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JP2000303654A - 外装材取付金具、外壁構造及び外装材の取付方法 - Google Patents

外装材取付金具、外壁構造及び外装材の取付方法

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Publication number
JP2000303654A
JP2000303654A JP11109511A JP10951199A JP2000303654A JP 2000303654 A JP2000303654 A JP 2000303654A JP 11109511 A JP11109511 A JP 11109511A JP 10951199 A JP10951199 A JP 10951199A JP 2000303654 A JP2000303654 A JP 2000303654A
Authority
JP
Japan
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exterior material
wall
pressing
mounting
engaged
Prior art date
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Pending
Application number
JP11109511A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Hiraoka
秀次 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP11109511A priority Critical patent/JP2000303654A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦貼りであっても外装材の壁体への取り付け
が容易な外装材取付金具及び外壁構造を提供し、取付作
業が容易な外装材の取付方法を提供する。 【解決手段】 住宅の外壁となる壁体3に、外装材4を
取り付けるための外装材取付金具1、2において、前記
壁体3に取り付けられる壁体取付部11と、前記壁体取
付部11に設けられ、前記壁体取付部11から所定幅離
間して前記外装材4の側端部4aに設けられた被係合部
41(例えば、溝部)を下方より支持する外装材支持部
12と、を備えた外装材受け金具1と、前記被係合部4
1の上方から押圧することにより、前記被係合部41を
前記外装材支持部12とで狭持して固定させる押圧部2
2(例えば、L字部)を備えた外装材押圧金具2と、を
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装材を住宅の壁
体に取り付けるための外装材取付金具、この外装材取付
金具を用いて構築した外壁構造、及びこの外装材取付金
具を用いた外装材取付方法に関する。
【0002】
【背景の技術】近年、住宅の構築についてはその工業化
が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工
場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを
組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル
工法が一部に採用されている。このようなパネル工法に
用いられるパネルとして、例えば、図11に示すような
壁パネルが知られている。
【0003】図11に示す壁パネル100は、縦框材1
01,101と横框材102,102とが矩形状に組み
立てられるとともに、この矩形枠の内部に補強芯材10
3…が縦横に組まれて枠体104が形成され、さらにこ
の枠体104内にグラスウール等の断熱材(図示省略)
が充填された状態で枠体104の表裏面に合板等の面材
105,105が貼設されたものである。外壁用の壁パ
ネルでは、更に、前記面材105,105に胴縁を取り
付け、その上に外装材を取り付けていた。しかし、胴縁
は、所定の厚みを有する細板状の木材であるが、近年、
安価に入手することが困難になっている。そこで、胴縁
を使用しないで外装材取付金具により外装材を取り付け
る方法も知られている(例えば、特開平10−3065
09号に開示されている)。
【0004】前記外装材取付金具を用いた外装材の取付
方法としては、例えば、図12に示すような取付方法が
ある。図12において、外壁110の外面に縦方向に長
いジョイナー111…を所定の間隔で取り付けた後、外
装材112を下から上へ横貼りで取り付け、この際、外
装材取付金具113を所定の間隔に配置させて外装材1
12を取り付ける。即ち、外装材取付金具113は、例
えば、鉄板を抜き打ち、及び折曲加工したものからな
り、下側の外装材112の端面部と係合する下係合部
(図示省略)と、上側の外装材112の端面部と係合し
て支持する上係合部(図示省略)を有している。そし
て、この外装材取付金具113の下係合部を下側の外装
材112の端面部に設けられた被係合部に係合させた状
態で外壁110に外装材取付金具113を固定し、更
に、次の外装材112を該外装材112の下側端部に設
けられた被係合部と前記外装材取付金具113の上係合
部に係合させる。このような工程を繰り返すことによ
り、外装材112を壁の上端まで取り付けることが出来
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記外
装材取付金具と外装材との間には、直接的な力は作用せ
ず、重力によって上の外装材を下の外装材に固定させて
いたので、上記外装材取付金具を用いて縦貼りにより外
装材を外壁に取り付けようとする場合には、外装材取付
金具を壁体に取り付ける工程と、この外装材取付金具に
外装材を取り付ける工程が必要となる。そして、何れの
工程にも、釘或いは接着剤等の固定手段が別個に必要と
なって、その分外装材取付作業が煩雑となっていた。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、縦貼りであっても外装材の壁体への
取り付けが容易な外装材取付金具及び外壁構造を提供
し、取付作業が容易な外装材の取付方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図9に示す
ように、住宅の外壁となる壁体3に、外装材4を取り付
けるための外装材取付金具1、2において、前記壁体3
に取り付けられる壁体取付部11と、前記壁体取付部1
1に設けられ、前記外装材4の側端部4aに設けられた
被係合部41(例えば、溝部)を前記壁体取付部11か
ら所定幅離間して、下方より支持する外装材支持部12
と、を備えた外装材受け金具1と、前記被係合部41の
上方から押圧することにより、前記被係合部41を前記
外装材支持部12とで狭持して固定させる押圧部22
(例えば、L字部)を備えた外装材押圧金具2と、を備
えたことを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、外装材4を
取り付けるための外装材取付金具1,2が外装材受け金
具1と外装材押圧金具2とから構成され、外装材4の側
端部4aの被係合部41が、外装材受け金具1の外装材
支持部12と、外装材押圧金具2の押圧部22とによっ
て狭持されて固定されるので、縦貼りの場合であって
も、外装材4を外装材取付金具1,2に取り付ける際に
釘やビス等の固定手段を用いずとも外装材4を外装材取
付金具1、2に固定出来ることとなって、外装材4の壁
体3への取り付けが容易となる。即ち、外装材4を外装
材支持部12と押圧部22とで狭持して固定することが
出来るので、従来の横貼り用の外装材取付金具のよう
に、別途固定手段を用いて外装材に外装材取付金具を固
定させる必要がなく外装材取付作業が容易となる。加え
てこの外装材取付金具1、2を使用すれば、外装材4と
壁体3とが離間することとなるので、胴縁が不要とな
る。
【0009】ここで、本発明が適用される壁体3は、例
えば、在来工法によって構築されたものであってもよい
し、2×4工法やパネル工法によって構築された壁体で
あってもよい。外装材受け金具1、外装材押圧金具2
は、例えば、ステンレス製のものを用いるが、これ以外
の金属であってもよいが、錆びにくい材質の金属を用い
ることが望ましい。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の外
装材取付金具1、2において、前記押圧部22のうち、
前記外装材4の前記被係合部41と当接する部位22b
(例えば、突出部)に、押圧時に弾性変形することによ
って、前記押圧部22と前記被係合部41間を止水する
止水部材22cが取り付けられていることを特徴として
いる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、押圧部22のうち、外装材4の被係合部41と当接
する部位22bに取り付けられた止水部材22cが押圧
時に弾性変形することによって、押圧部22と被係合部
41間が止水されるので、外装材4の取り付けと同時に
外装材4と外装材取付金具1,2間の止水が図れること
となって別個に止水処理をしなくともよく外装材取付作
業を更に容易に行うことが出来る。ここで、止水部材2
2cとしては、例えば、EPDMなどのゴムや樹脂など
を用いる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の外装材取付金具2、9において、前記外装材受け金
具9は、前記壁体取付部91を挟んで左右に前記外装材
支持部92、92を備え、前記外装材押圧金具2は、前
記壁体取付部91の上面に固定される固定部21(例え
ば、ベース部)と、前記固定部21を挟んで左右に、前
記押圧部22を備えていることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、外装材受け金具9の左右の外装材支持部9
2、92に外装材4を支持出来、この左右の外装材支持
部92、92で支持した外装材4の被係合部41をそれ
ぞれ外装材押圧金具2の押圧部22で押圧して固定する
ことが出来るので、隣接する外装材4、4の側端部4a
同士を一対の外装材受け金具9と外装材押圧金具2とに
よって同時に固定することが出来ることとなって、別々
に固定する場合に比べて作業効率を向上させることが出
来る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の外装材取付金具1、2、9を用いて構築さ
れた外壁構造において、前記壁体3に前記外装材受け金
具1、9の前記壁体取付部11、91が取り付けられ、
当該外装材受け金具1、9の前記外装材支持部12、9
2に前記外装材4の側端部4aの前記被係合部41が支
持され、前記被係合部41の上面41aに前記外装材押
圧金具2の押圧部22が当接して押圧することにより、
前記被係合部41が前記外装材支持部12と前記押圧部
22とで狭持されて固定されていることを特徴としてい
る。
【0015】請求項4記載の発明によれば、外装材4の
側端部4aの被係合部41が、外装材受け金具1、9の
外装材支持部12、92と、外装材押圧金具2の押圧部
22とによって狭持されて固定されるので、縦貼りの場
合であっても、外装材4を外装材取付金具1、2、9に
取り付ける際に釘やビス等の固定手段を用いずとも外装
材4に外装材取付金具1、2、9を固定出来ることとな
って、外装材4の壁体3への取り付けが容易となる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1〜3記載
の外装材取付金具1、2、9を用いて壁体3に外装材4
を取り付ける外装材取付方法において、前記外装材受け
金具1、9の外装材支持部12、92に前記外装材4の
側端部4aの前記被係合部41を支持し、次いで、前記
外装材押圧金具2の前記押圧部22を前記被係合部41
の上面41aに当接させることにより、前記被係合部4
1を前記外装材支持部12、92と前記押圧部22とで
狭持し、次いで、前記押圧部22により前記被係合部4
1を押圧することにより外装材4を固定することを特徴
としている。
【0017】請求項5記載の発明によれば、外装材受け
金具1、9の外装材支持部12、92に外装材4の側端
部4aの被係合部41が支持され、次いで、外装材押圧
金具2の押圧部22を被係合部41の上面41aに当接
させることにより、被係合部41が外装材支持部12、
92と押圧部22とで狭持され、次いで、押圧部22に
より被係合部41が押圧されることにより外装材4が固
定されるので、縦貼りの場合であっても、釘やビス等の
固定手段を用いずとも外装材4を外装材取付金具1、
2、9に固定出来ることとなって、外装材4の壁体3へ
の取り付けが容易となる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項3記載の外
装材取付金具2、9を用いて壁体3に隣接する外装材
4、4を取り付ける外装材取付方法において、前記外装
材受け金具9の一方の外装材支持部92に一の外装材4
の側端部4aの前記被係合部41を支持するとともに、
他方の外装材支持部92に他の一の外装材4の側端部4
aの前記被係合部41を支持し、次いで、前記外装材押
圧金具2の左右の各押圧部22、22をそれぞれの外装
材4の被係合部41の上面41aに当接させて押圧する
ことにより、前記被係合部41を前記外装材支持部92
と前記押圧部22とで狭持して固定し、次いで、前記壁
体3に前記固定部21を前記壁体取付部11の上から固
定することを特徴としている。
【0019】請求項6記載の発明によれば、外装材受け
金具9の一方の外装材支持部92に一の外装材4の側端
部4aの被係合部41が支持されるとともに、他方の外
装材支持部92に他の一の外装材4の側端部4aの被係
合部41が支持され、次いで、外装材押圧金具2の左右
の各押圧部22、22がそれぞれの外装材4の被係合部
41の上面41aに当接されて押圧されることにより、
被係合部41が外装材支持部92と押圧部22とで狭持
されて固定され、次いで、壁体3に固定部21が壁体取
付部91の上から固定されるので、隣接する外装材4の
側端部4a同士を一対の外装材受け金具9と外装材押圧
金具2とによって同時に固定することが出来ることとな
って、別々に固定する場合に比べて作業効率を向上させ
ることが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1に本発明に係る第1の実施の
形態の外装材取付金具を用いて構築した外壁構造を説明
するための外壁部要部の断面図を示す。
【0021】本発明に係る外壁構造では、図2〜4に示
す外装材受け金具1と、図5〜6に示す外装材押圧金具
2と、により壁体3に外装材4が取り付けられている。
また、隣接する外装材4、4間に形成される目地部5に
は、目地材6が取り付けられている。
【0022】前記壁体3は、図示しないが、縦框材と横
框材とが矩形状に組み立てられるとともに、この矩形枠
の内部に補強芯材が縦横に組まれて枠体が形成され、さ
らにこの枠体内にグラスウール等の断熱材が充填された
状態で枠体の表裏面に合板等の面材3aが貼設されたも
のである。
【0023】前記外装材4は、前記壁体3から所定間隔
離間して設けられ、その側端部4aは、縦断面視で凹型
形状の溝部41(被係合部)が設けられている。
【0024】次に、外装材受け金具1の構造について説
明する。図2は、本発明に係る外装材受け金具の外観斜
視図であり、図3は、外装材受け金具の正面図、図4
は、同平面図である。図2〜図4に示す前記外装材受け
金具1は、一枚の鉄板を所定の部位で折曲及び切り欠き
加工して形成されるものである。前記外装材受け金具1
は、前記壁体3に取り付けられる壁体取付部11と、前
記壁体取付部11の長手方向端部から上方に垂直に立ち
上がり、その上端部が前記壁体取付部11側に折曲した
逆L字状の外装材支持部12と、を備えている。
【0025】前記壁体取付部11は、前記外装材支持部
12が設けられた長手方向端部の中央に、外方に水平に
突出した突出片11aを有する。また、前記壁体取付部
11の前記外装材支持部12が設けられていない反対側
の長手方向端部の中央には、矩形状の切り欠き部11b
が形成されている。前記突出片11aの中央には、壁体
取付部11を壁体3に固定するためのビス穴11cが設
けられている。前記切り欠き部11bは、2つの前記外
装材受け金具を切り欠き部11b同士を突き合わせるよ
う対向配置させたとき穴部を形成するようになってい
て、該穴部は、前記壁体取付部11に前記外装材押圧金
具2を重ねた状態で壁体3に固定する際のビス穴とな
る。
【0026】前記外装材支持部12は、前記壁体取付部
11の側端部より起立した立ち上がり部12aと、該立
ち上がり部12aの高さ方向の先端部が内側に折曲して
形成された支持部12bと、からなる。そして、前記立
ち上がり部12aの高さによって、外装材4と壁体3の
間の間隔を調整することが出来、いわゆる従来の胴縁の
役割を担っている。従って、この外装材支持部12によ
り、胴縁を使用しなくとも、外装材4と壁体3を離間さ
せることが出来る。また、前記支持部12bは、その先
端部が上方に折れ曲がって形成され、この支持部12b
に前記外装材4の側端部4aが支持されるようになって
いる。
【0027】次に、外装材押圧金具2の構造について説
明する。図5は、本発明に係る外装材押圧金具の正面図
であり、図6は、同平面図である。前記外装材押圧金具
2は、平面視において矩形状を呈しており、ベース部2
1と、当該ベース部21の長手方向の両端部から垂直に
立ち上がり、その上端部が前記ベース部21の反対側に
90度折れ曲がって形成されたL字部22(押圧部)
と、により概略構成されている。
【0028】前記ベース部21には、所定位置に、該外
装材押圧金具2を壁体3に固定するためのビス穴21a
が設けられている。前記L字部22は、前記ベース部2
1の側端部より垂直に立ち上がった垂直部22aと、前
記垂直部22aの高さ方向の先端部より前記ベース部2
1と反対方向に折れ曲がって形成された突出部22b
と、前記突出部22bの下面に取り付けられたブチル系
のゴム等からなる止水部材22cと、により構成されて
いる。前記垂直部22aの先端の高さ位置は、前記外装
材支持部12の立ち上がり部12aよりも高くされてい
る。そして、前記壁体取付部11の上面に前記ベース部
21を当接させた場合に、前記外装材支持部12の支持
部12bと、前記突出部22b間に、前記外装材4を挿
入する挿入溝20が形成されるようになっている。
【0029】前記止水部材22cは、前記挿入溝20に
外装材4が挿入された場合に、前記突出部22bと外装
材4とで挟まれて変形して密着することにより、外装材
4の取り付けと同時に外装材4と外装材押圧金具2間の
止水が図れることとなって別個に止水処理をしなくとも
よく外装材取付作業を更に容易に行うことが出来る。
【0030】前記目地材6は、頭部6a及び先端部6b
に、それぞれフィン部61、62が設けられ、内部に
は、補強用と防火性確保のため鉄製の補強用材63が挿
入され、外部はポリエチレン樹脂で覆われている。そし
て、前記溝部41に前記目地材6の頭部6aのフィン部
61が差し込まれている。これにより、目地部5の見栄
えがよくなるとともに、目地部5の防水を図ることが出
来る。また、先端部6bのフィン部62は、弾性変形し
て外装材4と密着することにより、更に目地部5の防水
性の向上が図られている。また、前記目地材6の下部に
は、ポリエチレン等の樹脂からなる発泡性部材7が取り
付けられている。
【0031】前記発泡性部材7は、外方に向かって押圧
する力を有し、目地部5の厚みを調節することと、下側
から前記目地材6を押圧して目地材6の密着性を高める
役割をしている。続いて、前記外装材受け金具1と、前
記外装材押圧金具2を用いた外装材4の壁体3への取付
方法について説明する。まず、住宅の外壁面を形成する
壁体3に、2つの外装材受け金具1…を前記切り欠き部
が向かい合うように対向配置させた状態で、垂直方向及
び水平方向に所定の間隔でビス8を前記壁体取付部11
の突出片11aの前記ビス穴11cに打ち込むことによ
り固定する。
【0032】次いで、外装材受け金具1の外装材支持部
12の支持部12b上に外装材4の側端部4aを支持
し、前記外装材押圧金具2の突出部22bの下面を外装
材4の側端部4aの溝部41の上面41aに当接させ
る。次いで、前記ベース部21の上から前記外装材受け
金具1の壁体取付部11を貫通させてビス8を打ち込
む。これにより、前記突出部22bが外装材4を押圧し
て外装材4が突出部22bと支持部12bに狭持されて
固定される。
【0033】以上説明した外装材受け金具1、外装材押
圧金具2を用いることにより、外装材4の側端部4aの
溝部41が、外装材受け金具1の外装材支持部12と、
外装材押圧金具2のL字部22とによって狭持されて固
定されるので、縦貼りの場合であっても、釘やビス等の
固定手段を用いずとも外装材取付金具1に外装材4を固
定出来ることとなって、外装材4の壁体3への取り付け
が容易となる。即ち、外装材4を外装材支持部12とL
字部22とで狭持して固定することが出来るので、従来
の横貼り用の外装材取付金具のように、別途固定手段を
用いて外装材に外装材取付金具を固定させる必要がなく
外装材取付作業が容易となる。また、壁体3に段差があ
った場合でも、その誤差を溝部41で吸収出来る。即
ち、壁体3に段差があった場合、突出部22bと溝部4
1の間の止水部材22cの変形量によって、突出部22
bの高さを調整させることが出来ることとなって、隣接
する外装材4の高さを調整出来る。
【0034】なお、外装材受け金具1の壁体取付部11
と外装材押圧金具2のベース部21とを同時に取り付け
るようにしてもよい。そうすることにより、外装材受け
金具1と外装材押圧金具2とを別個に壁体3に取り付け
るのに比べ、取付作業を容易にすることが出来る。
【0035】[第2の実施の形態]図7に本発明に係る
第2の実施の形態の外装材取付金具を用いて構築した外
壁構造を説明するための外壁部要部の断面図を示す。こ
の第2の実施の形態の特徴は、前記第1の実施の形態の
外装材受け金具1の外装材支持部12を左右に設け、一
つの外装材受け金具1により、隣接する外装材4の側端
部4aを固定できるようにしたものである。従って、第
1の実施の形態の外壁構造と同様の構成部分について
は、説明を省略する。
【0036】本発明に係る外壁構造では、図8、9に示
す外装材受け金具9と、前記外装材押圧金具2と、によ
り壁体3に外装材4が取り付けられている。また、隣接
する外装材4、4間に形成される目地部5には、目地材
6が取り付けられている。
【0037】前記外装材受け金具9は、一枚の鉄板を所
定の部位で折曲加工して形成されるものであり、平面視
において矩形状を呈している。前記外装材受け金具9
は、前記壁体3に取り付けられる壁体取付部91と、前
記壁体取付部91の長手方向の両端部から上方に垂直に
立ち上がり、その上端部が前記壁体取付部91と反対側
に折曲した逆L字状の外装材支持部92と、を備えてい
る。
【0038】前記壁体取付部91は、中央部に壁体取付
部91を壁体3に固定するためのビス穴91cが設けら
れている。前記外装材支持部92は、前記壁体取付部9
1の側端部より起立した立ち上がり部92aと、該立ち
上がり部92aの高さ方向の先端部が内側に折曲して形
成された支持部92bと、からなる。そして、前記立ち
上がり部92aの高さによって、外装材4と壁体3の間
の間隔を調整することが出来、いわゆる従来の胴縁の役
割を担っている。従って、この外装材支持部92によ
り、胴縁を使用しなくとも、外装材4と壁体3を離間さ
せることが出来る。また、前記外装材支持部92に前記
外装材4の側端部4aが支持されるようになっている。
【0039】次に、この第2の実施の形態の外装材受け
金具9と外装材押圧金具2による外装材4、4の取付方
法について説明する。まず、前記外装材受け金具9の一
方の外装材支持部92に一の外装材4の側端部4aの前
記溝部41を支持するとともに、他方の外装材支持部9
2に他の一の外装材4の側端部4aの前記溝部41を支
持する。次いで、前記外装材押圧金具2の左右の各突出
部22b、22bをそれぞれの外装材4の溝部41の上
面に当接させて押圧することにより、前記溝部41を前
記外装材支持部92と前記L字部22とで狭持して固定
する。更に続いて、前記ベース部21のビス穴21aに
前記壁体取付部11を通して壁体に固定する。
【0040】以上説明した第2の実施の形態の外装材取
付金具2、9を用いることにより、外装材受け金具9の
左右の外装材支持部92、92に外装材4を支持出来、
この左右の外装材支持部92、92で支持した外装材4
の溝部41をそれぞれ外装材押圧金具2の突出部22
b、22bで押圧して固定することが出来るので、隣接
する外装材4、4の側端部4a同士を一対の外装材受け
金具9と外装材押圧金具2とによって同時に固定するこ
とが出来ることとなって、別々に固定する場合に比べて
作業効率を向上させることが出来る。また、外装材受け
金具9の壁体取付部91と外装材押圧金具2のベース部
21とが同時に固定されるので、外装材受け金具9と外
装材押圧金具2を別個に壁体3に取り付けるのに比べ、
取付作業を容易にすることが出来る。
【0041】なお、上記実施の形態においては、パネル
工法を例として説明したが、在来の軸組工法やツーバイ
フォー工法によって構築された外壁にも適用可能である
ことは無論である。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、外装材を
取り付けるための外装材取付金具が外装材受け金具と外
装材押圧金具とから構成され、外装材の側端部の被係合
部が、外装材受け金具の外装材支持部と、外装材押圧金
具の押圧部とによって狭持されて固定されるので、縦貼
りの場合であっても、外装材を外装材取付金具に取り付
ける際に釘やビス等の固定手段を用いずとも外装材に外
装材取付金具を固定出来ることとなって、外装材の壁体
への取り付けが容易となる。即ち、外装材を外装材支持
部と押圧部とで狭持して固定することが出来るので、従
来の横貼り用の外装材取付金具のように、別途固定手段
を用いて外装材に外装材取付金具を固定させる必要がな
く外装材取付作業が容易となる。加えてこの外装材取付
金具を使用すれば、外装材と壁体とが離間することとな
るので、胴縁が不要となる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、押圧部の被係合部と当接する部位に取り付けられた
止水部材が押圧時に弾性変形することによって、押圧部
と被係合部間が止水されるので、外装材の取り付けと同
時に外装材と取付金物間の止水が図れることとなって別
個に止水処理をしなくともよく外装材取付作業を更に容
易に行うことが出来る。
【0044】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、外装材受け金具の左右の外装材支持部に外装
材を支持出来、この左右の外装材支持部で支持した外装
材の被係合部をそれぞれ外装材押圧金具の押圧部で押圧
して固定することが出来るので、隣接する外装材の側端
部同士を一対の外装材受け金具と外装材押圧金具とによ
って同時に固定することが出来ることとなって、別々に
固定する場合に比べて作業効率を向上させることが出来
る。
【0045】請求項4記載の発明によれば、外装材の側
端部の被係合部が、外装材受け金具の外装材支持部と、
外装材押圧金具の押圧部とによって狭持されて固定され
るので、縦貼りの場合であっても、外装材を外装材取付
金具に取り付ける際に釘やビス等の固定手段を用いずと
も外装材に外装材取付金具を固定出来ることとなって、
外装材の壁体への取り付けが容易となる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、外装材受け
金具の外装材支持部に外装材の側端部の被係合部が支持
され、次いで、外装材押圧金具の押圧部を被係合部の上
面に当接させることにより、被係合部が外装材支持部と
押圧部とで狭持され、次いで、押圧部により被係合部が
押圧されることにより外装材が固定されるので、縦貼り
の場合であっても、釘やビス等の固定手段を用いずとも
外装材を外装材取付金具に固定出来ることとなって、外
装材の壁体への取り付けが容易となる。
【0047】請求項6記載の発明によれば、外装材受け
金具の一方の外装材支持部に一の外装材の側端部の被係
合部が支持されるとともに、他方の外装材支持部に他の
一の外装材の側端部の被係合部が支持され、次いで、外
装材押圧金具の左右の各押圧部がそれぞれの外装材の被
係合部の上面に当接されて押圧されることにより、被係
合部が外装材支持部と押圧部とで狭持されて固定され、
次いで、固定部が壁体取付部とともに壁体に固定される
ので、隣接する外装材の側端部同士を一対の外装材受け
金具と外装材押圧金具とによって固定することが出来る
こととなって、別々に固定する場合に比べて作業効率を
向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の外装材取付金
具を用いて構築した外壁構造を示すための外壁部要部の
断面図である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態の外装材受け金
具の斜視図である。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態の外装材受け金
具の正面図である。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態の外装材受け金
具の平面図である。
【図5】本発明に係る第1の実施の形態の外装材押圧金
具の正面図である。
【図6】本発明に係る第1の実施の形態の外装材押圧金
具の平面図である。
【図7】本発明に係る第2の実施の形態の外装材取付金
具を用いて構築した外壁構造を示すための外壁要部の断
面図である。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態の外装材受け金
具の正面図である。
【図9】本発明に係る第2の実施の形態の外装材受け金
具の平面図である。
【図10】本発明に係る第2の実施の形態の外装材受け
金具と外装材押圧金具の固定方法を示すための斜視図で
ある。
【図11】従来の壁パネルの構造を示した斜視図であ
る。
【図12】従来の外装材取付金具を用いて外装材を取り
付ける過程を示した住宅の要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 外装材受け金具 2 外装材押圧金具 3 壁体 4 外装材 9 外装材押圧金具 11 壁体取付部 12 外装材支持部 12b 支持部 21 ベース部 22 L字部(押圧部) 22b 突出部 41 溝部(被係合部) 91 壁体取付部 92 外装材支持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の外壁となる壁体に、外装材を取り
    付けるための外装材取付金具において、 前記壁体に取り付けられる壁体取付部と、 前記壁体取付部に設けられ、前記外装材の側端部に設け
    られた被係合部を前記壁体取付部から所定幅離間して、
    下方より支持する外装材支持部と、 を備えた外装材受け金具と、 前記被係合部の上方から押圧することにより、前記被係
    合部を前記外装材支持部とで狭持して固定させる押圧部
    を備えた外装材押圧金具と、 を備えたことを特徴とする外装材取付金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の外装材取付金具におい
    て、 前記押圧部のうち、前記外装材の前記被係合部と当接す
    る部位に、押圧時に弾性変形することによって、前記押
    圧部と前記被係合部間を止水する止水部材が取り付けら
    れていることを特徴とする外装材取付金具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の外装材取付金具に
    おいて、 前記外装材受け金具は、前記壁体取付部を挟んで左右に
    前記外装材支持部を備え、 前記外装材押圧金具は、前記壁体取付部の上面に固定さ
    れる固定部と、 前記固定部を挟んで左右に前記押圧部を備えていること
    を特徴とする外装材取付金具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の外装材取
    付金具を用いて構築された外壁構造において、 前記壁体に前記外装材受け金具の前記壁体取付部が取り
    付けられ、当該外装材受け金具の前記外装材支持部に前
    記外装材の側端部の前記被係合部が支持され、 前記被係合部の上面に前記外装材押圧金具の押圧部が当
    接して押圧することにより、前記被係合部が前記外装材
    支持部と前記押圧部とで狭持されて固定されていること
    を特徴とする外壁構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3記載の外装材取付金具を用
    いて壁体に外装材を取り付ける外装材取付方法におい
    て、 前記外装材受け金具の外装材支持部に前記外装材の側端
    部の前記被係合部を支持し、 次いで、前記外装材押圧金具の前記押圧部を前記被係合
    部の上面に当接させることにより、前記被係合部を前記
    外装材支持部と前記押圧部とで狭持し、 次いで、前記押圧部により前記被係合部を押圧すること
    により外装材を固定することを特徴とする外装材取付方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の外装材取付金具を用いて
    壁体に隣接する外装材を取り付ける外装材取付方法にお
    いて、 前記外装材受け金具の一方の外装材支持部に一の外装材
    の側端部の前記被係合部を支持するとともに、他方の外
    装材支持部に他の一の外装材の側端部の前記被係合部を
    支持し、 次いで、前記外装材押圧金具の左右の各押圧部をそれぞ
    れの外装材の被係合部の上面に当接させて押圧すること
    により、前記被係合部を前記外装材支持部と前記押圧部
    とで狭持して固定し、 次いで、前記壁体に前記固定部を前記壁体取付部の上か
    ら固定することを特徴とする外装材取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227374A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Asahi Glass Co Ltd 外壁構造及びその施工方法

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