JP2000350635A - シートバック構造 - Google Patents
シートバック構造Info
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- JP2000350635A JP2000350635A JP11165047A JP16504799A JP2000350635A JP 2000350635 A JP2000350635 A JP 2000350635A JP 11165047 A JP11165047 A JP 11165047A JP 16504799 A JP16504799 A JP 16504799A JP 2000350635 A JP2000350635 A JP 2000350635A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/68—Seat frames
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/70—Upholstery springs ; Upholstery
- B60N2/7094—Upholstery springs
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- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
サイドエアバッグユニットの組付けスペースの確保のた
め、フレーム部材自体を簡略化しつつも、着座者の背骨
に対応した形状で支持を行ない、ランバーサポート機能
を得ることできるようにしたシートバック構造を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】下部ワイヤフレーム9は、着座者Pの腰椎
に対応する位置に設けられた左右一対の基端部9aと、
その基端部9aから上部ワイヤフレーム8の前方に位置
するように、大きく上方に突出した第1突出部91とか
ら構成されている。この第1突出部91は、着座者Pの
肩甲骨に対応する位置で左右方向に伸びる横部91a
と、その横部91aの両側で左右対称に上下方向に伸び
る一対の縦部91b、91bにより構成され、その縦部
91b、91bは側面視で上部が若干後方に位置するよ
うに折り曲げられ、着座者Pの背骨に沿った形に形成さ
れている。
Description
材を有するシートのシートバック構造に関する。
られるフレーム部材は、シートバックとしての剛性を確
保しつつ、座面に対する着座者の要求を満足するため、
様々な形状や構造で構成したものが提案されている。
レーム本体に対して、複数のワイヤスプリングを架張
し、座面に弾性を持たせるものや、フレーム本体に、金
網状のプレート部材を複数のスプリング部材によって支
持し、座面に適当な剛性を確保して、弾性を持たせるも
のなどが提案されている。
求められ、組立ての自動化やシート自体の軽量化、さら
に、車両用のシートでは、サイドエアバッグユニットの
組付けスペースの確保といった性能が求められている。
は、構造自体が複雑であるため、こうした要求に充分対
応することができなかった。
て、特開平10−85079号公報が現在、提案されて
いる。
レーム本体の上部で横方向に横ワイヤを掛け渡し、その
横ワイヤの前方に、フレーム本体の下端部から上方に伸
びる縦ワイヤを設けることで、座面の弾性を確保し、フ
レーム構造自体を簡略化して、前記要求を満たしてい
る。
報のシートバック構造では、背中を弾性支持する縦ワイ
ヤが、フレーム本体の下端部から直接上方に伸びている
ため、着座者が着座した際、縦ワイヤは、フレーム本体
の下端部を支点として、全てがそのまま後方に弾性変位
するため、着座者のS字状の背骨に対応した形状で、着
座者の背中を支持することができず、ランバーサポート
(腰の支持)機能を得ることができなかった。このよう
にランバーサポート機能を得ることができないと、着座
姿勢を長時間保つことが困難になり、着座者が苦痛を感
じてしまうという問題があった。
されたもので、組立ての自動化やシート自体の軽量化、
また、サイドエアバッグユニットの組付けスペースの確
保のため、フレーム部材自体を簡略化しつつも、着座者
の背骨に対応した形状で支持を行ない、ランバーサポー
ト機能を得ることできるようにした、シートバック構造
を提供することを目的とする。
本発明は以下のように構成される。請求項1記載の発明
は、内部にフレーム部材を備えた、シートのシートバッ
ク構造において、前記フレーム部材は、シートバックの
左右両端で上下方向に伸びた側部を有する枠状のフレー
ム本体と、該フレーム本体の側部の下部間で掛け渡され
た第1ワイヤフレームとを備え、前記第1ワイヤフレー
ムを、フレーム本体の側部に支持され、左右方向に伸び
た一対の基端部と、該基端部より上方に伸び、該基端部
を支点として、シートバック後方側に弾性変位可能とし
た第1突出部とから構成したものである。
ートバック構造において、前記第1ワイヤフレームの基
端部と第1突出部との間に、該基端部より下方に伸び、
該基端部を支点としてシートバック後方側に弾性変位可
能とした第2突出部を設けたものである。
材を備えた、シートのシートバック構造において、前記
フレーム部材は、シートバックの左右両端で上下方向に
伸びた側部を有する枠状のフレーム本体と、該フレーム
本体の側部の下部間で掛け渡された第1ワイヤフレーム
とを備え、前記第1ワイヤフレームを、フレーム本体の
側部に支持され、着座者の腰椎に対応する位置で、左右
方向に伸びた基端部と、該基端部より上方の、着座者の
肩甲骨に対応する位置まで伸び、該基端部を支点とし
て、シートバック後方側に弾性変位可能とした第1突出
部とから構成したものである。
ートバック構造において、前記第1ワイヤフレームの基
端部と第1突出部との間に、基端部より下方の、着座者
の尾骨に対応する位置まで伸び、該基端部を支点とし
て、シートバック後方側に弾性変位可能とした第2突出
部を設けたものである。
のシートバック構造において、前記フレーム部材に、前
記第1突出部のシートバック後方側への変位量を所定量
に制限する変位量制限手段を設けたものである。
ートバック構造において、前記変位量制限手段を、前記
第1突出部の後方で、正面視で第1突出部と交差するよ
うに、フレーム本体の側部の上部間に掛け渡された第2
ワイヤフレームで構成したものである。
ートバック構造において、前記変位量制限手段を、フレ
ーム本体に対して、前記第1突出部を弾性支持する弾性
部材で構成したものである。
のシートバック構造において、前記第1突出部の基端部
を、略水平方向に伸ばしたものである。
のシートバック構造において、前記第1ワイヤフレーム
の基端部を、第1突出部がフレーム本体に対してシート
バック前方側に位置するように、フレーム本体に支持
し、該第1突出部をシートバック後方側に予め引込み、
シートバック後方側への変位のみを許容する支持剛性設
定手段を設けたものである。
シートバック構造において、前記支持剛性設定手段を、
非着座時に、フレーム本体側に対して第1突出部を係止
する係止部材で構成したものである。
載のシートバック構造において、前記第1ワイヤフレー
ムの第1突出部から第2突出部に連なる部位の、着座者
の腰椎に対応する位置に、側面視で最もシートバック前
方側に彎曲突出する彎曲突出部を形成したものである。
れば、第1ワイヤフレームを、フレーム本体の側部に支
持された一対の基端部と、シートバック後方側に弾性変
位可能とした第1突出部とから構成したことにより、着
座者が着座した際に、第1突出部が後方に弾性変位し、
基端部は第1突出部に比べ弾性変位量を極めて小さくで
きるため、シートバック上部では、ある程度のストロー
ク感を確保し、シートバック中部では、支持剛性を高
め、ランバーサポート機能を得ることができる。よっ
て、着座者のS字状の背骨に対応した形状で、着座者の
背中を支持することができる。
ば、第1ワイヤフレームの基端部と第1突出部との間
に、シートバック後方側に弾性変位可能とした第2突出
部を設けたことにより、第2突出部によって着座者の尾
骨の付近まで、確実に着座者の違和感をなくして支持す
ることができる。また、さらに着座者に尾骨及び周辺の
筋肉が後方に変化して、着座姿勢が徐々に悪化していく
ことも防止できる。
ートバックの剛性を上部、下部、中部と徐々に高めるこ
とができるため、より適切な着座者の背中の支持を、よ
り簡略に、且つ安価に行なうことができる。
ば、第1ワイヤフレームを、着座者の腰椎に対応する位
置で、左右方向に伸びた基端部と、着座者の肩甲骨に対
応する位置まで伸びた第1突出部とから構成したことに
より、着座者の体型を考慮した設定のため、より適切
に、ランバーサポート機能を得ることができる。
ば、第1ワイヤフレームの基端部と第1突出部との間
に、着座者の尾骨に対応する位置まで伸びた第2突出部
を設けたことにより、着座者の体型を考慮した設定のた
め、より適切に着座者の背骨に対応した形状で、着座者
の背中を支持することができる。
ば、フレーム部材に、第1突出部の後方側への変位量を
所定量に制限する変位量制限手段を設けたことにより、
第1突出部の後方への最大ストローク(変位)量を所定
量に保持することができるため、着座者が、深く荷重を
掛けた場合でも、安定して乗員の背中を支持することが
できる。
ば、変位量制限手段を、第1突出部の後方で、正面視で
第1突出部と交差する第2ワイヤフレームで構成したこ
とにより、簡易な構造で、乗員の背中を安定して支持す
ることができる。
ば、変位量制限手段を、第1突出部を弾性支持する弾性
部材で構成したことにより、弾性部材の弾性力に応じ
て、第1突出部の後方への変位量が決まるため、弾性部
材の組み替え等により、自由に変位量を変更することが
できる。よって、着座者の要求に応じて、変位量を変更
する支持を行なうことができる。
ば、基端部を、略水平方向に伸ばしたことにより、基端
部の剛性を高く確保できるため、シートバック中部の支
持剛性をより高くしておくことができる。
ば、シートバック後方側の変位のみを許容する支持剛性
設定手段を設けたことにより、第1突出部に予め前方へ
の張力を持たせることができるため、第1ワイヤフレー
ム自体の剛性を高めることなく、シートバック上部の支
持剛性を確保することができる。
ば、支持剛性設定手段を、第1突出部をフレーム本体側
に対して係止する係止部材で構成したことにより、単純
な構造でシートバック上部の支持剛性を確保することが
できる。
ば、第1ワイヤフレームの第1突出部から第2突出部に
連なる部位の、着座者の腰椎に対応する位置に、最もシ
ートバック前方側に彎曲突出する彎曲突出部を形成した
ことにより、第1突出部と第2突出部が着座者の荷重を
受け、後方に変位した場合でも、彎曲突出部は前方に位
置するため、確実に基端部と共に着座者の腰を支持する
ことができる。
する。 (第一実施例)図1及び図2に、本発明が採用された車
両用シートの側面図と正面図を示す。この車両用シート
Sは、シートクッション1とシートバック2、及びヘッ
ドレスト3によって構成され、このうちシートバック2
内部には、パイプ材から成る矩形枠状のフレーム本体4
が設けられ、シートバック2の外枠剛性を確保してい
る。このフレーム本体4は、その左右側部4a、4bの
上部がシートバック2の上方に向かって左右中央に向か
うように折り曲げられると共に、ややシートバック2後
方側に向かうように折り曲げられている。
ートSに着座した着座者である。
レーム構造Fの詳細構造を示す。前述のフレーム本体4
には、左右方向に伸びる上部4cに、ヘッドレスト3の
ヘッドレストポール3aを挿通するパイプ状のヘッドレ
スト取付部5が、左右一対で溶接固定され、左右側部の
一方4a(図面では左側)の下端には、シートクッショ
ンに対して軸支固定されるシートバックブラケット6が
溶接固定されている。
側)には、その側部4bに沿って設置されたサイドエア
バッグユニットBをフレーム本体4に固定する固定部7
が設けられている。
は、ワイヤ材からなる上部ワイヤフレーム8と下部ワイ
ヤフレーム9が、それぞれ左右側部4a、4bの上部間
と下部間に掛け渡されている。
定長さにわたり、左右端部8b、8bより下方で且つ後
方に突出するように折り曲げられ、その左右端部8b、
8bは、着座者Pの肩甲骨に対応する位置のフレーム本
体側部4a、4bに溶接固定されている。
に対応する位置に設けられた左右一対の基端部9aと、
その基端部9aから上部ワイヤフレーム8の前方に位置
するように、大きく上方に突出した第1突出部91とか
ら構成されている。
に対応する位置で左右方向に伸びる横部91aと、その
横部91aの両側で左右対称に上下方向に伸びる一対の
縦部91b、91bにより構成され、その縦部91b、
91bは側面視で上部が若干後方に位置するように折り
曲げられ、着座者Pの背骨に沿った形に形成されてい
る。
隔は約50〜150mm程度に設定されている。これ
は、間隔が50mm未満であると、シートに着座する着
座者Pの背中の敏感な部分、つまり脊柱の左右両側の樹
状突起にそれぞれ縦部91b、91bが対応することに
なってしまい、異物感を増大させてしまう恐れがあり、
また間隔が150mm以上であると、間隔が広すぎて縦
部91b、91b間に支持抜け感が生じてしまうからで
ある。
屈曲され、フレーム本体4に溶接固定された筒状のホル
ダプレート10、10に嵌挿された後、かしめられてフ
レーム本体4に固定されている。
着座者Pがシートに着座すると図5に示すような変形を
し、着座者Pに適切な着座感を与えることができる。
座すると、下部ワイヤフレーム9の第1突出部91は、
基端部9aを支点として、上端側が後方に弾性変形し、
ストッパーとして働く上部ワイヤフレーム8の中間部8
aに当接して、弾性変位時の位置を保持する(二点鎖線
で示す)。
部ワイヤフレーム9の第1突出部91が、着座者Pの背
中を全面に渡って連続して支持することで、シートバッ
ク2の支持連続性を高め、着座者Pの肩甲骨を、上部ワ
イヤフレーム8と共に左右の広い範囲で確実に支持する
ことで、着座者Pの上半身の支持剛性を確保でき、さら
に、着座者Pに異物感を感じさせることがない。
が着座者Pの腰椎に対応した位置で、フレーム本体4の
側部4a、4bから左右方向に伸びているため、着座者
Pの荷重を受けた場合にも、後方に弾性変位しにくく、
確実に着座者Pの腰を支持することができる。
トバック2は、シートバック上部の着座者の肩甲骨に対
応する部分で、後方に弾性変位をして、ある程度ストロ
ーク感を確保しつつ、シートバック中部の着座者の腰椎
に対応する部分で、第1突出部91の変形の影響を受け
ることなく、確実に支持を行なうため、着座者の背骨の
S字状に沿って、着座者Pの背中を支持することができ
る。
以外に第1ワイヤフレーム8と第2ワイヤフレーム9だ
けで構成されることにより、シートバックの軽量化、自
動組立化の要求を満足することができ、さらには、サイ
ドエアバックユニットの組付けスペースも充分に確保す
ることができる。
せず)が設けられ、シートバックを大きく後方へ倒すこ
とができる場合には、シートバックのリクライニング状
態(略水平状態)で車室内の乗員が、シートバック上に
乗っても、第1突出部の後方へのストローク量は所定量
に保持されるため、シートバックの破損も防止できる。
二実施例を示す(なお、以下の各実施例では、図1から
図4と同じ部位については、同じ符号を付してその説明
を省略する)。
ヤフレームの形状を異ならせて構成している。
する第1突出部91と基端部9aとの間に、さらに着座
者Pの尾骨に対応する、下方の位置まで突出する第2突
出部92を設けて構成されている。
縦部91bから連なる下側縦部92bと、その下側縦部
92bから左右方向に屈曲形成された下側横部92a
と、下側横部92aから基端部9aまでを結ぶ外側縦部
92cとから構成されている。
側縦部92bとは、側面視で着座者Pの腰椎に対応する
位置で、最もシートバック前方側に彎曲突出する彎曲突
出部93を構成している。
り、第一実施例と同様の効果を奏すると共に、さらに第
2突出部92によって、着座者Pの脊柱の側方を肩甲骨
付近の位置から、尾骨の付近の位置まで連続して支持す
ることができるため、着座者Pの腰の下部まで、確実に
着座者Pの違和感をなくして、着座者Pの背中を支持す
ることができる。
が後方に変化して、着座姿勢が徐々に悪化していくこと
も防止できる。
と第2突出部92の間に設けられていることにより、第
1突出部91と第2突出部92が着座者Pの荷重を受
け、後方に弾性変位した場合でも、彎曲突出部93が前
方に位置するため、確実に基端部9aと共に着座者Pの
腰を支持することができる。
て、シートバック2の剛性を上部、下部、中部と徐々に
高めることができるため、より適切な着座者Pの支持
を、より簡略に、且つ安価に行なうことができる。
実施例を示す。本実施例では、第一、第二実施例で第1
突出部91の後方変位のストッパーとして機能する上部
ワイヤフレームの代わりに、フレーム本体4と第1突出
部91との間にコイルスプリング101、101を架張
し、第1突出部91の上端の位置を規制している。
フレーム本体4の上部コーナーに設けられた係止フレー
ム4d、4dに、一端が係止され、他端で第1突出部の
横部91aの端を係止している。
例と異なり、横部91aが幅広く構成されるが、これ
は、上部ワイヤフレームがなくても、左右の広い範囲で
着座者Pの背中を支持できるようにするためである。
例は、若干、部品点数は増加するものの、第一、第二実
施例とほぼ同様の効果を奏することができ、さらに、コ
イルスプリング101といった交換可能な部品で、第1
突出部91を支持することにより、第1突出部91の後
方へのストローク量も、容易に変更できるため、さら
に、着座者Pの要求に応じたシートバック2を構成する
ことができる。
第四実施例を示す。本実施例は、第三実施例と同様にス
トッパーとして機能する上部ワイヤフレームの代わり
に、スプリングワイヤ110をフレーム本体4の左右側
部4a、4bに掛け渡し、このスプリングワイヤ110
の途中に第1突出部91の縦部91bを固定することに
より、第1突出部91の上端の位置を規制している。
10も、着座者Pの背中を支持することになるため、第
1突出部91の形状は第二実施例と同様の形状となって
いる。
例は、前記第一、第二実施例と同様の効果を奏すると共
に、第三実施例と同様にスプリングワイヤ110の剛性
を変更することにより、第1突出部91の後方へのスト
ローク量を変更できるため、着座者の要求により応じた
シートバック2を構成することができる。
コイルスプリングのようにスペース的に厚みを必要とし
ないため、シートバック2を薄く構成することができ
る。
第五実施例を示す。本実施例では、フレーム部材F自体
の形状は、第二実施例などと類似しているものの、下部
ワイヤフレーム9の取付け構造を異ならせ、イニシャル
状態(着座者が着座していない状態)で、下部ワイヤフ
レーム9に前方への張力を持たせ、後方への剛性を高め
ることにより、後方へのストローク量を少なくしている
ものである。
イヤフレーム8とは、布部材120でその横部91aと
中間部8aが連結されているが、下部ワイヤフレーム9
は、布部材120で連結される前に、二点鎖線で示すよ
うに、若干前方に傾斜してフレーム本体4に取付けられ
る。
びにくく且つ擦れても異音の発生の少ない布部材120
(不織布など)で、後方に引っ張り、上部ワイヤフレー
ム8に連結することで、下部ワイヤフレーム9は前方へ
の張力をイニシャル状態で得て、後方への剛性を高める
ことができる。
例は、前記第一、第二実施例と同様の効果を奏すると共
に、下部ワイヤフレーム9に予め前方への張力を持たせ
ているため、ワイヤフレーム自体の剛性を高めることな
く、シートバック2上部の支持剛性を確保することがで
きる。
9を連結することで、第三、第四実施例のようにバネ部
材を用いていないため、第1突出部のストロークに伴っ
て、バネ部材と第1突出部とが擦れて、異音が発生する
といったことも防止できる。(下部ワイヤフレームの取
付け構造における他の実施例)図14と図15は、下部
ワイヤフレームの取付け構造における他の実施例を示し
たものである。
トBの配置等の関係で、下部ワイヤフレーム9の基端部
9aを外下がりの状態でフレーム本体4に取付けたもの
である。
a、4bにスペースを確保することができるため、エア
バッグユニットなどのレイアウト自由度を高めることが
できる。
下端を下方まで伸ばし、第2突出部を設けることなく、
着座者Pの尾骨付近まで支持するように、下部ワイヤフ
レーム9の基端部9aを内下がりにして、フレーム本体
4に取付けたものである。
で、着座者の尾骨付近まで支持したことにより、着座時
の第1突出部の変形が上下に連続することになり、シー
トバック中央では、尾骨付近まで連続して支持を行なう
ことができる。一方、シートバック両側では、基端部に
より腰椎の支持剛性を高めることができる。
は、これらの実施例に限定されるものではなく、1本の
ワイヤフレームに基端部と第1突出部を備え、基端部で
ランバーサポート機能を得ることができるフレーム部材
であれば、全て包括するものである。
したが、一般のシートに本発明を採用してもよい。ま
た、この他、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、
適宜詳細構造を変更してもよい。
(第一実施例)
(第一実施例)
の取付正面図
の取付正面図
Claims (11)
- 【請求項1】内部にフレーム部材を備えた、シートのシ
ートバック構造において、前記フレーム部材は、シート
バックの左右両端で上下方向に伸びた側部を有する枠状
のフレーム本体と、該フレーム本体の側部の下部間で掛
け渡された第1ワイヤフレームとを備え、前記第1ワイ
ヤフレームを、フレーム本体の側部に支持され、左右方
向に伸びた一対の基端部と、該基端部より上方に伸び、
該基端部を支点として、シートバック後方側に弾性変位
可能とした第1突出部とから構成した、シートバック構
造。 - 【請求項2】前記第1ワイヤフレームの基端部と第1突
出部との間に、該基端部より下方に伸び、該基端部を支
点としてシートバック後方側に弾性変位可能とした第2
突出部を設けた、請求項1記載のシートバック構造。 - 【請求項3】内部にフレーム部材を備えた、シートのシ
ートバック構造において、前記フレーム部材は、シート
バックの左右両端で上下方向に伸びた側部を有する枠状
のフレーム本体と、該フレーム本体の側部の下部間で掛
け渡された第1ワイヤフレームとを備え、前記第1ワイ
ヤフレームを、フレーム本体の側部に支持され、着座者
の腰椎に対応する位置で、左右方向に伸びた基端部と、
該基端部より上方の、着座者の肩甲骨に対応する位置ま
で伸び、該基端部を支点として、シートバック後方側に
弾性変位可能とした第1突出部とから構成した、シート
バック構造。 - 【請求項4】前記第1ワイヤフレームの基端部と第1突
出部との間に、基端部より下方の、着座者の尾骨に対応
する位置まで伸び、該基端部を支点として、シートバッ
ク後方側に弾性変位可能とした第2突出部を設けた、請
求項3記載のシートバック構造。 - 【請求項5】前記フレーム部材に、前記第1突出部のシ
ートバック後方側への変位量を所定量に制限する変位量
制限手段を設けた、請求項1〜4記載のシートバック構
造。 - 【請求項6】前記変位量制限手段を、前記第1突出部の
後方で、正面視で第1突出部と交差するように、フレー
ム本体の側部の上部間に掛け渡された第2ワイヤフレー
ムで構成した、請求項5記載のシートバック構造。 - 【請求項7】前記変位量制限手段を、フレーム本体に対
して、前記第1突出部を弾性支持する弾性部材で構成し
た、請求項5記載のシートバック構造。 - 【請求項8】前記第1突出部の基端部を、略水平方向に
伸ばした、請求項1〜7記載のシートバック構造。 - 【請求項9】前記第1ワイヤフレームの基端部を、第1
突出部がフレーム本体に対してシートバック前方側に位
置するように、フレーム本体に支持し、該第1突出部を
シートバック後方側に予め引込み、シートバック後方側
への変位のみを許容する支持剛性設定手段を設けた、請
求項1〜8記載のシートバック構造。 - 【請求項10】前記支持剛性設定手段を、非着座時に、
フレーム本体側に対して第1突出部を係止する係止部材
で構成した、請求項9記載のシートバック構造。 - 【請求項11】前記第1ワイヤフレームの第1突出部か
ら第2突出部に連なる部位の、着座者の腰椎に対応する
位置に、側面視で最もシートバック前方側に彎曲突出す
る彎曲突出部を形成した、請求項2、4記載のシートバ
ック構造。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP16504799A JP4182592B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | シートバック構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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