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JP2000318246A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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Publication number
JP2000318246A
JP2000318246A JP11134397A JP13439799A JP2000318246A JP 2000318246 A JP2000318246 A JP 2000318246A JP 11134397 A JP11134397 A JP 11134397A JP 13439799 A JP13439799 A JP 13439799A JP 2000318246 A JP2000318246 A JP 2000318246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
width
printing apparatus
discharge tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11134397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Kudo
芳彦 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP11134397A priority Critical patent/JP2000318246A/ja
Publication of JP2000318246A publication Critical patent/JP2000318246A/ja
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】如何なる用紙であっても、如何なる画像を印刷
しても、用紙揃えを良好に行うことができる排紙トレイ
を備えた印刷装置を提供すること。 【解決手段】印刷を行った用紙を積載する排紙トレイ6
を有し、この排紙トレイ6が、用紙の各側縁をそれぞれ
規制するサイドフェンス29を有する印刷装置1におい
て、サイドフェンス29に、排紙トレイ6上に積載され
た用紙間に空気を送り込むための空気流発生装置を設
け、排紙トレイ6上への用紙の積載の終了後、空気流発
生装置により、排紙トレイ6上に積載された用紙間に空
気を送り込み、排紙トレイ6上に積載された用紙の揃え
を行う印刷装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙トレイ上の用
紙を揃える機構を有する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷後の用紙を積載する排紙
トレイにおいて、用紙揃えを行うための機構が種々提案
されている。本出願人の先の出願に関する特開平8−2
90859号公報には、排紙トレイに備えられ用紙の各
側縁をそれぞれ規制するサイドフェンスの相互間の間隔
を、用紙幅よりも僅かに狭い間隔として、サイドフェン
スに用紙を当接させながら用紙の印刷面を凹状に反らせ
て落下させることにより用紙揃えを行う技術が記載され
ており、同特開平10−1254号公報には、サイドフ
ェンス及び用紙先端を整合するエンドフェンスが積載さ
れた用紙に対してジョガー動作を行って用紙揃えを行う
技術が記載されており、本出願人の先の出願である特願
平10−329539号においては、サイドフェンスに
空気送り手段を設け、用紙の落下中に用紙の側縁に向け
て上方に空気を吹き出し、用紙の印刷面を凹状に反らせ
て落下させる技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記3つの技術は何れ
も、確かに用紙揃え向上に効果があるが、ベタ部の多い
画像を、たとえば更紙のような腰の弱い用紙に印刷した
ような場合には十分な排紙揃えを行うことができないと
いう問題がある。具体的には、更紙のような腰の弱い用
紙に印刷した場合、特開平8−290859号公報記載
の技術および特願平10−329539号において提案
されている技術では、用紙はベタ部の多い側がインキに
よって重くなり、またベタ部の多い部分はインキの水分
により用紙の印刷面が膨張してしまうため、ベタ部が用
紙の何れかの側方に片寄っている場合にはその部分が凸
状に反ってしまうこと等により、ベタ部の位置によって
は用紙の中央部が均等な凹状にならず、ベタ部の多い側
から落下してしまい用紙揃えが悪化するという不具合が
あり、特開平10−1254号公報記載の技術では、更
紙にベタ部の多い画像を印刷した場合等はインキによっ
て用紙の重量が増加するうえインキの水分によってさら
に腰が弱くなるために、ジョガー動作によって用紙の側
縁を押しても押した部分が折れてしまい用紙揃えの効果
が低下するという不具合がある。
【0004】本発明は、如何なる用紙であっても、如何
なる画像を印刷しても、用紙揃えを良好に行うことがで
きる排紙トレイを備えた印刷装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、印刷を行った用紙を積載す
る排紙トレイを有し、この排紙トレイが、用紙の各側縁
をそれぞれ規制するサイドフェンスを有する印刷装置に
おいて、上記サイドフェンスに、上記排紙トレイ上に積
載された用紙間に空気を送り込むための空気流発生手段
を設け、上記排紙トレイ上への用紙の積載の終了後、上
記空気流発生手段により、上記排紙トレイ上に積載され
た用紙間に空気を送り込み、上記排紙トレイ上に積載さ
れた用紙の揃えを行うことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、用紙の大きさを検知する検知手段を有
し、上記排紙トレイは、上記各サイドフェンスのうちの
少なくとも一方を用紙の幅方向に変位するサイドフェン
ス変位手段を有し、上記サイドフェンス変位手段が上記
フェンス相互間の距離を、上記検知手段により検知した
用紙の幅に応じて変位することを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の印
刷装置において、上記サイドフェンス変位手段は、上記
各サイドフェンス間の幅を、用紙の幅と略同じにするこ
とを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2記載の印
刷装置において、上記サイドフェンス変位手段は、上記
各サイドフェンス間の幅を、上記排紙トレイ上への用紙
の積載が終了するまで用紙の幅よりも小さくし、上記排
紙トレイ上への用紙の積載の終了後用紙の幅と略同じに
することを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の印
刷装置において、上記サイドフェンス変位手段は、上記
排紙トレイ上への用紙の積載の終了後、用紙の幅よりも
小さい上記各サイドフェンス間の幅を用紙の幅と略同じ
にする前に、上記サイドフェンス間の距離を、少なくと
も1回用紙の幅よりも大きくすることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の印刷装置において、上記サイドフェンス変位手段
が上記サイドフェンスを用紙の幅と略同じにした後に、
上記空気流発生手段を停止することを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
の何れか1つに記載の印刷装置において、上記空気流発
生手段によって発生した空気流を整流するための整流部
材を、上記サイドフェンスに設けたことを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
の何れか1つに記載の印刷装置において、用紙の大きさ
を検知する検知手段を有し、上記空気流発生手段を、用
紙の長さ方向に複数設け、上記検知手段により検知した
用紙の長さに応じて、上記複数の空気流発生手段のうち
作動させる空気流発生手段を決定することを特徴とす
る。
【0013】
【実施例】図1に本発明を適用した印刷装置としての孔
版印刷装置を示す。孔版印刷装置1は、孔版印刷装置1
本体の中央上部に配設された版胴としての印刷ドラム2
と、印刷ドラム2に対向配置され印刷ドラム2との間で
印刷用紙(以下、「用紙」という)を圧接する圧接手段
としてのプレスローラ3と、マスタとしての孔版原紙を
製版する製版手段としての製版装置107と、製版装置
107の筐体内に配設され製版済みのマスタを印刷ドラ
ム2へ向けて搬送する図示しないマスタ搬送手段と、印
刷ドラム2とプレスローラ3との対向部であって用紙に
印刷を行う印刷位置4に向けて供給される新たな用紙を
積載された給紙台5と、印刷位置4において印刷を行っ
た用紙を積載する排紙台としての排紙トレイ6と、使用
済みの孔版原紙を印刷ドラム2からはぎ取って格納する
排版装置としての排版装置8と、印刷すべき画像を読み
取り、読みとった画像データを製版装置107に向けて
送る画像読み取り部9とを主に有している。
【0014】孔版原紙にはPETからなる薄いフィルム
と和紙からなるベース部材とのラミネート構造のものを
使用しているが、薄いフィルムとしては他の材質であっ
てもよいし、ベース部材は合成繊維等であってもよい。
給紙台5上には多数の用紙が載置されていて、一枚ずつ
分離されて搬送され、この搬送の途中で上方を向いた面
に印刷されて、排紙トレイ6に送り出される。給紙台5
から排紙トレイ6に搬送されるまでには、いくつかの搬
送手段が関与するが、その主なものは、給紙コロ10、
レジストローラとしてのフィードローラ11、排紙吸着
ユニット12などである。給紙コロ10は、上下動可能
な駆動軸10aに揺動可能に支持されており、給紙が進
むにつれ、給紙コロ10の位置が下がって、図示しない
センサで検知されると、所定量だけ給紙台5が上昇し
て、最上位の用紙が常に給紙に適した高さになる様に制
御されている。給紙台5はサイドフェンス26、26を
有しており、給紙台5上に載置された用紙の両側縁を規
制する。
【0015】用紙の搬送方向に関して給紙コロ10の下
流側からフィードローラ11を経て印刷位置4に至る手
前側の位置には、上ガイド板13、下ガイド板14が互
いに対向して配設されている。フィードローラ11は、
対向接触するよう配置されたフィードローラ(上)11
aとフィードローラ(下)11bとからなり、給紙コロ
10により一枚に分離されて送り出された用紙の送りを
受け継いで、上下ガイド板13、14の間を、印刷位置
4に向けて送り出す。印刷位置4を出た用紙は排紙吸着
ユニット12に送り出され、この排紙吸着ユニット12
より排紙トレイ6に送り出される。排紙吸着ユニット1
2は、駆動ローラ15と従動ローラ16との間に掛け渡
された搬送ベルト17および搬送吸着ファン18を有し
ており、搬送吸着ファン18により印刷済みの用紙を搬
送ベルト17に吸着しながら、搬送ベルト17により排
紙トレイ6に向けて搬送するようになっている。
【0016】印刷ドラム2は周面に感熱性の孔版原紙の
先端を挾持するクランパとしての原紙係止装置19を有
している。印刷ドラム2内には、図示を省略するが、イ
ンキをその内周面に供給するためのインキ供給管、イン
キ供給ローラ、ドクターローラ及びインキ供給ローラと
ドクターローラとにより形成される楔状のインキ溜り等
で構成される周知のインキ供給装置が配設されている。
【0017】プレスローラ3は支軸20を支持する支持
アーム21により印刷ドラム2に対し接離自在に支持さ
れている。支持アーム21の一端は軸22により孔版印
刷装置1の図示しないケーシングに回転自在に軸支され
ている。支持アーム21の、支軸20に関し軸22の反
対側部分は、孔版印刷装置1のケーシングにその一端を
係止された引張りバネ23により印刷ドラム2に向けて
付勢されている。支持アーム21の他端には、上方から
カム24が係合しており、カム24の長径部が支持アー
ム21と係合することによりプレスローラ3が印刷ドラ
ム2から離間するようになっている。
【0018】排版装置8は、図示を省略するが、使用済
みの孔版原紙を収納する排版ボックスと、排版ボックス
を開閉する開閉板と、待機位置と印刷ドラム2に当接す
る稼働位置との間で搖動可能な搖動剥離ローラと、搖動
剥離ローラに対向配置された剥離ローラと、開いた状態
の開閉板との間で使用済み孔版原紙を排版ボックスへ導
く排版路を形成するガイドとを有する、周知の構成であ
る。印刷ドラム2の周面近傍には、印刷位置4にて印刷
された用紙がインキの粘度により印刷ドラム2に巻き付
いてしまった場合、その先端側を剥離するエアナイフ2
5が設けられている。エアナイフ25は用紙先端と印刷
ドラム2の周面との間に強制的に空気を吹き付けるもの
である。
【0019】画像読み取り部9は孔版印刷装置1本体の
上部に位置している。画像読み取り部9は、図示を省略
するが、原稿を置くための原稿受台、原稿を1枚づつ分
離して搬送する原稿搬送ローラ、原稿分離ローラ、読み
取るべき原稿を載せるコンタクトガラス、原稿をコンタ
クトガラス上を経て送る無端幅広の搬送ベルト、コンタ
クトガラスの下側に設けられた読み取りセンサ装置等を
有する周知の構成である。孔版印刷装置1は、画像読み
取り部9により読み取られた画像データを格納し、適時
に製版装置7に出力する記憶手段(図示省略)を有して
いる。
【0020】製版装置107は、図示を省略するが、孔
版原紙をロール状としたマスタロールを支持する支持手
段と、孔版原紙のフィルム面側に配設されたサーマルヘ
ッドと、サーマルヘッドに対向し孔版原紙のベース部材
側に配設されたプラテンローラと、製版済みの孔版原紙
を切断するカッター等を有する周知の構成である。
【0021】孔版印刷装置1の外部には、各種操作を行
うための図示しない操作パネルが設けられている。この
操作パネルには、通常の操作パネルに設けられているよ
うな、製版の実行を指令する製版スタートボタン、印刷
の実行を指令する印刷スタートボタン、孔版印刷装置1
の動作を停止させるストップボタン、印刷枚数、印刷部
数等を指令するテンキーとを有している。
【0022】図1または図2または図3または図4に示
すように、排紙トレイ6は、印刷位置4から排紙吸着ユ
ニット12を経て搬送されてくる用紙の先端を受け止め
るエンドプレート27と、用紙を積載する用紙積載面3
3を有する載置台28と、用紙の各側縁をそれぞれ規制
するサイドフェンス29、29とを有している。排紙ト
レイ6は孔版印刷装置1本体に対し着脱自在である。エ
ンドプレート27は、用紙積載面33内における用紙が
排出される方向と平行な方向であり、用紙の長さ方向で
あるA方向、B方向に変位可能であり、サイドフェンス
29は、用紙積載面33内における、エンドプレート2
7が変位する方向と垂直な方向であり、用紙の幅方向で
あるC方向に変位可能である。
【0023】用紙載置面33を有する載置台28の上面
板28’には、C方向における中央部に、AB方向に延
在する切り欠き42が形成されており、切り欠き42内
にはAB方向に案内軸43が配設されている。エンドプ
レート27はエンドプレート27と一体の図2のみに示
すスライダ106によって案内軸43に摺動可能であ
り、AB方向に変位する。上面板28’にはまた、C方
向における各端部すなわち用紙の幅方向の側縁に対応す
る各端部に、それぞれ、C方向に延在する切り欠き4
4、44が形成されており、切り欠き44、44内には
C方向に案内軸45、45が配設されている。サイドフ
ェンス29はそれぞれ、サイドフェンス29に一体の図
2のみに示すスライダ103によって案内軸45に摺動
可能であり、C方向に変位することで互いに近接する向
きまたは互いに離間する向きに変位する。
【0024】図5に示すように、載置台28の内部すな
わち上面板28’の下方の底板28”上には、エンドプ
レート27をAB方向に変位するためのエンドプレート
変位手段と、サイドフェンス29をC方向に変位するた
めのサイドフェンス変位手段とが配設されている。エン
ドプレート変位手段は、排紙トレイ6上に積載される用
紙の大きさにあわせてエンドプレート27をAB方向に
変位するためのものであって、ギヤ軸50を有しギヤ軸
50を回転駆動する、底板28”に固設されたモータ5
1と、ギヤ軸50により回転駆動されるギヤ52と、軸
53を中心にギヤ52によって回転駆動されるギヤ54
と、軸53上に設けられたギヤ54と一体回転する駆動
プーリ55と、従動プーリ56と、駆動プーリ55及び
従動プーリ56に巻き掛けられた無端ベルト57とを有
している。無端ベルト57は一箇所がスライダ106に
係合しており、駆動プーリ55が回転することでエンド
プレート27をAB方向に変位する。
【0025】サイドフェンス変位手段は、ギヤ軸58を
有しギヤ軸58を回転駆動する、底板28”に固設され
たモータ59と、ギヤ軸58により軸60を中心に回転
駆動されるギヤ61と、軸60上に設けられた駆動プー
リ62と、軸63を中心に回転する従動プーリ64と、
軸63上に設けられ従動プーリ64と一体回転するピニ
オン65と、駆動プーリ62及び従動プーリ64に巻き
掛けられた無端ベルト66と、サイドフェンス29にそ
れぞれ設けられピニオン65に係合したラック67とを
有している。モータ59が駆動プーリ55を回転駆動す
ることで各サイドフェンス29を同時にC方向に変位
し、各サイドフェンス29を互いに近接・離間させる。
【0026】図5において符号68は用紙が孔版印刷装
置1本体から排出され得る状態におけるエンドプレート
27の位置を検知する反射型のセンサを、符号70はサ
イドフェンス29の位置を検知する反射型のセンサを示
している。サイドフェンス29のA方向下流側すなわち
孔版印刷装置1本体からの用紙の受け入れ側は拡開して
おり、用紙の受け入れをスムーズに行うようになってい
る。
【0027】サイドフェンス29の外壁にはそれぞれ、
AB方向に2つの空気流発生装置111、111が配設
されている。空気流発生装置111は、排紙トレイ6上
に積載された用紙間に空気を送り込むための装置であっ
て、全て略同じ構成であるからその1つについて説明す
る。空気流発生装置111は、空気流発生部112と空
気整流部113とを有している。図6または図7に示す
ように、空気流発生部112のケーシング115内に
は、図示しない駆動源によって回転駆動される空気流発
生手段としてのファン119が配設されており、ファン
119が回転駆動することによって、サイドフェンス2
9の内壁側に向けた空気流を発生するようになってい
る。空気整流部113のケーシング116内には、ファ
ン119によって発生した空気流を整流するための整流
部材としてのフィン114が配設されており、ファン1
19によって発生した空気流は、空気整流部113内を
通過すると、矢印Dで示すように高さ方向に均一化され
用紙載置面33と平行な方向に吹き出される。
【0028】整流部材としては、図8または図9に示す
ように、ハニカム板117を用いることができ、ハニカ
ム板117を用いれば、縦方向のみならず、横方向にも
整流した空気を送ることができる。なお、整流部材とし
てハニカム板117を用いる場合には、符号118で示
すように、ファン119によって発生した空気流をハニ
カム板117に対してある程度均一に送るための第2の
整流部材としての整流板を配設することが望ましい。整
流板118は、図示を省略するが、縦方向に形成された
スリットを有しており、整流板118により遮られ整流
板118の周りを回り込んでハニカム板117に達する
空気の分布と、スリットを通過してハニカム板117に
達する空気の分布とを略均一化する作用をなす。この作
用をなすものであれば、スリットは、縦方向でなく横方
向、斜め方向に形成されて板も良く、またスリットの代
わりに孔を形成しても良い。
【0029】孔版印刷装置1は、用紙の大きさを検知す
る検知手段を有している。本実施例において検知手段
は、給紙台5上に載置された用紙の大きさを検知する周
知の機構ものを使用しているが、給紙台5が複数ある場
合等複数の大きさの用紙を使用可能な場合等は、操作パ
ネルにおいて使用する用紙の大きさを指定するキーを検
知手段としても良い。
【0030】本実施例は以上のような構成であって、印
刷を開始するための1つの操作として、所要の印刷枚数
をテンキーにより指示する。一方所定の原稿を原稿受台
にセットし、製版スタートボタンをオンにすると、印刷
ドラム2上に残存している前回の印刷工程における使用
済孔版原紙の処理が次のように行なわれる。印刷ドラム
2が回転し、原紙係止装置19が排版装置8近傍のはぎ
取り位置に達した時点で停止するとともに、原紙係止装
置19示されない開閉機構により作動させられて使用済
孔版原紙の先端部のクランプが解除される。先端部のク
ランプが解除されることにより自由になった使用済孔版
原紙は、稼働位置に変位した搖動剥離ローラにより先端
側から剥がされ、剥離ローラおよび印刷ドラム2の回転
により、開いた状態の開閉板とガイドとの間に形成され
た排版路を経て排版ボックス内へと排出される。
【0031】印刷ドラム2は、使用済孔版原紙を排版装
置8に取り込まれながら、時計まわりの向きに回転し、
使用済孔版原紙が完全に排版される所定位置まで回転す
ると、これを図示されないセンサが検知し、開閉板は排
版ボックスを閉じ、搖動剥離ローラは待機位置に戻る。
印刷ドラム2はさらに回転し、原紙係止装置19が図1
において2点鎖線で示す原紙供給位置に位置するとこれ
を図示しないセンサが検知し、印刷ドラム2の回転が停
止し、製版装置107が、印刷ドラム2に製版済未使用
孔版原紙の給版を開始するまで待機することとなる。
【0032】上記の排版工程と並行して、周知の原稿読
み取り工程が同時にスタートし、原稿の画像データが読
み取りセンサ装置により読み取られ、読み取りセンサ装
置内で光電変換された電気信号は、孔版印刷装置1本体
内に設けられた図示されないA/D(アナログ/デジタ
ル)変換基板に入力されて、孔版印刷装置1本体内に設
けられた図示されない記憶手段へ格納される。格納と同
時に孔版原紙の製版工程およびこれに続く給版工程が始
まる。
【0033】製版装置107において、孔版原紙をサー
マルヘッドに押し付けているプラテンローラが回転し、
孔版原紙が搬送される。搬送される孔版原紙に対し、サ
ーマルヘッドにライン状に並んだ複数個の発熱素子が、
前記の図示されない記憶手段に一旦格納され製版基板で
各種処理を施されて送られてきた原稿のデジタル画像信
号に応じて各々選択的に発熱し、孔版原紙の熱可塑性樹
脂フィルムが溶融穿孔される。製版された孔版原紙は、
マスタ搬送手段によって印刷ドラム2に向けて搬送さ
れ、先端が拡開した原紙係止装置19に到達すると原紙
係止装置19が閉じ、孔版原紙はクランプされる。印刷
ドラム2が回転し、孔版原紙は印刷ドラム2の外周面に
徐々に巻き付けらる。この際、支持アーム21にはカム
24の長径部が当接しており、プレスローラ3は印刷ド
ラム2から離間しているので、原紙係止装置19はドラ
ム2の回転の妨げとなることはない。製版が終了した孔
版原紙はカッターにより所定の長さに切断される。
【0034】版付工程においては、所定のタイミング
で、給紙台5に積載されている用紙のうちの最上位の一
枚が、給紙コロ10によりフィードローラ11へ向けて
送られ、フィードローラ11により印刷ドラム2の回転
と同期した所定のタイミングで印刷ドラム2とプレスロ
ーラ3との間に送られる。用紙は印刷ドラム2の外周面
に新たに装着された製版済未使用孔版原紙と、プレスロ
ーラ3に同時に押し付けられ、製版済未使用孔版原紙の
穿孔部より印刷インキが用紙の上面である表面に転移さ
れ印刷が行われる。
【0035】このようにして印刷された用紙は印刷位置
4を通り過ぎると、エアナイフ25により印刷ドラム2
の外周面に装着された孔版原紙から剥がされ、排紙吸着
ユニット12により搬送されて排紙トレイ6上に落下
し、版付工程が終了する。次いで、版付工程と同様の過
程で、給紙、印刷、排紙の工程からなる印刷工程が、テ
ンキーによりセットされた印刷枚数分、繰り返して行な
われる。試し刷り、印刷工程においては、原紙係止装置
19がプレスローラ3に対向するときにプレスローラ3
の平面部が印刷ドラム2に対向するようになっており、
原紙係止装置19がプレスローラ3に当接することはな
い。
【0036】図10に示すように、検知手段が検知した
用紙の大きさに応じて、排紙トレイ6におけるサイドフ
ェンス変位手段がサイドフェンス29を変位し、センサ
70による検知によって、両サイドフェンス29相互間
の距離を、排紙トレイ6上への用紙の積載が終了するま
で用紙の幅Wよりも小さいSとしている。エンドプレー
ト27も、検知手段が検知した用紙の大きさに応じて、
エンドプレート変位手段が変位し、センサ68による検
知によって用紙の先端を受け止めるに適した位置を占め
ている。
【0037】排紙トレイ6は、エンドプレート6側端部
が両面トレイ7側端部よりも下方に位置しているから、
孔版印刷装置1本体から排出される用紙は用紙載置面3
3あるいは既に排紙トレイ6上に積載されている用紙と
擦れることがないとともに、両側縁がサイドフェンス2
9に規制されるため、用紙は排紙トレイ6上にある程度
整然と積載されるが、この際、ベタ部の多い画像を、た
とえば更紙のような腰の弱い用紙に印刷したような場合
には、用紙はベタ部の多い側がインキによって重くな
り、またベタ部の多い部分はインキの水分により用紙の
印刷面が膨張してしまうため、ベタ部が用紙の何れかの
側方に片寄っている場合にはその部分が凸状に反ってし
まうこと等により、ベタ部の位置によっては用紙の中央
部が均等な凹状にならず、ベタ部の多い側から落下して
しまい、用紙揃えが十分確保できていない。
【0038】排紙トレイ6上への用紙の積載が終了する
と、図11に示すように、サイドフェンス変位手段が、
サイドフェンス29間の距離を、Wよりも大きいLとす
ると、用紙はサイドフェンス29による拘束を解除され
るため、若干幅方向に広がる。この状態においてファン
119を駆動し、図12に示すように、排紙トレイ6上
に積載された用紙間に空気を送り込む。これにより、各
用紙間に空気層が形成され、重なり合っている用紙同士
が引き離され、各用紙は浮き上がった状態となる。空気
が吹き付けられることによって、インクの乾燥が促進さ
れる。
【0039】ファン119を駆動したまま、図13に示
すように、サイドフェンス29間の距離を用紙の幅Wと
略同じ幅(以下、この幅についても「W」にて示す)と
する。各用紙間には空気層が形成されているから用紙間
に摩擦はなく、ベタ部の多い画像を、たとえば更紙のよ
うな腰の弱い用紙に印刷したような場合であっても、用
紙はスムーズに揃えられる。図14に示すように、サイ
ドフェンス29の位置をこの状態に保持したまま、ファ
ン119を停止し、用紙の揃え工程を終了する。
【0040】以上実施例を説明したが、孔版印刷装置1
を構成する上記各装置等の構成およびその配置状態は、
あくまでもその一例を示したものであり、他の周知の装
置および種々の配置状態をもって構成してもよい。例え
ば、孔版印刷装置1は、上記したような感熱デジタル製
版一体型孔版印刷装置を構成するものに限らず、装置本
体と別体に配設された排版装置によってマスタを排版し
てもよく、排版装置8を上記装置本体に必ずしも具備し
ていなくてもよい。また、製版するためのデータは、上
記したように原稿読取装置で読み取ったデータでも、あ
るいはコンピュータ等で作成されたデータであってもよ
い。また、版胴を並列に2つ以上配設した複胴式として
フルカラー印刷を含む多色印刷を行うこともできるし、
印刷用紙としては、通常の用紙のほか、厚紙、封筒等を
用いることができる。
【0041】さらに、上記実施例では印刷装置が孔版印
刷装置である場合について説明したが、印刷装置として
他のタイプの印刷装置を用いることができる。他のタイ
プの印刷装置の一例としては、表裏のあるマスタに対し
てサーマルヘッドにより貫通しない程度の製版を行なう
1つの製版装置を用い、これを互いに対向して配置され
た2つの版胴に版胴に巻き付ける印刷装置が挙げられ
る。なお、表裏のあるマスタに対してサーマルヘッドに
より貫通しない程度の製版を行なう印刷装置は特許第2
790963号公報に記載されている。
【0042】実施例においては、サイドフェンス変位手
段は、排紙トレイ6上への用紙の積載の終了後、間隔が
Sになっているサイドフェンス29間の幅をWとする前
に、サイドフェンス29間の距離を1回だけLとした
が、これに代えて、サイドフェンス29間の距離を、S
とLあるいはWとLの間で複数回変位する、いわゆるジ
ョガー動作といわれる動作をさせても良く、ジョガー動
作によれば、用紙の揃えをさらに向上することができ
る。またサイドフェンス変位手段は、用紙の積載が終了
するまでSとなっている各サイドフェンス29間の幅
を、Lとすることなく単にWとしても良いし、また、各
サイドフェンス間の幅を、常にWとしても、ファンによ
る空気流によってある程度用紙の揃えを行うことができ
る。
【0043】実施例においては、ファンを、各サイドフ
ェンス29間の幅がLとなった後に作動させたが、作動
のタイミングは、各サイドフェンス29間の幅をLとす
る前、あるいはLとすると同時であっても良い。また、
実施例においては、AB方向における両方のファンを作
動させたが、用紙のサイズが小さい場合には、B方向下
流側のファンのみを作動させるようにしても良い。ファ
ンは、AB方向に2つ配設するに限らず、1つでも良い
し、3つ以上でも良く、複数配設した場合には、用紙の
大きさに応じて作動するファンを決定することができ
る。印刷装置1には、コレーターやソーター等の後処理
装置を使用することができ、空気を送り込むことによっ
てインクの乾燥を早めることは、かかる後処理装置を使
用する場合に用紙同士の擦れによる画像汚れをハイレベ
ルに防止することに寄与する。送り込む空気を昇温する
ヒータ等の装置を配設すれば、空気を送り込むことによ
るインクの乾燥をさらに早めることができ、かかる後処
理装置を使用する場合において、用紙同士の擦れによる
画像汚れをさらにハイレベルに防止できる。サイドフェ
ンス変位手段は、両サイドフェンス29、29を変位す
るに限らず、少なくとも何れか一方を変位するものであ
って良い。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印刷を行
った用紙を積載する排紙トレイを有し、この排紙トレイ
が、用紙の各側縁をそれぞれ規制するサイドフェンスを
有する印刷装置において、上記サイドフェンスに、上記
排紙トレイ上に積載された用紙間に空気を送り込むため
の空気流発生手段を設け、上記排紙トレイ上への用紙の
積載の終了後、上記空気流発生手段により、上記排紙ト
レイ上に積載された用紙間に空気を送り込み、上記排紙
トレイ上に積載された用紙の揃えを行うので、ベタ部の
多い画像を更紙のような腰の弱い用紙に印刷した場合、
すなわち、揃えに不向きな用紙に揃えに不向きな印刷を
行った場合であっても、排紙トレイ上の用紙の揃えを良
好に行うことができる印刷装置を提供することができ
る。
【0045】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の印刷装置において、用紙の大きさを検知する検知手
段を有し、上記排紙トレイは、上記各サイドフェンスの
うちの少なくとも一方を用紙の幅方向に変位するサイド
フェンス変位手段を有し、上記サイドフェンス変位手段
が上記フェンス相互間の距離を、上記検知手段により検
知した用紙の幅に応じて変位するので、使用する用紙の
サイズに関わらず、排紙トレイ上の用紙の揃えを良好に
行うことができる印刷装置を提供することができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の印刷装置において、上記サイドフェンス変位手段
は、上記各サイドフェンス間の幅を、用紙の幅と略同じ
にするので、予め用紙の幅と略同じとしたサイドフェン
ス間に用紙を積載することで、排紙の際にある程度の用
紙揃えを行うことができ、その後の空気の吹き込みによ
り良好な用紙の揃えを行うことができる印刷装置を提供
することができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の印刷装置において、上記サイドフェンス変位手段
は、上記各サイドフェンス間の幅を、上記排紙トレイ上
への用紙の積載が終了するまで用紙の幅よりも小さく
し、上記排紙トレイ上への用紙の積載の終了後用紙の幅
と略同じにするので、排紙の際に用紙がサイドフェンス
に規制されて比較的用紙の揃えを良好に行うことができ
るとともに、その後の空気の吹き込みとサイドフェンス
の幅を略用紙の幅とすることとで良好な用紙の揃えを行
うことができる印刷装置を提供することができる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の印刷装置において、上記サイドフェンス変位手段
は、上記排紙トレイ上への用紙の積載の終了後、用紙の
幅よりも小さい上記各サイドフェンス間の幅を用紙の幅
と略同じにする前に、上記サイドフェンス間の距離を、
少なくとも1回用紙の幅よりも大きくするので、一旦用
紙の幅よりも大きくなったサイドフェンス間の距離を用
紙の幅と略同じくするときに、サイドフェンスにより用
紙の揃えを行うので、より良好に用紙の揃えを行うこと
ができ、ジョガー動作を行えばさらに用紙の揃えを良好
に行うことができる印刷装置を提供することができる。
【0049】請求項6記載の発明によれば、請求項4ま
たは5記載の印刷装置において、上記サイドフェンス変
位手段が上記サイドフェンスを用紙の幅と略同じにした
後に、上記空気流発生手段を停止するので、用紙の積載
後、サイドフェンスの変位の際には常に空気の吹き込み
を行い用紙の揃えを良好に行うことができる印刷装置を
提供することができる。
【0050】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし6の何れか1つに記載の印刷装置において、上記空
気流発生手段によって発生した空気流を整流するための
整流部材を、上記サイドフェンスに設けたので、排紙ト
レイ上に積載された用紙間に均等で安定した流れの空気
を吹き込むことができるから、用紙の揃えを良好に行う
ことができる印刷装置を提供することができる。
【0051】請求項8記載の発明によれば、請求項1な
いし7の何れか1つに記載の印刷装置において、用紙の
大きさを検知する検知手段を有し、上記空気流発生手段
を、用紙の長さ方向に複数設け、上記検知手段により検
知した用紙の長さに応じて、上記複数の空気流発生手段
のうち作動させる空気流発生手段を決定するので、用紙
の大きさが小さい場合には用紙の揃えに必要な空気流発
生手段のみを作動させることにより無駄なエネルギー消
費を抑えることができる印刷装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した孔版印刷装置の概要を示す図
である。
【図2】図1に示した排紙トレイの概略平面図である。
【図3】図1に示した排紙トレイの概略正面図である。
【図4】図1に示した排紙トレイの概略側面図である。
【図5】図1に示した排紙トレイの内部構成を示す平面
図である。
【図6】空気流発生装置の構成を示す図2のVI−VI断面
図である。
【図7】図6に示した空気流発生装置の正面図である。
【図8】空気流発生装置の別の例を示す側断面図であ
る。
【図9】図8に示した空気流発生装置の正面図である。
【図10】排紙トレイ上に用紙を積載する際のサイドフ
ェンス及び用紙の状態を示す概略正面図である。
【図11】排紙トレイ上に用紙を積載した後のサイドフ
ェンス及び用紙の状態を示す概略正面図である。
【図12】空気流発生手段を作動させた際の用紙の状態
を示す概略正面図である。
【図13】サイドフェンス間の幅を用紙の幅とした際の
用紙の状態を示す概略正面図である。
【図14】空気流発生手段を停止し、用紙の揃えが終了
した状態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 6 排紙トレイ 29 サイドフェンス 58〜67 サイドフェンス変位手段 114、117、118 整流部材 119 空気流発生手段 L 用紙の幅よりも大きい各サイドフェンス間の幅 S 用紙の幅よりも小さい各サイドフェンス間の幅 W 用紙の幅、用紙の幅と略同じ各サイドフェンス間
の幅

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷を行った用紙を積載する排紙トレイを
    有し、この排紙トレイが、用紙の各側縁をそれぞれ規制
    するサイドフェンスを有する印刷装置において、上記サ
    イドフェンスに、上記排紙トレイ上に積載された用紙間
    に空気を送り込むための空気流発生手段を設け、上記排
    紙トレイ上への用紙の積載の終了後、上記空気流発生手
    段により、上記排紙トレイ上に積載された用紙間に空気
    を送り込み、上記排紙トレイ上に積載された用紙の揃え
    を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、用紙の
    大きさを検知する検知手段を有し、上記排紙トレイは、
    上記各サイドフェンスのうちの少なくとも一方を用紙の
    幅方向に変位するサイドフェンス変位手段を有し、上記
    サイドフェンス変位手段が上記フェンス相互間の距離
    を、上記検知手段により検知した用紙の幅に応じて変位
    することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の印刷装置において、上記サ
    イドフェンス変位手段は、上記各サイドフェンス間の幅
    を、用紙の幅と略同じにすることを特徴とする印刷装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の印刷装置において、上記サ
    イドフェンス変位手段は、上記各サイドフェンス間の幅
    を、上記排紙トレイ上への用紙の積載が終了するまで用
    紙の幅よりも小さくし、上記排紙トレイ上への用紙の積
    載の終了後用紙の幅と略同じにすることを特徴とする印
    刷装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の印刷装置において、上記サ
    イドフェンス変位手段は、上記排紙トレイ上への用紙の
    積載の終了後、用紙の幅よりも小さい上記各サイドフェ
    ンス間の幅を用紙の幅と略同じにする前に、上記サイド
    フェンス間の距離を、少なくとも1回用紙の幅よりも大
    きくすることを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の印刷装置におい
    て、上記サイドフェンス変位手段が上記サイドフェンス
    を用紙の幅と略同じにした後に、上記空気流発生手段を
    停止することを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6の何れか1つに記載の印
    刷装置において、上記空気流発生手段によって発生した
    空気流を整流するための整流部材を、上記サイドフェン
    スに設けたことを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7の何れか1つに記載の印
    刷装置において、用紙の大きさを検知する検知手段を有
    し、上記空気流発生手段を、用紙の長さ方向に複数設
    け、上記検知手段により検知した用紙の長さに応じて、
    上記複数の空気流発生手段のうち作動させる空気流発生
    手段を決定することを特徴とする印刷装置。
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