JP2000237554A - スパイラル型膜エレメント - Google Patents
スパイラル型膜エレメントInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
- Y02A20/131—Reverse-osmosis
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 分離膜と原水流路材との間の空隙部が小さく
かつ分離膜の充填効率が高いスパイラル型膜エレメント
を提供することである。 【解決手段】 スパイラル型膜エレメントの原水流路材
10は、複数の線材11,12と複数の線材13とが互
いに直角に交差するように格子状に形成される。線材1
2の厚みt2 は線材11,13の厚みt1 よりも大きく
(t1 <t2 )、原水流路材10は、線材11,13か
らなる有効厚みt1 の第1の領域50と、線材12,1
3からなる有効厚みt2 の第2の領域51とから構成さ
れる。線材11,13は集水管の軸方向と垂直に配置さ
れ、原水7は線材11,12と垂直な方向に供給され
る。
かつ分離膜の充填効率が高いスパイラル型膜エレメント
を提供することである。 【解決手段】 スパイラル型膜エレメントの原水流路材
10は、複数の線材11,12と複数の線材13とが互
いに直角に交差するように格子状に形成される。線材1
2の厚みt2 は線材11,13の厚みt1 よりも大きく
(t1 <t2 )、原水流路材10は、線材11,13か
らなる有効厚みt1 の第1の領域50と、線材12,1
3からなる有効厚みt2 の第2の領域51とから構成さ
れる。線材11,13は集水管の軸方向と垂直に配置さ
れ、原水7は線材11,12と垂直な方向に供給され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透膜分離装
置、限外濾過装置、精密濾過装置等の膜分離装置に用い
られるスパイラル型膜エレメントに関する。
置、限外濾過装置、精密濾過装置等の膜分離装置に用い
られるスパイラル型膜エレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、浄水技術へ膜分離技術が適用され
るとともに、海水淡水化等で用いられる逆浸透膜分離シ
ステムの前処理として膜分離技術が適用されつつある。
このような膜分離に使用される膜エレメントの形態とし
ては、単位体積あたりの膜面積(体積効率)の点から中
空糸膜エレメントが多く使用されている。しかしなが
ら、中空糸膜エレメントは、膜が割れやすいという欠点
を有している。
るとともに、海水淡水化等で用いられる逆浸透膜分離シ
ステムの前処理として膜分離技術が適用されつつある。
このような膜分離に使用される膜エレメントの形態とし
ては、単位体積あたりの膜面積(体積効率)の点から中
空糸膜エレメントが多く使用されている。しかしなが
ら、中空糸膜エレメントは、膜が割れやすいという欠点
を有している。
【0003】一方、膜面積を大きく取れる膜エレメント
の形態としてスパイラル型の膜エレメントがある。この
スパイラル型膜エレメントは、中空糸膜エレメントと比
較すると、膜が折れにくく、破れにくいという利点を有
している。
の形態としてスパイラル型の膜エレメントがある。この
スパイラル型膜エレメントは、中空糸膜エレメントと比
較すると、膜が折れにくく、破れにくいという利点を有
している。
【0004】図5(a)は従来のスパイラル型膜エレメ
ントの一部切り欠き斜視図であり、図5(b)は、図5
(a)のスパイラル型膜エレメントの外観斜視図であ
る。図5(a)に示すスパイラル型膜エレメント21を
作製するには、まず、透過水流路材23の両面に分離膜
22を重ね合わせ、その3辺を接着して一葉の封筒状膜
(袋状膜)24を形成し、その封筒状膜24の開口部を
有孔中空管からなる集水管25に取り付ける。続いて、
ネット状(網状)の原水流路材20を封筒状膜24の一
方の分離膜22面上にのせ、この原水流路材20ととも
に封筒状膜24を集水管25の外周面にスパイラル状に
巻回する。さらに、図5(b)に示すように、外周面を
外装材30で被覆し、両端部にパッキンホルダ31をそ
れぞれ取付ける。
ントの一部切り欠き斜視図であり、図5(b)は、図5
(a)のスパイラル型膜エレメントの外観斜視図であ
る。図5(a)に示すスパイラル型膜エレメント21を
作製するには、まず、透過水流路材23の両面に分離膜
22を重ね合わせ、その3辺を接着して一葉の封筒状膜
(袋状膜)24を形成し、その封筒状膜24の開口部を
有孔中空管からなる集水管25に取り付ける。続いて、
ネット状(網状)の原水流路材20を封筒状膜24の一
方の分離膜22面上にのせ、この原水流路材20ととも
に封筒状膜24を集水管25の外周面にスパイラル状に
巻回する。さらに、図5(b)に示すように、外周面を
外装材30で被覆し、両端部にパッキンホルダ31をそ
れぞれ取付ける。
【0005】図5(a)に示すように、スパイラル型膜
エレメント21の一方の端面側から供給された原水27
は原水流路材20に沿って流れ、スパイラル型膜エレメ
ント21の他方の端面側から濃縮水29として排出され
る。原水27が原水流路材20に沿って流れる過程で分
離膜22を透過した水は、透過水流路材23に沿って集
水管25の内部に流れ込み、集水管25の端部から透過
水28として取り出される。
エレメント21の一方の端面側から供給された原水27
は原水流路材20に沿って流れ、スパイラル型膜エレメ
ント21の他方の端面側から濃縮水29として排出され
る。原水27が原水流路材20に沿って流れる過程で分
離膜22を透過した水は、透過水流路材23に沿って集
水管25の内部に流れ込み、集水管25の端部から透過
水28として取り出される。
【0006】原水流路材20は、封筒状膜24間に原水
27が通る流路を形成するためのものである。従来は、
複数の線材が互いに交差するように格子状に形成されて
なる厚みが一定のネット状の原水流路材20を使用す
る。
27が通る流路を形成するためのものである。従来は、
複数の線材が互いに交差するように格子状に形成されて
なる厚みが一定のネット状の原水流路材20を使用す
る。
【0007】原水27は線材に対して斜め方向すなわち
格子の対角線方向に供給される。原水27は原水流路材
20の複数の線材に沿って流れる。したがって、原水2
7の流路は限定されず、乱流となる。このような原水の
乱流効果により、分離膜22面上での濃度分極が抑えら
れるとともに、原水27中の懸濁物質による流路の閉塞
を防止することができる。
格子の対角線方向に供給される。原水27は原水流路材
20の複数の線材に沿って流れる。したがって、原水2
7の流路は限定されず、乱流となる。このような原水の
乱流効果により、分離膜22面上での濃度分極が抑えら
れるとともに、原水27中の懸濁物質による流路の閉塞
を防止することができる。
【0008】原水流路材20の厚みが小さいと原水流路
材20で生じる圧力損失が大きくなり、原水27の線速
度が小さくなる。このため、懸濁物質による流路の閉塞
が生じるとともに、分離膜22面上で濃度分極が生じ、
分離性能や膜濾過流速に大きな影響を及ぼす。一方、原
水流路材20の厚みが大きいと、スパイラル型膜エレメ
ント21において原水流路材20の占める体積が大きく
なり、1エレメント当たりの膜面積が減少するため、分
離膜22の充填効率が低くなる。原水流路材20の厚み
が小さいと分離膜22の充填効率が高くなるが、濃度分
極を抑えかつ懸濁物質による流路の閉塞を防止するため
には、厚みが大きいほうが有利である。このように、原
水流路材20の厚みを設定するには、相反する要求を満
たすように設定する必要がある。
材20で生じる圧力損失が大きくなり、原水27の線速
度が小さくなる。このため、懸濁物質による流路の閉塞
が生じるとともに、分離膜22面上で濃度分極が生じ、
分離性能や膜濾過流速に大きな影響を及ぼす。一方、原
水流路材20の厚みが大きいと、スパイラル型膜エレメ
ント21において原水流路材20の占める体積が大きく
なり、1エレメント当たりの膜面積が減少するため、分
離膜22の充填効率が低くなる。原水流路材20の厚み
が小さいと分離膜22の充填効率が高くなるが、濃度分
極を抑えかつ懸濁物質による流路の閉塞を防止するため
には、厚みが大きいほうが有利である。このように、原
水流路材20の厚みを設定するには、相反する要求を満
たすように設定する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図6(a)は、図5
(a)に示すスパイラル型膜エレメント21の原水流路
材20および封筒状膜24の一部切り欠き図であり、図
6(b)は、図6(a)のX−X線断面図である。
(a)に示すスパイラル型膜エレメント21の原水流路
材20および封筒状膜24の一部切り欠き図であり、図
6(b)は、図6(a)のX−X線断面図である。
【0010】図6(a)に示すように、接着剤6によ
り、透過水流路材23の両面に分離膜22を接着してな
る樹脂接着部32が、封筒状膜24の3辺に設けられ
る。このような樹脂接着部32においては、2枚の分離
膜22および透過水流路材23の厚みに、さらに接着剤
6の厚みが加わる。このため、図6(b)に示すよう
に、封筒状膜24の両端の樹脂接着部32の厚みは、そ
れ以外の部分の厚みに比べて大きい。このような封筒状
膜24上に、厚みが均一な原水流路材20を配置する
と、原水流路材20と分離膜22との間の空隙部33が
大きくなる。このため、スパイラル型膜エレメント21
では高い乱流効果が得られず、分離膜22面上での濃度
分極や、懸濁物質による流路の閉塞が生じる。
り、透過水流路材23の両面に分離膜22を接着してな
る樹脂接着部32が、封筒状膜24の3辺に設けられ
る。このような樹脂接着部32においては、2枚の分離
膜22および透過水流路材23の厚みに、さらに接着剤
6の厚みが加わる。このため、図6(b)に示すよう
に、封筒状膜24の両端の樹脂接着部32の厚みは、そ
れ以外の部分の厚みに比べて大きい。このような封筒状
膜24上に、厚みが均一な原水流路材20を配置する
と、原水流路材20と分離膜22との間の空隙部33が
大きくなる。このため、スパイラル型膜エレメント21
では高い乱流効果が得られず、分離膜22面上での濃度
分極や、懸濁物質による流路の閉塞が生じる。
【0011】上記の問題点に関して、空隙部33を小さ
くするために原水流路材20の厚みを大きくしたスパイ
ラル型膜エレメントがすでに公知となっている。この場
合、例えば、均一な厚みを有するネット状物を複数枚重
ねたものを原水流路材20として用いる。しかしなが
ら、原水流路材20の厚みが均一に大きくなるため、分
離膜22の充填効率が低くなる。
くするために原水流路材20の厚みを大きくしたスパイ
ラル型膜エレメントがすでに公知となっている。この場
合、例えば、均一な厚みを有するネット状物を複数枚重
ねたものを原水流路材20として用いる。しかしなが
ら、原水流路材20の厚みが均一に大きくなるため、分
離膜22の充填効率が低くなる。
【0012】また、懸濁物質による流路の閉塞を防ぐた
め、ネット状の原水流路材20の代わりにジグザグ状の
波板状の原水流路材、いわゆるコルゲートスペーサを用
いたスパイラル型膜エレメントがすでに公知となってい
る。しかしながら、コルゲートスペーサは連続して作製
できないため、原水流路材の単位面積あたりのコストが
高くなる。
め、ネット状の原水流路材20の代わりにジグザグ状の
波板状の原水流路材、いわゆるコルゲートスペーサを用
いたスパイラル型膜エレメントがすでに公知となってい
る。しかしながら、コルゲートスペーサは連続して作製
できないため、原水流路材の単位面積あたりのコストが
高くなる。
【0013】本発明の目的は、分離膜と原水流路材との
間の空隙部が小さくかつ分離膜の充填効率が高いスパイ
ラル型分離膜エレメントを提供することである。
間の空隙部が小さくかつ分離膜の充填効率が高いスパイ
ラル型分離膜エレメントを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
者は、分離膜の充填効率および原液の乱流効果が高く、
分離膜面上における濃度分極を抑えるとともに、懸濁物
質による流路の閉塞を防止可能で高効率なスパイラル型
膜エレメントを開発すべく鋭意検討した。その結果、原
液流路材内の厚みを部分的に異なるように設定すること
により、目的とするスパイラル型膜エレメントが得られ
ることを見い出した。そして、本発明者はこれらの知見
に基づいて以下の発明に至った。
者は、分離膜の充填効率および原液の乱流効果が高く、
分離膜面上における濃度分極を抑えるとともに、懸濁物
質による流路の閉塞を防止可能で高効率なスパイラル型
膜エレメントを開発すべく鋭意検討した。その結果、原
液流路材内の厚みを部分的に異なるように設定すること
により、目的とするスパイラル型膜エレメントが得られ
ることを見い出した。そして、本発明者はこれらの知見
に基づいて以下の発明に至った。
【0015】本発明に係るスパイラル型膜エレメント
は、接着部を有する袋状の分離膜を原液流路材とともに
集液管の外周面に巻回してなるスパイラル型膜エレメン
トにおいて、原液流路材の所定の第1の領域の有効厚み
が第1の領域以外の第2の領域の有効厚みと異なるもの
である。
は、接着部を有する袋状の分離膜を原液流路材とともに
集液管の外周面に巻回してなるスパイラル型膜エレメン
トにおいて、原液流路材の所定の第1の領域の有効厚み
が第1の領域以外の第2の領域の有効厚みと異なるもの
である。
【0016】スパイラル型膜エレメントの分離膜は、接
着剤により接着されて、袋状に形成される。接着剤の厚
みが加わるため、分離膜の接着部は、接着部以外の領域
よりも厚みが大きくなる。
着剤により接着されて、袋状に形成される。接着剤の厚
みが加わるため、分離膜の接着部は、接着部以外の領域
よりも厚みが大きくなる。
【0017】本発明に係るスパイラル型膜エレメントに
おいては、上記のような構造を有する分離膜を、所定領
域の有効厚みと所定領域以外の領域の有効厚みとが異な
る原液流路材とともに集液管の外周面に巻回するため、
分離膜と原液流路材との間の空隙部を小さくすることが
可能でありかつ分離膜の充填効率を高くすることが可能
である。それにより、スパイラル型膜エレメントにおい
て高い乱流効果が得られるとともに、1エレメント当た
りの膜面積を大きくすることができるため、膜分離操作
の効率の向上が図られる。
おいては、上記のような構造を有する分離膜を、所定領
域の有効厚みと所定領域以外の領域の有効厚みとが異な
る原液流路材とともに集液管の外周面に巻回するため、
分離膜と原液流路材との間の空隙部を小さくすることが
可能でありかつ分離膜の充填効率を高くすることが可能
である。それにより、スパイラル型膜エレメントにおい
て高い乱流効果が得られるとともに、1エレメント当た
りの膜面積を大きくすることができるため、膜分離操作
の効率の向上が図られる。
【0018】第1の領域は第1の有効厚みを有し、第2
の領域は第1の有効厚みよりも大きい第2の有効厚みを
有し、原液流路材の第1の領域が分離膜の接着部上に配
置され、原液流路材の第2の領域が分離膜の接着部以外
の領域上に配置されることが好ましい。
の領域は第1の有効厚みよりも大きい第2の有効厚みを
有し、原液流路材の第1の領域が分離膜の接着部上に配
置され、原液流路材の第2の領域が分離膜の接着部以外
の領域上に配置されることが好ましい。
【0019】このようなスパイラル型膜エレメントにお
いては、第1の有効厚みを有する原液流路材の第1の領
域が分離膜の接着部上に配置され、第1の有効厚みより
も大きな第2の有効厚みを有する原液流路材の第2の領
域が分離膜の接着部以外の領域上に配置されるので、分
離膜と原液流路材との間の空隙部が小さくなる。それに
より、高い乱流効果が得られる。
いては、第1の有効厚みを有する原液流路材の第1の領
域が分離膜の接着部上に配置され、第1の有効厚みより
も大きな第2の有効厚みを有する原液流路材の第2の領
域が分離膜の接着部以外の領域上に配置されるので、分
離膜と原液流路材との間の空隙部が小さくなる。それに
より、高い乱流効果が得られる。
【0020】また、原液流路材の第2の領域の有効厚み
が大きいため、分離膜面上での濃度分極および原液中の
懸濁物質等による流路の閉塞が防止される。さらに、厚
みの大きな分離膜の接着部上に原水流路材の有効厚みの
小さな第1の領域が配置されるため、分離膜の充填効率
が高く、1エレメント当たりの膜面積を大きくすること
が可能となる。したがって、効率の高い膜分離操作を行
うことが可能となる。
が大きいため、分離膜面上での濃度分極および原液中の
懸濁物質等による流路の閉塞が防止される。さらに、厚
みの大きな分離膜の接着部上に原水流路材の有効厚みの
小さな第1の領域が配置されるため、分離膜の充填効率
が高く、1エレメント当たりの膜面積を大きくすること
が可能となる。したがって、効率の高い膜分離操作を行
うことが可能となる。
【0021】原液流路材は複数の第1の線材および複数
の第2の線材が互いに交差するように格子状に形成さ
れ、複数の第1の線材が集液管の長手方向に垂直になる
ように原液流路材が配置されるとともに、原液流路材の
第1の領域を形成する第1の線材の線径が原液流路材の
第2の領域を形成する第2の線材の線径よりも小さくて
もよい。
の第2の線材が互いに交差するように格子状に形成さ
れ、複数の第1の線材が集液管の長手方向に垂直になる
ように原液流路材が配置されるとともに、原液流路材の
第1の領域を形成する第1の線材の線径が原液流路材の
第2の領域を形成する第2の線材の線径よりも小さくて
もよい。
【0022】この場合、第2の線材と線径の大きな第1
の線材とから形成される原液流路材の第2の領域の有効
厚みが、第2の線材と線径の小さな第1の線材とから形
成される第1の領域の有効厚みよりも大きくなる。
の線材とから形成される原液流路材の第2の領域の有効
厚みが、第2の線材と線径の小さな第1の線材とから形
成される第1の領域の有効厚みよりも大きくなる。
【0023】また、原液流路材は複数の第1の線材およ
び複数の第2の線材が互いに交差するように格子状に形
成され、複数の第1の線材が集液管の長手方向に垂直に
なるように原液流路材が配置されるとともに、原液流路
材は、第2の領域において複数の第2の線材上に集液管
の長手方向と交差する方向に積層された複数の第3の線
材をさらに含んでもよい。
び複数の第2の線材が互いに交差するように格子状に形
成され、複数の第1の線材が集液管の長手方向に垂直に
なるように原液流路材が配置されるとともに、原液流路
材は、第2の領域において複数の第2の線材上に集液管
の長手方向と交差する方向に積層された複数の第3の線
材をさらに含んでもよい。
【0024】この場合、第1、第2および第3の線材か
ら形成される原液流路材の第2の領域の有効厚みが、第
1および第2の線材から形成される第1の領域の有効厚
みよりも大きくなる。
ら形成される原液流路材の第2の領域の有効厚みが、第
1および第2の線材から形成される第1の領域の有効厚
みよりも大きくなる。
【0025】原液流路材の第1の有効厚みt1 に対する
原液流路材の第2の有効厚みt2 の比t2 /t1 が1以
上10以下であることが好ましい。これにより、スパイ
ラル型膜エレメントにおいて、分離膜の充填効率を高く
することが可能になるとともに、原液流路材と分離膜と
の間の空隙部を小さくすることが可能となる。
原液流路材の第2の有効厚みt2 の比t2 /t1 が1以
上10以下であることが好ましい。これにより、スパイ
ラル型膜エレメントにおいて、分離膜の充填効率を高く
することが可能になるとともに、原液流路材と分離膜と
の間の空隙部を小さくすることが可能となる。
【0026】また、原液流路材の第2の領域の面積が第
1および第2の領域の合計の面積の10%以上90%以
下であることが好ましい。これにより、原液流路材の有
効厚みの小さな第1の領域が分離膜の接着部上に配置さ
れ、原液流路材の有効厚みの大きな第2の領域が分離膜
の接着部以外の領域上に配置される。したがって、スパ
イラル型膜エレメントにおいて、分離膜の充填効率を高
くすることが可能になるとともに、原液流路材と分離膜
との間の空隙部を小さくすることが可能となる。
1および第2の領域の合計の面積の10%以上90%以
下であることが好ましい。これにより、原液流路材の有
効厚みの小さな第1の領域が分離膜の接着部上に配置さ
れ、原液流路材の有効厚みの大きな第2の領域が分離膜
の接着部以外の領域上に配置される。したがって、スパ
イラル型膜エレメントにおいて、分離膜の充填効率を高
くすることが可能になるとともに、原液流路材と分離膜
との間の空隙部を小さくすることが可能となる。
【0027】原液流路材の第1および第2の領域の有効
厚みは0.1mm以上3.0mm以下であることが好ま
しい。これにより、分離膜面上での濃度分極および原液
中の懸濁物質等による流路の閉塞を防止することが可能
になるとともに、分離膜の充填効率を高くすることが可
能となる。
厚みは0.1mm以上3.0mm以下であることが好ま
しい。これにより、分離膜面上での濃度分極および原液
中の懸濁物質等による流路の閉塞を防止することが可能
になるとともに、分離膜の充填効率を高くすることが可
能となる。
【0028】原液流路材の第1および第2の領域の厚み
方向における空隙率は10%以上80%以下であること
が好ましい。これにより、分離膜面上での濃度分極およ
び原液中の懸濁物質等による流路の閉塞を防止すること
が可能になるとともに、原液流路材において原液の十分
な線速度を得ることができる。したがって、スパイラル
型膜エレメントにおいて高い乱流効果が得られ、膜分離
性能および膜濾過流速の向上が図られる。
方向における空隙率は10%以上80%以下であること
が好ましい。これにより、分離膜面上での濃度分極およ
び原液中の懸濁物質等による流路の閉塞を防止すること
が可能になるとともに、原液流路材において原液の十分
な線速度を得ることができる。したがって、スパイラル
型膜エレメントにおいて高い乱流効果が得られ、膜分離
性能および膜濾過流速の向上が図られる。
【0029】原液流路材は網状に形成され、原液流路材
の第1および第2の領域の網目のピッチは1mm以上1
5mm以下であることが好ましい。これにより、圧力損
失を低減しつつ、分離膜間が接触して原液の流路が小さ
くなることを防止することが可能になる。
の第1および第2の領域の網目のピッチは1mm以上1
5mm以下であることが好ましい。これにより、圧力損
失を低減しつつ、分離膜間が接触して原液の流路が小さ
くなることを防止することが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るスパイラル型
膜エレメントの一部切欠き斜視図である。
膜エレメントの一部切欠き斜視図である。
【0031】図1に示すスパイラル型膜エレメント1
は、透過水流路材3の両面に2枚の分離膜2を重ね合わ
せ、その3辺を接着することにより封筒状膜4を形成
し、その封筒状膜4の開口部を集水管5に取付け、ネッ
ト状の原水流路材10とともに集水管5の外周面にスパ
イラル状に巻回することにより構成される。
は、透過水流路材3の両面に2枚の分離膜2を重ね合わ
せ、その3辺を接着することにより封筒状膜4を形成
し、その封筒状膜4の開口部を集水管5に取付け、ネッ
ト状の原水流路材10とともに集水管5の外周面にスパ
イラル状に巻回することにより構成される。
【0032】図2は、図1のスパイラル型膜エレメント
1に用いられる原水流路材10の斜視図である。図2に
示す原水流路材10は、線径の異なる2種類の線材によ
り形成される。
1に用いられる原水流路材10の斜視図である。図2に
示す原水流路材10は、線径の異なる2種類の線材によ
り形成される。
【0033】原水流路材10は、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の合成樹脂からなる複数の線材11,12と
複数の線材13とが互いに直角に交差するように格子状
に形成されている。スパイラル型膜エレメント1におい
て、原水流路材10は、線材11,12が集水管5の軸
方向と垂直になりかつ線材13が集水管5の軸方向と平
行になるように配置されている。これにより、原水7は
線材11,12と垂直な方向に供給され、原水流路材1
0に沿って集水管5と平行な方向に直線状に流れるた
め、原水流路材10における圧力損失が小さくかつ原水
7の線速度が大きい。
エチレン等の合成樹脂からなる複数の線材11,12と
複数の線材13とが互いに直角に交差するように格子状
に形成されている。スパイラル型膜エレメント1におい
て、原水流路材10は、線材11,12が集水管5の軸
方向と垂直になりかつ線材13が集水管5の軸方向と平
行になるように配置されている。これにより、原水7は
線材11,12と垂直な方向に供給され、原水流路材1
0に沿って集水管5と平行な方向に直線状に流れるた
め、原水流路材10における圧力損失が小さくかつ原水
7の線速度が大きい。
【0034】線材12の厚みt2 は、線材11,13の
厚みt1 よりも大きい(t1 <t2)。これにより、原
水流路材10は、線材11,13から構成される有効厚
みt 1 の第1の領域50と、線材12,13から構成さ
れる有効厚みt2 の第2の領域51とから構成される。
このように、原水流路材10内は部分的に有効厚みが異
なり、原水流路材10の第1の領域50は、第2の領域
51よりも有効厚みが小さい。第1の領域50は原水流
路材10の両端に設けられる。第2の領域51は第1の
領域50に挟まれて設けられる。
厚みt1 よりも大きい(t1 <t2)。これにより、原
水流路材10は、線材11,13から構成される有効厚
みt 1 の第1の領域50と、線材12,13から構成さ
れる有効厚みt2 の第2の領域51とから構成される。
このように、原水流路材10内は部分的に有効厚みが異
なり、原水流路材10の第1の領域50は、第2の領域
51よりも有効厚みが小さい。第1の領域50は原水流
路材10の両端に設けられる。第2の領域51は第1の
領域50に挟まれて設けられる。
【0035】図3は、図1のスパイラル型膜エレメント
1に用いられる原水流路材10の他の例を示す斜視図で
ある。図3に示す原水流路材10は、同じ線径の線材を
積層して形成される。
1に用いられる原水流路材10の他の例を示す斜視図で
ある。図3に示す原水流路材10は、同じ線径の線材を
積層して形成される。
【0036】図3に示す原水流路材10は、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等の合成樹脂からなる複数の線材1
1,13とが互いに直角に交差するように格子状に形成
され、さらにその所定領域上に、線材14が線材11と
平行な方向に積層されている。スパイラル型膜エレメン
ト1において、原水流路材10は、線材11,14が集
水管5の軸方向と垂直になりかつ線材13が集水管5の
軸方向と平行になるように配置されている。これによ
り、原水7は線材11,14と垂直な方向に供給され、
原水流路材10に沿って集水管5と平行な方向に直線状
に流れるため、原水流路材10における圧力損失が小さ
くかつ原水7の線速度が大きい。
レン、ポリエチレン等の合成樹脂からなる複数の線材1
1,13とが互いに直角に交差するように格子状に形成
され、さらにその所定領域上に、線材14が線材11と
平行な方向に積層されている。スパイラル型膜エレメン
ト1において、原水流路材10は、線材11,14が集
水管5の軸方向と垂直になりかつ線材13が集水管5の
軸方向と平行になるように配置されている。これによ
り、原水7は線材11,14と垂直な方向に供給され、
原水流路材10に沿って集水管5と平行な方向に直線状
に流れるため、原水流路材10における圧力損失が小さ
くかつ原水7の線速度が大きい。
【0037】線材11,13,14の厚みt1 は等し
く、線材14が積層されて形成される領域の有効厚みt
2 は、線材11,13から形成される領域の有効厚みt
1 より大きい(t1 <t2 )。これにより、原水流路材
10は、線材11,13から構成される有効厚みt1 の
第1の領域50と、線材11,13,14から構成され
る有効厚みt2 の第2の領域51とから構成される。こ
のように、原水流路材10内は部分的に有効厚みが異な
り、原水流路材10の第1の領域50は、第2の領域5
1よりも有効厚みが小さい。第1の領域50は原水流路
材10の両端に設けられる。第2の領域51は第2の領
域50に挟まれて設けられる。
く、線材14が積層されて形成される領域の有効厚みt
2 は、線材11,13から形成される領域の有効厚みt
1 より大きい(t1 <t2 )。これにより、原水流路材
10は、線材11,13から構成される有効厚みt1 の
第1の領域50と、線材11,13,14から構成され
る有効厚みt2 の第2の領域51とから構成される。こ
のように、原水流路材10内は部分的に有効厚みが異な
り、原水流路材10の第1の領域50は、第2の領域5
1よりも有効厚みが小さい。第1の領域50は原水流路
材10の両端に設けられる。第2の領域51は第2の領
域50に挟まれて設けられる。
【0038】図4は、図1のスパイラル型膜エレメント
の原水流路材10および封筒状膜4の模式的断面図であ
る。なお、図4(a)は原水流路材10として図2に示
す原水流路材を用いる場合を示しており、図4(b)は
原水流路材10として図3に示す原水流路材を用いる場
合を示している。
の原水流路材10および封筒状膜4の模式的断面図であ
る。なお、図4(a)は原水流路材10として図2に示
す原水流路材を用いる場合を示しており、図4(b)は
原水流路材10として図3に示す原水流路材を用いる場
合を示している。
【0039】図4(a),(b)に示すように、封筒状
膜4の両端部には、透過水流路材3の両面に分離膜2を
接着剤6により接着してなる樹脂接着部16が設けられ
る。樹脂接着部16の厚みは、それ以外の部分の厚みに
比べて大きい。
膜4の両端部には、透過水流路材3の両面に分離膜2を
接着剤6により接着してなる樹脂接着部16が設けられ
る。樹脂接着部16の厚みは、それ以外の部分の厚みに
比べて大きい。
【0040】有効厚みt1 の小さな原水流路材10の第
1の領域50は、封筒状膜4の両端の樹脂接着部16上
に配置される。これにより、スパイラル型膜エレメント
1における分離膜2の充填効率が向上する。また、有効
厚みt2 の大きな原水流路材10の第2の領域51は、
一方の分離膜2上に配置される。これにより、原水流路
材10と分離膜2との間の空隙部15が小さくなるた
め、高い乱流効果が得られる。
1の領域50は、封筒状膜4の両端の樹脂接着部16上
に配置される。これにより、スパイラル型膜エレメント
1における分離膜2の充填効率が向上する。また、有効
厚みt2 の大きな原水流路材10の第2の領域51は、
一方の分離膜2上に配置される。これにより、原水流路
材10と分離膜2との間の空隙部15が小さくなるた
め、高い乱流効果が得られる。
【0041】原水流路材10において、第1の領域50
の有効厚みt1 に対する第2の領域51の有効厚みt2
の比t2 /t1 は、1〜10の範囲内であることが好ま
しい。両者の有効厚みの比t2 /t1 が10を越える場
合、スパイラル型膜エレメント1における分離膜2の充
填効率が低くなる。また、両者の有効厚みの比t2 /t
1 が1より小さい場合、原水流路材10と分離膜2との
間の空隙部15が大きくなるため、高い乱流効果が得ら
れない。
の有効厚みt1 に対する第2の領域51の有効厚みt2
の比t2 /t1 は、1〜10の範囲内であることが好ま
しい。両者の有効厚みの比t2 /t1 が10を越える場
合、スパイラル型膜エレメント1における分離膜2の充
填効率が低くなる。また、両者の有効厚みの比t2 /t
1 が1より小さい場合、原水流路材10と分離膜2との
間の空隙部15が大きくなるため、高い乱流効果が得ら
れない。
【0042】また、原水流路材10において、第2の領
域51の面積が第1および第2の領域の合計の面積の1
0〜90%であることが好ましい。第2の領域51の面
積の割合が10%以下の場合、原水流路材10と分離膜
2との間の空隙部15が大きくなるため、高い乱流効果
が得られない。また、第2の領域51の面積の割合が9
0%以上の場合、封筒状膜4の樹脂接着部16上に原水
流路材10の第2の領域51が配置されるため、スパイ
ラル型膜エレメント1における分離膜2の充填効率が低
くなる。
域51の面積が第1および第2の領域の合計の面積の1
0〜90%であることが好ましい。第2の領域51の面
積の割合が10%以下の場合、原水流路材10と分離膜
2との間の空隙部15が大きくなるため、高い乱流効果
が得られない。また、第2の領域51の面積の割合が9
0%以上の場合、封筒状膜4の樹脂接着部16上に原水
流路材10の第2の領域51が配置されるため、スパイ
ラル型膜エレメント1における分離膜2の充填効率が低
くなる。
【0043】原水流路材10の第1および第2の領域5
0,51の有効厚みt1 ,t2 は、0.1mm 以上
3.0mm以下であることが好ましい。これにより、分
離膜2面上における濃度分極を防止しかつ原水7中の懸
濁物質による流路の閉塞を防止することが可能になる。
さらに、スパイラル型膜エレメント1における分離膜2
の充填効率を高くすることが可能となる。
0,51の有効厚みt1 ,t2 は、0.1mm 以上
3.0mm以下であることが好ましい。これにより、分
離膜2面上における濃度分極を防止しかつ原水7中の懸
濁物質による流路の閉塞を防止することが可能になる。
さらに、スパイラル型膜エレメント1における分離膜2
の充填効率を高くすることが可能となる。
【0044】また、原水流路材10の厚み方向における
空隙率は10〜90%であることが好ましい。原水流路
材10の厚み方向における空隙率が10%以下の場合、
懸濁物質による流路の閉塞が生じやすくなる。また、空
隙率が90%以上の場合、原水流路材10において原水
7の十分な線速度が得られないため、乱流効果が低くな
り、膜分離性能および膜濾過流速が低下する。
空隙率は10〜90%であることが好ましい。原水流路
材10の厚み方向における空隙率が10%以下の場合、
懸濁物質による流路の閉塞が生じやすくなる。また、空
隙率が90%以上の場合、原水流路材10において原水
7の十分な線速度が得られないため、乱流効果が低くな
り、膜分離性能および膜濾過流速が低下する。
【0045】さらに、原水流路材10の網目の縦および
横のピッチは1〜15mmであることが好ましい。原水
流路材10の網目の縦および横のピッチが15mm以上
の場合、分離膜2同士が接触して流路が小さくなる。ま
た、網目の縦および横のピッチが1mm以下であると、
圧力損失が大きくなる。
横のピッチは1〜15mmであることが好ましい。原水
流路材10の網目の縦および横のピッチが15mm以上
の場合、分離膜2同士が接触して流路が小さくなる。ま
た、網目の縦および横のピッチが1mm以下であると、
圧力損失が大きくなる。
【0046】スパイラル型膜エレメント1においては、
図1に示すように、所定の供給圧を有する原水7がスパ
イラル型膜エレメント1の一方の端面側から供給され
る。原水7は原水流路材10に沿って集水管5と平行な
方向に直線状に流れ、スパイラル型膜エレメント1の他
方の端面側から濃縮水9として排出される。原水7が原
水流路材10に沿って流れる過程で分離膜2を透過した
透過水8が透過水流路材3に沿って集水管5の内部に流
れ込み、集水管5の端部から排出される。
図1に示すように、所定の供給圧を有する原水7がスパ
イラル型膜エレメント1の一方の端面側から供給され
る。原水7は原水流路材10に沿って集水管5と平行な
方向に直線状に流れ、スパイラル型膜エレメント1の他
方の端面側から濃縮水9として排出される。原水7が原
水流路材10に沿って流れる過程で分離膜2を透過した
透過水8が透過水流路材3に沿って集水管5の内部に流
れ込み、集水管5の端部から排出される。
【0047】スパイラル型膜エレメント1は、前述した
原水流路材10の厚みに関する相反する要求をともに満
たすことが可能である。すなわち、分離膜2の充填効率
が高く、また、原水7の高い乱流効果が得られる。この
ため、スパイラル型膜エレメント1は膜面積を大きくと
ることができ、かつ分離膜2面上での濃度分極が生じに
くく、原水7に含まれる懸濁物質による流路の閉塞が生
じにくい。このようなスパイラル型膜エレメントを用い
て上記の膜分離操作を行うと、効率の高い膜分離操作を
行うことが可能となる。
原水流路材10の厚みに関する相反する要求をともに満
たすことが可能である。すなわち、分離膜2の充填効率
が高く、また、原水7の高い乱流効果が得られる。この
ため、スパイラル型膜エレメント1は膜面積を大きくと
ることができ、かつ分離膜2面上での濃度分極が生じに
くく、原水7に含まれる懸濁物質による流路の閉塞が生
じにくい。このようなスパイラル型膜エレメントを用い
て上記の膜分離操作を行うと、効率の高い膜分離操作を
行うことが可能となる。
【0048】
【実施例】[実施例]図1に示すスパイラル型膜エレメ
ント1を備えた逆浸透膜分離装置により、膜分離操作を
行った。膜分離操作の条件は表1に示す通りである。
ント1を備えた逆浸透膜分離装置により、膜分離操作を
行った。膜分離操作の条件は表1に示す通りである。
【0049】
【表1】
【0050】実施例におけるスパイラル型膜エレメント
1には、図2に示す原水流路材10を用いた。原水流路
材10は、有効厚みt1 が0.275mmの第1の領域
50と有効厚みt2 が0.315mmの第2の領域51
とから構成され、第2の領域51の面積が第1および第
2の領域の合計の面積の75%であった。また、厚み方
向における空隙率が81%であり、縦および横のピッチ
が2.8mm×2.8mmであった。このような原水流
路材10を用いたスパイラル型膜エレメント1は、分離
膜2の充填効率が高く、膜面積が29m2 であった。
1には、図2に示す原水流路材10を用いた。原水流路
材10は、有効厚みt1 が0.275mmの第1の領域
50と有効厚みt2 が0.315mmの第2の領域51
とから構成され、第2の領域51の面積が第1および第
2の領域の合計の面積の75%であった。また、厚み方
向における空隙率が81%であり、縦および横のピッチ
が2.8mm×2.8mmであった。このような原水流
路材10を用いたスパイラル型膜エレメント1は、分離
膜2の充填効率が高く、膜面積が29m2 であった。
【0051】操作開始から60分経過後のスパイラル型
膜エレメント1の性能は、濃度3.5%のNaCl水溶
液の阻止率が99.7%であり、透過水量が17.0m
3 /日であった。
膜エレメント1の性能は、濃度3.5%のNaCl水溶
液の阻止率が99.7%であり、透過水量が17.0m
3 /日であった。
【0052】[比較例]比較例として、均一な厚みを有
する原水流路材10を備えた図1に示すスパイラル型膜
エレメント1を用いて、表1の条件で膜分離操作を行っ
た。
する原水流路材10を備えた図1に示すスパイラル型膜
エレメント1を用いて、表1の条件で膜分離操作を行っ
た。
【0053】比較例における原水流路材10は、有効厚
みが均一に0.71mmであった。また、厚み方向にお
ける空隙率が79%であり、縦および横のピッチが2.
8mm×2.8mmであった。このような原水流路材1
0を用いたスパイラル型膜エレメント1は、分離膜2の
膜面積が27m2 であった。
みが均一に0.71mmであった。また、厚み方向にお
ける空隙率が79%であり、縦および横のピッチが2.
8mm×2.8mmであった。このような原水流路材1
0を用いたスパイラル型膜エレメント1は、分離膜2の
膜面積が27m2 であった。
【0054】操作開始から60分経過後のスパイラル型
膜エレメント1の性能は、濃度3.5%のNaCl水溶
液の阻止率が99.6%であり、透過水量が16.0m
3 /日であった。
膜エレメント1の性能は、濃度3.5%のNaCl水溶
液の阻止率が99.6%であり、透過水量が16.0m
3 /日であった。
【0055】以上のように、実施例においては、厚みが
部分的に異なる原水流路材10を用いたため、比較例よ
りもスパイラル型膜エレメント1の膜面積が大きくな
る。また、実施例のスパイラル型膜エレメント1は、N
aCl水溶液の阻止率が高くかつ透過水量が大きく、よ
り高い性能を示した。
部分的に異なる原水流路材10を用いたため、比較例よ
りもスパイラル型膜エレメント1の膜面積が大きくな
る。また、実施例のスパイラル型膜エレメント1は、N
aCl水溶液の阻止率が高くかつ透過水量が大きく、よ
り高い性能を示した。
【図1】本発明に係るスパイラル型膜エレメントの一部
切欠き斜視図である。
切欠き斜視図である。
【図2】図1のスパイラル型膜エレメントに用いられる
原水流路材の斜視図である。
原水流路材の斜視図である。
【図3】図1のスパイラル型膜エレメントに用いられる
他の原水流路材の斜視図である。
他の原水流路材の斜視図である。
【図4】図1のスパイラル型膜エレメントの封筒状膜お
よび原水流路材の模式的断面図である。
よび原水流路材の模式的断面図である。
【図5】従来のスパイラル型膜エレメントの一部切欠き
斜視図および外観斜視図である。
斜視図および外観斜視図である。
【図6】図5のスパイラル型膜エレメントの封筒状膜お
よび原水流路材の一部切欠き図およびその模式的断面図
である。
よび原水流路材の一部切欠き図およびその模式的断面図
である。
1,21 スパイラル型膜エレメント 2,22 分離膜 3,23 透過水流路材 4,24 封筒状膜 5,25 集水管 6 接着剤 7,27 原水 8,28 透過水 9,29 濃縮水 10,20 原水流路材 15,33 空隙部 16,33 樹脂接着部
フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA03 GA06 GA07 HA61 JA04A JA04B JA05A JA05B JA19A JB09 KE03Q MA03 MA06 MC54X PB03
Claims (9)
- 【請求項1】 接着部を有する袋状の分離膜を原液流路
材とともに集液管の外周面に巻回してなるスパイラル型
膜エレメントにおいて、前記原液流路材の所定の第1の
領域の有効厚みが前記第1の領域以外の第2の領域の有
効厚みと異なることを特徴とするスパイラル型膜エレメ
ント。 - 【請求項2】 前記第1の領域は第1の有効厚みを有
し、前記第2の領域は前記第1の有効厚みよりも大きい
第2の有効厚みを有し、前記原液流路材の前記第1の領
域が前記分離膜の前記接着部上に配置され、前記原液流
路材の前記第2の領域が前記分離膜の前記接着部以外の
領域上に配置されることを特徴とする請求項1記載のス
パイラル型膜エレメント。 - 【請求項3】 前記原液流路材は複数の第1の線材およ
び複数の第2の線材が互いに交差するように格子状に形
成され、前記複数の第1の線材が前記集液管の長手方向
に垂直になるように前記原液流路材が配置されるととも
に、前記原液流路材の前記第1の領域を形成する前記第
1の線材の線径が前記原液流路材の前記第2の領域を形
成する前記第1の線材の線径よりも小さいことを特徴と
する請求項2記載のスパイラル型膜エレメント。 - 【請求項4】 前記原液流路材は複数の第1の線材およ
び複数の第2の線材が互いに交差するように格子状に形
成され、前記複数の第1の線材が前記集液管の長手方向
に垂直になるように前記原液流路材が配置されるととも
に、前記原液流路材は、前記第2の領域において前記複
数の第2の線材上に前記集水管の長手方向と交差する方
向に積層された複数の第3の線材をさらに含むことを特
徴とする請求項2記載のスパイラル型膜エレメント。 - 【請求項5】 前記原液流路材の前記第1の有効厚みt
1 に対する前記原液流路材の前記第2の有効厚みt2 の
比t2 /t1 が1以上10以下であることを特徴とする
請求項2〜4のいずれかに記載のスパイラル型膜エレメ
ント。 - 【請求項6】 前記原液流路材の前記第2の領域の面積
が前記第1および第2の領域の合計の面積の10%以上
90%以下であることを特徴とする請求項2〜5のいず
れかに記載のスパイラル型膜エレメント。 - 【請求項7】 前記原液流路材の前記第1および第2の
領域の有効厚みは0.1mm以上3.0mm以下である
ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のスパ
イラル型膜エレメント。 - 【請求項8】 前記原液流路材の前記第1および第2の
領域の厚み方向における空隙率は10%以上90%以下
であることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載
のスパイラル型膜エレメント。 - 【請求項9】 前記原液流路材は網状に形成され、前記
原液流路材の前記第1および第2の領域の網目のピッチ
は1mm以上15mm以下であることを特徴とする請求
項2〜8のいずれかに記載のスパイラル型膜エレメン
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11039455A JP2000237554A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | スパイラル型膜エレメント |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11039455A JP2000237554A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | スパイラル型膜エレメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000237554A true JP2000237554A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12553528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11039455A Pending JP2000237554A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | スパイラル型膜エレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000237554A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005097305A1 (en) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Pall Corporation | Spacer for use in filter modules |
JP2005319454A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-11-17 | Nitto Denko Corp | スパイラル型分離膜エレメント |
JP2009220070A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Nitto Denko Corp | スパイラル型膜エレメント及びスパイラル型膜モジュール |
KR101244260B1 (ko) * | 2009-12-14 | 2013-03-18 | 서윤석 | 멤브레인을 이용한 원통형 산소부화막 유니트 |
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