JP2000326721A - 空気調和ユニット及び車両用空気調和装置 - Google Patents
空気調和ユニット及び車両用空気調和装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00007—Combined heating, ventilating, or cooling devices
- B60H1/00021—Air flow details of HVAC devices
- B60H1/00064—Air flow details of HVAC devices for sending air streams of different temperatures into the passenger compartment
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- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 デフロスト運転モード時におけるデフロスト
機能及び空調フィーリングを共に向上させることた空気
調和ユニットの提供を目的とする。 【解決手段】 内気または外気の一方を導入空気として
選択する内外気箱と、導入空気を吸引し下流側へ送風す
るブロワファンが設けられたブロワユニットと、それぞ
れダンパを備えた複数の吹出口が上部に開口するユニッ
トケース33内に、導入空気と冷媒との間で熱交換させ
るエバポレータ31と、導入空気と温水との間で熱交換
させるヒータコア32と、ヒータコア32を通過する導
入空気の流量を調整するエアミックスダンパ37とを備
え、エバポレータ31の上方にヒータコア32が配置さ
れる構成の空調部ユニット30と、を具備してなる空気
調和ユニットであって、フロントガラスFG面に向けて
吹き出すデフロスタ吹出口34が温風層HW及び冷風層
CWよりなる2層流の空調空気を吹き出すように構成し
た。
機能及び空調フィーリングを共に向上させることた空気
調和ユニットの提供を目的とする。 【解決手段】 内気または外気の一方を導入空気として
選択する内外気箱と、導入空気を吸引し下流側へ送風す
るブロワファンが設けられたブロワユニットと、それぞ
れダンパを備えた複数の吹出口が上部に開口するユニッ
トケース33内に、導入空気と冷媒との間で熱交換させ
るエバポレータ31と、導入空気と温水との間で熱交換
させるヒータコア32と、ヒータコア32を通過する導
入空気の流量を調整するエアミックスダンパ37とを備
え、エバポレータ31の上方にヒータコア32が配置さ
れる構成の空調部ユニット30と、を具備してなる空気
調和ユニットであって、フロントガラスFG面に向けて
吹き出すデフロスタ吹出口34が温風層HW及び冷風層
CWよりなる2層流の空調空気を吹き出すように構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
設置され、車室内における冷房及び暖房等の空気調和を
行う空気調和ユニット及び車両用空気調和装置に係り、
特に、デフロスタ吹き出しモード時の空調フィーリング
を向上させる技術に関する。
設置され、車室内における冷房及び暖房等の空気調和を
行う空気調和ユニット及び車両用空気調和装置に係り、
特に、デフロスタ吹き出しモード時の空調フィーリング
を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両に設置される
空気調和ユニットは、冷房、暖房及び除湿等の空調運転
を実施して車室内の乗員に快適な環境を提供するだけで
なく、たとえば冬季走行前のフロントガラスの霜取り及
び雨天走行中のフロントガラスの曇りを除去するため
に、フロントガラスなどの内面に直接当たるようデフロ
スタ吹出口と呼ばれる吹出口から温風及び除湿した風
(空調空気)を吹き出す機能も備えている。このような
空調運転モードは、一般的には「デフロスタ吹き出しモ
ード」と呼ばれている。この「デフロスタ吹き出しモー
ド」の他にも、次のような吹き出しモードがある。主と
して夏季の冷房運転時に使用される「フェイス吹き出し
モード」は、フェイス吹出口から乗員の上半身へ向けて
冷風を吹き出すものである。また、主として冬季の暖房
運転時に使用される「フット吹き出しモード」は、フッ
ト吹出口から乗員の足元へ温風を吹き出すものである。
そして、主として春や秋の中間期に用いられる「バイレ
ベル吹き出しモード」は、フェイス吹出口及びフット吹
出口の両方から空調された空気を吹き出すものであり、
この場合は、フェイス吹出口からの吹き出し風をフット
吹出口より低温として「頭寒足熱」とするのが一般的で
ある。
空気調和ユニットは、冷房、暖房及び除湿等の空調運転
を実施して車室内の乗員に快適な環境を提供するだけで
なく、たとえば冬季走行前のフロントガラスの霜取り及
び雨天走行中のフロントガラスの曇りを除去するため
に、フロントガラスなどの内面に直接当たるようデフロ
スタ吹出口と呼ばれる吹出口から温風及び除湿した風
(空調空気)を吹き出す機能も備えている。このような
空調運転モードは、一般的には「デフロスタ吹き出しモ
ード」と呼ばれている。この「デフロスタ吹き出しモー
ド」の他にも、次のような吹き出しモードがある。主と
して夏季の冷房運転時に使用される「フェイス吹き出し
モード」は、フェイス吹出口から乗員の上半身へ向けて
冷風を吹き出すものである。また、主として冬季の暖房
運転時に使用される「フット吹き出しモード」は、フッ
ト吹出口から乗員の足元へ温風を吹き出すものである。
そして、主として春や秋の中間期に用いられる「バイレ
ベル吹き出しモード」は、フェイス吹出口及びフット吹
出口の両方から空調された空気を吹き出すものであり、
この場合は、フェイス吹出口からの吹き出し風をフット
吹出口より低温として「頭寒足熱」とするのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のデフ
ロスタ吹き出しモードにおいては、デフロスタ機能を優
先させるために、温風側が強くなって吹き出される空調
空気の温度が高くなる傾向にある。このため、乗員の顔
や頭部に向けて、比較的温度の高い温風がフロントガラ
ス側から流れることになり、空調フィーリングとしては
好ましいものではなかった。特に、車両用の空気調和装
置では「頭寒足熱」が基本となっているので、温度の高
い温風を吹き出すことで性能が向上するデフロスタ機能
及び頭部に冷風を供給することで向上する空調フィーリ
ングを両立させた空気調和ユニット及び車両用空気調和
装置が望まれている。
ロスタ吹き出しモードにおいては、デフロスタ機能を優
先させるために、温風側が強くなって吹き出される空調
空気の温度が高くなる傾向にある。このため、乗員の顔
や頭部に向けて、比較的温度の高い温風がフロントガラ
ス側から流れることになり、空調フィーリングとしては
好ましいものではなかった。特に、車両用の空気調和装
置では「頭寒足熱」が基本となっているので、温度の高
い温風を吹き出すことで性能が向上するデフロスタ機能
及び頭部に冷風を供給することで向上する空調フィーリ
ングを両立させた空気調和ユニット及び車両用空気調和
装置が望まれている。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、デフロスト運転モード時におけるデフロスト機能
及び空調フィーリングを共に向上させることができる空
気調和ユニット及び車両用空気調和装置の提供を目的と
している。
ので、デフロスト運転モード時におけるデフロスト機能
及び空調フィーリングを共に向上させることができる空
気調和ユニット及び車両用空気調和装置の提供を目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため以下の手段を採用した。請求項1に記載の空
気調和ユニットは、外気導入口及び内気導入口が開口し
導入空気を内気または外気のいずれか一方に選択切り換
えする内外気切換ダンパを備えた内外気箱と、前記導入
空気を吸引して下流側へ送風するブロワファンが設けら
れたブロワユニットと、それぞれダンパを備えた複数の
吹出口が上部に開口するユニットケース内に、通過する
前記導入空気と冷媒との間で熱交換させるエバポレータ
と、通過する前記導入空気と温水との間で熱交換させる
ヒータコアと、該ヒータコアを通過する前記導入空気の
流量を調整するエアミックスダンパとを備え、前記エバ
ポレータの上方に前記ヒータコアが配置される構成の空
調部ユニットと、を具備してなる空気調和ユニットであ
って、ガラス面に向けて吹き出すデフロスタ吹出口が温
風及び冷風よりなる2層流の空調空気を吹き出すように
構成したことを特徴とするものである。
決するため以下の手段を採用した。請求項1に記載の空
気調和ユニットは、外気導入口及び内気導入口が開口し
導入空気を内気または外気のいずれか一方に選択切り換
えする内外気切換ダンパを備えた内外気箱と、前記導入
空気を吸引して下流側へ送風するブロワファンが設けら
れたブロワユニットと、それぞれダンパを備えた複数の
吹出口が上部に開口するユニットケース内に、通過する
前記導入空気と冷媒との間で熱交換させるエバポレータ
と、通過する前記導入空気と温水との間で熱交換させる
ヒータコアと、該ヒータコアを通過する前記導入空気の
流量を調整するエアミックスダンパとを備え、前記エバ
ポレータの上方に前記ヒータコアが配置される構成の空
調部ユニットと、を具備してなる空気調和ユニットであ
って、ガラス面に向けて吹き出すデフロスタ吹出口が温
風及び冷風よりなる2層流の空調空気を吹き出すように
構成したことを特徴とするものである。
【0006】この場合、前記空調部ユニットが、前記エ
バポレータの上面からフット吹出口へ直接冷風を導く冷
風通路と、前記ヒータコアの上面からデフロスタ吹出口
及びフェイス吹出口へ直接温風を導く温風通路とを備え
たものが好ましい。また、前記2層流が、ガラス面側の
温風と車室内側の冷風とにより構成されるのが好まし
い。そして、前記デフロスタ吹出口が前記空調部ユニッ
トに接続されたダクトの出口に設けられ、前記ダクト内
を車幅方向の仕切板で前後に分割して温風出口及び冷風
出口を形成するのが好ましい。さらに、前記デフロスタ
吹出口に回転支持ダンパを取り付け、開位置のダンパ本
体が前記ダクト内を前後に分割するように構成するとよ
い。
バポレータの上面からフット吹出口へ直接冷風を導く冷
風通路と、前記ヒータコアの上面からデフロスタ吹出口
及びフェイス吹出口へ直接温風を導く温風通路とを備え
たものが好ましい。また、前記2層流が、ガラス面側の
温風と車室内側の冷風とにより構成されるのが好まし
い。そして、前記デフロスタ吹出口が前記空調部ユニッ
トに接続されたダクトの出口に設けられ、前記ダクト内
を車幅方向の仕切板で前後に分割して温風出口及び冷風
出口を形成するのが好ましい。さらに、前記デフロスタ
吹出口に回転支持ダンパを取り付け、開位置のダンパ本
体が前記ダクト内を前後に分割するように構成するとよ
い。
【0007】このような空気調和ユニットによれば、デ
フロスタ吹出口から温風及び冷風よりなる2層流の空調
空気を吹き出すことができるので、温度の高い温風によ
りデフロスト機能を向上させ、かつ、デフロスト後の温
風と冷風とが混合された適温の空調空気を乗員及び車室
内に提供することが可能となる。
フロスタ吹出口から温風及び冷風よりなる2層流の空調
空気を吹き出すことができるので、温度の高い温風によ
りデフロスト機能を向上させ、かつ、デフロスト後の温
風と冷風とが混合された適温の空調空気を乗員及び車室
内に提供することが可能となる。
【0008】請求項6に記載の車両用空気調和装置は、
外気導入口及び内気導入口が開口し導入空気を内気また
は外気のいずれか一方に選択切り換えする内外気切換ダ
ンパを備えた内外気箱と、前記導入空気を吸引して下流
側へ送風するブロワファンが設けられたブロワユニット
と、それぞれダンパを備えた複数の吹出口が上部に開口
するユニットケース内に、通過する前記導入空気と冷媒
との間で熱交換させるエバポレータと、通過する前記導
入空気と温水との間で熱交換させるヒータコアと、該ヒ
ータコアを通過する前記導入空気の流量を調整するエア
ミックスダンパとを備え、前記エバポレータの上方に前
記ヒータコアが配置された空調部ユニットとを具備し、
ガラス面に向けて吹き出すデフロスタ吹出口が温風及び
冷風よりなる2層流の空調空気を吹き出す空気調和ユニ
ットと、ガス状の冷媒を圧縮するコンプレッサと、高圧
のガス冷媒を外気と熱交換して凝縮させるコンデンサ
と、高温高圧の液冷媒を低温低圧の液冷媒にする膨張弁
とを具備し、前記エバポレータに低温低圧の液冷媒を供
給する冷媒系と、エンジン冷却水を前記ヒータコアに導
入する加熱源系と、前記空気調和ユニット、冷媒系及び
加熱源系の作動制御を行う制御部と、により構成したこ
とを特徴とするものである。
外気導入口及び内気導入口が開口し導入空気を内気また
は外気のいずれか一方に選択切り換えする内外気切換ダ
ンパを備えた内外気箱と、前記導入空気を吸引して下流
側へ送風するブロワファンが設けられたブロワユニット
と、それぞれダンパを備えた複数の吹出口が上部に開口
するユニットケース内に、通過する前記導入空気と冷媒
との間で熱交換させるエバポレータと、通過する前記導
入空気と温水との間で熱交換させるヒータコアと、該ヒ
ータコアを通過する前記導入空気の流量を調整するエア
ミックスダンパとを備え、前記エバポレータの上方に前
記ヒータコアが配置された空調部ユニットとを具備し、
ガラス面に向けて吹き出すデフロスタ吹出口が温風及び
冷風よりなる2層流の空調空気を吹き出す空気調和ユニ
ットと、ガス状の冷媒を圧縮するコンプレッサと、高圧
のガス冷媒を外気と熱交換して凝縮させるコンデンサ
と、高温高圧の液冷媒を低温低圧の液冷媒にする膨張弁
とを具備し、前記エバポレータに低温低圧の液冷媒を供
給する冷媒系と、エンジン冷却水を前記ヒータコアに導
入する加熱源系と、前記空気調和ユニット、冷媒系及び
加熱源系の作動制御を行う制御部と、により構成したこ
とを特徴とするものである。
【0009】このような車両用空気調和装置によれば、
デフロスタ吹出口から温風及び冷風よりなる2層流の空
調空気を吹き出すことで、温度の高い温風によりデフロ
スト機能を向上させ、かつ、デフロスト後の温風と冷風
とが混合された適温の空調空気を乗員及び車室内に提供
することが可能になるので、デフロスタ機能と空調フィ
ーリングとが両立して商品性の高い装置となる。
デフロスタ吹出口から温風及び冷風よりなる2層流の空
調空気を吹き出すことで、温度の高い温風によりデフロ
スト機能を向上させ、かつ、デフロスト後の温風と冷風
とが混合された適温の空調空気を乗員及び車室内に提供
することが可能になるので、デフロスタ機能と空調フィ
ーリングとが両立して商品性の高い装置となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和ユニ
ット及び車両用空気調和装置の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。本発明による車両用空気調和装置は、図
4の系統図に示すように、大きくは冷暖房などの空気調
和を行う空気調和ユニット1と、冷房運転時に空気調和
ユニット1へ冷媒を供給する冷媒系2と、暖房運転時に
空気調和ユニット1へ熱源となるエンジン冷却水を供給
する加熱源系3と、装置全体の作動制御を行う制御部4
とにより構成されている。
ット及び車両用空気調和装置の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。本発明による車両用空気調和装置は、図
4の系統図に示すように、大きくは冷暖房などの空気調
和を行う空気調和ユニット1と、冷房運転時に空気調和
ユニット1へ冷媒を供給する冷媒系2と、暖房運転時に
空気調和ユニット1へ熱源となるエンジン冷却水を供給
する加熱源系3と、装置全体の作動制御を行う制御部4
とにより構成されている。
【0011】空気調和ユニット1は、図3の斜視図に示
すように、内外気箱10と、ブロワユニット20と、空
調部ユニット30とが一体に連結されたものである。こ
の空気調和ユニット1は、一般的なセダン型乗用車の場
合、車室内から見て左側の助手席側で、しかもダッシュ
ボードの下方に位置するエンジンルームの後部に配置さ
れている。以下、この空気調和ユニット1を空気の流れ
の順に説明する。
すように、内外気箱10と、ブロワユニット20と、空
調部ユニット30とが一体に連結されたものである。こ
の空気調和ユニット1は、一般的なセダン型乗用車の場
合、車室内から見て左側の助手席側で、しかもダッシュ
ボードの下方に位置するエンジンルームの後部に配置さ
れている。以下、この空気調和ユニット1を空気の流れ
の順に説明する。
【0012】最初の内外気箱10は、空気調和ユニット
1に導入する空気を外気(車室外の空気)または内気
(車室内の空気)のいずれか一方に選択切り換えする機
能を有する部分である。ここでは、車室外に連通する外
気導入口11aと車室内に連通する内気導入口11bと
が設けられており、両導入口11a,11bのいずれか
一方を内外気切り換えダンパ(図示省略)により閉じ
て、導入する空気(以下、導入空気と呼ぶ)を選択する
ようになっている。
1に導入する空気を外気(車室外の空気)または内気
(車室内の空気)のいずれか一方に選択切り換えする機
能を有する部分である。ここでは、車室外に連通する外
気導入口11aと車室内に連通する内気導入口11bと
が設けられており、両導入口11a,11bのいずれか
一方を内外気切り換えダンパ(図示省略)により閉じ
て、導入する空気(以下、導入空気と呼ぶ)を選択する
ようになっている。
【0013】ブロワユニット20は、内外気箱10の下
流に接続して設けられ、ブロワファン21の作動により
外気または内気を選択的に吸引して後述する空調部ユニ
ット30へ送風する機能を有している。このブロワファ
ン21は、電動モータを駆動源とし、一般的には停止位
置の他に、複数の風量切り換えができるようになってい
る。なお、車両の走行中に外気を導入する場合には、ブ
ロアファン21が停止していても走行風である外気を空
調部ユニット30へ流すことができる。
流に接続して設けられ、ブロワファン21の作動により
外気または内気を選択的に吸引して後述する空調部ユニ
ット30へ送風する機能を有している。このブロワファ
ン21は、電動モータを駆動源とし、一般的には停止位
置の他に、複数の風量切り換えができるようになってい
る。なお、車両の走行中に外気を導入する場合には、ブ
ロアファン21が停止していても走行風である外気を空
調部ユニット30へ流すことができる。
【0014】空調部ユニット30は、ブロワユニット2
0から送風されてきた導入空気の除湿や温度調整などを
実施して空調する機能を有している。この空調部ユニッ
ト30は、冷房用の熱交換器であるエバポレータ31
と、暖房用の熱交換器であるヒータコア32とをユニッ
トケース33内に格納することで、一体化したものであ
る。以下、図1に示した第1実施例の構成を説明する。
ユニットケース33には、デフロスタ吹出口34,フェ
イス吹出口35,フット吹出口36が開口し、それぞれ
デフロスタダンパ34a,フェイスダンパ35a,図示
省略のフットダンパを備えている。ユニットケース33
内にはさらに、ヒータコア32を通過して温風となる導
入空気の流量を調整するエアミックスダンパ37と、こ
のエアミックスダンパ37と連動して冷風の風量を調整
可能なサブダンパ38が設けられている。なお、エアミ
ックスダンパ37は、冷風の風量調整にも貢献できる。
0から送風されてきた導入空気の除湿や温度調整などを
実施して空調する機能を有している。この空調部ユニッ
ト30は、冷房用の熱交換器であるエバポレータ31
と、暖房用の熱交換器であるヒータコア32とをユニッ
トケース33内に格納することで、一体化したものであ
る。以下、図1に示した第1実施例の構成を説明する。
ユニットケース33には、デフロスタ吹出口34,フェ
イス吹出口35,フット吹出口36が開口し、それぞれ
デフロスタダンパ34a,フェイスダンパ35a,図示
省略のフットダンパを備えている。ユニットケース33
内にはさらに、ヒータコア32を通過して温風となる導
入空気の流量を調整するエアミックスダンパ37と、こ
のエアミックスダンパ37と連動して冷風の風量を調整
可能なサブダンパ38が設けられている。なお、エアミ
ックスダンパ37は、冷風の風量調整にも貢献できる。
【0015】エバポレータ31は、ブロワユニット20
から送られてきた導入空気の全量が最初に通過するよう
に配置されている。ヒータコア32は、エバポレータ3
1の下流側となる上方に配置されるが、導入空気はその
全量が必ずヒータコア32を通過するものではない。従
って、ヒータコア32は、流路となるユニットケース3
3の断面の一部に配置されており、ヒータコア32の設
置面では、導入空気がヒータコア32を通過する加熱流
路39と、通過しない非加熱流路40とに分かれる。こ
の結果、ヒータコア32の入口面に沿ってスライドする
エアミックスダンパ37と、ヒータコア32と略同一面
上の非加熱流路40に配置されたサブダンパ38との開
閉位置により、ヒータコア32を通過する導入空気と、
ヒータコア32を通過しない導入空気とに分配される。
から送られてきた導入空気の全量が最初に通過するよう
に配置されている。ヒータコア32は、エバポレータ3
1の下流側となる上方に配置されるが、導入空気はその
全量が必ずヒータコア32を通過するものではない。従
って、ヒータコア32は、流路となるユニットケース3
3の断面の一部に配置されており、ヒータコア32の設
置面では、導入空気がヒータコア32を通過する加熱流
路39と、通過しない非加熱流路40とに分かれる。こ
の結果、ヒータコア32の入口面に沿ってスライドする
エアミックスダンパ37と、ヒータコア32と略同一面
上の非加熱流路40に配置されたサブダンパ38との開
閉位置により、ヒータコア32を通過する導入空気と、
ヒータコア32を通過しない導入空気とに分配される。
【0016】デフロスタ吹出口34、フェイス吹出口3
5及びフット吹出口36は、何れもヒータコア32上方
のユニットケース33上部に開口している。各吹出口
は、車両前方側から車室側へフット吹出口36、デフロ
スタ吹出口34、フェイス吹出口35の順に配置されて
いる。なお、フット吹出口36はユニットケース33の
側面に開口し、実際に車室内の乗員足元へ温風を吹き出
すための吹出口(図示省略)は、上述したフット吹出口
36とダクトによって接続されている。
5及びフット吹出口36は、何れもヒータコア32上方
のユニットケース33上部に開口している。各吹出口
は、車両前方側から車室側へフット吹出口36、デフロ
スタ吹出口34、フェイス吹出口35の順に配置されて
いる。なお、フット吹出口36はユニットケース33の
側面に開口し、実際に車室内の乗員足元へ温風を吹き出
すための吹出口(図示省略)は、上述したフット吹出口
36とダクトによって接続されている。
【0017】また、デフロスタ吹出口34は、空調空気
がフロントガラスFGの内面に向けて吹き出すように導
かれるデフダクト41の出口に設けられている。このデ
フダクト41は、ユニットケース33と一体に成形され
たものでもよいし、あるいは別体のダクトを取り付けた
ものでもよく、その出口側の内部は、車幅方向に延びる
仕切板42によって車両進行方向の前後に2分割されて
いる。このうち、フロントガラスFG側(前側)のデフ
ダクト出口を温風出口34hと呼び、車室内側(後側)
のデフ出口を冷風出口34cと呼ぶ。一方の温風出口3
4hは、相対的に高温の空調空気(温風)をフロントガ
ラスFGに直接吹き付けるように導き、他方の冷風出口
34cは、相対的に低温の空調空気(冷風)を温風の内
側(車室内側)に沿って吹き出すよう導くので、デフロ
スタ34からはフロントガラスFG側の温風と車室内側
の冷風とにより構成された2層流が吹き出す。なお、図
1において、黒塗矢印が温風、白抜矢印が冷風を示し、
符号のHWが温風層、CWが冷風層である。
がフロントガラスFGの内面に向けて吹き出すように導
かれるデフダクト41の出口に設けられている。このデ
フダクト41は、ユニットケース33と一体に成形され
たものでもよいし、あるいは別体のダクトを取り付けた
ものでもよく、その出口側の内部は、車幅方向に延びる
仕切板42によって車両進行方向の前後に2分割されて
いる。このうち、フロントガラスFG側(前側)のデフ
ダクト出口を温風出口34hと呼び、車室内側(後側)
のデフ出口を冷風出口34cと呼ぶ。一方の温風出口3
4hは、相対的に高温の空調空気(温風)をフロントガ
ラスFGに直接吹き付けるように導き、他方の冷風出口
34cは、相対的に低温の空調空気(冷風)を温風の内
側(車室内側)に沿って吹き出すよう導くので、デフロ
スタ34からはフロントガラスFG側の温風と車室内側
の冷風とにより構成された2層流が吹き出す。なお、図
1において、黒塗矢印が温風、白抜矢印が冷風を示し、
符号のHWが温風層、CWが冷風層である。
【0018】そして、デフロスタ吹出口34には、デフ
ロスタダンパとして、ダンパ本体の端部を支持して揺動
させるタイプのダンパではなく、ダンパ本体の中心また
は中心付近を回動可能に支持した回転支持ダンパ34a
を採用して取り付けてある。この回転支持ダンパ34a
は、デフロスタ吹出口34を開いた状態において、ダン
パ本体がデフダクト41内を前後に分割するように設置
されている。図示の例では、開状態のダンパ本体が上述
した仕切板42と共にほぼ連続する分割壁面を形成し、
温風出口34hに温風を導く温風ダクト41hと、冷風
出口34cに冷風を導く冷風ダクト41cとをデフダク
ト41内に形成している。
ロスタダンパとして、ダンパ本体の端部を支持して揺動
させるタイプのダンパではなく、ダンパ本体の中心また
は中心付近を回動可能に支持した回転支持ダンパ34a
を採用して取り付けてある。この回転支持ダンパ34a
は、デフロスタ吹出口34を開いた状態において、ダン
パ本体がデフダクト41内を前後に分割するように設置
されている。図示の例では、開状態のダンパ本体が上述
した仕切板42と共にほぼ連続する分割壁面を形成し、
温風出口34hに温風を導く温風ダクト41hと、冷風
出口34cに冷風を導く冷風ダクト41cとをデフダク
ト41内に形成している。
【0019】空調部ユニット30に設置されるエバポレ
ータ31は、冷房運転時に後述する冷媒系2から低温低
圧の液冷媒の供給を受け、ブロワユニット20から送風
されてた導入空気と液冷媒との間で熱交換させる。この
結果、導入空気は冷媒に熱を奪われて冷却及び除湿され
た冷風となり、加熱流路39または非加熱流路40へ導
かれる。ヒータコア32は、暖房運転時に後述する加熱
源系3から高温のエンジン冷却水の供給を受け、エバポ
レータ31を通って送風されてきた導入空気を加熱する
熱交換器である。ヒータコア32に送られる導入空気
は、エアミックスダンパ37の開度に応じて流量調整さ
れる。
ータ31は、冷房運転時に後述する冷媒系2から低温低
圧の液冷媒の供給を受け、ブロワユニット20から送風
されてた導入空気と液冷媒との間で熱交換させる。この
結果、導入空気は冷媒に熱を奪われて冷却及び除湿され
た冷風となり、加熱流路39または非加熱流路40へ導
かれる。ヒータコア32は、暖房運転時に後述する加熱
源系3から高温のエンジン冷却水の供給を受け、エバポ
レータ31を通って送風されてきた導入空気を加熱する
熱交換器である。ヒータコア32に送られる導入空気
は、エアミックスダンパ37の開度に応じて流量調整さ
れる。
【0020】次に、冷媒系2の構成を図4に基づいて説
明する。この冷媒系2は、エバポレータ31に低温低圧
の液冷媒を供給するもので、コンプレッサ51、コンデ
ンサ52及び膨張弁53を具備している。コンプレッサ
51は、エバポレータ31で車室内の熱を奪って気化し
た低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒と
してコンデンサ52へ送り出すものである。自動車用空
気調和装置の場合、コンプレッサ51は、通常エンジン
54よりベルト及びクラッチを介して駆動力を受ける。
コンデンサ52は、エンジンルームの前部に配設され、
コンプレッサ51から供給された高温高圧のガス冷媒を
外気で冷却し、ガス状の冷媒を凝縮液化させるものであ
る。こうして液化された冷媒は、レシーバ(図示省略)
へ送られて気液の分離がなされた後、高温高圧の液冷媒
として膨張弁53に送られる。この膨張弁53では、高
温高圧の液冷媒を減圧及び膨張させることによって低温
低圧の液(霧状)冷媒とし、エバポレータ31へ供給す
る。なお、膨張弁53は、一般的にはエバポレータ31
と共に空調部ユニット30内の適所に設置される。
明する。この冷媒系2は、エバポレータ31に低温低圧
の液冷媒を供給するもので、コンプレッサ51、コンデ
ンサ52及び膨張弁53を具備している。コンプレッサ
51は、エバポレータ31で車室内の熱を奪って気化し
た低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒と
してコンデンサ52へ送り出すものである。自動車用空
気調和装置の場合、コンプレッサ51は、通常エンジン
54よりベルト及びクラッチを介して駆動力を受ける。
コンデンサ52は、エンジンルームの前部に配設され、
コンプレッサ51から供給された高温高圧のガス冷媒を
外気で冷却し、ガス状の冷媒を凝縮液化させるものであ
る。こうして液化された冷媒は、レシーバ(図示省略)
へ送られて気液の分離がなされた後、高温高圧の液冷媒
として膨張弁53に送られる。この膨張弁53では、高
温高圧の液冷媒を減圧及び膨張させることによって低温
低圧の液(霧状)冷媒とし、エバポレータ31へ供給す
る。なお、膨張弁53は、一般的にはエバポレータ31
と共に空調部ユニット30内の適所に設置される。
【0021】続いて、加熱源系3の構成を図4に基づい
て簡単に説明する。この加熱源系3は、ヒータコア32
に熱源となる高温のエンジン冷却水を供給するもので、
エンジン54とラジエタ55との間を循環するエンジン
冷却水系から、その一部をウォータバルブ56による流
量制御を行って空気調和装置に導入するものである。な
お、図中の符号57は冷却水循環用のポンプ、58はサ
ーモスタット、59はバイパス流路である。
て簡単に説明する。この加熱源系3は、ヒータコア32
に熱源となる高温のエンジン冷却水を供給するもので、
エンジン54とラジエタ55との間を循環するエンジン
冷却水系から、その一部をウォータバルブ56による流
量制御を行って空気調和装置に導入するものである。な
お、図中の符号57は冷却水循環用のポンプ、58はサ
ーモスタット、59はバイパス流路である。
【0022】最後に、制御部4の構成を簡単に説明す
る。この制御部4は、空気調和装置を構成している空気
調和ユニット1、冷媒系2及び加熱源系3の作動制御を
行うもので、通常、乗員が各種の設定を行う操作パネル
に制御回路を組み込んで、インスツルメントパネルの中
央部に設置されている。この制御部4では、内外気切り
換えダンパの切り換え操作、吹出口などに設けられたダ
ンパ類の開閉操作による各種運転モードの選択切り換
え、ブロワファン21の風量切り換え及び所望の温度設
定操作などを行うことができる。
る。この制御部4は、空気調和装置を構成している空気
調和ユニット1、冷媒系2及び加熱源系3の作動制御を
行うもので、通常、乗員が各種の設定を行う操作パネル
に制御回路を組み込んで、インスツルメントパネルの中
央部に設置されている。この制御部4では、内外気切り
換えダンパの切り換え操作、吹出口などに設けられたダ
ンパ類の開閉操作による各種運転モードの選択切り換
え、ブロワファン21の風量切り換え及び所望の温度設
定操作などを行うことができる。
【0023】このように構成された車両用空気調和装置
では、ブロアファン21を駆動することにより、外気ま
たは内気が内外気箱10の外気導入口11aまたは内気
導入口11bから空気調和ユニット1内に導入され、こ
の導入空気はブロワユニット20を通って下流側の空調
部ユニット30へと送られる。空調部ユニット30内を
流れる導入空気はエバポレータ31を通過するが、ここ
では冷媒系2から低温低圧の液冷媒が供給される冷房運
転時に冷媒と熱交換して冷却及び除湿され、さらに下流
側のヒータコア32へ向けて流れる。
では、ブロアファン21を駆動することにより、外気ま
たは内気が内外気箱10の外気導入口11aまたは内気
導入口11bから空気調和ユニット1内に導入され、こ
の導入空気はブロワユニット20を通って下流側の空調
部ユニット30へと送られる。空調部ユニット30内を
流れる導入空気はエバポレータ31を通過するが、ここ
では冷媒系2から低温低圧の液冷媒が供給される冷房運
転時に冷媒と熱交換して冷却及び除湿され、さらに下流
側のヒータコア32へ向けて流れる。
【0024】一方、冷却及び除湿された導入空気は、エ
アミックスダンパ37がヒータコア32に通じる加熱流
路39を完全に覆っていると、導入空気はその全量が非
加熱流路40を通り、ダンパが開状態の吹出口から車室
内に冷風が吹き出される。なお、この時のサブダンパ3
8は、非加熱流路40を全開としている。また、エアミ
ックスダンパ37が加熱流路39を全開し、サブダンパ
38と共に非加熱流路40を全閉にしている時は、導入
空気の全部がヒータコア32を通過して加熱され、ダン
パが開状態の吹出口から車室内に温風が吹き出される。
さらにまた、エアミックスダンパ37が中間位置にある
ときは、ヒータコア32を通過しない冷風とヒータコア
32を通過した温風とが、エアミックス領域AMで混合
され、所望の温度に空調された空調空気が運転モードに
応じて、ダンパが開状態にある吹出口から車室内に向け
て吹き出される。
アミックスダンパ37がヒータコア32に通じる加熱流
路39を完全に覆っていると、導入空気はその全量が非
加熱流路40を通り、ダンパが開状態の吹出口から車室
内に冷風が吹き出される。なお、この時のサブダンパ3
8は、非加熱流路40を全開としている。また、エアミ
ックスダンパ37が加熱流路39を全開し、サブダンパ
38と共に非加熱流路40を全閉にしている時は、導入
空気の全部がヒータコア32を通過して加熱され、ダン
パが開状態の吹出口から車室内に温風が吹き出される。
さらにまた、エアミックスダンパ37が中間位置にある
ときは、ヒータコア32を通過しない冷風とヒータコア
32を通過した温風とが、エアミックス領域AMで混合
され、所望の温度に空調された空調空気が運転モードに
応じて、ダンパが開状態にある吹出口から車室内に向け
て吹き出される。
【0025】ここで、本発明の特徴的な運転モードであ
る「デフロスタ吹き出しモード」の作用を説明する。こ
の運転モードでは、低湿度で高温の温風をフロントガラ
スFGに吹き付けることでデフロスタ機能が向上する
が、空調フィーリングの観点からは乗員の頭部に冷風を
供給することが好ましい。そこで、導入空気をエバポレ
ータ31で除湿し、エアミックスダンパ37及びサブダ
ンパ38の開度を制御して、ヒータコア32を通過させ
て加熱する導入空気量を調整する。一方、非加熱流路4
0のは導入空気の残りが分配され、冷風のままエアミッ
クス領域AMに流れ込みむ。エアミックス領域AMで
は、ヒータコア32で加熱された後上面の導風壁Wに導
かれた温風と非加熱流路40から流入した冷風とが衝突
して混合される。このうち、ユニットケース33の壁面
に沿って流れる冷風は、あまり温度上昇することなく比
較的低温の冷風として冷風ダクト41cへ流れ込む。ま
た、導風壁Wに沿って流れる高温の温風も、冷風とあま
り混合されることなく比較的高温のまま温風ダクト41
hへ流れ込む。なお、回転支持ダンパ34aのダンパ本
体が冷風ダクト41cと温風ダクト41hとの分割壁面
を形成しているので、これらの冷風および温風を早期に
分割してデフロスタ吹出口34へ導くことができる。
る「デフロスタ吹き出しモード」の作用を説明する。こ
の運転モードでは、低湿度で高温の温風をフロントガラ
スFGに吹き付けることでデフロスタ機能が向上する
が、空調フィーリングの観点からは乗員の頭部に冷風を
供給することが好ましい。そこで、導入空気をエバポレ
ータ31で除湿し、エアミックスダンパ37及びサブダ
ンパ38の開度を制御して、ヒータコア32を通過させ
て加熱する導入空気量を調整する。一方、非加熱流路4
0のは導入空気の残りが分配され、冷風のままエアミッ
クス領域AMに流れ込みむ。エアミックス領域AMで
は、ヒータコア32で加熱された後上面の導風壁Wに導
かれた温風と非加熱流路40から流入した冷風とが衝突
して混合される。このうち、ユニットケース33の壁面
に沿って流れる冷風は、あまり温度上昇することなく比
較的低温の冷風として冷風ダクト41cへ流れ込む。ま
た、導風壁Wに沿って流れる高温の温風も、冷風とあま
り混合されることなく比較的高温のまま温風ダクト41
hへ流れ込む。なお、回転支持ダンパ34aのダンパ本
体が冷風ダクト41cと温風ダクト41hとの分割壁面
を形成しているので、これらの冷風および温風を早期に
分割してデフロスタ吹出口34へ導くことができる。
【0026】この結果、温風出口34hからは比較的高
温の温風がフロントガラスFGの内面へ向けて吹き出
し、また、冷風出口34cからは比較的低温の冷風が温
風と2層流を形成して吹き出すことになる。従って、フ
ロントガラスFGは、温度の高い温風により十分なデフ
ロスタ機能を得ることができる。また、フロントガラス
FGに沿って上昇する温風は、フロントガラスFGと乗
員との間の空間で2層流をなして流れてきた冷風と徐々
に混合され、フィーリングのよい空調空気、すなわち熱
すぎない空調空気となって乗員に供給される。
温の温風がフロントガラスFGの内面へ向けて吹き出
し、また、冷風出口34cからは比較的低温の冷風が温
風と2層流を形成して吹き出すことになる。従って、フ
ロントガラスFGは、温度の高い温風により十分なデフ
ロスタ機能を得ることができる。また、フロントガラス
FGに沿って上昇する温風は、フロントガラスFGと乗
員との間の空間で2層流をなして流れてきた冷風と徐々
に混合され、フィーリングのよい空調空気、すなわち熱
すぎない空調空気となって乗員に供給される。
【0027】続いて、空調部ユニット30の構成が異な
る第2実施例を図2に示して説明する。この第2実施例
は、風量や温度調整などの空調能力を維持して、空気調
和ユニット1を小型化、特に空調部ユニット30の上下
寸法を小さくできる構造に特徴がある。以下、この第2
実施例に関して、第1実施例と異なる部分を説明する。
この空調部ユニット30は、エバポレータ31の上面か
らフット吹出口36へ直接冷風を導く冷風通路43と、
ヒータコア32の上面からデフロスタ吹出口34及びフ
ェイス吹出口35へ直接温風を導く温風通路44とを備
えたもので、第1実施例における導風壁Wをなくすこと
でエアミックス領域AMをヒータコア32の上方に設け
たものである。なお、このエアミックス領域AMは、温
風通路44と略重複している。
る第2実施例を図2に示して説明する。この第2実施例
は、風量や温度調整などの空調能力を維持して、空気調
和ユニット1を小型化、特に空調部ユニット30の上下
寸法を小さくできる構造に特徴がある。以下、この第2
実施例に関して、第1実施例と異なる部分を説明する。
この空調部ユニット30は、エバポレータ31の上面か
らフット吹出口36へ直接冷風を導く冷風通路43と、
ヒータコア32の上面からデフロスタ吹出口34及びフ
ェイス吹出口35へ直接温風を導く温風通路44とを備
えたもので、第1実施例における導風壁Wをなくすこと
でエアミックス領域AMをヒータコア32の上方に設け
たものである。なお、このエアミックス領域AMは、温
風通路44と略重複している。
【0028】ユニットケース33の側壁33aには、非
加熱流路40のエバポレータ31上面からフット吹出口
36へ直接冷風を導くための冷風通路43となるダクト
が設けられている。この冷風通路43は、樹脂成型品で
あるユニットケース33と一体成型することにより設け
られた閉断面を有するダクトであり、図示の例では両側
壁33aにそって2本設けられている。なお、冷風通路
43の出口は、フェイスモード時に、すなわちフット吹
出口36を全閉とする時、フットダンパ36aにより全
閉となるように設定されている。そして、両側壁33a
に設けた冷風通路43に挟まれているヒータコア31の
上面中央部には、ヒータコア32の上面からデフロスタ
吹出口34及びフェイス吹出口35へ直接温風を導く温
風通路44が設けられている。すなわち、従来技術にお
いてこの温風通路44の形成を妨げていた導風板W(図
1参照)をなくすることにより、この温風通路44を冷
風と温風とを混合して温度調整するエアミックス領域A
Mとしても機能させている。
加熱流路40のエバポレータ31上面からフット吹出口
36へ直接冷風を導くための冷風通路43となるダクト
が設けられている。この冷風通路43は、樹脂成型品で
あるユニットケース33と一体成型することにより設け
られた閉断面を有するダクトであり、図示の例では両側
壁33aにそって2本設けられている。なお、冷風通路
43の出口は、フェイスモード時に、すなわちフット吹
出口36を全閉とする時、フットダンパ36aにより全
閉となるように設定されている。そして、両側壁33a
に設けた冷風通路43に挟まれているヒータコア31の
上面中央部には、ヒータコア32の上面からデフロスタ
吹出口34及びフェイス吹出口35へ直接温風を導く温
風通路44が設けられている。すなわち、従来技術にお
いてこの温風通路44の形成を妨げていた導風板W(図
1参照)をなくすることにより、この温風通路44を冷
風と温風とを混合して温度調整するエアミックス領域A
Mとしても機能させている。
【0029】このように構成された空調部ユニット30
とすれば、デフロスタ吹き出しモードにおいて回転支持
ダンパ34aを開とすることにより、ヒータコア32か
らほぼ真上に位置する温風ダクト41hまで直接温風を
導く温風流路44と、非加熱流路40から冷風ダクト4
1cまでほぼ直接冷風を導く流路とが形成される。この
ため、温風及び冷風は、ほとんど混合されることなくそ
れぞれ温風ダクト41h及び冷風ダクト41cへ流れ込
む。この時、回転支持ダンパ34aのダンパ本体がエア
ミックス領域AM内に入り込み、温風及び冷風の混合を
防ぐと共に、それぞれが温風ダクト41h及び冷風ダク
ト41cにスムーズに導かれるように作用している。な
お、図2(b)においては、図1と同様に、黒塗矢印が
温風、白抜矢印が冷風を示し、符号HWが温風層、CW
が冷風層である。
とすれば、デフロスタ吹き出しモードにおいて回転支持
ダンパ34aを開とすることにより、ヒータコア32か
らほぼ真上に位置する温風ダクト41hまで直接温風を
導く温風流路44と、非加熱流路40から冷風ダクト4
1cまでほぼ直接冷風を導く流路とが形成される。この
ため、温風及び冷風は、ほとんど混合されることなくそ
れぞれ温風ダクト41h及び冷風ダクト41cへ流れ込
む。この時、回転支持ダンパ34aのダンパ本体がエア
ミックス領域AM内に入り込み、温風及び冷風の混合を
防ぐと共に、それぞれが温風ダクト41h及び冷風ダク
ト41cにスムーズに導かれるように作用している。な
お、図2(b)においては、図1と同様に、黒塗矢印が
温風、白抜矢印が冷風を示し、符号HWが温風層、CW
が冷風層である。
【0030】この結果、温風ダクト41hに導かれる温
風及び冷風ダクト41cに導かれる冷風には、第1実施
例のものと比較してより明確な温度差を与えることがで
き、それぞれがデフロスタ吹出口34の温風出口34h
及び冷風出口34cからフロントガラスFGの内面に向
けて吹き出すことで、より明確な温度差を有する空調空
気の2層流が形成される。従って、フロントガラスFG
にはより温度の高い温風を吹き付けてデフロスタ機能を
高めることができる。また、フロントガラスFGと乗員
との間では、フロントガラスFGから流れてくる温度の
高い温風に対し、2層流をなして流れてきたより温度の
低い冷風を混合させることができるようになるので、適
度な空調フィーリングの空調空気に調整したものを乗員
に供給することができる。
風及び冷風ダクト41cに導かれる冷風には、第1実施
例のものと比較してより明確な温度差を与えることがで
き、それぞれがデフロスタ吹出口34の温風出口34h
及び冷風出口34cからフロントガラスFGの内面に向
けて吹き出すことで、より明確な温度差を有する空調空
気の2層流が形成される。従って、フロントガラスFG
にはより温度の高い温風を吹き付けてデフロスタ機能を
高めることができる。また、フロントガラスFGと乗員
との間では、フロントガラスFGから流れてくる温度の
高い温風に対し、2層流をなして流れてきたより温度の
低い冷風を混合させることができるようになるので、適
度な空調フィーリングの空調空気に調整したものを乗員
に供給することができる。
【0031】以上説明した実施形態では、フロントガラ
スFGに対して2層流の空調空気を吹き出すものであっ
たが、このような2層流はドアミラー視認用のデフロス
タとしてドアガラスに吹き出すものに適用してもよい。
スFGに対して2層流の空調空気を吹き出すものであっ
たが、このような2層流はドアミラー視認用のデフロス
タとしてドアガラスに吹き出すものに適用してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の空気調和ユニット及び車両用空
気調和装置によれば、以下の効果を奏する。 (1) デフロスタ吹出口から温風と冷風よりなる2層
流を吹き出すようにしたので、温度の高い温風をガラス
面に吹き付けるようにすればデフロスト機能を高めるこ
とができる。 (2) ガラス面側を流れる温風と車室内側を流れる冷
風とが2層流をなして流れることで、デフロスタ機能を
果たした温風に冷風を加えて車室内で混合し、適温に調
整されて空調フィーリングの高い(熱すぎない)空調空
気を乗員に供給することができる。 (3) 空調部ユニットに、エバポレータ上面から直接
フット吹出口へ冷風を導く冷風通路と、ヒータコアの上
面からデフロスタ吹出口及びフェイス吹出口へ温風を直
接導く温風通路とを備えたものを採用すれば、2層流を
形成する温風と冷風との間に明確な温度差を設けること
ができる。また、空気調和ユニットの小型化にも有効で
ある。 (4) デフロスタ吹出口を前後に分割する仕切板及び
回転支持ダンパの採用により、導入した温風及び冷風を
2層流として吹き出すことができる。特に、回転支持ダ
ンパのダンパ本体は、導入する温風及び冷風の混合を防
ぎ、温度差を維持するのに有効である。
気調和装置によれば、以下の効果を奏する。 (1) デフロスタ吹出口から温風と冷風よりなる2層
流を吹き出すようにしたので、温度の高い温風をガラス
面に吹き付けるようにすればデフロスト機能を高めるこ
とができる。 (2) ガラス面側を流れる温風と車室内側を流れる冷
風とが2層流をなして流れることで、デフロスタ機能を
果たした温風に冷風を加えて車室内で混合し、適温に調
整されて空調フィーリングの高い(熱すぎない)空調空
気を乗員に供給することができる。 (3) 空調部ユニットに、エバポレータ上面から直接
フット吹出口へ冷風を導く冷風通路と、ヒータコアの上
面からデフロスタ吹出口及びフェイス吹出口へ温風を直
接導く温風通路とを備えたものを採用すれば、2層流を
形成する温風と冷風との間に明確な温度差を設けること
ができる。また、空気調和ユニットの小型化にも有効で
ある。 (4) デフロスタ吹出口を前後に分割する仕切板及び
回転支持ダンパの採用により、導入した温風及び冷風を
2層流として吹き出すことができる。特に、回転支持ダ
ンパのダンパ本体は、導入する温風及び冷風の混合を防
ぎ、温度差を維持するのに有効である。
【図1】 本発明に係る空気調和ユニットの第1実施例
を示す図で、図3のA−A断面図である。
を示す図で、図3のA−A断面図である。
【図2】 本発明に係る空気調和ユニットの第2実施例
を示す図で、(a)は車室側正面から見た構成図、
(b)は(a)のB−B断面図である。
を示す図で、(a)は車室側正面から見た構成図、
(b)は(a)のB−B断面図である。
【図3】 空気調和ユニットを車室側から見た斜視図で
ある。
ある。
【図4】 車両用空気調和装置の構成を示す系統図であ
る。
る。
1 空気調和ユニット 2 冷媒系 3 加熱源系 4 制御部 10 内外気箱 20 ブロワユニット 30 空調部ユニット 31 エバポレータ 32 ヒータコア 33 ユニットケース 34 デフロスタ吹出口 34a デフロスタダンパ(回転支持ダンパ) 34c 冷風出口 34h 温風出口 35 フェイス吹出口 36 フット吹出口 37 エアミックスダンパ 38 サブダンパ 39 加熱流路 40 非加熱流路 41 デフダクト 41c 冷風ダクト 41h 温風ダクト 42 仕切板 43 冷風通路 44 温風通路 AM エアミックス領域 FG フロントガラス W 導風壁 HW 温風層 CW 冷風層
Claims (6)
- 【請求項1】 外気導入口及び内気導入口が開口し導入
空気を内気または外気のいずれか一方に選択切り換えす
る内外気切換ダンパを備えた内外気箱と、 前記導入空気を吸引して下流側へ送風するブロワファン
が設けられたブロワユニットと、 それぞれダンパを備えた複数の吹出口が上部に開口する
ユニットケース内に、通過する前記導入空気と冷媒との
間で熱交換させるエバポレータと、通過する前記導入空
気と温水との間で熱交換させるヒータコアと、該ヒータ
コアを通過する前記導入空気の流量を調整するエアミッ
クスダンパとを備え、前記エバポレータの上方に前記ヒ
ータコアが配置される構成の空調部ユニットと、を具備
してなる空気調和ユニットであって、 ガラス面に向けて吹き出すデフロスタ吹出口が温風及び
冷風よりなる2層流の空調空気を吹き出すように構成し
たことを特徴とする空気調和ユニット。 - 【請求項2】 前記空調部ユニットが、前記エバポレー
タの上面からフット吹出口へ直接冷風を導く冷風通路
と、前記ヒータコアの上面からデフロスタ吹出口及びフ
ェイス吹出口へ直接温風を導く温風通路とを備えたこと
を特徴とする請求項1に記載の空気調和ユニット。 - 【請求項3】 前記2層流が、ガラス面側の温風と車室
内側の冷風とにより構成されることを特徴とする請求項
1または2に記載の空気調和ユニット。 - 【請求項4】 前記デフロスタ吹出口が前記空調部ユニ
ットに接続されたダクトの出口に設けられ、前記ダクト
内を車幅方向の仕切板で前後に分割して温風出口及び冷
風出口を形成したことを特徴とする請求項1ないし3の
いずれかに記載の空気調和ユニット。 - 【請求項5】 前記デフロスタ吹出口に回転支持ダンパ
を取り付け、開位置のダンパ本体が前記ダクト内を前後
に分割するように構成したことを特徴とする請求項1な
いし4のいずれかに記載の空気調和ユニット。 - 【請求項6】 外気導入口及び内気導入口が開口し導入
空気を内気または外気のいずれか一方に選択切り換えす
る内外気切換ダンパを備えた内外気箱と、前記導入空気
を吸引して下流側へ送風するブロワファンが設けられた
ブロワユニットと、それぞれダンパを備えた複数の吹出
口が上部に開口するユニットケース内に、通過する前記
導入空気と冷媒との間で熱交換させるエバポレータと、
通過する前記導入空気と温水との間で熱交換させるヒー
タコアと、該ヒータコアを通過する前記導入空気の流量
を調整するエアミックスダンパとを備え、前記エバポレ
ータの上方に前記ヒータコアが配置された空調部ユニッ
トとを具備し、ガラス面に向けて吹き出すデフロスタ吹
出口が温風及び冷風よりなる2層流の空調空気を吹き出
す空気調和ユニットと、 ガス状の冷媒を圧縮するコンプレッサと、高圧のガス冷
媒を外気と熱交換して凝縮させるコンデンサと、高温高
圧の液冷媒を低温低圧の液冷媒にする膨張弁とを具備
し、前記エバポレータに低温低圧の液冷媒を供給する冷
媒系と、 エンジン冷却水を前記ヒータコアに導入する加熱源系
と、 前記空気調和ユニット、冷媒系及び加熱源系の作動制御
を行う制御部と、により構成したことを特徴とする車両
用空気調和装置。
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