JP2000331006A

JP2000331006A - 情報検索装置

Info

Publication number: JP2000331006A
Application number: JP11136655A
Authority: JP
Inventors: Mai Araki; 麻衣荒木; Haruhiko Kojima; 治彦児島; Nobuo Miyamoto; 信夫宮本
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1999-05-18
Filing date: 1999-05-18
Publication date: 2000-11-30

Abstract

(57)【要約】【課題】保存しておきたい情報をその場で登録し、ま
た、評価点をその場で入力する携帯型の情報検索装置を
提供する。【解決手段】検索条件としたい文字列を含む画像を入
力する手段１、位置情報を取得するための手段２、入力
文字列画像から一文字ずつ切り出す手段３、文字認識し
て文字コード列を得る手段４、文字コード列および位置
情報を蓄積する手段５、文字コード列および位置情報の
外部情報検索システム２００への送信および検索結果の
受信、外部評価点集計システム３００への評価点の送信
および集計された評価点の受信を行う手段７、検索結果
を蓄積する手段８、検索結果の中で必要な検索情報を登
録しておく手段９、入力画像に重畳して、文字コード列
および検索結果を表示する手段１０、操作の指示および
評価点の入力などを行う手段１１等で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は情報検索装置に係
り、詳しくは、看板や案内板等に書かれている文字列を
認識した結果を検索条件として用い、必要な検索結果の
登録や、自分の評価の入力や対象に関して寄せられた評
価の集計結果の閲覧等を簡易に行なうことを特徴とする
携帯型の情報検索装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯端末にカメラを取り付けある
いは内蔵して、画像中の文字を認識し、検索対象とする
機能を備えた情報検索装置が提案されている。例えば、
特開平１０−１３４００４号公報には、携帯端末がカメ
ラより入力した文字画像情報をセンタに送り、センタ側
で文字認識を行い、その認識結果文字コード列で検索等
を行い、検索結果を携帯端末へ返信することが記載され
ている。また、特開平９−１５３０５４号公報には、カ
メラより入力した文字画像の認識結果に、位置センサか
らの位置情報をセンタに送り、検索の絞り込みを行うこ
とが記載されている。また、本出願人は先に特願平１０
−６５９８１号においては、カメラより入力された文字
画像情報を認識し、その認識結果文字コード列を基に情
報検索を行ない、文字認識結果と情報検索結果を重畳表
示することを提案した。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらの従来の携帯型
の情報検索装置においては、検索結果の必要な情報を登
録しておく手段が存在しないため、ユーザが同じ画像を
入力しなければ、再び同じ情報検索結果を得ることは困
難である。また、利用者が知りたい情報としては、対象
に関する他人の評価等が想定されるが、他人の評価点を
表示する手段や、評価点を登録し集計する手段が存在し
ないため、他人の評価を知ることはできなかった。更
に、これらの従来の装置は、文字情報をカメラより入力
して情報検索を行うことを基本とするものであるため、
特定の対象に関する情報の検索しかできず、周辺の情報
が知りたい場合、情報検索対象をカメラに収められない
場合などの情報検索には対応できない問題があった。

【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、まず、第一の課題は、必要な情報がある場合に、そ
の情報を登録することを可能とすることである。次に、
看板や案内板等の文字情報の認識によって対象を簡易に
特定することを可能とし、その対象に関する評価を容易
に付け加えたり、他人の評価を簡易に閲覧することがで
きるようにすることである。更に、ユーザの位置情報を
取得することにより、地理情報とリンクした情報検索お
よび情報検索結果の表示を可能とすることである。それ
により、特定の情報検索対象が存在しない場合において
も、位置情報をもとに情報検索を行ない、地図表示によ
り簡易に必要な情報を検索することを可能とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明は、情報検索をする際に取得した検索条件
と情報検索結果の所在（ＤＢ内のキー、ＵＲＬ等）をリ
ンクして保存しておく手段、対象についての評価点が存
在する場合にそれを表示する手段、情報検索を行なった
際に評価点を入力する手段、位置情報を取得する手段、
および、地図表示を行なう手段等を含む情報検索装置を
提供する。具体的には、検索条件としたい文字列を含む
画像を入力すると、文字領域切り出し、文字認識、各処
理を自動的に実行し、その結果を用いた情報検索を行な
い、必要な場合には検索情報の登録を行なうことが可能
な携帯型の情報検索装置を提供する。また、口コミ情報
などとしての評価点を表示する手段、登録、更新を行な
う手段を含み、更に、位置情報取得手段を持ち、地図表
示を行なうことで、情報の検索や評価の追加、閲覧をよ
り簡易に行なうことを可能とする。

【０００６】より具体的には、本発明の情報検索装置
は、検索条件としたい文字列を含む画像を小型のカメラ
等によって入力する画像入力部、画像を入力する際に位
置情報を同時に取得するためのＧＰＳあるいはＰＨＳに
よる位置情報取得部、入力された文字列画像から一文字
ずつの文字画像領域を求めて文字画像を切り出す文字切
り出し部、切り出された文字画像を認識して認識結果の
文字コード列を出力する文字認識部、文字認識部より出
力された文字コード列および位置情報取得部より取得さ
れた位置情報を検索条件として蓄積する検索条件蓄積
部、検索条件蓄積部に蓄積された文字コード列を必要に
応じて修正する認識結果修正部、無線等により検索条件
蓄積部に蓄積された文字コード列および位置情報の外部
情報検索システムへの送信および外部情報検索システム
によって検索された結果の受信、および、外部評価点集
計システムへの評価点の送信および外部評価点集計シス
テムで集計された評価点の受信を行う通信部、通信部に
よって受信した検索結果を蓄積する検索結果蓄積部、検
索結果蓄積部に蓄積された検索結果の中で必要な情報に
関する検索情報を登録しておく検索情報登録部、操作の
指示および評価点の入力を行なう際に、音声入力又はキ
ー入力等の手段で入力を行なう操作部、入力された画像
に重畳して、検索条件蓄積部に蓄積された文字コード列
および検索結果蓄積部に蓄積された検索結果を表示する
ための出力部などより構成される。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１は本発明の情報検索装置の一
実施形態例を示すブロック図である。本情報検索装置１
００は、画像入力部１、位置情報取得部２、文字切り出
し部３、文字認識部４、検索条件蓄積部５、認識結果修
正部６、通信部７、検索結果蓄積部８、検索情報登録部
９、出力部１０および操作部１１などで構成され、通信
部７によりネットワーク上の外部情報検索システム２０
０及び外部評価点集計システム３００と接続されてい
る。

【０００８】出力部１０は、ヘッドマウントディスプレ
イ又は液晶ディスプレイ等で構成され、後述の画像入力
部１より入力される景観映像やキャプチャされた文字列
画像の表示、後述の検索条件蓄積部５に蓄積された認識
結果文字コード列および位置情報の表示、後述の検索結
果蓄積部８に蓄積された情報検索結果、位置情報をもと
にした現在地および周辺地図のを表示、更には、評価点
の表示等を行う。ヘッドマウントディスプイの場合はシ
ースルーモードを使用することで、現実の景観に、上記
の各種電子情報が重畳されて表示される。即ち、ヘッド
マウントディスブレイ（ＨＭＤ）は眼鏡状のディスプレ
イのため、シースルーでないものだとディスプレイに映
されたものしか見えず、ディスプレイの大きさの分、視
界がさえぎられる。シスルーモードは、半透過型のディ
スプレイのため、画面への表示とその画面でさえぎられ
ている背景が重畳されて見える。また、液晶ディスプレ
イの場合は入力画像に、上記の各種電子情報が重畳して
表示される。なお、出力部１０では音声により情報を出
力することでもよく、この場合には、出力部１０は検索
結果等の文字情報を音声信号に変換する音声合成部を有
し、該音声信号に基づく音声を出力する。

【０００９】画像入力部１では、検索条件としたい文字
列画像の入力を行う。例えば、ビデオカメラの場合、操
作者は、出力部１０に表示される景観映像等を見なが
ら、看板やポスター等の検索条件としたい文字列が視野
に入った時点で、操作部１１にて静止画像のキャプチャ
操作を行うことにより、文字列画像を入力する。あるい
は、検索条件としたい文字列を入力画像の中心部に据
え、一定時間静止すると自動的に静止画像のキャプチャ
を行ない、文字列画像を入力する。画像入力部１は、例
えば、小型ビデオカメラを操作者が装着した表示部１０
（ヘッドマウントディスプレイ）に取り付けることによ
り、常に操作者の視線方向の文字列画像入力を可能とす
る。また、出力部１０に液晶ディスプレイを用いる場合
は、操作者が夜晶ディスプレイを見る方向とカメラの方
向を一致させ、操作者の視線方向の文字列画像の入力を
可能とする。

【００１０】位置情報取得部２では、ＧＰＳやＰＨＳ等
の手段を用いて、画像入力部１で文字列画像が入力され
る際の緯度、経度等の位置情報を取得し、検索条件蓄積
部５に蓄積する。

【００１１】文字切り出し部３では、画像入力部１で入
力された文字列画像から、１文字分ずつ文字画像を切り
出す。文字認識部４では、切り出された各文字画像の認
識を行い、認識結果の文字コード列を検索条件蓄積部５
に蓄積する。文字切り出し部３および文字認識部４にお
ける処理としては、例えば、文字線とその背景の濃度コ
ンストラストが高い、文字の外接矩形が正方形に近いも
のが多い、等の文字の普遍的な性質を利用することによ
って、雑音が多く条件の変化の激しい情景画像から文字
を抽出、認識する方法が提案されている（「情景画像か
らの文字パターン抽出と認識」、大谷淳、塩昭夫、
電子情報通信学会論文誌ＤＶol．Ｊ７１−ＤＮo.６ pp.
１０３７−１０４７）。これは、局所的２値化に基づき
領域分割して、各隣接領域の濃度差評価により文字線候
補領域を検出し、該領域のトポロジカルな階層関係およ
び外接長方形枠の縦横比評価に基づき文字パターン候補
の切出しを行い、該文字パターン候補から文字認識によ
り文字パターン抽出およびその認識を行うというもので
ある。

【００１２】認識結果修正部７では、検索条件蓄積部５
に蓄積された文字認識部４の認識結果文字コード列に対
して、必要なら単語照合等を行なうことにより認識結果
の修正を行い、修正した文字コード別を再び検索条件蓄
積部５に蓄積する。例えば、看板や案内板の認識におい
ては、企業名を含む単語辞書を用いた単語照合が可能で
ある。

【００１３】検索条件蓄積部５では検索条件を蓄積す
る。ここでは、画像入力部１から入力された文字列画像
に対応する認識結果文字コード列及び位置情報取得部２
で取得された位置情報が蓄積される。なお、画像入力部
１から入力される文字列画像中に住所情報が存在し、そ
れが単語辞書との照合等により取得される場合には、該
住所情報を位置情報として利用することも可能である。

【００１４】通信部７では操作部１１からの操作者の指
示に基づき、外部情報検索システム２００への情報検索
の依頼、情報検索結果の受信、更に、外部評価点集計部
システム３０への評価点の送信、評価点集計結果の受信
を行なう。

【００１５】情報検索の段階において、通信部７では、
検索条件蓄積部５に蓄積されている認識結果文字コード
列の外部情報検索システム２００への送信を行い、外部
情報検索システム２００によって検索された検索結果を
受信し、検索結果蓄積部８へ蓄積する。また、検索対象
が決まらない場合には、検索条件蓄積部５に蓄積されて
いる位置情報により現在地および周辺地図情報を取得
し、出力部１０に表示し、該表示された地図上でクリッ
クするなどして検索対象を指定し、外部情報検索システ
ム２００から目的の検索結果を受信する。外部情報検索
システム２００としては、インターネット上の検索エン
ジンでも良いし、ネットワークに接続された固有の検索
システムでも良い。なお、当該情報検索装置自体がロー
カルなデータベース（ＤＢ）を備えて、該データベース
を使用して情報検索を行うことでもよく、このようなロ
ーカルなデータベースとネットワーク上の外部情報検索
システム２００を併用してもよい。

【００１６】評価点を取得する場合には、通信部７で
は、操作部１１から入力された評価点の外部評価点集計
システム３００への送信、および外部評価点集計システ
ムからの評価点集計結果の受信を行い、検索結果蓄積部
８に検索結果とリンクして蓄積する。外部評価点集計シ
ステム３００は、例えば、ある企業に関する評価点が入
力された場合には、まず、企業名等が格納されたデータ
ベースの該当企業名の評価点を登録するテーブルの評価
点の集計結果を参照し、次に、入力された評価点を加え
て集計結果の更新と更新結果の登録を行ない、入力した
側に更新結果を送信する。評価点の集計は例えば、評価
点入力人数、評価点の平均値等を更新していくことで行
なう。

【００１７】通信部７は、例えば、携帯電話やＰＨＳと
モデムとの組み合わせ、あるいはこれらを一体化した無
線モデムと、通信ソフトウェアから構成され、上記検索
条件（認識結果文字コード列、位置情報等）や評価点の
送信や、外部情報検索システム２００による検索結果お
よび外部評価点集計システム３００による評価点集計結
果の受信は、無線により行われる。

【００１８】検索結果蓄積部８では、検索結果および評
価点集計結果を蓄積し、検索情報登録部９では、この検
索結果町積部８に蓄積された検索結果の中で、操作者が
所望の情報を検索情報として登録しておく。検索結果蓄
積部１０の内容は出力部１０に表示されるため、操作者
は、それをみて保存しておきたい情報があった場合に
は、操作部１１により指示し、検索情報登録部９で該当
情報検索結果のＵＲＬやデータベース中でその情報を特
定するためのリンク等と、検索条件とした文字コード列
とをリンクして保存しておくのである。

【００１９】操作部１１では、操作者による通信部７の
動作指示、検索情報登録等の切替え指示、評価点の入力
などを行う。この操作部１１には、音声入力やキー入力
等が可能な手段が使用される。

【００２０】例えば、画像入力部１において入力された
対象の店、建物に関する評価点を操作者が入力したい場
合には、操作部１１によって音声入力またはキー入力等
の手段で入力された評価点を、通信部７を介して、外部
評価点集計システム３００で登録し、それまでに登録さ
れた評価点の集計結果を取得し、出力部１０に表示また
音声出力する。それにより、操作者は、インターネット
上にある情報のみではなく、実際にそこを訪れた人がそ
の場で入力した評価を、その場で簡易に取得すること
や、自分の評価をその場で簡易に付け加えることが可能
となる。評価点は、例えば、１０段階の評価点と、感想
等により行ない、評価点は集計により平均値を出してい
き、感想等は蓄積していく。

【００２１】図２は、本発明の一実施形態例における具
体的な装置外観図である。本情報検索装置はプログラ
ム、データを格納するためのノートパソコン本体２１、
表示部としてのヘッドマウントディスプレイ２２、ヘッ
ドマウントディスプレイ２２に取り付けた画像入力を行
うための小型ビデオカメラ２３、無線通信および位置情
報取得を行うためのＰＨＳ２４とモデム２５からなる。
ポインティングデバイスはノートパソコンに備えつけの
ものを使用する。ここにはノートパソコンの利用例を挙
げたが、ＰＤＡ（Ｐersonal Ｄigital Ａssistant）等
の高機能携帯端末、ウェアラブルコンピュータ、あるい
は同等の専用装置でも可能である。

【００２２】図１及び図２のように構成された情報検索
装置の動作について、図３乃至図６フローチャートを参
照して説明する。なお、これらのフローチャートのアル
ゴリズムをコンピュータで実行可能な言語で記述して、
コンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えばフロッ
ピーディスクやメモリカード、コンパクトディスク（Ｃ
Ｄ−ＲＯＭ）などに記録して提供することが可能であ
る。

【００２３】図３は、図１及び図２に示した情報検索装
置の基本的動作を示すフローチャートである。まず、ス
テップ３１において、カメラ画像中の文字列画像のキャ
プチャ、および、位置情報の取得を行なう。次に、ステ
ップ２２において、画像中の特定対象に関する情報検
索、あるいは、情報検索対象が決まっていない場合の探
索のいずれかを、操作者が声又はポインティングデバイ
スを用いて指示する。この操作者の指示にもとづき、以
後の処理が図４あるいは図５に分岐する。

【００２４】図４は、情報検索対象が目の前（カメラ画
像中）に存在する場合のフローチャートである。まずス
テップ４１で、ステップ３１においてキャプチャされた
画像から、一文字分ずつ文字画像を切り出す。ステップ
４２では、ステップ４１で切り出された文字画像につい
て文字認識を行い、ステップ４３で必要なら単語照合に
よる文字認識結果の修正を行う。次に、ステップ４４
で、ステップ３１により取得された位置情報とステップ
４３で得られた認識結果文字コード列を検索条件として
蓄積し、ステップ４５において、この蓄積された検索条
件中の認識結果文字コード列を無線による通信で外部情
報検索システムに送信し、ステップ４５で、外部情報検
索システムから情報検索を行った結果を受信する。な
お、情報検索は当該情報検索装置が具備するデータベー
スを利用することでもよい。次に、ステップ４７で、受
信した情報検索結果の表示を行なう。操作者は、この表
示を見て情報検索結果の必要情報を登録するかどうか指
示する。ステップ４８では、操作者からの指示をもと
に、情報検索結果の登録を行なうか否かを決定し、登録
を行う場合には、ステップ４９において、検索情報とし
て検索条件と情報検索結果を結び付け、登録しておく。
次に、ステップ５０では、操作者からの指示をもとに、
評価点を入力するか否かを決定し、入力しないならばそ
こで処理を終了する。評価点を入力する場合は、図６の
ステップ６１に進む。これについては後述する。

【００２５】図５は、目の前に特定の対象がなく、地図
を表示して周辺にある店などを探索する場合のフローチ
ャートである。まず、ステップ５１において、図３のス
テップ３１で取得された位置情報を用いて、周辺地図を
取得し、その表示を行う。また、位置情報取得精度によ
り誤差が生じるため、ステップ２１でキャプチャされた
画像中に住所の文字情報が含まれる場合には、ステップ
４１〜ステップ４３の処理を行なって得られる文字コー
ド列から住所情報を抽出し、それを用いて周辺地図を取
得して現在地の特定を行なう。地図情報の取得は、本装
置内に用意した地図データベースから取得する方法、あ
るいは外部システムから取得する方法のいずれでもよ
い。次に、ステップ５２で、現在地と、評価点が存在す
る店や建物および検索情報を登録した対象が存在する場
合には、それらの強調表示を行なう。次に、ステップ５
３でにおいて、表示された地図内の情報検索したいと思
った対象を、ポインティングデバイス又はマウスで指定
することにより、情報検索対象としての検索条件を地図
情報より取得する。その後、図４のステップ４４に戻
り、先のステップ４４以降と同様の処理を行う。

【００２６】次に、図６により、検索対象に対して評価
点を付ける場合の処理の流れを説明する。はじめに、ス
テップ６１において、操作者が音声あるいはマウス等に
よって評価点を入力することを指示し、引き続いてステ
ップ６２で、音声あるいはテンキー等を用いて評価点の
入力を行なう。ステップ６３では、ステップ６２で入力
された評価点を外部評価点集計システムのセンタ側に送
信し、ステップ６４にてセンタ側で集計された評価点の
集計結果を受信し、ステップ６５でそれを表示して処理
を終了する。

【００２７】次に、図７及び図８に本発明の情報検索装
置による情報検索の具体例を示す。図７は、情報検索対
象が目の前に存在する場合の処理例である。操作者はカ
メラ画像中の文字画像のキャプチャを行い（イ）、検索
対象が存在した場合、該当文字画像の切り出しを指示す
る。本例では、「焼鳥鳥六」の店が検索対象である。
「焼鳥鳥六」の文字画像を１文字ずつ切り出し（ロ)、
文字認識した結果（ハ)、誤って文字コード列「焼鳥島
六」が得られた場合、単語照合等を行うことで（ニ）、
正しいコード文字列「焼鳥鳥六」に修正される。この文
字コード列「焼鳥鳥六」を検索キーワードとして情報検
索を行い（ホ）、当該店の詳細情報等の検索結果を取得
し、表示し、ブックマークをつけておきたい情報があっ
た場合、該情報検索結果の情報を特定するためのリンク
等と、検索条件とした文字コード列とをリンクして登録
しておく（ヘ）。そして、この「焼鳥鳥六」の店に関す
る評価点を操作者が入力した場合（ト）、それがセンタ
側で集計され（チ）、その集計結果が表示される
（リ）。本例では、操作者が「１０点」の評価点を入力
したのに対し、センタ側では、それと過去の評価点との
集計を行い、平均値として「８.８点」が返ってきたこ
とを示している。

【００２８】図８は、特定の検索対象がなく、周辺にあ
る店などを検索対象のために探索する場合の処理例であ
る。操作者は、カメラ画像中の文字画像のキャプチャを
行い（イ）、検索対象が決らない場合など、ＰＨＳで取
得された位置情報を用いて周辺地図の表示を行う
（ヌ）。この時、評価点が存在する店および検索情報を
登録した対象等を強調表示する。本例では、「○」印が
評価点ありの店、「●」印が検索情報登録ありの店とす
る。操作者は、表示された地図上の検索したい店等をク
リックすることで、検索条件を取得する（ル）。本例で
は、居酒屋「あらき」が検索対象となる。また、位置情
報の取得精度による誤差を考慮して、キャプチャ画像中
に文字情報が含まれる場合、図７の（ロ）〜（ニ）と同
様の処理により住所情報を取得し（ヲ）、該住所情報と
位置情報を用いて周辺地図の表示を行う（ワ）。この場
合、ＰＨＳによる位置情報のみに比べて、周辺地図を絞
り込むことができる。先と同様にして、表示された地図
上の検索したい店等をクリックすることで、例えば、検
索対象の居酒屋「あらき」が選択される（カ）。以後の
処理は、図７の（ホ）以降と同じである。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯型の
情報検索装置によれば、ビデオカメラ等による文字列画
像入力によって情報検索を行う場合に、検索結果の中で
保存しておきたい情報を、その場で、簡易に、その情報
を持つ建物や店などとリンクして登録しておくことがで
き、地図表示等の手段で簡易に登録した情報を参照する
ことができる。また、特定した店や建物に関する評価点
を、その場で行うことが可能であり、実際にそこを訪れ
た人の評価点を加えた結果をその場で見ることができ、
口コミ情報などとして有効に利用することが可能であ
る。また、位置情報取得や地図表示を行なうことによっ
て、特定の対象に関する情報検索以外に、位置情報をも
とにした周辺地域の情報検索等を行なうことも可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における情報検索装置のブロ
ック図である。

【図２】本発明の一実施例における情報検索装置の装置
外観図である。

【図３】本発明の一実施例における情報検索装置の基本
的動作を示すフローチャートである。

【図４】文字列画像カら検索対象が決まった場合のフロ
ーチャートである。

【図５】文字列画像から検索対象が決まらない場合の検
索対象探索のフローチャートである。

【図６】評価点入力の場合のフローチャートである。

【図７】文字列画像から検索対象が決まった場合の具体
的処理例である。

【図８】文字列画像から検索対象が決まらない場合の探
索の具体的処理例である。

【符号の説明】

１画像入力部２位置情報取得部３文字切り出し部４文字認識部５検索条件蓄積部６認識結果修正部７通信部８検索結果蓄積部９検索情報登録部１０出力部１００情報検索装置２００外部情報検索システム３００外部評価点集計システム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者宮本信夫東京都新宿区西新宿三丁目19番２号日本電信電話株式会社内Ｆターム(参考） 5B064 AA10 BA01 CA08 5B075 ND07 PP03 PP10 PQ02 PQ22 PQ69 UU13

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像を入力する手段と、上記画像から文
字画像を切り出す手段と、上記文字画像を認識して文字
コード列を取得する手段と、上記文字コード列を検索対
象として情報検索を行い、検索結果を取得する手段と、
上記検索結果の中で、必要とする情報を検索情報として
登録しておく手段と、上記入力された画像、上記検索結
果および上記検索情報を出力する手段とを有することを
特徴とする情報検索装置。
【請求項２】検索対象を外部情報検索システムへ送信
し、外部情報検索システムから検索結果の受信を行う手
段を有することを特徴とする請求項１記載の情報検索装
置。
【請求項３】検索対象の評価点を入力する手段と、上
記入力された評価点を外部情報検索システムへ送信し、
外部評価点集計システムによる集計結果の評価点の受信
を行う手段とをことを特徴とする請求項１、２記載の情
報検索装置。
【請求項４】画像を入力する際に位置情報を取得する
手段と、上記位置情報により周辺地図を表示する手段
と、表示された地図上より検索対象を選択する手段を有
することを特徴とする請求項１、２、３記載の情報検索
装置。
【請求項５】地図表示する際に、上記評価点や検索情
報を持つ対象を強調表示することを特徴とする請求項４
記載の情報検索装置。