JP2000346578A - 複式熱交換器 - Google Patents
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Abstract
大きくなってしまうことを防止しながら、一方側の熱交
換器の放熱能力を低下させる。 【解決手段】 ラジエータ100及びコンデンサ200
は、サイドプレート300を介して一体化するととも
に、コンデンサチューブ210の長手方向寸法L2をラ
ジエータチューブ110の長手方向寸法L1より小さく
する。これにより、コンデンサ200が必要以上に大き
くなることを防止しながらコンデンサ200の能力を低
減できるので、複式熱交換器の大きさ及び質量が必要以
上に大きくなってしまうことを防止できる。
Description
が一体となった複式熱交換器に関するもので、車両用ラ
ジエータとコンデンサとが一体となったものに適用して
有効である。
−170184号公報に記載の発明では、ラジエータの
フィンとコンデンサのフィンとを一体化することによ
り、両熱交換器(ラジエータ及びコンデンサ)を一体化
するとともに、フィンに形成されたルーバの諸元を調節
することにより、各熱交換器の放熱能力を調整してい
る。
の平面部を鎧窓状に切り起こしてフィンを通過する空気
の流れを乱すものを言い、ルーバの諸元とは、ルーバの
切り起こし角度、切れ長さ、枚数及びルーバの幅寸法等
を言うものである。
記載の発明では、両熱交換器のコア部の大きさを略同一
とした状態で、ルーバの諸元を変更することにより各熱
交換器の放熱能力を調整しているが、車種によっては、
ルーバの諸元のみでは、放熱能力を調整することが困難
な場合が発生する。
とされる放熱能力に比べて、コンデンサにて必要とされ
る放熱能力が小さい場合において、両熱交換器のコア部
の大きさを略同一としてルーバの諸元にて両熱交換器
(特に、コンデンサ)の放熱能力を調整する(低下させ
る)と、コンデンサの大きさは、本来必要とする大きさ
以上の大きさとなってしまう。
複式熱交換器の大きさ及び質量が必要以上に大きくなっ
てしまうという問題が発生する。
大きさ及び質量が必要以上に大きくなってしまうことを
防止することを目的とする。
成するために、請求項1、10〜15に記載の発明で
は、両熱交換器(100、200)は、サイドプレート
(300)を介して一体化されており、さらに、第2チ
ューブ(210)の長手方向寸法(L2)は、第1チュ
ーブ(110)の長手方向寸法()より小さいことを特
徴とする。
要以上に大きくなることを防止しながら第2熱交換器
(200)の能力を低減できるので、複式熱交換器の大
きさ及び質量が必要以上に大きくなってしまうことを防
止できる。
は、両熱交換器(100、200)は、両ヘッダタンク
(140、240)にて一体結合されており、さらに、
第2チューブ(210)の本数は、第1チューブ(11
0)の本数より少ないことを特徴とする。
要以上に大きくなることを防止しながら第2熱交換器
(200)の能力を低減できるので、複式熱交換器の大
きさ及び質量が必要以上に大きくなってしまうことを防
止できる。
(130)の端部にて第1チューブ(110)と平行に
配設され、第1コア部(130)を補強するサイドプレ
ート(300)と、第2コア部(230)の端部からサ
イドプレート(300)まで延びて第2熱交換器(20
0)を支持固定する補強プレート(320)とを備える
ことを特徴とする。
1熱交換器(100)に強固に結合することができる。
(230)の端部にて第2チューブ(210)と平行に
配設されて、第2コア部(230)を補強するサイドプ
レート(330)を備え、サイドプレート(330)
は、第1コア部(130)側まで延出して前記第1ヘッ
ダタンク(140)に接合されていることを特徴とす
る。
1熱交換器(100)に強固に結合することができる。
(130)の両端部にて第1チューブ(110)と平行
に配設され、第1コア部(130)を補強するサイドプ
レート(300)を備え、第2ヘッダタンク(240)
の長手方向両端側は、サイドプレート(300)と結合
していることを特徴とする。
1熱交換器(100)に強固に結合することができる。
ンク(240)の長手方向寸法(h 4)は、前記第2コ
ア部(230)のうち前記第2ヘッダタンク(240)
の長手方向と平行な部位の寸法(hc2)より大きいこと
を特徴とする。
40)と結合面積を増大させることが可能となるので、
第2熱交換器(200)を第1熱交換器(100)に強
固に結合することができる。
トフィン(120)のフィン高さ(h1)と前記第2コ
ルゲートフィン(220)のフィン高さ(h2)が相違
していることを特徴とする。
200)が必要以上に大きくなることを防止しながら第
1、2熱交換器(100、200)の能力を調整するこ
とができるので、複式熱交換器の大きさ及び質量が必要
以上に大きくなってしまうことを防止できる。
間距離(P1)と第2チューブ(210)の中心間距離
(P2)とが相違した状態で、両チューブ(110、2
10)を等しい本数だけ削減すると、第1コア部(13
0)のコア高さと第2コア部(230)のコア高さの減
少量が相違するので、両コア部(130、230)とサ
イドプレート(300)との接触状態が変化してしま
う。
とサイドプレート(300)との接触状態が変化してし
まうことを防止するには、第1コア部(130)のコア
高さと第2コア部(230)のコア高さとの減少量の相
違量に応じてサイドプレート(300)を用意する必要
があるので、サイドプレート(300)の種類が増大し
てしまう。
は、第1チューブ(110)の中心間距離(P1)と第
2チューブ(210)の中心間距離(P2)とを等しく
した状態で、第1コルゲートフィン(120)のフィン
高さ(h1)、第2コルゲートフィン(220)のフィ
ン高さ(h2)及び両チューブ(110、210)の厚
み(L3、L4)が相違していることを特徴としているの
で、第1コア部(130)のコア高さと第2コア部(2
30)のコア高さとの減少量が略等しくなる。
とサイドプレート(300)との接触状態が変化してし
まうことが防止できるので、サイドプレート(300)
の種類が増大してしまうことを防止できる。
ドプレート(150、250)がろう付け接合されるこ
とにより、前記両熱交換器(100、200)が一体化
されていることを特徴とする。
交換器(100、200)を両サイドプレート(15
0、250)にて接合すれば、第1、2熱交換器(10
0、200)が必要以上に大きくなることを防止しなが
ら第1、2熱交換器(100、200)の能力を調整す
ることができるので、複式熱交換器の大きさ及び質量が
必要以上に大きくなってしまうことを防止できる。
器(100)は、第2熱交換器(200)より空気流れ
下流側に位置するように空気流れに対して直列に配設さ
れているとともに両チューブ(110、210)は、空
気の流通方向が長径方向となるように扁平状に形成され
ており、さらに、第2チューブ(210)の短径方向寸
法(B1)は、第1チューブ(110)の短径方向寸法
(B2)に比べて小さいことを特徴とする。
ブ(210)の前縁部にて発生した温度境界層が下流側
に向かうほど成長しても、空気流れ下流側に位置する第
1チューブ(110)から温度境界層までの距離(温度
境界層厚さ)が拡大することを防止できるので、第1熱
交換器(100)側において熱伝達率が悪化してしまう
ことを防止できるとともに、両コア(230、130)
を流通する空気の通風抵抗を小さくすることができる。
(110、210)の長径方向中心線(L1、L2)が、
空気の流通方向から見て一致していることを特徴とす
る。
流通させることができ、通風抵抗をより小さくすること
ができる。
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
本発明に係る複式熱交換器を車両走行内燃機関(エンジ
ン)の冷却水を冷却するラジエータ(第1熱交換器)1
00と車両用冷凍サイクルの冷媒を冷却するコンデンサ
(第2熱交換器)200とを一体化したものに適用した
ものであり、図1は本実施形態に係る複式熱交換器の斜
視図である。なお、ラジエータ100は、コンデンサ2
00より空気流れ下流側に位置するように空気流れに対
して直列に配設されれている。
の流通方向が長径方向となるように扁平状に形成された
複数本のラジエータチューブ(第1チューブ)であり、
これらのラジエータチューブ110間には、波状にロー
ラ成形されたラジエータコルゲートフィン(第1フィ
ン)120がろう付け接合されている。
ジエータコルゲートフィン120(以下、ラジエータフ
ィン120と略す。)により、冷却水と空気とを熱交換
して冷却水を冷却するラジエータコア部130が構成さ
れている。
向両端側には、ラジエータチューブ110の長手方向と
直交する方向に延びて複数本のラジエータチューブ11
0と連通するラジエータヘッダタンク140が設けられ
ている。
方向一端側(紙面右側)のラジエータヘッダタンク14
1は、エンジン(図示せず)から流出した冷却水を各ラ
ジエータチューブ110に分配供給するものであり、長
手方向他端側(紙面左側)のラジエータヘッダタンク1
42は、各ラジエータチューブ110から流出した冷却
水を集合回収するものである。
接続される流入ジョイント部であり、144はエンジン
の冷却水入口側に接続される流出ジョイント部である。
ーブ110、ラジエータフィン120、及びラジエータ
ヘッダタンク140等によりラジエータ100が構成さ
れている。
空気の流通方向が長径方向となるように扁平状に形成さ
れた複数本のコンデンサチューブ(第2チューブ)であ
り、これらのコンデンサチューブ210間には、波状に
ローラ成形されたコンデンサコルゲートフィン(第2フ
ィン)220がろう付け接合されている。
ンデンサコルゲートフィン220(以下、コンデンサフ
ィン220と略す。)により、冷媒と空気とを熱交換し
て冷媒を冷却する(凝縮させる)コンデンサコア部23
0が構成されている。
向両端側には、コンデンサチューブ210の長手方向と
直交する方向に延びて複数本のコンデンサチューブ21
0と連通するコンデンサヘッダタンク240が設けられ
ている。
方向一端側(紙面右側)のコンデンサヘッダタンク24
1は、エンジンから流出した冷却水を各コンデンサチュ
ーブ210に分配供給するものであり、長手方向他端側
(紙面左側)のコンデンサヘッダタンク242は、各コ
ンデンサチューブ210から流出した冷却水を集合回収
するものである。
ーブ210、コンデンサフィン220、及びコンデンサ
ヘッダタンク240等によりコンデンサ200が構成さ
れている。
手方向寸法(コンデンサヘッダタンク240間寸法)L
2を、ラジエータチューブ110の長手方向寸法(ラジ
エータヘッダタンク140間寸法)L1より小さくし
て、コンデンサコア部230のコア面積(空気流れ流れ
方向と直交する平面にコンデンサコア部230を投影し
たときの投影面積)をラジエータコア部130のコア面
積(空気流れ流れ方向と直交する平面にラジエータコア
部130を投影したときの投影面積)を小さくしてい
る。
は、両チューブ110、210と平行な方向に延びて両
コア部130、230を補強するサイドプレート(補強
部材)300が設けられており、ラジエータ100及び
コンデンサ200は、サイドプレート300を介して一
体化されている。
ン120、220、両ヘッダタンク140、240及び
サイドプレート300はアルミ製であり、これらは全て
ろう付けにて一体接合されている。
210の寸法L2をラジエータチューブ110の寸法L1
より小さくすることにより、コンデンサコア部230の
コア面積をラジエータコア部130のコア面積より小さ
くしているので、ラジエータ100とコンデンサ200
とを一体化した状態でコンデンサ200の大きさを小さ
くすることができる。
量が必要以上に大きくなってしまうことを防止しつつ、
コンデンサ200の放熱能力を調整する(低下させる)
ことができる。
デンサチューブ210の寸法L2をラジエータチューブ
110の寸法L1より小さくすることにより、コンデン
サコア部230のコア面積をラジエータコア部130の
コア面積より小さくしたが、本実施形態は、図2に示す
ように、コンデンサチューブ210の本数をラジエータ
チューブ110の本数より少なくすることにより、コン
デンサコア部230のコア面積をラジエータコア部13
0のコア面積より小さくしたものである。
40、240は、図3に示すように一体結合しており、
両ヘッダタンク140、240を結合する結合部310
は、両ヘッダタンク140、240の長手方向におい
て、離散的に(部分的に)形成されている。
すように、両コア部130、230のコア面積を略同一
としながら、図5に示すように、コンデンサフィン22
0フィン高さ(コンデンサフィン220の山部と谷部と
の高低差)h2をラジエータフィン120のフィン高さ
(ラジエータフィン120の山部と谷部との高低差)h
1より小さくすることにより両フィン120、220の
フィン高さh1、h2を相違させて、コンデンサコア部2
30の放熱能力(熱交換能力)をラジエータコア部13
0の放熱能力より小さくしたものである。
て発生するコア高さ(サイドプレート300間寸法)h
c1、hc2の相違は、サイドプレート300(本実施形態
では、下側に位置するサイドプレート300)に段差
(段付き)301を形成することにより吸収している。
すように、ラジエータチューブ110の中心間距離(ラ
ジエータチューブ間ピッチ)P1とコンデンサーチュー
ブ210の中心間距離(コンデンサチューブ間ピッチ)
P2とを等しくした状態で両フィン高さh1、h 2及び両
チューブ110、210の厚み(短径寸法)L3、L4の
相違させたものである。
(短径寸法)L3とは、ラジエータチューブ110の寸
法のうち、ラジエータヘッダタンク140の長手方向と
平行な部位の寸法を言い、コンデンサチューブ210の
厚み(短径寸法)L4とは、コンデンサチューブ210
の寸法のうち、コンデンサヘッダタンク240の長手方
向と平行な部位の寸法を言う。
の放熱能力を第1、2実施形態に係るコンデンサ200
の放熱能力に比べて増大させるべく、コンデンサチュー
ブ210の厚みL4を小さくしてコンデンサチューブ2
10内の冷媒流速を増大させるとともに、コンデンサフ
ィン220のフィン高さh2を大きくしている。
1及びコンデンサチューブ間ピッチP2が相違した状態
で、両チューブ110、210を等しい本数だけ削減す
ると、ラジエータコア部130のコア高さhc1とコンデ
ンサコア部230のコア高さhc2の減少量が相違するの
で、両コア部130、230とサイドプレート300と
の接触状態が変化して段差301の段差寸法h3が変化
しまう。
イドプレート300との接触状態が変化してしまうこと
を防止するには、ラジエータコア部130のコア高さh
c1とコンデンサコア部230のコア高さhc2との減少量
(段差寸法h3)の相違量に応じてサイドプレート30
0を用意する必要があるので、サイドプレート300の
種類が増大してしまう。
タチューブ間ピッチP1及びコンデンサチューブ間ピッ
チP2とを等しくした状態で、ラジエータフィン120
のフィン高さh1とコンデンサフィン220のフィン高
さh2及び両チューブ110、210の厚みL3、L4が
相違しているので、ラジエータコア部130のコア高さ
hc1とコンデンサコア部230のコア高さhc2の減少量
が略等しくなる。
イドプレート300との接触状態(段差寸法h3)が変
化してしまうことが防止できるので、サイドプレート3
00の種類が増大してしまうことを防止できる。
形態に係る複式熱交換器において、コンデンサ200
(チューブ本数が少なくコア面積が小さい方の熱交換
器)の機械的強度を向上させたものである。
視図であり、両コア部130、230の上端側(両ヘッ
ダタンク140、240が設けられていない両端部の一
端側)は、第2実施形態と同様にコの字状の断面形状を
有するサイドプレート300を介して一体化結合されて
いるが、コンデンサコア部230の下端側(両ヘッダタ
ンク140、240が設けられていない両端部の他端
側)は、図7、8に示すように、ラジエータコア部13
0の下端側に設けられたサイドプレート300まで延び
る補強プレート320により支持固定されている。
ンデンサ200)は、両ヘッダタンク140、240を
結合する結合部310及び上端側のサイドプレートト3
00に加えて、補強プレート320を介してラジエータ
コア部130に固定されることとなるので、両コア部1
30、230間の結合強度及びコンデンサコア部230
(コンデンサ200)の機械的強度を向上させることが
できる。
形態と同様に、第2実施形態に係る複式熱交換器におい
て、コンデンサ200(チューブ本数が少なくコア面積
が小さい方の熱交換器)の機械的強度及び両コア部13
0、230間の結合強度を向上させたものである。
示すように、コンデンサ200の上下端部(コンデンサ
コア部230のうちコンデンサヘッダタンク240の長
手方向に平行な部位における両端部)に、コンデンサチ
ューブ210と平行に延びてコンデンサ200(コンデ
ンサコア部230)を補強するコンデンササイドプレー
ト330を設けるとともに、このコンデンササイドプレ
ート330をラジエータ100(ラジエータコア部13
0)側まで延出してコンデンササイドプレート330を
ラジエータフィン120及びラジエータヘッダタンク1
40に接合したものである。
側からコンデンサ200側に熱が移動してコンデンサ2
00の放熱能力が低下してしまうことを防止すべく、図
9に示すように、伝熱面積を縮小させる切欠き部331
をコンデンササイドプレート330に形成している。
形態と同様に、第2実施形態に係る複式熱交換器におい
て、コンデンサ200(チューブ本数が少なくコア面積
が小さい方の熱交換器)の機械的強度及び両コア部13
0、230間の結合強度を向上させたものである。
サヘッダタンク240の長手方向寸法h4をコンデンサ
コア230のコア高さhc2より大きくするとともに、コ
ンデンサヘッダタンク240の長手方向両端側をラジエ
ータ100(ラジエータコア130)に結合されたサイ
ドプレート300にろう付けにて接合(結合)したもの
である。
hc2とは、コンデンサコア部230のうちコンデンサヘ
ッダタンク240の長手方向と平行な部位の寸法を言う
ものであり、本実施形態では、コンデンサコア部230
の上端側のコンデンサフィン220から下端側のコンデ
ンサフィン220までの寸法を言う。
うちコンデンサコア部230の下端側より下方側は、不
必要な空間であるため、セパレータ243にてコンデン
サヘッダタンク240内を仕切っている。
240の両端側がラジエータ100に結合されたサイド
プレート300に結合されているので、コンデンサ20
0を強固にラジエータ100に結合することができる。
手方向寸法h4がコンデンサコア230のコア高さhc2
より大きいので、コンデンサヘッダタンク240とラジ
エータヘッダタンク140との結合箇所(結合部310
の数)を増大させることができる。したがって、両ヘッ
ダタンク140、240を強固に結合することができる
ので、コンデンサ200を強固にラジエータ100に結
合することができる。
0、240が結合したものであるので、特に、両ヘッダ
タンク140、240を押し出し又は引き抜き加工にて
一体成形する場合に有効である。
示すように、ラジエータコア部130を補強するラジエ
ータサイドプレート150、及びコンデンサコア部23
0を補強するコンデンササイドプレート250をそれぞ
れ独立に設けるとともに、両サイドプレート150、2
50をろう付け接合することによりコア面積が異なるラ
ジエータ100とコンデンサ200とを一体化したもの
である。
ろう付けは、両コア部130、230及び両ヘッダタン
ク140、250のろう付け工程時に行う。
示すように、コンデンサチューブ210の長手方向寸法
及び本数を減少させる(調整する)ことにより、コンデ
ンサ200の放熱能力を減少させた(調整した)もので
ある。
施形態において、図14、15に示すように、コンデン
サチューブ210の短径方向寸法B1をラジエータチュ
ーブ110の短径方向寸法B2より小さくするととも
に、両チューブ110、210の長径方向中心線L1、
L2を空気の流通方向から見て一致させたものである。
0、120を20mm以下の距離を有して離隔するよう
に配置して、ラジエータ100からコンデンサ200に
熱が移動することを抑制しているとともに、コンデンサ
チューブ210の短径方向寸法B1とラジエータチュー
ブ110の短径方向寸法B2との差を1mm以下として
いる。
チューブ210の前縁部にて発生した温度境界層が下流
側に向かうほど成長しても、空気流れ下流側に位置する
ラジエータチューブ110から温度境界層までの距離
(温度境界層厚さ)が拡大することを防止できるので、
ラジエータ100側において熱伝達率が悪化してしまう
ことを防止できる。
サチューブ210の短径方向寸法B 1が空気流れ下流側
に位置するラジエータチューブ110の短径方向寸法B
2より小さくなっているので、両コア230、130を
流通する空気の通風抵抗を小さくすることができる。
向中心線L1、L2を空気の流通方向から見て一致してい
るので、空気をスムーズ(滑らか)に流通させることが
でき、通風抵抗をより小さくすることができる。
て両チューブ110、120の短径方向寸法B1、B2を
変化させたが、その他の実施形態において両チューブ1
10、120の短径方向寸法B1、B2を変化させてもよ
い。
両チューブ110、210の長径方向中心線L1、L2を
空気の流通方向から見て一致させたが、本実施形態は、
図16に示すように、両長径方向中心線L1、L2を空気
の流通方向から見てずらしたものである。
は、ラジエータ100とコンデンサ200とが一体化さ
れた複式熱交換器を例に本発明を説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、その他の熱交換器にも
適用することができる。
からみて重なる部位の両フィン120、220を一体化
してもよい。
器(ラジエータ100及びコンデンサ200)を有する
複式熱交換器であったが、本発明は、図17に示すよう
に、3つ以上の熱交換器を有するものにも適用すること
ができる。
0、120が独立していたが、図18に示すように、両
フィン110、120を部分的に結合するフィン結合部
Jを設けてもよい。
視図である。
視図である。
視図である。
ア部の断面図である。
ア部の断面図である。
視図である。
ア部の斜視図である。
側面図である。
斜視図である。
交換器の斜視図であり、(b)は第7実施形態に係る複
式熱交換器のコア部の断面図である。
コア部の斜視図である。
のコア部の断面図である。
において、ラジエータフィン120をコンデンサ200
側に突き出した例を示すコア部の断面図である。
のコア部の断面図である。
において、3つ以上の熱交換器を有する場合のコア部の
断面図である。
の断面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 第1流体が流通する複数本の第1チュー
ブ(110)、前記第1チューブ(110)間に配設さ
れた波状の第1コルゲートフィン(120)、及び前記
第1チューブ(110)の長手方向両端に配設されて前
記複数本の第1チューブ(110)に連通する第1ヘッ
ダタンク(140)を有する第1熱交換器(100)
と、 第2流体が流通するとともに、前記第1チューブ(11
0)と平行な方向に延びる複数本の第2チューブ(21
0)、前記第2チューブ(210)間に配設された波状
の第2コルゲートフィン(220)、及び前記第2チュ
ーブ(210)の長手方向両端に配設されて前記複数本
の第2チューブ(210)に連通する第2ヘッダタンク
(240)を有する第2熱交換器(200)と、 前記両チューブ(110、210)と平行に配設され、
前記両熱交換器(100、200)を補強するサイドプ
レート(300)とを備え、 前記両熱交換器(100、200)は、前記サイドプレ
ート(300)を介して一体化されており、 さらに、前記第2チューブ(210)の長手方向寸法
(L2)は、前記第1チューブ(110)の長手方向寸
法(L1)より小さいことを特徴とする複式熱交換器。 - 【請求項2】 第1流体が流通する複数本の第1チュー
ブ(110)及び前記第1チューブ(110)間に配設
された波状の第1コルゲートフィン(120)からなる
第1コア部(130)、並びに前記第1チューブ(11
0)の長手方向両端に配設されて前記複数本の第1チュ
ーブ(110)に連通する第1ヘッダタンク(140)
を有する第1熱交換器(100)と、 第2流体が流通するとともに、前記第1チューブ(11
0)と平行な方向に延びる複数本の第2チューブ(21
0)及び前記第2チューブ(210)間に配設された波
状の第2コルゲートフィン(220)からなる第2コア
部(230)、並びに前記第2チューブ(210)の長
手方向両端に配設されて前記複数本の第2チューブ(2
10)に連通する第2ヘッダタンク(240)を有する
第2熱交換器(200)とを備え、 前記両熱交換器(100、200)は、前記両ヘッダタ
ンク(140、240)にて一体結合されており、 さらに、前記第2チューブ(210)の本数は、前記第
1チューブ(110)の本数より少ないことを特徴とす
る複式熱交換器。 - 【請求項3】 前記第1コア部(130)の端部にて前
記第1チューブ(110)と平行に配設され、前記第1
コア部(130)を補強するサイドプレート(300)
と、 前記第2コア部(230)の端部から前記サイドプレー
ト(300)まで延びて、前記第2熱交換器(200)
を支持固定する補強プレート(320)とを備えること
を特徴とする請求項2に記載の複式熱交換器。 - 【請求項4】 前記第2コア部(230)の端部にて前
記第2チューブ(210)と平行に配設されて、前記第
2コア部(230)を補強するサイドプレート(33
0)を備え、 前記サイドプレート(330)は、前記第1コア部(1
30)側まで延出して前記第1ヘッダタンク(140)
に接合されていることを特徴とする請求項2に記載の複
式熱交換器。 - 【請求項5】 前記第1コア部(130)の両端部にて
前記第1チューブ(110)と平行に配設され、前記第
1コア部(130)を補強するサイドプレート(30
0)を備え、 前記第2ヘッダタンク(240)の長手方向両端側は、
前記サイドプレート(300)と結合していることを特
徴とする請求項2に記載の複式熱交換器。 - 【請求項6】 前記第2ヘッダタンク(240)の長手
方向寸法(h4)は、前記第2コア部(230)のうち
前記第2ヘッダタンク(240)の長手方向と平行な部
位の寸法(hc2)より大きいことを特徴とする請求項2
に記載の複式熱交換器。 - 【請求項7】 第1流体が流通する複数本の第1チュー
ブ(110)及び前記第1チューブ(110)間に配設
された波状の第1コルゲートフィン(120)からなる
第1コア部(130)、並びに前記第1チューブ(11
0)の長手方向両端に配設されて前記複数本の第1チュ
ーブ(110)に連通する第1ヘッダタンク(140)
を有する第1熱交換器(100)と、 第2流体が流通するとともに、前記第1チューブ(11
0)と平行な方向に延びる複数本の第2チューブ(21
0)及び前記第2チューブ(210)間に配設された波
状の第2コルゲートフィン(220)からなる第2コア
部(230)、並びに前記第2チューブ(210)の長
手方向両端に配設されて前記複数本の第2チューブ(2
10)に連通する第2ヘッダタンク(240)を有する
第2熱交換器(200)とを備え、 前記第1コルゲートフィン(120)のフィン高さ(h
1)と前記第2コルゲートフィン(220)のフィン高
さ(h2)が相違していることを特徴とする複式熱交換
器。 - 【請求項8】 第1流体が流通する複数本の第1チュー
ブ(110)及び前記第1チューブ(110)間に配設
された波状の第1コルゲートフィン(120)からなる
第1コア部(130)、並びに前記第1チューブ(11
0)の長手方向両端に配設されて前記第1チューブ(1
10)の長手方向と直交する方向に延びるとともに、前
記複数本の第1チューブ(110)に連通する第1ヘッ
ダタンク(140)を有する第1熱交換器(100)
と、 第2流体が流通するとともに、前記第1チューブ(11
0)と平行な方向に延びる複数本の第2チューブ(21
0)及び前記第2チューブ(210)間に配設された波
状の第2コルゲートフィン(220)からなる第2コア
部(230)、並びに前記第2チューブ(210)の長
手方向両端に配設されて前記第2チューブ(210)の
長手方向と直交する方向に延びるとともに、前記複数本
の第2チューブ(210)に連通する第2ヘッダタンク
(240)を有する第2熱交換器(200)と、 前記両チューブ(110、210)と平行に配設され、
前記コア部(130、230)の両端部にて両熱交換器
(100、200)を補強するサイドプレート(30
0)とを備え、 前記第1チューブ(110)の中心間距離(P1)と前
記第2チューブ(210)の中心間距離(P2)とを等
しくした状態で、前記第1コルゲートフィン(120)
のフィン高さ(h1)、前記第2コルゲートフィン(2
20)のフィン高さ(h2)及び両チューブ(110、
210)の厚み(L3、L4)が相違していることを特徴
とする複式熱交換器。 - 【請求項9】 第1流体が流通する複数本の第1チュー
ブ(110)及び前記第1チューブ(110)間に配設
された波状の第1コルゲートフィン(120)からなる
第1コア部(130)、前記第1チューブ(110)の
長手方向両端に配設されて前記複数本の第1チューブ
(110)に連通する第1ヘッダタンク(140)、並
びに前記第1チューブ(110)と平行に配設されて前
記第1コア部(130)の補強部材を構成する第1サイ
ドプレート(150)を有する第1熱交換器(100)
と、 第2流体が流通するとともに、前記第1チューブ(11
0)と平行な方向に延びる複数本の第2チューブ(21
0)及び前記第2チューブ(210)間に配設された波
状の第2コルゲートフィン(220)からなる第2コア
部(230)、前記第2チューブ(210)の長手方向
両端に配設されて前記複数本の第2チューブ(210)
に連通する第2ヘッダタンク(240)、並びに前記第
2チューブ(210)と平行に配設されて前記第2コア
部(230)の補強部材を構成する第2サイドプレート
(250)を有する第2熱交換器(200)とを備え、 前記両サイドプレート(150、250)がろう付け接
合されることにより、前記両熱交換器(100、20
0)が一体化されていることを特徴とする複式熱交換
器。 - 【請求項10】 前記両フィン(110、120)を部
分的に結合するフィン結合部(J)が設けられているこ
とを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載
の複式熱交換器。 - 【請求項11】 前記第1熱交換器(100)は、前記
第2熱交換器(200)より空気流れ下流側に位置する
ように空気流れに対して直列に配設され、前記両チュー
ブ(110、210)は、空気の流通方向が長径方向と
なるように扁平状に形成されておりさらに、前記第2チ
ューブ(210)の短径方向寸法(B1)は、前記第1
チューブ(110)の短径方向寸法(B2)に比べて小
さいことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1
つに記載の複式熱交換器。 - 【請求項12】 前記両チューブ(110、210)の
長径方向中心線(L 1、L2)が、空気の流通方向から見
て一致していることを特徴とする請求項11に記載の複
式熱交換器。 - 【請求項13】 前記両チューブ(110、120)
は、20mm以下の距離を有して離隔していることを特
徴とする請求項12に記載の複式熱交換器。 - 【請求項14】 前記第2チューブ(210)の短径方
向寸法(B1)と、前記第1チューブ(110)の短径
方向寸法(B2)との差は、1mm以下であることを特
徴とする請求項13に記載の複式熱交換器。 - 【請求項15】 前記第1熱交換器(100)は、内燃
機関の冷却水を冷却するラジエータであり、 前記第2熱交換器(200)は、冷凍サイクルの冷媒を
冷却するコンデンサであることを特徴とする請求項1な
いし14のいずれか1つに記載の複式熱交換器。
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