JP2000296362A - 塗装物および塗装方法 - Google Patents
塗装物および塗装方法Info
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Abstract
料に於いて、ラッカー等では、ソフト感、高級感、意匠
性に乏しく、また防眩性を付与すると汚れが付着しやす
くなるという課題があった。また、スラッシュ成形等で
高級感を出すためには工程が煩雑になり、高コストとい
う課題があった。 【解決手段】樹脂製自動車部材基板の上に下塗り塗料、
次いでその一部または全面にビーズ状ポリウレタン塗料
を塗布し、その後0〜110℃にて定着することで、製
造コストを上げず、且つ汚れ付着性を悪化させることな
く、ソフト感、防眩性、耐スリキズ性等を付与し、しか
も今までにない、質感、意匠性を表現できる塗装物およ
びその塗装方法を提供する。
Description
および塗装方法に関する。
レン)製の樹脂からなる内装部材やバンパー材の上に、
装飾が施されたポリ塩化ビニルシートでラミネートした
PP系フォームパッド材を張り付けたものが知られてい
る。しかしこのような部材は表層に一旦傷が付くと下層
のPPフォームの強度が低いため傷が広がり、ついには
表層の塩化ビニルシートが剥がれてしまうという問題点
があった。また、ABSや変性PP上に直接塗料を塗る
試みが行われている。しかしながら、ラッカー等の一般
的な塗料では、膜厚が薄くなりソフト感が得られない
し、液体であり均一色の塗装となるため意匠性に劣り、
また防眩性を付与すると汚れが付着しやすくなるという
欠点があった。
解決するものであって、汚れ付着性を悪化させることな
く、ABSや変性PPの表面にソフト感を付与する塗装
物;防眩性を付与する塗装物;耐擦り傷性を付与する塗
装物;今までにない、質感、意匠性を付与する塗装物;
並びにそれらの塗装方法を提供することを目的とする。
を達成すべく鋭意検討した結果本発明に至った。すなわ
ち本発明は、自動車部材基板層と、その上に形成された
下塗り塗料(A)の層と、(A)の層の少なくとも一部
に下塗り塗料もしくは下塗り塗料を通して見える基板と
異なる色のビーズ状樹脂塗料(B)の層を有する自動車
部材塗装物、並びに自動車部材に下塗り塗料(A)を塗
装し、次いで該塗装表面の少なくとも一部に下塗り塗料
もしくは下塗り塗料を通して見える基板と異なる色のビ
ーズ状樹脂塗料(B)を塗装し、その後0〜110℃に
て固着させる前記の自動車部材塗装物の塗装方法であ
る。
に示したように自動車部材基板(1)の上に下塗り塗料
(A)の層(2)を有し、さらにその層の少なくとも一
部に下塗り塗料もしくは下塗り塗料を通して見える基板
と異なる色のビーズ状樹脂塗料(B)の層(3)を有す
る構造を持つ。また、図2に示したように、必要であれ
ば、前記の層(3)の上にコーティング剤(C)の層
(4)を有する構造を持つ。
および上塗りのビーズ状樹脂塗料(B)の層の両者に密
着力のある材料であれば特に限定はされないが、好まし
くは自動車部材との密着性が良好な材料(a1)と
(B)との密着性が良好な材料(a2)との組み合わせ
からなる組成である。ここで自動車部材とは、自動車用
に汎用される成型品用の樹脂を指し、熱可塑性樹脂およ
び熱硬化性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としてはP
E(ポリエチレン、重量平均分子量Mw2,000〜
1,000,000)、PP(ポリプロピレン、Mw
1,000〜1,000,000)、ポリスチレン(M
w10,000〜400,000)、ABS〔Mw4
0,000以上、アクリロニトリル/ブタジエン/スチ
レン重量比(10〜30)/(5〜50)/(30〜7
0)〕などが挙げられ、熱硬化性樹脂としては尿素樹
脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。密着性が良好
とは碁盤目セロテープ剥離試験(JISK5400)で
100升中90升以上好ましくは100升中100升が
残存することを言う。
て、(a1)を例示すれば、PP、PE、エチレン−プ
ロピレン非共役ジエン三元共重合物(EPDM)、エチ
レン−プロピレン共重合物(EPR)等の非極性高分子
樹脂およびその変性物{塩素化変性(塩素化率5〜30
重量%)、無水マレイン酸変性(共重合比率1〜10重
量%)など}が挙げられる。好ましいのは密着力の高い
PPの変性物であり、特に好ましいのは無水マレイン酸
変性塩素化PP(無水マレイン酸変性5重量%、塩素化
率20重量%)である。(a2)を例示すれば、ポリイ
ソシアネート、ポリウレタンが挙げられる。(B)との
密着性の観点からポリウレタンが好ましい。
従来からポリウレタン製造に使用されているものが使用
できる。このようなポリイソシアネートには、2官能〜
3官能またはそれ以上のものが挙げられ、該ポリイソシ
アネートには炭素数(NCO基中の炭素を除く、以下同
様)6〜20の芳香族ポリイソシアネート、炭素数2〜
18の脂肪族ポリイソシアネート、炭素数6〜15の脂
環式ポリイソシアネート、炭素数8〜15の芳香脂肪族
ポリイソシアネートおよびこれらのポリイソシアネート
の変性物(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネ
ート基、ビューレット基、ウレトジオン基、ウレトイミ
ン基、イソシアヌレート基、オキサゾリドン基含有変性
物など)およびこれらの2種以上の混合物が含まれる。
しては、例えば1,3−および/または1,4−フェニ
レンジイソシアネート、2,4−および/または2,6
−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、
2,4’−および/または4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、4,4’−ジイソシアナ
トビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソ
シアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−
ジイソシアナトジフェニルメタン、 粗製MDI[粗製
ジアミノジフェニルメタン〔ホルムアルデヒドと芳香族
アミン(アニリン)またはその混合物との縮合生成物;
ジアミノジフェニルメタンと少量の(例えば5〜20重
量%)の3官能以上のポリアミンとの混合物〕のホスゲ
ン化物:ポリアリールポリイソシアネート(PAP
I)]、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,
4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、
m−およびp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシ
アネートが挙げられる。
しては、例えばエチレンジイソシアネート、テトラメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、1,
6,11−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4
−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジン
ジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプ
ロエート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレー
ト、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート、2
−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサ
ノエートが挙げられる。
しては、例えばイソホロンジイソシアネート(IPD
I)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシア
ネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイソシアネ
ート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート(水添
TDI)、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シク
ロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート、2,5−お
よび/または2,6−ノルボルナンジイソシアネートが
挙げられる。
例としては、例えばm−および/またはp−キシリレン
ジイソシアネート(XDI)、α,α,α’,α’−テ
トラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)
が挙げられる。
しては、変性MDI(ウレタン変性MDI、カルボジイ
ミド変性MDI、トリヒドロカルビルホスフェート変性
MDI)、ウレタン変性TDI、ビューレット変性HD
I、イソシアヌレート変性HDI、イソシアヌレート変
性IPDIなどのポリイソシアネートの変性物およびこ
れらの2種以上の混合物[例えば変性MDIとウレタン
変性TDI(イソシアネート基含有プレポリマー)との
併用]が含まれる。
との反応性の良好な芳香族ポリイソシアネート、特にM
DI、および耐光性の良好な脂肪族および脂環式ポリイ
ソシアネート、特に、HDI、IPDIである。
端および/または側鎖に水酸基を有するポリオールと過
剰の多官能イソシアネートまたは過少の多官能イソシア
ネートを用いて公知の方法で製造されるNCO末端また
は水酸基末端のポリウレタンが挙げられる。ポリオール
としては高分子ポリオールおよび低分子ポリオールが挙
げられる。高分子ポリオールとしては、アクリルポリオ
ール、ポリブタジエンポリオール、ポリエステルポリオ
ール、ポリエーテルポリオールなどが挙げられる。高分
子ポリオールのうち、アクリルポリオールとしては、水
酸基を有するビニルモノマー(たとえば、ヒドロキシエ
チルメタクリレート)と他のビニルモノマー(たとえ
ば、メチルメタクリレート、スチレン、ブチルアクリレ
ート)を共重合したもので、官能基数2〜3、水酸基価
10〜150のものが挙げられる。ポリブタジエンポリ
オールとしては、末端に水酸基を含有するブタジエンと
他のビニルモノマー(たとえば、メチルメタクリレー
ト、スチレン、アクリロニトリル)の共重合体で、官能
基数2〜3、水酸基価0.5〜1のものが挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、縮合系ポリエステル
ポリオール、ラクトン系ポリエステルポリオール、ポリ
カーボネートジオールなどが挙げられる。縮合系ポリエ
ステルポリオールとしては、ジカルボン酸(たとえば、
アジピン酸)とジオール(たとえば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサングリコー
ル、ネオペンチルグリコール)との脱水縮合反応で得ら
れるもので、官能基数2〜3、水酸基価20〜500の
ものが挙げられる。ラクトン系ポリエステルポリオール
としては、ε−カプロラクタムの開環重合で得られる付
加重合型のポリエステルで、官能基数2〜3、水酸基価
15〜600のものが挙げられる。ポリカーボネートジ
オールとしては、ジオール(たとえば、1,6−ヘキサ
ングリコール)とエチレンカーボネートの付加重合で得
られるポリエステルで、官能基数2、水酸基価50〜2
50のものが挙げられる。ポリエーテルポリオールとし
ては、開始剤〔たとえば、水、低分子ポリオール(ジオ
ール、トリオールなど)〕にアルキレンオキシド(たと
えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、TH
F)を付加重合させて得られるもので、官能基数2〜
3、水酸基価10〜600のものが挙げられる。低分子
ポリオールとしては、炭素数2〜20の2価アルコール
[エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1、
6−ヘキサンジオール、3−メチルペンタンジオール、
ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,
4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4
−ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン、2,2−ビス
(4,4’−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンな
ど];炭素数3〜20の3価アルコール(グリセリン、
トリメチロールプロパンなど)が挙げられる。高分子ポ
リオールの内、アクリルポリオールの製法としては、例
えば水酸基をもつビニルモノマー(例えばヒドロキシエ
チルメタクリレート)と他のビニルモノマー(例えば、
メチルメタクリレート、スチレン、ブチルアクリレー
ト)を共重合する方法が挙げられる。ポリエステルポリ
オールの製法としては、例えば、ジオール(例えばエチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール)とジカルボ
ン酸(例えばアジピン酸、イソフタル酸)との反応にお
いて、ジオール/ジカルボン酸のモル比を1.0超とし
て両末端を水酸基にする方法、または高分子量ポリエス
テルにジオールを加えて加熱し解重合させる方法が挙げ
られる。ポリエーテルポリオールの製法としては、例え
ば、水または低分子ポリオール(例えばエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、グリセリン)を開始剤と
してアルキレンオキシド(炭素数2〜4)の開環重合を
行う方法が挙げられる。多官能イソシアネートとしては
(a2)のポリイソシアネートの項で例示したものが挙
げられる。上記ポリウレタンの内、好ましいものは耐溶
剤溶解性および耐水性の観点からポリエステルポリオー
ルとジイソシアネートの反応物であり、更に好ましいも
のは塗膜の耐摩耗性の観点から1,4−ブタンジオール
/アジペート系ポリエステルポリオールとMDIの反応
物である。
ア結合を有していてもよく、(a2)のポリウレタンの
項で例示した方法で得られたNCO末端のポリウレタン
とアミンを用いて公知の方法で製造されるものが挙げら
れる。アミンとしてはポリアミンおよびアミノアルコー
ルが挙げられる。
ン、プロピレンジアミン、トリメチレンジアミン、テト
ラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど〕;
ポリアルキレン(炭素数2〜6)ポリアミン〔ジエチレ
ントリアミン、イミノビスプロピルアミン、ビス(ヘキ
サメチレン)トリアミン、トリエチレンテトラミン、テ
トラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンな
ど〕;これらのアルキル(炭素数1〜4)またはヒドロ
キシアルキル(炭素数2〜4)置換体〔ジアルキル(炭
素数1〜3)アミノプロピルアミン、トリメチルヘキサ
メチレンジアミン、アミノエチルエタノールアミン、メ
チルイミノビスプロピルアミンなど〕;脂環または複素
環含有脂肪族ポリアミン(炭素数4〜20)〔3,9−
ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ[5,5]ウンデカンなど〕;芳香環含
有脂肪族アミン(炭素数8〜15)〔キシリレンジアミ
ン、テトラクロル−p−キシリレンジアミンなど〕 (2)脂環式ポリアミン(炭素数4〜15) 1,3−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミ
ン、メンタンジアミン、4,4’−メチレンジシクロヘ
キサンジアミン(水添メチレンジアニリン)など (3)複素環式ポリアミン(炭素数4〜15) ピペラジン、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ジ
アミノエチルピペラジンなど
0) 非置換芳香族ポリアミン〔1,2−、1,3−および
1,4−フェニレンジアミン、2,4’−および4,
4’−ジフェニルメタンジアミン、クルードジフェニル
メタンジアミン[ポリフェニルポリメチレンポリアミ
ン]、ジアミノジフェニルスルホン、ベンジジン、チオ
ジアニリン、ビス(3,4−ジアミノフェニル)スルホ
ン、2,6−ジアミノピリジン、m−アミノベンジルア
ミン、トリフェニルメタン−4,4’,4”−トリアミ
ン、ナフチレンジアミンなど〕;核置換アルキル基(炭
素数1〜4、たとえばメチル基、エチル基、n−および
i−プロピル基、ブチル基)を有する芳香族ポリアミン
〔2,4−および2,6−トリレンジアミン、クルード
トリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン、4,
4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジフェニルメタ
ン、4,4’−ビス(o−トルイジン)、ジアニシジ
ン、ジアミノジトリルスルホン、1,3−ジメチル−
2,4−ジアミノベンゼン、1,3−ジエチル−2,4
−ジアミノベンゼン、1,3−ジメチル−2,6−ジア
ミノベンゼン、1,4−ジエチル−2,5−ジアミノベ
ンゼン、1,4−ジイソプロピル−2,5−ジアミノベ
ンゼン、1,4−ジブチル−2,5−ジアミノベンゼ
ン、2,4−ジアミノメシチレン、1,3,5−トリエ
チル−2,4−ジアミノベンゼン、1,3,5−トリイ
ソプロピル−2,4−ジアミノベンゼン、1−メチル−
3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1−メ
チル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼン、
2,3−ジメチル−1,4−ジアミノナフタレン、2,
6−ジメチル−1,5−ジアミノナフタレン、2,6−
ジイソプロピル−1,5−ジアミノナフタレン、2,6
−ジブチル−1,5−ジアミノナフタレン、3,3´,
5,5´−テトラメチルベンジジン、3,3’,5,
5’−テトライソプロピルベンジジン、3,3’,5,
5’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメ
タン、3,3’,5,5’−テトラエチル−4,4’−
ジアミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テト
ライソプロピル−4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,3’,5,5’−テトラブチル−4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン、3,5−ジエチル−3’−メ
チル−2’,4−ジアミノジフェニルメタン、3,5−
ジイソプロピル−3’−メチル−2’,4−ジアミノジ
フェニルメタン、3,3’−ジエチル−2,2’−ジア
ミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’
−ジメチルジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テ
トラエチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,
3’,5,5’−テトライソプロピル−4,4’−ジア
ミノベンゾフェノン、3,3’,5,5’−テトラエチ
ル−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3’,5,5’−テトライソプロピル−4,4’−ジア
ミノジフェニルスルホン、およびこれらの異性体の種々
の割合の混合物など〕;核置換電子吸引基(たとえばC
l、Br、I、Fなどのハロゲン;メトキシ、エトキシ
などのアルコキシ基;ニトロ基など)を有する芳香族ポ
リアミン〔メチレンビス−o−クロロアニリン、4−ク
ロロ−o−フェニレンジアミン、2−クロル−1,4−
フェニレンジアミン、3−アミノ−4−クロロアニリ
ン、4−ブロモ−1,3−フェニレンジアミン、2,5
−ジクロル−1,4−フェニレンジアミン、5−ニトロ
−1,3−フェニレンジアミン、3−ジメトキシ−4−
アミノアニリン;4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメ
チル−5,5’−ジブロモジフェニルメタン、3,3’
−ジクロロベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジ
ン、ビス(4−アミノ−3−クロロフェニル)オキシ
ド、ビス(4−アミノ−2−クロロフェニル)プロパ
ン、ビス(4−アミノ−2−クロロフェニル)スルホ
ン、ビス(4−アミノ−3−メトキシフェニル)デカ
ン、ビス(4−アミノフェニル)スルフイド、ビス(4
−アミノフェニル)テルリド、ビス(4−アミノフェニ
ル)セレニド、ビス(4−アミノ−3−メトキシフェニ
ル)ジスルフイド、4,4’−メチレンビス(2−ヨー
ドアニリン)、4,4’−メチレンビス(2−ブロモア
ニリン)、4,4’−メチレンビス(2−フルオロアニ
リン)、4−アミノフェニル−2−クロロアニリンな
ど〕;2級アミノ基を有する芳香族ポリアミン[上記芳
香族ポリアミンの−NH2 の一部または全部が−NH−
R’(R’はアルキル基たとえばメチル、エチルなどの
低級アルキル基)で置き換ったもの]〔4,4’−ジ
(メチルアミノ)ジフェニルメタン、1−メチル−2−
メチルアミノ−4−アミノベンゼンなど〕
酸(ダイマー酸など)と過剰の(カルボキシル基1当量
当り2当量以上の)ポリアミン〔上記アルキレン(炭素
数2〜6)ジアミン、ポリアルキレン(炭素数2〜6)
ポリアミンなど〕との縮合により得られる低分子量ポリ
アミドポリアミン] (6)ポリエーテルポリアミン[ポリエーテルポリオー
ル(ポリアルキレン(炭素数2〜3)グリコールなど)
のシアノエチル化物の水素化物] (7)シアノエチル化ポリアミン[アクリロニトリルと
ポリアミン〔上記アルキレン(炭素数2〜6)ジアミ
ン、ポリアルキレン(炭素数2〜6)ポリアミンなど〕
との付加反応により得られるシアノエチル化ポリアミ
ン、たとえばビスシアノエチルジエチレントリアミンな
ど] (8)その他のポリアミン ヒドラジン化合物〔ヒドラジン、モノアルキル(炭素数
1〜12)ヒドラジンなど〕、ジヒドラジッド化合物
(コハク酸ジヒドラジッド、アジピン酸ジヒドラジッ
ド、イソフタル酸ジヒドラジッド、テレフタル酸ジヒド
ラジッドなど)、グアニジン化合物(ブチルグアニジ
ン、1−シアノグアニジンなど)、ジシアンジアミド、
並びに上記ポリアミンの2種以上の混合物が挙げられ
る。これらのポリアミンのうちで好ましいのは、塗膜の
経時着色の観点から脂肪族ポリアミン、脂環式ポリアミ
ンであり、更に好ましいものは得られたポリウレタンの
溶剤溶解性の観点からイソホロンジアミンである。
アミン(炭素数2〜12)、たとえばモノ−およびジ−
アルカノールアミン(モノエタノールアミン、モノイソ
プロパノールアミン、モノブタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、ジプロパノールアミンなど)、およびこれ
らのジメチル硫酸あるいはベンジルクロリドなどの4級
化剤による窒素原子4級化物が挙げられる。これらのう
ちで好ましいのは得られたポリウレタンウレアの経時安
定性の観点からジアルカノールアミンであり、更に好ま
しいものは得られたウレア結合含有ポリウレタンの溶剤
溶解性の観点でモノエタノールアミンである。
上記アミンを用いてポリウレタンを製造する際、分子量
調整の目的で2級モノアミン(炭素数2〜20、たとえ
ば、ジメチルアミン、ジブチルアミン)を添加してもよ
い。該ポリウレタンのイソシアネート基当量とアミンの
アミノ基および水酸基の合計当量の比率は通常(1:
0.3)〜(1:1.1)であり、好ましくは、(1:
0.5)〜(1:1.0)である。
によって異なる。すなわち、(B)との密着力を出すた
めには組成的に類似のものが好ましく、また溶解度パラ
メータの近いもの(溶解度パラメータの差が0〜1.
5)が好ましい。ここでいう溶解度パラメータとは、凝
集エネルギー密度と分子容の比の平方根で表され、それ
らの値は「Polymer Engineering
and Science,Vol.14,No.2,p
147〜154(1974)」記載の方法により計算さ
れる値である。
密着性および強度の観点から、好ましくは800〜5
0,000であり、さらに好ましくは2,000〜2
0,000である。
(a1)との相溶性の観点から、好ましくは100〜5
0,000であり、さらに好ましくは2,000〜2
0,000である。
の重量比で、自動車部材と(B)の層の密着性の観点か
ら、好ましくは(1:9)〜(9:1)であり、さらに
好ましくは(5:5)〜(8:2)である。
解度パラメータを近くすることで密着力は良好となる
が、それぞれが0〜110℃の条件下に於いて互いに反
応性の基を有すると密着力は更に良好となる。その組み
合わせは通常の2液熱硬化型塗料に用いられる架橋剤官
能基(例えば水酸基、イソシアネート基)と樹脂官能基
(例えば水酸基、イソシアネート基)をそのまま用いる
ことが出来る。また、(A)の内、官能基を持つものは
(a1)のみでも(a2)のみでもよく、(a1)、
(a2)両方でもよい。(A)の官能基/(B)の官能
基の好ましい組み合わせを例示すれば、カルボキシル基
/エポキシ基、イソシアネート基/水酸基、イソシアネ
ート基/アミノ基、水酸基/エポキシ基およびこれらの
逆の組み合わせのもの等が挙げられる。この中でさらに
好ましいものはイソシアネート基/水酸基、イソシアネ
ート基/アミノ基およびこれらの逆の組み合わせのもの
である。これらの組み合わせでは(A)と(B)の間の
反応性が高いため、極めて高い密着性が得られる。
分子量は(A)の層の強度と(A)の層と(B)の層の
密着性の観点から好ましくは1,000〜9,000、
さらに好ましくは1,500〜4,000である。
分子量は(A)の層の強度と(A)の層と(B)の層の
密着性の観点から好ましくは100〜5,000、さら
に好ましくは200〜4,000である。
計重量に対して希釈溶剤を0〜90%(重量%、以下同
様)、好ましくは30〜80%、さらに好ましくは50
〜70%含有させることができ、希釈溶剤としては通常
の溶剤系塗料と同等のものが使用でき、例示すれば、芳
香族炭化水素(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
テトラリンなど);脂肪族または脂環式炭化水素系溶剤
(n−ヘキサン、n−ヘプタン、ミネラルスピリット、
シクロヘキサンなど);ハロゲン系溶剤(塩化メチル、
臭化メチル、ヨウ化メチル、メチレンジクロライド、四
塩化炭素、トリクロロエチレン、パークロロエチレンな
ど);エステル系またはエステルエーテル系溶剤(酢酸
エチル、酢酸ブチル、メトキシブチルアセテート、メチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート
など);エーテル系溶剤(ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、エチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテルな
ど);ケトン系溶剤(アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、ジ−n−ブチルケトン、シク
ロヘキサノンなど);アルコール系溶剤(メタノール、
エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n
−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、2−
エチルヘキシルアルコール、ベンジルアルコールな
ど);アミド系溶剤(ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミドなど);スルホキシド系溶剤(ジメチルス
ルホキシドなど);複素環式化合物系溶剤(N−メチル
ピロリドンなど);並びにこれらの2種以上の混合溶剤
が挙げられる。好ましいものは塗装後の乾燥速度と溶解
性の観点からトルエンおよびトルエン/メチルエチルケ
トン(重量比で2/1)である。
計重量に対して反応促進剤を0〜3%、好ましくは0〜
1%、さらに好ましくは0〜0.5%含有させることが
でき、使用できる反応促進剤としては特に限定されない
が、(A)/(B)がイソシアネート基/水酸基もしく
はアミノ基またはこれらの逆の組み合わせの場合は、錫
系触媒(オクチル酸スズ、ジブチルチンジラウレート、
スタナスオクトエートなど)、鉛系触媒(ナフテン酸鉛
など)、3級アミン(トリエチレンジアミン、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0.]ウンデカ−7−エン、
トリエチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジブチル
ドデシルアミンなど)が挙げられる。これらのうち好ま
しいものは、反応促進効果の観点から錫系触媒、特にジ
ブチルチンジラウレートである。(A)/(B)がエポ
キシ基/カルボキシル基もしくは水酸基またはこれらの
逆の組み合わせの場合の反応を促進するものとしてはア
ルカリ土類金属系触媒(酸化マグネシウム、水酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム等)、3級アミン(上記例示
したもの)、リン系触媒(トリフェニルホスフィン
等)、オニウム塩(ベンジルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ジブチルジメチルホスホニウムクロライドな
ど)が挙げられる。これらのうち好ましいものは反応促
進効果の観点からリン系触媒、特にトリフェニルホスフ
ィンである。
計重量に対して着色料を0〜10%、好ましくは0〜7
%、さらに好ましくは0〜5%含有させることができ、
使用できる着色料としては特に限定されず、例えば無機
顔料、有機顔料、染料が挙げられる。無機顔料として
は、例えば、白色顔料(酸化チタン、リトポン、鉛白、
亜鉛華など);コバルト化合物(オーレオリン、コバル
トグリーン、セルリアンブルー、コバルトブルー、コバ
ルトバイオレットなど);鉄化合物(酸化鉄、紺青な
ど);クロム化合物(酸化クロム、クロム酸鉛、クロム
酸バリウムなど);硫化物(硫化カドミウム、カドミウ
ムイエロー、ウルトラマリンなど)が挙げられる。有機
顔料としてはアゾレーキ系、モノアゾ系、ジスアゾ系、
キレートアゾ系等のアゾ顔料、ベンジイミダゾロン系、
フタロシアニン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、
イソインドリノン系、チオインジゴ系、ペリレン系、キ
ノフタロン系、アンスラキノン系等の多環式顔料が挙げ
られる。染料としてはアゾ系、アントラキノン系、イン
ジゴイド系、硫化系、トリフェニルメタン系、ピラゾロ
ン系、スチルベン系、ジフェニルメタン系、キサンテン
系、アリザリン系、アクリジン系、キノンイミン系、チ
アゾール系、メチン系、ニトロ系、ニトロソ系、アニリ
ン系などが挙げられる。
計重量に対して顔料分散剤を0〜10%、好ましくは
0.1〜7%、さらに好ましくは0.5〜5%含有させ
ることができ、使用できる顔料分散剤としては特に限定
されないが、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、非イオン界面活性剤などの界面活性剤(例えば米国
特許第4331447号明細書に記載のもの)が挙げら
れる。該顔料分散剤は樹脂に結合していてもよい。これ
ら顔料分散剤のうち、溶剤との相溶性の観点で非イオン
界面活性剤が好ましく、顔料分散性の観点でラウリルア
ミンのエチレンオキシド付加物(10〜30モル)が、
更に好ましい。
計重量に対して補強剤を0〜3%、好ましくは0〜1
%、さらに好ましくは0〜0.5%含有させることがで
き、使用できる補強剤としては特に限定されないが、無
機系(ガラス繊維、炭素繊維など)、有機系(テレフタ
ル酸/p−フェニレンジアミンのポリアミドなど)が挙
げられる。
計重量に対して艶消し剤を0〜30%、好ましくは0〜
15%、さらに好ましくは0〜10%含有させることが
でき、使用できる艶消し剤としては特に限定されない
が、例えば、無機系(タルク、シラスパウダーなど)、
有機系(プロテインパウダーなど)が挙げられる。
は(A)中の(a2)と密着性が良好なものであれば特
に制限はない。(B)は下塗り塗料もしくは下塗り塗料
を通して見える基板と異なる色を有し、1種以上のビー
ズ状樹脂(b)からなる。ここでいう異なる色とは色差
計(例えばミノルタ製SPECTROPHOTOMET
ER CM−3600d)による測定により得られるL
*a*b*表色系において、色差ΔE*abが0.6以上の
ものを指し、好ましくは1〜90、さらに好ましくは2
〜80である。(B)の色を下塗り塗料もしくは下塗り
塗料を通して見える基板と異なる色とすることにより、
見る角度によって複数色性の色を得ることができ、今ま
でにない優れた意匠性を得るという効果を奏する。
機および/または無機ビーズが使用できる。例えばスチ
レン系(花王社製PB−200Hなど)、フェノール系
(鐘紡社製ベルパールR−900など)、シリコーン系
(東レ社製トレフィルE−850など)、ポリエチレン
系(住友精化社製フロービーズLE−1080など)、
アクリル系(積水化成品工業社製テクポリマーMBな
ど)、ポリウレタン系(大日本インキ化学工業社製バー
ノックCFB300Bなど)、ナイロン系(東レ社製S
P−500など)、メラミン系(ホーネンコーポレーシ
ョン社製ホーネンミクロスフィアMB−903等)など
の有機ビーズ、ガラス、シラスなどの無機ビーズが挙げ
られる。これらの内、好ましいものは塗膜のソフト感お
よび耐擦り傷性が良好な点でポリウレタン系有機ビーズ
である。
い、上記樹脂の溶剤溶液を水中に懸濁して溶剤を加熱下
に留去する方法、同溶剤溶液をスプレードライする方法
などが挙げられるが、特に好ましい樹脂であるポリウレ
タン系のビーズ(b1)について詳細に説明すれば、例
えばウレタン結合を導入するには、ポリオールとポリイ
ソシアネートを水酸基/イソシアネート基比(1/1.
2)〜(1/5)で非水溶性溶媒中で反応せしめ、プレ
ポリマー溶液を得、さらに反応停止剤(たとえば、炭素
数4〜24のジアルキルアミン、炭素数4〜24のジア
ルカノールアミン)を溶媒中で反応させてウレア結合を
生成させ、該溶液を分散剤を含有する水中に分散させた
後減圧下に溶媒を留去し、脱水、乾燥させる方法、分散
剤を含有する水中に分散されたイソシアネート基末端ウ
レタンプレポリマー(b2)とケチミン化合物(b3)
を反応させ、脱水、乾燥させる方法等が挙げられる。好
ましくは、粒子形状が球状となり塗膜の平滑性に優れ
る、上記ケチミン化合物を使用する方法である。
および高分子分散剤が挙げられる。低分子分散剤として
は上記(A)の顔料分散剤として例示した米国特許第4
331447号明細書に記載の界面活性剤が挙げられ
る。高分子分散剤としては非水溶性分散剤および水溶性
分散剤が挙げられる。非水溶性分散剤としては、分子中
に(b2)と親和性を有する部分と親水性を有する部分
とから構成されており、親和性を有する部分と親水性を
有する部分とがエステル結合またはウレタン結合(好ま
しくはウレタン結合)で結合しているものが挙げられ、
好ましい具体例としてはポリカプロラクトンジオール
(数平均分子量1,000〜4,000)/IPDI/
ポリエチレングリコール(数平均分子量1,000〜
3,000)のプロピレンオキサイド(以下POと略)
とエチレンオキサイド(以下EOと略)(POとポリエ
チレングリコールを除いたEOの割合は、重量比で20
/80)ランダム共付加物(数平均分子量2,000〜
6,000)[1/1/1モル]反応物、ポリエチレン
アジペートジオール(数平均分子量1,000〜3,0
00)/IPDI/ポリエチレングリコール(数平均分
子量1,000〜3,000)[1/1/1モル]反応
物などが挙げられる。水溶性分散剤としてはセルロース
系水溶性樹脂(メチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース等)、ポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸塩(アルカリ金属塩等)、ポリエチレン
グリコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ドが挙げられ、これらの内、ポリビニルアルコールが好
ましい。
レタンの項で例示したNCO末端のポリウレタンが同様
に挙げられる。
熱脱水などの公知の方法で反応させたものであり、該ポ
リアミンとしては炭素数4〜15の脂環式ジアミン
[4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘ
キシルメタン、ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジ
アミンなど];炭素数2〜12の脂肪族ジアミン[1,
2−エチレンジアミン、1,6−ヘキサンジアミンな
ど];芳香環含有ジアミン[キシリレンジアミン、α,
α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジアミンな
ど]およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。該ケ
トン化合物としては炭素数3〜9の脂肪族または脂環式
ケトン化合物(アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノン等)が挙げられ
る。これらの内、好ましい組み合わせはイソホロンジア
ミン/アセトン、1,6−ヘキシレンジアミン/メチル
エチルケトンである。
る目的で、必要により反応停止剤を併用することが出来
る。該反応停止剤としては1価のアルコール(炭素数1
〜6、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、セ
ロソルブ)およびモノアミン[炭素数4〜12のアルキ
ルアミン(ジエチルアミン、モノ−n−ブチルアミン、
ジ−n−ブチルアミン等)、炭素数4〜12のアルカノ
ールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ンなど)など]およびこれらの2種以上の併用が挙げら
れる。これらの内、好ましいものはアルカノールアミン
であり、特に好ましいものはジエタノールアミンであ
る。ジエタノールアミンを反応停止剤として使用するこ
とで(b1)の分子末端が水酸基となり、(A)で詳述
したように(A)と(B)とが反応性を持つことで極め
て高い密着性を有することが出来る。
基と、イソシアネート基と反応する水酸基、アミノ基等
の官能基との当量比は、塗膜の外観安定性と耐水性の観
点から、通常(1:0.8)〜(1:2)、好ましくは
(1:0.9)〜(1:1.8)である。官能基の割合
は、塗膜の外観と耐候性の観点から、水酸基/アミノ基
(当量比)が通常0.2〜10、好ましくは0.7〜3
である。
保存安定性と塗膜外観の観点から、好ましくは1,00
0〜40,000であり、さらに好ましくは3,000
〜20,000である。
0%、好ましくは1〜40%、さらに好ましくは3〜2
5%含有させることができ、使用できる硬化剤として
は、例えばイソシアネート化合物および/またはそのブ
ロック化物[上記(a2)に挙げられたもの、およびこ
れらの変性体、たとえばイソシアヌレート、ビュレッ
ト、カルボジイミドなどの変性体、オキシム、ラクタ
ム、塩基性チッソ含有化合物などのブロック化ポリイソ
シアネートなど]が挙げられる。
〜30%、好ましくは0.1〜20%、さらに好ましく
は0.5〜10%含有させることができ、使用できる顔
料分散剤としては特に限定されず、(A)の項で例示し
たものが同様に挙げられる。
〜3%、好ましくは0.05〜1%、さらに好ましくは
0.1〜0.5%含有させることができ、使用できる反
応促進剤としては特に限定されず、(A)の項で例示し
たものが同様に挙げられる。
0%、好ましくは0.5〜40%、さらに好ましくは1
〜25%含有させることができ、使用できる着色料とし
ては特に限定されず、(A)の項で例示したものが同様
に挙げられる。
%、好ましくは0〜1%、さらに好ましくは0〜0.5
%含有させることができ、使用できる補強剤としては特
に限定されず、(A)の項で例示したものが同様に挙げ
られる。
30%、好ましくは0〜15%、さらに好ましくは0〜
10%含有させることができ、使用できる艶消し剤とし
ては特に限定されず、(A)の項で例示したものが同様
に挙げられる。
ては、(b)を作成する際に高分子量化前に添加してお
く方法、高分子量化させた後溶融下に添加する方法、
(b)を一旦溶剤に溶解し、均一状態下に添加剤を混合
した後溶剤を留去する方法、(b)を作成した後、添加
して含浸させる方法などが挙げられるが、好ましいのは
(b)作成後に成分の脱落等の少ない、高分子量化前に
添加しておく方法である。
あっても球状であっても良いが、塗膜の平滑性、均一性
の点で球状の方が好ましい。ここで球状というのは粒子
の体積平均で70%以上が、粒子の最短径/最長径の比
率が0.7〜1.0の範囲にあるものを指す。この範囲
であれば、塗膜外観が極めて良好となる。粒子を球形に
する方法としては特に限定されず、公知の方法が使用可
能である。例えば、得られた樹脂と顔料等の添加剤との
混合物を一旦粉砕し、個々の粉砕粒子が合着しない程度
に温調し、流動させて球形化する方法、得られた樹脂を
溶融状態で低温雰囲気化にスプレーして球状固化させる
方法、得られた樹脂の有機溶剤溶液を水中に分散し、溶
剤を減圧下留去する方法、分散重合により球形樹脂を得
る方法などが挙げられる。
子径は意匠性の観点から好ましくは10〜500μmで
あり、さらに好ましくは30〜350μmである。ま
た、ビーズの2次粒子含量は好ましくは10%以下であ
り、さらに好ましくは5%以下である。ここで言う2次
粒子とは、製造中得られた球状の1次粒子が互いに合着
し、不定形の凝集体になったものを示す。尚、ここでい
う数平均粒子径はコールターカウンター(COULTE
R ELECTRONICS INC社製COULTE
R COUNTER MODEL TAII)による測
定で得られたものを指す。
1種の熱軟化点は意匠性と防眩性の観点から好ましくは
120〜200℃であり、さらに好ましくは140〜1
80℃である。但し、(B)が2種以上の(b)から構
成される場合、上記よりも低い熱軟化点の樹脂を併用混
合して用いることができ、この場合は熱軟化点の低い
(120℃未満)樹脂と高い(120℃以上)樹脂が海
島状態を構成し、色の深み感、奥行き感がさらに強調さ
れ、意匠性の優れた塗膜を得ることができる。混合割合
(重量比)は意匠性の観点から、好ましくは高熱軟化点
樹脂/低熱軟化点樹脂=(60〜100)/(40〜
0)である。
料、顔料分散剤、硬化剤、反応促進剤、補強剤、艶消し
剤を含有させることができる。それぞれについては特に
制限はなく、種類、好ましい添加量については(A)お
よび(b)の項で例示したものと同様である。また、必
要であればバインダー樹脂を添加することもできる。バ
インダー樹脂としては通常のコーティング剤に使用され
るものであれば特に制限はなく、例えばアクリル樹脂
(メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/スチレ
ン3成分ランダム共重合体など)、ウレタン系脂(ポリ
カプロラクトンポリオール/MDI重付加物など)が挙
げられる。この場合、本発明の効果の一つである塗装体
表面のソフト感の観点からウレタン樹脂が好ましい。
の層を塗装するものであるが、必要により(B)の層の
上にさらにコーティング剤(C)の層を有していてもよ
い。(C)を塗装することで塗膜の強度、安定性を高め
ることが出来る上に、意匠性に於いても奥行き感、深み
感などの特殊な効果を与えることが出来る。
なく、市販の塗料(例えばニトロセルロース系、ウレタ
ン系、アクリル系)を使用することができる。好ましく
は得られた塗膜表面の耐摩耗性のよい1液または2液ウ
レタン系塗料であり、更に好ましくは比較的低温で硬化
が容易な2液型ウレタン塗料である。また、(C)は必
要により希釈溶剤(例えば樹脂分濃度15〜40重量
%)、硬化剤、着色料、顔料分散剤、反応促進剤、補強
剤、艶消し剤などを添加することが出来る。それぞれに
ついては特に限定はなく、種類、好ましい添加量につい
ては(A)および(B)の項で例示したものと同様であ
る。但し、(C)は意匠性の観点からクリアであるもの
が好ましい。
方法は特に制限はないが、一般的な液体塗料の塗装方
法、たとえば刷毛塗り、スプレー、静電スプレー法が挙
げられる。好ましくは均一塗装可能な静電スプレー法で
ある。
限はないが、一般的な粉体状の塗料の塗装方法と同様、
たとえば流動浸漬法、コロナ帯電法、摩擦帯電法などの
静電塗装法の他、(A)が粘着質の場合は単純なエアス
プレーでもかまわない。目的の意匠により最適な塗装方
法は異なるが、均一な面を表現したいのであれば静電塗
装法、立体効果を表現する場合や、狭い範囲のみ塗装す
る場合は傾斜などが付けやすいエアスプレー法が好まし
い。
たのち、(B)を塗装し、さらに必要に応じて(C)を
コーティングし、固着させる方法であるが、固着温度は
自動車部材の外観と固着効率の観点から0〜110℃で
行うのが好ましく、さらに好ましくは60〜90℃であ
る。
には特に制限はないが、外観と密着性の観点から好まし
くは1〜100μm、さらに好ましくは2〜50μmで
ある。
には特に制限はないが、立体的な意匠性の観点から好ま
しくは10〜1000μm、さらに好ましくは15〜2
00μmである。
には特に制限はないが、立体的な意匠の観点から好まし
くは6〜200μm、さらに好ましくは15〜70μm
である。
はインパネ、メータークラスタ、コンソール、ステアリ
ングホイール、ドアトリム、アームレスト、アシストグ
リップ、バンパー、バンパーモール、サイドモール、ド
アプロテクタ、リアガーニッシュ、ホイールキャップな
どが挙げられる。
発明はこれに限定されるものではない。以下、部は重量
部を示す。
無水マレイン酸30部、キシレン700部を還流管付き
フラスコに仕込み、窒素置換後150℃に昇温する。均
一に溶解後ジクミルパーオキサイド16.5部を3時間
かけて添加し、さらに4時間反応を続けた後、180℃
減圧下にキシレン、未反応の無水マレイン酸を留去した
後、冷却し、無水マレイン酸付加プロピレン重合体を得
た。次に、本重合体200部、四塩化炭素800部を還
流管付きの装置に仕込み65〜70℃に加熱して均一に
溶解後、35部/時間の速度で塩素ガスを4時間導入し
た。160℃減圧下に残存塩素、四塩化炭素を留去し、
無色透明の樹脂(a1−1)を得た。
0部を投入し、230℃に加熱し生成する水を留去しな
がら3時間反応を進めた。その後0.2部のジブチルチ
ンオキサイドを添加し、酸価が0.5以下になるまで反
応を続けた。100℃まで冷却した後、1,000部の
トルエンを添加し、さらに40℃まで冷却した。ここ
に、90部のイソホロンジイソシアネート(IPDI)
を添加し、トルエン還流下に120℃で5時間反応を行
った後、室温まで冷却しトルエンにて固形分25%に調
整し無色透明の樹脂(a2−1)を得た。
0部を投入し、230℃に加熱し生成する水を留去しな
がら3時間反応を進めた。その後0.2部のジブチルチ
ンオキサイドを添加し、酸価が0.5以下になるまで反
応を続けた。100℃まで冷却した後、1,000部の
トルエンを添加し、さらに40℃まで冷却した。ここ
に、30部のIPDIを添加し、トルエン還流下に12
0℃で5時間反応を行った後、室温まで冷却しトルエン
にて固形分25%に調整し無色透明の樹脂(a2−2)
を得た。
COLOR WORKS社製Pigment Red
GF−608(アゾ顔料)〕2部をペイントコンデシ
ョナーにて20分間攪拌均一化し、赤色透明の樹脂(a
2−3)を得た。
ト(「サンエスター5620」、三洋化成工業製)65
4部、IPDI146部を投入し、110℃で10時間
反応を行った。冷却の後、酢酸エチル80部を投入し、
均一になるまで40℃にて混合し、イソシアネート基末
端ウレタンプレポリマー(b2−1)を得た。
ン50部を50℃で5時間反応を行った後、5部のジエ
タノールアミンを加えて均一化を行い、ケチミン化合物
(b3−1)を得た。
リコール93部、テレフタル酸355部を投入し、23
0℃に加熱し生成する水を留去しながら3時間反応を進
めた。その後0.2部のジブチルチンオキサイドを添加
し、酸価が0.5以下になるまで反応を続けた。100
℃まで冷却した後、1,000部のトルエンを添加し、
さらに40℃まで冷却した。ここに、60部のIPDI
を添加し、トルエン還流下に120℃で5時間反応を行
った後、室温まで冷却し、27部のジエタノールアミン
を添加し60℃で5時間反応を行った後、トルエンを減
圧下に留去し、両末端に水酸基を持ちウレタンおよびウ
レア結合を有するポリエステル系樹脂を得た。得られた
樹脂400部、酢酸エチル442部を混合し、あらかじ
め作成したポリビニルアルコール0.5%水溶液200
0部に滴下しながら分散した。その後40℃にて酢酸エ
チルを留去し、得られた球状樹脂を濾紙濾過にて水中よ
り取り出し、40℃の循風乾燥機にて乾燥した。本球状
体を音波式分級機により分級し、数平均粒子径100〜
300μm、熱軟化点155℃の無色透明のポリウレタ
ン系ビーズ状塗料(B−1)を得た。
0部を投入し、230℃に加熱し生成する水を留去しな
がら3時間反応を進めた。その後0.2部のジブチルチ
ンオキサイドを添加し、酸価が0.5以下になるまで反
応を続けた。100℃まで冷却した後、1,000部の
トルエンを添加し、さらに40℃まで冷却した。ここ
に、142部のIPDIを添加し、トルエン還流下に1
20℃で5時間反応を行った後、室温まで冷却し、45
部のジエタノールアミンを添加し60℃で5時間反応を
行った後、トルエンを減圧下に留去し、両末端に水酸基
を持ちウレタンおよびウレア結合を有するポリエステル
系樹脂を得た。得られた樹脂400部、ベンジジンイエ
ロー12部、酢酸エチル442部を混合し、あらかじめ
作成したポリビニルアルコール0.5%水溶液2000
部に滴下しながら分散した。その後40℃にて酢酸エチ
ルを留去し、得られた樹脂を濾紙濾過にて水中より取り
出し、40℃の順風乾燥機にて乾燥した。本球状体を音
波式分級機により分級し、数平均粒子径100〜300
μm、熱軟化点165℃の黄色透明のポリウレタン系ビ
ーズ状塗料(B−2)を得た。
2,000)248部およびポリエーテルジオール(数
平均分子量4,000、EO含量90重量%、PO含量
10重量%ランダム共重合体)496部、IPDI5
5.3部、ジブチルチンジラウレート0.06部を仕込
み、80℃にて5時間反応を行い、分散剤を得た。別の
反応器にウレタンプレポリマーb2、280部、ケチミ
ン化合物b3、30部を混合し、予め水で1%に希釈し
た上記分散剤の水溶液250部を加え、ウルトラディス
パーザー[ヤマト科学(株)製]を使用して9000r
pmで1分間混合した。その後、撹拌棒にて撹拌しなが
ら50℃で6時間反応を行い、分散体を得た。次いでこ
の分散体を濾別、50℃で1時間乾燥を行った。本乾燥
品100部に対しここにベンジジンイエローとジイソデ
シルフタレートの混合物(重量比2:15)17部を添
加し、ヘンシェルミキサー[三井鉱山(株)製]にて2
5℃、300rpm、10分間混合し、数平均粒子径1
00〜300μm熱軟化点160℃の黄色透明のポリウ
レタン系ビーズ状塗料(B−3)を得た。
10)160部、トルエン226部、メチルイソブチル
ケトン75部、ジブチルチンジラウレート0.06部を
混合し、均一化した後、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HDI)トリマー(武田バーディッシュ社製デュラ
ネートTPA−100)2.2部を添加し混合し、固形
分濃度35%の無色透明のコーティング剤(C−1)を
得た。
10)160部、トルエン281部、メチルイソブチル
ケトン93部、タルク(白石工業社製5000PJ)4
0部、ジブチルチンジラウレート0.06部を混合し、
均一化した後、HDIトリマー(武田バーディッシュ社
製商品名デュラネートTPA−100)2.2部を添加
し混合し、固形分濃度35%の無色半透明のコーティン
グ剤(C−2)を得た。
10)160部、トルエン226部、メチルイソブチル
ケトン75部、赤色顔料(SANYO COLOR W
ORKS社製Pigment Red GF−608)
0.1部、ジブチルチンジラウレート0.06部を混合
し、均一化した後、HDIトリマー(武田バーディッシ
ュ社製商品名デュラネートTPA−100)2.2部を
添加し混合し、固形分濃度35%の僅かに赤みのある透
明なコーティング剤(C−3)を得た。
−3)を重量比70:30で配合し、黒色ポリプロピレ
ン板上に乾燥膜厚5μmになるようにキャストした。室
温にて5分間放置した後、表1の(B)をエアスプレー
にて吹き付けた。さらに、(C)をエアスプレーガンを
用いて吹き付け、80℃で20分間保持して定着させ、
実施例1〜7、比較例1〜3を得た。表2に塗膜評価結
果を示す。
100個出来るように基板に達するようカッターを用い
て傷を付ける。その表面にセロハンテープを貼り付け
て、急激に剥がした後に残存する升目の個数を調べた。
残存する升目の個数が多いほど密着性が良好なことを示
す。 2)意匠性の評価 試験板を十分に明るい部屋にて観測し、塗面の外観を目
視判定した。 ○:塗膜の色彩が鮮やかで、奥行き感があり、高級感が
ある。 △:塗膜の色彩に奥行き感がなく、安っぽい。 ×:塗膜の色彩にムラがある。
ったオレフィン系樹脂基材の上に塗装することができ、
汚れ付着性を悪化させることなく、ABSや変性PPの
表面にソフト感を付与する自動車部材塗装物;防眩性を
付与する自動車部材塗装物;耐擦り傷性を付与する自動
車部材塗装物;今までにない、質感、意匠性を付与する
自動車部材塗装物を提供できるという効果を奏する。
よび下塗り塗料もしくは下塗り塗料を通して見える基板
の色と異なるビーズ状樹脂塗料(B)の層を有する、本
発明の自動車部材塗装物の一例を示す断面図である。
下塗り塗料もしくは下塗り塗料を通して見える基板の色
と異なるビーズ状樹脂塗料(B)の層およびコーティン
グ剤(C)の層を有する、本発明の自動車部材塗装物の
一例を示す断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】自動車部材基板層と、その上に形成された
下塗り塗料(A)の層と、(A)の層の少なくとも一部
に下塗り塗料もしくは下塗り塗料を通して見える基板と
異なる色のビーズ状樹脂塗料(B)の層を有する自動車
部材塗装物。 - 【請求項2】(A)が自動車部材との密着性が良好な材
料(a1)と、(B)との密着性が良好な材料(a2)
からなる請求項1記載の塗装物。 - 【請求項3】(B)が1種以上のビーズ状樹脂(b)か
らなり、熱軟化点120〜200℃のビーズ状樹脂を必
須とする請求項1または2記載の塗装物。 - 【請求項4】(b)のビーズの数平均粒子径が10〜5
00μmである請求項1〜3いずれか記載の塗装物。 - 【請求項5】(b)がビーズ状ポリウレタン(b1)で
ある請求項1〜4いずれか記載の塗装物。 - 【請求項6】(b1)が分散剤を含有する水中に分散さ
れたイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(b
2)とケチミン化合物(b3)から形成されたビーズ状
ポリウレタンである請求項5記載の塗装物。 - 【請求項7】(A)および(B)が、0〜110℃の条
件下に於いて互いに反応性を持つ反応性官能基を有する
請求項1〜6いずれか記載の塗装物。 - 【請求項8】(A)の反応性官能基がイソシアネート基
であり、(B)の反応性官能基が水酸基および/または
アミノ基である請求項7記載の塗装物。 - 【請求項9】(B)の層の上にさらにコーティング剤
(C)の層を有する請求項1〜8いずれか記載の塗装
物。 - 【請求項10】自動車部材がインパネ、メータークラス
タ、コンソール、ステアリングホイール、ドアトリム、
アームレスト、アシストグリップ、バンパー、バンパー
モール、サイドモール、ドアプロテクタ、リアガーニッ
シュおよびホイールキャップから選ばれる請求項1〜9
いずれか記載の塗装物。 - 【請求項11】自動車部材に下塗り塗料(A)を塗装
し、次いで該塗装表面の少なくとも一部に下塗り塗料も
しくは下塗り塗料を通して見える基板と異なる色のビー
ズ状樹脂塗料(B)を塗装し、その後0〜110℃にて
固着させることを特徴とする請求項1〜10いずれか記
載の自動車部材塗装物の塗装方法。
Priority Applications (1)
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JP2000034851A JP2000296362A (ja) | 1999-02-12 | 2000-02-14 | 塗装物および塗装方法 |
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JP11-33960 | 1999-02-12 | ||
JP3396099 | 1999-02-12 | ||
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