことができる
。
ステンレス鋼性混合ボールおよびスプーンを用いて上記ポリマー粉末への活性
物質の吸着を行うことができる。その際、活性成分をその粉末に加え、スプーン
を用いて活性成分をポリマー粉末にしずかに折り込む。低粘度液は、この液をそ
のポリマーを含む密封可能の容器に加え、粘稠度が生ずるまでそれら物質を混合
することによって吸着される。より念入りな混合装置、例えばリボン−またはツ
イン−コーン ブレンダーも用いることができる。ここで好適に使用できる活性
成分はグリセリンである。湿潤剤:担体の重量比は約1:4から約3:1までで
あるのが好ましい。
高度に架橋されたポリメタクリレートコポリマーとしては、マイクロスポンジ
(Microsponges)5647も適している。これは架橋疎水性ポリマーの概ね球形
の粒子の形をとり、孔のサイズは約0.01ないし約0.05μmで、表面積は2
00−300m2/gである。ここでも、上記の濃度の湿潤剤を担うのが好まし
い。
8.親水性増粘剤
本発明の皮膚用組成物はスキン・ケア組成物の使用のための親水性増粘剤も含
むことができる。親水性増粘剤は好適には約0.01ないし約10%、より好適
には約0.02ないし約5%の濃度で含まれる。親水性増粘剤は好適には最低約
4000mPa.s、より好適には最低約10,000mPa.sほよび特に最低
20,000mPa.s.の粘度(20℃、ブルックフィールドRVT)を有する
。
好適には、親水性増粘剤は一般的に水溶性またはコロイド水溶性ポリマーとし
て説明することができ、セルロースエーテル類(例えばヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルアルコール、ガールゴム、ヒドロキシプロピル ガール
ゴムおよびキサンタンゴムを含める。
本発明に適切に使用できる親水性増粘剤はコロイド水分散性無機クレー増粘剤
である(コロイドクレー増粘剤)。このようなコロイドクレー増粘剤の例として
はカオリナイト、モントモリロナイト、ゼオライト、ヘクトライト、スメクタイ
ト、サポナイトを含める、ただしこれらに制限されるものではない。好適コロイ
ドクレー増粘剤は、化学的に含水珪酸マグネシウムと同定された合成ヘクトライ
ト(商品名:ラポナイト)である。水相が高濃度の電解質を含む場合は、ピロホ
スフェート、スルフェート、アクリレート、カルボネートおよびホスフェートな
どのしゃく解剤(peptizer)を前記クレー増粘剤と共に加えるのが好ましい。
その他の親水性増粘剤はアクリル酸/エチルアクリレート コポリマー類、お
よびB.F.グッドリッチ・カンパニーからカーボポール樹脂の商品名で売られて
いるカルボキシビニルポリマー類である。これらの樹脂は実質上、例えばポリア
リルスクロースまたはポリアリルペンタエリスリトールなどの架橋剤0.75%
ないし3.00%で架橋された、コロイド水溶性ポリアルケニルポリエーテル架
橋アクリル酸ポリマーからなる。例としてカーボポール934、カーボポール9
40、カーボポール941、カーボポール950、カーボポール954、カーボ
ポール980、カーボポール951およびカーボポール981などが挙げられる
。カーボポール934は、各スクロース分子につき平均約5.8のアリル基を有
するスクロース ポリアリルエーテル約1%で架橋された水溶性アクリル酸ポリ
マーである。
好適には、ここに適切に使用できるのは、両親媒性を有する疎水性改質−架橋
アクリル酸ポリマーであり、これらは商品名カーボポール1382、カーボポー
ル1342、カーボポールETD2020、およびペムレンTR−1(CTFA
命名法:アクリレート/10−30アルキルアクリレート クロスポリマー)と
して入手できる。最も好ましいポリマーはカーボポールETD2020である。
ポリアルケニル ポリエーテルで架橋されたアクリル酸のポリマーと、疎水性に
変性されたアクリル酸の架橋ポリマーとの組み合わせも適しており、ここに好適
に使用できる。ここに使用されるケル化剤は、室温および高められた温度どちら
においてもすぐれた安定性を与えるという点で特に貴重である。
9.その他
上に開示したもの以外の皮膚用組成物成分としては、D−パンテノールなどの
パンテノール保湿剤;サリチル酸のような角質分解剤/剥離剤;タンパク質類お
よびポリペプチド類およびそれらの誘導体;水溶性または可溶性保存料、好適に
は約0.1ないし約5%濃度の例えばGermall115、ヒドロキシ安息香酸のメチ
ル、エチル、プロピルおよびブチルエステル、ベンジルアルコール、EDTA、
Euxyl(RTM)K400、プロモポル(2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1
,3−ジオール)およびフェノキシプロパノールなど;抗菌剤、例えばイルガサ
ン(RTM)およびフェノキシエタノール(好適には0.1%から約5%まで)
;溶解性またはコロイド溶解性保湿剤、例えばヒアルロン酸および澱粉−グラフ
ト−ポリアクリル酸ナトリウム、例えばセラニーズ・スーパーアブソーベント・
マテリアルズ(Celanese Superabsorbent Materials)(Portsmith、VA、USA)か
ら市販され、USA−A−4076663に記載されているサンウェット(RT
M)IM−1000、IM−1500およびIM−2500など;ビタミンA、
ビタミンC、ビタミンEおよびビタミンKなどのビタミン類;アルファーおよび
ベータヒドロキシ酸;アロエベラ;スフィンゴシン類およびフィトスフィンゴシ
ン類、コレステロール;肌を明るくし、なめらかにする製剤;N−アセチルシス
テイン;着色剤;香料および香料溶解剤および付加的界面活性剤/乳化剤、例え
ば脂肪アルコール エトキシレート類、エトキシル化ポリオール脂肪酸エステル
類;この際ポリオールはグリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコー
ル、ソルビトール、ソルビタン、ポリプロピレングリコール、グルコースおよび
スクロースから選択できる。例としてアルコール1モルあたり平均10ないし2
00モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたグリセリル モノヒドロキシ
ステアレートおよびステアリルアルコール、そしてPEG−6カプリル/カプリ
ン グリセリド類がある。
本発明の化粧用組成物は日焼け止め組成物にも使用できる。非常に種々様々の
日焼け止め剤が1992年2月11日発行のハフィー(Haffey)らの米国特許第
5,087,445号;1991年12月17日発行のチュマー(Tumer)らの米
国特許第5,073,372号;1991年12月17日発行のチュマーらの米国
特許第5,073,371号;およびセガリン(Segarin)、化粧品科学およびテ クノロジー(Cosmetics Science and Teclmology)
、VIII章、189ページ
および次ページ、に記載されている。本発明の組成物に有用な日焼け止め剤のな
かで好適なのは次のものから選択される:2−エチルヘキシルp−メトキシシン
ナメート、2−エチルヘキシルN,N−ジメチル−p−アミノベンゾエート、p
−アミノ安息香酸、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、オクト
クリレン、オキシベンゾン、ホモメンチル サリチレート、オクチル サリチレ
ート、4、4’−メトキシ−t−ブチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピル
ジベンゾイルメタン、3−ベンジリデン カンファー、3−(4−メチルベンジ
リデン)カンファー、二酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化鉄、パーソル(Pa
rsol)MCX、オウソレックス6300、オクトクリレン、パーソル1789、
およびこれらの混合物。
その他の有用な日焼け止め剤は、1990年6月26日発行のサバテリ(Saba
telli)の米国特許第4,937,370号;および1991年3月12日発行の
サバテリらの米国特許第4,999,186号に記載されているものである。そこ
に開示された日焼け止め剤は単一分子内に、異なる紫外線吸収スペクトルを示す
2つの異なる発色団部分を有する。発色団部分の一つは圧倒的にUVB照射範囲
で吸収し、他の発色団はUVA照射領域で強く吸収する。これらの日焼け止め剤
は従来の日焼け止め剤に比べてより効率的なより広いUV吸収、より低い皮膚浸
透性およびより長時間持続する効果を与える。これらの日焼け止め剤の特に好ま
しい例は、2、4−ジヒドロキシベンゾフェノンの4−N,N−(2−エチルヘ
キシル)メチルアミノ安息香酸エステル、4−N,N−(2−エチルヘキシル)
メチルアミノ安息香酸の4−ヒドロキシジベンゾイルメタン エステル;2−ヒ
ドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゾフェノンの4−N,N−(2
−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステルから選択されるものを含める
。
一般に、日焼け止め剤はここで有用な組成物の約0.5%ないし約20%を占
めることができる。正確な量は選択される日焼け止め剤によって、そして所望の
日光防御因子(SPF)によって変化する。SPFは紅斑を防ぐための日焼け止
め剤の光防御の尺度として一般に用いられる。フェデラル・レジスター(Federa l Register)
43巻、166号、38206−38269ページ(1978年8
月25日)を参照されたい。
本発明の組成物はさらに約0.1ないし約5重量%のアルミニウム澱粉オクテ
ニルスクシネートを含むことができる。アルミニウム澱粉オクテニルスクシネー
トは無水オクテニル琥珀酸と澱粉との反応産物のアルミニウム塩であり、ナショ
ナル スターチ&ケミカル社からドライフロ(Dry Flo)の商品名で市販されて
いる。ドライフロはスキン・フィールおよび使用特性の観点から本組成物には有
用である。
日焼け止め剤のためのその他のものとしては顔料があり、それは、水不溶性で
ある場合、油相成分の総濃度に貢献し、そのなかに含まれる。本発明の組成物に
適切に使用できる顔料は有機性および/または無機性でよい。用語“顔料”には
、艶消仕上げ剤や光散乱剤のような低レベルの着色またはつやを有する物質も含
まれる。適した顔料の例は酸化鉄、アサイグルタメート酸化鉄、ウルトラマリン
ブルー、D&C染料、カルミン、およびこれらの混合物である。組成物の種類に
よって、顔料混合物が通常用いられる。保湿、肌の感触、肌の外観およびエマル
ション相容性の観点からここに好適に用いられるのは処理ずみ顔料である。顔料
はアミノ酸、シリコーン、レシチンおよびエステル油などの化合物で処理できる
。
実施例
下記の実施例は本発明の範囲内の実施態様をさらに説明し、明らかにする。こ
れら実施例は説明の目的にのみ与えられるものであり、本発明を制限するもので
はない。それは、本発明の精神および範囲を逸脱することなくその多くの変更が
可能だからである。
以下に示す諸成分は当業者には公知の一般的方法によって作られる。適した方
法および処方は次の通りである:実施例1−3
本発明の化粧用組成物は下記の成分から一般的処方技術を用いて作られる。 1糖の脂肪酸エステル:上記のような、糖と1つ以上のカルボン酸部分とのC1−
C30モノエステルまたはポリエステル、好適にはエステル化度が7−8であり、
脂肪酸部分がC18モノ−および/またはジ−不飽和およびベヘンであり、不飽和
:ベヘンが1:7ないし3:5である糖ポリエステル、より好適には分子中に約
7のベヘン脂肪酸部分と約1のオレイン酸部分がある糖オクタエステル、例えば
SEFAコットネートのような綿実油脂肪酸の糖エステル。
上記の化粧用組成物は次のようにして適切に作られる:
(1)水化珪酸マグネシウムの水分散系を作り、その分散系を約75℃まで加熱
する;
(2)(1)とクエン酸ナトリウム、Mg L−アスコルビル ホスフェート、
ナイアシンアミド以外の水溶性内容物を溶解し、その溶液を約75℃まで加熱す
る;
(3)(1)と(2)を混合し、約75℃の温度に保つ;
(4)界面活性剤、オイル内容物およびシリコーンを約80℃に加熱する;
(5)混合物(4)を水相(3)に加え、その後高圧均質化を行う;
(6)混合物(5)が約40℃以下に冷めた後、L−アスコルビル燐酸マグネシ
ウム、クエン酸ナトリウム、およびナイアシンアミドの水溶液を別に作り、これ
を加える。
前記実施例によって開示され、明らかにされた実施態様は多くの利点を有する
。例えば、それらは肌の明るさおよび/またはなめらかさのような肌の感触、並
びに肌のすべすべ感、肌のソフトさおよびスキン・ケア特性を改良し、あぶら性
を減らし、すぐれたすりこみ性および速やかな吸収特性を提供することができる
。本発明の実施例および実施態様の前記の詳細な記載は単に説明のために与えら
れたものであり、本発明の精神および範囲から逸脱することなく多くの変更およ
び変化が可能であることは熟練せる当業者には明らかであり、このような明白な
変更および変化は添付の請求の範囲に含まれるものであることは理解される。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Cosmetic composition
Field of the invention
The present invention relates to cosmetic compositions. More specifically, the present invention
Is a softer skin with an improved effect of lightening and / or flattening the skin
, A cosmetic composition which provides smoothness, abrasion and absorption properties.
Background of the Invention
The skin is composed of keratin and collagen fibrous proteins that form the skeleton of the skin structure.
It is made up of several layers of cells that cover and protect the quality. Outermost of these layers
What is called the stratum corneum is a 25 nm tamper surrounded by an 8 nm thick layer.
It is known that it consists of bundles. Anionic surfactants and organic solvents are commonly used
It passes through the stratum corneum membrane and is defatted (ie, the removal of lipids from the stratum corneum).
Destroy the unity of This destruction of the morphology of the skin surface gives a rough feeling and finally
Is irritating due to the interaction of keratin with its surfactant or solvent
.
In addition to treating rough and / or damaged skin, skin darkening and
Cures hyperpigmentation, such as senile spots, freckles, and mottled brown spots
Is one of the unmet needs of consumers. Purple as a result of exposure to sunlight
The outer line promotes melanin complex formation in melanocytes in the basal layer of the epidermis.
Proven to be advanced. Is generated melanin a dendritic melanocyte?
And then diffuses into keratinocytes, causing hyperpigmentation of the skin, e.g.
Freckles, spots and undesirable systemic dark spots and / or underlying skin
Causes roughness.
Currently, L-ascorbic acid is a component that enriches vitamin C, an essential nutrient.
Not limited to this, it is used for various applications. Due to chemical structure and physiological activity, L-
Ascorbic acid and its derivatives are acidulants, reducing agents, antioxidants, bleaches, and
Various chemical reagents, as food and beverage stabilizers;
In medicine, for example, prophylactic and therapeutic agents for viral diseases, bacterial diseases and malignancies
In medicine; and even for example substances that refine the skin and / or lighten the skin,
Reducing agents, UV-absorbers and melani in cosmetics, including smoothing substances, etc.
It is believed to be useful as an enzyme production inhibitor.
However, the use of L-ascorbic acid and its derivatives in various applications is
, Especially in skin care products.
This is due to the undesired aesthetic value of the product due to L-ascorbic acid (ie
Occasional sticky feeling remains), mainly decomposition of L-ascorbic acid and acid
Due to the decrease in physiological activity due to hydration or low physical stability of the composition.
You.
Based on the above, the desired skin whitening effect and excellent product aesthetic sensation, such as
Skin and skin smoothness, abrasion and absorption properties, as well as physical and
There is a need for a cosmetic composition that has both good product stability from a chemical and chemical perspective.
You.
Summary of the Invention
The present invention
(A) a liquid polyol having a polyol moiety and at least four carboxylic acid moieties;
Wherein the polyol moiety comprises about 4 to 8 hydroxy groups;
Selected from sugars and sugar alcohols containing a carboxylic acid moiety, each carboxylic acid moiety having about 8
The liquid polyol carboxylate has about 22 carbon atoms and has about 3 carbon atoms.
Has a complete melting point below 0 ° C
Said liquid polyol carboxylic acid ester;
(B) represented by the following formula (I):
In the above formula, R1Is H or CHThreeSelected from RTwo, RThreeAnd RFourIs C1-C20
Is independently selected from straight or branched chain alkyl, and x is an integer of 1-20
A compound represented by the formula (II):In the above formula, RFiveIs optionally hydroxyl or C1-CFourFrom alkyl-substituted benzyl
Selected, R6Is C1-C20A compound selected from branched or straight chain alkyl; and
And their mixtures
An emollient selected from; and
(C) ascorbic acid compound
A cosmetic composition comprising:
Detailed description of the invention
This specification concludes with claims which particularly point out and distinctly claim the invention.
However, it is believed that the present invention will be better understood from the following description.
All percentages and ratios used hereinafter are based on the total composition unless otherwise noted.
By weight.
All measurements shown here are performed at 25 ° C. unless otherwise stated.
All percentages, ratios and levels of components shown herein are not specified.
As far as the actual amount of the component is concerned, as a solvent, filler or commercial product
Other materials combined with the above components are not included.
All publications, patent applications, and issued patents mentioned herein remain intact.
Incorporated herein by reference. The citation of any reference is prior art to the present invention.
Does not tolerate a decision on what to do.
As used herein, “comprising” affects the end result.
Means that no other steps and other ingredients can be added.
The term “consisting of” and “substantially ...
"Consisting essentially of".
The cosmetic composition of the present invention comprises (a) a liquid polyol carboxylate, and (b) a skin.
Emollients and (c) skin lightening and / or smoothing substances (evenness
agent). Such a composition provides a pleasant skin lightening and / or smoothness
The skin conditioning feeling, such as soft skin, smooth skin
Along with abrasion and absorption properties.
The term "skin conditioning feeling" as used herein refers to
The overall feel of the skin when applied. Products applied to the skin penetrate the stratum corneum of the skin
To provide the desired benefits to the skin. The term used here, leather
"Benefits" to skin include skin whitening and / or smoothing, moisturizing
(Moisturizing), moist (ie the ability to retain moisture or moisture on the skin), emollient,
Improved aesthetics of skin surface, smoothness of skin, softness of skin, skin feel
Skin conditioner, including (but not limited to) improvements to skin
Including shocking effect.
As used herein, the term "perfect melting point" refers to the well-known differential scanning calorimetry (DSC).
Thus, it means the measured melting point. Complete melting point is baseline, ie specific heat line
, And the line at which the line tangent to the trailing edge of the endothermic peak intersects. In the present invention
To measure the complete melting point, a scan temperature of 5 ° C./min is generally suitable. However,
More frequent running for skilled analytical chemists in this field in particular environments.
It should also be acknowledged that the exploration speed is appropriate. To measure the complete melting point
The DSC method of U.S. Pat.
, 306, 514. This is incorporated herein by reference.
The term “non-occlusive” as used herein is described in this way.
Does not or does not block the passage of air and moisture through the skin surface
Means not.
A. Liquid polyol carboxylate
Important components of the cosmetic compositions of the present invention include liquid polyol carboxylic esters.
I mean.
The liquid polyol carboxylate of the present invention is preferably present in the composition at about 0.01%.
About 20% by weight, more preferably about 0.1 to about 15% by weight, and particularly preferred
Is present from about 1 to about 10% by weight. The concentration of the polyol ester in the composition
From about 1 to about 30% by weight of the oil, more preferably from about 5 to about 20% by weight.
% By weight. In terms of improving the softness and smoothness of the skin, liquid
The weight ratio of carboxylic acid polyol ester to emollient is preferably from about 5: 1 to
It ranges from about 1: 5, more preferably from 2: 1 to about 1: 2.
Polyol esters which can be suitably used here are non-occlusive liquids or liquefiable
Riol carboxylate. These polyol esters are
Or one or more carboxylic acid radicals or moieties.
Derived from In other words, these esters are partly derived from polyols.
And one or more moieties derived from a carboxylic acid. These carboxylic acids
Esters can also be referred to as liquid polyol fatty acid esters. Because of skill
Those skilled in the art will use these terms, carboxylic acid and fatty acid interchangeably.
This is because there are many cases.
The preferred liquid polyol polyesters used in the present invention have at least four fatty acids.
Certain polyols esterified with fatty acid groups, especially sugars or sugar alcohols
including. Thus, the starting material for the polyol is at least four esterifiable hydrides.
Must have a roxyl group. Examples of suitable polyols are monosaccharides and disaccharides
Including sugars, and sugar alcohols. Example of a monosaccharide containing four hydroxyl groups
Is xylose and arabinose, and is a 5-hydroxy derivative derived from xylose.
There is a sugar alcohol containing a sil group, namely xylitol. Monosaccharide erythrose
It is not suitable for the practice of the present invention. Because it contains only three hydroxyl groups
Yes, but sugar alcohols derived from erythrose,
Tritol contains four hydroxyl groups and can therefore be used. Appropriate 5 h
Droxyl-containing monosaccharides are galactose, fructose, and sorbose.
You. Hydrolysates of sucrose and those derived from glucose and sorbose
A sugar alcohol containing six OH groups, such as sorbitol, is also suitable. Can be used
Examples of disaccharide polyols include maltose, lactose, and sucrose. This
They all contain eight hydroxyl groups.
Preferred polyols for preparing polyesters for use in the present invention are erythritol.
Litol, xylitol, sorbitol, glucose, and sucrose
Group. Sucrose is particularly preferred.
The polyol starting material having at least four hydroxyl groups has at least
Four -OH groups are esterified with a fatty acid containing about 8 to about 22 carbon atoms.
You. Examples of such fatty acids are capryl, caprin, laurin, myristic.
, Myristol, palmitin, palmitol, stearin, olein
-, Ricinol-, linole-, linolene-, eleostearin-, araquine-
, Arachidone-, behen-, and erucic acid. These fatty acids are natural or
Can be derived from synthetic fatty acids; they can be saturated or unsaturated,
Includes positional and geometric isomers. However, liquids that can be suitably used here
The minimum amount of fatty acids inserted into the polyester molecule to provide
About 50% must be unsaturated. Olein and linolenic acid, and this
Mixtures of these are particularly preferred.
The polyol fatty acid polyesters useful in the present invention have at least four fatty acid esters.
Must contain steal groups. All of the hydroxyl groups of the polyol are fat
It is not necessary for the polyester to be esterified with an acid, but at most two non-esters
It preferably contains a functionalized hydroxyl group. Virtually all hydroxy in the polyol
Is esterified with a fatty acid, that is, the polyol moiety is substantially completely
Most preferably, it is esterified. Fats esterified to polyol molecules
The fatty acids may be the same or mixed, but in order to provide fluidity as described above,
A significant amount of unsaturated acid ester groups must be present.
As an explanation of the above points, sucrose fatty triesters are used here.
Not suitable for Because it doesn't contain the necessary four fatty acid esters
It is. Sucrose tetrafatty acid esters may be suitable, but
No. Because it has more than one non-esterified hydroxyl group
. Sucrose-hexa-fatty acid esters are preferred because they contain more than one
This is because there is a non-esterified hydroxyl group below. All hydroxyl groups
Highly preferred compounds which have been esterified are liquid sucrose-octa-substituted fats.
Fat
Includes acid esters.
The following is a description of a specialty containing at least four fatty acid ester groups that can be suitably used in the present invention.
Non-limiting examples of riol fatty acid polyesters: glucose tetraolee
Glucose, soybean oil fatty acid (unsaturated) glucose tetraoleate, mixed soybean oil
Mannose tetraesters of fatty acids, galactose tetrae of oleic acid
Stels, arabinose tetraesters of linoleic acid, xylose tetra
Linoleate, galactose pentaoleate, sorbitol tetraolee
Sorbitol hexaesters of unsaturated soybean oil fatty acids, xylitol
Nantaoleate, sucrose tetraoleate, sucrose pentaoleate
Sucrose hexaoleate, sucrose hepatoleate, sucrose
Octaoleate, and mixtures thereof.
As noted above, very preferred polyol fatty acid esters are those in which the fatty acid is about 1%.
It contains from 4 to about 18 carbon atoms.
Preferred liquid polyol polyesters that can be suitably used here are about 30 ° C. or lower.
Below, preferably having a complete melting point below about 27.5 ° C, more preferably below about 25 ° C.
. The complete melting point reported here is determined by Differential Scanning Calorimetry (DSC)
.
Polyol fatty acid polyesters that can be suitably used here are available to those skilled in the art.
Can be produced by various known methods. These methods include:
: Molten, ethyl or glycerol fatty acids with polyols using various catalysts
Transesterification with an ester; acylating the polyol with a fatty acid chloride;
Acylation with anhydrous fatty acids; and acylation of polyols with fatty acids themselves. US special
No. 2,831,854; Jandacek, issued January 25, 1977
U.S. Pat. No. 4,005,196; Jandasek, issued Jan. 25, 1977.
US Patent No. 4,005,196referenceI want to be.
B. Emollient
The second essential component of the cosmetic composition of the present invention is represented by the following formula (I):In the above formula, R1Is H or CHThreeSelected from RTwo, RThreeAnd RFourIs C1-C20straight
A compound independently selected from a chain or branched alkyl, wherein x is an integer of 1-20
object;
Represented by formula (II):
R in the above formulaFiveIs optionally hydroxy or C1-CFourSelect from alkyl-substituted benzyl
And R6Is C1-C20Compounds selected from branched or straight-chain alkyls;
And emollients selected from mixtures thereof.
Here, those preferably used are represented by the general formulas (I) and (II),
Medium, R1Is H and RTwo, RThree, RFourIs independently C1-CFourSelected from straight chain alkyls,
x is 10-18, RFiveIs unsubstituted benzyl and R6Is C12-C15Archi
Emollients that are
Suitable emollients of the above type are methyl isostearate,
Tearate, C12-C15Alkyl benzoate, isostearyl neopentanoe
Include, but are not limited to,
It is particularly suitable for use here, especially from the viewpoint of obtaining softness and smoothness of the skin.
Can be used for methyl isostearate, C12-C15Alkyl benzoate and
And mixtures thereof.
Emollients may be present in the compositions of the present invention at about 0.1% to about 10% by weight of the composition,
More preferably from about 0.1% to about 5%, particularly preferably from about 1% to about 3%.
You.
C. Ascorbic acid compound
The third essential component of the cosmetic composition of the present invention is an ascorbic acid compound. Ass
Corbic acid compounds are compatible with other components, especially liquid polyols
It is selected for its compatibility with acid esters and emollients. Ascorbin oxidation
The compound may be a substantially pure material or a suitable physical material from natural resources (eg, plants).
And / or as an extract obtained by a chemical separation method. Ascor
Preferably, the vinic acid compound is substantially pure, more preferably essentially pure.
Good.
The cosmetic composition of the present invention comprises from about 0.01% to about 20%, preferably about 0.1%.
About 10%, more preferably about 1% to about 5% ascorbic acid compound
.
Without being bound by theory, the high reducing power of ascorbic acid compounds
Is thought to promote cell respiration, enzyme activation and antioxidation. Therefore,
Topical application of scorpic acid compounds is based on the oxidized melanin complex itself and its
Decreases precursors and blocks tyrosinase activity in melanoson, thereby
Senile stains, spots and buckwheat due to inhibition of lanin production and hyperpigmentation of the skin
Benefits the skin, such as reduced skin loss.
The “ascorbic acid compound” used herein is represented by the formula (III):
Wherein V and W are independently -OH; R is -CH (OH) -CHTwoO
A compound which is H; a derivative thereof; and a salt of any of the foregoing.
The ascorbic acid compound used here is preferably ascorbate.
No. Ascorbate, as used herein, is generally understood by those of skill in the art.
Known non-toxic alkali metal, alkaline earth metal and ammonium salts.
Sodium, potassium, lithium, calcium prepared by methods known to those skilled in the art
Including magnesium, barium, ammonium and protamine salts
(But not limited to these).
More preferably, the ascorbate used herein is represented by the following formula (IV):
And
In the above formula, R7And R8Is independently hydrogen; a straight or branched chain of 1 to 8 carbon atoms.
M is a metal; x is an integer from 1 to about 3;
Acid metal salt. More preferably, R7And R8Is independently hydrogen or carbon atom
M is selected from one to three straight or branched alkyl; M is sodium, potassium
, Magnesium and calcium.
Examples of other suitable ascorbates having formula (IV) are ascorbic acid
Monovalent metal salts (eg, sodium ascorbate, potassium ascorbate),
Valent metal salts (eg, magnesium ascorbate, calcium ascorbate) and
And trivalent metal salts (eg, aluminum ascorbate).
Preferably, ascorbic acid used herein is represented by the following formula (V):
In the above formula, A is a sulfate or a phosphate;9And RTenIndependently
M is a metal selected from hydrogen, linear or branched alkyl of 1 to 8 carbons;
Y is a water-soluble ascorbyl ester which is an integer of 1 to 3. More suitable
R9And RTenIs independently hydrogen, a straight-chain or branched alkyl having 1 to 3 carbon atoms.
M is sodium, potassium, magnesium and calcium
Certain water-soluble ascorbyl esters.
A typical water-soluble salt derivative is an L-ascorbyl phosphate ester salt. An example
For example, sodium L-ascorbyl phosphate, L-ascorbyl phosphate
Potassium, magnesium L-ascorbyl phosphate, L-ascorbyl phosphate
Calcium phosphate, aluminum L-ascorbyl phosphate, etc.
However, the present invention is not limited to these. L-ascorbyl sulfate ester salt
Can also be used as a water-soluble ascorbic acid derivative. An example is sodium
L-ascorbyl sulfate, potassium L-ascorbyl sulfate, ma
Gnesium L-ascorbyl sulfate, calcium L-ascorbyl
Sulfate and aluminum L-ascorbyl sulfate.
D. Other ingredients
The cosmetic composition of the invention is used for all suitable purposes, especially for skin
it can. More specifically, the skin care composition comprises creams, lotions
, Gel and the like. Preferably, the cosmetic composition of the present invention comprises one or more
The upper oil phase is in the form of an oil-in-water emulsion in which each oil phase has a single oily component
Or a miscible or homogeneous mixture of oily components, but these different oil phases
Include different materials or mixtures of materials. Preferably the oil phase in the composition according to the invention
The overall concentration of the composition is from about 0.1 to about 60% by weight, preferably from about 1 to about 30% by weight.
%, More preferably from about 1 to about 10% by weight.
The pH of the composition of the present invention is preferably from about 6 to about 9, more preferably from about 7 to about 9.
8.0.
The remainder of the composition is water or an aqueous carrier suitable for topical application to the skin.
The water content of the compositions of the present invention is generally from about 30 to about 98.89%, preferably
It is about 50 to about 95% by weight, particularly preferably about 60 to about 90% by weight.
The composition of the present invention may be a moisturizing cream or
It is preferably in the form of a lotion.
1. silicone
Preferably, the cosmetic composition of the present invention comprises all or part of the oil phase or oil phases mentioned above.
As comprising a crosslinked polyorcasosiloxane polymer and silicone oil
A first silicone-containing phase is included. The composition then comprises a crosslinked silicone and a silicone.
Oil in combination with 0.1 to about 20% by weight of the composition, preferably about 0.5%.
To about 10% by weight, more preferably from about 0.5 to about 5% by weight.
The first silicone-containing phase comprises about 10 to about 40% by weight of the first silicone-containing phase
And more preferably about 20 to about 30% by weight of the crosslinked polyorganosiloxane polymer.
About 60 to about 90% by weight of the first silicone-containing phase, preferably about 70%
About 80% by weight of silicone oil.
Crosslinked polyorganosiloxane polymer is a polyorganosiloxane crosslinked by a crosslinking agent.
Contains siloxane polymer. Crosslinking agents for use here are crosslinked silicones
Include any crosslinking agents that are useful for manufacturing. Suitable crosslinking agents have the general formula:
Includes:
1.1. R in the above formula1Is methyl, ethyl, propyl or phenyl, RTwoIs H
Is-(CHTwo)nCH = CHTwoWhere n ranges from about 1 to about 50
And z ranges from about 1 to about 1000, preferably from about 1 to about 100
And R is an alkyl group of 1 to 50 carbon atoms.
Preferably, the crosslinking agent has the general formula:
R in the above formula1, RTwoAnd z are as described above.
In a particularly preferred embodiment, the crosslinking agent has the general formula:
Wherein z ranges from about 1 to about 1000, preferably from about 1 to about 100.
Range.
The crosslinked polysiloxane polymer is preferably about 1 to about 1% of the crosslinked polysiloxane polymer.
0 to about 50% by weight, more preferably about 20 to about 30% by weight of crosslinker
.
Any polyorganosiloxane that can be properly used in skin care compositions
Remar can also be used here. Polyorganosiloxane poly which can be used here
Rimmer is represented by the following general formula:
In the above formula, R1Is methyl, ethyl, propyl or phenyl and RTwoIs H or-
(CHTwo)nCH = CHTwoWhere n ranges from about 1 to about 50;
RThreeAnd RFourIs independently selected from methyl, ethyl, propyl and phenyl
, R is an end-gap, eg, one carbon atom optionally substituted with hydroxyl
50 alkyl groups, preferably alkyl groups of 1 to 5 carbon atoms, more preferably
Is an alkyl group of 1 or 2 carbon atoms and p is from about 1 to about 2000
An integer in the range, preferably an integer in the range from about 1 to about 500, wherein q is from about 1 to
It is an integer in the range of up to about 1000, preferably in the range of about 1 to about 500.
In a preferred embodiment, the polyorganosiloxane is a polyorganosiloxane having the general structure
Selected from:
In the above formula, R1, RTwo, RThree, RFour, P and q are defined as above.
P and q reflect the number of Si-O bonds in the polymer chain as defined here
Then R1And RTwoAnd RThreeAnd RFourIs from one monomer unit to the next monomer unit
It can change to places. For example, polyorganosiloxane poly which can be suitably used here
The products are methylvinyl dimethicone, methyl vinyl diphenyl dimethicone and methicone.
Including ruvinyl phenyl methyl diphenyl dimethicone.
To achieve crosslinking between the polyorganosiloxane polymer and the crosslinking agent
, (-Si-H) groups are -Si- (CHTwo)nCH = CHTwoMust crosslink with the group
Absent. Thus, in special crosslinking, the group RTwoIs a polyorcasosiloxane polymer
And the crosslinking agent must be different. For example, for special crosslinks, poly
In organosiloxane polymers, RTwoIs-(CHTwo)nCH = CHTwoIs
And the crosslinking agent is RTwoMust be H, and vice versa. But Polio
The ganosiloxane polymer and the crosslinking agent eachTwoThere can be a mixture of
In a preferred embodiment, the polyorganosiloxane polymer has the general formula:
Appeared,
R in the above formulaTwoIs -CH = CHTwoOr H, preferably -CH = CHTwoso
Wherein 1 is an integer ranging from about 1 to about 1000, preferably from about 1 to about 1000
An integer in the range up to 500, wherein m is in the range from 0 to about 1000, preferably about
An integer in the range from 0 to about 500, where n is in the range from about 1 to about 1000;
Preferably it is an integer in the range from about 1 to about 100
Selected from alkylaryl polysiloxane polymers.
In a particularly preferred embodiment, the polyorganosiloxane polymer is one of the following:
Represented by the general formula,
Where l, m, and n are defined as above
Selected from alkylaryl polysiloxane polymers. In a preferred embodiment
M ranges from about 1 to about 1000, preferably from about 200 to about 800
Range.
The first silicone-containing phase also contains a silicone oil. Appropriate for skin care compositions
All usable linear, branched and cyclic silicones should be used here.
Can be. Silicone oils can be volatile or non-volatile. Can be used properly here
The silicone oil has a weight average molecular weight of about 100,000 or less, preferably about 50,000.
Include a silicone oil having the following: Preferably the silicone oil has a weight average molecular weight
Amount ranging from about 100 to about 50,000, preferably from about 200 to about 40,000.
It is selected from silicone oils ranging up to zero. In a preferred embodiment,
Silicone oil is dimethicone, decamethylcyclopentasiloxane, octamethylsiloxane.
Choose from Clotetrasiloxane and Phenylmethicone, and mixtures thereof
Most preferred is phenylmethicone.
Materials that can be suitably used for the first silicone-containing phase are Shin-Etsu Chemical under the trade name KSG
(Shinetsu Chemical Co., Ltd.), for example, KSG-15, KSG
-16, KSG-17 and KSG-18. These materials are crosslinked polyols
Contains a combination of a casosiloxane polymer and silicone oil. Especially organic amphiphilic
KSG-18 is particularly preferably used in the present invention in combination with an emulsifier material.
You. Designated as KSG-15, KSG-16, KSG-17 and KSG-18
INCI names are cyclomethicone dimethicone / vinyl dimethicone black
Spolymer, dimethicone dimethicone / vinyl dimethicone crosspolymer,
Cyclomethicone dimethicone / vinyl dimethicone crosspolymer and
Nyl Trimethicone Dimethicone / Phenyl Vinyl Dimethicone Crosspoly
Is a ma.
Preferably, the compositions of the present invention also include a second non-crosslinked silicone-containing phase. Good fruit
In embodiments, the second silicone-containing phase comprises from about 0.1 to about 20% by weight of the composition.
%, Especially from about 0.1 to about 10% by weight.
Silicone oils that can be suitably used in the second silicone-containing phase of the present invention are non-volatile
Polyalkyl and polyaryl siloxane rubbers and-fluids
Water-insoluble silicones, volatile cyclic and linear polyalkylsiloxanes, poly
Alkoxylated silicones, amino and quaternary ammonium modified silicones
, And mixtures thereof.
In a preferred embodiment, the second silicone-containing phase is a silicone rubber, or
Includes silicone mixtures including silicone rubber. The term "silico" used here
Rubber "has a weight average molecular weight of about 200,000 or more, preferably about 200,000.
A polymeric silicone based fluid that is from 0 to about 400,000. Shi
Recon oil generally has a molecular weight of less than about 200,000. Typically silico
Rubber is about 1,000,000mm at 25 ℃Two/ S or more. Silico
As for the rubber, as described by Petrarch, and to Spitzer et al.
US-A-4,152,416 dated May 1, 1979, and Noll
), Walter, "Chemistry of Silicone (Chemistry).
and Technology of Silicones) "New York; Academic Press 1968
And dimethicones, as described in other documents, including Also Ge
neral Electric Silicone Rubber Product Datasheet SE30, SE33, S
E54 and SE76 also describe silicone rubber.
Silicone rubber for use herein can be suitably used in skin care compositions
Contains silicone rubber. Silicone rubber that can be used properly here is dimethicono
Or fluorosilicone and dimethicone and mixtures thereof.
Silicone rubber having a molecular weight of about 200,000 to about 4,000,000.
Dimethiconol-based silicones which can be suitably used herein have the chemical structure (II)
Can have:
HO (CHThree)TwoSiO [(CHThree)TwoSiO]n(CHThree)TwoSiOH
Wherein n is from about 2000 to about 40,000, preferably from about 3000 to
Up to about 30,000.
Typical fluorosilicone useful herein have a molecular weight of about 200,000 to about 3
00,000, preferably from about 240,000 to about 260,000, most preferably
It has about 250,000.
Special examples of silicone rubber include polydimethylsiloxane and polydimethylsiloxane.
Methyl vinylsiloxane copolymer, polydimethylsiloxane diphe
Nyl methylvinylsiloxane copolymers and mixtures thereof.
The silicone rubber used here can be inserted into the composition as part of the silicone mixture.
Wear. When silicone rubber is inserted as part of the silicone mixture, silicone
The rubber is about 5 to about 40% by weight of the silicone mixture, especially about 10 to about 2%.
Make up 0% by weight. The silicone or silicone mixture is preferably about
0.1 to about 20% by weight, more preferably about 0.1 to about 15% by weight, and especially
From about 0.1 to about 10% by weight.
Suitable silicones for use in the second silicone-containing phase of the composition of the present invention
The rubber-based silicone mixture is virtually
(I) dimethiconol, fluorosilicone and dimethicone and mixtures thereof
Having a molecular weight of about 200,000 to about 4,000,000 selected from the compounds
Silicone
(Ii) about 0.65 mmTwo/ S to about 100mmTwo/ S viscosity
Base carrier
And a mixture consisting of Where the ratio of i) to ii) is from about 10:90 to about 20
: Up to 80, the final viscosity of the silicone rubber base component being about 500 m
mTwo/ S to about 10,000mmTwo/ S.
Silicone base carriers that can be suitably used herein include certain silicone oils.
The silicone oils include polyalkylsiloxanes, polyarylsiloxanes,
Either alkylaryl siloxane or polyether siloxane copolymer
It may be. Mixtures of these oils can also be used and are preferred for certain applications.
Polyalkylsiloxane oils that can be used, for example, have a viscosity at 25 ° C. of about 0.5.
65 to about 600,000mmTwo/ S, more preferably from about 0.65 to about 10.0.
00mmTwo/ S of polydimethylsiloxane. These siloxanes
For example, Viscasil from General Electric Company
) (RTM) series and from Dow Corning to Dow Corning 200
Available as Leeds. Essentially nonvolatile polyalkylaryls that can be used
Siloxane oil is, for example, about 0.65 to 30,000 mm at 25 ° C.Two/ S viscosity
And polymethylphenylsiloxanes having the formula: These siloxanes
For example, SF1075 methylphenyl
Available as fluid or as 556 cosmetic grade fluid from Dow Corning
Wear. From about 3 to about 7 (CHThree)TwoSome with a ring structure incorporating a SiO moiety
Such volatile cyclic polydimethylsiloxanes can also be suitably used herein.
Viscosity is measured according to Dow Corning test method CTM 0004 dated July 29, 1970.
As shown, it can be measured by a glass capillary viscometer. The second fluid phase
The viscosity of the constituent silicone blend is about 500mmTwo/ S from about 100,000m
mTwo/ S, preferably up to about 1000 mmTwo/ S to about 10,000
0mmTwo/ S range is more preferable.
Particularly suitable silicone rubber base-components for use in the compositions of the present invention are
Dimethicone rubber having a molecular weight of 200,000 to about 4,000,000
Degree 0.65 to 100mmTwo/ S combined with silicone carrier
It is. One example of this silicone component is Dow Corning available from Dow Corning.
Q2-1403 (85% 5mmTwo/ S dimethicone fluid / 15% dimethicone
Conon) and Dow Corning Q2-1401.
Another group that can be suitably used for the second silicone-containing phase of the present invention is at least one
Polydiorganosiloxane segments and at least one polyoxyalkylene
Polydiorganosiloxane-polyoxyalkylene copolymer containing segments
-Include The polydiorganosiloxane segment is substantially
RbSiO(4-b) / 2Consists of siloxane units. Where b is a number from about 0 to about 3
One siloxane unit in all siloxane units in the copolymer.
And there are about two R radicals on average, where R is methyl, ethyl, vinyl, phenyl and
And the polyoxyalkylene segment is a polydiorganosiloxane segment.
Refers to a radical selected from divalent radicals that bind to
At least about 95% is methyl; and the polyoxypropylene is at least about 1
Having an average molecular weight of from about 0 to about 50 mole percent
Pyrene units and about 50 to about 100 mole percent polyoxyethylene units
At least one terminal portion of said polyoxyalkylene segment
Is bonded to the polydiorganosiloxane segment, and the polydiorganosiloxane
Of the polyoxyalkylene segment not bound to the oxane segment.
The terminal moiety is attached to a terminating radical; the polydiorganosiloxy in the copolymer
The weight ratio of sun segment to polyoxyalkylene segment is from about 2 to about
It is a numerical value of 8. Such polymers are described in US-A-4,266,499.
Have been.
Here, a polydiorganosiloxane having the following general formula can be preferably used.
-Polyoxyalkylene copolymers:
Where x and y are polydiorganosiloxane segments versus polyoxy
Wherein the weight ratio of the alkylene segments is selected to be from about 2 to about 8;
The molar ratio of (a + b) is from about 0.5 to about 1, and R is a chain terminating group.
Hydrogen; hydroxy; alkyl, such as methyl, ethyl, propyl, butyl,
Aryl, such as phenyl; alkoxy, such as methoxy;
Ethoxy, propoxy, butoxy, etc .; benzyloxy; aryloxy, eg
Alkenyloxy, such as vinyloxy and allyloxy
Acyloxy, such as acetoxy, acryloxy and propionoxy;
And amino, such as dimethylamino.
The number and average molecular weight of the segments in the copolymer
The weight ratio of the luganosiloxane segment to the polyoxyalkylene segment is
Preferably, the number and average molecular weight will be from about 2.5 to about 4.0.
A suitable copolymer is Wacker Chem under the trade name Belsil (RTM).
Cal (Wacker-Chemie GmbH, Gesch ftsbereich S, Postfach D-8000 Munich
22), as Abil (RTM), Th. Gold Schmidt (Th
.Goldschmidt Ltd., Tego House, Victoria Road, Ruislip, Middlesex, HA4OYL)
Commercially available. For example, Bellsil (RTM) 6031 and Abil (RTM)
B88183. Particularly preferred for use herein are CTFA nomenclature.
Dow Corning DC3225C called Chicon / Dimethicone Copolyol
What is it?
In a preferred embodiment, about 0.1 to about 15 weight percent of the third oil phase or composition weight.
%, More preferably from about 1 to about 10% by weight. The third oil phase can be a separate phase
Chair forms one phase with either or both of the first and second silicone phases
It may be. Preferably, the third oil phase is a separate phase.
The third oil phase is preferably a non-silicone organic oil, such as a mineral-, plant-
And animal oils, fats and waxes, fatty acid esters, fatty alcohols
, Including natural or synthetic oils selected from fatty acids and mixtures thereof
Become. These components are useful for obtaining emollient cosmetic properties. First oil phase
The components are preferably substantially silicone-free. Ie it is a silicone group
It contains at most about 10% by weight of base material, preferably at most about 5% by weight. The oil phase
For example, containing up to about 25%, preferably up to about 10%, of an oil phase soluble emulsifying component.
It is understood that it can be done. Such components are based on the oil phase concentration and the required HLB
Should not be considered as an oil phase component from the viewpoint of determining In a preferred embodiment
The overall required HLB of the oil phase is from about 8 to about 12, especially from about 9 to about 11,
Required
The HLB requirement is determined by the individual required HLB value of each component of the oil phase by its W / W percentage in the oil phase.
Calculated by multiplying the numbers and summing up the numerical values.
ICI literature; first printed in 1976; in 1984 and May 1992
See the revised ICI reference paper ref 51/0010303 / 15m
I want to.)
The first oil phase component which can suitably be used here is, for example, optionally hydroxy-substituted
C8-C50Unsaturated fatty acids and their esters; beeswax; saturated and unsaturated fats
Fatty alcohols such as behenyl alcohol and cetyl alcohol; carbohydrates
Oils such as mineral oil, petroleum and squalane; fatty sorbitan esters (19
US Pat. No. 3,988,255 issued Oct. 76); lanolin and lanoli
And animal and vegetable triglycerides such as almond oil, peanuts
Oil, wheat germ oil, linseed oil, jojoba oil, apricot seed oil, walnut, palm
Nuts, pistachio nuts, sesame seeds, rapeseed, caid oil, corn oil, peach seed oil, ke
Seed oil, pine oil, caster oil, soybean oil, avocado oil, safflower oil, coconut
Oil, hazel oil, olive oil, grape seed oil, shea butter, shorie butter (sh
orea butter), sunflower oil and C of dimer- and trimer acid1-Ctwenty fourBeauty treatment
Such as diisopropyl dimerate, diisostearyl maleate,
Including isostearyl dimerate and triisostearyl trimerate
You. Of the above, very preferred are mineral oil, petroleum, unsaturated fatty acids and their
And their mixtures.
A preferred embodiment herein comprises from about 0.1 to about 10% by weight of unsaturated fatty acids or
Includes esters. The preferred unsaturated fatty acids and esters used here are optional
Substituted with hydroxy8-C50Unsaturated fatty acids and esters, especially
These are esters of nolic acid. The unsaturated fatty acid or ester component is a component of the composition.
In order to improve the kin feel and rub-in properties, we used liquid crystal forming milk here.
It is effective to use in combination with an agent. Very preferred in this regard is cetyl
Risinolate.
2. Amphiphilic surfactant
Further preferred components of the compositions of the present invention are in the product or at ambient temperature.
Smectic, lyotropic crystals when applied to the skin at moderate or high temperatures
Is an organic amphiphilic surfactant capable of forming Preferably its amphiphilicity
Surfactants can form liquid crystals at a temperature in the range of about 20 ° C to about 40 ° C. Preferably
Its amphiphilic surfactants can form smectic, lyotropic liquid crystals
it can. When the product has been applied to the skin, the liquid crystal will
You may not be able to confirm. Amphiphilic surfactant is about 0.1 to about 20 fold
It is preferably present in a concentration of about 0.1% to about 10% by weight, preferably about 0.1 to about 10% by weight.
Liquid crystal forming amphiphilic surfactants which can be suitably used here are hydrophilic groups and lipophilic
Containing both functional groups and exhibit a pronounced tendency to adsorb at the surface or interface, i.e.
Are surface-active. The amphiphilic surfactants used here are those that are aqueous
Non-ionic (no charge), anionic based on whether or not it is ionized in the medium
Includes on (negative charge), cationic (positive charge) and amphoteric (both charges).
In the literature, liquid crystals are anisotropic fluids, fourth states of matter, surfactant-related structures or intermediates.
Also called phases (mesophases). These terms are used interchangeably
There are many. The term "lyotropic" refers to polar solvents such as water
Includes liquid crystal systems. The liquid crystal used here is lamellar, hexagonal, rod-shaped or
It is preferably an air cell structure or a mixture thereof.
The liquid crystal phase used in the composition of the present invention can be confirmed by various methods. Liquid crystal phase is sheared
Flows below and is characterized by a viscosity significantly different from that of its isotropic solution phase
. Hard gels do not flow like liquid crystals under shear. Also, when viewed with a polarizing microscope,
Liquid crystals exhibit discernable birefringence, for example, planar lamellar birefringence, but areotropic
The solution and the hard gel both show a dark field when viewed under a polarizing microscope.
Other suitable means for identifying liquid crystals include X-ray diffraction, NMR spectroscopy and the like.
And a transmission electron microscope.
Generally, organic amphiphilic surfactants that can be suitably used in the present invention have the formula XY
Liquid semi-solid or wax-like water-dispersible substance. Where X
Is a hydrophilic, in particular a non-ionic moiety, and Y represents a lipophilic moiety.
Organic amphiphilic surfactants that can be suitably used herein include weight average HLB (hydrophilic
Lipophilic balance) in the range of about 2 to about 12, preferably about 4 to about 8.
is there.
Preferred organic amphiphilic surfactants for use herein comprise from about 12 to about 3 carbon atoms.
It has a long, saturated or unsaturated, branched or linear lipophilic chain of zero. For example me
In, lanolin, tetradecyl, hexadecyl, isostearyl, laurin, co
Such as coconut, stearin or alkylphenyl chains. Form liquid crystal phase
When the hydrophilic group of the amphiphile is a nonionic group, polyoxyethylene, polyoxyethylene,
Glycerol, polyol ester, oxyalkylated or
For example, use polyoxyalkylated sorbitol or sugar ester.
When the hydrophilic group of the amphiphilic surfactant that forms the liquid crystal phase is an ionic group,
Phosphatidylcholine residues such as those found in lecithin are preferred as hydrophilic groups.
Used for convenience.
Suitable hydrophilic moieties here are selected from:
(1) Ethers of linear or branched polyglycerol represented by the following formula:
R- (Gly)n-OH
In the above formula, n is a total number from 1 to 6, and R is a fatty acid having 12 to 30 carbon atoms.
Aliphatic, straight-chain or branched, saturated or unsaturated chain; hydrocarbon residue of lanolin alcohol
And 2-hydroxyalkyl residues of long-chain alpha-diols
Gly represents a glycerol residue;
(2) For example, the formula R1(CTwoRFourO)xPolyethoxylated fats represented by OH
Fatty alcohols. Where R1Is C12-C30Linear or branched alkyl or alk
N, x is on average from about 0 to about 20, preferably from about 0.1 to about 6, and
More preferably, from about 1 to about 4.
(3) polyol esters and polyalkoxylated polyol esters,
And their mixtures. The polyols are preferably sugars, CTwo-C6Alkylene glyco
, Glycerol, polyglycerols, sorbitol, sorbitan, poly
Selected from ethylene glycols and polypropylene glycols,
About 2 cocoylylated polyol esters per mole of polyol ester
About 20, preferably about 2 to about 4 moles of alkylene oxide (especially ethylene oxide).
Oxide).
(4) Natural and synthetic phosphoglycerides, glycolipids and sphingolipids
For example, cerebrosides, ceramides and lecithin.
Examples of amphiphilic surfactants that can be suitably used here include C8−
C30Alkyl and acyl containing amphoteric, anionic, cationic and nonionic
Include surfactant.
Suitable amphoteric surfactants include, for example, N-alkyl amino acids (eg, N-Al
Sodium alkylaminoacetate) and cholesterol N-lauroylglutamate
Esters (eg, Eldew CL-301 Ajinomoto) and the like.
Non-limiting examples of anionic surfactants include, for example: Acyl gluta
Mate (eg, sodium N-lauroyl glutamate); sarcosinate (
Eg, lauryl sarcosine sodium, Grace, Seppic); taurates (eg, la
Sodium uryl taurate, sodium methyl cocoyl taurate);
Rubonic acid and salts (eg, potassium oleate; potassium laurate;
Potassium undecanoate; 11- (p-styryl) -potassium undecanoate);
Xylated carboxyl salts (eg, carboxymethyl alkyl ethoxylate nato
Lium); ether carboxylic acids; phosphates and salts (eg, lecithin; DE)
A-oleth-10 phosphate); acyl isethionates (eg, branched x-
Sodium alkane sulfonate (X / 1)); sulfosuccinates (eg,
Sodium dibutyl sulfosuccinate, sodium di-2-pentyl sulfosuccinate,
Sodium di-2-pentyl sulfosuccinate, di-2-ethylbutyl sulfosuccinate
Sodium, di-hexyl-sodium sulfosuccinate, di-2-ethylhexyl
Sodium sulfosuccinate (AOT), sodium di-2-ethyldodecyl sulf
Sodium fosuccinate, sodium di-2-ethyloctadecylsulfosuccinate, di
Octyl sodium, dioctyl sodium sulfosuccinate, laureth sulfo amber
Disodium salt (MacKanate El, Mclntyre Group Ltd.); sulfate (eg, 2
Sodium ethyl-hepta-6-enylsulfate; sodium 11-heneicosylsulfate
Sodium; 9-heptadecyl sulfate); alkyl sulfates (eg, MEA
Alkyl sulfates such as MEA-lauryl sulfate).
Non-limiting examples of cationic surfactants include, for example, alkyl imidazolines (eg,
Alkyl hydroxyethyl imidazoline, stearyl hydroxyethyl imida
Zolin (suppliers Akzo, Finetex and Hoechst); ethoxylated amines (eg
, PEG-n alkylamine, PEG-n alkylaminopropylamine, polo
Oxamine, PEG-cocopolyamine, PEG-15 tallowamine);
Mines (eg, dimethylalkylamine; dihydroxyethylalkylamine di)
Latet). The cationic surfactant of the present invention is, for example, a fourth compound, for example,
For example, alkylbenzyl dimethyl ammonium salt (eg, stearalkonium chloride
Alkyl betaines (eg, dodecyldimethylammonioacetate, oley)
Rubetaine); heterocyclic ammonium salts (eg, alkylethyl morpholinium)
Muetosulfate); tetraalkylammonium salt (eg, dimethyl diste
Allyl quaternary ammonium chloride (witco));
DroxypropylDiammoniumChloride (Shellco from Share Chemicals)
Cut (Schercoquat 21AP); 1.8-bis (decyldimethylammonio)
) -3,6 dioxaoctane ditosylate.
Non-limiting examples of non-ionic surfactants include, for example: Ethoxylation
Glycerides; monoglycerides (eg, monoolein; monolinolein; monola
Urine; 1-dodecanoyl-glycerol monolaurin; 1,13-docoseno
Yl-glycerol monoelsin); diglyceride fatty acid (eg, diglycerol)
Le Monoisostearate Cosmol 41, fractionation. Nisshi
n Oil Mills Ltd.); polyglyceryl esters (eg, triglycerol monoiod)
Reate (Grindsted TS-T122), diglycerol monooleate (Grindsted TS-T122)
dsted TST-T101)); polyhydric alcohol esters and ethers (eg,
, Sucrose cocoate, cetostearyl glucoside (Montanol, Seppic)
, Β-octyl glucofuranoside esters, alkyl glucofuranosides,
For example, CTen-C16(Henkel)); phosphoric diesters (eg, sodium dioleyl phosphate)
); Alkylamidopropylbetaine (eg, cocoamidopropylbetaine)
); Amides (eg, N- (dodecanoylaminoethyl) -2-pyrrolidone);
Oxide (eg, 1,1-dihydroperfluorooctyldimethylamine oxide
Sid, dodecyldimethylamine oxide, 2-hydroxy
Siddecyldimethylamine oxide, 2-hydroxydodecyl-bis (2-
Droxyethyl) amine oxide, 2-hydroxy-4-oxahexadecyl
Dimethylamine oxide, ethoxylated amides (eg, PEG-n acyl
Amido) phosphates (eg, didecanoyl lecithin); amines (
Examples: Actylamine); Ammonioamides (eg, N-trimethylammoniode)
Canamidate), N-trimethylammoniododecanamidate);
Ocarboxylates (eg, dodecyldimethylammonioacetate, 6-zide
(Decylmethylammoniohexanoate) phosphonate and phosphates and
And amides (eg, methyl-N-methyl-dodecylphosphonamidate, dimethyl
Dodecylphosphonate, dodecylmethyl methylphosphonate, N, N, -di
Methyl dodecylphosphondiamide); ethoxylated alcohols;
Cylene (C8) (Eg, pentaoxyethylene glycol pn-octylph)
Phenyl ether, hexaoxyethylene glycol pn-octylphenyi
Ether, nonaoxyethylene glycol pn-octylphenyl ether
); Polyoxyethylene (CTen) (Eg, pentaoxyethylene glycol
pn-decylphenyl ether, decylglyceryl ether, 4-oxa
Tetradecane-1,2-diol, nonaoxyethylene glycol pn-
Decyl phenyl ether); polyoxyethylene (C11) (Eg, tetraoxye
Tylene glycol undecyl ether); polyoxyethylene (C12) (
For example, 3,6,9,13-tetraoxapentacosane 1,11-diol, 3,6
, 10-Trioradocosan-1,8-diol, 3,6,9,12,16-pen
Taxa octacosan-1,14-diol, 3,6,9,12,15-penta
Oxanonacosan-1,17-diol, 3,7-dioxanonadecane-1,5
-Diol, 3,6,12,15,19-hexaoxahentriacontan-1
, 16-diol, pentaoxyethylene glycol dodecyl ether,
Monaoxyethylene glycol pn-dodecylphenyl ether);
Xylene (C14(E.g., 3,6,9,12,16-pentaoxaoctacosa)
1,14-diol, 3,6,9,12,15,19-Heraoxatriako
1,7-diol); sulfone diimines (eg, decylmethyl)
Sulfoxides (eg, 3-decyloxy-2-hydroxyp)
Propyl methyl sulfoxide, 4-decyloxy-3-hydroxybutyl methyl
Sulfoxide); sulfoximines (eg, N-methyldodecyl methylsulfonate)
Rufoximin).
Organic amphiphilic surfactants that can be suitably used here include polyol esters and the like.
And polyalkoxylated polyol esters and mixtures thereof.
Is a nonionic amphiphilic surfactant having a hydrophilic moiety. The polyol
Is preferably sugar CTwo-C6Alkylene glycols, glycerol, polyglycerol
Sorbitol, sorbitan, polyethylene glycols and polypropylene
It is selected from len glycols. Polyalkoxylated polyol ester,
About 2 to about 20, preferably about 2 to about 4 moles per mole of polyol ester
Alkylene oxide. The lipophilic moiety contains about 12 to about 30 carbon atoms.
Long, saturated or unsaturated, branched- or straight-chain lipophilic chains, such as olein
, Lanolin, tetradecyl, hexadecyl, isostearyl, laurin, cocona
, Stearin or an alkylphenyl chain.
Highly preferred organic amphiphilic surfactants for use herein are polyhydric alcohols.
It is selected from esters and ethers. Especially preferred for use here
Amphiphilic surfactants are sugar esters and polyalkoxylated sugar esters
is there.
Sugar esters for use in the present invention comprise one or more hydroxyl groups of the saccharide moiety.
Cyclic polyhydrido in which the group is substituted by an acyl or polyoxyalkylene group
Hydrocarbyl and alkyl polyoxyalkylene esters of roxy sugars
Can be classified. Hydrocarbyl sugar esters can be prepared by known methods using acids or acid halides.
By heating the sugar with sugar, i.e. by a simple esterification reaction.
Can be built.
The sugars used for the production of sugar esters are monosaccharides, disaccharides and oligosaccharides known to those skilled in the art.
For example, glucose, fructose, mannose, galactose, arabinose
And xylose right-handed and left-handed. A typical disaccharide is maltaux
, Seribiose, lactose and trehalose. A typical trisaccharide
Is
Includes raffinose and gentianose. Disaccharides are preferred for use here
And sucrose is particularly preferred.
Sucrose is esterified at one or more of the eight hydroxyl groups, and
And useful sucrose esters are produced. Sucrose with esterifying agent 1: 1
When mixed at a molar ratio of sucrose monoester is formed. Esterifying agent pair
When the sucrose ratio is 2: 1, the highest octa-ester such as di-, tri-, etc.
Generate up to.
Preferred sugar esters here have a molar ratio of esterifying agent to sugar of 1: 1 and 3: 1.
: 1 is produced by esterifying a sugar. That is, things
Acyl and di- or higher acyl sugar esters. Particularly preferred are:
The acyl substituent has about 8 to about 24, preferably about 8 to about 20, carbon atoms and
And mono-, di- and tria containing 0, 1 or 2 unsaturated moieties.
Sucrose esters and mixtures thereof. Monoacyl- and diacyl sugar esters
In the ter, disaccharides in which the acyl group contains about 8 to about 20 carbon atoms, especially
Particularly preferred are the respective esters of sucrose. Sugars suitable for the present invention
Stell is sucrose cocoate, sucrose monooctanoate, sucrose
Sumonodecanoate, sucrose monolaurate, sucrose monomilis
Tate, sucrose monopalmitate, sucrose monostearate, sucrose
Loin monooleate, sucrose monolinoleate, sucrose diolee
Sucrose dipalmitate, sucrose distearate, sucrose
Dilaurate and sucrose dilinoleate, and mixtures thereof.
Sucrose cocoate has been found to be particularly effective in the compositions of the present invention
. Mixtures of mono-acyl with di-, tri- and higher acyl sugar esters
Wherein the mono- and di-acyl esters are at least part of the total sugar ester mixture.
Preferably comprises about 40% by weight, more preferably about 50 to about 95% by weight.
.
Other sugar esters that can be suitably used in the compositions of the present invention are alkylpolyols.
In the xyalkylene sugar esters, one hydroxyl group is C8-C18Al
And one or more hydroxyl groups on the sugar molecule are replaced with [(CHTwo)x-O]y
A said substituent substituted by an ester or ether substituent containing a moiety.
These are alkylpolyoxyalkylene sugar esters. In the above formula, x is from 2 to about 4.
And is preferably an integer of 2, and y is an integer from about 1 to about 50, preferably 8-30.
It is a polyoxyalkylene substituent. Particularly preferred here are polyoxyalkyl
Polyoxyethylene wherein the len substituent comprises from about 8 to about 30 polyoxyethylene groups
It is a sugar ester which is a substituent. Such materials where sorbitan is the sugar moiety are commercially available
It is marketed under the product name “Tween”. Such mixed esters are first of all
The sugar is first acylated in a 1: 1 molar ratio with hydrocarbyl acid halide and then the corresponding
Reaction with a polyoxyalkylene acid halide or alkylene oxide
Manufactured in a way of gaining quality. Simple polyoxyal of disaccharides, especially sucrose
A alkylene ester having a polyoxyalkylene group of up to about 20
Those containing an oxide moiety are another group of sugar esters useful in the present invention. This group
The preferred sugar esters are sorbitol ethoxylated with 20 moles of ethylene oxide
Is a tri-oleate. Sugar esters and other polyol esters, such as
Mixtures with glycerol esters are also suitable for use herein. Palm as an example
There is Palm Oil Sucroglyseride (Rhone-Poulenc).
As used herein, the term "lecithin" refers to a substance that is a phosphatide. Natural
Or a synthetic phosphatide can be used. Phosphatidyl
Choline or lecithin is a choline phosphate ester and two fatty acids-usually 16
Long-chain saturated or unsaturated fatty acids having -20 carbons and up to four double bonds
Glycerin is tellurized. Others that can form lamellar or hexagonal liquid crystals
Phosphatides can be used instead of or in combination with lecithin
Can be. These phosphatides are linked to two fatty acids, such as lecithin.
It is a serol ester, but choline is ethanolamine (cephalin) or
Phosphorus (-aminopropanoic acid; phosphatidylserine) or inositol (phos
Fatidylinositol). The invention is described with lecithin
However, it is understood that these other phosphatides can be used here.
Various lecithins can be used. American Lecithin Company is a Natter
Nattermann Phospholipid, Phospholipan 80 and E
Monkeys (Phosal) 75 are supplied. Used alone or in combination
Other possible lecithins: Actifla from Central Sawyer
Series, Centrocap series, Central Ca, Centro
(Centrol) Series, Centroren, Centrolex, Centromic
, Centroface and Centrolfill series; American Recital
Alcolec and Alcolec 439-C from Canada; Packer, Canada
Canaspers from Leucine; Lexin from American Lecithin
K (LexinK) and Natipide; W.A.Cleary Co.
, L-clear rate, clear rate LV, and clear rate WD. Les
Cytins dissolve in ethanol, fatty acids, triglycerides and other solvents.
Provided. They are usually supplied with lecithin and 15 to 50% when supplied.
A mixture with the surrounding solution.
Both natural and synthetic lecithin can be used. Natural lecithin is a fat species
Offspring, such as sunflower seeds, soybeans, vegetative seeds and cotton seeds
You. Lecithin is separated from the oil during the refining process.
Organic amphiphilic surfactants are used herein for the stability and skin flour of the compositions of the present invention.
It has proven to be particularly important for improving the wheels.
The amphiphilic surfactant is present at about 0.1 to about 10% by weight of the composition, preferably at about 0.1%.
To about 10% by weight, more preferably about 0.1 to about 8% by weight of the composition.
Preferably, it is inserted into
Sorbitan or sorbitol fatty acid ester and sucrose fatty acid ester
Fatty acid ester blends based on mixtures of polyesters are highly preferred here. So
In each case, the fatty acid is C8-Ctwenty fourIs preferred, and CTen-C20Is more preferred. Security
Fatty acid ester emulsifiers which are preferred from the viewpoint of wetness are sorbitan or sorbitol C16
-C20Fatty acid esters and sucrose CTen-C16Fatty acid esters, especially sorbitas
It is a blend with stearate and sucrose cocoate. This is I
It is commercially available from CI under the trade name Ariaton 2121.
A highly preferred component of the compositions of the present invention is urea. This is about 0% of the composition weight.
0.1 to about 20% by weight, more preferably about 0.5 to about 10% by weight, particularly preferably
Is preferably present at a concentration of about 1 to about 5% by weight.
In a preferred embodiment, the oil phase and the organic amphiphilic surfactant (if present)
) In water at a temperature higher than the Kraft temperature of the organic amphiphilic surfactant (but
(Preferably below 60 ° C) to form a liquid crystal / oil-in-water dispersion
Then add urea. Urea here is an amphiphilic emulsifier surfactant and
Oil-in-water-when combined with polyols and fatty acid polyesters
-Extremely effective in moisturizing and softening the skin in the form of an emulsion composition
Have been found. Moreover, surprisingly, urea is cheaper for hydrolysis.
It has been found that this can increase the pH of the composition.
3. Vitamin BThreecomponent
The composition of the present invention comprises a safe and effective amount of vitamin BThreeCan also contain compounds
. The compositions of the present invention are preferably from about 0.01 to about 10%, more preferably about 0.1%.
To about 5%, more preferably about 0.5 to about 5%, and even more preferably about 1 to about 5%.
From about 5%, most preferably from about 2 to about 5% vitamin BThreeContaining the compound
preferable.
"Vitamin B" used hereThree"Compound" means a compound having the formula:
In the above formula, R is -CONHTwo(Ie, niacinamide), -COOH (sunac
Nicotinic acid) or -CHTwoOH (ie nicotinyl alcohol); this
Derivatives thereof, and salts of any of the above.
The above vitamin BThreeA typical derivative of the compound is a non-vasodilating nicotinic acid ester
, Nicotinyl amino acids, nicotinyl alcohol esters of carboxylic acids, nicotine
Nicotinic acid salt containing acid N-oxide and hyacinamide N-oxide
Include Ters.
Suitable nicotinic esters are C1-Ctwenty two, Preferably C1-C16And more preferably
C1-C6Includes alcoholic nicotinic acid esters. These alcohols
Classes are straight or branched, cyclic or acyclic, saturated or unsaturated (including aromatic)
And substituted or unsubstituted are also suitable. Esters are preferably non-vasodilating.
You. As used herein, “non-vasodilator” refers to a composition that is normally applied to the skin after application to the skin.
Means that the esters do not cause a visible redness reaction (such as
Although large compounds may cause vasodilation that is invisible to the naked eye,
Some people do not experience a visible redness reaction). Nicotinic acid non-blood
Tocopherol nicotinate and inositol as swell-expandable esters
Hexanicotinate is included. Tocopherol nicotinate is more preferred
No.
Vitamin BThreeOther derivatives of the compound substituted one or more of the hydrogens of the amide group
The resulting derivative of nicotinamide. Nicotinamide induction that can be used here
Non-limiting examples of conductors include, for example, active nicotinic acid compounds (eg, nicotinic acid
Or nicotinyl chloride) and nicotinyl amino acids produced by the reaction of amino acids
, And organic carboxylic acids (eg, C1-C18) Nicotinyl alcohol ester
And so on. A specific example of such a derivative is nicotinic acid (C8H8NTwoOThree)
And nicotinyl hydroxamic acid (C6H6NTwoOTwo). These are the following chemicals
Having the structure:
Nicotinuric acid:
Nicotinyl hydroxamic acid:Typical nicotinyl alcohol esters include carboxylic acids, salicylic acids, acetic acids,
Includes nicotinyl alcohol esters such as richolic acid and palmitic acid. This
Vitamin B that can be used hereThreeOther non-limiting examples of compounds include 2-chloronicotine
Amide, 6-aminonicotinamide, 6-methylnicotinamide, n-methyl
-Nicotinamide, n, n-diethylnicotinamide, n- (hydroxymethyl
) -Nicotinamide, quinolinic acid imide, nicotine anilide, n-benzylnico
Tinamide, n-ethylnicotinamide, nifenazone, nicotinaldehyde,
Isonicotinic acid, methylisonicotinic acid, thionicotinamide, nearalamide, 1
-(3-pyridylmethyl) urea, 2-mercaptonicotinic acid, nicomol, and
It is Nyaprazine.
The above vitamin BThreeExamples of compounds are known to those skilled in the art, and are available from many suppliers, such as
BA Sigma Chemical (St. Louis, MO); ICN Biomedicals (Irvin, CA)
And commercially available from Aldrich Chemical Company (Milwaukee, WI).
You.
One or more vitamin BThreeCompounds can be used here. Suitable vitamin BThreeCompound
Is niacinamide and tocopherol nicotinate. Niacinah
Mid is more suitable.
When used, niacinamide salts, derivatives and salt derivatives
Has the same effect as niacinamide in the methods described herein for conditioning
It is preferred that
Vitamin BThreeSalts of the compounds can also be used here. Vitamin BThreeCompound salts
Restrictive examples are organic or inorganic salts such as anionic inorganic groups (eg chloride, odor
Salts with iodides, iodides, carbonates, preferably chlorides) and organic
Carboxylates (mono-, di- and tri-C1-C18Carboxylate, for example ace
Tate, salicylate, glycolate, lactate, malate, citrate,
Suitably a monocarboxylate such as acetate). Vitamin BThreeof
These and other salts may be prepared by skilled practitioners in the field of W. Wenner.
Are "L-ascorbic- and D-lossascorbic acid and nicotinic acid and
Reaction with Amides "(J. Organic Chemistry, vol. 14, 22-26 p.
, 1949). This document is a reference
Are incorporated herein by way of consideration. Wener is ascord of niacinamide
Report the synthesis of borate.
In a preferred embodiment, vitamin BThreeCompound cyclic nitrogen is virtually chemically free
(Eg, does not bind and / or interfere) or is applied to the skin
After that, it becomes substantially chemically free (hereinafter “chemically free” instead of “uncomplexed
"Uncomplexed"). More preferably, vitamin BThreeCompounds are essentially non-
Complexing. Therefore, this composition contains vitamin BThreeSalts or other compounds
When included in the form of a complex compound, such complexation occurs when the composition is applied to the skin.
Preferably, the compound is substantially reversible, more preferably essentially reversible.
No. For example, such complex compounds are substantially reversible at a pH of about 5.0 to about 6.0.
Must. Such reversibility can be readily ascertained by a skilled person.
Wear.
More preferably, before applying the composition to the skin, vitamin BThreeCompound is a set
Substantially uncomplexed in the product. Minimize or prevent the formation of unwanted complex compounds
A typical approach is to use vitamin BThreeAnd virtually irreversible or other complexation
Elimination of substances forming compounds, pH adjustment, ionic strength adjustment, use of surfactants,
And vitamin BThreeFormulate the compound and the substance that forms a complex with it in different phases
Including that. Such an approach is within the skill of the skilled artisan.
Enter enough.
Thus, in a preferred embodiment, vitamin BThreeCompounds are available in limited amounts in salt form
Only, more preferably vitamin BThreeSubstantially free of salts of the compounds. vitamin
BThreePreferably, the compound contains less than about 50% of such salts, and little
Is more preferred. Vitamin B in the composition having a pH of about 4 to about 7Three
Compounds typically contain less than about 50% of the salt form.
Vitamin BThreeThe compound may be a substantially pure substance or a natural (eg, plant) material.
As an extract obtained by appropriate physical and / or chemical separation from the source
You may be caught. Vitamin BThreeThe compound is preferably substantially pure and essentially
More preferably, it is pure.
4. Retinoids
In a preferred embodiment, the compositions of the present invention also include a retinoid. Vitamin BThreeConversion
Compounds and retinoids help regulate skin conditions, especially signs of skin aging,
In addition, it has unexpected benefits in the therapeutic adjustment of fine wrinkles, wrinkles, and irregularities. Reason
Without being bound or restricted by theory, vitamin BThreeThe compound is
Trans-residues from species of retinoids that are considered to be biologically active forms of retinoids
It is thought to promote the conversion to tynoic acid and synergistically regulate skin conditioning.
(Ie, retinol, retinol esters, and retinol)
Conversion). Besides, vitamin BThreeThe compound is unexpectedly
Redness, inflammation, dermatitis, etc., which may occur with topical application of tinoids (often
(Hereinafter referred to as "retinoid dermatitis")
I do. In addition, vitamin BThreeOf thioredoxin in combination with retinoids
And thioredoxin (co-protein AP-1)
Tend to increase lagen expression levels). Therefore, the present invention relates to retinoid skin
Reduces the level of activity of the flame, thus reducing the potential of retinoid dermatitis
Can maintain a pronounced positive skin conditioning effect on the other hand. Moreover
Use higher concentrations of retinoids to cause undesirable retinoid dermatitis.
In addition, a greater skin conditioning effect can be obtained.
As used herein, "retinoid" is a natural and / or synthetic analog of vitamin A
Or retinol-like compounds that exhibit the biological activity of vitamin A in the skin
Include all geometric and stereoisomers of these compounds. Retinoid
Represents retinol, retinol esters (for example, CTwo-Ctwenty twoArchi
Esters such as retinyl palmitate, retinyl acetate, retinyl
Lepropionate), retinal, and / or retinoic acid (all
Including trans-retinoic acid and / or 13-cis-retinoic acid)
Are preferred, and retinoids other than retinoic acid are more preferred. These compounds
Products are known to those skilled in the art and are available from a number of suppliers, such as Sigma Chemical Company (St. Lou).
is, MO) and Boehringer Mannheim (Indianapolis, IN).
You. Other retinoids useful in the present invention are published on June 30, 1987.
No pa
United States Patent No. 4,677,120 to Parish et al., Issued December 5, 1989.
No. 4,885,311 of Parish et al .; Parcel published September 17, 1991.
No. 5,049,584; Purcell issued June 23, 1992.
No. 5,124,356; and Purcell et al., Dated September 22, 1992.
It is described in issued Patent No. 34,075. Other suitable retinoids are Toco
Feryl-retinoate (tocopherol of retinoic acid (trans or cis)
Ester), adapalene (6- (3- (1-adamantyl) -4-methoxyphenyl)
Enyl) -2-naphthoic acid) and tazarotene (ethyl 6- (2- (4,4-
Dimethylthiochroman-6-yl) -ethynyl) nicotinate). One type
The above retinoids can be used here. Preferred retinoids are retinol, retinyl
Palmitate, retinyl acetate, retinyl propionate, retinal and
And combinations of these. Retinol and retinyl palmitate are more preferred
Good.
Retinoids can be contained as a substantially pure substance, but are not naturally (eg, plant) resources.
Included as an extract obtained by appropriate physical and / or chemical separation
You may. Preferably, the retinoid is substantially pure and essentially pure.
Is more preferred.
The compositions of the present invention can include the following amounts of retinoids:
The resulting composition is safe and effective for conditioning skin conditions, and more
More preferably for visible and / or tactile discontinuous adjustment of the skin
Preferably for controlling skin aging signs, even more preferably skin due to skin aging
Safe and effective for visible and / or tactile discontinuous adjustment of tissue
Amount. The composition may comprise (about) 0.005% to (about) 2%, more preferably
Preferably, it contains from 0.01% to about 2% of the retinoid. Retinol (about
Most preferred is the use of an amount between 0.01% and (about) 0.15%. Retinol S
Ters are most often used in amounts of (about) 0.01% to (about) 2% (eg, about 1%).
Preferred; use of retinoic acid in an amount of (about) 0.01% to (about) 0.25%
Are most preferred; tocopheryl-retinoate (retinoic acid (trans or
Cis) tocopherol ester), adapalene (6- (3- (1-adama)
Methyl) -4-methoxyphenyl) -2-naphthoic acid) and tazarotene
Most preferred is the use of an amount between 0.01% and (about) 2%. The composition is retino
Vitamin B if it contains idThreeThe compound is preferably (about) 0.1% to (about) 10%.
%, More preferably from about 2% to about 5%.
5. pH buffer
The cosmetic composition of the present invention may include a pH buffer. pH buffer is various components
Tend to prevent degradation of ascorbic acid and its derivatives, especially to enhance product stability
There is. The optimum pH depends on the choice of the ascorbic acid compound. For example, makeup
When the composition for use comprises L-ascorbyl magnesium phosphate, the optimum p
H is about 7.0 to 8.0. Suitable pH buffers here are acetate, phosphate
Citrate, citrate, triethanolamine and carbonate. Said work
Combinations of materials are often used to optimally adjust the pH of the composition.
The total concentration of the pH buffer component is from 0.01 to 5.0% of that component, preferably not 0.5
2.0%.
6. Antioxidant
The cosmetic composition according to the invention is especially useful for improving product stability, especially ascorbic acid and
Various antioxidants can also be included for the purpose of inhibiting the oxidation of and its derivatives.
Preferred antioxidants are d-delta tocopherol, tocopherol derivatives, e.g.
Coferol acetate, -sulfite and -sulfate. Anti
The concentration of the oxidizing agent is between 0.01 and 5.0% of the composition, preferably between 0.1 and 1.0%.
is there.
7. Wetting agent
Due to the use of the dermatological composition a very wide variety of other ingredients are present in this cosmetic composition
Can be arbitrarily prescribed. These are added along with wetting agents, gelling agents, and those mentioned above.
Other things that can be done.
The dermatological composition of the present invention further comprises a humectant for use in the skin care composition.
No. Suitable humectants that can be used here are sorbitol, propylene glycol,
Tylene glycol, hexylene glycol, ethoxylated glucose derivatives,
Hexanetriol, glycerin, glycine, hyaluronic acid, arginine,
Dou (NaPCA), water-soluble polyglyceryl methacrylate lubricant and bread
Tenols. A preferred humectant is here glycerine (gricerine).
(Also known as lycerol or glycerin). Chemically
Glycerin is 1,2,3-propanetriol, a commercial product. This
One of the major sources of this substance is soap making. Glycerin is moisturizing
From the viewpoint of strengthening the solution, the composition of the present invention is particularly preferable. Butylene glycol
Can also be suitably used here. Particularly preferred from the perspective of enhancing moisturization
What is new is a combination of glycerin and urea.
In the compositions of the present invention, the wetting agent is preferably present in an amount of about 0.1 to about 2 parts by weight of the composition.
0% by weight, more preferably about 1 to about 15% by weight, especially about 5 to about 15% by weight
Of the amount included.
Polyglyceryl methacrylate lubricants that can be suitably used in the compositions of the present invention are
Guardian Chemical Co. under the trade name Lubrajel (RTM)
Available from Polation (230 Marcus Blvd., Hauppage, N.Y. 11787).
You. In general, lubragel is a combination of sodium glycerate and methacrylic acid polymer.
As hydrates or clathrates formed by the reaction with
Can be. The hydrate or clathrate is then replaced with a small amount of propylene glycol.
And then hydrate the product under control. Le Bragel
Many grades with different lysate to polymer ratios and viscosities are commercially available
. Appropriate Lubragel TW, Lubragel CG, Lubragel M
Including S, Rubragel WA, Rubragel DV and so-called Rubragel oil
You.
At least a portion (up to about 5% by weight of the composition) of the humectant is particulate lipophilic or phobic.
It can be inserted in admixture with an aqueous carrier material. The carrier substance and the wetting agent
Can be added to either the aqueous- or dispersed phase.
This copolymer is especially valuable for reducing shine and controlling oil content.
On the other hand, it helps provide an effective moisturizing effect. This crosslinked, hydrophobic polymer is
In the form of a polymer lattice, wherein at least one active ingredient is dispersed throughout; and
Preferably, it is trapped and contained within the copolymer lattice. Or the above hydrophobic polymer
Takes the form of porous particles having a surface area in the range of about 50 to 500, more preferably
Is 100 to 300mTwo・ G-1The active ingredient is absorbed in it
Including.
The crosslinked hydrophobic polymer is preferably present in an amount from about 0.1 to about 10% by weight.
Preferably, it is inserted into the external aqueous phase. Active ingredients include skin compatible oils, skin
One or more of compatible humectants, emollients, humectants and sunscreens;
Is a mixture of these. In one embodiment, the polymeric material is in powder form
, The powder is a composite particle system. The powder particle system forms a lattice, and the lattice is flat.
Unit particles having an average diameter of less than about 1 micron, and an average diameter of about 20 to 100 microns.
Agglomerates of fused unit particles of the same size, and an average diameter of about 200 to 1.2
Includes aggregates of fused agglomerates with sizes in the 00 micron range.
The powder material of this embodiment is broadly crosslinked, "post absorbed" 1
It can be described as a hydrophobic polymer lattice. Powder can be solid, liquid or gas
The active ingredient, which may be in any form, is encapsulated and dispersed therein. Above case
The particles are in particulate form and consist of discrete solid particles that are free to carry the active substance.
To achieve. The lattice may include a predetermined amount of active substance. Appropriate
The polymer has the following structural formula:In the above formula, the ratio of x to y is 80:20 and R 'is -CHTwoCHTwo-, R "is-(CHTwo
)11CHThreeIt is.
Hydrophobic polymers are highly crosslinked polymers, and more specifically,
A highly crosslinked polymethacrylate copolymer. This substance is Dow Cornin
Polytrade Co., Ltd. (Midland, Michigan, USA)
It is sold under the trade name POLYTRAP (RTM). It's super light
White powder which has high levels of lipophilic liquid and some
It can absorb hydrophobic liquids while at the same time retaining its free flowing powder properties
You. This powder structure consists of a lattice of sub-micron unit particles that fuse together
Agglomerates of 20 to 100 microns are formed. The aggregates come together loosely
Assemble to a size of about 200 to about 1200 microns. The polymer powder is
Can contain as much as 4 times the weight of liquids, emulsions, dispersions or molten solids
.
Activity on the above polymer powders using stainless steel mixing balls and spoons
Adsorption of substances can be performed. In doing so, add the active ingredient to the powder, spoon
The active ingredient is gently folded into the polymer powder using For low viscosity liquids,
Add the polymer to a sealable container containing the polymer and mix until the consistency occurs.
It is absorbed by doing. More elaborate mixing equipment, such as ribbons or tubs
In-cone blenders can also be used. Activities that can be used here
The component is glycerin. The weight ratio of wetting agent to carrier is from about 1: 4 to about 3: 1.
Preferably it is.
Highly crosslinked polymethacrylate copolymers include microsponge
(Microsponges) 5647 is also suitable. This is a roughly spherical cross-linked hydrophobic polymer
Having a pore size of about 0.01 to about 0.05 μm and a surface area of 2 μm.
00-300mTwo/ G. Again, it is preferable to carry the above concentration of wetting agent
No.
8. Hydrophilic thickener
The dermatological composition of the present invention also contains a hydrophilic thickener for use in the skin care composition.
Can be taken. The hydrophilic thickener is preferably from about 0.01 to about 10%, more preferably
At a concentration of about 0.02 to about 5%. The hydrophilic thickener is preferably at least about
4000 mPa.s, more preferably at least about 10,000 mPa.s. s and especially low
20,000 mPa.s. (20 ° C., Brookfield RVT)
.
Preferably, the hydrophilic thickener is generally a water-soluble or colloid-soluble polymer.
Cellulose ethers (eg, hydroxyethyl cellulose)
Source, methylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose), polyvinyl
Pyrrolidone, polyvinyl alcohol, girl gum, hydroxypropyl girl
Includes gum and xanthan gum.
The hydrophilic thickener that can be suitably used in the present invention is a colloid water-dispersible inorganic clay thickener.
(Colloid clay thickener). Examples of such colloid clay thickeners
Is kaolinite, montmorillonite, zeolite, hectorite, smectite
And saponite, but are not limited to these. Suitable coloy
The doclay thickener is a synthetic hectrine chemically identified as hydrous magnesium silicate.
(Trade name: Laponite). If the aqueous phase contains a high concentration of electrolytes,
For sulfates, sulfates, acrylates, carbonates and phosphates
It is preferred to add any peptizer together with the clay thickener.
Other hydrophilic thickeners are acrylic acid / ethyl acrylate copolymers,
And BF Goodrich Company under the trade name Carbopol Resin
Carboxyvinyl polymers. These resins are essentially
0.75% of a cross-linking agent such as rilsucrose or polyallylpentaerythritol
Colloidal water-soluble polyalkenyl polyether frame crosslinked by 3.00%
Consists of a bridged acrylic acid polymer. Examples are Carbopol 934 and Carbopol 9
40, Carbopol 941, Carbopol 950, Carbopol 954, Carbopol
Paul 980, Carbopol 951 and Carbopol 981 and the like.
. Carbopol 934 has an average of about 5.8 allyl groups for each sucrose molecule.
Water-Soluble Poly (acrylic acid) Cross-linked with about 1% Sucrose Polyallyl Ether
Is a ma.
Suitably, here, the hydrophobic modification-crosslinking with amphipathic properties may suitably be used.
Acrylic acid polymers, these are trade names Carbopol 1382, Carbopol
1342, Carbopol ETD2020 and Pemulen TR-1 (CTFA
Nomenclature: acrylate / 10-30 alkyl acrylate crosspolymer) and
Available. The most preferred polymer is Carbopol ETD2020.
Acrylic acid polymer cross-linked with polyalkenyl polyether and hydrophobic
Combinations of modified acrylic acid with cross-linked polymers are also suitable and suitable here
Can be used for The quenching agent used here can be used at room temperature or at elevated temperatures.
Is particularly valuable in that it provides excellent stability.
9. Other
Skin composition components other than those disclosed above include D-panthenol and the like.
Panthenol moisturizer; keratolytic / exfoliating agents such as salicylic acid; proteins and
And polypeptides and their derivatives; water-soluble or soluble preservatives, preferably
Is from about 0.1 to about 5% concentration, for example, Germall 115, hydroxybenzoic acid
, Ethyl, propyl and butyl esters, benzyl alcohol, EDTA,
Euxyl (RTM) K400, promopol (2-bromo-2-nitropropane-1)
, 3-diol) and phenoxypropanol and the like; antibacterial agents such as Irgasa
(RTM) and phenoxyethanol (preferably from 0.1% to about 5%)
Soluble or colloid-soluble humectants, such as hyaluronic acid and starch-graphs
Sodium polyacrylate, such as Celanese Super Absorbent
Materials (Celanese Superabsorbent Materials) (Portsmith, VA, USA)
Commercially available and described in USA-A-4076663 (RT
M) IM-1000, IM-1500 and IM-2500 and the like; vitamin A,
Vitamins such as vitamin C, vitamin E and vitamin K; alpha and
Beta hydroxy acids; aloe vera; sphingosines and phytosphingos
And cholesterol; preparations for brightening and smoothing skin; N-acetyl cis
Tein; colorants; fragrances and fragrance solubilizers and additional surfactants / emulsifiers, such as
Fatty alcohol ethoxylates, ethoxylated polyol fatty acid esters
Glycerin, propylene glycol, ethylene glycol
Sorbitol, sorbitan, polypropylene glycol, glucose and
You can choose from sucrose. For example, an average of 10 to 2 per mole of alcohol
Glyceryl monohydroxy ethoxylated with 00 moles of ethylene oxide
Stearate and stearyl alcohol, and PEG-6 capryl / capri
Glycerides.
The cosmetic composition according to the invention can also be used for sunscreen compositions. Very various
A sunscreen is disclosed in Haffey et al., U.S. Pat.
No. 5,087,445; Tumer et al. Rice issued December 17, 1991
U.S. Pat. No. 5,073,372; Chummer et al., Issued on Dec. 17, 1991.
Patent 5,073,371; and Segarin,Cosmetic science and technology Cosmetics Science and Teclmology
, Chapter VIII, p. 189
And on the next page. A useful sunscreen agent for the composition of the present invention.
Preferred are selected from: 2-ethylhexyl p-methoxycin
Namate, 2-ethylhexyl N, N-dimethyl-p-aminobenzoate, p
-Aminobenzoic acid, 2-phenylbenzimidazole-5-sulfonic acid, octo
Krylene, oxybenzone, homomenthyl salicylate, octyl salicylate
4,4'-methoxy-t-Butyldibenzoylmethane, 4-isopropyl
Dibenzoylmethane, 3-benzylidene camphor, 3- (4-methylbenzene
Liden) camphor, titanium dioxide, zinc oxide, silica, iron oxide, persol (Pa
rsol) MCX, Ausorex 6300, Octocrylene, Persol 1789,
And mixtures thereof.
Another useful sunscreen is Sabateri, issued June 26, 1990.
telli) U.S. Pat. No. 4,937,370; and issued Mar. 12, 1991.
No. 4,999,186 to Sabatelli et al. There
Sunscreens exhibit different UV absorption spectra within a single molecule
It has two different chromophore moieties. One of the chromophore parts is overwhelmingly UVB irradiation range
And the other chromophores absorb strongly in the UVA-irradiated region. These sunscreens
Is more efficient than conventional sunscreens, has wider UV absorption, lower skin immersion
Provides permeability and longer lasting effects. Particularly preferred of these sunscreens
A preferred example is 2,4-dihydroxybenzophenone's 4-N, N- (2-ethyl
Xyl) methylaminobenzoate, 4-N, N- (2-ethylhexyl)
4-hydroxydibenzoylmethane ester of methylaminobenzoic acid;
The 4-N, N- (2) of droxy-4- (2-hydroxyethoxy) benzophenone
-Ethylhexyl) methylaminobenzoate
.
Generally, sunscreens will comprise from about 0.5% to about 20% of the compositions useful herein.
Can be The exact amount depends on the sunscreen chosen and on the desired
Varies by sun protection factor (SPF). SPF is sunscreen to prevent erythema
It is commonly used as a measure of the light protection of a medicament.Federal Register l Register)
Vol. 43, No. 166, pp. 38206-38269 (August 1978
25).
The composition of the present invention may further comprise from about 0.1 to about 5% by weight of aluminum starch octe.
Nyl succinate may be included. Aluminum starch octenyl sucine
Is the aluminum salt of the reaction product of octenyl succinic anhydride and starch.
Commercially available from Nal Starch & Chemical under the trade name Dry Flo
I have. Dry flow is a good choice for this composition in terms of skin feel and use properties.
It is for.
Others for sunscreens include pigments, which are water-insoluble and
In some cases, it contributes to and is included in the total concentration of oil phase components. In the composition of the present invention
Pigments that can be suitably used can be organic and / or inorganic. The term "pigment"
Also includes substances with low levels of color or luster, such as matte finishes and light scattering agents.
I will. Examples of suitable pigments are iron oxide, acai glutamate iron oxide, ultramarine
Blue, D & C dyes, carmine, and mixtures thereof. Depending on the type of composition
Therefore, a pigment mixture is usually used. Moisturizing, skin feel, skin appearance and emuls
From the viewpoint of compatibility, treated pigments are preferably used here. Pigment
Can be treated with compounds such as amino acids, silicones, lecithin and ester oils
.
Example
The following examples further describe and demonstrate embodiments within the scope of the present invention. This
These examples are given for illustrative purposes only and are intended to limit the invention.
There is no. It is understood that many changes may be made without departing from the spirit and scope of the invention.
Because it is possible.
The components shown below are made by general methods known to those skilled in the art. Suitable person
The law and prescription are as follows:Example 1-3
The cosmetic composition of the present invention is made from the following ingredients using general formulation techniques. 1Fatty acid esters of sugars: C, as described above, with a sugar and one or more carboxylic acid moieties1−
C30A monoester or polyester, preferably having a degree of esterification of 7-8,
Fatty acid moiety is C18Mono- and / or di-unsaturated and behen, unsaturated
: A sugar polyester having a behen of 1: 7 to 3: 5, more preferably about
A sugar octaester having 7 behen fatty acid moieties and about 1 oleic acid moiety, for example,
Sugar esters of cottonseed oil fatty acids such as SEFA cotnate.
The above cosmetic composition is suitably made as follows:
(1) Make an aqueous dispersion of hydrated magnesium silicate and heat the dispersion to about 75 ° C
Do;
(2) (1) and sodium citrate, Mg L-ascorbyl phosphate,
Dissolve the water-soluble contents other than niacinamide and heat the solution to about 75 ° C.
The
(3) mix (1) and (2) and keep at a temperature of about 75 ° C;
(4) heating the surfactant, oil content and silicone to about 80 ° C;
(5) Add mixture (4) to aqueous phase (3), followed by high pressure homogenization;
(6) After the mixture (5) has cooled to about 40 ° C. or less, the L-ascorbyl phosphate magnesium
Separate aqueous solutions of sodium, sodium citrate, and niacinamide.
Add.
The embodiments disclosed and disclosed by the foregoing examples have many advantages.
. For example, they provide a skin feel, such as skin lightness and / or smoothness,
Improves smoothness, softness and skin care properties of the skin
And provide excellent abrasion and rapid absorption properties
. The foregoing detailed description of the examples and embodiments of the present invention has been given for the purpose of illustration only.
Many changes and modifications may be made without departing from the spirit and scope of the invention.
It is obvious to those skilled in the art that
It is understood that modifications and variations are intended to be included within the scope of the appended claims.
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(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG
,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT
,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,
CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F
I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP
,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,
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W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD
,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,
TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW
(72)発明者 ナワズ,ザヒド
イギリス国、バックス、エイチピー13、6
エイチエル、ハイ、ウィコム、ライ、ヴュ
ー 6
(72)発明者 ベル,マイケル デイヴィッド
イギリス国、バークシャー、ティダブリュ
20,0アールエル、クローソーン、メイス
フィールド、ガーデンス 61────────────────────────────────────────────────── ───
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DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, IT, L
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, SE, SG, SI, SK, SL, TJ, TM, TR,
TT, UA, UG, US, UZ, VN, YU, ZW
(72) Inventor Nawaz, Zahid
United Kingdom, Bucks, H13,6
Hell, High, Wycom, Rye, Vue
ー 6
(72) Inventor Bell, Michael David
United Kingdom, Berkshire, Tidable
20,0 arel, clawhorn, mace
Fields, gardens 61