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JP2000347635A - 表示体駆動装置、表示装置、携帯電子機器及び表示体駆動方法 - Google Patents

表示体駆動装置、表示装置、携帯電子機器及び表示体駆動方法

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JP2000347635A
JP2000347635A JP2000082540A JP2000082540A JP2000347635A JP 2000347635 A JP2000347635 A JP 2000347635A JP 2000082540 A JP2000082540 A JP 2000082540A JP 2000082540 A JP2000082540 A JP 2000082540A JP 2000347635 A JP2000347635 A JP 2000347635A
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circuit
display
input
control signal
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Akira Morita
晶 森田
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】入力選択回路と、非線型動作領域識別回路
と、極性制御回路と、オフセット電流発生回路と、演算
増幅器からなり、入力信号と前記極性制御回路から前記
入力選択回路により選択された信号が、前記演算増幅器
の非線型動作領域にある場合には、前記入力信号と前記
極性制御回路の出力を入力とする前記非線形領域識別回
路により非線型動作領域にある事が識別され、前記オフ
セット電流発生回路により、オフセット電流を発生させ
ることにより、前記演算増幅器を線形動作させる。 【効果】演算増幅器の出力が電源電圧範囲内で線形動作
でき、極性反転時の入力選択回路での電流の突き抜けを
防止でき、入力選択回路において、電源電圧の数分の1
の耐圧のトランジスタを使用出来、適切なオフセット電
流を発生でき、精度が良く、回路の大きさを小さく出
来、高速動作が可能となり、トランジスタの耐圧を大き
く出来、電流を少なく出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶やエレクトロ
・ルミネセンスなどの表示体を駆動するための表示体駆
動装置及び駆動方法に関する。詳しくは、表示体駆動装
置の駆動出力の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】図21に、フラット表示装置700の概
略構成を示す。フラット表示装置700は、液晶パネル
などのフラット表示体710、Xドライバ720、Yド
ライバ730、コントローラ740等を有している。X
ドライバは、コントローラ740からの所定の制御信号
760に基づいて、表示体1行分の表示データをデータ
線761より取り込む。Yドライバは、コントローラ7
40からの指示により、表示体710の第1行目の走査
電極から第N行目の走査電極に対し、順次、行選択電圧
を印加する。これと対応して、Xドライバは、前記1行
分の、表示データに応じた電圧を、表示体710の第1
列から第M列の信号電極に出力する。このようにして表
示データに応じた表示が実現される。
【0003】ここで、従来の表示体駆動装置(例えばX
ドライバ)を検討してみる。例えば、特開平4−107
594号公報を検討する。ここでは、第1図10、第3
図13に示されるように、演算増幅器が用いられてい
る。しかし、差動部に用いるトランジスタとしてNチャ
ンネル又はPチャンネルいずれか一方のものを用いた増
幅器のみを採用している。このため、この演算増幅器に
よれば、入力電圧に対する出力電圧の応答をみた場合、
図22のように、例えば正の電源電位付近において、非
線型動作領域820が存在していた。この特性だと、高
階調値のデータに対応して高電圧を信号電極に出力しよ
うとしたとしても、それに見合った十分な電圧を印加す
ることができない。結果、要求される階調表示を得るこ
とが困難となる。図22ではNチャンネルトランジスタ
による差動部をもつ演算増幅器について示したが、Pチ
ャンネルトランジスタの場合でも図23の様に逆の同様
な問題が存在する。
【0004】また、隣り合った信号電極(図21でいえ
ば、例えば711と712)に、同一の極性をもつ電圧
を印加し、次の表示周期でその反対の極性の電圧を印加
するような駆動方法に対応する表示体駆動装置(Xドラ
イバ)についてみると、例えば特開平8−122733
号公報に別の態様を見ることができる。ここでは、電流
を吸い込むタイプのアンプA(9)と電流を吐き出すタ
イプのアンプB(10)を備え、CLに印加すべき電圧
に応じて、スイッチSA(11)とスイッチSB(1
2)を開閉制御して、アンプA(9)とアンプB(1
0)を使い分けるものが開示されている。これは、回路
的に分離された2種のアンプについて、離散的に接続切
り換えを行うものであるので次の様な問題を有してい
た。すなわち、スイッチSA(11)とスイッチSB
(12)の2つのスイッチの開閉制御は、片方がオンの
場合には理想的には他方はオフであり、その切り替わり
は同時に行われるべきである。しかし、厳密にみると、
両方のスイッチがオンあるいは両方のスイッチがオフと
いう瞬間が生じる可能性を否定することはできない。こ
の場合、出力ショートあるいは出力オープンの問題が発
生する。また仮に、上手に開閉制御が実現できたとして
も、個体差をもつ2つのアンプを組み合わせるものであ
るから、図24に示すように、継ぎ目の電位不一致によ
る非線型部890を生じ、表示ムラ、表示バラツキを発
生していた。
【0005】また、図示はしないが従来技術における、
演算増幅器への入力電圧を選択する回路では、個々のト
ランジスタに電源電圧が印加される可能性があるため、
電源電圧の耐圧を持つトランジスタを用いなければなら
ず、その結果大きな回路面積を必要としていた。
【0006】また、1つの出力にPチャネル又はNチャ
ネルのどちらか一方の差動部を持つ演算増幅器を用い、
前記差動出力と前記差動出力との容量結合により動作す
る電流源により出力を形成して正/負出力を行う場合、
前記容量結合に用いる容量が必要とする面積が、出力ト
ランジスタ大きさに対し、数倍の面積を必要とするた
め、大きな回路面積の領域を必要としていた。
【0007】また、図25のように前記差動出力(91
2)と、前記容量結合(920)により動作する電流源
(930)とにより出力を形成している片チャンネルタ
イプの演算増幅器(900)においては、出力の線型動
作領域が狭くなる傾向にあるため、電源電圧Vddを上
げるか、または、トランジスタのしきい値電圧を下げる
方法が用いらなければならなかった。また、出力に定電
流源(930)が必要なため、常に出力に電流を供給
し、多くの電流が必要だった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による表示体
駆動では次の点が課題として指摘される。
【0009】すなわち、演算増幅器の非線型動作領域に
あっては、階調データに見合った電圧を液晶等に印加で
きず、要求される階調表示を得ることができなかった。
【0010】また、異なる極性の特性をもつ演算増幅器
を組み合わせて非線型動作領域をカバーするという発想
による駆動においては、出力ショート/出力オープンが
発生しうるという問題があった。加えて、組み合わせた
演算増幅器が切換わるとき、切り替わりの継ぎ目の電位
の不一致により非線型な部分が生じる。これにより、滑
らかな階調の変化を得ることができず、表示ムラ、表示
バラツキを生ずるという問題があった。
【0011】また、電源電圧以上の耐圧を持つトランジ
スタを用いなければならず、その結果大きな回路面積を
必要としていた。大容量を必要とする回路においても回
路面積が大きいという問題があった。定電流源(93
0)を必要とする回路の場合には常に多くの電流消費が
されているという問題があった。
【0012】本願発明は、これらの課題を解決し、出力
ショート/出力オープンの問題を解決しつつ、低電圧側
から高電圧側まで全般にわたって線形性を確保し、これ
により階調データに見合った電圧を的確に印加できる表
示体駆動装置を提案するものである。そして、この装置
を使うことにより、表示ムラ・表示バラツキの少ない、
要求される階調表示を得ることも目的の一つである。
【0013】また、小耐圧のトランジスタで足りる構成
とし、あるいは、大きな容量を必要としない構成とし、
その結果、回路面積を小さくすることも課題の一つであ
る。更に、従来に消費電流を抑えることも課題の一つで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記の課題を
解決するために次の特徴を有する手段を講じた。すなわ
ち、本願発明は、表示体表示の階調データに基づいて液
晶に電圧を印加し所定の駆動をする表示体駆動装置にお
いて、極性信号に基づいて極性制御信号を生成する極性
制御回路と、階調データたる入力信号と前記極性制御信
号とに基づいて、入力電圧発生回路から供給された複数
の基準電圧又は入力選択回路内で作成された複数の基準
電圧、の中から液晶駆動のための所定の基準電圧を選択
する前記入力選択回路と、前記入力信号と前記極性制御
信号とに基づいて、演算増幅器の出力電位が入力電位に
追従しなくなる非線型動作領域を識別し、非線型領域の
入力電位を前記演算増幅するときには前記演算増幅器の
出力信号の電流を補うためのオフセット電流発生制御信
号を出力する非線型領域識別回路と、前記入力選択回路
が選択した前記基準電圧を入力し、これに応じて演算増
幅した出力信号を出力端子に出力する前記演算増幅器
と、前記非線型領域識別回路が出力したオフセット電流
発生制御信号に基づいて、前記演算増幅器の出力端子に
おける電流を補うオフセット電流発生回路と、を有する
ことを特徴とする。
【0015】これにより、オフセット電流発生回路が出
力する補足的電流により、従来非線型であった電圧領域
を線形に補正して出力端子に出力することができる。こ
れにより低電圧側から高電圧側まで全般にわたって線形
性を確保することができ、階調データに見合った電圧を
的確に印加することができる。また、従来のように定常
的に多くの電流を流す必要がない。また、トランジスタ
の性能バラツキによる出力のバラツキを、互いに補正す
るように作用するので精度のよい演算増幅出力を得るこ
とができる。加えて差動部のサイズを小さくすることも
できる。また、従来のような離散的な制御ではなく連続
的な制御であるから、高速動作が可能となる。
【0016】前記に記載の表示体駆動装置において、前
記非線型領域識別回路は、前記演算増幅器の入出力特性
の線形性が外れる度合いに応じて前記オフセット電流の
量が変化するようオフセット電流発生制御信号を出力す
ることを特徴とする。
【0017】これにより、非線型な領域において、線形
な特性に近づけることができる。
【0018】前記に記載の表示体駆動装置において、前
記非線型領域識別回路は、階調データたる入力信号の値
に応じて前記オフセット電流発生制御信号を決定するこ
とを特徴とする。
【0019】これにより、データに応じて予め先行して
オフセット電流の量を補正することができ、レスポンス
のよい線形補正ができる。
【0020】また、前記に記載の表示体駆動装置におい
て、前記非線型領域識別回路は、階調データたる入力信
号の所定の上位ビットに基づき前記オフセット電流発生
制御信号を決定することを特徴とする。
【0021】デジタルデータによりオフセット電流の発
生量を決定するので比較的簡易な回路構成によることが
できる。
【0022】前記に記載の表示体駆動装置において、前
記非線型領域識別回路は、前記極性制御信号が所定の値
であるとき、前記オフセット電圧側を選択するようにト
ランジスタ(423、433)を導通制御し、前記極性
制御信号が前記所定の値とは逆極性を示す値であると
き、前記オフセット電流発生回路が電流を流さない極性
の電源電圧を選択するようトランジスタ(426、43
6)を導通制御するよう構成されたこと特徴とする。
【0023】これにより、前記出力オープン/出力ショ
ートの問題は発生することはない。
【0024】前記に記載の表示体駆動装置において、前
記極性制御回路は、偶数列用の極性制御信号と奇数列用
の極性制御信号と含む極性制御信号を生成することを特
徴とする。
【0025】これらの偶数列用と奇数列用の極性制御信
号は、ドット反転制御方式による液晶表示体の駆動に供
することができる。
【0026】前記に記載の表示体駆動装置において、前
記極性制御回路は、極性信号の論理レベルに応じて論理
的に反転関係にある表示体の偶数列用の極性制御信号と
奇数列用の極性制御信号とを作成し、更に、電圧変換回
路を有することを特徴とする。
【0027】これにより、極性制御信号を電気信号レベ
ルの異なる信号として次段に伝えることができる。
【0028】前記に記載の表示体駆動装置において、前
記演算増幅器は互いに極性の異なるトランジスタを有す
る第1の差動部と第2の差動部を有し、前記演算増幅器
の入力が前記第1の差動部の非線型動作領域にある場合
には前記オフセット電流発生回路と前記第2の差動部と
が増幅動作し、入力信号が前記第2の差動部の非線型動
作領域にある場合には前記オフセット電流発生回路と前
記第1の差動部とが増幅動作し、前記第1の差動部と前
記第2の差動部のいずれもが線形動作する領域にある場
合には、前記第1の差動部と前記第2の差動部とが増幅
動作しつつ、前記第1の差動部と前記第2の差動部によ
り出力を引き合う増幅動作をすることを特徴とする。
【0029】これにより、演算増幅器毎の特性バラツキ
があったとしても、お互いカバーしあって、全体として
線形な特性を得ることができる。
【0030】前記に記載の表示体駆動装置において、前
記オフセット電流発生回路は前記演算増幅器の内部に設
けられたことを特徴とする。
【0031】オフセット電流発生回路は、オフセット電
流を補うべき出力端子の直近にあるから、回路配線をシ
ンプルにすることができ、かつ、配線インピーダンスも
小さくすることができる。
【0032】前記に記載の表示体駆動装置において、前
記演算増幅器はPチャネルトランジスタの差動部及びN
チャネルトランジスタの差動部を有し、前記非線型領域
識別回路及びオフセット電流発生回路は、前記演算増幅
器から出力すべき電位が低電位側であるときには前記演
算増幅器の出力端子へ電荷を供給するようにオフセット
電流を供給し、高電位側であるときには前記出力端子か
ら電荷を抜くように前記オフセット電流を補うことを特
徴とする。
【0033】これにより、常にオフセット電流を流す必
要はなく、最小限のオフセット電流を流すことで目的が
達成できる。
【0034】前記に記載の表示体駆動装置は、半導体集
積回路であることを特徴とする。コンパクト化に寄与
し、かつ表示装置を構成する際の実装等に便利である。
【0035】また本願発明は、前記記載の表示体駆動装
置と液晶表示体とを備える表示装置、又は、前記記載の
表示装置を備える携帯電子機器も含む。
【0036】表示装置及び携帯電子機器が要求する、回
路の小ささ、消費電流の低さ、表示ムラ・表示バラツキ
の少なさに、本願発明は応えることができる。
【0037】更に、表示体表示の階調データに基づいて
電圧を液晶に印加し所定の駆動をする表示体駆動装置に
おいて、極性信号に基づいて極性制御信号を生成する極
性制御回路と、階調データたる入力信号と前記極性制御
信号とに基づいて、入力電圧発生回路から供給された複
数の基準電圧又は入力選択回路内で作成された複数の基
準電圧、の中から液晶駆動のための所定の基準電圧を選
択する前記入力選択回路と、前記入力選択回路が選択し
た前記基準電圧を入力し、これに基づいて演算増幅器の
出力電位が入力電位に追従しなくなる非線型動作領域を
識別し、非線型領域の入力電位を前記演算増幅するとき
には前記演算増幅器の出力信号の電流を補うためのオフ
セット電流発生制御信号を出力する非線型領域識別回路
と、前記入力選択回路が選択した前記基準電圧を入力
し、これに応じて演算増幅した出力信号を出力端子に出
力する前記演算増幅器と、前記非線型領域識別回路が出
力したオフセット電流発生制御信号に基づいて、前記演
算増幅器の出力端子における電流を補うオフセット電流
発生回路と、を有することを特徴とする。
【0038】これによれば、非線型領域識別回路は、演
算増幅器に入力される電圧を直接取込み非線型領域を判
定する。このため、より正確な線形補正をすることがで
きる。
【0039】
【発明の実施の形態】(最良の実施の形態)本発明の表
示体駆動装置は、主として液晶表示体を、更に詳しくは
TFT液晶パネル等のアクティブ・マトリクス液晶表示
体を、駆動し表示するための駆動装置として用いられ
る。また、エレクトロ・ルミネセンス(EL)の駆動に
適用してもよい。このような表示体駆動装置の最良の実
施の形態は図4に示される。図4において、前記表示体
駆動装置は、極性制御回路35、入力電圧発生回路3
9、入力選択回路33、非線型領域識別回路34、オフ
セット電圧発生回路40及び演算増幅器37を有する。
【0040】この表示体駆動装置は、入力信号1及び極
性信号2を扱い、出力信号8を出力する。
【0041】入力信号1は、表示体の1画素毎の表示上
の階調値を表す信号である。通常、複数ビットからなる
データ信号であり、原始的にはコントローラ740から
送出され、所定の制御信号のタイミングに従い入力され
る。
【0042】極性信号2は、信号電極に出力される電圧
がセンター電圧(図示なし)に対し正負どちらの極性の
電圧であるかを表すものである。液晶は交流駆動をする
必要がある。交流駆動には、ライン反転制御やドット反
転制御の駆動方式が提案されている。ここで、互いに隣
り合った列の信号電極に出力された電圧ついて検討して
みるに、ライン反転制御方式によって液晶表示体の駆動
をする場合には、互いに同じ極性の電圧を印加してい
る。一方、ドット反転制御方式によって駆動をする場合
には、正負の逆極性の電圧をそれぞれ印加している。従
って、ドット反転制御で駆動する場合には、偶数列と奇
数列とが逆極性となるようにお互い関連性を持たせなが
ら電圧の極性制御をする必要がある。この場合、極性信
号に基づいて、偶数列に向けて送られる正負極性信号や
奇数列に向けて送られる正負極性信号を別個に作成して
おくと便利である。
【0043】出力信号8は、液晶パネル710等の表示
体の信号電極に出力され、これによって液晶等を駆動す
る。
【0044】極性制御回路35は、極性信号2に基づい
て極性制御のための信号を生成する回路である。例え
ば、図9や図10などに示すような回路がある。ここで
は、極性信号POL(81、100)の論理レベルに応
じて、偶数列用の極性制御信号(96、97、114、
115)や、奇数列用の極性制御信号(94、95、1
12、113)を作成する。図9、図10その他の何れ
の回路でもよいが、最良の実施形態としては図10に示
す回路を用いる。タイミング信号LP(101)との関
係をも加味した上で極性制御ができるからである。
【0045】入力電圧発生回路39は、液晶表示体を駆
動するための、複数の基準電圧を発生する回路である。
入力電圧発生回路39からは、互いに異なる値をもつ複
数の基準電圧、例えばV0、V1、V2、V3、V4、
V5、V6及びV7、が出力される。ここでは、電源電
位と接地間とを抵抗で分割した電位を基準電圧として用
いてもよい。また、温度補正のために、駆動対象である
液晶等の温度係数に応じて補正した基準電圧を作成し出
力してもよい。更に、ユーザの指示によって出力電圧を
変更しコントラスト調整をする機能を含ませてもよい。
【0046】入力選択回路33は、入力信号と極性制御
信号とに基づいて、入力電圧発生回路39から供給され
た複数の基準電圧あるいは入力選択回路内で作成された
複数の基準電圧の中から液晶駆動の為の所定の基準電圧
を選択する回路である。例えば、図12や図14などに
示すような回路がある。ここでは、入力信号D<0>、
D<1>、XD<0>、XD<1>を入力し、これに基
づいてデコードをし、V0乃至V7のうち一の基準電圧
を選択している。更に、極性制御信号POLP、POL
Nによって極性に応じた出力を実現している。図12、
図14その他の何れの回路でもよいが、最良の実施形態
としては図12に示す回路を用いる。図14と比べて、
ウエルの分割が少なくて済むので、チップ面積を小さく
出来、コスト安となるからである。
【0047】オフセット電圧発生回路40は、オフセッ
ト電流制御用の電圧源であり、異なる値をもつ複数の電
圧を出力する。前記オフセット電圧発生回路40は、電
源電位と接地間とを抵抗で分割した電位を出力として用
いてもよい。駆動対象である液晶等の温度係数に応じて
補正した電圧を出力してもよい。
【0048】非線型領域識別回路34は、次段で用いる
演算増幅器の入力電圧に対する出力電圧の特性に対応し
た動作をする。すなわち、前記入出力特性のうち非線型
に動作する領域、例えば図19の0V付近及び10V付
近、図22の領域820及び図23の領域850、の電
圧を出力する場合と、線形に動作する領域の電圧を出力
する場合とを識別する。そして、非線型領域の電圧を出
力すべきときには、図19、図22及び図23等で示さ
れる線形性から外れる度合いに応じて出力信号の電流量
を補うように信号を出力するものである。
【0049】非線型領域識別回路は図15、図16その
他の何れの回路でもよいが、最良の実施形態としては図
15に示す回路を用いる。因みに図15は偶数列用の非
線型領域識別回路のみ記載している。図15の回路に依
れば、トランジスタ421、422、424、425か
ら構成されるデコード回路と、電流補充のための接続制
御を行うトランジスタ423とを回路設計上独立させる
ことができるので、接続制御を行うトランジスタ423
に影響を与えることなくデコード回路部分の設計変更を
行うことができる等の利点がある。尚、トランジスタ4
31、432、434、435とトランジスタ433と
の関係についても同様である。
【0050】演算増幅器7は、演算増幅部本体とオフセ
ット電流発生回路6とを有する。演算増幅器7の実施の
形態は例えば図18に示される。演算増幅器7は差動部
1、差動部2、出力部を有する演算増幅部本体と、オフ
セット電流発生回路6を有する。演算増幅器7は、入力
端子502で入力選択回路から出力された電位を入力
し、これに応じて演算増幅し出力端子506に出力信号
8を出力する。出力信号が入力電位に追従しなくなる非
線型動作領域に入ると、オフセット電流発生回路6で補
足的に出力端子506に電流を流してやり、結果的に非
線型動作領域であっても出力が入力に追従するようにな
る。
【0051】ここで演算増幅器7の動作特性について少
し具体的に説明していく。差動部1において、入力端子
502が電源端子VDD501の電位に近くなるに従
い、出力端子OUT506も電源端子VDD501の電
位に近くなる。
【0052】このとき、トランジスタ513のソース電
位も同時に電源端子VDD501の電位に近くなる。こ
れに従い、トランジスタ521のゲート電位がトランジ
スタ513のソース電位よりも低くなることが出来なく
なり、トランジスタ521は、常時オフ状態となる。こ
のため、出力端子OUT506がある一定の電位よりも
上がらなくなる。
【0053】また、差動部2において、入力端子IN5
02が負の電源端子VSS503の電位に近くなるに従
い、出力端子OUT506も前記端子VSS503の電
位に近くなる。
【0054】このとき、トランジスタ518のソース電
位も同時に前記端子VSS503の電位に近くなるた
め、トランジスタ522のゲート電位がトランジスタ5
18のソース電位よりも高くなることが出来なくなり、
トランジスタ522は、常時オフ状態となる。このた
め、出力端子OUT506がある一定の電位よりも下が
らなくなる。
【0055】図18の演算増幅器で、例えば、電源端子
VDD501の電位を10Vとし、負の電源端子VSS
503の電位を0Vとし、端子OFF_P507を電源
端子VDD501と同一の電位に固定し、端子OFF_
N508を前記端子VSS503と同一の電位に固定す
る。すなわち、オフセット電流発生回路が無いあるいは
機能していない場合である。図19は、この場合の演算
増幅器において、試験的に、時点0msから10msの
間に入力電圧を0Vから10Vにスイープ変化させた場
合に出力端子506が如何に追従するかを表している。
図19に示すよう、出力が0V付近と10V付近で追従
して変化していないことが分かる。
【0056】一方、オフセット電流発生回路を有効あら
しめた場合はどうか検討してみる。すなわち、非線型領
域識別回路を機能させ、演算増幅器が追従しなくなる非
線型動作領域において、端子OFF_P507と端子O
FF_N508を制御し、トランジスタ521とトラン
ジスタ522に電流を流し、出力端子に補足的に電流を
流す場合である。この場合の入力に対する出力の追従特
性を示したのが図20である。図19に示した特性とは
異なり、0Vおよび10V付近でも、出力が、入力に追
従して変化していることが分かる。
【0057】最良の実施の形態たる図4の動作について
再度整理する。極性制御回路35は極性信号2に応じて
極性制御信号を出力する。入力選択回路は、前記極性制
御信号と、入力信号と、入力電圧発生回路39の出力で
ある複数の基準電圧を入力し、これらの信号に基づいて
所定の基準電圧を選択し演算増幅器に出力する。一方、
非線型領域識別回路は、オフセット電圧発生回路からの
複数の電圧を入力しつつ、極性制御回路からの極性制御
信号と入力信号とに基づいて、非線型動作領域を識別
し、出力信号の電流を補うようなオフセット電流が必要
かどうかを判定する。このようなオフセット電流が必要
な場合には、演算増幅器内部のオフセット電流発生回路
6にその旨の制御信号が出力される。演算増幅器は、入
力選択回路33から出力された出力電圧と、制御信号を
受けたオフセット電流発生回路36が出力する補足的電
流により、電圧および電流の増幅を行い、従来非線型で
あった電圧を線形に補正した電圧を出力信号38として
出力することが出来る。
【0058】これによって、演算増幅器において出力が
入力に追従しなくなる領域を無くすることが出来る。ま
た、線形動作領域のように通常の場合には、図4の演算
増幅器の入力端子502と出力端子506が概略同じ電
位になることを前提としているので、トランジスタ52
1及びトランジスタ522に流す電流を少なくあるいは
無くすることができるため、従来技術のように定常的に
多くの電流を流す必要がない。
【0059】また、差動部1において、Nチャネルトラ
ンジスタで構成される差動部および差動部2においてP
チャネルトランジスタで構成される差動対と演算増幅器
では、両方で構成される差動部を用いているため、トラ
ンジスタの性能バラツキによる出力バラツキを、トラン
ジスタ521およびトランジスタ522に流れる電流に
より互いに補正するため、演算増幅器の出力バラツキを
小さくすることが出来る。
【0060】また、精度の向上により差動部のサイズを
小さくすることが可能である。
【0061】さらに、電源電圧範囲において入力に出力
が追従できるため、従来技術のように演算増幅器の出力
について切替え用のスイッチを用いて切り換える必要も
無い。従来技術のように離散的な切り換え制御でなく連
続的に制御しているので高速動作が可能となる。また、
従来技術のようにトランジスタのしきい値電圧をわざわ
ざ下げる必要も無い。
【0062】(他の実施の形態)図1は本発明の第2の
実施の形態を示す。図1において、表示体駆動装置は、
極性制御回路5、入力選択回路3、非線型領域識別回路
4及び演算増幅器7を有する。
【0063】入力選択回路3は例えば図11や図13に
示されるような回路で実現される。入力選択回路3は液
晶表示体を駆動するための、互いに異なる値をもつ複数
の基準電圧を作成する回路を含む。ここでは、電源電位
と接地間とを抵抗で分割した電位を基準電圧として作成
しもよい。また、温度補正のために、駆動対象である液
晶等の温度係数に応じて補正した基準電圧を作成し出力
してもよい。更に、ユーザの指示によって出力電圧を変
更しコントラスト調整をする機能を含ませてもよい。入
力選択回路3は、入力信号と極性制御信号とに基づい
て、入力選択回路内で作成された複数の基準電圧の中か
ら液晶駆動の為の所定の基準電圧を選択する回路であ
る。ここでは、入力信号D<0>、D<1>、XD<0
>、XD<1>を入力し、これに基づいてデコードを
し、V0〜V3及びV4〜V7のうちそれぞれ1つの基
準電圧を選択している。更に、極性制御信号POLP、
POLNによって極性に応じた出力を実現している。極
性制御回路5及び演算増幅器7の構成は、最良の実施形
態と同様である。
【0064】極性制御回路5は極性信号2に応じて極性
制御信号を出力する。入力選択回路は、前記極性制御信
号と、入力信号とを入力し、これらの信号に基づいて内
部で作成された複数の基準電圧のうち所定の電圧を選択
し演算増幅器に出力する。一方、非線型領域識別回路
は、極性制御回路からの極性制御信号と入力信号とに基
づいて、非線型動作領域を識別し、出力信号の電流を補
うようなオフセット電流が必要かどうかを判定する。こ
のようなオフセット電流が必要な場合には、前記非線型
識別回路から、演算増幅器内部のオフセット電流発生回
路6にその旨の制御信号が出力される。演算増幅器は、
入力選択回路3から出力された出力電圧と、制御信号を
受けたオフセット電流発生回路6が出力する補足的電流
により、電圧および電流の増幅を行い、従来非線型であ
った電圧を線形に補正した電圧を出力信号8として出力
することが出来る。
【0065】図2は本発明の第3の実施の形態を示す。
第3の実施の形態は、図1に示す第2の実施の形態に対
し、入力電圧発生回路19を更に設け、図12や図14
の如き入力選択回路13に複数の基準電圧を供給するも
のである。これにより、オフセット電流発生回路6が出
力する補足的電流により、電圧および電流の増幅を行
い、従来非線型であった電圧を線形に補正した電圧を出
力信号8として出力することが出来る。
【0066】図3は本発明の第4の実施の形態を示す。
第4の実施の形態は、図1に示す第2の実施の形態に対
し、オフセット電圧発生回路30を更に設け、非線型領
域識別回路24に対し、オフセット電流制御用の、異な
る値をもつ複数の電圧を出力するものである。これによ
り、オフセット電流発生回路26が出力する補足的電流
により、電圧および電流の増幅を行い、従来非線型であ
った電圧を線形に補正した電圧を出力信号28として出
力することが出来る。
【0067】図5は本発明の第5の実施の形態を示す。
第5の実施の形態は、図1に示す第2の実施の形態と比
較して、非線型領域識別回路44は入力選択回路43の
出力電圧をもとに識別を行っている点が異なる。
【0068】非線型領域識別回路44の例としては、図
17の様な回路を用いることができる。IN483は入
力選択回路からの信号を入力する端子である。OFFN
486とOFFP487は、オフセット電流制御用の信
号を出力する端子である。入力端子VREFP482と
入力端子VREFN485は、オフセット電圧入力端子
である。VDD481とGND484は、電源端子であ
る。トランジスタ491、494及び495はPチャネ
ルトランジスタであり、トランジスタ492、493及
び496はNチャネルトランジスタである。
【0069】例えば、入力信号IN483の電位が下降
してきた場合について想定する。トランジスタ493の
ゲートの電位はこれに対応して下降する。このことによ
り、トランジスタ493のソース−ドレイン間に流れる
電流は減少する。このとき、トランジスタ491のゲー
トに接続されているVREF482は変化しないため、
トランジスタ491は定電流を流そうと働くので、トラ
ンジスタ491のドレイン−ソース間の抵抗は減少す
る。よって、信号OFFN486はVDD481に近づ
くように上昇をする。
【0070】また、別の角度からの説明をする。VRE
FP482に適切な電位が与えられている時、入力信号
IN483が前記演算増幅器の線形領域に対応する領域
にあるときは、OFFN486がNチャネルトランジス
タのしきい値電位よりも、少しだけ(例えば0.1V)
高い電位になるように各々のトランジスタサイズを設定
し、入力信号IN483が前記演算増幅器のGND48
4電位付近にある非線型動作領域にあるときには、OF
FN486の電位がNチャネルトランジスタのしきい値
よりも大きく(例えば1.0V)高い電位になるよう
に、それぞれのトランジスタサイズを与えることによ
り、OFFN483につながるNchのトランジスタに
は、線形領域では、ほとんど電流を流さずにでき、非線
型領域では、大きな電流を流すことが出きる。
【0071】VREFN485に適切な電位が与えられ
ている時、入力信号IN483が前記演算増幅器の線形
領域に対応する領域にあるときは、OFFP487がP
チャネルトランジスタのしきい値電位よりも、少しだけ
(例えば0.1V)低い電位になるように各々のトラン
ジスタサイズを設定し、入力信号IN483が前記演算
増幅器のVDD481電位付近にある非線型動作領域に
あるときには、OFFP487の電位がPチャネルトラ
ンジスタのしきい値よりも大きく(例えば1.0V)低
い電位になるように、それぞれのトランジスタサイズを
与えることにより、OFFP487につながるPchの
トランジスタには、線形領域では、ほとんど電流を流さ
ずにでき、非線型領域では、大きな電流を流すことが出
きる。これにより、オフセット電流発生回路46が出力
する補足的電流により、電圧および電流の増幅を行い、
従来非線型であった電圧を線形に補正した電圧を出力信
号48として出力することが出来る。
【0072】図6は本発明の第6の実施の形態を示す。
第6の実施の形態は、図5に示す第5の実施の形態に対
し、入力電圧発生回路59を更に設け、図12や図14
の如き入力選択回路53に複数の基準電圧を供給するも
のである。これにより、オフセット電流発生回路56が
出力する補足的電流により、電圧および電流の増幅を行
い、従来非線型であった電圧を線形に補正した電圧を出
力信号58として出力することが出来る。
【0073】図7は本発明の第7の実施の形態を示す。
第7の実施の形態は、図5に示す第5の実施の形態に対
し、オフセット電圧発生回路70を更に設け、非線型領
域識別回路64に対し、オフセット電流制御用の、異な
る値をもつ複数の電圧を出力するものである。これによ
り、オフセット電流発生回路66が出力する補足的電流
により、電圧および電流の増幅を行い、従来非線型であ
った電圧を線形に補正した電圧を出力信号68として出
力することが出来る。
【0074】図8は本発明の第8の実施の形態を示す。
第8の実施の形態は、図6に示す第6の実施の形態に対
し、オフセット電圧発生回路80を更に設け、非線型領
域識別回路74に対し、オフセット電流制御用の、異な
る値をもつ複数の電圧を出力するものである。これによ
り、オフセット電流発生回路76が出力する補足的電流
により、電圧および電流の増幅を行い、従来非線型であ
った電圧を線形に補正した電圧を出力信号78として出
力することが出来る。
【0075】図9は、本発明の極性制御回路の第1例で
ある。図9に示すように、極性信号であるPOL81
は、フリップフロップ82のクロック入力に接続され、
前記フリップフロップ82の反転出力であるXQは、前
記フリップフロップ82の入力Dに接続されている。前
記POL81の状態変化により、前記フリップフロップ
82のQおよびXQはそれぞれ、高電圧レベル(以下、
Hレベルまたは単にHと称す),低電圧レベル(以下、
Lレベルまたは単にLと称す)およびLレベル,Hレベ
ルと変化する。前記フリップフロップ82の出力Qは、
論理回路86の入力とバッファ83の入力に接続され
る。前記バッファ83の出力はバッファ84の入力に接
続される。前記バッファ84の出力はバッファ85の入
力に出力される。バッファ85の出力は前記論理回路8
6と論理回路87に接続される。
【0076】前記論理回路86は、論理積を実現する回
路でも良く、前記論理回路87は、論理和を実現する回
路でもよい。前記バッファ83、前記バッファ84及び
前記バッファ85は、信号の遅延を目的としている。し
たがって、バッファでなくとも、インバーターや、遅延
素子といった回路でもよい。また、前記遅延素子は、何
段になってもよい。
【0077】前記論理回路86の出力は、その立ち上り
が、前記論理回路87の出力に対し、前記バッファ8
3、前記バッファ84及び前記バッファ85の遅延時間
分だけ遅れる。また、立ち下がりは、前記バッファ8
3、前記バッファ84及び前記バッファ85の遅延時間
分だけ早くなる。
【0078】前記極性信号の電源系と、極性制御信号と
して要求される信号の電源系が異なる場合には、内部前
記論理回路86の出力にレベルシフタ88を接続し、前
記論理素子87の出力に、レベルシフタ89を接続す
る。
【0079】前記レベルシフタ88の出力はバッファ9
0の入力に接続され、前記レベルシフタ89の出力はバ
ッファ91に接続される。
【0080】前記極性信号の電源系と、極性制御信号と
して要求される信号の電源系が同じ場合には、前記論理
回路86の出力を前記バッファ90の入力に接続し、前
記論理回路87の出力を前記バッファ91の入力に接続
してもよい。
【0081】前記バッファ90の出力は奇数出力のPチ
ャネルトランジスタの極性制御端子のPOL_P_OD
D94と論理回路92に接続され、前記バッファ91の
出力は奇数出力のNチャネルトランジスタの極性制御端
子のPOL_N_ODD95と論理回路93に接続され
る。
【0082】前記論理回路92と前記論理回路93の他
方の入力には、出力形式選択信号であるMODE98が
接続される。ここで、例として示すMODE98による
入力信号は、前記極性制御信号として要求される電源系
と同じ場合である。図示はしないが、もし、MODE9
8と前記極性制御信号として要求される電源系と異なる
場合には、MODE98と論理回路92及び論理回路9
3との間に、レベルシフタを付加しても良い。前記論理
回路92の出力は、偶数出力のPチャネルトランジスタ
の極性制御端子のPOL_P_EVEN96に接続され
る。前記論理回路92の出力は、偶数出力のNチャネル
トランジスタの極性制御端子のPOL_N_EVEN9
7に接続される。
【0083】前記論理回路92と前記論理回路93が排
他的論理和の機能を持つとき前記MODE98がHの時
は、前記バッファ90と前記バッファ91の出力を論理
反転し、隣り合った出力が逆の極性を出力する様に制御
できる。
【0084】また、前記MODE98がLの時は、前記
バッファ90と前記バッファ91の出力をそのまま出力
するため、隣り合った出力が同じ極性を出力する様に制
御できる。また、MODE98を入力しない場合、前記
論理回路92と前記論理回路93をインバータにするこ
とで、隣り合った出力が逆の極性を出力する様に制御し
てもよい。また、前記論理回路92と前記論理回路93
をバッファにすることで、隣り合った出力が同じ極性を
出力する様に制御してもよい。
【0085】図10は、本発明の極性制御回路の第2例
である。図10に示すように、極性信号であるPOL1
00はフリップフロップ102のD入力に接続される。
前記フリップフロップ102のクロック入力は、極性タ
イミング信号であるLP101に接続される。前記LP
101の状態変化により、前記フリップフロップ102
のQおよびXQはそれぞれ、前記POL100と同一の
論理状態および前記POL100とは逆の論理状態へと
変化する。
【0086】前記フリップフロップ102の出力Qは、
論理回路104の入力と、論理回路105の接続され
る。前記LP101はインバータ103の入力へ接続さ
れ、前記インバータ103の出力は前記論理回路104
と前記論理回路105の他方の入力に接続され、前記L
P101のHの期間分だけ立ち上りを遅らせることがで
きる。前記論理回路104と前記論理回路105は、論
理積を実現する回路でも良い。
【0087】前記極性信号の電源系と、極性制御信号と
して要求される信号の電源系が異なる場合には、内部前
記論理回路104の出力にレベルシフタ106を接続
し、前記論理素子105の出力に、レベルシフタ107
を接続する。前記レベルシフタ106の出力は、バッフ
ァ108の入力に接続され、前記レベルシフタ107の
出力はバッファ109に接続される。
【0088】前記極性信号の電源系と、極性制御信号と
して要求される信号の電源系が同じ場合には、前記論理
回路104の出力を前記バッファ108の入力に接続
し、前記論理回路105の出力を前記バッファ109の
入力に接続してもよい。
【0089】前記バッファ108の出力は、奇数出力の
Pチャネルトランジスタの極性制御端子のPOL_P_
ODD112と論理回路110に接続され、前記バッフ
ァ109の出力は、奇数出力のNチャネルトランジスタ
の極性制御端子のPOL_N_ODD113と論理回路
111に接続される。
【0090】前記論理回路110と前記論理回路111
の他方の入力には、出力形式選択信号であるMODE1
18が接続され、前記論理回路110の出力は、偶数出
力のPチャネルトランジスタの極性制御端子のPOL_
P_EVEN114に接続され、前記論理回路110の
出力は、偶数出力のNチャネルトランジスタの極性制御
端子のPOL_N_EVEN115に接続される。前記
論理回路110と前記論理回路111が排他的論理和の
機能を持つとき前記MODE98がHの時は、前記バッ
ファ108と前記バッファ109の出力を論理反転し、
隣り合った出力が逆の極性を出力する様に制御できる。
【0091】また、前記MODE98がLの時は、前記
バッファ108と前記バッファ109の出力をそのまま
出力するため、隣り合った出力が同じ極性を出力する様
に制御できる。
【0092】また、MODE98を入力しない場合、前
記論理回路110と前記論理回路111をインバータに
することで、隣り合った出力が逆の極性を出力する様に
制御してもよい。
【0093】また、前記論理回路110と前記論理回路
111をバッファにすることで、隣り合った出力が同じ
極性を出力する様に制御してもよい。
【0094】図11は、本発明の入力選択回路の第1例
である。図11に示すように入力端子VDD121と入
力端子GND122は電源端子であり、抵抗123〜抵
抗129は、電源電圧を分割する分割抵抗である。D<
0>131、XD<0>132、D<1>133及びX
D<1>134はそれぞれ入力信号である。前記D<0
>131と前記XD<0>132、前記D<1>133
と前記XD<1>134は、それぞれ、逆の論理を構成
する。トランジスタ141、142、151、152、
161、162、171及び172はPチャネルトラン
ジスタである。トランジスタ143、144、153、
154、163、164、173及び174はNチャネ
ルトランジスタである。また、トランジスタ181はP
チャネルトランジスタであり、トランジスタ182はN
チャネルトランジスタである。
【0095】ここで、前記D<0>131の論理がHで
前記D<1>133の論理がHのとき、前記トランジス
タ151、171、144及び164がオンになるた
め、P点は、VDD121の電位となり、N点はGND
122電位となる。
【0096】前記D<0>131の論理がLで前記D<
1>133の論理がHのとき、前記トランジスタ14
1、172、154及び163がオンになるため、前記
P点は、前記抵抗123と抵抗124の接続ノードの電
位となり、前記N点は抵抗128と前記抵抗129の接
続ノードの電位となる。同様にして、前記D<0>13
1の論理がHで前記D<1>133の論理がLのとき、
前記P点は、前記抵抗124と抵抗125の接続ノード
の電位となり、前記N点は抵抗127と前記抵抗128
の接続ノードの電位となり、前記D<0>131の論理
がLで前記D<1>132の論理がLのとき、前記P点
は、前記抵抗125と抵抗126の接続ノードの電位と
なり、前記N点は抵抗126と前記抵抗127の接続ノ
ードの電位となる。この様にして、前記P点と前記N点
には、入力信号により前記VDD121と前記GND1
22が抵抗分割された電圧を選択的に出力できる。
【0097】極性制御回路からの信号であるPOLP1
35とPOLN136が、Lの場合、前記P点の電位が
OUT137に出力され、前記POLP135と前記P
OLN136が、Hの場合、前記N点の電位が前記OU
T137に出力される。
【0098】また、前記P点および前記N点に存在する
ドレイン容量と、その他配線等によって存在する寄生容
量が、前記OUT137端子に存在する容量よりも十分
大きいとき、前記P点は前記VDD121の電位と前記
GND122の電位差の半分の値よりも低くなる事はな
い。また前記N点も、前記VDD121と前記GND1
22の電位差の半分の値よりも高くなることがない。こ
のため、前記トランジスタ141から前記トランジスタ
174は、前記VDD121と前記GND122の電位
差の半分の耐圧のトランジスタを用いることができる。
【0099】また、入力信号は、前記D<0>131、
前記XD<0>132、前記D<1>133、前記XD
<1>134の4本でなくともよく、入力信号を増やす
ことで、前記OUT137に出力できる電位の数を増や
すことが出来る。
【0100】図12は、本発明の入力選択回路の第2例
である。図12に示すように入力端子V0(191)か
らV7(198)は、前記入力電圧発生回路からの入力
をする。D<0>201、XD<0>202、D<1>
203及びXD<1>204は、それぞれ入力信号であ
る。前記D<0>201と前記XD<0>202、前記
D<1>203と前記XD<1>204とは、それぞ
れ、逆の論理を構成する。トランジスタ211、21
2、221、222、231、232、241及び24
2は、Pチャネルトランジスタである。トランジスタ2
13、214、223、224、233、234、24
3及び244は、Nチャネルトランジスタである。ま
た、トランジスタ251はPチャネルトランジスタであ
り、トランジスタ252はNチャネルトランジスタであ
る。
【0101】ここで、前記D<0>201の論理がHで
前記D<1>203の論理がHのとき、前記トランジス
タ221と前記トランジスタ241と前記トランジスタ
214と前記トランジスタ234がオンになるため、P
点は、前記V0(191)の電位となり、N点は、前記
V7(198)の電位となる。前記D<0>201の論
理がLで前記D<1>203の論理がHのとき、前記ト
ランジスタ211と前記トランジスタ242と前記トラ
ンジスタ224と前記トランジスタ233がオンになる
ため、前記P点は、前記V1(192)の電位となり、
前記N点は、前記V6(197)の電位となる。同様に
して、前記D<0>201の論理がHで前記D<1>2
03の論理がLのとき、前記P点は、前記V2(19
3)の電位となり、前記N点は、前記V5(196)の
電位となり、前記D<0>201の論理がLで前記D<
1>203の論理がLのとき、前記P点は、前記V3
(194)の電位となり、前記N点は、前記V4(19
5)の電位となる。この様にして、前記P点と前記N点
には、入力信号により前記V0(191)から前記V7
(198)の入力電圧を選択的に出力できる。
【0102】極性制御回路からの信号であるPOLP2
05とPOLN206が、Lの場合、前記P点の電位が
OUT207に出力され、前記POLP205と前記P
OLN206が、Hの場合、前記N点の電位が前記OU
T207に出力される。
【0103】また、前記P点および前記N点に存在する
ドレイン容量と、その他配線等によって存在する寄生容
量が、前記OUT207端子に存在する容量よりも十分
大きいとき、前記P点は前記V0(191)と前記V7
(198)の電位差の半分よりも低くなる事はなく、前
記N点も、前記V0(191)と前記V7(198)の
電位差の半分よりも高くなることがないため、前記トラ
ンジスタ211から前記トランジスタ244は、前記V
0(191)とV7(198)の電位差の半分の耐圧の
トランジスタを用いることができる。
【0104】また、入力信号は、前記D<0>201、
前記XD<0>202、前記D<1>203、前記XD
<1>204の4本でなくともよく、また、入力電圧発
生回路からの入力端子V0 (191)からV7(19
8)も8本でなくともよく、入力信号と入力電圧発生回
路からの入力端子数を増やすことで、OUT207に出
力できる電位の数を増やすことが出来る。
【0105】また、前記入力電圧発生回路からの入力端
子間を抵抗分割し前記入力電圧発生回路からの入力電圧
を擬似的に増やしてもよい。
【0106】図13は、本発明の入力選択回路の第3例
である。図13に示すように入力端子VDD261と入
力端子GND262は、電源端子であり、抵抗263か
ら抵抗269は電源電圧を分割する分割抵抗である。D
<0>271、XD<0>272、D<1>273、X
D<1>274、D<2>278及びXD<2>279
は、それぞれ入力信号である。前記D<0>271と前
記XD<0>272、前記D<1>273と前記XD<
1>274、前記D<2>278と前記XD<2>27
9とは、それぞれ、逆の論理を構成する。
【0107】トランジスタ281、282、291、2
92、301、302、311及び312は、Pチャネ
ルトランジスタである。前記トランジスタ281、29
1、311及び312のWELL電位は、VDD261
で与えられる電位である。前記トランジスタ282、2
92、301及び302のWELL電位は、前記抵抗2
64と前記抵抗265の接続ノードで与えられる電位で
ある。トランジスタ283、284、293、294、
303、304、313及び314は、Nチャネルトラ
ンジスタである。前記トランジスタ284、294、3
03及び304のWELL電位は、GND262で与え
られる電位である。前記トランジスタ283、293、
313及び314のWELL電位は、前記抵抗267と
前記抵抗268の接続ノードで与えられる電位である。
また、トランジスタ321、323、324は、Pチャ
ネルトランジスタである。トランジスタ322、325
及び326は、Nチャネルトランジスタである。
【0108】前記D<0>271の論理がHで前記D<
1>273の論理がHのとき、前記トランジスタ29
1、311、284及び304がオンになるため、P1
点は、VDD261の電位となり、N1点はGND26
2の電位となる。前記D<0>271の論理がLで前記
D<1>273の論理がHのとき、前記トランジスタ2
81、312、294及び303がオンになるため、前
記P1点は、前記抵抗263と抵抗264の接続ノード
の電位となる。前記N1点は抵抗268と前記抵抗26
9の接続ノードの電位となる。
【0109】同様にして、前記D<0>271の論理が
Hで前記D<1>273の論理がLのとき、P2点は、
前記抵抗264と抵抗265の接続ノードの電位とな
る。N2点は抵抗267と前記抵抗268の接続ノード
の電位となる。前記D<0>271の論理がLで前記D
<1>273の論理がLのとき、前記P2点は、前記抵
抗265と抵抗266の接続ノードの電位となる。前記
N2点は抵抗266と前記抵抗267の接続ノードの電
位となる。また、前記D<2>278の論理がHのと
き、トランジスタ323とトランジスタ326がオンに
なる。このとき前記P1の電位がP3に出力され、前記
N1の電位がN3に出力される。前記D<2>278の
論理がLのとき、トランジスタ324とトランジスタ3
25がオンになり、前記P2の電位が前記P3に出力さ
れ、前記N2の電位がN3に出力される。
【0110】この様にして、前記P3点と前記N3点に
は、入力信号により前記VDD261と前記GND26
2が抵抗分割された電圧を選択的に出力できる。
【0111】極性制御回路からの信号であるPOLP2
75とPOLN276が、Lの場合、前記P3点の電圧
がOUT277に出力され、前記POLP275と前記
POLN276が、Hの場合、前記N3点の電圧が前記
OUT277に出力される。
【0112】また、前記P3点および前記N3点に存在
するドレイン容量と、その他配線等によって存在する寄
生容量が、前記OUT277端子に存在する容量よりも
十分大きいとき、前記P3点は前記VDD261と前記
GND262の電位差の半分よりも低くなる事はなく、
前記N3点も、前記VDD261と前記GND262の
電位差の半分よりも高くなることがないため、前記トラ
ンジスタ323から前記トランジスタ326は、前記V
DD261の電位と前記GND262の電位差の半分の
耐圧のトランジスタを用いることができる。
【0113】同様に前記P1点と前記P2点および前記
N1点と前記N2点に存在するドレイン容量と、その他
配線等によって存在する寄生容量が、前記P3点と前記
N3点に存在する容量よりも十分大きいとき、前記P1
点と前記P2点はVDD261の電位と前記抵抗265
と前記抵抗266接続ノードの電位差の半分よりも低く
なる事はなく、前記N1点と前記N2点も、前記抵抗2
66と前記抵抗267の接続ノードの電位と前記GND
262の電位差の半分よりも高くなることがないため、
前記トランジスタ281から前記トランジスタ314
は、前記VDD261の電位と前記GND262の電位
差の4分の1の耐圧のトランジスタを用いることができ
る。
【0114】この様に、適切な、入力電圧に対しWEL
Lを分割して、入力電圧の選択を行うことで、小さい耐
圧のトランジスタを使用できるため、トランジスタを微
細化できる。
【0115】また、入力信号は、前記D<0>131、
前記XD<0>132、前記D<1>133、前記XD
<1>134の4本でなくともよく、入力信号を増やす
ことで、OUT137に出力できる電位の数を増やすこ
とが出来る。
【0116】図14は、本発明の入力選択回路の第4例
である。図14に示すように入力端子V0(331)か
らV7(338)は、前記入力電圧発生回路からの入力
端子である。D<0>341、XD<0>342、D<
1>343、XD<1>344、D<2>348及びX
D<2>349は、それぞれ入力信号である。前記D<
0>341と前記XD<0>342、前記D<1>34
3と前記XD<1>344、前記D<2>348と前記
XD<2>349は、それぞれ、逆の論理を構成する。
トランジスタ351、352、361、362、37
1、372、381及び382は、Pチャネルトランジ
スタである。前記トランジスタ361、381、351
及び382のWELL電位は、V0(331)で与えら
れる電位である。前記トランジスタ352、362、3
71及び372のWELL電位は、V2(333)で与
えられる電位である。トランジスタ353、354、3
63、364、373、374、383及び384は、
Nチャネルトランジスタである。前記トランジスタ35
4、364、373及び374のWELL電位は、V7
(338)で与えられる電位である。前記トランジスタ
353、363、383及び384のWELL電位は、
V5(336)で与えられる電位である。また、トラン
ジスタ391、393及び394は、Pチャネルトラン
ジスタである。トランジスタ392、395及び396
は、Nチャネルトランジスタである。
【0117】前記D<0>341の論理がHで前記D<
1>343の論理がHのとき、前記トランジスタ361
と前記トランジスタ381と前記トランジスタ354と
前記トランジスタ374がオンになるため、P1点は、
V0(331)の電位となり、N1点はV7(338)
の電位となる。前記D<0>341の論理がLで前記D
<1>343の論理がHのとき、前記トランジスタ35
1と前記トランジスタ382と前記トランジスタ364
と前記トランジスタ373がオンになるため、前記P1
点は、前記V1(332)の電位となり、前記N1点は
前記V6(337)の電位となる。同様にして、前記D
<0>341の論理がHで前記D<1>343の論理が
Lのとき、P2点は、V2(333)の電位となり、N
2点はV5(336)の電位となり、前記D<0>27
1の論理がLで前記D<1>273の論理がLのとき、
前記P2点は、V3(334)の電位となり、前記N2
点はV4(335)の電位となる。
【0118】また、前記D<2>348の論理がHのと
き、前記トランジスタ393と前記トランジスタ396
がオンになり、前記P1の電位がP3に出力され、前記
N1の電位がN3に出力され、前記D<2>348の論
理がLのとき、トランジスタ394とトランジスタ39
5がオンになり、前記P2の電圧が前記P3に出力さ
れ、前記N2の電圧がN3に出力される。
【0119】この様にして、前記P3点と前記N3点に
は、入力信号によりV0(331)からV7(338)
の入力電圧を選択的に出力できる。
【0120】極性制御回路からの信号であるPOLP3
45とPOLN346が、Lの場合、前記P3点の電位
がOUT347に出力され、前記POLP345と前記
POLN346が、Hの場合、前記N3点の電位が前記
OUT347に出力される。
【0121】また、前記P3点および前記N3点に存在
するドレイン容量と、その他配線等によって存在する寄
生容量が、前記OUT347端子に存在する容量よりも
十分大きいとき、前記P3点は、V0(331)とV7
(338)の電位差の半分よりも低くなる事はなく、前
記N3点も、前記V0(331)と前記V7(338)
の電位差の半分よりも高くなることがないため、前記ト
ランジスタ393から前記トランジスタ396は、前記
V0(331)の電位と前記V7(338)の電位差の
半分の耐圧のトランジスタを用いることができる。
【0122】同様に前記P1点と前記P2点および前記
N1点と前記2点に存在するドレイン容量と、その他配
線等によって存在する寄生容量が、前記P3点と前記N
3点に存在する容量よりも十分大きいとき、前記P1点
と前記P2点はV0(331)の電位と前記V3(33
4)の電位差の半分よりも高くなることがなく、前記N
1点と前記N2点も、前記V4(335)の電位と前記
V7(338)の電位差の半分よりも高くなることがな
いため、前記トランジスタ351から前記トランジスタ
384は、前記V0(331)と前記V7(338)の
電位差の4分の1の耐圧のトランジスタを用いることが
できる。
【0123】この様に、適切な、入力電圧に対しWEL
Lを分割して、入力電圧の選択を行うことで、小さい耐
圧のトランジスタを使用できるため、トランジスタを微
細化できる。
【0124】また、入力信号は、前記D<0>341、
XD<0>342、前記D<1>343、前記XD<1
>344の4本でなくともよく、入力信号を増やすこと
で、OUT347に出力できる電位の数を増やすことが
出来る。
【0125】また、前記入力電圧発生回路からの入力端
子間を抵抗分割し前記入力電圧発生回路からの入力電圧
を擬似的に増やしてもよい。
【0126】図15は本発明の非線型識別回路の偶数端
子用回路の第1例である。図15に示すように入力端子
VREFP1(401)と入力端子VREFP2(40
2)と、VREFN1(404)とVREFN2(40
5)オフセット電流制御用の電圧を入力する端子であ
り、オフセット電圧発生回路からの信号を入力する端子
である。VDD403とGND406は、電源端子であ
る。D<4>407、XD<4>408、D<5>40
9及びXD<5>410はそれぞれ入力信号である。前
記D<4>407と前記XD<4>408、前記D<5
>409と前記XD<5>410は、それぞれ、逆の論
理を構成する。トランジスタ421、422、424、
425及び423は、Pチャネルトランジスタである。
トランジスタ431、432、434、435及び43
3は、Nチャネルトランジスタである。
【0127】前記D<4>407の論理がHで前記D<
5>409の論理がHのとき、前記トランジスタ42
1、422、431及び432がオンになるため、P点
は、VREFP1(401)の電位となり、N点はVR
EFN1(404)の電位となる。前記D<4>407
の論理がLで前記D<5>405の論理がHのとき、前
記トランジスタ424、425、434及び435がオ
ンになるため、前記P点は、前記VREFP2(40
2)の電位となり、前記N点は前記VREFN2(40
5)の電位となる。この他の論理のときは、前記P点と
前記N点は、ハイインピーダンス状態となる。
【0128】POLP_ODD411とPOLP_EV
EN412とPOLN_EVEN413とPOLP_O
DD414は前記極性制御回路からの入力端子である。
信号は周期的に変化する。
【0129】前記POLP_EVEN412の論理がH
のとき、POLP_ODD411の論理はLであり、出
力端子OFFP_EVEN415にはVDD403の電
位が出力される。前記POLP_EVEN412の論理
がLのとき、POLP_ODD411の論理はHであ
り、前記出力端子OFFP_EVEN415には、前記
点Pの電位が出力される。前記POLN_EVEN41
3の論理がLのとき、前記POLN_ODD411の論
理はHであり、出力端子OFFN_EVEN416には
GND403の電位が出力される。前記POLN_EV
EN413の論理がHのとき、前記POLP_ODD4
11の論理はLであり、前記出力端子OFFN_EVE
N416には、前記点Nの電位が出力される。
【0130】このように、入力信号により、複数の電位
が選択でき、非選択時には、電源電圧を出力することが
出来る。
【0131】また、前記POLP_EVEN412と前
記POLP_ODD411の端子を入れ替え、かつ、前
記POLN_EVEN413とPOLN_ODD414
の端子を入れ替えることにより、奇数端子出力用の非線
型動作領域識別回路を構成することもできる。
【0132】図16は本発明の非線型識別回路の偶数端
子用回路の第2例である。図16に示すように入力端子
VREFP1(441)と入力端子VREFP2(44
2)と、VREFN1(444)とVREFN2(44
5)は、オフセット電流制御用の電圧を入力する端子で
あり、前記オフセット電圧発生回路からの信号を入力す
る端子である。VDD443とGND446は、電源端
子である。D<4>447、XD<4>448、D<5
>449及びXD<5>450はそれぞれ入力信号であ
る。前記D<4>447と前記XD<4>448、前記
D<5>449と前記XD<5>450はそれぞれ、逆
の論理を構成する。トランジスタ461、462、46
4、465、463及び467はPチャネルトランジス
タである。トランジスタ471、472、474、47
5、473及び477は、Nチャネルトランジスタであ
る。POLP_EVEN411とPOLP_ODD41
2とPOLN_EVEN413とPOLP_ODD41
4は前記極性制御回路からの入力端子である。これらの
信号は周期的に変化する。POLP_EVEN411と
POLP_ODD412は、論理的に逆の極性であり、
POLN_EVEN453とPOLN_ODD454
は、論理的に逆の特性である。
【0133】前記D<4>447の論理がHで前記D<
5>449の論理がHで前記POLP_EVEN452
の論理がLのとき、前記トランジスタ461と前記トラ
ンジスタ462と前記トランジスタ463がオンになる
ため、OFFP_EVEN455は、前記VREFP1
(441)の電位となる。前記D<4>447の論理が
Lで前記D<5>449の論理がHで前記POLP_E
VEN452の論理がLのとき、前記トランジスタ46
4と前記トランジスタ465と前記トランジスタ467
がオンになるため、前記OFFP_EVEN455は、
前記VREFP2 442の電位となる。また、前記P
OLP_ODD 451の論理がLのとき前記OFFP
_EVEN455は、前記VDD443の電位となる。
前記D<4>447の論理がHで前記D<5>449の
論理がHで前記POLN_EVEN453の論理がHの
とき、前記トランジスタ471と前記トランジスタ47
2と前記トランジスタ473がオンになるため、OFF
N_EVEN456は、前記VREFN1(444)の
電位となる。前記D<4>447の論理がLで前記D<
5>449の論理がHで前記POLN_EVEN453
の論理がHのとき、前記トランジスタ474と前記トラ
ンジスタ475と前記トランジスタ477がオンになる
ため、前記OFFN_EVEN456は、前記VREF
N2(445)の電位となる。また、前記POLN_O
DD 454の論理がHのとき前記OFFN_EVEN
456は、前記GND446の電位となる。
【0134】このように、入力信号により、複数の電位
が選択でき、非選択時には、電源電圧を出力することが
出来る。
【0135】また、前記POLP_EVEN452と前
記POLP_ODD451の端子を入れ替え、かつ、前
記POLN_EVEN453とPOLN_ODD454
の端子を入れ替えることにより、奇数端子出力用の非線
型動作領域識別回路を構成することもできる。
【0136】図18は本発明の演算増幅器およびその内
部であるオフセット電流発生回路の1例を示す。図18
に示すように入力端子VDD501は、前記演算増幅器
および前記オフセット電流発生回路の正の電源を供給
し、VSS503は前記演算増幅器および前記オフセッ
ト電流発生回路の負の電源を供給する。端子IN502
と端子VREF_P505と端子VREF_N504
は、前記演算増幅器の入力端子である。端子OFF_P
507と端子OFF_N508は、前記オフセット電流
発生回路の入力端子である。端子OUT506は、前記
演算増幅器および前記オフセット電流発生回路の出力端
子である。
【0137】トランジスタ514とトランジスタ515
はPチャネルトランジスタである。トランジスタ51
2、513及び511は、Nチャネルトランジスタであ
る。前記トランジスタ512と前記トランジスタ513
により差動対を構成し、前記トランジスタ511、51
2、513、514及び515により、差動部1を構成
する。
【0138】前記トランジスタ511のゲートには、前
記端子VREF_N504が接続され、前記差動部1の
電流制御を行う。前記トランジスタ511のソースに
は、前記端子VSS503が接続され、前記トランジス
タ511のドレインには、前記トランジスタ512のソ
ースと前記トランジスタ513のソースが接続される。
前記トランジスタ512のゲートには、前記端子IN5
02が接続さる。前記トランジスタ512のドレインに
は、前記トランジスタ514のドレインと前記トランジ
スタ514のゲートと前記トランジスタ515のゲート
が接続される。前記トランジスタ513のゲートには、
前記端子OUT506が接続される。前記トランジスタ
513のドレインには、前記トランジスタ515のドレ
インが接続される。前記トランジスタ514のソースに
は、前記端子VDD501が接続される。前記トランジ
スタ515のソースには、前記端子VDD501が接続
される。前記トランジスタ514と前記トランジスタ5
15は、カレントミラー回路を構成し、前記トランジス
タ514と前記トランジスタ515に流れる電流が同じ
になる様に構成されている。
【0139】トランジスタ519とトランジスタ520
はNチャネルトランジスタである。トランジスタ517
とトランジスタ518とトランジスタ516は、Pチャ
ネルトランジスタである。前記トランジスタ517と前
記トランジスタ518により差動対を構成し、前記トラ
ンジスタ516と前記トランジスタ517と前記トラン
ジスタ518と前記トランジスタ519と前記トランジ
スタ520により、差動部2を構成する。
【0140】前記トランジスタ516のゲートには、前
記端子VREF_P505が接続され、前記差動部2の
電流制御を行う。前記トランジスタ516のソースに
は、前記端子VDD501が接続され、前記トランジス
タ516のドレインには、前記トランジスタ517のソ
ースと前記トランジスタ518のソースが接続される。
前記トランジスタ517のゲートには、前記端子IN5
02が接続される。前記トランジスタ517のドレイン
には、前記トランジスタ519のドレインと前記トラン
ジスタ519のゲートと前記トランジスタ520のゲー
トが接続される。前記トランジスタ518のゲートに
は、前記端子OUT506が接続され、前記トランジス
タ518のドレインには、前記トランジスタ520のド
レインが接続される。前記トランジスタ519のソース
には、前記端子VSS503が接続され、前記トランジ
スタ520のソースには、前記端子VSS503が接続
される。
【0141】前記トランジスタ519と前記トランジス
タ520は、カレントミラー回路を構成し、前記トラン
ジスタ519と前記トランジスタ520に流れる電流が
同じになる様に構成されている。
【0142】トランジスタ521は、Pチャネルトラン
ジスタであり、トランジスタ522はNチャネルトラン
ジスタである。
【0143】容量523と容量524は、本演算増幅器
の出力位相補償用の容量である。
【0144】前記トランジスタ521と前記トランジス
タ522と前記容量523と前記容量524により、出
力部を形成する。
【0145】前記トランジスタ521のゲートは、前記
トランジスタ513のドレインに接続される。前記トラ
ンジスタ521のドレインは、前記端子OUT506に
接続される。前記トランジスタ521のソースは、前記
端子VDD501に接続される。前記トランジスタ52
2のゲートは、前記トランジスタ518のドレインに接
続される。前記トランジスタ522のドレインは、前記
端子OUT506に接続される。前記トランジスタ52
2のソースは、前記端子VSS503に接続される。
【0146】前記容量523と前記容量524は、一方
の端子が、それぞれ、前記トランジスタ523のゲート
と前記トランジスタ522のゲートに接続され、他方の
端子は、前記端子OUT506に接続される。前記容量
523と前記容量524は無くてもよい。
【0147】トランジスタ525は、Pチャネルトラン
ジスタであり、トランジスタ526は、Nチャネルトラ
ンジスタである。前記トランジスタ525と前記トラン
ジスタ526により、オフセット電流発生回路を構成す
る。
【0148】前記トランジスタ525のゲートは、前記
端子OFF_P507に接続される。前記トランジスタ
525のドレインは、前記端子OUT506に接続され
る。前記トランジスタ525のソースは、前記端子VD
D501に接続される。前記トランジスタ526のゲー
トは、前記端子OFF_N508に接続される。前記ト
ランジスタ526のドレインは前記端子OUT506に
接続される。前記トランジスタ526のソースは、前記
端子VSS503に接続される。
【0149】
【発明の効果】この発明によれば、隣り合った出力が反
対の極性を出力するような表示装置用回路装置におい
て、演算増幅器の出力が電源電圧範囲内で線形動作でき
る。
【0150】また、極性反転時の入力選択回路での電流
の突き抜け(ショート)を防止できる。
【0151】また、入力選択回路において、電源電圧の
半分の耐圧のトランジスタを使用出来るため回路を小さ
くできる。
【0152】また、入力選択回路において、電源電圧の
数分の1の耐圧のトランジスタを使用出来るため回路を
小さくできる。
【0153】また、容量結合による駆動を行わないた
め、回路を小さく出来る。
【0154】また、演算増幅器の非線型動作領域におい
て、適切なオフセット電流を発生できる。
【0155】また、演算増幅器が、PチャネルとNチャ
ネルの両方のトランジスタにより構成されるため、精度
が良く、精度が保証されることにより、演算増幅器の差
動部のサイズが、従来と同じ程度で良く、回路のサイズ
を小さく出来る。
【0156】さらに、電源電圧範囲において入力に出力
が追従できるため、切替え用のスイッチを用いる必要が
無くなり、高速動作が可能となり、また、トランジスタ
のしきい値電圧を下げる必要が無いため、トランジスタ
の耐圧を大きくすることが出来る。
【0157】また、オフセット電流の出力時にのみ、定
電流を流す様になったことにより、電流を少なく出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第2の実施形態を表すブロッ
ク図である。
【図2】図2は、本発明の第3の実施形態を表すブロッ
ク図である。
【図3】図3は、本発明の第4の実施形態を表すブロッ
ク図である。
【図4】図4は、本発明の最良の実施の形態を表すブロ
ック図である。
【図5】図5は、本発明の第5の実施形態を表すブロッ
ク図である。
【図6】図6は、本発明の第6の実施形態を表すブロッ
ク図である。
【図7】図7は、本発明の第7の実施形態を表すブロッ
ク図である。
【図8】図8は、本発明の第8の実施形態を表すブロッ
ク図である。
【図9】図9は、本発明の極性制御回路の第1例であ
る。
【図10】図10は、本発明の極性制御回路の第2例で
ある。
【図11】図11は、本発明の入力選択回路の第1例で
ある。
【図12】図12は、本発明の入力選択回路の第2例で
ある。
【図13】図13は、本発明の入力選択回路の第3例で
ある。
【図14】図14は、本発明の入力選択回路の第4例で
ある。
【図15】図15は、本発明の非線型領域識別回路の第
1例である。
【図16】図16は、本発明の非線型領域識別回路の第
2例である。
【図17】図17は、本発明の非線型領域識別回路の第
3例である。
【図18】図18は、本発明の演算増幅器及びその内部
のオフセット電流発生回路の例である。
【図19】図19は、オフセット電流発生回路無き場合
の演算増幅器の入出力特性を表すグラフである。
【図20】図20は、オフセット電流発生回路が機能し
ている場合の演算増幅器の入出力特性を表すグラフであ
る。
【図21】図21は、フラット表示装置の概略構成を示
す図である。
【図22】図22は、従来のNチャネルトランジスタに
よる差動部をもつ演算増幅器の入出力特性を示すグラフ
である。
【図23】図23は、従来のPチャネルトランジスタに
よる差動部をもつ演算増幅器の入出力特性を示すグラフ
である。
【図24】図24は、従来の技術による入出力特性にお
ける継ぎ目の電位不一致を示すグラフである。
【図25】図25は、従来の片チャネルタイプの演算増
幅器の回路を示す図である。
【符号の説明】
1 入力信号 2 極性信号 3 入力選択回路 4 非線型領域識別回路 5 極性制御回路 6 オフセット電流発生回路 7 演算増幅器 8 出力信号 13 入力選択回路 14 非線型領域識別回路 15 極性制御回路 19 入力電圧発生回路 23 入力選択回路 24 非線型領域識別回路 25 極性制御回路 30 オフセット電圧発生回路 33 入力選択回路 34 非線型領域識別回路 35 極性制御回路 39 入力電圧発生回路 40 オフセット電圧発生回路 43 入力選択回路 44 非線型領域識別回路 45 極性制御回路 53 入力選択回路 54 非線型領域識別回路 55 極性制御回路 59 入力電圧発生回路 63 入力選択回路 64 非線型領域識別回路 65 極性制御回路 70 オフセット電圧発生回路 73 入力選択回路 74 非線型領域識別回路 75 極性制御回路 79 入力電圧発生回路 80 オフセット電圧発生回路 81 POL 82 フリップフロップ 83,84,85,90,91 バッファ 86,87,92,93 論理回路 88,99 レベルシフタ 94 POL_P_ODD 95 POL_N_ODD 96 POL_P_EVEN 97 POL_N_EVEN 98 MODE 100 POL 101 LP 102 フリップフロップ 103 インバータ 104,105,110,111 論理回路 106,107 レベルシフタ 108,109 バッファ 112 POL_P_ODD 113 POL_N_ODD 114 POL_P_EVEN 115 POL_N_EVEN 118 MODE 121 VDD 122 GND 123,124,125,126,127,128,129 抵抗 131 D<0> 132 XD<0> 133 D<1> 134 XD<1> 135 POLP 136 POLN 137 OUT 141,142,151,152,161,162,171,172,181 Pチャネルト
ランジスタ 143,144,153,154,163,164,173,174,182 Nチャネルト
ランジスタ 191 V0 192 V1 193 V2 194 V3 195 V4 196 V5 197 V6 198 V7 201 D<0> 202 XD<0> 203 D<1> 204 XD<1> 205 POLP 206 POLN 207 OUT 211,212,221,222,231,232,241,242,251 Pチャネルト
ランジスタ 213,214,223,224,233,234,243,244,252 Nチャネルト
ランジスタ 261 VDD 262 GND 263,264,265,266,267,268,269 抵抗 271 D<0> 272 XD<0> 273 D<1> 274 XD<1> 275 POLP 276 POLN 277 OUT 278 D<2> 279 XD<2> 281,282,291,292,301,302,311,312,321,323,324 Pチ
ャネルトランジスタ 283,282,293,294,303,304,313,314,322,325,326 Nチ
ャネルトランジスタ 331 V0 332 V1 333 V2 334 V3 335 V4 336 V5 337 V6 338 V7 341 D<0> 342 XD<0> 343 D<1> 344 XD<1> 345 POLP 346 POLN 347 OUT 348 D<2> 349 XD<2> 351,352,361,362,371,372,381,382,391,393,394 Pチ
ャネルトランジスタ 353,354,363,364,373,374,383,384,392,395,396 Nチ
ャネルトランジスタ 401 VREFP1 402 VREFP2 403 VDD 404 VREFN1 405 VREFN2 406 GND 407 D<4> 408 XD<4> 409 D<5> 410 XD<5> 411 POLP_ODD 412 POLP_EVEN 413 POLN_EVEN 414 POLN_ODD 415 OFFP_EVEN 416 OFFN_EVEN 421,422,423,424,425,426 Pチャネルトランジスタ 431,432,433,434,435,436 Nチャネルトランジスタ 441 VREFP1 442 VREFP2 443 VDD 444 VREFN1 445 VREFN2 446 GND 447 D<4> 448 XD<4> 449 D<5> 450 XD<5> 451 POLP_ODD 452 POLP_EVEN 453 POLN_EVEN 454 POLN_ODD 455 OFFP_EVEN 456 OFFN_EVEN 461,462,463,464,465,466,467 Pチャネルトランジス
タ 471,472,473,474,475,476,477 Nチャネルトランジス
タ 481 VDD 482 VREFP 483 IN 484 GND 485 VREFN 486 OFFN 487 OFFP 491,494,495 Pチャネルトランジスタ 492,493,496 Nチャネルトランジスタ 501 VDD 502 IN 503 VSS 504 VREF_N 505 VREF_P 506 OUT 507 OFF_P 508 OFF_N 511,512,513,519,520,522 Nチャネルトランジスタ 514,515,516,517,518,521 Pチャネルトランジスタ 523,524 容量 525 Pチャネルトランジスタ 526 Nチャネルトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 641 G09G 3/20 641D 3/30 3/30 K

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示体表示の階調データに基づいて液晶
    に電圧を印加し所定の駆動をする表示体駆動装置におい
    て、 極性信号に基づいて極性制御信号を生成する極性制御回
    路と、 階調データたる入力信号と前記極性制御信号とに基づい
    て、入力電圧発生回路から供給された複数の基準電圧又
    は入力選択回路内で作成された複数の基準電圧、の中か
    ら液晶駆動のための所定の基準電圧を選択する前記入力
    選択回路と、 前記入力信号と前記極性制御信号とに基づいて、演算増
    幅器の出力電位が入力電位に追従しなくなる非線型動作
    領域を識別し、非線型領域の入力電位を前記演算増幅す
    るときには前記演算増幅器の出力信号の電流を補うため
    のオフセット電流発生制御信号を出力する非線型領域識
    別回路と、 前記入力選択回路が選択した前記基準電圧を入力し、こ
    れに応じて演算増幅した出力信号を出力端子に出力する
    前記演算増幅器と、 前記非線型領域識別回路が出力したオフセット電流発生
    制御信号に基づいて、前記演算増幅器の出力端子におけ
    る電流を補うオフセット電流発生回路と、を有すること
    を特徴とする表示体駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示体駆動装置におい
    て、前記非線型領域識別回路は、前記演算増幅器の入出
    力特性の線形性が外れる度合いに応じて前記オフセット
    電流の量が変化するようオフセット電流発生制御信号を
    出力することを特徴とする表示体駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の表示体駆動装置におい
    て、前記非線型領域識別回路は、階調データたる入力信
    号の値に応じて前記オフセット電流発生制御信号を決定
    することを特徴とする表示体駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の表示体駆動装置におい
    て、前記非線型領域識別回路は、階調データたる入力信
    号の所定の上位ビットに基づき前記オフセット電流発生
    制御信号を決定することを特徴とする表示体駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の表示体駆動装置におい
    て、前記非線型領域識別回路は、オフセット電圧発生回
    路から供給するオフセット電圧を更に入力とすることを
    特徴とする表示体駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の表示体駆動装置におい
    て、 前記非線型領域識別回路は、前記極性制御信号が所定の
    値であるとき、前記オフセット電圧側を選択するように
    トランジスタ(423、433)を導通制御し、前記極
    性制御信号が前記所定の値とは逆極性を示す値であると
    き、前記オフセット電流発生回路が電流を流さない極性
    の電源電圧を選択するようトランジスタ(426、43
    6)を導通制御するよう構成されたこと特徴とする表示
    体駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の表示体駆動装置におい
    て、前記極性制御回路は、偶数列用の極性制御信号と奇
    数列用の極性制御信号と含む極性制御信号を生成するこ
    とを特徴とする表示体駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の表示体駆動装置におい
    て、前記極性制御回路は、極性信号の論理レベルに応じ
    て論理的に反転関係にある表示体の偶数列用の極性制御
    信号と奇数列用の極性制御信号とを作成し、更に、電圧
    変換回路を有することを特徴とする表示体駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の表示体駆動装置におい
    て、前記極性制御回路は、タイミング信号(101)を
    も入力とし、該タイミング信号との関連の下で極性制御
    信号が出力されることを特徴とする表示体駆動装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の表示体駆動装置にお
    いて、 前記演算増幅器は互いに極性の異なるトランジスタを有
    する第1の差動部と第2の差動部を有し、 前記演算増幅器の入力が前記第1の差動部の非線型動作
    領域にある場合には前記オフセット電流発生回路と前記
    第2の差動部とが増幅動作し、入力信号が前記第2の差
    動部の非線型動作領域にある場合には前記オフセット電
    流発生回路と前記第1の差動部とが増幅動作し、 前記第1の差動部と前記第2の差動部のいずれもが線形
    動作する領域にある場合には、前記第1の差動部と前記
    第2の差動部とが増幅動作しつつ、前記第1の差動部と
    前記第2の差動部により出力を引き合う増幅動作をする
    ことを特徴とする表示体駆動装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の表示体駆動装置に
    おいて、前記オフセット電流発生回路は前記演算増幅器
    の内部に設けられたことを特徴とする表示体駆動装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の表示体駆動装置にお
    いて、前記演算増幅器はPチャネルトランジスタの差動
    部及びNチャネルトランジスタの差動部を有し、 前記非線型領域識別回路及びオフセット電流発生回路
    は、前記演算増幅器から出力すべき電位が低電位側であ
    るときには前記演算増幅器の出力端子へ電荷を供給する
    ようにオフセット電流を供給し、高電位側であるときに
    は前記出力端子から電荷を抜くように前記オフセット電
    流を補うことを特徴とする表示体駆動装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の表示体駆動装置は、半
    導体集積回路であることを特徴とする表示体駆動装置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の表示体駆動装置は、X
    ドライバであることを特徴とする表示体駆動装置。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の表示体駆動装置は、ア
    クティブマトリクス型表示体を駆動するソースドライバ
    であることを特徴とする表示体駆動装置。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の表示体駆動装置と、液
    晶表示体とを備える表示装置。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の表示装置を備える携
    帯電子機器。
  18. 【請求項18】 表示体表示の階調データに基づいて電
    圧を液晶に印加し所定の駆動をする表示体駆動装置にお
    いて、 極性信号に基づいて極性制御信号を生成する極性制御回
    路と、 階調データたる入力信号と前記極性制御信号とに基づい
    て、入力電圧発生回路から供給された複数の基準電圧又
    は入力選択回路内で作成された複数の基準電圧、の中か
    ら液晶駆動のための所定の基準電圧を選択する前記入力
    選択回路と、 前記入力選択回路が選択した前記基準電圧を入力し、こ
    れに基づいて演算増幅器の出力電位が入力電位に追従し
    なくなる非線型動作領域を識別し、非線型領域の入力電
    位を前記演算増幅するときには前記演算増幅器の出力信
    号の電流を補うためのオフセット電流発生制御信号を出
    力する非線型領域識別回路と、 前記入力選択回路が選択した前記基準電圧を入力し、こ
    れに応じて演算増幅した出力信号を出力端子に出力する
    前記演算増幅器と、 前記非線型領域識別回路が出力したオフセット電流発生
    制御信号に基づいて、前記演算増幅器の出力端子におけ
    る電流を補うオフセット電流発生回路と、を有すること
    を特徴とする表示体駆動装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の表示体駆動装置に
    おいて、前記非線型領域識別回路は、前記演算増幅器の
    入出力特性の線形性が外れる度合いに応じて前記オフセ
    ット電流の量が変化するようオフセット電流発生制御信
    号を出力することを特徴とする表示体駆動装置。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の表示体駆動装置に
    おいて、前記極性制御回路は、偶数列用の極性制御信号
    と奇数列用の極性制御信号と含む極性制御信号を生成す
    ることを特徴とする表示体駆動装置。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の表示体駆動装置に
    おいて、前記極性制御回路は、極性信号の論理レベルに
    応じて論理的に反転関係にある表示体の偶数列用の極性
    制御信号と奇数列用の極性制御信号とを作成し、更に、
    電圧変換回路を有することを特徴とする表示体駆動装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載の表示体駆動装置に
    おいて、前記極性制御回路は、タイミング信号(10
    1)をも入力とし、該タイミング信号との関連の下で極
    性制御信号が出力されることを特徴とする表示体駆動装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項18に記載の表示体駆動装置に
    おいて、 前記演算増幅器は互いに極性の異なるトランジスタを有
    する第1の差動部と第2の差動部を有し、 前記演算増幅器の入力が前記第1の差動部の非線型動作
    領域にある場合には前記オフセット電流発生回路と前記
    第2の差動部とが増幅動作し、入力信号が前記第2の差
    動部の非線型動作領域にある場合には前記オフセット電
    流発生回路と前記第1の差動部とが増幅動作し、 前記第1の差動部と前記第2の差動部のいずれもが線形
    動作する領域にある場合には、前記第1の差動部と前記
    第2の差動部とが増幅動作しつつ、前記第1の差動部と
    前記第2の差動部により出力を引き合う増幅動作をする
    ことを特徴とする表示体駆動装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の表示体駆動装置に
    おいて、前記オフセット電流発生回路は前記演算増幅器
    の内部に設けられたことを特徴とする表示体駆動装置。
  25. 【請求項25】 請求項18に記載の表示体駆動装置に
    おいて、前記演算増幅器はPチャネルトランジスタの差
    動部及びNチャネルトランジスタの差動部を有し、 前記非線型領域識別回路及びオフセット電流発生回路
    は、前記演算増幅器から出力すべき電位が低電位側であ
    るときには前記演算増幅器の出力端子へ電荷を供給する
    ようにオフセット電流を供給し、高電位側であるときに
    は前記出力端子から電荷を抜くように前記オフセット電
    流を補うことを特徴とする表示体駆動装置。
  26. 【請求項26】 表示体表示の階調を得るために、階調
    データに基づいて基準電圧を選択し前記基準電圧を演算
    増幅し、階調データに応じて光学変調素子に印加する電
    圧を変えて所定の駆動をする表示体駆動方法であって、 前記演算増幅の入力が低電位側又は高電位側であるとき
    に、前記演算増幅の出力にオフセット電流を補うことを
    特徴とする表示体駆動方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の表示体駆動方法に
    おいて、前記演算増幅の入力が低電位側あるい高電位側
    に近づくにしたがって前記オフセット電流の発生量が大
    きくなることを特徴とする表示体駆動方法。
  28. 【請求項28】 Pチャネルトランジスタの差動部及び
    Nチャネルトランジスタの差動部を有する演算増幅器を
    用いる請求項26に記載の表示体駆動方法であって、 前記演算増幅器から出力すべき電位が低電位側であると
    きには前記演算増幅器の出力へ電荷を供給するようにオ
    フセット電流を供給し、高電位側であるときには前記出
    力から電荷を抜くように前記オフセット電流を補うこと
    を特徴とする表示体駆動方法。
  29. 【請求項29】 前記光学変調素子は液晶であることを
    特徴とする請求項26に記載の表示体駆動方法。
  30. 【請求項30】 前記光学変調素子は液晶であることを
    特徴とする請求項27に記載の表示体駆動方法。
  31. 【請求項31】 前記光学変調素子は液晶であることを
    特徴とする請求項28に記載の表示体駆動方法。
  32. 【請求項32】 前記光学変調素子はエレクトロ・ルミ
    ネセンスであることを特徴とする請求項26に記載の表
    示体駆動方法。
  33. 【請求項33】 前記光学変調素子はエレクトロ・ルミ
    ネセンスであることを特徴とする請求項27に記載の表
    示体駆動方法。
  34. 【請求項34】 前記光学変調素子はエレクトロ・ルミ
    ネセンスであることを特徴とする請求項28に記載の表
    示体駆動方法。
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